JPH11211658A - ガス中の不純物の分光分析方法 - Google Patents
ガス中の不純物の分光分析方法Info
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- JPH11211658A JPH11211658A JP10016201A JP1620198A JPH11211658A JP H11211658 A JPH11211658 A JP H11211658A JP 10016201 A JP10016201 A JP 10016201A JP 1620198 A JP1620198 A JP 1620198A JP H11211658 A JPH11211658 A JP H11211658A
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- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/17—Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
- G01N21/25—Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
- G01N21/31—Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体レーザ光を使用した、ガス中に含有す
る微量な不純物を高感度、かつ精度よく測定可能な分光
分析方法の提供。 【解決手段】 周波数変調された半導体レーザ光を使用
した吸収分光分析方法であって、使用する半導体レーザ
光として、半導体レーザ発光素子への注入電流を、注入
電流の増量に伴うレーザ発光強度の変化が飽和し始める
電流値B点を下限電流値年、注入電流の増量に伴う波長
遷移の変化が最小となり始める電流値C点を上限電流値
として、この間の注入電流領域で発光するレーザ光を用
いて吸収スペクトルを測定する。
る微量な不純物を高感度、かつ精度よく測定可能な分光
分析方法の提供。 【解決手段】 周波数変調された半導体レーザ光を使用
した吸収分光分析方法であって、使用する半導体レーザ
光として、半導体レーザ発光素子への注入電流を、注入
電流の増量に伴うレーザ発光強度の変化が飽和し始める
電流値B点を下限電流値年、注入電流の増量に伴う波長
遷移の変化が最小となり始める電流値C点を上限電流値
として、この間の注入電流領域で発光するレーザ光を用
いて吸収スペクトルを測定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス中の微量不純
物を高感度、高精度に分析する方法に関し、特に波長可
変型半導体レーザ光を用いてその吸光度を測定するガス
中の不純物の分析方法である。
物を高感度、高精度に分析する方法に関し、特に波長可
変型半導体レーザ光を用いてその吸光度を測定するガス
中の不純物の分析方法である。
【0002】
【従来の技術】ガス中の微量不純物の分析する方法とし
て、光源に半導体レーザ光を用いてその吸光度を測定す
る分析方法が、測定精度及び感度の面から良好であるこ
とから用いられてきている。この方法は、図9に図示す
る半導体レーザ分光分析装置により行うものである。即
ち図9は、半導体レーザ分光分析装置の一例を示す系統
略図であり、半導体レーザ発光素子(光源)で発光され
たレーザ光(L0)は、集光レンズ12により集光する
ようにしてサンプルセル13に投射する。そしてサンプ
ルセル13を通過して出射する透過光(Lt)の強度を
例えばGeフォトダイオードの如きセンサよりなる光検
出器14で検出し、これによる出力をロックイン増幅器
15に導入して増幅した後にその出力信号をデジタル信
号に変換するADコンバータ16を経てコンピュータ1
7に導入する。そして、該コンピュータ17により該器
に記憶、蓄積されたデータにより吸収スペクトルを算出
するものである。なお、その結果はデイスプレイ17a
の画面上に映像せしめたり、そのチャートを記録媒体に
保存する等適宜の手段によりデータを読み取り、採取す
るものである。なお、前記サンプルセル13には被測定
ガスSを導入するため、セル13内を排気する排気手段
と試料を適宜な圧力と流量で導入する試料導入手段とを
備えた試料導入系18が配設されている。
て、光源に半導体レーザ光を用いてその吸光度を測定す
る分析方法が、測定精度及び感度の面から良好であるこ
とから用いられてきている。この方法は、図9に図示す
る半導体レーザ分光分析装置により行うものである。即
ち図9は、半導体レーザ分光分析装置の一例を示す系統
略図であり、半導体レーザ発光素子(光源)で発光され
たレーザ光(L0)は、集光レンズ12により集光する
ようにしてサンプルセル13に投射する。そしてサンプ
ルセル13を通過して出射する透過光(Lt)の強度を
例えばGeフォトダイオードの如きセンサよりなる光検
出器14で検出し、これによる出力をロックイン増幅器
15に導入して増幅した後にその出力信号をデジタル信
号に変換するADコンバータ16を経てコンピュータ1
7に導入する。そして、該コンピュータ17により該器
に記憶、蓄積されたデータにより吸収スペクトルを算出
するものである。なお、その結果はデイスプレイ17a
の画面上に映像せしめたり、そのチャートを記録媒体に
保存する等適宜の手段によりデータを読み取り、採取す
るものである。なお、前記サンプルセル13には被測定
ガスSを導入するため、セル13内を排気する排気手段
と試料を適宜な圧力と流量で導入する試料導入手段とを
備えた試料導入系18が配設されている。
【0003】また、前記半導体レーザ発光素子として
は、InGaAsP、InGaAs、GaInAsSb、GaInS
bP、AlInSb、AlInAs、及びAlGaSb 等が好適
に使用されているが、これらに限定されるものでなく、
分析に適する波長を選択するためにその他の半導体レー
ザを適宜選択して使用することができる。そして、測定
時には前記半導体レーザ発光素子をレーザ駆動装置19
に付設してある温度制御器19aによりレーザの素子温
度を適宜調整して、使用に適する発振波長領域にした
後、その温度を一定に保ってレーザ駆動装置19に付設
してある発振電源19bにより注入電流量を変化せしめ
て、吸収に適する波長領域を適宜選択して、波長を一定
間隔で変化駆動(スキャンニング)して、発振せしめ
て、それによるサンプルセル13を透過する透過光(L
t)を検出して吸収スペクトル測定するものである。な
お、このレーザ駆動装置19は前記コンピュータと接続
して使用することにより、所望の発振波長領域と注入電
流の駆動(波長のスキャンニング)を適切に行うととも
に、測定結果と適切に同期して、適切なデータが採取す
ることができる。
は、InGaAsP、InGaAs、GaInAsSb、GaInS
bP、AlInSb、AlInAs、及びAlGaSb 等が好適
に使用されているが、これらに限定されるものでなく、
分析に適する波長を選択するためにその他の半導体レー
ザを適宜選択して使用することができる。そして、測定
時には前記半導体レーザ発光素子をレーザ駆動装置19
に付設してある温度制御器19aによりレーザの素子温
度を適宜調整して、使用に適する発振波長領域にした
後、その温度を一定に保ってレーザ駆動装置19に付設
してある発振電源19bにより注入電流量を変化せしめ
て、吸収に適する波長領域を適宜選択して、波長を一定
間隔で変化駆動(スキャンニング)して、発振せしめ
て、それによるサンプルセル13を透過する透過光(L
t)を検出して吸収スペクトル測定するものである。な
お、このレーザ駆動装置19は前記コンピュータと接続
して使用することにより、所望の発振波長領域と注入電
流の駆動(波長のスキャンニング)を適切に行うととも
に、測定結果と適切に同期して、適切なデータが採取す
ることができる。
【0004】かかる分光分析方法については、本出願人
は波長1.3〜1.55μm領域で発振する半導体レー
ザ発光素子InGaAsP系の波長可変型レーザを用いて
ガス中の不純物を分析測定する方法に関する発明を、特
開平5ー99845号公報に示す如く、先に出願してい
る。この半導体レーザ発光素子による光源は、注入電流
あるいは素子温度を変化させることにより発振波長を連
続的に変化させることができる。特にこの分析方法で
は、測定感度を高めるために周波数変調法という方法が
採用されている。
は波長1.3〜1.55μm領域で発振する半導体レー
ザ発光素子InGaAsP系の波長可変型レーザを用いて
ガス中の不純物を分析測定する方法に関する発明を、特
開平5ー99845号公報に示す如く、先に出願してい
る。この半導体レーザ発光素子による光源は、注入電流
