JPH11213450A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JPH11213450A
JPH11213450A JP10033661A JP3366198A JPH11213450A JP H11213450 A JPH11213450 A JP H11213450A JP 10033661 A JP10033661 A JP 10033661A JP 3366198 A JP3366198 A JP 3366198A JP H11213450 A JPH11213450 A JP H11213450A
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JP
Japan
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track
groove
land
pit
address
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JP10033661A
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English (en)
Inventor
Hideji Eguchi
秀治 江口
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定で高精度なトラッキング制御と高密度記
録再生とを実現する光ディスクを提供する。 【解決手段】 1回転毎にグルーブ15とランド16が
交互に形成され、グルーブ15及びランド16のアドレ
ス情報13aを示すピット17aは、それぞれグルーブ
15及びランド16の中心軸上に形成する。そして、グ
ルーブ15とランド16の境界に形成するチドリマーク
13bのピット17bは、それぞれ隣り合うランド15
とグルーブ16の両中心軸に接するようにして形成す
る。このとき、チドリマーク13bは、ランドトラック
の中心軸及びグルーブトラックの中心軸から左右に振り
分けた一対のピット17bとして形成されているので、
ランドトラックあるいはグルーブトラックのどちらに記
録再生する場合でも、隣り合うトラック同士でピット1
7bを共用しながら、トラック直流オフセットを検出す
ることができると共に、ランド/グルーブ判別を容易に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報の書き込みま
たは書換可能な光ディスクに係り、特に、安定したトラ
ッキング制御と高密度記録再生とを可能にする光ディス
クに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、現在市販されている記録可能な
光ディスクでは、スパイラル状または同心円状に形成さ
れた凹部(案内溝、一般にグルーブと呼ぶ)または凸部
(一般にランドと呼ぶ)のいずれか一方に、約1.2μ
m〜1.6μmのトラックピッチで情報トラックが形成
され、このトラックに設けられたデータ領域に情報を記
録している。
【0003】図12に一般的な記録可能な光ディスクの
平面図を示す。この光ディスク1のトラック2はスパイ
ラル状(渦巻状)に形成され、アドレス領域3とデータ
領域4とが一対となって周期的に分断されたセクタ構造
となっている。そして、図13に示すように、アドレス
領域3には、予め凹凸プリピット7a,7bで形成され
たアドレス情報3aとチドリマーク3bとがある。この
アドレス情報3aとチドリマーク3bとは、この後に続
くデータ領域4のアドレスとトラック直流オフセットの
検出のための情報を示している。
【0004】ここで、データ領域4をグルーブ5に形成
する場合とランド6に形成する場合のそれぞれの場合に
おけるアドレス領域3の状態について説明する。図13
はデータ領域4をグルーブ5に形成した場合のアドレス
情報3aとチドリマーク3bの形成状態を示す図であ
る。同図中左端に示す直前のセクタのデータ領域(グル
ーブ)4に続いて同じトラック2の中心軸上にグルーブ
5と同じ幅のプリピット7aで現セクタのアドレス情報
3aが形成され、続いてトラック2の中心軸の左右にグ
ルーブ5と同じ幅のプリピット7bでトラック直流オフ
セットを検出してトラッキングを制御するためのチドリ
マーク3bが形成されている。
【0005】また、図14はデータ領域4をランド6に
形成した場合のアドレス情報3aとチドリマーク3bの
形成状態を示す図である。同図中左端に示すランド6上
に形成された直前のセクタのデータ領域4に続いて同じ
トラック2の中心軸上にランド6の幅よりも狭い幅のプ
リピット8aで現セクタのアドレス情報3aが形成さ
れ、続いてトラック2の中心軸の左右にランド6の幅よ
りも狭い幅のプリピット8bでトラック直流オフセット
を検出してトラッキングを制御するためのチドリマーク
3bが形成されている。
【0006】ところで最近では、映像情報の高画質化に
伴う情報量の増加や記録媒体の小型化の要求が高まって
いることから、光ディスクの記録密度を向上させる必要
がある。そして、このために、例えば特公平4−276
