JPH11218016A - ドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット - Google Patents
ドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニットInfo
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- JPH11218016A JPH11218016A JP31427798A JP31427798A JPH11218016A JP H11218016 A JPH11218016 A JP H11218016A JP 31427798 A JP31427798 A JP 31427798A JP 31427798 A JP31427798 A JP 31427798A JP H11218016 A JPH11218016 A JP H11218016A
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Abstract
の、成形用型を小型化する。 【解決手段】 クランクケース11底部の捕集部11b
…に一時的に集めた潤滑油を返送ポンプで潤滑油タンク
に汲み上げる形式のドライサンプ潤滑式4サイクルエン
ジンユニットにおいて、クランクシャフトと下方の油面
との間を仕切るプレート21Aを捕集部11b…に配置
し、このプレート21Aを分割した複数のピース21…
で構成し、これらピース21…を互いに同一形状にし、
更に、クランクシャフト用軸受11a…間に配置した。
Description
4サイクルエンジンユニットの改良に関する。
ースの外部に備えた潤滑油タンクからエンジンの各潤滑
部に潤滑油を供給し、余分な潤滑油を半割クランクケー
スの底部に一時的に集め、集めた潤滑油を潤滑油ポンプ
で速やかに潤滑油タンクに汲み上げる潤滑方式である。
て、例えば、特開昭62−23514号公報「エンジン
の潤滑装置」がある。上記エンジンの潤滑装置は、その
公報の第1図によれば、クランクケース4(番号は公報
に記載されたものを引用した。以下同じ。)の底部に且
つクランクケース4の左右両側に、クランクピン10の
延出方向に延びるオイルサンプ13,14を設け、これ
らオイルサンプ13,14の上方に、バッフルプレート
17…を設けたものである。オイルサンプ13,14
は、クランクケース4の壁面を流下した潤滑油を、一時
的に集める役割を果たす。バッフルプレート17…は、
オイルサンプ13,14内の潤滑油の飛散を防止する役
割を果たす。オイルサンプ13に集めた潤滑油を、第2
のスカベンジポンプ29で潤滑油タンク20に汲み上
げ、また、オイルサンプ14に集めた潤滑油を第1のス
カベンジポンプ28で潤滑油タンク20に汲み上げる。
図によれば、エンジン本体1の側部に、且つ、クランク
軸8と平行な面に潤滑油タンク20を取付けたものであ
る。エンジン本体1と潤滑油タンク20との間を、ホー
スなしで連通することができる。
イルサンプ13,14の上方に比較的大型のバッフルプ
レート17…を設けたものであり、バッフルプレート1
7…を成形するための成形用型は大きい。
1の側部のうち、クランク軸8と平行な面はスカート、
リブ、補機類取付け用ボス等の張出し部分が多いので、
潤滑油タンク20の取付け位置が制限され、設計の自由
度が小さい。
プレートを成形するための成形用型を小型化することに
ある。さらに、本発明の目的は、シリンダブロックと半
割クランクケースとからなる組立体に、潤滑油タンクを
取付けるに際し、それを自由に取付けることができるこ
とにある。
の請求項1記載の発明は、クランクケース底部の捕集部
に一時的に集めた潤滑油を返送ポンプで潤滑油タンクに
汲み上げる形式のドライサンプ潤滑式4サイクルエンジ
ンユニットにおいて、クランクシャフトと下方の油面と
の間を仕切るプレートを捕集部に配置し、このプレート
を分割した複数のピースで構成し、これらピースを互い
に同一形状にし、更に、クランクシャフト用軸受間に配
置したことを特徴とする。
な潤滑油はクランクケース底部の捕集部に一時的に集め
られた後に、返送ポンプで潤滑油タンクに汲み上げられ
る。捕集部内の潤滑油は、プレートによって飛散を防止
される。捕集部に配置するためのプレートを、分割した
