JPH11216847A - 色度値グラジエントの検出方法 - Google Patents
色度値グラジエントの検出方法Info
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Abstract
の色度値グラジエントの検出方法を、所謂画像内測定用
にも利用することができるように改善すること。 【解決手段】 印刷に関与している印刷インキの層厚の
変化の際、印刷画像の画素の色度値グラジエントを検出
するために、画素が、スペクトルの可視領域内と付加的
に近赤外線領域内で光電的に走査される。その際得られ
た走査信号から、近似的に感覚に応じた等間隔表色系の
色度座標並びに少なくとも1つの赤外線値が形成され
る。それから、これら色度座標と少なくとも1つの赤外
線値とから、色度値グラジエントが算出される。
Description
刷インキの層厚の変化時に印刷画像の画素の色度値グラ
ジエントの検出方法であって、該方法の際に、スペクト
ルの可視領域内の前記画素を光電的に走査し、該走査時
に形成された走査信号から前記色度値グラジエントを導
出するようにした色度値グラジエントの検出方法に関す
る。
の色形成の調整は、有利に色度間隔制御により行われ
る。典型的な色度間隔制御式調整方法は、例えば、ヨー
ロッパ特許公開第0228347号公報及びドイツ連邦
共和国特許公開第19515499号公報に記載されて
いる。この方法では、印刷機を用いて印刷された枚葉紙
を、選択された色度座標系に関する幾つかの検査領域内
で測色により計量される。その際得られた色度座標か
ら、同一色度座標系に関する目標色度座標への色度間隔
ベクトルを算出することができる。この色度間隔ベクト
ルは、色度値グラジエントを用いて層厚変化ベクトルに
換算され、印刷機のインキ供給の調整は、色度間隔ベク
トルから換算された層厚変化ベクトルに基づいて行われ
る。テスト領域として、本来の印刷画と一緒に印刷され
たカラーコントロールバーのフィールドが使用される。
置が良く知られるようになり、このスキャナによって、
極めて大きな数の、比較的小さな画素の、枚葉紙の画像
内容全体をまあまあのコストで、非常に短時間で測色又
はスペクトル分光により測定することができるようにな
る。この走査装置によって、印刷機のインキ供給の調整
のために、一緒に印刷したテストバーを使用するのみな
らず、本来の枚葉紙全体の全ての画素の色度情報がこの
目的のために利用される。しかし、このような、所謂画
像内測定と呼ばれるやり方での難点は、多色刷りでの黒
成分の問題点によって、印刷インキの黒色自体のみなら
ず、上下に重ね塗りしたそれ以外のカラーインキの多色
も黒成分に寄与するようになってしまう。色度調整用の
入力量を算出するのに必要な、印刷画像内の、極めて種
々異なる印刷状況での色度値グラジエントを高い信頼度
で検出するのは、慣用の方法では不可能である。それ以
外の難点が、所要の莫大な高さの計算コストから生じ、
従って、実際には許容し得ない程長い計算時間が掛かっ
てしまう。
て、本発明の課題は、冒頭に記載した形式の方法を、所
謂画像内測定用にも利用することができるように改善す
ることにある。本発明の、その他の課題は、色度値グラ
ジエントを、実際上適切なコストと速い速度で検出する
ことができ、そのようにして、印刷画像内での測定に基
づいて計算技術により印刷機を調整することができる前
提条件が充足されるようにすることにある。
ると、スペクトルの可視領域の走査信号から、近似的に
感覚に応じた等間隔表色系の色度座標を形成し、画素
を、付加的に前記スペクトルの近赤外線領域で光電的に
走査し、前記近赤外線領域の走査信号から、少なくとも
1つの赤外線値を形成し、前記色度座標と前記少なくと
も1つの赤外線値とから色度値グラジエントを算出する
ことにより解決される。
は、従属請求項に記載されている。
て詳細に説明する。図には、印刷機の制御乃至調整の原
理図が示されている。
オフセット印刷機により、枚葉紙3に、所望の印刷画像
と、場合によっては、付加的な印刷コントロール要素と
が印刷される。枚葉紙3は、連続的に印刷処理されて、
分光光度計式走査装置2に供給される。分光光度計式走
査装置2は、枚葉紙3を実質的に表面全体に亘って画素