あるいは素子温度を変化させることにより発振波長を連
続的に変化させることができる。特にこの分析方法で
は、測定感度を高めるために周波数変調法という方法が
採用されている。
【0005】この周波数変調法とは、発振周波数を以下
の式に示す信号に変調して発振して使用する方法であ
る。 i=I0+a・sinωt ここで、 i:半導体レーザの発振周波数 I0:発振周波数の直流成分 a:変調振幅(吸収線のスペクトル幅に合わせて決め
る。) ω:変調角周波数 a・sinωt:交流成分 である。即ち、直流成分[I0]に交流成分[a・sin
ωt]を重ねて注入して、レーザの発振周波数を直接変
調するものである。
の式に示す信号に変調して発振して使用する方法であ
る。 i=I0+a・sinωt ここで、 i:半導体レーザの発振周波数 I0:発振周波数の直流成分 a:変調振幅(吸収線のスペクトル幅に合わせて決め
る。) ω:変調角周波数 a・sinωt:交流成分 である。即ち、直流成分[I0]に交流成分[a・sin
ωt]を重ねて注入して、レーザの発振周波数を直接変
調するものである。
【0006】この周波数変調法を使用するにあたって
は、変調周波数と同じ成分を抽出して1次微分スペクト
ルを測定する方法、変調周波数の2倍成分を抽出して2
次微分スペクトルを測定する方法、及び2つ以上の周波
数を同時に変調せしめてビット周波数成分を抽出する方
法等がある。具体的には、直流成分を変化させた4kH
zの正弦波をファンクションジェネレータからレーザダ
イオード(LD)駆動器に導入し、正弦波を重畳した直
流電流によってレーザダイオードを駆動し、周波数変調
した光を発振せしめるものである。この方法は、スペク
トル幅を大きくする時には変調振幅(前記「a」)も大
きくする必要がある。しかし、「a」を大きくすると出
力パワーの変動も大きくなり、これはノイズが大きくな
ることを意味する。
は、変調周波数と同じ成分を抽出して1次微分スペクト
ルを測定する方法、変調周波数の2倍成分を抽出して2
次微分スペクトルを測定する方法、及び2つ以上の周波
数を同時に変調せしめてビット周波数成分を抽出する方
法等がある。具体的には、直流成分を変化させた4kH
zの正弦波をファンクションジェネレータからレーザダ
イオード(LD)駆動器に導入し、正弦波を重畳した直
流電流によってレーザダイオードを駆動し、周波数変調
した光を発振せしめるものである。この方法は、スペク
トル幅を大きくする時には変調振幅(前記「a」)も大
きくする必要がある。しかし、「a」を大きくすると出
力パワーの変動も大きくなり、これはノイズが大きくな
ることを意味する。
【0007】発明者等は、このような光源として使用さ
れる半導体レーザ発光素子について、素子温度を一定に
して、これに注入する注入電流を変化せしめた時の、レ
ーザ波長と発振レーザ光強度の変化をモデル化してその
状態を確認した。これを図10に図示する。図中曲線イ
は注入電流の変化に伴う光強度の変化の状態を示し、曲
線ロは注入電流の変化に伴う波長遷移の変化の状態を示
している。半導体レーザ発光素子は、注入電流量を閾
(シキイ)値A点を越えると光強度(曲線イ)が現出す
るとともに、特定の波長(曲線ロ)の光が発振してく
る。そして注入電流量を増して行くと、光強度が増大し
て行き、また波長も順次大きな特定波長光へと遷移す
る。そして注入電流がB点を越えると光強度は変化しな
くなり飽和状態になる(曲線イ)。しかしながら発振す
る波長は更に大きな方向の特定波長に遷移し続ける(曲
線ロ)。更に注入電流量を増大して行きC点を越えると
光強度の変動(曲線イ)がないばかりか、波長遷移の変
化も極めて僅少(曲線ロ)となる。
れる半導体レーザ発光素子について、素子温度を一定に
して、これに注入する注入電流を変化せしめた時の、レ
ーザ波長と発振レーザ光強度の変化をモデル化してその
状態を確認した。これを図10に図示する。図中曲線イ
は注入電流の変化に伴う光強度の変化の状態を示し、曲
線ロは注入電流の変化に伴う波長遷移の変化の状態を示
している。半導体レーザ発光素子は、注入電流量を閾
(シキイ)値A点を越えると光強度(曲線イ)が現出す
るとともに、特定の波長(曲線ロ)の光が発振してく
る。そして注入電流量を増して行くと、光強度が増大し
て行き、また波長も順次大きな特定波長光へと遷移す
る。そして注入電流がB点を越えると光強度は変化しな
くなり飽和状態になる(曲線イ)。しかしながら発振す
る波長は更に大きな方向の特定波長に遷移し続ける(曲
線ロ)。更に注入電流量を増大して行きC点を越えると
光強度の変動(曲線イ)がないばかりか、波長遷移の変
化も極めて僅少(曲線ロ)となる。
【0008】これらの変換点A、B、Cを基準にして生
じる現象の相異により、次のような現象領域に区分し
た。 ●領域A〜B:強度・波長可変領域[PVWV(Pow
er Variation Wavelength Va
riation )] この領域は、吸収線幅に相当する電流範囲内でレーザ光
の波長遷移変化と発振する光強度の変化がほぼ直線的に
近似し得る。 ●領域B〜C:強度飽和・波長可変領域[PSWV(P
ower Saturation Wavelength
Variation)] この領域の特徴は、注入電流の変化に対する光強度の変
化が零又は最小となるが、注入電流の変化に対する波長
遷移の変化が一番大きい。 ●領域C〜 :強度・波長飽和領域[PSWS(Pow
er Saturation Wavelength S
aturation)] この領域では、注入電流が増加しても、光強度の変化が
零もしくは増加することは無く、波長遷移の変化も飽和
して最小となる。
じる現象の相異により、次のような現象領域に区分し
た。 ●領域A〜B:強度・波長可変領域[PVWV(Pow
er Variation Wavelength Va
riation )] この領域は、吸収線幅に相当する電流範囲内でレーザ光
の波長遷移変化と発振する光強度の変化がほぼ直線的に
近似し得る。 ●領域B〜C:強度飽和・波長可変領域[PSWV(P
ower Saturation Wavelength
Variation)] この領域の特徴は、注入電流の変化に対する光強度の変
化が零又は最小となるが、注入電流の変化に対する波長
遷移の変化が一番大きい。 ●領域C〜 :強度・波長飽和領域[PSWS(Pow
er Saturation Wavelength S
aturation)] この領域では、注入電流が増加しても、光強度の変化が
零もしくは増加することは無く、波長遷移の変化も飽和
して最小となる。
【0009】しかるに、上記した注入電流の変化に対す
る光強度の変化と波長遷移の変化をモデル化図10にお
いて、PVWVの領域(領域A〜B)で注入電流の変化
に伴う発振する波長と光強度の変化が、前記した如くほ
ぼ直線的に近似できているため、この注入電流値の領域
で分光分析を行うことが好ましいとされていて、実施さ
れているのが実情である。そして前記発振する波長と光
強度の変化が直線的に近似できなくなる電流値、即ちB
点より大きな電流値の領域については、何等関心を持た
れることもなく、着目されていないのが現状である。
る光強度の変化と波長遷移の変化をモデル化図10にお
いて、PVWVの領域(領域A〜B)で注入電流の変化
に伴う発振する波長と光強度の変化が、前記した如くほ
ぼ直線的に近似できているため、この注入電流値の領域
で分光分析を行うことが好ましいとされていて、実施さ
れているのが実情である。そして前記発振する波長と光
強度の変化が直線的に近似できなくなる電流値、即ちB
点より大きな電流値の領域については、何等関心を持た
れることもなく、着目されていないのが現状である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来行われていたPVWV領域(領域A〜B)を利用して
分光分析をした場合に、以下のような2つの大きな問題
点が生じていた。 RAMノイズ(残留振幅変調ノイズ:Residu
al Aplitude Modulation Noi
se)の発生。即ち、周波数変調時の変調振幅「a」を
大きくすると、オフセット値と信号の変動が大きくな
る。これを実験した結果に基づき具体的に説明する。半
導体レーザ発光素子として1.39μm帯の分布帰還型
(DFB:Distributed Feed-Bac
k)レーザ発光素子を使用し、注入電流(直流成分)に
4kHzの正弦波(交流成分)を重畳して直接周波数変
調をかけて発光せしめた。この光を、圧力70Torr
で高純度窒素ガス(この波長範囲の光は吸収しない)を
導入してある光路長50cmのサンプルセルに投光し、
該セルを透過した光をGeフォトダイオードよりなる光
検出器で受光しその出力をロックインアンプに入力し変
