JPH1121762A - シート加工装置、衣服の製造方法、及び記憶媒体 - Google Patents

シート加工装置、衣服の製造方法、及び記憶媒体

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JPH1121762A
JPH1121762A JP17620497A JP17620497A JPH1121762A JP H1121762 A JPH1121762 A JP H1121762A JP 17620497 A JP17620497 A JP 17620497A JP 17620497 A JP17620497 A JP 17620497A JP H1121762 A JPH1121762 A JP H1121762A
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Yoshiyuki Kobayashi
良幸 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下敷等を使わずに1枚切りができ、1枚ずつ
プリントやマーキングを同時に施すことができるシート
加工装置を提供する。 【解決手段】 このシート加工装置は、加工すべき布1
を真空圧により作業面14に吸着・保持するコンベア1
0と、作業面に沿って移動可能な移動ヘッド30と、こ
の移動ヘッドに搭載された加工手段31と、移動ヘッド
並びに加工手段の動作制御を行う制御手段とからなり、
加工手段として、布の切断手段と、切断以外の処理を施
す処理手段とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に布に対して、
裁断や、プリント、マーキング、刺繍等の加工を施すシ
ート加工装置、及び、その装置を用いて衣服を製造する
方法、並びに、その主要動作の手順が書き込まれた記憶
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】布を機械で切断する場合、一枚の布を刃
物で切断しようとすると、布が動いて切断しづらい。そ
こで、従来では、布と、腰のある紙(下敷き)とを交互
に何枚も重ねた重ね切りが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、重ね切りする
場合、布と紙とを交互に重ねる作業が必要であり、その
作業は機械で行っても時間かかるため、効率が悪いとい
う問題があった。また、重ね切りする場合、縫製やボタ
ン付けのためのマーキングを機械で施そうとしても、一
番上の布に対してはできるものの、中の布に対しては同
時に行うことができず、切断後に一枚一枚ばらした上で
マーキング作業を行わなければならず、作業効率が悪い
という問題があった。この点は模様のプリントを行う場
合も同様であり、一枚ずつ自由な模様をプリントするよ
うなことは無理であった。従って、予め柄の付いた布を
切断する場合が多く、柄合わせに余計な配慮や手間を費
やすという問題があった。
【0004】本発明は、上記事情を考慮し、下敷等を使
わずに1枚切りができ、1枚ずつプリントやマーキング
を同時に施すことができるシート加工装置、及びそのシ
ート加工装置を用いて衣服を製造する方法、並びにその
主要動作手順を書き込んだ記憶媒体を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のシート
加工装置は、加工すべきシートを真空圧により作業面に
吸着・保持する作業台と、前記作業面に沿って移動可能
な移動ヘッドと、この移動ヘッドに搭載されたシートの
加工手段と、前記移動ヘッド並びに加工手段の動作制御
を行う制御手段とからなり、前記加工手段として、前記
シートの切断手段と、切断以外の処理を施す処理手段と
が設けられていることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明のシート加工装置は、請求
項1において、少なくとも前記移動ヘッドの存在する位
置に開口を有した通気遮蔽材により、前記作業面の表面
をシートの上から覆い、且つ、前記開口の位置を移動ヘ
ッドの移動に応じて移動させる開口移動手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0007】請求項3の発明のシート加工装置は、請求
