JPH11219152A - プラズマディスプレイパネルの温度制御方法およびプラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの温度制御方法およびプラズマディスプレイ装置

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JPH11219152A
JPH11219152A JP10021187A JP2118798A JPH11219152A JP H11219152 A JPH11219152 A JP H11219152A JP 10021187 A JP10021187 A JP 10021187A JP 2118798 A JP2118798 A JP 2118798A JP H11219152 A JPH11219152 A JP H11219152A
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plasma display
video signal
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histogram
unit
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Katsuhiko Morita
雄彦 森田
Jun Someya
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマディスプレイ装置において、表示す
る映像信号中の一部分に輝度が高い画素が集中している
場合に、温度差が生じることによってPDPに熱応力が
加わることを防止する。 【解決手段】 平均値算出部3で映像信号の低周波成分
を除去するとともにサンプリングし、ヒストグラム算出
部5において輝度範囲ごとのヒストグラムを作成し、判
定部6でヒストグラムから、輝度の大きな変化の有無を
判定し、判定結果にもとづいて制御部7で映像信号の輝
度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマディス
プレイパネルの温度制御方法およびプラズマディスプレ
イ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図17は、例えば特開平9−6283号
公報に示された従来のプラズマディスプレイ装置の構成
を示すブロック図である。図において、101はプラズ
マディスプレイパネル(PDP)であり、アドレス放電
を行うためのアドレス電極A1からAMと、維持放電を
行うためのX電極X1からXNおよびY電極Y1からY
Nを備えている。102は所定の信号(ドットクロック
CLK、表示データDATA、垂直同期信号VSYN
C、水平同期信号HSYNC)及び後述のマイコン19
0の制御に基き、後述のアドレスドライバ103、X共
通ドライバ104、Yスキャンドライバ106、Y共通
ドライバ107を制御することによってPDP101を
駆動する制御回路であり、後述の表示データ制御部11
1とパネル駆動制御部112から構成される。また10
3は制御回路102からの制御信号SAに基いてアドレ
ス電極A1からAMに対してアドレスパルスPAA及び
書き込みパルスPAWを印加するアドレスドライバであ
り、104は制御回路102からの制御信号SXに基い
てX電極X1からXNに対して書き込みパルスPXW及
び維持パルスPXSを印加するX共通ドライバであり、
105はX共通ドライバ104の温度を検出し後述のマ
イコン190に対して検出信号STXを出力する熱電対
等の温度検出器であり、106は制御回路102からの
制御信号SYSに基いてY電極Y1からYNに対してス
キャンパルスPAYを印加するYスキャンドライバであ
り、107は制御回路102からの制御信号SYCに基
いてYスキャンドライバ106を介してY電極Y1から
YNに対して維持パルスPYSを印加するY共通ドライ
バである。また108はY共通ドライバ107の温度を
検出し後述のマイコン190に対して検出信号STYを
出力する熱電対等の温度検出器であり、109は後述の
マイコン190の制御のもと始動時などPDP101が
低温の場合にPDP101を加熱するヒータなどのパネ
ル加熱装置であり、110はPDP101の温度を検出
し後述のマイコン190に対して検出信号STPを出力
する温度検出器である。また111はドットクロックC
LK、表示データDATAおよびマイコン190の制御
にもとづき表示データDATAにおける一つのフレーム
に対応するフレームデータを複数のサブフレームデータ
に分割し、当該サブフレームデータにもとづく制御信号
SAをアドレスドライバ103に対して出力する表示デ
ータ制御部であり、後述のフレームメモリ120、減算
器121、フレームメモリ122から構成される。
【0003】112は垂直同期信号VSYNC、水平同
期信号HSYNCおよびマイコン190の制御にもとづ
き、制御信号SYS、SYC、SXをそれぞれYスキャ
ンドライバ106、Y共通ドライバ107、X共通ドラ
イバ104に対して出力するパネル駆動制御部であり、
後述のスキャンドライバ制御部130と共通ドライバ制
御部131から構成される。120および122は入力
された表示データDATAを1フレーム分ずつ一時的に
記憶するフレームメモリであり、120および122の
どちらか一方に表示データが書き込まれている間に、先
に書き込まれたもう一方の表示データが読み出される。
121はマイコン190の制御のもと、フレームメモリ
120、122に記憶された表示データDATAの階調
数を補正する減算器である。130はスキャンドライバ
制御部であり、131は共通ドライバ制御部である。1
40は各ドライバに高圧電力を印加する電圧変換部であ
り、Vc電源部141、Vw電源部142、Vsc電源
部143、Vy電源部144、Vx電源部145から構
成される。150はEP−ROMであり、PDP101
に印加される各パルスの波形を予め記憶し後述のマイコ
ン190の制御のもと所望のパルス波形を出力する駆動
波形領域150Aと、維持パルス数設定領域150Bと
を有する。また160は装置内の雰囲気温度を検出し後
述のマイコン190に検出信号を出力する装内雰囲気温
度検出器であり、170は警告表示を行うLEDであ
り、171は後述のマイコン190の制御のもとLED
170の表示を制御する制御回路であり、180は装置
全体を冷却する空冷装置であり、181は後述のマイコ
ン190の制御のもと空冷装置180の動作を制御する
制御回路であり、191は後述のマイコン190の制御
のもと電圧変換部140および制御回路102への高電
圧の印加を禁止するリレー制御部であり、192はプラ
ズマディスプレイ装置全体の消費電力を検出する消費電
力検出部であり、190はマイコンである。
【0004】次に動作について説明する。表示データ入
力部より制御回路2に入力された表示データDATA
は、フレームメモリ120、122のいずれか一方に格
納される。フレームメモリ上のデータは多階調表示を行
うためにサブフレームごとに分割されて読み出される。
256階調表示を行う場合には、1フレームを8つのサ
ブフレームに分割し、それぞれのサブフレームの発光時
間を1:2:4:8:16:32:64:128とし
て、サブフレームの発光、非発光の組み合わせによって
0から255の階調を表現する。まず発光時間が128
に対応するサブフレームの表示を行う場合の動作につい
て図18を用いて説明する。図18は従来のプラズマデ
ィスプレイ装置の1サブフレーム分の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【0005】はじめにリセット期間において全ての表示
セルについて消去を行う。リセット期間は全面書き込み
期間と自己消去期間からなる。まず全面書き込み期間で
は、まず全てのY電極Y1〜YNのレベルが0Vとさ
れ、全てのX電極X1〜XNに対して書き込みパルスP
XWが印加される。この書き込みパルスPXWに同期し
て全てのアドレス電極A1〜AMに対して書き込みパル
スPAWが印加される。書き込みパルスPXWおよびP
AWによって全てのX電極X1〜XNと全てのアドレス
電極A1〜AMの間で放電が行われる。その後、自己消
去期間において全てのX電極X1〜XNと全てのアドレ
ス電極A1〜AMのレベルを0Vとすることにより、全
ての表示セルにおいて壁電荷が消滅するまで放電が行わ
