JPH11220621A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH11220621A
JPH11220621A JP10021851A JP2185198A JPH11220621A JP H11220621 A JPH11220621 A JP H11220621A JP 10021851 A JP10021851 A JP 10021851A JP 2185198 A JP2185198 A JP 2185198A JP H11220621 A JPH11220621 A JP H11220621A
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JP
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image
film
light
reading
scan
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Pending
Application number
JP10021851A
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English (en)
Inventor
Yasuharu Iwaki
康晴 岩城
Atsushi Enomoto
淳 榎本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルムに付着した塵や埃等の異物や、フィル
ムに付いた傷を好適に検出でき、あるいはさらに、異物
や傷に当たる画素の画像データを補正して、高画質な画
像を安定して得ることを可能にする画像読取装置を提供
する。 【解決手段】異なる角度から読取光を射出する光源もし
くは異なる強度の読取光を射出する光源と、異なる角度
の読取光による読取結果もしくは強度の異なる読取光に
よる読取結果から、フィルムの傷および異物の少なくと
も一方を検出する検出手段とを有することにより前記課
題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムに記録
(撮影)された画像を光電的に読み取る画像読取装置の
技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】現在、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の感光材料(印画紙)への焼き付けは、フィル
ムの画像を感光材料に投影して感光材料を面露光する、
いわゆる直接露光(アナログ露光)が主流である。
【0003】これに対し、近年では、デジタル露光を利
用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像
を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号
とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データ
とし、この画像データに応じて変調した記録光によって
感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、(仕上
り)プリントとするデジタルフォトプリンタが実用化さ
れた。
【0004】デジタルフォトプリンタでは、画像をデジ
タルの画像データとして、画像データ処理によって焼付
時の露光条件を決定することができるので、逆光やスト
ロボ撮影等に起因する画像の飛びやツブレの補正、シャ
ープネス(鮮鋭化)処理、カラーあるいは濃度フェリア
の補正等を好適に行って、従来の直接露光では得られな
かった高品位なプリントを得ることができる。また、複
数画像の合成や画像分割、さらには文字の合成等も画像
データ処理によって行うことができ、用途に応じて自由
に編集/処理したプリントも出力可能である。しかも、
デジタルフォトプリンタによれば、画像をプリント(写
真)として出力するのみならず、画像データをコンピュ
ータ等に供給したり、フロッピーディスク等の記録媒体
に保存しておくこともできるので、画像データを、写真
以外の様々な用途に利用することができる。
【0005】このようなデジタルフォトプリンタは、基
本的に、フィルムに記録された画像を光電的に読み取る
スキャナ(画像読取装置)、および読み取った画像を画
像処理して出力用の画像データ(露光条件)とする画像
処理装置を有する画像入力装置と、画像入力装置から出
力された画像データに応じて感光材料を走査露光して潜
像を記録するプリンタ(画像記録装置)、および露光済
