JPH11213916A - 偏向ヨーク装置 - Google Patents
偏向ヨーク装置Info
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- JPH11213916A JPH11213916A JP2264198A JP2264198A JPH11213916A JP H11213916 A JPH11213916 A JP H11213916A JP 2264198 A JP2264198 A JP 2264198A JP 2264198 A JP2264198 A JP 2264198A JP H11213916 A JPH11213916 A JP H11213916A
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- screw core
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ボビンに形成された空洞部にコアが挿入され
てなる補正コイルを備えた偏向ヨーク装置において、輸
送時の振動等によってコアの位置がずれてしまうことな
く、また、コアの位置の再調整も可能で、安定した回転
トルクが得られる偏向ヨーク装置を提供する。 【解決手段】 ボビン30に形成された空洞部30aの
表面には予めネジが形成され、この空洞部30aに、表
面にネジが形成されたコア13が装着される。ボビン3
0は半体72A,72Bよりなる。半体72Aに半体7
2B側まで張り出してコア13を押さえる押さえ部30
fが設けられている。
てなる補正コイルを備えた偏向ヨーク装置において、輸
送時の振動等によってコアの位置がずれてしまうことな
く、また、コアの位置の再調整も可能で、安定した回転
トルクが得られる偏向ヨーク装置を提供する。 【解決手段】 ボビン30に形成された空洞部30aの
表面には予めネジが形成され、この空洞部30aに、表
面にネジが形成されたコア13が装着される。ボビン3
0は半体72A,72Bよりなる。半体72Aに半体7
2B側まで張り出してコア13を押さえる押さえ部30
fが設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバーゼンス調
整用の補正コイル等の、円筒状のボビンの内部にコアを
装着し、このコアの位置を調整するようにした補正コイ
ルを備えた偏向ヨーク装置に関する。
整用の補正コイル等の、円筒状のボビンの内部にコアを
装着し、このコアの位置を調整するようにした補正コイ
ルを備えた偏向ヨーク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の偏向ヨーク装置を示す一部
破断の斜視図である。図8において、一対の鞍型に巻線
された水平偏向コイル3a,3bと、一対の鞍型に巻線
された垂直偏向コイル2とは、これらを電気的に絶縁し
て保持するための一対の漏斗形セパレータ1の内外面に
それぞれ装着されている。垂直偏向コイル2の外側に
は、フェライト等の磁性体よりなるコア4が装着されて
いる。
破断の斜視図である。図8において、一対の鞍型に巻線
された水平偏向コイル3a,3bと、一対の鞍型に巻線
された垂直偏向コイル2とは、これらを電気的に絶縁し
て保持するための一対の漏斗形セパレータ1の内外面に
それぞれ装着されている。垂直偏向コイル2の外側に
は、フェライト等の磁性体よりなるコア4が装着されて
いる。
【0003】偏向ヨーク装置においては、偏向特性を補
正するための回路が必要であり、そのような各種の電気
回路や電子部品等を搭載した基板5が、セパレータ1の
側部に、例えば大径側のフランジ部1aと小径側のフラ
ンジ部1bに渡って取り付けられている。
正するための回路が必要であり、そのような各種の電気
回路や電子部品等を搭載した基板5が、セパレータ1の
側部に、例えば大径側のフランジ部1aと小径側のフラ
ンジ部1bに渡って取り付けられている。
【0004】この基板5には、略四角形の穴5aが複数
形成されている。基板5は、フランジ部1aに設けられ
た係合部1a1によって端部が固定されると共に、フラン
ジ部1bに一体的に設けられた爪1b1が穴5aに係合す
ることによって、セパレータ1の側部に固定されてい
る。この基板5には、後に説明するミスコンバーゼンス
を補正するための補正コイル7(以下、差動コイル7と
称する)も装着されている。即ち、差動コイル7は、そ
の長手方向の両端部に形成された爪7aが基板5の穴5
aに係合することによって、基板5に固定されている。
形成されている。基板5は、フランジ部1aに設けられ
た係合部1a1によって端部が固定されると共に、フラン
ジ部1bに一体的に設けられた爪1b1が穴5aに係合す
ることによって、セパレータ1の側部に固定されてい
る。この基板5には、後に説明するミスコンバーゼンス
を補正するための補正コイル7(以下、差動コイル7と
称する)も装着されている。即ち、差動コイル7は、そ
の長手方向の両端部に形成された爪7aが基板5の穴5
aに係合することによって、基板5に固定されている。
【0005】さらに、フランジ部1b上には、VCRと
称されるコマエラーを補正するための例えば4極の補正
コイル6が装着されている。なお、9は、この偏向ヨー
ク装置を電源に接続するためのコネクタである。基板5
には、複数の端子8が立設されており、垂直偏向コイル
2のリード線2′、水平偏向コイル3a,3bのリード
線3a′,3b′、補正コイル6のリード線6′、コネ
クタ9のリード線9′が端子8に絡げられ、半田付けさ
れる。なお、ここでは半田は図示していない。
称されるコマエラーを補正するための例えば4極の補正
コイル6が装着されている。なお、9は、この偏向ヨー
ク装置を電源に接続するためのコネクタである。基板5
には、複数の端子8が立設されており、垂直偏向コイル
2のリード線2′、水平偏向コイル3a,3bのリード
線3a′,3b′、補正コイル6のリード線6′、コネ
クタ9のリード線9′が端子8に絡げられ、半田付けさ
れる。なお、ここでは半田は図示していない。
【0006】ここで、差動コイル7の構成及び動作につ
いて説明する。差動コイル7は、図9に示すように、ボ
ビン10と、コイル11,12と、コア13とを備えて
構成される。プラスチック樹脂等の絶縁素材よりなるボ
ビン10には、水平偏向コイル3aに電気的に接続され
る第1のコイル11と、水平偏向コイル3bに電気的に
接続される第2のコイル12とが、フランジ10b,1
0c間、フランジ10d,10e間のそれぞれに巻線さ
れている。ボビン10には、長手方向に貫通する略円筒
状の空洞部10aが形成されており、この空洞部10a
には、外周面にネジを形成したコア13(以下、ネジコ
ア13と称する)が装着されている。
いて説明する。差動コイル7は、図9に示すように、ボ
ビン10と、コイル11,12と、コア13とを備えて
構成される。プラスチック樹脂等の絶縁素材よりなるボ
ビン10には、水平偏向コイル3aに電気的に接続され
る第1のコイル11と、水平偏向コイル3bに電気的に
接続される第2のコイル12とが、フランジ10b,1
0c間、フランジ10d,10e間のそれぞれに巻線さ
れている。ボビン10には、長手方向に貫通する略円筒
状の空洞部10aが形成されており、この空洞部10a
には、外周面にネジを形成したコア13(以下、ネジコ
ア13と称する)が装着されている。
【0007】さらに、図10の断面図に示すように、ボ
ビン10の空洞部10a(ボビン10の内周面)には、
複数のリブ状の突起15が一体成形されており、空洞部
10a(突起15)とネジコア13とは強嵌合されるよ
うになっている。また、ネジコア13には、長手方向に
貫通する六角形の穴13aが形成されている。
ビン10の空洞部10a(ボビン10の内周面)には、
複数のリブ状の突起15が一体成形されており、空洞部
10a(突起15)とネジコア13とは強嵌合されるよ
うになっている。また、ネジコア13には、長手方向に
貫通する六角形の穴13aが形成されている。
【0008】図11は、ネジコア13をボビン10の空
洞部10aに装着させる際の動作を示している。図11
において、14はネジコア13を回転させるための治具
であり、その先端部14aはネジコア13の六角形の穴
