JPH11216057A - 布張りの食器及びその製造方法 - Google Patents

布張りの食器及びその製造方法

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JPH11216057A
JPH11216057A JP3680098A JP3680098A JPH11216057A JP H11216057 A JPH11216057 A JP H11216057A JP 3680098 A JP3680098 A JP 3680098A JP 3680098 A JP3680098 A JP 3680098A JP H11216057 A JPH11216057 A JP H11216057A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体の表面部を滑りにくくすることができ
る、布張りの箸を提供する。 【解決手段】 生地状態のガーゼ風の布目の粗い布を任
意の色彩で着色した後、その裏面に剥離紙付きの両面粘
着テープを取り付け、その後、型抜きにより、複数枚の
布片6を、異なる大きさ、異なる色で製作する。そし
て、これら複数枚の布片6を、剥離紙を取り除いた両面
粘着テープ7を用いて、箸本体5、5の表面部5a、5
aに、たとえば散点状で張り付けるとともに、透明樹脂
塗料を塗布して、表面処理を施す。表面処理が施された
後でも、それらの布片6の表面部には、小さな凹凸部8
があり、しかも、前記表面部5a、5aと前記布片6と
の段差により、大きめの凹凸ができる。よって、小さな
凹凸8と大きめの凹凸とが滑り止めとなるため、持ち易
く、使い易い箸となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、本体の表面部に
布を張り付けた食器及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、食器としての箸1の一
対の箸本体2、2の表面部2a、2aには、外観を演出
するという観点から、たとえば図6のような、布目の細
かい布3をその箸本体2、2の表面部2a、2aに張り
付けた布張りの箸が製造されていた。この布張りの箸1
は、あらかじめ長方形に切断されたの布の裏面に、漆
糊、木工用ボンドあるいは合成糊等を塗った後で、その
箸本体の表面部全体に巻き付け、十分乾燥させてから漆
または合成樹脂塗料で着色し、その後、一般的な表面処
理(透明樹脂塗料を2〜3回塗り重ねる)が施されて、
製造されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記箸本体
2、2の表面部2a、2a全体に布を張り付けた後で、
着色するのは、細かい作業となるため大変面倒であり、
しかも箸1の柄が単調になるという問題があった。ま
た、その箸本体2、2の表面部2a、2aに布を巻き付
けるという方法では、その表面部2a、2a全体に布を
巻き付けた後で前記表面処理を施すと、その布の表面は
滑らかになり、箸1を持つときに滑り易いという問題が
あった。
【0004】この発明は、上記した従来の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、本体の表面部を滑りにくくすることができる布張り
の食器を提供することにある。また、他の目的は、前記
布張りの食器を、迅速に、かつ、効率的に製造できる製
造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る布張りの
食器及びその製造方法は、前記目的を達成するために、
次の構成からなる。すなわち、請求項1に記載の発明に
係る布張りの食器は、本体の表面部に布を張り付けて製
造される布張りの食器において、前記布をガーゼまたは
ガーゼ風の布目の粗い布にしたことを特徴とする。
【0006】これにより、本体の表面部に張り付けられ
たガーゼまたはガーゼ風の布目の粗い布は、表面処理が
施された後でも、その布の布目の粗さが残るため、その
布の表面にはざらざらとした小さな凹凸ができる。
【0007】ここで「食器」とは、食事に使う器具およ
び容器であり、たとえば、箸、椀、皿、重箱等である。
また、ここで「ガーゼ風」とは、木綿、麻、絹あるいは
その他の素材で製織または製編されたガーゼのような目
の粗い布である。
【0008】また、請求項2に記載の発明に係る布張り
の食器ように、前記ガーゼまたはガーゼ風の布目の粗い
布は、その布が張り付けられていない部分が、その布と
その布との間に形成されるように、前記本体の表面部に
張り付けられるのが好ましい。