れ、消去が完了する。
【0006】次にアドレス期間においては、発光させる
べきセルのみについて放電を行い壁電荷を蓄積させる。
Y電極にはY1から順次YNまで時分割的にスキャンパ
ルスPAYが印加され、これと並行して、発光時間が1
28に対応するサブフレームデータに基き、アドレス電
極A1〜AMのうち、発光させるべきセルに相当するア
ドレス電極に対してアドレスパルスPAAが印加され
る。アドレス期間の間、全てのX電極X1〜XNは所定
のXアドレス電圧に維持される。これによって、まず発
光させるべきセルに該当するY電極とアドレス電極との
間でプライミングアドレス放電が発生し、これを種火
(プライミング)として対応するX電極とY電極との間
に主アドレス放電が発生して壁電荷が蓄積される。
【0007】最後に維持放電期間においては、アドレス
期間において指定された発光セルにおいて、発光時間が
128となるように、引き続き放電が行われる。全ての
X電極およびY電極に対して交互にパルスPXS及びP
YSが印加され、アドレス期間において壁電荷が蓄積さ
れた発光セルにおいて維持放電が行われ、表示が行われ
る。ここで、維持パルスPXSおよびPYSの数が多い
ほど当該サブフレームにおける輝度が高くなる。
【0008】以上のリセット期間、アドレス期間、維持
放電期間からなるシーケンスによって、発光時間が12
8に対応するサブフレームが表示される。引き続き、同
様に発光時間が64、32、16、8、4、2、1のサ
ブフレームについて表示を行うことによって、1フレー
ムの映像を256階調で表示することができる。
【0009】以上のように構成された従来のプラズマデ
ィスプレイ装置においては、PDP101の表面温度が
温度検出器110によって検出される。またX共通ドラ
イバ104およびY共通ドライバ107の温度が温度検
出器105および108によって検出される。ここでP
DP101の輝度はPDP101の温度上昇に比例して
低下し、またX共通ドライバ104およびY共通ドライ
バ107の温度上昇に比例して低下する。予め測定によ
って求めておいたそれぞれの比例定数を使用して、温度
検出器110、105、108から得られた検出信号S
TP、STX、STYをマイコン190で処理すること
により輝度の低下分がわかる。この輝度の低下分を補正
するようにマイコン190で輝度を増加させるように制
御を行う。輝度を増加させるための方法としては、次に
述べるようにパルス数を制御する方法、維持電圧を制御
する方法そして表示データ部を制御する方法がある。
【0010】パルス数を制御する方法では、維持パルス
数がPDP101の輝度に比例することを利用してい
る。マイコン190では、温度変化による輝度の低下分
を補正するような維持パルス数を算出し、その結果をE
P−ROM150内の維持パルス数設定領域150Bの
選択アドレス信号とする。EP−ROM150は基準維
持パルス数に対する各サブフィールド毎の維持パルス数
が設定されており、これに基き各サブフィールドにおけ
る補正された維持パルス数がパネル駆動制御部112に
出力される。パネル駆動制御部112の共通ドライバ制
御部131により、補正された維持パルス数に対応する
維持パルスが出力され、PDP101及び各ドライバの
温度上昇による輝度低下が補正される。
【0011】次に維持電圧を制御する方法では、維持パ
ルスPXS及びPYSの電圧(維持放電電圧VS)とP
DP101の輝度が比例することを利用している。マイ
コン190は維持放電電圧基準電圧出力部OUTに接続
されており、これにより維持放電電圧VSの制御が可能
になっているので、マイコン190は温度変化による輝
度の低下分を補正するような維持放電電圧を算出し、そ
の結果を維持放電電圧基準電圧出力部OUTから外部の
高電圧発生装置へ出力され、駆動用高圧入力部INVに
入力されるべき電圧値の基準となり、当該基準値に基き
共通ドライバ制御部131により維持放電電圧VSが設
定され、PDP101及び各ドライバの温度上昇による
輝度低下が補正される。
【0012】また表示データ部を制御する方法では、表
示データDATAの階調値とPDP101の輝度が比例
することを利用している。マイコン190は表示データ
制御部111に接続されており、表示データ制御部11
1ではマイコン190の減算データに基づき各発光セル
の階調値の減算を行っている。垂直同期期間nにおいて
表示データ入力部INから入力された表示データDAT
Aはフレームメモリ120に記憶保持される。次の垂直
同期期間n+1ではフレームメモリ120のデータから
減算器121を介して輝度補正分の階調値を差し引いた
後、制御信号SAに含まれる表示データとしてアドレス
ドライバ103に出力されPDP101に画像が表示さ
れる。この垂直同期期間n+1において表示データ入力
部INから入力された表示データDATAはフレームメ
モリ122に記憶保持される。以上の動作を二つのフレ
ームメモリ120および122に交互に動作させること
により表示データの処理を行い、これら一連の動作によ
り温度上昇による輝度低下が補正される。
【0013】また、以上のように構成された従来のプラ
ズマディスプレイ装置においては、PDP101を動作
させる周辺環境温度が異常に高い場合、または予期せぬ
不具合が発生した場合などに、PDP101を含むプラ
ズマディスプレイ装置の温度が異常に上昇し、回路素子
の温度定格を超過し該回路素子が部品破壊へ至る可能性
がある場合に、これを防止するように動作させることが
できる。PDP101の表面温度、X共通ドライバ10
4、Y共通ドライバ107の温度は、それぞれ温度検出
器110、105、108によって検出され、検出信号
STP、STX、STYがマイコン190に出力され
る。また、装置内雰囲気温度検出器160によって装置
内の雰囲気温度が検出され、マイコン190に出力され
る。以上の検出信号によって得られる温度情報のうちす
くなくとも一つがそれぞれに設定された閾値を上回った
場合、マイコン190はプラズマディスプレイ装置を保
護するように制御を行う。具体的には、ファンなどの空
冷装置180を動作させて空冷処理を行う方法、LED
の点滅により使用者にその旨を警告する方法、プラズマ
ディスプレイ装置に対する電源供給を禁止する方法があ
る。
【0014】空冷処理をおこなう方法では、マイコン1
90に入力された温度情報(検出信号STP、STX、
STY、装置内雰囲気温度検出器の検出出力)のうちい
ずれか一つが閾値を上回った場合にマイコン190はそ
の結果に基づき、制御回路181を介して空冷装置18
0を動作させる。この動作はマイコン190に入力され
た温度情報のすべてが閾値を下回るまで継続される。
【0015】また、LEDの点滅により警告を行う方法
では、マイコン190に入力された温度情報のうちいず
れか一つが閾値を上回った場合にマイコン190はその
結果に基づき、制御回路171を介してLED170を
点滅させる。この動作はマイコン190に入力された温
度情報のすべてが閾値を下回るまで継続される。
【0016】また、プラズマディスプレイ装置に対する
電源供給を禁止する方法では、マイコン190に入力さ
れた温度情報のうちいずれか一つが閾値を上回った場合
にマイコン190はその結果に基づき、リレー制御部1
91を動作させ、駆動用の高圧線を一時的に遮断する。
この動作はマイコン190に入力された温度情報のすべ
てが閾値を下回るまで継続される。
【0017】以上の動作によって、PDP101を含む
プラズマディスプレイ装置の温度が異常に上昇した場合
に、プラズマディスプレイ装置を保護することができ
る。
【0018】このような従来のプラズマディスプレイ装
置においては、温度上昇によるPDPの放電特性の変
化、およびドライバの特性の変化を補正して、PDPお
よびドライバの温度が上昇しても表示特性に影響を与え
ることなく表示を行うことができる。また異常な温度の
上昇からPDPを含むプラズマディスプレイ装置を保護
することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のプ
ラズマディスプレイ装置では、PDPの温度上昇を熱電
対等の検出器を用いて検出し、空冷装置の作動、LED
による警告、リレー制御装置による電源断によってプラ
ズマディスプレイ装置を保護している。しかしながら、
表示される映像信号によっては、PDPのパネルの一部
分だけが温度上昇し、これによって熱応力が発生する場
合がある。熱応力によってPDPが変形すると、PDP
