JPH11217876A - 間柱付き建物ユニット - Google Patents

間柱付き建物ユニット

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JPH11217876A
JPH11217876A JP2196098A JP2196098A JPH11217876A JP H11217876 A JPH11217876 A JP H11217876A JP 2196098 A JP2196098 A JP 2196098A JP 2196098 A JP2196098 A JP 2196098A JP H11217876 A JPH11217876 A JP H11217876A
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JP
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stud
fixed
studs
bracket
fixing
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Withdrawn
Application number
JP2196098A
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English (en)
Inventor
Hidetada Kawakami
栄忠 河上
Kiyoshi Hagihira
潔 萩平
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 間柱を迅速かつ容易に設置できる間柱付き建
物ユニットを提供する。 【解決手段】 直方体形状の骨組みの上下に対向する梁
13間にブラケット20を介して間柱14を設けた間柱
付き建物ユニットにおいて、ブラケット20の固定面2
1を間柱14に長手方向に突出して固定するとともに、
この突出方向端部に梁13に固定するための取付面22
を設け、取付面22と間柱14との間に固定面21の突
出高さに応じた作業空間を形成する。間柱14の端部を
斜めに切り欠いた形状とし、この切り欠かれた側と反対
側の側面に固定面21を固定することで作業空間を拡張
するとともに固定面21側と反対側に大きく開放させ
る。この作業空間でブラケット20の固定作業を行うこ
とで、作業性を大幅に向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間柱付き建物ユニ
ットに関し、詳しくは、柱および梁を直方体形状に組ん
だ骨組みを備え、この骨組みの上下に対向する梁間に間
柱を設けた間柱付き建物ユニットに関する。
【0002】
【背景技術】近年、工業化率を高めて建設現場での施工
期間を短縮するために、複数の建物ユニットを予め工場
で製造し、これらを建設現場で組み合わせて建物を構築
するユニット工法が用いられている。建物ユニットは、
柱および梁を直方体形状に組んで骨組みを形成し、この
骨組みに床材、壁材、天井材等の設備部材を組み付けて
製造される。このような建物ユニットの側面に窓サッシ
等を組み付ける場合、骨組みには間柱を設けるようにし
ている。
【0003】間柱は、図10に示すように、通常、上下
に対向する梁91,92間に立設され、U字プレート9
3を介して梁91,92に固定されている。すなわち、
U字プレート93は、一対の側面93Aの端部同士を取
付面93BでU字状に連結した形状を備えている。この
ようなU字プレート93は、その取付面93B側と反対
側の開口した側の端部を矩形筒状の間柱94内に挿入
し、その状態で、側面93Aを間柱94の内側面に固定
するようになっている。間柱94を設置するにあたって
は、U字プレート93を取り付けた間柱94を梁91,
92間に配置し、その取付面93Bをボルト931およ
びナット932によって梁91,92に結合していた。
【0004】このような間柱94に窓サッシを取り付け
る場合には、図11に示すように、間柱94を二本(一
方のみ図示)並設して、これらの間に窓台フレーム96
を架設し、この窓台フレーム96に窓台カバー97を取
り付けて窓台を形成し、これに窓サッシを固定してい
た。具体的には、窓台フレーム96内にナット961,
