JPH11214771A - ガスレーザ発振装置 - Google Patents
ガスレーザ発振装置Info
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- JPH11214771A JPH11214771A JP10043621A JP4362198A JPH11214771A JP H11214771 A JPH11214771 A JP H11214771A JP 10043621 A JP10043621 A JP 10043621A JP 4362198 A JP4362198 A JP 4362198A JP H11214771 A JPH11214771 A JP H11214771A
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Abstract
物が滞留し再び主放電空間中に放出されるのを防ぎ、主
放電空間中のレーザガスの純度を維持させ、主放電を安
定させてレーザ出力のばらつきを小さくする。 【解決手段】 主放電電極(1)と1対のコロナ予備電
離電極(12)との間の隙間(S1,S2)に、支持盤
(6)の上面から起点(11)の高さまで導体(10)
を介在させるようにする。
Description
る紫外光予備電離を用いた放電励起型ガスレーザ発振装
置に関し、特にコロナ放電および主放電発生部の構造の
改良に関する。
eric)レーザは、一対の対向する主電極によって構成さ
れる主放電空間に存在する1気圧以上の気体に、均一な
グロー放電を発生させることにより、レーザ発振に必要
な反転分布領域を形成してレーザ発振を行う方式であ
る。このTEAレーザにおいて、主放電空間中の気体全
体に均一なグロー放電を得るには、主放電を開始する前
に、主放電空間中の気体全体を予備電離させる必要があ
る。特に、エキシマレーザの場合は、主放電に用いられ
る希ガス中での電子の寿命が短いため、寿命時間内に励
起を行わない限り、反転分布が形成されないことから、
主放電の直前にできるだけ多く主放電空間中の希ガス全
体を電離させておく必要がある。現在、予備電離方式と
しては、X線、スパーク放電、コロナ放電などを使った
様々な方式があるが、中でもコロナ放電を使った方式
は、比較的簡便で主放電空間中の気体への汚染が少ない
ことから、容量移行型の予備電離方式として広く使用さ
れている。
いたエキシマレーザ装置の構成を示すものである。
置した一対の主放電電極1,2を備える放電発生部と、
Kr+Ne+F2 等のレーザガスGを矢印の方向へ循環
させるファン8と、レーザガスGを冷却する熱交換器9
とから構成されている。
1の両側方にそれぞれ長手方向に沿って延びる幅Wの隙
間S1,S2をおいて対向するよう配した一対のコロナ
予備電離電極12を主放電電極1とともに支持盤6の上
面に配設している。この隙間S1,S2は、予備電離電
極12と各主放電電極1,2との距離の差を縮め、一方
の主放電電極1の近傍における放電空間の予備電離強度
と、他方の主放電電極2の近傍における放電空間の予備
電離強度との差を小さくして主放電空間を均一に予備電
離し、レーザ出力を安定させるために設けている。
形の背後電極4が、円筒形の誘電体パイプ3の中空部に
配され、各誘電体パイプ3の外表面に断面L字形のコロ
ナ電極5の端部が接触する構成となっている。
間で放電を発生させる前に、まず、背後電極4とコロナ
電極5との間に高電圧を印加し、コロナ電極5と誘電体
パイプ3との接触部を起点11として誘電体パイプ3の
外表面に生じるコロナ放電によって、紫外光を発生させ
る。この紫外光中の高電圧によって加速された電子によ
り、主放電空間に満たされたレーザガスGを予備電離す
る。次に、一対の主放電電極1,2相互間に高電圧が印
加されると、予備電離されたレーザガスGが絶縁破壊を
起こし、主放電7が開始される。また、ファン8により
ガス流を作ってレーザガスGを循環させ、前の放電で発
生した主放電空間中の荷電粒子や不均質な媒質を次の放
電までに流し去るようにして、高繰り返し周波数でのパ
ルス発振を可能にしている。
来のレーザ装置では、一方の主放電電極1と予備電離電