の表示性能を劣化させたり寿命が短くなるなどの悪影響
があり、また最悪の場合にはPDPが破損する虞があ
る。
【0020】PDPはある程度の面積を持っており、P
DPの主な素材はガラスなどの金属に比べて熱伝導率が
低い素材であるため、PDPの温度は1枚のPDPのす
べての場所で同じ温度ではなく、1枚のPDP内でも部
位ごとに温度が大きく異なる可能性がある。例えば、プ
ラズマディスプレイ装置をコンピュータ用ディスプレイ
として使用する場合には、比較的暗い背景に明るいウイ
ンドウが含まれるような画面を表示することがしばしば
起る。このウインドウのように画中の一部の領域だけが
明るく、輝度が急激に変化している場合(このような映
像を輝度勾配の大きい映像と呼ぶ)には、明るい部分が
暗い部分に比べてより加熱される。よって、このような
映像を表示しつづけると、PDP上の明るい部分と暗い
部分の温度差が広がり、PDP内の温度の比較的高い部
分が低い部分にくらべてより膨張し、これによってPD
P内に熱応力が発生する。PDPの画面サイズが大きい
ほど温度差が生じやすいため、特に大画面のディスプレ
イ装置においては大きな問題となる。ここで従来のプラ
ズマディスプレイ装置のように熱電対などの検出器を用
いる方法では、複数の検出器をPDPに取り付けなけれ
ばPDP内の温度差を検出することができない。また、
PDPの画面サイズが大きくなれば必要な検出箇所は多
くなり検出器の数が増加するためコストが高くなる。
【0021】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、PDP内に大きな温度差を生じ
させるような映像を、熱電対などの温度検出手段を用い
ることなく検出し、PDP内の温度差を少なくするよう
に制御することにより、低コストでかつ画質の劣化が少
なく長寿命なプラズマディスプレイ装置およびプラズマ
ディスプレイパネルの温度制御方法を得ることを目的と
する。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプラズマ
ディスプレイ装置は、外部から入力される映像信号に基
づきプラズマディスプレイパネルを駆動する駆動手段
と、前記駆動手段により駆動され表示を行うプラズマデ
ィスプレイパネルと、前記映像信号の低周波成分を除去
する手段と、低周波成分を除去した映像信号の階調範囲
ごとのヒストグラムを作成するヒストグラム算出手段
と、前記ヒストグラム算出手段により作成されたヒスト
グラムから輝度勾配の激しい映像を判定する判定手段
と、前記判定手段の判定結果に基づき、前記駆動手段を
制御する制御手段とを有するものである。
【0023】また、前記駆動手段内の維持パルス数を前
記制御手段によって制御するように構成されるものであ
る。
【0024】さらにまた、外部から入力される映像信号
を処理する映像信号処理手段と、前記映像信号処理手段
によって処理された映像信号に基づきプラズマディスプ
レイパネルを駆動する駆動手段と、前記駆動手段により
駆動され表示を行うプラズマディスプレイパネルと、前
記映像信号処理手段によって処理された映像信号の低周
波成分を除去する手段と、低周波成分を除去した映像信
号の階調範囲ごとのヒストグラムを作成するヒストグラ
ム算出手段と、前記ヒストグラム算出手段により作成さ
れたヒストグラムから輝度変化の激しい映像を判定する
判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき、前記映
像信号処理手段を制御する制御手段とを有するものであ
る。
【0025】また、前記制御手段の制御レベル情報を主
電源断とされた後一定期間保持する記憶手段を有するも
のである。
【0026】また、外部から入力される映像信号に基づ
きプラズマディスプレイパネルを駆動する駆動手段と、
前記駆動手段により駆動され表示を行うプラズマディス
プレイパネルと、前記映像信号の低周波成分を除去する
手段と、低周波成分を除去した映像信号の階調範囲ごと
のヒストグラムを作成するヒストグラム算出手段と、前
記ヒストグラム算出手段により作成されたヒストグラム
から輝度変化の激しい映像を判定する判定手段と、前記
判定手段の判定結果を外部へ出力する通信手段とを有す
るものである。
【0027】また、予め測定したプラズマディスプレイ
パネルの特性を記憶するパネル特性記憶手段を備えると
ともに、前記判定手段の判定基準値を前記パネル特性記
憶手段の内容に合わせて可変とするように構成したもの
である。
【0028】また、入力される映像信号がテレビ信号で
あるかコンピュータ信号であるかによって前記制御手段
に異なる制御係数を与える係数記憶手段を備えたもので
ある。
【0029】また、プラズマディスプレイ装置の雰囲気
温度を検出する温度検出手段を有するとともに、前記温
度検出手段の出力に合わせて前記判定手段の判定基準値
を補正するように構成したものである。
【0030】また、この発明に係るプラズマディスプレ
イパネルの温度制御方法は、映像信号の低周波成分を除
去する工程と、低周波成分を除去した映像信号の階調範
囲ごとのヒストグラムを作成するヒストグラム算出工程
と、前記ヒストグラム算出工程により作成されたヒスト
グラムから輝度変化の激しい映像を判定する判定工程
と、前記判定工程の判定結果に基づき、プラズマディス
プレイパネルの輝度を制御する制御工程とを備えるもの
である。
【0031】また、プラズマディスプレイパネルの維持
パルス数を前記制御工程によって制御するものである。
【0032】また、プラズマディスプレイパネルに入力
する映像信号の振幅を前記制御工程によって制御するも
のである。
【0033】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態であるプラ
ズマディスプレイ装置においては、映像信号の低周波成
分を除去し、サンプリングされた映像信号の輝度ごとの
ヒストグラムを求めることにより、PDP内の温度差の
原因となる映像を検出してPDPの輝度を制御するよう
にしたため、PDP内の温度差を低減するように働く。
【0034】また、PDPの輝度を制御する際に、維持
パルス数を制御することによってPDPの輝度を制御す
るようにしたため、簡単な回路構成によってPDP内の
温度差を低減するように働く。
【0035】また、映像信号処理手段を制御することに
よってPDPの輝度を制御するようにしたため、映像信
号処理手段をもった従来のプラズマディスプレイ装置に
わずかな回路を附加するのみでPDP内の温度差を低減
するように働く。
【0036】また、制御手段の制御情報を、主電源断の
後も一定期間記憶手段に保持することによって、比較的
短時間の後に再び主電源が接続された場合にも適切な制
御によってPDP内の温度差を低減するように働く。
【0037】また、判定手段の判定結果を通信手段によ
って外部に出力することにより、外部信号源側で映像信
号を制御することによって、プラズマディスプレイ装置
側で特別の制御回路を必要とせずにPDP内の温度差を
低減するように働く。
【0038】また、予め測定したプラズマディスプレイ
パネルの特性をパネル特性記憶手段に格納し、判定手段
の判定基準値をパネル特性記憶手段の内容に合わせて可
変とすることにより、PDPにパネル毎に温度特性のば
らつきがあった場合や、パネル内で部位により温度特性
のばらつきがある場合にも、それぞれの温度特性に応じ
て適切にPDP内の温度差を低減するように働く。
【0039】また、外部から入力される映像信号がテレ
ビ信号であるかコンピュータ信号であるかによって係数
記憶手段より制御手段に与える制御係数を変えることに
より、信号の種別に合わせた表示によって画質への影響
を最小限にしてPDP内の温度差を低減するように働
く。
【0040】また、プラズマディスプレイ装置の雰囲気
温度を検出する温度検出手段の出力に合わせて制御手段
の判定値を補正することにより、装置を設置する環境や
使用状況に合わせて効果的にPDP内の温度差を低減す
るように働く。
【0041】以下、この発明をその実施の形態を示す図
面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.まずこの発明の実施の形態1について説
明する。図1はこの発明の実施の形態1であるプラズマ
ディスプレイ装置の構成図であり、同図において1は駆
動回路であり、2はプラズマディスプレイパネル(PD
P)、3は平均値算出部、4は領域分割部、5はヒスト