10号公報等に開示されているような、グルーブ5およ
びランド6の両方に記録マーク9を形成して情報を記録
する方法が提案されている。図15にこの方法で記録さ
れた光ディスク媒体の一部切り欠き拡大斜視図を示す。
【0007】グルーブ5およびランド6の両方に記録マ
ーク9を形成して情報を記録するこの方法は、一般にラ
ンド/グルーブ記録と呼ばれており、物理トラックピッ
チは従来のものと同じであるので安定なトラッキングを
保つことができ、情報トラックピッチは半分の約0.6
μm〜0.8μmになるので従来よりも2倍の高密度化
が可能となる。そして、情報トラックピッチが従来のも
のの半分になることから生じる隣接情報トラックからの
クロストークを低減させる方法として、溝深さの最適化
や信号処理による方法等が活発に研究開発されている。
【0008】また、ランドトラックとグルーブトラック
の境界にアドレスピットを形成し、ランド/グルーブ兼
用のアドレス情報とする方式がDVD−RAM(DVD-Re
writable Disc)BOOKとして規格化され提案されて
いる。この方式は図16に示すようにアドレス情報13
cとアドレス情報13dがディスクの径方向に変位して
配置される。ランドトラック(ランド16)とグルーブ
トラック(グルーブ15)は1回転毎に交互に形成さ
れ、図17に示すように、レーザビームlがトラック中
心のJ→Kを走査する時、グルーブ15の直前とランド
16の直前では、レーザビームlに対してピット17c
とピット17dの配置が径方向に逆になっているので、
同図のようにアドレス情報13c、13dを走査して得
られるプッシュプル再生信号は、グルーブ15の直前と
ランド16の直前で正負の極性が逆になって現れる。こ
のことをデータを次に記録再生するのに用いられるトラ
ックがランドかグルーブかを判別する手段としてトラッ
キング制御に用いることが可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ディスク
の記録密度をさらに一段と高める場合には、次の(1)
〜(3)の方法が考えられる。 (1) ランド/グルーブ記録において、従来のように
ランドトラックまたはグルーブトラックのどちらか一方
にだけアドレス情報等を形成した場合は、他方のトラッ
クに情報を記録再生する際にアドレスの読み出しやトラ
ック直流オフセットが検出できないという問題点が生じ
る。即ち、アドレスの読み出しができないと、所望のト
ラック、セクタに記録再生走査することが不可能とな
る。また、トラック直流オフセットは、記録再生時、プ
ッシュプル法トラッキングサーボを採用した場合に現れ
るものであり、光ピックアップ(光学ヘッド)の対物レ
ンズのシフトやディスクの微細な傾き等で発生する。そ
して、このトラック直流オフセットがあると、トラッキ
ングエラー信号が0(ゼロ)を表示しても、走査中のレ
ーザービームがトラックの中心軸上にはないので、情報
信号の記録再生走査に支障を来たすという課題が生じて
いた。
【0010】(2) また、ランドトラックとグルーブ
トラックの両方にアドレス情報とチドリマークをそれぞ
れ設けることを考えた場合、図13に示したのと同様
に、グルーブトラックのチドリマーク3bをグルーブ5
と同じ幅のレーザービームを用いて形成すると、走査中
のビームがランド6側にもはみ出してしまうので、グル
ーブ5の幅よりも狭い幅のレーザービームを使用してチ
ドリマークを形成する必要がある。しかしながら、この
チドリマーク3bを形成するためだけに別のスポット径
のレーザービームを使用するとトラック直流オフセット
を検出するためのチドリマーク3bの中心軸と情報デー
タを記録するグルーブ5の中心軸とを完全に一致させる
ことが困難であり、微妙なずれがグルーブ5へのデータ
の記録再生に支障を来たすことになる。このことはラン
ドトラックについても同様である。この結果、ランドト
ラックとグルーブトラックの両方にアドレス情報とチド
リマークをそれぞれ設けることはできなかった。
【0011】(3) さらに、ランドトラックとグルー
ブトラックの境界にアドレスピットを形成し、ランド/
グルーブ兼用のアドレス情報とする場合には、図16に
示したように、アドレス情報13c,13dを形成する
ピット17c、17dがトラック中心に配置されていな
いため、各トラックの中心軸上を走査するレーザビーム
中心位置と、このアドレス情報を形成するピットの中心
位置が一致しないので、最良の記録再生ができない問題
点があった。
【0012】このように、ランドトラックとグルーブト
ラックの両方のトラックに記録再生するのに良好なアド
レス情報とトラッキング制御のための情報を形成して、
その記録密度を一段と高めた光ディスクはなかった。そ
こで本発明は、ランド/グルーブ記録を行う光ディスク
において、ランドとグルーブそれぞれのアドレス情報の
読み出し及びトラックオフセットの検出を確実に行うこ
とができるように構成することにより、安定で高精度な
トラッキング制御と高密度記録再生とを実現する光ディ
スクを提供し、上記課題を解決することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、本発明は、下記の構成になる光ディスク