極12との間に存在する隙間S1,S2にレーザガスG
の渦G′が発生するため、コロナ放電および主放電によ
って生じたフッ化金属等の放電生成物が隙間S1,S2
に滞留し、この放電生成物が再び主放電空間中に放出さ
れると、レーザガスGの純度が低下して主放電7が不安
定になり、結果としてレーザ出力のばらつきが大きくな
るという問題があった。
もので、レーザガスの流れを整えることで、放電生成物
が滞留し再び主放電空間中に放出されるのを防ぎ、主放
電空間中のレーザガスの純度を維持させ、主放電を安定
させてレーザ出力のばらつきを小さくすることができる
ガスレーザ発振装置を提供することを目的とする。
を達成するため第1の発明では、対向するよう配された
第1および第2の主放電電極と、中空状の誘電体パイプ
と、この誘電体パイプの中空部に配される背後電極と、
この誘電体パイプの外表面に接触されるように配される
コロナ電極とを有して成り、前記第1および第2の主放
電電極のうちの第1の主放電電極の側方で該第1の主放
電電極を挟むように該第1の主放電電極と所定の隙間を
それぞれおいて配設されるとともに、前記コロナ電極お
よび前記背後電極間に高電圧が印加されることによりコ
ロナ電極と前記誘電体パイプとの当接部を起点としたコ
ロナ放電を発生させて前記主放電空間に予備電離を発生
させる対の予備電離電極と、前記第1の主放電電極およ
び対の予備電離電極を固定支持する支持盤と、一方の予
備電離電極の側方から前記第1および第2の主放電電極
との間の主放電空間を経由して他方の予備電離電極の側
方へ流れるレーザガスと、を具え、前記誘電体パイプ表
面のコロナ放電の起点が前記第1の主放電電極の頂上部
の高さより低くなるようにコロナ電極を配置するように
したガスレーザ発振装置において、前記第1の主放電電
極と前記対の予備電離電極との間の各隙間に、前記支持
盤の上面から前記起点の高さまで物体を介在させるよう
にしている。
極と前記対の予備電離電極との間の各隙間に、前記支持
盤の上面から前記起点の高さまで物体を介在させるよう
にしたことで、前記隙間でのレーザガスの渦の発生が抑
制され、コロナ放電および主放電によって生じる放電生
成物の前記隙間への滞留を防ぐことができる。
中のレーザガスへ放出されることがなくなり、レーザガ
スの純度の低下を防ぐことができ、主放電を安定させる
ことができるので、結果としてレーザ出力のばらつきを
小さくすることができる。
れた第1および第2の主放電電極と、前記第1および第
2の主放電電極のうちの第1の主放電電極の側方で該第
1の主放電電極を挟むように該第1の主放電電極と所定
の隙間をそれぞれおいて配設される対の予備電離電極
と、前記第1の主放電電極および対の予備電離電極を固
定支持する支持盤と、を具え、一方の予備電離電極の側
方から前記第1および第2の主放電電極との間の主放電
空間を経由して他方の予備電離電極の側方へレーザガス
を流すようにしたガスレーザ発振装置において、前記第
1の主放電電極に前記隙間の一方と他方とを結ぶ貫通孔
を形成するようにしている。
極に前記予備電離電極の一方と他方とを結ぶ貫通孔を形
成するようにしたので、この貫通孔をレーザガスが通り
抜けることにより、前記隙間でのレーザガスの渦の発生
が抑制され、コロナ放電および主放電によって生じる放
電生成物の前記隙間への滞留を防ぐことができる。
中のレーザガスへ放出されることがなくなり、レーザガ
スの純度の低下を防ぐことができ、主放電を安定させる
ことができるので、結果としてレーザ出力のばらつきを
小さくすることができる。
れた第1および第2の主放電電極と、前記第1および第
2の主放電電極のうちの第1の主放電電極の側方で該第
1の主放電電極を挟むように該第1の主放電電極と所定
の隙間をそれぞれおいて配設される対の予備電離電極
と、前記第1の主放電電極および対の予備電離電極を固
定支持する支持盤と、を具え、一方の予備電離電極の側
方から前記第1および第2の主放電電極との間の主放電
空間を経由して他方の予備電離電極の側方へレーザガス
を流すようにしたガスレーザ発振装置において、前記支
持盤のうち前記隙間が存在する2つの領域に当該支持盤
