JPH1122077A - 組立式間仕切り壁構造とその構築方法 - Google Patents

組立式間仕切り壁構造とその構築方法

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JPH1122077A
JPH1122077A JP17494997A JP17494997A JPH1122077A JP H1122077 A JPH1122077 A JP H1122077A JP 17494997 A JP17494997 A JP 17494997A JP 17494997 A JP17494997 A JP 17494997A JP H1122077 A JPH1122077 A JP H1122077A
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Japan
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panel
floor
partition wall
floor runner
wall structure
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Application number
JP17494997A
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English (en)
Inventor
Yasunari Umeda
泰成 梅田
Norihiko Mikawa
憲彦 三川
Taiji Kawase
泰司 川瀬
Katsumi Miyanaga
克己 宮永
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Sumitomo Forestry Co Ltd
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床と天井との間に容易に構築するこのできる
組立式の間仕切り壁を得る。 【解決手段】 床81に断面凸形状を持つ床用ランナー
10を接着固定し、その上に、下部に凹溝を持つパネル
20を立設し、パネル20の上端面と側面面とを固定具
30a、30bにより固定する。固定具で形成される上
部間隙と側部間隙は充填用パネル50a、50bにより
閉鎖する。パネル20は合成樹脂材料である基材と側面
の表面材とで形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床と天井との間に
立設して部屋を仕切るための組立式間仕切り壁の構造と
その構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】広い床面積の部屋を間仕切りにより複数
に区分けすることが行われる。一時的な要請による短時
間の間仕切りの場合もあれば、一旦構築した後は長年月
にわたり変更しない間仕切りの場合もある。後者は、例
えば、普通の家屋において、子供が大きくなったので、
広い床面積を持つ一つの部屋を勉強部屋として2つある
いはそれ以上の個室に区切りたいとき、また、成人して
子供が家を出ていった後には、間仕切りを取り払って再
び部屋を広く使いたいとき、等に行われる。
【0003】内装済みの部屋を仕切る場合には、例え
ば、上端面に天井に固定する固定手段を設けたパネルを
床に起立させ、該固定手段の作用によりパネルを自立固
定するようにしたもの(特開平8−144400号公報
等)、床や天井に予めレールを組み込んでおき、該レー
ルに沿ってパネルを移動させることにより仕切るように
したもの、等が用いられる。しかし、このような間仕切
りにおいては、下地に受材が必要であり、また、一時的
な間仕切りとしては有効であるが、長期間の間仕切りと
しては安定性に欠ける場合がある。特に、レールを予め
躯体側に組み込むような場合には、その取り付け位置が
ほぼ拘束されてしまう上、専門施工業者の作業が必要と
なる。
【0004】長期間の使用に耐える間仕切りの構築法と
して、天井にレールを敷設し、長さの適したパネルの上
端に形成した挿入溝を前記天井レールに挿入した状態
で、パネル下端と床との間に所要数のスペーサを組み込
んで固定する方法(特開平8−218521号公報)、
