JPH1121679A - セラミックス断熱部材で被覆した機械構造部品 - Google Patents
セラミックス断熱部材で被覆した機械構造部品Info
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- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
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- F02F7/0085—Materials for constructing engines or their parts
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- F02B2275/16—Indirect injection
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- Thermal Insulation (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 セラミックス断熱部材を金属部品と組み合わ
せることによって、金属部品の変質や寸法変化を伴うこ
となく、十分な断熱効果を容易に発揮でき、寿命が長く
且つ信頼性の高い機械構造部品を提供する。 【解決手段】 金属部品の一部又は全てを覆うようにセ
ラミックス断熱部材を取り付ける。セラミックス断熱部
材は、熱伝導率が5W/mK以下及び耐熱衝撃性が80
0°K以上で、熱膨張率が金属部品の熱膨張率より小さ
い。このセラミックス断熱部材としては、曲げ強度が1
00MPa以上及び気孔率が30%以上の窒化ケイ素を
主成分とする多孔体が好ましい。
せることによって、金属部品の変質や寸法変化を伴うこ
となく、十分な断熱効果を容易に発揮でき、寿命が長く
且つ信頼性の高い機械構造部品を提供する。 【解決手段】 金属部品の一部又は全てを覆うようにセ
ラミックス断熱部材を取り付ける。セラミックス断熱部
材は、熱伝導率が5W/mK以下及び耐熱衝撃性が80
0°K以上で、熱膨張率が金属部品の熱膨張率より小さ
い。このセラミックス断熱部材としては、曲げ強度が1
00MPa以上及び気孔率が30%以上の窒化ケイ素を
主成分とする多孔体が好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高熱にさらされる
部位に用いられる耐熱性、信頼性、耐久性に優れた機械
構造部品に関する。
部位に用いられる耐熱性、信頼性、耐久性に優れた機械
構造部品に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関や燃焼等においては、燃焼火炎
等に直接さらされる耐熱部品が数多く使用されている。
例えば、自動車エンジンの部品においても、排気バル
ブ、排気ポート、燃料噴射ノズル等の部品は燃焼火炎に
さらされ或いは高温の燃焼ガスに直接触れるため、耐熱
金属材料を用いるか又は冷却が不可欠となっている。
等に直接さらされる耐熱部品が数多く使用されている。
例えば、自動車エンジンの部品においても、排気バル
ブ、排気ポート、燃料噴射ノズル等の部品は燃焼火炎に
さらされ或いは高温の燃焼ガスに直接触れるため、耐熱
金属材料を用いるか又は冷却が不可欠となっている。
【0003】近年、自動車エンジン等においては、燃焼
効率を上げるために燃焼温度の上昇が図られている。こ
れに伴って、高温に直接さらされる構造部品には高い耐
熱性が要求されるようになり、金属材料での対応が困難
に成りつつある。
効率を上げるために燃焼温度の上昇が図られている。こ
れに伴って、高温に直接さらされる構造部品には高い耐
熱性が要求されるようになり、金属材料での対応が困難
に成りつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、燃焼火炎や高
温の燃焼ガス等に直接さらされる構造部品を含めて、耐
熱性を要求される箇所の金属部品に断熱コーティングを
施したり、或はセラミックス断熱部品を取り付けること
が検討されている。
温の燃焼ガス等に直接さらされる構造部品を含めて、耐
熱性を要求される箇所の金属部品に断熱コーティングを
施したり、或はセラミックス断熱部品を取り付けること
が検討されている。
【0005】しかし、断熱コーティングでは、そのコー
ティング時に金属部品に変質や寸法変化が起こりやすい
だけでなく、コーティングによって形成できる断熱層の
厚みが小さため、十分な断熱効果が得られないという問
題があった。また、セラミックス断熱部品の取り付けに
関しては、セラミックスの熱衝撃強度や疲労強度が低い