複数のピースで構成したので、1つのピースは小さい。
小さなピースを板材から打ち抜き成形するための成形用
型は小型でよい。しかも、複数のピースが同一形状なの
で、成形用型は1種類ですむ。
スの外部に潤滑油タンクを備えたドライサンプ潤滑式4
サイクルエンジンユニットにおいて、潤滑油タンクに互
いに平行な第1パッキン面及び第2パッキン面を形成
し、一方、シリンダブロックと半割クランクケースとか
らなる組立体の側部に、且つ、クランクシャフトと直交
する面にタンク取付けパッキン面を形成し、このタンク
取付けパッキン面に潤滑油タンクの第1パッキン面を取
付け、潤滑油タンクの第2パッキン面に蓋を取付けたこ
とを特徴とする。
機類取付け用ボス等の張出し部分が少ない、クランクシ
ャフトと直交する面に潤滑油タンクを取付けたので、潤
滑油タンクの取付けにあたり、その取付け位置の制限が
少なく、設計の自由度が大きく、また、潤滑油タンク取
付け面(パッキン面)の加工も容易である。また、潤滑
油タンクを組立体の側部に、且つ、クランクシャフトと
直交する面に取付けたので、シリンダ軸線の傾きが互い
に異なるなど複数種のエンジンを生産する場合に、潤滑
油タンクを変更するだけで組立体を変えないか、又は、
最小限の変更でよく、設計の自由度が大きい。また、複
数種のエンジンで共用部品が多いので、成形型費用を下
げることができる。更に、潤滑油タンクに互いに平行な
第1・第2パッキン面を形成し、第2パッキン面に蓋を
取付けたので、潤滑油タンクの内部を容易に点検するこ
とができる。
基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見
るものとする。図1は本発明に係るドライサンプ潤滑式
4サイクルエンジンユニットを搭載した小型船の側面図
であり、想像線にて示す小型船1はレジャー用等に使用
するものであって、船体2のエンジン室2aにドライサ
ンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット3を搭載し、こ
のエンジンユニット3でジェットポンプ4を駆動し、こ
のジェットポンプ4で船体2の底部から吸い込んだ水を
加圧し、ジェット水流として後方に吐出することで、前
進するものである。なお、2dはバルクヘッド、2eは
シート、2fはデッキ、2gはステアリングバー、5は
給水口、6は吐出ノズル(吐出口)、7は燃料タンクで
ある。
ジン室2a(ロアハル2bとアッパハル2cとで形成)
にドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット3を
搭載した姿を示す。エンジンユニット3は、クランクシ
ャフト15を小型船1の前後方向(図表裏方向)に延
し、シリンダ軸線Lを図左上方向に傾斜し、前後左右の
4つのマウント8…(…は複数を示す。以下同じ。)を
ロアハル2bの取付台2h…に取付けた横置型エンジン
ユニットである。9…はマウントラバーである。
に示す小型船1の後方(図左側)に向ってエンジン動力
を取出すようにした、エンジンユニット3の断面構成を
示す。なお、この図において、吸入管72及び吸入油路
24a廻り(符号A−Aで示す範囲)は、図2の3−3
線からずれた位置にあるが、説明の便宜上他の部位と同
一断面にて示す。エンジンユニット3は、エンジン本体
10と、このエンジン本体10の前部に取付けた動弁駆
動機構40及びフライホイールユニット50と、エンジ
ン本体10の後部に取付けた潤滑ユニット60とからな
る横置型3気筒エンジンである。
(クランクケース)11と、前後方向に3つのシリンダ
12a…を備えたシリンダブロック12と、シリンダヘ
ッド13と、ヘッドカバー14と、横向きのクランクシ
ャフト15と、このクランクシャフト15に連結し各シ
リンダ12a…に挿通したピストン16…と、クランク
シャフト15の後端部に連結したPTO軸(動力取出し
軸)17と、シリンダヘッド13とヘッドカバー14と
で形成した動弁室18と、この動弁室18に収納した動
弁機構30とを、主要構成とする。
りも後方(反エンジン側)に延び、図1に示すジェット
ポンプ4の駆動軸4aに連結するものである。17aは
クランクシャフト15に連結する連結部、17bは動力
取出し用連結部であり、これら連結部17a,17b
は、めすねじ又はめすスプラインからなる。
