JPH11221235A - 歯科矯正装置のブラケット位置決め用キャップおよびブラケット取り付け方法 - Google Patents
歯科矯正装置のブラケット位置決め用キャップおよびブラケット取り付け方法Info
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- JPH11221235A JPH11221235A JP2768898A JP2768898A JPH11221235A JP H11221235 A JPH11221235 A JP H11221235A JP 2768898 A JP2768898 A JP 2768898A JP 2768898 A JP2768898 A JP 2768898A JP H11221235 A JPH11221235 A JP H11221235A
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Landscapes
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブラケットが脱落した場合にも正確に位置決
めして取り付け可能な歯科矯正装置のブラケット位置決
め用キャップを提供すること。 【解決手段】 患者の歯6の切縁63を覆う部分の陰型
41を備え、各歯6毎に別個に形成されたレジン製の個
別コア4は、ブラケット1のバイトプレーン18に着脱
自在な嵌合凹部33を有するキャップ3に連結されてい
る。キャップ3はブラケット1に対して着脱自在なの
で、個別コア4は、キャップ3を介してブラケット1に
着脱自在となっている。従って、個別コア4を破壊せず
にブラケット1に着脱できるので、接着したブラケット
1が脱落しても、再び先に使用した個別コア4およびキ
ャップ3をブラケット1に取り付けて、ブラケット1を
患者の歯6に位置決めできる。
めして取り付け可能な歯科矯正装置のブラケット位置決
め用キャップを提供すること。 【解決手段】 患者の歯6の切縁63を覆う部分の陰型
41を備え、各歯6毎に別個に形成されたレジン製の個
別コア4は、ブラケット1のバイトプレーン18に着脱
自在な嵌合凹部33を有するキャップ3に連結されてい
る。キャップ3はブラケット1に対して着脱自在なの
で、個別コア4は、キャップ3を介してブラケット1に
着脱自在となっている。従って、個別コア4を破壊せず
にブラケット1に着脱できるので、接着したブラケット
1が脱落しても、再び先に使用した個別コア4およびキ
ャップ3をブラケット1に取り付けて、ブラケット1を
患者の歯6に位置決めできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者の歯の矯正を
行う際に用いられる歯科矯正装置のブラケットの位置決
め用キャップ、および当該キャップを用いたブラケット
取り付け方法に関するものである。
行う際に用いられる歯科矯正装置のブラケットの位置決
め用キャップ、および当該キャップを用いたブラケット
取り付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】歯科矯正装置の取り付けに際しては、患
者の歯の舌側面に歯科矯正装置のブラケットを接着する
ことなどが行われている。歯の舌側面は、唇側面と比べ
て複雑な形状をしており、目測ではブラケットの理想的
な位置決めが難しいので、歯の舌側面にブラケットを接
着する際には、T.A.R.G.(Torque Angulation Reference
Guide)またはC.L.A.S.S.(Custom Lingual Appliance
Setup System )を用いて形成したブラケット取り付け
用コア(インダイレクトトレー)を用いている。
者の歯の舌側面に歯科矯正装置のブラケットを接着する
ことなどが行われている。歯の舌側面は、唇側面と比べ
て複雑な形状をしており、目測ではブラケットの理想的
な位置決めが難しいので、歯の舌側面にブラケットを接
着する際には、T.A.R.G.(Torque Angulation Reference
Guide)またはC.L.A.S.S.(Custom Lingual Appliance
Setup System )を用いて形成したブラケット取り付け
用コア(インダイレクトトレー)を用いている。
【0003】インダイレクトトレーは次のように形成さ
れる。まず、患者の歯形模型に対してブラケットを位置
決めしておき、この歯形模型をブラケットと共にシリコ
ン等の弾性部材で覆う。シリコンを歯形模型から取り外
せば、シリコンには歯形模型の陰型が形成され、かつ、
ブラケットが埋め込まれた状態のインダイレクトトレー
が形成される。この全歯に亘るインダイレクトトレーを
3〜6歯ずつに分割した後、インダイレクトトレーに埋
め込まれたブラケットに接着剤を付け、インダイレクト
トレーを患者の歯に被せれば、患者の歯には、模型上で
設定したのと同様の理想的な位置にブラケットが接着さ
れる。接着剤が硬化した後、インダイレクトトレーを取
り外せばブラケットの取り付けが完了する。
れる。まず、患者の歯形模型に対してブラケットを位置
決めしておき、この歯形模型をブラケットと共にシリコ
ン等の弾性部材で覆う。シリコンを歯形模型から取り外
せば、シリコンには歯形模型の陰型が形成され、かつ、
ブラケットが埋め込まれた状態のインダイレクトトレー
が形成される。この全歯に亘るインダイレクトトレーを
3〜6歯ずつに分割した後、インダイレクトトレーに埋
め込まれたブラケットに接着剤を付け、インダイレクト
トレーを患者の歯に被せれば、患者の歯には、模型上で
設定したのと同様の理想的な位置にブラケットが接着さ
れる。接着剤が硬化した後、インダイレクトトレーを取
り外せばブラケットの取り付けが完了する。
【0004】T.A.R.G.では、このインダイレクトトレー
の作成は、患者の歯並びをそのまま再現したオリジナル
歯形模型上で全て済ませている。
の作成は、患者の歯並びをそのまま再現したオリジナル
歯形模型上で全て済ませている。
【0005】一方、C.L.A.S.S.では、患者の歯並びを目
標とする状態に配列し直したセットアップ歯形模型を用
いている。この方法では、セットアップ歯形模型に対し
てブラケットの位置決めを行い、ブラケットのベース面
と模型の歯との隙間を粘着剤(アドバンスアドヒーシ
ブ)で埋める(ブラケットのアドバンス)。この後、ブ
ラケットをオリジナル歯形模型に移し、オリジナル歯形
模型上でインダイレクトトレーを形成する。このよう
に、セットアップ歯形模型を用いることで、T.A.R.G.よ
りも正確なブラケットの位置決めを可能としている。
標とする状態に配列し直したセットアップ歯形模型を用
いている。この方法では、セットアップ歯形模型に対し
てブラケットの位置決めを行い、ブラケットのベース面
と模型の歯との隙間を粘着剤(アドバンスアドヒーシ
ブ)で埋める(ブラケットのアドバンス)。この後、ブ
ラケットをオリジナル歯形模型に移し、オリジナル歯形
模型上でインダイレクトトレーを形成する。このよう
に、セットアップ歯形模型を用いることで、T.A.R.G.よ
りも正確なブラケットの位置決めを可能としている。
【0006】しかし、従来のインダイレクトトレーを用
いたブラケットの取り付け方法では、次のような問題点
がある。まず、T.A.R.G.およびC.L.A.S.S.の何れにおい
ても、従来は、インダイレクトトレーが3〜6歯にまた
がっており、かつ、弾性を有した歪みやすいものであ
る。このため、患者の歯に装着する際にブラケットの位
置がずれたり、歪みを許容するために多量の接着剤を必
要とする結果、接着剤の溢出が発生したり、インダイレ
クトトレーの重みによる位置ずれを防止するために接着
剤が硬化するまでトレーを支持する必要があるという問
題がある。また、従来のインダイレクトトレーは、一度
に複数の歯に被さるので、患者の歯並びも関係してい
る。従って、患者の歯形印象を採得してからブラケット
を接着するまでの間に患者の歯が移動すると、インダイ
レクトトレーを使用できないという問題がある。