13aに差し込むために六角形となっている。ネジコア
13を例えばボビン10の図中左側端部から治具14に
よって空洞部10a内にねじ込むと、ネジコア13は突
起15にネジを形成しながらボビン10に装着される。
なお、図11においては、簡略化のため、突起15には
ネジを図示していない。
洞部10aに装着させる際の動作を示している。図11
において、14はネジコア13を回転させるための治具
であり、その先端部14aはネジコア13の六角形の穴
13aに差し込むために六角形となっている。ネジコア
13を例えばボビン10の図中左側端部から治具14に
よって空洞部10a内にねじ込むと、ネジコア13は突
起15にネジを形成しながらボビン10に装着される。
なお、図11においては、簡略化のため、突起15には
ネジを図示していない。
【0009】図11は手作業によってネジコア13をボ
ビン10に装着する例を示したが、実際には、ネジコア
13はボビン10に自動機によって装着される。図1
2,図13において、16はネジコア13を回転させて
空洞部10aに挿入するための自動機であり、その先端
部16aはネジコア13の六角形の穴13aに差し込む
ために六角形となっている。
ビン10に装着する例を示したが、実際には、ネジコア
13はボビン10に自動機によって装着される。図1
2,図13において、16はネジコア13を回転させて
空洞部10aに挿入するための自動機であり、その先端
部16aはネジコア13の六角形の穴13aに差し込む
ために六角形となっている。
【0010】図12に示すように、まず、ボビン10の
一方の端部からネジコア13を空洞部10aにねじ込
み、図13に示すように、そのままもう一方の端部まで
ネジコア13をねじ込む。これによって、突起15の長
手方向全てにネジが形成される。次に、ネジコア13を
逆回転させ、図9,図11のように、ネジコア13がボ
ビン10の長手方向のほぼ中央に位置するように移動さ
せる。なお、場合によっては、ネジコア13を空洞部1
0a内で複数回往復動させることもある。
一方の端部からネジコア13を空洞部10aにねじ込
み、図13に示すように、そのままもう一方の端部まで
ネジコア13をねじ込む。これによって、突起15の長
手方向全てにネジが形成される。次に、ネジコア13を
逆回転させ、図9,図11のように、ネジコア13がボ
ビン10の長手方向のほぼ中央に位置するように移動さ
せる。なお、場合によっては、ネジコア13を空洞部1
0a内で複数回往復動させることもある。
【0011】このようにして得られた差動コイル7は、
図8で説明したように偏向ヨーク装置に取り付けられ、
図14に示すように、水平偏向コイル3a,3bに接続
される。即ち、水平偏向コイル3a,3bは、プラス極
とマイナス極間に並列に接続されており、差動コイル7
のコイル11,12は水平偏向コイル3a,3bに直列
に接続される。なお、この偏向ヨーク装置の動作時にお
いて、水平偏向コイル3a,3bには、それぞれ電流I
a,Ibが流れる。
図8で説明したように偏向ヨーク装置に取り付けられ、
図14に示すように、水平偏向コイル3a,3bに接続
される。即ち、水平偏向コイル3a,3bは、プラス極
とマイナス極間に並列に接続されており、差動コイル7
のコイル11,12は水平偏向コイル3a,3bに直列
に接続される。なお、この偏向ヨーク装置の動作時にお
いて、水平偏向コイル3a,3bには、それぞれ電流I
a,Ibが流れる。
【0012】以上のようにして組み立てられた偏向ヨー
ク装置は、出荷検査の際に、検査用ブラウン管に装着さ
れ、後述の如く偏向特性が調整される。なお、検査用ブ
ラウン管とは、ブラウン管と偏向ヨーク装置とを組み合
わせて販売するITC(Integrated Tube Component )
メーカと称されるメーカが指定したブラウン管のことで
ある。
ク装置は、出荷検査の際に、検査用ブラウン管に装着さ
れ、後述の如く偏向特性が調整される。なお、検査用ブ
ラウン管とは、ブラウン管と偏向ヨーク装置とを組み合
わせて販売するITC(Integrated Tube Component )
メーカと称されるメーカが指定したブラウン管のことで
ある。
【0013】偏向ヨーク装置をITCメーカに納入する
際には、偏向ヨーク装置を検査用ブラウン管に装着し、
図11に示すように、作業者が治具14によってネジコ
ア13を回転させながらB−B′方向に移動させ、コイ
ル11,12のそれぞれのインダクタンスL11,L1
2を差動的に変化させる。これにより、水平偏向コイル
3a,3bに流れる電流Ia,Ibを調整し、水平偏向
コイル3a,3bが発生する磁界の強さを調整し、その
結果、図15に示すミスコンバーゼンスの1つである赤
線と青線の変位量Xvを補正する。
際には、偏向ヨーク装置を検査用ブラウン管に装着し、
図11に示すように、作業者が治具14によってネジコ
ア13を回転させながらB−B′方向に移動させ、コイ
ル11,12のそれぞれのインダクタンスL11,L1
2を差動的に変化させる。これにより、水平偏向コイル
3a,3bに流れる電流Ia,Ibを調整し、水平偏向
コイル3a,3bが発生する磁界の強さを調整し、その
結果、図15に示すミスコンバーゼンスの1つである赤
線と青線の変位量Xvを補正する。
【0014】そして、ITCメーカは、納入された偏向
ヨーク装置を量産用ブラウン管に装着する。量産用ブラ
ウン管と上記の検査用ブラウン管とは電気特性に若干の
差があるので、ITCメーカは、偏向ヨーク装置を量産
用ブラウン管に装着した状態(以下、ITC状態と称す
る)においても、図11と同様に、治具14によってネ
ジコア13を回転させてその位置を調整し、ブラウン管
上のミスコンバーゼンスを解消するよう再調整する。こ
のようにして再調整されたITC状態の製品は、コンピ
ュータディスプレイ機器メーカ等に出荷されることとな
る。
ヨーク装置を量産用ブラウン管に装着する。量産用ブラ
ウン管と上記の検査用ブラウン管とは電気特性に若干の
差があるので、ITCメーカは、偏向ヨーク装置を量産
用ブラウン管に装着した状態(以下、ITC状態と称す
る)においても、図11と同様に、治具14によってネ
ジコア13を回転させてその位置を調整し、ブラウン管
上のミスコンバーゼンスを解消するよう再調整する。こ
のようにして再調整されたITC状態の製品は、コンピ
ュータディスプレイ機器メーカ等に出荷されることとな
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】偏向ヨーク装置をIT
Cメーカまで例えば車両輸送する際、偏向ヨーク装置に
長時間に渡って振動が加わると、差動コイル7にも振動
が加わり、ネジコア13が回転し、ネジコア13が空洞
部10a内で図11,図14のB−B′方向に動いてし
まうということが問題となっていた。ネジコア13の位
置が移動してしまうと、偏向ヨーク装置の出荷検査時に
予め調整しておいた偏向特性が大きくずれ、ITCメー
カでの再調整に時間がかかったり、無駄な作業が発生し
てしまうこととなる。さらには、ネジコア13が移動す
る量によっては、ネジコア13がボビン10から抜け落
ちてしまうということもあった。
Cメーカまで例えば車両輸送する際、偏向ヨーク装置に
長時間に渡って振動が加わると、差動コイル7にも振動
が加わり、ネジコア13が回転し、ネジコア13が空洞
部10a内で図11,図14のB−B′方向に動いてし
まうということが問題となっていた。ネジコア13の位
置が移動してしまうと、偏向ヨーク装置の出荷検査時に
予め調整しておいた偏向特性が大きくずれ、ITCメー
カでの再調整に時間がかかったり、無駄な作業が発生し
てしまうこととなる。さらには、ネジコア13が移動す
る量によっては、ネジコア13がボビン10から抜け落
ちてしまうということもあった。
【0016】また、ITCメーカがITC状態の製品を
ディスプレイ機器メーカまで輸送する際にも、同様に、
長時間に渡る振動によってネジコア13が回転し、ネジ
コア13が空洞部10a内で図11,図14のB−B′
方向に動いてしまうということが問題となっていた。ネ
ジコア13の位置が移動してしまうと、ITC状態の製
品の出荷検査時に予め調整しておいた偏向特性が大きく
