JPH11220626A - 画像データ形成方法およびその装置 - Google Patents
画像データ形成方法およびその装置Info
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- JPH11220626A JPH11220626A JP10022014A JP2201498A JPH11220626A JP H11220626 A JPH11220626 A JP H11220626A JP 10022014 A JP10022014 A JP 10022014A JP 2201498 A JP2201498 A JP 2201498A JP H11220626 A JPH11220626 A JP H11220626A
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Landscapes
- Color Image Communication Systems (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 網点形状を良好に保つことによって記録画像
の画質の低下を抑制すること。 【解決手段】 注目画素Pについての入力画像データS
P は、それ以前に処理された画素から生じた誤差の累積
値が加算されて誤差補正データSP'となる。誤差補正デ
ータSP'は、2値化部14において、閾値メモリ13か
ら得られる閾値TP に基づいて2値化される。誤差検出
部15では、2値化によって生じた誤差eP を導き誤差
分配部17に送る。一方、分配率メモリ16は、注目画
素Pの位置情報と2値データBP とに基づいて、予め格
納されている注目画素Pの近隣に位置する未処理画素P
0 〜P11についての誤差eP の分配率W0 〜W11を誤差
分配部17に送る。誤差分配部17では、分配率メモリ
16から得られる分配率W0〜W11に応じて各未処理画
素P0 〜P11に対して誤差eP を分配する。
の画質の低下を抑制すること。 【解決手段】 注目画素Pについての入力画像データS
P は、それ以前に処理された画素から生じた誤差の累積
値が加算されて誤差補正データSP'となる。誤差補正デ
ータSP'は、2値化部14において、閾値メモリ13か
ら得られる閾値TP に基づいて2値化される。誤差検出
部15では、2値化によって生じた誤差eP を導き誤差
分配部17に送る。一方、分配率メモリ16は、注目画
素Pの位置情報と2値データBP とに基づいて、予め格
納されている注目画素Pの近隣に位置する未処理画素P
0 〜P11についての誤差eP の分配率W0 〜W11を誤差
分配部17に送る。誤差分配部17では、分配率メモリ
16から得られる分配率W0〜W11に応じて各未処理画
素P0 〜P11に対して誤差eP を分配する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の画素の集
合によって1つの網点を形成し、当該網点の大きさを変
更することによって擬似的に多階調を再現する画像デー
タ形成方法およびその装置に関する。
合によって1つの網点を形成し、当該網点の大きさを変
更することによって擬似的に多階調を再現する画像デー
タ形成方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の色成分を含むカラー画
像を印刷する際には、それぞれの色成分ごとに網点によ
る記録が行われている。網点記録においては、原画像と
の整合性を保つために、擬似的に多階調を再現する必要
がある。このような擬似的に多階調を再現するための従
来からの網点形成方法として、1個の網点の大きさを原
画像に応じて変更し、大小の網点の集合によって擬似的
に多階調を再現する方法がある。製版印刷においては、
多階調で表現された原画像を大小等の大きさの異なる網
点の集合によって擬似的に再現している。
像を印刷する際には、それぞれの色成分ごとに網点によ
る記録が行われている。網点記録においては、原画像と
の整合性を保つために、擬似的に多階調を再現する必要
がある。このような擬似的に多階調を再現するための従
来からの網点形成方法として、1個の網点の大きさを原
画像に応じて変更し、大小の網点の集合によって擬似的
に多階調を再現する方法がある。製版印刷においては、
多階調で表現された原画像を大小等の大きさの異なる網
点の集合によって擬似的に再現している。
【0003】このような網点形成によって記録画像を生
成する場合、各色成分ごとの網点パターンを重ね合わせ
ることによって生じるモアレを軽減させるため、各色成
分ごとの網点パターンはそれぞれ異なった角度に配置さ
れる。例えば、Y(イエロー),M(マゼンタ),C
(シアン),K(墨)の各色成分については、それぞれ
略0°,15゜,75゜,45°の角度が選択される。
成する場合、各色成分ごとの網点パターンを重ね合わせ
ることによって生じるモアレを軽減させるため、各色成
分ごとの網点パターンはそれぞれ異なった角度に配置さ
れる。例えば、Y(イエロー),M(マゼンタ),C
(シアン),K(墨)の各色成分については、それぞれ
略0°,15゜,75゜,45°の角度が選択される。
【0004】一例として、略15゜の網点画像を形成す
るための方法を説明する。図10は、約18.435゜
(=tan-11/3)の網点パターンの形成方法を説明
するための図である。なお、図10は、記録画素ごとに
目盛りを表し、記録材(記録用紙や記録フィルム等)上
に座標軸Fx,Fyを設定している。そして、この座標
軸Fx,Fyに対して網点領域DRが約18.435゜
傾けられている。
るための方法を説明する。図10は、約18.435゜
(=tan-11/3)の網点パターンの形成方法を説明
するための図である。なお、図10は、記録画素ごとに
目盛りを表し、記録材(記録用紙や記録フィルム等)上
に座標軸Fx,Fyを設定している。そして、この座標
軸Fx,Fyに対して網点領域DRが約18.435゜
傾けられている。
【0005】図10に示すようにN×N(但し、Nは任
意の整数)の繰り返し領域ARごとに同じパターンの網
点が繰り返し発生する。繰り返し領域ARには、1個の
網点が形成される網点領域DRが複数含まれることとな
る。
意の整数)の繰り返し領域ARごとに同じパターンの網
点が繰り返し発生する。繰り返し領域ARには、1個の
網点が形成される網点領域DRが複数含まれることとな
る。
【0006】そして、繰り返し領域ARの記録画素ごと
に閾値が設定され、入力画像データと比較することによ
って1又は0と2値化される。繰り返し領域ARに含ま
れる各網点領域DRにおいて、中央部には小さな閾値が
格納され、中央部から離れるに従って螺旋状に次第に大
きな閾値が格納される。従って、網点領域DRの中央部
から画素ごとに順次に黒化され、黒化された複数の画素
は1つのまとまりを形成する。この1つのまとまりが1
個の網点となる。
に閾値が設定され、入力画像データと比較することによ
って1又は0と2値化される。繰り返し領域ARに含ま
れる各網点領域DRにおいて、中央部には小さな閾値が
格納され、中央部から離れるに従って螺旋状に次第に大
きな閾値が格納される。従って、網点領域DRの中央部
から画素ごとに順次に黒化され、黒化された複数の画素
は1つのまとまりを形成する。この1つのまとまりが1
個の網点となる。
【0007】繰り返し領域AR内に存在する各記録画素
ごとの閾値はコンピュータによって計算され、予めメモ
りに格納されている。メモリに格納された繰り返し領域
AR内の各記録画素に対応する閾値は、記録画素の座標
軸Fx,Fy上の位置をアドレスとして読み出すことが
できるように設定される。
ごとの閾値はコンピュータによって計算され、予めメモ
りに格納されている。メモリに格納された繰り返し領域
AR内の各記録画素に対応する閾値は、記録画素の座標
軸Fx,Fy上の位置をアドレスとして読み出すことが
できるように設定される。
【0008】従って、記録材上の任意の位置(fx,f
y)における記録画素の閾値は、Fx軸上の位置fxを
繰り返し領域ARの大きさNで除算した余りをFx軸上
のアドレスとし、Fy軸上の位置fyを繰り返し領域A
Rの大きさNで除算した余りをFy軸上のアドレスとし
て、メモリにアクセスすることにより獲得することがで
きる。このようにすれば、繰り返し領域ARに設定され
た閾値が記録材についての全ての領域に繰り返し適用さ
れることとなる。そして、全ての画素について上記閾値
に基づく2値化処理を行うことにより、原画像に応じて
大きさの異なる網点による記録画像が形成される。
y)における記録画素の閾値は、Fx軸上の位置fxを
繰り返し領域ARの大きさNで除算した余りをFx軸上
のアドレスとし、Fy軸上の位置fyを繰り返し領域A
Rの大きさNで除算した余りをFy軸上のアドレスとし
て、メモリにアクセスすることにより獲得することがで
きる。このようにすれば、繰り返し領域ARに設定され
た閾値が記録材についての全ての領域に繰り返し適用さ
れることとなる。そして、全ての画素について上記閾値
に基づく2値化処理を行うことにより、原画像に応じて
大きさの異なる網点による記録画像が形成される。
【0009】ここで、原画像の各画素のダイナミックレ
ンジが0〜255である256階調であるとし、一例と
して原画像の全ての画素についての入力画像データが
「128」であるとする。この場合を上記網点形成によ
って画像記録を行うと、図11に示すような記録画像と
なる。なお、図11では、入力画像データが「128」
であるため、網点記録が行われた部分(黒い部分)と記
録が行われない部分とは略均等に分布している。
ンジが0〜255である256階調であるとし、一例と
