JPH11219931A - 基板処理装置、濃度測定装置、および濃度測定方法 - Google Patents

基板処理装置、濃度測定装置、および濃度測定方法

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JPH11219931A
JPH11219931A JP1915398A JP1915398A JPH11219931A JP H11219931 A JPH11219931 A JP H11219931A JP 1915398 A JP1915398 A JP 1915398A JP 1915398 A JP1915398 A JP 1915398A JP H11219931 A JPH11219931 A JP H11219931A
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JP
Japan
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concentration
pressure
processing
liquid
substrate
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JP1915398A
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Inventor
Teruyuki Kobayashi
照幸 小林
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温の処理液にも用いることができる濃度測
定装置および濃度測定方法、ならびにこれらを用いた基
板処理装置を提供する。 【解決手段】 濃度測定部65は、窒素ガス供給部65
1、レギュレータ652、供給管653、圧力検出部6
54などを有する。処理槽602には処理液Lが貯留さ
れており、供給管653の先端部653aは処理液Lの
液面下において液面から所定の距離hを保つ位置に配置
される。処理槽602に貯留される処理液Lの液圧を、
液面から所定の深さhの位置に配置した先端部653a
での窒素ガスのガス圧として検出する。また圧力検出信
号と濃度値とのそれぞれの値の間の対応関係をあらかじ
め求めておく。そして、圧力検出部654の圧力センサ
ーの電圧値をあらかじめ求めておいた対応関係に基づい
て濃度表現信号を求めることによって処理液の濃度を測
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理槽内の所定の
処理液の濃度を測定する濃度測定装置および濃度測定方
法、ならびに半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基
板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の
基板(以下「基板」という)を処理槽内の所定の処理液
に浸漬させて処理する基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】処理槽に基板を浸漬して処理を行う基板
処理装置において、基板に対する処理を適切に行うため
に処理液の濃度管理が必要になる場合がある。たとえ
ば、エッチング処理におけるエッチング処理液の濃度管
理などが挙げられる。この場合、エッチング量を制御す
るためにエッチングレートを一定に保つことが望まれ
る。また、エッチングレートを一定に保つためには様々
なエッチング条件のそれぞれを所定の一定値に維持する
ことが好ましく、処理液の濃度はそのようなエッチング
条件の1つである。
【0003】この処理液の濃度は、処理中においても経
時的に変化することがある。たとえば、処理液中の水分
が蒸発することによって処理液の濃度が上昇する場合な
どが考えられる。このような場合、処理液の濃度を測定
してその濃度を管理することが必要になる。処理液の濃
度を測定した上で、濃度が所定の目標濃度よりも高くな
った処理液に、純水を追加供給することによってその濃
度を低くするなどの調節方法が採られる。また処理液の
濃度を測定するものとしては、光学式などの濃度計が存
在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、処理液
の中には高温で処理が行われるものもある。たとえば、
窒化膜のエッチングなどに用いられるリン酸などのエッ
チング処理液である。これらの処理液の温度は、処理中
において摂氏160度程度と高温である。このような場
合には、上記のような濃度計では耐久性などに問題があ
るため測定を行うことが困難である。
【0005】またこれに対処するため、測定対象の処理
液の一部を冷却し、冷却した処理液を用いて処理液の濃
度を測定するものなどが存在する。しかしながら、冷却
に時間がかかるため測定の実時間性に問題がある。
【0006】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、高温