天井と床の双方にレールを取り付け、該レールに、発泡
樹脂層と石膏ボードからなるパネル半体を、該天井レー
ルと床レールとを挟むようにして立設固定するようにし
た方法(特開平8−35271号公報)等が知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記構築方法によれ
ば、長期間にわたり安定した状態で使用できる間仕切り
壁を得ることができるが、天井あるいは床にレールを取
り付ける際には、専門施工業者の作業を必要とし、ま
た、都合により間仕切りを取り外す場合には、天井ある
いは床に取り付けたレールを除去することが容易ではな
く傷が残る。また、パネルの下端側にスペーサを組み込
み固定する作業は困難であり、パネルの垂直度を維持す
るのに専門施工業者による慎重な作業を必要とする。パ
ネル半体を天井レールと床レールとを挟むようにして両
側から立設し、レールに固定する作業も容易でなく、熟
練を要し、実質上、専門の施工業者を必要とする。ま
た、石膏ボードを用いるパネルは重く、取り扱いが容易
でない。
【0006】前記したように、一般に、複数の子供がい
る家庭において、子供部屋を複数で共有できる大きさで
建て、子供が成長した時点で、プライバシーの問題等
で、間仕切りを施しそれぞれの個室を形成することを望
む場合が多いが、上記のように従来行われている間仕切
り施工方法は、専門の施工業者を必要とすることから、
容易にそれを実行することができない。また、後で取り
外すことも容易でなく、壁面や床面の補修が必須とな
る。仮の間仕切り法では、個室を形成するという初期の
目的達成が困難である。
【0007】本発明の目的は、内装済みの部屋内であっ
ても、専門の施工業者によることなく容易に組立てが可
能であり、かつ、いったん組立てた後は長期間にわたっ
て安定した状態で放置することができ、さらに、不必要
になったときには、容易に分解して取り外すことのでき
る、組立式間仕切り壁構造とその構築方法を提供するこ
とにある。それにより、子供の成長に合わせての個室の
形成や、取り外して大部屋に戻すこと等を、住居者の意
思に合わせて住居者自身で容易に行うことを可能とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による組立式間仕
切り壁構造は、基本的に、床に敷設された断面凸形状を
持つ床用ランナーと、下部に床用ランナーに係合する凹
溝を形成したパネルと、パネルの上端面と建物の天井と
の間に配置されるパネル上端面固定手段と、好ましくは
さらに、パネルの側端面と建物の側壁との間に配置され
てパネル側面を側壁との間で固定するようにされたパネ
ル側端固定手段とから構成される。間仕切りとしてパネ
ルを2枚以上用いる場合には、パネルの側端面に係合し
て隣接するパネル同志を連結するための、ほぼ天井に達
する長さの断面十字状をなす連結具が用いられる。
【0009】床用ランナーの断面凸形状としてはほぼ半
円形状が好ましく、また、パネルの凹溝の断面形状は前
記床用ランナーの半円形状に係合する半円形状あること
が好ましい。このような半円形状同志の係合により、床
用ランナーとパネルの安定しかつ密着した係合状態が得
られる。
【0010】好ましくは、各パネル及び床用ランナー
は、基材である合成樹脂発泡材とその一側面又は両側面
に張り合わせた表面材とで構成される。それにより、軽
量で取り扱いが容易でありかつ高断熱性のパネル及び床
用ランナーが得られ、間仕切り壁の組立てが容易となり
かつ高い断熱性を持つ間仕切り壁が得られる。
【0011】また、本発明の施工方法は、床に断面凸形
状を持つ床用ランナーを適宜の固定手段好ましくは両面
粘着テープにより敷設固定する工程、下部に凹溝を形成
したパネルの上端面にパネル上端固定手段を取り付ける
工程、前記床用ランナーの上にパネルの凹溝を係止した
がら立設していくいる工程、2枚以上のパネルを用いる
場合には、断面十字状をなす長尺状の連結具をパネルの
側端面に係合させながら隣接するパネル同志を連結する
工程、各パネルの上端面に取り付けたパネル上端固定手
段を調節して、各パネル上端を天井との間に固定する工
程、さらに、好ましくは、建物の側壁側に近接するパネ
ルの側端面にパネル側端固定手段を配置する工程、建物
の側壁側に近接するパネルの側端面に取り付けたパネル