項2において、前記移動ヘッドを移動させるための手段
として、前記作業面と平行なX−Y座標系における一方
向に移動ヘッドを移動させる第1の移動手段と、この第
1の移動手段上で他方向に移動ヘッドを移動させる第2
の移動手段とが設けられ、前記通気遮蔽材が、移動ヘッ
ドの存在する位置に前記開口を形成するよう、移動ヘッ
ドの存在する位置を挟んで前記一方向へ二分され、これ
ら二分された各通気遮蔽材は、前記第1の移動手段上に
その移動方向に相互に間隔をおいて配された、前記開口
移動手段としての二つの巻取ロールに各一端が巻き取ら
れており、該二つの巻取ロールが、第1の移動手段の移
動に応じて、移動方向前方側の通気遮蔽材を巻き取り、
移動方向後方側の通気遮蔽材を巻き出すことで、前記開
口の位置を移動させることを特徴とする。
【0008】請求項4の発明のシート加工装置は、請求
項1〜3のいずれかにおいて、前記処理手段が、シート
に模様のプリント、マーキング、刺繍の少なくともいず
れかを行うものであることを特徴とする。
【0009】請求項5の発明のシート加工装置は、請求
項1〜4のいずれかにおいて、前記制御手段が、移動ヘ
ッドを移動させながら前記処理手段を動作させた後、再
度移動ヘッドを移動させながら切断手段を動作させるこ
とを特徴とする。
【0010】請求項6の発明のシート加工装置は、請求
項1〜5のいずれかにおいて、前記制御手段が、前記作
業台が置かれた場所から離れた場所より供給されるデー
タによって、前記移動ヘッド及び加工手段を制御するこ
とを特徴とする。
【0011】請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれ
かに記載のシート加工装置を用いて衣服を製造する方法
であって、加工すべきシートを真空圧により作業台の作
業面に吸着・保持し、その状態で作業面に沿って移動ヘ
ッドを動かすことにより、移動ヘッドに搭載した処理手
段で模様のプリント、マーキング、刺繍の少なくともい
ずれかの処理を行い、その後、再度作業面に沿って移動
ヘッドを動かすことにより、移動ヘッドに搭載した切断
装置でシートを所望形状に切断し、切断後のシートを縫
製して衣服を製造することを特徴とする。
【0012】請求項8の発明の衣服の製造方法は、請求
項6において、加工すべきシートを真空圧により作業台
の作業面に吸着・保持する際に、少なくとも前記移動ヘ
ッドの存在する位置に開口を有した通気遮蔽材により、
前記作業面の表面をシートの上から覆い、前記移動ヘッ
ドの移動に際し、通気遮蔽材の開口の位置を、移動ヘッ
ドの移動に応じて移動させることを特徴とする。
【0013】請求項9の発明の記憶媒体は、請求項7に
おける移動ヘッド、処理手段、切断手段の動作手順が書
き込まれていることを特徴とする。
【0014】請求項10の発明の記憶媒体は、請求項9
において、さらに請求項8の通気遮蔽材の開口の位置の
移動制御の手順が書き込まれていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は実施形態のシート加工装置の
概略構成を示す。このシート加工装置は、原料である布
(シート)を供給する材料供給部Aと、布に所定の加工
を施す加工部Bと、加工品を受ける加工品受部Cとから
なる。加工品受部Cに得られた加工品は、最終的には縫
製部へ送られ、縫製されて衣服に加工される。
【0016】装置の主要部分である加工部Bは、材料供
給部Aから送り込まれた布1を受け取るコンベア(作業
台)10を有する。コンベア10は、前後に配したロー
ラ12、13によって鉛直面内で周回駆動させられる無
端状の幅広のゴムベルト11を有する。ゴムベルト11
の上側移動部の上面は、加工作業のための作業面14と
なっており、この作業面14に布1が載り、図中右方へ
搬送される。図中、14Aが作業面の入側、14Bが出
側を示す。
【0017】前記ゴムベルト11には、多数の貫通した
小孔(図示略)が明けられている。ゴムベルト11の上
側移動部である作業面14の下側には、ゴムベルト11
の小孔を通して、真空圧で布1を作業面14に吸引・保
持する吸引チャンバ15が設けられ、吸引チャンバ15
には吸引ポンプ16が接続されている。
【0018】作業面14の上方には、作業面14に沿っ
て平行に移動する移動ヘッド30が設けられている。移