ため寿命が短い上に、金属部品に脱落しないように取り
付けることが難しいという問題があった。
ティング時に金属部品に変質や寸法変化が起こりやすい
だけでなく、コーティングによって形成できる断熱層の
厚みが小さため、十分な断熱効果が得られないという問
題があった。また、セラミックス断熱部品の取り付けに
関しては、セラミックスの熱衝撃強度や疲労強度が低い
ため寿命が短い上に、金属部品に脱落しないように取り
付けることが難しいという問題があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑み、セラミ
ックス部材を金属部品と組み合わせることによって、金
属部品の変質や寸法変化を伴うことなく、十分な断熱効
果を容易に発揮でき、寿命が長く、信頼性の高い機械構
造部品を提供することを目的とする。
ックス部材を金属部品と組み合わせることによって、金
属部品の変質や寸法変化を伴うことなく、十分な断熱効
果を容易に発揮でき、寿命が長く、信頼性の高い機械構
造部品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明が提供する機械構造部品は、金属部品と、該
金属部品の一部又は全てを覆うように取り付けられたセ
ラミックス断熱部材とからなり、該セラミックス断熱部
材の熱伝導率が5W/m・K以下及び耐熱衝撃性が80
0°K以上であって、該セラミックス断熱部材の熱膨張
率が前記金属部品の熱膨張率より小さいことを特徴とす
る。
め、本発明が提供する機械構造部品は、金属部品と、該
金属部品の一部又は全てを覆うように取り付けられたセ
ラミックス断熱部材とからなり、該セラミックス断熱部
材の熱伝導率が5W/m・K以下及び耐熱衝撃性が80
0°K以上であって、該セラミックス断熱部材の熱膨張
率が前記金属部品の熱膨張率より小さいことを特徴とす
る。
【0008】上記のセラミックス断熱部材で被覆した機
械構造部品においては、セラミックス断熱部材として、
曲げ強度が100MPa以上及び気孔率が30%以上の
窒化ケイ素を主成分とする多孔体を用いることが好まし
い。
械構造部品においては、セラミックス断熱部材として、
曲げ強度が100MPa以上及び気孔率が30%以上の
窒化ケイ素を主成分とする多孔体を用いることが好まし
い。
【0009】また、金属部品をセラミックス断熱部材で
覆う手段としては、セラミックス断熱部材を金属部品に
嵌着する方法が好ましく、その場合、使用温度における
金属部品とセラミックス断熱部材との嵌着箇所の寸法差
が、その使用温度における金属部品の寸法の±0.3%
以内であることが好ましく、±0.1%以内であること
が更に好ましい。
覆う手段としては、セラミックス断熱部材を金属部品に
嵌着する方法が好ましく、その場合、使用温度における
金属部品とセラミックス断熱部材との嵌着箇所の寸法差
が、その使用温度における金属部品の寸法の±0.3%
以内であることが好ましく、±0.1%以内であること
が更に好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明においては、熱伝導率が5
W/m・K以下及び耐熱衝撃性が800°K以上であっ
て、熱膨張率が金属部品の熱膨張率より小さいセラミッ
クス断熱部材を用いて金属部品を覆うことによって、コ
ーティングのごとく金属部材の変質や寸法変化を起こす
ことがなく、十分な断熱効果を発揮でき、しかも寿命が
長く、信頼性の高い機械構造部品を提供することができ
る。
W/m・K以下及び耐熱衝撃性が800°K以上であっ
て、熱膨張率が金属部品の熱膨張率より小さいセラミッ
クス断熱部材を用いて金属部品を覆うことによって、コ
ーティングのごとく金属部材の変質や寸法変化を起こす
ことがなく、十分な断熱効果を発揮でき、しかも寿命が
長く、信頼性の高い機械構造部品を提供することができ
る。
【0011】本発明が対象とする機械構造部品には、排
気バルブや排気ポート、燃料噴射ノズル等の自動車エン
ジン部品のほか、断熱を必要とするあらゆる金属部品が
含まれる。また、金属部品の材質も特に制限されず、鉄
系、アルミ系、チタン系、或いはNi基耐熱合金など、
金属系の材料であればよい。
気バルブや排気ポート、燃料噴射ノズル等の自動車エン
ジン部品のほか、断熱を必要とするあらゆる金属部品が
含まれる。また、金属部品の材質も特に制限されず、鉄
系、アルミ系、チタン系、或いはNi基耐熱合金など、
金属系の材料であればよい。
【0012】金属部品を覆うように取り付けられるセラ
ミックス断熱部材は、高強度で、熱伝導率が低く且つ耐
熱衝撃性に優れ、信頼性が高いセラミックスで構成す
る。かかるセラミックスとしては、窒化ケイ素、コーデ