側端固定手段を調節して、該パネルの側端面を側壁との
間に固定する工程、の各工程から構成される。
【0012】上記の施工方法では、パネルそのものの取
り扱いは容易であり、また、天井にレール等の支持体を
取り付けることを要しないので、専門業者によらずし
て、間仕切り壁の構築が可能となる。また、不要となっ
た場合の取り外し、あるいは、その後の移設作業も普通
の住人が容易に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照して説明する。図1〜図6は、本発明に
よる組立式間仕切り壁構造の構築に用いられる主要な部
材を示しており、図7〜図12は、該部材を用いて組立
式間仕切り壁構造を構築する手順及び間仕切り壁の構造
を示している。
【0014】図1は、床に敷設される断面凸形状(好ま
しくは、図示のように断面凸円形状)を持つ床用ランナ
ー10を示しており、図1aは上方から見た斜視図、図
1bは底面側から見た斜視図である。床用ランナー10
は基材11とその両側面(片面であってもよい)に貼り
付けられた表面材12とから構成される。基材11は合
成樹脂発泡材、好ましくは発泡ポリスチレンのビーズ型
内発泡成型品であり、発泡倍率は55倍程度である。表
面材12は好ましくはMDF(中質繊維板)が用いられ
る。基材11として、このような合成樹脂発泡材を用い
ることにより、軽量でありながら所要の強度を持つ床用
ランナー10が得られる。また、表面材12として、M
DFを用いることにより、表面平滑性がよくまた素材感
を生かした表面化粧を行うことが可能となる。
【0015】基材11は、幅60mm程度、高さ120
mm程度、長さ1200mm程度の長尺部材であり、ほ
ぼ半円状の凸状部分13と、該凸状部分13の両端縁か
らやや下方側方に延びる傾斜面14、14とからなる断
面形状を有している。前記表面材12は厚さ3mm程度
であってよく、前記傾斜面14、14の下縁の高さま
で、該基材11の両側面には張り付けられている(断面
形状を示す図11も参照)。基材11の長手方向両端は
平坦面でもよいが、この例では、複数枚の平面が角度を
以て連続した折曲面15となっている。また、基材11
の底面は平坦面でもよいが、この例では、底面のほぼ全
域に亘って1mm程度の深さの凹入部16とされてお
り、ここに、後記するように両面粘着テープ60(図1
1参照)が取り付けられる。
【0016】図2は、前記床用ランナー10上に立設さ
れるパネル20であり、前記床用ランナー10と同様
に、基材21とその両側面に貼り付けられた表面材22
とから構成される。基材21及び表面材22の素材は床
用ランナー10の場合と同じであることが望ましいが、
異なる素材を用いてもよい。図2aに示すようにパネル
20は全体として直方体であり、横幅450mm程度、
高さ2400mm程度、厚み80mm程度とされ、厚み
は前記床用ランナー10の厚みよりも厚くされている。
また、図2bに示すようにより横幅の狭いパネル20a
であってもよく、施工現場の寸法に合わせて適宜のもの
を選択すればよい。
【0017】基材21の下端縁には前記床用ランナー1
0の凸状部分13に係合できる大きさのほぼ円状の凹溝
23が形成されており、また、両側面には、上端から下
端にいたる切溝24が形成されている。
【0018】図3は、前記パネル20の上端面にパネル
上端固定具30a、及び、側端面にパネル側端固定具3
0bを取り付けた状態を示している。上端固定具30a
とパネル側端固定具30bは同じものであってよく、例
えば、図4に示すようなものが用いられる。このパネル
固定具30は、同じ横幅である底板31と天板32を有
し、ともに幅方向中央部に長手方向に延びる凹溝31
a、32aが形成されている。底板31には、ボルト3
4がその径大端部34aを前記凹溝31a内に位置させ
ることにより(図11、図12も参照)、軸方向の移動
は規制されるが回動は自由な状態で立設されており、該
ボルト34には工具によるボルト34の回転を容易にす
るためにナット33が非回動状態で取り付けられてい
る。
【0019】一方、天板32の裏面には、帯状のバネ鋼
36が弧状に溶着され、該バネ鋼36の中央部には前記
ボルト34が螺合するためのネジ溝36aが切られてい
る。また、天板32の長い方向両側部は三角形状に折曲
され、断面三角形状をなすフランジ32bとなってい
