JPH1121669A - シリコン半導体に於ける化合物バリア膜形成方法 - Google Patents

シリコン半導体に於ける化合物バリア膜形成方法

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JPH1121669A
JPH1121669A JP17724397A JP17724397A JPH1121669A JP H1121669 A JPH1121669 A JP H1121669A JP 17724397 A JP17724397 A JP 17724397A JP 17724397 A JP17724397 A JP 17724397A JP H1121669 A JPH1121669 A JP H1121669A
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正道 松浦
Tadashi Morita
正 森田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】段差切れのない化合物バリヤ膜を単一の装置に
より1プロセスで形成する方法を提供すること 【解決手段】真空室内1に、直流電源5に接続されたメ
タルターゲット6とその背後の磁石7及び該ターゲット
の前方のイオン化率を高めるRFコイル8を備えたマグ
ネトロンカソード9を設け、プラズマ発生のための該タ
ーゲット及びRFコイルへの投入電力と、該真空室内へ
導入するスパッタ用不活性ガス及び反応性ガスの流量と
を制御し、該ターゲットに対向して設けたシリコン半導
体基板13の表面にメタル膜の成膜と該メタル膜の化合
物化を交互に繰り返して厚い化合物バリア膜を形成する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコン半導体デ
バイスのメタル配線プロセスなどに適用される化合物バ
リア膜を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコン半導体デバイスのメタル
配線プロセスでは、主要配線メタルの形成に先立ちこれ
の下地として拡散防止用にTiNなどの化合物バリア膜
をシリコン半導体基板の表面に形成することが行われて
いる。この化合物バリア膜の形成方法として、プレーナ
マグネトロンカソードを用いたスパッタ法による形成方
法と、CVD法による形成方法とが知られている。スパ
ッタ法による場合、反応性スパッタにより下地上に直接
化合物バリヤ膜を形成する方法や、下地上にスパッタ室
で単純スパッタにより先ずメタル層を堆積させ、次いで
反応室で窒素ガスなどの反応性ガス雰囲気中で加熱のみ
により該メタル層を該雰囲気ガスにより反応させて化合
物バリア膜を形成する方法、或いは、下地上にスパッタ
室で単純スパッタにより先ずメタル層を形成し、次いで
反応室のプラズマで励起した反応性ガス雰囲気中で該メ
タル層を該雰囲気ガスで反応させて化合物バリア膜を形
成する方法が使用されている。CVD法による場合、下
地上に直接化合物バリア膜を形成している。
【0003】また、スパッタカソードとして、ターゲッ
トの背後に磁石を設けると共に該ターゲットの前方にR
Fコイルを設けた誘導結合RFプラズマ支援マグネトロ
ンカソードが出願人により提案されている(特開平6−
41739号公報)。このカソードは高真空中でプラズ
マの発生を持続でき、不純物や2次生成物の発生が少な
い利点を持っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記反応性スパッタに
よる方法では、化合物バリア膜を形成出来るが、基板の
表面にコンタクトホールやビアホールの穴等の段差部が
形成されていると、穴の入り口付近でしばしば図1に示
したようなTiNの化合物バリア膜aがきれいに絶縁物
(SiO2)の下地層bを覆っていないいわゆる“段差
切れ”が発生し、ここからバリア性が破れるという欠点
があった。これは、下地に用いられるシリカやその化合
物とTiNなどの化合物バリア膜は、界面張力が大きく
いわゆる“濡れ”が悪いため、異なる2方向より引っ張
られる段差部で化合物バリア膜が切れてしまうためと考
えられる。
【0005】一方、上記メタル層を熱反応させる方法で