の処理液にも用いることができる濃度測定装置および濃
度測定方法、ならびにこれらを用いた基板処理装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の基板処理装置は、処理槽内の所定
の処理液に基板を浸漬させて基板の処理を行う基板処理
装置において、a)前記処理槽の内部の所定深さに検出端
を有し、前記処理槽内の処理液が前記検出端に与える液
圧を検出する圧力検出手段、を備え、前記圧力検出手段
により検出された液圧に基づいて処理液の濃度値を求め
ることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の基板処理装置は、請求項
1に記載の基板処理装置において、前記圧力検出手段
は、a-1)処理液中の所定深さからガスを放出し、その放
出圧力から液圧を検知するガス圧検出手段、を有するこ
とを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の基板処理装置は、請求項
1または請求項2に記載の基板処理装置において、b)前
記圧力検出手段からの圧力検出信号を表示する検出信号
表示手段、をさらに備えることを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の基板処理装置は、請求項
1ないし請求項3のいずれかに記載の基板処理装置にお
いて、c)前記圧力検出手段からの圧力検出信号を処理液
の濃度を表現した濃度表現信号に変換する信号変換手
段、をさらに備えることを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の基板処理装置は、請求項
4に記載の基板処理装置において、d)前記圧力検出信号
と前記濃度値との間の対応関係をあらかじめ記憶する記
憶手段をさらに備え、前記信号変換手段は、前記記憶手
段に記憶されている前記対応関係を参照することによ
り、前記圧力検出信号を前記濃度表現信号に変換するこ
とを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の基板処理装置は、請求項
5に記載の基板処理装置において、前記対応関係は処理
液の複数の温度毎に求められており、前記信号変換手段
は処理液の温度に応じた対応関係を選択することを特徴
とする。
【0013】請求項7に記載の基板処理装置は、請求項
6に記載の基板処理装置において、前記圧力検出信号と
前記対応関係との双方が、純水に対する前記圧力検出信
号の値を基準として規格化されていることを特徴とす
る。
【0014】請求項8に記載の基板処理装置は、請求項
4ないし請求項7のいずれかに記載の基板処理装置にお
いて、d)前記信号変換手段で変換された濃度表現信号を
濃度値として表示する濃度表示手段、をさらに備えるこ
とを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項9に記載
の濃度測定装置は、処理槽内の所定の処理液の濃度を測
定する濃度測定装置であって、a)前記処理槽の内部の所
定深さに検出端を有し、前記処理槽内の処理液が前記検
出端に与える液圧を検出する圧力検出手段、を備え、前
記圧力検出手段により検出された液圧に基づいて前記処
理液の濃度値を求めることを特徴とする。
【0016】請求項10に記載の濃度測定装置は、請求
項9に記載の濃度測定装置において、前記圧力検出手段
が、a-1)前記処理液中の所定深さからガスを放出し、そ
の放出圧力から液圧を検知するガス圧検出手段、を有す
ることを特徴とする。
【0017】請求項11に記載の濃度測定装置は、請求
項9または請求項10に記載の濃度測定装置において、
b)前記圧力検出手段からの圧力検出信号を表示する検出
信号表示手段、をさらに備えることを特徴とする。
【0018】請求項12に記載の濃度測定装置は、請求
項9ないし請求項11のいずれかに記載の濃度測定装置
において、c)前記圧力検出手段からの圧力検出信号を処
理液の濃度を表現した濃度表現信号に変換する信号変換
手段、をさらに備えることを特徴とする。
【0019】請求項13に記載の濃度測定装置は、請求
項12に記載の濃度測定装置において、d)前記圧力検出
信号と前記濃度値との間の対応関係をあらかじめ記憶す
る記憶手段をさらに備え、前記信号変換手段は、前記記
憶手段に記憶されている前記対応関係を参照することに
より、前記圧力検出信号を前記濃度表現信号に変換する
ことを特徴とする。
【0020】請求項14に記載の濃度測定装置は、請求
項13に記載の濃度測定装置において、前記対応関係は
処理液の複数の温度毎に求められており、前記信号変換
手段は処理液の温度に応じた対応関係を選択することを
特徴とする。
【0021】請求項15に記載の濃度測定装置は、請求
項14に記載の濃度測定装置において、前記圧力検出信
号と前記対応関係との双方が、純水に対する前記圧力検
出信号の値を基準として規格化されていることを特徴と
する。
【0022】請求項16に記載の濃度測定装置は、請求
項12ないし請求項15のいずれかに記載の濃度測定装