962を設けるとともに、間柱94の互いに対向する側
面にそれぞれL字状のブラケット941を固定してお
き、これらのブラケット941の間に窓台フレーム96
を架け渡して、その内部のナット961にブラケット9
41側からボルト961を締め込んでブラケット941
と窓台フレーム96とを結合していた。また、窓台フレ
ーム96および窓台カバー97は、窓台フレーム96内
に設けたナット962に窓台カバー97側からボルト9
71を螺入することにより接合していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この方法では、U字プ
レート93の取付面93Bを梁91,92にボルト93
1締めする際、U字プレート93の一対の側面93Aに
挟まれた狭い空間でボルト931を回転させなければな
らず、作業性が悪かった。特に、レンチ等の回転工具を
用いると、U字プレート93の側面93Aによってその
回動角度が大幅に制限されるため、作業効率が低下する
いう問題があった。
【0006】また、U字プレート93は撓みやすい形状
であるため、強度が必要な場合には補強しなければなら
ず、補強を行うと構造が複雑化することから、間柱の取
付作業が一層煩雑になるという問題があった。
【0007】さらに、窓台フレーム96は、ブラケット
941を介して間柱94に取り付けられているので、一
つの窓台フレーム96に対して二つのブラケット941
を間柱94に固定しなければならないので、部材点数が
増加する上、固定作業が増加するという問題があった。
【0008】本発明の目的は、間柱を迅速かつ容易に設
置できる間柱付き建物ユニットを提供することにある。
本発明の他の目的は、間柱を迅速かつ容易に設置できる
とともに、窓台の取付作業を簡略化できる間柱付き建物
ユニットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面を参照し
て説明すると、柱11および梁(12,13)を直方体
形状に組んだ骨組み10Aを備え、この骨組みの上下に
対向する梁間に間柱14を設けた間柱付き建物ユニット
10であって、間柱の端部は、斜めに切り欠かれた形状
を有しかつ前記梁にブラケット20を介して固定され、
このブラケットは、間柱の側面に長手方向に突出して固
定される固定面21と、この固定面の突出方向端部に直
交して設けられて前記梁に固定される取付面22とを備
え、前記固定面は、間柱の切り欠かれた側と反対側の側
面に固定されていることを特徴とする。
【0010】本発明では、ブラケットの固定面を間柱の
端部に固定し、ブラケットの取付面を梁に固定する。ブ
ラケットの固定面は、間柱に長手方向に突出して固定さ
れ、この突出方向端部に取付面が設けられているので、
取付面と間柱との間には、固定面の突出高さに応じた作
業空間が形成される。また、間柱の端部は、斜めに切り
欠かれた形状を備え、この切り欠かれた側と反対側の側
面にブラケットの固定面が固定されているので、取付面
と間柱との間の作業空間は、間柱が切り欠かれた分だけ
拡張されるとともに、固定面側と反対側に大きく開放さ
れる。
【0011】従って、ブラケットの取付面を梁に固定す
る作業を、大きく開放された作業空間で行えるので、作
業性が大幅に向上し、間柱を迅速かつ容易に固定でき
る。また、レンチ等の回転工具を用いて取付面と梁との
接合作業を行っても、その回動がほとんど制限されるこ
とがなくなり、充分な回動角度を確保できるので、作業
効率を向上できる。
【0012】そして、前記取付面は、複数の部材を連結
するワンウェイファスナ40によって梁に固定され、こ
のワンウェイファスナは、先端部にスリット41Aを有
して拡径可能とされかつ後端部にフランジ41Bを備え
た筒状のファスナ本体41と、このファスナ本体に後端
側から圧入されることで、ファスナ本体の先端を拡開さ
せるピン42とからなることが望ましい。
【0013】すなわち、梁にブラケットの取付面を重ね
て、これらの取付面および梁にファスナ本体を挿通し、
その状態でファスナ本体にピンを圧入して先端を拡径さ
せ、ファスナ本体の拡開部分とフランジとで取付面およ
び梁を挟み込んで結合する。このようなワンウェイファ
スナを用いることで、ファスナ本体にピンを圧入するだ