グラム算出部、6は判定部、7は制御部である。
【0042】次に動作について説明する。まず、映像信
号および同期信号が駆動回路1に入力されるとともに平
均値算出部3に入力される。駆動回路1は従来のプラズ
マディスプレイ装置と同様に入力された映像信号を駆動
回路1内のフレームメモリに格納し、サブフィールドご
とに分割して読み出し、PDP2のX電極、Y電極、ア
ドレス電極にそれぞれ従来のプラズマディスプレイ装置
と同様に駆動パルスを与える。PDP2は駆動回路1か
ら与えられた駆動パルスに基いて発光し、映像を表示す
る。
【0043】平均値算出部3では、まず前処理としてカ
ラーの映像信号のR、G、Bを平均化して輝度情報のみ
の白黒映像信号とした後、この白黒映像信号を、縦方
向、横方向それぞれ決められた画素数の平均値をとるこ
とにより、もとの映像信号よりも少ない画素数でサンプ
リングされた映像信号を得るとともに、映像信号の低周
波成分を除去している。映像信号の低周波成分を除去す
るのは比較的小さな面積での輝度の分布の影響を取り除
くためである。例えばPDPをコンピュータディスプレ
イとして使用する場合などは、画面上に文字を表示する
機会が多い。文字は比較的小さな面積内に輝度値の高い
画素と低い画素が両方含まれている。このように比較的
小さな面積内で高輝度の画素と低輝度の画素が混在して
いても、問題となるような大きな温度差の発生にはつな
がらないと考えられる。なぜなら、小さな面積内におい
てはパネルの熱は比較的速く伝わるため、その範囲内で
は大きな温度差は生じないためである。
【0044】図2は平均値算出部3の動作の一例を示す
説明図であり、この例では映像信号がXGA相当(10
24画素×768画素)の場合を示している。同図にお
いて、(a)は1フレームの映像信号を表しており、横方
向1024画素、縦方向768画素からなる映像の左上
を拡大して示している。(b)は平均値算出部3で処理さ
れた後の1フレームのサンプリングされた映像信号を表
しており、縦方向64画素、横方向48画素からなる。
平均値算出部3では、図2(a)の斜線部の範囲すなわち
16画素×16画素にわたって輝度値の平均を演算し、
図2(b)の対応する位置である斜線部の画素の輝度値と
する。以上の処理を1フレーム全体にわたって繰り返す
ことにより図2(b)のすべての画素の輝度値が得られ
る。
【0045】縦方向横方向16画素の輝度値の平均をと
ることにより、16×16画素の範囲内で高輝度の画素
と低輝度の画素が混在するような輝度値の分布になって
いても、後述する輝度分布の算出には影響しないように
することができる。また、256画素の輝度値の平均値
を使用することにより、処理すべき映像信号の画素数は
原画像に対して256分の1に減るため、後述の処理に
必要な回路規模を小さくする、あるいは処理速度を高速
にすることができる。なお、輝度値の平均値をとる画素
数を何画素程度にすればよいかは、PDPの全画素数と
PDPのサイズ、またPDPを構成する素材の熱伝導率
により異なる。
【0046】次に、領域分割部4では、平均値算出部3
によって処理されたサンプリングされた映像信号を図3
に示すようにいくつかの領域に分割する。同図の例では
横方向64画素、縦方向48画素からなるサンプリング
された映像信号を12の領域に分割している。分割され
たそれぞれの領域について、後述の処理を行うことによ
り、検出すべき輝度差の大きな映像が、映像中のどの領
域に属するかがわかるため、PDP内のどの位置に温度
差が生じているのかを後述の処理で判定することができ
る。
【0047】次に、ヒストグラム演算部5では、領域分
割部4から得られた領域のそれぞれについて輝度値のヒ
ストグラムを演算によって求める。図4および図5を用
いて説明する。図4は領域の一例とそれに対応するヒス
トグラムを示す図であり、輝度勾配のない例となってい
る。図5もまた領域の一例とそれに対応するヒストグラ
ムを示す図であり、輝度勾配が大きい例となっている。
それぞれの図において、(a)が領域の一例であり、(b)
は(a)から求めたヒストグラムである。ここでは、簡単
のため輝度値を、低輝度、中輝度、高輝度の3つの範囲
に分割している。図4(a)および図5(a)で黒で表され
た画素が低輝度、斜線で表された画素が中輝度、白で表
された画素が高輝度である。それぞれをヒストグラム化
すると図4(b)、図5(b)のようになる。実際には輝度
値をより多くの範囲に分割してヒストグラムの作成を行
う。たとえば輝度値を8分割する場合、輝度が256階
調(0〜255)とすると、0〜31、32〜63、6
4〜95、96〜127、128〜159、160〜1
91、192〜223、224〜255のように輝度値
を8等分してそれぞれの輝度値の範囲にある画素数をヒ
ストグラム化すればよい。
【0048】次に判定部6では、ヒストグラム算出部5
から得られたヒストグラムデータをもとに大きな輝度勾
配があるかどうかの判定を後述の方法によって行う。ヒ
ストグラムは分割された領域につき一つずつ存在するの
で、まずそれぞれの領域ごとのヒストグラムについて判
定を行い、次に隣り合う二つの領域のヒストグラムのそ
れぞれの輝度範囲の値を加え合わせることによって、二
つのヒストグラムを合成し、合成されたヒストグラムに
ついても後述の方法によって判定を行う。このように隣
り合う二つの領域のヒストグラムを合成することで、隣
り合う二つの領域にまたがるような輝度勾配を検出する
ことができる。また、さらに1フレーム分すべてのヒス
トグラムについて、それぞれの輝度範囲の値を加え合わ
せることによって、1フレームの映像信号全体のヒスト
グラムを得ることができる。この1フレーム全体のヒス
トグラムに対しても後述の方法によって判定を行うこと
により、より確実に判定が行える。
【0049】次に、具体的な判定基準について説明す
る。輝度勾配の大きな映像では、一つのヒストグラム内
に高輝度の画素と低輝度の画素が両方存在し、中間の輝
度の画素は少なくなっている。よって、中間の輝度の画
素数の全画素に対する割合がある値より少なく、かつ高
輝度の画素数がある値よりも多い場合に大きな輝度勾配
があると判定する。
【0050】以上の判定を前述のように、各領域のヒス
トグラム、隣合う領域のヒストグラムを合成したヒスト
グラム、全画面のヒストグラムのそれぞれに対して行
い、少なくとも一つのヒストグラムが大きな輝度勾配が
存在すると判定されたときに、判定部6は制御部7に
「輝度勾配あり」を示す信号を出力し、すべてのヒスト
グラムの判定において大きな輝度勾配がないと判定され
たときには制御部7に「輝度勾配なし」を示す信号を出
力する。
【0051】最後に制御部7では、判定部6によって得
られた判定結果に基づき、ウインドウ映像が表示されて
いるときに、駆動回路1を制御し各サブフレームの維持
パルス数を減らすことによってPDP2の表示輝度を下
げることにより、パネル内の温度差の発生を抑制するこ
とができる。輝度はパルス数に比例するので、標準状態
(輝度制御を行わない状態)での輝度を100%として
輝度をx%になるようにしたい場合には、標準状態(輝
度制御を行わない状態)でのパルス数をPs、制御を行
ったときのパルス数をPcとすると、Pc=Ps×x/
100とすれば良い。実際にはパルス数は整数であるか
ら制御は段階的に行うことになる。PDP内に大きな温
度差が発生するのは、ある一定期間の間輝度勾配のある
映像信号が連続して表示されているときであるため、実
際の制御は過去のある期間の輝度勾配の有無に依存した
形で行われる必要がある。具体的な制御方法について図
6を用いて説明する。
【0052】図6はこの発明の実施の形態1における制
御部の動作を示すフローチャートである。S001は初
期設定であり、プラズマディスプレイ装置の電源投入時
などに一度だけ実行される。ここで、W_CNTとNW
_CNTはそれぞれ制御部7の内部に値を保持される変
数であり、それぞれ整数の値をとるものとする。それぞ
れの変数は過去のフレームにおける輝度勾配の情報を含
んでいる。S001ではこの変数W_CNTと変数NW
_CNTの初期化を行っており、それぞれ初期値として
変数W_CNTには0が与えられ、変数NW_CNTに
はある整数WMAXが与えられる。
【0053】続くS002では判定部6より輝度勾配の
有無についての1フレーム分の判定結果を取得してい
る。B001ではS002で取得した判定結果により、
輝度勾配のある場合にはS003、輝度勾配のない場合
