JPH11219A - 多種毛髪装飾用化粧料容器および多種毛髪装飾用化粧料 - Google Patents

多種毛髪装飾用化粧料容器および多種毛髪装飾用化粧料

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JPH11219A
JPH11219A JP15549897A JP15549897A JPH11219A JP H11219 A JPH11219 A JP H11219A JP 15549897 A JP15549897 A JP 15549897A JP 15549897 A JP15549897 A JP 15549897A JP H11219 A JPH11219 A JP H11219A
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JP
Japan
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hair
cosmetic
decoration
reservoir
reservoirs
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JP15549897A
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Mieko Yamamoto
美恵子 山本
Tadao Nakamura
直生 中村
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Pola Orbis Holdings Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛髪を多種多様に装飾することを簡便に行う
のに好適な化粧容器および化粧料を提供することを課題
とする。 【解決手段】 胴部と塗布部とを備え、(イ)胴部内に
は、毛髪装飾料を収納する相互に独立した複数のリザー
バーを設け、(ロ)塗布部には、ブラシ部と、ブラシ部
に毛髪装飾料を注出する複数の注出口と、それぞれの注
出口とリザーバーとを連通する連通路とを設け、それぞ
れの注出口が複数のリザーバーのうちのいずれか1つと
連通した多種毛髪装飾用化粧料容器とする。当該化粧料
容器に、2種以上の毛髪装飾料を、前記複数のリザーバ
ーの各々につき1種ごとに収納して多種毛髪装飾用化粧
料とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料容器および
化粧料に関し、さらに詳しくは、毛髪に多種の装飾を施
すのに適した化粧料容器および化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘアスタイルや髪の毛の色等毛髪の状況
がその人の印象形成に与える影響は大きく、例えば、毛
が薄かったり白髪であったりすれば実年齢より多く見ら
れてしまうし、髪の毛が黒く豊かであれば実年齢より若
く見られることが多い。又、若い年齢の人に於いては髪
の毛を印象形成の道具に使う傾向が強まっており、それ
を反映して茶髪やメッシュド・ヘア等がはやっている。
この傾向は髪の毛のみならず全ての毛髪についても同様
に認められ、例えば、マスカラ等の睫用の装飾化粧料、
アイブロー等の眉毛用の装飾化粧料等が盛んに使われて
いる。
【0003】しかしながら、このような毛髪装飾に用い
られる化粧料自体は何れも単色乃至は単色にパール剤な
どのラメを分散させたものしか存在しなかった。また、
数種の毛髪装飾料を用いることはヘア・メークでは行わ
れていたが、多種の装飾を施すためには、数種類の化粧
料を別々に使用せざるを得なかった。この為、多種の装
飾を施そうとするたびに色等のバランスを設計したり、
1種の化粧料ごとに塗布しなければならないなど、手間
がかかるという欠点が存在した。
【0004】また、マスカラなどの睫の装飾化粧に於い
ては多種の装飾をすることは行われていなかった。眉毛
の装飾は鉛筆状の単色化粧料による装飾化粧のみで高粘