は、スパッタにより下地上に堆積したメタル層は、下地
のシリカやその化合物と“濡れ”が良いため、きれいに
下地を覆え、次いで該メタル層を熱反応により化合物化
するため、形成された化合物バリア膜はきれいに下地を
覆い段差切れは発生しない。しかし、この方法では、バ
リア膜形成のため、スパッタと熱反応という2つのプロ
セスとその処理をする別々の装置が必要で、作成コスト
が高くなる不都合がある。
【0006】また、上記メタル層をプラズマ反応させる
方法では、前記メタル層の熱反応方法と同様の段差切れ
のない化合物バリア膜を形成できるが、この方法では次
の2つの問題がある。その1つは、スパッタとプラズマ
反応の2つのプロセスとその処理をする別々の装置が必
要で作成コストが高くなるという問題であり、もう1つ
は、プラズマ反応で形成できる化合物バリア膜の厚さに
限界があるため、図2に見られるように、そのバリア性
がしばしば不十分になるという問題である。すなわち、
メタル層の表層部分が化合物バリア膜となるにとどま
り、メタル層全体が化合物バリア膜にならないという問
題である。このバリア膜の厚さに限界がでる理由は、プ
ラズマ反応ではプラズマ励起された雰囲気ガス成分が、
メタル層の表面から拡散により層内へ進入して反応が進
行するが、反応温度が前記熱反応より温度の低いプラズ
マ反応ではメタル層内への拡散が不十分となるため厚い
反応層が形成出来ないためと考えられる。
【0007】更に、上記CVD法では、段差切れのない
化合物バリア膜を形成できるが、CVD法はスパッタ法
と全く異なる装置構成となり、バリア膜形成後にスパッ
タ法で行う主要メタル配線プロセスとの装置の整合性が
とれず、マルチチャンバー装置化できないため、全く別
の独立した装置が必要となって作成コストが高くなる不
都合がある。
【0008】本発明は、段差切れのない化合物バリヤ膜
を単一の装置により1プロセスで形成する方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、真空室内
に、直流電源に接続されたメタルターゲットとその背後
の磁石及び該ターゲットの前方のイオン化率を高めるR
Fコイルを備えたマグネトロンカソードを設け、プラズ
マ発生のための該ターゲット及びRFコイルへの投入電
力と、該真空室内へ導入するスパッタ用不活性ガス及び
反応性ガスの流量とを制御し、該ターゲットに対向して
設けたシリコン半導体基板の表面にメタル膜の成膜と該
メタル膜の化合物化を交互に繰り返して厚い化合物バリ
ア膜を形成することにより、上記の目的を達成するよう
にした。該RFコイルを上記メタルターゲットと同じ材
質の金属で製作することが好都合であり、また、該メタ
ルターゲットを異常放電防止回路を介して直流電源へ接
続することが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明すると、図3は本発明の実施に使用したスパッタ
リング装置で、同図の符号1は真空ポンプに連なる排気
口2と、アルゴンガス等のスパッタ用ガスの導入口3及
びN2等の反応性ガスを導入する反応性ガス導入口4を
設けた真空室を示す。該真空室1内には、直流電源5に
異常放電防止回路10を介して接続されたTi製等のメ
タルターゲット6とその背後の磁石7及び該ターゲット
6の前方のイオン化率を高めるRFコイル8を備えたマ
グネトロンカソード9が設けられる。このカソード9
は、上記した誘導結合RFプラズマ支援マグネトロンカ
ソードとして公知のもので、RFコイル8はメタルター
ゲット6の前方周囲を囲繞して設けられ、これにマッチ
ングボックス11を介してRF電源12から電力が供給
される。13は、拡散防止用の化合物バリア膜を形成す
べく該ターゲット6と対向して設けられた例えば直径2
インチのシリコン半導体デバイス用の基板で、その表面
にはコンタクトホールやビアホール或いは溝などの段差
部が予め形成されており、化合物バリア膜の形成後にメ
タル配線膜が形成される。該RFコイル8は該メタルタ
ーゲット6と同材質の例えばTiにて形成され、必要な
場合は、その内部に冷却水を循環させる。14は基板加
熱用のヒータである。
【0011】図3の装置を使用して反応性スパッタによ
り基板13に化合物バリア膜を形成するには、まず真空
室1内を排気し、スパッタ用アルゴンガスをカソード9
