JPH11220962A - 水田水位自動制御システム - Google Patents

水田水位自動制御システム

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JPH11220962A
JPH11220962A JP10028421A JP2842198A JPH11220962A JP H11220962 A JPH11220962 A JP H11220962A JP 10028421 A JP10028421 A JP 10028421A JP 2842198 A JP2842198 A JP 2842198A JP H11220962 A JPH11220962 A JP H11220962A
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control
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Koichi Shinozaki
紘一 篠崎
Sadao Kodama
貞夫 児玉
Kozo Iwano
浩三 岩野
Manabu Kikuchi
学 菊地
Katsuyoshi Takamura
勝義 高村
Ken Munakata
研 棟方
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SORIMACHI KK
Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Sasaki Co Ltd
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SORIMACHI KK
Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Sasaki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 水田内の水位を常に最適状態に維持する。 【解決手段】 水位センサ1の水位検出情報を無線伝送
装置2により制御用パソコン4に入力し、制御用プログ
ラムの水位情報と水位検出情報とを比較し、水位検出情
報の値が制御用プログラムの水位情報による所定の値よ
り少ない場合には、水田3の給水口に設けた給水制御弁
5を開いて水田3の水位が制御用プログラムの水位情報
による所定の値に達するまで給水し、水田3の水位が所
定の値に達した時点で給水制御弁5を閉じ、水位検出情
報の値が制御用プログラムの水位情報による所定の値よ
り多い場合には、水田3の排水口に設けた排水制御弁6
を開いて水田3の水位が制御用プログラムの水位情報に
よる所定の値に達するまで排水し、水田3の水位が所定
の値に達した時点で排水制御弁6を閉じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水田水位自動制御
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
水田内の水位を最適に維持するために、水田内の水位が
少なくなると、人為的に給水口から水を供給し、水田内
の水位が最適状態になった時点で水の供給を停止し、水
田内の水位が多すぎる場合には、人為的に排水口から水
を排出し、水田内の水位が最適状態になった時点で水の
排出を停止するようにしている。
【0003】しかしながら、前述のように水田内の水位
を常に最適状態となるように管理するためには、水田内
への水の供給及び停止と水田内からの水の排出及び停止
を頻繁に行う必要があり、水田の水位管理が非常に大変
であり、実際には頻繁な水位管理を確実に行うことは困
難であり、通常は常に水田の水位を最適状態となるよう
に管理することはできないのが実状である。
【0004】また、集中豪雨などにより急激に水田の水
位が上昇したような場合には、すぐに水田内からの排水
を行うことはできないため、水田の水位を最適状態に維
持することができず、夜間などに水田から異常漏水など
があり水田の水位が異常に低下するようなことがあって
も、すぐに水田内に給水を行うことはできず、水田の水
位を最適状態に維持することはできない。
【0005】また、水田内の水位をできるだけ最適水位
を維持するように水田内への水の供給及び停止と水田内