して原画像の全ての画素についての入力画像データが
「128」であるとする。この場合を上記網点形成によ
って画像記録を行うと、図11に示すような記録画像と
なる。なお、図11では、入力画像データが「128」
であるため、網点記録が行われた部分(黒い部分)と記
録が行われない部分とは略均等に分布している。
【0010】このように、原画像を印刷する際に、網点
形成を行えば、1個の網点の大きさを原画像に応じて変
更することにより擬似的に原画像の多階調を再現するこ
とができるため、原画像との整合性が保たれる。
形成を行えば、1個の網点の大きさを原画像に応じて変
更することにより擬似的に原画像の多階調を再現するこ
とができるため、原画像との整合性が保たれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な網点形成を行うと、網点の形状が良好に維持されず、
モアレが発生することがあり画質が劣化するという問題
がある。
な網点形成を行うと、網点の形状が良好に維持されず、
モアレが発生することがあり画質が劣化するという問題
がある。
【0012】例えば、図12は、水平方向に細線が並ん
だ縞画像を網点記録したものである。なお、図12にお
いて細線部分についての入力画像データは「128」で
あり、背景部分についての入力画像データは「0」であ
る。
だ縞画像を網点記録したものである。なお、図12にお
いて細線部分についての入力画像データは「128」で
あり、背景部分についての入力画像データは「0」であ
る。
【0013】図12に示すような記録画像においては、
原画像と網点を形成するための閾値とが干渉し、原画像
の本来の横縞とは別に、右上部から左下部に向かってモ
アレ縞が発生し、画質の劣化をもたらしている。
原画像と網点を形成するための閾値とが干渉し、原画像
の本来の横縞とは別に、右上部から左下部に向かってモ
アレ縞が発生し、画質の劣化をもたらしている。
【0014】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであって、網点形状を良好に保つことによって記録画
像の画質の低下を抑制することができる画像データ形成
方法およびその装置をを提供することを目的とする。
のであって、網点形状を良好に保つことによって記録画
像の画質の低下を抑制することができる画像データ形成
方法およびその装置をを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、画素ごとに入力する多値
の入力画像データに2値化処理を施して2値化済の画像
データを生成する画像データ形成方法であって、(a) 2
値化対象である注目画素の入力画像データに対して既に
2値化処理が施された画素から生じた誤差の累積値を加
算することによって誤差加算データを生成する工程と、
(b) 注目画素の位置に対応する網点を形成するための閾
値と誤差加算データとを比較することによって注目画素
に対する2値化処理を行う工程と、(c) 注目画素に対す
る2値化処理によって発生する誤差を検出する工程と、
(d) 注目画素に対する2値化処理の結果が論理値として
の「1」である場合には、所定の領域内に含まれる複数
の画素に対して、それぞれの画素に対応する閾値が大き
い順に、誤差をより多く分配する工程と、(e) 注目画素
に対する2値化処理の結果が論理値としての「0」であ
る場合には、所定の領域内に含まれる複数の画素に対し
て、それぞれの画素に対応する閾値が小さい順に、誤差
をより多く分配する工程とを有している。
に、請求項1に記載の発明は、画素ごとに入力する多値
の入力画像データに2値化処理を施して2値化済の画像
データを生成する画像データ形成方法であって、(a) 2
値化対象である注目画素の入力画像データに対して既に
2値化処理が施された画素から生じた誤差の累積値を加
算することによって誤差加算データを生成する工程と、
(b) 注目画素の位置に対応する網点を形成するための閾
値と誤差加算データとを比較することによって注目画素
に対する2値化処理を行う工程と、(c) 注目画素に対す
る2値化処理によって発生する誤差を検出する工程と、
(d) 注目画素に対する2値化処理の結果が論理値として
の「1」である場合には、所定の領域内に含まれる複数
の画素に対して、それぞれの画素に対応する閾値が大き
い順に、誤差をより多く分配する工程と、(e) 注目画素
に対する2値化処理の結果が論理値としての「0」であ
る場合には、所定の領域内に含まれる複数の画素に対し
て、それぞれの画素に対応する閾値が小さい順に、誤差
をより多く分配する工程とを有している。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像データ形成方法において、工程(d) は、(d-1) 注
目画素に対する2値化処理の結果が論理値としての
「1」である場合には、所定の領域内に含まれる複数の
画素に対して、それぞれの画素についての画像データが
小さい順に、さらに誤差をより多く分配する工程を有
し、工程(e) は、(e-1) 注目画素に対する2値化処理の
結果が論理値としての「0」である場合には、所定の領
域内に含まれる複数の画素に対して、それぞれの画素に
ついての画像データが大きい順に、さらに誤差をより多
く分配する工程を有することを特徴としている。
の画像データ形成方法において、工程(d) は、(d-1) 注
目画素に対する2値化処理の結果が論理値としての
「1」である場合には、所定の領域内に含まれる複数の
画素に対して、それぞれの画素についての画像データが
小さい順に、さらに誤差をより多く分配する工程を有
し、工程(e) は、(e-1) 注目画素に対する2値化処理の
結果が論理値としての「0」である場合には、所定の領
域内に含まれる複数の画素に対して、それぞれの画素に
ついての画像データが大きい順に、さらに誤差をより多
く分配する工程を有することを特徴としている。
【0017】請求項3に記載の発明は、画素ごとに入力
する多値の入力画像データに2値化処理を施して2値化
済の画像データを生成する画像データ形成装置であっ
て、(a) 2値化対象である注目画素の入力画像データに
対して既に2値化処理が施された画素から生じた誤差の
累積値を加算することによって誤差加算データを生成す
る加算手段と、(b) 注目画素の位置に対応する網点を形
成するための閾値と誤差加算データとを比較することに
よって注目画素に対する2値化処理を行う2値化手段
と、(c) 2値化手段における2値化処理によって発生す
る誤差を検出する誤差検出手段と、(d) 注目画素に対す
る2値化処理の結果が論理値としての「1」である場合
には、所定の領域内に含まれる複数の画素に対して、そ
れぞれの画素に対応する閾値が大きい順に、誤差の分配
率を大きく設定するとともに、注目画素に対する2値化
処理の結果が論理値としての「0」である場合には、所
定の領域内に含まれる複数の画素に対して、それぞれの
画素に対応する閾値が小さい順に、誤差の分配率を大き
く設定する分配率設定手段と、(e) 分配率設定手段によ
って得られた分配率に基づいて所定の領域内に含まれる
複数の画素に対して誤差を分配する誤差分配手段とを備
えている。
する多値の入力画像データに2値化処理を施して2値化
済の画像データを生成する画像データ形成装置であっ
て、(a) 2値化対象である注目画素の入力画像データに
対して既に2値化処理が施された画素から生じた誤差の
累積値を加算することによって誤差加算データを生成す
る加算手段と、(b) 注目画素の位置に対応する網点を形
成するための閾値と誤差加算データとを比較することに
よって注目画素に対する2値化処理を行う2値化手段
と、(c) 2値化手段における2値化処理によって発生す
る誤差を検出する誤差検出手段と、(d) 注目画素に対す
る2値化処理の結果が論理値としての「1」である場合
には、所定の領域内に含まれる複数の画素に対して、そ
れぞれの画素に対応する閾値が大きい順に、誤差の分配
率を大きく設定するとともに、注目画素に対する2値化
処理の結果が論理値としての「0」である場合には、所
定の領域内に含まれる複数の画素に対して、それぞれの
画素に対応する閾値が小さい順に、誤差の分配率を大き
く設定する分配率設定手段と、(e) 分配率設定手段によ
って得られた分配率に基づいて所定の領域内に含まれる
複数の画素に対して誤差を分配する誤差分配手段とを備
えている。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の画像データ形成装置において、分配率設定手段は、(d
-1) 注目画素に対する2値化処理の結果が論理値として
の「1」である場合には、所定の領域内に含まれる複数
の画素に対して、それぞれの画素についての画像データ
が小さい順に、さらに誤差の分配率を大きく設定すると
ともに、注目画素に対する2値化処理の結果が論理値と
しての「0」である場合には、所定の領域内に含まれる
複数の画素に対して、それぞれの画素についての画像デ
ータが大きい順に、さらに誤差の分配率を大きく設定す
る手段を備えている。
の画像データ形成装置において、分配率設定手段は、(d
-1) 注目画素に対する2値化処理の結果が論理値として
の「1」である場合には、所定の領域内に含まれる複数
の画素に対して、それぞれの画素についての画像データ
が小さい順に、さらに誤差の分配率を大きく設定すると
ともに、注目画素に対する2値化処理の結果が論理値と
しての「0」である場合には、所定の領域内に含まれる
複数の画素に対して、それぞれの画素についての画像デ
ータが大きい順に、さらに誤差の分配率を大きく設定す
る手段を備えている。
【0019】なお、この発明において、論理値としての