調周波数の2f成分(2倍成分)を取り出し、この2f
成分の信号の出力(V)の変化を、以下の如くレーザ発
光素子への注入電流を変動せしめて測定した。 ●レーザ素子への注入電流(直流成分)を75〜85m
Aまで0.2mA刻みでスキャニングし、 ●注入電流の交流成分の振幅(頂点より頂点)を2、
3、4、5、7mAとそれぞれ変化せしめた。
来行われていたPVWV領域(領域A〜B)を利用して
分光分析をした場合に、以下のような2つの大きな問題
点が生じていた。 RAMノイズ(残留振幅変調ノイズ:Residu
al Aplitude Modulation Noi
se)の発生。即ち、周波数変調時の変調振幅「a」を
大きくすると、オフセット値と信号の変動が大きくな
る。これを実験した結果に基づき具体的に説明する。半
導体レーザ発光素子として1.39μm帯の分布帰還型
(DFB:Distributed Feed-Bac
k)レーザ発光素子を使用し、注入電流(直流成分)に
4kHzの正弦波(交流成分)を重畳して直接周波数変
調をかけて発光せしめた。この光を、圧力70Torr
で高純度窒素ガス(この波長範囲の光は吸収しない)を
導入してある光路長50cmのサンプルセルに投光し、
該セルを透過した光をGeフォトダイオードよりなる光
検出器で受光しその出力をロックインアンプに入力し変
調周波数の2f成分(2倍成分)を取り出し、この2f
成分の信号の出力(V)の変化を、以下の如くレーザ発
光素子への注入電流を変動せしめて測定した。 ●レーザ素子への注入電流(直流成分)を75〜85m
Aまで0.2mA刻みでスキャニングし、 ●注入電流の交流成分の振幅(頂点より頂点)を2、
3、4、5、7mAとそれぞれ変化せしめた。
【0011】その結果は、図11のグラフに図示する如
く変調振幅(注入電流の交流成分の)を2、3、4、
5、7mAと増加させると、出力が増大する。これはオ
フセット値が大きくなることを示しており、またそれぞ
れの出力曲線での信号の変動も変調振幅の増加とともに
増大して行くことが認められた。図12は前記図11に
もとづいて作成した変調振幅(mA)の変化に伴うオフ
セット値(V)の出力信号の平均値を示すグラフであ
り、図13は図11での各変調振幅(mA)における注
入電流の変化に伴う出力信号の標準偏差値、即ちRAM
ノイズ(V)の値の変化を示すグラフである。以上のこ
とから、前記従来のPVWV領域(領域A〜B)での注
入電流領域でのレーザ光では、感度を高めるために変調
振幅を大きく増大せしめると、オフセット値とRAMノ
イズが大きくなることが確認できた。
く変調振幅(注入電流の交流成分の)を2、3、4、
5、7mAと増加させると、出力が増大する。これはオ
フセット値が大きくなることを示しており、またそれぞ
れの出力曲線での信号の変動も変調振幅の増加とともに
増大して行くことが認められた。図12は前記図11に
もとづいて作成した変調振幅(mA)の変化に伴うオフ
セット値(V)の出力信号の平均値を示すグラフであ
り、図13は図11での各変調振幅(mA)における注
入電流の変化に伴う出力信号の標準偏差値、即ちRAM
ノイズ(V)の値の変化を示すグラフである。以上のこ
とから、前記従来のPVWV領域(領域A〜B)での注
入電流領域でのレーザ光では、感度を高めるために変調
振幅を大きく増大せしめると、オフセット値とRAMノ
イズが大きくなることが確認できた。
【0012】次ぎに、 微少吸収信号の測定が不可能である。即ち、微少の
吸収信号の変化を測定する場合、測定装置の感度を高く
する必要がある。しかしながら、周波数変調による出力
オフセット及びRAMノイズが存在すると、これらのノ
イズにより感度が制限されて、装置の測定感度が上げら
れなくなる。要するに感度を上げるには、周波数変調の
振幅を増加せしめる必要があるが、これを増加すると図
12に示したオフセットの増大と図13に図示した如く
RAMノイズが増大する。それ故に従来のこの種の分光
分析方法では、微少の吸収信号の変化を採取することが
不可能であった。
吸収信号の変化を測定する場合、測定装置の感度を高く
する必要がある。しかしながら、周波数変調による出力
オフセット及びRAMノイズが存在すると、これらのノ
イズにより感度が制限されて、装置の測定感度が上げら
れなくなる。要するに感度を上げるには、周波数変調の
振幅を増加せしめる必要があるが、これを増加すると図
12に示したオフセットの増大と図13に図示した如く
RAMノイズが増大する。それ故に従来のこの種の分光
分析方法では、微少の吸収信号の変化を採取することが
不可能であった。
【0013】以上の如き従来の該種ガス中の不純物を分
光分析する方法での不都合、問題点を解決するため、本
発明では、周波数変調時に発生するオフセットの増大と
RAMノイズ(光強度の変動によるノイズの影響)を最
小限に抑えることを目的とし、この目的達成のために周
波数変調の方法を種々検討し工夫をしたものである。そ
して変調振幅の増加とともにオフセット信号が増大した
り、RAMノイズが増大したりする原因が発振する光強
度の変動に起因することに着目し、発振する光強度の変
動が小さい注入電流の領域にて半導体レーザ光を発振せ
しめて、このレーザ光を使用することにより、ガス中に
含有する微量な不純物を高感度且つ高精度に検出し得る
分光分析方法を提供することを、本発明の課題とするも
のである。
光分析する方法での不都合、問題点を解決するため、本
発明では、周波数変調時に発生するオフセットの増大と
RAMノイズ(光強度の変動によるノイズの影響)を最
小限に抑えることを目的とし、この目的達成のために周
波数変調の方法を種々検討し工夫をしたものである。そ
して変調振幅の増加とともにオフセット信号が増大した
り、RAMノイズが増大したりする原因が発振する光強
度の変動に起因することに着目し、発振する光強度の変
動が小さい注入電流の領域にて半導体レーザ光を発振せ
しめて、このレーザ光を使用することにより、ガス中に
含有する微量な不純物を高感度且つ高精度に検出し得る
分光分析方法を提供することを、本発明の課題とするも
のである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決し、目
的・課題を達成するため、本発明の請求項1の発明で
は、ガス中の不純物を周波数変調された半導体レーザ光
を用いて吸光度を測定して分光分析するにあたって、半
導体レーザ発光素子への注入電流に対するレーザ発振光
強度の変化が飽和し始める電流値を下限電流値とし、注
入電流に対する波長遷移の変化が最小になり始める電流
値を上限電流値として、この間の注入電流値領域で発光
するレーザ光を用いて分光分析することを特徴とするガ
ス中の不純物の分光分析方法とし、請求項2の発明にお
いては、注入電流値の電流領域の中心は、半導体レーザ
発光素子への注入電流の増加に対してレーザ発振光強度
の増加の変化が零、又は最小となる電流領域の中心点と
することを特徴とする請求項1に記載のガス中の不純物
の分光分析方法とし、そして請求項3の発明では、半導
体レーザ発光素子を温度を一定に保持するとともに注入
電流領域を調整して、レーザ光の発振波長、吸収の中心
波長及び注入電流領域の中心とを同調せしめて半導体レ
ーザ光を用いて吸光度を測定して分光分析することを特
徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の
ガス中の不純物の分光分析方法としたものである。
的・課題を達成するため、本発明の請求項1の発明で
は、ガス中の不純物を周波数変調された半導体レーザ光
を用いて吸光度を測定して分光分析するにあたって、半
導体レーザ発光素子への注入電流に対するレーザ発振光
強度の変化が飽和し始める電流値を下限電流値とし、注
入電流に対する波長遷移の変化が最小になり始める電流
値を上限電流値として、この間の注入電流値領域で発光
するレーザ光を用いて分光分析することを特徴とするガ
ス中の不純物の分光分析方法とし、請求項2の発明にお
いては、注入電流値の電流領域の中心は、半導体レーザ
発光素子への注入電流の増加に対してレーザ発振光強度
の増加の変化が零、又は最小となる電流領域の中心点と
することを特徴とする請求項1に記載のガス中の不純物
の分光分析方法とし、そして請求項3の発明では、半導
体レーザ発光素子を温度を一定に保持するとともに注入
電流領域を調整して、レーザ光の発振波長、吸収の中心
波長及び注入電流領域の中心とを同調せしめて半導体レ
ーザ光を用いて吸光度を測定して分光分析することを特
徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の
ガス中の不純物の分光分析方法としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のガス中の不純物の分光分