の下面から上面を結ぶ貫通孔をそれぞれ形成するように
している。
記隙間が存在する2つの領域に支持盤の下面から上面を
結ぶ貫通孔をそれぞれ形成するようにしたことで、この
貫通孔をレーザガスが通り抜けることにより、前記隙間
でのレーザガスの渦の発生を抑制することができ、コロ
ナ放電および主放電によって生じる放電生成物の前記隙
間への滞留を防ぐことができる。
中のレーザガスへ放出されることがなくなり、レーザガ
スの純度の低下を防ぐことができ、主放電を安定させる
ことができるので、結果としてレーザ出力のばらつきを
小さくすることができる。
された第1および第2の主放電電極と、中空状の誘電体
パイプと、この誘電体パイプの中空部に配される背後電
極と、この誘電体パイプの外表面に接触されるように配
されるコロナ電極とを有して成り、前記第1および第2
の主放電電極のうちの第1の主放電電極の側方で該第1
の主放電電極を挟むように該第1の主放電電極と所定の
隙間をそれぞれおいて配設される対の予備電離電極と、
前記第1の主放電電極および対の予備電離電極を固定支
持する支持盤と、を具え、前記第1および第2の主放電
電極との間の主放電空間を経由して一方の予備電離電極
側から他方の予備電離電極側へ向けてレーザガスを流す
ようにしたガスレーザ発振装置において、前記支持盤の
上面における前記第1の主放電電極と前記予備電離電極
との間の各間隙に、該第1の主放電電極よりも高さの低
い導体を介在させるとともに、前記誘電体パイプがこの
導体に圧接される態様で該誘電体パイプに対して前記コ
ロナ電極を配設し、これら導体およびコロナ電極の間に
おいてそれぞれ誘電体パイプを挟持するようにしてい
る。
極と前記対の予備電離電極との間の各隙間に、前記第1
の主放電電極よりも高さの低い導体を介在させるように
したことで、前記隙間でのレーザガスの渦の発生が抑制
され、コロナ放電および主放電によって生じる放電生成
物の前記隙間への滞留を防ぐことができる。
中のレーザガスへ放出されることがなくなり、レーザガ
スの純度の低下を防ぐことができ、主放電を安定させる
ことができるので、結果としてレーザ出力のばらつきを
小さくすることができる。
を、それぞれ前記誘電体パイプの側方外表面を覆う態様
で該誘電体パイプの表面に面接触させた場合、コロナ予
備電離電極においてレーザ発振に寄与しない不要な発光
がほとんどなくなり、コロナ予備電離電極からの発光光
量のほとんどが、主放電空間に向けたものとなり、レー
ザ発振効率を著しく向上させることができるようにな
る。
て図面を参照して説明する。図1に、本発明の第1の実
施形態を示す。
1,2を対向させ、一方の主放電電極1の側方に長手方
向に沿って延びる幅Wの隙間S1,S2を確保して対向
するよう配した一対のコロナ予備電離電極12を主放電
電極1とともに支持盤6の上面に配設している点、およ
びコロナ予備電離電極12は、円柱形の背後電極4が、
円筒形の誘電体パイプ3の中空部に配され、各誘電体パ
イプ3の外表面に断面L字形のコロナ電極5の端部が接
触する点は先の図11に示した従来技術と同様である。
また、レーザガスGは、図11に示したファン8によっ
て循環され、矢印に示した経路に沿って流れる。
コロナ予備電離電極12との間に確保した隙間S1,S
2にそれぞれ導体10を介在させるようにしている。導
体10の高さhは、誘電体パイプ3とコロナ電極5との
接触部を起点11として発生される紫外光が主放電空間
に照射されるのを遮蔽しないように、最大でも前記起点
11までの高さを埋めるようにする。
ナ予備電離電極12の高さ方向の配置位置は、その高さ
の最も高い部分が、主放電電極1の頂上部の高さより低
くなるようにしており、これによって、レーザガスの流
れをコロナ予備電離電極12によって乱さないようにし
ている。
極1とコロナ予備電離電極12との配置関係において、
誘電体パイプ3とコロナ電極5との接触部を起点11に
発生される紫外光を主放電空間に向けて照射する必要が
あるので、前記起点11の高さ位置は主放電電極1の頂
上部よりも低い位置に配置するようにしている。
1,S2の支持盤6の上面から起点11までの空間に導
