JPH11211272A - 吸収式冷凍装置の低温再生器 - Google Patents
吸収式冷凍装置の低温再生器Info
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- JPH11211272A JPH11211272A JP1231498A JP1231498A JPH11211272A JP H11211272 A JPH11211272 A JP H11211272A JP 1231498 A JP1231498 A JP 1231498A JP 1231498 A JP1231498 A JP 1231498A JP H11211272 A JPH11211272 A JP H11211272A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低温再生器からの各配管長を短かくし、圧損
や放熱ロスを低減し、性能を向上させる。 【解決手段】 伝熱管にヘアピン管構造のものを採用
し、器体内底部または器体側部に濃溶液排出通路を設
け、伝熱管管板にほとんど全ての配管出入口を取り付け
ることにより、配管を器体の片側面に集中させた。その
結果、可及的に各配管の配管長が短かくなり、圧損や放
熱量が小さくなり、性能の低下を防ぐことができる。ま
た、過熱濃溶液からの発生蒸気巻き込みにより、系が不
安定になる問題も、濃溶液排出通路の長さを長く、かつ
広く形成できるため、この通路を流れている間に濃溶液
は過熱状態を解消できるようになるので、特別な過熱解
消構造を必要とせずに、系が安定し、濃縮効率がアップ
する。
や放熱ロスを低減し、性能を向上させる。 【解決手段】 伝熱管にヘアピン管構造のものを採用
し、器体内底部または器体側部に濃溶液排出通路を設
け、伝熱管管板にほとんど全ての配管出入口を取り付け
ることにより、配管を器体の片側面に集中させた。その
結果、可及的に各配管の配管長が短かくなり、圧損や放
熱量が小さくなり、性能の低下を防ぐことができる。ま
た、過熱濃溶液からの発生蒸気巻き込みにより、系が不
安定になる問題も、濃溶液排出通路の長さを長く、かつ
広く形成できるため、この通路を流れている間に濃溶液
は過熱状態を解消できるようになるので、特別な過熱解
消構造を必要とせずに、系が安定し、濃縮効率がアップ
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、吸収式冷凍装置
の低温再生器に関するものである。
の低温再生器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば冷媒として水、吸収液
として臭化リチウム等を使用した吸収式冷凍装置では、
冷房時においては、気液分離器で分離された高圧の冷媒
蒸気と臭化リチウム中間濃溶液とを熱交換させることに
より、冷媒蒸気を凝縮させるとともに臭化リチウム中間
濃溶液中に含まれる残余水分を蒸発させて、さらに高濃
度の臭化リチウム濃溶液を取り出すようになっている。
として臭化リチウム等を使用した吸収式冷凍装置では、
冷房時においては、気液分離器で分離された高圧の冷媒
蒸気と臭化リチウム中間濃溶液とを熱交換させることに
より、冷媒蒸気を凝縮させるとともに臭化リチウム中間
濃溶液中に含まれる残余水分を蒸発させて、さらに高濃
度の臭化リチウム濃溶液を取り出すようになっている。
【0003】そして、この低温再生器は、従来の場合、
例えば図8および図9に示されるように、一般に満液式
のシェルアンドチューブ型のものが採用されており、そ
の低温再生室における伝熱管は直管構造となっていた
(公知文献として、例えば特開平4−93565号公報
参照)。
例えば図8および図9に示されるように、一般に満液式
のシェルアンドチューブ型のものが採用されており、そ
の低温再生室における伝熱管は直管構造となっていた
(公知文献として、例えば特開平4−93565号公報
参照)。
【0004】すなわち、図中符号1はシェルアンドチュ
ーブ型の器体であり、該器体1の一端側には気液分離器
からの高圧の冷媒蒸気が蒸気導入口2aを介して導入さ
れる蒸気ヘッダ室2が、また他端側には下部に凝縮水取
出口3aを備えた凝縮水レシーバ室3が設けられ、それ
らの中間に位置して左右方向に長い低温再生室4が形成
されている。
ーブ型の器体であり、該器体1の一端側には気液分離器
からの高圧の冷媒蒸気が蒸気導入口2aを介して導入さ
れる蒸気ヘッダ室2が、また他端側には下部に凝縮水取
出口3aを備えた凝縮水レシーバ室3が設けられ、それ
らの中間に位置して左右方向に長い低温再生室4が形成
されている。
【0005】この低温再生室4と上記蒸気ヘッダ室2お
よび凝縮水レシーバ室3は、それぞれ伝熱管支持用の前
後一対の管板10a,10bを介して仕切られており、
低温再生室4内には、それら管板10a,10b間に亘
って複数本のストレートな伝熱管4a,4a・・・が所
定の間隔を保って嵌挿支持されている。そして、同低温
再生室4の上部には上記気液分離器からの中間濃溶液導
入口5と低圧冷媒蒸気導出口6が各々形成されている。
よび凝縮水レシーバ室3は、それぞれ伝熱管支持用の前
後一対の管板10a,10bを介して仕切られており、
低温再生室4内には、それら管板10a,10b間に亘
って複数本のストレートな伝熱管4a,4a・・・が所
定の間隔を保って嵌挿支持されている。そして、同低温
再生室4の上部には上記気液分離器からの中間濃溶液導
入口5と低圧冷媒蒸気導出口6が各々形成されている。
【0006】また、同低温再生室4の側部(器体側部)
には、オーバフローせき9を介して低温再生後の濃溶液
が取り出される濃溶液レシーバ(濃溶液排出ボックス)
7が設けられている。該濃溶液レシーバ7内の濃溶液レ
シーバ室8の底部には濃溶液取出口8aが設けられてい
る。
には、オーバフローせき9を介して低温再生後の濃溶液
が取り出される濃溶液レシーバ(濃溶液排出ボックス)
7が設けられている。該濃溶液レシーバ7内の濃溶液レ
シーバ室8の底部には濃溶液取出口8aが設けられてい
る。
【0007】このように構成された従来の低温再生器に
おいては、例えば冷房時において、図示しない気液分離
器の気液分離室側から上記蒸気ヘッダ室2内に供給され
た後、上記各伝熱管4a,4a・・・内に均一に流され
る水蒸気aと他方気液分離室側から上記低温再生室4内
に供給され、上記伝熱管4a,4a・・・の外周囲に滞
留される中間濃溶液bとを相互に熱交換させることによ
り、上記伝熱管4a,4a・・・内の水蒸気aを凝縮さ
せるとともに低温再生室4内の中間濃溶液b中に含まれ