析方法は、前記図9に図示した半導体レーザ分光分析装
置を使用して吸光度を測定する分析方法であり、レーザ
駆動装置19により半導体レーザ発光素子(発光素子)
に電流を注入してレーザ光を発振せしめる。そして、本
発明では当該分光分析に使用する発振光の波長領域を、
半導体レーザ発光素子への注入電流が注入電流量の増加
に伴って増大するレーザ光の発振強度の変化が飽和し始
める電流値を下限電流値とし、注入電流量の増加に伴っ
て波長遷移変化が最小に低減し始める電流値を上限電流
値とした注入電流領域としたものである。即ちこの間の
注入電流値領域で発光する波長のレーザ光は、図10に
図示する半導体レーザ発光特性モデル図におけるPSW
V領域(電流値領域B〜C)で発振せしめた波長のレー
ザ光であり、そして本発明はこれを用いて分光分析する
方法である。そしてこれにより周波数変調の振幅を大き
くしてもオフセット値の値を小さく保つとともに、信号
変化を微小に抑止しRAMノイズを無視し得る程度に微
小として、感度を高め、微量な不純物を高精度に分析す
ることを可能とし得たものである。
析方法は、前記図9に図示した半導体レーザ分光分析装
置を使用して吸光度を測定する分析方法であり、レーザ
駆動装置19により半導体レーザ発光素子(発光素子)
に電流を注入してレーザ光を発振せしめる。そして、本
発明では当該分光分析に使用する発振光の波長領域を、
半導体レーザ発光素子への注入電流が注入電流量の増加
に伴って増大するレーザ光の発振強度の変化が飽和し始
める電流値を下限電流値とし、注入電流量の増加に伴っ
て波長遷移変化が最小に低減し始める電流値を上限電流
値とした注入電流領域としたものである。即ちこの間の
注入電流値領域で発光する波長のレーザ光は、図10に
図示する半導体レーザ発光特性モデル図におけるPSW
V領域(電流値領域B〜C)で発振せしめた波長のレー
ザ光であり、そして本発明はこれを用いて分光分析する
方法である。そしてこれにより周波数変調の振幅を大き
くしてもオフセット値の値を小さく保つとともに、信号
変化を微小に抑止しRAMノイズを無視し得る程度に微
小として、感度を高め、微量な不純物を高精度に分析す
ることを可能とし得たものである。
【0016】そして上記注入電流値の電流領域の中心
を、半導体レーザ発光素子の注入電流の増加に対してレ
ーザ発振光強度の増加の変化が零又は最小となる電流値
として、測定に使用するスペクトルを高感度、かつ無駄
なく吸収効率よく活用し得るようにしたものである。更
にこれらを実機装置、実際の分析方法として精度よく効
果的に活用するため、半導体レーザ発光素子11を温度
を一定に保持するとともに注入電流領域を調整して、レ
ーザの発振波長、吸収の中心波長及び注入電流領域の中
心とを同調せしめて半導体レーザ光を用いて吸光度を測
定して分光分析する方法としたものである。
を、半導体レーザ発光素子の注入電流の増加に対してレ
ーザ発振光強度の増加の変化が零又は最小となる電流値
として、測定に使用するスペクトルを高感度、かつ無駄
なく吸収効率よく活用し得るようにしたものである。更
にこれらを実機装置、実際の分析方法として精度よく効
果的に活用するため、半導体レーザ発光素子11を温度
を一定に保持するとともに注入電流領域を調整して、レ
ーザの発振波長、吸収の中心波長及び注入電流領域の中
心とを同調せしめて半導体レーザ光を用いて吸光度を測
定して分光分析する方法としたものである。
【0017】
【実施例】本発明の特徴を明示説明するため、以下に3
種類の半導体レーザを用いてそれぞれの注入電流量(m
A)の変化に対する発振する光強度(mW)の変化、発
振波長遷移(nm)の変化を測定し、本発明におけるP
SWV領域(電流領域B〜C)と下限電流値・上限電流
値及び中心値を特定し、この領域での周波数変調の変調
振幅(mA)の変化によるオフセット(V)及びRAM
ノイズ(V)の変化を確認した。
種類の半導体レーザを用いてそれぞれの注入電流量(m
A)の変化に対する発振する光強度(mW)の変化、発
振波長遷移(nm)の変化を測定し、本発明におけるP
SWV領域(電流領域B〜C)と下限電流値・上限電流
値及び中心値を特定し、この領域での周波数変調の変調
振幅(mA)の変化によるオフセット(V)及びRAM
ノイズ(V)の変化を確認した。
【0018】[実施例1]試験した半導体レーザーの発
光素子(M1)として、1369〜1373nmの波長
のレーザ光を発振し得る、InGaAsPのDFB(分布
帰還型)半導体レーザをもちいた。そしてレーザ素子を
15℃、25℃、35℃の3点の温度にそれぞれ一定に
保って、注入電流量(mA)を変化せしめ、その変化に
伴う(a)発振する光強度(mW)の変化、(b)発振
波長遷移(nm)の変化を測定し、その結果を図1のグ
ラフに示す。
光素子(M1)として、1369〜1373nmの波長
のレーザ光を発振し得る、InGaAsPのDFB(分布
帰還型)半導体レーザをもちいた。そしてレーザ素子を
15℃、25℃、35℃の3点の温度にそれぞれ一定に
保って、注入電流量(mA)を変化せしめ、その変化に
伴う(a)発振する光強度(mW)の変化、(b)発振
波長遷移(nm)の変化を測定し、その結果を図1のグ
ラフに示す。
【0019】図1の(a)のグラフで明らかなように、
注入電流量(mA)の増量変化により、光の強度は比例
的に増大して行くが、ほぼ100mA(図1の(a)に
おけるB点に相当)近辺で変化はとまり飽和の状態とな
る。一方図1の(b)のグラフで示される如く注入電流
量(mA)を増加せしめると、これに伴い発振波長遷移
(nm)の変化は170mA(図1の(b)におけるC
点に相当)まで変化するが、それ以後のは注入電流量
(mA)の増量では波長遷移の変化は止まるか極めて微
小の範囲にとどまる。このようなことより、本実施例の
半導体レーザ発光素子(M1)のPSWV領域(領域B
〜C)とする注入電流の下限電流値は約100mA、上
限電流値は約170mAに特定され、この注入電流値で
の領域でこの半導体レーザ発光素子(M1)を発振せし
めることが好ましい。そしてこの領域の中心は約138
mA(15℃)、約135mA(25℃)、約133m
A(35℃)である。
注入電流量(mA)の増量変化により、光の強度は比例
的に増大して行くが、ほぼ100mA(図1の(a)に
おけるB点に相当)近辺で変化はとまり飽和の状態とな
る。一方図1の(b)のグラフで示される如く注入電流
量(mA)を増加せしめると、これに伴い発振波長遷移
(nm)の変化は170mA(図1の(b)におけるC
点に相当)まで変化するが、それ以後のは注入電流量
(mA)の増量では波長遷移の変化は止まるか極めて微
小の範囲にとどまる。このようなことより、本実施例の
半導体レーザ発光素子(M1)のPSWV領域(領域B
〜C)とする注入電流の下限電流値は約100mA、上
限電流値は約170mAに特定され、この注入電流値で
の領域でこの半導体レーザ発光素子(M1)を発振せし
めることが好ましい。そしてこの領域の中心は約138
mA(15℃)、約135mA(25℃)、約133m
A(35℃)である。
【0020】これを確認するためこの注入電流値領域で
周波数変調の変調振幅を2〜7mAに変化せしめて、こ
の変化によるオフセット(V)の変化の状態と、RAM
ノイズ(V)の発生の状態を試験した結果、図2の
(a)にオフセット(V)の変化の状態のグラフを、
(b)にRAMノイズ(V)の発生の状態のグラフをそ
れぞれ図示した。図2の(a)、(b)のグラフで明ら
かなように、この約100〜170mAの注入電流領域
においては、変調振幅を増加しても、オフセットは増大
しないばかりか、図12で図示した従来方法でのオフセ
ット値と比較し極めて低いことが判る。またRAMノイ
ズの発生もこの測定の限りでは極めて微小であり、微小
な吸収スペクトルの変化の測定を阻害することはないこ
とが確認し得た。従って、このレーザ発光素子(M1)
を上記温度15℃、25℃、及び35℃で、PSWV領
域(注入電流領域B〜C)の注入電流約100〜170
mAで発振せしめて、これに相当する図1の(b)のグ
ラフにおける、1369.5〜1372.5nmの波長
範囲を周波数変調法によって発振せしめて、微量ガスの
吸収スペクトル信号を高感度で、精度よく測定するのに
有効に使用し得る。
周波数変調の変調振幅を2〜7mAに変化せしめて、こ
の変化によるオフセット(V)の変化の状態と、RAM
ノイズ(V)の発生の状態を試験した結果、図2の
(a)にオフセット(V)の変化の状態のグラフを、
(b)にRAMノイズ(V)の発生の状態のグラフをそ
れぞれ図示した。図2の(a)、(b)のグラフで明ら
かなように、この約100〜170mAの注入電流領域