にはS007のいずれかに分岐する。
【0054】まず、輝度勾配のある場合すなわちS00
3に分岐した場合について説明する。S003では、変
数W_CNTと変数NW_CNTの両方を1増加させ
る。次のB002とS004では、変数NW_CNTが
WMAX以上となる場合に変数NW_CNTにWMAX
を代入する。B003では変数W_CNTがWMAX以
上となる場合にS005へ進み変数W_CNTに0を代
入した後S006で駆動回路1を制御することによって
PDP2の輝度を制御する。S006では、輝度の制御
値を1段階減少させる。すなわちあらかじめ設定してお
いた1段階分、駆動回路1での維持パルス数が減少す
る。この結果制御値が予め設定した下限値を下回るとき
には何もしない。以上の処理が終わった段階でS002
に戻り、次のフレームの判定結果が取得されるまで待機
する。
【0055】次に、輝度勾配のない場合すなわちS00
7に分岐した場合について説明する。S007では、変
数W_CNTと変数NW_CNTの両方を1減少させ
る。次のB004とS008では、変数W_CNTが0
以下となる場合に変数W_CNTに0を代入する。B0
05では変数NW_CNTが0以下となる場合にS00
9へ進み変数NW_CNTにWMAXを代入した後S0
10で駆動回路1を制御することによってPDP2の輝
度を制御する。S010では、輝度の制御値を1段階上
昇させる。この結果制御値が上限値(標準状態でのパル
ス数)を上回るときには何もしない。以上の処理が終わ
った段階でS002に戻り、次のフレームの判定結果が
取得されるまで待機する。
【0056】以上の処理を毎フレーム繰り返すことによ
って制御を行う。この制御方法について図7を用いて説
明する。図7はこの発明の実施の形態1における制御部
の動作の一例を示す図であり、変数W_CNTおよび変
数NW_CNT、制御値(標準状態を0段階としてい
る)の制御状況をグラフ化したものである。横軸は時間
をフレーム数で表わしたものである。図の例では25フ
レームのあいだ輝度勾配ありの状態が続いた後、輝度勾
配なしに変化している。図からわかるように、WMAX
フレームのあいだ輝度勾配ありの状況が続くと制御値が
一段階下げられるように制御が行われる。制御はもっと
も速い場合でもWMAXフレームごとに行われ、数フレ
ームの間に映像が高速に変化しても影響されることなく
正しく制御が行われる。なお図7のグラフでは簡単のた
めWMAX=10としているが、実際にはフリッカを防
ぐため、輝度変化を数秒に1度程度とするのが望まし
く、WMAXは数100程度となる。
【0057】以上のように制御を行うことにより、PD
P内に温度差が生じるような輝度勾配のある映像が表示
されているときには、輝度が段階的に下げられ、また輝
度勾配のない映像が表示されているときには、輝度が段
階的に上げられる(標準状態に戻される)ことになり、
PDP内に大きな温度差が発生するのを防止することが
できる。
【0058】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2について説明する。実施の形態1では、PDP2の
表示輝度を制御するために、制御部7によって駆動回路
1を制御し、維持パルス数を減じているが、駆動回路1
を制御するかわりに信号処理によって表示コントラスト
を下げることも可能である。実施の形態1のプラズマデ
ィスプレイ装置では、入力としてディジタル化された映
像信号のみを想定していたが、従来のプラズマディスプ
レイ装置の中には、様々な入力を想定し、例えばビデオ
信号をデコードする、アナログの映像信号をA/D変換
によってディジタル映像信号に変換する、逆ガンマ変換
を行う、ブライトネス調整、コントラスト調整を行うと
いった機能をもった信号処理回路を含むものも多く存在
する。そこでこのような信号処理回路内のコントラスト
調整機能を制御することによって、大きな温度差が生じ
るような映像を検出した場合にコントラストを下げるよ
うに構成する。以下このような実施の形態について説明
する。図8はこの発明の実施の形態2であるプラズマデ
ィスプレイ装置の構成図であり、1から7までは実施の
形態1と同様であり、8は映像信号処理回路であり、映
像信号のコントラストを制御する機能を含むものとす
る。
【0059】このように構成されたプラズマディスプレ
イ装置の動作について説明する。駆動回路1、PDP
2、平均値算出部3、領域分割部4、ヒストグラム算出
部5、判定部6の動作については実施の形態1と同様で
ある。制御部7では、判定部6の判定結果に基づき、映
像信号処理回路8内のコントラスト調整機能を制御し
て、コントラストを調整することにより、PDP2の輝
度を制御する。コントラスト調整は調整前の輝度値に対
してコントラスト値を乗算した結果を調整後の輝度値と
することによって行われる。従って標準状態(輝度制御
を行わない状態)での輝度を100%として輝度をx%
になるようにしたい場合には、コントラスト値をCcと
するとCc=x/100とすれば良い。
【0060】制御の手順については、実施の形態1と同
様に、例えば図6のフローチャートに従ってコントラス
トを段階的に制御することによって行う。これによっ
て、PDP内に温度差が生じるような輝度勾配のある映
像が表示されているときには、輝度が段階的に下げら
れ、また輝度勾配のない映像が表示されているときに
は、輝度が段階的に上げられる(標準状態に戻される)
ことになり、PDP内に大きな温度差が発生するのを防
止することができる。
【0061】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3について説明する。プラズマディスプレイ装置にお
いて、主電源を断とした場合には、PDPが室温に近い
温度まで冷えるまでにはある程度の時間がかかる。この
ため、使用者がプラズマディスプレイ装置の使用を中断
するために主電源を断としてから、比較的短時間の後に
再び主電源を接続して使用を再開した場合や、比較的短
時間の停電が起こった場合などには、PDP内に温度勾
配が残っている可能性がある。実施の形態3では、上記
のように一時的に主電源が断とされた場合にも輝度制御
を適切に行ってPDP内の温度差の発生を防止してい
る。図9はこの発明の実施の形態3であるプラズマディ
スプレイ装置の構成図であり、図において、1から7ま
では実施の形態1と同様であり、9は制御部7の制御状
態を格納するための記憶装置であり例えばRAMであ
る。10は記憶装置9の内容を主電源によらずに一定期
間保持するためのバックアップ回路である。
【0062】記憶装置9には、制御部7の制御状態とし
て、例えば現在の輝度制御値を格納するとともに、記憶
内容が有効かどうかを判別するためのチェックパターン
を格納する。
【0063】バックアップ回路10は、主電源が断とさ
れたときから記憶装置9が記憶内容を保持するための電
源を供給する。バックアップ回路10の回路の一例を図
10に示す。図において、破線で囲った回路がバックア
ップ回路10に相当し、20はダイオード、21はコン
デンサである。主電源が接続されているときには、ダイ
オード20を介して電流が流れ、コンデンサ21に電荷
が蓄積される。主電源が切断されると、コンデンサ21
から電荷が放電するまでの間記憶装置9に電流が流れ
る。主電源が切断されたままコンデンサ21が完全に放
電すると記憶装置9には電源が供給されなくなり、記憶
内容は消去される。主電源の切断から記憶内容が消去さ
れるまでのおおよその時間Tmはコンデンサ21の容量
によって決まる。この時間Tmが主電源が切断されてか
らPDPパネルが自然に冷却されてほぼ室温と同程度に
なるのに要する時間Tpよりも長くなるようにコンデン
サ21の容量を選ぶものとする。
【0064】このように構成した場合の制御部7の動作
について説明する。主電源投入時に制御部7は記憶装置
9内のチェックパターン格納個所を読み出し、規定のチ
ェックパターンが格納されているかどうかを判別する。
チェックパターンが格納されていない場合には、前回の
主電源断から十分な時間が経過しておりPDPは室温と
同程度の温度に冷却されているため、記憶装置9の内容
を破棄して改めて初期化を行い、チェックパターンを書
き込むとともに、制御値を規定の初期値とする。チェッ
クパターンが格納されている場合には、前回の主電源断
から経過している時間が短くPDPが冷却されていない
ため、記憶装置9内の輝度制御値を読み出して制御値と
する。以上の動作を主電源投入時に行った後、通常動作