体10を介在させるようにしたので、レーザ出力を安定
させた状態で、つまり一方の主放電電極1の近傍におけ
る放電空間の予備電離強度と、他方の主放電電極2の近
傍における放電空間の予備電離強度との差を小さくして
主放電空間を均一に予備電離させた状態で、隙間S1,
S2でのレーザガスの渦の発生を抑制することができ、
コロナ放電および主放電によって生じる放電生成物の隙
間S1,S2への滞留を防ぐことができる。これによ
り、放電生成物が再び主放電空間中のレーザガスへ放出
されることがなくなり、レーザガスの純度の低下を防ぐ
ことができ、主放電を安定させることができるので、結
果としてレーザ出力のばらつきを小さくすることができ
る。また、主放電空間で均一なガスの流れが実現できる
ことから、高繰り返しパルス動作が可能となる。
して、上述した導体10の代わりに絶縁体を適用しても
よい。
なお、図1と同一の構成要素には、同一の符号を付して
いる。
形態の導体10と主放電電極1とを一体的に構成にし
て、主放電電極1′を構成するようにしており、部品点
数を削減することができる。なお、主放電電極1とコロ
ナ電極5とを、双方とも接地側に接続する場合には、主
放電電極1′とコロナ電極5とを含めて一体構造にして
もよい。
第3の実施形態を示す。なお、図1と同一の構成要素に
は、同一の符号を付している。
隙間S1,S2相互間を結ぶ貫通孔Hを形成するように
している。
極1の長手方向に沿った1個の直方体形状となってい
る。
させるために前記ファンによりガス流を作りレーザガス
を循環させると、放電発生部へ流入してくるレーザガス
G1は、主放電空間を流れるG2と隙間S1へ流入する
G3に分流される。レーザガスG3は隙間S1へ流入す
ると、主放電電極1に形成された貫通孔Hを通過し、隙
間S2へ流出する。そして、このレーザガスG3とレー
ザガスG2とは再び合流しレーザガスG4として放電発
生部から流出していく。
1に隙間S1,S2相互間を結ぶ貫通孔Hを形成するよ
うにしたので、隙間S1,S2でのレーザガスの渦の発
生を抑制することができ、また、貫通孔Hを介して隙間
S1から隙間S2へレーザガスG3が流れるので、コロ
ナ放電および主放電によって生じる放電生成物の隙間S
1,S2への滞留を防ぐことができる。これにより、放
電生成物が再び主放電空間中のレーザガスへ放出される
ことがなくなり、レーザガスの純度の低下を防ぐことが
でき、主放電を安定させることができるので、結果とし
てレーザ出力のばらつきを小さくすることができる。ま
た、主放電空間で均一なガスの流れが実現できることか
ら、高繰り返しパルス動作が可能となる。
第4の実施形態を示す。なお、図1と同一の構成要素に
は、同一の符号を付している。
状(円弧状)の貫通孔Hを主放電電極1に形成するよう
にしている。
形状をU字状にすることで貫通孔Hの経路の中心部の位
置を貫通孔Hの両開口部の位置よりも主放電電極1の放
電面と反対方向へ下げるようにしたので、隙間S1,S
2相互間を結ぶ貫通孔Hの経路を直線状に形成した場合
よりも、レーザガスG3を通り抜けやすくすることがで
きる。
第5の実施形態を示す。なお、図1と同一の構成要素に
は、同一の符号を付している。
状の貫通孔Hを主放電電極1に形成するようにしてい
る。
経路形状をV字状に形成するようにしたので、隙間S
1,S2相互間を結ぶ貫通孔Hの経路を直線状に形成し
た場合よりも、レーザガスG3が貫通孔Hを通り抜けや
すくなる。さらに、主放電電極1に貫通孔Hを形成する
場合に、前記経路形状をU字状にするよりも主放電電極
1に対する加工を容易に行うことができる。
6の実施形態を示す。
に示した各経路形状の貫通孔Hを主放電電極1の長手方
向に沿って列設された複数個の孔として形成するように
している。
主放電電極1の長手方向に沿って複数に列設したことに
より主放電電極1の強度を高めることが可能となる。
易となる。
なお、図1と同一の構成要素には、同一の符号を付して
いる。
隙間S1,S2が存在する2つの領域に支持盤6の下面
から上面を結ぶ貫通孔H1′,H2′を形成するように
している。
電電極1の長手方向に沿った長辺を有する直方体形状と
