JPH11221147A - 消臭機能を有する日光遮蔽布帛 - Google Patents
消臭機能を有する日光遮蔽布帛Info
- Publication number
- JPH11221147A JPH11221147A JP10025557A JP2555798A JPH11221147A JP H11221147 A JPH11221147 A JP H11221147A JP 10025557 A JP10025557 A JP 10025557A JP 2555798 A JP2555798 A JP 2555798A JP H11221147 A JPH11221147 A JP H11221147A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fabric
- nonwoven fabric
- fibers
- single fiber
- sunscreen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に新築の家屋、マンション等の、いまだ人
が入居していない間に簡易的に設置でき、室内の日焼け
防止と室内に発生充満する有害物質の除去を行うことが
できる、低コストで使い捨て用に適した機能性の不織布
からなる布帛、特に簡易形スクリーンおよびカーテンを
提供せんとするもの。 【課題の解決手段】 ホルムアルデヒドおよびフタル酸
アルキルを吸着または分解する薬剤を、単繊維繊度が3
デニール以下の繊維からなる目付30〜300g/m2
の不織布に塗布あるいは練り込んでなることを特徴とす
る消臭機能を有する日光遮蔽布帛である。またより好ま
しい態様発明は、該不織布が、その単繊維の平均直径が
12ミクロン(μm)以下の極細繊維からなるメルトブ
ローン不織布を少なくともその一層として用いた日光遮
蔽布帛である。
が入居していない間に簡易的に設置でき、室内の日焼け
防止と室内に発生充満する有害物質の除去を行うことが
できる、低コストで使い捨て用に適した機能性の不織布
からなる布帛、特に簡易形スクリーンおよびカーテンを
提供せんとするもの。 【課題の解決手段】 ホルムアルデヒドおよびフタル酸
アルキルを吸着または分解する薬剤を、単繊維繊度が3
デニール以下の繊維からなる目付30〜300g/m2
の不織布に塗布あるいは練り込んでなることを特徴とす
る消臭機能を有する日光遮蔽布帛である。またより好ま
しい態様発明は、該不織布が、その単繊維の平均直径が
12ミクロン(μm)以下の極細繊維からなるメルトブ
ローン不織布を少なくともその一層として用いた日光遮
蔽布帛である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は人の入居していない気
密性の高い家屋、マンション等の窓部に簡易的に取り付
けて使用する、低コスト使い捨て用の消臭機能を有する
日光遮蔽布帛、特にスクリーンまたはカーテンに関す
る。
密性の高い家屋、マンション等の窓部に簡易的に取り付
けて使用する、低コスト使い捨て用の消臭機能を有する
日光遮蔽布帛、特にスクリーンまたはカーテンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の家屋、マンション等の窓の多くは
シャッターあるいは雨戸があり、人が入居していない場
合、これらシャッターや雨戸を閉めて外からの直射日光
を遮ることによって畳やカーテン、フローリング等の床
材や、さらには壁紙、壁布等の壁面材の日焼けを防ぐこ
とができた。しかしこの場合でも、部屋の気密性が高い
ことにより、その内装材から発生するホルムアルデヒド
やフタル酸ジオクチル、フタル酸ジブチル等のフタル酸
アルキルが徐々に室内の空気に蓄積し、室外に排気され
ることがないので、該部屋に新たに入居する人に悪影響
を及ぼすことは避けることができなかった。
シャッターあるいは雨戸があり、人が入居していない場
合、これらシャッターや雨戸を閉めて外からの直射日光
を遮ることによって畳やカーテン、フローリング等の床
材や、さらには壁紙、壁布等の壁面材の日焼けを防ぐこ
とができた。しかしこの場合でも、部屋の気密性が高い
ことにより、その内装材から発生するホルムアルデヒド
やフタル酸ジオクチル、フタル酸ジブチル等のフタル酸
アルキルが徐々に室内の空気に蓄積し、室外に排気され
ることがないので、該部屋に新たに入居する人に悪影響
を及ぼすことは避けることができなかった。
【0003】また特に、最近の家屋、マンション等の窓
には雨戸がなくなってきており、人が入居していない部
屋へ直接日光が入り、床材や壁面材に日焼けを生じさせ