の感光材料に現像処理を施してプリントとするプロセサ
(現像装置)を有する画像出力装置とを有して構成され
る。
【0006】スキャナでは、光源から射出された読取光
をフィルムに入射して、フィルムに撮影された画像を担
持する投影光を得て、この投影光を結像レンズによって
CCDセンサ等のイメージセンサに結像して光電変換す
ることにより画像を読み取り、必要に応じて各種の画像
処理を施した後に、フィルムの画像データ(画像データ
信号)として画像処理装置に送る。画像処理装置は、ス
キャナによって読み取られた画像データから画像処理条
件を設定して、設定した条件に応じた画像処理を画像デ
ータに施し、画像記録のための出力画像データ(露光条
件)としてプリンタに送る。プリンタでは、例えば、光
ビーム走査露光を利用する装置であれば、画像処理装置
から送られた画像データに応じて光ビームを変調して、
この光ビームを主走査方向に偏向すると共に、主走査方
向と直交する副走査方向に感光材料を搬送することによ
り、画像を担持する光ビームによって感光材料を露光
(焼付け)して潜像を形成し、次いで、プロセサにおい
て感光材料に応じた現像処理等を施して、フィルムに撮
影された画像が再生されたプリント(写真)とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】当然のことであるが、
高画質な画像が再生されたプリントを得るためには、プ
リントの原画となるフィルムが良好な状態である必要が
ある。しかしながら、フィルムは、撮影や現像、読み取
り(焼付)等のためにカメラ、現像機、スキャナ内で搬
送される。その際に、フィルム面は指示部材等と摺接
し、その結果、フィルムの表裏面に傷が付いてしまう場
合がある。また、フィルムは、特に空気清浄等を行わな
い通常の環境で扱われるため、その表面に塵や埃等の異
物が付いてしまうことも少なくない。
【0008】前述のように、スキャナにおけるフィルム
に撮影された画像の読み取りは、フィルムに読取光を入
射して投影光を得、これをCCDセンサ等で光電的に読
み取ることによって行われる。フィルム面に異物が付着
したり、フィルム面が損傷していると、読取光(投影
光)等が遮光あるいは拡散されて光量が低下し、また、
傷が深い場合には、逆に読取光の透過光量が高くなり、
CCDセンサ等に入射する投影光の光強度が、フィルム
に撮影された画像に対応する適正なものではなくなって
しまう。その結果、得られた画像に、異物や傷が影のよ
うに再生されたり、傷の周辺の画像がボケた感じになっ
てしまい、高画質な画像を得ることができない。
【0009】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、前述のデジタルフォトプリンタ等
に利用される画像読取装置であって、フィルムに付着し
た塵や埃等の異物や、フィルムに付いた傷を好適に検出
でき、あるいはさらに、異物や傷に当たる画素の画像デ
ータを補正して、高画質な画像が再生されたプリントを
安定して得ることを可能にする画像読取装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、フィルムに読取光を入射して投影光を
得、この投影光を光電的に読み取ることにより、前記フ
ィルムに記録された画像を読み取る画像読取装置であっ
て、異なる角度から読取光を射出する光源もしくは異な
る強度の読取光を射出する光源と、異なる角度の読取光
による読取結果もしくは強度の異なる読取光による読取
結果から、前記フィルムの傷および異物の少なくとも一
方を検出する検出手段とを有することを特徴とする画像
読取装置を提供する。
【0011】また、前記異なる角度から読取光を射出す
る光源が、フィルム面に垂直に読取光を入射する光源
と、フィルム面に水平に読取光を入射する光源であるの
が好ましい。
【0012】また、前記検出手段による検出結果に応じ
て、傷および異物に対応する画素を補正する補正手段を
有するのが好ましい。
【0013】さらに、前記検出手段が傷および異物の少
なくとも一方を検出した際に、その旨の警告、傷および
異物の位置を表示の少なくとも一方を行う手段を有する
のが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像読取装置につ
いて、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説
明する。
【0015】図1に、本発明の画像読取装置を利用する
デジタルフォトプリンタの一例のブロック図が示され
る。図1に示されるデジタルフォトプリンタ(以下、フ
