JPH11221168A - 移動式浴槽装置 - Google Patents

移動式浴槽装置

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JPH11221168A
JPH11221168A JP10025941A JP2594198A JPH11221168A JP H11221168 A JPH11221168 A JP H11221168A JP 10025941 A JP10025941 A JP 10025941A JP 2594198 A JP2594198 A JP 2594198A JP H11221168 A JPH11221168 A JP H11221168A
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drive mechanism
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Hideo Shimizu
秀男 清水
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KAPPERINE BUOONO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量化したり中型乃至大型化しても移動作業
が簡単容易にでき用途の多様化に対応できる移動式浴槽
装置を提供する。 【解決手段】 浴槽Aと、浴槽Aの移動を可能にする車
輪15と、車輪15を回転駆動する駆動機構18とを備
えてなる。そして、駆動機構18の駆動力により車輪1
5を回転駆動して浴槽装置を移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湯水を収容して身
体の洗浄等を行なう浴槽装置に関し、詳しくは、移動性
をもたせて設置場所を簡単容易に選択できるようにした
浴槽装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動性をもたせた浴槽装置として
は、キャスター付き浴槽が知られている(実開平2−1
19886号公報参照)。すなわち、キャスター付き浴
槽は、浴槽下面の四隅のうち前端側の隅部に移動用のキ
ャスターを設ける構成とし、移動性をもたせて設置場所
を自由に選択できるようにし、シャワーの近く、ベラン
ダ、さらには屋外の陽当たりの良い場所などに浴槽を移
動できるようにしている。
【0003】ところで、最近、浴槽装置の用途は、ライ
フスタイル、家屋構造の変化等に対応して、単に浴槽に
収容した湯水で身体を洗浄することから、湯水に各種の
入浴剤を混入して身体を保温、治療することや、湯水に
空気、または空気、湯水の混合物を噴射して身体をマッ
サージするすること等にまで拡張されてきている。そし
て、浴槽装置の設置場所も、専用の浴室から居室、さら
には陽当たりの良いベランダ等にまで拡張されてきてい
る。これに伴って、浴槽装置の使用に用意される小物類
も、タオル、石鹸等から入浴剤、薬剤等にまで拡張され
てきている。
【0004】従来、このような浴槽装置の用途の多様化
に対応するために、特開平8−215089号の浴槽装
置が提案されている。
【0005】この従来の浴槽装置では、浴槽と浴槽を覆
うカバーとの間に形成された間隙部のデッドスペースを
有効利用して、浴槽に付属する各種の機構を間隙部に収
納する技術が開示されている。そして、間隙部に収容さ
れる機構の具体例としては、浴槽の内部に対して空気ま
たは空気、湯水の混合物を噴射する噴射機構、浴槽の内
部に対して入浴剤、薬剤等を投入する入浴剤投入機構、
浴槽の内部を照射する照明機構、浴槽に収容されている
湯水を濾過清浄化する濾過機構、ステレオなどの音響機
器、さらにテレビ、電話等の情報機器等が開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように最近の浴槽
装置にあっては、用途の多様化に対応すべく各種の機構
を付設する傾向にある。それ故、浴槽装置が重量化した
り中型乃至大型化したりして、浴槽装置の移動に手間が
掛かって困難を伴う問題があった。そのため、従来の浴
槽装置にあっては、用途の多様化に対応して移動性の一
