JPH11216879A - インクジェットヘッドの回復方法及びインクジェットヘッド駆動回路 - Google Patents

インクジェットヘッドの回復方法及びインクジェットヘッド駆動回路

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JPH11216879A
JPH11216879A JP2183198A JP2183198A JPH11216879A JP H11216879 A JPH11216879 A JP H11216879A JP 2183198 A JP2183198 A JP 2183198A JP 2183198 A JP2183198 A JP 2183198A JP H11216879 A JPH11216879 A JP H11216879A
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JP
Japan
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ink
head
jet head
driving
driving waveform
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JP2183198A
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Inventor
Shinichi Komine
小峰  伸一
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッド回復手段である空吐出の回復力を向上
させ、インク消費量の多い吸引による回復動作を減ら
し、インク消費量の少ないヘッド回復手段を実現する。 【解決手段】 インクジェットヘッド駆動回路におい
て、印字用駆動波形と空吐出用駆動波形の2種の駆動波
形を選択して出力できる駆動波形発生回路を備え、ヘッ
ドの回復動作時にヘッドの駆動波形を印字時とは異なっ
た、回復力を重視した空吐出用の駆動波形で空吐出を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットヘッ
ドの回復方法及びインクジェットヘッド駆動回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】まずインクジェットヘッドについて簡単
に説明する。図6はインクジェットヘッドの構造の一例
である。インク605が充填されている圧力室601が
あり、その一面はダイヤフラム603が接着され、また
圧力室と反対の面には電歪素子604が接着されてい
る。インクはノズル板602より吐出され、ノズル板と
反対の方向よりインクは供給される。
【0003】電歪素子604に電圧を印加し充電する
と、図7aに示すように電歪素子が伸びて、圧力室60
1を収縮させる。この時にインク605がノズル板60
2より吐出される。そして、図7bのように電圧の印加
を止めて電歪素子を元に戻すと、圧力室は拡大し、イン
クを注入する。
【0004】印字待機中や放置等、ヘッドを空気中に放
置していると、時間の経過と共にインクの水分が蒸発す
るため、インクが乾燥し、図8に示すようにノズル穴近
傍のインクは粘度が大きくなりインク801を吐出しに
くくなる。この為、あまり粘度が大きくなると、吐出速
度の低下や着弾精度の悪化、更には不吐出の原因につな
がる。このため、ヘッドの吐出性能を回復させる手段と
して、空吐出という印字には関係なくヘッドを駆動し
て、全ノズル穴、あるいは特定のノズル穴から増粘した
インクを排出して、ノズル穴近傍はフレッシュなインク
802の状態にして、吐出不良を防ぐという回復処理を
実行する。また、もう一つのヘッド回復手段として、吸
引という図9に示すようにノズル板602にキャップ9
01を密着し、吸引ポンプ902で増粘インク801を
ノズル穴より排出させるものがあり、空吐出手段と吸引
手段では後者の方がヘッド回復の効果があり、増粘の程
度によって選択するのが一般的である。
【0005】ここで従来のインクジェットヘッドの回復
方法及びインクジェットヘッド駆動回路について説明す
る。図10は従来のインクジェットヘッド駆動回路であ
る。1001は電歪素子に印加する駆動波形を生成する
回路で、最大印字周波数で、駆動波形が発生される。駆
動波形発生回路の出力はコモン線102を通して、複数
のTG103の入力端子へ接続される。それぞれのTG
