JPH11211692A - 酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置 - Google Patents

酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置

Info

Publication number
JPH11211692A
JPH11211692A JP10008926A JP892698A JPH11211692A JP H11211692 A JPH11211692 A JP H11211692A JP 10008926 A JP10008926 A JP 10008926A JP 892698 A JP892698 A JP 892698A JP H11211692 A JPH11211692 A JP H11211692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
oxygen concentration
output
terminal
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10008926A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Honda
隆芳 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP10008926A priority Critical patent/JPH11211692A/ja
Priority to US09/226,221 priority patent/US6242928B1/en
Publication of JPH11211692A publication Critical patent/JPH11211692A/ja
Priority to US09/733,073 priority patent/US6467954B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸素濃度センサの素子インピーダンスを正確
に検出することができる酸素濃度センサの素子インピー
ダンス検出装置を提供する。 【解決手段】 空燃比センサAFS への印加電圧を変化さ
せる前のセンサ電流と上記印加電圧を変化させる動作を
行ってから所定時間後のセンサ電流とを検出して、セン
サAFS の素子インピーダンスを求める装置1は、入力端
子X1〜X3の各電圧を択一的にセンサAFS のプラス側端子
AF+ に印加するマルチプレクサ8を備えている。そし
て、マイコン2が、自己に内蔵のD/A変換器の出力端
子DAC1〜DAC3からマルチプレクサ8の入力端子X1〜X3
へ、空燃比検出用の基準電圧Vpr と、その電圧Vpr とは
異なる電圧(Vpr+△V),(Vpr-△V)とを予め出力してお
き、マルチプレクサ8への選択信号を切り替えて上記プ
ラス側端子AF+ への印加電圧を変える。その結果、印加
電圧の変化から所定時間後のセンサ電流を確実に検出で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車載用エン
ジンの排気管に設けられた酸素濃度センサに流れる電流
から排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素濃度検出装置
に用いられるものであって、その酸素濃度センサの素子
インピーダンス(交流インピーダンス)を検出する酸素
濃度センサの素子インピーダンス検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の車載用エンジンの空燃比制御にお
いては、例えば制御精度を高めるといった要望やリーン
バーン化への要望があり、これらの要望に対応すべく、
エンジンに吸入される混合気の空燃比(排気ガス中の酸
素濃度)を広域に且つリニアに検出するリニア式空燃比
センサ(酸素濃度センサ)が提供されている。
【0003】そして、このような空燃比センサにおい
て、その検出精度を維持するためには、同センサを活性
状態に保つ必要があり、一般には、センサに付設された
ヒータを通電制御することにより当該センサの素子(セ
ンサ素子)を加熱して活性状態を維持するようにしてい
る。
【0004】ところで、こうしたヒータの通電制御にお
いては、センサ素子の温度(素子温)を検出してその素
子温が所望の活性化温度(例えば約700℃)となるよ
うにフィードバック制御を実施する技術が従来より開示
されている。この場合、その時々の素子温を検出するた
めには、素子に温度センサを付設してその検出結果から
導き出すことも考えられるが、それではセンサが大型化
したりコスト高となってしまう。
【0005】このため、センサ素子のインピーダンス
(素子インピーダンス)が素子温に対して所定の対応関
係を有することを利用して素子インピーダンスを検出
し、その検出した素子インピーダンスから素子温を導き
出すことが提案されている。尚、素子インピーダンスの
検出結果は、例えばセンサの劣化度合を判定すること等
にも用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
空燃比センサの素子インピーダンスを検出する機能を有
した空燃比検出装置(酸素濃度検出装置)として、以下
に述べるような構成及び方法を考えた。
【0007】まず図11に示すように、この空燃比検出
装置100は、アナログ/デジタル変換器(以下、A/
D変換器という)とデジタル/アナログ変換器(以下、
D/A変換器という)とを内蔵したマイクロコンピュー
タ(以下、マイコンという)102を備えており、その
マイコン102の2つの端子DAC1,DAC2は、D
/A変換器の出力端子であり、他の2つの端子ch1
1,ch12は、A/D変換器の入力端子である。
【0008】そして、当該装置100には、マイコン1
02の端子DAC1から出力される電圧Vpを入力して
そのまま出力するバッファとしての出力回路106と、
出力回路106の出力を積分する抵抗器R1及びコンデ
ンサC1からなるローパスフィルタ108と、ローパス
フィルタ108の出力が非反転入力端子(+)に入力さ
れ、反転入力端子(−)が抵抗器R2を介して空燃比セ
ンサAFSの一方の端子(この例では、プラス側端子)
に接続された演算増幅器OP1と、空燃比センサAFS
の上記プラス側端子と演算増幅器OP1の出力端子との
間に接続された電流検出用のシャント抵抗器R3と、マ
イコン102の端子DAC2から出力される電圧Vmを
入力してそのまま空燃比センサAFSの他方の端子(こ
の例では、マイナス側端子)に出力するバッファとして
の出力回路104とが設けられている。
【0009】そして更に、当該装置100には、非反転
入力端子が空燃比センサAFSの上記プラス側端子に接
続され、反転入力端子と出力端子とが共通接続された演
算増幅器OP2と、演算増幅器OP2の出力を抵抗器R
4を介し入力して、そのままマイコン102の端子ch
11へ出力する入力回路110と、非反転入力端子が演
算増幅器OP1の出力端子に接続され、反転入力端子と
出力端子とが共通接続された演算増幅器OP3と、演算
増幅器OP3の出力を抵抗器R5を介し入力して、その
ままマイコン102の端子ch12へ出力する入力回路
112とが設けられている。
【0010】このように構成された空燃比検出装置10
0では、ローパスフィルタ108から出力される電圧V
oと同じ電圧Voが、演算増幅器OP1によって空燃比
センサAFSのプラス側端子に印加される。つまり、演
算増幅器OP1は、ローパスフィルタ108の出力電圧
Voと空燃比センサAFSのプラス側端子の電圧とが一
致するように、自己の出力電圧を変化させるからであ
る。
【0011】そして、マイコン102の端子DAC1か
ら出力される電圧Vpが変化しない定常時には、その電
圧Vpがローパスフィルタ108から上記電圧Voとし
て出力される。また、空燃比センサAFSのマイナス側
端子には、マイコン102の端子DAC2から出力され
る電圧Vmが、出力回路104を介して印加される。
【0012】よって、定常時には、マイコン102の端
子DAC1,DAC2から夫々出力される電圧Vp,V
mの差圧(Vp−Vm)が、空燃比センサAFSの両端
に、混合気の空燃比(排気ガス中の酸素濃度)を検出す
るための電圧として印加される。例えば、電圧Vpが
3.3Vであり、電圧Vmが3.0Vであれば、空燃比
センサAFSには0.3Vが印加される。そして、その
電圧の印加に伴い、空燃比センサAFSには、その時の
排気ガス中の酸素濃度に応じた電流が流れることとな
る。
【0013】すると、空燃比センサAFSに流れる電流
(センサ電流)Iと同じ電流がシャント抵抗器R3に流
れるため、シャント抵抗器R3の両端電位差は、センサ
電流Iに比例した値となる。更に、空燃比センサAFS
のプラス側端子に印加される電圧(即ち、シャント抵抗
器R3の空燃比センサAFS側の電圧)Voと同じ電圧
Voが、演算増幅器OP2及び入力回路110によって
マイコン102の端子ch11に入力され、また、シャ
ント抵抗器R3の空燃比センサAFSとは反対側の電圧
(即ち、演算増幅器OP1の出力電圧)と同じ電圧Vi
が、演算増幅器OP3及び入力回路112によってマイ
コン102の端子ch12に入力される。
【0014】このため、マイコン102は、端子ch1
2に入力される電圧Viと端子ch11に入力される電
圧Voとを内部のA/D変換器によりデジタル変換して
検出し、その両電圧Vi,Voの差(Vi−Vo)をシ
ャント抵抗器R3の抵抗値(以下、シャント抵抗値とい
う)で割ることにより、センサ電流Iを検出する。そし
て更に、その検出したセンサ電流Iから混合気の空燃比
(排気ガス中の酸素濃度)を求める。
【0015】一方、この空燃比検出装置100におい
て、マイコン102は、空燃比を検出するべく空燃比セ
ンサAFSに印加している電圧を、図12に示す如く所
定時間T1毎に変化させて、空燃比センサAFSの素子
インピーダンスを検出する。尚、この例では、マイコン
102が端子DAC1の出力電圧Vpを変化させること
で、空燃比センサAFSへの印加電圧を変化させるよう
にしており、図12は、上記電圧Vpの変化状態を、マ
イコン102の端子ch11に入力される電圧(つま
り、空燃比センサAFSのプラス側端子に印加される電
圧)Voの波形として表している。また、図12(b)
は、図12(a)にて楕円で囲んだ部分を拡大して表す
ものである。
【0016】具体的に説明すると、マイコン102は、
下記の(1)〜(7)の手順により、空燃比センサAF
Sの素子インピーダンスを検出する。 (1)図12に示すように、まず時刻t1 で、端子ch
11に入力される電圧Voを検出する。尚、以下、この
時刻t1 で検出された電圧Voを「Vo(t1 )」と記
す。
【0017】(2)更に、時刻t1 直後の時刻t2 で、
端子ch12に入力される電圧Viを検出する。尚、以
下、この時刻t2 で検出された電圧Viを「Vi(t2
)」と記す。 (3)そして更に、時刻t2 直後の時刻t3 で、内部の
D/A変換器に指令を与えることにより、端子DAC1
の出力電圧Vpを空燃比検出用の通常電圧(本発明にお
ける「酸素濃度検出用電圧」に相当)よりも所定電圧△
Vaだけ低い電圧に変化させる。
【0018】(4)次に、時刻t3 から予め定められた
所定時間T2が経過した時刻t4 で、端子ch12に入
力される電圧Viを検出する。尚、以下、この時刻t4
で検出された電圧Viを「Vi(t4 )」と記す。また、
上記所定時間T2は、時刻t3 からセンサ電流Iの変化
分△Iがピークになると予想される時間に設定されてい
る。
【0019】(5)更に、時刻t4 直後の時刻t5 で、
端子ch11に入力される電圧Voを検出する。尚、以
下、この時刻t5 で検出された電圧Voを「Vo(t5
)」と記す。そして、シャント抵抗値をRS とすると、
下記の式1により、空燃比センサAFSの素子インピー
ダンスZを算出する。
【0020】
【数1】
【0021】尚、上記式1においては、{Vo(t1)−
Vo(t5)}が印加電圧の変化分△Vであり、それ以外
の部分が、センサ電流Iの変化分△Iの逆数(1/△
I)である。また、式1における{Vo(t1)−Vo(t
5)}は、既知の△Vaに置き換えることも可能である。
【0022】(6)その後、時刻t3 から予め定められ
た所定時間T3が経過した時刻t6で、端子DAC1の
出力電圧Vpを通常電圧よりも所定電圧△Vbだけ高い
電圧に変化させる。 (7)そして、時刻t6 から予め定められた所定時間T
4が経過した時刻t7で、端子DAC1の出力電圧Vp
を通常電圧に戻す。
【0023】つまり、この空燃比検出装置100では、
式1からも分かるように、空燃比センサAFSへの印加
電圧を変化させる前の定常時のセンサ電流「{Vi(t
2)−Vo(t1)}/RS 」と、印加電圧を変化させてか
ら所定時間T2が経過した時のセンサ電流「{Vi(t
4)−Vo(t5)}/RS 」との差に基づき、素子インピ
ーダンスZを算出している。
【0024】尚、素子インピーダンスZの検出が終了し
た時刻t6 において、端子DAC1の出力電圧Vpを通
常電圧よりも正側に変化させているのは、センサ電流の
収束を早めるためである。即ち、空燃比センサAFSへ
の印加電圧を再び通常電圧に復帰させる際に、その電圧
を直接、元の通常電圧に切り換えるようにすると、空燃