層の向上が要望されている。
【0007】そこで、本発明は、このような問題点を考
慮してなされたもので、重量化したり中型乃至大型化し
ても移動作業が簡単容易にでき用途の多様化に対応でき
る移動式浴槽装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る移動式浴槽装置は、次のような手段を
採用する。
【0009】即ち、請求項1に記載の移動式浴槽装置
は、たとえば以下の図示実施の形態に示すように、浴槽
Aと、浴槽Aの移動を可能にする車輪15と、車輪15
を回転駆動する駆動機構18とを備えてなることを特徴
とする。
【0010】そして、請求項1に記載の発明では、駆動
機構18の駆動力により車輪15を回転駆動して浴槽装
置を移動する。
【0011】請求項2に記載の発明は、たとえば以下の
図示実施の形態に示すように、請求項1記載の移動式浴
槽装置において、駆動機構が電動モータ18であること
を特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、たとえば以下の
図示実施の形態に示すように、請求項1、2記載の移動
式浴槽装置において、浴槽本体1の外面を覆うカバー1
0と浴槽本体1との間隙部Sに電動モータ18を収納し
て固設してなることを特徴とする移動式浴槽装置。
【0013】そして、請求項3に記載の発明では、デッ
ドスペースを有効利用して電動モータ18の収納スペー
スを確保できる。
【0014】請求項4に記載の発明は、たとえば以下の
図示実施の形態に示すように、請求項3記載の移動式浴
槽装置において、間隙部Sが浴槽本体1のバックレスト
2とカバー10とのバックレスト間隙部S1であること
を特徴とする。
【0015】そして、請求項4に記載の発明では、より
広いバックレスト間隙部S1が収納スペースとして有効
に活用される。
【0016】請求項5に記載の発明は、たとえば以下の
図示実施の形態に示すように、請求項1記載の移動式浴
槽装置において、浴槽本体1の底面5または浴槽本体1
のカバー10の底面13に駆動機構18を固設してなる
ことを特徴とする。
【0017】請求項6に記載の発明は、たとえば以下の
図示実施の形態に示すように、請求項1記載の移動式浴
槽装置において、駆動機構18と車輪15とを直接連結
する構成としてなることを特徴とする。
【0018】請求項7に記載の発明は、たとえば以下の
図示実施の形態に示すように、請求項1記載の移動式浴
槽装置において、駆動機構18と車輪15とを伝達機構
19を介して連結する構成としてなることを特徴とす
る。
【0019】請求項8に記載の発明は、たとえば以下の
図示実施の形態に示すように、請求項1記載の移動式浴
槽装置において、浴槽本体1の外面または浴槽本体1の
カバー10の外面に駆動機構18の電源スイッチ20を
設けてなることを特徴とする。
【0020】そして、請求項8に記載の発明では、浴槽
装置を移動するとき、電源スイッチ20をオンして駆動
機構18を駆動する。
【0021】請求項9に記載の発明は、たとえば以下の
図示実施の形態に示すように、請求項1記載の移動式浴
槽装置において、駆動機構18を操作可能なリモコン送
信機45と、浴槽本体1の外面または浴槽本体1のカバ
ー10の外面に設けられリモコン送信機45からの信号
を受信して駆動機構18を駆動する受信部46とを備え
てなることを特徴とする。
【0022】そして、請求項9に記載の発明では、浴槽
装置を移動するとき、リモコン送信機45を受信部46
に向けて操作し、信号を受信部46に送って駆動機構1
8を駆動する。
【0023】請求項10に記載の発明は、たとえば以下
の図示実施の形態に示すように、請求項1記載の移動式
浴槽装置において、浴槽Aの周壁の一部を切除して車椅
子が出入り可能な開口部50と、当該開口部50を密封
状に閉塞する開閉扉51を設けてなることを特徴とす
る。
【0024】そして、請求項10に記載の発明では、車
椅子使用者が入浴する場合、開閉扉51を開いて開口部
50から車椅子を浴槽A内に入れ、次いで開閉扉51を
閉じて開口部50を密封状に閉塞し、浴槽A内に湯を溜
めて車椅子に座した儘で入浴を行なう。しかして、入浴
を終えれば、浴槽A内の湯を排出し、開閉扉51を開い