毎に走査する。個別画素4の大きさは、典型的には、ほ
ぼ2.5mm×2.5mmであり、通常の寸法の枚葉紙
3の場合、ほぼ130000個の画素4に相応する。走
査装置2によって形成された走査値(典型的には、スペ
クトル拡散反射値)は、実質的にコンピュータから構成
された評価装置5で分析されて、印刷機1に配属された
制御装置9用の入力量に処理され、この制御装置9は、
印刷機1のインキ供給機構を、この入力量に応じて制御
する。入力量は、少なくともオフセット印刷機1の場合
には、典型的には、印刷に関与する個別印刷インキのゾ
ーン毎の層厚の変化量である。前述の入力量乃至層厚の
変化は、走査値乃至走査値から導出した量、殊に、所謂
校了紙(OK−紙)の色度測定値(色位置乃至色度ベク
トル)を連続的な印刷処理で供給された枚葉紙3との比
較によって検出され、その結果、入力量乃至層厚の変化
によって生じる、印刷機1のインキ供給機構の調整量の
変化は、連続的に形成される枚葉紙3の色刷りにできる
限り良好に合わされる。比較のために、校了紙3の代わ
りに、他の基準、例えば、予め設定された相応の基準値
又は印刷の前段階で得られた相応の値を利用してもよ
い。
囲内で、例えば、ドイツ連邦共和国特許公開第4415
486号公報に詳述されている装置及び印刷機1のイン
キ供給調整用の方法に相応しており、従って、当業者に
は、詳細な説明は必要ない。
黒を色度値グラジエントの検出の際に一緒に用いるこ
と、それを用いて算出した入力量を印刷機の制御に用い
ることである。そのために、枚葉紙3は、可視スペクト
ル領域(ほぼ400−700nm)で測定されるのみな
らず、少なくとも近赤外線領域でも測定され、近赤外線
領域では、印刷インキの黒だけは、定格値の大きさの吸
収を行う。従って、印刷インキ黒が色刷りに及ぼす影響
を選択的に検出することができる。個別画素4の拡散反
射スペクトルは、可視領域内の拡散反射値、典型的に
は、各20nm間隔で16拡散反射値、及び近赤外線領
域内での拡散反射値から形成される。可視スペクトル領
域の拡散反射値から、選択された色度空間に関する色度
値(色度座標、色度ベクトル、色位置)が算出される。
有利には、そのために、感覚に応じて等間隔の色度空
間、典型的には、例えば、CIE(Commision
Internatiionale del’Ecla
irage)による所謂L,a,b−色度空間が選択さ
れる。可視スペクトル領域のスペクトル拡散反射値から
の色度値L,a,bの算出は、CIEによって規格化さ
れており、従って、説明しない。近赤外線内の拡散反射
値は、質的に色度空間の輝度値Lに相応する赤外線値I
に換算される。この換算は、以下の関係式に応じて、L
の算出式同様に行われる:
赤外線拡散反射であり、Iinは、枚葉紙43の印刷さ
れていない個所で測定された赤外線拡散反射である。従
って、赤外線値Iは、輝度値Lと同様に0−100の値
でしかない。スペクトル拡散反射値から色度値L,a,
bと赤外線値Iは、評価装置5で算出される。完全なも
のにするために、色度値L,a,b(又は、他の色度空
間の相応の値)は、スペクトル走査なしに適切な色度測
定装置を用いて行ってもよい。
色度及び赤外線値L,a,b乃至Iは、色度値グラジエ
ントの算出用の出力点を形成し、これを用いて、印刷機
制御装置9用の入力量にされる。この算出は、同様に、
評価装置5で行われる。以下の説明では、各画素4に対
して検出された、3つの色度値L,a,b(又は、他の
色度系の相応の値)と赤外線値Iを含む二乗値とを簡単
に、当該画素4の(4次元)色度ベクトルFと呼び、即
ち: F=(L,a,b,I) 4次元色度空間内の概念「色位置」とは、相応に、色度
空間内の、4つの座標が色度ベクトルの4つの成分であ
るような、色度空間内の点のことである。画素4と基準
画素4乃至所定基準の相応の画素4、典型的には、校了
紙3との色度差は、色度間隔ベクトルΔFと呼ばれ、以
下の式 ΔF=(ΔL,Δa,Δb,ΔI) =Fi−Fr=(Li−Lr,ai−ar,bi−
br,Ii−Ir) から得られ、その際、指標iが付された値は、観測され
た画素4の値であり、指標rが付された値は、基準画素
4乃至校了紙3の相応の画素4の色度ベクトルの成分で
ある。校了紙又は他の基準の画素の色度ベクトルは、簡
