JPH11212836A - 障害処理方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した媒体 - Google Patents

障害処理方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した媒体

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JPH11212836A
JPH11212836A JP10170034A JP17003498A JPH11212836A JP H11212836 A JPH11212836 A JP H11212836A JP 10170034 A JP10170034 A JP 10170034A JP 17003498 A JP17003498 A JP 17003498A JP H11212836 A JPH11212836 A JP H11212836A
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dump
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memory
target
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JP10170034A
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English (en)
Inventor
Kazuo Horikawa
和雄 堀川
Masahiko Yamauchi
雅彦 山内
Hiroshi Yashiro
寛 屋代
Hideki Murayama
秀樹 村山
Yusuke Suganami
雄介 菅波
Hirobumi Fujita
博文 藤田
Shotaro Ono
正太郎 大野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害を起こした対象計算機のリブートに費す
時間を短縮して当該対象計算機が使用不可である時間を
短くすることが可能な技術を提供する。 【解決手段】 対象計算機の動作状態を監視し発生した
障害をダンプ計算機により処理する障害処理方法におい
て、対象計算機が正常に動作中であることを示す生存信
号を特定時間間隔でダンプ計算機に送信し、対象計算機
のメモリ領域の内で障害情報を収集すべき特定領域を示
す情報をダンプ計算機から受信し、前記受信した情報が
示す特定領域のメモリ内容を読み出してダンプ計算機に
送信し、ダンプ計算機からの指示により対象計算機のリ
ブートを行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は協調動作する複数の
計算機の内の特定の計算機で発生した障害を処理する計
算機システムに関し、特に複数の計算機が協調動作する
計算機システムで動作中の計算機を監視し、障害を起こ
した計算機の障害情報の取得及び当該計算機のリブート
を行う計算機システムに適用して有効な技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の計算機においてオペレーティング
システムの障害であるパニックが発生した場合には、オ
ペレーティングシステムの障害原因を解析する為に、再
びオペレーティングシステムを起動する(リブートす
る)前にメモリ内容をディスクに全て書き出すというダ
ンプ処理を行っている。このダンプ処理では、パニック
時の全てのメモリ内容を保存できる為、後にきめ細かな
障害解析が可能である。
【0003】前記のメモリダンプ解析による障害解析で
は例えばアブソリュートデバッガ(absolute
debugger)を利用することができる。なおアブ
ソリュートデバッガについては「Panic! UNI
Xシステムクラッシュの追跡と対策」、初版、ISBN
4−7561−1912−3の第77ページから第10
0ページに記載されている。またアブソリュートデバッ
ガを使用する障害解析方法については、「Panic!
UNIXシステムクラッシュの追跡と対策」、初版、
ISBN4−7561−1912−3の第101ページ
から第114ページに記載されている。
【0004】従来のパニックの発生時にはこの様にパニ
ック時のメモリの内容を参照して障害解析を行ってき
た。しかし、近年の計算機においてはメモリ容量が数ギ
ガバイトにも達しており、ダンプ処理に費す時間は数分
から数十分という長さになって、計算機がリブートする
までに長い時間を費す結果となっている。
【0005】また高い信頼性を要求される計算機システ
ムでは、複数の計算機を用意し、単一の計算機が停止し
ても他の計算機が処理を引き継ぐことにより、処理を停
止しない様な構成にすることが一般的となりつつある。
【0006】この様な計算機システムはクラスタシステ
ムと呼ばれ、引き継ぎ処理はフェイルオーバと呼ばれ
る。クラスタシステムのフェイルオーバについては、
「Insearch of Clusters」、IS
BN0−13−437625の第43ページから第46
ページに記載されている。
【0007】クラスタシステムにおいては、ある計算機
が停止している期間は計算機システム全体としての処理
量は低下してしまう。この計算機システムの処理量低下
を避ける為には、パニックを発生した計算機のリブート
に費す時間を短縮することが必要となる。
【0008】ここでリブートに費す時間を短縮する為に
メモリ全体ではなくメモリの一部分だけを選択的にダン
プする方法が考えられる。選択的ダンプ方法として米国
特許5293612に最近アクセスしたメモリの内容だ
けをダンプする方法が提案されている。
【0009】この選択的ダンプ方法では、最近アクセス
したメモリアドレスを保持する為に、仮想アドレスから
物理アドレスに変換するハードウェア機構であるTLB
(Translation Lookaside Bu
ffer)を利用している。このTLBはLRU(Le
ast Recently Used)方式で管理され
ており、この方法だと障害解析に必須なデータであるに
もかかわらず長期間アクセスされなかったメモリアドレ
スの内容はダンプされない。
【0010】また、複数の計算機からなり第1の計算機
を第2の計算機からリセットする情報処理システムとし
ては、第1の計算機のプロセッサのリセット信号をアサ
ートする第1の機構を第1の計算機に持ち、前記第1の
機構にリセットアサート指令を行う第2の機構を第2の
計算機に持つものが有る。
【0011】これは例えば特開平8−115281号公
報の第2の実施例に記載されている様にサービスプロセ
ッサとモデム(RS−232Cドライバ)を利用し、第
1の機構を前記サービスプロセッサ、第2の機構を前記
モデムとし、この2つをRS−232Cケーブルで接続
することで実現できる。なお前記サービスプロセッサは
スーパバイザプロセッサやモニタプロセッサとも呼ばれ
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の計算機はパ
ニック時にメモリ内容をディスクに全て書き出してから
リブートしていた為、リブートに費す時間が長かった。
また前記選択的ダンプ方法では障害解析に必須なメモリ
内容が得られない可能性がある。
【0013】この様に従来の技術ではパニックした計算
機から障害原因解析に必須なメモリ内容を最小限だけ取
得し、該計算機のリブートに費す時間を短縮することは
出来ないという問題がある。
【0014】本発明の目的は上記問題を解決し、障害を
起こした対象計算機のリブートに費す時間を短縮して当
該対象計算機が使用不可である時間を短くすることが可
能な技術を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は対象計算機の動
作状態を監視し発生した障害をダンプ計算機により処理
する障害処理方法において、対象計算機で障害が発生し
た場合に、対象計算機のメモリ領域内の予め定められた
特定領域のメモリ内容を読み出してダンプ計算機に送信
し、対象計算機をリブートさせるものである。
【0016】本発明の障害処理方法では、対象計算機が
正常に動作中であることを示す生存信号を特定時間間隔
でダンプ計算機に送信し、ダンプ計算機は対象計算機か
らの生存信号が特定時間内に受信されるかを監視する。
【0017】ダンプ計算機は、対象計算機からの生存信
号が特定時間内にダンプ計算機で受信されない場合に、
対象計算機のメモリ領域の内で障害情報を収集すべき特
定領域を示す情報を対象計算機に送信する。
【0018】対象計算機は、障害情報を収集すべき特定
領域を示す情報をダンプ計算機から受信し、前記受信し
た情報が示す特定領域のメモリ内容を読み出してダンプ
計算機に送信する。
【0019】ダンプ計算機は、対象計算機から送信され
た前記特定領域のメモリ内容を受信すると、対象計算機
をリブートさせる指示を対象計算機に送信し、対象計算
機は前記指示をダンプ計算機から受信して対象計算機の
リブートを行う。
【0020】以上の様に本発明の計算機システムによれ
ば、ダンプ計算機は障害を起こした対象計算機のメモリ
の予め規定された特定領域の内容を取得した後に対象計
算機をリブートさせるので、障害を起こした対象計算機
のリブートに費す時間を短縮して当該対象計算機が使用
不可である時間を短くすることが可能である。
【0021】また本発明は、対象計算機で発生した障害
を処理する計算機システムにおいて、障害が発生した対
象計算機のメインメモリの内容を障害情報取得計算機の
分割ダンプ格納領域に格納して対象計算機をリブート
し、分割ダンプ格納領域に格納した対象計算機のメイン
メモリの内容を収集して全ダンプ格納領域に復元するも
のである。
【0022】本発明では、前記分割ダンプ格納領域をメ
インメモリ等の高速な記憶装置上に設け、分割ダンプ格
納領域への格納処理が終了した後に対象計算機のリブー
トを行うので、対象計算機のダンプ処理を高速化でき、
リブートに費やす時間が短縮される。障害情報取得計算
機の分割ダンプ領域に格納された対象計算機のメインメ
モリの内容は、対象計算機のリブートが終了した後に収
集されて、磁気ディスク装置等の補助記憶装置上に設け
られた全ダンプ格納領域に格納される。
【0023】以上の様に本発明の計算機システムによれ
ば、対象計算機のメインメモリの内容を障害情報取得計
算機の高速な記憶装置上の分割ダンプ格納領域に格納し
た後に対象計算機をリブートさせるので、障害を起こし
た対象計算機のリブートに費す時間を短縮して当該対象
計算機が使用不可である時間を短くすることが可能であ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下に対象計算機
で発生した障害を処理する実施形態1の計算機システム
について説明する。
【0025】図1は本実施形態の計算機システムの概略
構成を示す図である。図1に示す様に本実施形態の計算
機システムは、対象計算機100と、ダンプ計算機11
0と、ネットワーク120と、生存信号線130とを有
している。
【0026】対象計算機100はパニック時の情報取得
の対象となる計算機である。ダンプ計算機110は対象
計算機100のパニック時に対象計算機100のメモリ
103の内容を選択的に取得する計算機である。
【0027】ネットワーク120は対象計算機100と
ダンプ計算機110とを接続する通信回線である。生存
信号線130は対象計算機100が正常に動作中である
ことを示す生存信号を送る信号線である。
【0028】対象計算機100及びダンプ計算機110
は、プロセッサ101と、ネットワークインタフェース
102と、メモリ103と、生存信号伝達手段104
と、ディスク105と、システムバス106と、セキュ
リティキーレジスタ150とを有している。
【0029】プロセッサ101は対象計算機100及び
ダンプ計算機110全体の動作を制御する処理装置であ
る。ネットワークインタフェース102は対象計算機1
00とダンプ計算機110との間でネットワーク120
を介して通信する為に使用するインタフェースであり、
通信相手のネットワークインタフェース102を介して