ずれ、ディスプレイ機器メーカでさらに調整しなければ
ならないということとなる。さらには、ネジコア13が
移動する量によっては、ネジコア13がボビン10から
抜け落ちてしまうということもあった。
ディスプレイ機器メーカまで輸送する際にも、同様に、
長時間に渡る振動によってネジコア13が回転し、ネジ
コア13が空洞部10a内で図11,図14のB−B′
方向に動いてしまうということが問題となっていた。ネ
ジコア13の位置が移動してしまうと、ITC状態の製
品の出荷検査時に予め調整しておいた偏向特性が大きく
ずれ、ディスプレイ機器メーカでさらに調整しなければ
ならないということとなる。さらには、ネジコア13が
移動する量によっては、ネジコア13がボビン10から
抜け落ちてしまうということもあった。
【0017】このような問題点を解決するものの一例と
して、特開平7−220659号公報には、偏向特性を
調整した後に接着剤によってネジコア13を固定するこ
とが記載されている。しかしながら、接着剤をネジコア
13に塗布するということは、接着剤を塗布した後には
ネジコア13は固定されてしまうので、偏向特性が完全
に調整された状態、即ち、ITC状態でなければ接着剤
をネジコア13に塗布することはできない。従って、偏
向ヨーク装置をITCメーカまで輸送する際に発生する
上記の問題点を解決することはできない。
して、特開平7−220659号公報には、偏向特性を
調整した後に接着剤によってネジコア13を固定するこ
とが記載されている。しかしながら、接着剤をネジコア
13に塗布するということは、接着剤を塗布した後には
ネジコア13は固定されてしまうので、偏向特性が完全
に調整された状態、即ち、ITC状態でなければ接着剤
をネジコア13に塗布することはできない。従って、偏
向ヨーク装置をITCメーカまで輸送する際に発生する
上記の問題点を解決することはできない。
【0018】さらに、ITC状態においてネジコア13
の位置を接着剤によって固定しようとすれば、ITCメ
ーカにとって余分の作業が発生することになり、ITC
メーカにおける作業効率を著しく低下させる。従って、
接着剤によってネジコア13を固定するという上記先願
公報に記載の技術はやはり好ましいものではない。
の位置を接着剤によって固定しようとすれば、ITCメ
ーカにとって余分の作業が発生することになり、ITC
メーカにおける作業効率を著しく低下させる。従って、
接着剤によってネジコア13を固定するという上記先願
公報に記載の技術はやはり好ましいものではない。
【0019】この他、以下のような問題点もあった。上
記のように、従来の差動コイル7においては、ネジコア
13をボビン10の空洞部10aにねじ込み、これによ
って突起15にネジを形成する構成であるので、樹脂成
形条件の変動等による突起15の寸法(高さ)のばらつ
きや、ネジコア13の外径寸法等のばらつきにより、形
成されたネジの形状が一定とならない。その結果、ネジ
コア13の回転トルクが不安定であった。
記のように、従来の差動コイル7においては、ネジコア
13をボビン10の空洞部10aにねじ込み、これによ
って突起15にネジを形成する構成であるので、樹脂成
形条件の変動等による突起15の寸法(高さ)のばらつ
きや、ネジコア13の外径寸法等のばらつきにより、形
成されたネジの形状が一定とならない。その結果、ネジ
コア13の回転トルクが不安定であった。
【0020】従って、図12,図13で説明したよう
に、自動機16によって突起15にネジを形成するに際
し、ネジコア13を回転させる最適な回転数や、ネジコ
ア13を空洞部10a内で往復動させる最適な回数が変
動するので、その都度、最適な回転数や往復動の回数を
設定しなければならなかった。ネジコア13の回転トル
クのばらつきは、その後のネジコア13の位置調整にお
いてもその調整作業をしずらくしていた。
に、自動機16によって突起15にネジを形成するに際
し、ネジコア13を回転させる最適な回転数や、ネジコ
ア13を空洞部10a内で往復動させる最適な回数が変
動するので、その都度、最適な回転数や往復動の回数を
設定しなければならなかった。ネジコア13の回転トル
クのばらつきは、その後のネジコア13の位置調整にお
いてもその調整作業をしずらくしていた。
【0021】また、突起15が高くなったり、ネジコア
13の外径が大きくなると、回転トルクが大きくなるだ
けではなく、ネジコア13が欠けたり、割れたりする可
能性もあった。ネジコア13を繰り返し回転させると、
突起15が崩れ、回転トルクが小さくなり、所望の位置
にネジコア13を保持できない場合もあった。
13の外径が大きくなると、回転トルクが大きくなるだ
けではなく、ネジコア13が欠けたり、割れたりする可
能性もあった。ネジコア13を繰り返し回転させると、
突起15が崩れ、回転トルクが小さくなり、所望の位置
にネジコア13を保持できない場合もあった。
【0022】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、ボビンに形成された空洞部にコアが装着さ
れてなる補正コイルを備えた偏向ヨーク装置において、
輸送時の振動等によってコアの位置がずれてしまうこと
なく、また、コアの位置の再調整も可能で、さらに、回
転トルクを安定化させることができる偏向ヨーク装置を
提供することを目的とする。
ものであり、ボビンに形成された空洞部にコアが装着さ
れてなる補正コイルを備えた偏向ヨーク装置において、
輸送時の振動等によってコアの位置がずれてしまうこと
なく、また、コアの位置の再調整も可能で、さらに、回
転トルクを安定化させることができる偏向ヨーク装置を
提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、略円筒状の空洞部を有
し、この空洞部の表面にネジを形成したボビンと、前記
ネジと螺合するネジが表面に形成され、前記ボビンの前
記空洞部に装着されて前記空洞部内を長手方向に移動自
在とされたコアとを有する補正コイルを備える偏向ヨー
ク装置において、前記ボビンは、その径方向の所定位置
で長手方向に沿って2分割された第1及び第2の半体よ
りなり、前記第1及び第2の半体の一方に前記第1及び
第2の半体の他方側まで張り出して前記コアを押さえる
押さえ部材を設けて構成したことを特徴とする偏向ヨー
ク装置を提供するものである。
の技術の課題を解決するため、略円筒状の空洞部を有
し、この空洞部の表面にネジを形成したボビンと、前記
ネジと螺合するネジが表面に形成され、前記ボビンの前
記空洞部に装着されて前記空洞部内を長手方向に移動自
在とされたコアとを有する補正コイルを備える偏向ヨー
ク装置において、前記ボビンは、その径方向の所定位置
で長手方向に沿って2分割された第1及び第2の半体よ
りなり、前記第1及び第2の半体の一方に前記第1及び
第2の半体の他方側まで張り出して前記コアを押さえる
押さえ部材を設けて構成したことを特徴とする偏向ヨー
ク装置を提供するものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の偏向ヨーク装置に
ついて、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の
偏向ヨーク装置の一実施例を示す一部破断の斜視図、図
2は本発明の要部である図1中の補正コイル72を示す
斜視図、図3は本発明の要部である図1中の補正コイル
72を示す分解斜視図、図4は本発明の要部である図1
中の補正コイル72の断面図、図5は補正コイル72に
おけるコア13の位置を調整する際の動作を説明するた
めの図、図6は図1中の補正コイル72の他の構成例を
示す分解斜視図、図7は図1中の補正コイル72にコイ
ル11,12を巻回した場合のボビン30の形状変形を
説明するための断面図である。なお、図1〜図7におい
て、図8〜図14と同一部分には同一符号が付してあ
る。
ついて、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の
偏向ヨーク装置の一実施例を示す一部破断の斜視図、図
2は本発明の要部である図1中の補正コイル72を示す
斜視図、図3は本発明の要部である図1中の補正コイル
72を示す分解斜視図、図4は本発明の要部である図1