の近傍の導入口3から適量導入して圧力を調整したの
ち、基板13をヒータ14で加熱し、基板温度を所要の
成膜温度にする。メタルターゲット6に直流電力と、R
Fコイル8に高周波電力を夫々投入する。これによりタ
ーゲット6の前方にプラズマが発生し、イオンによりタ
ーゲット6がスパッタされ、スパッタされたメタル粒子
が基板13に堆積する。メタルが例えば数十Å程度の極
薄く膜状に堆積したところで、ターゲット6への投入電
力を零にし、RFコイル8への高周波電力のみを投入し
た状態で反応ガス導入口4から反応ガスを導入する。こ
れによりターゲット6は殆どスパッタされず、導入され
た反応性ガスはRFコイル8のプラズマで励起・イオン
化されるので堆積したメタル膜と速やかに反応し、化合
物バリア膜となる。堆積した該メタル膜は極めて薄いの
で、薄膜内部までほぼ完全に化合した化合物膜になる。
【0012】このあと、前記したターゲット6のスパッ
タ工程と反応ガスの導入による化合物化工程を繰り返
し、基板13上に例えば100Å程度の極薄の化合物バ
リア膜を形成する。これにより得られた化合物バリア膜
は、極薄でありながら良好なバリア性をもつ。ターゲッ
ト6には化合物バリア膜を形成する各種のメタルの使用
が可能であり、例えばTaやWを使用すれば、TaN、
WNのバリア膜を形成でき、ターゲットの材料と反応性
ガスを適当に選択することで種々の化合物バリア膜を形
成できる。
【0013】該基板13へのメタルの堆積速度は主にタ
ーゲット6へ投入する直流電力に依存し、スパッタされ
たメタル粒子や反応ガスのイオン化や励起の程度は主に
RFコイル8に投入する高周波電力に依存する。後者の
理由はスパッタされた中性メタル粒子がRFコイル8の
つくるプラズマゾーンを通過するときにイオン化される
というイオンプレーティングと同様なポストイオン化機
構によるためと考えられる。このイオン化や励起の程度
は、主に電子とガス粒子の衝突頻度に依存するので、一
般にガスの圧力の高い方が大きい。しかし、基板とター
ゲット間の距離が従来のプレーナーマグネトロンスパッ
タ装置での距離より3〜8倍程度離しているいわゆるロ
ングスロースパッタでは、RFコイルでのプラズマで励
起しても、ガス圧力が高いとターゲットと基板間での中
性ガスとの衝突でクエンチされる(冷やされる)ため、
結果として基板に到達するイオン量は少なくなる。従っ
て、このような配置では、基板に到達するイオン量とし
ては2×10-3Torr以下の低い圧力下でより顕著にな
る。該メタル膜を堆積させる際には、該ターゲット6へ
の直流電力のみならずRFコイル8に高周波電力を同時
に投入することにより、イオン化効率が高まり、基板1
3の下地の上に被覆性良く緻密で結晶性の良い数十Å程
度の極薄いメタル膜を堆積させ得る。そして、ターゲッ
ト6への直流電力を零とし、RFコイル8への高周波電
力のみとした状態で反応性ガスを導入すると、スパッタ
されるメタルはほとんどなく、RFコイル8によるプラ
ズマで励起・イオン化され、堆積した極薄いメタル膜と
迅速に反応して該膜をほぼ完全に化合物バリア膜にす
る。
【0014】尚、RFコイル8による化合物化工程にお
いては、ターゲット6からのスパッタ粒子によりRFコ
イル8の表面へメタル膜のコーティングが行われないた
め、むき出しになったRFコイル8の表面が誘導結合プ
ラズマ放電によりスパッタされ、そのコイル材のスパッ
タ粒子が基板13の表面に付着するという汚染が考えら
れるが、このような汚染はRFコイル8をターゲット6
と同材質で作製しておくことで防げる。
【0015】また、この反応性ガスのプラズマ励起・イ
オン化の際、ターゲット6の表面も反応してそこに化合
物層が形成され、次のスパッタ工程に於ける直流放電が
不安定になる場合がある。これは電気伝導度の小さい化
合物や絶縁物がターゲット表面に形成されると、直流放
電ではその表面に正電荷が帯電し、カソード(ターゲッ
ト)とアノード(基板)との間の電位差を消失する方向
に働くことが原因で、放電が不安定になったり、放電が
停止する結果になる。この状態を解消するには、ターゲ
ット表面にたまった正電荷をプラズマからの電子で中和
すればよく、そのため該ターゲット6の直流電源5に異
常放電防止回路10を介在させ、図4に示したように、