置において、e)前記信号変換手段で変換された濃度表現
信号を濃度値として表示する濃度表示手段、をさらに備
えることを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するため、請求項17に記
載の濃度測定方法は、処理槽内の所定の処理液の濃度を
測定する濃度測定方法であって、a)前記処理槽の内部の
所定深さにおける処理液の液圧と処理液の濃度値との関
係を表現した対応情報を得る準備工程と、b)前記処理槽
内の処理液が圧力検出手段の検出端に与える液圧を検出
する圧力検出工程と、c)前記対応情報を参照して液圧に
基づいて、処理液の濃度値を求める濃度特定工程と、を
備えることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0025】<基板処理装置全体の概要>図1は、本実
施形態の基板処理装置1の構成を示す平面図である。こ
の装置は、未処理基板を収納しているカセットCが投入
されるカセット搬入部20Aと、このカセット搬入部2
0AからのカセットCが載置され内部から複数の基板W
が同時に取り出される基板取出部30Aと、基板Wが順
次洗浄処理される複数の処理部40、50、60、70
と、洗浄処理後の複数の処理済み基板が同時にカセット
中に収納される基板収納部30Bと、処理済み基板を収
納しているカセットCが搬出されるカセット搬出部20
Bとを備える。さらに装置の前側には、基板取出部30
Aから基板収納部30Bに亙って基板移載搬送機構80
が配置されており、洗浄処理前、洗浄処理中及び洗浄処
理後の基板を一箇所から別の箇所への搬送や移載を行
う。
【0026】カセット搬入部20Aは、水平移動、昇降
移動及び垂直軸回りの回転が可能なカセット移載ロボッ
トCR1を備え、所定位置に載置された一対のカセット
Cを基板取出部30Aに移載する。
【0027】基板取出部30Aは、昇降移動するホルダ
32a、32bを備える。そして、各ホルダ32a、3
2bの上面にはガイド溝が刻設されており、カセットC
中の基板を垂直かつ互いに平行に支持することを可能に
する。したがって、ホルダ32a、32bが上昇する
と、カセットC中から基板が取り出される。カセットC
中から取り出された基板は、基板移載搬送機構80に設
けた搬送ロボットTRに受け渡され、水平移動後に処理
部40、50、60、70に所定の一連の処理に応じて
投入される。
【0028】薬液処理部40は、薬液を収容する薬液槽
402を有し、水洗処理部50は、純水を収容する水洗
槽502を有する。また多機能処理部60は、単一槽内
で各種の薬液処理や水洗処理を行う多機能処理槽602
を有する。さらに、乾燥処理部70においては、搬送ロ
ボットTRから受け取った基板を乾燥させる処理が行わ
れる。
【0029】薬液処理部40及び水洗処理部50の後方
側には、上下動及び横行可能なリフタ410が配置され
ている。リフタ410は、搬送ロボットTRから受け取
った基板を薬液処理部40の薬液槽402に浸漬し、ま
た、水洗処理部50の水洗槽502に浸漬する。
【0030】また、多機能処理部60の後方側には、上
下動可能なリフタ610が配置されている。リフタ61
0は、搬送ロボットTRから受け取った基板を多機能処
理部60の多機能処理槽602内に支持する。
【0031】基板収納部30Bは、基板取出部30Aと
同様の構造を有し、昇降可能な一対のホルダ32c、3
2dによって、搬送ロボットTRに把持された処理済み
基板を受け取ってカセットC中に収納する。
【0032】カセット搬出部20Bは、カセット搬入部
20Aと同様の構造を有し、移動自在のカセット移載ロ
ボットCR2を備える。カセット移載ロボットCR2
は、一対のカセットを基板収納部30Bからカセット搬
送部20Bの所定位置へと移載する。
【0033】基板移載搬送機構80は、水平移動及び昇
降移動が可能な搬送ロボットTRを備える。そして、こ
の搬送ロボットTRに設けた一対の回転可能なハンド8
2a、82bによって基板を把持することができる。こ
れにより、搬送ロボットTRは、基板取出部30A、基
板収納部30B、薬液処理部40、水洗処理部50、多
機能処理部60、乾燥処理部70、のそれぞれとの間で
複数の基板の受け渡しを行うことができる。
【0034】以上のような概略構成を有する基板処理装
置において、様々な処理が行われ得るが、以下では多機
能処理部60においてエッチング処理が行われる場合を
主に想定して説明を行う。
【0035】<エッチング処理>図2は、多機能処理部
60の構造を概念的に示す断面図である。多機能処理部
60は、処理槽602と、処理液回収溝603と、薬液
供給部604と、純水供給部605と、排液部606
と、循環供給系607とを有する。
【0036】薬液供給部604によって供給された薬液
は、処理槽602に貯留される。そして、薬液はさらに
過剰に供給され、その一部は処理槽602から溢れ出
す。溢れ出た薬液は、処理液回収溝603において回収
される。回収された処理液は、循環供給系607によっ
て、再び処理槽602へと循環供給される。ここで循環