中の補正コイル72の断面図、図5は補正コイル72に
おけるコア13の位置を調整する際の動作を説明するた
めの図、図6は図1中の補正コイル72の他の構成例を
示す分解斜視図、図7は図1中の補正コイル72にコイ
ル11,12を巻回した場合のボビン30の形状変形を
説明するための断面図である。なお、図1〜図7におい
て、図8〜図14と同一部分には同一符号が付してあ
る。
【0025】まず、本発明の偏向ヨーク装置の全体構成
について説明する。図1において、一対の鞍型に巻線さ
れた水平偏向コイル3a,3bと、一対の鞍型に巻線さ
れた垂直偏向コイル2とは、これらを電気的に絶縁して
保持するための一対の漏斗形セパレータ1の内外面にそ
れぞれ装着されている。垂直偏向コイル2の外側には、
フェライト等の磁性体よりなるコア4が装着されてい
る。
について説明する。図1において、一対の鞍型に巻線さ
れた水平偏向コイル3a,3bと、一対の鞍型に巻線さ
れた垂直偏向コイル2とは、これらを電気的に絶縁して
保持するための一対の漏斗形セパレータ1の内外面にそ
れぞれ装着されている。垂直偏向コイル2の外側には、
フェライト等の磁性体よりなるコア4が装着されてい
る。
【0026】偏向ヨーク装置においては、偏向特性を補
正するための回路が必要であり、そのような各種の電気
回路や電子部品等を搭載した基板5が、セパレータ1の
側部に、例えば大径側のフランジ部1aと小径側のフラ
ンジ部1bに渡って取り付けられている。
正するための回路が必要であり、そのような各種の電気
回路や電子部品等を搭載した基板5が、セパレータ1の
側部に、例えば大径側のフランジ部1aと小径側のフラ
ンジ部1bに渡って取り付けられている。
【0027】この基板5には、略四角形の穴5aが複数
形成されている。基板5は、フランジ部1aに設けられ
た係合部1a1によって端部が固定されると共に、フラン
ジ部1bに一体的に設けられた爪1b1が穴5aに係合す
ることによって、セパレータ1の側部に固定されてい
る。この基板5には、後に説明するミスコンバーゼンス
を補正するための補正コイル72(以下、差動コイル7
2と称する)も装着されている。即ち、差動コイル72
は、その長手方向の両端部に形成された爪7aが基板5
の穴5aに係合することによって、基板5に固定されて
いる。
形成されている。基板5は、フランジ部1aに設けられ
た係合部1a1によって端部が固定されると共に、フラン
ジ部1bに一体的に設けられた爪1b1が穴5aに係合す
ることによって、セパレータ1の側部に固定されてい
る。この基板5には、後に説明するミスコンバーゼンス
を補正するための補正コイル72(以下、差動コイル7
2と称する)も装着されている。即ち、差動コイル72
は、その長手方向の両端部に形成された爪7aが基板5
の穴5aに係合することによって、基板5に固定されて
いる。
【0028】さらに、フランジ部1b上には、VCRと
称されるコマエラーを補正するための例えば4極の補正
コイル6が装着されている。なお、9は、この偏向ヨー
ク装置を電源に接続するためのコネクタである。基板5
には、複数の端子8が立設されており、垂直偏向コイル
2のリード線2′、水平偏向コイル3a,3bのリード
線3a′,3b′、補正コイル6のリード線6′、コネ
クタ9のリード線9′が端子8に絡げられ、半田付けさ
れる。なお、ここでは半田は図示していない。
称されるコマエラーを補正するための例えば4極の補正
コイル6が装着されている。なお、9は、この偏向ヨー
ク装置を電源に接続するためのコネクタである。基板5
には、複数の端子8が立設されており、垂直偏向コイル
2のリード線2′、水平偏向コイル3a,3bのリード
線3a′,3b′、補正コイル6のリード線6′、コネ
クタ9のリード線9′が端子8に絡げられ、半田付けさ
れる。なお、ここでは半田は図示していない。
【0029】ここで、本発明の差動コイル72の構成及
び動作について説明する。差動コイル72は、図2に示
すように、ボビン30と、コイル11,12と、コア1
3とを備えて構成される。プラスチック樹脂等の絶縁素
材よりなるボビン30には、水平偏向コイル3aに電気
的に接続される第1のコイル11と、水平偏向コイル3
bに電気的に接続される第2のコイル12とが、フラン
ジ30b,30c間、フランジ30d,30e間のそれ
ぞれに巻線されている。ボビン30には、長手方向に貫
通する略円筒状の空洞部30aが形成されており、この
空洞部30aには、外周面にネジを形成したコア13
(以下、ネジコア13と称する)が装着されている。
び動作について説明する。差動コイル72は、図2に示
すように、ボビン30と、コイル11,12と、コア1
3とを備えて構成される。プラスチック樹脂等の絶縁素
材よりなるボビン30には、水平偏向コイル3aに電気
的に接続される第1のコイル11と、水平偏向コイル3
bに電気的に接続される第2のコイル12とが、フラン
ジ30b,30c間、フランジ30d,30e間のそれ
ぞれに巻線されている。ボビン30には、長手方向に貫
通する略円筒状の空洞部30aが形成されており、この
空洞部30aには、外周面にネジを形成したコア13
(以下、ネジコア13と称する)が装着されている。
【0030】図3に示すように、差動コイル72のボビ
ン30は、2つの半体72A,72Bより構成されてい
る。なお、図3においては、コイル11,12の図示は
省略している。この半体72A,72Bを組み合わせる
ことによって、図2に示すような構成とする。
ン30は、2つの半体72A,72Bより構成されてい
る。なお、図3においては、コイル11,12の図示は
省略している。この半体72A,72Bを組み合わせる
ことによって、図2に示すような構成とする。
【0031】さらに、図2,図3に示すように、半体7
2Bのコイル11,12が巻回されないフランジ30
c,30d間には、円弧状の押さえ部30fが形成され
ている。この押さえ部30fは、半体72Bに一体成形
により設けられており、半体72A側のネジコア13の
ほぼ頂部まで張り出している。押さえ部30fは、可撓
性を有している。そして、押さえ部30fの先端に形成
した凸部30f1がネジコア13の頂部を押さえている。
半体72B側の空洞部30aの内面底部には、ここでは
図示していないが、ネジが予め形成されており、ネジコ
ア13はボビン30の長手方向の中央部に挿入されてい
る。
2Bのコイル11,12が巻回されないフランジ30
c,30d間には、円弧状の押さえ部30fが形成され
ている。この押さえ部30fは、半体72Bに一体成形
により設けられており、半体72A側のネジコア13の
ほぼ頂部まで張り出している。押さえ部30fは、可撓
性を有している。そして、押さえ部30fの先端に形成
した凸部30f1がネジコア13の頂部を押さえている。
半体72B側の空洞部30aの内面底部には、ここでは
図示していないが、ネジが予め形成されており、ネジコ
ア13はボビン30の長手方向の中央部に挿入されてい
る。
【0032】本実施例では、押さえ部30fの先端に凸
部30f1を形成しているが、凸部30f1はなくてもよ
い。また、本実施例では、押さえ部30fはネジコア1
3を長手方向に線状に押さえている。ネジコア13の押
さえ方は本実施例に限定されることはないが、ネジコア
13の少なくとも2つのネジの山に接触して押さえるよ
うな形状であることが望ましい。
部30f1を形成しているが、凸部30f1はなくてもよ
い。また、本実施例では、押さえ部30fはネジコア1
3を長手方向に線状に押さえている。ネジコア13の押
さえ方は本実施例に限定されることはないが、ネジコア
13の少なくとも2つのネジの山に接触して押さえるよ
うな形状であることが望ましい。
【0033】一方、半体72Aのコイル11,12が巻
回されないフランジ30c,30d間には、押さえ部3
0fを受け入れるための切り欠き30gが形成されてい
る。ボビン30内に装着されたネジコア13は、切り欠
き30gの部分で外部に露出しているので、押さえ部3
0fはこの切り欠き30gの部分でネジコア13を押さ
えるようになっている。なお、切り欠き30gを覆うよ
うな屋根状の部材を例えば一体成形により設け、押さえ
部30fと共に切り欠き30gを覆ってしまうような構
造であってもよい。