からの水の排出及び停止を頻繁に行った場合には、水位
管理に多大の労力を必要とするだけでなく、水田内の水
の移動が頻繁に起こり、水の移動に伴う水流が水稲に機
械的な衝撃を与えることになり、水稲の生育に悪影響を
与える。
【0006】さらに、水位管理の労力を省くために、い
わゆる用水のかけ流しが行われている場合があるが、こ
の場合には、排水口から余分な水が流出するため用水の
無駄遣いとなり、慢性的な水不足が起こっている昨今に
おいては節水が叫ばれている中、用水の無駄遣いは避け
なければならない。
【0007】本発明は、前記従来の課題を解決するため
になされたものであり、水田内の水位をコンピュータに
よる自動制御で常に最適状態に維持することのできる非
常に実用性に秀れた水田水位自動制御システムを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0009】水位を検出する水位センサ1を水田3内に
設け、この水位センサ1の水位検出情報を無線伝送装置
2により制御用パソコン4に入力し、予め制御用パソコ
ン4に水田3内の水位を所定の水位にコントロールする
ために作成された制御用プログラムを入力し、この制御
用プログラムの水位情報と制御用パソコン4に入力され
た水位検出情報とを比較し、水位検出情報の値が制御用
プログラムの水位情報による所定の値より少ない場合に
は、水田3の給水口に設けた給水制御弁5を開いて水田
3の水位が制御用プログラムの水位情報による所定の値
に達するまで給水し、水田3の水位が所定の値に達した
時点で給水制御弁5を閉じるように制御用パソコン4で
無線伝送装置2を介して水田3の給水口に設けた給水制
御弁5に制御情報を伝送し、水位検出情報の値が制御用
プログラムの水位情報による所定の値より多い場合に
は、水田3の排水口に設けた排水制御弁6を開いて水田
3の水位が制御用プログラムの水位情報による所定の値
に達するまで排水し、水田3の水位が所定の値に達した
時点で排水制御弁6を閉じるように制御用パソコン4で
無線伝送装置2を介して水田3の排水口に設けた排水制
御弁6に制御情報を伝送することを特徴とする水田水位
自動制御システムに係るものである。
【0010】また、前記制御用プログラムの水位情報の
設定を最適水位を中心にして、この最適水位よりも水量
の多い通常時の上限水位及び豪雨時などの異常時の上限
水位よりも水量の多い上上限水位と、最適水位よりも水
量の少ない通常時の下限水位及び異常乾燥時などの異常
時の下限水位よりも水量の少ない下下限水位とを設定
し、水田3内の水位が下下限水位以下になった時に給水
制御弁5を開いて水田3内に給水し、水田3内の水位が
上限水位に達した時に給水制御弁5を閉じ、水田3内の
水位が上上限水位に達した時に排水制御弁6を開いて水
田3内の水を排水し、水田3内の水位が下限水位に達し
た時に排水制御弁6を閉じるようにすることを特徴とす
る請求項1記載の水田水位自動制御システムに係るもの
である。
【0011】また、前記上上限水位の設定は、水稲を良
好に生育させるために、これ以上の水位があると水稲の
生育に悪影響を与えてしまうという水位の上限限界値で
設定し、前記下下限水位の設定は、水稲を良好に生育さ
せるために、水位がこれ以下になると水稲の生育に悪影
響を与えてしまうという水位の下限限界値で設定し、前
記上限水位の設定は、水田3に給水する際、小雨などが
降っていても、すぐに上上限水位に水位が達しない程度
の上上限水位との水位差を考慮して上限水位を設定し、
前記下限水位の設定は、水田3の水を排水する際、晴天
などによる通常の乾燥状態により、すぐに下下限水位に
水位が達しない程度の下下限水位との水位差を考慮して
下限水位を設定することを特徴とする請求項2記載の水
田水位自動制御システムに係るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0013】制御用パソコン4に水田3内の水位を所定
の水位にコントロールするために作成された制御用プロ
グラムを入力し、この制御用プログラムの水位情報と制
御用パソコン4に入力された水田3内の水位検出情報と
を比較することで、水位検出情報の値が制御用プログラ
ムの水位情報による所定の値より少ない場合には、水田
3の給水口に設けた給水制御弁5を開いて水田3の水位
が制御用プログラムの水位情報による所定の値に達する