いたブラケットの取り付け方法では、次のような問題点
がある。まず、T.A.R.G.およびC.L.A.S.S.の何れにおい
ても、従来は、インダイレクトトレーが3〜6歯にまた
がっており、かつ、弾性を有した歪みやすいものであ
る。このため、患者の歯に装着する際にブラケットの位
置がずれたり、歪みを許容するために多量の接着剤を必
要とする結果、接着剤の溢出が発生したり、インダイレ
クトトレーの重みによる位置ずれを防止するために接着
剤が硬化するまでトレーを支持する必要があるという問
題がある。また、従来のインダイレクトトレーは、一度
に複数の歯に被さるので、患者の歯並びも関係してい
る。従って、患者の歯形印象を採得してからブラケット
を接着するまでの間に患者の歯が移動すると、インダイ
レクトトレーを使用できないという問題がある。
【0007】また、C.L.A.S.S.を用いた方法では、セッ
トアップ歯形模型とオリジナル歯形模型の両方が必要な
ので、セットアップ歯形模型を形成するために副模型が
必要であったり、セットアップ歯形模型からオリジナル
歯形模型にブラケットを移動するために、歯形模型に対
してノッチを形成するなど、複雑な技工操作が必要であ
るという問題がある。
トアップ歯形模型とオリジナル歯形模型の両方が必要な
ので、セットアップ歯形模型を形成するために副模型が
必要であったり、セットアップ歯形模型からオリジナル
歯形模型にブラケットを移動するために、歯形模型に対
してノッチを形成するなど、複雑な技工操作が必要であ
るという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願出願人
は、先に、特願平9−261228号において、上記の
問題点を解消できるブラケット取り付け方法を提案して
いる。この方法では、3〜6歯ずつにまたがるインダイ
レクトトレーの代わりに、各歯毎に別個に形成されたレ
ジン製の個別コアを用いてブラケットの取り付けを行っ
ている。この個別コアは、弾力の少ないレジンからな
り、ブラケットの各歯に接着される面(接着面)に対し
て積層されたレジン製のアドバンス部からレジンを各歯
の切縁または咬合面まで延長し、レジン製のコア部を形
成したものである。従って、患者の各歯にアドバンス部
を少量の接着剤で接着してブラケットを取り付けた後
は、アドバンス部から延長されたコア部を切断除去すれ
ば、接着剤が溢出することなく、かつ、患者の各歯の所
定位置にブラケットを正確に残すことができる。
は、先に、特願平9−261228号において、上記の
問題点を解消できるブラケット取り付け方法を提案して
いる。この方法では、3〜6歯ずつにまたがるインダイ
レクトトレーの代わりに、各歯毎に別個に形成されたレ
ジン製の個別コアを用いてブラケットの取り付けを行っ
ている。この個別コアは、弾力の少ないレジンからな
り、ブラケットの各歯に接着される面(接着面)に対し
て積層されたレジン製のアドバンス部からレジンを各歯
の切縁または咬合面まで延長し、レジン製のコア部を形
成したものである。従って、患者の各歯にアドバンス部
を少量の接着剤で接着してブラケットを取り付けた後
は、アドバンス部から延長されたコア部を切断除去すれ
ば、接着剤が溢出することなく、かつ、患者の各歯の所
定位置にブラケットを正確に残すことができる。
【0009】ここに、本願出願人は、特願平9−261
228号において提案した上記のブラケット取付け方法
を改良した方法を提案するものである。すなわち、前記
の方法では、患者の歯にブラケットを取り付けた後、ブ
ラケットとコア部とは切断されるので、この切断の後に
万が一、ブラケットが歯から脱落した場合には、ブラケ
ットを歯に目測で位置決めせざるを得ず、位置決め精度
が低下するという問題点がある。
228号において提案した上記のブラケット取付け方法
を改良した方法を提案するものである。すなわち、前記
の方法では、患者の歯にブラケットを取り付けた後、ブ
ラケットとコア部とは切断されるので、この切断の後に
万が一、ブラケットが歯から脱落した場合には、ブラケ
ットを歯に目測で位置決めせざるを得ず、位置決め精度
が低下するという問題点がある。
【0010】そこで、本発明の課題は、上記の問題点を
解消するため、各歯毎にブラケットを装着することの利
点を活かしながら、位置決めしたブラケットが歯から脱
落した場合でも、ブラケットを再度、正確に位置決めす
ることを可能とする歯科矯正装置のブラケット位置決め
用キャップ、およびこのキャップを用いたブラケット取
付け方法を提供することにある。
解消するため、各歯毎にブラケットを装着することの利
点を活かしながら、位置決めしたブラケットが歯から脱
落した場合でも、ブラケットを再度、正確に位置決めす
ることを可能とする歯科矯正装置のブラケット位置決め
用キャップ、およびこのキャップを用いたブラケット取
付け方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、患者の各歯に歯科矯正用のブラケットをそれぞれ接
着固定し、これらのブラケットに歯科矯正用のワイヤー
を架け渡して、各歯の矯正を行う際には、前記ブラケッ
トを着脱自在に保持可能なブラケット保持部と、患者の
歯の切縁または咬合面の陰型をもつ各歯毎のレジン製の
個別コアに対して連結される連結部とを有し、当該個別
コアに対して前記ブラケットを位置決め可能なブラケッ
ト位置決め用キャップを用いることを特徴とする。
に、患者の各歯に歯科矯正用のブラケットをそれぞれ接
着固定し、これらのブラケットに歯科矯正用のワイヤー
を架け渡して、各歯の矯正を行う際には、前記ブラケッ
トを着脱自在に保持可能なブラケット保持部と、患者の
歯の切縁または咬合面の陰型をもつ各歯毎のレジン製の
個別コアに対して連結される連結部とを有し、当該個別
コアに対して前記ブラケットを位置決め可能なブラケッ
ト位置決め用キャップを用いることを特徴とする。
【0012】このブラケット位置決め用キャップにおい
て、前記ブラケット保持部は、たとえば、前記ブラケッ
トの背面側に形成されている突部が嵌め込まれる嵌合凹
部であり、該嵌合凹部は前記突部が嵌め込まれる際に弾
性変形し、その弾性復帰力により、嵌め込まれた前記突
部を保持するように構成できる。
て、前記ブラケット保持部は、たとえば、前記ブラケッ
トの背面側に形成されている突部が嵌め込まれる嵌合凹
部であり、該嵌合凹部は前記突部が嵌め込まれる際に弾
性変形し、その弾性復帰力により、嵌め込まれた前記突
部を保持するように構成できる。
【0013】このキャップを用いて歯科矯正装置のブラ
ケットを患者の歯に取り付けるには、まず、未硬化状態
のレジンを患者の歯形模型の歯の切縁または咬合面に相
当する部分に供給することにより前記個別コアを形成す
る一方、前記ブラケットを前記キャップの前記ブラケッ
ト保持部に保持させて当該キャップと一体化した状態で
当該ブラケットを前記歯形模型の歯の所定位置に位置決
めし、この状態で前記個別コアと前記キャップの前記連
結部とを連結することにより、前記個別コア、前記キャ
ップおよび前記ブラケットを一体化する。次に、前記個
別コア、前記キャップおよび前記ブラケットを一体化し
たまま、対応する患者の歯に前記個別コアを被せること
により当該歯の所定位置に前記ブラケットを位置決めし
た後、当該ブラケットを患者の歯の所定位置に接着す
る。しかる後に、前記キャップの前記ブラケット保持部
から前記ブラケットを外すことにより前記個別コアおよ
び前記キャップを一体で前記ブラケットから分離させて
当該ブラケットを患者の歯の所定位置に残す。
ケットを患者の歯に取り付けるには、まず、未硬化状態
のレジンを患者の歯形模型の歯の切縁または咬合面に相
当する部分に供給することにより前記個別コアを形成す
る一方、前記ブラケットを前記キャップの前記ブラケッ
ト保持部に保持させて当該キャップと一体化した状態で
当該ブラケットを前記歯形模型の歯の所定位置に位置決
めし、この状態で前記個別コアと前記キャップの前記連
結部とを連結することにより、前記個別コア、前記キャ