回されないフランジ30c,30d間には、押さえ部3
0fを受け入れるための切り欠き30gが形成されてい
る。ボビン30内に装着されたネジコア13は、切り欠
き30gの部分で外部に露出しているので、押さえ部3
0fはこの切り欠き30gの部分でネジコア13を押さ
えるようになっている。なお、切り欠き30gを覆うよ
うな屋根状の部材を例えば一体成形により設け、押さえ
部30fと共に切り欠き30gを覆ってしまうような構
造であってもよい。
【0034】さらに、本実施例では、1つの押さえ部3
0fによってネジコア13を押さえるようにしている
が、2つ以上の押さえ部30fを設けてもよい。この場
合、1つの切り欠き30gに複数の押さえ部30fを臨
ませてもよいし、複数の切り欠き30gを形成して、そ
れぞれの切り欠き30gに押さえ部30fを臨ませても
よい。
0fによってネジコア13を押さえるようにしている
が、2つ以上の押さえ部30fを設けてもよい。この場
合、1つの切り欠き30gに複数の押さえ部30fを臨
ませてもよいし、複数の切り欠き30gを形成して、そ
れぞれの切り欠き30gに押さえ部30fを臨ませても
よい。
【0035】本発明の特徴である押さえ部30fについ
て図4を用いて説明する。図4は、図2のA−A断面を
示している。押さえ部30fの先端の凸部30f1は、ネ
ジコア13の頂部より若干、径の内側に位置するように
設定されている。押さえ部30fはボビン30の径方向
に可撓性を有しているので、ネジコア13をボビン30
の中央部に挿入すると、押さえ部30fの先端の凸部3
0f1がネジコア13のほぼ頂部に当接する。これによっ
て、ネジコア13には径の外側から中心方向へと押さえ
付ける力が加わるようになっている。
て図4を用いて説明する。図4は、図2のA−A断面を
示している。押さえ部30fの先端の凸部30f1は、ネ
ジコア13の頂部より若干、径の内側に位置するように
設定されている。押さえ部30fはボビン30の径方向
に可撓性を有しているので、ネジコア13をボビン30
の中央部に挿入すると、押さえ部30fの先端の凸部3
0f1がネジコア13のほぼ頂部に当接する。これによっ
て、ネジコア13には径の外側から中心方向へと押さえ
付ける力が加わるようになっている。
【0036】さらに、図3もしくは図4に示すように、
ネジコア13には、長手方向に貫通する六角形の穴13
aが形成されている。この穴13aには、図5に示すよ
うな治具14の先端部14aが差し込まれる。
ネジコア13には、長手方向に貫通する六角形の穴13
aが形成されている。この穴13aには、図5に示すよ
うな治具14の先端部14aが差し込まれる。
【0037】従来の差動コイル7においては、前述のよ
うに、ボビン10とネジコア13とは強嵌合であり、こ
の強嵌合によって所定の回転トルクをネジコア13に与
えていた。一方、本発明の差動コイル72においては、
ボビン30の空洞部30a内面のネジとネジコア13と
は若干の遊びを持たせた状態で螺合している。即ち、ボ
ビン30とネジコア13とは、若干の遊嵌状態となって
いる。押さえ部30fがネジコア13を押さえ付けるこ
とによって、ネジコア13は、図4の上下方向におい
て、押さえ部30fと空洞部30a下端部との間に挟ま
れ、押さえ部30fの押圧力によってネジコア13に所
定の回転トルクが与えられることとなる。従って、ネジ
コア13が不用意に回転したり、また、差動コイル72
に振動が加わったとしても、ネジコア13の位置がずれ
てしまうことはない。
うに、ボビン10とネジコア13とは強嵌合であり、こ
の強嵌合によって所定の回転トルクをネジコア13に与
えていた。一方、本発明の差動コイル72においては、
ボビン30の空洞部30a内面のネジとネジコア13と
は若干の遊びを持たせた状態で螺合している。即ち、ボ
ビン30とネジコア13とは、若干の遊嵌状態となって
いる。押さえ部30fがネジコア13を押さえ付けるこ
とによって、ネジコア13は、図4の上下方向におい
て、押さえ部30fと空洞部30a下端部との間に挟ま
れ、押さえ部30fの押圧力によってネジコア13に所
定の回転トルクが与えられることとなる。従って、ネジ
コア13が不用意に回転したり、また、差動コイル72
に振動が加わったとしても、ネジコア13の位置がずれ
てしまうことはない。
【0038】ところで、本実施例では、上記のように、
差動コイル72を2つの半体72A,72Bより構成し
ているので、押さえ部30fを外側に撓ませ、半体72
B側の中央部に予めネジコア13を載せ、その後、半体
72Aを被せることにより、簡単にネジコア13をボビ
ン30の中央部に位置せしめることができる。従って、
ボビン30の一方の端部からネジコア13を空洞部30
aにねじ込み、自動機16もしくは治具14によってネ
ジコア13を中央部に移動させるという作業が不要とな
り、作業性を効率化させることができる。なお、半体7
2A,72Bは完全な別体としてもよいし、ヒンジによ
って連結した構成であってもよい。
差動コイル72を2つの半体72A,72Bより構成し
ているので、押さえ部30fを外側に撓ませ、半体72
B側の中央部に予めネジコア13を載せ、その後、半体
72Aを被せることにより、簡単にネジコア13をボビ
ン30の中央部に位置せしめることができる。従って、
ボビン30の一方の端部からネジコア13を空洞部30
aにねじ込み、自動機16もしくは治具14によってネ
ジコア13を中央部に移動させるという作業が不要とな
り、作業性を効率化させることができる。なお、半体7
2A,72Bは完全な別体としてもよいし、ヒンジによ
って連結した構成であってもよい。
【0039】また、ボビン30の空洞部30a内面には
予めネジが形成されているので、ネジコア13を一旦、
ボビン30の端部までねじ込んだ後に中央まで戻すとい
う作業も不要である。勿論、半体72A,72Bの一方
側の中央部に予めネジコア13を載せ、その後、他方の
半体72B,72Aを被せてネジコア13をボビン30
の中央部に位置せしめるのではなく、従来と同様、ボビ
ン30の端部よりネジコア13を挿入し、自動機16も
しくは治具14によってネジコア13を中央部に移動さ
せてもよいことは当然である。
予めネジが形成されているので、ネジコア13を一旦、
ボビン30の端部までねじ込んだ後に中央まで戻すとい
う作業も不要である。勿論、半体72A,72Bの一方
側の中央部に予めネジコア13を載せ、その後、他方の
半体72B,72Aを被せてネジコア13をボビン30
の中央部に位置せしめるのではなく、従来と同様、ボビ
ン30の端部よりネジコア13を挿入し、自動機16も
しくは治具14によってネジコア13を中央部に移動さ
せてもよいことは当然である。
【0040】このようにして得られた差動コイル72
は、図1で説明したように偏向ヨーク装置に取り付けら
れ、図14に示すように、水平偏向コイル3a,3bに
接続される。即ち、水平偏向コイル3a,3bは、プラ
ス極とマイナス極間に並列に接続されており、差動コイ
ル72のコイル11,12は水平偏向コイル3a,3b
に直列に接続される。なお、この偏向ヨーク装置の動作
時において、水平偏向コイル3a,3bには、それぞれ
電流Ia,Ibが流れる。
は、図1で説明したように偏向ヨーク装置に取り付けら
れ、図14に示すように、水平偏向コイル3a,3bに
接続される。即ち、水平偏向コイル3a,3bは、プラ
ス極とマイナス極間に並列に接続されており、差動コイ
ル72のコイル11,12は水平偏向コイル3a,3b
に直列に接続される。なお、この偏向ヨーク装置の動作
時において、水平偏向コイル3a,3bには、それぞれ
電流Ia,Ibが流れる。
【0041】そして、図5に示すように、治具14によ
ってネジコア13を回転させて空洞部30a内における
長手方向の位置をB−B′方向に移動させると、コイル
11,12のそれぞれのインダクタンスL11,L12
が差動的に変化する。これにより、水平偏向コイル3
a,3bに流れる電流Ia,Ibが調整され、水平偏向
コイル3a,3bが発生する磁界の強さが調整され、そ
の結果、図15に示すミスコンバーゼンスの1つである
赤線と青線の変位量Xvが補正される。
ってネジコア13を回転させて空洞部30a内における
長手方向の位置をB−B′方向に移動させると、コイル