る。そして、該フランジ32bの外側斜面と天板32の
底面部分にはパネル固定具30の固定時に釘等の固定具
37を斜め方向に打ち込むことができるように、打ち込
み孔32cが穿設されている。
【0020】パネル固定具30は、該ボルト34の先端
側を前記バネ鋼36に形成したネジ溝36aに螺合した
状態として組み立てられ、その状態でナット33を回転
することにより、底板31と天板32との間隔は調整さ
れる。パネル固定具30は弧状となった帯状のバネ鋼3
6を持つことから、バネ鋼36の変形により、長期にわ
たるクリープ、上下間の変動を吸収して一定に近い圧縮
力を保持することが可能となる。
【0021】図5は、パネル20の側端面に係合して隣
接するパネル同志を連結する連結具40を示している。
連結具40は、この例ではアルミの押出し成型品である
断面十字状をなす長尺部材であり、その長さは前記パネ
ル20の高さ程度であってもよく、好ましくは、床から
天井に達する長さとされる。4枚の突片41のうち、直
線上に位置する一対の突片41a、41aは組立て時に
前記パネル20の切溝24に挿入され、他方の一対の突
片41b、41bはパネル20の側面間に位置するよう
にされる。また、各突片41の表裏面は平坦面であって
もよいが、この例では、一対の突片41a、41aに長
手方向の凹凸42が多数、筋状に形成されている。
【0022】図6は、後記するように、パネルの組付け
後に生じるパネルの上端面と天井との間の隙間あるいは
パネルの側端面と建物の側壁との間の隙間を閉鎖するの
に用いるための補助パネル50を示している。補助パネ
ル50はパネル20の厚さよりも十分薄い基材51とそ
の一側面に貼り付けられた表面材52とから構成され
る。基材51及び表面材52の素材はパネル20あるい
は床用ランナー10の場合と同じであることが望ましい
が、異なる素材を用いてもよい。好ましくは、高遮音発
泡材である。また、基材51は厚さの異なるものを複数
準備するようにしてもよい。図示のように、図6aに示
す補助パネル50Aは基材51と表面材52は同じ大き
さのものであり、主としてパネルの上端面と天井との間
の隙間を閉鎖するのに用いられる。なお、図6bに示す
補助パネル50bは基材51よりも幅の広い表面材52
を有しており、主としてパネルの側端面と建物の側壁と
の間の隙間を閉鎖するのに用いられる。
【0023】次に、上記の各部材を用いて組立式間仕切
り壁を構築する手順を説明する。図7は、内装も施され
て一つの部屋として使用されてきた部屋80の床81と
壁面82とを示しており、この部屋80を本発明による
組立式間仕切り壁によって二つに仕切る場合を例とし
て、以下説明する。
【0024】最初に、間仕切り壁を取り付ける位置を決
め、その部分の床の清掃を行い、床81、 左右の壁面8
2、及び天井83(図10、図11参照)に、取り付け
の基準となる直線La、Lbを適宜の手段によって描く
(天井に描く基準線は図示されない)。
【0025】必要な本数の床用ランナー10を用意し、
床81の基準線Laに沿って左右の壁面間に床用ランナ
ー10を仮置きする。その際に、各床用ランナー10の
底面凹入部16には好ましくは低粘着性の両面粘着テー
プ60を張り付けておき(図11参照)、表面側の剥離
紙はそのままとしておく。両面粘着テープ60の裏面剥
離紙を除去し、一方の端部を壁面82に衝接させた状態
で、基準線La上に置く。後に敷設位置の微調整ができ
るように、粘着テープ60による床用ランナー10の床
81への積極的な固定は行わず、段ボール等の適宜のス
ペーサを介在させておくことが望ましい。
【0026】壁面に仮置きした床用ランナー10の他端
部に連接するように、次の床用ランナー10を配置す
る。この場合には、端部の折曲面15同志が組み合う様
にして連接する。端部同志が折曲面15によって連接さ
れることにより、組立て後に連接部から光が漏洩するの
を防止できる。以下、この作業を必要本数繰り返し、最
後に、他方の壁面側との距離より1〜2mm長めにカッ
トした床用ランナー10を作り、それを圧入気味に押し
込み敷設する。やや長めにカットすることにより、カッ
ト側対面の折曲面の弾性が壁面との隙間を埋め、壁面と
の遮光を可能とする。
【0027】両壁の間に床用ランナー10を仮置きした
後、それが基準線Laに沿って正しく直線状に配置され