「1」,「0」は相対的なものであり、画像記録や画像
表示においてポジ表現であるかネガ表現であるかによ
り、実際の信号レベルとしての「1」,「0」との対応
関係が決まるものである。また、閾値の大小関係も絶対
値で判断する。
「1」,「0」は相対的なものであり、画像記録や画像
表示においてポジ表現であるかネガ表現であるかによ
り、実際の信号レベルとしての「1」,「0」との対応
関係が決まるものである。また、閾値の大小関係も絶対
値で判断する。
【0020】以下の実施の形態では、ポジ表現を例とし
ており、信号値としての「1」と論理値としての「1」
とは一致する。
ており、信号値としての「1」と論理値としての「1」
とは一致する。
【0021】
【発明の実施の形態】<1.装置の概要>図1は、この
発明の実施の形態が適用される画像処理システムの構成
の概略図である。画像信号供給装置100は、スキャナ
などの画像読取り装置又は光ディスクや磁気ディスクな
どによる画像信号格納装置から画像信号を出力すること
ができる装置などである。前処理部200は、画像信号
供給装置100から与えられる画像信号に種々の処理を
施す装置である。その種々の処理には、例えば、階調変
換処理、鮮鋭度強調処理などがある。
発明の実施の形態が適用される画像処理システムの構成
の概略図である。画像信号供給装置100は、スキャナ
などの画像読取り装置又は光ディスクや磁気ディスクな
どによる画像信号格納装置から画像信号を出力すること
ができる装置などである。前処理部200は、画像信号
供給装置100から与えられる画像信号に種々の処理を
施す装置である。その種々の処理には、例えば、階調変
換処理、鮮鋭度強調処理などがある。
【0022】そして前処理部200において種々の画像
処理が施された信号は、画素ごとに多値(多階調)の入
力画像データとして画像データ形成装置300に入力す
る。また、画像データ形成装置300には、処理対象の
画素である注目画素の入力画像データの他に注目画素の
座標軸上の位置情報が入力する。
処理が施された信号は、画素ごとに多値(多階調)の入
力画像データとして画像データ形成装置300に入力す
る。また、画像データ形成装置300には、処理対象の
画素である注目画素の入力画像データの他に注目画素の
座標軸上の位置情報が入力する。
【0023】画像データ形成装置300は、この発明が
適用される部分であり、前処理部200から与えられる
画素ごとの多値の入力画像データに対して2値化処理を
行って、2値の記録画像データを生成する。画像データ
形成装置300で生成された画素ごとの記録画像データ
は、画像記録装置400に送られる。
適用される部分であり、前処理部200から与えられる
画素ごとの多値の入力画像データに対して2値化処理を
行って、2値の記録画像データを生成する。画像データ
形成装置300で生成された画素ごとの記録画像データ
は、画像記録装置400に送られる。
【0024】画像記録装置400は、画像データ形成装
置300から送出されてくる記録画像データに基づい
て、所定の記録材に画像記録を行う。
置300から送出されてくる記録画像データに基づい
て、所定の記録材に画像記録を行う。
【0025】この発明の適用された画像データ形成装置
300について説明する前に、画像の処理の形態を説明
する。図2は、p行q列の画素から構成される画像を示
す図である。図2に示すようなp行q列の画素から構成
される画像を処理する場合は、処理対象の画素(以下、
「注目画素」という)Pを第0行第0列の画素からはじ
め、次に第0行第1列の画素を処理する。そして第0行
第q列まで処理が済めば、第1行第0列に戻り、同様に
処理を繰返していき、第p行第q列まで処理が終了すれ
ば、この画像に対する処理が完了したことになる。この
ように、画像データ形成装置300で行われる画像の2
値化処理は、注目画素Pについて1画素ずつ行う処理形
態である。そして、原画像から得られる複数の色成分
(Y,M,C,K)について同様の処理が行われる。な
お、図2は、注目画素Pが第i行第j列まで進んだ状態
を示しており、図に示す斜線領域は、2値化処理が終了
した領域である。
300について説明する前に、画像の処理の形態を説明
する。図2は、p行q列の画素から構成される画像を示
す図である。図2に示すようなp行q列の画素から構成
される画像を処理する場合は、処理対象の画素(以下、
「注目画素」という)Pを第0行第0列の画素からはじ
め、次に第0行第1列の画素を処理する。そして第0行
第q列まで処理が済めば、第1行第0列に戻り、同様に
処理を繰返していき、第p行第q列まで処理が終了すれ
ば、この画像に対する処理が完了したことになる。この
ように、画像データ形成装置300で行われる画像の2
値化処理は、注目画素Pについて1画素ずつ行う処理形
態である。そして、原画像から得られる複数の色成分
(Y,M,C,K)について同様の処理が行われる。な
お、図2は、注目画素Pが第i行第j列まで進んだ状態
を示しており、図に示す斜線領域は、2値化処理が終了
した領域である。
【0026】なお、以下に示す実施の形態おいて画像デ
ータ形成装置300に入力する入力画像データは、一例
としてダイナミックレンジが「0〜255」の256階
調であるとする。
ータ形成装置300に入力する入力画像データは、一例
としてダイナミックレンジが「0〜255」の256階
調であるとする。
【0027】<2.第1の実施の形態>この発明の第1
の実施の形態における画像データ形成装置300につい
て説明する。図3は、この第1の実施の形態における画
像データ形成装置300の構成を示すブロック図であ
る。この画像データ形成装置300には、加算器11,
メモリアドレス発生部12,閾値メモリ13,2値化部
14,誤差検出部15,分配率メモリ16,誤差分配部
17,エラーメモリ19が設けられている。
の実施の形態における画像データ形成装置300につい
て説明する。図3は、この第1の実施の形態における画
像データ形成装置300の構成を示すブロック図であ
る。この画像データ形成装置300には、加算器11,
メモリアドレス発生部12,閾値メモリ13,2値化部
14,誤差検出部15,分配率メモリ16,誤差分配部
17,エラーメモリ19が設けられている。
【0028】2値化対象である注目画素Pについての入
力画像データSP は、画像データ形成装置300に入力
すると加算器11に導かれる。そして、加算器11にお
いて既に前記2値化処理が施された画素から生じ、注目
画素Pに分配された誤差の累積値である誤差EP を加算
することによって誤差加算データSP'が生成される。誤
差加算データSP'は、2値化部14と誤差検出部15に
送られる。
力画像データSP は、画像データ形成装置300に入力
すると加算器11に導かれる。そして、加算器11にお
いて既に前記2値化処理が施された画素から生じ、注目
画素Pに分配された誤差の累積値である誤差EP を加算
することによって誤差加算データSP'が生成される。誤
差加算データSP'は、2値化部14と誤差検出部15に
送られる。
【0029】一方、メモリアドレス発生部12は、注目
画素Pの位置情報(fx,fy)を入力し、上述のよう
に繰り返し領域ARにおける注目画素Pの位置情報(f
x’,fy’)を導く。具体的には、図10に示したよ
うに、Fx軸上の位置fxを繰り返し領域ARの大きさ
Nで除算した余りをfx’とし、Fy軸上の位置fyを
繰り返し領域ARの大きさNで除算した余りをfy’と
する。このようにして得られた繰り返し領域ARにおけ
る注目画素Pの位置情報(fx’,fy’)は、閾値メ
モリ13および分配率メモリ16に送られる。
画素Pの位置情報(fx,fy)を入力し、上述のよう
に繰り返し領域ARにおける注目画素Pの位置情報(f
x’,fy’)を導く。具体的には、図10に示したよ
うに、Fx軸上の位置fxを繰り返し領域ARの大きさ
Nで除算した余りをfx’とし、Fy軸上の位置fyを
繰り返し領域ARの大きさNで除算した余りをfy’と
する。このようにして得られた繰り返し領域ARにおけ
る注目画素Pの位置情報(fx’,fy’)は、閾値メ
モリ13および分配率メモリ16に送られる。
【0030】閾値メモリ13には、予めコンピュータに
よって計算された繰り返し領域AR内に存在する各記録
画素ごとの閾値が格納されている。そして、閾値メモリ
13に格納された繰り返し領域AR内の各記録画素に対
応する閾値は、記録画素の繰り返し領域ARにおける位
置をアドレスとして読み出すことができるように設定さ
れる。従って、閾値メモリ13では、メモリアドレス発
生部12から送られてくる注目画素Pの位置情報(f
x’,fy’)をアドレスとすることにより、注目画素
Pについて設定されている閾値TP を読み出すことがで
きる。このようにして得られる注目画素Pについての閾
値TP は、2値化部14に送られる。
よって計算された繰り返し領域AR内に存在する各記録
画素ごとの閾値が格納されている。そして、閾値メモリ
13に格納された繰り返し領域AR内の各記録画素に対
応する閾値は、記録画素の繰り返し領域ARにおける位
置をアドレスとして読み出すことができるように設定さ
れる。従って、閾値メモリ13では、メモリアドレス発
生部12から送られてくる注目画素Pの位置情報(f
x’,fy’)をアドレスとすることにより、注目画素
Pについて設定されている閾値TP を読み出すことがで
きる。このようにして得られる注目画素Pについての閾
値TP は、2値化部14に送られる。
【0031】2値化部14においては、注目画素Pにつ
いての誤差加算データSP'と閾値TP とを比較し、2値
データBP を生成する。具体的には、「SP'≧TP 」で
あれば「BP =1」とし、「SP'<TP 」であれば「B
