JPH11221499A - エアゾール装置の噴口 - Google Patents

エアゾール装置の噴口

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JPH11221499A
JPH11221499A JP10313426A JP31342698A JPH11221499A JP H11221499 A JPH11221499 A JP H11221499A JP 10313426 A JP10313426 A JP 10313426A JP 31342698 A JP31342698 A JP 31342698A JP H11221499 A JPH11221499 A JP H11221499A
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nozzle
aerosol
hole diameter
aerosol composition
inlet
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JP10313426A
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English (en)
Inventor
Shoichi Kawamoto
尚一 河本
Shusaku Tsutsumi
周作 堤
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Earth Corp
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の範囲に絞ったエアゾールを噴射するこ
とができるエアゾール装置を提供し、また、ゴキブリな
どのほふく性害虫や飛翔性の害虫に対して有効なエアゾ
ール組成物を噴出することができるエアゾール装置の噴
口を提供する。 【解決手段】 エアゾール組成物を噴出させるためのエ
アゾール装置に用いる噴口であって、該噴口の導入口の
孔径よりもエアゾール組成物を噴射させる噴口の先端部
開口の孔径が大きいことを特徴とするエアゾール装置の
噴口。前記噴口は、その内部通路が、該噴口の導入口か
らエアゾール組成物を噴出させる噴口の先端部開口ま
で、その内径が少しずつ大きくなるか、又は段階的に大
きくなるような形状に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアゾール組成物
を噴出させるためのエアゾール装置の噴口に関するもの
であり、特に特定の範囲にエアゾール組成物を噴出させ
ることができるようにしたエアゾール装置の噴口に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】エアゾール組成物を噴出させるためのエ
アゾール装置は、一般には容器の上部にバルブとボタン
を備え、容器の内部に原液と噴射剤からなるエアゾール
組成物を収容し、ボタンを押すとバルブが開き、噴射剤
の圧力により原液が噴射剤とともにチューブを通り、バ
ルブをへて、ボタンに設けた噴射口から噴出する形状の
ものである。その噴射口の形状については、ストレート
噴射用のものが普通用いられているが、霧状に噴射させ
る場合には、噴射口の形状を拡大噴射に適したものとす
ることが知られている。また、それとは逆にゴキブリが
通るような狭い通路や局部的に噴射する場合には、その
噴射口の先端にロングノズルを取り付けることが行われ
ている。
【0003】また、従来のエアゾール装置においては、
バルブ部から下方のエアゾール組成物中に延びるデップ
チューブ、アンダータップの内径、ベーパータップの内
径及びステム孔の孔径が前記噴口の孔径と関連して、エ
アゾールの噴射状態を決めるとして、これらを一定の関
係に定めるべきであるとされている。これは、圧力流体
の取扱いにおいて、途中のバルブの孔径の大きさの比に
より減圧の状態が変わり、最終のバルブからの流出の状
態が変わるためである。このような条件のため、従来の
エアゾール装置においてはその噴口の内部構造について
はあまり検討されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のエアゾール装置
においては、良好なエアゾールを形成するのには、なる
べく微細な液滴を均一に分散した状態のものを得るのが
よいとされているから、噴口から到達する距離の関係で
ある程度広い範囲に広がるものであった。このようなエ