を提供する。 (1) 図1〜図4,図19にそれぞれ示すように、ス
パイラル状または同心円状に凹部(グルーブ)15と凸
部(ランド)16とが1回転毎に交互に形成され、この
凹部(グルーブ)15とこの凹部(グルーブ)15間の
凸部(ランド)16とに、アドレス領域13とデータ領
域14とを交互に有するトラック(グルーブトラック、
ランドトラック)をそれぞれ形成して情報を記録する光
ディスク11であって、前記凹部のトラック(グルーブ
トラック)の略トラック中心軸上であってかつそのアド
レス領域13内にアドレス情報13aを示す(ピット1
7aからなる)第1のプリピット列を形成し、前記凸部
のトラック(ランドトラック)の略トラック中心軸上で
あってかつそのアドレス領域13内にアドレス情報13
aを示す(ピット17aからなる)第2のプリピット列
を形成し、前記第1及び第2のプリピット列に続いて、
前記凹部の略トラック中心軸とこの凹部に隣接する前記
凸部の略トラック中心軸との間に、トラッキング制御情
報を示す(ピット17bからなる)プリピットまたはプ
リピット列(チドリマーク)13bを形成したことを特
徴とする光ディスク。
【0014】(2) 図3に示すように、隣接する(ピ
ット17aからなる)一対の前記第1及び第2のプリピ
ット列は、同一のアドレス情報13aを示すプリピット
列であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク。
【0015】(3) 図4に示すように、前記凸部のト
ラック(ランドトラック)のデータ領域14内の一部
(ROM部)19に、プリピット列を予め形成して情報
を記録したことを特徴とする請求項1または請求項2記
載の光ディスク。
【0016】
【発明の実施の態様】本発明は、ランドトラックの中心
軸上及びグルーブトラックの中心軸上の両方にそれぞれ
凹凸プリピットでアドレス情報を形成し、このアドレス
情報に続いて、トラック直流オフセットを検出すると共
に、ランド/グルーブ判別を容易にする凹プリピットあ
るいは凹プリピット列で表されるチドリマークをランド
トラックとグルーブトラックとの境界に形成することに
より、ランド及びグルーブの両方でアドレス及びトラッ
ク直流オフセットの検出及びランド/グルーブ判別が可
能となるようにした光ディスクである。
【0017】以下、本発明の光ディスクの一実施例を図
面と共に説明する。図1〜図4はそれぞれ本発明の光デ
ィスクの一実施例である書換専用光ディスクを説明する
ための図である。図1,図2はそれぞれグルーブトラッ
クとランドトラックとで異なる値のアドレス情報を形成
した場合を示す図。図3は隣接する2つのグルーブトラ
ックとランドトラックとで同じ値のアドレス情報を形成
した場合を示す図。図4はグルーブトラックとランドト
ラックとで異なる値のアドレス情報を形成しかつランド
トラックのデータ領域にROM部が形成された場合を示
す図である。図19は本発明の光ディスクの一実施例平
面図である。
【0018】本発明の光ディスク11は、図19に示す
ように、スパイラル状または同心円状に凹部であるグル
ーブ15と凸部であるランド16とが1回転毎に交互に
形成されている。このグルーブ15とこのグルーブ15
間のランド16とに、アドレス領域13とデータ領域1
4とを交互に有するトラックをそれぞれ形成して情報を
記録する光ディスクである。このグルーブ15のトラッ
クの略トラック中心軸上であってかつそのアドレス領域
13内には、アドレス情報13aを示す第1のプリピッ
ト列を複数のピット17aを用いて形成してある。一
方、このランド16のトラックの略トラック中心軸上で
あってかつそのアドレス領域13内には、アドレス情報
13aを示す第2のプリピット列を複数のピット17a
を用いて形成してある。これらピット17aに続いて、
グルーブ15の略トラック中心軸とこのグルーブ15に
隣接するランド16の略トラック中心軸との間に、トラ
ッキング制御情報を示すプリピットまたはプリピット列
をピット17bを用いて形成していある。
【0019】さて、図3に示すように、隣接する一対
(2つ)のグルーブトラックとランドトラックとの両ア
ドレス情報13aが同一な場合(両トラックにおけるピ
ット17aの形状が同一の場合)は、一方のトラックの
アドレス情報13aの読み出し時に、隣接する他方のト
ラックのアドレス情報13aのクロストークが少なくな
るという効果がある。各図において、アドレス領域は1
3,データ領域は14。
【0020】図1〜図4において、グルーブ15の幅及
びランド16の幅は各々0.5μm〜0.6μmで、グ
ルーブ15の幅とランド16の幅の比は略1:1とす
る。ランド16及びグルーブ15の各アドレス情報13
aを示すプリピットであるピット17aは、ピット幅を
各々0.3μm前後、ピット長を0.4μm前後とし、
それぞれランド16及びグルーブ15のトラック中心軸
上に形成する。そして、ランド16とグルーブ15の境
界に形成するトラックオフセット検出用及びランド/グ
ルーブ判別用のチドリマーク13bのピット17bは、
ピット幅をグルーブ15の幅と同様の0.5μm〜0.