る残余水分を蒸発させて、さらに高濃度の臭化リチウム
溶液を吸収液cとして取り出し、上記のように濃溶液レ
シーバ7の濃溶液レシーバ室8を介して底部の濃溶液取
出口8aから取出して図示しない吸収器に供給する。
おいては、例えば冷房時において、図示しない気液分離
器の気液分離室側から上記蒸気ヘッダ室2内に供給され
た後、上記各伝熱管4a,4a・・・内に均一に流され
る水蒸気aと他方気液分離室側から上記低温再生室4内
に供給され、上記伝熱管4a,4a・・・の外周囲に滞
留される中間濃溶液bとを相互に熱交換させることによ
り、上記伝熱管4a,4a・・・内の水蒸気aを凝縮さ
せるとともに低温再生室4内の中間濃溶液b中に含まれ
る残余水分を蒸発させて、さらに高濃度の臭化リチウム
溶液を吸収液cとして取り出し、上記のように濃溶液レ
シーバ7の濃溶液レシーバ室8を介して底部の濃溶液取
出口8aから取出して図示しない吸収器に供給する。
【0008】また、上記のようにして低温再生室4内の
中間濃溶液bから蒸発された低圧の水蒸気dは、低圧冷
媒蒸気導出口6から取出されて図示しない凝縮器に送ら
れて凝縮液化されて凝縮水となり、図示しない冷媒タン
クに溜められる。
中間濃溶液bから蒸発された低圧の水蒸気dは、低圧冷
媒蒸気導出口6から取出されて図示しない凝縮器に送ら
れて凝縮液化されて凝縮水となり、図示しない冷媒タン
クに溜められる。
【0009】また、上記低温再生室4側の伝熱管4a,
4a・・・内において凝縮液化された凝縮水eも上記凝
縮水レシーバ室3の凝縮水取出口3aから取出されて上
記冷媒タンクに溜められる。
4a・・・内において凝縮液化された凝縮水eも上記凝
縮水レシーバ室3の凝縮水取出口3aから取出されて上
記冷媒タンクに溜められる。
【0010】ところで、以上のような低温再生器が組み
込まれる従来の空冷吸収式冷凍装置は、例えば図10お
よび図11に示すように、略立方体形状の装置本体(本
体ハウジング)50の中央部に大径のプロペラファン5
1を設けるとともに、その3方側壁面に各々空気吸込口
50a,50a,50aを形成し、それらの内側に空冷
吸収器52,52、空冷凝縮器53を配設する一方、上
記空冷吸収器52,52の上部に蒸発器54,54を、
空冷凝縮器53の上部に低温再生器55を各々設置して
構成されていた。
込まれる従来の空冷吸収式冷凍装置は、例えば図10お
よび図11に示すように、略立方体形状の装置本体(本
体ハウジング)50の中央部に大径のプロペラファン5
1を設けるとともに、その3方側壁面に各々空気吸込口
50a,50a,50aを形成し、それらの内側に空冷
吸収器52,52、空冷凝縮器53を配設する一方、上
記空冷吸収器52,52の上部に蒸発器54,54を、
空冷凝縮器53の上部に低温再生器55を各々設置して
構成されていた。
【0011】そして、上記プロペラファン51により上
記各空気吸込口50a,50a,50aから吸込んだ空
気を空冷吸収器52,52および空冷凝縮器53に通し
て装置本体50上方側の空気吹出口56から上方に略9
0度向きを変えて吹き出すようになっていた(例えば類
似の公知例として特開平1−225868号公報参
照)。
記各空気吸込口50a,50a,50aから吸込んだ空
気を空冷吸収器52,52および空冷凝縮器53に通し
て装置本体50上方側の空気吹出口56から上方に略9
0度向きを変えて吹き出すようになっていた(例えば類
似の公知例として特開平1−225868号公報参
照)。
【0012】なお、図中において、符号57は冷媒ポン
プ、58は溶液ポンプ、59は高温再生器、60はガス
バーナ等の加熱源、61は気液分離器、62はレシーバ
タンク、63,64は電装品ボックスである。
プ、58は溶液ポンプ、59は高温再生器、60はガス
バーナ等の加熱源、61は気液分離器、62はレシーバ
タンク、63,64は電装品ボックスである。
【0013】ところが、このような従来の横吸込み、上
吹出し型の構成の場合、次のような問題があった。
吹出し型の構成の場合、次のような問題があった。
【0014】(1) 装置本体50の3方面に空気吸込
面が形成されていることから、該3方面方向外方にそれ
ぞれ所定幅の空気吸込空間を必要とすることになり、装
置本体50自体の占有面積に加え、メンテナンスサービ
ス時の作業スペースを含めた4面方向の広い設置スペー
スが必要となる。
面が形成されていることから、該3方面方向外方にそれ
ぞれ所定幅の空気吸込空間を必要とすることになり、装
置本体50自体の占有面積に加え、メンテナンスサービ
ス時の作業スペースを含めた4面方向の広い設置スペー
スが必要となる。
【0015】(2) 空気吸込口50a,50a,50
aから空気吹出口56に到る空気流が水平方向から垂直
方向に直交するので、特に図11中に仮想線で示す領域
を通る空気流の流速分布が不均一になって、通風抵抗が
増大し、空冷吸収器52,52および空冷凝縮器53各
々の熱交換性能が低下するとともに、騒音発生の原因と
なる。
aから空気吹出口56に到る空気流が水平方向から垂直
方向に直交するので、特に図11中に仮想線で示す領域
を通る空気流の流速分布が不均一になって、通風抵抗が
増大し、空冷吸収器52,52および空冷凝縮器53各
々の熱交換性能が低下するとともに、騒音発生の原因と
なる。
【0016】そこで、このような問題を解決するため
に、最近では例えば図12に示すように、空気吸込口5
0aを装置本体50の背面側縦壁部50b側に形成する
一方、該空気吸込口50aと対向する前面側縦壁部50
c側に第1,第2のファン67,68を有する第1,第
2の空気吹出口71,72を斜め上方に向けて形成し、
それらの間に空冷吸収器52および空冷凝縮器53を直
交させて配設することが考えられている。
に、最近では例えば図12に示すように、空気吸込口5
0aを装置本体50の背面側縦壁部50b側に形成する
一方、該空気吸込口50aと対向する前面側縦壁部50
c側に第1,第2のファン67,68を有する第1,第
2の空気吹出口71,72を斜め上方に向けて形成し、
それらの間に空冷吸収器52および空冷凝縮器53を直
交させて配設することが考えられている。
【0017】なお、図中において、符号55は低温再生
器、57は冷媒ポンプ、58は溶液ポンプ、59は高温
再生器、60はガスバーナ等の加熱源、61は気液分離
器、73は低温熱交換器、74は高温熱交換器、75は
冷媒タンク、76aは凝縮器上部ヘッダ、76bは同下
部ヘッダ、77は吸収器下部ヘッダである。
器、57は冷媒ポンプ、58は溶液ポンプ、59は高温
再生器、60はガスバーナ等の加熱源、61は気液分離