アゾールは、蚊やハエのような空中を飛ぶ害虫を対象と
する場合には適しており、原液の気化も早くなるので好
ましいとされていた。しかし、ゴキブリやアリなどのほ
ふく性害虫を対象とする場合に、このような広い範囲に
広がるものでは、面積当たりに付着する薬剤の量が少な
くなり、十分な効果を発揮しがたい。また、蚊やその他
の飛翔速度の遅い虫の場合、ハエでも止まっている場合
のように、的を絞りやすい場合には、空中に対してエア
ゾールを噴射するときには、従来にように広い範囲に広
がるエアゾールを与えても、対象害虫に付く薬液量が少
なく、その作用が小さいことになる。このため、ほふく
性害虫を対象とする場合や、蚊やその他の飛翔速度の遅
い虫を対象とする場合には、使用するエアゾール装置
は、噴射するエアゾールが狭い範囲に絞ったものとなる
ことが好ましい。本発明は、特定の範囲に絞ったエアゾ
ールを噴射することができるエアゾール装置の噴口を提
供することを目的とするものである。また、本発明は、
ゴキブリやアリなどのほふく性害虫や蚊などの飛翔速度
の遅い虫に対して有効なエアゾール組成物を噴射するこ
とができるエアゾール装置の噴口を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の手段に
より前記の課題を解決した。 (1)エアゾール組成物を噴射させるためのエアゾール
装置に用いる噴口であって、該噴口の導入口の孔径より
もエアゾール組成物を噴出させる噴口の先端部開口の孔
径が大きいことを特徴とするエアゾール装置の噴口。 (2)前記噴口は、その内部通路が、該噴口の導入口か
らエアゾール組成物を噴出させる噴口の先端部開口ま
で、その内径が少しずつ大きくなるような形状に形成さ
れていることを特徴とする前記(1)記載のエアゾール
装置の噴口。 (3)前記噴口は、その内部通路が、該噴口の導入口か
らエアゾール組成物を噴出させる噴口の先端部開口ま
で、その内径が段階的に大きくなるように形成されてい
ることを特徴とする前記(1)記載のエアゾール装置の
噴口。
【0006】(4)前記噴口は、その内部通路が、該噴
口の導入口の孔径とエアゾール組成物を噴出させる噴口
の先端部開口の孔径との比が1:1〜1:3であること
を特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項のいず
れか1項記載のエアゾール装置の噴口。 (5)前記噴口は、その内部通路が、該噴口の導入口に
隣接する部分は孔径が同じ部分であり、その後に孔径が
変化する部分を有し、孔径が同じ部分の長さと孔径が変
化する部分の長さとの比が1:2以上であることを特徴
とする前記(1)〜(4)のいずれか1項記載のエアゾ
ール装置の噴口。
【0007】
【発明の実施の形態】エアゾール装置においては、その
噴射口及びその噴射口に取り付けるロングノズルのよう
補助的な噴口は、その形状や内部構造がエアゾール組成
物の気化状態を左右する。本発明は、これらの噴射口及
び補助的な噴口全体に係るもので、本発明においては、
それらをまとめて「噴口」という。本発明の噴口を設
け、或いは取り付けて用いるエアゾール装置は、従来の
エアゾール噴射装置と同様に薬剤を溶解した原液、噴射
剤(場合によっては圧縮ガス)などからなるエアゾール
組成物を充填している容器部、および前記エアゾール組
成物を噴出してエアゾール化するバルブ部とからなって
いる。本発明の噴口は、エアゾール装置のバルブ部に接
続するボタン部に取り付けても良いが、ボタン部内に設
けた噴口として形成してもよい。本発明の噴口の特徴と
するところは内部構造にあり、具体的には、噴口は、
その内部通路が、該噴口の導入口からエアゾール組成物
を噴出する噴口の先端部開口まで、その内径が少しずつ
大きくなるような形状に形成されているもの(「噴口I
型」という)、噴口は、その内部通路が、該噴口の導
入口からエアゾール組成物を噴出させる噴口の先端部開
口まで、その内径が段階的に大きくなるように形成され
ているもの(「噴口II型」という)である。また、、
以外の他の構造を取ることができる。
【0008】本発明の噴口を分かりやすく説明するため
に図面を用いて説明する。なお、図面ではその構造を判
り易くするために、実物よりも拡大して示してある。図
1は、噴口I型のもので、その縦断面図を示す。噴口1
は、先端部2と基部3とからなり、その周囲には基部3
をエアゾール装置の押釦9(点線で示す)に嵌め込むた
めの段部4が設けられている。噴口1には、エアゾール
組成物を通すための内部通路5が設けられ、その先端に