【0009】これにより、食器の本体の表面部には、大
きめの凹凸もできる。
【0010】また、請求項3に記載の発明に係る布張り
の食器の製造方法は、ガーゼまたはガーゼ風の布目の粗
い布を生地状態で着色等した後、その布を、型抜きによ
り任意形状に切断し、その後、両面粘着テープ等の固着
手段を用いて、本体の表面部に張り付けることを特徴と
する。
【0011】これにより、ガーゼまたはガーゼ風の布目
の粗い布は、着色等した後、たとえば、帯状あるいは三
角形状等の任意形状に型抜きされる。そして、両面粘着
テープ等の適宜固着手段を用いて、前記食器の本体の表
面部に張り付けられる。剥離紙付きの両面粘着テープ等
を、布に取り付けるタイミングは、着色等する前でも着
色等した後でも、あるいは型抜き後のいずれの段階でも
構わない。
【0012】また、請求項4に記載の発明に係る布張り
の食器の製造方法のように、ガーゼまたはガーゼ風の布
目の粗い布を、型抜きにより任意形状に切断した後に着
色を施し、その後、両面粘着テープ等の固着手段を用い
て、本体の表面部に張り付けるようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、布張りの箸に具
体化した第一の実施の形態について、図面に基づいて説
明する。
【0014】布張りの箸4は、図1に示されるように、
一対の箸本体5、5からなる。これらの箸本体5、5の
表面部5a、5aには、複数枚の異なる大きさ、異なる
色(模様も異なっていても構わない)の三角形状のガー
ゼ風の布目の粗い布である布片6が、たとえば散点状で
模様を形成するように張り付けられている。
【0015】これらの布片6は、具体的には、木綿、
麻、絹あるいはその他の自然素材の糸で製織されたガー
ゼ風の布目の粗い布であるのが望ましいが、それ以外の
合成繊維からなっていてもよい。但し、それらの布片6
の布目は、その表面部に表面処理(透明塗料の塗布)を
施した後でも布目の粗さが残るように、できるだけ布目
の粗い布であるのが望ましい。なお、ガーゼ風の布目の
粗い布は、木綿を素材とするガーゼであってもよいこと
は勿論である。
【0016】次に、この布張りの箸4の製造方法につい
て説明する。まず、生地状態のガーゼ風の布目の粗い布
(図示なし)を、たとえば吹き付け等の方法で任意の色
に着色したり、必要によっては模様等の装飾を加えた
後、その生地状態の布の裏面に適宜固着手段、たとえ
ば、剥離紙付きの両面粘着テープを取り付ける。そし
て、この剥離紙付きの両面粘着テープが取り付けられた
前記生地状態の布を型抜きにより、任意の大きさで、た
とえば三角形状等の適宜形状に切断して布片6を一枚製
作する(もっとも、裏面にあらかじめ剥離紙付きの両面
粘着テープを取り付けた生地状態の布を、着色等した
後、型抜きにより切断する方法でも構わないし、着色等
および型抜きした後に、剥離紙付きの両面粘着テープを
布の裏面に取り付ける方法であっても構わない。)。同
様に、複数枚の布片6を、異なる大きさ、異なる色等で
製作する。そして、それらの複数枚の布片6を、剥離紙
を取り除いた前記両面粘着テープ7を用いて、前記箸本
体5、5の表面部5a、5aに、たとえば散点状に張り
付ける。その後、たとえば、エポキシ樹脂塗料、ウレタ
ン樹脂塗料等の透明樹脂塗料を、前記表面部5a、5a
と、前記布片6とに塗布して、表面処理を施す。このと
き、その表面処理は、前記布片6の布目の粗さが残る程
度に施されるのがよい。なお、前記表面部5a、5aに
張り付けられる布片6は、全て同じ大きさ及び同じ色で
あってもよい。また、箸本体5、5の表面部5a、5a
に、予め表面処理が施されている場合、張り付けられた
布片6の表面処理を省略しても構わない。あるいは、前
記表面部5a、5aと、前記布片6とに、全く表面処理
を施さなくてもよい。この場合、その布片6に表面処理
を施さないので一見して布であることを認識できるた
め、温もりや柔らかさを感じることができる。
【0017】次に、この第一の実施の形態に示す布張り
の箸4及びその製造方法の作用効果について説明する。
任意の色彩で着色を施した(必要によっては模様付けも
した)、裏面に剥離紙付きの両面テープが付されたガー
ゼ風の布目の粗い布を、任意形状(図示実施の形態では
三角形状)に、型抜きによって切断すると、小さくて細
いものや、複雑な形状のものでも効率的よく製造するこ
とができる(型抜き後に、剥離紙付きの両面粘着テープ
を布に取り付けてもよい。)。また、前記布片6を、剥
離紙を取り除いた両面粘着テープ7で、箸本体5、5の
表面部5a、5aに迅速に張り付けることができる。ま