相手側のメモリ103の内容を読み書きするリモートメ
モリアクセス機能を有するインタフェースである。
【0030】メモリ103は生存信号の発信及び監視や
障害情報の取得を行う各種処理プログラム等をロードす
る記憶装置である。生存信号伝達手段104は生存信号
線130を介して生存信号を発信または受信する回路で
ある。
【0031】ディスク105は前記処理プログラムやデ
ータを永続的に格納する記憶装置である。システムバス
106はプロセッサ101等の各装置を相互に接続する
バスである。セキュリティキーレジスタ150は正常な
リモートメモリアクセスパケットを識別する為のセキュ
リティキーを格納するレジスタである。
【0032】対象計算機100は生存信号発信処理部1
40を有している。生存信号発信処理部140は生存信
号伝達手段104を制御し、対象計算機100が正常に
動作中であることを示す生存信号を特定時間間隔でダン
プ計算機110に生存信号線130を介して送信する処
理部である。
【0033】対象計算機100を生存信号発信処理部1
40として機能させる為のプログラムは、CD−ROM
等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された
後、メモリにロードされて実行されるものとする。なお
前記プログラムを記録する媒体はCD−ROM以外の他
の媒体でも良い。
【0034】ダンプ計算機110は、生存信号監視処理
部141と、障害情報取得処理部142とを有してい
る。
【0035】生存信号監視処理部141は生存信号伝達
手段104を制御して対象計算機100からの生存信号
が特定時間内に受信されるかを監視し、対象計算機10
0からの生存信号が特定時間内に受信されない場合に、
障害情報取得処理部142により対象計算機100の障
害情報を取得し、対象計算機100をリブートさせる処
理部である。
【0036】障害情報取得処理部142は対象計算機1
00のメモリ領域の内で障害情報を収集すべき特定領域
を示す情報を障害情報規定ファイル143から読み出し
て対象計算機100に送信し、前記送信した情報が示す
特定領域のメモリ内容を対象計算機100から受信して
障害情報ファイル144に格納する処理部である。
【0037】ダンプ計算機110を生存信号監視処理部
141及び障害情報取得処理部142として機能させる
為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録さ
れ磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされ
て実行されるものとする。なお前記プログラムを記録す
る媒体はCD−ROM以外の他の媒体でも良い。
【0038】またダンプ計算機110は、障害情報規定
ファイル143と、障害情報ファイル144とを有して
いる。
【0039】障害情報規定ファイル143は障害情報取
得処理部142が対象計算機100のメモリ103から
取得すべき障害情報のメモリアドレスを規定するファイ
ルである。障害情報ファイル144は障害情報取得処理
部142が対象計算機100のメモリ103から取得し
た障害情報を選択的ダンプ出力として格納するファイル
である。
【0040】ネットワークインタフェース102は、読
み込み要求処理部151と、読み込み返答処理部152
と、書き込み要求処理部153とを有している。
【0041】読み込み要求処理部151は対象計算機1
00のメモリ領域の内で障害情報を収集すべき特定領域
を示す情報を読み込み要求パケットとしてダンプ計算機
110から受信し、前記受信した情報が示す特定領域の
メモリ内容を読み出して読み込み返答パケットとしてダ
ンプ計算機110に送信する障害情報応答処理部であ
る。
【0042】読み込み返答処理部152は対象計算機1
00から送信された読み込み返答パケットを受信してパ
ケットの内容を読み込み要求元に渡す処理部である。書
き込み要求処理部153はダンプ計算機110からの書
き込み要求パケットを受信して対象計算機100のリブ
ートを行うリセット処理部である。
【0043】ネットワークインタフェース102を読み
込み要求処理部151、読み込み返答処理部152及び
書き込み要求処理部153として機能させる為のプログ
ラムは、ROM等の記録媒体に記録されて実行されるも
のとする。なお前記プログラムを記録する媒体はROM
以外の他の媒体でも良い。
【0044】図1に示す様に本実施形態の計算機システ
ムでは、対象計算機100とダンプ計算機110とをネ
ットワーク120を介して接続しており、対象計算機1
00及びダンプ計算機110はネットワーク120を介
して相互に通信可能である。
【0045】また対象計算機100とダンプ計算機11
0は生存信号線130にて接続されており、正常動作中
の対象計算機100は、この生存信号線130を介し、
特定時間間隔で生存信号をダンプ計算機110に送る。
ダンプ計算機110は、生存信号線130を介した生存
信号が途絶えたことをもって対象計算機100の障害を
検知可能である。
【0046】対象計算機100とダンプ計算機110
は、先のネットワーク120を介して通信が可能である
のみならず、互いのメモリ103の内容を読み書きする
ことが可能である。この様な機能はリモートメモリアク
セス機能と呼ばれる。
【0047】このリモートメモリアクセスを提供するネ
ットワークインタフェース102としては、例えばスケ
ーラブルコヒーレントインタフェース(Scalabl
eCoherent Interface(SCI);
ANSI/IEEE 1596−1992)がある。な
おスケーラブルコヒーレントインタフェースについて
は、「digest of papers SPRIN
G COMPCON94」、ISBN0−8186−5
380−9の第64ページから第71ページの論文「T
he Scalable Coherent Inte
rface:Scaling to High−Per
formance Systems」に記載されてい
る。
【0048】生存信号線130としては例えばRS−2
32Cケーブル、生存信号伝達手段104としては例え
ばRS−232Cインタフェースチップが用いられる。
また生存信号伝達手段104をネットワークインタフェ
ース102に内蔵し、生存信号線130をネットワーク
120とすることも可能である。
【0049】対象計算機100では生存信号発信処理部
140が生存信号伝達手段104を制御する。生存信号
発信処理部140は対象計算機100のメモリ103内
にロードされており、生存信号発信処理部140はオペ
レーティングシステムに組み込まれたプログラムでも良
いし、通常のユーザプログラムであっても良い。
【0050】対象計算機100が正常に起動し使用可能
となったならば、対象計算機100のオペレーティング
システムは生存信号発信処理部140を起動する。
【0051】また対象計算機100でパニックが発生し
たときに、対象計算機100のメモリ103の内容にプ
ロセッサキャッシュの内容を反映させると共に、メモリ
103の内容を取得する前に対象計算機100がリブー
トしてしまってパニック時のメモリ103の内容が破壊
されることがない様にする為に、対象計算機100のオ
ペレーティングシステムがパニック時に実行するpan
ic()ルーチンを、以下の2つの処理だけをこの順番
に実行する様に変更しておく。
【0052】(1)プロセッサ101のキャッシュ内容
全体をメモリ103にフラッシュ (2)セルフループによる外部からのリセット待ち なおpanic()ルーチンについては、「Panic
! UNIXシステムクラッシュの追跡と対策」、初
版、ISBN4−7561−1912−3の第29ペー
ジに記載されている。
【0053】ダンプ計算機110では、生存信号監視処
理部141が生存信号伝達手段104を制御し、対象計
算機100から送られる生存信号を監視する。生存信号
監視処理部141は、ダンプ計算機110のメモリ10
3にロードされており、生存信号監視処理部141はオ
ペレーティングシステムに組み込まれたプログラムでも
良いし、通常のユーザプログラムであっても良い。
【0054】ダンプ計算機110では、対象計算機10
0が起動する直前までに生存信号監視処理部141の処
理を開始する。生存信号監視処理部141は、対象計算
機100を監視し、障害が発生したと判定したら対象計
算機100のメモリ103を選択的にダンプする障害情
報取得処理部142を起動する。
【0055】ダンプ計算機110にて生存信号監視処理
部141に起動された障害情報取得処理部142は、対
象計算機100のどのメモリアドレスの内容を取得すべ
きかをディスク105内の障害情報規定ファイル143
から得る。
【0056】障害情報規定ファイル143に指定するメ
モリアドレスは、対象計算機100のオペレーティング
システムを解析することによって得られるメモリアドレ
スであり、障害解析に必要かつ最小限のメモリアドレス
であって、例えばパニックメッセージを格納したメッセ
ージバッファの位置やカーネル内の変数が格納された位
置を示すものである。
【0057】障害情報取得処理部142は、ディスク1
05に障害情報ファイル144を作成し、リモートメモ
リアクセス可能なネットワークインタフェース102を
介し対象計算機100のメモリ103の内容の内、障害
情報規定ファイル143にて指定される内容を得てこれ
を障害情報ファイル144に格納する。
【0058】障害情報取得処理部142が対象計算機1
00のメモリ103の内容を必要最小限だけ取得するの
で、対象計算機100のリブートに費す時間を短くする
ことが可能である。次に前記の様に概説した各処理部の
処理手順を詳細に説明する。
【0059】図2は本実施形態の生存信号発信処理部1
40の処理手順を示すフローチャートである。まずステ
ップ200にて生存信号発信処理部140は、生存信号
伝達手段104を介して生存信号を発信する。この生存
信号は生存信号線130を経由してダンプ計算機110
の生存信号伝達手段104に到達する。
【0060】次にステップ201にて生存信号発信処理
部140は、特定時間待った後にステップ200の処理
を繰り返す。ここでは例えば待ち時間は1秒間とする。
【0061】対象計算機100が正常動作している間
は、生存信号発信処理部140が実行されるので生存信
号が特定時間間隔にて発信される。対象計算機100に
オペレーティングシステムのパニック等の障害が発生し
た場合、生存信号発信処理部140は実行されなくなる
ので、生存信号が発信されなくなる。
【0062】図3は本実施形態の生存信号監視処理部1
41の処理手順を示すフローチャートである。まずステ
ップ300にて生存信号監視処理部141は、生存信号
伝達手段104を介して生存信号を監視し、生存信号が
読み取れるまで待つ。この処理は、対象計算機100が
起動し、使用可能になるまで待つ処理である。
【0063】次にステップ301にて生存信号監視処理
部141は、特定時間内に新たに生存信号を読み取れる
かどうかを判定する。特定時間内に生存信号を読み取れ
たのであれば、それは対象計算機100が障害を起こし
ていないことを意味するから、監視を続ける目的でステ
ップ301を繰り返す。
【0064】特定時間内に生存信号を読み取れないので
あれば、それは対象計算機100が障害を起こしている
ことを意味するから、選択的ダンプを取得する目的でス
テップ302に進む。
【0065】なおここでいう特定時間は、生存信号発信
処理部140が生存信号を発信する間隔よりも長く設定
されるものとする。これは、生存信号発信処理部140
の実行スケジューリングが遅れてしまい、生存信号発信
の実際の間隔が生存信号発信処理部140にて指定した
間隔よりも長くなってしまうことに対する対処である。
【0066】前記の様に生存信号発信処理部140が例
えば1秒間隔で生存信号を発信している場合には、ステ
ップ301でこれより十分長い特定時間として例えば1
0秒間待てば良い。
【0067】ステップ302では対象計算機100のダ
ンプを取得する障害情報取得処理部142を起動し、そ
の処理が終了するまで待つ。障害情報取得処理部142
の処理手順は後述する。