6μm、ピット長を0.4μm前後とし、それぞれ隣り
合うランド16とグルーブ15の両トラック中心軸に接
するようにして形成する。この様に、アドレス情報13
aを示すピット17aをランドトラック及びグルーブト
ラックの両方にそれぞれ形成するので、ランドトラック
あるいはグルーブトラックのどちらをレーザービームを
用いて記録再生走査する場合でも、クロストークが低減
されたアドレス情報の読み出しができることになる。
【0021】また、チドリマーク13bは、図1、図4
(A)に示す場合、ランドトラックの中心軸及びグルー
ブトラックの中心軸から左右両側に振り分けた、千鳥状
の一対のピット17b(合計2つのピット17b)とし
て形成されている。この結果、ランドトラックあるいは
グルーブトラックのどちらを記録再生走査する場合で
も、隣り合うトラック同士でピット17bを共用しなが
ら、従来通りに反射光の大きさを比較して、トラック中
心からのずれ量、即ちトラック直流オフセットを検出す
ることができる。一方、このチドリマーク13bは、図
2、図3、図4(B)に示す場合、ランドトラックの中
心軸及びグルーブトラックの中心軸から左右両側に振り
分けた、千鳥状の一対のピット17b(合計4つのピッ
ト17b)として形成されている。この結果、チドリマ
ーク13bが合計2つのピット17bで形成されている
場合よりも、トラック直流オフセットを約2倍の時間出
力することができるので、一段と正確に信頼性もってこ
れを検出することができる。
【0022】また、ランドトラックとグルーブトラック
は1回転毎に交互に形成され、図18に示すように、レ
ーザビームがトラック中心軸上のL→Mを走査する時、
グルーブ15の直前とランド16の直前では、レーザビ
ームlに対してチドリマーク13bのピット17bの配
置が径方向に逆になっているので、同図のようにチドリ
マーク13bを再生走査して得たプッシュプル再生信号
は、グルーブ15の直前とランド16の直前で正負の極
性が逆になって現れる。即ち、プッシュプル再生信号の
極性が負極性(−)から正極性(+)に変わった場合に
は、ランドトラックからグルーブトラックに切り替わる
ことを示している。この反対に、プッシュプル再生信号
の極性が正極性(+)から負極性(−)に変わった場合
には、グルーブトラックからランドトラックに切り替わ
ることを示している。こうして、この極性の変化を、デ
ータを記録再生するトラックがランドトラックかグルー
ブトラックかのいずれかを判別すること、即ちトラッキ
ング制御に用いることが可能である。
【0023】さて、予めデータ領域の一部分に情報をプ
リピット列で形成した書換型光ディスクを一般にパーシ
ャルROMと呼んでいる。このパーシャルROMの部分
平面図を図4に示す。同図(A),(B)において、デ
ータ領域14のうちのレーザビームによって情報の書換
えを行うことのできる書換領域をRAM部18、データ
領域14のうちプリピットが形成されて再生のみを行う
ピット再生情報領域をROM部19と呼ぶことにする
と、ROM部19はデータ領域14内のランド16に形
成され、データ領域14内のグルーブ15とプリピット
の形成されていないランド16がRAM部18となる。
この様にRAM部18とROM部19とを配置した場合
には、ROM部19の形成されたセクタの前後のセクタ
が必ずRAM部18となるので、情報の再生途中で時系
列的に瞬時にROM部19からRAM部18、あるいは
RAM部18からROM部19に切り換えることが可能
となる。
【0024】上述したように、図1に示したのはグルー
ブ15とランド16との各アドレス情報13aが相違
し、かつチドリマーク13bが合計2つのピット17b
で形成された光ディスクである。図2に示したのはグル
ーブ15とランド16との各アドレス情報13aが同一
であり、かつチドリマーク13bが4つのピット17b
で形成された光ディスクである。図3に示したのはグル
ーブ15とランド16との各アドレス情報13aが同一
であり、かつチドリマーク13bが4つのピット17b
で形成された光ディスクである。図4(A)はグルーブ
15とランド16との各アドレス情報13aが相違し、
かつチドリマーク13bが2つのピット17bで形成さ
れデータ領域14にROM部19が形成されたディスク
であり、また、図4(B)はグルーブ15とランド16
との各アドレス情報13aが相違し、かつチドリマーク
13bが4つのピット17bで形成されデータ領域14
にROM部19が形成された光ディスクである。
【0025】さて、上述した図1〜図4で示した光ディ