ていることを確認し、必要に応じて位置調整を行い、そ
の後で、前記スペーサを取り外し、各床用ランナー10
を床側に押し付けて、各床用ランナー10を床81に接
着固定する(図7参照)。
【0028】次に、パネル20の基材21部分にパネル
上端固定具30a及びパネル側端固定具30bを、底板
に形成した凹溝31a内に遮光兼用の両面粘着テープ
(図示されない)を取り付けた状態で接着固定する。パ
ネル上端固定具30aは用いるすべてのパネル20の上
端面部分に取り付けられるが、図3、図8に示すよう、
パネル側端固定具30bは壁面82に側端面が面するこ
ととなるパネル20にのみ取り付ける。なお、取り付け
時には、前記ナット33を調整して、底板31と天板3
2とを近接した状態としておく。
【0029】壁間の距離が広い場合には複数枚のパネル
20を用いるが、その際には、パネル同志の接続に連結
具40を用いる。接続には、連結具40の長手方向に凹
凸42を形成している一対の突片41a、41aを対向
して位置するパネル20、20の側端面に形成した切溝
24、24に挿入することにより行う(図8及び接続後
の断面を示す図12参照)。この接続作業は、立設する
パネル毎に行ってもよく、床で複数枚のパネルを接続し
た状態で、立設するようにしてもよい。それにより、パ
ネル同志の接続が安定すると共に、パネル20の接続部
での光の漏洩は回避できる。
【0030】図8に示すように、先ず、パネル上端固定
具30a及びパネル側端固定具30bとを取り付けたパ
ネル20を、床81上に接着固定した床用ランナー10
の前記凸状部13上に、下部に形成した凹溝23を係合
させるようにして、側方から次第に立ち上げるようにし
て立設する。立設後の断面が図11に示されるように、
床用ランナー10の側辺は傾斜面14、14とされてい
るので、側方からの組付け作業は容易である。なお、前
記のように、連結具40により複数枚のパネル20を接
続したものを同時に立設するようにしてもよい。立設状
態として、パネル上端固定具30aのナツト33を回動
し、その天板32を天井83に衝接させる(図11参
照)。それにより、パネル20の上端側は天井83に仮
固定される。次に、パネル側端固定具30bのナツト3
3を回動し、壁面82とパネル20の側面の距離を調整
する。
【0031】立設したパネル20の全てについてパネル
上端固定具30aの調節を行い仮固定した後、次のパネ
ル(一枚あるいは複数枚)を同様にして仮固定する。パ
ネル20の幅と左右の壁面間の距離との関係で、基準幅
のパネル20のみでは、完全な間仕切りが行えない場合
が往々にして生じる。その場合には、基準幅のパネル2
0を必要な幅に合わせて切断して用いるか、図2bに示
すような予め幅を狭く形成したパネル20aを用いる。
【0032】上記の作業を繰り返すことにより、図8に
示すように、左右の側壁間に所望の枚数のパネル20の
仮固定が終了する。その状態で、左右の端部に位置する
パネル20と基準線Lbとの位置合わせを行い、同時
に、各パネル側端固定具30bの微調整を再度行って、
パネルの垂直度の修正、左右の壁面とパネルとの間隔の
調整(等しい間隔となるように調整する)を行う。ま
た、パネル上端固定具30aの再調整を行いかつ天井基
準線(図示されない)に一致させる。この微調整のあ
と、パネル上端固定具30a及びパネル側端固定具30
bのナツト33の増し締めを行い、全てのパネル20を
周囲の壁面82及び天井83にしっかりと固定する。前
記のように、各パネル固定具30は弧状となった帯状の
バネ鋼36を有しており、増し締めによるバネ鋼36の
変形によって、パネル20の固定は一層確実となると共
に、長期にわたるクリープ、上下間の変動を吸収して一
定に近い圧縮力を保持することができる。その状態で、
打ち込み孔32c通して釘37を斜め方向に打ち込むこ
とにより、パネル上端固定具30a及びパネル側端固定
具30bの各天板32を側壁82及び天井83に固定す
る。それにより、パネル20の組付け作業は終了する。
斜め方向からの釘打ち固定であり、固定作業は容易であ
る。
【0033】次に、パネル固定具30を用いることによ
り形成される、パネル20の上端面と天井83との間の
隙間及びパネル20の側端面と側壁82との間の隙間を
閉鎖する作業を行う。図10は間仕切り壁の組立て後の
