JPH11213582A - 光磁気ディスク装置 - Google Patents

光磁気ディスク装置

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JPH11213582A
JPH11213582A JP1993298A JP1993298A JPH11213582A JP H11213582 A JPH11213582 A JP H11213582A JP 1993298 A JP1993298 A JP 1993298A JP 1993298 A JP1993298 A JP 1993298A JP H11213582 A JPH11213582 A JP H11213582A
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disk
optical pickup
magnetic head
magnetic field
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Kazuhiko Ueda
和彦 上田
Toshiyuki Tanaka
利之 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光磁気ディスク装置において、磁気ヘッド部
の光ピックアップへの位置合わせ制御に支障をきたすこ
となく、装置を薄型化する。 【解決手段】 磁気ヘッド部6が、光ピックアップ4と
分離・結合可能であり、カートリッジのローディング時
およびアンローディング時には、磁気ヘッド部6を、光
ピックアップ4から分離して退避位置へ退避させる一
方、カートリッジ内のディスクへの記録時には、磁気ヘ
ッド部6を、光ピックアップ4と結合させて移動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁界印加手段を有
し、光磁気的に情報を記録再生する光磁気ディスク装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CD、CD−ROM、光磁気ディスクに
代表されるディスク状記録媒体に記録された情報を読み
出すことや情報を書き込むことが可能な光ディスク装置
は、それらの媒体の記憶容量が大きく、必要とする情報
へのアクセスが速いという特徴から、一般に広く普及し
ている。さらに、ディスク径が小さく、ディスクがカー
トリッジに収められたMD(ミニディスク)は、その取
り扱いの容易さから、従来のCD、カセットテープに代
わる媒体として近年特に普及し始めている。
【0003】また、外部情報記録再生装置として光磁気
ディスク装置が組み込まれるパソコン(パーソナルコン
ピュータ)においては、持ち運びが可能なノートブック
タイプが注目されており、近年特に、携帯性に優れた薄
型タイプのものが盛んに開発されている。そのため、情
報の書き換えが可能な光磁気ディスク装置においても、
装置の薄型化への要求がなお一層高まっている。
【0004】ところで、光磁気ディスク装置の主な構成
機構部品としては、記録媒体が収められたカートリッジ
を、光ピックアップで情報の記録再生を行う際の所定の
位置へ搬送するローディング機構、媒体を装着し所定の
回転数で回転駆動するスピンドルモータ、媒体へレーザ
光を照射し情報の記録再生を行う光ピックアップ、媒体
のレーザ光集光位置に補助磁界を印加する磁界印加手
段、上記光ピックアップを媒体の半径方向の所定位置へ
トラッキング制御する光ピックアップ送り機構等があ
る。
【0005】上記磁界印加手段は、例えばMD装置の場
合、コイルが巻かれたコア部を有する樹脂性のスライダ
ー部材からなる磁気ヘッド部を有する。この磁気ヘッド
部は、弾性部を有するサスペンション部材の先端に取り
付けられており、回転するディスク上に摺動(スライ
ド)状態にて構成されている。このサスペンション部材
は、光ピックアップから一体的に伸びた支持アームに固
定されており、これによって、光ピックアップと一体的
にディスクの半径方向に移動可能である。
【0006】また、上記磁気ヘッド部は、磁気ヘッド昇
降機構によって、ディスクとの摺動状態から、ディスク
の上方、すなわち上記コア部とディスク面との距離が増
大する方向へ、さらに、カートリッジの上方へと移動し
て逃がされた状態で保持されることが可能になってい
る。
【0007】カートリッジを光磁気ディスク装置へ挿入
すると、上記ローディング機構は、カートリッジホルダ
に保持されたカートリッジを、装置内部に向かって水平
方向に移動させる。このとき、上記磁気ヘッド部は、引
き込まれてくるカートリッジと接触しないように、上記
磁気ヘッド昇降機構によって、カートリッジの上方に保
持される。
【0008】そして、光磁気ディスクの被チャッキング
部を上記ローディング機構によってスピンドルモータの
チャッキング部の真上に搬送した後、該カートリッジ
を、スピンドルモータに近接する方向に下降させる。ス
ピンドルモータや光ピックアップが取り付けられたメイ
ンシャーシには、カートリッジ位置決めピンが取り付け
られており、カートリッジは、該位置決めピンによって
所定の位置へと位置決めされる。
【0009】光磁気ディスクには、磁性体であるセンタ
ーハブが取り付けられており、一方、スピンドルモータ
のチャッキング部近傍には、ディスクチャッキングマグ
ネットが固定されている。光ディスクは、この磁気吸引
力によってスピンドルモータのチャッキング面に保持さ
れる。また、このとき、カートリッジの上方に保持され
ていた磁気ヘッド部は、上記磁気ヘッド昇降機構によっ
てディスク表面に降ろされる。
【0010】上述のような光磁気ディスク装置において
は、メインシャーシに固定されたスピンドルモータに対
して、カートリッジを上下に移動させる必要があるた
め、この上下運動を行うための空間が装置内に必要であ
る。カートリッジの大きさは、その中に収められた光磁
気ディスクより一回り大きく、例えばMDの場合、ディ
スク直径64mmに対して、カートリッジ外形は68×
72mmの大きさがある。このため、非常に大きな領域
がカートリッジローディングに必要である。
【0011】加えて、上述のように、カートリッジロー
ディング時に磁気ヘッド部がカートリッジと接触しない
ように、磁気ヘッド部がカートリッジの上方に逃げるよ
うになっているため、さらに装置厚さ方向に寸法を必要
とし、装置本体の小型化、薄型化を図る際に重大な問題
となる。
【0012】そこで、上記のように装置の薄型化を進め
るための方法として、磁気ヘッド部が一体的に固定され
た光ピックアップを、カートリッジの移動領域外に退避
させる方法(方法1と称する)がある。この方法では、
磁気ヘッド部を、カートリッジの上方へ退避させるので
はなく、上方からみてカートリッジに隣接した位置に退
避させる。
【0013】しかしながら、上記方法1では、次のよう
な問題がある。すなわち、装置を薄型化するために、媒
体表面へのレーザ光集光用の対物レンズと媒体との間隔
は狭く設定する必要がある。そのため、通常、カートリ
ッジには、レーザ光を媒体に効果的に集光できるように
窓部が設けられ、光ピックアップの対物レンズは、位置
決めされたカートリッジの該窓部内にまで入り込むよう
に設定される。また、この対物レンズを位置制御する対
物レンズアクチュエータの一部も同様に、該窓部内に入
り込むことが多い。
【0014】このため、カートリッジが装置内に位置決
めされた後、収納された記録媒体へアクセスするため
に、退避位置にある光ピックアップを媒体上へと移動さ
せたときに、上記窓部を構成するカートリッジの壁の部
分に、上記対物レンズや対物レンズアクチュエータが衝
突してしまう。このため、方法1のように、光ピックア
ップをカートリッジの移動領域外に退避させると、その
後カートリッジ内の窓部内に光ピックアップの対物レン
ズを入り込ませることができないので、対物レンズと媒
体との間隔を狭くすることができず、装置を薄型化する
ことができないという問題がある。
【0015】装置の薄型化を進めるための他の方法とし
て、特開昭63−91850号公報に記載の方法(方法
2と称する)がある。この方法では、図26に示すよう
に、磁気ヘッド部103と光ピックアップ102とを、
非一体的な別々の部材として構成している。101はス
ピンドルモータ、105および106は駆動モータ、1
07はエンコーダ、108は制御回路、S101〜S1
05はスイッチである。そして、光ピックアップ102
をディスク104の半径方向にトラッキング制御して移
動させる際に、該磁気ヘッド部103を、その光ピック
アップ102の移動量と同じ量だけ移動するように制御
している。ここでは、カートリッジをローディングする
前に、磁気ヘッド部103を、カートリッジに接触しな
い退避位置に退避させ、カートリッジローディング完了
後、退避を解除して、磁気ヘッド部103を、ディスク
104を挟んで光ピックアップ102と対向する位置に
配するようになっている。
【0016】この方法2では、方法1と異なり、光ピッ