ている。また、内装材等に含まれているホルムアルデヒ
ドや、塩化ビニルに添加されている可塑剤(フタル酸ジ
オクチル、フタル酸ジブチルなど)が人体に悪影響を及
ぼすことが知られているが、特に新築の家屋、マンショ
ン等の内部はこのホルムアルデヒドおよびフタル酸ジオ
クチル、フタル酸ジブチルが充満しやすく、最近では大
きな問題となっている。
には雨戸がなくなってきており、人が入居していない部
屋へ直接日光が入り、床材や壁面材に日焼けを生じさせ
ている。また、内装材等に含まれているホルムアルデヒ
ドや、塩化ビニルに添加されている可塑剤(フタル酸ジ
オクチル、フタル酸ジブチルなど)が人体に悪影響を及
ぼすことが知られているが、特に新築の家屋、マンショ
ン等の内部はこのホルムアルデヒドおよびフタル酸ジオ
クチル、フタル酸ジブチルが充満しやすく、最近では大
きな問題となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特に新築の
家屋、マンション等の、いまだ人が入居していない間に
簡易的に設置できて、上記のような室内の日焼け防止と
室内に発生充満する有害物質の除去を行うことができ
る、低コストで使い捨て用に適した機能性の不織布から
なる布帛、特に簡易形スクリーンおよびカーテンを提供
せんとするものである。
家屋、マンション等の、いまだ人が入居していない間に
簡易的に設置できて、上記のような室内の日焼け防止と
室内に発生充満する有害物質の除去を行うことができ
る、低コストで使い捨て用に適した機能性の不織布から
なる布帛、特に簡易形スクリーンおよびカーテンを提供
せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ホ
ルムアルデヒドおよびフタル酸アルキルを吸着または分
解する薬剤を、単繊維繊度が3デニール以下の繊維から
なる目付30〜300g/m2の不織布に塗布あるいは
練り込んでなることを特徴とする消臭機能を有する日光
遮蔽布帛、特にスクリーンまたはカーテンである。
ルムアルデヒドおよびフタル酸アルキルを吸着または分
解する薬剤を、単繊維繊度が3デニール以下の繊維から
なる目付30〜300g/m2の不織布に塗布あるいは
練り込んでなることを特徴とする消臭機能を有する日光
遮蔽布帛、特にスクリーンまたはカーテンである。
【0006】
【作用】本発明は、簡易的にスクリーンあるいはカーテ
ンとして吊るし、あるいは枠体に張りパーティション様
に置くことにより、直接日光が部屋の中に差し込むこと
を阻止し畳やカーペットが日に焼けることを防止する。
また、ホルムアルデヒドおよびフタル酸ジオクチル、フ
タル酸ジブチルを良く吸着または分解する薬剤を塗布あ
るいは練り込んでいるため、新築の家屋、マンション等
で発生しやすいそれら有害物質を吸着または分解して、
結果的に部屋内部のホルムアルデヒドおよびフタル酸ジ
オクチル、フタル酸ジブチルの濃度を人体に問題ない程
度に低減する。
ンとして吊るし、あるいは枠体に張りパーティション様
に置くことにより、直接日光が部屋の中に差し込むこと
を阻止し畳やカーペットが日に焼けることを防止する。
また、ホルムアルデヒドおよびフタル酸ジオクチル、フ
タル酸ジブチルを良く吸着または分解する薬剤を塗布あ
るいは練り込んでいるため、新築の家屋、マンション等
で発生しやすいそれら有害物質を吸着または分解して、
結果的に部屋内部のホルムアルデヒドおよびフタル酸ジ
オクチル、フタル酸ジブチルの濃度を人体に問題ない程
度に低減する。
【0007】本スクリーンまたはカーテンに構成する布
帛としては、一時的な使用で廃棄できる価格的に低コス
トで製作可能とするために、また遮光率をできるだけ高
いものとする必要性から織編物より不織布が好ましく、
該不織布を使用するものである。
帛としては、一時的な使用で廃棄できる価格的に低コス
トで製作可能とするために、また遮光率をできるだけ高
いものとする必要性から織編物より不織布が好ましく、
該不織布を使用するものである。
【0008】本発明での不織布は、カード法、エアーレ
イ法等の乾式法、または湿式法、さらにはスパンボンド
法、メルトブロー法等の紡糸直結法等、これまでに公知
のいずれのウェブ形成法によるものであってもよく、ま
た該ウェブの結合接着方法も、ニードルパンチ法やスパ
ンレース法等の機械的結合接着法でも、またバインダー
繊維を用い、スルーエアーヒーティングあるいはカレン
ダーによる熱的接着法によるものであってもよい。
イ法等の乾式法、または湿式法、さらにはスパンボンド
法、メルトブロー法等の紡糸直結法等、これまでに公知
のいずれのウェブ形成法によるものであってもよく、ま
た該ウェブの結合接着方法も、ニードルパンチ法やスパ