P =0」とする。そして、2値データBP は、誤差検出
部15,分配率メモリ16に送られるとともに、画像デ
ータ形成装置300の出力として後段の画像記録装置4
00に送られる。なお、画像記録装置400では、2値
データBP が「0」であれば注目画素Pについてドット
記録は行わず、2値データBP が「1」であれば注目画
素Pについてドット記録を行う。
いての誤差加算データSP'と閾値TP とを比較し、2値
データBP を生成する。具体的には、「SP'≧TP 」で
あれば「BP =1」とし、「SP'<TP 」であれば「B
P =0」とする。そして、2値データBP は、誤差検出
部15,分配率メモリ16に送られるとともに、画像デ
ータ形成装置300の出力として後段の画像記録装置4
00に送られる。なお、画像記録装置400では、2値
データBP が「0」であれば注目画素Pについてドット
記録は行わず、2値データBP が「1」であれば注目画
素Pについてドット記録を行う。
【0032】そして、誤差検出部15では、2値化部1
4において注目画素Pについて行った画像データの2値
化により生じる誤差eP を導く。具体的には、誤差eP
は、「eP =SP'−255・BP」により求められる。従
って、2値データBP が「0」であれば誤差eP は正数
となる場合が多く、2値データBP が「1」であれば誤
差eP は負数となる場合が多い。そして、誤差検出部1
5で得られる誤差ePは誤差分配部17に送られる。
4において注目画素Pについて行った画像データの2値
化により生じる誤差eP を導く。具体的には、誤差eP
は、「eP =SP'−255・BP」により求められる。従
って、2値データBP が「0」であれば誤差eP は正数
となる場合が多く、2値データBP が「1」であれば誤
差eP は負数となる場合が多い。そして、誤差検出部1
5で得られる誤差ePは誤差分配部17に送られる。
【0033】分配率メモリ16は、メモリアドレス発生
部12で得られる位置情報(fx’,fy’)と2値デ
ータBP とをアドレスとして入力する。この実施の形態
では、一例として図3のエラーメモリ19に示すよう
に、12個の2値化の未処理画素P0 〜P11の位置に誤
差eP を分配するように構成されている。そして、分配
率メモリ16には、2値データBP が「1」である場合
と「0」である場合とのそれぞれについて、2値化の未
処理画素P0 〜P11に対する誤差eP の分配率W0 〜W
11が予め導かれ格納されている。従って、注目画素Pに
ついての位置情報(fx’,fy’)と2値データBP
とを入力すると、その注目画素Pの近隣に位置する12
個の2値化の未処理画素P0 〜P11のそれぞれに対する
分配率W0〜W11を得ることができる。
部12で得られる位置情報(fx’,fy’)と2値デ
ータBP とをアドレスとして入力する。この実施の形態
では、一例として図3のエラーメモリ19に示すよう
に、12個の2値化の未処理画素P0 〜P11の位置に誤
差eP を分配するように構成されている。そして、分配
率メモリ16には、2値データBP が「1」である場合
と「0」である場合とのそれぞれについて、2値化の未
処理画素P0 〜P11に対する誤差eP の分配率W0 〜W
11が予め導かれ格納されている。従って、注目画素Pに
ついての位置情報(fx’,fy’)と2値データBP
とを入力すると、その注目画素Pの近隣に位置する12
個の2値化の未処理画素P0 〜P11のそれぞれに対する
分配率W0〜W11を得ることができる。
【0034】ここで、各未処理画素P0 〜P11に対する
分配率W0 〜W11について説明する。この分配率W0 〜
W11は、各未処理画素P0 〜P11について設定されてい
る2値化の際の閾値T0 〜T11により求められる。この
閾値T0 〜T11は、各未処理画素P0 〜P11について閾
値メモリ13に格納されている閾値と同一のものであ
る。
分配率W0 〜W11について説明する。この分配率W0 〜
W11は、各未処理画素P0 〜P11について設定されてい
る2値化の際の閾値T0 〜T11により求められる。この
閾値T0 〜T11は、各未処理画素P0 〜P11について閾
値メモリ13に格納されている閾値と同一のものであ
る。
【0035】そして、未処理画素P0 〜P11のうちの任
意の画素PQ (ただし、Qは0〜11の整数)について
の分配率WQ は、注目画素Pについての2値化の結果が
「1」の場合(すなわち、「BP =1」の場合)は、
意の画素PQ (ただし、Qは0〜11の整数)について
の分配率WQ は、注目画素Pについての2値化の結果が
「1」の場合(すなわち、「BP =1」の場合)は、
【0036】
【数1】
【0037】により求められる。ここで、Ti は、未処
理画素P0 〜P11のうちのi番目の画素について設定さ
れている閾値である。また、TQ は、画素PQ について
設定されている閾値である。
理画素P0 〜P11のうちのi番目の画素について設定さ
れている閾値である。また、TQ は、画素PQ について
設定されている閾値である。
【0038】また、注目画素Pについての2値化の結果
が「0」の場合(すなわち、「BP=0」の場合)の分
配率WQ は、
が「0」の場合(すなわち、「BP=0」の場合)の分
配率WQ は、
【0039】
【数2】
【0040】により求められる。数2において、Tmax
は、図10に示した繰り返し領域ARに設定された画素
ごとの閾値のうちの最大値である。
は、図10に示した繰り返し領域ARに設定された画素
ごとの閾値のうちの最大値である。
【0041】そして、上述のように、数1と数2に示す
ような分配率WQ が予め導かれて、分配率メモリ16に
格納されている。そして、分配率メモリ16において注
目画素Pについての位置情報(fx’,fy’)と2値
データBP とをアドレスとして得られる未処理画素P0
〜P11のそれぞれに対する分配率W0 〜W11は、誤差分
配部17に送られる。
ような分配率WQ が予め導かれて、分配率メモリ16に
格納されている。そして、分配率メモリ16において注
目画素Pについての位置情報(fx’,fy’)と2値
データBP とをアドレスとして得られる未処理画素P0
〜P11のそれぞれに対する分配率W0 〜W11は、誤差分
配部17に送られる。
【0042】誤差分配部17は、誤差検出部15から得
られる誤差eP と分配率メモリ16から得られる分配率
W0 〜W11とから、2値化の未処理画素P0 〜P11のそ
れぞれに対して分配する誤差e0 〜e11を導く。具体的
には、未処理画素P0 〜P11のうちの任意の画素PQ
(ただし、Qは0〜11の整数)に対して分配される誤
差eQ は、
られる誤差eP と分配率メモリ16から得られる分配率
W0 〜W11とから、2値化の未処理画素P0 〜P11のそ
れぞれに対して分配する誤差e0 〜e11を導く。具体的
には、未処理画素P0 〜P11のうちの任意の画素PQ
(ただし、Qは0〜11の整数)に対して分配される誤
差eQ は、
【0043】
【数3】
【0044】で求められる。そして、2値化の未処理画
素P0 〜P11のそれぞれについて得られた誤差e0 〜e
11は、誤差分配部17からエラーメモリ19に送られ
る。
素P0 〜P11のそれぞれについて得られた誤差e0 〜e
11は、誤差分配部17からエラーメモリ19に送られ
る。
【0045】エラーメモリ19では、注目画素Pの近隣
に位置する2値化の未処理画素P0〜P11のそれぞれに
対して、誤差分配部17から送られてくる誤差e0 〜e
11を加算する。従って、2値化処理の進行に伴って注目
画素Pが順次に移動していくと、エラーメモリ19の各
画素には、注目画素Pの2値化による誤差が蓄積されて
いくこととなる。そして、これらの画素が注目画素Pと
なったときに、それ以前の処理よって分配された誤差の
累積値である誤差EP を加算器11に送出することとな
る。
に位置する2値化の未処理画素P0〜P11のそれぞれに
対して、誤差分配部17から送られてくる誤差e0 〜e
11を加算する。従って、2値化処理の進行に伴って注目
画素Pが順次に移動していくと、エラーメモリ19の各
画素には、注目画素Pの2値化による誤差が蓄積されて
いくこととなる。そして、これらの画素が注目画素Pと
なったときに、それ以前の処理よって分配された誤差の
累積値である誤差EP を加算器11に送出することとな
る。
【0046】この実施の形態の画像データ形成装置30
0では、注目画素Pに対する2値化処理が以上のように
行われる。
0では、注目画素Pに対する2値化処理が以上のように
行われる。
【0047】上記構成の画像データ形成装置300にお
いては、注目画素Pについて2値化の結果が「1」の場
合、上述のように、誤差eP は多くの場合に負数とな
り、比較的小さな値である。そして、この場合に数1に
基づく分配率を適用すると、小さな誤差eP を、大きな
閾値が設定された画素により多く分配することとなる。
この結果、ドット記録が行われ難い網点領域DRの外縁
部に小さな(負数の)誤差ePが分配されることとな
る。従って、網点領域DRの外縁部に対応する画素が注
目画素となった際には、加算器11において入力画像デ
ータSP に負数若しくは小さい誤差EP が加算されるこ
ととなり、誤差補正データSP'も小さくなる。そして、
2値化部14では、閾値は大きいにもかかわらず、誤差
補正データSP'は小さいため、2値化の結果が「0」と
なる場合が多くなり、ドット記録が行われなくなる。換
言すれば、注目画素Pについて2値化の結果が「1」の
場合、閾値の設定によって網点形成され難い画素を、さ
らに誤差eP の分配によって網点形成され難くするた
め、網点の外縁部にドット記録されることを防止するこ