においては、変調振幅を増加しても、オフセットは増大
しないばかりか、図12で図示した従来方法でのオフセ
ット値と比較し極めて低いことが判る。またRAMノイ
ズの発生もこの測定の限りでは極めて微小であり、微小
な吸収スペクトルの変化の測定を阻害することはないこ
とが確認し得た。従って、このレーザ発光素子(M1)
を上記温度15℃、25℃、及び35℃で、PSWV領
域(注入電流領域B〜C)の注入電流約100〜170
mAで発振せしめて、これに相当する図1の(b)のグ
ラフにおける、1369.5〜1372.5nmの波長
範囲を周波数変調法によって発振せしめて、微量ガスの
吸収スペクトル信号を高感度で、精度よく測定するのに
有効に使用し得る。
【0021】[実施例2]試験した半導体レーザーの発
光素子(M2)として、1393〜1397nmの波長
のレーザ光を発振し得る、InGaAsPのDFB(分布
帰還型)半導体レーザをもちいた。そしてレーザ素子を
15℃、25℃、35℃の3点の温度にそれぞれ一定に
保って、注入電流量(mA)を変化せしめ、その変化に
伴う(a)発振する光強度(mW)の変化、(b)発振
波長遷移(nm)の変化を測定し、その結果を図3のグ
ラフに示す。
光素子(M2)として、1393〜1397nmの波長
のレーザ光を発振し得る、InGaAsPのDFB(分布
帰還型)半導体レーザをもちいた。そしてレーザ素子を
15℃、25℃、35℃の3点の温度にそれぞれ一定に
保って、注入電流量(mA)を変化せしめ、その変化に
伴う(a)発振する光強度(mW)の変化、(b)発振
波長遷移(nm)の変化を測定し、その結果を図3のグ
ラフに示す。
【0022】図3の(a)のグラフで明らかなように、
注入電流量(mA)の増量変化により、光の強度は比例
的に増大して行くが、ほぼ110mA(図3の(a)に
おけるB点に相当)近辺で変化はとまり飽和の状態とな
る。一方図3の(b)のグラフで示される如く注入電流
量(mA)を増加せしめると、これに伴い発振波長遷移
(nm)の変化は170mA(図3の(b)におけるC
点に相当)まで変化するが、それ以後のは注入電流量
(mA)の増量では波長遷移は止まるか極めて微小の範
囲にとどまる。このようなことより、本実施例の半導体
レーザ発光素子(M2)のPSWV領域(領域B〜C)
とする注入電流の下限電流値は約110mA、上限電流
値は約175mAに特定される。そして、半導体レーザ
発光素子(M2)はこの注入電流値での領域で発振せし
めることが好ましい。そしてこの領域の中心は約153
mA(15℃)、約155mA(25℃)、約145m
A(35℃)である。
注入電流量(mA)の増量変化により、光の強度は比例
的に増大して行くが、ほぼ110mA(図3の(a)に
おけるB点に相当)近辺で変化はとまり飽和の状態とな
る。一方図3の(b)のグラフで示される如く注入電流
量(mA)を増加せしめると、これに伴い発振波長遷移
(nm)の変化は170mA(図3の(b)におけるC
点に相当)まで変化するが、それ以後のは注入電流量
(mA)の増量では波長遷移は止まるか極めて微小の範
囲にとどまる。このようなことより、本実施例の半導体
レーザ発光素子(M2)のPSWV領域(領域B〜C)
とする注入電流の下限電流値は約110mA、上限電流
値は約175mAに特定される。そして、半導体レーザ
発光素子(M2)はこの注入電流値での領域で発振せし
めることが好ましい。そしてこの領域の中心は約153
mA(15℃)、約155mA(25℃)、約145m
A(35℃)である。
【0023】これを確認するためこの注入電流値領域で
周波数変調の変調振幅を2〜7mAに変化せしめて、こ
の変化によるオフセット(V)の変化の状態と、RAM
ノイズ(V)の発生の状態を試験した結果、図4の
(a)にオフセット(V)の変化の状態のグラフを、
(b)にRAMノイズ(V)の発生の状態のグラフをそ
れぞれ図示した。図4の(a)、(b)のグラフで明ら
かなように、この約110〜175mAの注入電流領域
においては、変調振幅を増加しても、オフセットは増大
しないばかりか、図12で図示した従来方法でのオフセ
ット値と比較し極めて低いことが判る。またRAMノイ
ズの発生もこの測定の限りでは極めて微小であり、微小
な吸収スペクトルの変化の測定を阻害することはないこ
とが確認し得た。従って、このレーザ発光素子(M2)
を上記温度15℃、25℃、及び35℃で、PSWV領
域(注入電流領域B〜C)の注入電流約110〜175
mAで発振せしめて、これに相当する図3の(b)のグ
ラフにおける、1395〜1397nmの波長範囲を周
波数変調法によって発振せしめて、微量ガスの吸収スペ
クトル信号を高感度で、精度よく測定するのに有効に使
用し得る。
周波数変調の変調振幅を2〜7mAに変化せしめて、こ
の変化によるオフセット(V)の変化の状態と、RAM
ノイズ(V)の発生の状態を試験した結果、図4の
(a)にオフセット(V)の変化の状態のグラフを、
(b)にRAMノイズ(V)の発生の状態のグラフをそ
れぞれ図示した。図4の(a)、(b)のグラフで明ら
かなように、この約110〜175mAの注入電流領域
においては、変調振幅を増加しても、オフセットは増大
しないばかりか、図12で図示した従来方法でのオフセ
ット値と比較し極めて低いことが判る。またRAMノイ
ズの発生もこの測定の限りでは極めて微小であり、微小
な吸収スペクトルの変化の測定を阻害することはないこ
とが確認し得た。従って、このレーザ発光素子(M2)
を上記温度15℃、25℃、及び35℃で、PSWV領
域(注入電流領域B〜C)の注入電流約110〜175
mAで発振せしめて、これに相当する図3の(b)のグ
ラフにおける、1395〜1397nmの波長範囲を周
波数変調法によって発振せしめて、微量ガスの吸収スペ
クトル信号を高感度で、精度よく測定するのに有効に使
用し得る。
【0024】[実施例3]試験した半導体レーザーの発
光素子(M3)として、1369〜1374nmの波長
のレーザ光を発振し得る、InGaAsPのDFB(分布
帰還型)半導体レーザをもちいた。そしてレーザ素子を
15℃、25℃、35℃の3点の温度にそれぞれ一定に
保って、注入電流量(mA)を変化せしめ、その変化に
伴う(a)発振する光強度(mW)の変化、(b)発振
波長遷移(nm)の変化を測定し、その結果を図5のグ
ラフに示す。
光素子(M3)として、1369〜1374nmの波長
のレーザ光を発振し得る、InGaAsPのDFB(分布
帰還型)半導体レーザをもちいた。そしてレーザ素子を
15℃、25℃、35℃の3点の温度にそれぞれ一定に
保って、注入電流量(mA)を変化せしめ、その変化に
伴う(a)発振する光強度(mW)の変化、(b)発振
波長遷移(nm)の変化を測定し、その結果を図5のグ
ラフに示す。
【0025】図5の(a)のグラフで明らかなように、
注入電流量(mA)の増量変化により、光の強度は比例
的に増大して行くが、約75mA(図5の(a)におけ
るB点に相当)近辺で変化はとまり飽和の状態となる。
一方図5の(b)のグラフで示される如く注入電流量
(mA)を増加せしめると、これに伴い発振波長遷移
(nm)の変化は170mA(図5の(b)におけるC
点に相当)まで変化するが、それ以後のは注入電流量
(mA)の増量では波長遷移は止まるか極めて微小の範
囲にとどまる。このようなことより、本実施例の半導体
レーザ発光素子(M3)のPSWV領域(領域B〜C)
とする注入電流の下限電流値は約75mA、上限電流値
は約170mAに特定された。そして、この半導体レー
ザ発光素子(M3)は、この注入電流値での領域で発振
せしめることが好ましい。そしてこの領域の中心は約1
20mA(15℃)、105mA(25℃)、110m
A(35℃)である。
注入電流量(mA)の増量変化により、光の強度は比例
的に増大して行くが、約75mA(図5の(a)におけ
るB点に相当)近辺で変化はとまり飽和の状態となる。
一方図5の(b)のグラフで示される如く注入電流量
(mA)を増加せしめると、これに伴い発振波長遷移
(nm)の変化は170mA(図5の(b)におけるC
点に相当)まで変化するが、それ以後のは注入電流量
(mA)の増量では波長遷移は止まるか極めて微小の範
囲にとどまる。このようなことより、本実施例の半導体
レーザ発光素子(M3)のPSWV領域(領域B〜C)
とする注入電流の下限電流値は約75mA、上限電流値
は約170mAに特定された。そして、この半導体レー
ザ発光素子(M3)は、この注入電流値での領域で発振
せしめることが好ましい。そしてこの領域の中心は約1
20mA(15℃)、105mA(25℃)、110m
A(35℃)である。
【0026】これを確認するためこの注入電流値領域で
周波数変調の変調振幅を2〜7mAに変化せしめて、こ
