JPH11217357A - ジニトロトルエンの断熱製造法 - Google Patents

ジニトロトルエンの断熱製造法

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JPH11217357A
JPH11217357A JP10303216A JP30321698A JPH11217357A JP H11217357 A JPH11217357 A JP H11217357A JP 10303216 A JP10303216 A JP 10303216A JP 30321698 A JP30321698 A JP 30321698A JP H11217357 A JPH11217357 A JP H11217357A
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toluene
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ウーヴエ・クリングラー
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トーマス・シーブ
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C201/00Preparation of esters of nitric or nitrous acid or of compounds containing nitro or nitroso groups bound to a carbon skeleton
    • C07C201/06Preparation of nitro compounds
    • C07C201/08Preparation of nitro compounds by substitution of hydrogen atoms by nitro groups

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジニトロトルエンを製造するための連続断熱
法を提供する。 【解決手段】 ジニトロトルエン(DNT)は、約60
〜約200℃の温度および約1:1.5〜約1:3.0
のトルエンと硝酸とのモル比における硝酸によるトルエ
ンの断熱ニトロ化により製造される。このように得られ
る反応混合物を30重量%までの水含有量に濃縮する。
反応混合物に存在するジニトロトルエンを反応混合物の
濃縮前もしくは濃縮後のいずれかに反応混合物から少な
くとも部分的(完全でなければ)に除去する。反応混合
物の濃縮に際し発生した蒸気中にまだ存在するDNT
を、反応混合物の濃縮に際し発生した蒸気に対する溶剤
の添加により液状に保つ。蒸気中に存在するDNTと一
緒に蒸気に添加された溶剤を回収する。この溶剤/DN
T混合物は、反応容器に直接循環することができる。溶
剤/DNT混合物は分離することもできる。分離された
溶剤は、溶剤添加工程に循環することができる。分離さ
れたDNTは回収されたDNT生成物と合することがで
き、或いはニトロ化反応混合物まで循環することもでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱条件下におけ
る硝酸でのトルエンのニトロ化によりジニトロトルエン
(DNT)を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジニトロトルエンを生成させるべくトル
エンを断熱法によりニトロ化しうることは公知である。
トルエンをニトロ化用の酸(1〜20重量%のHNO3
含有量を有する硫酸と硝酸との混合物)と充分混合しな
がら反応させる。熱反応生成物を相分離にかけ、水を蒸
発させると共に、消費された濃縮酸をニトロ化過程まで
循環する。消費された酸を濃縮する際、ニトロ化に際し
生成した反応水を存在しうる他の水と一緒に排除する。
反応熱を用いて水を排除する。この方法にて遭遇する問
題の1つは、酸にまだ溶解しているDNTの部分が分離
水と一緒に移動することである。水蒸気と共に移動する
DNTは凝縮条件下で固体となり、凝縮熱交換器の冷却
表面を覆う。DNT異性体の典型的混合物の固化温度は
約55℃である。この種の沈着物の生成に基づき熱移動
が顕著に阻害され、水蒸気はもはや充分に凝縮しえず、
凝縮器を操作から反復して外すと共に清浄せねばならな
い。
【0003】DNTを製造するための慣用の「等温」2
段階法において、この問題は第1ニトロ化工程にて生成
および単離されるモノニトロトルエン(MNT)を蒸発
器の蒸気空間に注入して解決することができる(DE−