けで、ボルト等のように回転させなくても、取付面およ
び梁を連結固定できるから、間柱を一層簡単に取り付け
ることができる。
【0014】また、前記固定面および取付面の側縁に
は、補強用のリブ23,24が設けられていることが好
ましく、これによると、補強しなくても充分な強度を確
保できるので、取付構造の複雑化を防止できるととも
に、容易に取り付けられる。
【0015】以上において、前記間柱は、矩形筒状に形
成され、前記固定面は、当該間柱の内側面に固定されて
いることが好ましい。
【0016】すなわち、間柱を矩形筒状に形成すれば、
間柱の端部の斜めに切り欠かれた部分で間柱の内部空間
を大きく開口させることができる。従って、間柱の内部
空間を含んで作業空間を構成できるので、作業空間を大
きく確保できるから、取付面を梁に固定する際の作業性
を大幅に向上できる。また、固定面を間柱の内側面に固
定することで、固定面を間柱の外側面に固定したときの
ように、間柱の表面に固定面による突出部分(段差)が
形成されることがないから、固定面を間柱の室内側の側
面に固定した場合でも、間柱の表面仕上げを簡単に行え
る。
【0017】この場合、間柱は、梁間に二本並設され、
これらの間柱の互いに対向する側面には、窓サッシ4が
固定される窓台30を受けるための受け面15が水平方
向に突設され、当該受け面は、間柱の側面14Aを切り
起こすことにより形成されていてもよい。
【0018】このように、間柱の側面を切り起こして受
け面を形成すれば、従来、窓台を受けるために間柱に取
り付けていたL字状のブラケットを省略できるから、部
材点数を削減できる上、ブラケットの取付作業を省略で
きるから、窓台の取付作業を簡略化できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1には、本実施形態の間柱付
き建物ユニット10を含んで構成されるユニット式建物
1が示されている。ユニット式建物1は、基礎2上に予
め工場で製造した箱状の建物ユニット3および間柱付き
建物ユニット10を組み合わせて配置することにより形
成された建物本体1Aと、この建物本体1Aの上に設け
られた屋根1Bとを有して構成されている。
【0020】間柱付き建物ユニット10には、建物本体
1A内部への採光や通風を確保するために窓サッシ4が
設けられている。この間柱付き建物ユニット10は、図
2に示すように、四本の柱11、これらの四本の柱11
の上端間を連結する上梁12および四本の柱11の下端
間を連結する下梁13を含む直方体形状の骨組み10A
を備えている。この骨組み10Aには、図示しない床
材、天井材、内外壁材等の各種設備部材が組み付けられ
る。なお、建物ユニット3も、この間柱付き建物ユニッ
ト10と同様に、直方体形状の骨組みに各種設備部材を
取り付けて構成されている。
【0021】骨組み10Aの窓サッシ4(図1参照)が
組み付けられる側面には、窓サッシ4に対応した間隔で
一対の間柱14が設けられている。間柱14は、上下に
対向する上梁12および下梁13の間に立設され、ブラ
ケット20を介して各梁12,13に固定されている。
一対の間柱14の間には、窓サッシ4を固定するための
窓台30が水平に架け渡されている。間柱14は、図3
にその下端部を示すように、矩形筒状の角パイプにより
構成され、その端部は斜めに切り欠かれ、その切り欠か
れた部分から間柱14の内部空間が骨組み10Aの外側
に向かって開口している。
【0022】ブラケット20は、間柱14の内側面に固
定される固定面21と、この固定面21の突出方向端部
に直交して設けられた取付面22とを有して略L字状に
形成され、固定面21および取付面22の両側縁には、
補強用のリブ23,24がL字状に設けられている。固
定面21は、室内側(骨組み10Aの内側)の内側面、
つまり、間柱14の切り欠かれた側と反対側の内側面に
固定され、これにより、間柱14の端部が室外側にえぐ
られたように開口している。固定面21およびその両側
縁から立ち上がるリブ23は、間柱14の内側面に沿う
ように平面視でコ字状に形成され、固定面21を間柱1
4内に挿入して固定面21およびリブ23をそれぞれ間
柱14の各内側面に溶接等によって固定するようになっ
ている。
【0023】このような固定面21およびリブ23は、