器、73は低温熱交換器、74は高温熱交換器、75は
冷媒タンク、76aは凝縮器上部ヘッダ、76bは同下
部ヘッダ、77は吸収器下部ヘッダである。
【0018】このようにすると、装置本体50の高さを
低くすることができるとともに送風通路が空気吸込口5
0aから第1,第2の空気吹出口71,72まで直交す
ることなくスムーズに連続する形状となり、図10およ
び図11のものに比べると、通風抵抗が減少して空冷吸
収器52および空冷凝縮器53各熱交部の空気流速分布
が均一化されて熱交性能が向上し、騒音も低減されるよ
うになる。そして、同図10、図11のもののように装
置本体の方向の異なる3方面に空気吸込口を設けなけれ
ばならない構成に比べて、より装置本体を小型コンパク
トに形成することができるようになるとともに、単一の
空気吸込口面に対応した空気吸込スペースとメンテナン
スサービスに必要な作業スペースとの比較的小さな設置
スペースで足りるようになり、装置本体の設置スペース
を縮小することができる。
低くすることができるとともに送風通路が空気吸込口5
0aから第1,第2の空気吹出口71,72まで直交す
ることなくスムーズに連続する形状となり、図10およ
び図11のものに比べると、通風抵抗が減少して空冷吸
収器52および空冷凝縮器53各熱交部の空気流速分布
が均一化されて熱交性能が向上し、騒音も低減されるよ
うになる。そして、同図10、図11のもののように装
置本体の方向の異なる3方面に空気吸込口を設けなけれ
ばならない構成に比べて、より装置本体を小型コンパク
トに形成することができるようになるとともに、単一の
空気吸込口面に対応した空気吸込スペースとメンテナン
スサービスに必要な作業スペースとの比較的小さな設置
スペースで足りるようになり、装置本体の設置スペース
を縮小することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
な吸収式冷凍装置を構成した場合、装置本体50のコン
パクト化を図りながらも十分なヘッド高さが必要であ
り、かつ可能な限り広い送風通路面積を確保するという
レイアウト上の見地から、低温再生器55が図示のよう
に本体50上部の気液分離器61に隣接した位置に来る
ことになり、しかも溶液ポンプ58、高温再生器59、
冷媒ポンプ57、冷媒タンク75、凝縮器53の上下ヘ
ッダ76a,76b等が装置本体50および低温再生器
55の一端側(図示手前側)に集めて設けられるが、従
来の低温再生器では、前述のようにシェルアンドチュー
ブ型の器体構造において、直管式の伝熱管4a,4a・
・・を前後一対の管板10a,10b間に嵌挿支持して
低温再生室を構成し、一端側から他端側に向かって溶液
や蒸気が流れるようにしていたために、次のような問題
があった。
な吸収式冷凍装置を構成した場合、装置本体50のコン
パクト化を図りながらも十分なヘッド高さが必要であ
り、かつ可能な限り広い送風通路面積を確保するという
レイアウト上の見地から、低温再生器55が図示のよう
に本体50上部の気液分離器61に隣接した位置に来る
ことになり、しかも溶液ポンプ58、高温再生器59、
冷媒ポンプ57、冷媒タンク75、凝縮器53の上下ヘ
ッダ76a,76b等が装置本体50および低温再生器
55の一端側(図示手前側)に集めて設けられるが、従
来の低温再生器では、前述のようにシェルアンドチュー
ブ型の器体構造において、直管式の伝熱管4a,4a・
・・を前後一対の管板10a,10b間に嵌挿支持して
低温再生室を構成し、一端側から他端側に向かって溶液
や蒸気が流れるようにしていたために、次のような問題
があった。
【0020】すなわち、上述のような一面吸込み熱交配
置にした場合、その配管は上記高温再生器59や冷媒タ
ンク75、凝縮器上下ヘッダ76a,76b等が配置さ
れている部分に集中するが、従来の満液式のシェルアン
ドチューブ型の低温再生器では、前述のように高圧蒸気
導入口2a、凝縮水取出口3a、中間濃溶液導入口5、
低圧蒸気取出口6、濃溶液取出口8a等の配管出入口が
器体1の各所に散らばっているために、低温再生器55
から各熱交等への配管が長くなって圧損がついたり、空
冷熱交部を横切るために無駄な放熱が起こり、性能を低
下させる。また、配管や器体との接合のコストもアップ
する。
置にした場合、その配管は上記高温再生器59や冷媒タ
ンク75、凝縮器上下ヘッダ76a,76b等が配置さ
れている部分に集中するが、従来の満液式のシェルアン
ドチューブ型の低温再生器では、前述のように高圧蒸気
導入口2a、凝縮水取出口3a、中間濃溶液導入口5、
低圧蒸気取出口6、濃溶液取出口8a等の配管出入口が
器体1の各所に散らばっているために、低温再生器55
から各熱交等への配管が長くなって圧損がついたり、空
冷熱交部を横切るために無駄な放熱が起こり、性能を低
下させる。また、配管や器体との接合のコストもアップ
する。
【0021】
【課題を解決するための手段】本願発明は、このような
問題を解決することを目的としてなされたもので、該目
的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて
構成されている。
問題を解決することを目的としてなされたもので、該目
的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて
構成されている。
【0022】すなわち、先ず本願請求項1の発明は、シ
ェルアンドチューブ構造の器体1の一端側管板部30に
高圧蒸気導入口2a、凝縮水取出口3a、中間濃溶液導
入口5、低圧蒸気取出口6を、同器体1の他端側に濃溶
液レシーバ室8を設けるとともに、それらの中間に低温
再生室4を形成し、該低温再生室4内に上記高圧蒸気導
入口2aと凝縮水取出口3aとを結ぶヘアピン構造の伝
熱管40a,40a・・・を設け、該低温再生室4と上
記濃溶液レシーバ室8とをオーバフローせき9を介して
相互に連通せしめる一方、上記濃溶液レシーバ室8から
の濃溶液の取出口8aを上記器体1の管板30側に設け
て構成されている。
ェルアンドチューブ構造の器体1の一端側管板部30に
高圧蒸気導入口2a、凝縮水取出口3a、中間濃溶液導
入口5、低圧蒸気取出口6を、同器体1の他端側に濃溶
液レシーバ室8を設けるとともに、それらの中間に低温
再生室4を形成し、該低温再生室4内に上記高圧蒸気導
入口2aと凝縮水取出口3aとを結ぶヘアピン構造の伝
熱管40a,40a・・・を設け、該低温再生室4と上
記濃溶液レシーバ室8とをオーバフローせき9を介して
相互に連通せしめる一方、上記濃溶液レシーバ室8から
の濃溶液の取出口8aを上記器体1の管板30側に設け