て後、開口部50から車椅子を浴槽A外に出す。
【0025】請求項11に記載の発明は、たとえば以下
の図示実施の形態に示すように、請求項10に記載の移
動式浴槽装置において、浴槽Aへの車椅子の出入りをス
ムーズにするスロープ台55を浴槽Aに対して引出し構
造としてなることを特徴とする。
【0026】そして、請求項11に記載の発明では、使
用時にはスロープ台55を引き出して浴槽Aに接続し、
不使用時には押し込んで収納する。
【0027】請求項12に記載の発明は、たとえば以下
の図示実施の形態に示すように、請求項10に記載の移
動式浴槽装置において、開閉扉51は車椅子のスロープ
台55を兼ね、天地方向に開閉自在としてなることを特
徴とする。
【0028】そして、請求項12に記載の発明では、開
閉扉51を開放すると車椅子のスロープ台55となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る移動式浴槽装
置を図面に基いて詳細に説明する。図1〜図3は、本発
明に係る移動式浴槽装置の第1の実施形態を示すもので
ある。
【0030】浴槽Aは、浴槽本体1とカバー10とから
なる。
【0031】浴槽本体1は、比較的浅底の細長形の洋式
からなる。この浴槽本体1の一方の短手側面には、入浴
者の入浴姿勢を楽にするために、上端から下端へ連続し
て内側へ向けて傾斜したバックレスト2が設けられてい
る。このバックレスト2は、浴槽本体1の底面5に対し
て100〜150度の角度範囲に設定するのが好まし
く、最適な角度として120度が選択される。
【0032】この浴槽本体1のバックレスト2側には、
入浴者が腕,手を載せるためのアームレスト3が設けら
れている。また、浴槽本体1の両長手側面の略中央に
は、入浴者が浴槽から立ち上がる際に手を掛けるための
把手4が設けられている。
【0033】この浴槽本体1は、浴槽製造材料として広
範に利用されているステンレス材,FRP(繊維強化合
成樹脂材)等を用いて成形等により製造される。なお、
FRPの主材として広範に使用されているポリエステル
に代えてアクリル系の合成樹脂材にガラス繊維を強化し
たFRAを使用することができる。
【0034】また、この浴槽本体1には、浴槽本体1に
収容された湯水をオーバフローさせたり排水させたりす
る排水機構6が設けられている。排水機構6は、浴槽本
体1のバックレスト2の反対側の短手側面の上部に浴槽
本体1の内外を貫通して設けられたオーバフロー口7
と、オーバフロー口7に浴槽本体1の外部で接続して垂
直下方に配設された配水管8と、浴槽本体1の底面5に
開口されて配水管8の下端に接続した栓付きの排水口9
とからなる。
【0035】上述のごとく構成された浴槽本体1は、外
面をカバー10で覆われる。
【0036】カバー10は、浴槽本体1の上縁1aに嵌
合組付けしやすいように上部開放の箱形からなるもの
で、短手側面11、長手側面12、底面13で浴槽本体
1の側面,底面を覆うようになっている。
【0037】そして、浴槽本体1の上縁1aのリブ内側
にカバー10の上端が係入して溶着、接着等の手段で一
体化される。かかる組付けにより浴槽本体1と2重構造
を構成して、浴槽本体1の側面,底面との間に間隙部S
が形成され、特に浴槽本体1のバックレスト2とカバー
10との間に広いバックレスト間隙部S1が形成される
ようになっている。
【0038】なお、このカバー10の製造材料について
は、浴槽本体1と同材質とするのが製造上便利である
が、浴槽本体1と異材質とすることも可能である。たと
えば、広範に用いられているFRP、FRA等の合成樹
脂材やステンレス等の金属材が選択される。
【0039】上記カバー10の底面13の四隅付近に
は、車輪15が設けられる。
【0040】車輪15は、キャスタ構造をなし、カバー
10の底面13にねじ止め、接着等により固設される。
【0041】一つの車輪15の近傍には、車輪15を回
転駆動する駆動機構18が設けられる。
【0042】駆動機構として、電動モータ18が用いら
れる。電動モータ18は、バックレスト間隙部S1に収
容され、カバー10の底面13にボルト止め、接着等に
より固定される。なお、電動モータ18は、浴槽装置の
移動を容易にするもので、単独での浴槽装置の移動駆動