まで給水し、水田3の水位が所定の値に達した時点で給
水制御弁5を閉じるようにするから、給水制御弁5の開
閉動作を制御用パソコン4に入力した制御用プログラム
により自動的に制御することができ、従来のように人為
的に給水口から給水を行わなくとも、自動的に水田3内
の水位を所定の値になるように管理することができ、水
位管理に多大の労力を費やすこともなく、急激な水位の
低下に対しても素早く水位を所定の値になるように自動
的に制御することができ、水田3内の水位をコンピュー
タによる自動制御で常に最適状態に維持することがで
き、また、水位検出情報の値が制御用プログラムの水位
情報による所定の値より多い場合には、水田3の排水口
に設けた排水制御弁6を開いて水田3の水位が制御用プ
ログラムの水位情報による所定の値に達するまで排水
し、水田3の水位が所定の値に達した時点で排水制御弁
6を閉じるようにするから、排水制御弁6の開閉動作を
制御用パソコン4に入力した制御用プログラムにより自
動的に制御することができ、従来のように人為的に排水
口から排水を行わなくとも、自動的に水田3内の水位を
所定の値になるように管理することができ、水位管理に
多大の労力を費やすこともなく、急激な水位の増加に対
しても素早く水位を所定の値になるように自動的に制御
することができ、水田3内の水位をコンピュータによる
自動制御で常に最適状態に維持することができる。
【0014】従って、制御用パソコン4で水田3内の水
位を自動的に検出すると共に、給水制御弁5及び排水制
御弁6の開閉を自動的に制御することができ、従来のよ
うに水田3内の水位管理に多大の労力を費やすこともな
く、常に水田3内の水位をコンピュータによる自動制御
で最適状態に維持することができる。
【0015】また、制御用プログラムの水位情報の設定
を最適水位を中心にして、この最適水位よりも水量の多
い上限水位及び上限水位よりも水量の多い上上限水位
と、最適水位よりも水量の少ない下限水位及び下限水位
よりも水量の少ない下下限水位とを設定し、水田3内の
水位が下下限水位以下になった時に給水制御弁5を開い
て水田3内に給水し、水田3内の水位が上限水位に達し
た時に給水制御弁5を閉じるようにするから、従来のよ
うに、最適水位を中心にして上下に各々上限水位(本発
明の上上限水位に相当)と下限水位(本発明の下下限水
位に相当)とを設定し、水田の水位が下限水位に達した
ら給水し、上限水位に近づいたら給水を停止するように
した場合に比べ、例えば、給水時に雨が降るなどしてい
る場合には、給水を停止した後、すぐに雨などにより水
位が上昇して水位が上限水位に達してしまい、給水後、
即排水するという状況となり、用水からの給水量が多く
なってしまうと共に、水田の水を必要以上に排水してし
まうこととなり、用水の水を節水して効率的に使用する
ことができないが、本発明では、水田3内の水位が上上
限水位ではなく上限水位に達した時に給水制御弁5を閉
じるようにするから、例え、給水時に雨が降るなどして
いても、水位がすぐに上上限水位に達することはなく、
給水後、即排水というような状況は発生せず、用水から
の給水量を必要以上に多く使用することなく、水田3の
水を必要以上に排水してしまうようなこともなく、用水
の水を節水して効率的に使用することができる。
【0016】さらに、水田3内の水位が上上限水位に達
した時に排水制御弁6を開いて水田3内の水を排水し、
水田3内の水位が下限水位に達した時に排水制御弁6を
閉じるようにするから、従来のように、最適水位を中心
にして上下に各々上限水位と下限水位とを設定し、水田
の水位が上限水位に達したら排水し、下限水位に近づい
たら排水を停止するようにした場合に比べ、例えば、排
水時に晴天が続いている場合には、排水を停止した後、
すぐに晴天による乾燥で水位が下がって水位が下限水位
に達してしまい、排水後、即給水するという状況とな
り、水田からの排水量が多くなってしまうと共に、用水
からの給水が必要以上に多くなり、用水の水を節水して
効率的に使用することができないが、本発明では、水田
3内の水位が下下限水位ではなく下限水位に達した時に
排水制御弁6を閉じるようにするから、例え、排水時に
晴天が続いても、水位がすぐに下下限水位に達すること
はなく、排水後、即給水というような状況は発生せず、
用水からの給水量を必要以上に多く使用することなく、