とができ、網点の形状を良好に維持することが可能とな
る。
いては、注目画素Pについて2値化の結果が「1」の場
合、上述のように、誤差eP は多くの場合に負数とな
り、比較的小さな値である。そして、この場合に数1に
基づく分配率を適用すると、小さな誤差eP を、大きな
閾値が設定された画素により多く分配することとなる。
この結果、ドット記録が行われ難い網点領域DRの外縁
部に小さな(負数の)誤差ePが分配されることとな
る。従って、網点領域DRの外縁部に対応する画素が注
目画素となった際には、加算器11において入力画像デ
ータSP に負数若しくは小さい誤差EP が加算されるこ
ととなり、誤差補正データSP'も小さくなる。そして、
2値化部14では、閾値は大きいにもかかわらず、誤差
補正データSP'は小さいため、2値化の結果が「0」と
なる場合が多くなり、ドット記録が行われなくなる。換
言すれば、注目画素Pについて2値化の結果が「1」の
場合、閾値の設定によって網点形成され難い画素を、さ
らに誤差eP の分配によって網点形成され難くするた
め、網点の外縁部にドット記録されることを防止するこ
とができ、網点の形状を良好に維持することが可能とな
る。
【0048】また、注目画素Pについて2値化の結果が
「0」の場合、上述のように、誤差eP は多くの場合に
正数となり、比較的大きな値である。そして、この場合
に数2に基づく分配率を適用すると、大きな誤差eP
を、小さな閾値が設定された画素により多く分配するこ
ととなる。この結果、ドット記録が行われ易い網点領域
DRの中央部に大きな(正数の)誤差ePが分配される
こととなる。従って、網点領域DRの中央部に対応する
画素が注目画素となった際には、加算器11において入
力画像データSP に正数若しくは大きな誤差EP が加算
されることとなり、誤差補正データSP'も大きくなる。
そして、2値化部14では、閾値は小さいにもかかわら
ず、誤差補正データSP'は大きいため、2値化の結果が
「1」となる場合が多くなり、ドット記録が行われ易く
なる。換言すれば、注目画素Pについて2値化の結果が
「0」の場合、閾値の設定によって網点形成され易い画
素を、さらに誤差eP の分配によって網点形成され易く
するため、網点の中央部にドット記録されない白い部分
が生じることを防止することができ、網点形状を良好に
維持することが可能となる。
「0」の場合、上述のように、誤差eP は多くの場合に
正数となり、比較的大きな値である。そして、この場合
に数2に基づく分配率を適用すると、大きな誤差eP
を、小さな閾値が設定された画素により多く分配するこ
ととなる。この結果、ドット記録が行われ易い網点領域
DRの中央部に大きな(正数の)誤差ePが分配される
こととなる。従って、網点領域DRの中央部に対応する
画素が注目画素となった際には、加算器11において入
力画像データSP に正数若しくは大きな誤差EP が加算
されることとなり、誤差補正データSP'も大きくなる。
そして、2値化部14では、閾値は小さいにもかかわら
ず、誤差補正データSP'は大きいため、2値化の結果が
「1」となる場合が多くなり、ドット記録が行われ易く
なる。換言すれば、注目画素Pについて2値化の結果が
「0」の場合、閾値の設定によって網点形成され易い画
素を、さらに誤差eP の分配によって網点形成され易く
するため、網点の中央部にドット記録されない白い部分
が生じることを防止することができ、網点形状を良好に
維持することが可能となる。
【0049】すなわち、この実施の形態の画像データ形
成装置では、注目画素Pについて2値化の結果が「1」
の場合であっても、「0」の場合であっても、網点形状
を良好に維持するように誤差eP の分配率が決定され
る。
成装置では、注目画素Pについて2値化の結果が「1」
の場合であっても、「0」の場合であっても、網点形状
を良好に維持するように誤差eP の分配率が決定され
る。
【0050】なお、未処理画素P0 〜P11のうちの任意
の画素PQ (ただし、Qは0〜11の整数)についての
分配率WQ は、数1,数2の他に、未処理画素P0 〜P
11の閾値T0 〜T11を昇順にソートしたときに画素PQ
についての閾値TQ が第R番目であったとすると、
の画素PQ (ただし、Qは0〜11の整数)についての
分配率WQ は、数1,数2の他に、未処理画素P0 〜P
11の閾値T0 〜T11を昇順にソートしたときに画素PQ
についての閾値TQ が第R番目であったとすると、
【0051】
【数4】
【0052】として求めても良い。ただし、数4におい
て、2値化の結果が「1」のとき「K>1」であり、2
値化の結果が「0」のとき「1>K>0」である。この
ようにしても、上記と同様に、誤差eP が小さい値(多
くが負数)のときには閾値の比較的大きい画素により多
くの誤差eP が分配され、誤差eP が大きな値(多くが
正数)のときには閾値が比較的小さい画素により多くの
誤差eP が分配されることとなり、網点の形状が良好に
保たれる。
て、2値化の結果が「1」のとき「K>1」であり、2
値化の結果が「0」のとき「1>K>0」である。この
ようにしても、上記と同様に、誤差eP が小さい値(多
くが負数)のときには閾値の比較的大きい画素により多
くの誤差eP が分配され、誤差eP が大きな値(多くが
正数)のときには閾値が比較的小さい画素により多くの
誤差eP が分配されることとなり、網点の形状が良好に
保たれる。
【0053】実際に、この実施の形態の画像データ形成
装置300で、入力画像データが全て「128」である
とした場合の画像を2値化処理した結果を画像記録する
と、図4に示すような記録画像となる。図4に示す記録
画像からも判るように、この実施の形態の画像データ形
成装置300によると、個々の網点が良好にその形状を
保った状態で記録されている。
装置300で、入力画像データが全て「128」である
とした場合の画像を2値化処理した結果を画像記録する
と、図4に示すような記録画像となる。図4に示す記録
画像からも判るように、この実施の形態の画像データ形
成装置300によると、個々の網点が良好にその形状を
保った状態で記録されている。
【0054】一方、図4と対比させるために、この実施
の形態のように注目画素ごとに分配率を設定するという
ことを行わず、単に未処理画素P0 〜P11に対して均等
に誤差eP を分配した場合の記録画像を図5に示す。図
5の記録画像では、網点形状が乱れ、ドットが1つの網
点から離れて存在したり、網点の中に白い点が存在する
等の現象が生じている。これに対して、図4の記録画像
では、上述のように網点形状が良好に保たれている。
の形態のように注目画素ごとに分配率を設定するという
ことを行わず、単に未処理画素P0 〜P11に対して均等
に誤差eP を分配した場合の記録画像を図5に示す。図
5の記録画像では、網点形状が乱れ、ドットが1つの網
点から離れて存在したり、網点の中に白い点が存在する
等の現象が生じている。これに対して、図4の記録画像
では、上述のように網点形状が良好に保たれている。
【0055】また、この実施の形態で示した画像データ
形成装置300で、水平方向に細線が並んだ縞画像を処
理した場合の記録画像を図6に示す。この実施の形態に
おいては、誤差eP をそれぞれの画素に設定された分配
率に基づいて分配することにより、入力画像データと2
値化後の画像データとの整合性が保たれるため、図6に
示すようにモアレの発生を抑制することができる。
形成装置300で、水平方向に細線が並んだ縞画像を処
理した場合の記録画像を図6に示す。この実施の形態に
おいては、誤差eP をそれぞれの画素に設定された分配
率に基づいて分配することにより、入力画像データと2
値化後の画像データとの整合性が保たれるため、図6に
示すようにモアレの発生を抑制することができる。
【0056】<3.第2の実施の形態>この発明の第2
の実施の形態における画像データ形成装置300につい
て説明する。上記第1の実施の形態に示した画像データ
形成装置は、モアレの発生を抑制する効果は有している
が、その一方で画像のエッジに乱れを生じさせている。
この第2の実施の形態は、このような画像のエッジの乱
れをも改善するものである。
の実施の形態における画像データ形成装置300につい
て説明する。上記第1の実施の形態に示した画像データ
形成装置は、モアレの発生を抑制する効果は有している
が、その一方で画像のエッジに乱れを生じさせている。
この第2の実施の形態は、このような画像のエッジの乱
れをも改善するものである。
【0057】図7は、この第2の実施の形態における画
像データ形成装置300の構成を示すブロック図であ
る。この画像データ形成装置300には、上記第1の実
施の形態と同様に、加算器11,メモリアドレス発生部
12,閾値メモリ13,2値化部14,誤差検出部1
5,分配率メモリ16,誤差分配部17,エラーメモリ
19が設けられている。
像データ形成装置300の構成を示すブロック図であ
る。この画像データ形成装置300には、上記第1の実
施の形態と同様に、加算器11,メモリアドレス発生部
12,閾値メモリ13,2値化部14,誤差検出部1
5,分配率メモリ16,誤差分配部17,エラーメモリ
19が設けられている。
【0058】この第2の実施の形態における画像データ
形成装置300が第1の実施の形態の画像データ形成装
置と異なる点は、誤差分配部17における誤差の分配の
方法である。また、その他の構成部分については、第1
の実施の形態に示したものと同様である。第1の実施の
形態で説明した内容と同様の処理部についてはその説明
を省略する。
形成装置300が第1の実施の形態の画像データ形成装
置と異なる点は、誤差分配部17における誤差の分配の
方法である。また、その他の構成部分については、第1