スク11の基板を形成するための原盤は、図6に示した
ような構成を有する原盤カッティング装置により形成さ
れる。同図に示す原盤カッティング装置において、アル
ゴンレーザ等のレーザビームを発するレーザ源21から
射出したレーザビームは、ビームスプリッタ22aによ
って2つのビームに分割される。分割された2つのビー
ムは、それぞれ光変調器23a,23bを通過して変調
される。そして、第1のビームl1は偏向器24を介し
てビームエキスパンダ25aに供給され、第2のビーム
l2はそのままビームエキスパンダ25bに供給されて
所望のビーム径に変更される。その後、第1のビームl
1はスリット26により、トラックの垂直方向(原盤2
9の径方向)に長い楕円形のビームスポットに変形され
てミラー27aにて反射され、ビームスプリッタ27b
によって第2のビームl2と略同一の光軸に合成され
る。そして、記録レンズ28によってこれらのビームが
回転されている記録用ガラス円盤(原盤)29に集光さ
れて原盤29のカッティングが行われる。
【0026】ここで、原盤カッティングビームと形成さ
れる溝(グルーブ15)及びピットの関係図を図5に示
す。第1のビームl1はスリット26によりトラックの
垂直方向(原盤29の径方向)に長い楕円形のビームス
ポットに変形されおり、幅0.5μm〜0.6μmのグ
ルーブ15及びチドリマーク13bを形成する。このチ
ドリマーク13bを示すピット17bは、第1のビーム
l1を偏向器24によって記録用ガラス円盤(原盤)2
9の回転方向に対して直交する方向に偏向することによ
り形成される。第2のビームl2はグルーブトラックの
アドレス情報13aを示すピット17aをピット幅0.
3前後μmで形成する。1回転毎にグルーブ15とラン
ド16を交互に形成するために、1回転目は第2のビー
ムl2によってグルーブ15のアドレス13aが形成さ
れると共に第1のビームl1によってグルーブ15のチ
ドリマーク13b及びグルーブ15が形成される。次の
1回転で第2のビームl2によってランド16のアドレ
ス13aのみが形成されて、これが、グルーブ15とラ
ンド16の形成時に交互に繰り返えされる。また、図4
に示したように、ランド16の一部にROM部19をプ
リピットで形成する場合には、この第2のビームl2に
よってランド16のアドレス13aに続いて形成され
る。
【0027】このとき、第1のビームl1の中心軸と第
2のビームl2の中心軸とが完全に一致せず、微妙にず
れる場合がある。しかしながら、チドリマーク13bと
グルーブ15は同じ第1のビームl1で形成されるの
で、その中心軸は完全に一致し、グルーブ15に記録さ
れる情報の再生は、チドリマーク13bによるトラッキ
ングオフセット補正によってこの場合でも確実に行われ
る。そして、第2のビームl2で形成されるアドレス情
報13aはプリピット17aで形成されており、第1の
ビームl1との間で中心軸に約0.05μm程度のずれ
が生じていても、アドレス情報13aから再生されるア
ドレス信号の振幅が1dB程度下がるだけで読取りに支
障が出ることはない。
【0028】そして、図3のようにランドトラックのア
ドレス情報13aとこれに隣接するグルーブトラックの
アドレス情報13aとを同一内容としても良く、この場
合は、上述したように、一方のトラックのアドレス情報
13aの読みだし時の他方のトラックからのクロストー
クが少なくなるので、アドレスの読み出しがより確実に
なるという利点がある。
【0029】次に、本実施例の光ディスク11を記録再
生する光ディスク記録再生装置のトラッキング制御につ
いて図7に示す構成図と共に簡単に説明する。なお、同
図には、光ディスク記録再生装置のトラッキング制御に
関連する部分だけを示しており、他の部分は省略してい
る。半導体レーザ31から出力されるレーザビームは、
カップリングレンズ32によって平行光に変換された
後、ビームスプリッタ33を介して対物レンズ34に供
給され、光ディスク11に集光される。そして、光ディ
スク11によって反射された光は、対物レンズ34によ
って平行光に変換され、ビームスプリッタ33にて方向
を変えられて、集光レンズ(検出レンズ)35に供給さ
れる。この集光レンズ35では、供給される平行光をト
ラッキングサーボ用フォトディテクタ36に集光する。
光ディスク11は前述した図1〜図4のいずれかの構造
を備えたものであることはもちろんである。
【0030】トラッキングサーボ用フォトディテクタ3
6は、ビームスポットが走査すべきグルーブあるいはラ