ォトプリンタ10とする)は、基本的に、フィルムFに
撮影された画像を光電的に読み取るスキャナ(画像読取
装置)12、および読み取られた画像データ(画像情
報)の画像処理やフォトプリンタ10全体の操作および
制御等を行う画像処理装置14とを有する画像入力装置
と、画像処理装置14から出力された画像データに応じ
て変調した光ビームで感光材料(印画紙)を画像露光
し、現像処理して(仕上り)プリントとして出力する出
力装置16とを有して構成される。また、画像処理装置
14には、様々な条件の入力(設定)、処理の選択や指
示、色/濃度補正などの指示等を入力するためのキーボ
ード18aおよびマウス18bを有する操作系18と、
スキャナ12で読み取られた画像、各種の操作指示、様
々な条件の設定/登録画面等を表示するディスプレイ2
0が接続される。
【0016】スキャナ12は、フィルムF等に撮影され
た画像を1コマずつ光電的に読み取る装置で、第1光源
22と、第2光源24と、可変絞り26と、フィルムF
に入射する読取光をフィルムFの面方向で均一にする拡
散ボックス28と、結像レンズユニット32と、R
(赤)、G(緑)およびB(青)の各画像読取に対応す
るラインCCDセンサを有するイメージセンサ34と、
アンプ(増幅器)36とを有して構成される。
【0017】また、フォトプリンタ10においては、新
写真システム(Advanced Photo System)や135サイズ
のネガ(あるいはリバーサル)フィルム等のフィルムの
種類やサイズ、ストリップスやスライド等のフィルムの
形態等に応じて、スキャナ12の本体に装着自在な専用
のキャリア30が用意されており、キャリア30を交換
することにより、各種のフィルムや処理に対応すること
ができる。フィルムに撮影され、プリント作成に供され
る画像(コマ)は、このキャリア30によって所定の読
取位置に搬送される。また、周知のように、新写真シス
テムのフィルムには、磁気記録媒体が形成され、カート
リッジIDやフィルム種等が記録されており、また、撮
影時や現像時等に、撮影や現像日時、カメラや現像機の
機種等の各種のデータが記録可能である。新写真システ
ムのフィルム(カートリッジ)に対応するキャリア30
には、この磁気情報の読取手段が配置されており、フィ
ルムを読取位置に搬送する際に磁気情報を読み取り、前
記各種の情報が画像処理装置14に送られる。
【0018】このようなスキャナ12において、フィル
ムFに撮影された画像を読み取る際には、第1光源22
から射出され、可変絞り26によって光量調整された読
取光が、キャリア30によって所定の読取位置に位置さ
れたフィルムFに垂直に入射して、透過することによ
り、フィルムFに撮影された画像を担持する投影光を得
る。なお、第1光源22、および後述する第2光源24
には特に限定はなく、必要な光量を有するものであれ
ば、ハロゲンランプ等の光電的な画像読取に利用される
公知の光源が各種利用可能である。
【0019】キャリア30は、例えば、24枚取りの1
35サイズのフィルムや新写真システムのカートリッジ
等の、長尺なフィルムF(ストリップス)に対応するも
のであり、図2(a)に模式的に示されるように、所定
の読取位置にフィルムFを位置しつつ、イメージセンサ
34のラインCCDセンサの延在方向(主走査方向)と
直交する副走査方向に、フィルムFの長手方向を一致し
て搬送する、読取位置を副走査方向に挟んで配置される
搬送ローラ対30aおよび30bと、フィルムFの投影
光を所定のスリット状に規制する、読取位置に対応して
位置する主走査方向に延在するスリット25aを有する
マスク25とを有する。フィルムFは、このキャリア3
0によって読取位置に位置されて副走査方向に搬送され
つつ、読取光を入射される。これにより、結果的にフィ
ルムFが主走査方向に延在するスリット25aによって
2次元的にスリット走査され、フィルムFに撮影された
各コマの画像が読み取られる。
【0020】フィルムFの投影光は、結像レンズユニッ
ト32によってイメージセンサ34の受光面に結像され
る。図2(b)に示されるように、イメージセンサ34
は、R画像の読み取りを行うラインCCDセンサ34
R、G画像の読み取りを行うラインCCDセンサ34
G、およびB画像の読み取りを行うラインCCDセンサ
34Bを有する、いわゆる3ラインのカラーCCDセン
サで、各ラインCCDセンサは、前述のように主走査方
向に延在している。フィルムFの投影光は、このイメー
ジセンサ34によって、R、GおよびBの3原色に分解
されて光電的に読み取られる。イメージセンサ34の出
力信号は、アンプ36で増幅されて、画像処理装置14
に送られる。
【0021】スキャナ12においては、第1光源22を