の実施の形態に示したものと同様である。第1の実施の
形態で説明した内容と同様の処理部についてはその説明
を省略する。
【0059】この実施の形態において誤差分配部17
は、注目画素Pを2値化することに生じた誤差eP を、
注目画素Pの近隣に位置する未処理画素P0 〜P11のそ
れぞれについて得られる分配率W0 〜W11と未処理画素
P0 〜P11のそれぞれに対応する入力画像データS0 〜
S11とに基づいて分配する。
は、注目画素Pを2値化することに生じた誤差eP を、
注目画素Pの近隣に位置する未処理画素P0 〜P11のそ
れぞれについて得られる分配率W0 〜W11と未処理画素
P0 〜P11のそれぞれに対応する入力画像データS0 〜
S11とに基づいて分配する。
【0060】なお、分配率W0 〜W11は、第1の実施の
形態と同様に、注目画素Pの繰り返し領域ARにおける
位置情報(fx’,fy’)と2値データBP とによる
アドレス指定によって読み出される。また、分配率メモ
リ16に格納されているデータも第1の実施の形態と同
様である。
形態と同様に、注目画素Pの繰り返し領域ARにおける
位置情報(fx’,fy’)と2値データBP とによる
アドレス指定によって読み出される。また、分配率メモ
リ16に格納されているデータも第1の実施の形態と同
様である。
【0061】誤差分配部17には、分配率W0 〜W11と
誤差eP の他に、未処理画素P0 〜P11に対応する入力
画像データS0 〜S11、2値データBP も導かれてい
る。そして、誤差分配部17において、まず、未処理画
素P0 〜P11の全ての入力画像データS0 〜S11を正規
化する。例えば、未処理画素P0 〜P11のうちの任意の
画素PQ (ただし、Qは0〜11の整数)について、正
規化の結果得られる画像データをSQ'とすると、「SQ'
=SQ /255」で導かれる。入力画像データSQ のダ
イナミックレンジは「0〜255」であるため、正規化
された画像データSQ'は、「0≦SQ'≦1」となる。
誤差eP の他に、未処理画素P0 〜P11に対応する入力
画像データS0 〜S11、2値データBP も導かれてい
る。そして、誤差分配部17において、まず、未処理画
素P0 〜P11の全ての入力画像データS0 〜S11を正規
化する。例えば、未処理画素P0 〜P11のうちの任意の
画素PQ (ただし、Qは0〜11の整数)について、正
規化の結果得られる画像データをSQ'とすると、「SQ'
=SQ /255」で導かれる。入力画像データSQ のダ
イナミックレンジは「0〜255」であるため、正規化
された画像データSQ'は、「0≦SQ'≦1」となる。
【0062】そして、誤差分配部17は、正規化された
画像データSQ'と分配率メモリ16から得られる分配率
W0 〜W11(WQ )とに基づいて分配率WQ'を導く。す
なわち、注目画素Pについての2値データBP が「1」
の場合は、
画像データSQ'と分配率メモリ16から得られる分配率
W0 〜W11(WQ )とに基づいて分配率WQ'を導く。す
なわち、注目画素Pについての2値データBP が「1」
の場合は、
【0063】
【数5】
【0064】により新たな分配率WQ'を導き、また、注
目画素Pについての2値データBP が「0」の場合は、
目画素Pについての2値データBP が「0」の場合は、
【0065】
【数6】
【0066】により新たな分配率WQ'を導く。数5又は
数6により、注目画素Pの近隣に位置する12個の未処
理画素P0 〜P11の全てについての新たな分配率W0'〜
W11'を導く。
数6により、注目画素Pの近隣に位置する12個の未処
理画素P0 〜P11の全てについての新たな分配率W0'〜
W11'を導く。
【0067】そして、誤差分配部17は、誤差検出部1
5から得られる誤差eP と新たな分配率W0'〜W11' と
から、2値化の未処理画素P0 〜P11のそれぞれに対し
て分配する誤差e0 〜e11を導く。具体的には、未処理
画素P0 〜P11のうちの任意の画素PQ (ただし、Qは
0〜11の整数)に対して分配される誤差eQ は、
5から得られる誤差eP と新たな分配率W0'〜W11' と
から、2値化の未処理画素P0 〜P11のそれぞれに対し
て分配する誤差e0 〜e11を導く。具体的には、未処理
画素P0 〜P11のうちの任意の画素PQ (ただし、Qは
0〜11の整数)に対して分配される誤差eQ は、
【0068】
【数7】
【0069】で求められる。そして、2値化の未処理画
素P0 〜P11のそれぞれについて得られた誤差e0 〜e
11は、誤差分配部17からエラーメモリ19に送られ
る。
素P0 〜P11のそれぞれについて得られた誤差e0 〜e
11は、誤差分配部17からエラーメモリ19に送られ
る。
【0070】エラーメモリ19では、注目画素Pの近隣
に位置する2値化の未処理画素P0〜P11のそれぞれに
対して、誤差分配部17から送られてくる誤差e0 〜e
11を加算する。従って、2値化処理の進行に伴って注目
画素Pが順次に移動していくと、エラーメモリ19の各
画素には、注目画素Pの2値化による誤差が蓄積されて
いくこととなる。そして、これらの画素が注目画素Pと
なったときに、それ以前の処理よって分配された誤差の
累積値である誤差EP を加算器11に送出することとな
る。
に位置する2値化の未処理画素P0〜P11のそれぞれに
対して、誤差分配部17から送られてくる誤差e0 〜e
11を加算する。従って、2値化処理の進行に伴って注目
画素Pが順次に移動していくと、エラーメモリ19の各
画素には、注目画素Pの2値化による誤差が蓄積されて
いくこととなる。そして、これらの画素が注目画素Pと
なったときに、それ以前の処理よって分配された誤差の
累積値である誤差EP を加算器11に送出することとな
る。
【0071】この第2の実施の形態の画像データ形成装
置300では、注目画素Pに対する2値化処理が以上の
ように行われる。
置300では、注目画素Pに対する2値化処理が以上の
ように行われる。
【0072】この実施の形態の画像データ形成装置30
0においては、注目画素Pについて2値化の結果が
「1」の場合、上述のように、誤差eP は多くの場合に
負数となり、比較的小さな値である。そして、この場合
に数5に基づく分配率を適用すると、小さな誤差eP
を、大きな閾値が設定された画素であるとともに、入力
画像データが小さい画素に対してより多く分配すること
となる。この結果、入力画像データの小さい画素はより
小さい値となる。
0においては、注目画素Pについて2値化の結果が
「1」の場合、上述のように、誤差eP は多くの場合に
負数となり、比較的小さな値である。そして、この場合
に数5に基づく分配率を適用すると、小さな誤差eP
を、大きな閾値が設定された画素であるとともに、入力
画像データが小さい画素に対してより多く分配すること
となる。この結果、入力画像データの小さい画素はより
小さい値となる。
【0073】一方、注目画素Pについて2値化の結果が
「0」の場合、上述のように、誤差eP は多くの場合に
正数となり、比較的大きな値である。そして、この場合
に数6に基づく分配率を適用すると、大きな誤差eP
を、小さな閾値が設定された画素であるとともに、入力
画像データが大きい画素に対してより多く分配すること
となる。この結果、入力画像データの大きい画素はより
大きい値となる。
「0」の場合、上述のように、誤差eP は多くの場合に
正数となり、比較的大きな値である。そして、この場合
に数6に基づく分配率を適用すると、大きな誤差eP
を、小さな閾値が設定された画素であるとともに、入力
画像データが大きい画素に対してより多く分配すること
となる。この結果、入力画像データの大きい画素はより
大きい値となる。
【0074】すなわち、この実施の形態の場合は、画素
ごとに設定されている閾値の大小関係によって得られる
分配率W0 〜W11と、それらの画素の入力画像データS
0 からS11とに基づいて誤差eP を分配するため、網点
の形状については良好に保持されるとともに、入力画像
のコントラストが強調される傾向にある。従って、網点
形状を保持しつつも画像のエッジを乱すことのない処理
を行うことができる。
ごとに設定されている閾値の大小関係によって得られる
分配率W0 〜W11と、それらの画素の入力画像データS
0 からS11とに基づいて誤差eP を分配するため、網点
の形状については良好に保持されるとともに、入力画像
のコントラストが強調される傾向にある。従って、網点
形状を保持しつつも画像のエッジを乱すことのない処理
を行うことができる。
【0075】言い換えれば、この実施の形態の画像デー
タ形成装置では、注目画素Pについて2値化の結果が
「1」の場合であっても、「0」の場合であっても、網
点形状を良好に維持するとともに、画像のエッジを乱さ
ない誤差eP の分配率が決定される。
タ形成装置では、注目画素Pについて2値化の結果が
「1」の場合であっても、「0」の場合であっても、網
点形状を良好に維持するとともに、画像のエッジを乱さ
ない誤差eP の分配率が決定される。
【0076】実際に、この第2の実施の形態で示した画
像データ形成装置300で、水平方向に細線が並んだ縞
画像を処理した場合の記録画像を図8に示す。この実施
の形態においては、誤差eP を分配率WQ と入力画像デ
ータSQ とに基づいて分配することにより、網点形状を
良好に保つことができるとともに画像のエッジについて
も良好に保存することができるため、図8に示すよう
に、モアレの発生を抑制することができるとともに、細
線についても鮮明に再現されている。
像データ形成装置300で、水平方向に細線が並んだ縞
画像を処理した場合の記録画像を図8に示す。この実施