比センサAFSの素子が有する容量成分に蓄えられた電
荷の影響により、センサ電流は電圧の復帰直後において
ピーク電流を発生し、結果として元の電流値に収束する
までの時間が長くなる。そこで、この例では、印加電圧
を元の通常電圧に復帰させる際に、先の電圧変化時とは
逆方向の電圧を短時間印加して、素子の容量成分におけ
る電荷の放電を短時間で終了させ、センサ電流の安定時
間を短縮化するようにしている。よって、空燃比センサ
AFSの素子内を移動する電荷量が正負いずれの変化時
にも略同一量となるように電圧波形を設定すれば、より
効果的である。
【0025】ここで、上記のような空燃比検出装置10
0においては、マイコン102に内蔵されるD/A変換
器として、回路構成が小規模で且つ安価な図13の如き
D/A変換器(以下、簡易D/A変換器という)120
を用いると、空燃比センサAFSの素子インピーダンス
を正確に検出することができないことが分かった。尚、
図13は、D/A変換器の出力端子が4つの場合(即
ち、4チャンネルの場合)の構成を示している。
【0026】即ち、まず図13に示すように、この種の
簡易D/A変換器120は、各出力端子DAC1〜DA
C4から出力すべき電圧(アナログ出力)を示すデジタ
ル値がマイコン102内のCPUによって夫々セットさ
れる4つの目標値レジスタ(DAC1目標値レジスタ〜
DAC4目標値レジスタ)からなるレジスタ群122
と、入力されるデジタル値に応じた電圧を出力するD/
A変換処理部124と、D/A変換処理部124の出力
電圧を保持して、その保持した電圧を自己に対応する出
力端子DAC1〜DAC4から出力する4つの出力保持
回路(DAC1出力保持回路〜DAC4出力保持回路)
からなる出力部126と、レジスタ群122の各目標値
レジスタにセットされたデジタル値をD/A変換処理部
124に所定時間(例えば12μs)毎に順次切り替え
て入力させる第1切替部128と、D/A変換処理部1
24の出力電圧を、上記第1切替部128の切替タイミ
ングと同期したタイミングで、出力部126の各出力保
持回路に順次切り替えて入力させる第2切替部129と
を備えている。
【0027】そして、この簡易D/A変換器120で
は、レジスタ群122のうちで出力端子DAC1に対応
するDAC1目標値レジスタにセットされたデジタル値
が、第1切替部128によってD/A変換処理部124
に入力されると、D/A変換処理部124の出力電圧
が、第2切替部129により、出力部126のうちで出
力端子DAC1に対応するDAC1出力保持回路に入力
される。また同様に、レジスタ群122のうちで出力端
子DAC2に対応するDAC2目標値レジスタにセット
されたデジタル値が、第1切替部128によってD/A
変換処理部124に入力されると、D/A変換処理部1
24の出力電圧が、第2切替部129により、出力部1
26のうちで出力端子DAC2に対応するDAC2出力
保持回路に入力される。そして、こうした切替動作が、
各出力端子DAC1〜DAC4について順次行われる。
【0028】よって、このような簡易D/A変換器12
0では、マイコン102内のCPUが、前述の指令とし
て、所望の目標値レジスタのデジタル値を書き換えるこ
とにより、その目標値レジスタに対応する出力端子の電
圧を任意に変化させることができる。
【0029】しかし、デジタル値の書き換えを行ってか
らそれに対応する出力端子の電圧が変化するまでの応答
時間には、予測不能なバラツキが生じてしまう。これ
は、CPUによるデジタル値の書き換えタイミングと、
第1切替部128及び第2切替部129の切替動作とが
非同期であるからである。例えば、第1切替部128及
び第2切替部129の切替動作が12μs毎に行われる
場合には、上記応答時間のバラツキは0μs〜48μs
程度となる。
【0030】このため、前述した空燃比検出装置100
に図13の如き簡易D/A変換器120を用いた場合に
は、マイコン102内のCPUが、前述の時刻t3 で、
端子DAC1の出力電圧Vpを変化させるべくその端子
DAC1に対応する目標値レジスタのデジタル値を書き
換えても、端子DAC1の出力電圧Vpが実際に変化す
るまでには、図14(b)に示すように、予測不能な遅
延時間Tdが生じてしまう。尚、図14(a)は、図1
2(b)と同様に遅延時間Tdが無い場合を表してお
り、図14(b)と比較するために併記している。
【0031】そして、こうした遅延時間Tdが生じる
と、図14(b)に示すように、時刻t3 から前述の所
定時間T2が経過した時刻t4 で端子ch12に入力さ
れる電圧Viを検出しても、その検出電圧Vi(t4 )
は、本来検出したい値(即ち、センサ電流Iの変化分△
Iがピークに達した時の値)ではなくなり、その結果、
空燃比センサAFSの素子インピーダンスZを正確に検
出することができなくなってしまうのである。
【0032】また、図14(b)に示すように、マイコ
ン102内のCPUが、前述の時刻t7 で端子DAC1
の出力電圧Vpを通常電圧に戻そうとしてから、実際に
端子DAC1の出力電圧Vpが通常電圧へ戻るまでに遅
れが生じると、センサ電流の安定化が遅れて、通常の空
燃比検出に影響を及ぼしてしまう虞もある。
【0033】尚、D/A変換器のチャンネル数(出力端
子数)が1つのみであれば、上記のような遅延時間Td
は生じないが、一般に、この種の空燃比検出装置100
の主要部を成すマイコン102は、エンジン制御等の他
の制御を行うために空燃比センサAFS以外の対象物に
対しても可変の電圧を出力しなければならない場合が多
く、このため多チャンネルのD/A変換器が必要とな
る。
【0034】一方、D/A変換器として、図13に示し
たD/A変換処理部124を各出力端子毎に夫々独立し
て備えたような構成のもの(所謂ラダー方式のD/A変
換器)を用いれば、多チャンネルであっても、上記のよ
うな遅延時間Tdを生じることなく出力電圧を変化させ
ることができる。
【0035】しかしながら、そのようなラダー方式のD
/A変換器を用いると、回路構成が大規模になってしま
うと共に、コストアップを招いてしまう。そして、上記
各問題は、D/A変換器がマイコン102に内蔵されて
いる場合に限るものではなく、D/A変換器をマイコン
102の外部に設けた場合についても全く同様である。
【0036】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、酸素濃度センサの素子インピーダンスを正確
に検出することができる酸素濃度センサの素子インピー
ダンス検出装置を提供することを目的としている。
【0037】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】上記目
的を達成するためになされた請求項1に記載の酸素濃度
センサの素子インピーダンス検出装置において、通常時
には、2つの電圧印加手段が、酸素濃度センサの一対の
端子へ被検出ガス中の酸素濃度を検出するための酸素濃
度検出用電圧を夫々印加する。すると、酸素濃度センサ
の両端子間には、一方の電圧印加手段が出力する酸素濃
度検出用電圧と、他方の電圧印加手段が出力する酸素濃
度検出用電圧との差圧が印加され、その電圧印加に伴っ
て、酸素濃度センサには、被検出ガス中の酸素濃度に応
じた電流が流れることとなる。よって、その通常時のセ
ンサ電流から被検出ガス中の酸素濃度を検出することが
できる。
【0038】ここで、請求項1に記載の素子インピーダ
ンス検出装置では、印加電圧変更手段が、上記2つの電
圧印加手段のうちの一方の電圧印加手段の出力電圧(つ
まり、酸素濃度センサの一方の端子への印加電圧)を、
酸素濃度センサの素子インピーダンスを検出するために
変化させるのであるが、この印加電圧変更手段により前
記一方の電圧印加手段の出力電圧が変化させられていな
い定常時に、第1の電流検出手段が、酸素濃度センサに
流れる電流を検出する。
【0039】そして、印加電圧変更手段が前記一方の電
圧印加手段の出力電圧を変化させる動作を行ってから予
め定められた所定時間が経過した時に、第2の電流検出
手段が、酸素濃度センサに流れる電流を検出し、インピ
ーダンス算出手段が、第1の電流検出手段により検出さ
れた電流と、第2の電流検出手段により検出された電流
との差に基づいて、酸素濃度センサの素子インピーダン
スを算出する。
【0040】つまり、請求項1に記載の素子インピーダ
ンス検出装置では、図11の空燃比検出装置100と同
様に、酸素濃度センサへの印加電圧を変化させていない
定常時のセンサ電流と、印加電圧を変化させてから所定
時間が経過した時のセンサ電流との差に基づき、素子イ
ンピーダンスを算出している。
【0041】ここで特に、請求項1に記載の素子インピ
ーダンス検出装置において、前記一方の電圧印加手段
は、酸素濃度検出用電圧を含む複数種類の電圧を夫々出
力する複数電圧出力手段と、その複数電圧出力手段から
出力される電圧のうちの何れか1つを、選択信号に応じ
て酸素濃度センサの一方の端子へ択一的に印加する選択
手段とを備えている。そして、印加電圧変更手段は、選
択手段へ出力する選択信号を切り替えることにより、前
記一方の電圧印加手段の出力電圧を酸素濃度検出用電圧
から変化させる。
【0042】このような請求項1に記載の素子インピー
ダンス検出装置によれば、印加電圧変更手段が前記一方
の電圧印加手段の出力電圧を変化させる動作(即ち、選
択手段への選択信号を切り替える動作)を行えば、前記
一方の電圧印加手段の出力電圧が即座に変化するため、
第2の電流検出手段は、酸素濃度センサへの印加電圧が
実際に変化してから所定時間が経過した時のセンサ電流
を確実に検出することができる。よって、この素子イン
ピーダンス検出装置によれば、酸素濃度センサへの印加
電圧(詳しくは、酸素濃度センサの一方の端子への印加
電圧)を遅れなく変化させて、同センサの素子インピー
ダンスを正確に検出することができるようになる。
【0043】ところで、第1の電流検出手段は、前記一
方の電圧印加手段の出力電圧が変化させられていない時
であれば、何れのタイミングでセンサ電流を検出しても
良いが、特に、請求項2に記載の如く、印加電圧変更手
段が前記一方の電圧印加手段の出力電圧を変化させる動
作を行う直前に、第1の電流検出手段が、酸素濃度セン
サに流れる電流を検出するように構成すれば、酸素濃度
センサの素子インピーダンスを一層精度良く検出するこ
とができるようになる。
【0044】一方、複数電圧出力手段は、酸素濃度セン
サの一方の端子へ印加すべき電圧として、少なくとも、
通常時に印加すべき酸素濃度検出用電圧と、その酸素濃
度検出用電圧とは異なる素子インピーダンス検出時用の
印加電圧(以下、素子インピーダンス検出時用電圧とい
う)との、2種類の電圧を夫々出力するように構成して
おけば良いが、請求項3に記載のように構成すれば、よ
り大きな効果を得ることができる。
【0045】即ち、請求項3に記載の素子インピーダン
ス検出装置では、上記請求項1又は2に記載の装置にお
いて、複数電圧出力手段が、酸素濃度検出用電圧と、酸
素濃度検出用電圧よりも高い電圧と、酸素濃度検出用電
圧よりも低い電圧との、3種類の電圧を夫々出力する。
つまり、複数電圧出力手段は、素子インピーダンス検出
時用電圧として、酸素濃度検出用電圧を基準に極性が正
負に異なる2種類の電圧を出力する。そして、印加電圧
変更手段は、選択手段へ出力する選択信号を切り替える
ことにより、前記一方の電圧印加手段の出力電圧を酸素
濃度検出用電圧から正負両側に変化させる。
【0046】この請求項3に記載の素子インピーダンス
検出装置によれば、図11の空燃比検出装置100につ
いて図12を用いて説明したように、酸素濃度センサへ
の印加電圧を正負両側に変化させることができるため、
酸素濃度センサの素子インピーダンスを検出した後のセ
ンサ電流を、早期に安定させることができるようにな
る。
【0047】一方また、複数電圧出力手段は、酸素濃度
検出用電圧及び素子インピーダンス検出時用電圧とし
て、常に一定の電圧を出力するように構成しても良い
が、請求項4に記載のように構成すれば、更に大きな効
果を得ることができる。即ち、請求項4に記載の素子イ
ンピーダンス検出装置では、上記請求項1〜3に記載の
装置において、複数電圧出力手段が、複数の出力端子を
有するD/A変換器(デジタル/アナログ変換器)から
なり、その各出力端子から複数種類の電圧を夫々出力す
る。
【0048】このため、請求項4に記載の素子インピー
ダンス検出装置によれば、複数電圧出力手段が選択手段
へ夫々出力する複数種類の電圧(即ち、酸素濃度検出用
電圧と素子インピーダンス検出時用電圧)を任意に変更
することができる。よって、当該素子インピーダンス検
出装置を、酸素濃度センサに酸素濃度検出用電圧を印加
している通常時のセンサ電流に基づき被検出ガス中の酸
素濃度を検出する酸素濃度検出装置に適用すれば、酸素
濃度センサの一方の端子に印加する酸素濃度検出用電圧
を任意に変化させて、通常の酸素濃度検出時における酸
素濃度センサの動作領域を最適化することができると共
に、その酸素濃度検出用電圧に応じて素子インピーダン
ス検出時用電圧を変更することにより、酸素濃度センサ
の素子インピーダンスを確実に検出することができるよ
うになる。
【0049】特に、請求項4に記載の素子インピーダン
ス検出装置によれば、複数電圧出力手段として、図13
に示した簡易D/A変換器を用いても、酸素濃度センサ
の素子インピーダンスを確実に検出することができる。
つまり、素子インピーダンスの検出を行う前に、予め複
数電圧出力手段としての簡易D/A変換器へその出力電