の変化によるオフセット(V)の変化の状態と、RAM
ノイズ(V)の発生の状態を試験した結果、図6の
(a)にオフセット(V)の変化の状態のグラフを、
(b)にRAMノイズ(V)の発生の状態のグラフをそ
れぞれ図示した。図6の(a)、(b)のグラフで明ら
かなように、この約75〜170mAの注入電流領域に
おいては、変調振幅を増加しても、オフセットは増大し
ないばかりか、図12で図示した従来方法でのオフセッ
ト値と比較し極めて低いことが判る。またRAMノイズ
の発生もこの測定の限りでは極めて微小であり、微小な
吸収スペクトルの変化の測定を阻害することはないこと
が確認し得た。従って、このレーザ発光素子(M3)を
上記温度15℃、25℃、及び35℃で、PSWV領域
(注入電流領域B〜C)の注入電流約75〜170mA
で発振せしめて、これに相当する図5の(b)のグラフ
における、1370.5〜1373.5nmの波長範囲
を周波数変調法によって発振せしめて、微量ガスの吸収
スペクトル信号を高感度で、精度よく測定するのに有効
に使用し得る。
周波数変調の変調振幅を2〜7mAに変化せしめて、こ
の変化によるオフセット(V)の変化の状態と、RAM
ノイズ(V)の発生の状態を試験した結果、図6の
(a)にオフセット(V)の変化の状態のグラフを、
(b)にRAMノイズ(V)の発生の状態のグラフをそ
れぞれ図示した。図6の(a)、(b)のグラフで明ら
かなように、この約75〜170mAの注入電流領域に
おいては、変調振幅を増加しても、オフセットは増大し
ないばかりか、図12で図示した従来方法でのオフセッ
ト値と比較し極めて低いことが判る。またRAMノイズ
の発生もこの測定の限りでは極めて微小であり、微小な
吸収スペクトルの変化の測定を阻害することはないこと
が確認し得た。従って、このレーザ発光素子(M3)を
上記温度15℃、25℃、及び35℃で、PSWV領域
(注入電流領域B〜C)の注入電流約75〜170mA
で発振せしめて、これに相当する図5の(b)のグラフ
における、1370.5〜1373.5nmの波長範囲
を周波数変調法によって発振せしめて、微量ガスの吸収
スペクトル信号を高感度で、精度よく測定するのに有効
に使用し得る。
【0027】次ぎに本発明の前記PSWV領域(注入電
流領域B〜C)での注入電流値領域で発振した半導体レ
ーザ光を用いて実際の分光分析をした実施例を[実施例
4]として説明する。 [実施例4]先に説明した図9に図示した半導体レーザ
分光分析装置を使用して窒素ガス中の微量水分の吸収ス
ペクトルを測定した。実施の態様は以下の通りである。 ●使用した半導体レーザ発光素子:[実施例3]で試験
した1369〜1374nmの波長のレーザ光を発振し
得る、InGaAsPのDFB(分布帰還型)半導体レー
ザ発光素子(M3)を使用した。 ●発振方法:レーザ注入電流に4kHzのsin波を加
えて直接周波数変調をかける。 ●サンプルセル:光路長50cm、セルの両端をブリュ
スター角の窓とした。 ●試料ガス:水蒸気(H2O)5ppmを含有する窒素
ガスを70Torr圧力で、流速400SCCMでサン
プルセルに流通せしめた。 ●光検出器:プリアンプ付のGeフォトダイオードを使
用。そして、光検出よりの出力信号をロックイン増幅器
で変調周波数の2f成分を取り出し2次微分吸収スペク
トルを測定した。
流領域B〜C)での注入電流値領域で発振した半導体レ
ーザ光を用いて実際の分光分析をした実施例を[実施例
4]として説明する。 [実施例4]先に説明した図9に図示した半導体レーザ
分光分析装置を使用して窒素ガス中の微量水分の吸収ス
ペクトルを測定した。実施の態様は以下の通りである。 ●使用した半導体レーザ発光素子:[実施例3]で試験
した1369〜1374nmの波長のレーザ光を発振し
得る、InGaAsPのDFB(分布帰還型)半導体レー
ザ発光素子(M3)を使用した。 ●発振方法:レーザ注入電流に4kHzのsin波を加
えて直接周波数変調をかける。 ●サンプルセル:光路長50cm、セルの両端をブリュ
スター角の窓とした。 ●試料ガス:水蒸気(H2O)5ppmを含有する窒素
ガスを70Torr圧力で、流速400SCCMでサン
プルセルに流通せしめた。 ●光検出器:プリアンプ付のGeフォトダイオードを使
用。そして、光検出よりの出力信号をロックイン増幅器
で変調周波数の2f成分を取り出し2次微分吸収スペク
トルを測定した。
【0028】上記した実施の態様により、注入電流領域
をPSWV領域(電流領域B〜C)の範囲で発振せしめ
た半導体レーザ光を使用した場合の「本発明の方法」
と、比較のため従来行っていた図10におけるPVWV
領域(電流領域A〜B)の注入電流で発振した半導体レ
ーザ光を使用した「比較例の方法」とを行った。 [本発明の方法]レーザ発光素子(M3)の温度を15
℃に保持し、レーザ発光素子への注入電流(直流電流)
を、図5のグラフに図示したレーザ発光素子(M3)の
PSWV領域(電流領域B〜C)の電流値75〜170
mAの範囲にあって、15℃の温度での領域の中心電流
値120mAを間に挟んで、115mA〜125mA
(対応波長:約1370.9〜1371.2nm)の注
入電流範囲で使用し、0.1mA刻みで変化駆動せしめ
た。また変調周波数4kHzの振幅を3mAに設定して
直流に重ねた。この結果得られた2次微分吸収スペクト
ルを図7に図示する。このグラフで明らかなように、オ
フセット値は0.07(V)と極めて小さく、またRA
Mノイズも無視し得るほど小さいことが確認できる。そ
してこの測定でのS/N比は75であった。
をPSWV領域(電流領域B〜C)の範囲で発振せしめ
た半導体レーザ光を使用した場合の「本発明の方法」
と、比較のため従来行っていた図10におけるPVWV
領域(電流領域A〜B)の注入電流で発振した半導体レ
ーザ光を使用した「比較例の方法」とを行った。 [本発明の方法]レーザ発光素子(M3)の温度を15
℃に保持し、レーザ発光素子への注入電流(直流電流)
を、図5のグラフに図示したレーザ発光素子(M3)の
PSWV領域(電流領域B〜C)の電流値75〜170
mAの範囲にあって、15℃の温度での領域の中心電流
値120mAを間に挟んで、115mA〜125mA
(対応波長:約1370.9〜1371.2nm)の注
入電流範囲で使用し、0.1mA刻みで変化駆動せしめ
た。また変調周波数4kHzの振幅を3mAに設定して
直流に重ねた。この結果得られた2次微分吸収スペクト
ルを図7に図示する。このグラフで明らかなように、オ
フセット値は0.07(V)と極めて小さく、またRA
Mノイズも無視し得るほど小さいことが確認できる。そ
してこの測定でのS/N比は75であった。
【0029】[比較例の方法]レーザ発光素子(M3)
の温度を25℃に保持し、レーザ発光素子への注入電流
(直流電流)を、図5のグラフに図示したレーザ発光素
子(M3)のPVWV領域(電流領域〜B)の電流値7
5mA以下の範囲にある60mA〜70mA(対応波
長:約1370.8〜1371.0nm)の範囲で使用
し、0.1mA刻みで変化駆動せしめた。また変調周波
数4kHzの振幅を、前記本発明と同様に3mAに設定
して直流に重ねた。この結果得られた2次微分吸収スペ
クトルを図8に図示する。このグラフで明らかなよう
に、オフセット値は約1.8(V)と極めて大きく、ま
たRAMノイズも大きく、微小な変動を測定することが
困難であることが認められた。そしてこの測定でのS/
N比は18であった。
の温度を25℃に保持し、レーザ発光素子への注入電流
(直流電流)を、図5のグラフに図示したレーザ発光素
子(M3)のPVWV領域(電流領域〜B)の電流値7
5mA以下の範囲にある60mA〜70mA(対応波
長:約1370.8〜1371.0nm)の範囲で使用
し、0.1mA刻みで変化駆動せしめた。また変調周波
数4kHzの振幅を、前記本発明と同様に3mAに設定
して直流に重ねた。この結果得られた2次微分吸収スペ
クトルを図8に図示する。このグラフで明らかなよう
に、オフセット値は約1.8(V)と極めて大きく、ま
たRAMノイズも大きく、微小な変動を測定することが
困難であることが認められた。そしてこの測定でのS/
N比は18であった。
【0030】なお、以上の実施例4では、不純物として
水蒸気(H2O)を例示して、その分光分析について説
明したが、本発明の分光分析方法はこれに限定されるも
のでなく、半導体レーザー光の波長範囲の光を吸収する
物質であって、半導体レーザ光を使用をする分光分析で
あれば如何なる不純物の分析にも適用し得ることは勿論
である。
水蒸気(H2O)を例示して、その分光分析について説
明したが、本発明の分光分析方法はこれに限定されるも
のでなく、半導体レーザー光の波長範囲の光を吸収する
物質であって、半導体レーザ光を使用をする分光分析で
