JPH11221189A - 内視鏡用器具 - Google Patents

内視鏡用器具

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JPH11221189A
JPH11221189A JP10299735A JP29973598A JPH11221189A JP H11221189 A JPH11221189 A JP H11221189A JP 10299735 A JP10299735 A JP 10299735A JP 29973598 A JP29973598 A JP 29973598A JP H11221189 A JPH11221189 A JP H11221189A
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 押圧力が作用部材の全長にわたって付勢
されるとともに、作用部材に過剰負荷がかかっても、破
損のおそれのない内視鏡用器具を提供すること。 【解決手段】 少なくとも一方が他方に対して開閉でき
る、シャンクの先端部に備わった2つの作用部材から成
るエンドスコープ器具であって、シャンク内の駆動ロッ
ドで作用部材の少なくとも1つを駆動できるようシャン
クの基端部に備わったハンドルを備えており、前記の作
用部材の取付部分には互いに押圧できるようバネ力が付
勢されている。作用部材の相互の付勢力を確保し、器具
の使用中における損傷に対する安全性を高めるため、シ
ャンクの先端部には、作用部材への押圧力を生成する2
つの腕部を有したフォーク形状ホルダーが備わってお
り、前記のフォーク腕部の少なくとも1つには受け孔が
設けられている。作用部材には、ホルダーの対応フォー
ク腕部の受け孔に枢支係合できる結合ペグが備わってい
る。そして、作用部材は2つのフォーク腕部間の隙間に
挿入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡用器具に関
する。特に、伸長シャンクの先端が少なくとも一方が他
方に対して開閉できる2つの作用部材から成り、前記シ
ャンクの基端はシャンクを移動できる駆動ロッドで前記
作用部材の少なくとも片方を駆動するハンドルが備えら
れ、作用部材の枢支取付部分は互いに押し合うようバネ
力で付勢されているような内視鏡用器具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の内視鏡用器具としては、例えば
欧州特許出願公開番号0537574A2に記載された
ものがある。この器具では、作用部材が切断部材として
一対の刃を有するハサミであり、片方の刃は軸ピンによ
り開閉可能な状態で取り付けられており、他方の刃は固
定されている。また、切断操作において作用する両方の
部材が、その全作用長さにわたって互いに押圧し密接に
接触できるよう、ディスク状バネ又は板状バネが作用部
材の外側の軸ピンに取り付けられており、そのバネ力で
両作用部材が互いに押し付けられている。
【0003】しかしながら、作用部材には製造組立の際
の許容値があるため、これを組立てたとき、患者の組織
を把持、切断するのに必要な押圧力が予め算定した寸法
の軸ピンや押圧バネから得られないことがあり、2つの
作用部材に作用するバネの押圧力の設定がおおまかかつ
困難になると考えられる。それゆえ、このような機構を
有する内視鏡用器具では、軟骨組織等の柔らかい部位と
硬い部位の双方に対して同じように作用できないことが
ある。即ち、組立時に硬い部位の切断のために強い押圧
力に設定した場合は、微妙な取り扱いができないため柔
らかい組織の切断には不適当となり得る。そして、柔ら
かい部位の切断のために設定した場合にも同様の不具合
が生じる得る。
【0004】更に、このような従来の器具の考慮すべき
欠点として、組立状態において予備架張され軸ピンに固
定された板状バネの変更不能な高さにより決まる過剰負
荷に対する安全性に乏しくなるという事実がある。この
ため、患者の厚い軟骨組織を作用部材で切断するさい、
軸ピン周りに余裕がなくなる。そして、器具の作用部材
に互いに低押圧力しかかからない場合、作用部材のカッ
ター面に過剰負荷がかかり作用部分が湾曲するおそれが
ある。
【0005】また、従来の器具においては、軸ピンや連
結ピンによる作用部材およびリベット法による板状バネ
あるいはディスク状バネの組立が比較的時間のかかる作
業であり、製造コストの点でも製造が複雑になるという
問題である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、作用