ィエライト等を挙げることができる。尚、断熱の機能の
みであれば、セラミックス繊維のプリフォームなども候
補となり得るが、使用中に繊維が脱離しやすい等の不都
合があるため好ましくない。
ミックス断熱部材は、高強度で、熱伝導率が低く且つ耐
熱衝撃性に優れ、信頼性が高いセラミックスで構成す
る。かかるセラミックスとしては、窒化ケイ素、コーデ
ィエライト等を挙げることができる。尚、断熱の機能の
みであれば、セラミックス繊維のプリフォームなども候
補となり得るが、使用中に繊維が脱離しやすい等の不都
合があるため好ましくない。
【0013】本発明で用いるセラミックス断熱部材は、
熱伝導率が5W/m・K以下であると共に、耐熱衝撃性
が800°K以上であることが必要である。熱伝導率が
5W/m・Kを越えると、断熱効果が低くなり、金属部
品の特性低下や変形等が生じるため好ましくない。ま
た、耐熱衝撃性が800°K未満では、使用中の熱衝撃
により、即時破壊あるいは疲労破壊につながる。尚、耐
熱衝撃性とは、所定の温度に加熱したセラミックスを水
中に投入したとき、セラミックスに亀裂が発生し始める
加熱温度と水温との最小の温度差をもって示す。
熱伝導率が5W/m・K以下であると共に、耐熱衝撃性
が800°K以上であることが必要である。熱伝導率が
5W/m・Kを越えると、断熱効果が低くなり、金属部
品の特性低下や変形等が生じるため好ましくない。ま
た、耐熱衝撃性が800°K未満では、使用中の熱衝撃
により、即時破壊あるいは疲労破壊につながる。尚、耐
熱衝撃性とは、所定の温度に加熱したセラミックスを水
中に投入したとき、セラミックスに亀裂が発生し始める
加熱温度と水温との最小の温度差をもって示す。
【0014】また、セラミックス断熱部材の熱膨張率
は、金属部品の熱膨張率よりも小さいことが必要であ
る。セラミックス断熱部材の熱膨張率が金属部品よりも
大きい場合には、室温で金属部品とセラミックス断熱部
材を組み合わせて高温下で用いたとき、温度上昇による
セラミックス断熱部材の熱膨張が金属部品のそれに比べ
て大きいため、両者の寸法差が大きくなる結果、使用中
にセラミックス断熱部材が金属部品から脱落し易くなる
からである。特にセラミックス断熱部材が金属部品の外
側に嵌着して組み立てられる場合、上記した両者の熱膨
張率の関係が重要になる。
は、金属部品の熱膨張率よりも小さいことが必要であ
る。セラミックス断熱部材の熱膨張率が金属部品よりも
大きい場合には、室温で金属部品とセラミックス断熱部
材を組み合わせて高温下で用いたとき、温度上昇による
セラミックス断熱部材の熱膨張が金属部品のそれに比べ
て大きいため、両者の寸法差が大きくなる結果、使用中
にセラミックス断熱部材が金属部品から脱落し易くなる
からである。特にセラミックス断熱部材が金属部品の外
側に嵌着して組み立てられる場合、上記した両者の熱膨
張率の関係が重要になる。
【0015】かかるセラミックス断熱部材を構成する好
ましいセラミックス材料として、Si3N4を主成分とす
る多孔体がある。特に、曲げ強度が100MPa以上で
且つ気孔率が30%以上のSi3N4系多孔体が好まし
い。曲げ強度が100MPa未満では、多孔体の機械的
強度が低く、使用中や組立中に多孔体が破損し易いから
である。また、多孔体の気孔率が30%未満では、熱伝
導率が高くなり、十分な断熱効果を得ることができな
い。
ましいセラミックス材料として、Si3N4を主成分とす
る多孔体がある。特に、曲げ強度が100MPa以上で
且つ気孔率が30%以上のSi3N4系多孔体が好まし
い。曲げ強度が100MPa未満では、多孔体の機械的
強度が低く、使用中や組立中に多孔体が破損し易いから
である。また、多孔体の気孔率が30%未満では、熱伝
導率が高くなり、十分な断熱効果を得ることができな
い。
【0016】金属部品へのセラミックス断熱部材の取り
付け方法としては、適当な部材や治具等を用いて固定す
る方法もあるが、セラミックス断熱部材を金属部品の必
要箇所又は全体を覆うように嵌着する方法が好ましい。
付け方法としては、適当な部材や治具等を用いて固定す
る方法もあるが、セラミックス断熱部材を金属部品の必
要箇所又は全体を覆うように嵌着する方法が好ましい。
【0017】上記嵌着によって取り付ける場合、使用温
度における金属部品とセラミックス断熱部材との嵌着箇
所における寸法差を、その使用温度における金属部品の
寸法の±0.3%以内とすることが好ましく、±0.1%
以内とすることが更に好ましい。上記寸法差が金属部品
の寸法の0.3%を越えて大きい場合には、嵌着されて
いるセラミックス断熱部材が金属部品から脱落しやすい
からである。また、上記寸法差が金属部品の寸法の0.