11,12のそれぞれのインダクタンスL11,L12
が差動的に変化する。これにより、水平偏向コイル3
a,3bに流れる電流Ia,Ibが調整され、水平偏向
コイル3a,3bが発生する磁界の強さが調整され、そ
の結果、図15に示すミスコンバーゼンスの1つである
赤線と青線の変位量Xvが補正される。
【0042】本発明の差動コイル72においては、前述
のように、ボビン30の空洞部30aに予めネジを形成
しているので、ネジコア13の挿入工程でネジを形成す
る必要はない。ボビン30の空洞部30a内面のネジと
ネジコア13とは遊嵌状態で螺合しているので、ネジコ
ア13を往復動させることによってネジが削れ、ネジコ
ア13の回転トルクが小さくなっていくということはな
い。また、ネジコア13が欠けたり、割れたりする可能
性もない。
のように、ボビン30の空洞部30aに予めネジを形成
しているので、ネジコア13の挿入工程でネジを形成す
る必要はない。ボビン30の空洞部30a内面のネジと
ネジコア13とは遊嵌状態で螺合しているので、ネジコ
ア13を往復動させることによってネジが削れ、ネジコ
ア13の回転トルクが小さくなっていくということはな
い。また、ネジコア13が欠けたり、割れたりする可能
性もない。
【0043】さらに、押さえ部30fの形状や押さえ部
30fの可撓性の程度を適宜に設定することにより、ネ
ジコア13に任意の回転トルクを与えることができる。
これによって、押さえ部30fがネジコア13を適度な
力で押さえ付けることができるので、ネジコア13を回
転調整する最適かつ安定な回転トルクを得ることができ
る。また、ネジコア13を回転調整する際、極めて滑ら
かな操作性を得ることができ、微妙な調整も可能とな
る。従って、ネジコア13の位置調整が容易となり、作
業性を向上させる。
30fの可撓性の程度を適宜に設定することにより、ネ
ジコア13に任意の回転トルクを与えることができる。
これによって、押さえ部30fがネジコア13を適度な
力で押さえ付けることができるので、ネジコア13を回
転調整する最適かつ安定な回転トルクを得ることができ
る。また、ネジコア13を回転調整する際、極めて滑ら
かな操作性を得ることができ、微妙な調整も可能とな
る。従って、ネジコア13の位置調整が容易となり、作
業性を向上させる。
【0044】この押さえ部30fを設けた差動コイル7
2においては、輸送時の振動等によってはネジコア13
の位置が空洞部30a内で長手方向(図5,図14のB
−B′方向)に動いてしまうことはなく、図5のよう
に、作業者が治具14によって意図的にネジコア13を
回転させてネジコア13の位置を調整することができ
る。
2においては、輸送時の振動等によってはネジコア13
の位置が空洞部30a内で長手方向(図5,図14のB
−B′方向)に動いてしまうことはなく、図5のよう
に、作業者が治具14によって意図的にネジコア13を
回転させてネジコア13の位置を調整することができ
る。
【0045】従って、ITCメーカにおける差動コイル
72の再調整も容易で、しかも、偏向ヨーク装置の出荷
検査の際に調整された偏向特性が保たれるので、ITC
メーカでの再調整に時間がかかったり、無駄な作業が発
生してしまうということもない。また、ディスプレイ機
器メーカにおける再度の調整も必要なくなる。
72の再調整も容易で、しかも、偏向ヨーク装置の出荷
検査の際に調整された偏向特性が保たれるので、ITC
メーカでの再調整に時間がかかったり、無駄な作業が発
生してしまうということもない。また、ディスプレイ機
器メーカにおける再度の調整も必要なくなる。
【0046】本実施例では、前述のように、また、図5
より分かるように、半体72A,72Bの空洞部30a
の双方にネジを形成しておらず、半体72B側の空洞部
30aの内面のみにネジを形成している。差動コイル7
2を2つの半体72A,72Bより構成し、半体72
A,72Bの双方にネジを形成すると、半体72A,7
2Bが長手方向にずれて一体化された場合には、ネジの
山・谷がずれてしまう可能性がある。
より分かるように、半体72A,72Bの空洞部30a
の双方にネジを形成しておらず、半体72B側の空洞部
30aの内面のみにネジを形成している。差動コイル7
2を2つの半体72A,72Bより構成し、半体72
A,72Bの双方にネジを形成すると、半体72A,7
2Bが長手方向にずれて一体化された場合には、ネジの
山・谷がずれてしまう可能性がある。
【0047】そこで、図5に示すように、例えば、押さ
え部30fを形成している半体72Bの内面のみにネジ
を形成する。このようにすると、半体72A,72Bが
長手方向にずれて一体化されても何ら問題とならない。
ここでは、半体72Bのみにネジを形成した例を示した
が、半体72A側のみにネジを形成してもよい。また、
本実施例では、半体72B側の空洞部30aの内面の中
央部のみにネジを形成している。これは、ネジコア13
は、ボビン30の長手方向のほぼ中央部を長手方向(図
5のB−B′方向)に移動するだけであるからである。
しかし、半体72A,72Bのいずれか一方側の空洞部
30aのほぼ全域にネジを形成してもよいことは勿論で
ある。少なくとも、押さえ部30fの部分の近傍にネジ
を設ければよい。
え部30fを形成している半体72Bの内面のみにネジ
を形成する。このようにすると、半体72A,72Bが
長手方向にずれて一体化されても何ら問題とならない。
ここでは、半体72Bのみにネジを形成した例を示した
が、半体72A側のみにネジを形成してもよい。また、
本実施例では、半体72B側の空洞部30aの内面の中
央部のみにネジを形成している。これは、ネジコア13
は、ボビン30の長手方向のほぼ中央部を長手方向(図
5のB−B′方向)に移動するだけであるからである。
しかし、半体72A,72Bのいずれか一方側の空洞部
30aのほぼ全域にネジを形成してもよいことは勿論で
ある。少なくとも、押さえ部30fの部分の近傍にネジ
を設ければよい。
【0048】ところで、押さえ部30fも空洞部30a
の一部を形成しているので、押さえ部30fの内面側に
ネジを形成してもよい。即ち、押さえ部30fの内面を
含め、空洞部30aにネジを形成すればよい。
の一部を形成しているので、押さえ部30fの内面側に
ネジを形成してもよい。即ち、押さえ部30fの内面を
含め、空洞部30aにネジを形成すればよい。
【0049】このように、半体72A,72Bのいずれ
か一方のみにネジを形成した構成の差動コイル72にお
いても、ネジコア13の移動調整には何らの支障もな
い。以上の説明より分かるように、差動コイル72は、
樹脂による一体成形を容易にし、かつ、ネジコア13の
装着作業も容易にするため、半体72A,72Bによる
2分割とし、さらに、その一方のみにネジを形成する構
成が望ましい。
か一方のみにネジを形成した構成の差動コイル72にお
いても、ネジコア13の移動調整には何らの支障もな
い。以上の説明より分かるように、差動コイル72は、
樹脂による一体成形を容易にし、かつ、ネジコア13の
装着作業も容易にするため、半体72A,72Bによる
2分割とし、さらに、その一方のみにネジを形成する構
成が望ましい。
【0050】次に、差動コイル72の他の構成例につい
て、図6を用いて説明する。なお、図6においては、コ
イル11,12は省略している。図6に示す差動コイル
72は、押さえ部30fをボビン30との一体成形では
なく、別部材の押さえ部30f′としたものである。押
さえ部30f′の先端には、凸部30f1′を形成してい
る。押さえ部30f′を所定の係合手段によってボビン
30の半体72Bに係合させることにより、上記の実施
例と同様の効果を得ることができる。勿論、図2,図3
に示すような押さえ部30fをボビン30に一体成形に
よって形成した方がより好ましい実施形態である。
て、図6を用いて説明する。なお、図6においては、コ
イル11,12は省略している。図6に示す差動コイル
72は、押さえ部30fをボビン30との一体成形では
なく、別部材の押さえ部30f′としたものである。押
さえ部30f′の先端には、凸部30f1′を形成してい
る。押さえ部30f′を所定の係合手段によってボビン
30の半体72Bに係合させることにより、上記の実施
例と同様の効果を得ることができる。勿論、図2,図3