圧(酸素濃度検出用電圧及び素子インピーダンス検出時
用電圧)を変更させる指令を与えておき、その簡易D/
A変換器の出力電圧が確実に変化すると見なされる時間
が経過した後で、印加電圧変更手段が選択手段への選択
信号を切り替えるようにすれば、酸素濃度センサの一方
の端子への印加電圧を、所望の酸素濃度検出用電圧から
所望の素子インピーダンス検出時用電圧へ遅れなく変化
させることができるからである。
【0050】次に、請求項5に記載の素子インピーダン
ス検出装置では、上記請求項1〜4に記載の装置におい
て、2つの電圧印加手段のうちの他方の電圧印加手段
は、その出力電圧が任意に変更可能に構成されている。
この請求項5に記載の素子インピーダンス検出装置によ
れば、酸素濃度センサの他方の端子に印加する酸素濃度
検出用電圧を任意に変更することができるため、当該素
子インピーダンス検出装置を酸素濃度検出装置に適用し
た場合に、通常の酸素濃度検出時における酸素濃度セン
サの動作領域を最適化することができる。
【0051】そして特に、請求項4に従属する請求項5
に記載の素子インピーダンス検出装置によれば、酸素濃
度センサの両方の端子に印加する酸素濃度検出用電圧を
任意に変化させることができるため、酸素濃度センサの
両端子間への印加電圧をより広範囲に変更することがで
き、酸素濃度検出時における酸素濃度センサの動作領域
を最適化するのに非常に有利である。
【0052】尚、酸素濃度センサへ印加する酸素濃度検
出用電圧を変化させる場合には、素子インピーダンスを
検出する際のような素早い応答性が要求されないため、
前記他方の電圧印加手段としては、図13に示した簡易
D/A変換器を主要部として構成することができる。そ
して、前述の如く複数電圧出力手段として簡易D/A変
換器を用いた場合には、前記他方の電圧印加手段は、そ
の簡易D/A変換器の出力端子のうちで、選択手段に接
続される出力端子以外の出力端子から出力される電圧を
酸素濃度センサの他方の端子へ印加するように構成する
ことができる。
【0053】ところで、請求項3に従属する請求項4に
記載の素子インピーダンス検出装置によれば、前述した
ように、D/A変換器として図13に示した簡易D/A
変換器を用いても、酸素濃度センサの一方の端子に印加
する電圧を酸素濃度検出用電圧から即座に且つ正負両側
に変化させることができ、しかも、酸素濃度センサの一
方の端子に印加する酸素濃度検出用電圧を任意に変化さ
せて、酸素濃度検出時における酸素濃度センサの動作領
域を最適化することができると共に、その酸素濃度検出
用電圧に応じて素子インピーダンス検出時用電圧を変更
して、酸素濃度センサの素子インピーダンスを確実に検
出することができる。
【0054】しかし、このような効果を得るためには、
D/A変換器として、少なくとも3つの出力端子を有す
るものを用いると共に、選択手段として、少なくとも3
つの入力電圧を択一的に出力できるものを用いなければ
ならず、回路構成を小型化するのには限度がある。
【0055】そこで、請求項3に従属する請求項4に記
載の素子インピーダンス検出装置と同様の効果を、より
小規模な回路構成で実現可能な素子インピーダンス検出
装置として、請求項6に記載の素子インピーダンス検出
装置が考えられる。この請求項6に記載の素子インピー
ダンス検出装置は、請求項1に記載の素子インピーダン
ス検出装置と同様に、2つの電圧印加手段と、印加電圧
変更手段と、第1及び第2の電流検出手段と、インピー
ダンス算出手段とを備えているが、2つの電圧印加手段
のうちの一方の電圧印加手段と、印加電圧変更手段とが
異なっている。
【0056】即ち、一方の電圧印加手段は、少なくとも
第1の出力端子と第2の出力端子との2つの出力端子を
有するD/A変換器と、そのD/A変換器の前記2つの
出力端子から夫々出力される電圧のうちの何れか1つ
を、選択信号に応じて酸素濃度センサの一方の端子へ択
一的に印加する選択手段とを備えている。
【0057】そして、印加電圧変更手段は、前記一方の
電圧印加手段の出力電圧を変化させる前に、予め、前記
D/A変換器へ指令を与えて、第1の出力端子から酸素
濃度検出用電圧を出力させると共に、第2の出力端子か
ら酸素濃度検出用電圧とは異なる第1電圧を出力させ、
更にその状態で、第1の出力端子からの酸素濃度検出用
電圧が酸素濃度センサの一方の端子へ印加されるよう
に、選択手段へ選択信号を出力しておく。
【0058】そして更に、印加電圧変更手段が、前記一
方の電圧印加手段の出力電圧を変化させる際には、ま
ず、第2の出力端子からの前記第1電圧が酸素濃度セン
サの一方の端子へ印加されるように、選択手段への選択
信号を切り替えると共に、その後、前記酸素濃度検出用
電圧を基準として前記第1電圧とは反対極性の第2電圧
が第1の出力端子から出力されるように、前記D/A変
換器へ指令を与える第1の処理を行う。
【0059】次いで、印加電圧変更手段は、前記第1の
処理を行ってから第1の出力端子の電圧が変化するまで
の遅延時間よりも長く設定された時間が経過すると、第
1の出力端子からの前記第2電圧が酸素濃度センサの一
方の端子へ印加されるように、選択手段への選択信号を
切り替えると共に、その後、前記酸素濃度検出用電圧が
第2の出力端子から出力されるように、前記D/A変換
器へ指令を与える第2の処理を行う。
【0060】そして最後に、印加電圧変更手段は、前記
第2の処理を行ってから第2の出力端子の電圧が変化す
るまでの遅延時間よりも長く設定された時間が経過する
と、第2の出力端子からの前記酸素濃度検出用電圧が酸
素濃度センサの一方の端子へ印加されるように、選択手
段への選択信号を切り替える第3の処理を行う。
【0061】つまり、請求項6に記載の素子インピーダ
ンス検出装置では、D/A変換器の2つの出力端子から
夫々出力される電圧を、酸素濃度センサの一方の端子へ
交互に切り替えて印加させると共に、その切替を行う毎
に(換言すれば、次の切替を行う前に)、D/A変換器
に対して、次の切替時に酸素濃度センサへ印加すべき電
圧が現在選択されていない方の出力端子から出力される
ように指令を与えておくようにしている。
【0062】このため、請求項6に記載の素子インピー
ダンス検出装置によれば、前記一方の電圧印加手段のD
/A変換器として、少なくとも2つの出力端子を有する
図13の如き簡易D/A変換器を用いると共に、選択手
段として、2つの入力電圧を択一的に出力する構成のも
のを用いて、請求項3に従属する請求項4に記載の素子
インピーダンス検出装置と全く同様の効果を得ることが
できる。よって、回路構成の最小化と低コスト化を図る
ことができる。
【0063】尚、この請求項6に記載の素子インピーダ
ンス検出装置においても、請求項7に記載の如く、請求
項2に記載の装置と同様に、印加電圧変更手段が前記一
方の電圧印加手段の出力電圧を変化させる動作を行う直
前に、第1の電流検出手段が、酸素濃度センサに流れる
電流を検出するように構成すれば、酸素濃度センサの素
子インピーダンスを一層精度良く検出することができる
ようになる。
【0064】次に、請求項8に記載の素子インピーダン
ス検出装置では、請求項6又は7に記載の装置におい
て、2つの電圧印加手段のうちの他方の電圧印加手段
は、その出力電圧が任意に変更可能に構成されている。
よって、この素子インピーダンス検出装置によれば、請
求項4に従属する請求項5に記載の素子インピーダンス
検出装置と同様に、酸素濃度センサの両方の端子に印加
する酸素濃度検出用電圧を任意に変化させることができ
るため、酸素濃度検出時における酸素濃度センサの動作
領域を最適化するのに非常に有利である。
【0065】尚、前記他方の電圧印加手段としては、請
求項5に記載の素子インピーダンス検出装置の場合と同
様に、簡易D/A変換器を主要部として構成することが
できる。そして例えば、前記一方の電圧印加手段のD/
A変換器として簡易D/A変換器を用いた場合には、前
記他方の電圧印加手段は、その簡易D/A変換器の出力
端子のうちで、選択手段に接続される2つの出力端子以
外の出力端子から出力される電圧を酸素濃度センサの他
方の端子へ印加するように構成することができる。
【0066】
【発明の実施の形態】以下、本発明の酸素濃度センサの
素子インピーダンス検出装置が適用された実施形態の空
燃比検出装置について、図面を用いて説明する。尚、本
実施形態の空燃比検出装置は、自動車に搭載される電子
制御ガソリン噴射エンジンに用いられるものであり、同
エンジンの空燃比制御システムにおいては、空燃比検出
装置による検出結果に基づいてエンジンへの燃料噴射量
を所望の空燃比に制御する。そして、以下の記載では、
空燃比センサを用いた空燃比の検出と、同センサの素子
インピーダンス(交流インピーダンス)の検出とを行う
ための構成及び処理について詳細に説明する。
【0067】まず図1は、第1実施形態の空燃比検出装
置1の構成を表す回路図である。尚、図1において、前
述した図11の空燃比検出装置100と同じ部材につい
ては、同一の符号を付している。図1に示すように、空
燃比検出装置1には、酸素濃度センサとしての限界電流
式空燃比センサAFSが接続されており、この空燃比セ
ンサAFSは、図示しないエンジンの本体から伸びた排
気管10(図2参照)に取り付けられている。そして、
空燃比センサAFSには、電圧の印加に伴って排気ガス
中の酸素濃度に比例した電流が流れる。
【0068】ここで、図2は、空燃比センサAFSの構
成を示す断面図である。図2に示すように、空燃比セン
サAFSは、前記排気管10の内部に向けて突設されて
おり、同センサAFSは大別して、カバー21,センサ
本体22,及びヒータ23から構成されている。そし
て、カバー21は断面コ字状をなし、その周壁にはカバ
ー内外を連通する多数の小孔21aが形成されている。
また、センサ本体22は、空撚比リーン領域における酸
素濃度、若しくは空燃比リッチ領域における未燃ガス
(CO,HC,H2 等)濃度に対応する限界電流を発生
する。
【0069】センサ本体22の構成について詳述する
と、まず、センサ本体22において、断面カップ状に形
成された固体電解質層24の外表面には、排気ガス側電
極層26が固着され、内表面には大気側電極層27が固
着されている。また、排気ガス側電極層26の外側に
は、プラズマ溶射法等により拡散抵抗層25が形成され
ている。
【0070】固体電解質層24は、ZrO2 ,HfO2
,ThO2 ,Bi2O3等にCaO,MgO,Y2O3,
Yb2O3等を安定剤として固溶させた酸素イオン伝導性
酸化物焼結体からなり、拡散抵抗層25は、アルミナ,
マグネシャ,ケイ石質,スピネル,ムライト等の耐熱性
無機物質からなる。また、排気ガス側電極層26及び大
気側電極層27は共に、白金等の触媒活性の高い貴金属
からなり、その表面には多孔質の化学メッキ等が施され
ている。尚、排気ガス側電極層26の面積及び厚さは、
10〜100平方ミリメートル及び0.5〜2.0マイ
クロメートル程度となっており、大気側電極層27の面
積及び厚さは、10平方ミリメートル以上及び0.5〜
2.0マイクロメートル程度となっている。
【0071】一方、ヒータ23は、大気側電極層27内
に収容されており、その発熱エネルギによりセンサ本体
22(大気側電極層27,固体電解質層24,排気ガス
側電極層26,及び拡散抵抗層25)を加熱する。尚、
ヒータ23は、センサ本体22を活性化するのに十分な
発熱容量を有している。
【0072】そして、上記構成の空燃比センサAFSに
おいて、センサ本体22は、理論空燃比点よりリーン領
域では酸素濃度に応じた限界電流を発生する。この場
合、酸素濃度に対応する限界電流は、排気ガス側電極層
26の面積,拡散抵抗層25の厚さ,気孔率,及び平均
孔径により決定される。
【0073】また、センサ本体22は、酸素濃度を直線
的特性にて検出し得るものであるが、このセンサ本体2
2を活性化するのに約600℃以上の高温が必要とされ
ると共に、同センサ本体22の活性温度範囲が狭いた
め、エンジンの排気ガスのみによる加熱では活性領域を
制御できない。そのため、本実施形態では、ヒータ23
の加熱制御によりセンサ本体22を活性化温度域にまで
加熱する。尚、理論空燃比よりもリッチ側の領域では、
未燃ガスである一酸化炭素(CO)等の濃度が空燃比に
対してほぼリニアに変化し、センサ本体22はCO等の
濃度に応じた限界電流を発生する。
【0074】センサ本体22の電圧−電流特性について
図3を用いて説明する。図3に示すように、この空燃比
センサAFSでは、検出空燃比(A/F)に応じたセン
サ本体22の固体電解質層24への流入電流と、同固体
電解質層24への印加電圧とがリニアな特性を有するこ
とが分かる。この場合、電圧軸Vに並行な直線部分がセ
ンサ本体22の限界電流を特定するものであって、この
限界電流(センサ電流)の増減は空燃比の増減(即ち、
リーン・リッチ)に対応してる。つまり、空燃比がリー
ン側になるほど限界電流は増大し、空燃比がリッチ側に
なるほど限界電流は減少する。
【0075】また、図3の電圧−電流特性において、電
圧軸Vに並行な直線部分よりも小さい電圧域は抵抗支配
域となっており、その抵抗支配域における一次直線部分
の傾きは、センサ本体22における固体電解質層24の
内部インピーダンス(これを素子インピーダンスとい
う)により特定される。そして、この素子インピーダン
スは温度変化に伴い変化するため、センサ本体22の温
度が低下すると素子インピーダンスの増大により上記傾
きが小さくなる。
【0076】次に、上記のような空燃比センサAFSが