3%を越えて小さい場合は、加熱時の金属部品の変形に
セラミックス断熱部材が追随できず、セラミックス断熱
部材が破壊するからである。
度における金属部品とセラミックス断熱部材との嵌着箇
所における寸法差を、その使用温度における金属部品の
寸法の±0.3%以内とすることが好ましく、±0.1%
以内とすることが更に好ましい。上記寸法差が金属部品
の寸法の0.3%を越えて大きい場合には、嵌着されて
いるセラミックス断熱部材が金属部品から脱落しやすい
からである。また、上記寸法差が金属部品の寸法の0.
3%を越えて小さい場合は、加熱時の金属部品の変形に
セラミックス断熱部材が追随できず、セラミックス断熱
部材が破壊するからである。
【0018】
【実施例】実施例1 図1に示すように、シリンダーブロック1内のピストン
2の上方に渦流室3を設けたディーゼルエンジンにおい
て、渦流室3に燃料を供給する耐熱鋼製の燃料噴射ノズ
ル4の先端部を外側から覆うように、下記表1に示す各
種セラミックスからなるセラミックス断熱部材5を嵌着
によって取り付けた。用いた各セラミックスの熱膨張率
は、いずれも燃料噴射ノズル4の耐熱鋼の熱膨張率より
も小さいものを選定した。尚、図中の6は、予熱のため
のグロープラグである。
2の上方に渦流室3を設けたディーゼルエンジンにおい
て、渦流室3に燃料を供給する耐熱鋼製の燃料噴射ノズ
ル4の先端部を外側から覆うように、下記表1に示す各
種セラミックスからなるセラミックス断熱部材5を嵌着
によって取り付けた。用いた各セラミックスの熱膨張率
は、いずれも燃料噴射ノズル4の耐熱鋼の熱膨張率より
も小さいものを選定した。尚、図中の6は、予熱のため
のグロープラグである。
【0019】これら各試料のディーゼルエジンを用い
て、通常状態に比べて火炎が燃料噴射ノズル4の先端に
近く、燃料噴射ノズル4の先端部が加熱される条件下で
エンジンを100時間稼働させた。その後、燃料噴射ノ
ズル4の先端部又はセラミックス断熱部材5の状態を調
査した。
て、通常状態に比べて火炎が燃料噴射ノズル4の先端に
近く、燃料噴射ノズル4の先端部が加熱される条件下で
エンジンを100時間稼働させた。その後、燃料噴射ノ
ズル4の先端部又はセラミックス断熱部材5の状態を調
査した。
【0020】得られた結果を、下記表1に各セラミック
スの特性と併せて示した。また、下記表1には、使用温
度(800℃)における燃料噴射ノズル4とセラミック
ス断熱部材5の嵌着箇所の寸法差を、同温度での燃料噴
射ノズル4の嵌着箇所の寸法に対する百分率(%)とし
て表示した。
スの特性と併せて示した。また、下記表1には、使用温
度(800℃)における燃料噴射ノズル4とセラミック
ス断熱部材5の嵌着箇所の寸法差を、同温度での燃料噴
射ノズル4の嵌着箇所の寸法に対する百分率(%)とし
て表示した。
【0021】
【表1】 断 熱 熱伝導率 耐熱衝撃 曲げ強度 気孔率 寸法差試料 部 材 (W/m・K) 性(°K) (MPa) (%) (%) 使用結果 1 なし − − − − − ノズル先端変形 2 Si3N4 20 700 800 1 +0.05 ノズル先端変形 3 Si3N4 4 1000 300 35 +0.05 良好 4 Si3N4 2 1000 150 55 −0.05 良好 5 Al2O3 15 200 500 1 +0.05 断熱部材割れ 6 Si3N4 4 1000 300 35 +0.5 断熱部材落下 7 SiC 15 800 150 30 +0.05 ノズル先端変形 8 Si3N4 4 1000 120 50 +0.15 良好 9 コーテ゛ィエライト 2 800 50 40 +0.05 良好 10 コーテ゛イエライト 2 800 50 40 −0.5 断熱部材割れ
【0022】以上の結果から分かるように、セラミック
ス断熱部材5を備えない試料1、及びセラミックス断熱
部材5の熱伝導率が5W/m・Kを越える試料2、5、
7では、燃料噴射ノズル4の先端が変形し、特に耐熱衝
撃性が低い試料5ではセラミックス断熱部材5に割れが
発生した。
ス断熱部材5を備えない試料1、及びセラミックス断熱
部材5の熱伝導率が5W/m・Kを越える試料2、5、
7では、燃料噴射ノズル4の先端が変形し、特に耐熱衝
撃性が低い試料5ではセラミックス断熱部材5に割れが
発生した。
【0023】これに対して、熱伝導率が5W/m・K以
下で且つ耐熱衝撃性が800°K以上の試料3、4、
8、9では、セラミックス断熱部材5の割れや燃料噴射