用いたフィルムFに撮影された画像の読み取りを、低解
像度で読み取るプレスキャン(先読み)と、出力画像の
画像データを得るための本スキャン(本読み)との、2
回の画像読取で行う。また、本発明にかかるスキャナ1
2においては、プレスキャンを終了した後に、フィルム
Fの傷、フィルムFに付着した塵や埃等の異物を検出す
るために、第2光源24を用いた読み取り(以下、便宜
的に、この読み取りを第2プレスキャンという)を行
う。
【0022】図1および図2(a)に示されるように、
第2光源24は、フィルム面に水平に、フィルムFに読
取光を射出する光源である。図示例のスキャナ12にお
いては、プレスキャンを終了した後、第1光源22の変
わりに第2光源24を用いる以外には、プレスキャンと
全く同様にして、第2プレスキャンを行い、光電的な読
み取りを行う。なお、図示例のスキャナ12において
は、第2光源24に対しては、可変絞りおよび拡散ボッ
クスが配置されていないが、本発明においては、必要に
応じて、第2光源24に対しても、可変絞りおよび拡散
ボックスの少なくとも一方を配置してもよい。また、必
要に応じて、プレスキャンと第2プレスキャンとで、読
取光の光量を変えてもよい。
【0023】前述のように、スキャナ12からの出力信
号(画像データ)は、画像処理装置14(以下、処理装
置14とする)に出力される。図3に処理装置14のブ
ロック図を示す。処理装置14は、データ処理部38、
プレスキャン(フレーム)メモリ40、本スキャン(フ
レーム)メモリ42、プレスキャンデータ処理部44、
本スキャンデータ処理部46、および条件設定部48を
有して構成される。なお、図3は、主に画像処理関連の
部位を示すものであり、処理装置14には、これ以外に
も、処理装置14を含むフォトプリンタ10全体の制御
や管理を行うCPU、フォトプリンタ10の作動等に必
要な情報を記憶するメモリ等が配置され、また、操作系
18やディスプレイ20は、このCPU等(CPUバ
ス)を介して各部位に接続される。
【0024】スキャナ12から出力されたR,Gおよび
Bの各出力信号は、A/D(アナログ/デジタル)変
換、Log変換、DCオフセット補正、暗時補正、シェ
ーディング補正等を行うデータ処理部38で処理されて
デジタルの画像データとされ、プレスキャン(画像)デ
ータおよび第2プレスキャンデータはプレスキャンメモ
リ40に、本スキャン(画像)データは本スキャンメモ
リ42に、それぞれ記憶(格納)される。なお、プレス
キャンと本スキャンの出力信号は、解像度と出力信号レ
ベルが異なる以外は、基本的に同じデータである。
【0025】プレスキャンメモリ40に記憶されたプレ
スキャンデータは、プレスキャンデータ処理部44に読
み出される。プレスキャンデータ処理部44は、画像処
理部50と、画像データ変換部52とを有して構成され
る。一方、本スキャンメモリ42に記憶された本スキャ
ンデータは、本スキャンデータ処理部46に読み出され
る。本スキャンデータ処理部46は、画像処理部54
と、欠損画素補正部56と、画像データ変換部58とを
有して構成される。
【0026】プレスキャンデータ処理部44の画像処理
部50と、本スキャンデータ処理部46の画像処理部5
4は、後述する条件設定部48が設定した画像処理条件
に応じて、スキャナ12によって読み取られた画像(画
像データ)に所定の画像処理を施す部位である。この画
像処理部50および画像処理部54は、解像度が異なる
以外は、基本的に同じ処理を行う。両処理部で施される
画像処理には限定はなく、例えば、色バランス調整、階
調調整、濃度調整、彩度調整、電子変倍処理、覆い焼き
処理(濃度ダイナミックレンジの圧縮/伸長)、シャー
プネス(鮮鋭化)処理等、公知の画像処理装置で行われ
る各種の画像処理が例示される。これらの各処理は、L
UT(ルックアップテーブル)、マトリクス(MTX)
演算器、ローパスフィルタ、加算器等を用いた処理や、
これらを適宜組み合わせて行う平均化処理や補間演算等
を用いた公知の手段で行えばよい。
【0027】本スキャンデータ処理部46の欠損画素補
正部56は、後述する条件設定部48(検出部78)に
よって検出された、フィルムFの傷や異物に対応する領
域の画素(以下、欠損画素という)を補正し、画像デー
タをフィルムFの傷や異物を補正した画像データとする
部位である。欠損画素の補正方法には限定はなく、公知
の方法が利用可能であるが、例えば、欠損画素の周辺画
素の画像データを用いて補正する方法が例示され、具体
的には、欠損画素の画像データを周辺画素の画像データ
で置き換える方法や、欠損画素の画像データを周辺画素
の画像データを用いた補間演算で算出し、この画像デー