た、様々な形状の布片や、異なった色の布片を、模様を
形成するように張り付けることで、複雑な模様の布張り
の箸にすることもできる。
【0018】また、箸本体5、5の表面部5a、5aに
張り付けられた前記布片6は、布目が粗いので、表面処
理が施された後でも布目の粗さが残る。このため、前記
布片6の表面部には、ざらざらとした小さな凹凸8がで
き、しかも、前記布片6は散点状に張り付けられている
ので、布片6と布片6との間には、布が張り付けられて
いない部分9が形成され、この布が張り付けられていな
い部分9と、前記布片6との段差により、前記表面部5
a、5aには、大きめの凹凸ができる(図2参照)。ま
た、布片6を複数枚重ね合わせるように張り付けること
もでき、この重ね合わせの張り付けでデザインの修正も
容易であるとともに、さらなる凹凸が生じる。
【0019】よって、前記布張りの箸4を用いて食事を
するとき、前記小さな凹凸8と前記大きめの凹凸が、あ
るいは重ね張りによる凹凸が滑り止めとなるため、持ち
易く、使い易い箸となる。
【0020】図3は、本発明に係る第二の実施の形態
を、布張りの箸に具体化したものである。この第二の実
施の形態の布張りの箸10は、第一の実施の形態と同様
に、木製の一対の箸本体11、11の表面部11a、1
1aに、ガーゼ風の布目の粗い布を張り付けたものであ
る。この第二の実施の形態と、第一の実施の形態との違
いは、前記表面部11a、11aに張り付けられるガー
ゼ風の布目の粗い布の形状と、その表面部11a、11
aに張り付けたときにできる模様の形態とが異なる点に
ある。すなわち、ガーゼ風の布目の粗い布としての帯形
状の布帯12が用いられ、その布帯12は、ストライプ
状の模様を描くように、表面部11a、11aに巻き付
けられるようにして張り付けられるので、その巻き付け
られた布帯12の布と布との間には、布が張り付けられ
ていない部分9が形成され、この布が張り付けられてい
ない部分9と、前記布帯12との段差により、前記表面
部11a、11aには、大きめの凹凸ができる。
【0021】このように、前記表面部11a、11aに
張り付けられるガーゼ風の布目の粗い布は、帯形状の布
帯12であってもよいし、それ以外の形状、たとえば、
リング形状、波形状等であってもよく、要するに、布目
の粗い布が張り付けられていない部分が、その布とその
布との間に形成されて、その張り付けられていない部分
と、その布との段差によって、前記表面部11a(5
a)に大きめの凹凸ができるのであれば、前記ガーゼ風
の布目の粗い布の切断形状とかその張り付けの形態は、
とくに限定されない。
【0022】この第二の実施の形態に示す布張りの箸1
0の製造方法は、第一の実施の形態とほぼ同様であっ
て、好ましくは、箸本体11、11の表面部11a、1
1aに、布帯12、12を張り付けた後、その表面部1
1a、11aと前記布帯12、12とに、エポキシ樹脂
塗料、ウレタン樹脂塗料等の透明樹脂塗料を塗布して、
表面処理を施す。
【0023】なお、箸本体11(5)の表面部11a
(5a)のほぼ全体にもしくは全体に、ガーゼ風の布目
の粗い布を張り付けた後、その布の上に、さらにたとえ
ば部分的に別のガーゼ風の布目の粗い布を張り合わせ
て、大きめの凹凸を形成するようにしてもよい。
【0024】図4は、本発明に係る第三の実施の形態
を、布張りの椀に具体化したものである。この第三の実
施の形態の布張りの椀13は、椀本体14の表面部とく
にその外表面部14aに、ガーゼ風の布目の粗い布であ
る帯形状の布帯15を、ストライプ状に張り付けたもの
である。よって、布帯15の布と布との間には、布が張
り付けられていない部分9が形成される。
【0025】なお、この第三の実施の形態に示す布張り
の椀13の製造方法は、第一の実施の形態とほぼ同様で
あり、その作用効果も、ほぼ同様である。
【0026】図5は、本発明に係る第四の実施の形態
を、布張りの重箱に具体化したものである。この第四の
実施の形態の布張りの重箱16は、重箱本体17の表面
部とくにその外表面部17aに、ガーゼ風の布目の粗い
布である三角形状の布片18を、散点状で複数枚張り付
け、蓋19の表面部19aに、ガーゼ風の布目の粗い布
である四角形状の布片20を、散点状で複数枚張り付け
たものである。よって、布片18と布片18との間に
は、布が張り付けられていない部分9が形成され、ま
た、布片20と布片20との間には、布が張り付けられ
ていない部分9が形成される。
【0027】なお、この第四の実施の形態に示す布張り
の重箱16の製造方法は、第一の実施の形態とほぼ同様
であり、その作用効果も、ほぼ同様である。