接続された空燃比検出装置1は、図1に示すように、A
/D変換器と図13に示した簡易D/A変換器120と
を内蔵したマイコン2を備えており、そのマイコン2の
2つの端子ch11,ch12は、図11の空燃比検出
装置100と同様に、A/D変換器の入力端子である。
そして、マイコン2の他の4つの端子DAC1,DAC
2,DAC3,DAC4は、上記簡易D/A変換器12
0の出力端子であり(図13参照)、また、マイコン2
の他の2つの端子PB20,PB21は、通常の出力ポ
ートの端子である。
【0077】更に、この空燃比検出装置1は、図11の
空燃比検出装置100と同様に、反転入力端子が抵抗器
R2を介して空燃比センサAFSのプラス側端子(即
ち、図2の大気側電極層27に接続された端子)AF+
に接続された演算増幅器OP1と、空燃比センサAFS
のプラス側端子AF+と演算増幅器OP1の出力端子と
の間に接続されたシャント抵抗器R3と、非反転入力端
子が空燃比センサAFSのプラス側端子AF+に接続さ
れ、反転入力端子と出力端子とが共通接続された演算増
幅器OP2と、演算増幅器OP2の出力を抵抗器R4を
介し入力して、そのままマイコン2の端子ch11へ出
力する入力回路4と、非反転入力端子が演算増幅器OP
1の出力端子に接続され、反転入力端子と出力端子とが
共通接続された演算増幅器OP3と、演算増幅器OP3
の出力を抵抗器R5を介し入力して、そのままマイコン
2の端子ch12へ出力する入力回路6とを備えてい
る。
【0078】尚、上記両入力回路4,6は、図11の入
力回路110,112に相当するものである。そして、
入力回路4は、図1の点線内に示すように、反転入力端
子と出力端子とが共通接続されたバッファとしての演算
増幅器OP4と、その演算増幅器OP4の出力端子と接
地電位(GND:0V)との間に接続されたプルダウン
用の抵抗器R10と、一端が演算増幅器OP4の出力端
子に接続された抵抗器R11と、一端が抵抗器R11の
演算増幅器OP4とは反対側の端部に接続された抵抗器
R12と、アノードが抵抗器R11と抵抗器R12との
接続点に接続され、カソードが電源電圧VCC(本実施形
態では5V)に接続された過電圧保護用のダイオードD
1と、抵抗器R12の抵抗器R11とは反対側の端部と
接地電位との間に接続されたノイズ除去用のコンデンサ
C2とを備えている。更に、この入力回路4では、演算
増幅器OP4の非反転入力端子が抵抗器R4を介して演
算増幅器OP2の出力端子に接続され、抵抗器R12と
コンデンサC2との接続点がマイコン2の端子ch11
に接続されている。そして、入力回路6も、入力回路4
と全く同じ回路構成である。
【0079】また、本第1実施形態の空燃比検出装置1
においても、図11の空燃比検出装置100と同様に、
一端が演算増幅器OP1の非反転入力端子に接続された
抵抗器R1と、演算増幅器OP1の非反転入力端子と接
地電位との間に接続されたコンデンサC1とからなるロ
ーパスフィルタ108が設けられており、そのローパス
フィルタ108の出力(つまり、コンデンサC1の接地
電位とは反対側の電圧)Voが、演算増幅器OP1の非
反転入力端子に入力される。
【0080】ここで特に、本第1実施形態の空燃比検出
装置1には、3つの入力端子X1,X2,X3に夫々入
力される電圧のうちの何れか1つを、2つの選択端子W
0,W1の入力レベルに応じて、出力端子Yから択一的
に出力するマルチプレクサ8が設けられている。そし
て、マルチプレクサ8の入力端子X1,X2,X3は、
その順にマイコン2の端子DAC1,DAC2,DAC
3(簡易D/A変換器120の出力端子DAC1,DA
C2,DAC3)と夫々接続されており、また、マルチ
プレクサ8の選択端子W0,W1は、その順にマイコン
2の端子PB20,PB21と夫々接続されている。
【0081】尚、マルチプレクサ8は、2つの選択端子
W0,W1の入力レベルが共にロウレベル(0V)であ
るときに、入力端子X1に入力される電圧を出力端子Y
から出力し、選択端子W0の入力レベルがハイレベル
(5V)であり、且つ、選択端子W1の入力レベルがロ
ウレベルであるときに、入力端子X2に入力される電圧
を出力端子Yから出力し、2つの選択端子W0,W1の
入力レベルが共にハイレベルであるときに、入力端子X
3に入力される電圧を出力端子Yから出力する。
【0082】そして更に、空燃比検出装置1は、非反転
入力端子がマルチプレクサ8の出力端子Yに接続され、
反転入力端子と自己の出力端子とが共通接続されて、マ
ルチプレクサ8の出力端子Yから出力される電圧を、自
己の出力端子からローパスフィルタ108(詳しくは、
抵抗器R1の演算増幅器OP1とは反対側の端部)へ出
力する演算増幅器OP5と、非反転入力端子がマイコン
2の端子DAC4に接続され、出力端子が抵抗器R13
を介して空燃比センサAFSのマイナス側端子(即ち、
図2の排気ガス側電極層26に接続された端子)AF−
に接続され、反転入力端子が抵抗器R14を介して空燃
比センサAFSの上記マイナス側端子AF−に接続され
た演算増幅器OP6とを備えている。
【0083】また、空燃比検出装置1は、抵抗器R13
から空燃比センサAFSのマイナス側端子AF−に至る
信号経路と接地電位との間に接続されたコンデンサC3
と、シャント抵抗器R3から空燃比センサAFSのプラ
ス側端子AF+に至る信号経路にアノードが接続され、
カソードがバッテリ電圧VB (通常12V)に接続され
たダイオードD2と、シャント抵抗器R3から空燃比セ
ンサAFSのプラス側端子AF+に至る信号経路にカソ
ードが接続され、アノードが接地電位に接続されたダイ
オードD3とを備えている。尚、上記コンデンサC3と
2つのダイオードD2,D3は、当該空燃比検出装置1
と空燃比センサAFSとを結ぶ信号線から当該装置1の
内部に高電圧のサージや静電気が侵入することを防止す
るために設けられている。
【0084】以上のように構成された空燃比検出装置1
においては、マルチプレクサ8の出力端子Yから出力さ
れる電圧が、演算増幅器OP5を介してローパスフィル
タ108から出力される。そして、図11の空燃比検出
装置100と同様に、ローパスフィルタ108から出力
される電圧と同じ電圧Voが、演算増幅器OP1,抵抗
器R2,及びシャント抵抗器R3からなる回路部分によ
って空燃比センサAFSのプラス側端子AF+に印加さ
れる。
【0085】また、マイコン2は、内部の簡易D/A変
換器120のレジスタ群122(図13参照)にデジタ
ル値を書き込むことにより、混合気の空燃比(排気ガス
中の酸素濃度)を検出するために空燃比センサAFSの
プラス側端子AF+に印加すべき電圧(即ち、本発明に
おける一方の酸素濃度検出用電圧に相当する電圧であ
り、以下、プラス側基準電圧という)Vprを端子DA
C2から出力する。そして更に、マイコン2は、上記プ
ラス側基準電圧Vprよりも所定電圧△V(本実施形態
では、0.2V)だけ高い電圧(Vpr+△V)を端子
DAC1から出力すると共に、上記プラス側基準電圧V
prよりも所定電圧△Vだけ低い電圧(Vpr−△V)
を端子DAC3から出力する。また、マイコン2は、混
合気の空燃比を検出するために空燃比センサAFSのマ
イナス側端子AF−に印加すべき電圧(即ち、本発明に
おける他方の酸素濃度検出用電圧に相当する電圧であ
り、以下、マイナス側基準電圧という)Vmを端子DA
C4から出力する。
【0086】よって、マイコン2が、端子PB20の出
力レベルをハイレベルにすると共に、端子PB21の出
力レベルをロウレベルにすれば、マイコン2の端子DA
C2から出力される上記プラス側基準電圧Vprが、マ
ルチプレクサ8の出力端子Yから出力されて、空燃比セ
ンサAFSのプラス側端子AF+に印加される。
【0087】また、マイコン2が、2つの端子PB2
0,PB21の出力レベルを共にハイレベルにすれば、
マイコン2の端子DAC3から出力される上記電圧(V
pr−△V)が、マルチプレクサ8の出力端子Yから出
力されて、空燃比センサAFSのプラス側端子AF+に
印加される。つまり、空燃比センサAFSのプラス側端
子AF+には、プラス側基準電圧Vprよりも△V(=
0.2V)だけ低い電圧が印加されることとなる。
【0088】逆に、マイコン2が、2つの端子PB2
0,PB21の出力レベルを共にロウレベルにすれば、
マイコン2の端子DAC1から出力される上記電圧(V
pr+△V)が、マルチプレクサ8の出力端子Yから出
力されて、空燃比センサAFSのプラス側端子AF+に
印加される。つまり、空燃比センサAFSのプラス側端
子AF+には、プラス側基準電圧Vprよりも△V(=
0.2V)だけ高い電圧が印加されることとなる。
【0089】一方、空燃比センサAFSのマイナス側端
子AF−には、演算増幅器OP6及び抵抗器R13,R
14からなる回路部分によって、マイコン2の端子DA
C4から出力される上記マイナス側基準電圧Vmが印加
される。このため、マイコン2の端子PB20の出力レ
ベルがハイレベルであると共に、端子PB21の出力レ
ベルがロウレベルである通常時には、マイコン2の端子
DAC2,DAC4から夫々出力されるプラス側基準電
圧Vprとマイナス側基準電圧Vmとの差圧(Vpr−
Vm)が、空燃比センサAFSの両端子AF+,AF−
間に、混合気の空燃比を検出するための電圧として印加
される。そして、その電圧の印加に伴い、空燃比センサ
AFSには、その時の排気ガス中の酸素濃度に応じた電
流が流れることとなる。
【0090】また、本実施形態の空燃比検出装置1にお
いても、図11の空燃比検出装置100と同様に、空燃
比センサAFSに流れる電流(センサ電流)Iと同じ電
流がシャント抵抗器R3に流れるため、シャント抵抗器
R3の両端電位差は、センサ電流Iに比例した値とな
る。更に、空燃比センサAFSのプラス側端子AF+に
印加される電圧(即ち、シャント抵抗器R3の空燃比セ
ンサAFS側の電圧)Voと同じ電圧Voが、演算増幅
器OP2及び入力回路4によってマイコン2の端子ch
11に入力され、また、シャント抵抗器R3の空燃比セ
ンサAFSとは反対側の電圧(即ち、演算増幅器OP1
の出力電圧)と同じ電圧Viが、演算増幅器OP3及び
入力回路6によってマイコン2の端子ch12に入力さ
れる。
【0091】このため、本実施形態の空燃比検出装置1
では、マイコン2が図4に示す検出処理を定期的に実行
することにより、空燃比センサAFSに流れるセンサ電
流Iを検出して混合気の空燃比(排気ガス中の酸素濃
度)を求めると共に、空燃比センサAFSの素子インピ
ーダンスを図12(b)に示した手順と同様の手順で検
出する。尚、本実施形態では、図12(b)に示した各
時間T1,T2,T3,T4に相当する時間が、夫々、
128ms,135μs,200μs,200μsに設
定されている。
【0092】そこで以下、空燃比検出装置1のマイコン
2で実行される検出処理について、図4のフローチャー
トに沿って説明する。尚、図4の検出処理は、4ms毎
に実行される。また、マイコン2の端子PB20,PB
21の初期出力レベルは、マイコン2の端子DAC2か
ら出力されるプラス側基準電圧Vprが、マルチプレク
サ8の出力端子Yから出力されて空燃比センサAFSの
プラス側端子AF+に印加されるように、端子PB20
がハイレベルとなっており、端子PB21がロウレベル
となっている。
【0093】図4に示すように、マイコン2が検出処理
の実行を開始すると、まずステップ(以下、単に「S」
と記す)110にて、端子ch11に入力される電圧V
oを検出し、その検出した電圧Voを前述のVo(t1 )
として記憶する。次にS120にて、端子ch12に入
力される電圧Viを検出し、その検出した電圧Viを前
述のVi(t2 )として記憶する。
【0094】そして、続くS130にて、S120で検
出した電圧Vi(t2 )とS110で検出した電圧Vo
(t1 )との差(Vi(t2 )−Vo(t1 ))を、シャント
抵抗値(シャント抵抗器R3の抵抗値)RS で割ること
により、センサ電流Iの電流値(限界電流値)を算出
し、更に、その電流値と予めマイコン2内のROMに記
憶されている特性マップとを用いて、混合気の空燃比
(排気ガス中の酸素濃度)を算出する。
【0095】次に、S140にて、マイコン2内のRA
Mに設定されているカウンタCTの値が、素子インピー
ダンスの検出周期である所定時間T1(=128ms)
に相当する「31」であるか否かを判定し、カウンタC
Tの値が「31」でなければ、続くS150にて、カウ
ンタCTの値を1インクリメントする。
【0096】そして、続くS160にて、端子DAC2
の出力値(即ち、プラス側基準電圧Vpr)を変更する
処理を行い、更に、その変更後のプラス側基準電圧Vp
rに応じて、端子DAC1の出力値を上記プラス側基準
電圧Vprよりも所定電圧△V(=0.2V)だけ高い
電圧(Vpr+△V)に変更する処理を行うと共に、端
子DAC3の出力値を上記プラス側基準電圧Vprより
も所定電圧△V(=0.2V)だけ低い電圧(Vpr−
△V)に変更する処理を行う。つまり、端子DAC1の
出力値が端子DAC2からのプラス側基準電圧Vprよ
りも常に△Vだけ高い電圧となるようにすると共に、端
子DAC3の出力値が上記プラス側基準電圧Vprより
も常に△Vだけ低い電圧となるようにする。
【0097】そして更に、続くS170にて、端子DA
C4の出力値(即ち、マイナス側基準電圧Vm)を変更
する処理を行った後、当該検出処理を終了する。尚、上
記S160の処理は、エンジンの運転状態等によりプラ