ンドに正確に位置付けられているときには、各ディテク
タ36a,36bから大きさの等しい信号を出力する。
ビームスポットが走査すべきグルーブ15あるいはラン
ド16からトラッキング方向(径方向)にずれていると
きには、ずれ方向に応じて一方のディテクタ36a(3
6b)から出力される信号が他方のディテクタ36b
(36a)から出力される信号に比べて大きな信号とな
って出力される。この出力信号は、差動増幅器37に供
給され、入力される各信号の差を示すトラッキングエラ
ー信号として出力される。このトラッキングエラー信号
は、サーボ回路38に供給されて、位相補償などの処理
をされた後、アクチュエータ駆動アンプ39に供給さ
れ、トラッキングエラー信号に対応して対物レンズ34
駆動用のトラッキングアクチュエータ40を駆動し、こ
れによりビームスポットのトラッキング制御を行って、
情報の記録再生をしている。ここでは、説明の都合上、
トラッキングサーボ用フォトディテクタ36は2つのデ
ィテクタ36a,36bを備えた2分割検出構成として
あるが、4つのディテクタを田字状に配置した4分割検
出構成としても良いことは勿論である。
【0031】ここで、本実施例の光ディスクの部分平面
図と部分断面図との関係及びこの光ディスクを図7に示
す光ディスク記録再生装置で再生したときのトラッキン
グエラー信号波形との関係を図8(A)〜(I)に示
し、以下に説明する。なお、同図(A)は光ディスクの
部分平面図、同図(B)は同図(A)におけるA−A断
面図、同図(C)は同B−B断面図、同図(D)は同C
−C断面図、同図(E)は同D−D断面図、同図(F)
は同E−E断面図、同図(G)は第1のデータ領域のト
ラッキングエラー信号波形を示すグラフ、同図(H)は
アドレス領域のトラッキングエラー信号波形を示すグラ
フ、同図(I)は第2のデータ領域のトラッキングエラ
ー信号波形を示すグラフである。
【0032】同図(A)において、レーザスポットは図
中矢印の走査方向に走査して情報の書込み読取りを行っ
ており、図では複数のグルーブ15及びランド16の各
トラック部分が示されている。そして、この光ディスク
の第1のデータ領域141の断面図が同図(B)に示さ
れており、同様に、同図(C)はアドレス情報13aを
示すピット17a部分の断面図、同図(D),(E)は
チドリマーク13bを示すピット17b部分の断面図、
同図(F)は第2のデータ領域142の断面図となって
いる。また、第2のデータ領域142のランド16に形
成されているピットはROM部19である。
【0033】そして、同図(B),(C)からは、アド
レス情報13aを示すピット17aが、グルーブ15及
びランド16のトラック中心軸上にそれぞれ形成されて
いることが判り、同図(B),(D),(E)からは、
チドリマーク13bを示すピット17bが、グルーブ1
5及びランド16のトラック中心軸間にそれぞれ1つず
つ形成されており、このピット17bは、同図(D)と
(E)とで相反する位置に形成されていることが判る。
【0034】また、同図(G),(H),(I)に示す
トラッキングエラー信号のゼロクロス点が、トラッキン
グの合っている状態であり、図中、aで示したゼロクロ
ス点はグルーブ15にオントラックしているときを示
し、bで示したゼロクロス点はランド16にオントラッ
クしているときを示している。そして、各図から判るよ
うに、データ領域141,142のグルーブ15にオン
トラックしているときとアドレス領域130においてグ
ルーブ15及びランド16にオントラックしているとき
は、各図中右上がりの波形のゼロクロス点がトラック中
心となるが、データ領域141,142のランド16に
オントラックしているときは、各図中右下がりの波形の
ゼロクロス点がトラック中心となる。したがって、デー
タ領域141,142のランド16にオントラックして
いるときのトラッキングエラー信号の極性が、他のとき
とは反対となっている。そこで、ランド16トラックの
データ領域141,142のみでトラッキングサーボの
極性を反転させるには、図9に示すような極性反転回路
を、図7中の差動増幅器37とサーボ回路38との間に
追加すれば良い。
【0035】ここで、図9に示す極性反転回路について
簡単に説明する。同図に示す極性反転回路は、入力され
るトラッキングエラー信号が2つに分岐され、一方はア
ナログスイッチ41を介してそのまま出力され、他方は
反転増幅器42によって極性反転された後、アナログス
イッチ43を介して出力されるように構成されている。
アナログスイッチ41,43のオン/オフの制御は、ラ