ンレース法等の機械的結合接着法でも、またバインダー
繊維を用い、スルーエアーヒーティングあるいはカレン
ダーによる熱的接着法によるものであってもよい。
【0009】この不織布に用いる素材も、特に制限はな
く、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポ
リアミド、ポリアクリロニトリル等の合成繊維、レーヨ
ン等の再生繊維、さらにはパルプ、コットン等の天然繊
維等いずれを、その単独または複合して用いることがで
きる。また上記合成繊維は、よく知られているように、
それら単一成分のものであっても、また特性あるいは材
質の異なる複合成分型のものであってもよい。
く、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポ
リアミド、ポリアクリロニトリル等の合成繊維、レーヨ
ン等の再生繊維、さらにはパルプ、コットン等の天然繊
維等いずれを、その単独または複合して用いることがで
きる。また上記合成繊維は、よく知られているように、
それら単一成分のものであっても、また特性あるいは材
質の異なる複合成分型のものであってもよい。
【0010】本発明での布帛は、まず低コストで構成で
き、日光を有効に遮断できるという要請から不織布をそ
の構成素材として使用するものであるが、この不織布に
関しては、特にその構成素材および構造に限定されるも
のではないが、低目付けで日光をできるだけ有効に遮断
するものが望まれる。その点で、本発明での不織布は、
その単繊維繊度が3デニール以下の繊維からなり、その
目付が30g/m2ないし300g/m2で、可視光線遮
蔽率が60%以上のものが好ましい。単繊維繊度が3デ
ニールを超える太繊度の繊維となると、繊維間の空隙部
が大きくなり、日光遮断性が悪くなり、またその目付を
増やしたものとすれば重く、嵩高いものとなるので好ま
しくない。目付は30g/m2未満では、日光の遮断効
果が薄く、かつ強力も低くなり好ましくなく、また30
0g/m2を超えるものとしても、過剰品質となりコス
トを上げ、かつ分厚く嵩高いものとなってくるので好ま
しくない。また可視光線遮蔽率が60%より低いもので
は日焼け防止効果が薄くなる。
き、日光を有効に遮断できるという要請から不織布をそ
の構成素材として使用するものであるが、この不織布に
関しては、特にその構成素材および構造に限定されるも
のではないが、低目付けで日光をできるだけ有効に遮断
するものが望まれる。その点で、本発明での不織布は、
その単繊維繊度が3デニール以下の繊維からなり、その
目付が30g/m2ないし300g/m2で、可視光線遮
蔽率が60%以上のものが好ましい。単繊維繊度が3デ
ニールを超える太繊度の繊維となると、繊維間の空隙部
が大きくなり、日光遮断性が悪くなり、またその目付を
増やしたものとすれば重く、嵩高いものとなるので好ま
しくない。目付は30g/m2未満では、日光の遮断効
果が薄く、かつ強力も低くなり好ましくなく、また30
0g/m2を超えるものとしても、過剰品質となりコス
トを上げ、かつ分厚く嵩高いものとなってくるので好ま
しくない。また可視光線遮蔽率が60%より低いもので
は日焼け防止効果が薄くなる。
【0011】不織布の内でも、メルトブローン不織布
は、その使用に、より適している。なんとならば、該メ
ルトブローン不織布は、その単繊維繊度の平均直径が十
数ミクロン以下といった極細繊維で構成されるものであ
り、かつ該極細繊維が極めて均一に分散分布する形態で
あるからである。その内でも特に、単繊維繊度が12ミ
クロン以下、さらに好ましくは10ミクロン以下の単繊
維からなるメルトブローン不織布が好ましい。該メルト
ブローン不織布は必要により、他の布帛または合成樹脂
製のリブ状物を結合させ、その強力を補強することがで
きる。
は、その使用に、より適している。なんとならば、該メ
ルトブローン不織布は、その単繊維繊度の平均直径が十
数ミクロン以下といった極細繊維で構成されるものであ
り、かつ該極細繊維が極めて均一に分散分布する形態で
あるからである。その内でも特に、単繊維繊度が12ミ
クロン以下、さらに好ましくは10ミクロン以下の単繊
維からなるメルトブローン不織布が好ましい。該メルト
ブローン不織布は必要により、他の布帛または合成樹脂
製のリブ状物を結合させ、その強力を補強することがで
きる。
【0012】また本発明での不織布は、家屋内装材等に
含まれているホルムアルデヒドや、塩化ビニルに可塑剤
として添加されているフタル酸ジオクチルやフタル酸ジ
ブチルなどを吸着または分解する薬剤を塗布あるいは練
り込んでいることが必要であるが、このような機能を有