て構成されている。
【0023】該構成では、先ず伝熱管40a,40a・
・・の高圧蒸気導入口2aおよび凝縮水取出口3aをそ
れぞれ器体1一端側の管板30に形成する一方、伝熱管
40a,40a・・・をヘアピン構造として、それらに
連通させて固定支持するようにしているので、器体一端
側の管板30部のみで伝熱管40a,40a・・・を支
持することができるとともに高圧蒸気導入口2aおよび
凝縮水取出口3aが同管板30部に設けられるから、そ
れらに対応した配管も同管板30部に位置させ得るよう
になり、かつ他端側の空きスペースを利用してオーバフ
ローせき9を介した濃溶液レシーバ室8を任意に設ける
ことができるようになる。
・・の高圧蒸気導入口2aおよび凝縮水取出口3aをそ
れぞれ器体1一端側の管板30に形成する一方、伝熱管
40a,40a・・・をヘアピン構造として、それらに
連通させて固定支持するようにしているので、器体一端
側の管板30部のみで伝熱管40a,40a・・・を支
持することができるとともに高圧蒸気導入口2aおよび
凝縮水取出口3aが同管板30部に設けられるから、そ
れらに対応した配管も同管板30部に位置させ得るよう
になり、かつ他端側の空きスペースを利用してオーバフ
ローせき9を介した濃溶液レシーバ室8を任意に設ける
ことができるようになる。
【0024】したがって、伝熱管40a,40a・・・
の高圧冷媒蒸気、凝縮水入出口の接合部が片側一端の管
板面だけで共通に行えるようになることから、その配管
長も短かくでき、接合作業も容易で、低コストになる。
の高圧冷媒蒸気、凝縮水入出口の接合部が片側一端の管
板面だけで共通に行えるようになることから、その配管
長も短かくでき、接合作業も容易で、低コストになる。
【0025】さらに、それに加えて中間濃溶液導入口5
および低圧蒸気取出口6も上記一端側管板30部分に形
成されている一方、濃溶液取出口8aも器体1の管板3
0側に寄せて形成されている。したがって、当該低温再
生器の配管接続部の略全てが管板30付近に集中するよ
うになり、前述のような一面吸込方式の吸収式冷凍装置
を構成したような場合にも各配管の長さが短かくなり、
圧損や放熱量が小さくなるので、性能の低下を防ぐこと
ができる。また、出口側過熱濃溶液の発生蒸気の巻き込
みにより、系が不安定になる問題についても、濃溶液排
出通路4aを長く、かつ広く形成することが可能なた
め、この濃溶液排出通路を流れている間に濃溶液は過熱
状態を解消することができるようになるので、特別な過
熱解消構造を必要とせずに、系が安定し、濃縮効率もア
ップする。
および低圧蒸気取出口6も上記一端側管板30部分に形
成されている一方、濃溶液取出口8aも器体1の管板3
0側に寄せて形成されている。したがって、当該低温再
生器の配管接続部の略全てが管板30付近に集中するよ
うになり、前述のような一面吸込方式の吸収式冷凍装置
を構成したような場合にも各配管の長さが短かくなり、
圧損や放熱量が小さくなるので、性能の低下を防ぐこと
ができる。また、出口側過熱濃溶液の発生蒸気の巻き込
みにより、系が不安定になる問題についても、濃溶液排
出通路4aを長く、かつ広く形成することが可能なた
め、この濃溶液排出通路を流れている間に濃溶液は過熱
状態を解消することができるようになるので、特別な過
熱解消構造を必要とせずに、系が安定し、濃縮効率もア
ップする。
【0026】また、本願請求項2の発明は、上記請求項
1の発明における低温再生室4が、器体内空間を上下方
向2つの空間部に分割する仕切板19を介した上方側空
間部に形成されている一方、下方側空間部が濃溶液レシ
ーバ室8から濃溶液取出口8aへの濃溶液排出通路4a
となっている。
1の発明における低温再生室4が、器体内空間を上下方
向2つの空間部に分割する仕切板19を介した上方側空
間部に形成されている一方、下方側空間部が濃溶液レシ
ーバ室8から濃溶液取出口8aへの濃溶液排出通路4a
となっている。
【0027】したがって、具体的に上記仕切板19の下
方側に前後方向に長く、かつ幅が広い濃溶液排出通路4
aが形成され、この長く広い濃溶液排出通路4aを流れ
ている間に過熱状態の濃溶液は過熱状態を解消できるの
で、特別な過熱解消構造を必要とせずに、系が安定し、
濃縮効率もアップする。
方側に前後方向に長く、かつ幅が広い濃溶液排出通路4
aが形成され、この長く広い濃溶液排出通路4aを流れ
ている間に過熱状態の濃溶液は過熱状態を解消できるの
で、特別な過熱解消構造を必要とせずに、系が安定し、
濃縮効率もアップする。
【0028】また、本願請求項3の発明は、上記請求項
1の発明における低温再生室4が、器体内空間を左右方
向2つの空間部に分割する仕切板18を介した一方側空
間部に形成されている一方、他方側空間部が濃溶液レシ
ーバ室8から濃溶液取出口8aへの濃溶液排出通路8b
となっている。
1の発明における低温再生室4が、器体内空間を左右方
向2つの空間部に分割する仕切板18を介した一方側空
間部に形成されている一方、他方側空間部が濃溶液レシ
ーバ室8から濃溶液取出口8aへの濃溶液排出通路8b
となっている。
【0029】したがって、具体的上記仕切板18の他方
側に前後方向に長い濃溶液排出通路8bが形成され、こ
の長い濃溶液排出通路8bを流れている間に過熱状態の
濃溶液は過熱状態を解消できるので、特別な過熱解消構
造を必要とせずに、系が安定し、濃縮効率もアップす
る。
側に前後方向に長い濃溶液排出通路8bが形成され、こ
の長い濃溶液排出通路8bを流れている間に過熱状態の
濃溶液は過熱状態を解消できるので、特別な過熱解消構
造を必要とせずに、系が安定し、濃縮効率もアップす
る。
【0030】また、本願請求項4の発明は、上記請求項
1の発明における低温再生室4は、前部を管板30に固
定され、後部をオーバフローせき9とした溶液受け20
内に形成されている一方、この溶液受け20の下方側空
間部が濃溶液レシーバ室8から濃溶液取出口8aへの濃
溶液排出通路4aとなっている。
1の発明における低温再生室4は、前部を管板30に固
定され、後部をオーバフローせき9とした溶液受け20
内に形成されている一方、この溶液受け20の下方側空
間部が濃溶液レシーバ室8から濃溶液取出口8aへの濃
溶液排出通路4aとなっている。
【0031】したがって、上記請求項2,3の発明のよ
うに仕切板18,18を器体1に溶接接合する必要がな
くなり、薄板の曲げ加工などにより製作した溶液受け2
0の前部を管板30に取り付けて一体化し、管板30を
器体1内に嵌挿するだけで組付けられるようになる。こ
のようにすると、管板30部分だけの少ない溶接箇所で