の形態においては、誤差eP を分配率WQ と入力画像デ
ータSQ とに基づいて分配することにより、網点形状を
良好に保つことができるとともに画像のエッジについて
も良好に保存することができるため、図8に示すよう
に、モアレの発生を抑制することができるとともに、細
線についても鮮明に再現されている。
【0077】<4.第3の実施の形態>この発明の第3
の実施の形態における画像データ形成装置300につい
て説明する。この第3の実施の形態は、第2の実施の形
態において図7に示した画像データ形成装置300と同
様であり、画像のエッジの乱れをも改善するものであ
る。
の実施の形態における画像データ形成装置300につい
て説明する。この第3の実施の形態は、第2の実施の形
態において図7に示した画像データ形成装置300と同
様であり、画像のエッジの乱れをも改善するものであ
る。
【0078】そして、誤差分配部17では、第2の実施
の形態と同様に、正規化された画像データSQ'と分配率
メモリ16から得られる分配率W0 〜W11(WQ )とに
基づいて分配率WQ'を導く。そして、この第3の実施の
形態では、注目画素Pについての2値データBP が
「1」の場合は、
の形態と同様に、正規化された画像データSQ'と分配率
メモリ16から得られる分配率W0 〜W11(WQ )とに
基づいて分配率WQ'を導く。そして、この第3の実施の
形態では、注目画素Pについての2値データBP が
「1」の場合は、
【0079】
【数8】
【0080】により新たな分配率WQ'を導き、また、注
目画素Pについての2値データBP が「0」の場合は、
目画素Pについての2値データBP が「0」の場合は、
【0081】
【数9】
【0082】により新たな分配率WQ'を導く。数8又は
数9により、注目画素Pの近隣に位置する12個の未処
理画素P0 〜P11の全てについての新たな分配率W0'〜
W11'を導く。ただし、入力画像データS0 〜S11が全
て「0」のときは、例外的に「WQ'=WQ 」とする。
数9により、注目画素Pの近隣に位置する12個の未処
理画素P0 〜P11の全てについての新たな分配率W0'〜
W11'を導く。ただし、入力画像データS0 〜S11が全
て「0」のときは、例外的に「WQ'=WQ 」とする。
【0083】そして、誤差分配部17は、誤差検出部1
5から得られる誤差eP と新たな分配率W0'〜W11' と
から、2値化の未処理画素P0 〜P11のそれぞれに対し
て分配する誤差e0 〜e11を数7により導く。そして、
2値化の未処理画素P0 〜P11のそれぞれについて得ら
れた誤差e0 〜e11は、誤差分配部17からエラーメモ
リ19に送られる。
5から得られる誤差eP と新たな分配率W0'〜W11' と
から、2値化の未処理画素P0 〜P11のそれぞれに対し
て分配する誤差e0 〜e11を数7により導く。そして、
2値化の未処理画素P0 〜P11のそれぞれについて得ら
れた誤差e0 〜e11は、誤差分配部17からエラーメモ
リ19に送られる。
【0084】この第3の実施の形態の画像データ形成装
置300では、注目画素Pに対する2値化処理が以上の
ように行われる。
置300では、注目画素Pに対する2値化処理が以上の
ように行われる。
【0085】この実施の形態の画像データ形成装置30
0においては、注目画素Pについて2値化の結果が
「1」の場合、上述のように、誤差eP は多くの場合に
負数となり、比較的小さな値である。そして、この場合
に数8に基づく分配率を適用すると、小さな誤差eP
を、大きな閾値が設定された画素であるとともに、入力
画像データが小さい画素に対してより多く分配すること
となる。この結果、第2の実施の形態と同様に、入力画
像データの小さい画素はより小さい値となる。
0においては、注目画素Pについて2値化の結果が
「1」の場合、上述のように、誤差eP は多くの場合に
負数となり、比較的小さな値である。そして、この場合
に数8に基づく分配率を適用すると、小さな誤差eP
を、大きな閾値が設定された画素であるとともに、入力
画像データが小さい画素に対してより多く分配すること
となる。この結果、第2の実施の形態と同様に、入力画
像データの小さい画素はより小さい値となる。
【0086】一方、注目画素Pについて2値化の結果が
「0」の場合、上述のように、誤差eP は多くの場合に
正数となり、比較的大きな値である。そして、この場合
に数9に基づく分配率を適用すると、大きな誤差eP
を、小さな閾値が設定された画素であるとともに、入力
画像データが大きい画素に対してより多く分配すること
となる。この結果、第2の実施の形態と同様に、入力画
像データの大きい画素はより大きい値となる。
「0」の場合、上述のように、誤差eP は多くの場合に
正数となり、比較的大きな値である。そして、この場合
に数9に基づく分配率を適用すると、大きな誤差eP
を、小さな閾値が設定された画素であるとともに、入力
画像データが大きい画素に対してより多く分配すること
となる。この結果、第2の実施の形態と同様に、入力画
像データの大きい画素はより大きい値となる。
【0087】すなわち、この実施の形態の場合は、第2
の実施の形態と同様に、画素ごとに設定されている閾値
の大小関係によって得られる分配率W0 〜W11と、それ
らの画素の入力画像データS0 からS11とに基づいて誤
差eP を分配するため、網点の形状については良好に保
持されるとともに、入力画像のコントラストが強調され
る傾向にある。従って、網点形状を保持しつつも画像の
エッジを乱すことのない処理を行うことができる。
の実施の形態と同様に、画素ごとに設定されている閾値
の大小関係によって得られる分配率W0 〜W11と、それ
らの画素の入力画像データS0 からS11とに基づいて誤
差eP を分配するため、網点の形状については良好に保
持されるとともに、入力画像のコントラストが強調され
る傾向にある。従って、網点形状を保持しつつも画像の
エッジを乱すことのない処理を行うことができる。
【0088】実際に、この第3の実施の形態で示した画
像データ形成装置300で、水平方向に細線が並んだ縞
画像を処理した場合の記録画像を図9に示す。この実施
の形態においても、誤差eP を分配率WQ と入力画像デ
ータSQ とに基づいて分配することにより、網点形状を
良好に保つことができるとともに画像のエッジについて
も良好に保存することができるため、図9に示すよう
に、モアレの発生を抑制することができるとともに、細
線についても鮮明に再現されている。
像データ形成装置300で、水平方向に細線が並んだ縞
画像を処理した場合の記録画像を図9に示す。この実施
の形態においても、誤差eP を分配率WQ と入力画像デ
ータSQ とに基づいて分配することにより、網点形状を
良好に保つことができるとともに画像のエッジについて
も良好に保存することができるため、図9に示すよう
に、モアレの発生を抑制することができるとともに、細
線についても鮮明に再現されている。
【0089】<5.変形例>上記第1ないし第3の実施
の形態で示した画像データ形成装置300において、分
配率メモリ16に2値データBP を入力させていたが、
この2値データBPの代わりに誤差eP の符号ビットを
使用しても良い。
の形態で示した画像データ形成装置300において、分
配率メモリ16に2値データBP を入力させていたが、
この2値データBPの代わりに誤差eP の符号ビットを
使用しても良い。
【0090】また、上記各実施の形態をカラー画像の処
理に適用する場合は、各色成分について同様の処理を行
うように構成すれば良い。
理に適用する場合は、各色成分について同様の処理を行
うように構成すれば良い。
【0091】さらに、図3,図7では、画像データ形成
装置300をハードウェアで構成した場合のブロック図
を示したが、この画像データ形成装置300はコンピュ
ータに所定の処理プログラムを実行させることによって
実現することも可能である。すなわち、図3,図7に示
した各ブロックにおける信号変換などの処理をプログラ
ムで実現しても良い。
装置300をハードウェアで構成した場合のブロック図
を示したが、この画像データ形成装置300はコンピュ
ータに所定の処理プログラムを実行させることによって
実現することも可能である。すなわち、図3,図7に示
した各ブロックにおける信号変換などの処理をプログラ
ムで実現しても良い。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は請求
項3に記載の発明によれば、2値化対象である注目画素
の入力画像データに対して既に2値化処理が施された画
素から生じた誤差の累積値を加算することによって誤差
加算データを生成し、注目画素の位置に対応する網点を
形成するための閾値と誤差加算データとを比較すること
によって注目画素に対する2値化処理を行い、注目画素
に対する2値化処理によって発生する誤差を検出し、注
目画素に対する2値化処理の結果が論理値としての
「1」である場合には、所定の領域内に含まれる複数の
画素に対して、それぞれの画素に対応する閾値が大きい
順に、誤差をより多く分配する一方、注目画素に対する
2値化処理の結果が論理値としての「0」である場合に
は、所定の領域内に含まれる複数の画素に対して、それ
ぞれの画素に対応する閾値が小さい順に、誤差をより多
く分配するため、網点形状を良好に保つことができ、記
録画像におけるモアレの発生などの画質の低下を抑制す
ることができる。
項3に記載の発明によれば、2値化対象である注目画素
の入力画像データに対して既に2値化処理が施された画
素から生じた誤差の累積値を加算することによって誤差
加算データを生成し、注目画素の位置に対応する網点を