103のもう一方の端子は電歪素子104の電極に接続
され、駆動周波数毎にTGをON/OFFすることで、
電歪素子への駆動波形の印加、非印加を制御する。
【0006】図11に上述した駆動波形発生回路100
1の詳細について説明する。DAコンバータ201を備
え、基本駆動波形を発生する。駆動波形データ1101
はメモリ204に記憶されており、ヘッド駆動時にはメ
モリ制御回路205によって順次メモリのデータをデー
タバス206を通して、DAコンバータへ送られる。次
にOPアンプ202で基本電圧駆動波形を電圧増幅し
て、トランジスタ203で電流増幅される。
【0007】次に駆動波形発生回路1001より発生さ
れる駆動波形について説明する。図12に駆動波形発生
回路より出力され、電歪素子に印加する駆動波形を示す
が、まず期間aでは始め電圧VHが印加されており、電
歪素子を伸ばしておき、圧力室を収縮させておく。次に
期間bで印加していた電圧をさげていき、伸びていた電
歪素子を戻して、圧力室を拡大させ、インクを注入させ
る。そして期間cで再び電歪素子に電圧VHを印加し
て、電歪素子を伸ばして、圧力室を収縮させ、インクを
ノズル穴より吐出させる。最後に期間dで次の吐出タイ
ミングまで電圧VHを維持することで、一回の吐出シー
ケンスを終了する。ヘッドの回復手段である空吐出のヘ
ッドの駆動波形は印字時と同様で、吐出速度、液滴径等
吐出性能は同じである。基本的に紙面上に吐出するか、
インク受容体の中へ吐出するかの違いである。
【0008】次に従来のインクジェットヘッド回復方法
について説明する。図13は従来のインクジェットヘッ
ド回復方法を示すフローチャートである。本処理は電源
オン時に自動的に、または、ユーザーが本処理を指示す
る入力を行うことにより実行される。本処理が実行され
ると、ステップ1301で前回ヘッドの回復処理してか
らの経過時間tを調べる。次にステップ1302で経過
時間によって2つの回復手段へ分岐させる。つまり設定
時間T2より短い場合、ステップ1303に分岐し空吐
出を行い、ヘッドを回復させる。また経過時間が設定時
間T2よりも長い場合、ステップ1304に分岐し、吸
引を行い、ヘッドを回復させる。このような回復方法と
しては、特開平3−234543でも述べられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のインクジェットヘッド回復方法及びインクジェ
ットヘッド駆動回路では空吐出時のヘッドの駆動波形が
印字時と同じなため、増粘インクの吐出力は印字時と同
じであり、回復力が低く、少し増粘しただけでも空吐出
だけでは回復できなくなり、吸引を用いて回復させるこ
とが多い。しかし、吸引は増粘インク以外にもフレッシ
ュなインクを多く排出させてしまうので、インクタンク
内のインクを消費しやすくなり、ランニングコストが高
くなっていた。そこでなるべく空吐出で回復させるた
め、回復力の大きい空吐出手段を提供することが課題と
なる。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した課題を達成する
ために、本願の第1の発明はインクジェットヘッドの回
復方法に於いて、回復動作時にヘッドの駆動波形を印字
時とは異なった、回復力を重視した空吐出用の駆動波形
で空吐出を行うことを特徴とする。
【0011】また本願の第2の発明は、インクジェット
ヘッド駆動回路において、印字用駆動波形と空吐出用駆
動波形の2種の駆動波形を選択して出力できる駆動波形
発生回路を備え、ヘッド回復動作時の空吐出では、回復
力を重視した空吐出用の駆動波形を、印字時では印字用
の駆動波形を発生することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるインクジェッ
トヘッド回復方法及びインクジェットヘッド駆動回路の
実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に
よるインクジェットヘッドの駆動回路の実施例を示す回
路図である。101は電歪素子に印加する駆動波形を生
成する回路で、最大印字周波数で、駆動波形が発生され
る。駆動波形発生回路の出力はコモン線102を通し
て、複数のTG103の入力端子へ接続される。それぞ
れのTG103のもう一方の端子は電歪素子105の電
極に接続され、駆動波形毎にTGをON/OFFするこ
とで、電歪素子への駆動波形の印加、非印加をランダム
に制御する。TGの制御はTG制御回路105によって