確実に伝熱部と濃溶液出口側通路を分離することがで
き、また、器体にもほとんど加工を必要としないので、
より加工コストを低減できる。
うに仕切板18,18を器体1に溶接接合する必要がな
くなり、薄板の曲げ加工などにより製作した溶液受け2
0の前部を管板30に取り付けて一体化し、管板30を
器体1内に嵌挿するだけで組付けられるようになる。こ
のようにすると、管板30部分だけの少ない溶接箇所で
確実に伝熱部と濃溶液出口側通路を分離することがで
き、また、器体にもほとんど加工を必要としないので、
より加工コストを低減できる。
【0032】
【発明の効果】以上の結果、本願発明によると、次のよ
うな効果を実現することができる。
うな効果を実現することができる。
【0033】(1) 配管長が短かくなり、圧損や放熱
量が小さくなり、性能の低下を防ぐことができる(請求
項1〜4の発明)。
量が小さくなり、性能の低下を防ぐことができる(請求
項1〜4の発明)。
【0034】(2) 出口方向への過熱濃溶液の発生蒸
気巻き込みにより、系が不安定になる問題についても、
濃溶液排出通路が長く、かつ広いため、当該通路を流れ
ている間に濃溶液は過熱状態を解消できるので、特別な
過熱解消構造を必要とせずに、系が安定し、濃縮効率も
アップする(請求項1〜4の発明)。
気巻き込みにより、系が不安定になる問題についても、
濃溶液排出通路が長く、かつ広いため、当該通路を流れ
ている間に濃溶液は過熱状態を解消できるので、特別な
過熱解消構造を必要とせずに、系が安定し、濃縮効率も
アップする(請求項1〜4の発明)。
【0035】(3) 少ない溶接箇所で確実に伝熱部と
濃溶液出口通路を形成することができ、また、器体にも
ほとんど加工を必要としないので、加工コストを低減で
きる(請求項4の発明)。
濃溶液出口通路を形成することができ、また、器体にも
ほとんど加工を必要としないので、加工コストを低減で
きる(請求項4の発明)。
【0036】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本願発明の実
施の形態に係る吸収式冷凍装置の低温再生器の構成を示
している。
施の形態に係る吸収式冷凍装置の低温再生器の構成を示
している。
【0037】本実施の形態における低温再生器は、低温
再生室の伝熱管が従来のような直管構造ではなく、ヘア
ピン構造となった満液式のシェルアンドチューブ型のも
のが採用されており、かつ冷媒蒸気導入用蒸気ヘッダ室
と低温再生室を介した他端側に濃溶液レシーバ室が設け
られている一方、一端側の管板に殆ど全ての配管の出入
口を取り付けることにより、配管を片側面に集中させて
可及的に配管長を短かくし、圧損や放熱量を小さくする
とともに、性能の低下を防ぎ、また、出口側過熱濃溶液
からの発生蒸気の巻き込みにより、系が不安定になる問
題についても、その排出通路をできるだけ長く、かつ広
くし、排出通路を流れている間に濃溶液の過熱状態を解
消できるようにすることによって特別な過熱解消構造を
必要とせずに、系を安定させ、濃縮効率をアップさせた
ことを特徴とするものである。
再生室の伝熱管が従来のような直管構造ではなく、ヘア
ピン構造となった満液式のシェルアンドチューブ型のも
のが採用されており、かつ冷媒蒸気導入用蒸気ヘッダ室
と低温再生室を介した他端側に濃溶液レシーバ室が設け
られている一方、一端側の管板に殆ど全ての配管の出入
口を取り付けることにより、配管を片側面に集中させて
可及的に配管長を短かくし、圧損や放熱量を小さくする
とともに、性能の低下を防ぎ、また、出口側過熱濃溶液
からの発生蒸気の巻き込みにより、系が不安定になる問
題についても、その排出通路をできるだけ長く、かつ広
くし、排出通路を流れている間に濃溶液の過熱状態を解
消できるようにすることによって特別な過熱解消構造を
必要とせずに、系を安定させ、濃縮効率をアップさせた
ことを特徴とするものである。
【0038】すなわち、図中先ず符号1は例えば断面円
筒形状のシェルアンドチューブ型の低温再生器の器体で
あり、該器体1の一端側には図示しない気液分離器から
の高圧の冷媒蒸気が蒸気導入口2aを介して導入される
冷媒蒸気導入用の蒸気ヘッダ室2が、また他端側には底
部前端側の濃溶液取出口8aに連通する濃溶液レシーバ
室8が設けられており、それらの中間に位置して前後方
向に長い低温再生室4が形成されている。
筒形状のシェルアンドチューブ型の低温再生器の器体で
あり、該器体1の一端側には図示しない気液分離器から
の高圧の冷媒蒸気が蒸気導入口2aを介して導入される
冷媒蒸気導入用の蒸気ヘッダ室2が、また他端側には底
部前端側の濃溶液取出口8aに連通する濃溶液レシーバ
室8が設けられており、それらの中間に位置して前後方
向に長い低温再生室4が形成されている。
【0039】この低温再生室4は、器体1内下方位置に
水平に設けられた仕切板19の上方側空間にあって、そ
の前後を伝熱管嵌挿支持用の管板30とオーバフローせ
き9により画成して形成されている。
水平に設けられた仕切板19の上方側空間にあって、そ
の前後を伝熱管嵌挿支持用の管板30とオーバフローせ
き9により画成して形成されている。
【0040】そして、上記仕切板19の下方側空間は前
後方向に長く、かつ幅が広い濃溶液排出通路4aに形成
されている。
後方向に長く、かつ幅が広い濃溶液排出通路4aに形成
されている。
【0041】上記低温再生室4と上記蒸気ヘッダ室2と
は、上記伝熱管嵌挿支持用の管板30を介して仕切られ
ており、上記低温再生室4内には、該管板30によって
図示のような複数本のヘアピン構造の伝熱管40a,4
0a・・・が器体幅方向に所定の間隔を保って、同一列
の配列状態となるように、その高圧冷媒蒸気導入口と凝
縮水取出口部分とを共通に接合一体化されることにより
嵌挿支持されている。これら各伝熱管40a,40a・
・・の冷媒蒸気導入口部と凝縮水取出口部は、それぞれ
上記蒸気ヘッダ室2内に設けられた仕切板2cによって
上下に画成されている。また、それにより同時に上記仕
切板2cによって上記蒸気ヘッダ室2が底部側凝縮水レ
シーバ室12と画成されている。
は、上記伝熱管嵌挿支持用の管板30を介して仕切られ
ており、上記低温再生室4内には、該管板30によって
図示のような複数本のヘアピン構造の伝熱管40a,4
0a・・・が器体幅方向に所定の間隔を保って、同一列
の配列状態となるように、その高圧冷媒蒸気導入口と凝
縮水取出口部分とを共通に接合一体化されることにより
嵌挿支持されている。これら各伝熱管40a,40a・
・・の冷媒蒸気導入口部と凝縮水取出口部は、それぞれ
上記蒸気ヘッダ室2内に設けられた仕切板2cによって