クシャフト15を支持する4つのクランクシャフト用軸
受11a…と、これら軸受11a…間にあって各摺動部
を潤滑して余った潤滑油を一時的に捕集するための3つ
の捕集部11b…と、これらの捕集部11b…で捕集し
た潤滑油を誘導する誘導路11cと、この誘導路11c
から潤滑ユニット60へ潤滑油を戻す戻し油路11dと
を、一体に形成したものである。
ンクシャフト15のカウンタウェイト(ウェーブ)に接
触しない程度にクランクシャフト15へ接近し、クラン
クシャフト15と下方の油面との間を複数の小バッフル
プレート21…で仕切った、小容量の油溜めである。こ
のため、半割クランクケース11は底部をクランクシャ
フト15に近づけることができるので、小型になる。こ
の結果、小型船1(図2参照)にエンジンユニット3の
搭載位置を設定する際に、エンジンユニット3の底部と
船底との干渉による影響を少なくできる。そして、半割
クランクケース11が小型であるにもかかわらず、クラ
ンクシャフト15は潤滑油に接触し難く、回転した際の
フリクションロスが抑えられ、エアレーション(油の飛
散)も防止される。
b…内の潤滑油の飛散を防止する役割を果たす。従来
は、クランクシャフト15と下方の油面との間を、その
概ね全面にわたって、1つのバッフルプレートで仕切っ
ていた。本発明は、1つのバッフルプレート(プレー
ト)を、分割した複数のピースで構成し、これらのピー
スを小バッフルプレート21…としたものである。すな
わち、各捕集部11b…に小バッフルプレート21…を
個別に配置したものである。
5で動弁機構30のカムシャフト31をベルト駆動する
機構であり、半割クランクケース11の前側部から突出
するクランクシャフト15に固定した駆動プーリ41
と、シリンダヘッド13の前側部から突出するカムシャ
フト31に固定した従動プーリ42と、これら駆動・従
動プーリ41,42間に掛けたタイミングベルト43
と、このタイミングベルト43の張力を調整するベルト
テンショナ44とからなる。45はベルトカバーであ
る。
シャフト15の前端部にボルト止めしたフライホイール
51と、このフライホイール51を収納するためにシリ
ンダブロック12と半割クランクケース11とからなる
組立体の前側部にボルト止めしたホイールケース52
と、このホイールケース52の開放端(前端部)を覆う
ためにボルト止めした平板状の蓋53とからなる。すな
わち、シリンダブロック12と半割クランクケース11
とからなる組立体の側部に、且つ、クランクシャフト1
5と直交する面に、フライホイールユニット50を取付
けたものであり、このフライホイールユニット50は駆
動プーリ41よりも前方(反シリンダブロック12側)
にある。
ル51の内周面に取付けたロータ54aと、ホイールケ
ース52に取付けたコイル54bからなる。55はフラ
イホイール51の外周面に取付けたリングギヤであり、
後述するスターターモータに連結される。57は点検用
キャップであり、クランク角度を確認するための孔を塞
ぐものである。
2と半割クランクケース11とからなる組立体の後側部
にボルト止めした潤滑油タンク61と、この潤滑油タン
ク61の開放端(後端部)を閉塞した蓋63と、半割ク
ランクケース11の捕集部11bから潤滑油タンク61
に潤滑油を戻す返送ポンプ64と、潤滑油タンク61か
らエンジン本体10の各摺動部に潤滑油を供給する供給
ポンプ65と、管路等からなる。返送ポンプ64は潤滑
油タンク61に内蔵したポンプであり、供給ポンプ65
は潤滑油タンク61から独立したポンプである。
ランクケース11とからなる組立体の側部に、且つ、ク
ランクシャフト15と直交する面に、タンク取付けパッ
キン面(フランジ)22を形成した。一方、潤滑油タン
ク61に、互いに平行な第1パッキン面(フランジ)6
1a及び第2パッキン面(フランジ)61bを形成し
た。第2パッキン面61bは第1パッキン面61aの後
方(シリンダブロック12からPTO軸17側へ離反す
る方向)にある。そして、タンク取付けパッキン面22
に、パッキン23を介して第1パッキン面61aを合せ
て、シリンダブロック12と半割クランクケース11と
からなる組立体に、潤滑油タンク61を取付け、第2パ
ッキン面61bに、パッキン62を介して蓋63を合せ
て、ボルト止めしたものである。このような潤滑油タン
ク61は、組立体の側壁と蓋63とで密閉して、潤滑油