あれば如何なる不純物の分析にも適用し得ることは勿論
である。
【0031】
【発明の効果】本発明のガス中の不純物の分光分析は、
以上に説明した如き形態で実施され、以下の如き効果を
奏する。吸収分光分析に使用する半導体レーザ光の発光
素子に注入する電流を、注入電流の増量に伴う発振する
光強度増加の変化が飽和安定し始める電流値を下限電流
値とし、注入電流の増量に伴う発振する波長の遷移の変
化が最小となり始める電流値を上限電流値として、この
領域(PSWV領域)の電流値で発振せしめたレーザ光
を使用したので、感度を高めるための周波数変調による
パワー上昇変動に伴うオフセット出力が低減するととも
に画一化し、また出力のオフセットとRAMノイズを最
小限に抑えることができる。この結果、測定感度が向上
し、微小の吸収信号が可能となり、ppm以下の微量な
含有量を精度よく分析することが可能となった。
以上に説明した如き形態で実施され、以下の如き効果を
奏する。吸収分光分析に使用する半導体レーザ光の発光
素子に注入する電流を、注入電流の増量に伴う発振する
光強度増加の変化が飽和安定し始める電流値を下限電流
値とし、注入電流の増量に伴う発振する波長の遷移の変
化が最小となり始める電流値を上限電流値として、この
領域(PSWV領域)の電流値で発振せしめたレーザ光
を使用したので、感度を高めるための周波数変調による
パワー上昇変動に伴うオフセット出力が低減するととも
に画一化し、また出力のオフセットとRAMノイズを最
小限に抑えることができる。この結果、測定感度が向上
し、微小の吸収信号が可能となり、ppm以下の微量な
含有量を精度よく分析することが可能となった。
【図1】 本発明の分析方法に使用する実施例1の半導
体レーザ発光素子(M1)の注入電流の変化に伴う、
(a)光強度の変化と(b)波長遷移変化とを示すグラ
フである。
体レーザ発光素子(M1)の注入電流の変化に伴う、
(a)光強度の変化と(b)波長遷移変化とを示すグラ
フである。
【図2】 本発明の分析方法に使用する実施例1の半導
体レーザ発光素子(M1)のPSWV領域の注入電流範
囲における周波数変調の振幅の変化に伴って発生する、
(a)オフセットの変化と(b)RAMノイズの変化と
を示すグラフである。
体レーザ発光素子(M1)のPSWV領域の注入電流範
囲における周波数変調の振幅の変化に伴って発生する、
(a)オフセットの変化と(b)RAMノイズの変化と
を示すグラフである。
【図3】 本発明の分析方法に使用する実施例2の半導
体レーザ発光素子(M2)の注入電流の変化に伴う、
(a)光強度の変化と(b)波長遷移変化とを示すグラ
フである。
体レーザ発光素子(M2)の注入電流の変化に伴う、
(a)光強度の変化と(b)波長遷移変化とを示すグラ
フである。
【図4】 本発明の分析方法に使用する実施例2の半導
体レーザ発光素子(M2)のPSWV領域の注入電流範
囲における周波数変調の振幅の変化に伴って発生する、
(a)オフセットの変化と(b)RAMノイズの変化と
を示すグラフである。
体レーザ発光素子(M2)のPSWV領域の注入電流範
囲における周波数変調の振幅の変化に伴って発生する、
(a)オフセットの変化と(b)RAMノイズの変化と
を示すグラフである。
【図5】 本発明の分析方法に使用する実施例3の半導
体レーザ発光素子(M3)の注入電流の変化に伴う、
(a)光強度の変化と(b)波長遷移変化とを示すグラ
フである。
体レーザ発光素子(M3)の注入電流の変化に伴う、
(a)光強度の変化と(b)波長遷移変化とを示すグラ
フである。
【図6】 本発明の分析方法に使用する実施例3の半導
体レーザ発光素子(M3)のPSWV領域の注入電流範
囲における周波数変調の振幅の変化に伴って発生する、
(a)オフセットの変化と(b)RAMノイズの変化と
を示すグラフである。
体レーザ発光素子(M3)のPSWV領域の注入電流範
囲における周波数変調の振幅の変化に伴って発生する、
(a)オフセットの変化と(b)RAMノイズの変化と
を示すグラフである。
【図7】 本発明の分析方法により水5ppmを含む窒
素ガスを分光分析した2次微分吸収スペクトルのグラフ
である。
素ガスを分光分析した2次微分吸収スペクトルのグラフ
である。
【図8】 比較例として、従来技術の分析方法により水
5ppmを含む窒素ガスを分光分析した2次微分吸収ス
ペクトルのグラフである。
5ppmを含む窒素ガスを分光分析した2次微分吸収ス
ペクトルのグラフである。
【図9】 半導体レーザ分光分析装置の系統略図であ
る。
る。
【図10】 半導体レーザ発光素子への注入電流の増量
変化に伴う、レーザ光強度の変化と波長遷移変化のモデ
ル図である。
変化に伴う、レーザ光強度の変化と波長遷移変化のモデ
ル図である。
【図11】 従来の使用注入電流領域で周波数変調をか
けた場合の変調振幅の変化に伴うオフセット出力信号の
状態を示すグラフである。
けた場合の変調振幅の変化に伴うオフセット出力信号の
状態を示すグラフである。
【図12】 図11に基づいた、従来の使用注入電流領
域で周波数変調をかけた場合の変調振幅の変化に伴うオ
フセットの出力信号を示すグラフである。
域で周波数変調をかけた場合の変調振幅の変化に伴うオ
フセットの出力信号を示すグラフである。
【図13】 図11に基づいた、従来の使用注入電流領
域で周波数変調をかけた場合の変調振幅の変化に伴うR
AMノイズの変化を示すグラフである。
域で周波数変調をかけた場合の変調振幅の変化に伴うR
AMノイズの変化を示すグラフである。
11…半導体レーザ発光素子、 12…集光レンズ、
13…サンプルセル、14…光検出器、 15…ロック
イン増幅器、 16…ADコンバータ、17…コンピュ
ータ、 18…試料導入系、 19…レーザ駆動装置、
L0…レーザ光、 Lt…透過光
13…サンプルセル、14…光検出器、 15…ロック
イン増幅器、 16…ADコンバータ、17…コンピュ
ータ、 18…試料導入系、 19…レーザ駆動装置、
L0…レーザ光、 Lt…透過光
Claims (3)
- 【請求項1】 ガス中の不純物を周波数変調された半導
体レーザ光を用いて吸光度を測定して分光分析するにあ
たって、半導体レーザ発光素子への注入電流に対するレ
ーザ発振光強度の変化が飽和し始める電流値を下限電流
値とし、注入電流に対する波長遷移の変化が最小になり
始める電流値を上限電流値として、この間の注入電流値
領域で発光するレーザ光を用いて分光分析することを特
徴とするガス中の不純物の分光分析方法。 - 【請求項2】 注入電流値の電流領域の中心は、半導体
レーザ発光素子への注入電流の増加に対してレーザ発振
光強度の増加の変化が零、又は最小となる電流領域の中
心点とすることを特徴とする請求項1に記載のガス中の
不純物の分光分析方法。 - 【請求項3】 半導体レーザ発光素子を温度を一定に保
持するとともに注入電流領域を調整して、レーザ光の発
振波長、吸収の中心波長及び注入電流領域の中心とを同
調せしめて半導体レーザ光を用いて吸光度を測定して分
光分析することを特徴とする請求項1又は請求項2のい
ずれか1項に記載のガス中の不純物の分光分析方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10016201A JPH11211658A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | ガス中の不純物の分光分析方法 |
| EP99901876A EP0977028A4 (en) | 1998-01-28 | 1999-01-27 | METHOD FOR SPECTROCHEMICAL ANALYSIS OF IMPURITIES IN GAS |
| TW088101203A TW448291B (en) | 1998-01-28 | 1999-01-27 | Spectral analysic of impurities in gas |
| KR1019997008855A KR100316487B1 (ko) | 1998-01-28 | 1999-01-27 | 가스중의 불순물의 분광분석방법 |
| PCT/JP1999/000323 WO1999039188A1 (fr) | 1998-01-28 | 1999-01-27 | Procede d'analyse spectrale d'impuretes dans un gaz |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10016201A JPH11211658A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | ガス中の不純物の分光分析方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11211658A true JPH11211658A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11909907