ス側基準電圧Vprを変更する必要があると判定した場
合に実行され、同様に上記S170の処理も、マイナス
側基準電圧Vmを変更する必要があると判定した場合に
実行される。例えば、図3における特性線L1(即ち、
空燃比センサAFSの各検出空燃比における限界電流域
のほぼ中心を結んだ線)から、上記S130で今回算出
した最新の空燃比に対応する最適な印加電圧を求め、プ
ラス側基準電圧Vprとマイナス側基準電圧Vmとの差
圧(Vpr−Vm)が上記求めた印加電圧と等しくなる
ように、プラス側基準電圧Vprとマイナス側基準電圧
Vmを変更する。
【0098】但し、上記S160,S170による各端
子DAC1〜DAC4の出力値の変更は、通常の空燃比
検出時における空燃比センサAFSの動作領域を最適化
することを目的とするものであるため、上記S160,
S170では、各端子DAC1〜DAC4の出力値を一
気に変更せず、所定の微小電圧(本実施形態では5m
V)ずつ変更して、通常時のセンサ電流Iが急変しない
ようにしている(図6の点線内参照)。
【0099】また、上記S160及びS170におい
て、各端子DAC1〜DAC4の出力値を変更する処理
は、簡易D/A変換器120のレジスタ群122を構成
する各目標値レジスタ(DAC1目標値レジスタ〜DA
C4目標値レジスタ)のデジタル値を書き換えることに
よって行われる。そして、各端子DAC1〜DAC4の
電圧は、S160,S170の処理を行ってから、少な
くとも簡易D/A変換器120が有する最大応答遅延時
間Tdmax (本実施形態では概ね48μs)以内に変化
することとなる。
【0100】一方、上記S140でカウンタCTの値が
「31」であると判定した場合には、素子インピーダン
スの検出タイミングが到来したと判断して、S180に
移行し、上記S130で今回算出したセンサ電流Iの電
流値が予め定められた基準値よりも大きいか否かを判定
する。尚、この基準値は、図3に示す空燃比センサAF
Sのダイナミックレンジ(電流検出可能領域)内におけ
る所定値(例えば中央値)に設定されている。
【0101】そして、S180で肯定判定した場合(つ
まり、現在のセンサ電流Iがダイナミックレンジ内の上
記基準値よりも大きい場合)には、続くS190にて、
図5(a)の時刻t3 に示すように、端子PB21の出
力レベルをロウレベルからハイレベルに切り替えて、2
つの端子PB20,PB21の出力レベルを共にハイレ
ベルにすることにより、マルチプレクサ8に端子DAC
3を選択させ、その後、S210に移行する。つまり、
当該マイコン2の端子DAC3からの電圧(Vpr−△
V)がマルチプレクサ8の出力端子Yから出力されるよ
うにして、S210に移行する。
【0102】すると、図5(a)の時刻t3 に示すよう
に、空燃比センサAFSのプラス側端子AF+に印加さ
れる電圧Voが、プラス側基準電圧Vprよりも△V
(=0.2V)だけ低い電圧(Vpr−△V)に変化
し、それに伴い、端子ch12への入力電圧(演算増幅
器OP1の出力電圧)Vi及びセンサ電流Iも負側に変
化することとなる。
【0103】また、S180で否定判定した場合(つま
り、現在のセンサ電流Iがダイナミックレンジ内の上記
基準値よりも大きくない場合)には、S200に移行し
て、図5(b)の時刻t3 に示すように、端子PB20
の出力レベルをハイレベルからロウレベルに切り替え
て、2つの端子PB20,PB21の出力レベルを共に
ロウレベルにすることにより、マルチプレクサ8に端子
DAC1を選択させ、その後、S210に進む。つま
り、当該マイコン2の端子DAC1からの電圧(Vpr
+△V)がマルチプレクサ8の出力端子Yから出力され
るようにして、S210に進む。
【0104】すると、図5(b)の時刻t3 に示すよう
に、空燃比センサAFSのプラス側端子AF+に印加さ
れる電圧Voが、プラス側基準電圧Vprよりも△V
(=0.2V)だけ高い電圧(Vpr+△V)に変化
し、それに伴い、端子ch12への入力電圧Vi及びセ
ンサ電流Iも正側に変化することとなる。
【0105】S210では、上記S190或いは上記S
200の処理を行ってから、センサ電流Iの変化分△I
がピークになると予想される所定時間T2(=135μ
s)が経過したか否かを判定し、その時間T2が経過す
るまで待機する。そして、上記時間T2が経過したと判
定すると、S220に進んで、端子ch12に入力され
る電圧Viを検出し、その検出した電圧Viを前述のV
i(t4 )として記憶する。そして更に、続くS230に
て、端子ch11に入力される電圧Voを検出し、その
検出した電圧Voを前述のVo(t5 )として記憶する。
【0106】そして、続くS240にて、上記S11
0,S120,S220,及びS230で今回検出した
Vo(t1 ),Vi(t2 ),Vi(t4 ),及びVo(t5 )
と、シャント抵抗値RS とから、前述の式1を用いて空
燃比センサAFSの素子インピーダンスZを算出する。
【0107】尚、このS240で算出した素子インピー
ダンスZは、少なくとも空燃比センサAFSに設けられ
たヒータ23の加熱制御に用いられる。即ち、マイコン
2は、図示しない加熱制御処理を実行することにより、
上記S240で算出した素子インピーダンスZと、空燃
比センサAFSが十分に活性化していると思われる目標
素子インピーダンスとの差を無くすために必要なヒータ
23への通電量を求め、その通電量に応じて、ヒータ2
3への通電電流を図示しないヒータ駆動回路を介してデ
ューティ制御する。
【0108】次に、マイコン2は、続くS250にて、
上記S190或いは上記S200の処理を行ってから、
所定時間T3(=200μs)が経過したか否かを判定
し、その時間T3が経過するまで待機する。そして、上
記時間T3が経過したと判定すると、S260に進ん
で、S180の場合と全く同様に、S130で今回算出
したセンサ電流Iの電流値が上記基準値よりも大きいか
否かを判定する。
【0109】そして、S260で肯定判定した場合には
(S260:YES)、続くS270にて、図5(a)
の時刻t6 に示すように、2つの端子PB20,PB2
1の出力レベルを共にロウレベルに切り替えることによ
り、マルチプレクサ8に端子DAC1を選択させ、その
後、S290に移行する。つまり、当該マイコン2の端
子DAC1からの電圧(Vpr+△V)がマルチプレク
サ8の出力端子Yから出力されるようにして、S290
に移行する。
【0110】すると、図5(a)の時刻t6 に示すよう
に、空燃比センサAFSのプラス側端子AF+に印加さ
れる電圧Voが、プラス側基準電圧Vprよりも△V
(=0.2V)だけ高い電圧(Vpr+△V)に変化
し、それに伴い、端子ch12への入力電圧Vi及びセ
ンサ電流Iも正側に変化することとなる。
【0111】また、S260で否定判定した場合(S2
60:NO)には、S280に移行して、図5(b)の
時刻t6 に示すように、2つの端子PB20,PB21
の出力レベルを共にハイレベルに切り替えることによ
り、マルチプレクサ8に端子DAC3を選択させ、その
後、S290に進む。つまり、当該マイコン2の端子D
AC3からの電圧(Vpr−△V)がマルチプレクサ8
の出力端子Yから出力されるようにして、S290に進
む。
【0112】すると、図5(b)の時刻t6 に示すよう
に、空燃比センサAFSのプラス側端子AF+に印加さ
れる電圧Voが、プラス側基準電圧Vprよりも△V
(=0.2V)だけ低い電圧(Vpr−△V)に変化
し、それに伴い、端子ch12への入力電圧Vi及びセ
ンサ電流Iも負側に変化することとなる。
【0113】S290では、上記S270或いは上記S
280の処理を行ってから所定時間T4(=200μ
s)が経過したか否かを判定し、その時間T4が経過す
るまで待機する。そして、上記時間T4が経過したと判
定すると、S300に進んで、図5(a),(b)の時
刻t7 に示すように、端子PB20の出力レベルを初期
のハイレベルにすると共に、端子PB21の出力レベル
を初期のロウレベルにして、マルチプレクサ8に端子D
AC2を選択させる。つまり、当該マイコン2の端子D
AC2からのプラス側基準電圧Vprがマルチプレクサ
8の出力端子Yから出力されるようにする。
【0114】すると、図5(a),(b)の時刻t7 に
示すように、空燃比センサAFSのプラス側端子AF+
に印加される電圧Voが、時刻t3 以前の元のプラス側
基準電圧Vprに戻り、それに伴い、端子ch12への
入力電圧Vi及びセンサ電流Iも元の状態に復帰するこ
ととなる。
【0115】そして最後に、続くS310にて、カウン
タCTの値を「0」にリセットし、その後、当該検出処
理を終了する。つまり、図4の検出処理では、S14
0,S150,及びS310の処理により、素子インピ
ーダンスの検出周期である所定時間T1(=128m
s)の計時を行い、その時間T1が経過しておらず素子
インピーダンスの検出タイミングが到来していないと判
定した場合に(S140:NO)、簡易D/A変換器1
20の出力端子DAC1〜DAC4の出力値を変更する
処理を行っている(S160,S170)。
【0116】よって、図6における点線内に示すよう
に、素子インピーダンスの検出タイミングが到来してい
ない通常時には、空燃比センサAFSのプラス側端子A
F+に印加される電圧(プラス側基準電圧Vpr)と、
空燃比センサAFSのマイナス側端子AF−に印加され
る電圧(マイナス側基準電圧Vm)とが、当該検出処理
の実行周期である4ms毎に5mVずつ増減されること
となる。尚、図6では、プラス側基準電圧Vprとマイ
ナス側基準電圧Vmとを、全く同じように増減させた場
合を例示しているが、各電圧Vpr,Vmを互いに逆方
向に増減させたり、或いは、その一方だけを増減させる
こともできる。
【0117】そして、図4の検出処理では、上記時間T
1が経過して素子インピーダンスの検出タイミングが到
来したと判定すると(S140:YES)、上記端子D
AC1〜DAC4の出力値を変更する処理を行わず、印
加電圧変更手段としてのS180〜S200,S250
〜S300の処理により、通常の出力ポートである端子
PB20,PB21の出力レベル(即ち、マルチプレク
サ8の選択端子W0,W1への選択信号)を切り替え
て、図5(a)或いは図5(b)に示したように、空燃
比センサAFSのプラス側端子AF+に印加される電圧
Voを、空燃比検出用のプラス側基準電圧Vprから正
負両側に変化させている。
【0118】このため、図6にて楕円で囲んだ部分に示
すように、空燃比センサAFSのプラス側端子AF+に
印加される電圧は、上記時間T1(=128ms)毎
に、その時のプラス側基準電圧Vprから正負両側へ変
化することとなる。尚、図6は、空燃比センサAFSの
プラス側端子AF+に印加する電圧を、図5(a)の如
く、最初に負側へ変化させてから正側へ変化させて元に
戻す場合を例示している。
【0119】ここで、図6にて楕円で囲んだ部分を拡大
して表す図7を用いて、図4の検出処理の作用をより詳
しく説明する。まず、カウンタCTの値が「30」であ
る場合に、S160,S170の処理が、図7の時刻t
a で実行されたとする。
【0120】すると、図7に示すように、マイコン2の
各端子DAC1〜DAC4からの出力電圧は、簡易D/
A変換器120の最大応答遅延時間Tdmax (=概ね4
8μs)以内に順次変化することとなる。尚、その変化
の順と、変化するまでの遅延時間は、前述した簡易D/
A変換器120の構成上、その時々によって異なる。ま
た、この時点では、マイコン2の端子DAC2から出力
されるプラス側基準電圧Vprが、マルチプレクサ8の
出力端子Yから出力されて空燃比センサAFSのプラス
側端子AF+に印加されている。また更に、空燃比セン
サAFSのマイナス側端子AF−には、マイコン2の端
子DAC4から出力されるマイナス側基準電圧Vmが常
時印加される。
【0121】その後、図7の時刻tb (図5の時刻t3
に相当)で、図4の検出処理が再び実行されて、S14
0によりカウンタCTの値が「31」であると判定さ
れ、更にS190或いはS200(この例ではS19
0)の処理が実行されると、前述したように、マイコン
2の端子DAC3からの電圧(Vpr−△V)がマルチ
プレクサ8の出力端子Yから出力され、その結果、空燃
比センサAFSのプラス側端子AF+に印加される電圧
が、プラス側基準電圧Vprよりも△Vだけ低い電圧
(Vpr−△V)に即座に変化する。
【0122】そして、上記時刻tb から所定時間T3
(=200μs)が経過し、図7の時刻tc (図5の時
刻t6 に相当)で、図4の検出処理におけるS270或
いはS280(この例ではS270)の処理が実行され
ると、前述したように、マイコン2の端子DAC1から
の電圧(Vpr+△V)がマルチプレクサ8の出力端子
Yから出力され、その結果、空燃比センサAFSのプラ
ス側端子AF+に印加される電圧が、プラス側基準電圧
Vprよりも△Vだけ高い電圧(Vpr+△V)に即座
に変化する。
【0123】そして更に、上記時刻tc から所定時間T
4(=200μs)が経過し、図7の時刻td (図5の
時刻t7 に相当)で、図4の検出処理におけるS300
の処理が実行されると、前述したように、再び、マイコ
ン2の端子DAC2からのプラス側基準電圧Vprがマ
ルチプレクサ8の出力端子Yから出力され、その結果、
空燃比センサAFSのプラス側端子AF+に印加される
電圧が、即座にプラス側基準電圧Vprに戻ることとな
る。
【0124】その後、図7の時刻te で、図4の検出処