供給系607は、配管607aと、ポンプ607bと、
温度調節器607cと、フィルタ607dとを有する。
これらの機構を有する循環供給系607は、処理液回収
溝603によって回収された処理液を所定の温度に調節
し、処理液中に含まれる不要物を濾過して除去した後、
再び処理槽602へと供給する。したがって、薬液供給
部604は、このような循環供給を構成することができ
る量の薬液を最初に供給しておけばよく、原則として追
加供給する必要はない。よって薬液消費量を低減するこ
とができる。
【0037】図3は、薬液の貯留される処理槽602に
基板を浸漬して処理を行っている状態を示す。リフタ6
10は、処理槽602の上方において基板移載搬送機構
80から複数の基板を受け取った後、ホルダ610aの
保持溝Gに複数の基板を保持して、図3に示す状態にま
で下降する。また処理槽602には、エッチング液が処
理液Lとして貯留されている。したがって、リフタ61
0に保持される複数の基板は処理液L中に浸漬され、こ
れらの複数の基板に対してエッチング処理が行われる。
エッチング処理中においては、処理液は循環供給系60
7を介して処理槽602へと循環供給される。
【0038】このようにして供給される処理液Lによっ
てエッチング処理が進行する。上述したように、エッチ
ング量制御のためには、エッチング条件である薬液濃度
を所定の一定値に維持することが好ましい。そのため、
薬液濃度をリアルタイムに測定することが望まれる。
【0039】<濃度測定部の概略>以下では、処理液の
濃度測定に関して説明する。
【0040】図2に示すように、多機能処理部60は、
さらに濃度測定部65を備えている。濃度測定部65
は、窒素ガス供給部651と、レギュレータ652と、
供給管653と、圧力検出部654とを有している。処
理槽602には処理液Lが貯留されており、供給管65
3の先端部653aは処理液Lの液面下において液面か
ら所定の距離hを保つ位置に配置されている。また処理
中においては、処理液Lは処理槽602から溢れ出る状
態であり、距離hは所定の一定値となる。
【0041】まず、窒素供給部651は、レギュレータ
652を介して一定流量の窒素ガスを供給管653に供
給する。すると、供給された窒素ガスの一部は供給管6
53の先端部653aから気泡状に処理液中に排出され
る。定常状態においては、供給管653の内部の窒素ガ
スの圧力は、処理液Lの液面からの深さhにおける液圧
とほぼ等しいものとみなすことができる。圧力検出部6
54は、この供給管653の内部の窒素ガスの圧力を測
定することができる圧力センサーを有している。したが
って、この圧力センサーを用いて測定される圧力は、処
理液Lの液面からの深さhにおける液圧であるとみなす
ことができる。
【0042】圧力検出部654の圧力センサーは、検出
圧力に対応する電圧値Vを出力する。電圧値Vと液圧P
とは数1に示される所定の関数関係を有する。
【0043】
【数1】V=f1(P) 一方、先端部653aにおける液圧Pは、液面から先端
部653aまでの距離(深さ)hと処理液の比重ρとの
積に比例する値に大気圧P0を加えたものとしても表せ
る。数2はそのような関係を表す式である。
【0044】
【数2】P=P0+ρ*h*k ただし、kは重力加速度などの要素を含む比例定数であ
り、記号「*」は積を表している。
【0045】また比重ρは、処理液の濃度値x(%)に
応じて決定される。数3は、濃度値xと密度ρとの関係
を表す式である。
【0046】
【数3】ρ=ρ0*x+ρ1*(1−x/100) ただし、純水の比重をρ0、100%濃度の処理液の比
重をρ1とする。
【0047】したがって、数2および数3より、先端部
653aにおける液圧は、処理液の濃度値xと先端部6
53aの深さ位置hとを変数とする関数として表現する
ことができる。この関係を数4に示す。
【0048】
【数4】P=f2(x,h) したがって、数1および数4より、濃度値xおよび深さ
位置hは圧力センサーが出力した電圧値Vとの間に数5
で示される一定の関係を有する。
【0049】
【数5】V=f3(x,h) 所定の深さ位置hに対して濃度値xと深さ位置hとの関
係をあらかじめ求めておくことによって、圧力センサー
の電圧値Vから、処理液の濃度値xを求めることができ
る。
【0050】また図4は、圧力センサーが出力した圧力
検出信号である電圧値Vから処理液の濃度値を求めるた
めの機能ブロック図を示す。図4に示すように、圧力検
出部654は、電圧表示部655に接続されており、電
圧表示部655において上記の各電圧値Vが表示され
る。圧力検出部654は、信号変換部656にも接続さ
れている。信号変換部656は、記憶部657に記憶さ
れた後述の基準データテーブルを参照しながら、圧力検
出信号である電圧値Vを濃度表現信号に変換する。そし
て、求められた濃度表現信号は、濃度表示部658にお
いて濃度値として表示される。なお、電圧表示部655
は、確認表示用である。
【0051】<処理手順>次に、図5を参照しながら、
処理手順について説明する。図5は、処理液の濃度管理