【0068】障害情報取得処理部142の処理が終了す
ると、ステップ303で生存信号監視処理部141は対
象計算機100をリセットする。リセット方法も後述す
る。その後生存信号監視処理部141はステップ300
に戻り、対象計算機100が再度利用可能になるまで待
つ。
【0069】次に先のステップ303にて言及したリセ
ット方法を説明する。リセット方法としては以下の2通
りの方法を使用できる。
【0070】第1のリセット方法では、まず対象計算機
100のプロセッサ101の制御レジスタをメモリアド
レス空間にマップする。ハードウェアレジスタのメモリ
アドレス空間へのマップ、すなわちメモリマップ入出力
については、「コンピュータ・アーキテクチャー設計・
実現・評価の定量的アプローチ」、1版1刷、ISBN
4−8222−7152−8の第554ページに記載さ
れている。
【0071】またメモリアドレス空間への書き込みによ
りリセット可能なプロセッサに関しては、「HP Pr
ecision Architecture:The
Input/Output System」、AUGU
ST 1986 HEWLETT−PACKARD J
OURNALの第23ページから第30ページまでに記
載されている。
【0072】この場合、ダンプ計算機110はリモート
メモリライト可能なネットワークインタフェース102
の書き込み要求処理部153を使用し、対象計算機10
0のプロセッサ101の制御レジスタにプロセッサ10
1のリセットを意味する値を書き込むことが可能であ
る。
【0073】後の説明の為に、対象計算機100のプロ
セッサ101の制御レジスタがメモリアドレス「0xf
fffffffffffffff」(0xは16進数を
表す記号とする)にマップされており、このアドレスに
1バイトの値「0」を書き込むとプロセッサ101がリ
セットされるものとする。
【0074】ここでは、まずダンプ計算機110のアド
レス「0x80000000」に値「0」を格納し、対
象計算機100のメモリアドレス「0xfffffff
fffffffff」にアドレス「0x8000000
0」の内容を書き込む要求を書き込み要求処理部153
に対して行う。書き込み要求処理の詳細は後述する。
【0075】この様にダンプ計算機110は第1の方法
を使用して対象計算機100をリセット可能である。
【0076】第2のリセット方法は、対象計算機100
内の生存信号伝達手段104がプロセッサ101をリセ
ットする方法である。これは生存信号伝達手段104か
らプロセッサ101にリセット信号を入力できれば良
い。
【0077】これは特開平8−115281号公報の第
2の実施例に記載されているサービスプロセッサの機能
を対象計算機100の生存信号伝達手段104にリセッ
ト処理部として組み込み、同様に記載されているモデム
(RS−232Cドライバ)の機能をダンプ計算機11
0の生存信号伝達手段104に組み込むことで実現でき
る。
【0078】この様にダンプ計算機110は、ダンプ計
算機110の生存信号伝達手段104を使用して対象計
算機100の生存信号伝達手段104のリセット処理部
に対し、対象計算機100のプロセッサ101をリセッ
トする様に指示することができる。この様にダンプ計算
機110は第2の方法を利用して対象計算機100をリ
セット可能である。
【0079】図4は本実施形態の障害情報規定ファイル
143の概略構成を示す図である。図4に示す様に本実
施形態の障害情報規定ファイル143は、障害情報エン
トリ数フィールド400と、障害情報エントリ410
と、メモリアドレスフィールド411と、バイト数フィ
ールド412とを有している。
【0080】障害情報エントリ数フィールド400は障
害情報エントリ410の数を表すフィールドである。障
害情報エントリ410は対象計算機100から取得すべ
き障害情報を規定したエントリである。メモリアドレス
フィールド411は障害情報を取得すべき対象計算機1
00のメモリ103上の先頭アドレスを表すフィールド
である。バイト数フィールド412は障害情報として取
得すべきバイト数を表すフィールドである。
【0081】障害情報規定ファイル143は、後に詳述
する障害情報取得処理部142の入力となるファイルで
あり、障害情報取得処理部142が取得すべき障害情報
のメモリアドレスを規定するものである。
【0082】障害情報規定ファイル143にて障害情報
として取得が指定されるメモリ量は対象計算機100の
全メモリ容量に比べ十分に小さい。例えば、障害情報規
定ファイル143にて指定されるメモリ量は数バイトか
ら数メガバイト、対象計算機100の全メモリ容量は数
ギガバイト以上である。
【0083】障害情報規定ファイル143中のメモリア
ドレスは、対象計算機100で実行されるオペレーティ
ングシステムを対象計算機100若しくはダンプ計算機
110にて予め解析することにより得られるものとす
る。
【0084】以下障害情報規定ファイル143の構造を
詳述する。障害情報規定ファイル143は単一の障害情
報エントリ数フィールド400と複数の障害情報エント
リ410からなる。
【0085】障害情報エントリ数フィールド400は障
害情報エントリ410の数を表しており、障害情報エン
トリ数フィールド400の大きさは障害情報エントリ数
を表す為に十分な大きさであれば良いが、ここでは例え
ば64ビット長の整数であるものとする。また後の説明
の為、値はnであるものと仮定する。
【0086】障害情報エントリ数フィールド400は障
害情報規定ファイル143の先頭にある。これに引続き
n個の障害情報エントリ410が連続する。
【0087】障害情報エントリ410はメモリアドレス
フィールド411及びバイト数フィールド412からな
る。
【0088】メモリアドレスフィールド411は取得す
べき対象計算機100のメモリ103の先頭アドレスを
表しており、ここでアドレスはバイトアドレッシング
(先頭から何バイト目であるかをもってアドレスとする
アドレッシング方法)であるものとし、64ビット長ア
ドレスであるものとする。これにてアドレス空間が64
ビット以下の対象計算機100に対応できる。
【0089】なおこの仮定はバイトアドレッシング及び
64ビット長アドレスの対象計算機100に本発明を限
定するものではない。16ビット、32ビットまたは6
4ビット等のワードアドレッシングや、64ビット長よ
りも短いアドレスや長いアドレスにも対応可能であり、
この場合アドレス長を対応した長さにして適用するもの
とする。
【0090】バイト数フィールド412は先頭から何バ
イト取得すべきかを表しており、バイト数フィールド4
12もメモリアドレスフィールド411と同じ64ビッ
ト長であるものとする。
【0091】また後の説明の為、障害情報エントリ41
0のエントリmでは、メモリアドレスフィールド411
の値は16進数で「0x4a05c0」(表記において
は上位の0を省略)、バイト数フィールド412の値は
10進数で「4096」であるものとする。
【0092】図5は本実施形態の障害情報ファイル14
4の概略構成を示す図である。図5に示す様に本実施形
態の障害情報ファイル144は、障害情報ダンプエント
リ数フィールド500と、障害情報ダンプエントリ51
0と、メモリアドレスフィールド511と、バイト数フ
ィールド512と、メモリ内容フィールド513とを有
している。
【0093】障害情報ダンプエントリ数フィールド50
0は障害情報ダンプエントリ510の数を表すフィール
ドである。障害情報ダンプエントリ510は対象計算機
100から取得した障害情報を格納するエントリであ
る。
【0094】メモリアドレスフィールド511は障害情
報を取得した対象計算機100のメモリ103上の先頭
アドレスを表すフィールドである。バイト数フィールド
512は障害情報として取得したバイト数を表すフィー
ルドである。メモリ内容フィールド513は障害情報と
して取得した対象計算機100のメモリ103の内容を
表すフィールドである。
【0095】障害情報ファイル144は、後述する障害
情報取得処理部142が作成する選択的ダンプ出力であ
り、単一の障害情報ダンプエントリ数フィールド500
と複数の障害情報ダンプエントリ510からなってい
る。
【0096】障害情報ダンプエントリ数フィールド50
0は障害情報ダンプエントリ510の数を表しており、
図4の例では障害情報エントリ数フィールド400の値
はnであるので、後述する障害情報取得処理部142の
実行後には、障害情報ダンプエントリ数フィールド50
0の値も障害情報規定ファイル143の障害情報エント
リ数と同一の値nとなる。
【0097】障害情報ダンプエントリ数フィールド50
0は障害情報ファイル144の先頭にある。これに引続
きn個の障害情報ダンプエントリ510が連続する。
【0098】障害情報ダンプエントリ510は、メモリ
アドレスフィールド511、バイト数フィールド512
及びメモリ内容フィールド513からなる。
【0099】メモリアドレスフィールド511は内容を
取得した対象計算機100のメモリ103の先頭アドレ
スを表しており、メモリアドレスフィールド511も6
4ビット長である。
【0100】バイト数フィールド512はメモリ内容フ
ィールド513のバイト数を表しており、バイト数フィ
ールド512も64ビット長である。
【0101】メモリ内容フィールド513は、先頭アド
レスから(先頭アドレス+バイト数−1)までの対象計
算機100のメモリ103の内容を格納する。
【0102】対象計算機100がメモリアドレス「0x
4a05c0」から「0x4a14bf」の領域に「P
anic:irregular inode(後略)」
という文字列をASCII値として各バイトに格納した
後に、対象計算機100がパニックした場合、後述する
障害情報取得処理部142の実行後には、障害情報ダン
プエントリ510のエントリmは次の様に設定される。
【0103】すなわち、メモリアドレスフィールド51
1の値は16進数で「0x4a05c0」、バイト数フ
ィールド512の値は10進数で「4096」となり、
メモリ内容フィールド513は「Panic:irre
gular inode(後略)」という文字列をAS
CII値として各バイトに格納する。これは、最初のバ
イトにASCII文字「P」を表す値「80」、次のバ
イトにASCII文字「a」を表す値「97」という様
に値を格納することを意味している。
【0104】前記の様に障害情報取得処理部142は、
障害情報規定ファイル143を入力とし、対象計算機1
00のメモリ103の内容を読み取り、障害情報ファイ
ル144を出力としており、障害情報ファイル144が
選択的ダンプ出力となっている。以下障害情報取得処理
部142の処理手順の詳細を説明する。
【0105】図6は本実施形態の障害情報取得処理部1
42の処理手順を示すフローチャートである。ステップ
600にて障害情報取得処理部142は、取得すべき対
象計算機100のメモリ103のアドレスが記載されて
いる障害情報規定ファイル143を読み込みモードでオ
ープンする。そして障害情報エントリ数フィールド40
0を読み取る。図4に示した例では障害情報エントリ数
フィールド400の値としてnが読み取られる。
【0106】ステップ601では、取得される対象計算
機100のメモリ103の内容を保持する為に、障害情
報ファイル144を生成する。具体的には障害情報ファ
イル144をダンプ計算機110のディスク105内に
生成し、書き込みモードでオープンする。
【0107】ステップ602にて、障害情報ファイル1
44の障害情報ダンプエントリ数フィールド500にエ
ントリ数を書き込む。図5に示した例の場合にはnを書
き込むことになる。
【0108】ステップ603にて、一時変数iに「0」
を設定する。変数iはどのエントリを処理をしているの
かを表すループカウンタである。
【0109】ステップ604にて、iがnに等しいか否
かのチェックを行う。等しい場合にはステップ609に
進み、等しくない場合にはステップ605に進む。以下
i=m(但し0<m<n)の場合を例に説明する。
【0110】ステップ605にて、障害情報規定ファイ
ル143のエントリiを読む。ここには、エントリiの
メモリアドレスフィールド411とバイト数フィールド