A−3,409,719号)。このようにして注入され
るMNTはDNTの融点を低下させ、したがって蒸気が
水凝縮の条件下にて液状を保つよう確保する。相分離に
より単離される蒸気凝縮液の有機相をジニトロ化段階の
反応器まで循環する。しかしながら、この解決策は、分
離しうるMNT流がこの過程で存在しないため単一段階
のトルエン断熱ジニトロ化法(EP−A−597,36
1号)に用いることができない。MNTは断熱単一段階
法にて中間体として生成されるが、直ちにニトロ化され
てさらにDNTを生成する。EP−696,569号
は、上記問題を解決するDNTの単一段階断熱製造法を
記載している。この開示された方法においては、ニトロ
化を少量のモノニトロトルエンがニトロ化後の反応混合
物にまだ存在するよう行われる。反応からの消費された
酸を、有機成分の分離前に凝縮させる。反応器から流出
してまだMNTを含有する反応生成物は直接に濃縮段階
に流入し、ここでMNTを優先的に水およびDNTフラ
クションと一緒に頭上で気化させる。反応後の生成混合
物中に残留するMNTの量は、有機生成物による凝縮熱
交換器の被覆が濃縮段階に際し生じないよう選択せねば
ならない。
【0004】EP−696,569号に記載された方法
の欠点は、MNTが濃縮段階にて水と共に完全に蒸発さ
れずに少量のMNT残留物が常に反応生成物中に残留す
る点である。このMNTは、DNTから分離されずにニ
トロ化段階まで循環されるので収率の損失を構成する。
分離は、MNTが水素化されてTDA(トルエンジアミ
ン)を生成するまで一般に行われない。MNTから生成
されるアミノトルエンを次いで蒸留により分離する。こ
れは水素化過程につき追加の蒸留コストおよび水素と触
媒とエネルギーとにつき追加コストをもたらす。これら
の理由から、反応生成物におけるMNT含有量をできる
だけ低く保つと共に、蒸気凝縮器を綺麗に保つため最少
量のMNTしか必要とせずに操作するよう努力がなされ
ている。しかしながら実際的操作において、不可能でな
いにせよ、この種の制限的条件を維持することはしばし
ば問題がある。さらに残留MNTの最小含有量の必要性
は、達成しうるDNT生成物の純度を制限する。この種
のプロセス制御(すなわち、できるだけMNTを含まな
いDNTと一緒の蒸気の問題のない凝縮)は蒸発装置に
対し極めて高い要求を課する。実際には、これら基準を
それぞれ満す蒸発装置を製作および操作することは殆ど
可能でない。ニトロ化生成物におけるMNTの或る程度
の残留含有量およびしたがって収率の損失は最終的に回
避しえない。さらに、蒸気凝縮段階が効果的に操作され
ると共に固体の生成により阻害されないよう充分低い反
応器出口におけるMNTの残留含有量を確保することは
極めて困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ジニ
トロトルエンを製造するための連続断熱法を提供するこ
とにある。さらに本発明の課題は、蒸気凝縮段階におけ
る固体沈着物の生成を確実に防止するジニトロトルエン
の断熱製造法を提供することにある。さらに本発明の課
題は、経済的かつ技術上簡単に実施しうるジニトロトル
エンの断熱製造法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】当業者には明かとなるこ
れらおよび他の課題は、トルエンと硝酸とを断熱条件下
に約60〜約200℃の温度で、トルエンと硝酸とのモ
ル比が約1:1.5〜約1:3となるような量にて反応
させることにより解決される。このように発生した反応
混合物を次いで30重量%までの水含有量に濃縮する。
反応混合物中に存在するジニトロトルエン(DNT)を
濃縮前または濃縮後のいずれかに常法により完全ではな
いにせよ少なくとも部分的に除去する。溶剤を、反応混
合物の濃縮に際し発生するDNTを含有する蒸気に添加
する。次いで溶剤と蒸気との得られた混合物を反応容器
まで混合物として循環することができる。さらに溶剤/
蒸気混合物を分離することもでき、溶剤を循環すさせる
と共にDNTを生成DNTと合し或いは反応容器に循環
することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、約60〜約200℃の
温度および約1:1.5〜約1:3.0のトルエンと硝
酸とのモル比における硝酸でのトルエンの断熱ニトロ化
によるジニトロトルエンの製造方法に関するものであ
る。得られる反応混合物を約30重量%(H2 O、HN
3 およびH2 SO4 の存在する濃縮混合物の全重量に
対し)までの水含有量に濃縮する。反応混合物中にさら
に存在するジニトロトルエンを任意公知の技術により前