ップおよび前記ブラケットを一体化する。次に、前記個
別コア、前記キャップおよび前記ブラケットを一体化し
たまま、対応する患者の歯に前記個別コアを被せること
により当該歯の所定位置に前記ブラケットを位置決めし
た後、当該ブラケットを患者の歯の所定位置に接着す
る。しかる後に、前記キャップの前記ブラケット保持部
から前記ブラケットを外すことにより前記個別コアおよ
び前記キャップを一体で前記ブラケットから分離させて
当該ブラケットを患者の歯の所定位置に残す。
【0014】本発明では、患者の歯の切縁または咬合面
を覆う部分の陰型を備えたレジン製の個別コアと、ブラ
ケットに対して着脱可能なキャップとを用い、患者の歯
形模型上でブラケットを位置決めした状態で個別コアと
キャップとを連結している。従って、個別コアと、キャ
ップと、ブラケットが一体化された状態で個別コアを患
者の歯に被せると、個別コアを基準にしてブラケットは
歯形模型上で設定した正確な位置に位置決めされる。そ
れ故、本発明によれば、ブラケットを正確に位置決めす
ることが可能である。また、キャップとブラケットとは
着脱可能なので、患者の歯にブラケットを接着した後、
キャップとブラケットの間で分離すれば、ブラケットか
ら個別コアとキャップとを一体で外すことができる。従
って、患者の歯にブラケットのみが残るので、各ブラケ
ットに歯科矯正用のワイヤーを架け渡して、歯の矯正を
行うことができる。また、ブラケットからキャップと個
別コアを取り外した以降、ブラケットが脱落した場合で
も、個別コアと一体化した状態にあるキャップに対して
ブラケットを再び取り付ければ、個別コアを歯に被せる
だけで個別コアを基準に患者の歯にブラケットを再び正
確に位置決めできる。それ故、最初に接着したときと同
様、高い精度でブラケットを接着できる。
を覆う部分の陰型を備えたレジン製の個別コアと、ブラ
ケットに対して着脱可能なキャップとを用い、患者の歯
形模型上でブラケットを位置決めした状態で個別コアと
キャップとを連結している。従って、個別コアと、キャ
ップと、ブラケットが一体化された状態で個別コアを患
者の歯に被せると、個別コアを基準にしてブラケットは
歯形模型上で設定した正確な位置に位置決めされる。そ
れ故、本発明によれば、ブラケットを正確に位置決めす
ることが可能である。また、キャップとブラケットとは
着脱可能なので、患者の歯にブラケットを接着した後、
キャップとブラケットの間で分離すれば、ブラケットか
ら個別コアとキャップとを一体で外すことができる。従
って、患者の歯にブラケットのみが残るので、各ブラケ
ットに歯科矯正用のワイヤーを架け渡して、歯の矯正を
行うことができる。また、ブラケットからキャップと個
別コアを取り外した以降、ブラケットが脱落した場合で
も、個別コアと一体化した状態にあるキャップに対して
ブラケットを再び取り付ければ、個別コアを歯に被せる
だけで個別コアを基準に患者の歯にブラケットを再び正
確に位置決めできる。それ故、最初に接着したときと同
様、高い精度でブラケットを接着できる。
【0015】さらに、キャップは、ブラケット保持部と
個別コアに連結される部分を備えているだけで、患者の
個人差に左右される部分がない。従って、キャップは、
共通に使えるので、同じ構造のものを予め製造しておく
ことができ、個別コアだけを患者の歯に合わせて適宜形
成すればよい。
個別コアに連結される部分を備えているだけで、患者の
個人差に左右される部分がない。従って、キャップは、
共通に使えるので、同じ構造のものを予め製造しておく
ことができ、個別コアだけを患者の歯に合わせて適宜形
成すればよい。
【0016】しかも、各歯毎に別個に形成された個別コ
アを利用できるので、従来のインダイレクトトレーを用
いる場合と比較して、次のような利点がある。まず、個
別コアは、弾力の少ないレジンを用いて各歯毎に別個に
形成すればよいので、患者の歯に装着する際に歪みが生
じない。従って、ブラケットを患者の歯に正確に位置決
めできる。また、歪みが生じないので、ブラケットの接
着面が歯から浮き上がることはない。従って、少量の接
着剤で確実に接着できるので、接着剤の溢出がなくな
り、余剰接着剤の除去作業が不要となる。さらに、各歯
毎に別個に形成されるので、小さく、軽く形成でき、患
者の歯に装着した後、接着剤が硬化するまで支えている
必要がない。さらにまた、患者の歯並びとは無関係なの
で、患者の歯形印象の採得からブラケットの取り付けま
での間に患者の歯が移動しても装着が可能である。しか
も、C.L.A.S.S.を用いて作成した場合でも、セットアッ
プ歯形模型からブラケットをオリジナル歯形模型に戻す
必要がない。従って、オリジナル歯形模型は不要なので
副模型が不要となり、ブラケットをオリジナル歯形模型
に移す必要がないので、歯形模型に対するノッチの形成
などの複雑な技工操作を省略できる。
アを利用できるので、従来のインダイレクトトレーを用
いる場合と比較して、次のような利点がある。まず、個
別コアは、弾力の少ないレジンを用いて各歯毎に別個に
形成すればよいので、患者の歯に装着する際に歪みが生
じない。従って、ブラケットを患者の歯に正確に位置決
めできる。また、歪みが生じないので、ブラケットの接
着面が歯から浮き上がることはない。従って、少量の接
着剤で確実に接着できるので、接着剤の溢出がなくな
り、余剰接着剤の除去作業が不要となる。さらに、各歯
毎に別個に形成されるので、小さく、軽く形成でき、患
者の歯に装着した後、接着剤が硬化するまで支えている
必要がない。さらにまた、患者の歯並びとは無関係なの
で、患者の歯形印象の採得からブラケットの取り付けま
での間に患者の歯が移動しても装着が可能である。しか
も、C.L.A.S.S.を用いて作成した場合でも、セットアッ
プ歯形模型からブラケットをオリジナル歯形模型に戻す
必要がない。従って、オリジナル歯形模型は不要なので
副模型が不要となり、ブラケットをオリジナル歯形模型
に移す必要がないので、歯形模型に対するノッチの形成
などの複雑な技工操作を省略できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
における歯科矯正装置のブラケット位置決め部材および
ブラケット取付け方法を説明する。
における歯科矯正装置のブラケット位置決め部材および
ブラケット取付け方法を説明する。
【0018】(歯科矯正装置のブラケット)本発明を説
明する前に、本発明を用いて患者の歯に取り付ける歯科
矯正用のブラケットについて説明する。
明する前に、本発明を用いて患者の歯に取り付ける歯科
矯正用のブラケットについて説明する。
【0019】図1(A)は、本発明を用いて患者の歯に
取り付ける歯科矯正装置のブラケットの一例を示す斜視
図、図1(B)は、図1(A)に示すブラケットが患者
の歯に装着された様子を示す概略側面図である。これら
の図に示すように、歯科矯正装置のブラケット1は、患
者の歯6の舌側面61に装着するものであり、歯6に接
着される略長方形の板状をしたベース11と、ベース1
1の背面13(歯6に接着される面12とは反対側の
面)に形成された突部14とを有している。
取り付ける歯科矯正装置のブラケットの一例を示す斜視
図、図1(B)は、図1(A)に示すブラケットが患者
の歯に装着された様子を示す概略側面図である。これら
の図に示すように、歯科矯正装置のブラケット1は、患
者の歯6の舌側面61に装着するものであり、歯6に接
着される略長方形の板状をしたベース11と、ベース1
1の背面13(歯6に接着される面12とは反対側の
面)に形成された突部14とを有している。
【0020】突部14は、ベース11の背面13から突
出して歯6の根元側に向けて延びたT字型のフック17
と、フック17の付け根部分から上方に延びた突起に支
持された略長方形の板状をしたバイトプレーン18を備
えている。
出して歯6の根元側に向けて延びたT字型のフック17
と、フック17の付け根部分から上方に延びた突起に支
持された略長方形の板状をしたバイトプレーン18を備
えている。
【0021】このように形成されたブラケット1におい