形成するための閾値と誤差加算データとを比較すること
によって注目画素に対する2値化処理を行い、注目画素
に対する2値化処理によって発生する誤差を検出し、注
目画素に対する2値化処理の結果が論理値としての
「1」である場合には、所定の領域内に含まれる複数の
画素に対して、それぞれの画素に対応する閾値が大きい
順に、誤差をより多く分配する一方、注目画素に対する
2値化処理の結果が論理値としての「0」である場合に
は、所定の領域内に含まれる複数の画素に対して、それ
ぞれの画素に対応する閾値が小さい順に、誤差をより多
く分配するため、網点形状を良好に保つことができ、記
録画像におけるモアレの発生などの画質の低下を抑制す
ることができる。
【0093】請求項2又は請求項4に記載の発明によれ
ば、注目画素に対する2値化処理の結果が論理値として
の「1」である場合には、所定の領域内に含まれる複数
の画素に対して、それぞれの画素についての画像データ
が小さい順に、さらに誤差をより多く分配する一方、注
目画素に対する2値化処理の結果が論理値としての
「0」である場合には、所定の領域内に含まれる複数の
画素に対して、それぞれの画素についての画像データが
大きい順に、さらに誤差をより多く分配するため、網点
形状を良好に保つことができるとともに、画像のエッジ
についても良好に保存されるため、記録画像におけるモ
アレの発生などの画質の低下を良好に抑制することがで
きる。
ば、注目画素に対する2値化処理の結果が論理値として
の「1」である場合には、所定の領域内に含まれる複数
の画素に対して、それぞれの画素についての画像データ
が小さい順に、さらに誤差をより多く分配する一方、注
目画素に対する2値化処理の結果が論理値としての
「0」である場合には、所定の領域内に含まれる複数の
画素に対して、それぞれの画素についての画像データが
大きい順に、さらに誤差をより多く分配するため、網点
形状を良好に保つことができるとともに、画像のエッジ
についても良好に保存されるため、記録画像におけるモ
アレの発生などの画質の低下を良好に抑制することがで
きる。
【図1】この発明の実施の形態が適用される画像処理シ
ステムの構成の概略図である。
ステムの構成の概略図である。
【図2】p行q列の画素から構成される画像を示す図で
ある。
ある。
【図3】この発明の第1の実施の形態における画像デー
タ形成装置の構成を示すブロック図である。
タ形成装置の構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の第1の実施の形態における画像デー
タ形成装置で得られる記録画像を示す図である。
タ形成装置で得られる記録画像を示す図である。
【図5】均等に誤差を分配した場合の記録画像を示す図
である。
である。
【図6】この発明の第1の実施の形態の画像データ形成
装置において細線画像を処理した際の記録画像を示す図
である。
装置において細線画像を処理した際の記録画像を示す図
である。
【図7】この発明の第2の実施の形態における画像デー
タ形成装置の構成を示すブロック図である。
タ形成装置の構成を示すブロック図である。
【図8】この発明の第2の実施の形態の画像データ形成
装置において細線画像を処理した際の記録画像を示す図
である。
装置において細線画像を処理した際の記録画像を示す図
である。
【図9】この発明の第3の実施の形態の画像データ形成
装置において細線画像を処理した際の記録画像を示す図
である。
装置において細線画像を処理した際の記録画像を示す図
である。
【図10】網点形成の方法について説明するための図で
ある。
ある。
【図11】従来の網点形成による記録画像を示す図であ
る。
る。
【図12】従来の網点形成により細線画像を記録した際
の記録画像を示す図である。
の記録画像を示す図である。
11 加算器 12 メモリアドレス発生部 13 閾値メモリ 14 2値化部 15 誤差分配部 16 分配率メモリ 17 誤差分配部 19 エラーメモリ 300 画像データ形成装置
Claims (4)
- 【請求項1】 画素ごとに入力する多値の入力画像デー
タに2値化処理を施して2値化済の画像データを生成す
る方法であって、 (a) 2値化対象である注目画素の前記入力画像データに
対して既に前記2値化処理が施された画素から生じた誤
差の累積値を加算することによって誤差加算データを生
成する工程と、 (b) 前記注目画素の位置に対応する網点を形成するため
の閾値と前記誤差加算データとを比較することによって
前記注目画素に対する前記2値化処理を行う工程と、 (c) 前記注目画素に対する前記2値化処理によって発生
する誤差を検出する工程と、 (d) 前記注目画素に対する前記2値化処理の結果が論理
値としての「1」である場合には、所定の領域内に含ま
れる複数の画素に対して、それぞれの画素に対応する閾
値が大きい順に、前記誤差をより多く分配する工程と、 (e) 前記注目画素に対する前記2値化処理の結果が論理
値としての「0」である場合には、前記所定の領域内に
含まれる複数の画素に対して、それぞれの画素に対応す
る閾値が小さい順に、前記誤差をより多く分配する工程
と、を有することを特徴とする画像データ形成方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、 前記工程(d) は、 (d-1) 前記注目画素に対する前記2値化処理の結果が論
理値としての「1」である場合には、前記所定の領域内
に含まれる複数の画素に対して、それぞれの画素につい
ての画像データが小さい順に、さらに前記誤差をより多
く分配する工程、を有し、 前記工程(e) は、 (e-1) 前記注目画素に対する前記2値化処理の結果が論
理値としての「0」である場合には、前記所定の領域内
に含まれる複数の画素に対して、それぞれの画素につい
ての画像データが大きい順に、さらに前記誤差をより多
く分配する工程、を有することを特徴とする画像データ
形成方法。 - 【請求項3】 画素ごとに入力する多値の入力画像デー
タに2値化処理を施して2値化済の画像データを生成す
る装置であって、 (a) 2値化対象である注目画素の前記入力画像データに
対して既に前記2値化処理が施された画素から生じた誤
差の累積値を加算することによって誤差加算データを生
成する加算手段と、 (b) 前記注目画素の位置に対応する網点を形成するため
の閾値と前記誤差加算データとを比較することによって
前記注目画素に対する前記2値化処理を行う2値化手段
と、 (c) 前記2値化手段における前記2値化処理によって発
生する誤差を検出する誤差検出手段と、 (d) 前記注目画素に対する前記2値化処理の結果が論理
値としての「1」である場合には、所定の領域内に含ま
れる複数の画素に対して、それぞれの画素に対応する閾
値が大きい順に、前記誤差の分配率を大きく設定すると
ともに、前記注目画素に対する前記2値化処理の結果が
論理値としての「0」である場合には、前記所定の領域
内に含まれる複数の画素に対して、それぞれの画素に対
応する閾値が小さい順に、前記誤差の分配率を大きく設
定する分配率設定手段と、 (e) 前記分配率設定手段によって得られた分配率に基づ
いて所定の領域内に含まれる複数の画素に対して前記誤
差を分配する誤差分配手段と、を備えることを特徴とす
る画像データ形成装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の装置において、 前記分配率設定手段は、 (d-1) 前記注目画素に対する前記2値化処理の結果が論
理値としての「1」である場合には、前記所定の領域内
に含まれる複数の画素に対して、それぞれの画素につい
ての画像データが小さい順に、さらに前記誤差の分配率
を大きく設定するとともに、前記注目画素に対する前記
2値化処理の結果が論理値としての「0」である場合に
は、前記所定の領域内に含まれる複数の画素に対して、
それぞれの画素についての画像データが大きい順に、さ
らに前記誤差の分配率を大きく設定する手段、を備える
ことを特徴とする画像データ形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10022014A JPH11220626A (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 画像データ形成方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10022014A JPH11220626A (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 画像データ形成方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11220626A true JPH11220626A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=12071155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10022014A Pending JPH11220626A (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 画像データ形成方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11220626A (ja) |
-
1998
- 1998-02-03 JP JP10022014A patent/JPH11220626A/ja active Pending
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