記混合物の濃縮前または濃縮後のいずれかにニトロ化反
応混合物から完全または部分的に除去する。反応混合物
の濃縮に際し発生する蒸気にまだ存在する全てのDNT
を溶剤の添加により液状に保つ。DNT含有蒸気に添加
された溶剤をDNTと共に、反応混合物の際の濃縮に際
し除去された水(水相)から分離する。この溶剤/DN
T混合物を次いで溶剤からDNTを分離するよう処理す
ると共に、反応混合物の濃縮に際し発生した蒸気に溶剤
を循環させる。次いで溶剤/DNT混合物から分離され
たDNTを反応混合物から回収された生成DNTと合
し、或いはニトロ化反応容器に循環させることができ
る。さらに、DNT/溶剤混合物をニトロ化反応容器ま
で直接循環させることも可能である。
【0008】本発明のニトロ化法は好ましくは約90〜
約180℃、より好ましくは約95〜約170℃、特に
好ましくは約100〜約160℃の温度にて行われる。
本発明のニトロ化法におけるトルエンと硝酸とのモル比
は好ましくは約1:1.7〜約1:2.5、特に好まし
くは約1:1.8〜約1:2.2である。芳香族化合物
のニトロ化につき有用であると知られた任意のニトロ化
用の酸を本発明の方法におけるニトロ化用の酸として使
用することができる。ニトロ化用の酸は一般に約0.5
〜約15重量%(ニトロ化用酸の全重量に対し)、好ま
しくは約1.5〜約8重量%の硝酸含有量を有する硫酸
と硝酸との混合物である。原理的に、DNTを溶解する
と共に熱交換器に対する沈着物の生成を防止しうる任意
の有機物質が、ニトロ化反応混合物の濃縮に際し発生す
る蒸気に添加するのに適する溶剤である。常圧における
約80〜約250℃、好ましくは約100〜約200℃
の沸点を有するこれら有機化合物が特に適する溶剤であ
る。
【0009】この種の溶剤は、たとえばニトロ基もしく
はハロゲンにより置換しうるC1 〜C15炭化水素を包含
する。溶剤として適する他の物質はハロゲンにより置換
しうる芳香族化合物およびオレフィン、並びに石油スピ
リットを包含する。有用な溶剤の特定例は次のものを包
含する:トルエン、キシレン、クロルベンゼン、ジクロ
ルベンゼン、トリクロルベンゼン、イソドデカン、ドデ
カンおよびモノニトロトルエン。処理に際し生成するト
ルエンおよび/または全てのモノニトロトルエンが好ま
しくは溶剤として使用される。これら溶剤は個々に或い
は互いに混合して使用しうることは勿論である。溶剤は
使用する全溶剤と蒸気もしくは蒸気凝縮液中に存在する
DNTとの重量比が約50:1〜約1:10、好ましく
は約20:1〜約1:5となるような量にて蒸気に或い
は蒸気凝縮液に添加される。溶剤を別途に蒸気に添加す
ると共に、蒸気中の溶剤とDNTの重量比を上記範囲内
にすることが本発明の方法を成功させるのに重要であ
る。トルエンと硝酸との反応により発生する反応混合物
を30重量%(H2 O、HNO3 およびH2 SO4 の存
在する濃縮ニトロ化混合物の重量に対し)までの水含有
量に濃縮する。この反応混合物は好ましくは27重量%
までの水含有量に濃縮される。
【0010】反応混合物の濃縮に際し得られる蒸気また
は蒸気凝縮液に存在するDMTは一般に蒸気の全量に対
し2〜50重量%の量的範囲に入る。反応混合物の濃縮
は、たとえば標準的蒸留もしくはフラッシュ蒸留のよう
な任意公知の技術により行うことができる。DNTの分
離後に濃縮される反応混合物は実質的に濃硫酸の水相で
構成され、さらにたとえばジニトロトルエン、モノニト
ロトルエン、ニトロクレゾール、ニトロ安息香酸もしく
はニトロ硫酸のような残留有機成分をも含みうる。この
濃縮混合物は、トルエンとニトロ化用の酸とが導入され
る反応容器に循環させる。本発明の方法により製造され
るDNTの収率は、慣用の粗DNT精製段階の後に≧9
6%である。得られるDNTの純度は≧98%である。
【0011】
【実施例】以下、限定はしないが実施例により本発明を
さらに説明し、ここで部数および%は全て特記しない限
り重量による。
【0012】実施例1 : 溶剤としてのMNTの注入を伴う蒸気凝縮 反応器は、下部(長さ約1m、直径28mm)と上部
(長さ約8m、直径80mm)で構成されたチューブ反
応器とした。各反応体を互いに接触させると共に、ノズ
ルにより強力混合した。生成した分散物を、30枚の組
込み篩板により反応器の長手軸線に沿って維持した。次
の投入流を、連続操作の断熱反応器に種々の全変換率に
て供給した: トルエン = 55.1kg/hr (A) 68%NHO3 = 114.6kg/hr (B) 80.5%H2 SO4 = 2002.1kg/hr (C) トルエン(A)と硝酸(B)とを反応器中へ約20℃の
周囲温度にて計量投入した。循環硫酸 (circulating)