を溜める密閉タンクである。
体に形成したケース部61cと、このケース部61cを
閉塞した内部カバー64aと、ケース部61cに収納し
たインナロータ64b及びアウタロータ64cと、これ
らインナ・アウタロータ64b,64cを駆動するべく
クランクシャフト15に駆動機構(駆動ギヤ64d及び
従動ギヤ64eからなる。)を介して連結した軸64f
とからなる、スカベンジングポンプである。駆動機構
は、潤滑油タンク61と組立体との間の空間部66に収
納したものである。なお、空間部66は、動弁室18と
クランク室19とを連通するためのブリーザ通路の一部
を兼ねる。67はケース部61cに内部カバー64aを
取付けるためのボルトである。
ヘッドカバー14とからなる組立体の側部にボルト止め
したケース本体65aと、このケース本体65aを閉塞
したカバー65bと、ケース本体65aに収納したイン
ナロータ65c及びアウタロータ65dと、これらイン
ナ・アウタロータ65c,65dを駆動するべく動弁機
構30のカムシャフト31に直結した軸65eとからな
るポンプである。なお、返送ポンプ64の軸及び供給ポ
ンプ65の軸64f,65eは、クランクシャフト15
及びカムシャフト31と平行に延びる。シリンダブロッ
ク12とシリンダヘッド13とからなる組立体は、供給
ポンプ65のための吸入油路24a及び吐出油路24b
(図7参照)を備える。なお、58,58はハンガであ
る。
であり、シリンダ軸線Lを図左上方向に傾斜したエンジ
ン本体10を示す。動弁機構30は、カムシャフト31
とロッカシャフト32,32とロッカアーム33,33
と吸気バルブ34と排気バルブ35とからなる。シリン
ダヘッド13は吸気通路13a及び排気通路13bを備
え、吸気通路13aに吸気管81を介してフロートレス
のダイヤフラム式キャブレタ82が連通し、排気通路1
3bにシリンダブロック12の排気通路12bが連通す
る。ヘッドカバー14は、動弁室18の上部に、ブロー
バイガス還流用の第1ブリーザ室18aを備える。
ンクケース11に固定し、クランクシャフト15の回転
方向の下流側(図左側)に相当する範囲を仕切るもので
ある。シリンダ軸線Lを図左上方向に傾斜させたので、
半割クランクケース11は、左下部に誘導路11c及び
戻し油路11dを配置した構成であり、しかも、各捕集
部11b…に集まった潤滑油が誘導路11cへ向って流
れるように、各捕集部11b…の底に勾配を設けた構成
である。このため、集めた潤滑油を潤滑油タンク61に
汲み上げるための返送ライン(誘導路11cと戻し油路
11d)及び返送ポンプ64(図3参照)は1つずつあ
ればよく、構成が簡単である。なお、シリンダ軸線Lを
図右上方向に傾斜させた場合には、捕集部11b…の勾
配、誘導路11c及び戻し油路11dの配置は上記と逆
向きになる。
(図7参照)及びフィルタ25を介して供給ポンプ65
(図7参照)に接続し、エンジン本体10の各摺動部に
潤滑油を供給する油路である。27は動弁室18からク
ランク室19に潤滑油を戻す油戻しチューブであり、本
実施の形態では、シリンダヘッド13のノズル(油戻し
口)13cと、半割クランクケース11の下半部にある
ノズル(油戻し口)11eとの間を接続することで、捕
集部11bや誘導路11cに連通する。28は動弁室1
8とクランク室19とを連通する連通路である。11f
は捕集部11bからドレンを抜き取るためのドレン孔、
12c…は冷却水通路である。
ルプレートの取付構成図であり、(a)は半割クランク
ケース11と小バッフルプレート21…との分解斜視図
であり、(b)は半割クランクケース11に小バッフル
プレート21…を組付けた状態の平面図である。
(a),(b)は、軸受11a…間の各捕集部11b…
に、各小バッフルプレート21…を個別に配置したこと
を示す。複数の小バッフルプレート21…は、全体でバ
ッフルプレート(プレート)21Aをなす。
つ捕集部11b…に位置決め突起11g…と、プレート
受台11h…と、プレート受台11h…に配置したねじ
孔11i…とを形成したものである。各小バッフルプレ
ート21…は、互いに同一形状のピースであり、これら
のピースは捕集部11bの上方並びに誘導路11cの上
方を仕切るように、平面視略T字状の板材である。
小バッフルプレート(ピース)21…としたので、1つ