なっている。
せると、放電発生部へ流入してくるレーザガスは、主放
電空間へ流れるG1と支持盤6に形成された貫通孔H
1′を介して隙間S1へ流入するG1′とに分流される
が、これらのガスは主放電空間内で再び合流してG2′
となり、さらに放電発生部外へ流出していくG4′と隙
間S2を介して支持盤6に形成された貫通孔H2′から
放電発生部外へ流出していくG3′とに分流される。
間S1,S2でのレーザガスの渦の発生を抑制するとと
もに、コロナ放電および主放電によって生じる放電生成
物の隙間S1,S2への滞留を防ぐことができる。これ
により、放電生成物が再び主放電空間中のレーザガスへ
放出されることがなくなり、レーザガスの純度の低下を
防ぐことができ、主放電を安定させることができるの
で、結果としてレーザ出力のばらつきを小さくすること
ができる。また、主放電空間で均一なガスの流れが実現
できることから、高繰り返しパルス動作が可能となる。
1,S2の幅Wと同じにしたことで、支持盤6の上面の
うち貫通孔H1′,H2′の開口部周辺に塵や埃等が溜
まるのを防ぐこともできる。
なお、図1と同一の構成要素には、同一の符号を付して
いる。
H2′の支持盤6の下面側の開口部の位置を、支持盤6
の上面の開口部の位置よりも主放電電極1から遠くに離
間させるようにしている。
の流れに沿った方向に貫通孔H1′,H2′を形成する
ようにしたので、貫通孔H1′,H2′を直方体に形成
した場合よりも、レーザガスG1′,G3′が貫通孔
H′1,H2′を通り抜けやすくなる。
第9の実施形態を示す。
図8の実施形態に示した各経路形状の貫通孔H1′,H
2′を主放電電極1の長手方向に沿って複数個形成する
ようにしており、これにより先の実施形態に比べ支持盤
6の強度を高めることが可能となる。
すれば加工が容易となる。
す。
1,2を対向させ、一方の主放電電極1の側方に長手方
向に沿って延びる幅Wの隙間S1,S2を確保して対向
するよう配した一対のコロナ予備電離電極12′を主放
電電極1とともに支持盤6の上面に配設している点、お
よびレーザガスGが矢印に示した経路に沿って流れる点
は先の各実施形態と同様であるものの、コロナ予備電離
電極12′の詳細構成においてこれら先の実施形態と相
違している。
るコロナ予備電離電極12′は、それぞれ中空状の誘電
体パイプ3′と、該誘電体パイプ3′の中空部に配され
る背後電極4′と、基端部が支持盤6の上面において外
方側から一方の主放電電極1に向けて延在し、かつ中間
部が上方に向けて屈曲し、さらに先端部が誘電体パイプ
3′の互いに離反した側の外表面に沿って湾曲したコロ
ナ電極5′とを備えて構成している。
成形したもので、基端部を介して支持盤6の上面に取り
付けられているとともに、先端部が誘電体パイプ3′の
外表面に面接触しており、その弾性によって各誘電体パ
イプ3′を一方の主放電電極1に向けて押圧している。
ここで、コロナ電極5′が弾性体であれば、誘電体パイ
プ3に対して不必要に大きな力を加えることなく、該誘
電体パイプ3′の長手方向に亘ってコロナ電極5′と誘
電体パイプ3′とを互いに隙間なく接触させることがで
き、従って、ほとんど弾性のない誘電体パイプ3′に破
損を来す虞れがない。
電極1とコロナ予備電離電極12′との間に確保した隙
間S1,S2にそれぞれ導体10′を介在させるように
している。導体10′は、支持盤6の上面からの高さが
主放電電極1よりも低くなるように構成したもので、主
放電電極1に対向する面が平坦状を成し、該平坦面を介
して主放電電極1に当接している一方、コロナ予備電離
電極12′に対向する面が誘電体パイプ3′の外表面に
合致する円弧凹状を成し、該円弧凹状面を介して各誘電
体パイプ3′の互いに対向する側の外表面に面接触して
おり、支持盤6の上面において上述した隙間S1,S2
を埋める機能を有しているとともに、上述したコロナ電
極5′との間において各誘電体パイプ3′を押圧挟持す
る機能を有している。
ナ予備電離電極12′の高さ方向の配置位置は、その高
さの最も高い部分が、主放電電極1の頂上部の高さ以下
となるようにしており、これによって、レーザガスGの