(C)を反応器中へ約110℃の温度にて供給した。反
応器の端部で出現した反応混合物は149℃の温度を有
すると共に、78重量%の循環硫酸と89.3kg/h
rのジニトロトルエンと10.2kg/hrのモノニト
ロトルエンとで構成された。この反応混合物を30ミリ
バールにてフラッシュ蒸発により濃縮した。次いで濃縮
反応混合物を蒸発熱の除去により110℃まで冷却し
た。フラッシュ蒸発器における110℃の温度を追加熱
供給により維持した。約9.9kg/hrのDNTと
5.7kg/hrのMNTとが水蒸気で連行された。3
9.9kg/hrのMNTをさらに蒸気凝縮器の頂部に
添加した。存在する条件下で、25℃の凝縮温度にて操
作された蒸気凝縮器の壁部には固化DNT沈着物が観察
されなかった。相分離器にはフラッシュ蒸留に際しMN
TからDMTへの追加ニトロ化も観察された。相分離の
後、この追加ニトロ化は0.08%のMNTを含有する
分離DNTを生成した。
【0013】実施例2: 溶剤としてのトルエンの注入
を伴う蒸気凝縮 ノズルチューブ反応器を反応器として使用した。原料流
は純トルエンの流れ、および硝酸水溶液と硫酸水溶液と
の混合物(「混酸」)とで構成された流れとした。原料
の各流れを115℃の温度に維持すると共に、反応器中
へ連続的に計量投入した。ノズルチューブ反応器を断熱
して、断熱操作の際の温度低下を防止した。混酸の組成
は31.053gのH2 SO4 と1.553gのNHO
3 と9.358gのH2 Oとであると重量分析法で決定
された。4L/hrの容積流速で流動し、HNO3 とト
ルエンとの化学量論比を2.14に調整した。熱損失を
補うため、補助的熱を油恒温装置により反応器端部に供
給した。160℃にて反応器から出た反応混合物を70
ミリバールの減圧下でフラッシュ蒸発にかけた。蒸気を
12℃の冷却水温度により凝縮器で凝縮させた。961
gのトルエンを7時間かけて凝縮器の上流から直接に蒸
気ライン中へ均一に注入した。蒸気は、冷凝縮器表面に
て固体沈着物なしに液体として流出した。得られた蒸気
凝縮液を水相と有機相とに分離し、その組成を分析し
た。フラッシュ蒸発器から流出する濃縮硫酸と粗DNT
との液体混合物を120℃にて水相(41.236g)
と有機相(660.2g)とに分離した。分離された水
相は1.39重量%のDNTと78.5重量%のH2
4 とを含有した。残部は実質的に水で構成された。次
の生成物分布が有機蒸気凝縮液および液体有機フラッシ
ュ蒸発器放出物(分離および洗浄後)にて測定された。
【0014】
【表1】
【0015】実施例3: 溶剤としてのトルエンの注入
および反応器に対する循環を伴う蒸気凝縮 反応器は、下部(長さ約1m、直径28mm)と上部
(長さ8m、直径80mm)とで構成されたチューブ反
応器とした。各反応体を互いに接触させると共に、ノズ
ルにより強力混合した。生成された分散物を、30枚の
組込み篩板により反応器の長手軸線に沿って維持した。
次の投入流を断熱操作の反応器に連続操作で供給した: トルエン = 55.0kg/hr 65%NHO3 = 119.0kg/hr 78.8%H2 SO4 = 1647.7kg/hr トルエンと硝酸とを27.5kg/hrのトルエンのみ
が反応器の直ぐ上流に計量投入されるように、約20℃
の周囲温度にて反応器中へ計量投入した。循環硫酸を反
応器中へ約115℃の温度にて供給した。反応器端部で
出現した反応混合物は155℃の温度を有した。この反
応混合物を濃縮装置に供給すると共に、78ミリバール
の圧力にて蒸発により濃縮した。濃縮された反応混合物
を、次いで蒸発熱の除去により132℃まで冷却した。
フラッシュ蒸発器における温度を追加の間接的熱供給に
より維持した。12.8kg/hrのDNTと1.8k
g/hrのMNTとが水蒸気で連行された。27.5k
g/hrのトルエンを蒸気凝縮器の頂部に添加した。こ
れら条件下で、25℃の温度にて操作された凝縮装置に
は沈着物が観察されなかった。凝縮された蒸気を相分離
段階に供給し、ここで有機相を無機相から分離すると共
に反応器まで循環させた。濃縮段階からの底部生成物を
常圧における気圧計シールを介し放出させると共に11
5℃まで冷却し、相分離にかけた。108kg/hrの
有機相が分離された。この有機相は99.7%のDNT
と0.03%のMNTとで構成された。
【0016】実施例4: 蒸留によるMNTおよびDN
Tの各異性体の分離 362gのMNT異性体と168gのDNT異性体との
混合物を1Lの多重首付フラスコに入れ、撹拌しながら
実験室カラム(ビグロー(Vigreux) カラム、長さ35c
m)を介し分別蒸留した。7.5ミリバールの頂部圧力