間柱14の長手方向に突出して固定されている。すなわ
ち、間柱14の下端部に取り付けるブラケット20の固
定面21は、図3に示すように、下梁13側に突出して
固定され、間柱14の上端部に取り付けるブラケット2
0の固定面は、図示しないが、上梁12側に突出して固
定されている。これにより、間柱14と取付面22との
間には、固定面21の突出寸法に応じた高さの隙間が形
成され、この隙間と、間柱14の切り欠かれた部分と、
間柱14の内部空間のうち切り欠かれた部分により開口
された部分とで、間柱14の端部には、作業空間が形成
されている。
【0024】取付面22は、複数の部材を連結するワン
ウェイファスナ40によって上梁12或いは下梁13の
上面となるフランジ部13Aに固定されている。ワンウ
ェイファスナ40は、図4にも示すように、先端部にス
リット41Aを有して拡径可能とされかつ後端部にフラ
ンジ41Bを備えた筒状のファスナ本体41と、このフ
ァスナ本体41に後端側から圧入されるピン42とで構
成されている。ピン42の先端部は、先細りに形成さ
れ、この先端部をファスナ本体41の後端部に挿入する
ことにより、ピン42がファスナ本体41に同一軸線上
に保持されるようになっている。また、ピン42は、後
端部に鍔状に突出した打撃部42Aを備え、この打撃部
42Aを叩くことでピン42をファスナ本体41に打ち
込めるようになっている。
【0025】次に、本実施形態の間柱14を下梁13に
固定する場合の手順を、図4を参照して説明する。すな
わち、予め、間柱14の端部を斜めに切り欠いておき、
その内部にブラケット20の上端部を挿入して、固定面
21およびリブ23の各上端部を内側面に固定する。ま
た、図4(A)に示すように、取付面22および下梁1
3のフランジ部13Aに、ファスナ本体41を挿通可能
かつフランジ41Bよりも径の小さい結合孔221,1
31を各々形成しておく。そして、ブラケット20が取
り付けられた間柱14を上梁12および下梁13の間に
配置し、結合孔221,131が重なるように位置決め
する。
【0026】次いで、これらの結合孔221,131
に、ピン42を保持させたファスナ本体41を取付面2
2側から挿通し、そのフランジ41Bを取付面22に当
接させるとともに先端部を下梁13のフランジ部13A
から突出させる。なお、ファスナ本体41を結合孔22
1,131に挿通してから、ピン42をファスナ本体4
1に保持させてもよい。
【0027】続いて、図4(B)に示すように、ピン4
2の打撃部42Aをハンマー49等で叩いて、ファスナ
本体41の内部に打ち込んで軸方向に圧入する。このと
き、間柱14の下端部には、前述した作業空間が大きく
形成されているので、この作業空間においてハンマー4
9等を大きく動かして打ち込み作業を行える。ピン42
を圧入していくと、ファスナ本体41の先端部がスリッ
ト41Aから拡開し、ピン42を完全に打ち込むと、フ
ァスナ41の先端部が結合孔221,131の径よりも
大きく拡開し、この拡開部分とフランジ41Bとで取付
面22および下梁13のフランジ部13Aが挟み込まれ
て結合される。
【0028】なお、図示しないが、このような間柱14
の下端部および下梁13の結合と同様にして、間柱14
の上端部および上梁12も前述したブラケット20を介
して結合されている。
【0029】図2に戻って、一対の間柱14の互いに対
向する側面14Aには、図5および図6に示すように、
窓台30を受けるための受け面15がそれぞれ水平方向
に突設されている。受け面15は、間柱14の側面14
Aを切り起こすことにより形成されたものであり、その
折曲部分151の中央部分には、補強用の突条152が
突出して形成されている。この受け面15は、間柱14
の側面14Aに略コ字状の切込み15Aを形成し、この
切り込み15Aに囲まれた部分を外側に折り曲げること
により形成されている。
【0030】切込み15Aは、図7および図8に示すよ
うな切込形成治具50を用いて形成されている。切込形
成治具50は、間柱14の側面14Aに直角に押し当て
て切込み15Aを形成する断面コ字状の刃部51と、間
柱14内に挿入して間柱14の側面14Aを貫通した刃
部51を受ける受け部52とを有して構成されている。