412が格納されている。
【0111】ここではメモリアドレスフィールド411
の値をrem_addr、バイト数フィールド412の
値をlenで表すものとして説明する。図4に示す様に
iがmに等しい場合には、rem_addrの値は「0
x4a05c0」、lenの値は「4096」となる。
【0112】ステップ606にて、対象計算機100の
メモリ103のメモリアドレスrem_addrからl
enバイトだけリモートメモリリードする。iがmに等
しい場合には、アドレス「0x4a05c0」から40
96バイト読み出すことになる。
【0113】また読み出す前にリモートメモリリード結
果を格納すべき領域の確保を行っておく。確保するメモ
リ領域の先頭アドレスをloc_addrで表すものと
すると、確保するメモリ領域はloc_addrから
(loc_addr+len−1)で表される。例えば
loc_addrを「0x80000000」とする
と、iがmに等しい場合には、確保するメモリ領域は
「0x80000000」から「0x80000ff
f」まで(4096バイト)となる。なおリモートメモ
リリードの具体的処理手順は図9の読み込み要求処理の
図を使用して後述する。
【0114】対象計算機100のメモリ領域「0x4a
05c0」から「0x4a14bf」まで(4096バ
イト)は、「Panic:irregular ino
de(後略)」という文字列の各文字をASCII値と
して各バイトに格納している。
【0115】この例の場合、リモートメモリリードによ
り、ダンプ計算機110のメモリ領域「0x80000
000」から「0x80000fff」までに「Pan
ic:irregular inode(後略)」とい
う文字列をASCII値として各バイトに受け取ること
になる。
【0116】ステップ607にて、ステップ606で受
け取ったリモートメモリリード処理結果を障害情報ファ
イル144のエントリiに格納する。
【0117】具体的には、エントリiのメモリアドレス
フィールド511にrem_addrを、バイト数フィ
ールド512にlenを、メモリ内容フィールド513
にステップ606で受け取ったリモートメモリリード処
理結果をそれぞれ書き込む。
【0118】iがmに等しい場合には、障害情報ファイ
ル144のエントリmのメモリアドレスフィールド51
1に値「0x4a05c0」を格納し、バイト数フィー
ルド512に値「4096」を格納し、メモリ内容フィ
ールド513に「Panic:irregular i
node(後略)」という文字列の各文字をASCII
値として各バイトに格納することになる。
【0119】ステップ608にて変数iに「1」を加
え、ステップ604へ戻る。以上がエントリ1つ分の処
理である。以下ステップ609からの処理は全てのエン
トリの処理が終った後の処理である。まずステップ60
9にて障害情報規定ファイル143をクローズする。そ
してステップ610にて、障害情報ファイル144をク
ローズして処理を終る。
【0120】図7は本実施形態のリモートメモリアクセ
スパケットの概略構成を示す図である。図7に示す様に
本実施形態のリモートメモリアクセスパケット700
は、宛先計算機番号フィールド701と、送信元計算機
番号フィールド702と、セキュリティキーフィールド
703と、コマンドフィールド704と、メモリアドレ
スフィールド705と、メモリ内容フィールド706と
を有している。
【0121】宛先計算機番号フィールド701はリモー
トメモリアクセスパケット700を受信すべき宛先の計
算機を示す宛先計算機番号を格納するフィールドであ
る。送信元計算機番号フィールド702はリモートメモ
リアクセスパケット700を送信した送信元の計算機を
示す送信元計算機番号を格納するフィールドである。
【0122】セキュリティキーフィールド703は正常
なリモートメモリアクセスパケット700であることを
示すセキュリティキーを格納するフィールドである。コ
マンドフィールド704はリモートメモリアクセスパケ
ット700が読み込み要求、読み込み返答または書き込
み要求のいずれの目的で使用されているかを表すコマン
ドを格納するフィールドである。
【0123】メモリアドレスフィールド705はリモー
トメモリアクセス対象のメモリアドレスを格納するフィ
ールドである。メモリ内容フィールド706は読み込み
返答時のリモートメモリリード対象の対象計算機100
のメモリ103の内容または書き込み要求時のリモート
メモリライト対象の対象計算機100のメモリ103の
内容を格納するフィールドである。
【0124】リモートメモリアクセスパケット700
は、リモートメモリアクセスの為にネットワークインタ
フェース102が交換するネットワークパケットであ
る。ここで図7(a)はメモリ読み込み要求パケットの
例、図7(b)はメモリ読み込み返答パケットの例、図
7(c)はメモリ書き込み要求パケットの例を表してい
る。
【0125】宛先計算機番号フィールド701や送信元
計算機番号フィールド702に格納される計算機番号
は、ネットワーク120内で一意な番号である。この為
計算機番号によりネットワーク120内の対象計算機1
00やダンプ計算機110を一意に特定することが可能
である。
【0126】計算機番号はネットワーク120上の対象
計算機100やダンプ計算機110を一意に表すことが
出来るだけの大きさであれば十分であり、ここでは計算
機番号は64ビットの整数とする。その為、宛先計算機
番号フィールド701及び送信元計算機番号フィールド
702共に64ビット長である。
【0127】ここでは、対象計算機100の計算機番号
を「11111」、ダンプ計算機110の計算機番号を
「22222」とした場合を例に説明する。
【0128】セキュリティキーフィールド703にはセ
キュリティキーが格納される。ネットワークインタフェ
ース102はセキュリティキーレジスタ150にセキュ
リティキーを保持しており、リモートメモリアクセスパ
ケット700を受信すると、セキュリティキーフィール
ド703に格納された値とセキュリティキーレジスタ1
50に格納された値とを比較し、一致した場合のみ該リ
モートメモリアクセスパケット700を処理し、一致し
ない場合には該リモートメモリアクセスパケット700
を破棄する。
【0129】リモートメモリアクセスパケット700及
びネットワークインタフェース102のセキュリティキ
ーが一致することを確認するのは、他の計算機の故障し
たネットワークインタフェース102が不正なリモート
メモリアクセスパケット700を生成した場合であって
も、プロセッサ101がリセットされたりメモリ103
の内容が不正に変更されることを防ぐ為である。
【0130】リモートメモリアクセスを使用する計算機
は全て同じセキュリティキー値を使用する。セキュリテ
ィキーレジスタ150の値は、オペレーティングシステ
ムのブート時に設定する。この例では、対象計算機10
0及びダンプ計算機110ともセキュリティキーレジス
タ150の値は「99999」とする。
【0131】コマンドフィールド704は、リモートメ
モリアクセスパケット700が、読み込み要求、読み込
み返答または書き込み要求のいずれの目的で使用されて
いるかを表すものであり、本実施形態の計算機システム
ではその目的が読み込み要求、読み込み返答及び書き込
み要求の3つであるので、コマンドフィールド704は
2ビット以上であれば良い。
【0132】図8は本実施形態のコマンドフィールド7
04のエンコード内容を示す図である。ここでは図8に
示す様にコマンドフィールド704の読み込み要求、読
み込み返答及び書き込み要求をそれぞれ「0」、「1」
及び「2」にエンコードするものとする。
【0133】メモリアドレスフィールド705は、リモ
ートメモリアクセス対象のメモリアドレスを表してお
り、具体的には、読み込み要求時にはリモートメモリリ
ードを要求するメモリアドレスを表し、読み込み返答時
にはリモートメモリリードしたメモリアドレスを表し、
書き込み要求時にはリモートメモリライトを要求するメ
モリアドレスを表している。
【0134】本実施形態の計算機システムでは計算機ア
ドレスはバイトアドレスであり64ビット長アドレスで
あるので、メモリアドレスフィールド705も64ビッ
ト長である。
【0135】メモリ内容フィールド706は、読み込み
返答時にはリモートメモリリード対象のメモリアドレス
から得た対象計算機100のメモリ103の内容であ
り、書き込み要求時にはリモートメモリライト対象のメ
モリアドレスに書き込むべき対象計算機100のメモリ
103の内容である。
【0136】メモリ内容フィールド706は8ビット長
であり1バイトを格納するものとする。読み込み要求時
には、リモートメモリアクセスパケット700にはメモ
リ内容フィールド706は存在しない。
【0137】図9は本実施形態の読み込み要求処理の処
理手順を示すフローチャートである。図9はステップ6
06で呼び出される読み込み要求処理を表しており、ス
テップ900では、対象計算機100のメモリアドレス
rem_addrからlenバイトを読み取りダンプ計
算機110のメモリアドレスloc_addrから(l
oc_addr+len−1)の領域に読み込む要求を
受け付ける。
【0138】前記の例ではmem_addrは「0x4
a05c0」、lenは「4096」、loc_add
rは「0x80000000」である。loc_add
rから(loc_addr+len−1)の領域の確保
は呼び出し元のステップ606にて既に行われている。
【0139】ステップ901では一時変数iを「0」に
設定する。変数iはメモリアドレス(rem_addr
+i)を読み込み処理中であることを表す変数である。
【0140】ステップ902では変数i=lenである
かを判定する。i=lenである場合は、要求された読
み込み処理は完了している為、ステップ907へ進む。
i=lenでない場合はステップ903へ進み、メモリ
アドレス(rem_addr+i)を読み込む処理を開
始する。
【0141】以下i=1の場合を例に説明する。ステッ
プ903ではメモリアドレス(rem_addr+i)
の読み込み要求パケットを作成して送信する。
【0142】該読み込み要求パケットでは、図7の
(a)で示したリモートメモリアクセスパケット700
の様に、宛先計算機番号フィールド701の値は対象計
算機100の計算機番号「11111」、送信元計算機
番号フィールド702の値はダンプ計算機110の計算
機番号「22222」、セキュリティキーフィールド7
03の値は対象計算機100のセキュリティキーレジス
タ150の値の「99999」、コマンドフィールド7
04の値は読み込み要求を表す「0」、メモリアドレス
フィールド705の値は(rem_addr+i)であ
り、メモリ内容フィールド706は無い。前記の例では
rem_addr=0x4a05c0でi=1であるの
でメモリアドレスフィールド705の値は「0x4a0
5c1」となる。
【0143】ステップ904ではメモリアドレス(re
m_addr+i)の読み込み要求パケットに対応する
メモリアドレス(rem_addr+i)の読み込み返
答パケットを受信する。
【0144】読み込み返答パケットでは、図7の(b)
で示したリモートメモリアクセスパケット700の様
に、宛先計算機番号フィールド701の値はダンプ計算
機110の計算機番号「22222」、送信元計算機番
号フィールド702の値は対象計算機100の計算機番
号「11111」、セキュリティキーフィールド703
の値はダンプ計算機110のセキュリティキーレジスタ
150の値の「99999」、コマンドフィールド70
4の値は読み込み返答を表す「1」、メモリアドレスフ
ィールド705の値は(rem_addr+i)、メモ
リ内容フィールド706にはXで表されるメモリ内容が
格納されているものとする。
【0145】この例ではメモリアドレスフィールド70
5の値は「0x4a05c1」であり、メモリ内容フィ
ールド706の内容は「97」(ターゲット計算機のメ
モリアドレス「0x4a05c0」から格納されている
「Panic:irregular inode(後
略)」という文字列の2文字目、つまり「a」のASC
II値)である。