の小バッフルプレート21は小さい。小さな小バッフル
プレート21を板材から打ち抜き成形するための成形用
型は小型でよい。しかも、複数の小バッフルプレート2
1…が同一形状なので、成形用型は1種類ですむ。この
ため、型代を安価にできる。
を取付けるには、プレート受台11hに小バッフルプ
レート21を載せ、位置決め突起11gに小バッフル
プレート21の係合孔21aを嵌合して位置合せし、
小バッフルプレート21の貫通孔21bにボルト101
を通してねじ孔11iにねじ込むことで、プレート受台
11hに固定する。
(b)に示すように左右非対称形(図2のクランクシャ
フト15の延出方向に非対称形)のピースである。すな
わち、このピースは、クランクシャフト15の軸と直交
する線Soに対して、左右非対称形品である。このた
め、表裏逆向きに組付けようとした小バッフルプレート
21は、半割クランクケース11の内壁や軸受11aに
当ることになる。また、係合孔21aは線So上にあ
り、貫通孔21bは線Soからずれた位置にある。この
ため、小バッフルプレート21を表裏逆向きに組付けよ
うとしても、位置決め突起11gとねじ孔11iは、対
応する係合孔21aや貫通孔21bに合致しない。従っ
て、小バッフルプレート21の誤った向きで組付ける心
配はない。
分解平面図であり、シリンダブロック12と半割クラン
クケース11とからなる組立体に沿って図3に示すクラ
ンクシャフト15の軸線S方向(クランクシャフト15
の延出方向)に潤滑油タンク61を膨出し、この膨出部
61dにも潤滑油を溜めるようにしたことを示す。潤滑
油タンク61のうち、組立体に沿った膨出部61dにも
潤滑油を溜めることができるので、同一容量の潤滑油タ
ンク61であっても、前後寸法及び上下寸法を小さくで
き、このため、エンジンユニット3を小型にできる。図
中、61rは潤滑油供給口用キャップ、68は半割クラ
ンクケース11及びシリンダブロック12に潤滑油タン
ク61を取付けるボルト、69は潤滑油タンク61に蓋
63を取付けるボルトである。
サイクルエンジンユニットの潤滑油タンクを外した背面
図であり、シリンダブロック12と半割クランクケース
11とからなる組立体のタンク取付けパッキン面22
が、開放されていることを示す。29A,29B…はブ
リーザ通路であり、タンク取付けパッキン面22で囲ま
れた空間部(図3に示す空間部66に相当)を介して、
動弁室18とクランク室19(図4参照)とを連通する
ものである。すなわち、ブリーザ通路29Aとブリーザ
通路29B…とは連通している。56はスタータモータ
であり、図3に示すリングギヤ55を介してフライホイ
ール51を回転することで、エンジンユニット3を始動
するものである。キャブレタ82に吸気消音箱83を接
続することで、吸気管81とキャブレタ82と吸気消音
箱83とでエンジン本体10の吸気ラインをなす。83
aは吸気口、84はマウント8に吸気消音箱83を取付
けるボルトである。
サイクルエンジンユニットの潤滑油タンク用蓋を外した
背面図であり、潤滑油タンク61の第2パッキン面61
bが、開放されていることを示す。潤滑油タンク61
は、返送ポンプ64のための吸入油路61e及び吐出油
路61fと、膨出部61d(図6参照)に連なり潤滑油
を溜める油溜め部61gと、この油溜め部61gより上
位の第2ブリーザ室61hと、エンジン排気口61iと
を一体に形成したものである。エンジン排気口61i
は、図7に示す排気通路12bと外部排気配管とを連通
する排気口である。吸入油路61eと油溜め部61gと
は、PTO軸17を跨ぐように左右に分れた位置にあ
り、返送ポンプ64及び供給ポンプ65は、シリンダ軸
線Lを通る位置にあり、しかも、PTO軸17より上位
に返送ポンプ64があり、この返送ポンプ64より上位
に供給ポンプ65がある。
のストレーナ71付き吸入管72を収納し、この吸入管
72の上端は供給ポンプ65用吸入油路24a(図3参
照)に連通する。図中、9aはマウント用ボルト、61
m…は油溜め部61g内に上下方向に3段に設けた油飛
散防止用バッフル壁、61nは図4に示す冷却水通路1
2cと外部冷却配管と連通する冷却水口である。75は
第3ブリーザチューブであり、潤滑油タンク61をガス
口61qを介して動弁室18(図3参照)に連通するチ
ューブである。
であり、潤滑油タンク61の膨出部61dが、シリンダ