刃部51の先端部は、側面14Aに加える力を集中させ
るために斜めに形成され、切込み15Aを容易に形成で
きるようになっている。
【0031】受け部52は、間柱14の内部形状に対応
した略四角柱状に形成されている。受け部52の一端部
は、上方に膨出したストッパ部522とされ、受け部5
2を間柱14内に挿入してそのストッパ部522を間柱
14の端面に当接させることで、受け部52を間柱14
の端部からその長手方向の所定位置まで挿入できるよう
になっている。なお、受け部52の長手方向の長さは、
間柱14の端部から切込み15Aまでの長さに応じて設
定されている。受け部52の上面のうち、切込み15A
を形成する位置に対応した部分には、側面14Aを貫通
した刃部51を受けるための凹部521が設けられてい
る。この凹部521は、刃部51の断面形状に対応した
直方体状に形成されている。
【0032】このような切込形成治具50を用いて切込
み15Aを形成するにあたっては、間柱14を、骨組み
10Aに組み付ける前に、受け面15を形成する側面1
4Aを上に向けて載置し、その内部に受け部52を挿入
してストッパ部522を間柱14の開口端に当接させ
る。これにより、受け部52の凹部521を、切込み1
5Aを形成する位置に対応した部分に容易かつ正確に配
置できる。そして、刃部51を間柱14の側面14Aと
直角に配置するとともに受け部52の凹部521と対向
させ、この後、間柱14の側面14A、つまり、凹部5
21に向かって前進させ、側面14Aに略コ字状の切込
み15Aを形成する。この際、間柱14の側面14Aを
貫通した刃部51は、凹部521内に挿入され、その内
側面に沿って前進するので、刃部51を間柱14の側面
14Aに対して直交する方向に前進させることができる
から、切込み15Aを精度よく形成できる。
【0033】このようにして形成した切込み15Aに囲
まれた部分は、図9に示すような折曲治具60を用いて
外側に折り曲げられている。折曲治具60は、板状の治
具本体61と、この治具本体61の一方の面に取り付け
られた複動式の油圧シリンダ62と、治具本体61を貫
通して設けられて油圧シリンダ62のピストンロッド6
2Aに連結されたラック63と、このラック63に噛合
するピニオン64と、治具本体61に立設されてピニオ
ン64の回転軸64Aを受ける軸受け部65とを備えて
いる。ピニオン64には、切込み15Aに囲まれた部分
を押し曲げるための面状の折曲げ片641が突設され、
油圧シリンダ62によりラック63を長手方向に進退さ
せることで、ピニオン64、つまり、折曲げ片641が
回転するようになっている。この折曲げ片641の基端
部の中央部分には、折曲部分151(図5参照)に補強
用の突条152を形成するための図示しない突部が設け
られている。
【0034】このような本実施形態の折曲治具60で
は、ラック63およびピニオン64を間柱14の内部に
挿入して、治具本体61を間柱14の端面に当接させ
る。すると、ピニオン64およびラック63は、切込み
15Aに対応した位置まで挿入された状態で位置決めさ
れ、折曲げ片641は、切込み15Aに囲まれた部分に
対向するようになる。また、間柱14の側面14Aの上
に、これと直交する直交面66Aを備えた受け部材66
を配置し、その直交面66Aを切込み15Aの折曲部分
151に沿わせる。なお、直交面66Aの下端部の中央
部分には、折曲げ片641の前述した図示しない突部に
嵌合する図示しない凹部が設けられている。
【0035】そして、油圧シリンダ62により、ラック
63を挿入方向(先端が治具本体61から離れる方向)
に前進させる。すると、このラック63と連動してピニ
オン64、つまり、折曲げ片641が回転し、切込み1
5Aに囲まれた部分が内側から外側に向かって折曲部分
151で押し曲げられる。折曲げ片641を受け部材6
6の直交面66Aと当接するまで回転させると、切込み
15Aに囲まれた部分が、間柱14と直交した状態に折
り曲げられるとともに、折曲部分151の中間部分が、
折曲げ片641の突部(図示省略)および受け部材66
の凹部(図示省略)に挟み付けられて突条152が形成
される。
【0036】このように形成された受け面15には、図
5および図6に示すように、窓台30を固定するための
固定用孔153が形成され、一対の間柱14の受け面1