部材の組立が簡単かつ安価にでき、作用部材が予め設定
された一定の押圧力でその全長にわたって付勢されると
ともに、作用部材の過剰負荷に対する安全性を高めるこ
とができる内視鏡用器具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決すべ
く、本発明者は、請求項1記載のように、開閉動作する
ハンドルと、前記ハンドルの端部に取付けられたシャン
クと、前記シャンク先端部に備えられ少なくとも1つが
駆動することにより接離する2つの作用部材を支持する
ホルダーと、前記シャンク及び前記ホルダー内部に設け
られ前記ハンドルの開閉動作により作用部材を駆動させ
るロッドと、からなる内視鏡用器具であって、前記ホル
ダーは、作用部材が互いに押圧し合うように作用部材を
付勢する2つの腕部を有するフォーク形状の弾性体に形
成されると共に、前記腕部の少なくとも1つには受け孔
が備わっており、少なくとも1つの作用部材には前記受
け孔に係合する結合ペグが備えられ、2つの作用部材が
前記腕部の間に挿入されている内視鏡用器具としたもの
である。
【0008】本発明では、板状バネやディスク形状バネ
の代わりに、ハサミ切断部材等の作用部材への所定押圧
力を持つ2つのバネ弾性を有する腕部から成るフォーク
形状ホルダーが、内視鏡用器具の先端部に取り付けられ
ている。そして、そのフォーク形状ホルダーつまり腕部
の素材として金属等の弾性材、特に、鋼や鋼合金を使用
し、その長さと互いの位置を適宜組合せすることによ
り、フォーク腕部はフォーク腕部間の中間隙間に取り付
けられたとき、外部からの所定の押圧力を作用部材に付
勢することができる。
【0009】更に、本発明では、片方または両方 の作
用部材を取付けるための軸ピンが不要となる。これは、
その片方または両方の作用部材上に取り付けられる代わ
りに、フォーク腕部の先端部分の対応する孔に回転可能
に係合して、簡単な方法で作用部材の位置固定を行える
ような単数または複数のペグ突起が設けられているから
である。これらの部品はわずかな費用で製造できる。ま
た、組み立てについては、フォーク腕部を互いに引き離
し、作用部材のペグ突起をフォーク腕部の対応する孔に
挿入するという簡単な方法で組立可能である。そして、
作用部材を組み込んだ後、フォーク腕部を元に戻すと同
時に、予め設定された押圧力で作用部材を付勢すること
ができる。それゆえ、フォーク腕部は、従来の軸ピンの
保持機能を行うだけでなく、所定の押圧力を与える機能
を同時に達成することができる。
【0010】また、本発明による器具は、作用部材への
過剰負荷が生じた場合に高い安全性を有している。即
ち、フォーク腕部の横方向弾性力のおかげで、従来品よ
りも引き離し幅が大きくでき、フォーク腕部の弾性での
み引き離し動作が制限されることになる。そのため、作
用部材の残留変形を防止することができる。
【0011】本発明による器具によれば、請求項2及び
請求項3記載のように、作用部材を保持するホルダーの
1又は2以上のフォーク腕部の寸法や最少間隔を選定す
ることにより、作用部材へのフォーク腕部の押圧力の適
正値を決定できる。また、これにより、作用部材の押圧
力も簡単な方法で正確に設定できる。
【0012】また、本発明においては、請求項4記載の
ように、作用部材とその結合ペグとが一体構造に形成さ
れるのが好ましい。これにより、作用部材と個々の結合
ペグとの組立が省略できるからである。
【0013】更に、本発明の内視鏡用器具には、請求項
5記載のように、2つの作用部材が接触する面に、双方
の作用部材の結合ペグを結ぶ横軸上で嵌合する支持ガイ
ドが取り付けられているのが好ましい。この嵌合接続ガ
イドにより、作用部材の長さ方向の安定性が増すことに
なるからである。また、この支持ガイドは、請求項6記
載のように、結合ペグと同軸上で対向する2つの円柱形
状の凹部と、前記凹部に嵌合し2つの作用部材を回転さ
せることができる1つの支持とすることで、作用部材を
互いに適切なガイド状態で枢支することができる。尚、
この支持ガイドとしては、片方の作用部材の内側面に凹
部を設けて、他方の作用部材に対向する作用部の凹部と
係合できるような内側突起を一体的に備えてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て説明する。図1に全体が図示されている内視鏡用器具
は、先端作用体1、伸長可能な中空シャンク2、基端部
駆動ハンドル3から成っており、シャンク2とハンドル
3は接続スリーブ4で互いに接続された構成となってい