先端部開口6が設けられ、基部3には導入口7が設けら
れており、導入口7は接続部8を介してバルブ部内のエ
アゾール組成物を通すための通路に接続している。この
型の噴口1の内部通路5は、その内径(孔径)が少しず
つ大きくなるような形状をしており、導入口7の孔径よ
りも先端部開口6の孔径が大きく形成されている。導入
口7の孔径をXとし、先端部開口6の孔径をYとすると
き、その両者の孔径(Y/X)の比は1.5〜3が好ま
しい。
【0009】図2は、噴口II型のもので、その縦断面図
を示す。この噴口の外形上の基本的な構造は、噴口I型
のものと同じである。噴口1に設けられたエアゾール組
成物を通すための内部通路5は、段階的にその内径(孔
径)が大きくなるように形成されている。その段階は1
段でも良いし、また2段以上でも良い。それにより導入
口7の孔径よりも先端部開口6の孔径が大きく形成され
ている。その両者の内径の比は1.5〜3が好ましい。
その段部の形状は直角的な段部であるよりは斜面を有す
る段部であることが、噴射流れが乱れないために好まし
い。各部の寸法については、実施例を参照されたい。
【0010】従って、本発明のエアゾール装置の噴口
は、それから噴射方向での拡散面を満足できるような狭
い範囲に絞られるようにエアゾール組成物が噴射される
ように設計されている。このため、本発明の噴口からエ
アゾール組成物はより絞られて噴射されると共に、床面
に対して噴射する場合には床面に十分付着するように散
布され、また空中に対して噴射する場合には狭い範囲に
集中するように散布される。本発明の噴口は、上記した
ような構造であるので、噴口の内部通路において、薬剤
を溶解した原液、噴射剤がそこを通る際に徐々に圧力が
低下し、または段階的に圧力が低下することにより、気
化が進み液の粒子が大きくなるためか、噴口の先端部開
口から出るエアゾールの流れが方向性をもち、絞られた
流れとして狭い範囲に噴射することになるものとみられ
る。本発明の噴口を用いた場合、形成されるエアゾール
流は、噴射速度が大きいためか、引火した際に逆火現象
が起きないため、安全性が高いという利点がある。
【0011】本発明の噴口は、前記のような構成である
ので、これから噴射することにより、絞られた範囲にエ
アゾールを与えることができ、床面に対して噴射する場
合にはエアゾール組成物の床面への付着量は多くなり、
舞い上がりが少ないため、高さ方向にも部屋全体に均一
に拡散されることが少なくなり、無用な汚染を防ぐこと
ができる。また空中に対して噴射する場合には狭い範囲
に集中するように散布されるため、目的とする害虫に多
くの量を付着させることができ、作用を高めることがで
きる。このように、部屋の所定の箇所の殺虫、殺菌、消
臭、芳香などで優れた効果が達成される。また、必要以
上に広がらないため、内容物に由来する汚れ、濡れなど
が無用の箇所まで及ぶことを無くすことができる。
【0012】本発明において、噴射剤としては、ジメチ
ルエーテル、液状プロパンガス(LPG)、n−ブタ
ン、イソブタン、プロパン、イソペンタン、n−ペンタ
ン、シクロペンタン、プロピレン、n−ブチレン、イソ
ブチレン、エチルエーテル、炭酸ガスおよび使用上問題
がないフロンガス(HCFC22、123、124、4
1b、142b、225、HFC125、134a、1
43a、152a、12、227aなどを挙げることが
できる。本発明において、溶媒としては、水、アルコー
ル類:例えばメタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル
など、ケトン類:例えば、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトンなど、エステル類:例えば
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなど、その他エチ
ルエーテルなど、及び脂肪族炭化水素類:例えばn−ヘ
キサン、ケロシン、灯油、n−ペンタン、イソペンタ
ン、シクロペンタンなどが挙げられる。これら溶媒は混
合して使用しても良い。
【0013】本発明において、有効成分としては、殺虫
剤、殺菌剤、殺ダニ剤、忌避剤、芳香剤、消臭剤などを
挙げることができる。殺虫剤としては安全性の観点から
ピレスロイド系の化合物を用いることが好ましく、代表
的なものを例示すると、次のとおりである。アレスリ
ン、ピナミンフォルテ、バイオアレスリン、エスバイオ
ール、レスメトリン、フラメトリン、プラレトリン、テ
ラレスリン、フタルスリン、ネオピナミンフォルテ、フ