タを用いる方法等が例示される。
【0028】画像データ変換部58は、画像処理部54
によって処理された画像データを、例えば、3D(三次
元)−LUT等を用いて変換して、出力装置16による
画像記録に対応する画像データとして出力装置16に供
給する。画像データ変換部52は、画像処理部50によ
って処理された画像データを、必要に応じて間引いて、
同様に、3D−LUT等を用いて変換して、ディスプレ
イ20による表示に対応する画像データにしてディスプ
レイ20に表示させるものである。
【0029】条件設定部48は、画像処理部50および
画像処理部54による各種の処理条件を設定し、また、
欠損画素補正部56で補正するべき欠損画素すなわちフ
ィルムFの傷や異物を検出する。この条件設定部48
は、画像処理条件設定部72、キー補正部74、パラメ
ータ統合部76、および検出部78を有して構成され
る。なお、条件設定部48は、画像処理条件のみなら
ず、本スキャンの読取条件も設定するものであり、例え
ば、プレスキャンデータから、その画像の最低濃度より
も若干低濃度でラインCCDセンサが飽和するように、
第1光源22の光量、可変絞り26の絞り値、イメージ
センサ34の蓄積時間等を設定する。
【0030】画像処理条件設定部72(以下、処理条件
設定部72とする)は、プレスキャンデータ等を用い
て、画像処理部54(50)における画像処理条件を作
成(演算)し、パラメータ統合部76に供給する。具体
的には、処理条件設定部72は、プレスキャンメモリ4
0からプレスキャンデータを読み出し、プレスキャンデ
ータから、濃度ヒストグラムの作成や、平均濃度、LA
TD(大面積透過濃度)、ハイライト(最低濃度)、シ
ャドー(最高濃度)等の画像特徴量の算出を行い、これ
らとオペレータによる指示等に応じて、前述の色バラン
ス調整や階調調整等の画像処理条件を設定する。
【0031】キー補正部74は、キーボード18aに設
定された濃度(明るさ)、色、コントラスト、シャープ
ネス、彩度調等を調整するキーやマウス18bで入力さ
れた各種の指示等に応じて、画像処理条件の調整量(例
えば、LUTの補正量等)を算出し、パラメータ統合部
76に供給するものである。パラメータ統合部76は、
処理条件設定部72が設定した画像処理条件を受け取
り、供給された画像処理条件を、プレスキャンデータ処
理部44の画像処理部50および本スキャンデータ処理
部46の画像処理部54に設定し、さらに、キー補正部
74で算出された調整量に応じて、各部位に設定した画
像処理条件を補正(調整)し、あるいは画像処理条件を
再設定する。
【0032】プレスキャンメモリ40に記憶されたプレ
スキャンデータおよび第2プレスキャンデータは、処理
条件設定部72から検出部78に供給される。検出部7
8は、プレスキャンデータと第2プレスキャンデータと
を用いて、フィルムFに形成された傷、フィルムFに付
着した塵や埃等の異物を検出し、その結果から欠損画素
を検出する部位である。
【0033】図4(a)に模式的に示されるように、例
えば、フィルムFのあるコマに異物Zが付着した場合、
フィルムに垂直に読取光を入射する第1光源22を用い
たプレスキャンでは、フィルムFの投影光(読取光)が
異物Zによって遮光されるため、異物Zに対応する位置
の画像データは、周辺よりも高濃度の画像データとなる
(イメージセンサ34の出力が低下する)。
【0034】他方、第2光源24を用いた第2プレスキ
ャンは、フィルム面に平行に読取光を照射して、プレス
キャンと同様に画像読取を行う。従って、通常であれ
ば、第2光源24から射出された読取光がイメージセン
サ34に到達することはなく、イメージセンサ34から
の出力は全面的にゼロで、真っ黒な画像を読み取った際
と同様の画像データとなる。しかしながら、フィルムF
に異物Zが付着している場合には、第2プレスキャンの
際に第2光源24から射出された読取光は異物Zによっ
て反射され、この反射光がイメージセンサ34に入射す
る。そのため、第2プレスキャンによって得られる画像
データは、図4(b)に模式的に示されるように、異物
Zが付着している位置(領域)ではイメージセンサ34
からの出力がある。
【0035】また、フィルムFに傷がある場合には、傷
が摺接等に起因する浅い傷であれば、傷の部分で投影光
が散乱するために透過光量は低下し、プレスキャンで得
られる画像データは、傷に対応する位置では周辺よりも
高濃度の画像データとなる。逆に、傷がフィルムFの乳
剤層(画像形成層)を超えるような深い傷であれば、透
過光量が高くなり、プレスキャンで得られる画像データ
は、傷に対応する位置では周辺よりも低濃度の画像デー