クアップは退避させないので、光ピックアップが上記窓
部を構成するカートリッジの壁の部分に衝突することが
なく、このため、カートリッジ内の窓部内に光ピックア
ップの対物レンズを入り込ませることができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法2では、次のような問題がある。すなわち、光ピック
アップによってディスク上に集光された光ビームスポッ
トの位置は、トラッキング位置制御によって常に変動し
ている。このような状況下において、情報の記録・消去
を行うためには、上記磁気ヘッドによって記録・消去用
の磁界が印加される領域(補助磁界印加領域)を、上記
ビームスポット位置へ正確に合致させる必要がある。
【0018】一方、上記補助磁界印加領域は、磁気ヘッ
ドコア部の、ディスクに対向した面積(コア面積)に依
存する性質を有している。
【0019】ここで、印加される上記磁界の立ち上がり
特性を良くするために、コイルのインダクタンスを小さ
くする必要があることから、そのコア面積を大きくする
ことはできない。この結果、補助磁界印加領域は小さな
ものとなる。したがって、上記のように変動する光ビー
ムスポット位置の位置決めを、常に、このような小さな
補助磁界印加領域に対して正確に行う必要が生じる。こ
のため、方法2のように、磁気ヘッド部と光ピックアッ
プとの両者を別々の部材として構成すると、磁気ヘッド
部の光ピックアップへの位置合わせ制御が困難であると
いう問題がある。
【0020】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、磁気ヘッド部の光ピックアップへ
の位置合わせ制御に支障をきたすことなく、装置を薄型
化できる光磁気ディスク装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1記載の光磁気ディスク装置は、装置内の移
動領域内を移動して記録再生位置に配置されたカートリ
ッジ内のディスクに光ビームを照射して上記ディスクか
らの反射光を検出する光ピックアップと、情報の記録・
消去時に上記ディスクに磁界を印加する磁界印加手段
と、上記カートリッジを上記記録再生位置へと配置する
ローディングおよび上記カートリッジを上記記録再生位
置から装置外へ排出するアンローディングを行うローデ
ィング手段と、ローディング動作時およびアンローディ
ング動作時に、上記磁界印加手段を、装置内であって上
記カートリッジの移動領域外の所定の退避位置へ退避さ
せる切り換え手段とを有する光磁気ディスク装置におい
て、上記磁界印加手段が、上記光ピックアップと分離・
結合可能であり、上記切り換え手段が、カートリッジの
ローディング時およびアンローディング時には、上記磁
界印加手段を、上記光ピックアップから分離して、上記
退避位置へ退避させ、カートリッジ内のディスクへの記
録時には、上記磁界印加手段を、上記光ピックアップと
結合させることを特徴としている。
【0022】上記の構成により、カートリッジのローデ
ィング時およびアンローディング時には、上記切り換え
手段が、磁界印加手段を、カートリッジの移動領域外の
退避位置へ退避させる。この退避の方向は、カートリッ
ジの厚み方向でなく、ディスク面に平行な方向にするこ
とができる。したがって、磁界印加手段を、ローディン
グ時およびアンローディング時のカートリッジの移動に
より占められる空間範囲よりも上方、すなわちカートリ
ッジの厚み方向に移動させる必要がない。つまり、磁界
印加手段を退避すべく移動させても、その移動範囲を、
光磁気ディスク装置の、磁界印加手段の移動如何にかか
わらず必要となる厚み内に収めることができる。それゆ
え、光磁気ディスク装置を薄型化できる。
【0023】また、上記のように、カートリッジのロー
ディング時およびアンローディング時には、上記磁界印
加手段は、光ピックアップから分離された状態で、カー
トリッジの移動領域外の退避位置へ退避する一方で、光
ピックアップは、退避位置へ移動していかない。そのた
め、カートリッジのローディングが完了した時に、光ピ
ックアップが退避位置からディスク側へと移動してくる
ことがない。したがって、光ピックアップがカートリッ
ジに衝突することがないので、ディスク駆動時にはカー
トリッジに設けられた窓部内に光ピックアップが入り込
むように設定することができる。それゆえ、光磁気ディ
スク装置をさらに薄型化することができる。
【0024】また、カートリッジ内のディスクへの記録
時には、上記切り換え手段が、磁界印加手段を光ピック
アップと結合させる。光ピックアップと結合された磁界
印加手段は、光ピックアップの移動とともにディスク上
を移動する。それゆえ、磁気ヘッド部の光ピックアップ
への位置合わせ制御に支障をきたすことがない。
【0025】請求項2記載の光磁気ディスク装置は、請
求項1の構成に加えて、上記切り換え手段が、上記磁界
印加手段を、マグネットによる磁気吸引力にて光ピック
アップと結合させることを特徴としている。
【0026】上記の構成により、磁界印加手段が、マグ
ネットによる磁気吸引力にて光ピックアップと結合す
る。したがって、非常に簡単な構成で、確実に磁界印加
手段と光ピックアップとを結合させることができる。そ
れゆえ、請求項1の構成に加えて、光磁気ディスク装置
の構成を簡略化することができる。
【0027】請求項3記載の光磁気ディスク装置は、請
求項1の構成に加えて、ローディングが完了したディス
クが再生専用ディスクであるか記録可能なディスクであ
るかを検知する検知手段を有し、上記切り換え手段は、
上記ディスクが再生専用ディスクであると上記検知手段
が検知した場合、上記磁界印加手段を上記退避位置に保
持し続ける一方、上記ディスクが記録可能なディスクで
あると上記検知手段が検知した場合、上記磁界印加手段
を上記光ピックアップに結合させることを特徴としてい
る。
【0028】上記の構成により、上記検知手段によっ
て、ローディングが完了したディスクが、再生専用ディ
スクであるか記録可能なディスクであるかが検知され
る。再生専用ディスクである場合、上記切り換え手段
は、上記磁界印加手段を上記退避位置に保持し続ける。
その結果、光ピックアップのみがディスクの半径方向に
移動し、再生動作が行われる。一方、記録可能なディス
クである場合、上記切り換え手段は、上記磁界印加手段
を上記光ピックアップに結合させる。その結果、光ピッ
クアップと磁界印加手段とが一体的にディスクの半径方
向に移動し、記録再生動作が行われる。
【0029】したがって、再生専用ディスクである場合
には、トラッキング制御される部材である光ピックアッ
プが、磁界印加手段が結合した状態で移動することがな
いので、トラッキング制御される部材を大幅に軽量化す
ることができる。それゆえ、請求項1の構成に加えて、
光ピックアップのトラッキング制御を行う送りモータの
消費電力を大幅に抑えることができる。
【0030】請求項4記載の光磁気ディスク装置は、請
求項1の構成に加えて、上記切り換え手段が、上記磁気
印加手段を上記光ピックアップから分離し、かつ上記退
避位置へ移動させる動作を、上記ローディング手段を用
いて行うことを特徴としている。
【0031】上記の構成により、上記ローディング手
段、例えばローディングモータ等が用いられて、上記磁
気印加手段が上記光ピックアップから分離されて、上記
退避位置へと移動する。また逆に、上記ローディング手
段が用いられて、上記磁気印加手段が上記退避位置から
戻り、上記光ピックアップと結合する。
【0032】したがって、新たにモータ等の専用の駆動
手段を設けることなく、磁界印加手段の退避動作や退避
解除動作を行うことができる。
【0033】それゆえ、請求項1の構成に加えて、安価
に、磁界印加手段の退避機構を構成することができる。
【0034】請求項5記載の光磁気ディスク装置は、請
求項1の構成に加えて、上記磁界印加手段のディスク対
向面とディスク表面との距離を変化させる離接手段を有
し、上記切り換え手段が、上記磁気印加手段を上記光ピ
ックアップから分離し、かつ上記退避位置へ移動させる
動作を、上記離接手段を用いて行うことを特徴としてい
る。
【0035】上記の構成により、上記離接手段、例えば
昇降用モータ等が用いられて、上記磁気印加手段が上記
光ピックアップから分離されて、上記退避位置へと移動
する。また逆に、上記離接手段が用いられて、上記磁気
印加手段が上記退避位置から戻り、上記光ピックアップ
と結合する。
【0036】したがって、新たにモータ等の専用の駆動
手段を設けることなく、磁界印加手段の退避動作や退避
解除動作を行うことができる。
【0037】それゆえ、請求項1の構成に加えて、安価
に、磁界印加手段の退避機構を構成することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図1ないし図8に基づいて説明すれば、
以下の通りである。図1に、本実施の形態に係る光磁気
ディスク装置の主要部の一構成例を示す。なお、以降、
各実施の形態において、単に装置と記すときは特に断り