る。本実施例では、作用体1はハサミ形状となってい
る。また、作用体のかん子部が用途別目的に応じた総体
形状に構成されているかん子であってもよい。本実施形
態においては、把持かん子体として説明する。作用体1
は中空シャンクに脱着可能に接続されており、修理や保
守のさいに簡単に交換可能となっている。使用者が作用
体1を交換する際には、作用体1とシャンク2で構成さ
れた大きいほうのユニットを、螺形状接続スリーブ4を
駆動させて分離させることにより行う。
【0015】図1及び図2に図示したハサミとしての作
用体1は、2つの切断作用部材5と6で構成されてお
り、枢支可動な状態でフォーク形状ホルダー7に取り付
けられている。図2〜図4に示されているように、両作
用部材5と6は開閉可能な状態でホルダー7に取り付け
られている。この場合、両作用部材5と6のいずれか一
方をホルダー7に開閉可能に接続して、他方はホルダー
7に固定しても構わない。
【0016】ホルダー7は、内視鏡用器具のシャンク2
に作用体1を脱着可能に接続するためのシリンダー形状
接続部材8と、接続部材8またはシャンク2の長さ方向
に延びており、両者間に中間隙間を形成している2つの
先端フォーク腕部9と10とから成る。ホルダー7に
は、作用部材5と6を駆動させる基端ハンドル3の操作
ロッドの軸方向通路12が設けられている。
【0017】ホルダー7のフォーク腕部9と10は鋼製
であり、弾性フォーク腕部9と10には、作用部材5と
6のそれぞれの回転負荷に対する受け孔13と14が形
成されている。フォーク腕部9と10の寸法、特に長さ
Lと断面積は、フォーク腕部つまりホルダー7の材料の
弾性を考慮して設定され、受け孔13と14において、
フォーク腕部の所定の押圧力が、その中間隙間11に取
り付けられた作用部材5と6に向けて付勢できるように
なっている。このため、受け孔13と14の区域にある
フォーク腕部の中間隙間11の幅や双方からの距離いず
れかは横方向軸圧力が作用部材5と6の接合部に付勢さ
れるよう設定されている。この場合、フォーク腕部の材
質の弾性、断面積、そして腕部の中間隙間の幅に関係な
く、作用部材5と6に付勢するために特に考慮すべき要
素は、その腕部の長さLである。その腕部の長さLを適
切に設定することにより、所定の押圧力を精致に決める
ことができる。
【0018】作用部材5と6の結合部分15と16に
は、作用部材5と6と一体に形成され、ホルダー7のフ
ォーク腕部9と10の受け孔13と14に内側から枢支
係合する外側に突出した結合ペグ17と18が備わって
いる。尚、適用例によっては、別の単独構造にならない
よう作用部材5と6が結合ペグ17と18と分離されて
いても構わない。つまり、一方で、ホルダー7の受け孔
13と14内に結合ペグ17と18と共に枢支取り付け
されていてもよいし、他方で、互いに押圧しつつ相互に
柔軟に支持していても構わない。
【0019】作用部材5と6の内側面には、結合ペグ1
7と18にそれぞれ対向する凹部19と20がそれぞれ
設けてあり、それら結合ペグと凹部とは、作用部材の組
立完了状態においてホルダー7の受け孔13と14の中
心点を通り、図3の点線22で示された共通の枢支軸2
1上にそれぞれ備わる。更に、共通の内部支持材23が
備わっており、図4に図示されているように、作用部材
5と6の組立が完了した状態において、凹部19と20
内に固定されずに収容される。ここで、凹部19と20
および共通支持材23は、円柱形状に形成されている。
【0020】前記の作用部材5と6をホルダー7に組み
付けるには、以下のような方法で行う。作用部材5と6
を互いに対向させて共通軸線21上に配置し、支持材2
3を凹部19と20のいずれかの内に置いた後、ホルダ
ー7の縦軸方向のフォーク腕部9と10を、その作用部
の結合ペグ17と18がフォーク腕部9と10の間に挿
入できるよう間隔を広げる。作用部材を挿入してから、
フォーク腕部を再度自由にする。これで、結合ペグ17
と18が受け孔13と14内にそれぞれ固定せずに収容
される。その状態で、弾性のフォーク腕部9と10の横
方向軸押圧力により、作用部材5と6の接合部分15と
16の所定力で作用部材を横方向に押圧して、作用部材
5と6で共通支持材23を挟んだ状態にする。
【0021】内視鏡用器具のその他の構成は公知のもの
であって、本発明の目的内容を形成するものではない。
それゆえ、以下で簡単に説明する。
【0022】図4からわかるように、作用部材5と6の
それぞれの基端側部分24と25は、ホルダー7の通路
12を移動できる駆動ロッド28に接続された結合片2