に示すような押さえ部30fをボビン30に一体成形に
よって形成した方がより好ましい実施形態である。
【0051】ところで、ボビン30にコイル11,12
を巻回すると、ボビン30が若干量変形し、空洞部30
aの内径は小さくなる。図7(A),(B)は、ボビン
30にコイル11,12を巻回した場合の、ボビン30
の形状変形の例を分かりやすいようにやや誇張して示し
ている。この図7(A),(B)も、図2のA−A断面
図であり、ここでは便宜上、コイル11,12も併せて
図示している。一般的には、ボビン30が変形し、空洞
部30aの内径が小さくなると、コイル11,12を巻
回していない状態とコイル11,12を巻回した状態と
で、ネジコア13を回転させるための回転トルクは変動
することになる。
を巻回すると、ボビン30が若干量変形し、空洞部30
aの内径は小さくなる。図7(A),(B)は、ボビン
30にコイル11,12を巻回した場合の、ボビン30
の形状変形の例を分かりやすいようにやや誇張して示し
ている。この図7(A),(B)も、図2のA−A断面
図であり、ここでは便宜上、コイル11,12も併せて
図示している。一般的には、ボビン30が変形し、空洞
部30aの内径が小さくなると、コイル11,12を巻
回していない状態とコイル11,12を巻回した状態と
で、ネジコア13を回転させるための回転トルクは変動
することになる。
【0052】しかしながら、本発明の構成では、押さえ
部30fが半体72Bより突出し、押さえ部30fを設
けた側の半体である半体72Bの底面と押さえ部30f
の先端の凸部30f1とでネジコア13を押さえ付ける構
造であるので、ボビン30が変形したとしても、半体7
2Bの底面と押さえ部30fの先端の凸部30f1との距
離はほとんど変化しない。従って、ネジコア13を回転
させるための回転トルクはほとんど変動しないので、常
に一定の回転トルクを与えることができる。
部30fが半体72Bより突出し、押さえ部30fを設
けた側の半体である半体72Bの底面と押さえ部30f
の先端の凸部30f1とでネジコア13を押さえ付ける構
造であるので、ボビン30が変形したとしても、半体7
2Bの底面と押さえ部30fの先端の凸部30f1との距
離はほとんど変化しない。従って、ネジコア13を回転
させるための回転トルクはほとんど変動しないので、常
に一定の回転トルクを与えることができる。
【0053】さらに、例えば半体72Aの肉厚を薄くし
たり、半体72Aを変形しやすい樹脂を用いて形成した
りすることによって、半体72Aを半体72Bよりも変
形しやすい構造とすれば、ボビン30の変形はほとんど
半体72Aで吸収されることになるので、上記の回転ト
ルクが変動しないという効果をさらに高めることが可能
となる。
たり、半体72Aを変形しやすい樹脂を用いて形成した
りすることによって、半体72Aを半体72Bよりも変
形しやすい構造とすれば、ボビン30の変形はほとんど
半体72Aで吸収されることになるので、上記の回転ト
ルクが変動しないという効果をさらに高めることが可能
となる。
【0054】また、ネジコア13に与える押圧力は、半
体72Bの底面と押さえ部30fの先端の凸部30f1と
の間隔や押さえ部30fの可撓性の程度によって決ま
る。即ち、ネジコア13を回転させるための回転トルク
を半体72Bのみに依存させて決定することが可能であ
る。従って、ネジコア13を回転させるために必要な回
転トルクの設定が容易である。
体72Bの底面と押さえ部30fの先端の凸部30f1と
の間隔や押さえ部30fの可撓性の程度によって決ま
る。即ち、ネジコア13を回転させるための回転トルク
を半体72Bのみに依存させて決定することが可能であ
る。従って、ネジコア13を回転させるために必要な回
転トルクの設定が容易である。
【0055】本発明は、以上説明した本実施例に限定さ
れることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能である。本実施例では、押さえ部30f
を円弧状としたが、例えばL字状等の他の形状であって
もよく、押さえ部30fの形状は任意である。また、コ
イルバネや板バネ等の弾性部材であってもよい。ボビン
30とネジコア13とを遊嵌状態とし、所定の押さえ部
材によってネジコア13を機械的に押さえ付けるもの
は、全て本発明の範囲内である。
れることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能である。本実施例では、押さえ部30f
を円弧状としたが、例えばL字状等の他の形状であって
もよく、押さえ部30fの形状は任意である。また、コ
イルバネや板バネ等の弾性部材であってもよい。ボビン
30とネジコア13とを遊嵌状態とし、所定の押さえ部
材によってネジコア13を機械的に押さえ付けるもの
は、全て本発明の範囲内である。
【0056】さらに、本実施例では、図15に示すミス
コンバーゼンスを補正するための補正コイルを例にした
が、本発明の構成は、円筒状のボビンの内部にコアを装
着し、このコアの位置を調整するようにした全ての補正
コイルに適用することができる。即ち、特開平7−16
2880号公報に記載のような調整コイル、あるいは、
本出願人による先願、特願平9−211403号や特願
平9−331163号もしくは平成10年1月7日提出
の特許願(整理番号409001450)に記載のよう
ないわゆるXH と称されるミスコンバーゼンスを補正す
る可変インダクタンスコイルにも用いることができる。
コンバーゼンスを補正するための補正コイルを例にした
が、本発明の構成は、円筒状のボビンの内部にコアを装
着し、このコアの位置を調整するようにした全ての補正
コイルに適用することができる。即ち、特開平7−16
2880号公報に記載のような調整コイル、あるいは、
本出願人による先願、特願平9−211403号や特願
平9−331163号もしくは平成10年1月7日提出
の特許願(整理番号409001450)に記載のよう
ないわゆるXH と称されるミスコンバーゼンスを補正す
る可変インダクタンスコイルにも用いることができる。
【0057】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の偏
向ヨーク装置は、略円筒状の空洞部を有し、この空洞部
の表面にネジを形成したボビンと、そのネジと螺合する
ネジが表面に形成され、ボビンの空洞部に装着されて空
洞部内を長手方向に移動自在とされたコアとを有する補
正コイルを備える偏向ヨーク装置において、ボビンは、
その径方向の所定位置で長手方向に沿って2分割された
第1及び第2の半体よりなり、この第1及び第2の半体
の一方に第1及び第2の半体の他方側まで張り出してコ
アを押さえる押さえ部材を設けて構成したので、輸送時
の振動等によってコアの位置がずれてしまうことがな
い。従って、偏向ヨーク装置もしくはITC状態の製品
の輸送によって、偏向ヨーク装置の偏向特性がずれてし
まうという不具合を解消することができる。よって、I
TCメーカやディスプレイ機器メーカにおける無駄な調
整作業をなくすことができる。また、コアの位置の再調
整も可能であるので、接着剤と異なり、偏向ヨーク装置
の出荷の際にも有効である。
向ヨーク装置は、略円筒状の空洞部を有し、この空洞部
の表面にネジを形成したボビンと、そのネジと螺合する
ネジが表面に形成され、ボビンの空洞部に装着されて空
洞部内を長手方向に移動自在とされたコアとを有する補
正コイルを備える偏向ヨーク装置において、ボビンは、
その径方向の所定位置で長手方向に沿って2分割された
第1及び第2の半体よりなり、この第1及び第2の半体
の一方に第1及び第2の半体の他方側まで張り出してコ
アを押さえる押さえ部材を設けて構成したので、輸送時
の振動等によってコアの位置がずれてしまうことがな
い。従って、偏向ヨーク装置もしくはITC状態の製品
の輸送によって、偏向ヨーク装置の偏向特性がずれてし
まうという不具合を解消することができる。よって、I
TCメーカやディスプレイ機器メーカにおける無駄な調
整作業をなくすことができる。また、コアの位置の再調
整も可能であるので、接着剤と異なり、偏向ヨーク装置
の出荷の際にも有効である。
【0058】さらに、コアを回転させてコアの位置を調