のない限り光磁気ディスク装置を指す。メインシャーシ
1には、記録媒体としてのディスクを回転駆動させるス
ピンドルモータ2が設けられ、また、ガイド部材3を介
して光ピックアップ4およびカートリッジ位置決めピン
5が設けられている。
【0039】また、スピンドルモータ2に隣接した位置
に、コイルが巻かれたコア部を有する樹脂製スライダー
部材からなる磁気ヘッド部6と、それを支えるサスペン
ション部材7とが設けられ、磁気ヘッド部6とサスペン
ション部材7とによって磁界印加手段が構成されてい
る。
【0040】上記サスペンション部材7は、第2支持ア
ーム8に固定されている。第2支持アーム8には、2つ
のガイド孔9・9が空けられている。メインシャーシ1
にはガイドピン支持板10が固定されており、このガイ
ドピン支持板10に、2本の第2磁気ヘッドガイドピン
11・11が取り付けられている。そして、上記ガイド
孔9・9が、この第2磁気ヘッドガイドピン11・11
と係合している。このため、上記第2支持アーム8は、
この第2磁気ヘッドガイドピン11・11に沿って移動
可能になっている。
【0041】上記光ピックアップ4からは、第1支持ア
ーム12が一体的に伸びている。この第1支持アーム1
2には、2本の第1磁気ヘッドガイドピン13・13が
固定されている。第1磁気ヘッドガイドピン13・13
と第2磁気ヘッドガイドピン11・11とは、それぞ
れ、軸径が同一であり、同軸上に配置されている。
【0042】また、第2支持アーム8には、駆動ピン1
4が固定されている。また、メインシャーシ1上には、
駆動ギア15が回転自在に固定されており、この駆動ギ
ア15の一部には、上記駆動ピン14と係合する切り欠
き部15aが形成されている。また、メインシャーシ1
上には、駆動モータ16が固定されており、この駆動モ
ータ16の回転部にはウォームギア16aが設けられ、
上記駆動ギア15の外周部には、このウォームギア16
aと係合するホイールギア15bが形成されている。上
記駆動モータ16、駆動ギア15、および駆動ピン14
によって切り換え手段が構成されている。
【0043】さらに、上記磁界印加手段は、磁界印加手
段のディスク対向面であり、磁界発生部や摺動スライダ
ー部である磁気ヘッド部6を、ディスク表面へ近接ある
いは接触させたり、ディスク表面から離したりする昇降
動作を行わせる、磁界印加手段昇降機構(図示せず)に
結合されている。
【0044】ここで、ディスクが収納されたカートリッ
ジが光磁気ディスク装置に挿入された際の各構成部材の
動作を図7に示すフローチャートを用いて説明する。
【0045】図2は、ディスク18が収納されたカート
リッジ17が光磁気ディスク装置へ挿入される直前の状
態を示す。磁気ヘッド部6が固定された第2支持アーム
8は、第2磁気ヘッドガイドピン11・11上に位置す
る。この位置は、カートリッジ17が光磁気ディスク装
置内に挿入された際に磁気ヘッド部6とカートリッジ1
7とが接触しないような、カートリッジ挿入領域外の退
避位置である。またこのとき、光ピックアップ4は、デ
ィスクの最外周部を記録・再生する位置である最外周位
置に位置するように、図示しない光ピックアップ送り機
構によって制御されている。この光ピックアップ位置に
おいて、光ピックアップ4と一体的に構成された第1磁
気ヘッドガイドピン13・13と、メインシャーシ1と
一体的に固定された第2磁気ヘッドガイドピン11・1
1とは、同軸上でそれらの端部が近接する。
【0046】カートリッジ17を挿入する(S11)。
このとき磁気ヘッド部6は退避位置にある。また、光ピ
ックアップ4は外周に位置している。図3は、カートリ
ッジ17が光磁気ディスク装置内に挿入される、ローデ
ィング状態を示す。カートリッジホルダ(図示せず)に
保持されたカートリッジ17は、図示しないローディン
グ機構によって、光磁気ディスク装置内部に向かって
(図中、下方)、水平方向すなわちディスク面に含まれ
る方向に移動する。
【0047】ここで、光磁気ディスク装置の厚さを薄く
しようとした場合、ローディング時のカートリッジ17
の上面位置は、装置上面位置にほぼ等しいため、磁気ヘ
ッド部6をカートリッジ17の上方に位置させることは
できない。ここでは、光ピックアップ4は、ディスク1
8の最外周部に移動しており、また磁気ヘッド部6が固
定された上記第2支持アーム8は、同図に示すように、
ローディングに伴うカートリッジ17の移動領域外の退
避位置へと退避されている。したがって、このカートリ
ッジローディング動作時に、カートリッジ17と磁気ヘ
ッド部6とが接触することがない。
【0048】また、この退避位置において、磁気ヘッド
部6は、図示しない磁気ヘッド昇降機構によって、該磁
気ヘッド部6の上面が装置上面高さとほぼ同じ高さとな
るように保持されている。このようにして、磁気ヘッド
部6の突出によって装置高さが厚くなることを抑えるこ
とができる。
【0049】ローディングを行う(S12)。ローディ
ング動作により、ディスク18の被チャッキング部をス
ピンドルモータ2のチャッキング部の真上に搬送した
後、該カートリッジ17を、スピンドルモータ2に近接
させる方向に下降させる。スピンドルモータ2や光ピッ
クアップ4が取り付けられたメインシャーシ1には、前
述のようにカートリッジ位置決めピン5が取り付けられ
ており、カートリッジ17は、該カートリッジ位置決め
ピン5によって所定の位置へ位置決めされる。また、デ
ィスク18には、磁性体であるセンターハブ19が取り
付けられている。一方、スピンドルモータ2のチャッキ
ング部近傍にはディスクチャッキングマグネット20が
固定されており、この磁気吸引力によって、ディスク1
8はスピンドルモータ2のチャッキング面へ保持され
る。
【0050】カートリッジ17が下方すなわちスピンド
ルモータ2側の方向に下降する動作により、下降後のカ
ートリッジ17の上方には、水平移動時のカートリッジ
17の上面の高さ(図中、h1 とする)と下降後のカー
トリッジ17の上面の高さ(図中、h2 とする)との間
に、この移動に伴う空間Qが生じる。
【0051】駆動モータ16を回転させ、第2支持アー
ム8を第1支持アーム12の方向へ移動させる(S1
3)。すなわち、駆動モータ16に電流が流されると、
その駆動モータ16の回転部に形成された前述のウォー
ムギア16aが回転し、このウォームギア16aに係合
した前述のホイールギア15bを有する駆動ギア15が
図中A方向に回転する。すると、この駆動ギア15に形
成された切り欠き部15aに係合した駆動ピン14が、
その回転に伴って移動させられる。この駆動ピン14の
移動により、第2支持アーム8は、第2磁気ヘッドガイ
ドピン11・11に沿って、退避位置から、光ピックア
ップ4側の方向へ移動する。磁気ヘッド部6の下面の高
さは、下降後のカートリッジ17の上面と接触しない高
さに位置されている。このため、カートリッジ17の下
降後の空間Q内を、第2支持アームに固定された、サス
ペンション部材7と磁気ヘッド部6とが移動する。前述
のように、第1磁気ヘッドガイドピン13・13は第2
磁気ヘッドガイドピン11・11に対して同軸上にその
端部が近接するように構成されているので、第2支持ア
ーム8は、第2磁気ヘッドガイドピン11・11上から
第1磁気ヘッドガイドピン13・13上に移動する。
【0052】第2支持アーム8が、磁気ヘッド部6が光
ピックアップ4に結合された状態となるストップ位置に
まで来れば(S14)、駆動モータ16を停止させる
(S15)。図4は、このようにして磁気ヘッド部6が
光ピックアップ4と結合された状態を示す。第1磁気ヘ
ッドガイドピン13・13上に移動した第2支持アーム
8は、第1支持アーム12と一体的に結合される。第2
支持アーム8の移動方向は、常に前記第1磁気ヘッドガ
イドピン13・13によって規制されているため、結合
時のお互いの位置関係も常に一定となり、補助磁界印加
領域と光スポットとは、正確に位置合わせされる。
【0053】図5は、第1支持アーム12と第2支持ア
ーム8とを上記のように一体的に結合させるための結合
機構の構成例を示す。上記第2支持アーム8には、先端
部に切り欠き部21aを有する結合ピン21が固定され
ている。一方、第1支持アーム12には、上記結合ピン
21が挿入される結合孔12aが空けられており、この
結合孔12a内に、第1支持アーム12に固定された固
定バネ端部22が配されている。第2支持アーム8が第
1磁気ヘッドガイドピン13・13上を移動し、第1支
持アーム12と接触する位置まで来ると、上記結合ピン
21の切り欠き部21aと上記固定バネ端部22とが係
合する。このようにして、第1支持アーム12と第2支
持アーム8とが一体的に結合される。
【0054】次に、光ピックアップ4をディスクの内周
側へ移動させる(S16)。図6は、磁気ヘッド部6が
光ピックアップ4と一体的にトラッキング制御されてい
る状態を示す。磁気ヘッド部6が一体的に固定された光
ピックアップ4は、図示しない光ピックアップ送り機構
によって、情報の記録・再生を開始するためにディスク
内周部に移動する。
