JPH11217574A - ガス化炉の着火方法及び装置 - Google Patents
ガス化炉の着火方法及び装置Info
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- JPH11217574A JPH11217574A JP3231198A JP3231198A JPH11217574A JP H11217574 A JPH11217574 A JP H11217574A JP 3231198 A JP3231198 A JP 3231198A JP 3231198 A JP3231198 A JP 3231198A JP H11217574 A JPH11217574 A JP H11217574A
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- Japan
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- burner
- gasification
- fuel
- ignition
- gasification furnace
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な装置で、ガス化炉の着火を可能にし、
着火時間短縮及び着火に要する燃料の削減を図る。 【解決手段】 ガス化炉の下部のスラグポットの上部
に、ガス化バーナーの出口に着火バーナーの燃焼フレー
ムが到達するように着火バーナーを設け、ガス化バーナ
ーには固体燃料を供給する配管の他に、ガス燃料を供給
する配管と各々を切り替えるバルブを設ける。着火は、
まず着火バーナーをイグナイターで着火し、次に着火バ
ーナーによりガス化バーナーのガス燃料に着火して、ガ
ス化炉炉温上昇後、ガス化バーナーの燃料を順次ガス燃
料から固体燃料に切り替える。
着火時間短縮及び着火に要する燃料の削減を図る。 【解決手段】 ガス化炉の下部のスラグポットの上部
に、ガス化バーナーの出口に着火バーナーの燃焼フレー
ムが到達するように着火バーナーを設け、ガス化バーナ
ーには固体燃料を供給する配管の他に、ガス燃料を供給
する配管と各々を切り替えるバルブを設ける。着火は、
まず着火バーナーをイグナイターで着火し、次に着火バ
ーナーによりガス化バーナーのガス燃料に着火して、ガ
ス化炉炉温上昇後、ガス化バーナーの燃料を順次ガス燃
料から固体燃料に切り替える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭等の固形燃料
の微粉を酸化剤を用いてガス化する噴流層ガス化炉の着
火する方法及び装置に関する。
の微粉を酸化剤を用いてガス化する噴流層ガス化炉の着
火する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】石炭等を微粉炭にして噴流層ガス化炉で
ガス化する方法は、高い熱効率とガス化効率が得られる
点が優れている。ガス化炉で石炭等の微粉固形物を着火
する方法は、ガス化炉の下部に設けた予熱炉に予熱バー
ナーを設置して、まず予熱バーナーの燃焼排ガスをスラ
グタップを通してガス化炉に導いてガス化炉を予熱し
て、固形物の着火温度以上になってからガス化を開始す
る方法が一般的である。しかし、この方法では予熱炉、
予熱バーナーが必要なだけでなく、予熱炉下部のスラグ
ポットの冷却水に奪われる熱量が多く、燃焼排ガスで予
熱するので熱の利用効率が低いので、予熱に時間を要
し、バーナー容量によるが12時間以上の予熱時間を必
要とし、この結果、大量の燃料を必要とする問題があ
る。
ガス化する方法は、高い熱効率とガス化効率が得られる
点が優れている。ガス化炉で石炭等の微粉固形物を着火
する方法は、ガス化炉の下部に設けた予熱炉に予熱バー
ナーを設置して、まず予熱バーナーの燃焼排ガスをスラ
グタップを通してガス化炉に導いてガス化炉を予熱し
て、固形物の着火温度以上になってからガス化を開始す
る方法が一般的である。しかし、この方法では予熱炉、
予熱バーナーが必要なだけでなく、予熱炉下部のスラグ
ポットの冷却水に奪われる熱量が多く、燃焼排ガスで予
熱するので熱の利用効率が低いので、予熱に時間を要
し、バーナー容量によるが12時間以上の予熱時間を必
要とし、この結果、大量の燃料を必要とする問題があ
る。
【0003】予熱時間の短縮と予熱燃料の削減を狙っ
て、予熱バーナーをガス化炉に設置して固体燃料の微粉