に関する処理手順の概略を示すフローチャートである。
図5に示すように、この濃度管理工程は、予備工程であ
るステップS100と、濃度実測工程であるステップS
200と、濃度調整工程であるステップS300とを有
する。
【0052】予備工程であるステップS100は、基準
データテーブルを作成するステップS110と基準デー
タテーブルを用いるための規格化パラメータを求めるス
テップS120とを有する。
【0053】まず、ステップS110において、処理槽
内の所定位置における処理液の液圧に対応する電圧値と
処理液の濃度値との対応関係を表現した基準データテー
ブルを作成する。
【0054】処理槽602に貯留される処理液Lの液面
から所定の深さ(h=h0)において供給管653の先
端部653aを固定する。その後、濃度値xを所定の濃
度範囲において既知のものとして変化させながら、それ
ぞれの濃度値xに対して圧力センサーが出力した電圧値
Vを測定する。
【0055】図6は、このようにして作成された基準デ
ータテーブル657aを示す。図6においては、処理液
の濃度値xをx0(%)からxn(%)まで変化させな
がら(n+1)回の測定を行っており、それぞれに対応
する電圧値Vを測定し、V0(Volts)からVn(Volt
s)までの値を求めている。なお、より正確に処理液の
濃度値xを求めるため、できるだけ多くの濃度について
データを求めることが好ましい。このようにして求めた
基準データテーブル657aを記憶部657に保存して
おく。ここで、x0について、x0=0(%)、つまり
純水での測定を行うことが好ましい。後述するように、
電圧値と濃度値との対応関係を補償するに際して、その
補償を簡易に行うためである。
【0056】ステップS110の後、ステップS120
を行うが、具体的な内容については、後述する。
【0057】次に、ステップS100において求められ
た基準データテーブルを用いて、ステップS200にお
いて、測定対象とする処理液の濃度を測定する。ステッ
プS200は、ステップS210とステップS220と
ステップS230とを有する。
【0058】まず、ステップS200を実行するにあた
って、処理槽602に貯留される処理液Lの液面から所
定の深さh’において供給管653の先端部653aを
固定する。
【0059】そして、ステップS210において、処理
液が供給管653の先端部653aに与える液圧を圧力
検出部654によって検出する。圧力検出部654の圧
力センサーは、測定液圧に対応する電圧値Vを出力す
る。
【0060】さらに、ステップS220において、信号
変換部656は、記憶部657に記憶された基準データ
テーブルを参照しながら、圧力検出部654の電圧値V
に対応する圧力検出信号を濃度表現信号に変換する。
【0061】まず、測定時の深さh’が基準データテー
ブル作成時の深さh0と同じである場合の変換動作につ
いて説明する。
【0062】図6に示している基準データテーブル65
7aの左欄において、圧力検出部654の電圧値Vに最
も近い値Vi(iは0からnまでの整数)を選択する。
そして、値Viに対応する右欄の濃度値xiを求めるこ
とができる。このようにして得られた濃度値が、処理液
濃度の測定値を表す。あるいは、Vi<V<Vi+1を満
たす2組の(Vi,xi)、(Vi+1,xi+1)に対して
直線補間によってさらに正確な濃度値を求めることもで
きる。
【0063】次に、深さhについて、基準データテーブ
ル作成時の先端部653aの深さh0と処理液濃度測定
時の先端部653aの深さh’とが異なる場合について
説明する。電圧値と濃度値との対応関係は、先端部65
3aの深さ位置に依存して変化する。それぞれの深さ位
置に対応する基準データテーブルを求めておき、それを
利用することも可能ではあるが、同一の基準データテー
ブルを用いることが好ましい。そのため、両位置におい
て同一濃度の処理液について測定を行って対応関係の補
償を行う。このような補償を行うことによって、先端部
653aが基準データテーブル作成時と異なる所定の深
さ位置に配置される場合にも、同一の基準データテーブ
ル657aを用いることができる。また補償のために測
定する上記同一濃度の処理液としては、純水が好まし
い。純水については、その濃度を最も簡単に確定できる
からである。したがって、x0=0(%)として既知で
ある純水について、両位置における電圧値を求めること
が好ましい。
【0064】そのため、ステップS210以降の処理液
濃度の実測に先立って、ステップS120において圧力
検出部654が純水を処理槽602に貯留して液圧の測
定を行う。
【0065】このステップS120の測定に際しては、
供給管653の先端部653aを処理液Lの液面から深
さh’の位置に配置する。つまり、供給管653の先端
部653aを処理液濃度の実測時の深さ位置h’と同一
にする。そして、上述の基準データテーブル657aの
中の純水の濃度値について圧力センサーの出力電圧を測
定し、電圧値V0’を得る。
【0066】この電圧値V0’と電圧値V0とを用い
て、数6に示される規格化パラメータαを決定する。こ