【0055】記録可能なディスク18を収めたカートリ
ッジ17の上面には、磁気ヘッド挿入窓17aが設けら
れている。光ピックアップ4と一体的に結合した磁気ヘ
ッド部6は、この磁気ヘッド挿入窓17a内に位置し、
図示しない磁気ヘッド昇降機構により、ディスク表面に
近接、あるいは接触される。
【0056】上述のように、磁気ヘッド部6と光ピック
アップ4とは一体的に結合されるので、光ピックアップ
4がトラッキング制御されてディスク18のの内周・外
周間を移動する場合においても、補助磁界印加領域と光
スポットとの位置関係は全く変わることがない。このた
め、磁気ヘッド部6と光ピックアップ4とを完全に分離
した構成とした場合に必須となる、各位置関係を保つよ
うな位置制御を必要としない。
【0057】一方、カートリッジ17を光磁気ディスク
装置外に取り出すアンローディング動作は、上記ローデ
ィング動作を逆に行うことで実現できる。図8に示すフ
ローチャートを用いて説明する。すなわち、磁気ヘッド
部6は、図示しない磁気ヘッド部昇降機構により、磁気
ヘッド部6の下面がカートリッジ17の上面に接触しな
い位置まで上昇させられる(S21)。一方、光ピック
アップ4は、光ピックアップ送り機構により、ディスク
最外周部に位置させられる(S22〜S24)。そし
て、駆動モータ16を逆回転させ(S25)、駆動ギア
15を介して、第1支持アーム12に結合された第2支
持アーム8を、第1磁気ヘッドガイドピン13・13上
から第2磁気ヘッドガイドピン11・11上に移動さ
せ、該第2磁気ヘッドガイドピン11・11の端部の所
定退避位置へ磁気ヘッド部6を保持する(S26〜S2
7)。その後、ローディングモータを駆動し(S2
8)、カートリッジ17を上昇、水平移動させ、装置外
に排出し(S29)、ローディングモータを停止させ
(S30)、アンローディング動作は完了する。
【0058】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図9に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示
した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を
付記してその説明を省略する。
【0059】本実施の形態では、実施の形態1とほぼ同
一の構成を有しており、異なる部分を説明する。前述の
ように第2支持アーム8は第1支持アーム12に対して
分離・結合可能に構成されているが、両支持アームが結
合状態にあるとき、この結合状態を保持する必要があ
る。このため、実施の形態1では、図5に示すように第
2支持アーム8の先端部に切り欠き部21aを有する結
合ピン21が固定された構造が用いられている。これに
対し、本実施の形態では、図9に示すように、この保持
機構として、第1支持アーム12にマグネット23が、
第2支持アーム8には吸着用磁性体24がそれぞれ設け
られている。すなわち、第1支持アーム12の、第2支
持アーム8との結合部分にはマグネット23が固定さ
れ、一方、第2支持アーム8は非磁性材料にて形成され
ており、上記マグネット23に対向する部位には例えば
鉄片等の磁性材料からなる吸着用磁性体24が取り付け
られている。支持アーム移動機構によって第2支持アー
ム8が第1支持アーム12の位置へ移動した際、マグネ
ット23と吸着用磁性体24との間の磁気吸引力によっ
て、第1支持アーム12と第2支持アーム8とが保持さ
れる。このように、マグネット23による磁気吸引力を
用いることにより、非常に簡単な構成でありながら確実
に第1支持アーム12と第2支持アーム8との位置関係
を保つことができる。
【0060】なお、ここで示した形態では、第1支持ア
ーム12にマグネット、第2支持アーム8に磁性材料を
設けたが、両者を入れ換えて構成することはもちろん、
磁性材料を設ける代わりに支持アームを磁性材料にて構
成してもかまわない。
【0061】〔実施の形態3〕本発明のさらに他の実施
の形態について図10ないし図13に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実
施の形態の図面に示した部材と同一の機能を有する部材
には同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0062】光磁気ディスクには、一般に、情報の読み
出し専用ディスクと、記録可能ディスクとの2種類があ
る。MD装置においても同様に、再生専用装置と、録再
(記録・再生両用)装置とが存在する。カートリッジに
は、収納されたディスクが情報の読み出し専用ディスク
であるか、記録可能ディスクであるかを判別するための
識別手段が形成されている。該識別手段は、切り欠きの
有無であったり、切り欠き部の切り欠き深さの違いであ
ったりする。そして、装置に設けられた識別センサに
て、どちらのタイプのディスクであるかを識別するよう
になっている。
【0063】ところで、補助磁界印加装置である磁界印
加手段は、情報の記録・消去時にレーザ光の光スポット
位置に磁界を与えるものであり、情報の再生には必要で
ない。一方、光磁気ディスク装置の小型化、軽量化に伴
い、装置が消費する電力の低減が強く求められている。
光ピックアップのトラッキング制御を行うには、光ピッ
クアップをディスクの内周から外周まで、光ピックアッ
プ送りモータの駆動力によって移動させる必要がある
が、この送りモータでの消費電力を抑えるために、光ピ
ックアップの軽量化も求められている。
【0064】ここで、本実施の形態に係る光磁気ディス
ク装置においては、図10に示すように、メインシャー
シ1上に、上述のようなディスクの識別を行うための識
別センサ(検知手段)25が設けられている。この識別
センサ25を用いた動作を図13に示すフローチャート
を用いて説明する。
【0065】すなわち、まず、ローディング動作により
装置内の所定位置までカートリッジ17(図示せず)が
引き込まれ(S31〜S32)、カートリッジ位置決め
ピン5・5によりカートリッジ17が位置決めされる
と、装置内に設けた識別センサ25にてカートリッジ1
7内のディスクが読み出し専用ディスクか記録可能ディ
スクかを、以下のようにして識別する(S33)。
【0066】図11は、識別センサ25の動作状態を示
す。例えば、MDカートリッジの場合、識別用の切り欠
き部が設けられており、読み出し専用ディスクが収納さ
れたカートリッジは深い切り欠き部17bを有する。一
方、記録可能ディスクが収納されたカートリッジは浅い
切り欠き部17cを有する。この切り欠き部に相対する
位置に設けられた識別センサ25のセンサピン25a
が、切り欠き部によって押し込まれるか否によってオン
またはオフ状態になり、ディスクの種類を識別する。
【0067】その結果、記録可能ディスクであった場合
には、退避位置にある磁気ヘッド部6は、支持アーム移
動機構によって第2支持アーム8の移動とともに光ピッ
クアップ4と一体的に結合され(S35〜S37)、前
記図5に示すように両者一体的にトラッキング制御され
る(S38)。なお詳細は実施の形態1と同様であるの
で説明は省略する。
【0068】一方、識別センサ25により、読み出し専
用ディスクであると識別された場合には(S34)、支
持アーム移動機構を駆動せず、退避位置にある磁気ヘッ
ド部6はその位置に保持される。したがって、光ピック
アップ4には磁気ヘッド部6が結合されておらず、図1
2に示すように、光ピックアップ4単体でトラッキング
制御される。ここでは、磁気ヘッド部6、サスペンショ
ン部材7、および第2支持アーム8は光ピックアップ4
に固定されていないため、これらを光ピックアップ4に
結合させた場合に比べて、トラッキング制御されるべき
可動部の重量は大幅に軽量化され、トラッキング制御を
行う光ピックアップ送りモータの消費電力を大幅に抑え
ることが可能となる。
【0069】〔実施の形態4〕本発明のさらに他の実施
の形態について図14ないし図20に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実
施の形態の図面に示した部材と同一の機能を有する部材
には同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0070】カートリッジ17を装置内へ水平に引き込
み、ディスク18が、スピンドルモータ2にチャッキン
グされるように下降させるローディング動作、またそれ
とは逆に、装置内のカートリッジ17を装置外に排出す
るアンローディング動作は、次のようにして行われる。
【0071】図14は、カートリッジ17を保持する機
構を、カートリッジ17を挿入したときのカートリッジ
17の奥から見た図である。同図に示すように、カート
リッジ17を保持するための板状のカートリッジホルダ
26の両端(図中、右端および左端)には、カートリッ
ジ17を保持できるように折り曲げ部26a・26aが
設けられ、各折り曲げ部26aには、ホルダピン27が
固定されており、カートリッジホルダ26とホルダピン