【0146】ステップ905ではメモリ内容Xをダンプ
計算機110のメモリアドレス(loc_addr+
i)に書き込む。例の場合にはアドレス「0x8000
0001」に値「97」を書き込むことになる。
【0147】ステップ906で、次のメモリアドレスを
読み込む前にiに「1」を加え、ステップ902に進
む。以上が1バイト分のリモートメモリリード処理であ
る。
【0148】以下は要求されたリモートメモリリードを
完了した後の処理であり、ステップ907では、読み込
んだ結果であるloc_addrから(loc_add
r+len−1)までの対象計算機100のメモリ10
3の内容を呼び出し元であるステップ606に返して終
了する。
【0149】この例の場合には、メモリ領域の「0x8
0000000」から「0x80000fff」の各バ
イトに、リモートメモリリードの結果である「Pani
c:irregular inode(後略)」という
文字列の各文字のASCII値を格納した状態でステッ
プ606に戻る。
【0150】図10は本実施形態の書き込み要求処理の
処理手順を示すフローチャートである。図10はステッ
プ303の第1の方法として呼び出される書き込み要求
処理を表しており、ステップ1000では、対象計算機
100のメモリアドレスrem_addrからlenバ
イトに、ダンプ計算機110のメモリアドレスloc_
addrから(loc_addr+len−1)の領域
の内容を書き込む要求を受け付ける。
【0151】loc_addrから(loc_addr
+len−1)の領域の確保は、呼び出し元のステップ
303にて既に行われている。ステップ303では、r
em_addrを「0xffffffffffffff
ff」に、lenを「1」に、loc_addrの内容
を「0」にそれぞれ設定した。
【0152】ステップ1001では一時変数iを「0」
に設定する。変数iはメモリアドレス(rem_add
r+i)を書き込み要求処理中であることを表す変数で
ある。
【0153】ステップ1002では変数i=lenであ
るかを判定する。i=lenである場合は、要求された
書き込み要求処理は完了している為、処理を終了する。
i=lenでない場合はステップ1003へ進み、メモ
リアドレス(rem_addr+i)を書き込む処理を
開始する。
【0154】ここではi=0と仮定し説明を続けること
にすると、ステップ1003へ進むことになる。ステッ
プ1003ではメモリアドレス(rem_addr+
i)の書き込み要求パケットを作成して送信する。
【0155】該書き込み要求パケットでは、図7の
(c)で示したリモートメモリアクセスパケット700
の様に、宛先計算機番号フィールド701の値は対象計
算機100の計算機番号「11111」、送信元計算機
番号フィールド702の値はダンプ計算機110の計算
機番号「22222」、セキュリティキーフィールド7
03の値は対象計算機100のセキュリティキーレジス
タ150の値「99999」、コマンドフィールド70
4の値は書き込み要求を表す「2」、メモリアドレスフ
ィールド705の値は(rem_addr+i)、メモ
リ内容フィールド706の値は(loc_addr+
i)の内容である。この例では、メモリアドレスフィー
ルド705の値は「0xffffffffffffff
ff」、メモリ内容フィールド706の値は「0」であ
る。
【0156】ステップ1004で、次のメモリアドレス
を書き込む前にiに「1」を加え、i=lenでステッ
プ1002に進み、書き込み要求処理を終了する。
【0157】次にネットワークインタフェース102の
動作を説明する。図11の読み込み要求パケット処理、
図12の読み込み返答パケット処理、図13の書き込み
パケット処理はネットワークインタフェース102が行
う処理である。各処理はネットワークインタフェース1
02が行う為、プロセッサ101が機能していなくとも
処理可能である。
【0158】図11は本実施形態の読み込み要求パケッ
ト処理の処理手順を示すフローチャートである。図11
は対象計算機100のネットワークインタフェース10
2の読み込み要求処理部151が行う読み込み要求パケ
ット処理を表しており、ここでは自計算機は対象計算機
100であるものとして説明する。この場合、図7の説
明で示した様に計算機番号は「11111」である。
【0159】ステップ1100で読み込み要求処理部1
51は、メモリアドレスaddrに関する読み込み要求
パケットを受信する。ここで宛先計算機番号フィールド
701の値をto、送信元計算機番号フィールド702
の値をfrom、セキュリティキーフィールド703の
値をkey、メモリアドレスフィールド705の値をa
ddrで表すものとすると、先程のステップ903の例
の要求パケットでは以下の様になる。
【0160】すなわち図7の(a)のリモートメモリア
クセスパケット700を受け取る場合では、宛先計算機
番号フィールド701の値toは対象計算機100の計
算機番号「11111」、送信元計算機番号フィールド
702の値fromはダンプ計算機110の計算機番号
「22222」、セキュリティキーフィールド703の
値keyは「99999」、メモリアドレスフィールド
705の値addrは「0x4a05c1」である。な
おコマンドフィールド704の値は読み込み要求を表す
「0」である。
【0161】このステップ1100では、toの値が自
計算機の計算機番号である場合にのみ、該パケットを受
信する。この例では自計算機(対象計算機100)の計
算機番号が「11111」であり宛先計算機番号フィー
ルド701の値は「11111」であるのでパケットを
受け取る。
【0162】ステップ1101ではセキュリティキーの
一致を確認する。具体的には、keyが自計算機のセキ
ュリティキーレジスタ150の値と等しいか否かを判定
し、一致した場合にはステップ1102に進んで処理を
続行し、一致しない場合にはパケットを破棄して処理を
終了する。
【0163】この例ではセキュリティキーフィールド7
03の値は「99999」であり、自計算機のセキュリ
ティキーレジスタ150の値は「99999」であるの
で、このパケットを処理する様にステップ1102に進
む。
【0164】ステップ1102ではメモリリード処理を
行う。具体的にはメモリアドレスaddrに対する1バ
イトのリードを行い、メモリ内容Xを受け取る。この例
ではメモリアドレス「0x4a05c1」に対するリー
ドを行い、メモリ内容Xとしてバイト値「97」(文字
「a」のASCII値)を受け取る。
【0165】ステップ1103では、メモリアドレスa
ddrに関する読み込み返答パケットを送信する。ここ
で読み込み返答パケットの宛先計算機番号フィールド7
01の値はステップ1100でのfrom、送信元計算
機番号フィールド702の値は自計算機番号to、セキ
ュリティキーフィールド703の値はkey、コマンド
フィールド704の値は読み込み返答を表す「1」、メ
モリアドレスフィールド705の値はaddr、メモリ
内容フィールド706の値はXの各値となる。
【0166】この例では図7の(b)のリモートメモリ
アクセスパケット700の様に、宛先計算機番号フィー
ルド701の値は「22222」、送信元計算機番号フ
ィールド702の値は「11111」、セキュリティキ
ーフィールド703の値は「99999」、コマンドフ
ィールド704の値は読み込み返答を表す「1」、メモ
リアドレスフィールド705の値は「0x4a5c
1」、メモリ内容フィールド706の値は「97」(文
字「a」のASCII値)となる。
【0167】図12は本実施形態の読み込み返答パケッ
ト処理の処理手順を示すフローチャートである。図12
はダンプ計算機110のネットワークインタフェース1
02の読み込み返答処理部152が行う読み込み返答パ
ケット処理を表しており、ここでは自計算機がダンプ計
算機110であるものとして説明する。この場合図7の
説明で示した様に計算機番号は「22222」である。
【0168】ステップ1200で読み込み返答処理部1
52は、メモリアドレスaddrに関する読み込み返答
パケットを受信する。ステップ1103の例の読み込み
返答パケット、すなわち図7の(b)のリモートメモリ
アクセスパケット700を受け取る場合を例に取ると、
宛先計算機番号フィールド701の値toはダンプ計算
機110の計算機番号「22222」、送信元計算機番
号フィールド702の値fromは対象計算機100の
計算機番号「11111」、セキュリティキーフィール
ド703の値keyは「99999」、コマンドフィー
ルド704の値は読み込み返答を表す「1」、メモリア
ドレスフィールド705の値addrは「0x4a05
c1」、メモリ内容フィールド706の値Xは「97」
(文字「a」のASCII値)である。
【0169】このステップ1200では、toの値が自
計算機の計算機番号である場合にのみ該パケットを受信
する。この例では自計算機(ダンプ計算機110)の計
算機番号が「22222」であり、宛先計算機番号フィ
ールド701の値は「22222」であるのでこのパケ
ットを受け取る。
【0170】ステップ1201では、セキュリティキー
の一致を確認する。具体的には、keyが自計算機のセ
キュリティキーレジスタ150の値と等しいか否かを判
定し、一致した場合にはステップ1202に進み処理を
続行し、一致しない場合にはパケットを破棄して処理を
終了する。
【0171】この例ではセキュリティキーフィールド7
03の値は「99999」であり、自計算機のセキュリ
ティキーレジスタ150の値は「99999」であるの
で、このパケットを処理する様にステップ1102に進
む。
【0172】ステップ1202では、受信したパケット
を読み込み要求元に渡す。読み込み要求元とはステップ
904の処理である。
【0173】図13は本実施形態の書き込みパケット処
理の処理手順を示すフローチャートである。図13は対
象計算機100のネットワークインタフェース102の
書き込み要求処理部153が行う書き込み要求パケット
処理を表しており、ここでは自計算機が対象計算機10
0であるものとして説明する。
【0174】ステップ1300では、メモリアドレスa
ddrに関する書き込み要求パケットを受信する。ステ
ップ1003の例の書き込み要求パケット、すなわち図
7の(c)のリモートメモリアクセスパケット700を
受け取る場合を例に取ると、宛先計算機番号フィールド
701の値toは対象計算機100の計算機番号「11
111」、送信元計算機番号フィールド702の値fr
omはダンプ計算機110の計算機番号「2222
2」、セキュリティキーフィールド703の値keyは
「99999」、コマンドフィールド704の値は書き
込み要求を表す「2」、メモリアドレスフィールド70
5の値addrは「0xffffffffffffff
ff」、メモリ内容フィールド706の値Xは「0」で
ある。
【0175】このステップ1300では、toの値が自
計算機の計算機番号である場合にのみ該パケットを受信
する。この例では自計算機(対象計算機100)の計算
機番号が「11111」であり、宛先計算機番号フィー
ルド701の値は「11111」であるのでこのパケッ
トを受け取る。
【0176】ステップ1301ではセキュリティキーの
一致を確認する。具体的には、keyが自計算機のセキ
ュリティキーレジスタ150の値と等しいか否かを判定
し、一致した場合にはステップ1302に進み処理を続
行し、一致しない場合にはパケットを破棄して処理を終
了する。
【0177】この例ではセキュリティキーフィールド7
03の値は「99999」であり、自計算機のセキュリ
ティキーレジスタ150の値は「99999」であるの
で、このパケットを処理する様にステップ1302に進
む。
【0178】ステップ1302ではメモリライト処理を
行う。具体的には、メモリアドレスaddrに対して1
バイトのXをライトする。この例では、アドレス「0x
ffffffffffffffff」に対する値「0」
のライトを行う。
【0179】これはプロセッサ101の制御レジスタに
リセットコマンドを書き込むことになるので、対象計算
機100のプロセッサ101はリセットされる。
【0180】以上、対象計算機100が1台かつダンプ