に着火させる方法が、特開平8−295890号公報に
提案されている。しかし、本方法では、着火バーナー及
び予熱バーナーをガス化炉の炉内に設置するので、ガス
化時には1400〜1600℃の炉内にさらされるの
で、着火バーナー及び予熱バーナーが高温になるのを防
止する必要がある。防止方法としては、バーナーを水冷
で冷却する方法、バーナーに窒素ガス等の不活性ガスを
通す方法があるが、冷却水損失熱が増加することと、炉
内に不活性なガスが入ることはガスカロリーが低下する
点で好ましくない。さらに、ガス化炉はセルフライニン
グ構造で、炉壁は水管で構成して水の蒸発熱で冷却して
熱回収する方法が一般的であるが、バーナー部は炉殻構
造が複雑になることから、バーナー本数は少ない方が好
ましい。
て、予熱バーナーをガス化炉に設置して固体燃料の微粉
に着火させる方法が、特開平8−295890号公報に
提案されている。しかし、本方法では、着火バーナー及
び予熱バーナーをガス化炉の炉内に設置するので、ガス
化時には1400〜1600℃の炉内にさらされるの
で、着火バーナー及び予熱バーナーが高温になるのを防
止する必要がある。防止方法としては、バーナーを水冷
で冷却する方法、バーナーに窒素ガス等の不活性ガスを
通す方法があるが、冷却水損失熱が増加することと、炉
内に不活性なガスが入ることはガスカロリーが低下する
点で好ましくない。さらに、ガス化炉はセルフライニン
グ構造で、炉壁は水管で構成して水の蒸発熱で冷却して
熱回収する方法が一般的であるが、バーナー部は炉殻構
造が複雑になることから、バーナー本数は少ない方が好
ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、前記問題点を解決するとともに、噴流層ガス化炉
で、簡単な設備で、さらに、少ない燃料使用量でガス化
バーナーに着火する方法及びその装置(ガス化炉)を提
案することにある。
は、前記問題点を解決するとともに、噴流層ガス化炉
で、簡単な設備で、さらに、少ない燃料使用量でガス化
バーナーに着火する方法及びその装置(ガス化炉)を提
案することにある。
【0005】
【発明を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者は、ガス化バーナーが、石炭等の固体燃料
の微粉を気流搬送してガス化バーナーに供給する方式で
あることから、固体燃料の代わりにガス燃料を供給すれ
ば、LPG等のガスバーナーとして使用可能な点に着目
した。すなわち、石炭等の固体燃料は着火温度は比較的
低いが、燃焼初期は安定的に燃焼させるさせることは難
しい。一方、LPG等のガス燃料は、着火温度は高いが
一度着火すれば燃焼は安定している。従って、少なくと
も1つのガス化バーナーをまずガス燃料で燃焼して、安
定な燃焼を形成させ、ガス化炉炉温を上昇させる。その
後、他のガス化バーナーを1本づつ固体燃料に切り替え
れば、ガス燃焼フレームで着火でき、燃焼の継続は可能
である。ところで、ガス化バーナーへの着火は、ガス化
炉内に点火バーナーを設置することも可能であるが、ガ
ス化運転時にはガス化炉温度が1400〜1600℃に
なることから、点火時にスパークを発生させるイグナイ
ターが損傷することから、ガス化炉内の設置は好ましく
ない。ガス化炉の下部のスラグポットは、スラグタップ
でガス化炉と遮蔽されていることから炉温は800℃以
下になり、イグナイターは損傷しないこと、スラグタッ
プを通してガス化バーナーに点火バーナーのフレームを
ガス化炉内に到達出来ることから点火バーナーは、スラ
グポットに設置する事にした。
め、本発明者は、ガス化バーナーが、石炭等の固体燃料
の微粉を気流搬送してガス化バーナーに供給する方式で
あることから、固体燃料の代わりにガス燃料を供給すれ
ば、LPG等のガスバーナーとして使用可能な点に着目
した。すなわち、石炭等の固体燃料は着火温度は比較的
低いが、燃焼初期は安定的に燃焼させるさせることは難
しい。一方、LPG等のガス燃料は、着火温度は高いが
一度着火すれば燃焼は安定している。従って、少なくと
も1つのガス化バーナーをまずガス燃料で燃焼して、安
定な燃焼を形成させ、ガス化炉炉温を上昇させる。その
後、他のガス化バーナーを1本づつ固体燃料に切り替え
れば、ガス燃焼フレームで着火でき、燃焼の継続は可能
である。ところで、ガス化バーナーへの着火は、ガス化
炉内に点火バーナーを設置することも可能であるが、ガ
ス化運転時にはガス化炉温度が1400〜1600℃に