【0028】また、上述したように本発明が実施される
布張りの食器としては、箸、椀、重箱に限定されること
なく、たとえば、杯、弁当箱、菓子箱、箸箱等のその他
の食器であってもよい。そして、これらの布張りの食器
の素材は、木製の食器であるのが望ましいが、それ以外
の材質、たとえば、竹製、紙製、合成樹脂製、金属製等
の食器であってもよい。また、布張りの食器の表面部に
張り付けられた布片、布帯等の模様の形態は、既述の通
り、必ずしも散点状や、ストライプ状の形態に限定され
るわけではなく、亀甲形状、星形状、千鳥形状、その他
の種々の形態からなる模様であってもよく、とくに限定
されない。
【0029】さらに、上述した実施の形態においては、
布の着色については、型抜きにより任意形状に切断する
前に行う形態について説明したが、型抜きにより任意形
状に切断した後に、吹き付け等の方法で行うようにして
もよい。
【0030】
【発明の効果】以上、詳述したところから明らかなよう
に、この発明に係る布張りの食器及びその製造方法によ
れば、次の効果がある。
【0031】請求項1に記載された布張りの食器によれ
ば、たとえば、油あるいは食べ物の煮汁等が付いた手で
その布張りの食器を使用したり、持ったりしても、その
前記ガーゼまたはガーゼ風の布目の粗い布表面部のざら
ざらとした小さな凹凸が、食器本体の表面部の滑り止め
になるため、使い易いあるいは持ち易い食器にすること
ができる。
【0032】また、請求項2に記載された布張りの食器
によれば、前記本体の表面部を一層滑りにくくすること
ができる。
【0033】また、請求項3および4に記載された布張
りの食器の製造方法によれば、複雑な色彩および模様か
らなる布張りの食器であっても、効率的に製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る布張りの食器を箸に具体化した
第一の実施の形態の正面図である。
【図2】図1におけるA−A線による拡大端面図であ
る。
【図3】この発明に係る布張りの食器を箸に具体化した
第二の実施の形態の正面図である。
【図4】この発明に係る布張りの食器を椀に具体化した
第三の実施の形態の斜視図である。
【図5】この発明に係る布張りの食器を重箱に具体化し
た第四の実施の形態の斜視図である。
【図6】従来の、布張りの箸の正面図である。
【符号の説明】
4、10 布張りの箸(食器) 5、11 箸本体(本体) 5a、11a、14a、17a、19a 表面部 6、18、20 布片(ガーゼまたはガーゼ風の布目
の粗い布) 7 両面粘着テープ 9 布が張り付けられていない部分 12、15 布帯(ガーゼまたはガーゼ風の布目の粗い
布) 13 布張りの椀(食器) 14 椀本体(本体) 16 布張りの重箱(食器) 17 重箱本体(本体) 19 蓋(本体)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の表面部に布を張り付けて製造され
    る布張りの食器において、前記布をガーゼまたはガーゼ
    風の布目の粗い布にしたことを特徴とする布張りの食
    器。
  2. 【請求項2】 前記ガーゼまたはガーゼ風の布目の粗い
    布は、その布が張り付けられていない部分が、その布と
    その布との間に形成されるように、前記本体の表面部に
    張り付けられることを特徴とする請求項1に記載の布張
    りの食器。
  3. 【請求項3】 ガーゼまたはガーゼ風の布目の粗い布を
    生地状態で着色等した後、その布を、型抜きにより任意
    形状に切断し、その後、両面粘着テープ等の固着手段を
    用いて、本体の表面部に張り付けることを特徴とする布
    張りの食器の製造方法。
  4. 【請求項4】 ガーゼまたはガーゼ風の布目の粗い布
    を、型抜きにより任意形状に切断するとともに着色等
    し、その後、両面粘着テープ等の固着手段を用いて、本
    体の表面部に張り付けることを特徴とする布張りの食器
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007532231A (ja) * 2004-04-14 2007-11-15 ピル ソ キム 箸
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CN107692756A (zh) * 2017-11-27 2018-02-16 吴伟峰 一种姿势矫正筷子

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