て、フック17とバイトプレーン18の間で歯6の根元
側に向けて開口した隙間は、歯科矯正装置のワイヤー7
が通されるスロット19となっている。また、フック1
7とベース11の間で歯6の根元側に向けて開口した隙
間、およびベース11とバイトプレーン18の間で歯6
の先端側に向けて開口した隙間によって、タイウイング
15、16がそれぞれ形成されている。スロット19に
嵌め込まれたワイヤー7は、フック17とタイウイング
15、16を利用してブラケット1に取り付けられた結
紮具(図示せず。)によってブラケット1に結紮され
る。
て、フック17とバイトプレーン18の間で歯6の根元
側に向けて開口した隙間は、歯科矯正装置のワイヤー7
が通されるスロット19となっている。また、フック1
7とベース11の間で歯6の根元側に向けて開口した隙
間、およびベース11とバイトプレーン18の間で歯6
の先端側に向けて開口した隙間によって、タイウイング
15、16がそれぞれ形成されている。スロット19に
嵌め込まれたワイヤー7は、フック17とタイウイング
15、16を利用してブラケット1に取り付けられた結
紮具(図示せず。)によってブラケット1に結紮され
る。
【0022】このブラケット1を患者の歯6の理想的な
位置に取り付けるために、本発明は次のようにしてブラ
ケット1を患者の歯6の所定位置に位置決めして取り付
けている。
位置に取り付けるために、本発明は次のようにしてブラ
ケット1を患者の歯6の所定位置に位置決めして取り付
けている。
【0023】(ブラケットの取り付け方法)図2は、本
発明のブラケット取り付け方法を説明するためのフロー
チャートである。この図を参照して、ブラケット1を患
者の歯6に取り付ける方法を説明する。
発明のブラケット取り付け方法を説明するためのフロー
チャートである。この図を参照して、ブラケット1を患
者の歯6に取り付ける方法を説明する。
【0024】まず、ステップST1において、セットア
ップ歯形模型を作成する。このセットアップ歯形模型
は、たとえば、アルジネイト印象剤と、既製の有歯顎用
印象トレーを用いて患者の歯型印象を採得し、この歯型
印象を用いて硬石膏でオリジナル歯形模型を作成し、こ
のオリジナル歯形模型を分割して目標とする歯並びに配
列すれば作成できる。
ップ歯形模型を作成する。このセットアップ歯形模型
は、たとえば、アルジネイト印象剤と、既製の有歯顎用
印象トレーを用いて患者の歯型印象を採得し、この歯型
印象を用いて硬石膏でオリジナル歯形模型を作成し、こ
のオリジナル歯形模型を分割して目標とする歯並びに配
列すれば作成できる。
【0025】次に、図3(A)に示すように、このセッ
トアップ歯形模型を用いてレジン製の個別コア4を作成
する(ステップST2)。個別コア4は、セットアップ
歯形模型の各歯8にアルギン酸カルシウム系石膏分離液
を一層塗布しておき、筆等を用いて未硬化状態の常温重
合レジンをセットアップ歯形模型の各歯8の表面に1歯
ずつ別個に積層することにより形成される。このように
して、セットアップ歯形模型の歯8の表面のうち、唇側
面82から歯8の切縁83(切歯または犬歯の場合。/
臼歯の場合は咬合面)を跨ぎ、歯8の舌側面81に僅か
にかかる部分に薄く積層された個別コア4が形成され
る。従って、個別コア4は、歯8の切縁83に相当する
部分の陰型41を有している。また、この個別コア4は
各歯毎に別個に形成されたものであり、隣接する歯には
被らない。
トアップ歯形模型を用いてレジン製の個別コア4を作成
する(ステップST2)。個別コア4は、セットアップ
歯形模型の各歯8にアルギン酸カルシウム系石膏分離液
を一層塗布しておき、筆等を用いて未硬化状態の常温重
合レジンをセットアップ歯形模型の各歯8の表面に1歯
ずつ別個に積層することにより形成される。このように
して、セットアップ歯形模型の歯8の表面のうち、唇側
面82から歯8の切縁83(切歯または犬歯の場合。/
臼歯の場合は咬合面)を跨ぎ、歯8の舌側面81に僅か
にかかる部分に薄く積層された個別コア4が形成され
る。従って、個別コア4は、歯8の切縁83に相当する
部分の陰型41を有している。また、この個別コア4は
各歯毎に別個に形成されたものであり、隣接する歯には
被らない。
【0026】次に、ブラケット1のバイトプレーン18
に本発明のブラケット位置決め用キャップ(以下、単に
キャップという。)を取り付ける(ステップST3)。
に本発明のブラケット位置決め用キャップ(以下、単に
キャップという。)を取り付ける(ステップST3)。
【0027】ここで、図4(A)、(B)を参照して、
本発明のキャップを説明する。図4(A)に示すよう
に、キャップ3は、ブラケット1のバイトプレーン18
に取り付けられる基部31と、基部31から延びた延設
部32(個別コア4との連結部)とを備えている。
本発明のキャップを説明する。図4(A)に示すよう
に、キャップ3は、ブラケット1のバイトプレーン18
に取り付けられる基部31と、基部31から延びた延設
部32(個別コア4との連結部)とを備えている。
【0028】基部31には、バイトプレーン18が嵌ま
り込む嵌合凹部33(ブラケット保持部)が形成されて
いる。嵌合凹部33の開口部には、バイトプレーン18
の周縁の径寸法よりもよりも開口部を小さくするように
窄まった折り返し部34(アンダーカット)が形成され
ている。従って、キャップ3の嵌合凹部33にバイトプ
レーン18を押し込むと、図4(B)に示すように、折
り返し部34が弾性変形して嵌合凹部33にバイトプレ
ーン18が嵌まり、キャップ3をブラケット1に取り付
けることができる。この状態で、キャップ3の嵌合凹部
33の折り返し部34は、それ自身の弾性復帰力によ
り、嵌合凹部33に嵌め込まれたバイトプレーン18を
保持しているので、キャップ3はバイトプレーン18に
対してがた付きなく、手などで支えていなくても脱落し
ないように固定された状態にある。また、このキャップ
3をバイトプレーン18から引き離す方向に一定の力を
加えると、キャップ3の折り返し部34が弾性変形した
後、嵌合凹部33からバイトプレーン18が外れ、ブラ
ケット1からキャップ3が取り外される。このように、
キャップ3は、ブラケット1に着脱自在となっている。
り込む嵌合凹部33(ブラケット保持部)が形成されて
いる。嵌合凹部33の開口部には、バイトプレーン18
の周縁の径寸法よりもよりも開口部を小さくするように
窄まった折り返し部34(アンダーカット)が形成され
ている。従って、キャップ3の嵌合凹部33にバイトプ
レーン18を押し込むと、図4(B)に示すように、折
り返し部34が弾性変形して嵌合凹部33にバイトプレ
ーン18が嵌まり、キャップ3をブラケット1に取り付
けることができる。この状態で、キャップ3の嵌合凹部
33の折り返し部34は、それ自身の弾性復帰力によ
り、嵌合凹部33に嵌め込まれたバイトプレーン18を
保持しているので、キャップ3はバイトプレーン18に
対してがた付きなく、手などで支えていなくても脱落し
ないように固定された状態にある。また、このキャップ
3をバイトプレーン18から引き離す方向に一定の力を
加えると、キャップ3の折り返し部34が弾性変形した
後、嵌合凹部33からバイトプレーン18が外れ、ブラ
ケット1からキャップ3が取り外される。このように、
キャップ3は、ブラケット1に着脱自在となっている。
【0029】キャップ3の延設部32は、基部31から
先窄まりになるように斜めに延びている。この延設部3
2は、後述するように、個別コア4に向けて延びてお
り、キャップ3と個別コア4とを接着剤を用いて連結し
やすくしてある。また、延設部32の角度や長さは、各
歯6の種類(上顎14本と下顎14本の計28本)ごと
にそれぞれ設定されている。
先窄まりになるように斜めに延びている。この延設部3
2は、後述するように、個別コア4に向けて延びてお
り、キャップ3と個別コア4とを接着剤を用いて連結し
やすくしてある。また、延設部32の角度や長さは、各
歯6の種類(上顎14本と下顎14本の計28本)ごと
にそれぞれ設定されている。