27とは一体化されている。
【0072】また、カートリッジホルダ26を覆う最外
周には、コの字型の固定されたベース板28が設けら
れ、ベース板28の同じく両端には折り曲げ部28a・
28aが形成されている。上記各折り曲げ部28aに
は、上記ホルダピン27と上下方向に係合する、図15
に示すような昇降ガイド溝28bが設けられている。ま
た、ベース板28の折り曲げ部28a・28aと、カー
トリッジホルダ26の折り曲げ部26a・26aとの間
には、可動板29が設けられ、上記ホルダピン27と係
合している。
【0073】上記機構は、一般には、図15に示すよう
な構成をとる。図15は、図14に示した機構を右側か
らみたものであり、カートリッジ17は、図中右側から
挿入されるようになっている。上記可動板29には、斜
め方向のガイド溝29a・29aが形成され、各ガイド
溝29aにて上記のようにホルダピン27と係合してい
る。そして、図15(a)に示すように、カートリッジ
17(図示せず)の挿入時には、ホルダピン27は上記
ガイド溝29a・29aの上部に位置している。カート
リッジホルダ26は上述のようにホルダピン27と一体
化されているので、カートリッジホルダ26(図示せ
ず)も装置内の上部に位置する。その後、手動にてカー
トリッジ17をカートリッジホルダ26内へ水平方向に
押し込む。所定位置までカートリッジ17が押し込まれ
たことが確認されると、図示しないローディングモータ
が回転して、可動板29を図中C方向すなわちローディ
ングと逆の方向へ移動させる。ホルダピン27はガイド
溝29aおよび昇降ガイド溝28bに係合しているた
め、可動板29が移動すると、図15(b)に示すよう
に、ホルダピン27は該昇降ガイド溝28bに沿って垂
直に下降する。したがって、ホルダピン27と一体化さ
れているカートリッジホルダ26、またカートリッジホ
ルダ26内のカートリッジ17も垂直に下降する。この
ようにしてローディング動作が完了する。
【0074】上記図15に示す構成の場合において、カ
ートリッジ17を装置外に排出するアンローディング動
作は、図示しないローディングモータを逆回転させ、図
15(b)に示した状態の可動板29を図中D方向すな
わちアンローディングと逆の方向へ移動させる。これに
より、ホルダピン27を昇降ガイド溝28bに沿って垂
直に上昇させる。光ピックアップ4がディスク18上に
情報を記録・再生できるように、カートリッジ17には
窓が設けてあり、防塵のため、その窓を覆うシャッター
が設けられている。このシャターの開閉を行うシャッタ
ー開閉機構のバネ力により、カートリッジホルダ26内
のカートリッジ17は水平方向に装置外に排出される
が、その構造は一般によく知られているためここでは詳
細な説明を割愛する。
【0075】次に、本実施の形態では、上記のようなロ
ーディング・アンローディングを行うのに加え、上述の
カートリッジローディング動作を行わせるローディング
モータの駆動力を用いて、磁気ヘッド部6の退避動作・
退避解除動作を行わせるようになっている。そのための
構造を説明する。なお、説明の簡素化のために、ローデ
ィング機構を構成するカートリッジホルダ26およびベ
ース板28を省略し、可動板29の動作に関連させて説
明する。
【0076】図16は、上記装置の構成の一例を示すも
のであり、カートリッジ17の装置内への挿入時の状態
を示す。図16(c)は図16(b)を図中下から見た
ものである。また、図17は、図16(c)を図中矢印
方向から見たものである。
【0077】図16(b)に示すように、メインシャー
シ1上に、可動板29を移動させるためのローディング
モータ(ローディング手段、切り換え手段)30が固定
されており、ローディングモータ30の先端の回転部に
は回転ギア30aが形成されている。また、同図(c)
に示すように、コの字型形状を成す可動板29の上面の
一部には、コの字型に切り込みを入れて内側(図中、下
側)に折り曲げて形成された折り曲げ部29bが設けら
れている。そして、図17に示すように、この折り曲げ
部29bには、ラック29cが形成されており、このラ
ック29cと上記回転ギア30aとが係合している。し
たがって、ローディングモータ30を回転させることに
より、可動板29を図16(b)中E方向すなわちロー
ディングとは逆の方向に移動させる。
【0078】また、図16(b)に示すように、可動板
29の上面には、ガイド溝29dが設けられている。ガ
イド溝29dは、可動板29のカートリッジ17に近い
側にローディング方向と平行、言い換えれば可動板29
の移動方向と平行に空いた部分であるガイド溝29g、
および、その部分に続く、斜め方向に空いた部分である
ガイド溝29hとから成っている。
【0079】また、可動板29の下面(図中、奥に向か
う方向)には、スライド板31が設けられている。スラ
イド板31は、可動板29の移動と垂直な方向の両端
に、その方向に平行に伸びる2つのガイド溝31a・3
1aを有している。ここで、ベース板28にはガイドピ
ン1a・1aが固定され、上記ガイド溝31a・31a
と係合しており、この状態では、ガイドピン1a・1a
はガイド溝31a・31aの図中+J方向の端部に位置
している。このため、上記スライド板31は、図に示す
状態から、図中+J方向にのみ移動可能となっている。
【0080】また、スライド板31は、中央部に、1つ
のスライドガイドピン31bを有している。スライドガ
イドピン31bは、上記可動板29のガイド溝29dに
係合しており、この状態では、ガイド溝29dの、図中
E方向すなわち可動板29の移動方向の端部に位置して
いる。
【0081】さらに、このスライド板31の図中E方向
の端部の辺には、ラック31cが形成されている。ここ
で、メインシャーシ1上には、連結ギア32および駆動
ギア33が回転自在に固定されている。駆動ギア33
は、磁気ヘッド部6が固定された第2支持アーム8の駆
動ピン14と、切り欠き部33bにて係合し、回転して
駆動ピン14を移動させるものである。上記ローディン
グモータ30、スライド板31、連結ギア32、駆動ギ
ア33、および駆動ピン14によって切り換え手段が構
成されている。連結ギア32には連結大径ギア32aと
連結小径ギア32bとの2段ギアが形成され、駆動ギア
33には段付きの駆動小径ギア33aが形成されてお
り、これら連結ギア32の連結大径ギア32aと駆動ギ
ア33の駆動小径ギア33aとが係合している。そし
て、ラック31cと連結小径ギア32bとが係合してい
る。
【0082】本実施の形態における可動板29、ベース
板28、およびホルダピン27やカートリッジ17の位
置関係を図18に示す。上記の図15の例とは若干異な
っている。ベース板28には、上下方向に昇降ガイド溝
28bが設けられている。可動板29には、傾斜部29
eと、それに続く水平部29fとを有するガイド溝が設
けられている。そして、カートリッジホルダ26(図示
せず)に固定されたホルダピン27が、これら2つのガ
イド溝に係合している。
【0083】図18(a)に示すように、カートリッジ
17挿入の開始直後の状態では、ホルダピン27は、可
動板29のガイド溝の傾斜部29eの上部に位置してお
り、カートリッジホルダ26も同様に装置上部に位置す
ることになる。このときの可動板29の、ガイド溝が設
けられた側であって昇降ガイド溝28bに平行な辺の位
置をFとする。なお、このとき、図16に示すように、
光ピックアップ4はディスク最外周部に位置し、磁気ヘ
ッド部6は、第2磁気ヘッドガイドピン11・11上の
退避位置に位置している。
【0084】カートリッジ17がカートリッジホルダ2
6に挿入されると、図16に示したローディングモータ
30が回転し、可動板29を図16中、E方向に移動さ
せる。
【0085】その結果、図18(b)に示すように、ホ
ルダピン27が可動板29のガイド溝の傾斜部29eに
沿って下降し、傾斜部29eと水平部29fとの境界に
達する。この時点で、カートリッジ17が下降し、ディ
スク18がスピンドルモータ2にチャッキングされてロ
ーディング動作が完了する。このときの可動板29の上
記辺の位置をGとする。このとき、図19に示すよう
に、スライド板31に固定されたスライドガイドピン3
1bは、可動板29上面のガイド溝29dに係合してい
るが、前述の可動板29の移動方向と同一方向に空けら
れたガイド溝29g内を移動しているため、可動板29
がFからGに示す位置まで移動しても、スライドガイド
ピン31bは+J方向に移動せず、その位置は固定され
たままである。したがって、前記した駆動ギア33等を
介して連結された磁気ヘッド部6は、所定の退避位置に
保持されたままである。
【0086】その後さらにローディングモータ30が回
転し、可動板29を図16中、E方向にさらに移動させ
る。
【0087】そのとき、図18(c)に示すように、ホ
ルダピン27は可動板29のガイド溝の水平部29fと
係合しているので、ホルダピン27の位置、すなわち、
ローディングされたカートリッジ17の位置は変化しな
い。そして可動板29はベース板28の先端(図中、右