する薬剤としては、吸着剤と光触媒機能を有する光触媒
とを併用した組成物が好ましい。なかでも、吸着剤とし
ては、四価金属のリン酸塩及び二価金属の水酸化物が特
に好ましく、また光触媒機能を有する光触媒としては、
酸化チタンや酸化亜鉛などが特に好ましい。これら両者
を併用した組成物からなる薬剤は、その臭気成分の除去
能が優れ、かつその除去能が長期間に亘って持続するの
で極めて好ましく、本発明においてはこの薬剤を用いる
ことが望ましい。このような薬剤の詳細については特開
平8―284011号公報に詳しい。
含まれているホルムアルデヒドや、塩化ビニルに可塑剤
として添加されているフタル酸ジオクチルやフタル酸ジ
ブチルなどを吸着または分解する薬剤を塗布あるいは練
り込んでいることが必要であるが、このような機能を有
する薬剤としては、吸着剤と光触媒機能を有する光触媒
とを併用した組成物が好ましい。なかでも、吸着剤とし
ては、四価金属のリン酸塩及び二価金属の水酸化物が特
に好ましく、また光触媒機能を有する光触媒としては、
酸化チタンや酸化亜鉛などが特に好ましい。これら両者
を併用した組成物からなる薬剤は、その臭気成分の除去
能が優れ、かつその除去能が長期間に亘って持続するの
で極めて好ましく、本発明においてはこの薬剤を用いる
ことが望ましい。このような薬剤の詳細については特開
平8―284011号公報に詳しい。
【0013】薬剤は不織布を形成後に塗布し担持させて
もよいし、不織布を構成する前の繊維の段階で該繊維に
塗布し担持させてもよく、また該薬剤成分を繊維形成性
樹脂と混合して紡糸する、いわゆる練り込み法によって
不織布を構成する繊維中に含有させてもよい。練り込み
法の場合、薬剤を繊維の表面側により濃度高く存在させ
るために、紡糸を芯鞘型の複合紡糸口金を用い、鞘成分
側に薬剤含有成分を配することは有効である。
もよいし、不織布を構成する前の繊維の段階で該繊維に
塗布し担持させてもよく、また該薬剤成分を繊維形成性
樹脂と混合して紡糸する、いわゆる練り込み法によって
不織布を構成する繊維中に含有させてもよい。練り込み
法の場合、薬剤を繊維の表面側により濃度高く存在させ
るために、紡糸を芯鞘型の複合紡糸口金を用い、鞘成分
側に薬剤含有成分を配することは有効である。
【0014】上記の如き光触媒と吸着剤とからなる薬剤
を用いる場合、該薬剤は、不織布全体に対して光触媒も
吸着剤も、ともに0.1〜5重量%程度、より好ましく
は、0.3〜3重量%使用すればよく、その範囲内で、
吸着剤100重量部に対して光触媒の割合が10〜75
0重量部であることが、より好ましい。
を用いる場合、該薬剤は、不織布全体に対して光触媒も
吸着剤も、ともに0.1〜5重量%程度、より好ましく
は、0.3〜3重量%使用すればよく、その範囲内で、
吸着剤100重量部に対して光触媒の割合が10〜75
0重量部であることが、より好ましい。
【0015】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をより具体的
に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではない。
に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではない。
【0016】実施例1: 〔薬剤の調製〕;特開平8―284011号公報に記載
のある薬剤の調製法に基づき、Cu(II)―Ti(I
V)―SiO2―TiO2組成物の調製を行った。即ち、
硫酸銅の結晶(CuSO4・5H2O、和光純薬製試薬特
級)43.9gを蒸留水1リットルに溶解し、得られた
水溶液に硫酸チタン溶液(約30重量%濃度、和光純薬
製試薬)60gを添加した。この混合液は、Cu(I
I)0.175モル、Ti(IV)イオン0.075モ
ルを含んでいる。この混合液を室温下で攪拌しながら1
5重量%のリン酸溶液約110gを滴下すると白色沈殿
物が生成したが、この沈殿物が生成した混合液をそのま
ま一昼夜攪拌した。上記沈殿物を含有する液(A液)と
ケイ酸ナトリウムを含む水溶液(B液)471gとを別
々のビーカー中で攪拌しながら、蒸留水500mlを入
れた容器中へ並行して滴下して、 Cu(II)―Ti
(IV)―SiO2を含む青白色の混合沈殿物を得た。
A液とB液との混合時のpHは常に約7.0となるよう
にA液とB液の滴下量を調節した。B液は、ケイ酸ナト
リウム(和光純薬製試薬)を蒸留水で30重量%に希釈
し(SiO2として0.86モル含有)、15重量%の
水酸化ナトリウム水溶液30mlを添加することにより
調製した。 A液とB液との混合液を、室温下、さらに
2時間攪拌した後、青白色沈殿物を吸引ろ過し、加温し