【0030】このように形成されたキャップ3を図4
(B)に示すようにブラケット1に取り付けた後、図3
(B)に示すように、ブラケット1をセットアップ歯形
模型の各歯8に対して正確に位置決めする(ステップS
T4)。この位置決めは、たとえば、セットアップ歯形
模型に合わせてアイデアルアーチを形成した歯科矯正用
のレクタンギュラーワイヤー(図示せず。)を用い、こ
のレクタンギュラーワイヤーに、各歯に対応するブラケ
ット1をそれぞれ結紮することにより行われる。
(B)に示すようにブラケット1に取り付けた後、図3
(B)に示すように、ブラケット1をセットアップ歯形
模型の各歯8に対して正確に位置決めする(ステップS
T4)。この位置決めは、たとえば、セットアップ歯形
模型に合わせてアイデアルアーチを形成した歯科矯正用
のレクタンギュラーワイヤー(図示せず。)を用い、こ
のレクタンギュラーワイヤーに、各歯に対応するブラケ
ット1をそれぞれ結紮することにより行われる。
【0031】このようにブラケット1をセットアップ歯
形模型の各歯8に対して位置決めすると、図3(B)に
示すように、ブラケット1に取り付けられたキャップ3
の延設部32の先端部は個別コア83に近接した状態と
なる。
形模型の各歯8に対して位置決めすると、図3(B)に
示すように、ブラケット1に取り付けられたキャップ3
の延設部32の先端部は個別コア83に近接した状態と
なる。
【0032】ここで、図3(C)に示すように、このキ
ャップ3の延設部32と個別コア4との隙間を即時重合
レジン5で埋め、キャップ3と個別コア4を連結するこ
とにより、キャップ3と個別コア4とブラケット1を一
体化する。(ステップST5)。
ャップ3の延設部32と個別コア4との隙間を即時重合
レジン5で埋め、キャップ3と個別コア4を連結するこ
とにより、キャップ3と個別コア4とブラケット1を一
体化する。(ステップST5)。
【0033】次に、図3(D)に示すように、このキャ
ップ3、個別コア4、およびブラケット1を一体化した
まま、セットアップ歯形模型の各歯8から取り外す(ス
テップST6)。
ップ3、個別コア4、およびブラケット1を一体化した
まま、セットアップ歯形模型の各歯8から取り外す(ス
テップST6)。
【0034】次に、ブラケット1を患者の歯6に接着す
る。この際には、図3(D)に示すブラケット1の接着
面12に接着剤を塗布しておき、図5(A)、(B)に
示すように、キャップ3、個別コア4、およびブラケッ
ト1を一体化したまま、個別コア4を対応する患者の歯
6に被せることにより、ブラケット1を患者の歯6に接
着する(ステップST7)。ここで、個別コア4は、患
者の歯6と同じ形状をしたセットアップ歯形模型の歯8
を用いて形成されているので、患者の歯6に隙間なく密
着する。しかも、ブラケット1に取り付けられたキャッ
プ3は、ブラケット1をセットアップ歯形模型の歯8に
対して理想的な状態に位置決めしてから個別コア4と連
結されている。従って、個別コア4を患者の歯6に被せ
れば、キャップ3に取り付けられたブラケット1は、セ
ットアップ歯形模型の歯8に対して設定したのと同様
に、患者の歯6に対して理想的な状態に位置決めされ
る。
る。この際には、図3(D)に示すブラケット1の接着
面12に接着剤を塗布しておき、図5(A)、(B)に
示すように、キャップ3、個別コア4、およびブラケッ
ト1を一体化したまま、個別コア4を対応する患者の歯
6に被せることにより、ブラケット1を患者の歯6に接
着する(ステップST7)。ここで、個別コア4は、患
者の歯6と同じ形状をしたセットアップ歯形模型の歯8
を用いて形成されているので、患者の歯6に隙間なく密
着する。しかも、ブラケット1に取り付けられたキャッ
プ3は、ブラケット1をセットアップ歯形模型の歯8に
対して理想的な状態に位置決めしてから個別コア4と連
結されている。従って、個別コア4を患者の歯6に被せ
れば、キャップ3に取り付けられたブラケット1は、セ
ットアップ歯形模型の歯8に対して設定したのと同様
に、患者の歯6に対して理想的な状態に位置決めされ
る。
【0035】最後に、接着剤が硬化し、ブラケット1が
患者の歯6に接着された後は、図6に示すように、個別
コア4およびキャップ3を一体でブラケット1から分離
させ、ブラケット1を患者の歯6に残す(ステップST
8)。ここで、個別コア4およびキャップ3が一体化さ
れたもの(以下、位置決め部材2という)は、キャップ
3の嵌合凹部33にバイトプレーン18を嵌め込むだけ
でブラケット1に固定されているので、バイトプレーン
18からキャップ3を取り外せば、ブラケット1および
患者の歯6から個別コア4およびキャップ3のどちらも
破損させずに、一体化したままで取り外すことができ
る。このようにしてブラケット1の接着が完了する。
患者の歯6に接着された後は、図6に示すように、個別
コア4およびキャップ3を一体でブラケット1から分離
させ、ブラケット1を患者の歯6に残す(ステップST
8)。ここで、個別コア4およびキャップ3が一体化さ
れたもの(以下、位置決め部材2という)は、キャップ
3の嵌合凹部33にバイトプレーン18を嵌め込むだけ
でブラケット1に固定されているので、バイトプレーン
18からキャップ3を取り外せば、ブラケット1および
患者の歯6から個別コア4およびキャップ3のどちらも
破損させずに、一体化したままで取り外すことができ
る。このようにしてブラケット1の接着が完了する。
【0036】ここで、患者の歯6に接着したブラケット
1が治療途中に脱落した場合には、先に使用した位置決
め部材2を再び使用して患者の歯6にブラケット1を接
着する。すなわち、個別コア4およびキャップ3は一体
化したままで壊れずにブラケット1から取り外されてお
り、キャップ3とブラケット1とは着脱自在である。従
って、図3(D)に示すように、先に使用した位置決め
部材2を患者の歯6から脱落したブラケット1のバイト
プレーン18に再び取り付けて、個別コア4、キャップ
3、およびブラケット1を一体化し、ブラケット1の接
着面12に接着剤を塗布した状態で、図5(A)、
(B)に示すように、個別コア4を患者の歯6に被せて
ブラケット1の位置決めを行いながら、ブラケット1の
接着を行う。接着剤が硬化したら、図6に示すように、
ブラケット1から個別コア4およびキャップ3を一体で
ブラケット1から取り外し、ブラケット1だけを患者の
歯6に残せばよい。このようにすれば、最初に接着した
ときと同様の高い精度でブラケット1を接着できる。
1が治療途中に脱落した場合には、先に使用した位置決
め部材2を再び使用して患者の歯6にブラケット1を接
着する。すなわち、個別コア4およびキャップ3は一体
化したままで壊れずにブラケット1から取り外されてお
り、キャップ3とブラケット1とは着脱自在である。従
って、図3(D)に示すように、先に使用した位置決め
部材2を患者の歯6から脱落したブラケット1のバイト
プレーン18に再び取り付けて、個別コア4、キャップ
3、およびブラケット1を一体化し、ブラケット1の接
着面12に接着剤を塗布した状態で、図5(A)、
(B)に示すように、個別コア4を患者の歯6に被せて
ブラケット1の位置決めを行いながら、ブラケット1の
接着を行う。接着剤が硬化したら、図6に示すように、
ブラケット1から個別コア4およびキャップ3を一体で
ブラケット1から取り外し、ブラケット1だけを患者の
歯6に残せばよい。このようにすれば、最初に接着した
ときと同様の高い精度でブラケット1を接着できる。
【0037】(本形態の主な効果)このように、本形態
では、個別コア4を患者の歯6に被せたときにブラケッ
ト1が患者の歯6に対する所定位置に位置決めされるよ
うに個別コア4をブラケット1に取り付けるにあたっ
て、個別コア4をブラケット1に直接、取り付けるので
はなく、キャップ3に連結している。キャップ3は、ブ
ラケット1に対する嵌合凹部33を有し、ブラケット1
に着脱可能なので、個別コア4とキャップ3とは一体に
ブラケット1に着脱自在となる。従って、患者の歯6に
ブラケット1を接着した後、ブラケット1から個別コア