端)に達する。このときの可動板29の上記辺の位置を
Hとする。このとき、図20に示すように、スライド板
31に固定されたスライドガイドピン31bは前述の可
動板29の移動方向に対して傾斜したガイド溝29h内
を移動しているため、可動板29がGからHに示す位置
まで移動すると、スライドガイドピン31bは+J方向
に移動し、よってスライド板31が+J方向に移動す
る。そして、前述のようにスライド板31に設けられた
ラック31cに係合された連結ギア32が回転し、さら
に駆動ギア33が図中A方向に回転する。該駆動ギア3
3に形成された前記切り欠き部33bに係合した駆動ピ
ン14がその回転に伴って移動させられ、この駆動ピン
14の移動により、第2支持アーム8は、第2磁気ヘッ
ドガイドピン11・11、第1磁気ヘッドガイドピン1
3・13に沿って退避位置から光ピックアップ4の側へ
と移動し、第1・第2支持アームが互いに結合される。
【0088】光ピックアップ4に結合された磁気ヘッド
部6を所定の退避位置に移動させるには、上記動作を逆
に行えばよい。すなわち、磁気ヘッド部6は、図示しな
い磁気ヘッド部昇降機構により磁気ヘッド部6の下面が
カートリッジ17の上面に接触しない位置まで上昇させ
られ、光ピックアップ4は、光ピックアップ送り機構に
よって、ディスク最外周部に位置される。ローディング
モータ30を逆回転させて可動板29をHの位置からG
の位置まで移動させると、スライド板31は−J方向に
移動する。そして、第1支持アーム12に結合された第
2支持アーム8を、連結ギア32、駆動ギア33を介し
て、第1磁気ヘッドガイドピン13・13上から第2磁
気ヘッドガイドピン11・11上に移動させ、該第2磁
気ヘッドガイドピン11・11の端部の所定退避位置へ
磁気ヘッド部6を保持する。その後、可動板29をGの
位置からF(図19参照)の位置まで移動させること
で、ホルダピン27の位置が上昇し、それに伴いカート
リッジ17も上昇される。そして、カートリッジ17は
水平方向に装置外に排出され、アンローディング動作が
完了する。
【0089】このように、磁界印加手段の退避動作、退
避解除動作を、カートリッジ17を装置内へ引き込む、
あるいは、装置内から排出させるローディング・アンロ
ーディング動作を行うローディングモータ30にて行う
ことにより、新たに磁気ヘッド部退避用モータを設ける
必要がなくなり、安価に磁気ヘッド退避機構を構成する
ことができる。
【0090】〔実施の形態5〕本発明のさらに他の実施
の形態について図21ないし図25に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実
施の形態の図面に示した部材と同一の機能を有する部材
には同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0091】記録可能な光磁気ディスクの場合であって
も、常に記録動作のみを行うことは少なく、一般には、
記録された情報を読みだしている状態の時間が長い。情
報の記録時、磁気ヘッド部6のディスク対向面すなわち
磁界発生部や摺動スライダー部は、ディスク表面へ近接
あるいは接触されている。情報の記録が終了して、磁気
ヘッド部6のディスク対向面をそのままディスク表面へ
近接させておいた場合、磁気ヘッド部6とディスク18
との衝突による損傷の危険性や、継続してディスク18
上に接触させている場合、ディスク18を回転させてい
るスピンドルモータ2への負荷荷重となり、スピンドル
モータ2で消費する電力が増大する。このため、情報の
記録時のみ磁気ヘッド部6をディスク表面上に近接ある
いは接触させ、記録が終了するとディスク表面の上方に
退避させる方式がとられることが多い。この磁気ヘッド
部6の位置を上昇させたり下降させたりする昇降動作を
行わせる昇降機構には、一般に、昇降用モータがその駆
動源として用いられる。
【0092】図21は、カートリッジローディング動作
を行うに際し、磁界印加手段を光ピックアップ4から分
離し、上記カートリッジ17の移動領域外の退避位置へ
退避させる動作、あるいは、退避位置から光ピックアッ
プ4へ結合させる動作を、上記のような後述の昇降用モ
ータ(離接手段、切り換え手段)35を用いて行う構成
の一例を示している。ここで、カートリッジ17は、図
示しないローディング機構により装置内の所定位置に位
置されている。
【0093】退避位置に位置している磁気ヘッド部6の
サスペンション部材7の下部には、昇降アーム(離接手
段)34が形成されている。この昇降アーム34は、磁
気ヘッド部6の可動範囲であるディスク内周側から退避
位置にわたって形成されている。そして、昇降アーム3
4は、上記磁気ヘッド部6のサスペンション部材7を下
から持ち上げるように接触しており、サスペンション部
材7の長手方向にスライド可能である。そして、同図に
示すように、この昇降アーム34は、サスペンション部
材7の中央付近等であって、磁気ヘッド部6をカートリ
ッジ17から浮かせている状態の位置からは、後述する
ように、図中+K方向すなわち磁気ヘッド部6からサス
ペンション部材7の根元に向かう方向にのみスライド可
能である。磁気ヘッド部6の下面の高さは、同図に示し
た状態のときにカートリッジ17の上面に接しない高さ
となるように設定されている。
【0094】メインシャーシ1には、前述の昇降用モー
タ35が固定されている。また、メインシャーシ1上に
は、ディスク面に平行な第1スライド板36が設けられ
ている。この第1スライド板36は、4つのガイド溝3
6b・36b、36c、36dを持つ。2つのガイド溝
36b・36bはどちらも昇降アーム34のスライド移
動方向に垂直な直線状であり、メインシャーシ1上に固
定された2本のガイドピン1bがこれらに係合してい
る。この係合により、第1スライド板36は+L方向す
なわちガイド溝36b・36bに平行な所定の方向に移
動可能となっている。なお、このときのように、磁気ヘ
ッド部6が、退避位置にあってかつカートリッジ17の
上面より高い位置にあるときの、第1スライド板36の
+L方向とは逆向きの端部の位置をNとする。また、ガ
イド溝36cは、ガイド溝36b・36bと平行な部分
と、その+L方向末端に位置する斜めな部分とからな
る。また、ガイド溝36dは、ガイド溝36b・36b
と平行な部分と、その+L方向とは逆方向の末端に位置
する斜めな部分とからなる。
【0095】さらに、図22に示すように、上記第1ス
ライド板36の図中、上側の端部には、ラック36aが
形成されており、該ラック36aは、上記昇降用モータ
35の回転ギア35aと係合している。図22(a)
は、上記の構成における昇降用モータ35の部分を図2
1の左側から見た図であり、図22(b)は、図22
(a)の右側から見た図、言い換えれば図21の昇降用
モータ35の部分を拡大したものである。
【0096】また、図21に示すように、第1スライド
板36の下部のメインシャーシ1には、昇降アーム34
のスライド移動方向(+K、−K方向)にガイド溝1c
が形成されている。そして、昇降アーム34の図中右側
の端部には、駆動ピン34aが固定されており、この駆
動ピン34aが、上記第1スライド板36のガイド溝3
6dと、上記メインシャーシ1のガイド溝1cとの両方
に係合している。一方、昇降アーム34の図中左側の端
部には、昇降アーム34のスライド移動方向にガイド溝
34bが形成され、メインシャーシ1上に固定された2
本のガイドピン1d・1dがこのガイド溝34bに係合
している。このため、昇降アーム34の移動は−K方向
および+K方向のみに規制されている。そして、同図に
示すように、2本のうちの+K方向端部側のガイドピン
1dが、ガイド溝34bの+K方向端部に位置するよう
な状態となっている。このため、この状態からは、昇降
アーム34は+K方向のみに移動可能となっている。
【0097】一方、第1スライド板36の上部には第2
スライド板37が設けられている。該第2スライド板3
7には、2本のガイドピン37a・37aが固定されて
いる。メインシャーシ1には、このガイドピン37a・
37aに対向して、−K・+K方向に2本のガイド溝1
e・1eが形成されている。上記2本のガイドピン37
a・37aのうち1本(図中、下側)は、このメインシ
ャーシ1の一方のガイド溝1eのみに係合している。も
う1本(図中、上側)は、上記第1スライド板36のガ
イド溝36cと、メインシャーシ1の他方のガイド溝1
eとの両方に係合している。そして、同図に示すよう
に、2本のガイドピン37a・37aが、ガイド溝1e
・1eの+K方向端部に位置するような状態となってい
る。このため、この状態からは、この第2スライド板3
7は−K方向のみに移動可能となっている。
【0098】さらに、この第2スライド板37の図中左
側の端部の辺には、ラック37bが形成されている。こ
こで、メインシャーシ1上には、連結ギア32および駆
動ギア33が回転自在に固定されている。連結ギア32
には連結大径ギア32aと連結小径ギア32bとの2段