こで電圧値V0は、基準データテーブル作成時において
先端部653aが深さh0に位置する場合の圧力検出部
654の出力電圧値であり、濃度値x0=0(%)とし
て既知である純水を対象として測定した値である。
【0067】
【数6】α=V0/V0’ この規格化パラメータαを用いて、処理液の濃度測定時
におけるステップS210の電圧値Vに積算して規格化
した値をV’とする。
【0068】
【数7】V’=V*α 数7で表される値V’を出力された電圧値Vとみなし
て、信号変換部656が上記と同様のステップS220
における変換動作を行う。値V’を基準データテーブル
657aの左欄の各値と比較参照することによって、求
めるべき濃度値xに対応する濃度表現信号を決定するこ
とができる。なお、このような規格化は、深さhと電圧
値Vとは比例関係にあるものとして近似できることに基
づく。圧力検出部654の圧力センサーのゼロ点補正を
適切に行うことによって、比例関係が成り立つようにす
ることができる。あるいは、このような関係を補正する
ためのパラメータを別に設けることも可能である。
【0069】そして、ステップS230において、濃度
表現信号を濃度値xとして濃度表示部658に表示す
る。
【0070】以上のようにして、処理液の濃度値xを求
めることができる。
【0071】さらに、ステップS300においては、濃
度調節のための処理を行う。ステップS300は、ステ
ップS310およびステップS320を有する。
【0072】ステップS310において、この濃度値に
基づいて濃度調節のための判断を行う。そして、必要に
応じて、ステップS320において処理液の濃度調節動
作を行う。たとえば、処理液の濃度が所定の閾値よりも
大きい場合に濃度調節動作を行うことができる。純水供
給部605は、処理槽602の縁に対して純水を供給す
ることにより、循環供給される処理液の濃度を低減して
適切な値に変更することが可能である。
【0073】そして、ステップS400において、濃度
管理が必要であるか否かを判断し、必要である場合に
は、ステップS200以降の処理を引き続き実行する。
濃度管理が必要でなくなった場合には、処理を終了す
る。
【0074】以上の動作は、全て自動的に行うことが可
能である。制御部CTL(図4参照)は、これらの動作
を制御することができる。
【0075】上記においては、ステップS210におい
て、圧力測定における電圧値Vから濃度表現信号への変
換が自動的に行われていたが、オペレータがこれらの変
換を行うことによって濃度値xを求めることもできる。
【0076】図7は、図4に対応する図であり、オペレ
ータが変換を行う場合の機能ブロック図を表す。圧力変
換部654の電圧値Vは、電圧表示部655において表
示される。また基準データテーブル657aは紙媒体な
どに表示しておくことができる。この基準データテーブ
ル657aを参照することによって、上記と同様にして
オペレータが濃度値を求めることができる。
【0077】また、濃度値と圧力検出部654の電圧値
との対応関係は、処理液の温度に依存する。したがっ
て、上記のステップS100における基準データテーブ
ル作成時の処理液の温度は、ステップS200以降の濃
度測定時の温度と同一であることが好ましい。図2に示
すように、多機能処理部60は、さらに熱電対などの温
度測定器660を備えており、処理液の温度を測定する
ことができる。この測定した温度に基づいて処理液の温
度を温度調節器607cなどによって調節することが可
能である。したがって、基準データテーブル作成時およ
び濃度測定時の両時において、処理液の温度を同一の温
度に設定することが可能である。
【0078】さらに、複数の異なる設定温度で処理を行
う場合が存在する。このような場合、ステップS220
で用いた電圧値と濃度値との対応関係は、処理液の温度
に依存することがある。このような場合、複数の温度に
ついて対応関係を準備しておくことが好ましい。そのた
め、ステップS110における測定時において、複数の
設定温度について上記対応関係を求めて、複数の基準デ
ータテーブルを作成する。そして、ステップS220の
変換動作においては、準備しておいた複数の基準データ
テーブルの中から、信号変換部656が測定温度に対応
する基準データテーブルを選択し、選択した基準データ
テーブルを参照しながら、圧力検出部654の電圧値V
を濃度表現信号に変換することができる。
【0079】<その他の変形例>上記実施形態において
は、圧力検出信号として電圧値を用いていたが、出力電
流値などの他の種類の信号値を用いることも可能であ
る。
【0080】また、上記実施形態においては、多機能処
理部60における処理について説明したが、同様の処理
を薬液処理部40などにおいても適用することが可能で
ある。
【0081】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の基板処
理装置および請求項9に記載の濃度測定装置によれば、
処理槽内の処理液が検出端に与える液圧を検出する圧力
検出手段を備えるので、高温の処理でも濃度値の測定を