上下に画成されている。また、それにより同時に上記仕
切板2cによって上記蒸気ヘッダ室2が底部側凝縮水レ
シーバ室12と画成されている。
【0042】そして、上記低温再生室4の上方部に対応
して連通開口される上記気液分離器からの中間濃溶液導
入口5と低圧冷媒蒸気導出口6の各々も上記管板30の
上下に位置して形成されている。
して連通開口される上記気液分離器からの中間濃溶液導
入口5と低圧冷媒蒸気導出口6の各々も上記管板30の
上下に位置して形成されている。
【0043】また、同低温再生室4と上記濃溶液レシー
バ室8とは、オーバフローせき9を介して上方部が相互
に連通せしめられている。そして、該濃溶液レシーバ室
8は、その底部を上記器体1内の前端(管板)側に位置
して設けられた濃溶液取出口8aに上記仕切板19下方
の空間により形成された濃溶液排出通路4aを介して連
通させられている。
バ室8とは、オーバフローせき9を介して上方部が相互
に連通せしめられている。そして、該濃溶液レシーバ室
8は、その底部を上記器体1内の前端(管板)側に位置
して設けられた濃溶液取出口8aに上記仕切板19下方
の空間により形成された濃溶液排出通路4aを介して連
通させられている。
【0044】このように構成された低温再生器において
は、例えば冷房時において、図示しない気液分離器の気
液分離室側から上記蒸気ヘッダ室2内に供給された後、
さらに上記複数本の伝熱管40a,40a・・・内を流
れる高圧の水蒸気aと同気液分離室側から中間濃溶液導
入口5を介して上記低温再生室4内に供給され、同低温
再生室4内において、上記複数本の伝熱管40a,40
a・・・の外周囲に滞留される中間濃溶液bとを相互に
熱交換させることにより、上記複数本の伝熱管40a,
40a・・・内を流れる高圧の水蒸気aを凝縮させると
ともに上記低温再生室4内の中間濃溶液b中に含まれる
残余水分を蒸発させて、さらに高濃度の臭化リチウム溶
液を吸収液cとして取り出し、上記のように低温再生室
4の後方側オーバフローせき9から濃溶液レシーバ室8
に留め、さらに濃溶液排出通路4aを通して前方にリタ
ーンさせて管板30側の濃溶液取出口8aから取出して
図示しない吸収器に供給する。
は、例えば冷房時において、図示しない気液分離器の気
液分離室側から上記蒸気ヘッダ室2内に供給された後、
さらに上記複数本の伝熱管40a,40a・・・内を流
れる高圧の水蒸気aと同気液分離室側から中間濃溶液導
入口5を介して上記低温再生室4内に供給され、同低温
再生室4内において、上記複数本の伝熱管40a,40
a・・・の外周囲に滞留される中間濃溶液bとを相互に
熱交換させることにより、上記複数本の伝熱管40a,
40a・・・内を流れる高圧の水蒸気aを凝縮させると
ともに上記低温再生室4内の中間濃溶液b中に含まれる
残余水分を蒸発させて、さらに高濃度の臭化リチウム溶
液を吸収液cとして取り出し、上記のように低温再生室
4の後方側オーバフローせき9から濃溶液レシーバ室8
に留め、さらに濃溶液排出通路4aを通して前方にリタ
ーンさせて管板30側の濃溶液取出口8aから取出して
図示しない吸収器に供給する。
【0045】また、中間濃溶液bから蒸発された低圧の
水蒸気dは、低圧冷媒蒸気導出口6から取出された後凝
縮器に送られて凝縮液化されて凝縮水となり、図示しな
い冷媒タンクに溜められる。
水蒸気dは、低圧冷媒蒸気導出口6から取出された後凝
縮器に送られて凝縮液化されて凝縮水となり、図示しな
い冷媒タンクに溜められる。
【0046】また、上記低温再生室4の複数本の伝熱管
4a,4a・・・内において凝縮液化された凝縮水eは
上記冷媒蒸気導入用の蒸気ヘッダ室2底部側の凝縮水レ
シーバ室12に留まり、その後、凝縮水取出口3aから
取り出されて上記冷媒タンクに溜められる。つまり、該
構成では、蒸気ヘッダ室2の底部側にコンパクトに凝縮
水レシーバ室12が設けられている。
4a,4a・・・内において凝縮液化された凝縮水eは
上記冷媒蒸気導入用の蒸気ヘッダ室2底部側の凝縮水レ
シーバ室12に留まり、その後、凝縮水取出口3aから
取り出されて上記冷媒タンクに溜められる。つまり、該
構成では、蒸気ヘッダ室2の底部側にコンパクトに凝縮
水レシーバ室12が設けられている。
【0047】以上のように、本実施の形態の低温再生器
の構成では、シェルアンドチューブ構造の器体1の一端
側管板30外部に気液分離器からの冷媒蒸気導入用の蒸
気ヘッダ室2を、他端側に濃溶液レシーバ室7を設け、
それらの中間に低温再生室4を形成し、該低温再生室4
内に複数本のヘアピン構造の伝熱管40a,40a・・
・を各々管板30に一体的に取付けて配設するととも
に、該低温再生室4と上記濃溶液レシーバ室8とをオー
バフローせき9を介して相互に連通せしめる一方、上記
伝熱管40a,40a・・・の冷媒蒸気入出口に加え
て、中間濃溶液導入口5、低圧冷媒蒸気導出口6、蒸気
ヘッダ室2、凝縮水レシーバ室12をそれぞれ管板30
部に一体に形成している一方、濃溶液取出口8aも管板
30付近に寄せて設けている。
の構成では、シェルアンドチューブ構造の器体1の一端
側管板30外部に気液分離器からの冷媒蒸気導入用の蒸
気ヘッダ室2を、他端側に濃溶液レシーバ室7を設け、
それらの中間に低温再生室4を形成し、該低温再生室4
内に複数本のヘアピン構造の伝熱管40a,40a・・
・を各々管板30に一体的に取付けて配設するととも
に、該低温再生室4と上記濃溶液レシーバ室8とをオー
バフローせき9を介して相互に連通せしめる一方、上記
伝熱管40a,40a・・・の冷媒蒸気入出口に加え
て、中間濃溶液導入口5、低圧冷媒蒸気導出口6、蒸気
ヘッダ室2、凝縮水レシーバ室12をそれぞれ管板30
部に一体に形成している一方、濃溶液取出口8aも管板
30付近に寄せて設けている。
【0048】すなわち、該構成では、先ず複数本の伝熱
管40a,40aを各々ヘアピン構造として管板30に
形成した冷媒蒸気入出口に一体化して連結固定するとと
もに中間濃溶液導入口5、低圧冷媒蒸気導出口6、蒸気
ヘッダ室2、凝縮水レシーバ室12をもそれぞれ管板3
0部に一体に設けて構成している。したがって、上記複
数本の伝熱管40a,40a・・・の冷媒蒸気の入出口
に対する配管部を始め、濃溶液取出口8aを除く全ての
配管接合部を器体1の一端側管板30部分に共通に集中
せしめて形成することができる一方、また濃溶液取出口
8aも可及的に管板30部に近い位置に設けられ、他端
側の空きスペースを利用して自由にオーバフローせき9
を介した濃溶液レシーバ室7を設けることができるよう
になる。
管40a,40aを各々ヘアピン構造として管板30に