なることから、点火時にスパークを発生させるイグナイ
ターが損傷することから、ガス化炉内の設置は好ましく
ない。ガス化炉の下部のスラグポットは、スラグタップ
でガス化炉と遮蔽されていることから炉温は800℃以
下になり、イグナイターは損傷しないこと、スラグタッ
プを通してガス化バーナーに点火バーナーのフレームを
ガス化炉内に到達出来ることから点火バーナーは、スラ
グポットに設置する事にした。
【0006】本発明の手段は以下の通りである。
【0007】(1) まず着火バーナーを着火し、次に
着火バーナーの燃焼フレームで、着火バーナーの燃焼フ
レームがガス化バーナーの吹き出し方向の前面に位置す
る少なくとも1つのガス化バーナーにガス燃料を供給し
て着火させ、その後順次燃料切替を可能とした他のガス
化バーナーにガス燃料を供給して着火させた後に、ガス
化炉の炉温が上昇してから、ガス化バーナーの燃料をバ
ーナー1本づつ固形燃料に切り替えることを特徴とする
ガス化炉の着火方法。
着火バーナーの燃焼フレームで、着火バーナーの燃焼フ
レームがガス化バーナーの吹き出し方向の前面に位置す
る少なくとも1つのガス化バーナーにガス燃料を供給し
て着火させ、その後順次燃料切替を可能とした他のガス
化バーナーにガス燃料を供給して着火させた後に、ガス
化炉の炉温が上昇してから、ガス化バーナーの燃料をバ
ーナー1本づつ固形燃料に切り替えることを特徴とする
ガス化炉の着火方法。
【0008】(2) ガス化炉の下部に設けたスラグポ
ットと、複数のガス化バーナーを有し、石炭等の固形燃
料の微粉をガス化するガス化炉において、少なくとも1
本以上の前記ガス化バーナーには、固形燃料の微粉を供
給する燃料配管とLPG等のガス燃料を供給するガス配
管を各々切り替え可能に接続するとともに、前記スラグ
ポットの上部壁に、着火バーナーを設け、その燃焼フレ
ームの吹き出し方向を、ガス化炉の下部に設けたスラグ
タップを通して、前記の燃料を切り替え可能としたガス
化バーナーの先端部に向かうように配置したことを特徴
とする着火装置を備えたガス化炉。
ットと、複数のガス化バーナーを有し、石炭等の固形燃
料の微粉をガス化するガス化炉において、少なくとも1
本以上の前記ガス化バーナーには、固形燃料の微粉を供
給する燃料配管とLPG等のガス燃料を供給するガス配
管を各々切り替え可能に接続するとともに、前記スラグ
ポットの上部壁に、着火バーナーを設け、その燃焼フレ
ームの吹き出し方向を、ガス化炉の下部に設けたスラグ
タップを通して、前記の燃料を切り替え可能としたガス
化バーナーの先端部に向かうように配置したことを特徴
とする着火装置を備えたガス化炉。
【0009】ガス化炉下部に設置した点火バーナーにイ
グナイターで点火し、この燃焼フレームがスラグタップ
を通って、ガス燃料を使用したガス化バーナーの1本を
着火させる。次に着火したガス化バーナーの燃焼フレー
ムが、他のガス化バーナーにもガス燃料で着火させ、ガ
ス化炉の温度を上昇する。その後、ガス化バーナーを1
本づつ固体燃料に切り替えることで、ガス化炉の固体燃
料によるガス化に移行するガス化炉の着火方法及びその
装置(ガス化炉)である。
グナイターで点火し、この燃焼フレームがスラグタップ
を通って、ガス燃料を使用したガス化バーナーの1本を
着火させる。次に着火したガス化バーナーの燃焼フレー
ムが、他のガス化バーナーにもガス燃料で着火させ、ガ
ス化炉の温度を上昇する。その後、ガス化バーナーを1
本づつ固体燃料に切り替えることで、ガス化炉の固体燃
料によるガス化に移行するガス化炉の着火方法及びその
装置(ガス化炉)である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図によって本発明の実施
の形態を説明する。
の形態を説明する。
【0011】図1は、本発明のガス化炉の全体装置を示
すもので、ガス化炉1、ガス化バーナー2、点火バーナ
ー3、スラグタップ4、スラグポット5によって構成さ
れる。ガス化バーナー2の燃料供給配管は、バルブ6
a、6bを介して固体燃料とガス燃料の切替が可能にな
っている。
すもので、ガス化炉1、ガス化バーナー2、点火バーナ
ー3、スラグタップ4、スラグポット5によって構成さ
れる。ガス化バーナー2の燃料供給配管は、バルブ6
a、6bを介して固体燃料とガス燃料の切替が可能にな
っている。
【0012】ガス化炉1は、側壁にガス化バーナー2が
円周上に2個以上配置され、石炭等の微粉のガス化剤を