状態を示す正面図であり、図11はそのA−A線による
断面図(水平方向断面図)であり、図12はそのB−B
線による断面図(垂直方向断面図)である。図11に示
されるように、パネル20の立設固定状態では、パネル
20の上端面と天井83との間にパネル上端固定具30
aが位置する上部間隙85が存在し、また、パネル20
の側端面と側壁82との間にも、側方間隙86、86が
存在する。間仕切り壁としての機能を完全にするため
に、閉鎖することが望まれる。
【0034】そのために、前記上部間隙85及び側方間
隙86、86の幅を測定し、その幅分の充填パネルを図
6に示した補助パネル50Aから切り出す。図11は上
部間隙85を閉鎖する態様を説明しており、厚みの薄い
基材51を持つ補助パネル50Aから所定の幅の上部充
填パネル50aを切り出し、前記上方間隙85にパネル
20の両側から充填する。好ましくは、図示されるよう
に、上部充填パネル50aの裏面がパネル上端固定具3
0aに衝接した状態で、その表面材52がパネル20の
表面材22よりも内側となるような厚みの補助パネル5
0Aを用いて、上部充填パネル50aを形成する。ま
た、好ましくは、図9、図10に示されるように上部充
填パネル50aの長さは一枚のパネル20の横幅よりも
長尺状のものとする。これにより、パネル20の表面材
22と上部充填パネル50aの表面材52とのつなぎ目
の意匠性を高めることができる。
【0035】図12は側部間隙86を閉鎖する態様を説
明している。この場合に、前記上部充填パネル50aを
作った補助パネル50Aよりも基材51の厚みが厚いも
のを用いる。また、補助パネル50Aからの切り出しに
際して、図示されるように、基材51の部分を側方間隙
86の寸法に合わせて切断し、表面材52は基材51の
幅よりも幾分幅広とされた側部充填パネル50bを用い
る(図6b)。この構成により、側部充填パネル50b
を充填してその裏面がパネル側端固定具30bに衝接し
た状態となったときに、図示されるように、その表面材
52がパネル20の表面材22の一部を外側から覆う状
態とすることができ、パネル20の側端面と側部充填パ
ネル50bとのつなぎ目から光が漏洩するのを阻止する
ことができる。好ましくは側部充填パネル50bの長さ
は、パネル20の下端から天井83にいたる長さとす
る。それにより、間仕切り壁全体での側部充填パネル5
0bの意匠性を高めることができる。
【0036】図示しないが、上部充填パネル50a及び
側部充填パネル50bは、その裏面に両面粘着テープを
装着しておくことが望ましい。補助パネル50Aそのも
のに両面粘着テープを張り付けておいてもよい。両面粘
着テープを配置することにより、上部充填パネル50a
及び側部充填パネル50bは、その裏面がパネル固定具
30と粘着することになり、確実に固定される。粘着面
積を広げるために、パネル固定具30の底板31及び天
板32の両側に一部直立フランジを形成しておくことは
好ましい態様である。また、特に側部充填パネル50b
の場合に、基材51として弾性力のある素材を用い、側
方間隙86、86の幅よりもやや幅広の基材51を持つ
側部充填パネル50bを側方間隙86、86に圧入固定
することにより、密閉性がより確実となり、光の漏洩も
完全に阻止することができる。
【0037】図11に示すように、この実施の態様にお
いて、床用ランナー10の厚みはパネル20の厚みより
も薄くされている。このようにすることにより、パネル
2の表面材22の下縁と床用ランナー10の表面材12
とのつなぎ目の意匠性を損なうことなく、パネル20を
立設することできる。また、床用ランナー10の高さ
は、周囲の壁面に設けられ幅木とほぼ同じ高さとするこ
とは意匠上好ましい態様である。
【0038】上記の手順によって、本発明による組立式
間仕切りの構築施工は終了する。その状態で長年月の使
用が可能であり、不要とっなたときあるいは位置を変え
たいときには、逆の手順を踏むことにより容易に分解可
能である。
【0039】以上の説明は本発明の組立式間仕切り壁構
造とその構築方法の好ましい実施の形態の説明であっ
て、本発明はこれに限らず多くの変形例が存在する。例
えば、パネル及び床用ランナーの側面に張り付ける表面
材は両面に設けることが望ましいが、仕切った後の一方
の部屋は物置部屋等として使う予定のような場合には、