計算機110が1台という構成で説明したが、ネットワ
ーク120及び生存信号線130に複数計算機を接続可
能とすれば、対象計算機100を複数台の構成とした
り、ダンプ計算機110を複数台の構成とすることが可
能である。また同時でなければ、同一の計算機が対象計
算機100になることもダンプ計算機110になること
も可能である。
【0181】以上説明した様に本実施形態の計算機シス
テムによれば、ダンプ計算機は障害を起こした対象計算
機のメモリの予め規定された特定領域の内容を取得した
後に対象計算機をリブートさせるので、障害を起こした
対象計算機のリブートに費す時間を短縮して当該対象計
算機が使用不可である時間を短くすることが可能であ
る。
【0182】(実施形態2)以下に障害情報取得対象の
計算機のメモリ内容を他計算機のメモリに分散して転送
した後、分散して転送したメモリ内容を収集して補助記
憶装置に格納する実施形態2の計算機システムについて
説明する。
【0183】図14は本実施形態の疎結合計算機システ
ムの概略構成を示す図である。図14に示す様に本実施
形態の対象計算機1402(1)は、メモリ領域分割処
理部1411と、全ダンプ収集処理部1413と、パケ
ット送受信処理部1414(1)とを有している。
【0184】メモリ領域分割処理部1411はメインメ
モリ1406(1)を複数のメモリ領域に分割し、分割
したメモリ領域と複数の計算機1402のネットワーク
アドレスとを対応付けた情報をメモリ領域分割表格納領
域1412に格納し、障害が発生した対象計算機140
2(1)のメインメモリ1406(1)の内容を障害情
報取得計算機1402(2〜N)の分割ダンプ格納領域
1407に格納する為の分割ダンプ格納要求メッセージ
をメモリ領域分割表格納領域1412の内容に応じて作
成する処理部である。
【0185】全ダンプ収集処理部1413は障害情報取
得計算機1402(2〜N)の分割ダンプ格納領域14
07に格納したメインメモリ1406(1)の内容を収
集する為の分割ダンプ収集要求メッセージを作成し、メ
インメモリ1406(1)の内容を有する分割ダンプ収
集応答メッセージからメインメモリ1406(1)の内
容を復元して全ダンプ格納領域1426に格納する処理
部である。
【0186】パケット送受信処理部1414(1)はネ
ットワーク1418を介して前記分割ダンプ格納要求メ
ッセージ、前記分割ダンプ収集要求メッセージ及び分割
ダンプ収集応答メッセージを障害情報取得計算機140
2(2〜N)との間で送受信する処理部である。
【0187】対象計算機1402(1)をメモリ領域分
割処理部1411、全ダンプ収集処理部1413及びパ
ケット送受信処理部1414(1)として機能させる為
のプログラムは、CD−ROMやROM等の記録媒体に
記録されて実行されるものとする。なお前記プログラム
を記録する媒体はCD−ROMやROM以外の他の媒体
でも良い。
【0188】障害情報取得計算機1402(2)は、パ
ケット送受信処理部1414(2)と、分割ダンプ格納
処理部1421と、分割ダンプ取出処理部1419とを
有している。
【0189】パケット送受信処理部1414(2)はネ
ットワーク1418を介して前記分割ダンプ格納要求メ
ッセージ、前記分割ダンプ収集要求メッセージ及び分割
ダンプ収集応答メッセージを対象計算機1402(1)
との間で送受信する処理部である。
【0190】分割ダンプ格納処理部1421は前記分割
ダンプ格納要求メッセージに含まれるメインメモリ14
06(1)の内容を障害情報取得計算機1402(2)
の分割ダンプ格納領域1407に格納する処理部であ
る。
【0191】分割ダンプ取出処理部1419は分割ダン
プ格納領域1407に格納したダンプデータを取り出し
て、前記分割ダンプ収集要求メッセージの内容に応じて
前記分割ダンプ収集応答メッセージを作成する処理部で
ある。
【0192】障害情報取得計算機1402(2)をパケ
ット送受信処理部1414(2)、分割ダンプ格納処理
部1421及び分割ダンプ取出処理部1419として機
能させる為のプログラムは、ROM等の記録媒体に記録
されて実行されるものとする。なお前記プログラムを記
録する媒体はROM以外の他の媒体でも良い。
【0193】本実施形態では、対象計算機1402
(1)が、メインメモリ1406(1)の内容を障害情
報取得計算機1402(2〜N)から収集する全ダンプ
収集計算機としても動作するものとして説明するが、メ
モリ領域分割処理部1411と全ダンプ収集処理部14
13とを異なる計算機1402にインストールし、両者
を別の装置構成としても良い。
【0194】図14に示す様に疎結合計算機システム1
401は、ネットワーク1418を介して接続された複
数の計算機1402(1〜N)から構成される。ネット
ワーク1418は、計算機間でデータを交換する通信メ
ッセージの伝送路である。
【0195】計算機1402は、障害が発生した際に、
障害情報取得対象の対象計算機1402(1)と、対象
計算機1402(1)から障害情報を受信する障害情報
取得計算機1402(2〜N)の2種類に分類される。
【0196】計算機1402(1〜N)は、プログラム
命令列やデータを永続的に格納する磁気ディスク等の補
助記憶装置1403(1〜N)、プログラム命令列やデ
ータを格納するメインメモリ1406(1〜N)、メイ
ンメモリ1406(1〜N)に格納したプログラム命令
列を実行するプロセッサ1405(1〜N)、ダンプ機
能付きネットワークアダプタ1409(1〜N)、計算
機1402(1〜N)の各ブロック間の伝送路であるシ
ステムバス1408(1〜N)から構成される。
【0197】ダンプ機能付きネットワークアダプタ14
09(1〜N)は、プログラム命令列やデータを格納す
るメモリ1410(1〜N)、メモリ1410に格納し
たプログラム命令列を実行するI/Oプロセッサ141
6(1〜N)、ネットワーク1418に対してパケット
を送受信するネットワークインタフェース1417(1
〜N)、ネットワークアダプタ1409(1〜N)を構
成する各ブロック間の伝送路であるI/Oシステムバス
1415から構成される。ここで、メモリ1410は、
メモリ内容を永続的に格納する為に、バッテリバックア
ップや、書き換え可能な読み出し専用メモリ(P-ROM)等
のデバイスを用いても良い。
【0198】対象計算機1402(1)の補助記憶装置
1403(1)には、障害が発生した際のメモリ内容を
格納する全ダンプ格納領域1426と、疎結合計算機シ
ステム1401を構成する全ての計算機1402のネッ
トワークアドレスを保持する疎結合計算機構成表140
4を持つ。
【0199】メインメモリ1406(1)は、オペレー
ティングシステムの命令列やデータを格納するOS格納
領域1422(1)、ユーザプログラムの命令列やデー
タを格納するユーザプログラム格納領域1425(1)
を有しており、OS格納領域1422(1)には、計算
機1402で障害が発生した時にメモリ内容を格納する
為に呼び出される障害処理部1423や、障害が発生し
た時に格納したメモリ内容を障害解析ツールが解析可能
な様にファイルに変換するダンプファイル生成処理部1
424を格納している。
【0200】本実施形態の障害処理部1423はメモリ
領域分割処理部1411を有し、またダンプファイル生
成処理部1424は全ダンプ収集処理部1413を有し
ている。障害処理部1423及びダンプファイル生成処
理部1424のメモリ領域分割処理部1411及び全ダ
ンプ収集処理部1413以外の従来の処理については、
各々「Panic! UNIXシステムクラッシュの追
跡と対策」、初版、ISBN4−7561−1912−
3の29頁、39頁に記載のpanic()ルーチン、
savecore プログラムに記載されている。
【0201】対象計算機1402(1)のダンプ機能付
きネットワークアダプタ1409(1)は、メモリ領域
分割処理部1411が分割したメインメモリ1406
(1)の複数のメモリ領域と複数の計算機1402のネ
ットワークアドレスとを対応付けた情報を格納するメモ
リ領域分割表格納領域1412、ネットワーク1418
を介して他の計算機1402との間で通信メッセージを
送受信するパケット送受信処理部1414(1)をメモ
リ1410(1)に格納している。
【0202】障害情報取得計算機1402(2)のメイ
ンメモリ1406(2)は、オペレーティングシステム
の命令列やデータを格納するOS格納領域1422
(2)、ユーザプログラムの命令列やデータを格納する
ユーザプログラム格納領域1425(2)、対象計算機
1402(1)のメモリ領域の一部を格納する分割ダン
プ格納領域1407を有している。
【0203】障害情報取得計算機1402(2)のダン
プ機能付きネットワークアダプタ1409(2)は、対
象計算機1402(1)が送信する通信メッセージに含
まれるデータをメインメモリ1406(2)の分割ダン
プ格納領域1407に格納する分割ダンプ格納処理部1
421と、分割ダンプ格納領域1407に格納したデー
タを通信メッセージとして送信する分割ダンプ取出処理
部1419と、ネットワーク1418を介して他の計算
機1402との間で通信メッセージを送受信するパケッ
ト送受信処理部1414(2)をメモリ1410(2)
に格納している。
【0204】図15は本実施形態の疎結合計算機構成表
1404の一例を示す図である。疎結合計算機構成表1
404は、表中の各行に一意な識別子である構成表イン
デックス1502、疎結合計算機システム1401を構
成する計算機1402のネットワークアドレス150
3、ネットワークアドレス1503の示す値が自計算機
のものであるか否かを示す自計算機フラグ1504から
構成される。自計算機フラグ1504には、ネットワー
クアドレス1503の値が自計算機のものである場合に
は識別子Yes、その他の場合には識別子Noが格納され
る。
【0205】図16は本実施形態の分割ダンプ格納領域
1407の一例を示す図である。分割ダンプ格納領域1
407は、メインメモリ1406(1)の物理アドレス
であるアドレス1602、メモリ領域分割処理部141
1がメインメモリ1406(1)を複数に分割した際の
1つの領域の大きさを示すサイズ1603、対象計算機
1402(1)のアドレス1602から、サイズ160
3が示すバイト数の分割ダンプデータを格納するデータ
1604から構成される。
【0206】図17は本実施形態のメモリ領域分割表格
納領域1412の一例を示す図である。メモリ領域分割
表格納領域1412は、表中の各行に一意な識別子であ
る分割表インデックス1702、メインメモリ1406
(1)の物理アドレスであるアドレス1703、メモリ
領域分割処理部1411がメインメモリ1406(1)
を複数に分割した際の1つの領域の大きさを示すサイズ
1704、アドレス1703とサイズ1704が示すメ
インメモリ1406(1)の内容を含む通信メッセージ
の送信先計算機を示すネットワークアドレス1705か
ら構成される。
【0207】図18は本実施形態の要求/応答メッセー
ジの一例を示す図である。分割ダンプ格納要求メッセー
ジ1809は、メモリ領域分割処理部1411が分割し
たメインメモリ1406(1)の内容を、対象計算機1
402(1)が他計算機に送信する際に使用するメッセ
ージである。分割ダンプ格納要求メッセージ1809
は、メッセージヘッダ1802、ダンプデータ1813
から構成される。
【0208】メッセージヘッダ1802は、送信先計算
機を示す送信先アドレス1804、送信元計算機を示す
送信元アドレス1805、当該通信メッセージが分割ダ
ンプ格納要求メッセージ1809であることを示すメッ
セージ識別子1806からなる。
【0209】ダンプデータ1813は、メインメモリ1
406(1)の物理アドレスを示すアドレス1810、
ダンプデータ1813に含まれるデータ量を示すサイズ
1811、メインメモリ1406(1)のアドレス18
10からサイズ1811で示される領域の内容であるデ
ータ1812からなる。
【0210】分割ダンプ収集要求メッセージ1814
は、ダンプファイル生成処理部1424により障害発生
時のメモリ内容を含むファイルを生成する際、全ダンプ