度の液状装飾料は用いられていなかったし、多種の化粧
料も用いられていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
下為されたものであり、装飾性の高い多種多様な毛髪装
飾を簡便に行うのに好適な化粧料容器および化粧料を提
供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる状況に鑑みて本発
明者等は、以下の構成を採用した。
【0007】すなわち本発明は、胴部と塗布部とを備え
る化粧料容器であって、(イ)胴部内には、毛髪装飾料
を収納する相互に独立した複数のリザーバーが設けら
れ、(ロ)塗布部には、ブラシ部と、ブラシ部に毛髪装
飾料を注出する複数の注出口と、それぞれの注出口とリ
ザーバーとを連通する連通路と、が設けられ、それぞれ
の注出口は、複数のリザーバーのうちのいずれか1つと
連通している、多種毛髪装飾用化粧料容器である。
【0008】また、本発明は、胴部が押圧変形可能な材
料で形成されている前記多種毛髪装飾用化粧料容器であ
る。
【0009】また、本発明は、化粧料容器に2種以上の
毛髪装飾料が収納された化粧料であって、前記化粧料容
器が、胴部と塗布部とを備え、(イ)胴部内には、毛髪
装飾料を収納する相互に独立した複数のリザーバーが設
けられ、(ロ)塗布部には、ブラシ部と、ブラシ部に毛
髪装飾料を注出する複数の注出口と、それぞれの注出口
とリザーバーとを連通する連通路と、が設けられ、それ
ぞれの注出口は、複数のリザーバーのうちのいずれか1
つと連通している容器であり、前記2種以上の毛髪装飾
料が、前記複数のリザーバーの各々につき1種ごとに収
納されている、多種毛髪装飾用化粧料である。
【0010】また、本発明は、化粧料容器の胴部が押圧
変形可能な材料で形成されている前記多種毛髪装飾用化
粧料である。また、前記多種毛髪装飾用化粧料において
は、毛髪装飾料に繊維状物質を好ましく配合することが
できる。また、前記多種毛髪装飾用化粧料は、睫または
眉毛の装飾に好適に用いることができる。
【0011】以下、本発明について詳細に説明する。
【0012】
【発明の実施の形態】 (1)本発明の多種毛髪装飾用化粧料容器 本発明の多種毛髪装飾用化粧料容器は、胴部と塗布部と
を備える化粧料容器であって、(イ)胴部内には、毛髪
装飾料を収納する相互に独立した複数のリザーバーが設
けられ、(ロ)塗布部には、ブラシ部と、ブラシ部に毛
髪装飾料を注出する複数の注出口と、それぞれの注出口
とリザーバーとを連通する連通路とが設けられ、それぞ
れの注出口は、複数のリザーバーのうちのいずれか1つ
と連通している容器である。
【0013】胴部内には、毛髪装飾料を収納するリザー
バーが設けられる。例えば、中空の胴部内に仕切を設
け、胴部内に別個独立した2またはそれ以上の内部空間
を形成して、リザーバーを設けることができる。胴部内
の仕切り方は、個々のリザーバーが相互に連通せず、別
個独立していれば特に制限はない。例えば、化粧料容器
の内部に胴部の全長にわたり長手方向に平行に仕切を設
けてリザーバーを形成してもよいし、また化粧料容器の
内部に長手方向に対して直角に(短手方向に)仕切を設
けてリザーバーを形成してもよい。短手方向に仕切を設
けた場合、各リザーバーごとに、胴部に押圧を加えるべ
き位置が長手方向に異なることとなり、胴部内に複数設
けられたリザーバーのうちの1つのリザーバーに対して
のみ押圧を加えることが容易になる。又、胴部は、その
外郭部分とリザーバー部分とを別体にして形成してもよ
く、リザーバー部分をカセットにして交換可能な構造を
取ることもできる。また、胴部の外形には特に制限はな
い。例えば、胴部の断面は、例えば円、楕円、多角形な
ど任意の形状とすることができる。リザーバーの数は2
個またはそれ以上であれば特段の限定はないが、装飾性
などの観点から2〜4個が好ましく、2〜3個が特に好
ましい。胴部内に2個またはそれ以上設けられるリザー
バーには、それぞれ下記に述べる毛髪装飾料が収納され
る。上記のようにリザーバーは相互に独立して設けられ