動ヘッド30は、作業面14の移動する方向(以下、こ
れをX方向という)及びそれと直交する水平方向(図面
に垂直な方向で、以下、これをY方向という)に移動可
能に設けられており、X−Y座標系内の任意の座標に位
置制御されるようになっている。ここでは、駆動機構に
よってX方向に移動させられる図示略の第1の移動体
(第1の移動手段)の上に、別の駆動機構によってY方
向に移動させられる図示略の第2の移動体(第2の移動
手段)が搭載されており、その第2の移動体の上に移動
ヘッド30が設けられることで、移動ヘッド30がX−
Y座標系内で任意に移動できるようになっている。本図
では、移動ヘッド30のみを図示してある。
【0019】移動ヘッド30には加工手段31が搭載さ
れている。加工手段としては、移動ヘッド30の移動経
路に従って布1を自由に切断し得る切断手段と、切断以
外の処理を施す処理手段とが設けられている。切断手段
には、刃物や、音波振動を利用したカッタ、レーザを利
用した切断装置等が含まれる。また、処理手段には、布
1に液体や固形塗料を付着させて模様を形成するプリン
タやマーキング装置、あるいは、布1に刺繍を施す装置
等が含まれる。加工手段31は、移動ヘッド30の移動
に応じて切断やプリント等の加工を施すものであり、図
示しない制御装置によって、移動ヘッド30と共にその
動作が制御される。
【0020】前述したように、加工すべき布1を作業台
14に吸引・保持する場合、多くの布1は通気性を持っ
ているので、広い面積の布1を強く吸引するには、強力
な力で吸引しなくてはならない。そうすると、吸引ポン
プ16を相当大型にしなくてはならず、無駄が多くな
る。そこで、本装置では、作業しない領域の布1を、通
気遮断性のある押えフィルム(通気遮断材)17A、1
7Bで覆い、吸引能力の低減を図っている。この場合、
移動ヘッド30の存在する位置に開口18を形成するよ
うに、押えフィルム17A、17Bが、移動ヘッド30
挟んでX方向に二つに分けて配設されている。
【0021】一方の押えフィルム17Aは、作業面14
の入側14Aの上方に配した固定点19Aに一端が固定
され、他端が、移動ヘッド30をX方向に動かす第1の
移動体(図示略)上に装備された巻取ロール20Aに、
巻き取り・巻き出し自由に保持されている。そして、中
央部が垂れ下がった状態で、作業面14に吸着されてい
る。また、他方の押えフィルム17Bは、作業面14の
出側14Bの上方に配した固定点19Bに一端が固定さ
れ、他端が、前記第1の移動体(図示略)に装備された
巻取ロール20Bに、巻き取り・巻き出し自由に保持さ
れている。そして、中央部が垂れ下がった状態で、作業
面14に吸着されている。第1の移動体に装備された2
つの巻取ロール20A、20Bは相互に間隔をおいて配
されており、それにより、移動ヘッド30の位置に、押
えフィルムの開口18を形成している。
【0022】2つの巻取ロール20A、20Bは、前述
した制御装置により、移動ヘッド30のX方向への移動
に関連付けて制御され、移動方向の前方側では押えフィ
ルム17A、17Bを巻き取り、移動方向の後方側では
押えフィルム17A、17Bを巻き出す。そして、それ
により、開口18の位置を加工手段31による作業に支
障のないように移動させる。従って、ここでは、2つの
巻取ロール20A、20Bが、開口の位置を移動させる
開口移動手段を構成している。
【0023】次に材料供給部A及び加工品受部Cの構成
について簡単に説明する。材料供給部Aは加工部Bの前
段に設けられており、反物ロール3から巻き出した布1
を送る送りローラ41と、送りローラ41で送り出した
布1の先端を引っ掛けて前に移動する移動バー42と、
移動バー42によって前に移動させられた布1の先端を
振動によって更に前に送り出すバイブレータ43と、バ
イブレータ43によって送り出された布1の先端を、外
周に突設したアームの先端のゴム45に引っ掛けて加工
部Bの作業面14の入側14Aに送り込む回転車44と
からなる。
【0024】また、加工品受部Cは、加工部Bの後段
に、作業面14の出側14Bから出て来る加工品2を受
け取れるように設けられている。作業面14の出側14
Bには搬送機構35が配されており、この搬送機構35
のベルト36と、作業面14側のゴムベルト11との間