単に、目標色度ベクトルとも呼ばれることが屡々であ
る。2つの画素4乃至1つの画素4と校了紙3の相応の
画素4との色度間隔ΔEとは、当該色度間隔ベクトルΔ
Fの絶対値であり、つまり、 ΔE=|ΔF|={(Li−Lr)2+(ai−ar)
2+(bi−br)2+(Ii−Ir)2}0.5 その際、指標iとrとは、前述の意味である。評価装置
5の計算機は、実際の枚葉紙3の各画素4に対して、こ
の実際の枚葉紙3と校了紙3とで検出された色度ベクト
ルFから色度間隔ベクトルΔFを算出する。
つまり、印刷に関与している個別の印刷インキのゾーン
毎の相対的な層厚変化は、以下のような同様にベクトル
化した式で表され、纏めて層厚変化ベクトルΔDと呼ば
れる: ΔD=(ΔDc,ΔDg,ΔDm,ΔDs) その際、指標c,g,m及びsは、印刷インキのシア
ン、黄色、マゼンタ及び黒色であり、ベクトルの相応の
指標成分は、指標によって示された印刷インキの相対的
な層厚変化である。実際の層厚自体は、層厚ベクトルD
として示すことができ: D=(Dc,Dg,Dm,Fs) その際、指標は同じ意味である。
第20228347号公報の技術思想によると、基準値
(校了紙3)に対する色度偏差の補償のために必要な関
与している、それぞれの印刷インキの相対的な層厚変化
ΔDは、実際の枚葉紙3で検出された、基準(校了紙
3)に対する色度間隔ベクトルΔFの式 ΔF=S*ΔD から算出され、その際、Sは、所謂感度マトリックスで
あり、この感度マトリックスは、係数として、層厚ベク
トルDの4つの成分Dc,Fg,Dm,Dsの色度ベク
トルFの4つの成分L,a,b,Iの部分導関数を有し
ている:
に、色度値グラジエントと呼ばれる。後述の実施例で
は、この16個の色度値グラジエントの代わりに、それ
ぞれ概括した概念として感度マトリックスが使用され
る。
る印刷インキの層厚の変化と、それによって生じる、変
化する層厚値を用いて印刷された画素4の色刷りの変化
との間の関連性を示すリニアな等価モデルである。感度
マトリックスSは、色度空間内の全ての色位置で等しく
はなく、厳密に言うと、それぞれ色位置の直ぐ周囲での
み妥当し、即ち、それぞれの画素4の測定された各色度
ベクトルFに対して、式ΔF=S*ΔDにおいて、厳密
に言うと、感度マトリックスSを使用するべきである。
前提で、マトリックス式ΔF=S*ΔDは、ΔDによる
マトリックス計算の公知の規則によって解かれる(ΔD
=S −1*ΔF)。
値、色位置又は色度ベクトル)は、オフセット−ラスタ
−印刷時に、関与している印刷インキのパーセントラス
タ値(面被覆度)、及び、比較的小さな大きさでは、印
刷インキの層厚によって特定される。ラスタ値乃至面被
覆度(0−100%)は、下にある印刷版によって決め
られ、実際には変えられない。色刷りに影響が及ぼさ
れ、従って、所定の印刷条件下で、関与している印刷イ
ンキの層厚を介してしか調整することができない。「ラ
スタ値」及び「面被覆度」という表現は、以下、同義語
として使用する。関与している印刷インキ(通常のよう
に、シアン、黄色、マゼンタ、黒)のパーセントラスタ
値の可能な全ての組み合わせRの全体を、以下、ラスタ
空間(4次元)と呼ぶ。
格の層厚、被印刷材、使用印刷インキ、等)で、各ラス
タ値組み合わせRは、このラスタ値組み合わせRで印刷
された画素4の正確に定義された色刷り又は色度ベクト
ルFに相応し、つまり、ラスタ値組み合わせRと色位置
乃至色度ベクトルFとの一義的な対応関係が形成され、
ラスタ空間は、一義的に色度空間に写像され、その際、
何れにせよ、色度空間は完全には被覆されない。と言う
のは、色度空間は、印刷できない色位置も含んでいるか
らである。反対に、一般的には、一義的な対応関係はな
い。任意のラスタ値組み合わせRに属する色度ベクトル
Fは、経験的に試し刷りによって求められ、又は、所定
の印刷条件下での印刷方法が十分に正確に記述された適
切なモデルを用いて算出される。適切なモデルは、例え
ば、公知の、4色オフセット印刷用のノイゲバウワー
(Neugebauer)式によって与えられる。この
モデルは、個別色のフルトーンの拡散反射スペクトルの
特性曲線、フルトーンの数色の重ね塗り、印刷インキの