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10016201A Pending JPH11211658A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | ガス中の不純物の分光分析方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0977028A4 (ja) |
| JP (1) | JPH11211658A (ja) |
| KR (1) | KR100316487B1 (ja) |
| TW (1) | TW448291B (ja) |
| WO (1) | WO1999039188A1 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008145104A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Yokogawa Electric Corp | 波長特性測定装置 |
| JP2008180620A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Ono Sokki Co Ltd | 信号変換装置 |
| WO2008096524A1 (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-14 | Fuji Electric Systems Co., Ltd. | レーザ式ガス分析計 |
| JP2010237106A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Toyota Motor Corp | 排ガス分析装置 |
| JP2013134236A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Horiba Ltd | ガス計測装置およびガス計測装置における波長変調幅の設定方法。 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001078175A (ja) * | 1999-07-07 | 2001-03-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | 蛍光観察装置 |
| JP2001070227A (ja) * | 1999-07-07 | 2001-03-21 | Fuji Photo Film Co Ltd | 蛍光観察装置 |
| DE10147065B4 (de) * | 2001-09-25 | 2008-04-17 | Siemens Ag | Verfahren zur Detektion von Absorptionslinien in der Absorptionsspektroskopie |
| KR102490824B1 (ko) | 2020-09-23 | 2023-01-20 | 국방과학연구소 | 단일 레이저를 사용하는 흡수분광법에 의한 흡수선 측정 방법 및 흡수선 측정 시스템 |
| KR102528187B1 (ko) * | 2021-11-30 | 2023-05-03 | 한국생산기술연구원 | 반응영역 내 물질 농도 정량화 이미지 생성 시스템 및 방법 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5834344A (ja) * | 1981-08-24 | 1983-02-28 | Fujitsu Ltd | 半導体レ−ザの駆動方式 |
| JPS5835441A (ja) * | 1981-08-27 | 1983-03-02 | Fujitsu Ltd | 半導体レ−ザの駆動方式 |
| SE8802536D0 (sv) * | 1988-07-07 | 1988-07-07 | Altoptronic Ab | Metod och apparat for spektroskopisk metning av koncentrationen av en gas i ett prov |
| US5020153A (en) * | 1989-02-08 | 1991-05-28 | At&T Bell Laboratories | Tunable narrowband receiver utilizing distributed Bragg reflector laser structure |
| DE4000583A1 (de) * | 1990-01-10 | 1991-07-11 | Muetek Gmbh | Verfahren zum betreiben eines strahlungsabsorptionsspektrometers |
| US5202570A (en) * | 1990-03-27 | 1993-04-13 | Tokyo Gas Co., Ltd. | Gas detection device |
| US5703365A (en) * | 1994-03-25 | 1997-12-30 | Nippon Sanso Corporation | Infrared spectroscopic analysis method for gases and device employing the method therein |
| JP3450938B2 (ja) * | 1995-06-12 | 2003-09-29 | 東京電力株式会社 | ガス濃度測定方法及びその装置 |
| US5637872A (en) * | 1995-08-24 | 1997-06-10 | Tulip; John | Gas detector |
| JPH10135553A (ja) * | 1996-11-05 | 1998-05-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 分光計測用レーザの変調方法及び装置 |
-
1998
- 1998-01-28 JP JP10016201A patent/JPH11211658A/ja active Pending
-
1999
- 1999-01-27 WO PCT/JP1999/000323 patent/WO1999039188A1/ja not_active Ceased
- 1999-01-27 KR KR1019997008855A patent/KR100316487B1/ko not_active Expired - Fee Related
- 1999-01-27 TW TW088101203A patent/TW448291B/zh active
- 1999-01-27 EP EP99901876A patent/EP0977028A4/en not_active Withdrawn
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| WO2008096524A1 (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-14 | Fuji Electric Systems Co., Ltd. | レーザ式ガス分析計 |
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| JP2010237106A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Toyota Motor Corp | 排ガス分析装置 |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR100316487B1 (ko) | 2001-12-12 |
| TW448291B (en) | 2001-08-01 |
| EP0977028A1 (en) | 2000-02-02 |
| EP0977028A4 (en) | 2001-05-23 |
| WO1999039188A1 (fr) | 1999-08-05 |
| KR20010005783A (ko) | 2001-01-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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