流れをコロナ予備電離電極12′によって乱さないよう
にしている。
6の上面に確保した隙間S1,S2が導体10′によっ
て埋められることになるため、隙間S1,S2でのレー
ザガスGの渦の発生を抑制することができ、コロナ放電
および主放電によって生じる放電生成物の隙間S1,S
2への滞留を防ぐことができる。これにより、放電生成
物が再び主放電空間中のレーザガスGへ放出されること
がなくなり、レーザガスGの純度の低下を防ぐことがで
き、主放電を安定させることができるので、結果として
レーザ出力のばらつきを小さくすることができる。ま
た、主放電空間で均一なレーザガスGの流れが実現でき
ることから、高繰り返しパルス動作が可能となる。
体パイプ3′の外表面において互いに対向する部位が導
体10′によって覆われ、かつ互いに離反する部位がコ
ロナ電極5′によって覆われることになるため、コロナ
予備電離電極12′においてレーザ発振に寄与しない不
要な発光がほとんどなくなる。この結果、コロナ予備電
離電極12′からの発光光量のほとんどが、主放電空間
に向けたものとなり、レーザ発振効率を著しく向上させ
ることができるようになる。
予備電離電極は1対に限らず、複数対にしてもよい。
エキシマレーザに適用するようにしているが、予備電離
を行うものであれば、他の任意のガスレーザに適用する
ようにしてもよい。
4,4′…背後電極、5,5′…コロナ電極、6…支持
盤、10,10′…導体、11…起点、12,12′…
コロナ予備電離電極、G…レーザガス、H…貫通孔。
Claims (15)
- 【請求項1】 対向するよう配された第1および第2の
主放電電極と、 中空状の誘電体パイプと、この誘電体パイプの中空部に
配される背後電極と、この誘電体パイプの外表面に接触
されるように配されるコロナ電極とを有して成り、前記
第1および第2の主放電電極のうちの第1の主放電電極
の側方で該第1の主放電電極を挟むように該第1の主放
電電極と所定の隙間をそれぞれおいて配設されるととも
に、前記コロナ電極および前記背後電極間に高電圧が印
加されることによりコロナ電極と前記誘電体パイプとの
当接部を起点としたコロナ放電を発生させて前記主放電
空間に予備電離を発生させる対の予備電離電極と、 前記第1の主放電電極および対の予備電離電極を固定支
持する支持盤と、 一方の予備電離電極の側方から前記第1および第2の主
放電電極との間の主放電空間を経由して他方の予備電離
電極の側方へ流れるレーザガスと、 を具え、前記誘電体パイプ表面のコロナ放電の起点が前
記第1の主放電電極の頂上部の高さより低くなるように
コロナ電極を配置するようにしたガスレーザ発振装置に
おいて、 前記第1の主放電電極と前記対の予備電離電極との間の
各隙間に、前記支持盤の上面から前記起点の高さまで物
体を介在させるようにしたことを特徴とするガスレーザ
発振装置。 - 【請求項2】 前記物体を導体にしたことを特徴とする
請求項1記載のガスレーザ発振装置。 - 【請求項3】 前記導体を前記第1の主放電電極と一体
構造にしたことを特徴とする請求項2記載のガスレーザ
発振装置。 - 【請求項4】 対向するよう配された第1および第2の
主放電電極と、 前記第1および第2の主放電電極のうちの第1の主放電
電極の側方で該第1の主放電電極を挟むように該第1の
主放電電極と所定の隙間をそれぞれおいて配設される対
の予備電離電極と、 前記第1の主放電電極および対の予備電離電極を固定支
持する支持盤と、 を具え、一方の予備電離電極の側方から前記第1および
第2の主放電電極との間の主放電空間を経由して他方の
予備電離電極の側方へレーザガスを流すようにしたガス
レーザ発振装置において、 前記第1の主放電電極に前記隙間の一方と他方とを結ぶ
貫通孔を形成するようにしたことを特徴とするガスレー
ザ発振装置。 - 【請求項5】 前記貫通孔の経路の中心部の位置を該貫
通孔の両開口部の位置よりも前記第1の主放電電極の放
電面と反対方向へ下げるようにしたことを特徴とする請
求項4記載のガスレーザ発振装置。 - 【請求項6】 前記貫通孔の経路形状をU字状にしたこ