ており、それぞれのリザーバーに収納された毛髪装飾料
が胴部内で混合することはない。
【0014】また胴部は、高粘度液体を収納するのに好
適な材料により形成されていることが好ましい。例え
ば、胴部の材料としてはポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル等のポリマーが好ましく、中でもポ
リエチレンやポリプロピレン等は胴部を押圧変形可能な
(スクイズ性を有する)ものとすることができるため特
に好ましい。スクイズ性を有する材料で胴部を形成する
ことにより、胴部を押圧してリザーバーに収納された毛
髪装飾料を連通路、注出口へと簡便に送り出すことがで
きる。又、毛髪装飾料を注出口へ送り出す手段として
は、上記のように胴部を押圧変形可能な材料からなるも
のとする他、一般的に用いられている小型ポンプ、空気
圧ポンプ、リザーバー内に圧縮空気を封入しておくなど
の方式を採用してもよい。
【0015】塗布部には、ブラシ部と、ブラシ部に毛髪
装飾料を注出する複数の注出口と、注出口とリザーバー
とを連通する連通路と、が設けられる。塗布部に設けら
れるブラシ部は、注出口より注出される毛髪装飾料を毛
髪上に均一に塗布しうる手段であれば特段の制限はな
い。例えば、合成繊維や獣毛を植毛したブラシ、櫛歯か
らなるブラシ、合成繊維や獣毛を束ねたもの、多孔質の
ポリマー製のチップ(例えばウレタン製の非毛質タイプ
のチップ)、などをブラシ部として用いることができ
る。すなわち、胴部から連なる塗布部の全体または一部
分に多数の合成繊維を植設する等して、塗布部にブラシ
部を設けることができる。
【0016】又、ブラシ部に穿設された毛髪装飾料を注
出する注出口は、少なくともリザーバーと同数設けられ
るが、それ以外、例えば注出口の数、位置、大きさ等
は、装飾しようとする毛髪の種類等により適宜変更して
よい。例えば、異なるリザーバーに連通する注出口を、
それぞれ異なる方向に向くように設けてもよいし、同じ
方向を向くように設けてもよい。注出口の位置などを変
えることにより、様々な毛髪装飾用の化粧料容器が得ら
れる。
【0017】注出口とリザーバーとは連通路により連通
している。本発明の化粧料容器では、注出口もリザーバ
ーも複数設けられているが、それぞれの注出口は、複数
のリザーバーのうちのいずれか1つと連通している。こ
れに対し、1つのリザーバーからは複数の注出口に連通
していてもよい。同一のリザーバーに連通するのであれ
ば、複数の注出口どうしが連通路で連通していてもよ
く、また1つの注出口ごとに1つのリザーバーに連通し
ていてもよい。従って、本発明の化粧料容器において
は、各リザーバーに収納された各種の毛髪装飾料がリザ
ーバーから注出口を出るまで混合することはない。
【0018】さらに、上記以外の化粧料容器の構成とし
て、キャップや噴出口の制御手段などを備えることも出
来る。
【0019】(2)本発明の多種毛髪装飾用化粧料 本発明の多種毛髪装飾用化粧料は、複数のリザーバーを
有する上記(1)の化粧料容器に、2種またはそれ以上
の異なる毛髪装飾料が収納された化粧料である。2種ま
たはそれ以上の毛髪装飾料は、化粧料容器に設けられた
複数のリザーバーの各々につき1種ごとに収納されてお
り、1つのリザーバーには1種類の毛髪装飾料が収納さ
れる。なお、この条件を満たせば同種の毛髪装飾料が2
カ所以上のリザーバーに収納されていてもよい。例え
ば、3個のリザーバーを有する化粧料容器の2カ所のリ
ザーバーに同種の毛髪装飾料を収納し、他の1カ所に異
なる種類の毛髪装飾料を収納してもよい。また、いうま
でもないが、3カ所とも異なる種類の毛髪装飾料が収納
されていてもよい。
【0020】各リザーバーに収納された毛髪装飾料は、
それぞれ連通路を通じて注出口からブラシ部へ注出さ
れ、ブラシ部を介して毛髪に塗布される。上記のように
それぞれの注出口はいずれか1つのリザーバーと連通し
ているので、各種の毛髪装飾料が混合してしまって毛髪
の装飾性を損ねるなどの弊害が少ない。また、2種以上
の毛髪装飾を1つの化粧料により行うことができるとと