水田3の水を必要以上に排水してしまうようなこともな
く、用水の水を節水して効率的に使用することができ
る。
【0017】従って、水田3内の水位が急激に変動した
場合であっても、給水制御弁5及び排水制御弁6の開閉
を必要最小限にすることができると共に、水位が上限限
界値(上上限水位)若しくは下限限界値 (下下限水
位)を越えることがないように素早く給水制御弁5若し
くは排水制御弁6の開閉を自動的に制御することがで
き、給水制御弁5及び排水制御弁6の開閉頻度を必要最
小限にすることで、水田3内への水の供給及び停止と水
田3内からの水の排出及び停止を非常に安定した状態で
制御することができ、その結果、水田3内の水の移動が
頻繁に起こることを解消でき、水の移動に伴う水流が水
稲に機械的な衝撃を与えることが緩和され、水稲の生育
に悪影響を与える要因を少なくすることができる。
【0018】さらに、給水制御弁5及び排水制御弁6の
開閉頻度を必要最小限にすることで、排水口から排水す
る水の量を最小限に抑制することができると共に、供水
口から給水する水の量も必要最小限に抑制することがで
き、用水の無駄遣いをすることなく、用水を節水して使
用することができるから、慢性的な水不足が起こってい
る昨今においては本システムを利用することで非常に効
果的な節水をすることができる。
【0019】また、上上限水位の設定を、水稲を良好に
生育させるために、これ以上の水位があると水稲の生育
に悪影響を与えてしまうという水位の上限限界値で設定
し、下下限水位の設定を水稲を良好に生育させるため
に、水位がこれ以下になると水稲の生育に悪影響を与え
てしまうという水位の下限限界値で設定したから、水田
3の水位は常に上限限界値と下限限界値との間の水位に
制御されるから、水田3の水位を常に水稲の生育に良好
な水位に維持することができる。
【0020】さらに、上限水位の設定を、水田3に給水
する際、小雨などが降っていても、すぐに上上限水位に
水位が達しない程度の上上限水位との水位差を考慮して
上限水位を設定し、下限水位の設定を、水田3の水を排
水する際、晴天などによる通常の乾燥状態により、すぐ
に下下限水位に水位が達しない程度の下下限水位との水
位差を考慮して下限水位を設定したから、給水制御弁5
及び排水制御弁6の開閉を頻繁に行う必要がなく、水田
3内への水の供給及び停止と水田3内からの水の排出及
び停止を非常に安定した状態で制御することができ、水
田3内の水の移動が頻繁に起きないように制御すること
ができる。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例に係る水田水位自動制御シ
ステムに関して以下図面に基づき説明する。
【0022】本実施例は、図1に図示したように、水田
3内の水位を検出する水位センサ1を水田3内に設け、
この水位センサ1の水位検出情報を無線伝送装置2によ
り制御用パソコン4に付設した無線伝送装置7を介して
制御用パソコン4に入力し、予め制御用パソコン4に水
田3内の水位を所定の水位にコントロールするために作
成された制御用プログラムを入力し、この制御用プログ
ラムの水位情報と制御用パソコン4に入力された水位検
出情報とを比較し、水位検出情報の値が制御用プログラ
ムの水位情報による所定の値より少ない場合には、水田
3の給水口に設けた給水制御弁5を開いて水田3の水位
が制御用プログラムの水位情報による所定の値に達する
まで給水し、水田3の水位が所定の値に達した時点で給
水制御弁5を閉じるように制御用パソコン4が制御用パ
ソコン4に付設した無線伝送装置7から水田3の給水口
に設けた給水制御弁5に無線伝送装置2を介して制御情
報を伝送し、水位検出情報の値が制御用プログラムの水
位情報による所定の値より多い場合には、水田3の排水
口に設けた排水制御弁6を開いて水田3の水位が制御用
プログラムの水位情報による所定の値に達するまで排水
し、水田3の水位が所定の値に達した時点で排水制御弁
6を閉じるように制御用パソコン4が制御用パソコン4
に付設した無線伝送装置7から水田3の排水口に設けた
排水制御弁6に無線伝送装置2を介して制御情報を伝送
するものである。
【0023】前記制御用プログラムの水位情報の設定を
最適水位を中心にして、この最適水位よりも水量の多い
通常時の上限水位及び豪雨時などの異常時の上限水位よ
りも水量の多い上上限水位と、最適水位よりも水量の少