定格の層厚での、印刷に関与している印刷インキ全ての
幾つかのラスタ領域を前提としている。拡散反射スペク
トルは、極めて簡単に試し刷りを用いて測定することが
できる。印刷機1の特性曲線が分かっている場合には、
フルトーンを簡単に測定すれば十分である。
て、任意の各ラスタ値組み合わせRの場合に、このラス
タ組み合わせに属する感度マトリックスSの(16個
の)係数を測定することができる。そのためには、関与
している印刷インキの定格の層厚が、有利には、それぞ
れ例えば1%だけ変化し、このように変化する層厚を用
いると、所属の色度ベクトル及び相応の色度間隔ベクト
ルは、定格の層厚から得られた色度ベクトルに対して算
出しさえすればよい。この色度間隔ベクトルΔF及び元
になっている層厚変化ベクトルΔDは、式ΔF=S*Δ
D内で使用され、感度マトリックスSの係数に応じて分
解される。
定数の、ラスタ値の可能な組み合わせRに対する前述の
モデルを用いて、所属の色度ベクトルFと所属の感度マ
トリックスSが予め算出されてテーブル内に記憶されて
いる。そのようにして算出された感度マトリックスSと
色度ベクトルFを全て含む、このテーブルの全体は、以
下ラスタ−色度−テーブルRFTと呼ぶ。
Dを算出するために、前述のように、各色位置乃至色度
ベクトルF乃至一般的に各画素4に属する感度マトリッ
クスSを知る必要がある。これを達成するために、本発
明の別の観点によると、それぞれの画素4の色度ベクト
ルFから、更に詳細に説明する特に有利な算出方法に応
じて、所属のラスタ値組み合わせRが算出され、このラ
スタ値組み合わせRを用いて、所属の感度マトリックス
Sが、予め算出されたラスタ−色度−テーブルから取り
出される。このようにして、余計な計算コストを掛けず
に、各画素4に対して極めて迅速に所要の感度マトリッ
クスを特定することができる。
に、ラスタ空間内で、多数の、例えば、1296の等間
隔の別個のラスタ値組み合わせRiR(印刷インキシア
ン、黄色、マゼンタ、黒色に対して各6個のAC,
AG,AM,AS)が以下のように決められている:i 0 1 2 3 4 5 AC 0 20 40 60 80 100% AG 0 20 40 60 80 100% AM 0 20 40 60 80 100% AS 0 20 40 60 80 100% 1296個の個別ラスタ値組み合わせRiRは、以下の
式のように、一義的なラスタ指標iRで番号が付けられ
ている: iR=i(AC)*50+i(AG)*51+i
(AM)*52+i(AS)*53 その際、i(AC)....は、それぞれの印刷インキ
の各個別ラスタ値の場合の指標iの値である。これら1
296個の各個別ラスタ値組み合わせRiRに対して、
感度マトリックスSiRが算出され、ラスタ−色度−テ
ーブル内に記憶される。個別ラスタ値組み合わせRiR
に属する算出色度ベクトルFiRは、同様に、テーブル
内に記憶される。従って、総体として、ラスタ−色度−
テーブルRFTは、1296個の色度ベクトルFiRと
1296個の所属の感度マトリックスSiRを有してい
る。
で行われる。第1段階では、256個の個別ラスタ値組
み合わせ(印刷インキシアン、黄色、マゼンタ、黒色に
対して相応の4つの個別ラスタパーセント値0%,40
%,80%,100%)のみに対して、オフセット印刷
モデルを用いて、所属の色度ベクトルと所属の感度マト
リックスが算出される。第2の段階では、誤差のあるラ
スタパーセント値20%〜60%の場合に、それぞれ1
6個の直近の個別ラスタ値組み合わせの所属の色度ベク
トルと感度マトリックスとが算出される。従って、その
際全部で、1296個の所属の個別色度ベクトルFiR
と所属の感度マトリックスSiRを有する1296個の
個別ラスタ値組み合わせRiRが得られる。当然、ラス
タ空間は、他の数の個別ラスタ組み合わせ、例えば、6
25又は2401個のラスタ組み合わせに低減してもよ
いが、しかし、1296個の個数の場合が、実際には、
精度と計算コストとの最適な妥協点である。
には、色度ベクトルFから算出されたラスタ値組み合わ
せRの所属の離散的なラスタ値組み合わせRiRが直近
であるような感度マトリックスSiRが配属される。言
い換えると、算出されたラスタ値の組み合わせRは、そ