ンド/グルーブ信号とデータ/アドレス信号とが供給さ
れるAND回路44の出力信号によって行われ、アナロ
グスイッチ43に出力する制御信号をインバータ45を
介してから出力することにより、アナログスイッチ41
及びアナログスイッチ43は、常に、一方のみがオン状
態となる。
【0036】そして、AND回路44に供給されるラン
ド/グルーブ信号は、トレースしているトラックがラン
ド16であるかグルーブ15であるかを示す信号であ
り、ランド16にオントラックしている時はハイレベル
(H)の信号が供給され、グルーブ15にオントラック
している時はローレベル(L)の信号が供給される。ま
た、データ/アドレス信号は、現在トレースしている領
域がデータ領域141,142であるかアドレス領域1
30であるかを示すタイミング信号であり、データ領域
をトレースしている時はハイレベル(H)の信号が供給
され、アドレス領域をトレースしている時はローレベル
(L)の信号が供給される。
【0037】従って、AND回路44の出力信号は、ラ
ンド16のデータ領域をトレースしている時のみハイレ
ベル(H)となり、他の場合はローレベル(L)の信号
となる。そして、アナログスイッチ41,43は、ロー
レベル(L)の制御信号が供給されたときにオンとなる
ので、ランド16のデータ領域をトレースしている時
は、インバータ45によってローレベル(L)となった
制御信号が供給されるアナログスイッチ43がオンとな
り、入力されるトラッキングエラー信号が極性反転され
て出力される。一方、グルーブ15のデータ領域をトレ
ースしている時は、アナログスイッチ41がオン(アナ
ログスイッチ43がオフ)となり、入力されるトラッキ
ングエラー信号が極性反転されずに、そのまま出力され
る。
【0038】このように、トラッキングエラー信号がラ
ンド16のデータ領域14,141,142をトレース
している時のみ極性反転を行うので、図7に示した回路
において、他の部分を変更することなく、グルーブ15
とランド16の両方に対して安定したトラッキング制御
を可能にすることができる。また、図10に示すよう
に、図9の極性反転回路の構成を一部変更し、アドレス
領域14,140のみトレースしているときのトラッキ
ングエラー信号を保持するために、例えばデータ/アド
レス信号がローレベル(L)の時はアナログスイッチ4
6がオフとなって、コンデンサ47にトラッキングエラ
ー信号が保持されるようにしても良い。また、図11は
図4に示したパーシャルROMを再生したときの図8,
図10の極性反転回路から出力されるランド/グルーブ
信号の極性状態を示している。
【0039】
【発明の効果】上述した構成を有する本発明の光ディス
クは次の効果を奏する。凹部と凸部とが1回転毎に交互
に形成され、凹部のトラックの略トラック中心軸上であ
ってかつそのアドレス領域内にアドレス情報を示す第1
のプリピット列を形成し、凸部のトラックの略トラック
中心軸上であってかつそのアドレス領域内にアドレス情
報を示す第2のプリピット列を形成し、第1及び第2の
プリピット列に続いて、凹部の略トラック中心軸とこの
凹部に隣接する凸部の略トラック中心軸との間に、トラ
ッキング制御情報を示すプリピットまたはプリピット列
を形成したので、凹部及び凸部のいずれのトラックにお
ける記録再生においても、常時安定かつ高精度なトラッ
キング制御が可能となり、良好な記録再生を行うことが
できる。また、本発明により、安定した凹部及び凸部の
両トラックを用いた情報記録(いわゆるランド/グルー
ブ記録)が可能となるので、例えば、凹部及び凸部の両
トラック間のトラックピッチを一段と狭くした高密度記
録再生を良好に行うことができ、情報量の増加に対して
も、従来と同一のサイズのディスクで高密度記録再生を
十分に行うことができる。この結果、高密度記録媒体の
小型化が可能となる。さらに、隣接する凹部及び凸部の
両トラックにおける一対の第1及び第2のプリピット列
は同一のアドレス情報を示すプリピット列としたから、
一方のトラックのアドレス情報の読みだし時に他方のト
ラックのアドレス情報のクロストークが、隣接する凹部
及び凸部の両トラックにおける一対の第1及び第2のプ
リピット列は同一でないアドレス情報を示すプリピット
列とした場合に比較して、一段と少なくなるので、アド
レス情報の読み出しがより確実になるから、セクタの頭
だし等を一層確実に信頼性をもって行うことが可能とな
る。さらにまた、凸部のトラックのデータ領域内の一部
に、プリピット列を予め形成して情報を記録する(RO