ェノトリン、ペルメトリン、シフェノトリン、サイパー
メスリン、トランスフルスリン、イミプロトリンなど。
また、その他の殺虫剤として、カーバメイト系のものと
してプロポクサー、オキサジアゾール系のものとしてメ
トキサジアゾン、有機リン系のものとしてDDVPなど
を挙げることができる。この他にもメタアルデヒド等が
示される。なお、これらの異性体、類縁体でもよい。
【0014】配合可能な害虫忌避剤としては、代表的な
ものを例示すると、次の物質が挙げられる。 ・2,3,4,5−ビス(△2 −ブチレン)−テトラヒ
ドロフルフラール ・ジ−n−プロピルイソシンコメロネート ・ジ−n−ブチルサクシネート ・2−ヒドロキシエチルオクチルサルフアイド ・2−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール ・3−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール ・1−エチニル−2−メチル−ペンテニル2,2,3,
3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート ・1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル2,2−
ジメチル−3−(2′,2′−ジクロルビニル)−シク
ロプロパン−1−カルボキシレート ・1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル2,2−
ジメチル−3−(2′−1′−プロピペニル)−シクロ
プロパン−1−カルボキシレート ・N−ヘキシル−3,4−ジクロルマレイミドなどであ
る。 ・ディート ・四級アミン
【0015】配合可能な殺ダニ剤としては、代表的なも
のを例示すると、次の物質が挙げられる。フェノトリ
ン、ペルメトリン、レストメリン、IBTA、IBT
E、第4級アンモニウム塩、安息香酸ベンジル、安息香
酸フェニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸フェニ
ル、3−ブロモ−2,3−ジヨード−2−プロペニル−
エチルカルボナート、4−クロルフェニール−3−ヨー
ドプロパルギルホルマールなどである。配合可能な殺菌
剤としては、パラ−クロロ−メタキシレノール(PCM
X)、2,4,4′−トリクロロ−2′−ハイドロキシ
ジフェニルエーテル(イルガサンDP−300)、3−
ヨード−2−プロピニルブチルカーバメート(トロイサ
ン)、チアベンダゾール(TBZ)、アルキルジ(アミ
ノエチル)グリシン塩酸塩(Tego51)などが挙げ
られる。また、配合可能な芳香剤としては、じゃ香、ベ
ルガモット油、シナモン油、シトロネラ油、レモン油、
レモングラス油などの天然香料、ピネン、リモネン、リ
ナロール、メントール、ボルネオール、オイゲノール、
シトラール、シトロネラール、ヘリオトピン、ワニリン
などの人工香料などが挙げられる。配合可能な消臭剤と
しては、ラウリルメタクリレート、ゲラニルクロトネー
ト、ミリスチル酸アセトフエノン、パラメチルアセトフ
エノンベンゾアルデヒドなどが挙げられる。
【0016】本発明のエアゾール装置の噴口は、通常の
エアゾール組成物を噴出させるために使用することがで
きる。その中でも原液と噴射剤との割合(v/v)が
1:2〜1:12、より好ましくは1:3〜1:5から
なるエアゾール組成物に適用することが示される。さら
に好ましい態様について示すと、大量噴射型とすること
が挙げられ、噴射量が例えば、15〜100ml/10
秒となるものが挙げられる。
【0017】
【実施例】以下実施例によって本発明を具体的に説明す
る。ただし、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。
【0018】実施例1 1.試験噴口 次の2種の噴口を作製した。 (1)噴口I型−傾斜拡大型(孔径が少しずつ大きくな
る形状) (2)噴口II型−段階拡大型(孔径が段階的に大きくな
る形状) これら2種の噴口について孔径等を種々変えたものを各
6種類作製した。各6種類の噴口の孔径等の大きさを第
1表および第2表に示す。第1〜2表中のX,Y,A,
Bについては、図1等に示すように、エアゾール装置に
接続する噴口の導入口の孔径をX、エアゾール組成物を
噴射させる噴口の先端部開口の孔径をYとし、その内部
通路における孔径が同じ部分の長さをAとし、孔径が変
化する部分の長さをBとする。また、比較のため、従来