一定の割合で正電位を発生させるようにし、この正電位
となったときにターゲット表面にプラズマからの電子を
引き込んでターゲット表面にたまった正電荷を中和する
ようにした。
【0016】
【実施例】図3に示した誘導結合RFプラズマ支援マグ
ネトロンカソードを備えた装置を使用して、シリコン半
導体デバイスの基板13上に約100Åの極めて薄いT
iNの化合物バリア膜を形成した。RFコイル8は水冷
したTi製で、Ti製のターゲット6に異常放電防止回
路10を介して直流電源5を接続した。また、スパッタ
ガスとしてアルゴンガスを導入口3から導入できるよう
にし、反応性ガスとしてN2ガスを反応性ガス導入口4
から導入できるようにした。カソード6の直径は2イン
チである。基板とターゲット間の距離は200mmとし
た。
【0017】該化合物バリア膜の形成に先立ち、真空室
1内のアルゴンスパッタガス圧力を6×10-4Torr、タ
ーゲット投入電力をDC50W一定にし、RFコイル8
への投入電力を変化させて、基板13上へのTi膜堆積
速度と基板へ流入するイオン電流の変化を測定した。な
お、基板13には基板へ流入するイオン電流(Ti+
Ar+)を測定できるようにするため、直流を−50V
印加した。その結果は図5の如くであり、Ti膜堆積速
度は、RFコイル8への投入電力にあまり依存していな
いことが分かる。図6に、RFコイル8への投入電力を
パラメータとしてターゲット直流電力を変化させたとき
のTi膜堆積速度の変化を示した。これによりこの条件
下では、Ti膜堆積速度はターゲット6へ投入する電力
に比例しており、RFコイル8への投入電力には殆ど影
響されないことが分かり、図5の結果と一致している。
一方、基板13に流入するイオン電流は、RFコイル8
への投入電力とともに急激に増加しており、この誘導結
合RFプラズマ支援マグネトロンスパッタ法がスパッタ
粒子のイオン化促進に極めて有効であること示してい
る。この基板へ流入するイオンは、TiイオンとArイ
オンであり、どちらのイオンがどの位かを調べた結果が
図7である。この測定は、基板13の位置にエネルギー
アナライザー付四重極質量分析計を取り付け、Tiター
ゲットをスパッタした際基板に流入するイオンの種類と
その量のエネルギー分布を計測したものである。ここで
はRFコイル8への投入電力を40W一定とし、ターゲ
ット投入直流電力を変化させた例を示す。図7より、直
流電力を抑えRFコイルへの投入電力を相対的に増やす
(DCパワーを減らす)と、主にガスがイオン化される
こと、またイオンのエネルギーが高エネルギー側にシフ
トすることが分かる。雰囲気ガスとして窒素などの反応
性ガスを添加した際にも同様に反応性ガスの励起が優先
的に起こると考えられるので、これは堆積しているメタ
ル膜を反応性ガスと反応させ化合物膜を作成するのに極
めて好都合な条件である。他方、直流電力を相対的に大
きくすると、スパッタされたメタル粒子のイオン化が進
み、この条件下(反応性ガスは添加せず)では、緻密で
良質なメタル膜を堆積できることが分かる。
【0018】この結果を基に、図3の装置により、Ti
メタル膜を堆積するスパッタ工程と、その膜をプラズマ
窒化により化合物化する化合物化工程とを図8に示した
手順に従って繰り返し、所要厚さ約100Åのバリア性
の優れたTiNの化合物バリア膜を形成した。スパッタ
アルゴンガス圧力は8×10-4Torr、Si基板の温度は
300℃一定とした。
【0019】詳細には、ターゲット6への直流電力を8
0W、RFコイル8への高周波電力を30W、Arガス
を20sccm、N2ガスを0sccmとし、この条件
で30秒スパッタし、まず厚さ約20Å程度のTiメタ
ル膜を基板に堆積させた。続いてターゲットへの直流電
力を0V、RFコイル8への高周波電力をそのまま30
Wを維持し、スパッタアルゴンガスの流量を5sccm
に減少させ、N2ガスを20sccm真空室内へ導入し
て、RFコイル8による誘導結合プラズマのみを60秒
間発生させて堆積した該Tiメタル膜をプラズマ窒化さ
せTiN膜とした。更にこのTiN膜の上に次のメタル
膜を約20Åの厚さで前記Tiメタル膜のスパッタ条件
で堆積させ、この次のメタル膜を前記化合物化条件と同
条件で窒化させた。このようにしてスパッタ工程と化合
物化工程を4回繰り返し約100ÅのTiN膜を基板に