もに、2種以上の毛髪装飾料を同時に塗布することも可
能である。したがって、本発明の多種毛髪装飾用化粧料
によれば、装飾性の高い多種の毛髪装飾を、簡便に行う
ことができる。
【0021】2種またはそれ以上収納されている毛髪装
飾料どうしの違いは、色、繊維状物質の有無、パール顔
料の配合の有無等が例示でき、毛髪に塗布された際にこ
れらの違いが肉眼によってはっきり認識しうることが好
ましい。本発明において毛髪装飾料の種類が異なると
は、毛髪装飾料中の成分の種類が異なる場合だけではな
く、成分の配合割合が異なる場合も含まれる。例えば、
毛髪装飾料中の成分の種類が同一である毛髪装飾料であ
っても、各成分の配合割合が異なれば、種類の異なる毛
髪装飾料である。本発明で用いられる毛髪装飾料につい
ては以下でさらに詳説する。
【0022】本発明の化粧料の適用部位は毛髪であり、
例えば、頭の毛髪、睫、眉毛、髭等の装飾に用いること
可能であり、頭髪、睫、眉毛の装飾に好適に用いること
ができ、特に眉毛の装飾に好適に用いることができる。
【0023】本発明の化粧料を用いた毛髪の装飾は、一
般的にブラシなどを用いて行われる毛髪の装飾方法に従
って行うことができる。例えば、スクイズ性を有する胴
部を備えた多種毛髪装飾用化粧料の場合であれば、胴部
を押圧し、適度に毛髪装飾料をブラシ部へ注出させなが
ら、装飾を施したい毛髪部分にブラシ部を通して、毛髪
装飾料を毛髪に塗布すればよい。また、リザーバーごと
のスクイズ位置の圧迫を制御することにより、異なった
毛髪装飾料ごとに、使い分けて塗布することも可能であ
る。
【0024】(3)本発明の化粧料で用いられる毛髪装
飾料 本発明で用いられる毛髪装飾料は、上記本発明の多種毛
髪装飾用化粧料容器に収納されるものであり、上記本発
明の多種毛髪装飾用化粧料を使用することにより毛髪に
色、つや、ラメ、立体感、ボリューム感等の装飾を付与
するものである。本発明の化粧料で用いられる毛髪装飾
料は、(a)脂肪酸の揮発性塩基塩及び/又は脂肪酸と
揮発性塩基、(b)固形脂、並びに(c)水性ポリマー
を含有する高粘度液体の組成物が好ましい。
【0025】ここで、脂肪酸としては通常毛髪の装飾に
使用されているものであれば特段の限定無く使用するこ
とが出来、具体的には、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ペンタデカン酸
等の飽和直鎖脂肪酸、オレイン酸、リノール酸、リノレ
イン酸等の不飽和直鎖脂肪酸、イソステアリン酸、イソ
パルミチン酸、イソオクタン酸等の分岐脂肪酸等が好ま
しく例示できる。これらの中でさらに好ましいものは、
25℃で固体のものであり、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ペンタデ
カン酸等の飽和直鎖脂肪酸が挙げられ、この中でもベヘ
ン酸が特に好ましい。脂肪酸は唯一種を含有させても良
いし、二種以上を組み合わせて含有させても良い。本発
明で用いる毛髪装飾料において脂肪酸の好ましい含有量
は、0.1〜10重量%であり、より好ましくは0.5
〜7重量%であり、更に好ましくは0.7〜5重量%で
ある。
【0026】揮発性塩基としては、1気圧で沸点が20
0℃以下のものであれば特段の限定無く用いることが出
来、この様な塩基としてはトリエチルアミン、アンモニ
ア、モルフォリン等が好ましく例示できる。これらの中
では過去の化粧品における使用実績からモルフォリンが
最も好ましい。これらは唯一種を含有させても良いし、
二種以上を組み合わせて含有させても良い。毛髪装飾料
における揮発性塩基の好ましい含有量は、0.01〜5
重量%であり、より好ましくは0.05〜3重量%であ
り、更に好ましくは0.1〜2重量%である。揮発性塩
基は、塗布時は脂肪酸とともに石ケンを形成し、界面活
性剤として、毛髪装飾料中の各成分が一様に塗布される
ようにする手段として働くが、塗布後は揮散するため、
石ケンは脂肪酸へともどり、界面活性力も低下する。す
なわち、揮発性塩基を用いることにより、毛髪装飾料中
の各成分を一様に塗布できるとともに、水などで流れな