ノズル4の先端の変形は発生せず、優れた断熱効果を発
揮していることが分かる。
下で且つ耐熱衝撃性が800°K以上の試料3、4、
8、9では、セラミックス断熱部材5の割れや燃料噴射
ノズル4の先端の変形は発生せず、優れた断熱効果を発
揮していることが分かる。
【0024】ただし、熱伝導率及び耐熱衝撃性が上記範
囲にあっても、セラミックス断熱部材5と燃料噴射ノズ
ル4の使用温度における寸法差が、燃料噴射ノズル4の
寸法の0.3%を越えて大きい試料6では、クリオアラ
ンスが大きくなり過ぎるため嵌着状態を維持できず、使
用中にセラミックス断熱部材5が落下した。また、この
寸法差が逆に0.3%を越えて小さい試料10では、セ
ラミックス断熱部材5に割れが発生した。
囲にあっても、セラミックス断熱部材5と燃料噴射ノズ
ル4の使用温度における寸法差が、燃料噴射ノズル4の
寸法の0.3%を越えて大きい試料6では、クリオアラ
ンスが大きくなり過ぎるため嵌着状態を維持できず、使
用中にセラミックス断熱部材5が落下した。また、この
寸法差が逆に0.3%を越えて小さい試料10では、セ
ラミックス断熱部材5に割れが発生した。
【0025】実施例2 チタン合金製の燃料噴射ノズル4とアルミナ製のセラミ
ックス断熱部材5を用いた以外は実施例1と同様にし
て、燃料噴射ノズル4の先端部にセラミックス断熱部材
5を取り付け、同様の条件でエンジンを100時間稼働
させた。
ックス断熱部材5を用いた以外は実施例1と同様にし
て、燃料噴射ノズル4の先端部にセラミックス断熱部材
5を取り付け、同様の条件でエンジンを100時間稼働
させた。
【0026】その結果、アルミナの熱膨張率がチタン合
金の熱膨張率よりも大きいため、使用中にセラミックス
断熱部材5が燃料噴射ノズル4から脱落した。
金の熱膨張率よりも大きいため、使用中にセラミックス
断熱部材5が燃料噴射ノズル4から脱落した。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、特定の特性を持つセラ
ミックス断熱部材を金属部品と組み合わせて、金属部品
を覆うように取り付けることによって、金属部品の変質
や寸法変化を伴うことなく、十分な断熱効果を容易に発
揮できるので、寿命が長く且つ信頼性の高い機械構造部
品を提供することができる。
ミックス断熱部材を金属部品と組み合わせて、金属部品
を覆うように取り付けることによって、金属部品の変質
や寸法変化を伴うことなく、十分な断熱効果を容易に発
揮できるので、寿命が長く且つ信頼性の高い機械構造部
品を提供することができる。
【0028】従って、本発明の機械構造部品は、例えば
自動車エンジンの排気バルブ、排気ポート、燃料噴射ノ
ズル等のように、燃焼火炎にさらされ或いは高温の燃焼
ガスに直接触れる部品として最適であり、その優れた耐
熱性によりエンジンの燃焼効率の向上に寄与するものと
期待される。
自動車エンジンの排気バルブ、排気ポート、燃料噴射ノ
ズル等のように、燃焼火炎にさらされ或いは高温の燃焼
ガスに直接触れる部品として最適であり、その優れた耐
熱性によりエンジンの燃焼効率の向上に寄与するものと
期待される。
【図1】燃料噴射ノズルの先端部にセラミックス断熱部
材を取り付けたディーゼルエンジンを示す概略の一部切
欠断面図である。
材を取り付けたディーゼルエンジンを示す概略の一部切
欠断面図である。
1 シリンダーブロック 2 ピストン 3 渦流室 4 燃料噴射ノズル 5 セラミックス断熱部材 6 グロープラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02M 53/04 F02M 53/04 P 61/14 320 61/14 320P F16L 59/02 F16L 59/02
Claims (4)
- 【請求項1】 金属部品と、該金属部品の一部又は全て
を覆うように取り付けられたセラミックス断熱部材とか
らなり、該セラミックス断熱部材の熱伝導率が5W/m
・K以下及び耐熱衝撃性が800°K以上であって、該
セラミックス断熱部材の熱膨張率が前記金属部品の熱膨
張率より小さいことを特徴とする、セラミックス断熱部
材で被覆した機械構造部品。 - 【請求項2】 前記セラミックス断熱部材が、曲げ強度
100MPa以上及び気孔率30%以上の窒化ケイ素を
主成分とする多孔体であることを特徴とする、請求項1
に記載のセラミックス断熱部材で被覆した機械構造部
品。 - 【請求項3】 前記金属部品にセラミックス断熱部材を