から使用されている噴口を「通常」として用意した。こ
れは、内部通路における孔径が同じであり、先端部開口
の孔径が0.8mmのものである。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】2.試験方法 (1)下記のエアゾール組成物を充填したエアゾール装
置のバルブ部分に前記の噴口が付いたボタンを取り付け
た。 (2)試験検体 エアゾール組成物 原液 30ml 有効成分:フタルスリン 0.2g ペルメトリン 0.2g 溶剤 灯油 (前記有効成分に灯油を加えて30mlとする) 噴射剤 270ml (液化石油ガス)
【0022】(3)試験手段 30cmの距離から温度計に向けて検体を3秒及び5秒
噴射し、噴霧後の最低温度を測定し、室温26℃からの
降下温度を計算した。 (4)試験結果 その結果は第3表に示す。本発明の噴口を備えた場合に
は、噴射後の温度の降下が大きく、冷却効果が顕著であ
った。このことから、エアゾール組成物に冷却を有する
溶媒を配合することで、ほふく害虫などではその行動を
瞬時にとめることが期待できる。なお、前記の降下温度
が大きいほど、噴射が温度計付近に集中している度合い
が大きいことを示している。
【0023】
【表3】
【0024】試験例1 1.試験装置 実施例1の噴口を備えたエアゾール装置を用いた。 2.試験方法 (1)噴射パターンの測定 前記のエアゾール装置を用い、Bサイズの紙に向かっ
て、40cm及び60cmの距離からそれぞれ1秒及び
4秒噴射し、紙の濡れの大きさを測定した。 (2)測定結果 測定結果を第4表に示す。本発明の噴口とすることで、
噴射面での濡れの状態が向上されていた。また濡れの状
態が向上されるのに伴い、クロゴキブリに対する殺虫効
果も高められた。なお、噴射面での濡れの状態の向上が
大きいものほど、エアゾールの集中の度合いが大きいこ
とを示している。
【0025】
【表4】
【0026】試験例2 1.試験装置 実施例1の噴口を備えたエアゾール装置を用いた。 2.試験方法 (1)効力の測定 前記のエアゾール装置を用い、カップ直撃法によりその
効力を測定した。カップ内に供試虫としてクロゴキブリ
(雌成虫)10匹を入れ、50cmの距離から5秒噴射
し、それを3回繰り返した。 (2)測定結果 測定結果を第5表に示す。本発明の噴口を備えること
で、クロゴキブリに対する殺虫効果において、速効性が
顕著に高められ、エアゾール噴射後の移動も有効に抑制
される。
【0027】
【表5】
【0028】試験例3 1.試験装置 (1)実施例1の噴口を備えたエアゾール装置を用い
た。 (2)試験検体 エアゾール組成物: 原液 70.0ml 有効成分: イミプロトリン 0.33g 溶剤 灯油 (前記有効成分に灯油を加えて70.0mlとする) 噴射剤 230.0ml (液化石油ガス・ジメチルエーテルとの混合ガス)
【0029】2.試験方法 (1)効力の測定 a.ダーツ法 直径20cm×長さ45cmの円筒を用いて、クロゴキ
ブリ(雌成虫)10匹に対して上記試験検体であるエア
ゾール組成物を用法、用量に従って6秒噴射した。噴射
直後に円筒を外しノックダウンするまでの移動距離(中
心からの直線距離)を測定し、50%と90%のゴキブ
リが移動した距離(MD50,MD90)を求めた。 (2)測定結果 測定結果を第6表に示す。同じエアゾール組成物を用い
ながら、本発明の噴口を用いた場合には、クロゴキブリ
がノックダウンするまでの移動距離が短いから、「通
常」の場合に比してかなり高い即効性が得られた。
【0030】
【表6】
【0031】試験例4 1.試験装置 (1)噴口 II−E(本発明) 先端部開口 孔径2.0mm 通常 (比較品) 孔径0.8mm (2)試験検体 エアゾール組成物: 原液 70.0ml 有効成分: イミプロトリン 0.33g 溶剤 灯油 (前記有効成分に灯油を加えて70.0mlとする) 噴射剤 230.0ml (液化石油ガス・ジメチルエーテルとの混合ガス)
【0032】2.試験方法 (1)噴射時の液粒子径の測定 前記噴口を備えたエアゾール装置を用いて、試験検体の
エアゾール組成物を100リットルの閉ざされたチャン
バー中に3秒間噴射し、噴射終了してから5秒後に浮遊
している粒子の径を測定した。その浮遊粒子径の測定に
はレーザー回折粒度分布測定装置(マルバーン260
0)を使用した。 (2)測定結果 II−E(本発明) 浮遊粒子径 21.2μm 通常 (比較品) 浮遊粒子径 14.9μm 比較品である通常型の噴口に比して、本発明の噴口であ