タとなる。これに対し、第2光源24を用いた第2プレ
スキャンでは、傷が深くても浅くても、読取光は傷で反
射され、先と同様に、傷のある位置ではイメージセンサ
34からの出力がある。
【0036】検出部78は、このようなプレスキャンと
第2プレスキャンの画像データを用いて、プレスキャン
の画像データが、周辺画素と連続性が無く、周辺に比し
て突発的に高濃度もしくは低濃度であり、かつ、第2プ
レスキャンの画像データでイメージセンサ34からの出
力(あるいは、適宜定められた所定値以上の出力)があ
った領域は、フィルムFに傷や異物があると判断し、対
応する領域の画素を欠損画素として、その情報を欠損画
素補正部56に送る。欠損画素補正部56は、これに応
じ、周辺の画素を用いて欠損画素を補正するのは前述の
とおりである。
【0037】以下、スキャナ12および処理装置14の
作用を説明することにより、本発明の画像読取装置につ
いて、より詳細に説明する。
【0038】オペレータがフィルムF(あるいは読み取
りを行うコマ)に対応するキャリア30をスキャナ12
に装填し、キャリア30の所定位置にフィルムFをセッ
トし、仕上げ情報や作成するプリントサイズ等の必要な
指示を入力した後に、プリント作成開始を指示する。こ
れにより、スキャナ12の可変絞り26の絞り値やイメ
ージセンサ(ラインCCDセンサ)34の蓄積時間がプ
レスキャンの読取条件に応じて設定され、その後、キャ
リア30がフィルムFをプレスキャンに応じた速度で副
走査方向に搬送して、プレスキャンが開始され、前述の
ように、フィルムFがスリット走査されて投影光がイメ
ージセンサ34に結像して、フィルムFに撮影された画
像がR,GおよびBに分解されて光電的に読み取られ、
画像データがプレスキャンメモリ40に出力され、記憶
される。
【0039】なお、本例では、一例として、各コマ毎
に、プレスキャン、第2プレスキャンおよび本スキャン
を行うが、本発明はこれに限定はされず、全コマあるい
は所定の複数コマずつ、連続的にプレスキャン、第2プ
レスキャンおよび本スキャンのそれぞれを行い、各コマ
毎に、以下と同様の画像処理を行ってもよい。
【0040】プレスキャンが終了すると、キャリア30
がフィルムFを逆方向に搬送して、第1光源22の変わ
りに第2光源24を用いる以外は、プレスキャンと同様
にして、第2プレスキャンを行う。第2プレスキャンの
データも、同様に、プレスキャンメモリ40に記憶され
る。
【0041】プレスキャンメモリ40にプレスキャンデ
ータが記憶されると、条件設定部48の処理条件設定部
72がこれを読み出し、濃度ヒストグラムの作成、ハイ
ライトやシャドー等の画像特徴量の算出等を行い、各コ
マ毎に本スキャンの読取条件を設定し、さらに、各コマ
のコマ位置抽出、階調調整テーブルやグレイバランス調
整テーブルの作成、彩度補正のMTX演算の作成等の各
コマの画像処理条件の作成を行い、パラメータ統合部7
6に供給する。画像処理条件を受け取ったパラメータ統
合部76は、これを、プレスキャンデータ処理部44の
画像処理部50および本スキャンデータ処理部46の画
像処理部54の所定部位(ハードウエア)に設定する。
【0042】さらに、プレスキャンメモリ40に第2プ
レスキャンデータが記憶されると、処理条件設定部72
がこれを読み出し、プレスキャンデータと共に検出部7
8に送る。検出部78は、プレスキャンデータおよび第
2プレスキャンデータから、プレスキャンデータが周辺
に比して突発的に変動し、かつ第2プレスキャンデータ
でイメージセンサ34からの出力があった領域を検出
し、対応する画素を欠損画素として、本スキャンデータ
処理部46の欠損画素補正部56に出力する。また、本
発明においては、検出部78が欠損画素を検出した場合
には、警告音の発生やディスプレイ20への表示によっ
て、フィルムFに傷や異物が有る旨を出力し、オペレー
タ等に知らせるようにしてもよい。
【0043】検定を行う場合には、プレスキャンデータ
がプレスキャンデータ処理部44によってプレスキャン
メモリ40から読み出され、画像処理部50において設
定された画像処理条件で画像処理され、次いで、画像デ
ータ変換部52で変換され、シュミレーション画像とし
てディスプレイ20に表示される。なお、この際におい
て、例えば、検出部78による欠損画素の検出結果を画
像データ変換部52にも出力し、データ変換部52で検
出結果に応じて画像データを処理して、特定色への色の
着色や高輝度にする等の手段で、傷や異物の位置をディ
スプレイ20上で目立つように表示し、その位置をオペ
レータ等が検知し易くしてもよい。
【0044】オペレータは、ディスプレイ20の表示を
見て、画像すなわち処理結果の確認(検定)を行い、必