5間に窓台30が架け渡される。
【0037】窓台30は、窓サッシ4(図1参照)を取
り付けるための水平な取付面31と、この取付面31の
室内側(骨組み10Aの内側)の端縁から下方に延びる
垂下面32と、取付面31の室外側(骨組み10Aの外
側)の端縁から上方に立ち上がる立上面33と、この立
上面33の上端部を室内側に屈曲した折返し面34とを
備えている。この窓台30は、金属等からなる板材の折
曲げ加工や、押出し成形等により製造できる。窓台30
の取付面31の長手方向端部は、間柱14の受け面15
上に重ねて配置され、その重ねられた部分には、受け面
15との結合用の固定用孔35が、固定用孔153と同
一軸上に形成されている。
【0038】このような窓台30の取付面31の長手方
向端部と、間柱14の受け面15とは、各固定用孔3
5,153を貫通して設けられたワンウェイファスナ4
0により互いに結合されている。このワンウェイファス
ナ40は、前述したワンウェイファスナ40(図3およ
び図4参照)と略同様な構造を有するものであるから、
同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
なお、ここでは、間柱14と下側の窓台30との結合部
分についてのみ説明したが、図示しない上側の窓台30
も略同様な構造で、間柱14の受け面15間に架け渡さ
れて当該受け面15に対して固定されている。
【0039】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。すなわち、ブラケット20の固定面2
1は、間柱14に長手方向に突出して固定され、この突
出方向端部に取付面22が設けられているので、取付面
22と間柱14との間には、固定面21の突出高さに応
じた作業空間が形成される。また、間柱14の端部は、
斜めに切り欠かれた形状を備え、この切り欠かれた側と
反対側の側面にブラケット20の固定面21が固定され
ているので、取付面22と間柱14との間の作業空間
は、間柱14が切り欠かれた分だけ拡張されるととも
に、固定面21側と反対側に大きく開放される。従っ
て、ブラケット20の取付面22を上梁12および下梁
13に固定する作業を、大きく開放された作業空間で行
えるので、作業性が大幅に向上し、間柱14を迅速かつ
容易に固定できる。
【0040】さらに、取付面22は、ピン42をファス
ナ本体41に圧入して接合を行うワンウェイファスナ4
0によって上梁12および下梁13に固定されているの
で、ファスナ本体41にピン42を圧入するだけで、ボ
ルト等のように回転させなくても、取付面22および梁
12,13を連結固定できるから、間柱14を一層簡単
に取り付けることができる。同様に、窓台30および受
け面15もワンウェイファスナ40により結合されてい
るので、窓台30の取付作業を簡単化できるうえ、従来
のように窓台に予めナットを固定(図11参照)しなく
てもよくなる。
【0041】そして、固定面21および取付面22の各
側縁には、補強用のリブ23,24が設けられているた
め、補強を別途行わなくても充分な強度を確保できるの
で、取付構造の複雑化を防止できるとともに、容易に取
り付けられる。また、固定面21およびリブ23は、間
柱14の内側面に沿うようにコ字状に形成されて固定さ
れているので、固定面21のみを間柱14に結合するよ
りも結合部分が多くなるので、ブラケット20を間柱1
4に対して強固に結合できる。
【0042】そして、間柱14は、矩形筒状に形成され
ているので、斜めに切り欠かれた部分で間柱14の内部
空間を大きく開口させることができる。従って、間柱1
4の内部空間を含んで作業空間を構成できるので、作業
空間を大きく確保できるから、取付面22を梁12,1
3に固定する際の作業性を大幅に向上できる。さらに、
固定面21を間柱14の内側面に固定することで、固定
面21を間柱14の外側面に固定したときのように、間
柱14の表面に固定面21による突出部分(段差)が形
成されることがなくなる。従って、固定面21を間柱1
4の室内側の側面に固定しても、間柱14の表面仕上げ
を簡単に行える。
【0043】そして、受け面15は、間柱14の側面1
4Aを切り起こして形成されているので、従来、窓台を