ブロック12(図3参照)と半割クランクケース11と
からなる組立体に沿って膨出した形状を示す。膨出部6
1dは、ストレーナ71の吸入口位置に対し、上方に配
置されており、これにより、船体2(図2参照)の動き
に伴うエンジンユニット3の傾斜に際しても、吸入口が
油中にあるように配慮されている。第2ブリーザ室61
hはラビリンス構造であり、その詳細については図10
にて説明する。図中、12dはシリンダブロック12の
壁部、61sは潤滑油タンク61の壁部、61tは膨出
部61dの傾斜底部、71aはストレーナ71の支持ス
テー、73は第1ブリーザチューブである。76は油戻
しチューブであり、第2ブリーザ室61hから壁部61
sを介してクランク室19へ潤滑油を戻す役割を果た
す。
断面斜視図であり、潤滑油タンク61の3つの仕切壁6
1o…と蓋63の3つの仕切壁63a…とを突合せて第
2ブリーザ室61hを3室に仕切り、更に、各仕切壁6
1o…,63a…に交互に小さな切欠き61p,63b
…を設けることで、第2ブリーザ室61hをラビリンス
構造としたことを示す。第2ブリーザ室61hは、ガス
入口61j及びガス出口61kを備える。ガス入口61
jは、第1ブリーザチューブ73を介して第1ブリーザ
室18a(図4参照)と連通するものである。ガス出口
61kは、第2ブリーザチューブ74を介してキャブレ
レタ82の上流(吸気消音箱83とキャブレレタ82と
の間の連通管)に連通するものである。
クルエンジンユニットの作用を、図3、図4及び図8に
基づき説明する。図3の返送ポンプ64は、補集部11
b…に集まった潤滑油を、誘導路11c→戻し油路11
d→図8の吸入油路61e→返送ポンプ64→吐出油路
61fの経路(返送経路)で、油溜め部61gに戻す。
図8の供給ポンプ65は、油溜め部61gに溜まった潤
滑油をストレーナ71→吸入管72→吸入油路24a→
供給ポンプ65→吐出油路24b→図4のフィルタ25
→供給油路26の経路で、エンジン本体10の各摺動部
に供給する。各摺動部を潤滑して余った潤滑油は、図4
の油戻しチューブ27を通ってクランク室19内に戻
り、上記返送経路を通って潤滑油タンク61に回収され
る。
本体10に対して着脱可能であり、エンジンユニット3
の設置具合等に合せて自由に交換することができる。例
えば、次の図11〜図13のようにエンジンユニット3
のシリンダ軸線Lの向きを変えた変形例とすることもで
きる。
4サイクルエンジンユニット(変形例)の背面図であ
り、シリンダ軸線Lを図右上方向に傾斜したエンジン本
体10を小型船1に搭載した姿を示す。この場合には、
上記図2のダイヤフラム型キャブレタ82及び吸気消音
箱83からなる吸気系の代りに、電子制御燃料噴射装置
を設置する。電子制御燃料噴射装置は、スロットルボデ
ィ91と、加速ポンプ92と、インジェクションバルブ
93と、図示せぬ制御用コンピュータ等を備える。吸気
管81を狭いエンジン室2aのスペースに合せて引回す
ことで、スロットルボディ91の位置を自由に設定でき
る。
4サイクルエンジンユニット(変形例)の潤滑油タンク
を外した背面図であり、タンク取付けパッキン面22が
図右上方向に傾斜した状態を示す。この場合には、戻し
油路11dの配置を上記図7に示す配置と逆向きにす
る。このように、エンジンユニット3は、上記図2に示
すシリンダ軸線Lを図左上方向に傾斜した場合と、図1
2に示すシリンダ軸線Lを図右上方向に傾斜した場合と
で、エンジン本体10をほぼ共用できる。なお、シリン
ダ軸線Lを図右上方向に傾斜したことで、上記図4に示
す連通路28は斜め下向きになり、動弁室18からクラ
ンク室19内に潤滑油を戻すための油戻し通路の役割を
果たす。このため、油戻しチューブ27が不要である。
4サイクルエンジンユニット(変形例)の潤滑油タンク
用蓋を外した背面図であり、潤滑油タンク61を、膨出
した部分をシリンダ軸線Lに対して左右反対としたもの
に交換した構成を示す。このようにすれば、図12に示
すシリンダブロック12と半割クランクケース11とか
らなる組立体のうちの最小限の変更でよく、設計の自由
度は高まる。
4サイクルエンジンユニット(更なる変形例)の潤滑油
タンクを外した背面図である。この更なる変形例は、タ
ンク取付けパッキン面22が図右上方向に傾斜した情勢
であるが、戻し油路11dの位置を上記図7に示す配置