要に応じて、キーボード18aに設定された調整キー等
を用いて色、濃度、階調等を調整する。この調整の入力
は、キー補正部74に送られ、キー補正部74は調整入
力に応じた画像処理条件の補正量を算出し、これをパラ
メータ統合部76に送る。パラメータ統合部76は、送
られた補正量に応じて、前述のように、画像処理部50
および54のLUTやMTX等を補正する。従って、こ
の補正すなわちオペレータによる調整入力に応じて、デ
ィスプレイ20に表示される画像も変化する。
【0045】オペレータは、このコマの画像が適正(検
定OK)であると判定すると、キーボード18a等を用
いてプリント開始を指示する。これにより、画像処理条
件が確定し、キャリア30が本スキャンに対応する速度
でプレスキャンと同方向にフィルムFを搬送し、先に設
定された読取条件に応じて、このコマの本スキャンが開
始される。なお、検定を行わない場合には、パラメータ
統合部76による本スキャンデータ処理部46の画像処
理部54への画像処理条件の設定を終了した時点で画像
処理条件が確定し、本スキャンが開始される。検定の有
無は、モードとして選択できるようにするのが好まし
い。
【0046】本スキャンの画像データが本スキャンメモ
リ42に送られると、各コマの画像データが、順次、本
スキャン処理部46によって読み出され、画像処理部5
4において、対応する画像処理条件で処理される。画像
処理部で処理された画像データは、欠損画素補正部56
に出力され、検出部78から欠損画素の情報が出力され
た場合には、欠損画素補正部56において、周辺画素の
画像データを用いて欠損画素の画像データが補正され、
フィルムFの傷や異物を補正された画像データとされ
る。欠損画素補正部56で処理された画像データは、次
いで、画像データ変換部58で変換された出力用の画像
データとされ、出力装置16に出力される。
【0047】出力装置16は、供給された画像データに
応じて感光材料(印画紙)を露光して潜像を記録するプ
リンタ(焼付装置)と、露光済の感光材料に所定の処理
を施4てプリントとして出力するプロセサ(現像装置)
とを有して構成される。プリンタでは、例えば、感光材
料をプリントに応じた所定長に切断した後に、バックプ
リントを記録し、次いで、感光材料の分光感度特性に応
じたR露光、G露光およびB露光の3種の光ビームを処
理装置14から出力された画像データに応じて変調して
主走査方向に偏向すると共に、主走査方向と直交する副
走査方向に感光材料を搬送することにより、前記光ビー
ムで感光材料を2次元的に走査露光して潜像を記録し、
プロセサに供給する。感光材料を受け取ったプロセサ
は、発色現像、漂白定着、水洗等の所定の湿式現像処理
を行い、乾燥してプリントとし、フィルム1本分等の所
定単位に仕分して集積する。
【0048】以上の例では、プレスキャンはフィルム面
に垂直で、第2プレスキャンはフィルム面に平行と、9
0°異なる方向に読取光を入射しているが、本発明は、
これ以外にも例えば、プレスキャンの読取光をフィルム
面に垂直に入射し、第2プレスキャンの読取光をプレス
キャンに対して10°傾ける等、両読取光の角度の違い
を90°未満にして、その画像データから欠損画素を検
出してもよい。フィルムFへの読取光の入射角度を変え
れば、それに応じて投影光の光量等も変化し、イメージ
センサからの出力も変化するが、この変化量は、傷や異
物の有る部分と無い部分とで異なる。そのため、プレス
キャンデータでの画像の突発的な変化と、異なる角度で
読み取った画像データの変化量から、フィルムFの傷や
異物すなわち欠損画素を検出できる。本発明の画像読取
装置において、両読取光の角度の違いには特に限定はな
く、実験等によって好適な角度を設定すればよい。
【0049】さらに、上述の例では、異なる角度で読取
光を入射する2つの光源を用いて欠損画素を検出してい
るが、本発明は、これ以外にも、フィルム面に垂直等の
同一角度(光路)で、異なる光量(光強度)の読取光で
画像読取を行い、両読取で得られた画像データから欠損
画素を検出してもよい。フィルムFに付いた浅い傷によ
る投影光の散乱状態、フィルムFに付いた深い傷による
フィルムFの透過光量の向上、さらには、フィルムFに
付着した異物の遮光による透過光量の低下は、読取光の
光量によって異なる。従って、異なる光量の読取光で画
像読取を行った場合のイメージセンサからの出力すなわ
ち画像データの変化量は、傷や異物が無い部分では読取
光の光量変化に追従したものとなるが、傷や異物が有る
部分では、それとは異なる結果になる。これを利用し
て、異なる光量の読取光でフィルムFの画像読取を行
い、画像データの突発的な変化と、両画像データの変化