形成した冷媒蒸気入出口に一体化して連結固定するとと
もに中間濃溶液導入口5、低圧冷媒蒸気導出口6、蒸気
ヘッダ室2、凝縮水レシーバ室12をもそれぞれ管板3
0部に一体に設けて構成している。したがって、上記複
数本の伝熱管40a,40a・・・の冷媒蒸気の入出口
に対する配管部を始め、濃溶液取出口8aを除く全ての
配管接合部を器体1の一端側管板30部分に共通に集中
せしめて形成することができる一方、また濃溶液取出口
8aも可及的に管板30部に近い位置に設けられ、他端
側の空きスペースを利用して自由にオーバフローせき9
を介した濃溶液レシーバ室7を設けることができるよう
になる。
【0049】それらの結果、次のような効果を得ること
ができる。
ができる。
【0050】(1) 各配管の配管長が可及的に短かく
なり、圧損や放熱量が小さくなり、性能の低下を防ぐこ
とができる。
なり、圧損や放熱量が小さくなり、性能の低下を防ぐこ
とができる。
【0051】(2) 出口側過熱濃溶液からの発生蒸気
巻き込みにより、系が不安定になる問題についても、そ
の出口側通路が長く、かつ広く形成されるため、この通
路を流れている間に濃溶液は過熱状態を解消できるの
で、特別な過熱解消構造を必要とせずに、系が安定し、
濃縮効率もアップする。
巻き込みにより、系が不安定になる問題についても、そ
の出口側通路が長く、かつ広く形成されるため、この通
路を流れている間に濃溶液は過熱状態を解消できるの
で、特別な過熱解消構造を必要とせずに、系が安定し、
濃縮効率もアップする。
【0052】(3) また、低温再生室4、濃溶液レシ
ーバ室8、濃溶液排出通路4aは、単一の管板30と仕
切板19を器体1に接合するだけで形成できるから、比
較的少ない溶接箇所で伝熱部と濃溶液排出通路を形成で
き、器体に多くの加工を必要としないので、加工コスト
を低減できる。
ーバ室8、濃溶液排出通路4aは、単一の管板30と仕
切板19を器体1に接合するだけで形成できるから、比
較的少ない溶接箇所で伝熱部と濃溶液排出通路を形成で
き、器体に多くの加工を必要としないので、加工コスト
を低減できる。
【0053】(変形例1)図3は、上記本願発明の実施
の形態の変形例1にかかる吸収式冷凍装置の低温再生器
の構成を示している。
の形態の変形例1にかかる吸収式冷凍装置の低温再生器
の構成を示している。
【0054】この変形例の構成では、上記図1および図
2に示す実施の形態の低温再生器における器体1の形状
を断面円筒形のものから断面角筒形のものに変更したこ
とを特徴とするものである。その他の構成は上述の図1
および図2のものと全く同一であり、同様の作用効果を
得ることができる。
2に示す実施の形態の低温再生器における器体1の形状
を断面円筒形のものから断面角筒形のものに変更したこ
とを特徴とするものである。その他の構成は上述の図1
および図2のものと全く同一であり、同様の作用効果を
得ることができる。
【0055】(変形例2)図4は、上記本願発明の実施
の形態の変形例2にかかる吸収式冷凍装置の低温再生器
の構成を示している。
の形態の変形例2にかかる吸収式冷凍装置の低温再生器
の構成を示している。
【0056】この変形例の構成では、上記図1および図
2に示す実施の形態の低温再生器における器体1の形状
を変形例1の場合と同様に断面円筒形のものから断面角
筒形のものに変更するとともに、さらに当該器体1の内
部を上下方向の仕切板18によって仕切ることによって
低温再生室4を形成するとともにその側部に過熱状態の
濃溶液の前後方向に長い濃溶液排出通路8bを設けたこ
とを特徴とするものである。なお、18aは仕切板18
の後端側に形成されたオーバフローせき9上部のオーバ
フロー用の開口である。その他の構成は上述の図1およ
び図2のものと全く同一である。
2に示す実施の形態の低温再生器における器体1の形状
を変形例1の場合と同様に断面円筒形のものから断面角
筒形のものに変更するとともに、さらに当該器体1の内
部を上下方向の仕切板18によって仕切ることによって
低温再生室4を形成するとともにその側部に過熱状態の
濃溶液の前後方向に長い濃溶液排出通路8bを設けたこ
とを特徴とするものである。なお、18aは仕切板18
の後端側に形成されたオーバフローせき9上部のオーバ
フロー用の開口である。その他の構成は上述の図1およ
び図2のものと全く同一である。
【0057】このような構成にしても、上記実施の形態
のものと同様の作用効果を得ることができる。
のものと同様の作用効果を得ることができる。
【0058】(変形例3)図5〜図7は、上記本願発明
の実施の形態の変形例3に係る吸収式冷凍装置の低温再
生器の構成を示している。
の実施の形態の変形例3に係る吸収式冷凍装置の低温再
生器の構成を示している。
【0059】上記実施の形態の低温再生器の構造では、
少なくとも伝熱部と濃溶液排出通路との間を仕切る仕切
板19,18の器体1への接合が必要であり、その分コ
ストアップを招く。そこで、この変形例では例えば図5
〜図7のように、薄板の曲げ加工などにより製作した側
板20a,20a、底板20b、オーバフローせき9よ
りなる溶液受け20の前部を管板30に一体に取り付け
る構造としている。そして、それにより溶液受け20の
下方に上記図1および図2のものと同様の前後方向に長
く、かつ幅の広い濃溶液排出通路4aを形成している。
少なくとも伝熱部と濃溶液排出通路との間を仕切る仕切
板19,18の器体1への接合が必要であり、その分コ
ストアップを招く。そこで、この変形例では例えば図5
〜図7のように、薄板の曲げ加工などにより製作した側
板20a,20a、底板20b、オーバフローせき9よ
りなる溶液受け20の前部を管板30に一体に取り付け
る構造としている。そして、それにより溶液受け20の
下方に上記図1および図2のものと同様の前後方向に長
く、かつ幅の広い濃溶液排出通路4aを形成している。
【0060】このような構成にすると、管板30に対し
て伝熱管40a,40a・・・の冷媒蒸気入出口、中間
濃溶液の導入口6、低圧蒸気導出口5を形成した後、伝
熱管40a,40aおよび溶液受け20を取り付け、さ
らにその後、該管板30を器体1に挿入するだけで、簡
単に組み付けることができるようになり、器体1に対す
る管板30部分だけの極めて少ない溶接箇所で確実に伝
熱部と濃溶液排出通路を分離して形成することができ、
容器の器体1にはほとんど加工を必要としないので、加
工コストをより以上に低減することができる。
て伝熱管40a,40a・・・の冷媒蒸気入出口、中間
濃溶液の導入口6、低圧蒸気導出口5を形成した後、伝