行われる。
【0013】波形発生回路101の構成について詳細に
説明すると、図2のようにDAコンバータ201、オペ
アンプ202、トランジスタ203、駆動波形データメ
モリ204、メモリ制御回路205、データバス206
で構成される。駆動波形データメモリには印字時と空吐
出時の2種の波形データ207、208が記憶されてお
り、どちらのデータを読み出すかは、メモリ制御回路に
よって制御される。メモリより波形データが転送され、
DAコンバータから基本駆動波形が発生される。そし
て、オペアンプによって実際の駆動電圧に電圧増幅さ
れ、トランジスタのpush−pullエミッタフォロ
ワ出力により、電流増幅される。従来の回路との違いは
駆動波形データメモリに2種のデータを記憶させただけ
で、部品コストは変わらない。
【0014】駆動波形データメモリに記憶されている2
つの駆動波形207、208に於いて、印字時と空吐出
時の違いを説明すると、図3に電歪素子の駆動波形を示
すが、電歪素子に電圧を印加し充電する時間tが違うの
である。充電時間tが短かい程、急激に電歪素子を伸ば
すことになり、急激にインクを押し出すため、インクの
吐出速度が上がる。つまりインクを吐出させる力Fが大
きくなるわけで、増粘インクを吐出させやすくなる。
【0015】表1に本発明でのインクジェットヘッドの
電歪素子への充電時間tに対してのインクの吐出速度の
関係についての一例を示す。
【表1】
【0016】表1に示すように充電時間を短くすること
で、インクの液滴経を変えずに吐出速度を上げることが
できる。つまり吐出力を上げることができるわけであ
る。吐出力を上げることで、増粘インクを吐出し易くな
り、ヘッドの回復力を上げることができる。
【0017】しかし、充電時間tを短くすれば吐出力は
大きくなるが、吐出後の液室内のインクの振動が大き
く、減衰するのに時間がかかり、印字周波数に影響を及
ぼす。インクジェット式印字装置では印字速度の高速化
が進んでおり、駆動周波数を上げることが必須であり、
駆動周期を短くするために吐出後のインクの振動を早く
収めなければならない。液室内のインクの振動周波数は
ヘッドの構成、材質、寸法等で決まる固有振動周波数で
あり、電歪素子の充電時間を固有振動周波数に合わせる
と振動の振幅が最小になることは公知である。図4に充
電時間を固有振動周期に合わせた場合aと充電時間を短
くした場合bでのインクの吐出後の振動の減衰401の
様子を示す。振動が減衰するまでの時間Tがaよりもb
の方が長くなる。
【0018】よって、印字時は駆動周波数を重視するた
め、吐出後のインクの振動を最小限に抑える駆動波形に
しなければならない。つまり電歪素子の充電時間を固有
振動周期に合わせる。例えば、本発明で使用したインク
ジェットヘッドの固有振動周期は6μsであるので、充
電時間tは6μsである。
【0019】空吐出の場合の駆動周波数は印字時のそれ
と同じにする必要はなく、周波数を下げても問題はな
い。よって駆動周期を長くとることができ、インク吐出
後の振動が大きくても問題ない。よって電歪素子の充電
時間を固有振動周期よりも短くすることができ、印字時
よりも吐出力のある駆動波形を選ぶことができる。つま
り、駆動波形は印字時では、駆動周波数を重視した駆動
波形、空吐出時は吐出力を重視した駆動波形で、場合に
よって選択するわけである。
【0020】次に上述した、本発明のインクジェットヘ
ッド駆動回路を用いた、本発明のインクジェットヘッド
回復方法について説明する。図5は本発明のインクジェ
ットヘッドの回復方法をフローチャートによって表現し
たもので、電源オン時、印字直前に自動的に、または、
ユーザーが本処理を指示する入力を行うことによって実
行される。本処理が実行されると、従来のインクジェッ
トヘッド回復方法と同じく、前回ヘッドの回復処理を行
ってなってから経過した時間が設定時間T1より長いか
短いかで、ヘッド回復方法を空吐出か吸引かを選択す
る。設定時間T1は従来の設定時間T2より長く、空吐
出を選択する回数は増加する。空吐出でのヘッドの回復
処理を行う場合、ステップ503で駆動波形発生回路1
01の駆動波形データメモリ204から空吐出用の駆動
波形データ208をメモリ制御回路205によって読み
出され、ステップ504でDAコンバータへ転送され
る。そしてステップ505でDAコンバータより空吐出
駆動波形が出力され、ヘッドは空吐出を行う。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェット回復方法及びインクジェットヘッド駆動回路によ