収集処理部1413が複数の計算機1402に分散して
格納したメモリ内容を参照する為に送信するメッセージ
である。
【0211】分割ダンプ収集要求メッセージ1814
は、メッセージヘッダ1802のみから構成される。メ
ッセージヘッダ1802のメッセージ識別子1806に
は、当該通信メッセージが分割ダンプ収集要求メッセー
ジ1814であることを示す識別子が格納される。
【0212】分割ダンプ収集応答メッセージ1815
は、分割ダンプ収集要求メッセージ1814を受信した
計算機1402が、分割ダンプ収集要求メッセージ18
14の送信元計算機に返信する為のメッセージである。
【0213】分割ダンプ収集応答メッセージ1815
は、メッセージヘッダ1802、ダンプデータ1813
から構成される。該メッセージヘッダ1802のメッセ
ージ識別子1806には、当該通信メッセージが分割ダ
ンプ収集応答メッセージ1815であることを示す識別
子が格納される。ダンプデータ1813には、分割ダン
プ格納領域1407に格納されているアドレス160
2、サイズ1603及びデータ1604の内容が格納さ
れる。
【0214】本実施形態の疎結合計算機システム140
1において、対象計算機1402(1)で障害が発生す
ると、メモリ領域分割処理部1411が、対象計算機1
402(1)のオペレーティングシステムの障害処理中
に呼び出される。
【0215】なお本実施形態中では、メインメモリ14
06(1)の内容全てを対象計算機1402(1)以外
の計算機1402(2〜N)に分散させるものとして説
明しているが、分散させるメモリ内容をメインメモリ1
406(1)の一部としても良い。また、メインメモリ
1406(1)の内容を分散させる障害情報取得計算機
1402(2〜N)を対象計算機1402(1)以外の
全ての計算機1402として説明しているが、対象計算
機1402(1)以外の一部の計算機1402としても
良い。
【0216】図19は本実施形態の対象計算機1402
(1)のメモリ領域分割処理部1411の処理概要を示
すPAD図である。まず、ステップ1901の処理1では、
疎結合計算機構成表1404を参照し、疎結合計算機シ
ステム1401を構成している計算機1402の数を調
べて構成ノード数とする。処理2では、処理1で得た構成
ノード数から「1」だけ減じた数を分割数とする。なお
ここで任意の分割数をオペレータから入力するものとし
ても良い。処理3では、メインメモリ1406(1)の
大きさを処理2で得た分割数で割った数を分割単位とす
る。処理4では、メインメモリ1406(1)の参照ア
ドレスとしてその先頭アドレスの「0」を設定する。処
理5では、インデックスを「1」とする。
【0217】ステップ1902では、前記アドレスがメ
インメモリ1406(1)の終了アドレスを超えない
間、ステップ1903及びステップ1904を繰り返
す。
【0218】ステップ1903では、メモリ領域分割表
格納領域1412においてインデックスが対応する行の
アドレス1703及びサイズ1704にアドレスと分割
単位の数値を記録する。
【0219】ステップ1904の処理1では、アドレス
が示す数値に分割単位を加えた数値をアドレスに設定す
る。処理2では、インデックスが示す数値に「1」を加
えた数値をインデックスに設定する。
【0220】ステップ1905の処理1では、疎結合計
算機構成表1404から自計算機フラグ1504を参照
して、自計算機を除いた他の計算機1402のネットワ
ークアドレス1503のリストを作成してアドレスリス
トとする。ステップ1905の処理2では、インデック
スを「1」とする。
【0221】ステップ1906では、インデックスが分
割数を超えない間、ステップ1907、ステップ190
9、ステップ1910及びステップ1911を繰り返
す。
【0222】ステップ1907では、アドレスリストの
特定の行を指すインデックスが空リストを指しているど
うかを判断し、空リストの場合にはステップ1908を
実行する。ステップ1908では、ステップ1905の
処理1と同様に、自計算機を除いた他の計算機1402
のネットワークアドレス1503のリストを作成して、
これを当該インデックスが指すアドレスリストとする。
これらの処理は、ステップ1901で分割数を任意の数
とした場合に、インデックスがアドレスリストの範囲を
超えたときの処理を表している。
【0223】ステップ1909では、メモリ領域分割表
格納領域1412においてインデックスが指す行のネッ
トワークアドレス1705に、アドレスリストから1つ
のネットワークアドレス1503を取り出して登録す
る。
【0224】ステップ1910では、メモリ領域分割表
格納領域1412においてインデックスが指す行のアド
レス1703及びサイズ1704を参照し、それらが示
すメインメモリ1406(1)の内容を参照し、分割ダ
ンプ格納要求メッセージ1809のダンプデータ181
3を作成する。
【0225】またステップ1910では、疎結合計算機
構成表1404から自計算機のネットワークアドレス1
503を参照して送信元アドレス1805とし、メモリ
領域分割表格納領域1412においてインデックスが指
す行のネットワークアドレス1705を送信先アドレス
1804としてメッセージヘッダ1802を作成し、作
成した分割ダンプ格納要求メッセージ1809をパケッ
ト送受信処理部1414により送信する。ステップ19
11では、インデックスに「1」を加えた数をインデッ
クスとする。
【0226】ステップ1906での繰り返し処理が終了
すると、ステップ1912ではメモリ領域分割処理部1
411を呼び出した処理部に制御を戻し、障害処理部1
423の処理により対象計算機1402(1)はリブー
トを行う。
【0227】本実施形態の疎結合計算機システム140
1において、対象計算機1402(1)で障害が発生す
ると、障害情報取得計算機1402(2〜N)は、メモ
リ領域分割処理部1411の処理により送信された分割
ダンプ格納要求メッセージ1809を受信する。
【0228】図20は本実施形態の障害情報取得計算機
1402(2)の分割ダンプ格納処理部1421の処理
概要を示すPAD図である。分割ダンプ格納処理部142
1は、ステップ2001にて、ステップ2002及びス
テップ2003を繰り返す。
【0229】ステップ2002では、分割ダンプ格納要
求メッセージ1809が到着するまで待ち、分割ダンプ
格納要求メッセージ1809が到着すると次のステップ
に進む。ステップ2003では、分割ダンプ格納要求メ
ッセージ1809からダンプデータ1813を取り出
し、分割ダンプ格納領域1407に格納する。
【0230】本実施形態の全ダンプ収集処理部1413
は、障害が発生し、対象計算機1402(1)が再起動
処理を完了した後、ユーザ若しくはオペレーティングシ
ステムが障害の発生した時のメモリ内容を解析する為に
ダンプファイル生成処理部1424中に呼び出される。
【0231】なお本実施形態中では、全ダンプ収集処理
部1413の処理を行う全ダンプ収集計算機を対象計算
機1402(1)としているが、対象計算機1402
(1)以外の他の計算機1402で全ダンプ収集処理部
1413を実行して対象計算機1402(1)のメモリ
内容を解析するものとしてもよい。
【0232】図21は本実施形態の対象計算機1402
(1)の全ダンプ収集処理部1413の処理概要を示す
PAD図である。まずステップ2101では、インデック
スを「1」とする。ステップ2102では、インデック
スが分割数を超えない間、ステップ2103、ステップ
2104、ステップ2105を繰り返す。
【0233】ステップ2103では、分割ダンプ収集要
求メッセージ1814を作成する為、メモリ領域分割表
格納領域1412において、インデックスが指す行のネ
ットワークアドレス1705を送信先アドレス180
4、自計算機のネットワークアドレス1503を送信元
アドレス1805とする。
【0234】ステップ2104では、ステップ2103
で作成した分割ダンプ収集要求メッセージ1814をパ
ケット送受信処理部1414(1)にて送信し、分割ダ
ンプ収集応答メッセージ1815を障害情報取得計算機
1402(2〜N)から受信してダンプデータ1813
を全ダンプ格納領域1426に格納する。ステップ21
05では、インデックスの値を「1」だけ増加する。
【0235】ステップ2102での繰り返し処理が終了
すると、ステップ2106では全ダンプ収集処理部14
13を呼び出した処理部に戻る。
【0236】本実施形態の疎結合計算機システム140
1の障害情報取得計算機1402(2〜N)は、分割ダ
ンプ収集要求メッセージ1814を受信すると、格納し
ている対象計算機1402(1)のメモリ内容を分割ダ
ンプ取出処理部1419により応答する。
【0237】図22は本実施形態の障害情報取得計算機
1402(2)の分割ダンプ取出処理部1419の処理
概要を示すPAD図である。分割ダンプ取出処理部141
9は、ステップ2201にて、ステップ2202、ステ
ップ2203、ステップ2204を繰り返す。
【0238】ステップ2202では、分割ダンプ収集要
求メッセージ1814が到着するまで待ち、パケット送
受信処理部1414(2)が分割ダンプ収集要求メッセ
ージ1814を受信すると次のステップに進む。
【0239】ステップ2203の処理1では、分割ダン
プ収集応答メッセージ1815を作成する為に、ステッ
プ2202で受信した分割ダンプ収集要求メッセージ1
814の送信先アドレス1804及び送信元アドレス1
805を、各々分割ダンプ収集応答メッセージ1815
の送信元アドレス1805及び送信先アドレス1804
とする。処理2では、分割ダンプ格納領域1407のア
ドレス1602、サイズ1603及びデータ1604を
参照し、分割ダンプ収集応答メッセージ1815のダン
プデータ1813とする。
【0240】ステップ2204では、ステップ2203
にて作成した分割ダンプ収集応答メッセージ1815を
パケット送受信処理部1414(2)にて送信する。
【0241】以上説明した様に本実施形態の計算機シス
テムによれば、対象計算機のメインメモリの内容を障害
情報取得計算機の高速な記憶装置上の分割ダンプ格納領
域に格納した後に対象計算機をリブートさせるので、障
害を起こした対象計算機のリブートに費す時間を短縮し
て当該対象計算機が使用不可である時間を短くすること
が可能である。
【0242】
【発明の効果】本発明によればダンプ計算機は障害を起
こした対象計算機のメモリの予め規定された特定領域の
内容を取得した後に対象計算機をリブートさせるので、
障害を起こした対象計算機のリブートに費す時間を短縮
して当該対象計算機が使用不可である時間を短くするこ
とが可能である。
【0243】また本発明によれば対象計算機のメインメ
モリの内容を障害情報取得計算機の高速な記憶装置上の
分割ダンプ格納領域に格納した後に対象計算機をリブー
トさせるので、障害を起こした対象計算機のリブートに
費す時間を短縮して当該対象計算機が使用不可である時
間を短くすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の計算機システムの概略構成を示す
図である。
【図2】実施形態1の生存信号発信処理部140の処理
手順を示すフローチャートである。
【図3】実施形態1の生存信号監視処理部141の処理
手順を示すフローチャートである。
【図4】実施形態1の障害情報規定ファイル143の概
略構成を示す図である。
【図5】実施形態1の障害情報ファイル144の概略構
成を示す図である。
【図6】実施形態1の障害情報取得処理部142の処理
手順を示すフローチャートである。
【図7】実施形態1のリモートメモリアクセスパケット
の概略構成を示す図である。
【図8】実施形態1のコマンドフィールド704のエン
コード内容を示す図である。
【図9】実施形態1の読み込み要求処理の処理手順を示
すフローチャートである。
【図10】実施形態1の書き込み要求処理の処理手順を
示すフローチャートである。
【図11】実施形態1の読み込み要求パケット処理の処
理手順を示すフローチャートである。
【図12】実施形態1の読み込み返答パケット処理の処
理手順を示すフローチャートである。