ない通常時の下限水位及び異常乾燥時などの異常時の下
限水位よりも水量の少ない下下限水位とを設定し、水田
3内の水位が下下限水位以下になった時に給水制御弁5
を開いて水田3内に給水し、水田3内の水位が上限水位
に達した時に給水制御弁5を閉じるように構成し、水田
3内の水位が上上限水位に達した時に排水制御弁6を開
いて水田3内の水を排水し、水田3内の水位が下限水位
に達した時に排水制御弁6を閉じるように構成するもの
である。
【0024】尚、前記上上限水位の設定は、水稲を良好
に生育させるために、これ以上の水位があると水稲の生
育に悪影響を与えてしまうという水位の上限限界値で設
定し、前記下下限水位の設定は、水稲を良好に生育させ
るために、水位がこれ以下になると水稲の生育に悪影響
を与えてしまうという水位の下限限界値で設定し、前記
上限水位の設定は、水田3に給水する際、小雨などが降
っていても、すぐに上上限水位に水位が達しない程度の
上上限水位との水位差を考慮して上限水位を設定し、前
記下限水位の設定は、水田3の水を排水する際、晴天な
どによる通常の乾燥状態により、すぐに下下限水位に水
位が達しない程度の下下限水位との水位差を考慮して下
限水位を設定するものである。
【0025】前記最適水位,上限水位,上上限水位,下
限水位,下下限水位の設定は、水稲の生育状態に応じて
予め各水位設定をしておくこともできるし、その年、そ
の時々の水稲の生育状況や気象状況に応じてその都度各
水位を適宜設定することもできる。
【0026】水田3内に設置する水位センサ1は、水田
3内の適当部分に適宜設定すれば良いが、場合によって
は、水田3内に複数の水位センサ1を設置し、複数の水
位センサ1の情報により水田3内の水位を所定の水位に
コントロールできるように制御用プログラムを作成する
こともできる。
【0027】また、多数の水田3内の水位を各々所定の
水位に制御する場合には、前述の実施例のように各水田
3内に設置した水位センサ1の水位検出情報と制御用パ
ソコン4に入力された制御用プログラムの水位情報とを
比較して、各水田3内の水位を制御するようにしてもよ
く、複数の水田3の内、所定の水田3に水位センサ1を
設置して、水位センサ1を設置した水田3の水位を制御
用パソコン4に入力された制御用プログラムの水位情報
と比較して、水位センサ1を設置した水田3の水位を制
御することで複数の水田3の水位を管理するようにする
こともできる。
【0028】給水制御弁5及び排水制御弁6の開閉は、
前述の実施例では全開あるいは全閉を前提に説明した
が、給水制御弁5及び排水制御弁6の開閉量は適宜調整
できるように構成することもでき、この開閉量の調整制
御を制御用プログラムで適宜制御できるように構成する
こともできる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上のように、制御用パソコ
ンに入力された制御用プログラムの水位情報と水田内の
水位検出情報とを自動的に比較することで、水田に設け
た給水制御弁と排水制御弁の開閉を自動的に制御するこ
とにより、水田内の水位を制御用プログラムの水位情報
に基づき設定されている水位に自動的に制御することが
でき、従来のように水田内の水位管理に多大な労力を費
やすこともなく、常に水田内の水位をコンピュータによ
る自動制御で最適状態に維持することができる。
【0030】また、制御用プログラムの水位情報の設定
を最適水位を中心にして、上下各々二段階の水位に設定
したから、水田内の水位が急激に変動した場合であって
も、給水制御弁と排水制御弁の開閉を必要最小限にする
ことができると共に、水位が上限限界値(上上限水位)
若しくは下限限界値(下下限水位)を越えることがない
ように素早く給水制御弁若しくは排水制御弁の開閉を自
動的に制御することができ、排水制御弁や給水制御弁の
開閉頻度を必要最小限にすることで、水田内への水の供
給及び停止と水田内からの水の排出及び停止を非常に安
定した状態で制御することができ、その結果、水田内の
水の移動が頻繁に起こることを解消でき、水の移動に伴
う水流が水稲に機械的な衝撃を与えることが緩和され、
水稲の生育に悪影響を与える要因を少なくすることがで
きる。
【0031】さらに、給水制御弁や排水制御弁の開閉頻
度を必要最小限にすることで、排水口から排水する水の
量を最小限に抑制することができると共に、供水口から