れぞれ直近の個別ラスタ値組み合わせRiRによって替
えられ、この個別ラスタ値組み合わせRiRに対して予
め算出された感度マトリックスSiRが配属される。
(RiR)と色度値グラジエント(SiR)とは、ラス
タ−色度−テーブル(RFT)から補間によって決めら
れる。
Fからラスタ値組み合わせRを検出するために、(増大
する赤外線値Iの4次元)色度空間も量子化され、即
ち、幾つかの下位空間に細分される。そのために、色度
空間内では、それぞれ個別座標値を有する幾つかの個別
色位置FiFが決められる。4次元色度空間の量子化
は、例えば、色度空間の各次元L,a,b,Iが離散的
な値であるようにして行われ、その際、全部で1464
1個の離散的な色位置FiFが得られる:
は、以下の式によって、一義的な色位置指標iFで番号
が付けられる: iF=i(L)*110+i(a)*111+i(b)
*112+i(I)*113 色度空間の、この離散的な色位置FiFに対して、以下
更に説明する、特に有利な算出法によって、所属のラス
タ値組み合わせRiFが算出される。但し、離散的なラ
スタ値組み合わせRiRと一致しない限りでであり、つ
まり、この離散的なラスタ値組み合わせRiRは、それ
ぞれ直近の離散的なラスタ値組み合わせR iRによって
替えられるからである。従って、(4次元)色度空間の
14641個の離散的な色位置FiFの、(同様に4次
元)ラスタ空間の1296個の離散的なラスタ値組み合
わせRiRへの予め算出された一義的な写像が得られ
る。この写像は、既述のように、予め算出されて、以下
ラスタ−指標−テーブルRITと呼ばれる対応テーブル
内に記憶される。
からラスタ値組み合わせRを検出する目的のために、画
素4に対して検出された各色度ベクトルFが、直近の離
散的な色位置FiFによって替えられる。それから、ラ
スタ−指標−テーブルRITから、この離散的な色位置
FiFに配属された離散的なラスタ値組み合わせRi R
が取り出され、これを用いて、ラスタ−色度−テーブル
RFTから、相応の感度マトリックスSiRが読み出さ
れ、色度ベクトルFと、従って画素4とに対応付けられ
る。このようにして、比較的僅かな計算コストで、それ
に相応して、高速で、各任意の画素4に対して、この画
素に対して検出された色度ベクトルFに基づいて、感度
マトリックスSが、実際上十分な精度で特定される。前
述の場合に、色度ベクトルから、所属のラスタ値組み合
わせRを算出することができるということが前提とされ
ている。このことを、本発明の、この別の観点によっ
て、どのようにして特に有利に実行することができるの
かについて、以下説明する。
は、以下のように81個の部分領域T iTに分割され
る:
式によって定義された部分領域指標iTによって一義的
に番号付けされる: iT=i(L)*30+i(a)*31+i(b)*3
2+i(I)*33 各部分領域TiT内で、色度ベクトルFと、それに対応
付けられた、ラスタベクトルAと記載されるラスタ値組
み合わせRとの間の関連が、以下のマトリックス式によ
ってリニアに近似される: A=UiT*F その際、Aは、成分として4つの関与する印刷インキの
ラスタパーセント値AC,AG,AM,ASを有するラ
スタベクトルを意味し、UiTは、16個の係数を有す
る換算マトリックスであり、この16個の係数は、色度
ベクトルの成分に応じたラスタベクトルの成分の部分導
関数(グラジエント)である。従って、個別部分領域T
iTの換算マトリックスUiTが分かっている場合に
は、各色度ベクトルFに対して、所属のラスタベクトル
乃至所属のラスタ値組み合わせRを算出することができ
る。
は個別部分領域の中心点の色度ベクトルFiTの換算マ
トリックスUiTの算出に還元される。換算マトリック
スの算出は、前述のラスタ−色度−テーブルRFTの
値、つまり、1296個の離散的なラスタ値組み合わせ
RiRと所属の離散的な色度ベクトルFiRを用いた重
み付けされたリニアな補償計算によって行われる。補償
計算のために、部分領域TiTにつき、実質的に、4×
4マトリックスの相反(Inversion)しか必要
としない。補償計算のための、基準点の重み付け、即
ち、ラスタ−色度−テーブルの離散的な色位置F
iRは、基準点とそれぞれの色度ベクトルFiTとの色