受けるために間柱に取り付けていたL字状のブラケット
を省略できるから、部材点数を削減できる上、従来のブ
ラケットの取付作業を省略できるから、窓台30の取付
作業を簡略化できる。
【0044】また、受け面15を形成するための切込み
15Aを切込形成治具50を用いて形成し、この切込み
15Aに囲まれた部分を折曲治具60により折り曲げた
ので、精度よく受け面15を形成できるとともに、作業
効率を大幅に向上できる。さらに、受け部材66を用
い、その直交面66Aに切込み15Aに囲まれた部分が
当接するまで折り曲げて、受け面15を形成するように
構成したので、受け面15を間柱14に対して直角に精
度よく形成できる。また、折曲げ片641および受け部
材66には、互いに嵌合する図示しない突部および凹部
が形成されているので、折曲げ加工と同時に受け面15
に補強用の突条152を形成できる。
【0045】そして、従来、図11に示したように、間
柱94に固定した窓台フレーム96に窓台カバー97を
取り付けて窓台を二つの部材で構成していたが、本実施
形態では、窓台30を一つの部材により構成したので、
部材点数を削減できる上、窓台30の設置に要する工数
を削減できるから作業効率を向上できる。
【0046】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を
含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
すなわち、前記実施形態では、窓台30を一つの部材に
より構成したが、図11に示したように、複数の部材で
窓台を構成してもよい。また、前記実施形態では、ワン
ウェイファスナ40を用いて窓台30を受け面15に固
定したが、他の止着具を用いて固定してもよく、例え
ば、ボルトおよびナットで締め付けることにより結合し
てもよい。
【0047】前記実施形態では、受け面15を切込形成
治具50および折曲治具60を用いて形成したが、受け
面15は、これらの治具を使用しないで形成してもよ
く、或いは、二種類の治具50,60のうちいずれか一
方のみを用いて形成してもよい。
【0048】さらに、前記実施形態では、ブラケット2
0の取付面22と梁12,13とをワンウェイファスナ
40により連結したが、他の止着具を用いて連結しても
よい。例えば、ボルトおよびナット等の回転式の止着具
等を用いて取付面22および梁12,13を結合しても
よく、この結合の際に、レンチ等の回転工具を用いて接
合作業を行っても、作業空間が大きく確保されているの
で、その回動がほとんど制限されることがないから、充
分な回動角度を確保できるので、作業効率を向上でき
る。
【0049】また、ワンウェイファスナは、前記実施形
態のものに限定されず、ファスナ本体にピンを圧入して
複数の部材を結合するものであれば任意であり、具体的
なワンウェイファスナの種類は、実施にあたって適宜選
択すればよい。
【0050】以上に述べた実施形態では、間柱14を二
本立設した場合について説明したが、間柱の数は、特に
限定されず、一本であってもよく、或いは、三本、四本
以上であってもよい。また、間柱は、窓台を固定するも
のに限定されず、例えば、補強用に設けたものであって
もよい。
【0051】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
骨組みの上下に対向する梁間にブラケットを介して間柱
を設けた間柱付き建物ユニットにおいて、ブラケットの
固定面を間柱にその長手方向に突出して固定するととも
に、この突出方向端部に、梁に固定するための取付面を
設けたので、取付面と間柱との間には、固定面の突出高
さに応じた作業空間が形成される。また、間柱の端部
は、斜めに切り欠かれた形状を備え、この切り欠かれた
側と反対側の側面にブラケットの固定面が固定されてい
るので、取付面と間柱との間の作業空間は、間柱が切り
欠かれた分だけ拡張されるとともに、固定面側と反対側
に大きく開放される。
【0052】従って、ブラケットの取付面を梁に固定す
る作業を、大きく開放された作業空間で行えるので、作
業性が大幅に向上し、間柱を迅速かつ容易に固定でき
る。また、レンチ等の回転工具を用いて取付面と梁との
接合作業を行っても、その回動がほとんど制限されるこ