給水する水の量も必要最小限に抑制することができ、用
水の無駄遣いをすることなく、用水を節水して使用する
ことができるから、慢性的な水不足が起こっている昨今
においては本システムを利用することで非常に効果的な
節水をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る水田水位自動制御シス
テムを示す概念図である。
【符号の説明】
1 水位センサ 2 無線伝送装置 3 水田 4 制御用パソコン 5 給水制御弁 6 排水制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩野 浩三 新潟県長岡市表町1丁目4番地24 ソリマ チ株式会社内 (72)発明者 菊地 学 新潟県長岡市表町1丁目4番地24 ソリマ チ株式会社内 (72)発明者 高村 勝義 新潟県長岡市表町1丁目4番地24 ソリマ チ株式会社内 (72)発明者 棟方 研 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水位を検出する水位センサを水田内に設
    け、この水位センサの水位検出情報を無線伝送装置によ
    り制御用パソコンに入力し、予め制御用パソコンに水田
    内の水位を所定の水位にコントロールするために作成さ
    れた制御用プログラムを入力し、この制御用プログラム
    の水位情報と制御用パソコンに入力された水位検出情報
    とを比較し、水位検出情報の値が制御用プログラムの水
    位情報による所定の値より少ない場合には、水田の給水
    口に設けた給水制御弁を開いて水田の水位が制御用プロ
    グラムの水位情報による所定の値に達するまで給水し、
    水田の水位が所定の値に達した時点で給水制御弁を閉じ
    るように制御用パソコンで無線伝送装置を介して水田の
    給水口に設けた給水制御弁に制御情報を伝送し、水位検
    出情報の値が制御用プログラムの水位情報による所定の
    値より多い場合には、水田の排水口に設けた排水制御弁
    を開いて水田の水位が制御用プログラムの水位情報によ
    る所定の値に達するまで排水し、水田の水位が所定の値
    に達した時点で排水制御弁を閉じるように制御用パソコ
    ンで無線伝送装置を介して水田の排水口に設けた排水制
    御弁に制御情報を伝送することを特徴とする水田水位自
    動制御システム。
  2. 【請求項2】 前記制御用プログラムの水位情報の設定
    を最適水位を中心にして、この最適水位よりも水量の多
    い通常時の上限水位及び豪雨時などの異常時の上限水位
    よりも水量の多い上上限水位と、最適水位よりも水量の
    少ない通常時の下限水位及び異常乾燥時などの異常時の
    下限水位よりも水量の少ない下下限水位とを設定し、水
    田内の水位が下下限水位以下になった時に給水制御弁を
    開いて水田内に給水し、水田内の水位が上限水位に達し
    た時に給水制御弁を閉じ、水田内の水位が上上限水位に
    達した時に排水制御弁を開いて水田内の水を排水し、水
    田内の水位が下限水位に達した時に排水制御弁を閉じる
    ようにすることを特徴とする請求項1記載の水田水位自
    動制御システム。
  3. 【請求項3】 前記上上限水位の設定は、水稲を良好に
    生育させるために、これ以上の水位があると水稲の生育
    に悪影響を与えてしまうという水位の上限限界値で設定
    し、前記下下限水位の設定は、水稲を良好に生育させる
    ために、水位がこれ以下になると水稲の生育に悪影響を
    与えてしまうという水位の下限限界値で設定し、前記上
    限水位の設定は、水田に給水する際、小雨などが降って
    いても、すぐに上上限水位に水位が達しない程度の上上
    限水位との水位差を考慮して上限水位を設定し、前記下
    限水位の設定は、水田の水を排水する際、晴天などによ
    る通常の乾燥状態により、すぐに下下限水位に水位が達
    しない程度の下下限水位との水位差を考慮して下限水位
    を設定することを特徴とする請求項2記載の水田水位自
    動制御システム。
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