い強固な皮膜を形成することができる。
【0027】本発明で毛髪装飾料として用いられる組成
物中には、脂肪酸の揮発性塩基及び/又は脂肪酸と揮発
性塩基、が含まれることが好ましい。脂肪酸と揮発性塩
基とは1つのリザーバーに別々に仕込んで混合しても良
いし、予め両者を混合し塩と為してから仕込んでもよ
い。また、当該組成物中では、脂肪酸の揮発性塩基と、
脂肪酸と、揮発性塩基とが混在する状態であってもよ
い。
【0028】本発明でいう固形脂とは、炭素数が8以上
の脂肪族炭化水素、アルキル脂肪酸エステル、脂肪酸ト
リグリセライド、高級アルコールであって、1気圧25
℃で固体のものを意味し、具体的には固形パラフィン、
低分子量ポリエチレン、カルナウバワックス、木ロウ、
水素添加牛脂、水素添加ヒマシ油、ベヘニルアルコー
ル、ステアリルアルコールなどが例示できる。
【0029】毛髪装飾料に含まれる水性ポリマーとして
は、水に溶解又は分散し、水が蒸散した後は薄膜を形成
する性質を有するものであれば特段の限定を受けず使用
することが可能であり、かかるポリマーとしては、酢酸
ビニル、ビニルアルコール、アクリル酸、アクリル酸ア
ルキルエステル、メタクリル酸、メタクリル酸アルキル
エステル、スチレン等の重合体、共重合体が好ましく、
中でも乳化重合体が特に好ましい。取り分け好ましいも
のは、アクリル酸アルキルエステルとアクリル酸とスチ
レンの乳化共重合体である。この乳化共重合体を構成す
るアクリル酸アルキルエステルにおけるアルキル基とし
ては、炭素数4〜16のものが好ましく、より好ましく
は炭素数4〜12であり、更に好ましくは6〜10であ
る。中でも炭素数が8のものが特に好ましい。これらの
ポリマーは多くの会社から既に市販されているし、市販
されている原料であるモノマーを用いて、アルキルスル
ホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム等の界面活
性剤を用いて乳化重合すれば容易に得ることもできる。
水性ポリマーは唯一種を含有させてもよいし、2種以上
を組み合わせて含有させてもよい。本発明で用いる毛髪
装飾料における水性ポリマーの好ましい含有量は、水性
ポリマー自体の量として1〜50重量%であり、より好
ましくは3〜40重量%であり、更に好ましくは5〜3
0重量%である。
【0030】本発明の多種毛髪装飾用化粧料における2
種以上の毛髪装飾料は、毛髪に塗布された際にそれぞれ
の違いが肉眼によってはっきり認識しうることが好まし
いことは上記した。さらに、本発明の多種毛髪装飾用化
粧料においては、2種以上の毛髪装飾料のそれぞれは、
(a)脂肪酸の揮発性塩基塩及び/又は脂肪酸と揮発性
塩基、(b)固形脂、(c)水性ポリマー、のうちの少
なくとも1種が互いに異なることが好ましい。上記
「(2)本発明の多種毛髪装飾用化粧料」で説明したの
と同様に、ここで「異なる」とは、揮発性塩基塩などの
成分の種類が異なる場合だけではなく、毛髪装飾料中で
の各成分の配合割合が異なる場合も含まれる。例えば、
毛髪装飾料中の成分の種類がすべて同一である毛髪装飾
料であっても、各成分の配合割合が異なれば、種類の異
なる毛髪装飾料である。
【0031】本発明で用いられる毛髪装飾料は、上記の
成分の他さらに線維状物質を含有させて、より装飾性を
高めることもでき、睫などの装飾をする場合の毛髪装飾
料として特に好適に用いることができる。線維状物質と
しては、毛髪の装飾に用いられるものであれば特に限定
無く用いることが出来、例えば、ポリエステル、ナイロ
ン、テトロン、絹糸、人造絹糸等の天然、合成、半合成
繊維、獣毛、人毛等が例示できる。これら線維状物質の
好ましい物性としては、太さが10〜100デニールが
好ましく、より好ましくは20〜80デニールが好まし
く、更に好ましくは30〜70デニールであり、長さと
しては、0.1〜30mmが好ましく、より好ましくは
1〜30mmであり、更に好ましくは5〜30mmであ
る。これらの線維状物質は予め顔料や染料などによって
着色されていても良い。毛髪装飾料中の線維状物質の好