力を起生することができる能力のものを選択するのが好
ましいが、人力による移動を補助する程度の移動駆動力
を起生することができる能力のものを選択することもで
きる。
【0043】電動モータ18と車輪15との間には、伝
達機構19が設けられる。
【0044】伝達機構19として、たとえばチェーンや
ベルト等の無端状のものが用いられる。そして、伝達機
構19の一方が電動モータ18の出力軸側に連結され、
他方が車輪15の入力軸側に連結されてなる。
【0045】なお、図中符号20で示すものは、駆動機
構の電源スイッチである。電源スイッチ20は、カバー
10の側面に設けられ、制御部21を介して電動モータ
18を操作するものである。
【0046】制御部21は、電動モータ18に接続し
て、電源スイッチ20の操作に対応して電動モータ18
の動作を制御するものである。
【0047】しかして、この実施形態によれば、電源ス
イッチ20をオンして電動モータ18を駆動し、その駆
動力を伝達機構19を介して車輪15に伝えて車輪15
を回転駆動することにより浴槽装置を簡単容易に移動す
ることができる。よって、浴槽装置の移動性の一層の向
上を図ることができ、浴槽装置が重量化したり大型化し
たりしてもその設置場所を自由に変更され得る。
【0048】ところで、この実施形態では、浴槽本体1
の内部に向けて空気、湯水の混合物を噴射する噴射機構
22が設けられている。
【0049】噴射機構22は、バックレスト間隙部S1
に収納され固定されたジェットポンプ23と、ジェット
ポンプ23のインレット側にパイプを介して接続され浴
槽本体1の上縁1a面に開口されたバルブ付きの空気取
入口24と、ジェットポンプ21のインレット側にパイ
プを介して接続され浴槽本体1の側壁に開口されたバル
ブ付きの湯水取入口25と、ジェットポンプ23のアウ
トレット側にパイプを介して接続され浴槽本体1の側壁
に開口された噴射口26とからなる。空気取入口24,
湯水取入口25は、それぞれ1口づつ設けられている。
噴射口26は、浴槽本体1の長手側壁と短手側壁との間
付近にそれぞれ1口づつで合計4口設けられている。
【0050】この噴射機構22には、前記制御部21が
接続されている。また、制御部21には、操作部31が
接続されている。操作部31は、浴槽の上縁に設けられ
たスイッチ機構等からなるもので、制御部21を介して
噴射機構22を操作するものである。
【0051】このような構成により、浴槽装置の使用時
に、湯水で身体を洗浄することに加えて、空気,湯水の
混合物を噴射して身体をマッサージすることが可能にな
る。
【0052】上述した噴射機構22は空気,湯水のいず
れか一方のみを噴射するものであっても双方を噴射する
ものであってもよい。
【0053】また、この実施形態では、浴槽装置の使用
に用意される小物類35の収納スペース36が設けられ
ている。
【0054】すなわち、カバー10の長手側壁12の中
央部には、カバー10の外側に開放され間隙Sに凹入し
た収納スペース36が設けられている。収納スペース3
6は、図3に示されるように、浴槽装置の使用に用意さ
れるタオル,石鹸等,入浴剤,薬剤等からなる小物類3
5を収納することができる。この収納スペース36は、
間隙Sのデッドスペースが有効利用されたものであっ
て、浴槽本体1の内部や浴槽本体1の外部に位置する前
述の噴射機構22,排水機構6の一部の部材に対して構
造的に影響を与えることがない。収納スペース36に収
納された小物類35については、浴槽Aの使用時に入浴
者が手を伸ばして出入れすることができ、浴槽装置が運
搬されると一体的に運搬される。また、収納スペース3
6の外側端の中央部には、横方向へ配設された転落防止
柵37が設けられている。転落防止柵37は、浴槽装置
の運搬の際に、小物類35が収納スペース36から転落
するのを防止する。
【0055】なお、収納スペース36については、図示
しないが、カバー10と別体に形成してカバー10に開
口した取付孔に嵌合取付することもできる。この製造手
段によると、カバー10の成形上のアンダカットの問題
をクリアすることができる。
【0056】さらに、この実施形態では、カバー10の
外側に開放され間隙Sに凹入した手掛溝40と、カバー