とがなくなり、充分な回動角度を確保できるので、作業
効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】前記実施形態の間柱付き建物ユニットを示す斜
視図。
【図3】前記実施形態の間柱と下梁との接合部分を示す
斜視図。
【図4】前記実施形態の間柱と下梁とを接合する手順を
示す工程図。
【図5】前記実施形態の間柱および窓台の接合部分を示
す分解斜視図。
【図6】前記実施形態の間柱および窓台の接合部分を示
す断面図。
【図7】前記実施形態で用いる切込形成治具を示す斜視
図。
【図8】図7の切込形成治具の使用状態を示す断面図。
【図9】前記実施形態で用いる折曲治具を示す図。
【図10】従来の間柱と梁との接合構造を示す斜視図。
【図11】従来の間柱および窓台の接合部分を示す分解
斜視図。
【符号の説明】
1 ユニット式建物 4 窓サッシ 10 間柱付き建物ユニット 11 柱 12 上梁 13 下梁 10A 骨組み 14 間柱 15 受け面 20 ブラケット 21 固定面 22 取付面 23,24 リブ 30 窓台 40 ワンウェイファスナ 41 ファスナ本体 41A スリット 41B フランジ 42 ピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱および梁を直方体形状に組んだ骨組み
    を備え、この骨組みの上下に対向する梁間に間柱を設け
    た間柱付き建物ユニットであって、 前記間柱の端部は、斜めに切り欠かれた形状を有しかつ
    前記梁にブラケットを介して固定され、 このブラケットは、前記間柱の側面に長手方向に突出し
    て固定される固定面と、この固定面の突出方向端部に直
    交して設けられて前記梁に固定される取付面とを備え、 前記固定面は、前記間柱の切り欠かれた側と反対側の側
    面に固定されていることを特徴とする間柱付き建物ユニ
    ット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した間柱付き建物ユニッ
    トにおいて、 前記取付面は、複数の部材を連結するワンウェイファス
    ナによって前記梁に固定され、 このワンウェイファスナは、先端部にスリットを有して
    拡径可能とされかつ後端部にフランジを備えた筒状のフ
    ァスナ本体と、 このファスナ本体に後端側から圧入されることで、前記
    ファスナ本体の先端を拡開させるピンとからなることを
    特徴とする間柱付き建物ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した間柱
    付き建物ユニットにおいて、 前記固定面および取付面の側縁には、補強用のリブが設
    けられていることを特徴とする間柱付き建物ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれかに
    記載した間柱付き建物ユニットにおいて、 前記間柱は、矩形筒状に形成され、 前記固定面は、当該間柱の内側面に固定されていること
    を特徴とする間柱付き建物ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載した間柱付き建物ユニッ
    トにおいて、 前記間柱は、前記梁間に二本並設され、 これらの間柱の互いに対向する側面には、窓サッシが固
    定される窓台を受けるための受け面が水平方向に突設さ
    れ、 当該受け面は、前記間柱の側面を切り起こすことにより
    形成されていることを特徴とする間柱付き建物ユニッ
    ト。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022183429A (ja) * 2021-05-31 2022-12-13 積水化学工業株式会社 建物ユニット

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JP2022183429A (ja) * 2021-05-31 2022-12-13 積水化学工業株式会社 建物ユニット

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