量とを利用して、同様に欠損画素を検出してもよい。
【0050】なお、以上の例では、欠損画素の検出を、
プレスキャンデータを用いて行っているが、本発明は、
これに限定はされず、本スキャンデータを用いて欠損画
素の検出を行ってもよく、この際には、読取光の入射角
度や光強度の異なる読み取りを本スキャンと等価の条件
で行ってもよい。
【0051】以上、本発明の画像読取装置について詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良およ
び変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0052】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、デジタルフォトプリンタ等に利用されるデジタ
ルの画像読取装置において、フィルムの傷や異物を容易
に検出することができ、好ましくは、その領域を補正す
ることができるので、傷や異物による画像劣化の無い、
高画質な画像を安定して再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像読取装置の一例を利用するデジ
タルフォトプリンタのブロック図である。
【図2】 (a)は、図1に示されるデジタルフォトプ
リンタに装着されるキャリアを説明するための概略斜視
図、(b)は図1に示されるデジタルフォトプリンタの
イメージセンサの概念図である。
【図3】 図1に示されるデジタルフォトプリンタの画
像処理装置のブロック図である。
【図4】 (a)および(b)は、本発明の画像読取装
置における欠損画素の検出方法の一例を説明するための
概念図である。
【符号の説明】
10 (デジタル)フォトプリンタ 12 スキャナ 14 (画像)処理装置 16 プリンタ 18 操作系 18a キーボード 18b マウス 20 ディスプレイ 22 第1光源 24 第2光源 26 可変絞り 28 拡散ボックス 32 結像レンズユニット 34 イメージセンサ 34R,34G,34B ラインCCDセンサ 36 アンプ 38 データ処理部 40 プレスキャン(フレーム)メモリ 42 本スキャン(フレーム)メモリ 44 プレスキャンデータ処理部 46 本スキャンデータ処理部 48 処理条件設定部 50,54 画像処理部 52,58 画像データ変換部 56 欠損画素補正部 72 (画像処理条件)設定部 74 キー補正部 76 パラメータ統合部 78 検出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムに読取光を入射して投影光を得、
    この投影光を光電的に読み取ることにより、前記フィル
    ムに記録された画像を読み取る画像読取装置であって、 異なる角度から読取光を射出する光源もしくは異なる強
    度の読取光を射出する光源と、異なる角度の読取光によ
    る読取結果もしくは強度の異なる読取光による読取結果
    から、前記フィルムの傷および異物の少なくとも一方を
    検出する検出手段とを有することを特徴とする画像読取
    装置。
  2. 【請求項2】前記異なる角度から読取光を射出する光源
    が、フィルム面に垂直に読取光を入射する光源と、フィ
    ルム面に水平に読取光を入射する光源である請求項1に
    記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記検出手段による検出結果に応じて、傷
    および異物に対応する画素を補正する補正手段を有する
    請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】前記検出手段が傷および異物の少なくとも
    一方を検出した際に、その旨の警告、傷および異物の位
    置を表示の少なくとも一方を行う手段を有する請求項1
    〜3のいずれかに記載の画像読取装置。
JP10021851A 1998-02-03 1998-02-03 画像読取装置 Pending JPH11220621A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9066053B1 (en) 2014-11-21 2015-06-23 Fuji Xerox Co., Ltd. Image reading apparatus, and image forming apparatus

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Effective date: 20040706