10の外側に突出したバー41とが設けられている。バ
ー41は湾曲していて、入浴者等が接触した際に身体が
傷付くのを防止することができるし、タオルを掛けたり
浴槽装置全体を走行により運搬する際に手を掛けたりす
ることができる。これら手掛溝40、バー41の取付高
さがほぼ一致していて、バー41に掛けた手が手掛溝4
0に侵入することによってカバー10に接触して傷付く
ことを防止している。
【0057】ところで、図1〜図3に示す第1の実施形
態では、電動モータ18をバックレスト間隙部S1に収
容する構成とした。しかし、この発明では、このような
構成に限るものでなく、図4に示す第2の実施形態のよ
うに、カバー10の底面13に電動モータ18をボルト
止め、接着等により固設して外部に設置し、この電動モ
ータ18と一つの車輪15とを軸状の伝達機構19で直
接連結する構成とすることもできる。
【0058】この実施形態において、移動式浴槽装置の
他の構成・作用は、上述した第1の実施形態と略同様の
構成・作用を奏するので、同一符号を付して詳しい説明
を省略する。
【0059】上述したように電動モータ18と一つの車
輪15とを軸状の伝達機構19で直接連結する実施形態
においては、図示しないが、浴槽本体1の底面5に電動
モータ18をボルト止め、接着等により固設する構成と
することもできる。
【0060】また、図示したすべての実施形態では、駆
動機構の操作部を浴槽本体の外面またはカバーの外面に
設ける構成とした。しかし、この発明では、このような
構成に限るものでなく、図5に示す第3の実施形態のよ
うに、駆動機構18を操作可能なリモコン送信機45を
備える構成とすることができる。この場合、カバー10
の長手側面12には、リモコン送信機45からの信号を
受信する受信部46が設けられる。
【0061】そして、この実施形態によれば、手元でリ
モコン送信機45を操作し、リモコン送信機45からの
信号を受信部46で受信して駆動機構18を駆動するの
で、操作性の向上を図ることができる。
【0062】ところで、老齢化の進行等によって身体の
不自由な人が増えつづける社会情勢の中、車椅子に乗れ
ば行動可能な人にとっては独力で羞恥心なく入浴できる
ことが大きな喜びであるし機能訓練にもなるので、車椅
子に座した儘で入浴することができる入浴装置が切望さ
れている。
【0063】そこで、この発明では、図6に示す第4の
実施形態のように、浴槽Aの周壁の一部を切除して図示
しない車椅子が出入り可能な開口部50と、当該開口部
50を密封状に閉塞する開閉扉51を設ける構成とする
ことを特徴とする。なお、開口部50と開閉扉51との
接合面は、図示しないけれどもゴム等の弾性体からなる
シール材が設けられ、水密構造としてなる。また、符号
53は開閉扉51を閉塞する閉塞鉤止機構の係止部材で
ある。
【0064】また、この実施形態では、浴槽Aへの車椅
子の出入りをスムーズにするスロープ台55を備える構
成としてなる。スロープ台55は、底面に転動部材56
を備え、浴槽Aに対して引き出し構造としてなり、図示
しないガイドレールを介して浴槽Aの底面下の空間に引
き出し収納自在に設けられている。
【0065】なお、この実施形態において、移動式浴槽
装置の他の構成・作用は、上述した第1の実施形態と略
同様の構成・作用を奏するので、同一符号を付して詳し
い説明を省略する。
【0066】そして、この実施形態では、車椅子使用者
が入浴する場合、スロープ台55を引き出して浴槽Aに
接続する。それから開閉扉51を開き、車椅子をスロー
プ台55上を移動して開口部50から浴槽A内に入れ、
次いで開閉扉51を閉じ、係止部材53を係止して開口
部50を密封状に閉塞し、浴槽A内に湯を溜めて車椅子
に座した儘で入浴を行なう。しかして、入浴を終えれ
ば、浴槽A内の湯を排出し、開閉扉51を開いて後、開
口部50からスロープ台55を通って車椅子を移動し、
浴槽A外に出る。その後、スロープ台55を押し込んで
浴槽Aの底面下に収納する。
【0067】なお、図6に示す実施形態では、浴槽Aに
対してスロープ台55を引き出し構造とした。しかし、
この発明では、図示しないけれども、不使用時に立てか
けておくことのできるスタンド式構造とすることもでき
る。
【0068】また、図6に示す実施形態では、スロープ