れば、上記した如く従来の空吐出による回復方法に比べ
て、コストを上げずに、空吐出によるヘッドの回復力を
上げ、吸引による回復処理を減らせるので、むだなイン
ク消費量の少ないヘッド回復手段を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すインクジェットヘッドの
駆動回路である。
【図2】本発明の実施例を示すインクジェットヘッドの
駆動回路の中の波形発生回路の詳細を示すものであ
る。。
【図3】本発明の実施例を示すインクジェットヘッドの
駆動波形を示すものである。
【図4】電歪素子の充電時間に対する、インクの振動の
様子を示すものである。
【図5】本発明の実施例を示すインクジェットヘッドの
回復方法を説明するフローチャートである。
【図6】インクジェットヘッドの構造図である。
【図7】インクジェットヘッドの電歪素子の駆動に対し
てのインクの吐出及び、インクの注入の様子を示すもの
である。。
【図8】インクジェットヘッドを放置した場合のノズル
近傍のインクの増粘を示すものである。
【図9】インクジェットヘッドの回復手段である、吸引
の構成を示すものである。
【図10】従来のインクジェットヘッドの駆動回路を示
すものである。。
【図11】従来のインクジェットヘッドの駆動回路の中
の駆動波形発生回路の詳細を示すものである。。
【図12】インクジェットヘッドの駆動波形を示すもの
である。
【図13】従来のインクジェットヘッドの回復方法を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】
101 本発明の駆動回路の駆動波形発生回路 102 駆動波形コモン線 103 TG(トランスファーゲート) 104 電歪素子 105 TG制御回路 201 DAコンバータ 202 OPアンプ 203 電流増幅トランジスタ 204 駆動波形データメモリ 205 メモリ制御回路 206 データバス 207 印字時の駆動波形データ 208 空吐出時の駆動波形データ 601 圧力室 602 ノズル板 603 ダイヤフラム 604 電歪素子 605 インク 801 増粘インク 802 フレッシュインク 901 吸引キャップ 902 吸引ポンプ 903 廃インクタンク 1001 従来の駆動回路の駆動波形発生回路 1101 駆動波形データ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを電歪素子で押圧してノズルより
    吐出せしめ、文字、図形を形成するインクジェットヘッ
    ドの、ノズルの吐出性能を回復させるインクジェットヘ
    ッドの回復方法において、回復動作時にヘッドの駆動波
    形を印字時とは異なった、空吐出用の駆動波形で空吐出
    を行うことを特徴とするインクジェットヘッドの回復方
    法。
  2. 【請求項2】 インクを電歪素子で押圧してノズルより
    吐出せしめ、文字、図形を形成するインクジェットヘッ
    ドの駆動を行うインクジェットヘッド駆動回路におい
    て、印字用駆動波形と空吐出用駆動波形の2種の駆動波
    形を選択して出力できる駆動波形発生回路を備え、ヘッ
    ド回復動作時の空吐出では、空吐出用の駆動波形を、印
    字時では印字用の駆動波形を発生することを特徴とする
    インクジェットヘッド駆動回路。
JP2183198A 1998-02-03 1998-02-03 インクジェットヘッドの回復方法及びインクジェットヘッド駆動回路 Pending JPH11216879A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004009358A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Konica Minolta Holdings Inc 印字装置および印字装置の制御方法
JP2007283649A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2015071295A (ja) * 2013-09-05 2015-04-16 株式会社リコー 液滴吐出装置、画像形成装置及び液滴吐出制御方法

Cited By (3)

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