嵌着してあり、使用温度における金属部品とセラミック
ス断熱部材との嵌着箇所の寸法差が、該使用温度におけ
る金属部品の寸法の±0.3%以内であることを特徴と
する、請求項1又は2に記載のセラミックス断熱部材で
被覆した機械構造部品。 - 【請求項4】 使用温度における金属部品とセラミック
ス断熱部材との嵌着箇所の寸法差が、該使用温度におけ
る金属部品の寸法の±0.1%以内であることを特徴と
する、請求項3に記載のセラミックス断熱部材で被覆し
た機械構造部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17788997A JPH1121679A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | セラミックス断熱部材で被覆した機械構造部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17788997A JPH1121679A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | セラミックス断熱部材で被覆した機械構造部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1121679A true JPH1121679A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16038841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17788997A Pending JPH1121679A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | セラミックス断熱部材で被覆した機械構造部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1121679A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1256712A3 (en) * | 2001-05-09 | 2003-07-16 | Caterpillar Inc. | Fuel injector with non-metallic tip insulator |
| AT512667A1 (de) * | 2012-04-05 | 2013-10-15 | Bosch Gmbh Robert | Einspritzdüse zum Einspritzen von Medien in einen Brennraum |
| CN105980675A (zh) * | 2014-02-10 | 2016-09-28 | 日锻汽门株式会社 | 空心提升阀 |
-
1997
- 1997-07-03 JP JP17788997A patent/JPH1121679A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1256712A3 (en) * | 2001-05-09 | 2003-07-16 | Caterpillar Inc. | Fuel injector with non-metallic tip insulator |
| US7070126B2 (en) | 2001-05-09 | 2006-07-04 | Caterpillar Inc. | Fuel injector with non-metallic tip insulator |
| AT512667A1 (de) * | 2012-04-05 | 2013-10-15 | Bosch Gmbh Robert | Einspritzdüse zum Einspritzen von Medien in einen Brennraum |
| AT512667B1 (de) * | 2012-04-05 | 2014-03-15 | Bosch Gmbh Robert | Einspritzdüse zum Einspritzen von Medien in einen Brennraum |
| CN105980675A (zh) * | 2014-02-10 | 2016-09-28 | 日锻汽门株式会社 | 空心提升阀 |
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