るII−Eを用いた場合は、浮遊粒子径が大きいので、即
効性が高い。また、舞い上がりが少なくなるものとみら
れる。
【0033】試験例5 1.試験装置 (1)噴口 試験する噴口として第7表に示すものを用いた。比較品
として従来使用されている「通常」と表示するものを用
いた。 (2)試験検体 エアゾール組成物: 原液 90.0ml 有効成分: イミプロトリン 0.42g 溶剤 灯油 (前記有効成分に灯油を加えて90.0mlとする) 噴射剤 360.0ml (液化石油ガス・ジメチルエーテルとの混合ガス) 合計 450.0ml
【0034】2.試験方法 (1)エアゾールの逆火防止 ガスバーナーの焔から15cm離した位置にエアゾール
装置の噴口を配置し、前記噴口からエアゾール組成物を
噴射させ、噴出するエアゾールが引火して形成される炎
がエアゾール装置の噴口の方に近づくかを調べた。炎が
エアゾール装置の噴口の方に近ずく場合、すなわち逆火
現象を起こす場合は危険性がある。 (2)測定結果 測定結果を第8表に示す。本発明の噴口を用いたものは
逆火現象がなく、比較品よりも安全性が高いものであっ
た。両者は、噴射量が同じ条件で行ったが、本発明の噴
口を用いたものが逆火現象がないのは、噴射範囲が絞ら
れており、エアゾールの噴射速度が大きく、燃焼速度を
上回るためであると推定される。
【0035】
【表7】
【0036】
【表8】
【0037】
【発明の効果】本発明のエアゾール装置の噴口を用いる
と、絞った範囲に均一にエアゾール組成物を噴射でき
る。このため、床面などに噴射した場合、床面などに良
く付着させることができ、薬効を十分に発揮させること
ができる。このため、ゴキブリなどのほふく性の害虫な
どの虫について有効に作用する。また、噴射した際に舞
い上がりが少ないので、薬剤が無駄にならないし、人や
ペットが吸引することを防止できる。本発明の噴口を用
いた場合、形成されるエアゾール流は、噴射速度が大き
いためか、引火した際に逆火現象が起きないため、安全
性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアゾール装置の内径が少しずつ大き
くなる形状の内部通路を有する噴口の縦断面図である。
【図2】本発明のエアゾール装置の内径が段階的に大き
くなる形状の内部通路を有する噴口の縦断面図である。
【符号の説明】
1 噴口 2 先端部 3 基部 4 段部 5 内部通路 6 開口 7 導入口 8 接続部 9 押釦

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアゾール組成物を噴出させるためのエ
    アゾール装置に用いる噴口であって、該噴口の導入口の
    孔径よりもエアゾール組成物を噴出させる噴口の先端部
    開口の孔径が大きいことを特徴とするエアゾール装置の
    噴口。
  2. 【請求項2】 前記噴口は、その内部通路が、該噴口の
    導入口からエアゾール組成物を噴出させる噴口の先端部
    開口まで、その内径が少しずつ大きくなるような形状に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載のエアゾ
    ール装置の噴口。
  3. 【請求項3】 前記噴口は、その内部通路が、該噴口の
    導入口からエアゾール組成物を噴出させる噴口の先端部
    開口まで、その内径が段階的に大きくなるように形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のエアゾール装
    置の噴口。
  4. 【請求項4】 前記噴口は、その内部通路が、該噴口の
    導入口の孔径とエアゾール組成物を噴出させる噴口の先
    端部開口の孔径との比が1:1〜1:3であることを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の
    エアゾール装置の噴口。
  5. 【請求項5】 前記噴口は、その内部通路が、該噴口の
    導入口に隣接する部分は孔径が同じ部分であり、その後
    に孔径が変化する部分を有し、孔径が同じ部分の長さと
    孔径が変化する部分の長さとの比が1:2以上であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    記載のエアゾール装置の噴口。
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