に挟まれて、加工品2が鉛直下方に送り出されるように
なっている。加工品受部Cは、X方向に往復移動できる
水平な受台37を備えており、この受台37が、鉛直に
送り出されて来る加工品2の速度と略同じ速度で移動す
ることにより、受台37の上面に加工品2が順番に載
る。受台37の移動方向によっては、加工品2を表向き
に載せたり、裏向きに載せたりすることができる。ま
た、受台37の繰り返し移動により、前に載せた加工品
2の上に次の加工品2を重ねることもできる。
【0025】前述した制御装置は、材料供給部A、加工
部B、加工品受部Cの全般を制御する。特に加工部Bに
ついては、予め組まれたプログラムに従って、始めに移
動ヘッド30を移動させながら処理手段を動作させ、布
1に対して模様のプリントやマーキング処理を行った
後、再度、移動ヘッド30を移動させながら切断手段を
動作させ、布1を所定形状に切断させる。この場合のプ
ログラムには、吸引ポンプ16の動作を始めとして、移
動ヘッド30の動作、巻取ロール20A、20Bの動
作、加工手段31としての処理手段及び切断手段の動作
の各手順が書き込まれている。このプログラムのデータ
は、フロピィディスク等の記憶媒体の形で制御装置に供
給される。あるいは、制御装置から離れた場所より転送
されて供給される。
【0026】次に一連の動作を説明する。材料供給部A
の反物ロール3から、布1の先端を送りローラ41によ
って送り出すと、チェーン駆動によって周回運動してい
る移動バー42が、下方に垂れ下がっている布1の先端
側を掬い取り、バイブレータ43にその先端側を預け
る。バイブレータ43に乗ると、振動によって布1が前
方へ送り移動され、回転車44の外周ゴム45に引っ掛
かった後、加工部Bの作業面14の入側14Aに落とし
込まれる。
【0027】この時点でコンベア10のゴムベルト11
は回転しているので、作業面14に降りて来た布1は、
作業面14の移動と共に作業面14の全体に展開して行
く。そして、布1は吸引ポンプ16の吸引力によって、
作業面14に吸着・保持される。布1が作業面14に展
開したら、押えフィルム17A、17Bを作業面14に
布1の上から覆い被せる。そうすると、吸引力が限定さ
れることにより、布1が強力に作業面14に吸着・保持
される。
【0028】この状態になったら、制御装置が移動ヘッ
ド30を動かしながら処理手段を動作させて、模様のプ
リントやマーキング処理を実行する。次いで、それらの
処理が終了したら、再度移動ヘッド30を動かしながら
切断手段を動作させて、布1を所定の形状に裁断する。
その際、移動ヘッド30のX方向の移動に応じて、巻取
ロール20A、20Bが押えフィルム17A、17Bを
巻き取り、あるいは巻き出すことにより、開口18の位
置を移動ヘッド30の位置に追従させる。従って、押え
フィルム17A、17Bが、加工手段31の作業の邪魔
にならないように確実に布1を覆うことになり、強い吸
引力で確実に布1が作業面14に吸着・保持される。そ
の結果、加工時の布1のずれがなくなり、精度の良い加
工が可能になる。
【0029】加工が終了したら、一旦吸引を弱めるなど
して、押えフィルム17A、17Bを布1から離し、コ
ンベア10及び搬送機構35を駆動して、加工品2を作
業面14から排出する。そうすると、移動する受台37
上に加工品2が並んで行く。次いで、受台37上に並ん
だ加工品2を、縫製部に送り込んで縫製を施すことによ
り、衣服が出来上がる。
【0030】なお、切断手段にレーザ切断装置を採用し
た場合、コンベア10のゴムベルト11の小孔を、その
レーザ切断装置を使用して形成することも可能である。
また、パンチングなど、一般に行われている穴あけ方法
によって行ってもよいのはもちろんである。さらに、上
記実施形態では、シートが布の場合を示したが、布以外
の材料に本発明を使用することができるのはもちろんで
ある。
【0031】図2および図3を参照して本発明の他の実
施形態を説明する。なお、一実施形態と共通の構成には
同一符号を付し、説明を簡略化する。この実施形態にお
ける押さえフィルム17Bは、移動ヘッド30と一体に
移動するローラ51、ローラ13の近傍に設けられたロ
ーラ52、さらには、ローラ53、54に巻掛けられて
いて、図示のようにベルト10との間に布地を挟持する
ようになっている。さらに前記押さえフィルム17Bは