ましい含有量は、0.1〜20重量%であり、より好ま
しくは1〜10重量%であり、更に好ましくは3〜7重
量%である。
【0032】また、装飾性の高い毛髪装飾のために、毛
髪装飾料には色素、粉体類等も好ましく配合することが
できる。色素は通常毛髪の装飾に用いられるものを用い
ることができ、粉体としては、粉体を全て混合した状態
で毛髪に近い色になるものが好ましく、具体的にはカー
ボンブラック、ベンガラ、黄色酸化鉄、紺青、群青、黒
色酸化鉄、タルク等を含有するのが特に好ましい。
【0033】さらに本発明で用いる毛髪装飾料では、上
記の成分以外にも通常化粧料の内容物として用いられる
任意成分を含有することが出来る。かかる任意成分とし
ては、例えば、ワセリンやマイクロクリスタリンワック
ス、流動パラフィン等のような炭化水素類、ホホバ油や
IPM(イソプロピルミリステート)等のエステル類、
牛脂、オリーブ油等のトリグリセライド類、セタノー
ル、オレイルアルコール等の高級アルコール類、ステア
リン酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリンや1,3−
ブタンジオール等の多価アルコール類、非イオン界面活
性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性
界面活性剤、エタノール、カーボポール等の増粘剤、プ
ロピルパラベン等の防腐または防カビ剤、紫外線吸収
剤、抗酸化剤等が例示できる。
【0034】
【実施例】以下に実施例を示して、本発明について更に
詳しく説明するが、本発明がこれら実施例にのみに限定
されないことは言うまでもない。
【0035】まず図1から9に従って、本発明の多種毛
髪装飾用化粧料容器(以下単に「容器」ということがあ
る)について説明する。
【0036】<実施例1>図1〜4は、実施例1の本発
明の多種毛髪装飾用化粧料容器を示す図であり、図1
は、容器の正面図である。図2は、図1の容器のA−A
線断面図である。図3は、図1の容器のB−B線断面図
である。図4は、容器の平面図である。
【0037】容器1は、胴部2と塗布部4と備えてい
る。胴部2は、高密度ポリエチレンで形成されスクイズ
性を有している。胴部2内は中空となっている。その胴
部内に2つの別個独立した内部空間が形成されるよう
に、胴部の全長にわたり長手方向に平行に仕切が設けら
れ、毛髪装飾料を収納するリザーバー3aとリザーバー
3bとが設けられている(図2)。各リザーバーに収納
される毛髪装飾料は、胴部を押圧することにより以下に
説明する連通路、注出口へと送り出すことができる。
【0038】塗布部4は、胴部2と一体として形成され
ており、ブラシ部5と注出口6と連通路(7a及び7
b)とが設けられている。ブラシ部5は、胴部2から連
なる円筒状の塗布部に、ポリエステルを主成分とする合
成繊維が多数植設されてなり、塗布部の筒状の部分の外
周面を覆っている(図3)。注出口は、筒状の部分の一
側面に3つ、その反対側の側面に3つ穿設され、一側面
側の3つの注出口6aは連通路7aを通じてリザーバー
3aに連通し、その反対側の3つの注出口6bは連通路
7bを通じてリザーバー3bに連通している(図1)。
従って、リザーバー3aに収納される毛髪装飾料と、リ
ザーバー3bに収納される毛髪装飾料は、それぞれ異な
る側の3つ注出口より別々に注出されることとなる。
【0039】<実施例2>図5〜7は、実施例2の多種
毛髪装飾用化粧料容器を示す図であり、図5は容器の正
面図、図6は図5の容器のA−A線断面図、図7は、図
5のB−B線断面図である。以下、主に実施例1とは異
なる点について説明する。
【0040】実施例2の化粧料容器は3つのリザーバー
13a、13b、13cが設けられている。各リザーバ
ーはそれぞれ連通路17a、17b、17cを通じて、
それぞれ1つの注出口16a、16b、16cに連通し
ている(図6)。リザーバー13aについていえば、リ
ザーバー13aは連通路17aを通じて注出口16aに
連通している。
【0041】注出口16a、16b、16cはいずれ