熱管40a,40aおよび溶液受け20を取り付け、さ
らにその後、該管板30を器体1に挿入するだけで、簡
単に組み付けることができるようになり、器体1に対す
る管板30部分だけの極めて少ない溶接箇所で確実に伝
熱部と濃溶液排出通路を分離して形成することができ、
容器の器体1にはほとんど加工を必要としないので、加
工コストをより以上に低減することができる。
【図1】本願発明の実施の形態に係る吸収式冷凍装置の
低温再生器の構成を示す縦断面図である。
低温再生器の構成を示す縦断面図である。
【図2】同低温再生器の構成を示す横断面図である。
【図3】本願発明の実施の形態の変形例1に係る吸収式
冷凍装置の低温再生器の構成を示す横断面図である。
冷凍装置の低温再生器の構成を示す横断面図である。
【図4】本願発明の実施の形態の変形例2に係る吸収式
冷凍装置の低温再生器の構成を示す横断面図である。
冷凍装置の低温再生器の構成を示す横断面図である。
【図5】本願発明の実施の形態の変形例3に係る吸収式
冷凍装置の低温再生器の構成を示す要部分離状態(管板
組付け前の状態)の縦断面図である。
冷凍装置の低温再生器の構成を示す要部分離状態(管板
組付け前の状態)の縦断面図である。
【図6】同低温再生器の構成を示す要部組付状態の横断
面図である。
面図である。
【図7】同低温再生器の構成を示す要部組付状態におけ
る図1と同様の縦断面図である。
る図1と同様の縦断面図である。
【図8】従来例に係る吸収式冷凍装置の低温再生器の構
成を示す縦断面図である。
成を示す縦断面図である。
【図9】同低温再生器の構成を示す横断面図である。
【図10】同従来の低温再生器を採用して構成された従
来の吸収式冷凍装置の構成を示す縦断面図である。
来の吸収式冷凍装置の構成を示す縦断面図である。
【図11】同装置の横断面図である。
【図12】従来の吸収式冷凍装置の改良例を示す斜視図
である。
である。
1は器体、2は冷媒蒸気導入用蒸気ヘッダ室、2cは仕
切板、4は低温再生室、4aは濃溶液排出通路、8は濃
溶液レシーバ室、8bは濃溶液排出通路、9はオーバフ
ローせき、20は溶液受け、30は管板、40aは伝熱
管である。
切板、4は低温再生室、4aは濃溶液排出通路、8は濃
溶液レシーバ室、8bは濃溶液排出通路、9はオーバフ
ローせき、20は溶液受け、30は管板、40aは伝熱
管である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内海 正人 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 薬師寺 史朗 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内
Claims (4)
- 【請求項1】 シェルアンドチューブ構造の器体の一端
側管板部に高圧蒸気導入口、凝縮水取出口、中間濃溶液
導入口、低圧蒸気取出口を、同器体の他端側に濃溶液レ
シーバ室を設けるとともに、それらの中間に低温再生室
を形成し、該低温再生室内に上記高圧蒸気導入口と凝縮
水取出口とを結ぶヘアピン構造の伝熱管を設け、該低温
再生室と上記濃溶液レシーバ室とをオーバフローせきを
介して相互に連通せしめる一方、上記濃溶液レシーバ室
からの濃溶液の取出口を上記器体の管板側に設けたこと
を特徴とする吸収式冷凍装置の低温再生器。 - 【請求項2】 低温再生室は、器体内空間を上下方向2
つの空間部に分割する仕切板を介した上方側空間部に形
成されている一方、下方側空間部が濃溶液レシーバ室か
ら濃溶液取出口への濃溶液排出通路となっていることを
特徴とする請求項1記載の吸収式冷凍装置の低温再生
器。 - 【請求項3】 低温再生室は、器体内空間を左右方向2
つの空間部に分割する仕切板を介した一方側空間部に形
成されている一方、他方側空間部が濃溶液レシーバ室か
ら濃溶液取出口への濃溶液排出通路となっていることを
特徴とする請求項1記載の吸収式冷凍装置の低温再生
器。 - 【請求項4】 低温再生室は、前部を管板に固定され、
後部をオーバフローせきとした溶液受け内に形成されて
いる一方、この溶液受けの下方側空間部が濃溶液レシー
バ室から濃溶液取出口への濃溶液排出通路となっている
ことを特徴とする請求項1記載の吸収式冷凍装置の低温
再生器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1231498A JPH11211272A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 吸収式冷凍装置の低温再生器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1231498A JPH11211272A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 吸収式冷凍装置の低温再生器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11211272A true JPH11211272A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11801867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1231498A Pending JPH11211272A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 吸収式冷凍装置の低温再生器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11211272A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007247956A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Daikin Ind Ltd | 吸収冷凍機用発生器 |
-
1998
- 1998-01-26 JP JP1231498A patent/JPH11211272A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007247956A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Daikin Ind Ltd | 吸収冷凍機用発生器 |
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