酸化剤でガス化する。ガス化したガスは、ガス化炉上部
のスロート7から排出され、スラグ成分はガス化炉1で
溶融してスラグタップ4からスラグポット5に落下す
る。ガス化剤は、石炭の他に石炭を熱分解したチャー、
ゴミ焼却炉の熱分解チャー、廃プラスチック等が使用で
きる。酸化剤は、空気の他に酸素、酸素富化空気が使用
できる。
円周上に2個以上配置され、石炭等の微粉のガス化剤を
酸化剤でガス化する。ガス化したガスは、ガス化炉上部
のスロート7から排出され、スラグ成分はガス化炉1で
溶融してスラグタップ4からスラグポット5に落下す
る。ガス化剤は、石炭の他に石炭を熱分解したチャー、
ゴミ焼却炉の熱分解チャー、廃プラスチック等が使用で
きる。酸化剤は、空気の他に酸素、酸素富化空気が使用
できる。
【0013】次に、ガス化バーナー2の着火方法及び装
置について説明する。着火バーナー3は、ガス又は灯油
バーナーで、スパークを発生させるイグナイター8と点
火トランス9を備えている。着火バーナー3はスラグポ
ット5の水面の上部に、上向きに燃焼フレームがスラグ
タップ4を通ってガス化バーナー2の出口に到達するよ
うに配置する。点火バーナー3は、燃焼フレームの形状
が拡がりの少ない型式が好ましい。
置について説明する。着火バーナー3は、ガス又は灯油
バーナーで、スパークを発生させるイグナイター8と点
火トランス9を備えている。着火バーナー3はスラグポ
ット5の水面の上部に、上向きに燃焼フレームがスラグ
タップ4を通ってガス化バーナー2の出口に到達するよ
うに配置する。点火バーナー3は、燃焼フレームの形状
が拡がりの少ない型式が好ましい。
【0014】点火バーナーに点火後、ガス化バーナーの
内、点火バーナーのフレームに面したガス化バーナーに
ガス燃料、酸化剤を供給してガス化バーナー1本を着火
させる。その後、他のガス化バーナーにもガス燃料と酸
化剤を供給して着火する。各バーナーの燃焼が安定し、
ガス化炉の炉温が上昇した段階で、バルブ6a、6bを
切り替えて、順次固体燃料に切り替えるが、他のバーナ
ーは、燃焼しているので、固体燃料の着火は可能であ
る。ガス燃料は、LPGの他に天然ガス、COG等のガ
スが使用可能である。ガス化バーナーへのガス燃料の供
給は1本のバーナーでも可能であるが、全バーナーをガ
ス燃料で燃焼可能なようにする方が、着火の安定性及び
予熱時間を短縮出来る点から好ましい。
内、点火バーナーのフレームに面したガス化バーナーに
ガス燃料、酸化剤を供給してガス化バーナー1本を着火
させる。その後、他のガス化バーナーにもガス燃料と酸
化剤を供給して着火する。各バーナーの燃焼が安定し、
ガス化炉の炉温が上昇した段階で、バルブ6a、6bを
切り替えて、順次固体燃料に切り替えるが、他のバーナ
ーは、燃焼しているので、固体燃料の着火は可能であ
る。ガス燃料は、LPGの他に天然ガス、COG等のガ
スが使用可能である。ガス化バーナーへのガス燃料の供
給は1本のバーナーでも可能であるが、全バーナーをガ
ス燃料で燃焼可能なようにする方が、着火の安定性及び
予熱時間を短縮出来る点から好ましい。
【0015】
【実施例】図1に示すようなガス化装置を使用して、微
粉炭を用いてガス化バーナーの着火を行った。なお、ガ
ス化炉は、直径1600mm、高さ2200mmでガス
化バーナーは4本を使用し、ガス化バーナーはガス化炉
内を旋回するように配置し、ガス燃料はLPGを使用し
た。
粉炭を用いてガス化バーナーの着火を行った。なお、ガ
ス化炉は、直径1600mm、高さ2200mmでガス
化バーナーは4本を使用し、ガス化バーナーはガス化炉
内を旋回するように配置し、ガス燃料はLPGを使用し
た。
【0016】着火バーナーは、4万kcal/Hを空気
でイグナイターを用いて点火した。着火バーナー点火3
分後、ガス化バーナーのうち、着火バーナーの燃焼フレ
ームに面したバーナーにLPGで着火し、その後順残り
の次ガス化バーナー3本にLPGで着火させた。ガス化
バーナーの酸化剤は酸素ガスを使用し、各バーナーの燃
焼量は約60万kcal/Hであった。LPGで燃焼開
始5分後にガス化炉炉内温度が500℃になった段階で
燃料をLPGから微粉炭にガス化バーナー1本づつ切り
替え、微粉炭燃焼に切替が完了した。この結果、着火バ
ーナーの点火から約10分間でガス化バーナーの微粉炭
への切替を完了することが出来た。着火バーナーの酸化
剤は、酸素の方が燃焼温度が高い点から望ましいが、高
温でイグナイターの溶損が起こることから、空気にし