に移る。通常動作時においては、制御部7は制御値を更
新するごとに記憶装置9に更新された制御値を格納する
ものとする。それ以外の制御部7の動作については、実
施の形態1と同様である。
【0065】以上のように構成したプラズマディスプレ
イ装置では、主電源を切断後、比較的短い時間に再び主
電源を接続した場合にも、保持された制御値を用いて制
御を行うため、PDP内に大きな温度差が発生するのを
防止することができる。また主電源が切断されて長い時
間が経過し、PDPがほぼ室温と同程度の温度になって
いる場合にも、保持された制御値を破棄して初期値から
適切に制御を行うことができる。
【0066】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4について説明する。実施の形態4では、実施の形態
1乃至3と異なり、輝度制御をプラズマディスプレイ装
置の外部で行うことにより、装置のコストを低減したも
のである。温度差が大きな問題となる映像は、コンピュ
ータ用ディスプレイとしてプラズマディスプレイ装置を
用いた場合に多く発生するため、プラズマディスプレイ
装置は温度差が生じるような映像を判定して、判定結果
を映像信号を出力しているコンピュータ側に送信し、コ
ンピュータ側で処理を行って輝度制御を行うように構成
することができる。図11はこの発明の実施の形態4で
あるプラズマディスプレイ装置の構成図であり、図にお
いて、1から6までは実施の形態1と同様であり、11
は判定部6の判定結果を外部に送信する通信部であり、
12は本実施の形態のプラズマディスプレイ装置の外部
にあってプラズマディスプレイ装置に映像信号を供給す
るとともに、通信部11より判定結果を受信して処理を
行うパーソナルコンピュータ(PC)やワークステーシ
ョン等の信号源である。
【0067】このように構成されたプラズマディスプレ
イ装置の動作について説明する。駆動回路1、PDP
2、平均値算出部3、領域分割部4、ヒストグラム算出
部5の動作については実施の形態1と同様である。判定
部6では各領域のヒストグラム、隣合う領域のヒストグ
ラムを合成したヒストグラム、全画面のヒストグラムの
それぞれに対して実施の形態と同様に輝度勾配があるか
どうかの判定を行い、通信部11へと判定結果を輝度勾
配があった領域の位置情報を含めて送出する。通信部1
1では判定部6から受け取った情報を外部の信号源12
に送出する。外部の信号源12の側で処理を行い、通信
部11より受け取った情報に基づき、輝度勾配の存在す
る位置に該当するウインドウ表示部分の輝度が低くなる
ように表示状態を変更する。例えばウインドウ部分の表
示色を変更することにより、該当するウインドウ以外の
部分に変更を加えることなく、温度差の発生を防止する
ように輝度を制御することができる。
【0068】実施の形態5.次に、この発明の実施の形
態5について説明する。PDPは製造上のばらつきによ
ってパネル毎に温度特性が変わる可能性があり、また1
枚のPDPの中でも部位によって温度特性のばらつきが
ある可能性がある。実施の形態5は、このようなばらつ
きのある場合にも適切な輝度制御を行うことができるよ
うに構成したものである。図12はこの発明の実施の形
態5であるプラズマディスプレイ装置の構成図であり、
図において、1から7は実施の形態と同様であり、13
は判定部6における判定基準を記憶するPDP特性記憶
部であり、例えばPROMなどの不揮発性メモリーであ
る。
【0069】このように構成されたプラズマディスプレ
イ装置においては、例えばプラズマディスプレイ装置の
製造時においてPDP2の温度特性を計測し、その結果
に基いて輝度勾配の有無を判定するための判定基準をP
DP特性記憶部13に格納する。そしてプラズマディス
プレイ装置の使用時に、PDP特性記憶部13より読み
出した判定基準を用いて判定部6において輝度勾配の有
無を判定することにより、PDP2のパネル毎の製造上
のばらつきや、パネルの部位毎の特性のばらつきに応じ
て判定を補正することができるため、より適切に輝度制
御を行うことができる。
【0070】以下、プラズマディスプレイ装置の製造時
におけるPDP2の温度特性の計測方法の一例について
説明する。計測においてはテストパターンを含む信号を
テスト信号として使用する。テストパターンとしては、
例えば正方形などの一定の大きさを持つ図形であって、
図形部の輝度値を最大とし、それ以外の背景部分の輝度
値を0としたものを使用する。このようなテストパター
ンの表示位置や面積を変えて計測を行うことにより、P
DP2の表示部位による特性の違いを計測することが可
能である。図13はテストパターンの表示位置を説明す
るための図でありL1からL12はテストパターンの表
示位置を表わしている。ここで、それぞれの表示位置は
領域分割部4における領域に対応しており、L1からL
12の位置にテストパターンを表示した場合には、対応
する領域のヒストグラム分布によってパターンの表示を
検出することができる。
【0071】具体的な計測の手順について説明する。ま
ず、PDP2が全黒表示となるような映像信号を駆動回
路1より入力し、熱電対等を用いて実際にPDP2上の
温度分布を測定してPDP2内の温度差がない状態であ
ることを確認する。その後表示位置L1に基準となる面
積A0を持つテストパターンを表示するような映像信号
を駆動回路1より入力し、PDP2に単位時間の間表示
させる。熱電対等を用いて実際にPDP2上の温度分布
を測定することにより、面内の最大温度差T1を得る。
【0072】次に、再びPDP2が全黒表示となるよう
な映像信号を駆動回路1より入力し、PDP2内での温
度差がなくなるまで十分に時間をおいた後、位置L2に
面積A0を持つテストパターンを表示するような映像信
号を駆動回路1より入力し、PDP2に単位時間の間表
示させる。熱電対等を用いて実際にPDP2上の温度分
布を測定することにより、表示位置L2での面内の最大
温度差T2を得る。同様に、テストパターンの表示位置
をL3,L4,……,L12として測定を行い、それぞ
れの表示位置での面内の最大温度差T3,T4,……,
T12を得る。
【0073】判定基準の決定は以下のように行う。上記
のようにして測定した温度差T1を予め決定しておいた
基準値T0と比較する。T1=T0のときには、面積が
A0以上のパターンを表示したときに輝度勾配有りと判
定されるようにL1に対応する領域での判定基準を決定
し、T1とT0の差に応じて判定基準を変化させる。す
なわちT1>T0のときにはA0よりも小さな面積のパ
ターンでも輝度勾配有りと判定されるように判定基準を
厳しくする。またT1<T0のときには逆にA0よりも
やや大きな面積のパターンでも輝度勾配無しと判定され
るよう判定基準を緩やかにする。同様にT2,T3,…
…,T12をT0と比較することによりL2,L3,…
…L12に対応する領域の判定基準を決定し、各領域ご
との判定基準をPDP特性記憶部13に格納する。以上
のような方法によってPDP特性記憶部13に、各領域
に対応した判定基準を格納することができる。
【0074】次に、プラズマディスプレイ装置の使用時
の動作について説明する。判定部6で輝度勾配の有無の
判定を行う際にPDP特性記憶部13より、判定を行う
ヒストグラムの領域に対応した判定基準を読み出し、こ
れに基いて判定を行う。なお隣接する領域のヒストグラ
ムを合成したヒストグラムにおいて判定を行う際には、
二つの領域に対応する判定基準の両方で判定を行い、い
ずれか一つでも輝度勾配が有と判定された場合には輝度
勾配を有とする。また、1フレーム分全てのヒストグラ
ムを合成したヒストグラムにおいても、いずれか一つの
判定基準において輝度勾配が有りと判定された場合に輝
度勾配を有りと判定する。その他の動作は実施の形態1
と同様である。
【0075】以上のように構成されたプラズマディスプ
レイ装置においては、PDPにパネル毎に温度特性のば
らつきがあった場合や、パネル内で部位により温度特性
のばらつきがあった場合にも、予め測定しておいた温度
特性に応じた判定基準によって、輝度勾配の有無を判定
し、これに基づいて温度制御を行うため、プラズマディ
スプレイパネル内の温度差を防ぐことができる。
【0076】実施の形態6.次に、この発明の実施の形
態6について説明する。プラズマディスプレイ装置をコ
ンピュータ用のディスプレイとして用いる場合には、例
えばウインドウを同じ位置に表示し続けることが多い