【図13】実施形態1の書き込みパケット処理の処理手
順を示すフローチャートである。
【図14】実施形態2の疎結合計算機システムの概略構
成を示す図である。
【図15】実施形態2の疎結合計算機構成表1404の
一例を示す図である。
【図16】実施形態2の分割ダンプ格納領域1407の
一例を示す図である。
【図17】実施形態2のメモリ領域分割表格納領域14
12の一例を示す図である。
【図18】実施形態2の要求/応答メッセージの一例を
示す図である。
【図19】実施形態2の対象計算機1402(1)のメ
モリ領域分割処理部1411の処理概要を示すPAD図で
ある。
【図20】実施形態2の障害情報取得計算機1402
(2)の分割ダンプ格納処理部1421の処理概要を示
すPAD図である。
【図21】実施形態2の対象計算機1402(1)の全
ダンプ収集処理部1413の処理概要を示すPAD図であ
る。
【図22】実施形態2の障害情報取得計算機1402
(2)の分割ダンプ取出処理部1419の処理概要を示
すPAD図である。
【符号の説明】
100…対象計算機、110…ダンプ計算機、120…
ネットワーク、130…生存信号線、101…プロセッ
サ、102…ネットワークインタフェース、103…メ
モリ、104…生存信号伝達手段、105…ディスク、
106…システムバス、150…セキュリティキーレジ
スタ、140…生存信号発信処理部、141…生存信号
監視処理部、142…障害情報取得処理部、143…障
害情報規定ファイル、144…障害情報ファイル、15
1…読み込み要求処理部、152…読み込み返答処理
部、153…書き込み要求処理部、400…障害情報エ
ントリ数フィールド、410…障害情報エントリ、41
1…メモリアドレスフィールド、412…バイト数フィ
ールド、500…障害情報ダンプエントリ数フィール
ド、510…障害情報ダンプエントリ、511…メモリ
アドレスフィールド、512…バイト数フィールド、5
13…メモリ内容フィールド、700…リモートメモリ
アクセスパケット、701…宛先計算機番号フィール
ド、702…送信元計算機番号フィールド、703…セ
キュリティキーフィールド、704…コマンドフィール
ド、705…メモリアドレスフィールド、706…メモ
リ内容フィールド、1401…疎結合計算機システム、
1402…計算機、1402(1)…対象計算機、14
02(2)…障害情報取得計算機、1403…補助記憶
装置、1404…疎結合計算機構成表、1405…プロ
セッサ、1406…メインメモリ、1407…分割ダン
プ格納領域、1408…システムバス、1409…ネッ
トワークアダプタ、1410…メモリ、1412…メモ
リ領域分割表格納領域、1414…パケット送受信処理
部、1415…I/Oシステムバス、1416…I/O
プロセッサ、1417…ネットワークインタフェース、
1418…ネットワーク、1422…OS格納領域、1
423…障害処理部、1424…ダンプファイル生成処
理部、1425…ユーザプログラム格納領域、1426
…全ダンプ格納領域、1411…メモリ領域分割処理
部、1413…全ダンプ収集処理部、1414(1)…
パケット送受信処理部、1414(2)…パケット送受
信処理部、1421…分割ダンプ格納処理部、1419
…分割ダンプ取出処理部、1502…構成表インデック
ス、1503…ネットワークアドレス、1504…自計
算機フラグ、1602…アドレス、1603…サイズ、
1604…データ、1702…分割表インデックス、1
703…アドレス、1704…サイズ、1705…ネッ
トワークアドレス、1802…メッセージヘッダ、18
04…送信先アドレス、1805…送信元アドレス、1
806…メッセージ識別子、1809…分割ダンプ格納
要求メッセージ、1810…アドレス、1811…サイ
ズ、1812…データ、1813…ダンプデータ、18
14…分割ダンプ収集要求メッセージ、1815…分割
ダンプ収集応答メッセージ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村山 秀樹 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所サーバ開発本部内 (72)発明者 菅波 雄介 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所サーバ開発本部内 (72)発明者 藤田 博文 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所サーバ開発本部内 (72)発明者 大野 正太郎 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象計算機の動作状態を監視し発生した
    障害をダンプ計算機により処理する障害処理方法におい
    て、 対象計算機が正常に動作中であることを示す生存信号を
    特定時間間隔でダンプ計算機に送信し、 対象計算機のメモリ領域の内で障害情報を収集すべき特
    定領域を示す情報をダンプ計算機から受信し、前記受信
    した情報が示す特定領域のメモリ内容を読み出してダン
    プ計算機に送信し、 ダンプ計算機からの指示により対象計算機のリブートを
    行うことを特徴とする障害処理方法。
  2. 【請求項2】 対象計算機の動作状態を監視し発生した
    障害をダンプ計算機により処理する障害処理方法におい
    て、 対象計算機が正常に動作中であることを示す生存信号が
    特定時間内にダンプ計算機で受信されるかを監視し、 対象計算機からの生存信号が特定時間内にダンプ計算機
    で受信されない場合に、対象計算機のメモリ領域の内で
    障害情報を収集すべき特定領域を示す情報をダンプ計算
    機から対象計算機に送信し、 対象計算機から送信された前記特定領域のメモリ内容を
    受信して対象計算機の障害情報をダンプ計算機で取得
    し、対象計算機をリブートさせることを特徴とする障害
    処理方法。
  3. 【請求項3】 障害が発生した場合にダンプ計算機から
    の指示により障害処理を行う対象計算機において、 対象計算機が正常に動作中であることを示す生存信号を
    伝達する生存信号伝達手段と、前記生存信号伝達手段を
    制御して前記生存信号を特定時間間隔でダンプ計算機に
    送信する生存信号発信処理部と、 対象計算機のメモリ領域の内で障害情報を収集すべき特
    定領域を示す情報をダンプ計算機から受信し、前記受信
    した情報が示す特定領域のメモリ内容を読み出してダン
    プ計算機に送信する障害情報応答処理部と、 ダンプ計算機からの指示により対象計算機のリブートを
    行うリセット処理部とを備えることを特徴とする対象計
    算機。
  4. 【請求項4】 対象計算機の動作状態を監視して対象計
    算機で発生した障害を処理するダンプ計算機において、 対象計算機が正常に動作中であることを示す生存信号を
    受信する生存信号伝達手段と、 対象計算機のメモリ領域の内で障害情報を収集すべき特
    定領域を示す情報を対象計算機に送信し、対象計算機か
    ら送信された前記特定領域のメモリ内容を受信する障害
    情報取得処理部と、 前記生存信号伝達手段を制御して対象計算機からの生存
    信号が特定時間内に受信されるかを監視し、対象計算機
    からの生存信号が特定時間内に受信されない場合に、前
    記障害情報取得処理部により対象計算機の障害情報を取
    得し、対象計算機をリブートさせる生存信号監視処理部
    とを備えることを特徴とするダンプ計算機。
  5. 【請求項5】 対象計算機の動作状態を監視し発生した
    障害をダンプ計算機により処理するプログラムを記録し
    た媒体において、 対象計算機が正常に動作中であることを示す生存信号を
    伝達する生存信号伝達手段を制御して前記生存信号を特
    定時間間隔でダンプ計算機に送信する生存信号発信処理
    部と、 対象計算機のメモリ領域の内で障害情報を収集すべき特
    定領域を示す情報をダンプ計算機から受信し、前記受信
    した情報が示す特定領域のメモリ内容を読み出してダン
    プ計算機に送信する障害情報応答処理部と、 ダンプ計算機からの指示により対象計算機のリブートを
    行うリセット処理部としてコンピュータを機能させる為
    のプログラムを記録したことを特徴とする媒体。
  6. 【請求項6】 対象計算機の動作状態を監視し発生した
    障害をダンプ計算機により処理するプログラムを記録し
    た媒体において、 対象計算機のメモリ領域の内で障害情報を収集すべき特
    定領域を示す情報を対象計算機に送信し、対象計算機か
    ら送信された前記特定領域のメモリ内容を受信する障害
    情報取得処理部と、 対象計算機からの生存信号が特定時間内に受信されるか
    を監視し、対象計算機からの生存信号が特定時間内に受
    信されない場合に、前記障害情報取得処理部により対象
    計算機の障害情報を取得し、対象計算機をリブートさせ
    る生存信号監視処理部としてコンピュータを機能させる
    為のプログラムを記録したことを特徴とする媒体。
  7. 【請求項7】 障害が発生した場合にメインメモリの内
    容を障害情報取得計算機に送信する対象計算機におい
    て、 障害が発生した対象計算機のメインメモリを複数の領域
    に分割し、分割したメインメモリ内容を障害情報取得計
    算機のメインメモリ中の分割ダンプ格納領域に格納する
    為の分割ダンプ格納要求メッセージを作成するメモリ領
    域分割処理部と、 前記分割ダンプ格納要求メッセージを障害情報取得計算
    機に送信するパケット送受信処理部とを備えることを特
    徴とする対象計算機。
  8. 【請求項8】 障害が発生した対象計算機のメインメモ
    リの内容を対象計算機から受信する障害情報取得計算機
    において、 障害が発生した対象計算機のメインメモリの内容を障害
    情報取得計算機のメインメモリ中の分割ダンプ格納領域
    に格納する為の分割ダンプ格納要求メッセージを対象計
    算機から受信するパケット送受信処理部と、 前記分割ダンプ格納要求メッセージに含まれる対象計算
    機のメインメモリの内容を障害情報取得計算機のメイン
    メモリ中の分割ダンプ格納領域に格納する分割ダンプ格
    納処理部とを備えることを特徴とする障害情報取得計算
    機。
  9. 【請求項9】 障害が発生した対象計算機のメインメモ
    リの内容を障害情報取得計算機から収集する全ダンプ収
    集計算機において、 障害情報取得計算機のメインメモリ中の分割ダンプ格納
    領域に分割して格納した対象計算機のメインメモリの内
    容を収集する為の分割ダンプ収集要求メッセージを作成
    し、対象計算機のメインメモリの内容を有する分割ダン
    プ収集応答メッセージから対象計算機のメインメモリの
    内容を復元して全ダンプ格納領域に格納する全ダンプ収
    集処理部と、 前記分割ダンプ収集要求メッセージ及び分割ダンプ収集
    応答メッセージを障害情報取得計算機との間で送受信す
    るパケット送受信処理部とを備えることを特徴とする全
    ダンプ収集計算機。
  10. 【請求項10】 障害が発生した対象計算機のメインメ
    モリの内容を全ダンプ収集計算機へ送信する障害情報取
    得計算機において、 障害情報取得計算機のメインメモリ中の分割ダンプ格納
    領域に格納した対象計算機のメインメモリの内容を収集
    する為の分割ダンプ収集要求メッセージの内容に応じ
    て、対象計算機のメインメモリの内容を有する分割ダン
    プ収集応答メッセージを作成する分割ダンプ取出処理部
    と、 前記分割ダンプ収集要求メッセージ及び分割ダンプ収集
    応答メッセージを全ダンプ収集計算機との間で送受信す
    るパケット送受信処理部とを備えることを特徴とする障
    害情報取得計算機。
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