ギアが形成されている。駆動ギア33には、段付きの駆
動小径ギア33aが形成されている。該駆動小径ギア3
3aと連結大径ギア32a、連結小径ギア32bと第2
スライド板のラック37bとがそれぞれ係合している。
駆動ギア33には、磁気ヘッド部6が固定された第2支
持アーム8の駆動ピン14が係合している。上記昇降用
モータ35、第1スライド板36、第2スライド板3
7、連結ギア32、駆動ギア33、および駆動ピン14
によって切り換え手段が構成されている。
【0099】上記のような構成における磁気ヘッド部6
の昇降および移動動作について説明する。昇降用モータ
35を図中M方向に回転させると、係合している第1ス
ライド板36は、その端部が+L方向にスライド移動す
る。
【0100】すると、図23に示すように、第1スライ
ド板36は、昇降アーム34に固定された駆動ピン34
aが第1スライド板36上の折れ曲がったガイド溝36
dの折れ曲がり部分に達するような位置にまで移動す
る。この時点では、昇降アーム34に固定された駆動ピ
ン34aと係合している第1スライド板36のガイド溝
36dが、スライド方向と同一方向であるため、昇降ア
ーム34の駆動ピン34aは+K方向に移動せず、その
位置は変化しない。したがって、昇降アーム34にてサ
スペンション部材7が持ち上げられた磁気ヘッド部6は
そのままの状態を保っている。なお、このときのよう
に、磁気ヘッド部6が、退避解除されてかつカートリッ
ジ17の上面より高い位置にあるときの、第1スライド
板36の+L方向とは逆向きの端部の位置をOとする。
【0101】一方、上記のように図21の状態から図2
3の状態へと移る間に、第1スライド板36のガイド溝
36cと係合している、第2スライド板37に固定され
た上記ガイドピン37aは、ガイド溝36cの斜めな部
分に係合していたため、その傾斜に沿って−K方向に移
動する。その結果、この第2スライド板37が−K方向
に移動するので、その端部に形成された上記ラック37
bと係合している上記連結ギア32が回転し、さらに、
駆動ギア33がA方向に回転する。該駆動ギア33に形
成された上記切り欠き部33bに係合した駆動ピン14
が、その回転に伴って移動させられ、この駆動ピン14
の移動により、第2支持アーム8は第1・第2磁気ヘッ
ドガイドピンに沿って光ピックアップ方向に移動され、
第1支持アーム12と第2支持アーム8とが結合され
る。このとき、磁気ヘッド部6は、昇降アーム34によ
って、カートリッジ17の状面に接触しない位置に持ち
上げられているままであるため、退避位置からの移動に
際してカートリッジ17と接触することはない。
【0102】図24は、このように磁気ヘッド部6が光
ピックアップ4に一体的に結合された状態で、ディスク
内周部に位置した状態を示す。ここでは、第1スライド
板36が、図23と同じ位置Oにあり、磁気ヘッド部6
は、昇降アーム34によって上方にまだ持ち上げられて
いる。この状態にて光ピックアップ4にて情報の再生を
行えば、磁気ヘッド部6とディスク18との衝突の危険
性や、接触状態を続けることによってスピンドルモータ
2へかかる負担を低減することができる。
【0103】情報の記録・消去時には、磁気ヘッド部6
をディスク方向に下降させる必要がある。図25に示す
ように、昇降用モータ35をさらに回転させ、第1スラ
イド板36の上記端部をさらに移動させる。すると、昇
降アーム34に固定された駆動ピン34aは、第1スラ
イド板のガイド溝36dの傾斜に沿って+K方向に移動
される。その結果、昇降アーム34が+K方向にスライ
ド移動すると、磁気ヘッド部6のサスペンション部材7
を持ち上げて拘束していた状態が解除され、磁気ヘッド
部6がそのバネ性によりディスク18の表面方向に下降
する。なお、このときのように、磁気ヘッド部6が、退
避解除されてかつディスク18の表面方向に下降したと
きの、第1スライド板36の+L方向とは逆向きの端部
の位置をPとする。
【0104】このとき、第2スライド板37に固定され
たガイドピン37aは、ガイド溝36cのうちで、後半
の、第1スライド板36の移動方向と同一方向に形成さ
れた部分と係合しているので、ガイドピン37aは+K
方向には移動せず、その位置は固定されたままである。
したがって、連結ギア32および駆動ギア33も回転し
ない。
【0105】光ピックアップ4に結合された磁気ヘッド
部6を所定の退避位置に移動させるには、上記動作を逆
に行えばよい。すなわち、昇降用モータ35を逆回転さ
せ、第1スライド板36の上記端部を位置Pから位置O
まで移動させることで、磁気ヘッド部6は、磁気ヘッド
部6の下面がカートリッジ17の上面に接触しない位置
まで上昇させられる。そして、光ピックアップ4を、光
ピックアップ送り機構によってディスク最外周部に位置
させる。昇降用モータ35をさらに逆回転させ、第1ス
ライド板36の上記端部を位置Oから位置Nまで移動さ
せることにより、第2スライド板37が+K方向にスラ
イドし、そして、第1支持アーム12に結合された第2
支持アーム8を、連結ギア32、駆動ギア33を介し
て、第1磁気ヘッドガイドピン13・13上から第2磁
気ヘッドガイドピン11・11上に移動させ、該第2磁
気ヘッドガイドピン11・11の端部の所定退避位置へ
磁気ヘッド部6を保持する。
【0106】このように、磁界印加手段の退避動作、退
避解除動作を、磁界印加手段の昇降機構の駆動源である
昇降用モータ35にて行うことにより、新たに磁気ヘッ
ド部退避用モータを設ける必要がなくなり、安価に磁気
ヘッド退避機構を構成することができる。
【0107】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
光磁気ディスク装置は、装置内の移動領域内を移動して
記録再生位置に配置されたカートリッジ内のディスクに
光ビームを照射して上記ディスクからの反射光を検出す
る光ピックアップと、情報の記録・消去時に上記ディス
クに磁界を印加する磁界印加手段と、上記カートリッジ
を上記記録再生位置へと配置するローディングおよび上
記カートリッジを上記記録再生位置から装置外へ排出す
るアンローディングを行うローディング手段と、ローデ
ィング動作時およびアンローディング動作時に、上記磁
界印加手段を、装置内であって上記カートリッジの移動
領域外の所定の退避位置へ退避させる切り換え手段とを
有する光磁気ディスク装置において、上記磁界印加手段
が、上記光ピックアップと分離・結合可能であり、上記
切り換え手段が、カートリッジのローディング時および
アンローディング時には、上記磁界印加手段を、上記光
ピックアップから分離して、上記退避位置へ退避させ、
カートリッジ内のディスクへの記録時には、上記磁界印
加手段を、上記光ピックアップと結合させる構成であ
る。
【0108】それゆえ、磁気ヘッド部の光ピックアップ
への位置合わせ制御に支障をきたすことなく、装置を薄
型化できるという効果を奏する。
【0109】請求項2記載の光磁気ディスク装置は、請
求項1の構成に加えて、上記切り換え手段が、上記磁界
印加手段を、マグネットによる磁気吸引力にて光ピック
アップと結合させる構成である。
【0110】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、光磁気ディスク装置の構成を簡略化することがで
きるという効果を奏する。
【0111】請求項3記載の光磁気ディスク装置は、請
求項1の構成に加えて、ローディングが完了したディス
クが再生専用ディスクであるか記録可能なディスクであ
るかを検知する検知手段を有し、上記切り換え手段は、
上記ディスクが再生専用ディスクであると上記検知手段
が検知した場合、上記磁界印加手段を上記退避位置に保
持し続ける一方、上記ディスクが記録可能なディスクで
あると上記検知手段が検知した場合、上記磁界印加手段
を上記光ピックアップに結合させる構成である。
【0112】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、光ピックアップのトラッキング制御を行う送りモ
ータの消費電力を大幅に抑えることができるという効果
を奏する。
【0113】請求項4記載の光磁気ディスク装置は、請
求項1の構成に加えて、上記切り換え手段が、上記磁気
印加手段を上記光ピックアップから分離し、かつ上記退
避位置へ移動させる動作を、上記ローディング手段を用
いて行う構成である。
【0114】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、安価に、磁界印加手段の退避機構を構成すること
ができるという効果を奏する。
【0115】請求項5記載の光磁気ディスク装置は、請
求項1の構成に加えて、上記磁界印加手段のディスク対
向面とディスク表面との距離を変化させる離接手段を有
し、上記切り換え手段が、上記磁気印加手段を上記光ピ
ックアップから分離し、かつ上記退避位置へ移動させる
動作を、上記離接手段を用いて行う構成である。