4とキャップ3を取り外す際には、どちらも壊されず、
一体のままで取り外すことができる。この個別コア4と
キャップ3の一体化された位置決め部材2は、キャップ
3の嵌合凹部33によって、ブラケット1に再度取り付
けが可能である。このように、個別コア4とキャップ3
の一体化された位置決め部材2は、壊されずにブラケッ
ト1に何度でも着脱することができる。従って、位置決
め部材2は、同一患者においては反復利用が可能なの
で、前記したように、患者の歯6に接着したブラケット
1が脱落した場合でも、先に使用した位置決め部材2を
再び使用して患者の歯6にブラケット1を位置決めでき
る。それ故、最初に接着したときと同様の精度でブラケ
ット1を接着できる。
では、個別コア4を患者の歯6に被せたときにブラケッ
ト1が患者の歯6に対する所定位置に位置決めされるよ
うに個別コア4をブラケット1に取り付けるにあたっ
て、個別コア4をブラケット1に直接、取り付けるので
はなく、キャップ3に連結している。キャップ3は、ブ
ラケット1に対する嵌合凹部33を有し、ブラケット1
に着脱可能なので、個別コア4とキャップ3とは一体に
ブラケット1に着脱自在となる。従って、患者の歯6に
ブラケット1を接着した後、ブラケット1から個別コア
4とキャップ3を取り外す際には、どちらも壊されず、
一体のままで取り外すことができる。この個別コア4と
キャップ3の一体化された位置決め部材2は、キャップ
3の嵌合凹部33によって、ブラケット1に再度取り付
けが可能である。このように、個別コア4とキャップ3
の一体化された位置決め部材2は、壊されずにブラケッ
ト1に何度でも着脱することができる。従って、位置決
め部材2は、同一患者においては反復利用が可能なの
で、前記したように、患者の歯6に接着したブラケット
1が脱落した場合でも、先に使用した位置決め部材2を
再び使用して患者の歯6にブラケット1を位置決めでき
る。それ故、最初に接着したときと同様の精度でブラケ
ット1を接着できる。
【0038】また、キャップ3は、ブラケット1に対す
る嵌合凹部33と、個別コア4に連結される延設部32
を備えているだけで、患者の個人差に大きく左右される
部分がない。すなわち、キャップ3の延設部32の角度
や長さは、各歯6の種類(上顎14本と下顎14本の計
28本)ごとにそれぞれ設定されており、このような延
設部32の最適な角度や長さは、歯6の種類によって多
少異なるものの、患者毎に大きく異なるものではない。
従って、キャップ3は汎用のブラケット1に対して着脱
可能、かつ、各歯6に適合する延設部32を有する標準
的なキャップ3を28種類、予め量産しておくことがで
きる。
る嵌合凹部33と、個別コア4に連結される延設部32
を備えているだけで、患者の個人差に大きく左右される
部分がない。すなわち、キャップ3の延設部32の角度
や長さは、各歯6の種類(上顎14本と下顎14本の計
28本)ごとにそれぞれ設定されており、このような延
設部32の最適な角度や長さは、歯6の種類によって多
少異なるものの、患者毎に大きく異なるものではない。
従って、キャップ3は汎用のブラケット1に対して着脱
可能、かつ、各歯6に適合する延設部32を有する標準
的なキャップ3を28種類、予め量産しておくことがで
きる。
【0039】このため、ブラケット1を患者に取り付け
る際には、個別コア4だけを患者の歯6に合わせて適宜
形成すればよい。従って、ブラケット1に対して着脱可
能、かつ、患者の歯にも正確に取り付け可能な位置決め
部材2を簡単に製造できる。
る際には、個別コア4だけを患者の歯6に合わせて適宜
形成すればよい。従って、ブラケット1に対して着脱可
能、かつ、患者の歯にも正確に取り付け可能な位置決め
部材2を簡単に製造できる。
【0040】しかも、弾力の少ないレジンを用いて各歯
毎に別個に形成された個別コア4を利用できるので、従
来のインダイレクトトレーを用いる場合と比較して、次
のような利点がある。すなわち、個別コア4は、弾力の
少ないレジンを用いて各歯毎に別個に形成されているの
で、患者の歯6に装着する際に歪みが生じない。従っ
て、ブラケット1を患者の歯6に正確に位置決めでき
る。また、歪みが生じないので、ブラケット1の接着面
12が歯6から浮き上がることはない。従って、少量の
接着剤で確実に接着できるので、接着剤の溢出がなくな
り、余剰接着剤の除去作業が不要となる。さらに、各歯
毎に別個に形成され、小さく、軽く形成できるので、患
者の歯6に装着した後、接着剤が硬化するまで支えてい
なくても、ブラケット1が位置ずれしない。
毎に別個に形成された個別コア4を利用できるので、従
来のインダイレクトトレーを用いる場合と比較して、次
のような利点がある。すなわち、個別コア4は、弾力の
少ないレジンを用いて各歯毎に別個に形成されているの
で、患者の歯6に装着する際に歪みが生じない。従っ
て、ブラケット1を患者の歯6に正確に位置決めでき
る。また、歪みが生じないので、ブラケット1の接着面
12が歯6から浮き上がることはない。従って、少量の
接着剤で確実に接着できるので、接着剤の溢出がなくな
り、余剰接着剤の除去作業が不要となる。さらに、各歯
毎に別個に形成され、小さく、軽く形成できるので、患
者の歯6に装着した後、接着剤が硬化するまで支えてい
なくても、ブラケット1が位置ずれしない。
【0041】また、個別コア4は、各歯毎に別個に形成
されており、患者の歯並びとは無関係なので、患者の歯
形印象の採得からブラケット1の取り付けまでの間に患
者の歯6が移動しても装着が可能である。さらに、歯並
びとは無関係なので、C.L.A.S.S.を用いて作成した場合
でも、セットアップ歯形模型からブラケット1をオリジ
ナル歯形模型に戻す必要がない。従って、オリジナル歯
形模型は不要なので副模型の作成が不要であり、ブラケ
ット1をオリジナル歯形模型に移す必要がないので、歯
形模型に対するノッチの形成など、複雑な技工操作を省
略できる。
されており、患者の歯並びとは無関係なので、患者の歯
形印象の採得からブラケット1の取り付けまでの間に患
者の歯6が移動しても装着が可能である。さらに、歯並
びとは無関係なので、C.L.A.S.S.を用いて作成した場合
でも、セットアップ歯形模型からブラケット1をオリジ
ナル歯形模型に戻す必要がない。従って、オリジナル歯
形模型は不要なので副模型の作成が不要であり、ブラケ
ット1をオリジナル歯形模型に移す必要がないので、歯
形模型に対するノッチの形成など、複雑な技工操作を省
略できる。
【0042】(その他の実施の形態)なお、個別コア4
の作成(ステップST2)、キャップ3の取り付け(ス
テップST3)、およびブラケット1の位置決め(ステ
ップST4)はこの順に限らない。たとえば、、ブラケ
ット1をセットアップ歯形模型の歯8に対して位置決め
した後に、ブラケット1にキャップを取り付けてもよ
い。また、ブラケット1の位置決めの後に、個別コア4
を作成してもよい。また、ブラケット1の位置決めの後
に、ブラケット1と歯8との隙間をレジンや粘着剤(ア
ドバンスアドヒーシブ)で埋め、ブラケット1の接着面
12を歯8の固有の形状に沿った状態に形成するブラケ
ット1のアドバンスを行ってもよい。
の作成(ステップST2)、キャップ3の取り付け(ス
テップST3)、およびブラケット1の位置決め(ステ
ップST4)はこの順に限らない。たとえば、、ブラケ
ット1をセットアップ歯形模型の歯8に対して位置決め
した後に、ブラケット1にキャップを取り付けてもよ
い。また、ブラケット1の位置決めの後に、個別コア4
を作成してもよい。また、ブラケット1の位置決めの後
に、ブラケット1と歯8との隙間をレジンや粘着剤(ア
ドバンスアドヒーシブ)で埋め、ブラケット1の接着面
12を歯8の固有の形状に沿った状態に形成するブラケ
ット1のアドバンスを行ってもよい。
【0043】上記形態はC.L.A.S.S.に応用した例である
が、本発明はT.A.R.G.にも適用可能である。また、個別
コア4を作成するのに、常温重合レジンの代わりに他の
レジンを用いてもよい。さらに、個別コア4とキャップ