とを特徴とする請求項5記載のガスレーザ発振装置。 - 【請求項7】 前記貫通孔の経路形状をV字状にしたこ
とを特徴とする請求項5記載のガスレーザ発振装置。 - 【請求項8】 前記貫通孔は、前記第1の主放電電極の
長手方向に沿って一体形成された1個の孔である請求項
4から請求項7のいずれか1項記載のガスレーザ発振装
置。 - 【請求項9】 前記貫通孔は、前記第1の主放電電極の
長手方向に沿って列設される複数の孔である請求項4か
ら請求項7のいずれか1項記載のガスレーザ発振装置。 - 【請求項10】 対向するよう配された第1および第2
の主放電電極と、 前記第1および第2の主放電電極のうちの第1の主放電
電極の側方で該第1の主放電電極を挟むように該第1の
主放電電極と所定の隙間をそれぞれおいて配設される対
の予備電離電極と、 前記第1の主放電電極および対の予備電離電極を固定支
持する支持盤と、 を具え、一方の予備電離電極の側方から前記第1および
第2の主放電電極との間の主放電空間を経由して他方の
予備電離電極の側方へレーザガスを流すようにしたガス
レーザ発振装置において、 前記支持盤のうち前記隙間が存在する2つの領域に当該
支持盤の下面から上面を結ぶ貫通孔をそれぞれ形成する
ようにしたことを特徴とするガスレーザ発振装置。 - 【請求項11】 前記各貫通孔における支持盤の下面側
開口部の位置を、前記支持盤の上面側開口部の位置より
も前記第1の主放電電極から遠くに離間させるようにし
たことを特徴とする請求項10記載のガスレーザ発振装
置。 - 【請求項12】 前記各貫通孔は、前記第1の主放電電
極の長手方向に沿って一体形成された1個の孔である請
求項10または請求項11記載のガスレーザ発振装置。 - 【請求項13】 前記各貫通孔は、前記第1の主放電電
極の長手方向に沿って列設される複数の孔である請求項
10または請求項11記載のガスレーザ発振装置。 - 【請求項14】 対向するよう配された第1および第2
の主放電電極と、 中空状の誘電体パイプと、この誘電体パイプの中空部に
配される背後電極と、この誘電体パイプの外表面に接触
されるように配されるコロナ電極とを有して成り、前記
第1および第2の主放電電極のうちの第1の主放電電極
の側方で該第1の主放電電極を挟むように該第1の主放
電電極と所定の隙間をそれぞれおいて配設される対の予
備電離電極と、 前記第1の主放電電極および対の予備電離電極を固定支
持する支持盤と、 を具え、前記第1および第2の主放電電極との間の主放
電空間を経由して一方の予備電離電極側から他方の予備
電離電極側へ向けてレーザガスを流すようにしたガスレ
ーザ発振装置において、 前記支持盤の上面における前記第1の主放電電極と前記
予備電離電極との間の各間隙に、該第1の主放電電極よ
りも高さの低い導体を介在させるとともに、前記誘電体
パイプがこの導体に圧接される態様で該誘電体パイプに
対して前記コロナ電極を配設し、これら導体およびコロ
ナ電極の間においてそれぞれ誘電体パイプを挟持するこ
とを特徴とするガスレーザ発振装置。 - 【請求項15】 前記導体および前記コロナ電極を、そ
れぞれ前記誘電体パイプの側方外表面を覆う態様で該誘
電体パイプの表面に面接触させることを特徴とする請求
項14記載のガスレーザ発振装置。
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|---|---|---|---|
| JP04362198A JP3796038B2 (ja) | 1997-11-18 | 1998-02-25 | ガスレーザ発振装置 |
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- 1998-11-02 US US09/184,472 patent/US6529538B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-11-17 DE DE19853076A patent/DE19853076A1/de not_active Withdrawn
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