も、同一方向を向くように塗布部の一側面に設けられる
(図5、6)。塗布部4に設けられるブラシ部5は、塗
布部4の注出口と同じ一側面に設けられる(図6、
7)。また、胴部の全長にわたって長手方向に平行に仕
切が設けられて、リザーバー13a、13b、13が設
けられている。(図6)
【0042】<実施例3>図8は、実施例3の多種毛髪
装飾用化粧料容器を示す図であり、実施例1における、
図2に相当する断面図である。以下、主に実施例1とは
異なる点について説明する。
【0043】実施例3の化粧料容器では、リザーバー2
3aに連通路27aを通じて連通する注出口26aと、
リザーバー23bに連通路27bを通じて連通する注出
口26bとは塗布部の同じ側面にそれぞれ2つずつ設け
られている。
【0044】胴部内には短手方向に仕切が設られて、リ
ザーバー23a、23bが設られている。塗布部4に設
けられるブラシ部5は、塗布部4の注出口と同じ一側面
に設けられる。
【0045】<実施例4>図9は、実施例4の多種毛髪
装飾用化粧料容器を示す図であり、注出口の穿設された
面を正面とした場合の正断面図である。以下、主に実施
例1とは異なる点について説明する。
【0046】実施例4の化粧料容器では、リザーバー3
3aに連通路37aを通じて連通する注出口36aが3
つ、リザーバー33bに連通路37bを通じて連通する
注出口36bが3つ、合計6つの注出口が設けられる。
また、注出口36aと、36bとは同じ方向を向くよう
に設けられる。36aの注出口と36bの注出口とは、
それぞれの1つずつが短手方向に近接した1組を、長手
方向に3組並べて設けられている。
【0047】塗布部4に設けられるブラシ部5は、塗布
部4の注出口と同じ一側面に設けられる。
【0048】<実施例5>下記表1に示す処方に従って
毛髪装飾料1、2を作製した。即ち、「イ」と「ロ」と
をそれぞれ80℃に加熱溶解し、「イ」に「ロ」を徐々
に加え乳化し、撹拌冷却しクリームを作製した。これに
「ハ」を混合しロールをかけて均一分散させ、毛髪装飾
料を得た。これらを実施例1の容器のリザーバー3a、
リザーバー3bに別々に充填し、本発明の多種毛髪装飾
用化粧料を得た。
【0049】専門パネラーに、頭髪、眉毛、睫への塗布
における装飾性及び操作の簡便性について評価して貰っ
た。評価基準は、++:非常に良い、+:良い、±:や
や良い、−:やや悪い、−−:悪いの基準である。評価
結果は、頭髪に於いては装飾性は+であり、簡便性は+
+であった。眉毛に於いては装飾性、簡便性共に++で
あった。睫に於いては装飾性+、簡便性++であった。
これより本発明の多種毛髪装飾用化粧料は装飾性及び簡
便性共に優れることが判る。
【0050】なお、表1においては特に表示しない限
り、数値の単位は重量部である。
【0051】
【表1】 *アクリル酸オクチル・アクリル酸・スチレン乳化共重合体として、水性ポリマ ー分 15重量部、ラウリル硫酸ナトリウム 0.5部、水 24重量部を含有す るものを用いた。
【0052】<実施例6>下記表2に示す処方に従って
毛髪装飾料3、4を作製した。即ち、「イ」と「ロ」と
をそれぞれ80℃に加熱溶解し、「イ」に「ロ」を徐々
に加え乳化し、撹拌冷却しクリームを作製した。これに
「ハ」を混合しロールをかけて均一分散させ、毛髪装飾
料を得た。これらを実施例1の容器のリザーバー3a、
リザーバー3bに別々に充填し、本発明の多種毛髪装飾
用化粧料を得た。
【0053】専門パネラーに、頭髪、眉毛、睫への塗布
における装飾性及び操作の簡便性について評価して貰っ
た。評価基準は、++:非常に良い、+:良い、±:や
や良い、−:やや悪い、−−:悪いの基準である。評価
結果は、頭髪に於いては装飾性は+であり、簡便性は+
+であった。眉毛に於いては装飾性、簡便性共に++で
あった。睫に於いては装飾性+、簡便性++であった。
これより本発明の多種毛髪装飾用化粧料は装飾性及び簡
便性共に優れることが判る。
【0054】なお、表2においては特に表示しない限
り、数値の単位は重量部である。
【0055】