た脱イオン水で十分洗浄した後、40℃で乾燥した。乾
燥物を乳鉢で120ミクロン以下に粉砕し、 Cu(I
I)―Ti(IV)―SiO2を含む青白色の粉末を得
た。この青白色粉末80重量部に対して酸化チタン粉末
(石原産業製、MC−90)20重量部を混合し、ジェ
ットミルで粉砕して、薬剤を得た。
のある薬剤の調製法に基づき、Cu(II)―Ti(I
V)―SiO2―TiO2組成物の調製を行った。即ち、
硫酸銅の結晶(CuSO4・5H2O、和光純薬製試薬特
級)43.9gを蒸留水1リットルに溶解し、得られた
水溶液に硫酸チタン溶液(約30重量%濃度、和光純薬
製試薬)60gを添加した。この混合液は、Cu(I
I)0.175モル、Ti(IV)イオン0.075モ
ルを含んでいる。この混合液を室温下で攪拌しながら1
5重量%のリン酸溶液約110gを滴下すると白色沈殿
物が生成したが、この沈殿物が生成した混合液をそのま
ま一昼夜攪拌した。上記沈殿物を含有する液(A液)と
ケイ酸ナトリウムを含む水溶液(B液)471gとを別
々のビーカー中で攪拌しながら、蒸留水500mlを入
れた容器中へ並行して滴下して、 Cu(II)―Ti
(IV)―SiO2を含む青白色の混合沈殿物を得た。
A液とB液との混合時のpHは常に約7.0となるよう
にA液とB液の滴下量を調節した。B液は、ケイ酸ナト
リウム(和光純薬製試薬)を蒸留水で30重量%に希釈
し(SiO2として0.86モル含有)、15重量%の
水酸化ナトリウム水溶液30mlを添加することにより
調製した。 A液とB液との混合液を、室温下、さらに
2時間攪拌した後、青白色沈殿物を吸引ろ過し、加温し
た脱イオン水で十分洗浄した後、40℃で乾燥した。乾
燥物を乳鉢で120ミクロン以下に粉砕し、 Cu(I
I)―Ti(IV)―SiO2を含む青白色の粉末を得
た。この青白色粉末80重量部に対して酸化チタン粉末
(石原産業製、MC−90)20重量部を混合し、ジェ
ットミルで粉砕して、薬剤を得た。
【0017】〔不織布と薬剤の付与〕単繊維繊度2デニ
ールのポリエステル短繊維70%および熱バインダー繊
維30%からなる目付200g/m2の乾式不織布に、上記
薬剤をディッピングにて塗布(不織布の重量に対して2
%)し、キュア、乾燥して仕上げた。
ールのポリエステル短繊維70%および熱バインダー繊
維30%からなる目付200g/m2の乾式不織布に、上記
薬剤をディッピングにて塗布(不織布の重量に対して2
%)し、キュア、乾燥して仕上げた。
【0018】〔実施テスト〕上記不織布を、部屋の窓枠
よりタテ×ヨコで、それぞれ5cm長くなるように裁断
し、また該不織布の上部にはカーテンレールに引っかけ
られるようフックを取り付けて、新築マンションの部屋
の窓部に吊るした。約3ヶ月間放置した後、部屋を見て
みると、不織布を吊るしていない部屋に比べ、畳の日焼
けが殆どなかった。また部屋内のホルムアルデヒド濃度
も低かった(0.4ppm;布をつるしていない部屋のホ
ルムアルデヒド濃度:2ppm)。
よりタテ×ヨコで、それぞれ5cm長くなるように裁断
し、また該不織布の上部にはカーテンレールに引っかけ
られるようフックを取り付けて、新築マンションの部屋
の窓部に吊るした。約3ヶ月間放置した後、部屋を見て
みると、不織布を吊るしていない部屋に比べ、畳の日焼
けが殆どなかった。また部屋内のホルムアルデヒド濃度
も低かった(0.4ppm;布をつるしていない部屋のホ
ルムアルデヒド濃度:2ppm)。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、人が入居
していない家屋、マンション等の窓部開口部に、ホルム
アルデヒドおよびフタル酸ジオクチル、フタル酸ジブチ
ル等フタル酸アルキルを良く吸着または分解する薬剤
を、塗布あるいは練り込んでいる不織布で構成したの
で、これを簡易的にスクリーンあるいはカーテンとして
吊るすことにより、またパーティションのごとく立てる
ことにより、直接日光が部屋の中に差し込まず、畳やカ
ーペットが日に焼けることを防止し、かつ、新築の家
屋、マンション等で発生しやすいホルムアルデヒドおよ
びフタル酸アルキルを吸着または分解して、結果的に部
屋内部の該ホルムアルデヒドおよびフタル酸アルキルの
濃度を低減できる。
していない家屋、マンション等の窓部開口部に、ホルム
アルデヒドおよびフタル酸ジオクチル、フタル酸ジブチ
ル等フタル酸アルキルを良く吸着または分解する薬剤
を、塗布あるいは練り込んでいる不織布で構成したの
で、これを簡易的にスクリーンあるいはカーテンとして
吊るすことにより、またパーティションのごとく立てる
ことにより、直接日光が部屋の中に差し込まず、畳やカ