た。一方、ガス化バーナーの酸化剤は、微粉炭燃焼にお
いても酸素を使用すること、及び、酸素燃焼の方が酸素
濃度が高くて燃焼容量を大きく出来る点、燃焼温度を高
くなる点から酸素燃焼にしたが、空気燃焼でも可能であ
る。
でイグナイターを用いて点火した。着火バーナー点火3
分後、ガス化バーナーのうち、着火バーナーの燃焼フレ
ームに面したバーナーにLPGで着火し、その後順残り
の次ガス化バーナー3本にLPGで着火させた。ガス化
バーナーの酸化剤は酸素ガスを使用し、各バーナーの燃
焼量は約60万kcal/Hであった。LPGで燃焼開
始5分後にガス化炉炉内温度が500℃になった段階で
燃料をLPGから微粉炭にガス化バーナー1本づつ切り
替え、微粉炭燃焼に切替が完了した。この結果、着火バ
ーナーの点火から約10分間でガス化バーナーの微粉炭
への切替を完了することが出来た。着火バーナーの酸化
剤は、酸素の方が燃焼温度が高い点から望ましいが、高
温でイグナイターの溶損が起こることから、空気にし
た。一方、ガス化バーナーの酸化剤は、微粉炭燃焼にお
いても酸素を使用すること、及び、酸素燃焼の方が酸素
濃度が高くて燃焼容量を大きく出来る点、燃焼温度を高
くなる点から酸素燃焼にしたが、空気燃焼でも可能であ
る。
【0017】比較例について説明する。スラグタップの
下部に、100万kcal/Hの予熱バーナーを設置し
て予熱した条件では、ガス化炉炉温が700℃に達し
て、ガス化バーナーを着火するのに18時間を要した。
これは、予熱炉下部のスラグポットの冷却水損失が大き
いことによる。ガス化バーナーを着火に使用する本方式
では、ガス化炉内で燃焼するので、500℃のガス化炉
炉温でもLPG燃焼フレームから微粉炭に着火すること
が出来る。
下部に、100万kcal/Hの予熱バーナーを設置し
て予熱した条件では、ガス化炉炉温が700℃に達し
て、ガス化バーナーを着火するのに18時間を要した。
これは、予熱炉下部のスラグポットの冷却水損失が大き
いことによる。ガス化バーナーを着火に使用する本方式
では、ガス化炉内で燃焼するので、500℃のガス化炉
炉温でもLPG燃焼フレームから微粉炭に着火すること
が出来る。
【0018】この結果、着火に要する時間が大幅に短縮
でき、かつ、予熱に使用する燃料も削減することが可能
になるだけでなく、大容量の予熱バーナーが不要にな
り、少容量の着火バーナーだけになり設備も簡略化する
ことが可能になる。また、着火バーナー、予熱バーナー
をガス化炉炉内に設置しないので、バーナーの冷却水損
失がなく、バーナーの損傷もない。本実施例では、微粉
炭燃焼の実施例で示したが、石炭を熱分解したチャー、
ゴミ焼却炉の熱分解チャー、廃プラスチックのガス化の
着火にも適用できる。
でき、かつ、予熱に使用する燃料も削減することが可能
になるだけでなく、大容量の予熱バーナーが不要にな
り、少容量の着火バーナーだけになり設備も簡略化する
ことが可能になる。また、着火バーナー、予熱バーナー
をガス化炉炉内に設置しないので、バーナーの冷却水損
失がなく、バーナーの損傷もない。本実施例では、微粉
炭燃焼の実施例で示したが、石炭を熱分解したチャー、
ゴミ焼却炉の熱分解チャー、廃プラスチックのガス化の
着火にも適用できる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、小容量の着火バーナー
でガス化バーナーの着火が可能になり、さらに、着火時
間の短縮とガス化炉予熱に要する燃料を大幅に削減する
ことが可能になる。
でガス化バーナーの着火が可能になり、さらに、着火時
間の短縮とガス化炉予熱に要する燃料を大幅に削減する
ことが可能になる。
【図1】本発明の石炭ガス化装置の概略構成図である。
【符号の説明】 1 ガス化炉 2 ガス化バーナー 3 着火バーナー 4 スラグタップ 5 スラグポット 6a 燃料切替バルブ 6b 燃料切替バルブ 7 スロート 8 イグナイター 9 点火トランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000002118 住友金属工業株式会社 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 (71)出願人 000004123 日本鋼管株式会社 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 (72)発明者 池田 善正 富津市新富20−1 新日本製鐵株式会社技 術開発本部内