理が再び実行されると、この場合には、カウンタCTの
値が「0」に戻っているため、S140により否定判定
されて(S140:NO)、S160,S170の処理
が再び実行される。すると、前述した時刻ta の場合と
同様に、マイコン2の各端子DAC1〜DAC4からの
出力電圧が、簡易D/A変換器120の最大応答遅延時
間Tdmax(=概ね48μs)以内に順次変化すること
となる。
【0125】以後は、図4の検出処理のS140により
カウンタCTの値が「31」であると判定されるまで
(つまり、素子インピーダンスの検出タイミングが次に
到来するまで)、当該検出処理が実行される毎に、プラ
ス側基準電圧Vprとマイナス側基準電圧Vmとが適宜
変更されることとなる。
【0126】そして、このようにして、図6に例示した
電圧変化が実現されるのであるが、図4の検出処理で
は、第1の電流検出手段としてのS110及びS120
の処理により、S190或いはS200の処理で上記プ
ラス側端子AF+への印加電圧を変化させる直前に、空
燃比センサAFSに流れる定常時のセンサ電流Iをシャ
ント抵抗器R3の両端の各電圧Vi(t2 ),Vo(t1 )
として検出し、また、第2の電流検出手段としてのS2
10〜S230の処理により、S190或いはS200
の処理で上記プラス側端子AF+への印加電圧を変化さ
せてから所定時間T2(=135μs)が経過した時に
(S210:YES)、空燃比センサAFSに流れるセ
ンサ電流Iをシャント抵抗器R3の両端の各電圧Vi
(t4 ),Vo(t5 )として検出している。
【0127】そして更に、インピーダンス算出手段とし
てのS240の処理により、S110,S120,S2
20,及びS230で検出したVo(t1 ),Vi(t2
),Vi(t4 ),及びVo(t5 )から求められるセンサ
電流Iの差、即ち、空燃比センサAFSへの印加電圧を
変化させる前の定常時のセンサ電流「{Vi(t2)−V
o(t1)}/RS 」と、印加電圧を変化させてから所定
時間T2が経過した時のセンサ電流「{Vi(t4)−V
o(t5)}/RS 」との差に基づいて、空燃比センサA
FSの素子インピーダンスZを算出している。
【0128】また、S130の処理により、S110及
びS120の処理でセンサ電流Iとして検出した電圧V
i(t2 ),Vo(t1 )から、空燃比センサAFSの限界
電流値を算出して、その電流値に基づき混合気の空燃比
(排気ガス中の酸素濃度)を算出している。
【0129】尚、本第1実施形態の空燃比検出装置1で
は、マイコン2内の簡易D/A変換器120(特に出力
端子DAC1〜DAC3に関する部分)と、マルチプレ
クサ8と、ローパスフィルタ108と、演算増幅器OP
1,OP5と、抵抗器R2と、シャント抵抗器R3とか
らなる部分が、一方の電圧印加手段に相当しており、そ
のうちで、簡易D/A変換器120が複数電圧出力手段
に相当しており、それ以外のマルチプレクサ8を中心と
する部分が選択手段に相当している。また、マイコン2
内の簡易D/A変換器120(特に出力端子DAC4に
関する部分)と、演算増幅器OP4と、抵抗器R13,
R14とからなる部分が、他方の電圧印加手段に相当し
ている。
【0130】以上詳述したように本第1実施形態の空燃
比検出装置1では、混合気の空燃比を検出するために空
燃比センサAFSのプラス側端子AF+に印加したいプ
ラス側基準電圧Vprと、空燃比センサAFSの素子イ
ンピーダンスを検出するために空燃比センサAFSのプ
ラス側端子AF+に印加したい電圧であってプラス側基
準電圧Vprとは異なる素子インピーダンス検出時用電
圧((Vpr+△V),(Vpr−△V))とを、簡易
D/A変換器120の3つの出力端子DAC1〜DAC
3から予め出力させておき、その各電圧のうちの何れか
1つを、マルチプレクサ8により選択して、空燃比セン
サAFSのプラス側端子AF+に印加するようにしてい
る。よって、マイコン2がマルチプレクサ8の選択端子
W0,W1への選択信号(即ち、マイコン2の端子PB
20,PB21の出力レベル)を切り替える動作を行え
ば、空燃比センサAFSのプラス側端子AF+への印加
電圧が即座に変化するため、その印加電圧が実際に変化
してから所定時間T2が経過した時のセンサ電流Iを確
実に検出することができる。
【0131】このため、本第1実施形態の空燃比検出装
置1によれば、空燃比センサAFSへの印加電圧を遅れ
なく変化させて、同センサAFSの素子インピーダンス
を正確に検出できるようになり、延いては、空燃比セン
サAFSを活性状態に維持するためのヒータ23のフィ
ードバック制御や、空燃比センサAFSの劣化度合の判
定を正確に行うことができるようになる。
【0132】しかも、本第1実施形態の空燃比検出装置
1では、簡易D/A変換器120からマルチプレクサ8
へ、素子インピーダンス検出時用電圧として、プラス側
基準電圧Vprよりも所定電圧△Vだけ高い電圧(Vp
r+△V)と、プラス側基準電圧Vprよりも所定電圧
△Vだけ低い電圧(Vpr−△V)とを出力するように
して、空燃比センサAFSへの印加電圧を正負両側に変
化させるようにしている。よって、図11の空燃比検出
装置100について図12を用いて説明したように、印
加電圧を元の電圧に復帰させる際に空燃比センサAFS
が有する容量成分(固体電解質層24の粒子の界面にお
ける粒界容量や、電極界面容量)における電荷の放電を
短時間で終了させることができ、その結果、空燃比セン
サAFSの素子インピーダンスを検出した後のセンサ電
流を、早期に安定させることができる。
【0133】また、本第1実施形態の空燃比検出装置1
では、簡易D/A変換器120によって、プラス側基準
電圧Vprと素子インピーダンス検出時用電圧((Vp
r+△V),(Vpr−△V))とを生成するようにし
ているため、その3種類の電圧を任意に変更することが
できる。よって、空燃比センサAFSのプラス側端子A
F+に印加するプラス側基準電圧Vprを任意に変化さ
せて、通常の空燃比検出時における空燃比センサAFS
の動作領域を最適化することができると共に、そのプラ
ス側基準電圧Vprに応じて素子インピーダンス検出時
用電圧((Vpr+△V),(Vpr−△V))を変更
することにより、空燃比センサAFSの素子インピーダ
ンスを確実に検出することができるようになる。
【0134】その上、本第1実施形態の空燃比検出装置
1では、簡易D/A変換器120の出力端子DAC1〜
DAC4のうち、マルチプレクサ8の入力端子X1〜X
3に接続されない出力端子DAC4からの電圧を、空燃
比センサAFSのマイナス側端子AF−に印加するよう
にしている。よって、空燃比センサAFSのマイナス側
端子AF−に印加するマイナス側基準電圧Vmをも変更
可能となり、空燃比センサAFSの両端子AF+,AF
−間への印加電圧をより広範囲に変更することができる
ため、空燃比検出時における空燃比センサAFSの動作
領域を最適化するのに非常に有利である。
【0135】また更に、本第1実施形態の空燃比検出装
置1では、図5に示したように、空燃比検出時のセンサ
電流がダイナミックレンジ内の基準値よりも大きい場合
には(S180:YES)、空燃比センサAFSへの印
加電圧を負側(即ち、小さくなる方)へ変化させて(S
190)、その印加電圧の変化に伴う電流変化から素子
インピーダンスを算出し、逆に、空燃比検出時のセンサ
電流が上記基準値よりも大きくない場合には(S18
0:NO)、空燃比センサAFSへの印加電圧を正側
(即ち、大きくなる方)へ変化させて(S200)、そ
の印加電圧の変化に伴う電流変化から素子インピーダン
スを算出するようにしている。
【0136】このため、素子インピーダンスを検出する
際に、印加電圧をダイナミックレンジから外れる方向に
変化させてしまうことを確実に防止して、センサ電流を
ダイナミックレンジから外れることなく検出することが
でき、その結果、素子インピーダンスを常に正確に検出
することができるようになる。
【0137】次に、第2実施形態の空燃比検出装置につ
いて、図8〜図10を用い説明する。まず図8は、第2
実施形態の空燃比検出装置31の構成を表す回路図であ
る。尚、図8において、図1の空燃比検出装置1と同じ
部材及び電圧信号については、同一の符号を付している
ため、詳細な説明は省略する。
【0138】図8に示すように、本第2実施形態の空燃
比検出装置31の回路構成は、第1実施形態の空燃比検
出装置1(図1)に対して、下記の,の2点で異な
っている。 :第1実施形態のマルチプレクサ8に代えて、2つの
入力端子X1,X2に夫々入力される電圧のうちの何れ
か1つを、1つの選択端子W0の入力レベルに応じて、
自己の出力端子Yから択一的に出力するマルチプレクサ
9が設けられている。
【0139】尚、このマルチプレクサ9は、選択端子W
0の入力レベルがロウレベルであるときに、入力端子X
1に入力される電圧を出力端子Yから出力し、選択端子
W0の入力レベルがハイレベルであるときに、入力端子
X2に入力される電圧を出力端子Yから出力する。
【0140】:マルチプレクサ9の入力端子X1,X
2は、その順にマイコン2の端子DAC1,DAC2
(簡易D/A変換器120の出力端子DAC1,DAC
2)と夫々接続されており、また、マルチプレクサ9の
選択端子W0は、マイコン2の端子PB20と接続され
ている。つまり、第1実施形態で用いたマイコン2の端
子DAC3と端子PB21は、使用されていない。
【0141】そして更に、本第2実施形態の空燃比検出
装置31では、マイコン2が、第1実施形態の検出処理
(図4)に代えて、図9に示す検出処理を実行すること
により、第1実施形態の空燃比検出装置1と全く同様の
機能を達成している。そこで以下、本第2実施形態で実
行される検出処理について、図9のフローチャートに沿
って説明する。
【0142】尚、図9の検出処理も4ms毎に実行され
る。また、マイコン2は、素子インピーダンスの検出タ
イミングが到来していない通常時においては、簡易D/
A変換器120の2つの出力端子DA1,DAC2か
ら、全く同じプラス側基準電圧Vprを出力する。そし
て、マイコン2の端子PB20の初期出力レベルは、マ
イコン2の端子DAC1から出力される上記プラス側基
準電圧Vprがマルチプレクサ9の出力端子Yから出力
されて空燃比センサAFSのプラス側端子AF+に印加
されるように、ロウレベルとなっている。
【0143】図9に示すように、マイコン2が検出処理
の実行を開始すると、最初のS410〜S430にて、
図4のS110〜S130と全く同じ処理を行う。即
ち、まずS410で、端子ch11に入力される電圧V
oを検出して、その検出した電圧Voを前述のVo(t1
)として記憶し、次のS420で、端子ch12に入力
される電圧Viを検出して、その検出した電圧Viを前
述のVi(t2)として記憶する。そして、続くS430
にて、S420で検出した電圧Vi(t2 )とS410で
検出した電圧Vo(t1 )との差(Vi(t2 )−Vo(t1
))を、シャント抵抗値RS で割ることにより、センサ
電流Iの電流値(限界電流値)を算出し、更にその電流
値から混合気の空燃比を算出する。
【0144】次に、S440にて、図4のS140と同
様に、マイコン2内のRAMに設定されているカウンタ
CTの値が、素子インピーダンスの検出周期である所定
時間T1(=128ms)に相当する「31」であるか
否かを判定し、カウンタCTの値が「31」でなけれ
ば、続くS450にて、カウンタCTの値を1インクリ
メントしてから、S460に進む。
【0145】S460では、端子PB20の出力レベル
をロウレベルにすることにより、マルチプレクサ9に端
子DAC1を選択させる。つまり、当該マイコン2の端
子DAC1からのプラス側基準電圧Vprがマルチプレ
クサ9の出力端子Yから出力されて空燃比センサAFS
のプラス側端子AF+に印加されるようにする。
【0146】そして、続くS470にて、両端子DAC
1,DAC2の出力値(即ち、プラス側基準電圧Vp
r)を変更する処理を行い、更に、続くS480にて、
端子DAC4の出力値(即ち、マイナス側基準電圧V
m)を変更する処理を行った後、当該検出処理を終了す
る。尚、上記S470とS480の処理は、図4のS1
60及びS170と同様の手順で行われる。
【0147】一方、上記S440でカウンタCTの値が
「31」であると判定した場合には、素子インピーダン
スの検出タイミングが到来したと判断して、S490に
移行し、図4のS180と同様に、上記S430で今回
算出したセンサ電流Iの電流値が予め定められた基準値
よりも大きいか否かを判定する。
【0148】そして、S490で肯定判定した場合(つ
まり、現在のセンサ電流Iがダイナミックレンジ内の上
記基準値よりも大きい場合)には、続くS500にて、
端子DAC2の出力値を、前回のS470で設定したプ
ラス側基準電圧Vprよりも所定電圧△V(=0.2
V)だけ低い電圧(Vpr−△V)に変更する処理を行
い、その後、S520に移行する。つまり、端子DAC
2の出力値が端子DAC1からのプラス側基準電圧Vp
rよりも△Vだけ低い電圧となるように、DAC2目標
値レジスタ(図13参照)のデジタル値を書き換え、そ
の後、S520に移行する。
【0149】また、S490で否定判定した場合(つま
り、現在のセンサ電流Iがダイナミックレンジ内の上記
基準値よりも大きくない場合)には、S510に移行し
て、端子DAC2の出力値を、前回のS470で設定し
たプラス側基準電圧Vprよりも所定電圧△V(=0.