3との間を即時重合レジン5で連結しているが、他の方
法で連結してもよい。たとえば、即時重合レジン5を用
いずに、個別コア4自身を延長してキャップ3に接続し
てもよい。
が、本発明はT.A.R.G.にも適用可能である。また、個別
コア4を作成するのに、常温重合レジンの代わりに他の
レジンを用いてもよい。さらに、個別コア4とキャップ
3との間を即時重合レジン5で連結しているが、他の方
法で連結してもよい。たとえば、即時重合レジン5を用
いずに、個別コア4自身を延長してキャップ3に接続し
てもよい。
【0044】上記形態では、キャップ3は、ブラケット
1のバイトプレーン18を保持するブラケット保持部と
して嵌合凹部33を備えているが、ブラケット保持部
は、バイトブレーン18を保持できれば、嵌合凹部33
に限らない。
1のバイトプレーン18を保持するブラケット保持部と
して嵌合凹部33を備えているが、ブラケット保持部
は、バイトブレーン18を保持できれば、嵌合凹部33
に限らない。
【0045】また、キャップ3に形成されたブラケット
保持部は、バイトプレーン18を保持するとは限らず、
ブラケット1の背面13に形成された突部14を保持で
きればよい。たとえば、バイトプレーン18の形成され
ていないブラケットに対しても本発明を適用できる。す
なわち、図1(A)、(B)を参照して説明すると、バ
イトプレーン18は本来、噛み合わせが深い患者に対
し、下顎前歯が干渉してブラケット1を壊さないように
し、かつ、下顎前歯を受け止めて噛み合わせ浅くするた
めに設けられているものであるため、バイトプレーン1
8のないブラケットも一般的に用いられている。そのよ
うなバイトプレーン18のないものでも、ワイヤー19
を結紮するためのフック17もしくはタイウイング1
5、16に相当する突部14は、ブラケット1の背面1
3に必ず形成されている。このような突部14に対して
キャップ3を着脱自在とすればよい。
保持部は、バイトプレーン18を保持するとは限らず、
ブラケット1の背面13に形成された突部14を保持で
きればよい。たとえば、バイトプレーン18の形成され
ていないブラケットに対しても本発明を適用できる。す
なわち、図1(A)、(B)を参照して説明すると、バ
イトプレーン18は本来、噛み合わせが深い患者に対
し、下顎前歯が干渉してブラケット1を壊さないように
し、かつ、下顎前歯を受け止めて噛み合わせ浅くするた
めに設けられているものであるため、バイトプレーン1
8のないブラケットも一般的に用いられている。そのよ
うなバイトプレーン18のないものでも、ワイヤー19
を結紮するためのフック17もしくはタイウイング1
5、16に相当する突部14は、ブラケット1の背面1
3に必ず形成されている。このような突部14に対して
キャップ3を着脱自在とすればよい。
【0046】また、本発明は、歯の舌側面にブラケット
を取り付ける場合に限らず、唇側面にブラケットを取り
付ける場合にも適用できる。すなわち、図7に示すよう
に、歯の唇側面に取り付けるブラケット9は、患者の歯
に接着される略長方形の板状に形成されたベース91
と、ベース91の背面93(接着される面92とは反対
側の面)に形成された突部94とを有している。突部9
4には、歯科矯正用のワイヤーが嵌まるスロット99
と、スロット99の両側で外側に張り出したタイウイン
グ95〜98を備えている。従って、キャップ3には、
このタイウイング95〜98に対する係合部を形成し
て、キャップ3をブラケット1に着脱可能とすることが
できる。
を取り付ける場合に限らず、唇側面にブラケットを取り
付ける場合にも適用できる。すなわち、図7に示すよう
に、歯の唇側面に取り付けるブラケット9は、患者の歯
に接着される略長方形の板状に形成されたベース91
と、ベース91の背面93(接着される面92とは反対
側の面)に形成された突部94とを有している。突部9
4には、歯科矯正用のワイヤーが嵌まるスロット99
と、スロット99の両側で外側に張り出したタイウイン
グ95〜98を備えている。従って、キャップ3には、
このタイウイング95〜98に対する係合部を形成し
て、キャップ3をブラケット1に着脱可能とすることが
できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、個別
コアを患者の歯に被せたときにブラケットが患者の歯に
対する所定位置に位置決めされるように個別コアをブラ
ケットに取り付けるにあたって、個別コアをブラケット
に直接、取り付けるのではなく、キャップに連結してい
る。キャップはブラケット保持部を有し、ブラケットに
着脱可能なので、個別コアとキャップとは一体にブラケ
ットに着脱自在となる。従って、患者の歯にブラケット
を接着した後、ブラケットから個別コアとキャップを取
り外す際には、どちらも壊されず、一体のままである。
この個別コアとキャップの一体化されたものは、キャッ
プのブラケット保持部によって、ブラケットに再度取り
付けが可能である。従って、患者の歯に接着したブラケ
ットが脱落した場合でも、先に使用した個別コアとキャ
ップが一体化されたものを再びブラケットに取り付け、
患者の歯にブラケットを位置決めできる。それ故、最初
に接着したときと同様の精度でブラケットを接着でき
る。
コアを患者の歯に被せたときにブラケットが患者の歯に
対する所定位置に位置決めされるように個別コアをブラ
ケットに取り付けるにあたって、個別コアをブラケット
に直接、取り付けるのではなく、キャップに連結してい
る。キャップはブラケット保持部を有し、ブラケットに
着脱可能なので、個別コアとキャップとは一体にブラケ
ットに着脱自在となる。従って、患者の歯にブラケット
を接着した後、ブラケットから個別コアとキャップを取
り外す際には、どちらも壊されず、一体のままである。
この個別コアとキャップの一体化されたものは、キャッ
プのブラケット保持部によって、ブラケットに再度取り
付けが可能である。従って、患者の歯に接着したブラケ
ットが脱落した場合でも、先に使用した個別コアとキャ
ップが一体化されたものを再びブラケットに取り付け、
患者の歯にブラケットを位置決めできる。それ故、最初
に接着したときと同様の精度でブラケットを接着でき
る。
【図1】(A)は、歯科矯正用のブラケットの一例を示
す斜視図、(B)は、(A)に示すブラケットを患者の
歯に取り付けた様子を示す模式図である。
す斜視図、(B)は、(A)に示すブラケットを患者の
歯に取り付けた様子を示す模式図である。
【図2】本発明のブラケット取り付け方法を説明するた
めのフローチャートである。
めのフローチャートである。
【図3】(A)〜(D)は、ブラケット取り付け方法を
説明するための模式図である。
説明するための模式図である。
【図4】(A)は、本発明のキャップをブラケットに取
り付ける前の様子を示す斜視図、(B)は、(A)に示
すキャップをブラケットに取り付けた後の様子を示す斜
視図である。
り付ける前の様子を示す斜視図、(B)は、(A)に示
すキャップをブラケットに取り付けた後の様子を示す斜
視図である。
【図5】(A)は、患者の歯にブラケットを取り付ける
際の様子を示す模式図、(B)は、(A)の正面図であ
る。
際の様子を示す模式図、(B)は、(A)の正面図であ
る。
【図6】ブラケットおよび患者の歯から個別コアおよび
キャップを取り外した様子を示す模式図である。
キャップを取り外した様子を示す模式図である。
【図7】歯の唇側面に接着するタイプの歯科矯正用のブ
ラケットを示す斜視図である。
ラケットを示す斜視図である。
1、9 ブラケット 11、91 ベース 12、92 接着面 13、93 ベースの背面 14、94 突部 15〜16、95〜98 タイウイング 18 バイトプレーン 2 位置決め部材 3 ブラケット位置決め用キャップ 31 基部 32 延設部 33 嵌合凹部 34 折り返し部 4 個別コア 41 陰型 5 即時重合レジン 6 患者の歯 61 患者の歯の舌側面 62 患者の歯の唇側面 63 患者の歯の切縁または咬合面 7 ワイヤー 8 模型の歯 81 模型の歯の舌側面 82 模型の歯の唇側面 83 模型の歯の切縁または咬合面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【図7】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