Claims (2)
- 【請求項1】 まず着火バーナーを着火し、次に着火バ
ーナーの燃焼フレームで、着火バーナーの燃焼フレーム
がガス化バーナーの吹き出し方向の前面に位置する少な
くとも1つのガス化バーナーにガス燃料を供給して着火
させ、その後順次燃料切替を可能とした他のガス化バー
ナーにガス燃料を供給して着火させた後に、ガス化炉の
炉温が上昇してから、ガス化バーナーの燃料をバーナー
1本づつ固形燃料に切り替えることを特徴とするガス化
炉の着火方法。 - 【請求項2】 ガス化炉の下部に設けたスラグポット
と、複数のガス化バーナーを有し、石炭等の固形燃料の
微粉をガス化するガス化炉において、少なくとも1本以
上の前記ガス化バーナーには、固形燃料の微粉を供給す
る燃料配管とLPG等のガス燃料を供給するガス配管を
各々切り替え可能に接続するとともに、前記スラグポッ
トの上部壁に、着火バーナーを設け、その燃焼フレーム
の吹き出し方向を、ガス化炉の下部に設けたスラグタッ
プを通して、前記の燃料を切り替え可能としたガス化バ
ーナーの先端部に向かうように配置したことを特徴とす
る着火装置を備えたガス化炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3231198A JPH11217574A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ガス化炉の着火方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3231198A JPH11217574A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ガス化炉の着火方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11217574A true JPH11217574A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=12355403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3231198A Withdrawn JPH11217574A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | ガス化炉の着火方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11217574A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011529970A (ja) * | 2008-08-01 | 2011-12-15 | コーレン・インダストリーズ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 粉末燃料を用いて駆動されるガス化炉を始動するための方法および装置 |
| KR20180072364A (ko) * | 2016-12-21 | 2018-06-29 | 두산중공업 주식회사 | 탑 다운 가스화기. |
| KR20180099603A (ko) * | 2018-08-28 | 2018-09-05 | 두산중공업 주식회사 | 탑 다운 가스화기 |
-
1998
- 1998-01-30 JP JP3231198A patent/JPH11217574A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011529970A (ja) * | 2008-08-01 | 2011-12-15 | コーレン・インダストリーズ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 粉末燃料を用いて駆動されるガス化炉を始動するための方法および装置 |
| KR20180072364A (ko) * | 2016-12-21 | 2018-06-29 | 두산중공업 주식회사 | 탑 다운 가스화기. |
| KR20180099603A (ko) * | 2018-08-28 | 2018-09-05 | 두산중공업 주식회사 | 탑 다운 가스화기 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050405 |