が、テレビ用ディスプレイとして用いる場合には映像全
体が時間とともに大きく変化する場合が多い。このよう
にディスプレイの用途によって映像信号の傾向に違いが
あるため、本実施の形態ではそれぞれに適した輝度制御
をおこなうように制御方法を変化させている。図14は
この発明の実施の形態6であるプラズマディスプレイ装
置の構成図であり、図において、1から7までは実施の
形態1と同様であり、14は外部より入力される信号が
テレビ信号であるかコンピュータ信号であるかを区別す
る識別信号に基き、制御部7に制御係数を与える制御係
数記憶部である。
【0077】また、図15は実施の形態6における制御
係数記憶部14の構成を示す図であり、図において、2
2は入力信号がテレビ信号であるときの制御係数を予め
記憶させたTV信号時制御係数記憶部、23は入力信号
がコンピュータ信号であるときの制御係数を予め記憶さ
せたPC信号時制御係数記憶部、24は識別信号に基い
てTV信号時制御係数記憶部22とPC信号時制御係数
記憶部23の出力を切り換えて制御部7に与えるための
スイッチである。
【0078】以上のように構成された実施の形態6にお
いては、入力信号がテレビ信号である場合とコンピュー
タ信号である場合のいずれかによって、スイッチ24が
切り替わり、入力信号がTV信号である場合には制御部
7にTV信号時制御係数記憶部22から制御係数が与え
られ、入力信号がPC信号である場合には制御部7にP
C信号時制御係数記憶部23から制御係数が与えられ
る。すなわち入力信号によって制御係数を変えることに
より、制御部7の制御動作の速度や大きさを変化させる
ことが可能である。
【0079】具体的な制御係数としては、例えば図6お
よび図7に示したWMAXがあげられる。以下、WMA
Xを制御係数とした場合について説明する。この場合、
TV信号時制御係数部22にWMAX_TVを格納し、
PC信号時制御係数部23にはWMAX_PCを格納す
る。これにより制御部7内のWMAXは、入力信号に応
じてWMAX_TVまたはWMAX_PCのいずれかの
値が用いられる。
【0080】制御部7においては、WMAXの値が大き
いときには、輝度勾配を検出してから実際に輝度制御が
行われるまでのフレーム数は多くなるため、輝度の変化
はゆっくり行われる。逆にWMAXが小さいときには輝
度勾配を検出してから輝度制御が行われるまでのフレー
ム数が少なくなり輝度は速く変化する。
【0081】一方、入力信号がテレビ信号である場合に
は、輝度制御によって映像が暗くなることは画質の低下
につながるため、制御をゆるやかに行うことが望まし
く、コンピュータ信号が入力されている場合には、より
温度差が生じる可能性が高いと考えられるため、輝度勾
配を検出してから輝度制御をかけるまでの時間を短くす
る必要がある。このような要望を実現するためには、W
MAX_TVをWMAX_PCにくらべてより大きな値
とすれば良い。
【0082】以上のようにWMAX_TVおよびWMA
X_PCをTV信号時制御係数部22およびPC信号時
制御係数部23にそれぞれ格納することにより、入力信
号の種類によって制御の行われる速度が変わり、テレビ
信号とコンピュータ信号の両方の入力を想定した場合に
も、テレビ信号の画質低下を最小限に押さえつつ、効果
的にプラズマディスプレイパネル内の温度差を防ぐこと
ができる。
【0083】なお、上記の例では制御係数としてWMA
Xを用いたが、それ以外にも例えば制御値を一段階変化
させたときの実際の輝度変化の幅を制御係数とし、TV
信号の場合には一段階の制御あたりの輝度変化を小さく
し、PC信号の場合にはこれを大きくすることによって
も同様の効果が得られる。
【0084】実施の形態7.次に、この発明の実施の形
態7について説明する。プラズマディスプレイ装置の連
続使用や、室温の影響などによって、プラズマディスプ
レイ装置内の雰囲気温度が高温になった場合、PDPの
温度変化に大きな影響が出る可能性がある。実施の形態
8はプラズマディスプレイ装置内の雰囲気温度を熱電対
などの温度検出手段によって検出し、検出結果によって
制御部の制御方法に補正を行うことによって、より効果
的にプラズマディスプレイパネル内の温度差を防ぐよう
に構成したものである。図16はこの発明の実施の形態
7であるプラズマディスプレイ装置の構成図であり、図
において、1から7までは実施の形態1と同様であり、
15は熱電対などの温度検出器であり、プラズマディス
プレイ装置の雰囲気温度を検出して制御部7に検出結果
を与える。
【0085】このように構成されたプラズマディスプレ
イ装置においては、温度検出器15の検出した雰囲気温
度により制御方法に補正を加える。すなわち雰囲気温度
が高温の場合には輝度勾配を検出してから輝度制御をか
けるまでの時間を短くしたり、あるいは1段階の輝度制
御の幅を大きくするように補正を行うことによって、速
く輝度が下がるように制御を行う。逆に雰囲気温度が低
温の場合には制御をゆるやかに行うように補正を行うこ
とにより画質の不要の劣化を抑えることができる。以上
のように制御を行うことにより、より効果的にディスプ
レイパネル内の温度差を防ぐことができる。なお雰囲気
温度を測定するための温度検出器15は少なくとも一つ
あれば良いため、製造コストの増加は少ない。
【0086】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0087】映像信号のヒストグラムを作成することに
より、映像信号中に大きな輝度勾配があるかどうかを判
定し、輝度の制御を行っているため、熱電対などの温度
検出手段を用いることなくPDP内の温度差を防ぐこと
ができるため、プラズマディスプレイ装置の低コスト
化、表示品質の劣化防止、長寿命化に効果がある。
【0088】また、PDPの輝度を制御する際に、維持
パルス数を制御することによってPDPの輝度を制御す
るようにしたため、簡単な回路構成によってPDP内の
温度差を低減できるため、プラズマディスプレイ装置の
低コスト化、表示品質の劣化防止、長寿命化に効果があ
る。
【0089】また、映像信号の振幅を制御することによ
ってPDPの輝度を制御するようにしたため、映像信号
処理手段をもった従来のプラズマディスプレイ装置にわ
ずかな回路を附加するのみでPDP内の温度差を低減す
ることができるため、プラズマディスプレイ装置の低コ
スト化、表示品質の劣化防止、長寿命化に効果がある。
【0090】また、制御手段の制御情報を、主電源断の
後も一定期間記憶手段に保持することによって、比較的
短時間の後に再び主電源が接続された場合にも適切な制
御によってPDP内の温度差を低減することができるた
め、プラズマディスプレイ装置の低コスト化、表示品質
の劣化防止、長寿命化に効果がある。
【0091】また、判定手段の判定結果を通信手段によ
って外部に出力することにより、外部信号源側で映像信
号を制御することによって、プラズマディスプレイ装置
側で特別の制御回路を必要とせずにPDP内の温度差を
低減することができるため、プラズマディスプレイ装置
の低コスト化、表示品質の劣化防止、長寿命化に効果が
ある。
【0092】また、予め測定したプラズマディスプレイ
パネルの特性をパネル特性記憶手段に格納し、判定手段
の判定基準値をパネル特性記憶手段の内容に合わせて可
変とすることにより、PDPにパネル毎に温度特性のば
らつきがあった場合や、パネル内で部位により温度特性
のばらつきがある場合にも、それぞれの温度特性に応じ
て適切にPDP内の温度差を低減することができるた
め、プラズマディスプレイ装置の低コスト化、表示品質
の劣化防止、長寿命化に効果がある。
【0093】また、外部から入力される映像信号がテレ
ビ信号であるかコンピュータ信号であるかによって係数
記憶手段より制御手段に与える制御係数を変えることに
より、信号の種別に合わせた表示によって画質への影響
を最小限にしてPDP内の温度差を低減することができ
るため、プラズマディスプレイ装置の低コスト化、表示
品質の劣化防止、長寿命化に効果がある。
【0094】また、プラズマディスプレイ装置の雰囲気
温度を検出する温度検出手段の出力に合わせて制御手段
の制御係数を補正することにより、装置を設置する環境
や使用状況に合わせて効果的にPDP内の温度差を低減
することができるため、プラズマディスプレイ装置の低
コスト化、表示品質の劣化防止、長寿命化に効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるプラズマディ
スプレイ装置の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における平均値算出
部の動作を示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における領域分割部
の動作を示す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における輝度勾配の
ない場合のヒストグラム算出の一例を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1における輝度勾配の
ある場合のヒストグラム算出の一例を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1における制御部の動
作を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態1における制御部の動
作の一例を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態2であるプラズマディ
スプレイ装置の構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態3であるプラズマディ
スプレイ装置の構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態3におけるバックア
ップ回路の一例を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態4であるプラズマデ
ィスプレイ装置の構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態5であるプラズマデ
ィスプレイ装置の構成図である。
【図13】 この発明の実施の形態5におけるテスト信
号の表示位置を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態6であるプラズマデ
ィスプレイ装置の構成図である。
【図15】 この発明の実施の形態6における制御係数
記憶部の構成を示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態7であるプラズマデ
ィスプレイ装置の構成図である。
【図17】 従来のプラズマディスプレイ装置を示す構
成図である。
【図18】 従来のプラズマディスプレイ装置の動作を
示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 駆動回路、2 プラズマディスプレイパネル、3
平均値算出部、4 領域分割部、5 ヒストグラム算出
部、6 判定部、7 制御部、8 映像信号処理回路、
9 記憶装置、10 バックアップ回路、11 通信
部、13 PDP特性記憶部、14 制御係数記憶部、
15 温度検出器。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力される映像信号に基づきプ
    ラズマディスプレイパネルを駆動する駆動手段と、前記
    駆動手段により駆動され表示を行うプラズマディスプレ
    イパネルと、前記映像信号の低周波成分を除去する手段
    と、低周波成分を除去した映像信号の階調範囲ごとのヒ
    ストグラムを作成するヒストグラム算出手段と、前記ヒ
    ストグラム算出手段により作成されたヒストグラムから
    輝度変化の激しい映像を判定する判定手段と、前記判定
    手段の判定結果に基づき、前記駆動手段を制御する制御
    手段とを有することを特徴とするプラズマディスプレイ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段内の維持パルス数を前記制
    御手段によって制御することを特徴とする請求項1記載
    のプラズマディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 外部から入力される映像信号を処理する
    映像信号処理手段と、前記映像信号処理手段によって処
    理された映像信号に基づきプラズマディスプレイパネル
    を駆動する駆動手段と、前記駆動手段により駆動され表
    示を行うプラズマディスプレイパネルと、前記映像信号
    処理手段によって処理された映像信号の低周波成分を除
    去する手段と、低周波成分を除去した映像信号の階調範
    囲ごとのヒストグラムを作成するヒストグラム算出手段
    と、前記ヒストグラム算出手段により作成されたヒスト
    グラムから輝度変化の激しい映像を判定する判定手段
    と、前記判定手段の判定結果に基づき、前記映像信号処
    理手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする
    プラズマディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段の制御レベル情報を主電源
    が断とされた後一定期間保持する記憶手段を備えること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のプ
    ラズマディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 外部から入力される映像信号に基づきプ
    ラズマディスプレイパネルを駆動する駆動手段と、前記
    駆動手段により駆動され表示を行うプラズマディスプレ
    イパネルと、前記映像信号の低周波成分を除去する手段
    と、低周波成分を除去した映像信号の階調範囲ごとのヒ
    ストグラムを作成するヒストグラム算出手段と、前記ヒ
    ストグラム算出手段により作成されたヒストグラムから
    輝度変化の激しい映像を判定する判定手段と、前記判定
    手段の判定結果を外部へ出力する通信手段とを有するこ
    とを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 予め測定したプラズマディスプレイパネ
    ルの特性を記憶するパネル特性記憶手段を備えるととも
    に、前記判定手段の判定基準値を前記パネル特性記憶手
    段の内容に合わせて可変としたことを特徴とする請求項
    1〜請求項5のいずれかに記載のプラズマディスプレイ
    装置。
  7. 【請求項7】 入力される映像信号がテレビ信号である
    かコンピュータ信号であるかによって前記制御手段に異
    なる制御係数を与える係数記憶手段を備えることを特徴
    とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のプラズマ
    ディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】 プラズマディスプレイ装置の雰囲気温度
    を検出する温度検出手段を備えるとともに、前記温度検
    出手段の出力に合わせて前記判定手段の判定基準値を補
    正することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか
    に記載のプラズマディスプレイ装置。
  9. 【請求項9】 映像信号の低周波成分を除去する工程
    と、低周波成分を除去した映像信号の階調範囲ごとのヒ
    ストグラムを作成するヒストグラム算出工程と、前記ヒ
    ストグラム算出工程により作成されたヒストグラムから
    輝度変化の激しい映像を判定する判定工程と、前記判定
    工程の判定結果に基づき、プラズマディスプレイパネル
    の輝度を制御する制御工程とを備えることを特徴とする
    プラズマディスプレイパネルの温度制御方法。
  10. 【請求項10】 プラズマディスプレイパネルの維持パ
    ルス数を前記制御工程によって制御することを特徴とす
    る請求項9記載のプラズマディスプレイパネルの温度制
    御方法。
  11. 【請求項11】 プラズマディスプレイパネルに入力す
    る映像信号の振幅を前記制御工程によって制御すること
    を特徴とする請求項9記載のプラズマディスプレイパネ
    ルの温度制御方法。
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