のままとしたことを示す。この場合には、図13に示す
潤滑油タンク61の吸入油路61eを、図14に示す戻
し油路11dと連通するように、変更すればよい。この
ようにすれば、上記図7に示すシリンダブロック12と
半割クランクケース11とからなる組立体を変える必要
がないので、設計の自由度は一層高まる。また、半割ク
ランクケース11やシリンダブロック12を成形するた
めの比較的大きな成形型に対し、潤滑油タンク61等の
比較的小さな成形型側だけで対応できるので、型費用を
一層安くできる。
は、半割クランクケース11とシリンダブロック12と
からなる組立体の側部に、且つ、クランクシャフト15
と直交する面に、潤滑油タンク61を取付けるようにし
たことを特徴とする。従って、シリンダ軸線Lの傾きが
異なるなど複数種のエンジンを生産する場合に、(1)
図11〜図13の変形例のように潤滑油タンク61を変
更するだけで組立体を変えないか、又は、(2)図14
の更なる変形例のように最小限の変更でよい。この結
果、設計の自由度は高まる。また、複数種のエンジンで
共用部品が多いので、成形型費用を下げることができ
る。
エンジンユニット3は気筒数を限定するものではなく、
例えば、4気筒でもよい。潤滑油タンク61は、少なく
ともシリンダブロック12と半割クランクケース11と
からなる組立体の側部に、且つ、クランクシャフト15
と直交する面に取付けるものであればよい。例えば、組
立体において、PTO軸17が突出する側部に動弁駆動
機構40及びフライホイールユニット50を取付け、反
対方向(上記図3の右側)の側部に潤滑ユニット60を
取付ける。その場合には、潤滑油タンク61は小型船1
の前方に向く。
する。請求項1は、捕集部に配置するためのプレート
を、分割した複数のピースで構成したので、1つのピー
スは小さい。小さなピースを板材から打ち抜き成形する
ための成形用型は小型でよい。しかも、複数のピースが
同一形状なので、成形用型は1種類ですむ。このような
ことから、型代を安価にできる。
第1パッキン面及び第2パッキン面を形成し、一方、シ
リンダブロックと半割クランクケースとからなる組立体
の側部に、且つ、クランクシャフトと直交する面にタン
ク取付けパッキン面を形成し、このタンク取付けパッキ
ン面に潤滑油タンクの第1パッキン面を取付け、潤滑油
タンクの第2パッキン面に蓋を取付けたことにより、組
立体の側部のうち、スカート、リブ、補機類取付け用ボ
ス等の張出し部分が少ない、クランクシャフトと直交す
る面に潤滑油タンクを取付けたので、潤滑油タンクの取
付けにあたり、その取付け位置の制限が少なく、設計の
自由度が大きく、また、潤滑油タンク取付け面(パッキ
ン面)の加工も容易である。また、潤滑油タンクを組立
体の側部に、且つ、クランクシャフトと直交する面に取
付けたので、シリンダ軸線の傾きが互いに異なるなど複
数種のエンジンを生産する場合に、潤滑油タンクを変更
するだけで組立体を変えないか、又は、最小限の変更で
よく、設計の自由度が大きい。また、複数種のエンジン
で共用部品が多いので、成形型費用を下げることができ
る。更に、潤滑油タンクに互いに平行な第1・第2パッ
キン面を形成し、第2パッキン面に蓋を取付けたので、
潤滑油タンクの内部を容易に点検することができる。
ンジンユニットを搭載した小型船の側面図
ンジンユニットの潤滑油タンクを外した背面図
ンジンユニットの潤滑油タンク用蓋を外した背面図
エンジンユニット(変形例)の背面図
エンジンユニット(変形例)の潤滑油タンクを外した背
面図
エンジンユニット(変形例)の潤滑油タンク用蓋を外し
た背面図
エンジンユニット(更なる変形例)の潤滑油タンクを外
した背面図
ンユニット、10…エンジン本体、11…半割クランク
ケース(クランクケース)、11a…クランクシャフト
用軸受、11b…捕集部、11g…位置決め突起、11
h…プレート受台、11i…ねじ孔、12…シリンダブ
ロック、15…クランクシャフト、17…PTO軸、2
1A…プレート(バッフルプレート)、21…小バッフ
ルプレート、21a…係合孔、22…タンク取付けパッ
キン面、60…潤滑ユニット、61…潤滑油タンク、6
1a…第1パッキン面、61b…第2パッキン面、63
…蓋、64…返送ポンプ、101…ボルト。
Claims (2)
- 【請求項1】 クランクケース底部の捕集部に一時的に