6と27に接続されている。ロッド28は、ハンドル3
の枢支レバー29に接続されており、その枢支動作によ
り軸方向に移動して、作用部材5と6を開閉する。更に
ハンドル3は、可動レバ−23に対向する固定保持腕部
30を備える。また、通常はレバー29を開状態にして
おくため、前記の部材29と30の間に作用するバネ手
段31が装備されている。レバー29が押圧されている
とき、部材29と30間に位置するブロック手段32に
より、同様に作用部材5と6が互いに近接した位置に、
つまり、閉位置に維持される。ハンドル3の補助レバー
33により、ブロック手段32がアンロックされると、
作用部材5と6は再び開状態となる。
【0023】前述したように作用部材5と6をホルダー
7の弾性フォーク腕部9と10に回転可能に取付ること
により、その作用部材、特に、作用部材をハサミとして
使う場合の刃部分が、あるいは、作用部材を使用しない
場合の作用体1または内視鏡用器具の損傷または破壊が
防止又は低減することができる。これは、患者の軟骨組
織等の硬い組織を処置する場合に、特に有効である。更
に、硬さが異なる組織に対しても同程度に取り扱えるた
め、器具の頻繁な交換を行うことなく、拡大鏡による組
織のより精致な処置が可能となる。
【0024】
【発明の効果】本発明の内視鏡用器具によれば、予め設
定された一定の押圧力が作用部材にその全長にわたって
付勢され、適切な押圧力で患者の組織の切断等ができ
る。また、作用部材の過剰負荷が係った場合、器具の破
損を防止し、その安全性を高めることができる。更に、
本発明の内視鏡用器具は作用部材の組立が簡単かつ安価
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る内視鏡用器具の側面図。
【図2】 2つの作用部材の拡大図。
【図3】 フォーク形状ホルダーの拡大図。
【図4】 作用部材とホルダーの組立状態を示す図。
【符号の説明】
1 先端作用体 2 シャンク 3 ハンドル 4 接続スリーブ 5、6 切断用作用部材 7 フォーク形状ホルダー 8 シリンダー形状接続部材 9、10 フォーク腕部 12 ロッド軸方向通路 13、14 受け孔 17、18 結合ペグ 23 内部支持材 28 駆動ロッド 29 レバー 33 補助レバー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉動作するハンドルと、前記ハンドル
    の端部に取付けられたシャンクと、前記シャンク先端部
    に備えられ少なくとも1つが駆動することにより接離す
    る2つの作用部材を支持するホルダーと、前記シャンク
    及び前記ホルダー内部に設けられ前記ハンドルの開閉動
    作により作用部材を駆動させるロッドと、からなる内視
    鏡用器具であって、 前記ホルダーは、作用部材が互いに押圧し合うように作
    用部材を付勢する2つの腕部を有するフォーク形状の弾
    性体に形成されると共に、前記腕部の少なくとも1つに
    は受け孔が備わっており、少なくとも1つの作用部材に
    は前記受け孔に係合する結合ペグが備えられ、2つの作
    用部材が前記腕部の間に挿入されている内視鏡用器具。
  2. 【請求項2】 腕部の寸法や互いの間隔から、対応する
    作用部材にかかる腕部の所定の押圧力が決定される、請
    求項1記載の内視鏡用器具。
  3. 【請求項3】 腕部の押圧力が、それらの長さから決定
    される、請求項2記載の内視鏡用器具。
  4. 【請求項4】 作用部材と結合ペグとが一体構造で形成
    されている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の内視
    鏡用器具。
  5. 【請求項5】 2つの作用部材が接触する面に、双方の
    作用部材の結合ペグを結ぶ横軸上で嵌合する支持ガイド
    を備える請求項1〜請求項4のいずれかに記載の内視鏡
    用器具。
  6. 【請求項6】 支持ガイドは、結合ペグと同軸上で対向
    する2つの円柱形状の凹部と、前記凹部に嵌合し2つの
    作用部材を回転させることができる1つの支持材とから
    なる請求項5記載の内視鏡用器具。
JP29973598A 1997-10-24 1998-10-21 内視鏡用器具 Expired - Fee Related JP3481149B2 (ja)

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