度間隔を用いた適切な関数によって、パラメータとして
特定される。補償計算は、リニアな、即ち、個別部分領
域TiTの移行部で形成される非均一性である(実際に
は、大したことはない)。
められた感度マトリックスS乃至このようにして形成さ
れた色度値グラジエントは、冒頭に記載したような、入
力量の算出のためにだけ使用される。
色度値グラジエントを検出することができ、その際、関
与している印刷色全て、殊に、印刷色黒の影響を確実に
分離することができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 印刷に関与する印刷インキの層厚の変化
時に印刷画像の画素の色度値グラジエントの検出方法で
あって、該方法の際に、スペクトルの可視領域内の前記
画素を光電的に走査し、該走査時に形成された走査信号
から前記色度値グラジエントを導出するようにした色度
値グラジエントの検出方法において、スペクトルの可視
領域の走査信号から、近似的に感覚に応じた等間隔表色
系の色度座標(L,a,b)を形成し、画素(4)を、
付加的に前記スペクトルの近赤外線領域で光電的に走査
し、前記近赤外線領域の走査信号から、少なくとも1つ
の赤外線値を形成し(I)、前記色度座標と前記少なく
とも1つの赤外線値とから色度値グラジエント(S)を
算出することを特徴とする方法。 - 【請求項2】 色度座標と赤外線値に、所定テーブルか
ら、色度値グラジエント(S)を配属する請求項1記載
の方法。 - 【請求項3】 印刷画像の形成の基になっている印刷機
(1)の数学的モデルを用いて、前記印刷機(1)に印
刷されたフルトーン領域の測定値から、前記印刷機
(1)の特性曲線を一緒に考慮してテーブルを算出する
請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 印刷に関与する印刷インキの所定の第1
の数の、離散的なラスタ値の組み合わせに対して、所属
の色度値グラジエント(SiR)を算出して、ラスタ−
色度値−テーブル(RFT)に記憶し、画素(4)に対
して、色度座標(L,a,b)と少なくとも1つの赤外
線値(I)とから、前記印刷に関与する印刷インキのラ
スタ値組み合わせ(R)を算出し、前記画素(4)に対
して算出した前記ラスタ値組み合わせ(R)の所属の離
散的なラスタ値組み合わせ(R iR)が最も直近に位置
しているような、前記ラスタ−色度値−テーブル(RF
T)の前記色度値グラジエント(SiR)を、前記画素
(4)に対応させる請求項1〜3までのいずれか1記載
の方法。 - 【請求項5】 4次元色度空間を形成し、該4次元色度
空間の座標は、色度座標(L,a,b)と赤外線値
(I)とであり、該4次元色度空間内で、所定の第2の
数の、離散的な色度位置(FiF)を決定し、当該離散
的な各色度位置に対して、印刷に関与している印刷イン
キのラスタ値組み合わせ(R)を算出し、該ラスタ値組
み合わせ(R)を、ラスタ−色度値−テーブル(RF
T)内で直近の離散的なラスタ値組み合わせ(RiR)
によって代替し、前記離散的な色度位置(FiF)を前
記離散的なラスタ値組み合わせ(RiR)に対応付け
て、ラスタ−指標−テーブル(RIT)内に記憶し、画
素(4)の色度値グラジエントの特定のために、当該画
素(4)の前記色度座標(L,a,b)と前記赤外線値
(I)とから、前記色度位置の座標を前記4次元色度空
間内に形成し、前記色度位置を、直近に位置している前
記離散的な色度位置(FiF)によって代替し、前記ラ
スタ−指標−テーブル(RIT)から、当該離散的な色
度値(FiF)に配属された前記離散的なラスタ値組み
合わせ(RiR)を取り出し、前記ラスタ−色度値−テ
ーブル(RFT)から、前記画素(4)に当該ラスタ値
組み合わせ(RiR)に対応付けられた色度値グラジエ
ント(SiR)を取り出し、前記画素(4)に、当該色
度値グラジエント(SiR)を配属する請求項4記載の
方法。 - 【請求項6】 ラスタ値組み合わせ(RiR)と色度値
グラジエント(Si R)とを、補間法により、ラスタ−
色度値−テーブル(RFT)から特定する請求項5記載
の方法。
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