Claims (3)
- 【請求項1】 患者の各歯に歯科矯正用のブラケットを
それぞれ接着固定し、これらのブラケットに歯科矯正用
のワイヤーを架け渡して、各歯の矯正を行うための歯科
矯正装置のブラケット位置決め用のキャップであって、 前記ブラケットを着脱自在に保持可能なブラケット保持
部と、患者の歯の切縁または咬合面の陰型をもつ各歯毎
のレジン製の個別コアに対して連結される連結部とを有
し、当該個別コアに対して前記ブラケットを位置決めす
るために用いられることを特徴とするブラケット位置決
め用キャップ。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ブラケット保持
部は、前記ブラケットの背面側に形成されている突部が
嵌め込まれる嵌合凹部であり、該嵌合凹部は前記突部が
嵌め込まれる際に弾性変形し、その弾性復帰力により、
嵌め込まれた前記突部を保持することを特徴とするブラ
ケット位置決め用キャップ。 - 【請求項3】 請求項1または2に規定するブラケット
位置決め用キャップを用いて患者の各歯の所定位置に前
記ブラケットを取り付ける方法であって、 未硬化状態のレジンを患者の歯形模型の歯の切縁または
咬合面に相当する部分に供給することにより前記個別コ
アを形成する一方、前記ブラケットを前記キャップの前
記ブラケット保持部に保持させて当該キャップと一体化
した状態で当該ブラケットを前記歯形模型の歯の所定位
置に位置決めし、この状態で前記個別コアと前記キャッ
プの前記連結部とを連結することにより、前記個別コ
ア、前記キャップおよび前記ブラケットを一体化し、 次に、前記個別コア、前記キャップおよび前記ブラケッ
トを一体化したまま、対応する患者の歯に前記個別コア
を被せることにより当該歯の所定位置に前記ブラケット
を位置決めした後、当該ブラケットを患者の歯の所定位
置に接着し、 しかる後に、前記キャップの前記ブラケット保持部から
前記ブラケットを外すことにより、前記個別コアおよび
前記キャップを一体で前記ブラケットから分離させて当
該ブラケットを患者の歯の所定位置に残すことを特徴と
する歯科矯正装置のブラケット取り付け方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2768898A JPH11221235A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | 歯科矯正装置のブラケット位置決め用キャップおよびブラケット取り付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2768898A JPH11221235A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | 歯科矯正装置のブラケット位置決め用キャップおよびブラケット取り付け方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11221235A true JPH11221235A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12227921
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2768898A Pending JPH11221235A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | 歯科矯正装置のブラケット位置決め用キャップおよびブラケット取り付け方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11221235A (ja) |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100355842B1 (ko) * | 1999-10-23 | 2002-10-09 | 박제영 | 치과 교정 브라켓용 음형 구조물 및 이를 이용한 트랜스퍼 트레이 |
| KR100379987B1 (ko) * | 2000-08-25 | 2003-04-16 | 조재형 | 치열교정용 치아 브라켓의 정위 및 접착 보조장치 |
| JP2008534129A (ja) * | 2005-04-04 | 2008-08-28 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 咬合位を決める停止部材を有する歯科矯正用のインダイレクトボンディング |
| JP2009247400A (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-29 | Yasuhiro Saimiya | 歯列矯正用冶具 |
| JP2009247401A (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-29 | Yasuhiro Saimiya | 歯列矯正用冶具を使用した歯列矯正方法 |
| KR20200085663A (ko) | 2019-01-04 | 2020-07-15 | 청 시앙 훙 | 간접 접합 방법 또는 치과 교정 브래킷 |
| EP4282376A3 (en) * | 2017-04-21 | 2024-01-24 | Swift Health Systems Inc. | Indirect bonding tray having several handles |
| US12053346B2 (en) | 2019-10-31 | 2024-08-06 | Swift Health Systems Inc. | Indirect orthodontic bonding systems and methods |
| US12053345B2 (en) | 2021-09-03 | 2024-08-06 | Swift Health Systems Inc. | Method of administering adhesive to bond orthodontic brackets |
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| US12370021B2 (en) | 2017-01-31 | 2025-07-29 | Swift Health Systems Inc. | Hybrid orthodontic archwires |
| US12521208B2 (en) | 2016-04-18 | 2026-01-13 | Lorelli Technologies Llc | Orthodontic appliance with non-sliding, tied archwire |
-
1998
- 1998-02-10 JP JP2768898A patent/JPH11221235A/ja active Pending
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| USD1043994S1 (en) | 2022-01-06 | 2024-09-24 | Swift Health Systems Inc. | Archwire |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060221 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060303 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060706 |