その面に表面材を張り付けることなく、基材表面がその
ま剥き出しであっても差し支えない。また、上下端での
固定のみでパネルが安定して保持されるような場合に
は、パネル側端固定具を用いる必要もない。図示しない
が、パネルの基材の側端面を平坦面ではなく、複数枚の
平面が角度を以て連続した折曲面として形成する場合に
は、パネル同志の接合部に図5に示すような連結具を用
いることは必ずしも必要でなく、連結具を用いなくとも
所要の遮光性と安定した接続性を得ることができる。
【0040】
【発明の効果】上記のとおりであり、本発明による組立
式間仕切り壁構造によれば、断面凸形状を持つ床用ラン
ナーを床に敷設固定し、その凸条部にパネル下端に形成
した凹溝を係合した状態でパネルを立設した後、パネル
上端を天井に固定するようにしているので、組立て作業
がきわめて容易であり、専門の業者によらずとも間仕切
り壁の構築が可能となる。また、パネル下端は凹部と凸
部の嵌め合い係合であり、組付けの容易性と共に側方か
らの応力に対して強い抵抗を示す。それにより、長年月
にわたる間仕切り壁の安定性が確保される。特に、各構
成部材の基材として合成樹脂発泡材を用いる場合には、
断熱性の確保に加えて、強度の確保と軽量化の双方が容
易に達成され、また、適度の弾力性も有することから、
構築作業はきわめて容易化する。
【0041】間仕切りが不要になったときの分解除去も
容易であり、かつ、必要であれば、全ての部材を再使用
することもできる。床用ランナーを両面粘着テープによ
って床に定着する場合には、その定着作業はきわめて容
易であり、専門業者の作業を必要としない。間仕切りを
取り外すときの床用ランナーの除去も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】床に敷設される断面凸形状を持つ床用ランナー
を示す斜視図。
【図2】パネルを示す斜視図。
【図3】パネルにパネル固定具を取り付けた状態を示す
斜視図。
【図4】パネル固定手段を拡大して示す斜視図。
【図5】パネル同志を連結する連結具を示す斜視図。
【図6】補助パネルを示す斜視図。
【図7】床に床用ランナーを敷設した状態を説明する
図。
【図8】床用ランナーにパネルを立設する状態を説明す
る図。
【図9】全てのパネルを立設した状態を示す斜視図。
【図10】完成後の組立式間仕切り壁を示す正面図。
【図11】図10のA−A線による断面図であり、組立
式間仕切り壁の水平方向断面を示している。
【図12】図10のB−B線による断面図であり、組立
式間仕切り壁の垂直方向断面を示している。
【符号の説明】
10…床用ランナー、11…基材、12…表面材、13
…凸形状部、20…パネル、21…基材、22…表面
材、23…凹溝、24…切溝、30…パネル固定具、3
1…底板、32…天板、36…バネ鋼、40…連結具、
50…補助パネル、80…部屋、81…床、82…側
壁、83…天井、La、Lb…基準線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川瀬 泰司 東京都昭島市松原町3−10−26−205 (72)発明者 宮永 克己 茨城県古河市大字三和155 県営5−2− 3

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床に敷設された断面凸形状を持つ床用ラン
    ナーと、 下部に床用ランナーに係合する凹溝を形成したパネル
    と、 パネルの上端面と建物の天井との間に配置されるパネル
    上端面固定手段、 とを有することを特徴とする組立式間仕切り壁構造。
  2. 【請求項2】床に敷設された断面凸形状を持つ床用ラン
    ナーと、 下部に床用ランナーに係合する凹溝を形成した2枚以上
    のパネルと、 パネルの側端面に係合して隣接するパネル同志を連結す
    る連結具と、 パネルの上端面と建物の天井との間に配置され、高さを
    調節することによりパネル上端を天井に固定するように
    されたパネル上端面固定手段、 とを有することを特徴とする組立式間仕切り壁構造。
  3. 【請求項3】 前記床用ランナーの断面凸形状が凸円形
    状であり、前記パネルの凹溝の断面形状が前記床用ラン
    ナーの凸円形状に係合する凹円形状であることを特徴と