に設定した。底部温度を95℃から145℃まで連続的
に上昇させた。これと並行して、頂部温度は85℃から
98℃まで上昇した。分別された蓄積蒸留液の組成は、
ガスクロマトグラフィーにより次の通りであると決定さ
れた:最初の10gの蒸留液はDNTを含まなかった。
微量のDNTが177.3gの蒸留液の後に初めて検出
された。最終的な蒸留液フラクション(362.5gの
後)は5.4重量%のDNTの含有量を有した。残部の
底部生成物の最終組成は167.5gの重量を有すると
共に0.6重量%のMNTおよび99.4重量%のDN
Tであった。
【0017】以上、本発明を例示の目的で詳細に説明し
たが、この詳細は単に例示の目的に過ぎず、本発明の思
想および範囲を逸脱することなく種々の改変をなしうる
ことが当業者には了解されよう。
【0018】以下、本発明の実施態様を要約すれば次の
通りである: 1.(a)トルエンと硝酸とをトルエンと硝酸とのモル
比が約1:1.5〜約1:3.0となるような量にて約
60〜200℃の温度で断熱条件下に反応させ、(b)
工程(a)からの反応混合物を30重量%までの水含有
量に濃縮し、(c)工程(a)にて生成された反応混合
物に存在するジニトロトルエンを工程(b)における濃
縮の前または後に反応混合物から完全または部分的に除
去し、(d)工程(b)に際し発生した蒸気に溶剤を添
加して存在するジニトロトルエンを液体に保ち、(e)
工程(b)にて生成された濃縮混合物からジニトロトル
エンを回収し、(f)溶剤およびそこに存在するジニト
ロトルエンを集めることを特徴とするジニトロトルエン
の製造方法。
【0019】2. 工程(f)にて集めた溶剤およびジ
ニトロトルエンを分離する上記第1項に記載の方法。 3. 分離された溶剤を工程(b)にて発生した蒸気に
循環する上記第2項に記載の方法。 4. 分離されたジニトロトルエンを工程(e)にて回
収されたジニトロトルエンと合する上記第3項に記載の
方法。 5. 分離されたジニトロトルエンを工程(a)の反応
混合物に循環する上記第3項に記載の方法。 6. 工程(f)にて回収された溶剤/ジニトロトルエ
ン混合物を工程(a)の反応混合物に循環する工程
(g)をさらに含む上記第1項に記載の方法。 7. 工程(a)を約90〜約180℃の温度にて行う
上記第1項に記載の方法。 8. 工程(a)の際のトルエンと硝酸とのモル比が約
1:1.7〜約1:2.5である上記第1項に記載の方
法。 9. 約0.5〜約15重量%の硝酸含有量を有する硫
酸と硝酸との混合物であるニトロ化用の酸を工程(a)
にて使用する上記第1項に記載の方法。 10. 工程(d)にて添加する溶剤が、常圧にて約8
0〜約250℃の沸点を有する有機化合物である上記第
1項に記載の方法。 11. トルエンおよび/またはモノニトロトルエンを
溶剤として使用する上記第1項に記載の方法。 12. 工程(d)にて添加する溶剤の重量比を、蒸気
中に存在する溶剤とジニトロトルエンとの比が約50:
1〜約1:10となるような量にて添加する上記第1項
に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・シーブ ドイツ連邦共和国デー51503 レースラー ト、ホツフヌングスターラー・シユトラー セ 41 (72)発明者 デイートマー・ヴアステイアン ドイツ連邦共和国デー41542 ドルマーゲ ン、アム・ノルフバツハ 40

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)トルエンと硝酸とをトルエンと硝酸
    とのモル比が約1:1.5〜約1:3.0となるような
    量にて約60〜200℃の温度で断熱条件下に反応さ
    せ、(b)工程(a)からの反応混合物を30重量%ま
    での水含有量に濃縮し、(c)工程(a)にて生成され
    た反応混合物に存在するジニトロトルエンを工程(b)
    における濃縮の前または後に反応混合物から完全または
    部分的に除去し、(d)工程(b)に際し発生した蒸気
    に溶剤を添加して存在するジニトロトルエンを液体に保
    ち、(e)工程(b)にて生成された濃縮混合物からジ
    ニトロトルエンを回収し、(f)溶剤およびそこに存在
    するジニトロトルエンを集めることを特徴とするジニト
    ロトルエンの製造方法。
JP30321698A 1997-10-13 1998-10-12 ジニトロトルエンの断熱製造法 Expired - Fee Related JP4241968B2 (ja)

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