【0116】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、安価に、磁界印加手段の退避機構を構成すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光磁気ディスク装置の一構成例に
おける主要部を示すものであり、(a)は側面図、
(b)は上面図、(c)は第1・第2支持アーム近傍の
正面図である。
【図2】光磁気ディスク装置におけるカートリッジ挿入
前の状態を示すものであり、(a)は側面図、(b)は
上面図、(c)は第1・第2支持アーム近傍の正面図で
ある。
【図3】光磁気ディスク装置におけるカートリッジ挿入
時の状態を示すものであり、(a)は側面図、(b)は
光ピックアップ近傍の側面図、(c)は上面図、(d)
は第1・第2支持アーム近傍の正面図である。
【図4】光磁気ディスク装置における磁気ヘッド部と光
ピックアップとが結合された状態を示すものであり、
(a)は上面図、(b)は第1・第2支持アーム近傍の
正面図である。
【図5】(a)および(b)は、磁気ヘッド部と光ピッ
クアップとの結合機構の構成を示す断面図である。
【図6】光磁気ディスク装置における磁気ヘッド部と光
ピックアップとが一体的に制御された状態を示すもので
あり、(a)は上面図、(b)は第1・第2支持アーム
近傍の正面図である。
【図7】カートリッジのローディング動作を示すフロー
チャートである。
【図8】カートリッジのアンローディング動作を示すフ
ローチャートである。
【図9】(a)および(b)は、本発明に係る光磁気デ
ィスク装置の他の構成例における磁気ヘッド部と光ピッ
クアップとの結合機構の構成を示す断面図である。
【図10】本発明に係る光磁気ディスク装置のさらに他
の構成例における主要部の構成および識別センサの配置
とを示す平面図である。
【図11】(a)および(b)は、識別センサの動作状
態を示す断面図である。
【図12】光磁気ディスク装置における光ピックアップ
が単体で制御された状態を示す平面図である。
【図13】識別センサを用いた場合の磁気ヘッド部およ
び光ピックアップの移動動作を示すフローチャートであ
る。
【図14】ローディング動作およびアンローディング動
作機構を示す断面図である。
【図15】(a)および(b)は、ローディング動作お
よびアンローディング動作を示す平面図である。
【図16】本発明に係る光磁気ディスク装置のさらに他
の構成例におけるカートリッジ挿入前の状態を示すもの
であり、(a)は側面図、(b)は上面図、(c)は可
動板近傍の正面図である。
【図17】ラックと回転ギアとの係合状態を示す平面図
である。
【図18】(a)ないし(c)は、ローディング動作お
よびアンローディング動作を示す平面図である。
【図19】光磁気ディスク装置におけるカートリッジ挿
入時の状態を示す平面図である。
【図20】光磁気ディスク装置における磁気ヘッド部と
光ピックアップとが結合された状態を示す平面図であ
る。
【図21】本発明に係る光磁気ディスク装置のさらに他
の構成例におけるカートリッジ挿入時の状態を示すもの
であり、(a)は側面図、(b)は上面図である。
【図22】(a)および(b)は、ラックと回転ギアと
の係合状態を示す平面図である。
【図23】光磁気ディスク装置における磁気ヘッド部と
光ピックアップとが結合された状態を示す平面図であ
る。
【図24】光磁気ディスク装置における磁気ヘッド部が
持ち上げられた状態を示す平面図である。
【図25】(a)および(b)は、光磁気ディスク装置
における磁気ヘッド部が媒体方向に降下された状態を示
すものであり、(a)は側面図、(b)は上面図であ
る。
【図26】従来の光磁気ディスク装置の主要部を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 メインシャーシ 1b ガイドピン 1c ガイド溝 1d ガイドピン 1e ガイド溝 2 スピンドルモータ 3 ガイド部材 4 光ピックアップ 5 カートリッジ位置決めピン 6 磁気ヘッド部(磁界印加手段) 7 サスペンション部材(磁界印加手段) 8 第2支持アーム 9 ガイド孔 10 ガイドピン支持板 11 第2磁気ヘッドガイドピン 12 第1支持アーム 12a 結合孔 13 第1磁気ヘッドガイドピン 14 駆動ピン(切り換え手段) 15 駆動ギア(切り換え手段) 15a 切り欠き部 15b ホイールギア 16 駆動モータ(切り換え手段) 16a ウォームギア 17 カートリッジ 17a 磁気ヘッド挿入窓 17b 切り欠き部 17c 切り欠き部 18 ディスク 19 センターハブ 20 ディスクチャッキングマグネット 21 結合ピン 21a 切り欠き部 22 固定バネ端部 23 マグネット 24 吸着用磁性体 25 識別センサ(検知手段) 25a センサピン 26 カートリッジホルダ 26a 折り曲げ部 27 ホルダピン 28 ベース板 28a 折り曲げ部 28b 昇降ガイド溝 29 可動板 29a ガイド溝 29b 折り曲げ部 29c ラック 29d ガイド溝 29e 傾斜部 29f 水平部 29g ガイド溝 29h ガイド溝 30 ローディングモータ(ローディング手段、切り
換え手段) 30a 回転ギア 31 スライド板(切り換え手段) 31a ガイド溝 31b スライドガイドピン 31c ラック 32 連結ギア(切り換え手段) 32a 連結大径ギア 32b 連結小径ギア 33 駆動ギア(切り換え手段) 33a 駆動小径ギア 33b 切り欠き部 34 昇降アーム(離接手段) 34a 駆動ピン 34b ガイド溝 35 昇降用モータ(離接手段、切り換え手段) 35a 回転ギア 36 第1スライド板(切り換え手段) 36a ラック 36b、36c、36d ガイド溝 37 第2スライド板(切り換え手段) 37a ガイドピン 37b ラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 19/02 G11B 19/02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置内の移動領域内を移動して記録再生位
    置に配置されたカートリッジ内のディスクに光ビームを
    照射して上記ディスクからの反射光を検出する光ピック
    アップと、情報の記録・消去時に上記ディスクに磁界を
    印加する磁界印加手段と、上記カートリッジを上記記録
    再生位置へと配置するローディングおよび上記カートリ
    ッジを上記記録再生位置から装置外へ排出するアンロー
    ディングを行うローディング手段と、ローディング動作
    時およびアンローディング動作時に、上記磁界印加手段
    を、装置内であって上記カートリッジの移動領域外の所
    定の退避位置へ退避させる切り換え手段とを有する光磁
    気ディスク装置において、 上記磁界印加手段が、上記光ピックアップと分離・結合
    可能であり、 上記切り換え手段が、 カートリッジのローディング時およびアンローディング
    時には、上記磁界印加手段を、上記光ピックアップから
    分離して、上記退避位置へ退避させ、 カートリッジ内のディスクへの記録時には、上記磁界印
    加手段を、上記光ピックアップと結合させることを特徴
    とする光磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】上記切り換え手段が、上記磁界印加手段
    を、マグネットによる磁気吸引力にて光ピックアップと
    結合させることを特徴とする請求項1記載の光磁気ディ
    スク装置。
  3. 【請求項3】ローディングが完了したディスクが再生専
    用ディスクであるか記録可能なディスクであるかを検知
    する検知手段を有し、 上記切り換え手段は、上記ディスクが再生専用ディスク
    であると上記検知手段が検知した場合、上記磁界印加手
    段を上記退避位置に保持し続ける一方、上記ディスクが
    記録可能なディスクであると上記検知手段が検知した場
    合、上記磁界印加手段を上記光ピックアップに結合させ
    ることを特徴とする請求項1記載の光磁気ディスク装
    置。
  4. 【請求項4】上記切り換え手段が、上記磁気印加手段を
    上記光ピックアップから分離し、かつ上記退避位置へ移
    動させる動作を、上記ローディング手段を用いて行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の光磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】上記磁界印加手段のディスク対向面とディ
    スク表面との距離を変化させる離接手段を有し、 上記切り換え手段が、上記磁気印加手段を上記光ピック
    アップから分離し、かつ上記退避位置へ移動させる動作
    を、上記離接手段を用いて行うことを特徴とする請求項
    1記載の光磁気ディスク装置。
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