2V)だけ高い電圧(Vpr+△V)に変更する処理を
行い、その後、S520に進む。つまり、端子DAC2
の出力値が端子DAC1からのプラス側基準電圧Vpr
よりも△Vだけ高い電圧となるように、DAC2目標値
レジスタのデジタル値を書き換え、その後、S520に
進む。
【0150】S520では、上記S500或いは上記S
510の処理を行ってから、簡易D/A変換器120の
最大応答遅延時間Tdmax よりも長く設定された待ち時
間Tw(本実施形態では、200μs)が経過したか否
かを判定し、その待ち時間Twが経過するまで待機す
る。そして、上記待ち時間Twが経過したと判定する
と、S530進んで、端子PB20の出力レベルをハイ
レベルにすることにより、マルチプレクサ9に端子DA
C2を選択させる。つまり、当該マイコン2の端子DA
C2からの電圧((Vpr−△V)或いは(Vpr+△
V))がマルチプレクサ9の出力端子Yから出力されて
空燃比センサAFSのプラス側端子AF+に印加される
ようにする。
【0151】すると、上記S490で肯定判定されてS
500の処理が実行されている場合には、図5(a)の
時刻t3 と同様に、空燃比センサAFSのプラス側端子
AF+に印加される電圧Voが、プラス側基準電圧Vp
rよりも△V(=0.2V)だけ低い電圧(Vpr−△
V)に変化し、逆に、上記S490で否定判定されてS
510の処理が実行されている場合には、図5(b)の
時刻t3 と同様に、空燃比センサAFSのプラス側端子
AF+に印加される電圧Voが、プラス側基準電圧Vp
rよりも△V(=0.2V)だけ高い電圧(Vpr+△
V)に変化することとなる。
【0152】次に、続くS540にて、S490と全く
同様に、S430で今回算出したセンサ電流Iの電流値
が上記基準値よりも大きいか否かを判定する。そして、
S540で肯定判定した場合には(S540:YE
S)、続くS550にて、端子DAC1の出力値を、前
回のS470で設定したプラス側基準電圧Vprよりも
所定電圧△V(=0.2V)だけ高い電圧(Vpr+△
V)に変更する処理を行い、その後、S570に移行す
る。つまり、端子DAC1の出力値がプラス側基準電圧
Vprよりも△Vだけ高い電圧となるように、DAC1
目標値レジスタ(図13参照)のデジタル値を書き換
え、その後、S570に移行する。
【0153】また、S540で否定判定した場合には
(S540:NO)、S560に移行して、端子DAC
1の出力値を、前回のS470で設定したプラス側基準
電圧Vprよりも所定電圧△V(=0.2V)だけ低い
電圧(Vpr−△V)に変更する処理を行い、その後、
S570に進む。つまり、端子DAC1の出力値がプラ
ス側基準電圧Vprよりも△Vだけ低い電圧となるよう
に、DAC1目標値レジスタのデジタル値を書き換え、
その後、S570に進む。
【0154】S570では、上記S530の処理を行っ
てから、センサ電流Iの変化分△Iがピークになると予
想される所定時間T2(=135μs)が経過したか否
かを判定し、その時間T2が経過するまで待機する。そ
して、上記時間T2が経過したと判定すると、図4のS
220〜S240と同様のS580〜S600の処理を
行う。
【0155】即ち、まずS580で、端子ch12に入
力される電圧Viを検出して、その検出した電圧Viを
前述のVi(t4 )として記憶し、次のS590で、端子
ch11に入力される電圧Voを検出して、その検出し
た電圧Voを前述のVo(t5)として記憶する。そし
て、続くS600にて、上記S410,S420,S5
80,及びS590で今回検出したVo(t1 ),Vi
(t2 ),Vi(t4 ),及びVo(t5 )と、シャント抵抗
値RS とから、前述の式1を用いて空燃比センサAFS
の素子インピーダンスZを算出する。
【0156】次に、S610にて、上記S530と上記
S550或いは上記S560の処理を行ってから、所定
時間T3(=200μs>Tdmax )が経過したか否か
を判定し、その時間T3が経過するまで待機する。そし
て、上記時間T3が経過したと判定すると、S620に
進んで、端子PB20の出力レベルをロウレベルにする
ことにより、マルチプレクサ9に端子DAC1を選択さ
せる。つまり、当該マイコン2の端子DAC1からの電
圧((Vpr+△V)或いは(Vpr−△V))がマル
チプレクサ9の出力端子Yから出力されて空燃比センサ
AFSのプラス側端子AF+に印加されるようにする。
【0157】すると、上記S490及びS540で肯定
判定されてS500及びS550の処理が実行されてい
る場合には、図5(a)の時刻t6 と同様に、空燃比セ
ンサAFSのプラス側端子AF+に印加される電圧Vo
が、プラス側基準電圧Vprよりも△V(=0.2V)
だけ高い電圧(Vpr+△V)に変化し、逆に、上記S
490及びS540で否定判定されてS510及びS5
60の処理が実行されている場合には、図5(b)の時
刻t6 と同様に、空燃比センサAFSのプラス側端子A
F+に印加される電圧Voが、プラス側基準電圧Vpr
よりも△V(=0.2V)だけ低い電圧(Vpr−△
V)に変化することとなる。
【0158】そして、続くS630にて、端子DAC2
の出力値をプラス側基準電圧Vprに戻す処理を行う。
つまり、端子DAC2の出力値が前回のS470で設定
したプラス側基準電圧Vprとなるように、DAC2目
標値レジスタのデジタル値を書き換える。
【0159】そして更に、続くS640にて、上記S6
20と上記S630の処理を行ってから所定時間T4
(=200μs>Tdmax )が経過したか否かを判定
し、その時間T4が経過するまで待機する。そして、上
記時間T4が経過したと判定すると、S650に進ん
で、端子PB20の出力レベルをハイレベルにすること
により、マルチプレクサ9に端子DAC2を選択させ
る。つまり、当該マイコン2の端子DAC2からのプラ
ス側基準電圧Vprがマルチプレクサ9の出力端子Yか
ら出力されて空燃比センサAFSのプラス側端子AF+
に印加されるようにする。
【0160】すると、図5(a),(b)の時刻t7 と
同様に、空燃比センサAFSのプラス側端子AF+に印
加される電圧Voが、時刻t3 以前の元のプラス側基準
電圧Vprに戻ることとなる。次に、S660にて、カ
ウンタCTの値を「0」にリセットする。そして最後
に、続くS670にて、端子DAC1の出力値をプラス
側基準電圧Vprに戻す処理を行い、その後、当該検出
処理を終了する。つまり、端子DAC1の出力値が前回
のS470で設定したプラス側基準電圧Vprとなるよ
うに、DAC1目標値レジスタのデジタル値を書き換え
てから、当該検出処理を終了する。
【0161】ここで、図9の検出処理の作用について、
図10のタイムチャートを用いて具体的に説明する。
尚、図10は、図9のS490及びS540で肯定判定
された場合、即ち、空燃比センサAFSのプラス側端子
AF+に印加する電圧を、図5(a)の如く最初に負側
へ変化させてから正側へ変化させて元に戻す場合を例示
している。
【0162】まず、カウンタCTの値が「30」である
場合に、S460〜S480の処理が、図10の時刻t
f で実行されたとする。すると、図10に示すように、
マイコン2の各端子DAC1,DAC2,DAC4から
の出力電圧は、簡易D/A変換器120の最大応答遅延
時間Tdmax 以内に順次変化することとなる。尚、この
時点では、マイコン2の端子DAC1から出力されるプ
ラス側基準電圧Vprが、マルチプレクサ8の出力端子
Yから出力されて空燃比センサAFSのプラス側端子A
F+に印加されている。また、空燃比センサAFSのマ
イナス側端子AF−には、マイコン2の端子DAC4か
ら出力されるマイナス側基準電圧Vmが常時印加され
る。
【0163】その後、図10の時刻tg で、図9の検出
処理が再び実行されて、S440によりカウンタCTの
値が「31」であると判定され、更にS500或いはS
510(この例ではS500)の処理が実行されると、
マイコン2の端子DAC2からの出力電圧が、簡易D/
A変換器120の最大応答遅延時間Tdmax 以内に、プ
ラス側基準電圧Vprよりも△Vだけ低い電圧(Vpr
−△V)に変化することとなる。
【0164】そして、上記時刻tg から待ち時間Tw
(>Tdmax )が経過し、図10の時刻th (図5の時
刻t3 に相当)で、図9の検出処理におけるS530と
S550或いはS560(この例ではS550)の処理
が実行されると、マイコン2の端子DAC2からの電圧
(Vpr−△V)がマルチプレクサ8の出力端子Yから
出力されて、空燃比センサAFSのプラス側端子AF+
に印加される電圧がプラス側基準電圧Vprから上記電
圧(Vpr−△V)に即座に変化し、更にその後、マイ
コン2の端子DAC1からの出力電圧が、簡易D/A変
換器120の最大応答遅延時間Tdmax 以内に、プラス
側基準電圧Vprよりも△Vだけ高い電圧(Vpr+△
V)に変化することとなる。
【0165】次に、上記時刻th から所定時間T3(>
Tdmax )が経過し、図10の時刻ti (図5の時刻t
6 に相当)で、図9の検出処理におけるS620とS6
30の処理が実行されると、マイコン2の端子DAC1
からの電圧(Vpr+△V)がマルチプレクサ8の出力
端子Yから出力されて、空燃比センサAFSのプラス側
端子AF+に印加される電圧が上記電圧(Vpr+△
V)に即座に変化し、更にその後、マイコン2の端子D
AC2からの出力電圧が、簡易D/A変換器120の最
大応答遅延時間Tdmax 以内に、プラス側基準電圧Vp
rに戻ることとなる。
【0166】そして更に、上記時刻ti から所定時間T
4(>Tdmax )が経過し、図10の時刻tj (図5の
時刻t7 に相当)で、図9の検出処理におけるS650
〜S670の処理が実行されると、マイコン2の端子D
AC2からのプラス側基準電圧Vprがマルチプレクサ
8の出力端子Yから出力されて、空燃比センサAFSの
プラス側端子AF+に印加される電圧がプラス側基準電
圧Vprに即座に変化し、更にその後、マイコン2の端
子DAC1からの出力電圧が、簡易D/A変換器120
の最大応答遅延時間Tdmax 以内に、プラス側基準電圧
Vprに戻ることとなる。
【0167】その後、図10の時刻tk で、図9の検出
処理が再び実行されると、この場合には、カウンタCT
の値が「0」に戻っているため、S440により否定判
定されて(S440:NO)、S460〜S480の処
理が再び実行される。すると、前述した時刻tf の場合
と同様に、マイコン2の各端子DAC1,DAC2,D
AC4からの出力電圧が、簡易D/A変換器120の最
大応答遅延時間Tdmax 以内に順次変化することとな
る。
【0168】以後は、図9の検出処理のS440により
カウンタCTの値が「31」であると判定されるまで
(つまり、素子インピーダンスの検出タイミングが次に
到来するまで)、当該検出処理が実行される毎に、時刻
tf と同様の動作が繰り返されることとなる。
【0169】尚、本第2実施形態では、S440〜S5
60とS610〜S670の処理が、印加電圧変更手段
に相当している。そして、その中で、S530〜S56
0が第1の処理に相当し、S610〜S630が第2の
処理に相当し、S640及びS650が第3の処理に相
当している。
【0170】また、本第2実施形態においても、第1の
電流検出手段としてのS410及びS420の処理によ
り、S530の処理で空燃比センサAFSのプラス側端
子AF+への印加電圧を変化させる直前に、空燃比セン
サAFSに流れる定常時のセンサ電流Iをシャント抵抗
器R3の両端の各電圧Vi(t2 ),Vo(t1 )として検
出し、また、第2の電流検出手段としてのS570〜S
590の処理により、S530の処理で上記プラス側端
子AF+への印加電圧を変化させてから所定時間T2
(=135μs)が経過した時に(S570:YE
S)、空燃比センサAFSに流れるセンサ電流Iをシャ
ント抵抗器R3の両端の各電圧Vi(t4 ),Vo(t5 )
として検出している。そして、インピーダンス算出手段
としてのS600の処理により、空燃比センサAFSの
素子インピーダンスZを算出している。
【0171】つまり、本第2実施形態の空燃比検出装置
31では、図10の時刻tg から時刻th までの間に示
したように、空燃比センサAFSのプラス側端子AF+
への印加電圧を変化させる前に、予め、簡易D/A変換
器120に指令を与えて、第1の出力端子としての出力
端子DAC1からプラス側基準電圧Vprを出力させる
と共に、第2の出力端子としての出力端子DAC2から
プラス側基準電圧Vprとは異なる第1電圧((Vpr
−△V)或いは(Vpr+△V))を出力させ、更にそ
の状態で、出力端子DAC1からのプラス側基準電圧V
prがプラス側端子AF+へ印加されるように、マルチ
プレクサ9の選択端子W0へ選択信号を出力しておくよ
うにしている(S460,S470,S490〜52
0)。
【0172】そして、素子インピーダンスを検出するた
めに上記プラス側端子AF+への印加電圧を変化させる
際には、まず、図10の時刻th に示したように、出力
端子DAC2からの前記第1電圧((Vpr−△V)或
いは(Vpr+△V))がプラス側端子AF+へ印加さ
れるように、マルチプレクサ8の選択端子W0への選択
信号(即ち、マイコン2の端子PB20の出力レベル)
を切り替えると共に、その後、プラス側基準電圧Vpr
を基準として前記第1電圧とは反対極性の第2電圧
((Vpr+△V)或いは(Vpr−△V))が出力端
子DAC1から出力されるように、簡易D/A変換器1
20へ指令を与えるようにしている(S530〜S56
0)。
【0173】次いで、出力端子DAC1の電圧が変化す
るまでの遅延時間Tdmax よりも長く設定された時間T
3が経過すると、図10の時刻ti に示したように、出
力端子DAC1からの前記第2電圧((Vpr+△V)
或いは(Vpr−△V))がプラス側端子AF+へ印加
されるように、マルチプレクサ8の選択端子W0への選
択信号を切り替えると共に、その後、プラス側基準電圧
Vprが出力端子DAC2から出力されるように、簡易
D/A変換器120へ指令を与えるようにしている(S
610〜S630)。
【0174】そして最後に、出力端子DAC2の電圧が
変化するまでの遅延時間Tdmax よりも長く設定された
時間T4が経過すると、図10の時刻tj に示したよう
に、出力端子DAC2からのプラス側基準電圧Vprが
プラス側端子AF+へ印加されるように、マルチプレク
サ8の選択端子W0への選択信号を切り替えるようにし
ている(S640,S650)。
【0175】以上のように本第2実施形態の空燃比検出
装置31では、簡易D/A変換器120の2つの出力端
子DAC1,DAC2から夫々出力される電圧を、空燃
比センサAFSのプラス側端子AF+へ交互に切り替え
て印加させると共に、その切替を行う毎に(換言すれ
ば、次の切替を行う前に)、簡易D/A変換器120に
対して、次の切替時に上記プラス側端子AF+へ印加す
べき電圧が現在選択されていない方の出力端子から出力
されるように指令を与えておくようにしている。
【0176】このため、本第2実施形態の空燃比検出装
置31によれば、第1実施形態の空燃比検出装置1に対
して、簡易D/A変換器120の出力端子とマルチプレ
クサ9の入力端子とを1つずつ削減した構成であるにも
拘らず、第1実施形態の空燃比検出装置1と全く同様の
効果を得ることができる。よって、回路構成の最小化と
低コスト化を図ることができる。
【0177】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上記各実施形態に限定されるものでは
なく、種々の態様を採ることができる。例えば、上記第
1及び第2実施形態の空燃比検出装置1,31では、素
子インピーダンスの検出を行う際に、空燃比センサAF
Sのプラス側端子AF+への印加電圧を変化させるよう
にしたが、マイナス側端子AF−への印加電圧を変化さ
せるように構成しても良い。
【0178】また、上記各実施形態の空燃比検出装置
1,31では、マイコン2の端子DAC4から出力され
る電圧を、空燃比センサAFSのマイナス側端子AF−
に印加するようにしたが、そのマイナス側端子AF−に
印加するマイナス側基準電圧Vmを可変にしない場合に
は、演算増幅器OP6の非反転入力端子に、マイコン2
の端子DAC4からではなく、例えば抵抗器による分圧
によって生成した固定電圧を入力させるようにしても良
い。また、上記マイナス側端子AF−を、予め設定され
た固定電位(例えば接地電位)に直接接続しておくよう
にしても良い。
【0179】一方、上記第1実施形態の空燃比検出装置
1では、マイコン2の端子DAC1〜DAC3からマル
チプレクサ8へ3種類の電圧を出力して、空燃比センサ
AFSへの印加電圧を正負両側に変化させるようにした
が、マイコン2の端子DAC1,DAC3のうちの何れ
か一方を用いずに、空燃比センサAFSへの印加電圧を
正側だけ或いは負側だけに変化させるようにしても良
い。
【0180】また、上記第1実施形態の空燃比検出装置