M部を形成する)ことにより、例えば他のデータ領域の
RAM部との間で時系列的に瞬時にROM/RAMの切
り換えを行うことのできるパーシャルROMを従来のも
のに比較して高密度記録再生可能な光ディスクとして提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスクの一実施例である書換専用
光ディスクを説明するための図である。
【図2】本発明の光ディスクの一実施例である書換専用
光ディスクを説明するための図である。
【図3】本発明の光ディスクの一実施例である書換専用
光ディスクを説明するための図である。
【図4】本発明の光ディスクの一実施例であるパーシャ
ルROMを説明するための図である。
【図5】原盤カッティングビームと形成される溝及びピ
ットの関係を示す図である。
【図6】本発明の光ディスクの基板を製造するための原
盤カッティング装置の光学系を説明するための構成図で
ある。
【図7】本発明の光ディスクを記録再生する光ディスク
記録再生装置のトラッキング制御を説明するための構成
図である。
【図8】本発明の光ディスクの一実施例である光ディス
クの平面図と断面図との関係及びトラッキングエラー信
号波形との関係を説明するための図である。
【図9】トラッキングサーボの極性反転回路の一実施例
を示す回路図である。
【図10】トラッキングサーボの極性反転回路及びエラ
ー保持回路の一実施例を示す回路図である。
【図11】データ領域及びアドレス領域におけるタイミ
ング信号(データ/アドレス信号)を説明するための図
である。
【図12】記録可能な一般的な光ディスクを示す平面図
である。
【図13】一般的なグルーブ記録方式における光ディス
クのアドレス領域の状態を示す平面図である。
【図14】一般的なランド記録方式における光ディスク
のアドレス領域の状態を示す平面図である。
【図15】ランド&グルーブ記録の光ディスクを示す一
部切り欠き拡大斜視図である。
【図16】従来のランド&グルーブ記録方式における光
ディスクのアドレス領域の状態を示す平面図である。
【図17】従来のランド&グルーブ記録方式におけるラ
ンド/グルーブ判別再生信号を説明する図である。
【図18】本発明の光ディスクにおけるランド/グルー
ブ判別再生信号を説明する図である。
【図19】本発明の光ディスクの一実施例平面図であ
る。
【符号の説明】
1,11 光ディスク 2 トラック 3,13,130 アドレス領域 3a,13a アドレス情報 3b,13b チドリマーク 4,14,141,142 データ領域 5,15 グルーブ(凹部) 6,16 ランド(凸部) 7a,7b,8a,8 プリピット 9 記録マーク 17a,17b ピット 18 RAM部 19 ROM部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スパイラル状または同心円状に凹部と凸部
    とが1回転毎に交互に形成され、この凹部とこの凹部間
    の凸部とに、アドレス領域とデータ領域とを交互に有す
    るトラックをそれぞれ形成して情報を記録する光ディス
    クであって、 前記凹部のトラックの略トラック中心軸上であってかつ
    そのアドレス領域内にアドレス情報を示す第1のプリピ
    ット列を形成し、 前記凸部のトラックの略トラック中心軸上であってかつ
    そのアドレス領域内にアドレス情報を示す第2のプリピ
    ット列を形成し、 前記第1及び第2のプリピット列に続いて、前記凹部の
    略トラック中心軸とこの凹部に隣接する前記凸部の略ト
    ラック中心軸との間に、トラッキング制御情報を示すプ
    リピットまたはプリピット列を形成したことを特徴とす
    る光ディスク。
  2. 【請求項2】隣接する一対の前記第1及び第2のプリピ
    ット列は、同一のアドレス情報を示すプリピット列であ
    ることを特徴とする請求項1記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】前記凸部のトラックのデータ領域内の一部
    に、プリピット列を予め形成して情報を記録したことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の光ディスク。
JP10033661A 1998-01-30 1998-01-30 光ディスク Pending JPH11213450A (ja)

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