台55を別途設ける構成とした。しかし、この発明で
は、図7に示す第5の実施形態のように、開閉扉51は
スロープ台を兼ね、天地方向に開閉自在に設けるするこ
ともできる。なお、図示しないが、開口部50と開閉扉
51との接合面は、上述したようにゴム等の弾性体から
なるシール材が設けられて水密構造としてなり、開閉扉
51を閉塞する閉塞鉤止機構の係止部材を備えるもので
ある。また、この実施形態において、移動式浴槽装置の
他の構成・作用は、上述した第1の実施形態と略同様の
構成・作用を奏するので、同一符号を付して詳しい説明
を省略する。
【0069】そして、この実施形態では、開閉扉51を
開放すると図示しない車椅子のスロープ台となる。この
ため、スロープ台を別途設ける必要がなくなり、部品点
数を削減してコストダウンを図ることができる。
【0070】なお、図示したすべての実施形態では、浴
槽Aは浴槽本体1とカバー10とからなる構成とした。
しかし、この発明では、図示しないが浴槽Aは浴槽本体
1とカバー10との組み合わせからなる構成に限るもの
でなく、たとえば浴槽Aはカバー10を有しない構成で
あってもよい。
【0071】また、この浴槽装置の用途を拡張するため
に、前述の先行技術の特開平8−215089号に開示
されている、浴槽の内部に対して入浴剤,薬剤等を投入
する入浴剤投入機構、浴槽の内部を照射する照明機構、
浴槽に収容されている湯水を濾過清浄化する濾過機構、
ステレオ等の音響機器、テレビ,電話等の情報機器等か
らなる構成要件を加えることもできる。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明に係る移動式浴槽装
置は、浴槽装置を移動するとき駆動機構を駆動すること
によりその駆動力で車輪を回転駆動するので、浴槽装置
を持ち上げたり強く押引したりすることなく簡単に移動
することができ、各種用途の機構の付設により重量化し
あるいは中型乃至大型化する浴槽装置にあっても作業労
力を軽減して移動性の向上を図ることができ、用途の多
様化に対応することができる。
【0073】請求項2記載の発明によれば、デッドスペ
ースを有効利用して電動モータの収納スペースを確保で
きるので、カバーが外側の最大サイズとして凹凸がない
形状でそのまま移動することができ、外観体裁が良好と
なる。また、この効果により、外観面からの設置場所の
制約が少なくなる効果が生ずる。
【0074】請求項4記載の発明によれば、身体の背を
支えるバックレストの傾斜に着目し、この傾斜とカバー
との間に形成される広いバックレスト間隙部を収納スペ
ースとして有効に活用することができる。
【0075】請求項6記載の発明によれば、駆動機構と
車輪とを直接連結するので、部品点数を少なくして構造
簡単にすることができる。
【0076】請求項9記載の発明によれば、浴槽装置の
移動をリモコン操作できるので、より一層操作性の向上
を図ることができる。
【0077】請求項10に記載の発明によれば、開口部
から車椅子を浴槽内に入れて車椅子に座した儘で入浴を
行なうことができるので、車椅子使用者の入浴設備を簡
素化することができるし、入浴介助者の労力負担を軽減
することができる。
【0078】請求項11に記載の発明によれば、スロー
プ台上を移動して車椅子を浴槽内に入れることができる
ので、車椅子の移動作業が簡単にでき、入浴介助者の労
力負担を軽減することができる。
【0079】請求項12に記載の発明によれば、開閉扉
を開放すると車椅子のスロープ台となるので、別途スロ
ープ台を設ける必要がなくなり、部品点数を削減してコ
ストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動式浴槽装置の第1の実施形態
の分解斜視図である。
【図2】図1の組付状態の断面図である。
【図3】図1の組付状態での設置使用例を示す側面図で
ある。
【図4】本発明に係る移動式浴槽装置の第2の実施形態
の側面図である。
【図5】本発明に係る移動式浴槽装置の第3の実施形態
の部分斜視図である。
【図6】本発明に係る移動式浴槽装置の第4の実施形態
の部分斜視図である。
【図7】本発明に係る移動式浴槽装置の第5の実施形態
の部分斜視図である。
【符号の説明】