行うことができる。
【0082】請求項2に記載の基板処理装置および請求
項10に記載の濃度測定装置によれば、前記圧力検出手
段が、ガス圧検出手段を有するので簡易な構成で液圧を
検出することができる。
【0083】請求項3に記載の基板処理装置および請求
項11に記載の濃度測定装置によれば、圧力検出手段か
らの圧力検出信号を表示する検出信号表示手段を備える
ので、検出信号値を知ることができ、この値を用いた処
理が可能になる。
【0084】請求項4に記載の基板処理装置および請求
項12に記載の濃度測定装置によれば、圧力検出信号を
濃度表現信号に変換する信号変換手段を備えるので、圧
力検出手段により検出された液圧から濃度表現信号とい
う濃度値に関する信号へ容易に変換することができる。
【0085】請求項5に記載の基板処理装置および請求
項13に記載の濃度測定装置によれば、信号変換手段
が、記憶手段に記憶された圧力検出信号と濃度値との対
応関係を参照することにより、圧力検出信号から濃度表
現信号へ自動的にスムーズに変換することができる。
【0086】請求項6に記載の基板処理装置および請求
項14に記載の濃度測定装置によれば、信号変換手段は
処理液の温度に応じた対応関係を選択する。したがっ
て、複数の温度において、処理液の濃度を求めることが
できる。
【0087】請求項7に記載の基板処理装置および請求
項15に記載の濃度測定装置によれば、圧力検出信号と
対応関係との双方が、純水に対する圧力検出信号の値を
基準として規格化される。したがって、処理槽における
検出端の位置に依存することなく、圧力検出信号と濃度
値との対応関係について同一のものを利用することがで
きる。
【0088】請求項8に記載の基板処理装置および請求
項16に記載の濃度測定装置によれば、濃度表現信号を
濃度値として表示する濃度表示手段を備えるので、変換
により求めた濃度値を明確に表示することができる。
【0089】請求項17に記載の濃度測定方法によれ
ば、処理槽内の所定位置における処理液の液圧と濃度値
との関係を表現した対応情報を得る準備工程と、処理槽
内の処理液が圧力検出手段の検出端に与える液圧を検出
する圧力検出工程と、対応情報を参照して液圧に基づい
て処理液の濃度値を求める濃度特定工程とを備える。し
たがって、処理液の液圧を測定することによって、処理
液の濃度を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である基板処理装置1の構造
を示す平面図である。
【図2】多機能処理部60の構造を概念的に示す断面図
である。
【図3】多機能処理部60において基板を浸漬して処理
を行っている状態を示す断面図である。
【図4】圧力検出部の出力から処理液の濃度値を求める
ための機能ブロック図である。
【図5】処理液の濃度管理に関する処理手順の概略を示
すフローチャートである。
【図6】基準データテーブル657aを示す概念図であ
る。
【図7】本実施形態の変形例における機能ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 基板処理装置 40 薬液処理部 50 水洗処理部 60 多機能処理部 70 乾燥処理部 80 基板移載搬送機構 602 処理槽 603 処理液回収溝 604 薬液供給部 605 純水供給部 606 排液部 607 循環供給系 610 リフタ 65 濃度測定部 651 窒素ガス供給部 652 レギュレータ 653 供給管 653a 先端部 654 圧力検出部 655 電圧表示部 656 信号変換部 657 記憶部 657a 基準データテーブル 658 濃度表示部 660 温度測定器 CTL 制御部 C カセット L 処理液 W 基板 P 液圧 V 測定電圧 x 濃度

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽内の所定の処理液に基板を浸漬さ
    せて基板の処理を行う基板処理装置において、 a) 前記処理槽の内部の所定深さに検出端を有し、前記
    処理槽内の処理液が前記検出端に与える液圧を検出する
    圧力検出手段、 を備え、 前記圧力検出手段により検出された液圧に基づいて処理
    液の濃度値を求めることを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記圧力検出手段は、 a-1) 処理液中の所定深さからガスを放出し、その放出
    圧力から液圧を検知するガス圧検出手段、を有すること
    を特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の基板処
    理装置において、 b) 前記圧力検出手段からの圧力検出信号を表示する検
    出信号表示手段、をさらに備えることを特徴とする基板
    処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の基板処理装置において、 c) 前記圧力検出手段からの圧力検出信号を処理液の濃
    度を表現した濃度表現信号に変換する信号変換手段、を
    さらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の基板処理装置におい
    て、 d) 前記圧力検出信号と前記濃度値との間の対応関係を
    あらかじめ記憶する記憶手段をさらに備え、 前記信号変換手段は、前記記憶手段に記憶されている前
    記対応関係を参照することにより、前記圧力検出信号を
    前記濃度表現信号に変換することを特徴とする基板処理
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の基板処理装置におい
    て、 前記対応関係は処理液の複数の温度毎に求められてお
    り、 前記信号変換手段は処理液の温度に応じた対応関係を選
    択することを特徴とする基板処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の基板処理装置におい
    て、 前記圧力検出信号と前記対応関係との双方が、純水に対
    する前記圧力検出信号の値を基準として規格化されてい
    ることを特徴とする基板処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項4ないし請求項7のいずれかに記
    載の基板処理装置において、 e) 前記信号変換手段で変換された濃度表現信号を濃度
    値として表示する濃度表示手段、をさらに備えることを
    特徴とする基板処理装置。
  9. 【請求項9】 処理槽内の所定の処理液の濃度を測定す
    る濃度測定装置であって、 a) 前記処理槽の内部の所定深さに検出端を有し、前記
    処理槽内の処理液が前記検出端に与える液圧を検出する
    圧力検出手段、 を備え、 前記圧力検出手段により検出された液圧に基づいて処理
    液の濃度値を求めることを特徴とする濃度測定装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の濃度測定装置におい
    て、 前記圧力検出手段が、 a-1) 前記処理液中の所定深さからガスを放出し、その
    放出圧力から液圧を検知するガス圧検出手段、を有する
    ことを特徴とする濃度測定装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または請求項10に記載の濃
    度測定装置において、 b) 前記圧力検出手段からの圧力検出信号を表示する検
    出信号表示手段、をさらに備えることを特徴とする濃度
    測定装置。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし請求項11のいずれか
    に記載の濃度測定装置において、 c) 前記圧力検出手段からの圧力検出信号を処理液の濃
    度を表現した濃度表現信号に変換する信号変換手段、 をさらに備えることを特徴とする濃度測定装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の濃度測定装置にお
    いて、 d) 前記圧力検出信号と前記濃度値との間の対応関係を
    あらかじめ記憶する記憶手段をさらに備え、 前記信号変換手段は、前記記憶手段に記憶されている前
    記対応関係を参照することにより、前記圧力検出信号を
    前記濃度表現信号に変換することを特徴とする濃度測定
    装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の濃度測定装置にお
    いて、 前記対応関係は処理液の複数の温度毎に求められてお
    り、 前記信号変換手段は処理液の温度に応じた対応関係を選
    択することを特徴とする濃度測定装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の濃度測定装置にお
    いて、前記圧力検出信号と前記対応関係との双方が、純
    水に対する前記圧力検出信号の値を基準として規格化さ
    れていることを特徴とする濃度測定装置。
  16. 【請求項16】 請求項12ないし請求項15のいずれ
    かに記載の濃度測定装置において、 e) 前記信号変換手段で変換された濃度表現信号を濃度
    値として表示する濃度表示手段、をさらに備えることを
    特徴とする濃度測定装置。
  17. 【請求項17】 処理槽内の所定の処理液の濃度を測定
    する濃度測定方法であって、 a) 前記処理槽の内部の所定深さにおける処理液の液圧
    と処理液の濃度値との関係を表現した対応情報を得る準
    備工程と、 b) 前記処理槽内の処理液が圧力検出手段の検出端に与
    える液圧を検出する圧力検出工程と、 c) 前記対応情報を参照して液圧に基づいて、処理液の
    濃度値を求める濃度特定工程と、を備えることを特徴と
    する濃度測定方法。
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