ーペットが日に焼けることを防止し、かつ、新築の家
屋、マンション等で発生しやすいホルムアルデヒドおよ
びフタル酸アルキルを吸着または分解して、結果的に部
屋内部の該ホルムアルデヒドおよびフタル酸アルキルの
濃度を低減できる。
Claims (4)
- 【請求項1】 ホルムアルデヒドおよびフタル酸アルキ
ルを吸着または分解する薬剤を、単繊維繊度が3デニー
ル以下の繊維からなる目付30〜300g/m2の不織
布に塗布あるいは練り込んでなることを特徴とする消臭
機能を有する日光遮蔽布帛。 - 【請求項2】 請求項1に記載の不織布が、その単繊維
の平均直径が12ミクロン(μm)以下の極細繊維から
なるメルトブローン不織布を少なくともその一層として
用いたものであることを特徴とする消臭機能を有する日
光遮蔽布帛。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の日光遮断布帛
が使い捨て用のスクリーンであることを特徴とする日光
遮蔽布帛。 - 【請求項4】 請求項1または2に記載の日光遮断布帛
が使い捨て用のカーテンであることを特徴とする日光遮
蔽布帛。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10025557A JPH11221147A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 消臭機能を有する日光遮蔽布帛 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10025557A JPH11221147A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 消臭機能を有する日光遮蔽布帛 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11221147A true JPH11221147A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12169254
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10025557A Pending JPH11221147A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 消臭機能を有する日光遮蔽布帛 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11221147A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011120759A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Univ Of Tsukuba | ケミカル除去シート並びにそれを用いた展示用或いは収蔵用施設の環境改善維持方法 |
| JP2018095989A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | 株式会社リリー | 医療施設で用いる使い捨てカーテン及びその製造方法 |
| JP2024530172A (ja) * | 2021-12-30 | 2024-08-16 | 河南牧業経済学院 | 畜舎の粉塵除去、殺菌、消臭が一体化されたスマート軽量装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6290361A (ja) * | 1985-10-02 | 1987-04-24 | サ−ギコス・インコ−ポレイテツド | メルトブローンミクロファイバー不織布およびその製造方法 |
| JPH08284011A (ja) * | 1995-02-15 | 1996-10-29 | Takeda Chem Ind Ltd | 消臭性繊維およびその製造方法 |
| JPH0987953A (ja) * | 1995-09-20 | 1997-03-31 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 不織布 |
| JPH09273077A (ja) * | 1996-03-29 | 1997-10-21 | Daiwa Kagaku Kogyo Kk | 消臭繊維の製造方法 |
-
1998