    する請求項1又は2記載の組立式間仕切り壁構造。
  4. 【請求項4】 パネルの側端面と建物の側壁との間に配
    置されてパネル側端面を側壁側に固定するようにされた
    パネル側端固定手段をさらに有することを特徴とする請
    求項1又は2記載の組立式間仕切り壁構造。
  5. 【請求項5】 前記連結具は床と天井の間の距離とほぼ
    同じ長さの断面十字状をなす長尺部材であり、パネルの
    側面には該連結具が係合する切溝が長手方向に形成され
    ていることを特徴とする請求項2記載の組立式間仕切り
    壁構造。
  6. 【請求項6】 パネルの上端面と天井との間の隙間及び
    /又はパネルの側端面と建物の側壁との間の隙間を閉鎖
    するための補助パネルをさらに有することを特徴とする
    請求項1又は2記載の組立式間仕切り壁構造。
  7. 【請求項7】 前記床用ランナーの厚みはパネルの厚み
    よりも薄くされていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の組立式間仕切り壁構造。
  8. 【請求項8】 前記床用ランナーは、その断面形状が、
    下方に向けて傾斜した左右の傾斜面と該傾斜面の間に形
    成された凸形状とからなる形状であることを特徴とする
    請求項1又は2記載の組立式間仕切り壁構造。
  9. 【請求項9】 前記床用ランナーはその底面が凹入部と
    されており、該凹入部に両面粘着テープが取り付けられ
    ることにより、床用ランナーが床に固定的に敷設される
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の組立式間仕切り
    壁構造。
  10. 【請求項10】 前記床用ランナーは長手方向に2本以
    上接合されており、その接合部は平面的な接合面とはさ
    れていないことを特徴とする請求項1又は2記載の組立
    式間仕切り壁構造。
  11. 【請求項11】 前記パネルは、基材である合成樹脂発
    泡材とその側面に張り合わせた表面材とで構成されるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の組立式間仕切り壁
    構造。
  12. 【請求項12】 床用ランナーは、基材である合成樹脂
    発泡材とその側面に張り合わせた表面材とで構成される
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の組立式間仕切り
    壁構造。
  13. 【請求項13】 前記補助パネルは、基材である合成樹
    脂発泡材とその側面に張り合わせた表面材とで構成され
    ることを特徴とする請求項6記載の組立式間仕切り壁構
    造。
  14. 【請求項14】 床に断面凸形状を持つ床用ランナーを
    適宜の固定手段により敷設する工程、 下部に凹溝を形成したパネルの上端面にパネル上端固定
    手段を取り付ける工程、 下部に凹溝を形成したパネルを該凹溝を床用ランナーに
    係合させながら立設する工程、 断面十字状をなす長尺部材である連結具をパネルの側端
    面に係合しながら、隣接するパネル同志を連結する工
    程、 各パネルの上端面に取り付けたパネル上端固定手段を調
    節して、各パネル上端を天井に固定する工程、 とを有することを特徴とする組立式間仕切り壁の構築方
    法。
  15. 【請求項15】 建物の側壁側に近接するパネルの側端
    面にパネル側端固定手段を配置する工程、 建物の側壁側に近接するパネルの側端面に取り付けたパ
    ネル側端固定手段を調節して、該パネルの側端面を側壁
    側に固定する工程、 とをさらに有することを特徴とする請求項14記載の組
    立式間仕切り壁の構築方法。
  16. 【請求項16】 前記床用ランナーとしてその断面凸形
    状として凸円形状を持つものを用い、前記パネルとして
    その凹溝の断面形状が前記床用ランナーの凸円形状に係
    合する凹円形状を持つものを用いることを特徴とする請
    求項14記載の組立式間仕切り壁の構築方法。
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