整する際に、回転トルクが安定し、極めて滑らかな操作
性が得られ、微妙な調整も可能となるという効果も奏す
る。回転トルクは、ボビンにコイルを巻回していない状
態と巻回した状態とで変動しにくい。押さえ部材によっ
てコアを押さえてコアに所定の回転トルクを与える構造
であるので、ボビンとコアとを強嵌合にする必要がな
い。従って、コアが欠けたり、割れたりすることもな
い。コアを繰り返し回転させても、回転トルクが小さく
なるということもない。
整する際に、回転トルクが安定し、極めて滑らかな操作
性が得られ、微妙な調整も可能となるという効果も奏す
る。回転トルクは、ボビンにコイルを巻回していない状
態と巻回した状態とで変動しにくい。押さえ部材によっ
てコアを押さえてコアに所定の回転トルクを与える構造
であるので、ボビンとコアとを強嵌合にする必要がな
い。従って、コアが欠けたり、割れたりすることもな
い。コアを繰り返し回転させても、回転トルクが小さく
なるということもない。
【図1】本発明の一実施例を示す一部破断の斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明の要部である図1中の補正コイル72を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】本発明の要部である図1中の補正コイル72を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図4】本発明の要部である図1中の補正コイル72の
断面図である。
断面図である。
【図5】補正コイル72におけるコア13の位置を調整
する際の動作を説明するための図である。
する際の動作を説明するための図である。
【図6】本発明の要部である図1中の補正コイル72の
他の構成例を示す分解斜視図である。
他の構成例を示す分解斜視図である。
【図7】図1中の補正コイル72にコイル11,12を
巻回した場合のボビン30の形状変形を説明するための
断面図である。
巻回した場合のボビン30の形状変形を説明するための
断面図である。
【図8】従来例を示す一部破断の斜視図である。
【図9】図8中の補正コイル7を示す斜視図である。
【図10】図8中の補正コイル7の断面図である。
【図11】補正コイル7におけるボビン10へコア13
を装着する際の動作を説明するための図である。
を装着する際の動作を説明するための図である。
【図12】補正コイル7におけるボビン10へコア13
を装着する際の動作を説明するための図である。
を装着する際の動作を説明するための図である。
【図13】補正コイル7におけるボビン10へコア13
を装着する際の動作を説明するための図である。
を装着する際の動作を説明するための図である。
【図14】水平偏向コイル3a,3bと補正コイル7,
72との配線を示す回路図である。
72との配線を示す回路図である。
【図15】補正コイル7,72が補正するミスコンバー
ゼンスパターンを示す図である。
ゼンスパターンを示す図である。
1 セパレータ 2 垂直偏向コイル 3a,3b 水平偏向コイル 4 コア 11,12 コイル 13 コア(ネジコア) 13a 穴 30 ボビン 30a 空洞部 30f,30f′ 押さえ部(押さえ部材) 30f1,30f1′ 凸部 30g 切り欠き 72 補正コイル(差動コイル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畠山 直樹 茨城県北相馬郡守谷町御所ケ丘4丁目12番 地1号 シャトーエクセリーヌ105号
Claims (4)
- 【請求項1】略円筒状の空洞部を有し、この空洞部の表
面にネジを形成したボビンと、前記ネジと螺合するネジ
が表面に形成され、前記ボビンの前記空洞部に装着され
て前記空洞部内を長手方向に移動自在とされたコアとを
有する補正コイルを備える偏向ヨーク装置において、 前記ボビンは、その径方向の所定位置で長手方向に沿っ
て2分割された第1及び第2の半体よりなり、 前記第1及び第2の半体の一方に前記第1及び第2の半
体の他方側まで張り出して前記コアを押さえる押さえ部
材を設けて構成したことを特徴とする偏向ヨーク装置。 - 【請求項2】前記第1及び第2の半体の他方に、前記コ
アを外部に露出させて前記押さえ部材を受け入れる切り
欠きを形成したことを特徴とする請求項1記載の偏向ヨ
ーク装置。 - 【請求項3】前記押さえ部材は、前記第1及び第2の半
体の一方に一体成形により形成され、前記コアの径方向
に力を加えるものであることを特徴とする請求項1また
は2に記載の偏向ヨーク装置。 - 【請求項4】前記第1及び第2の半体のいずれか一方の
内面のみにネジを形成したことを特徴とする請求項1な
いし3のいずれかに記載の偏向ヨーク装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2264198A JPH11213916A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 偏向ヨーク装置 |
| TW087107613A TW382727B (en) | 1997-05-23 | 1998-05-16 | Deflection yoke device |
| US09/082,824 US6177760B1 (en) | 1997-05-23 | 1998-05-21 | Deflection yoke with a compensation coil having damping material composed of a silicon composition |
| KR1019980018445A KR100322648B1 (ko) | 1997-05-23 | 1998-05-22 | 편향요크장치및,보정코일제조방법 |
| CN98115147A CN1201996A (zh) | 1997-05-23 | 1998-05-22 | 偏转线圈装置 |
| MYPI98002296A MY121326A (en) | 1997-05-23 | 1998-05-22 | Deflection yoke with a compensation coil having damping material composed of a silicon composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2264198A JPH11213916A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 偏向ヨーク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11213916A true JPH11213916A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=12088482
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2264198A Pending JPH11213916A (ja) | 1997-05-23 | 1998-01-20 | 偏向ヨーク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11213916A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100434566B1 (ko) * | 2002-05-07 | 2004-06-05 | 엘지.필립스디스플레이(주) | 브라운관용 편향요크의 밸런스코일 구조 |
-
1998
- 1998-01-20 JP JP2264198A patent/JPH11213916A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100434566B1 (ko) * | 2002-05-07 | 2004-06-05 | 엘지.필립스디스플레이(주) | 브라운관용 편향요크의 밸런스코일 구조 |
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