- 1998-02-06 JP JP10025557A patent/JPH11221147A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6290361A (ja) * | 1985-10-02 | 1987-04-24 | サ−ギコス・インコ−ポレイテツド | メルトブローンミクロファイバー不織布およびその製造方法 |
| JPH08284011A (ja) * | 1995-02-15 | 1996-10-29 | Takeda Chem Ind Ltd | 消臭性繊維およびその製造方法 |
| JPH0987953A (ja) * | 1995-09-20 | 1997-03-31 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 不織布 |
| JPH09273077A (ja) * | 1996-03-29 | 1997-10-21 | Daiwa Kagaku Kogyo Kk | 消臭繊維の製造方法 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011120759A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Univ Of Tsukuba | ケミカル除去シート並びにそれを用いた展示用或いは収蔵用施設の環境改善維持方法 |
| JP2018095989A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | 株式会社リリー | 医療施設で用いる使い捨てカーテン及びその製造方法 |
| JP2024530172A (ja) * | 2021-12-30 | 2024-08-16 | 河南牧業経済学院 | 畜舎の粉塵除去、殺菌、消臭が一体化されたスマート軽量装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3215318B2 (ja) | 消臭性繊維およびその製造方法 | |
| JP2000070646A (ja) | 空気清浄化フィルター部材 | |
| CN105771421A (zh) | 一种过滤口罩用无纺布复合材料 | |
| WO2019178925A1 (zh) | 具有催化氧化甲醛和杀菌功能的净化新材料的制备方法 | |
| JPH1016121A (ja) | 光触媒シート材 | |
| US20090093359A1 (en) | Fiber Fabric Having VOC Removing Function | |
| JP3301706B2 (ja) | 消臭性複合繊維およびその製造方法 | |
| JP2013052369A (ja) | エアフィルター用濾材及びエアフィルター | |
| JP2007262621A (ja) | 光触媒能を有する繊維、及びこの繊維を用いた布帛、並びに、この布帛を用いた布製品 | |
| JPH11221147A (ja) | 消臭機能を有する日光遮蔽布帛 | |
| JP5022561B2 (ja) | 環境浄化用部材 | |
| JPH10259521A (ja) | 消臭性繊維製品 | |
| JP6675200B2 (ja) | テント構造物用膜材 | |
| JP2021116504A (ja) | 消臭抗菌性シート状物及びその製造方法 | |
| CN120758991A (zh) | 一种抗紫外高阻燃型聚酯纤维及其制备方法 | |
| JPH1025696A (ja) | 光触媒を含有するシ−ト及びその製造方法 | |
| JP2017122051A (ja) | テント構造物用膜材 | |
| JP3720466B2 (ja) | 消臭繊維 | |
| JP4679790B2 (ja) | 機能性繊維布帛 | |
| JPWO2005044447A1 (ja) | 複合酸化型チタニア系光触媒及びその用途 | |
| JP2000119971A (ja) | 防汚性繊維構造物 | |
| JP3342326B2 (ja) | ワイピングクロス | |
| JP3905823B2 (ja) | 消臭複合繊維 | |
| JP2025124395A (ja) | 抗菌光触媒材料 | |
| JP2016017245A (ja) | 消臭性を有するエチレン−ビニルアルコール系繊維および糸、並びに繊維製品 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041122 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041207 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050405 |