A 浴槽 1 浴槽本体 2 バックレスト 10 カバー 15 車輪 18 駆動機構(電動モータ) 19 伝達機構 20 電源スイッチ 45 リモコン送信機 46 受信部 50 開口部 51 開閉扉 55 スロープ台 S 間隙部 S1 バックレスト間隙部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽と、浴槽の移動を可能にする車輪
    と、車輪を回転駆動する駆動機構とを備えてなる移動式
    浴槽装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動式浴槽装置におい
    て、駆動機構が電動モータであることを特徴とする移動
    式浴槽装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、2に記載の移動式浴槽装置に
    おいて、浴槽本体の外面を覆うカバーと浴槽本体との間
    隙部に電動モータを収納して固設してなることを特徴と
    する移動式浴槽装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の移動式浴槽装置におい
    て、間隙部が浴槽本体のバックレストとカバーとのバッ
    クレスト間隙部であることを特徴とする移動式浴槽装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の移動式浴槽装置におい
    て、浴槽本体の底面または浴槽本体のカバーの底面に駆
    動機構を固設してなることを特徴とする移動式浴槽装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の移動式浴槽装置におい
    て、駆動機構と車輪とを直接連結する構成としてなるこ
    とを特徴とする移動式浴槽装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の移動式浴槽装置におい
    て、駆動機構と車輪とを伝達機構を介して連結する構成
    としてなることを特徴とする移動式浴槽装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の移動式浴槽装置におい
    て、浴槽本体の外面または浴槽本体のカバーの外面に駆
    動機構の電源スイッチを設けてなることを特徴とする移
    動式浴槽装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の移動式浴槽装置におい
    て、駆動機構を操作可能なリモコン送信機と、浴槽本体
    の外面または浴槽本体のカバーの外面に設けられリモコ
    ン送信機からの信号を受信して駆動機構を駆動する受信
    部とを備えてなることを特徴とする移動式浴槽装置。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の移動式浴槽装置におい
    て、浴槽の周壁の一部を切除して車椅子が出入り可能な
    開口部と、当該開口部を密封状に閉塞する開閉扉を設け
    てなることを特徴とする移動式浴槽装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の移動式浴槽装置にお
    いて、浴槽への車椅子の出入りを容易にするスロープ台
    を浴槽に対して引き出し構造としてなることを特徴とす
    る移動式浴槽装置。
  12. 【請求項12】請求項10に記載の移動式浴槽装置にお
    いて、開閉扉は車椅子のスロープ台を兼ね、天地方向に
    開閉自在としてなることを特徴とする移動式浴槽装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN104739298A (zh) * 2014-01-01 2015-07-01 张伟文 使浴缸便于移动的方法
CN110946484A (zh) * 2019-11-26 2020-04-03 合肥荣事达电子电器集团有限公司 一种可移动式的稳定型浴缸

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