【表2】 *アクリル酸オクチル・アクリル酸・スチレン乳化共重合体として、水性ポリマ ー分 15重量部、ラウリル硫酸ナトリウム 0.5部、水 24重量部を含有す るものを用いた。
【0056】
【発明の効果】本発明の多種毛髪装飾化粧容器および多
種毛髪装飾用化粧料によれば、装飾性の高い多種多様な
毛髪装飾を簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の多種毛髪装飾用化粧料容器の正面
図である。
【図2】 図1の多種毛髪装飾用化粧料容器のA−A線
断面図である。
【図3】 図1の多種毛髪装飾用化粧料容器のB−B線
断面図である。
【図4】 実施例1の多種毛髪装飾用化粧料容器の平面
図である。
【図5】 実施例2の多種毛髪装飾用化粧料容器の正面
図である。
【図6】 図5の多種毛髪装飾用化粧料容器のA−A線
断面図である。
【図7】 図5の多種毛髪装飾用化粧料容器のB−B線
断面図である。
【図8】 実施例3の多種毛髪装飾用化粧料容器の断面
図である。
【図9】 実施例4の多種毛髪装飾用化粧料容器の正断
面図である。
【符号の説明】
1・・多種毛髪装飾用化粧料容器 2・・胴部 3a、3b、13a、13b、13c、23a、23
b、33a、33b・・リザーバー 4・・塗布部 5・・ブラシ部 6a、6b、16a、16b、16c、26a、26
b、36a、36b・・注出口 7a、7b、17a、17b、17c、27a、27
b、37a、37b・・連通路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部と塗布部とを備える化粧料容器であ
    って、(イ)胴部内には、毛髪装飾料を収納する相互に
    独立した複数のリザーバーが設けられ、(ロ)塗布部に
    は、ブラシ部と、ブラシ部に毛髪装飾料を注出する複数
    の注出口と、それぞれの注出口とリザーバーとを連通す
    る連通路と、が設けられ、それぞれの注出口は、複数の
    リザーバーのうちのいずれか1つと連通している、多種
    毛髪装飾用化粧料容器。
  2. 【請求項2】 前記胴部が押圧変形可能な材料で形成さ
    れている請求項1に記載の多種毛髪装飾用化粧料容器
  3. 【請求項3】 化粧料容器に2種以上の毛髪装飾料が収
    納された化粧料であって、前記化粧料容器が、胴部と塗
    布部とを備え、(イ)胴部内には、毛髪装飾料を収納す
    る相互に独立した複数のリザーバーが設けられ、(ロ)
    塗布部には、ブラシ部と、ブラシ部に毛髪装飾料を注出
    する複数の注出口と、それぞれの注出口とリザーバーと
    を連通する連通路と、が設けられ、それぞれの注出口
    は、複数のリザーバーのうちのいずれか1つと連通して
    いる容器であり、前記2種以上の毛髪装飾料が、前記複
    数のリザーバーの各々につき1種ごとに収納されてい
    る、多種毛髪装飾用化粧料。
  4. 【請求項4】 前記胴部が押圧変形可能な材料で形成さ
    れている請求項3に記載の多種毛髪装飾用化粧料。
  5. 【請求項5】 前記毛髪装飾料が繊維状物質を含む請求
    項3または4のいずれかに記載の多種毛髪装飾用化粧
    料。
  6. 【請求項6】 睫または眉毛の装飾に適用することを特
    徴とする、請求項3〜5のいずれかに記載の多種毛髪装
    飾用化粧料。
JP15549897A 1997-06-12 1997-06-12 多種毛髪装飾用化粧料容器および多種毛髪装飾用化粧料 Pending JPH11219A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022001216A (ja) * 2020-06-22 2022-01-06 株式会社Dic 頭髪処理装置用のユニット、頭髪処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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