押さえローラ55によって図示の経路が維持されるよう
になっている。また前記ローラ54は、フレーム56に
よって作業面14と平行な方向に移動可能に支持される
とともに、フレーム56の図中左方への移動によってば
ね57を弾性変形させながら引っ張るようになってい
る。
【0032】上記他の実施形態の動作を説明する。移動
ヘッド30を作業面14に沿って図2および図3の左右
方向へ移動させながら作業面14上の布地に所定の処理
を施す。この処理に際して、巻き取りロール20Aは移
動ヘッド30の移動に連動して押さえフィルム17Aを
巻出し、あるいは巻取る。一方、ローラ51が移動ヘッ
ド30の移動とともに(例えば図2の位置から左方へ)
移動すると、押さえフィルム17Bがこれに連動して引
っ張られ、この張力によってローラ54がばね57を伸
張させながら同方向へ移動し、押さえフィルム17Bが
図3に示すような状態となる。また、移動ヘッド30が
図3の位置から右方へ移動すると、ばね57の弾性力に
よってローラ54が同方向へ移動しながら、押さえフィ
ルム17Bの張力を一定に維持し、図2の位置に戻るこ
とができる。すなわちこの実施形態では、ローラ54を
介してUターンする区間が押さえフィルムの巻き取り手
段として機能して、押さえ範囲の変位にともなう押さえ
フィルムの長さの伸縮を吸収することができる。
【0033】移動ヘッド30による所定の処理が終了し
た後、図2に示す位置でコンベア10を図2の時計回り
に駆動すると、コンベア10上の布地がコンベア10と
押さえフィルム17Bとの間に挟まれた状態で搬送さ
れ、ローラ13とローラ52との間から下方へ送り出さ
れる。なお、図では作業面14と押さえフィルム13
A、13Bとが離れて表現されているが、実際は押さえ
フィルム13A、13Bは作業面14に密着してその間
に布地を挟持している。ここに、押さえフィルム17B
は自由回転可能なローラ51、52、53、54、55
に巻掛けられているから、コンベア10および布地との
間の摩擦力により駆動されて前述のように布地をコンベ
ア10との間に挟持した状態で走行することができる。
また、このように押さえフィルム17Bが布地を押さえ
ることができるから、前記一実施形態における搬送機構
35(図1参照)を省略しても、布地を安定して搬送す
ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シートを真空圧で作業面に吸着・保持しながら切断する
ので、布等の薄物のシートでも、1枚ずつ精度良く切断
することができる。従って、シートを重ね切りする必要
がなく、重ね作業の手間が省ける。また、同時にプリン
トやマーキング、あるいは刺繍等の処理を施すことがで
きるので、模様を自由に設定することができ、柄合わせ
等の余計な配慮や手間が全く要らなくなる。その結果、
作業効率のアップが図れる。また、布等の通気性のある
シートを作業面に吸着する際に、作業箇所以外を通気遮
蔽材で覆うようにした場合、吸引能力の低減を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の概略構成を示す側面図
である。
【図2】 本発明の他の実施形態の概略構成を示す側面
図である。
【図3】 図3の装置の他の動作状態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】 1…布(シート)、10…コンベア(作業台)、14…
作業面、17A,17B…押えフィルム(通気遮蔽
材)、18…開口、20A,20B…巻取ロール(開口
移動手段)、30…移動ヘッド、31…加工手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D05C 5/06 D05C 5/06 D06H 7/18 D06H 7/18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工すべきシートを真空圧により作業面
    に吸着・保持する作業台と、前記作業面に沿って移動可
    能な移動ヘッドと、この移動ヘッドに搭載されたシート
    の加工手段と、前記移動ヘッド並びに加工手段の動作制
    御を行う制御手段とからなり、 前記加工手段として、前記シートの切断手段と、切断以
    外の処理を施す処理手段とが設けられていることを特徴