1において、空燃比センサAFSのプラス側端子AF+
に印加するプラス側基準電圧Vprを可変にしない場合
には、マルチプレクサ8の入力端子X1〜X3に、マイ
コン2の端子DAC1〜DAC3からではなく、例えば
抵抗器による分圧によって生成した3種類の固定電圧を
入力させるようにしても良い。
【0181】一方更に、上記各実施形態の空燃比検出装
置1,31は、酸素濃度センサとして、図2に示したコ
ップ型の空燃比センサAFSを用い、同センサAFSに
流れる限界電流から空燃比を検出するものであったが、
本発明は、酸素濃度センサとして、所謂ポンピングセル
とセンシングセルとを成す2層の固体電解質層を備えた
積層型空燃比センサを用いた場合にも、同様に適用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の空燃比検出装置の構成を表す
回路図である。
【図2】 空燃比センサの構成を示す断面図である。
【図3】 空燃比センサの電圧−電流特性を示すグラフ
である。
【図4】 第1実施形態の空燃比検出装置に備えられた
マイコンが実行する検出処理を表すフローチャートであ
る。
【図5】 第1実施形態の空燃比検出装置に備えられた
マルチプレクサにより空燃比センサへの印加電圧を変化
させる動作を説明するタイムチャートである。
【図6】 図4の検出処理の作用を説明するタイムチャ
ートである。
【図7】 図6にて楕円で囲んだ部分の詳細を説明する
タイムチャートである。
【図8】 第2実施形態の空燃比検出装置の構成を表す
回路図である。
【図9】 第2実施形態の空燃比検出装置に備えられた
マイコンが実行する検出処理を表すフローチャートチャ
ートである。
【図10】 図9の検出処理の作用を説明するタイムチ
ャートである。
【図11】 本発明が解決しようとする課題を有した空
燃比検出装置の構成を表す回路図である。
【図12】 空燃比センサの素子インピーダンスを検出
するための手順を表すタイムチャートである。
【図13】 簡易D/A変換器(回路構成が小規模で且
つ安価なD/A変換器)の構成を表す概略構成図であ
る。
【図14】 本発明が解決しようとする課題を説明する
ためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1,31…空燃比検出装置 2…マイコン(マイクロ
コンピュータ) 4,6…入力回路 8,9…マルチプレクサ 10
…排気管 AFS…空燃比センサ AF+…プラス側端子 A
F−…マイナス側端子 R3…シャント抵抗器 OP1〜OP6…演算増幅器 108…ローパスフィルタ 120…簡易D/A変換器(回路構成が小規模で且つ安
価なD/A変換器)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧の印加に伴い被検出ガス中の酸素濃
    度に応じた電流が流れる酸素濃度センサの一対の端子
    へ、前記被検出ガス中の酸素濃度を検出するための酸素
    濃度検出用電圧を夫々印加する2つの電圧印加手段のう
    ち、一方の電圧印加手段の出力電圧を前記酸素濃度セン
    サの素子インピーダンスを検出するために変化させる印
    加電圧変更手段と、 前記酸素濃度センサに定常時に流れる電流を検出する第
    1の電流検出手段と、 前記印加電圧変更手段が前記一方の電圧印加手段の出力
    電圧を変化させる動作を行ってから予め定められた所定
    時間が経過した時に、前記酸素濃度センサに流れる電流
    を検出する第2の電流検出手段と、 前記第1の電流検出手段により検出された電流と前記第
    2の電流検出手段により検出された電流との差に基づ
    き、前記酸素濃度センサの素子インピーダンスを算出す
    るインピーダンス算出手段と、 を備えた酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置
    において、 前記一方の電圧印加手段は、前記酸素濃度検出用電圧を
    含む複数種類の電圧を夫々出力する複数電圧出力手段
    と、該複数電圧出力手段から出力される電圧のうちの何
    れか1つを、選択信号に応じて前記酸素濃度センサの一
    方の端子へ択一的に印加する選択手段とを備え、 前記印加電圧変更手段は、前記選択手段へ出力する選択
    信号を切り替えることにより、前記一方の電圧印加手段
    の出力電圧を前記酸素濃度検出用電圧から変化させるよ
    う構成されていること、 を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の酸素濃度センサの素子
    インピーダンス検出装置において、 前記第1の電流検出手段は、前記印加電圧変更手段が前
    記一方の電圧印加手段の出力電圧を変化させる動作を行
    う直前に、前記酸素濃度センサに流れる電流を検出する
    よう構成されていること、 を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の酸素濃度
    センサの素子インピーダンス検出装置において、 前記複数電圧出力手段は、前記酸素濃度検出用電圧と、
    前記酸素濃度検出用電圧よりも高い電圧と、前記酸素濃
    度検出用電圧よりも低い電圧との、3種類の電圧を夫々
    出力するよう構成されており、 前記印加電圧変更手段は、前記選択手段へ出力する選択
    信号を切り替えることにより、前記一方の電圧印加手段
    の出力電圧を前記酸素濃度検出用電圧から正負両側に変
    化させるよう構成されていること、 を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れかに記載
    の酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置におい
    て、 前記複数電圧出力手段は、複数の出力端子を有するデジ
    タル/アナログ変換器からなり、前記各出力端子から前
    記複数種類の電圧を夫々出力すること、 を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れかに記載
    の酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置におい
    て、 前記2つの電圧印加手段のうちの他方の電圧印加手段
    は、その出力電圧が任意に変更可能に構成されているこ
    と、 を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出
    装置。
  6. 【請求項6】 電圧の印加に伴い被検出ガス中の酸素濃
    度に応じた電流が流れる酸素濃度センサの一対の端子
    へ、前記被検出ガス中の酸素濃度を検出するための酸素
    濃度検出用電圧を夫々印加する2つの電圧印加手段のう
    ち、一方の電圧印加手段の出力電圧を前記酸素濃度セン
    サの素子インピーダンスを検出するために変化させる印
    加電圧変更手段と、 前記酸素濃度センサに定常時に流れる電流を検出する第
    1の電流検出手段と、 前記印加電圧変更手段が前記一方の電圧印加手段の出力
    電圧を変化させる動作を行ってから予め定められた所定
    時間が経過した時に、前記酸素濃度センサに流れる電流
    を検出する第2の電流検出手段と、 前記第1の電流検出手段により検出された電流と前記第
    2の電流検出手段により検出された電流との差に基づ
    き、前記酸素濃度センサの素子インピーダンスを算出す
    るインピーダンス算出手段と、 を備えた酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置
    において、 前記一方の電圧印加手段は、 少なくとも第1の出力端子と第2の出力端子との2つの
    出力端子を有するデジタル/アナログ変換器と、 該デジタル/アナログ変換器の前記2つの出力端子から
    夫々出力される電圧のうちの何れか1つを、選択信号に
    応じて前記酸素濃度センサの一方の端子へ択一的に印加
    する選択手段とを備え、 前記印加電圧変更手段は、 前記一方の電圧印加手段の出力電圧を変化させる前に、 予め、前記デジタル/アナログ変換器へ指令を与えて、
    前記第1の出力端子から前記酸素濃度検出用電圧を出力
    させると共に、前記第2の出力端子から前記酸素濃度検
    出用電圧とは異なる第1電圧を出力させ、更にその状態
    で、前記第1の出力端子からの前記酸素濃度検出用電圧
    が前記酸素濃度センサの一方の端子へ印加されるよう
    に、前記選択手段へ選択信号を出力しておき、 前記一方の電圧印加手段の出力電圧を変化させる際に
    は、 まず、前記第2の出力端子からの前記第1電圧が前記酸
    素濃度センサの一方の端子へ印加されるように、前記選
    択手段への選択信号を切り替えると共に、その後、前記
    酸素濃度検出用電圧を基準として前記第1電圧とは反対
    極性の第2電圧が前記第1の出力端子から出力されるよ
    うに、前記デジタル/アナログ変換器へ指令を与える第
    1の処理を行い、 次いで、前記第1の処理を行ってから前記第1の出力端
    子の電圧が変化するまでの遅延時間よりも長く設定され
    た時間が経過すると、前記第1の出力端子からの前記第
    2電圧が前記酸素濃度センサの一方の端子へ印加される
    ように、前記選択手段への選択信号を切り替えると共
    に、その後、前記酸素濃度検出用電圧が前記第2の出力
    端子から出力されるように、前記デジタル/アナログ変
    換器へ指令を与える第2の処理を行い、 次いで、前記第2の処理を行ってから前記第2の出力端
    子の電圧が変化するまでの遅延時間よりも長く設定され
    た時間が経過すると、前記第2の出力端子からの前記酸
    素濃度検出用電圧が前記酸素濃度センサの一方の端子へ
    印加されるように、前記選択手段への選択信号を切り替
    える第3の処理を行うよう構成されていること、 を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の酸素濃度センサの素子
    インピーダンス検出装置において、 前記第1の電流検出手段は、前記印加電圧変更手段が前
    記一方の電圧印加手段の出力電圧を変化させる動作を行
    う直前に、前記酸素濃度センサに流れる電流を検出する
    よう構成されていること、 を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7に記載の酸素濃度
    センサの素子インピーダンス検出装置において、 前記2つの電圧印加手段のうちの他方の電圧印加手段
    は、その出力電圧が任意に変更可能に構成されているこ
    と、 を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出
    装置。
JP10008926A 1998-01-16 1998-01-20 酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置 Pending JPH11211692A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10008926A JPH11211692A (ja) 1998-01-20 1998-01-20 酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置
US09/226,221 US6242928B1 (en) 1998-01-16 1999-01-07 Method and apparatus for detecting resistance of oxygen concentration sensor
US09/733,073 US6467954B2 (en) 1998-01-16 2000-12-11 Resistance component detecting apparatus for an oxygen concentration sensor and oxygen-concentration detecting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10008926A JPH11211692A (ja) 1998-01-20 1998-01-20 酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11211692A true JPH11211692A (ja) 1999-08-06

Family

ID=11706277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10008926A Pending JPH11211692A (ja) 1998-01-16 1998-01-20 酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11211692A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018191291A (ja) * 2017-05-04 2018-11-29 アナログ・デヴァイシズ・グローバル 多重ストリングの多重出力デジタル−アナログ変換器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018191291A (ja) * 2017-05-04 2018-11-29 アナログ・デヴァイシズ・グローバル 多重ストリングの多重出力デジタル−アナログ変換器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5746383B2 (ja) 広域ラムダセンサのための評価及び制御ユニット
US6921883B2 (en) Gas sensor and method of heating the same
US6242928B1 (en) Method and apparatus for detecting resistance of oxygen concentration sensor
US5980710A (en) Method and apparatus for gas concentration detection and manufacturing method of the apparatus
JP2004069547A (ja) 空燃比センサの制御装置
US5405521A (en) Oxygen concentration measuring device
US6055972A (en) Air fuel ratio control apparatus having air-fuel ratio control point switching function
US5993641A (en) Air fuel ratio detection using current-limited sensor with different timing and/or magnitude of incremental changes in applied sensor voltage
JP3846058B2 (ja) ガス濃度検出装置
US5935400A (en) Oxygen concentration detection with sensor current limitation
JPH11304758A (ja) ガスセンサ用制御回路ユニット及びそれを用いたガスセンサシステム
US6397659B1 (en) Method for detecting an element resistance of a gas concentration sensor and gas concentration detection apparatus
JP3487161B2 (ja) ガス濃度センサ用制御装置
JP2008008667A (ja) ガスセンサ制御装置
JP3292124B2 (ja) 酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置及び酸素濃度検出装置
JP2014048279A (ja) ガスセンサ制御装置
JP3296282B2 (ja) ガス濃度センサの素子温検出装置
JP3420932B2 (ja) ガス濃度センサの素子抵抗検出方法
JP4106369B2 (ja) ガスセンサ制御装置
JP2016070883A (ja) ガスセンサシステム
JP2001228111A (ja) 酸素濃度センサの素子抵抗検出装置
JP4016964B2 (ja) ガス濃度検出装置
JPH08338823A (ja) 酸素センサの劣化判定装置
JP2006250695A (ja) 酸素濃度センサの制御方法及び制御装置
JP3622619B2 (ja) 酸素濃度センサの素子抵抗検出装置