集めた潤滑油を返送ポンプで潤滑油タンクに汲み上げる
形式のドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット
において、クランクシャフトと下方の油面との間を仕切
るプレートを前記捕集部に配置し、このプレートを分割
した複数のピースで構成し、これらピースを互いに同一
形状にし、更に、クランクシャフト用軸受間に配置した
ことを特徴とするドライサンプ潤滑式4サイクルエンジ
ンユニット。 - 【請求項2】 半割クランクケースの外部に潤滑油タン
クを備えたドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニ
ットにおいて、前記潤滑油タンクに互いに平行な第1パ
ッキン面及び第2パッキン面を形成し、一方、シリンダ
ブロックと半割クランクケースとからなる組立体の側部
に、且つ、クランクシャフトと直交する面にタンク取付
けパッキン面を形成し、このタンク取付けパッキン面に
前記潤滑油タンクの第1パッキン面を取付け、前記潤滑
油タンクの第2パッキン面に蓋を取付けたことを特徴と
するドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31427798A JPH11218016A (ja) | 1997-11-07 | 1998-11-05 | ドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-306222 | 1997-11-07 | ||
| JP30622297 | 1997-11-07 | ||
| JP31427798A JPH11218016A (ja) | 1997-11-07 | 1998-11-05 | ドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11218016A true JPH11218016A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=26564620
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31427798A Pending JPH11218016A (ja) | 1997-11-07 | 1998-11-05 | ドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11218016A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6475046B2 (en) | 2000-01-31 | 2002-11-05 | Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha | Lubrication system for 4-cycle engine of small watercraft |
-
1998
- 1998-11-05 JP JP31427798A patent/JPH11218016A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6475046B2 (en) | 2000-01-31 | 2002-11-05 | Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha | Lubrication system for 4-cycle engine of small watercraft |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070904 |
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Effective date: 20070927 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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| A02 | Decision of refusal |
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