形成した。
【0020】そして、これと同じ条件でSiウエハ基板
上に作成したTiN膜の構成元素の深さ方向の分布をオ
ージェ電子分光法(AES)で測定した結果の1例を図
9に示す。堆積した膜全部がTiNとなっており、表面
しか窒化していない従来の膜(図2)と大きく異なって
いることが分かる。
【0021】ここではTiNの例を示したが、その他T
aN、WNなどの種々の化合物バリア膜の成膜に適用が
可能である。なお、本発明は、同一チャンバー内にメタ
ルをスパッタする機構と雰囲気ガスをプラズマ励起する
機構の両方を備えており、かつそれらがほぼ独立に制御
できるようになっていれば、原理的に適用可能である。
従って図3に示す装置以外でも、例えばRFコイルがタ
ーゲットと基板の中間に設置してあるスパッタ装置、E
CRスパッタ装置などにも適用可能なことは云うまでも
ない。また、ここではシリコン基板メタル配線プロセス
について述べたが、その他フラットディスプレー、薄膜
磁気ヘッド等の種々の電子機器デバイス薄膜作製プロセ
スへの適用が可能である。更に、ここでは化合物バリア
膜をメタル堆積のスパッタ工程とプラズマ反応による化
合物化工程とを交互に繰り返したが、その代わりに下地
と“濡れ”の悪い第1層或いは次の第2層までをこの方
法で作成し、それ以降は反応性スパッタにより一挙に化
合物層を形成してもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によるときは、イオ
ン化率を高めるRFコイルを備えたマグネトロンカソー
ドを設け、ターゲット及びRFコイルへの投入電力と、
該真空室内へ導入するスパッタ用不活性ガス及び反応性
ガスの流量とを制御し、基板ににメタル膜の成膜と該メ
タル膜の化合物化を交互に繰り返すようにしたので、段
差切れのない化合物バリヤ膜を単一の装置により1プロ
セスで形成することができ、成膜コストが安価になる等
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の化合物バリア膜の成膜状態を示す断面図
【図2】従来の化合物バリア膜の深さ方向の構成元素の
分布図
【図3】本発明の方法の実施に使用した装置の切断側面
【図4】図3のカソードに印加される電圧の特性図
【図5】RFコイル電力と膜堆積速度の関係図
【図6】RFコイル電力をパラメータとしてターゲット
電力を変化させたときの膜堆積速度の変化図
【図7】ターゲット電力とRFコイル電力とイオンエネ
ルギーの相関図
【図8】本発明方法の実施の手順の線図
【図9】本発明方法で得られた膜の深さ方向の構成元素
の分布図
【符号の説明】
1 真空室、2 排気口、3 スパッタガス導入口、4
反応性ガス導入口、5直流電源、6 メタルターゲッ
ト、7 磁石、8 RFコイル、9 マグネトロンカソ
ード、10 異常放電防止回路、11 マッチングボッ
クス、12 高周波電源、13 基板、14 ランプヒ
ーター、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空室内に、直流電源に接続されたメタル
    ターゲットとその背後の磁石及び該ターゲットの前方の
    イオン化率を高めるRFコイルを備えたマグネトロンカ
    ソードを設け、プラズマ発生のための該ターゲット及び
    RFコイルへの投入電力と、該真空室内へ導入するスパ
    ッタ用不活性ガス及び反応性ガスの流量とを制御し、該
    ターゲットに対向して設けたシリコン半導体基板の表面
    にメタル膜の成膜と該メタル膜の化合物化を交互に繰り
    返して厚い化合物バリア膜を形成することを特徴とする
    シリコン半導体に於ける化合物バリア膜形成方法。
  2. 【請求項2】上記RFコイルを上記メタルターゲットと
    同じ材質の金属で製作したことを特徴とする請求項1に
    記載のシリコン半導体に於ける化合物バリア膜形成方
    法。
  3. 【請求項3】上記メタルターゲットを異常放電防止回路
    を介して直流電源へ接続したことを特徴とする請求項1
    に記載のシリコン半導体に於ける化合物バリア膜形成方
    法。
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