    とするシート加工装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記移動ヘッドの存在する位
    置に開口を有した通気遮蔽材により、前記作業面の表面
    をシートの上から覆い、且つ、前記開口の位置を移動ヘ
    ッドの移動に応じて移動させる開口移動手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のシート加工装置。
  3. 【請求項3】 前記移動ヘッドを移動させるための手段
    として、前記作業面と平行なX−Y座標系における一方
    向に移動ヘッドを移動させる第1の移動手段と、この第
    1の移動手段上で他方向に移動ヘッドを移動させる第2
    の移動手段とが設けられ、 前記通気遮蔽材が、移動ヘッドの存在する位置に前記開
    口を形成するよう、移動ヘッドの存在する位置を挟んで
    前記一方向へ二分され、 これら二分された各通気遮蔽材は、前記第1の移動手段
    上にその移動方向に相互に間隔をおいて配された、前記
    開口移動手段としての二つの巻取ロールに各一端が巻き
    取られており、 該二つの巻取ロールが、第1の移動手段の移動に応じ
    て、移動方向前方側の通気遮蔽材を巻き取り、移動方向
    後方側の通気遮蔽材を巻き出すことで、前記開口の位置
    を移動させることを特徴とする請求項2記載のシートの
    加工装置。
  4. 【請求項4】 前記処理手段が、シートに模様のプリン
    ト、マーキング、刺繍の少なくともいずれかを行うもの
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    のシート加工装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、移動ヘッドを移動させ
    ながら前記処理手段を動作させた後、再度移動ヘッドを
    移動させながら切断手段を動作させることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載のシート加工装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段が、前記作業台が置かれた
    場所から離れた場所より供給されるデータによって、前
    記移動ヘッド及び加工手段を制御することを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載のシート加工装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のシート
    加工装置を用いて衣服を製造する方法であって、 加工すべきシートを真空圧により作業台の作業面に吸着
    ・保持し、その状態で作業面に沿って移動ヘッドを動か
    すことにより、移動ヘッドに搭載した処理手段で模様の
    プリント、マーキング、刺繍の少なくともいずれかの処
    理を行い、その後、再度作業面に沿って移動ヘッドを動
    かすことにより、移動ヘッドに搭載した切断装置でシー
    トを所望形状に切断し、切断後のシートを縫製して衣服
    を製造することを特徴とする衣服の製造方法。
  8. 【請求項8】 加工すべきシートを真空圧により作業台
    の作業面に吸着・保持する際に、少なくとも前記移動ヘ
    ッドの存在する位置に開口を有した通気遮蔽材により、
    前記作業面の表面をシートの上から覆い、前記移動ヘッ
    ドの移動に際し、通気遮蔽材の開口の位置を、移動ヘッ
    ドの移動に応じて移動させることを特徴とする請求項7
    記載の衣服の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7における移動ヘッド、処理手
    段、切断手段の動作手順が書き込まれていることを特徴
    とする記憶媒体。
  10. 【請求項10】 請求項9において、さらに請求項8の
    通気遮蔽材の開口の位置の移動制御の手順が書き込まれ
    ていることを特徴とする記憶媒体。
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