JPH11221531A - 回転による光学レンズの洗浄方法及び洗浄装置 - Google Patents

回転による光学レンズの洗浄方法及び洗浄装置

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JPH11221531A
JPH11221531A JP2445798A JP2445798A JPH11221531A JP H11221531 A JPH11221531 A JP H11221531A JP 2445798 A JP2445798 A JP 2445798A JP 2445798 A JP2445798 A JP 2445798A JP H11221531 A JPH11221531 A JP H11221531A
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JP
Japan
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cleaning
lens
tank
drying
washing
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JP2445798A
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English (en)
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Naoyasu Hanamura
尚容 花村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズの両面を満遍なく洗浄すると共に、洗
浄装置を小型化し、しかも洗浄操作を簡素化する。 【解決手段】 【請求項2】 洗浄を行う洗浄槽2と、リンスを行うリ
ンス槽3と、乾燥を行う乾燥槽4とを有する。レンズ1
2はレンズ収納パレット11に収納し、レンズ収納パレ
ット11を保持部材10が保持する。保持部材10をモ
ータ9が吊り下げる。移動部材7がレール6に沿って移
動すると共に、上下動部材8が上下動することにより、
保持部材10を洗浄槽2,リンス槽3,乾燥槽4の間で
搬送する。モータ9が正逆方向に回転するため、レンズ
12の両面を洗浄することができる。保持部材10を回
転させるモータを各槽に設ける必要がなく、小型化でき
る。レンズ12の移し替えが不要のため、洗浄操作が簡
素化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学レンズを極め
て少ない種類の洗浄液及び槽数によって効率的に短時間
で洗浄するため、回転運動を行いながら洗浄する洗浄方
法及び洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、光学レンズ(以下、レンズと
記載する。)を洗浄するために用いられている洗浄のフ
ローチャートである。ステップS1は前洗浄工程であ
り、この工程では、研磨が完了したレンズをトリクロロ
エチレンや1.1.1−トリクロロエタン等の塩素系有
機溶剤またはナフテン系溶剤、芳香族系溶剤等の炭化水
素系溶剤を洗浄液として用いている。これにより、レン
ズの貼り付けに用いられたピッチやワックス類を洗浄す
る。
【0003】ステップS2の洗浄工程では、界面活性剤
や無機アルカリを含有した水系洗浄液を用いて研磨材や
手脂等の汚れを洗浄する。ステップS3のリンス工程で
は、水や純水を用いることによって洗浄液を置換する。
ステップS4の脱水工程では、IPA(イソプロピルア
ルコール)によってリンス液を置換して脱水する。ステ
ップS5の乾燥工程では、フロンやシリコーン系溶剤の
乾燥液に浸漬し、その後、温風によって乾燥したり、I
PAやシリコーン系溶剤の蒸気によってベーパー乾燥す
る。これらの洗浄槽やリンス槽には、超音波振動子を設
置して超音波洗浄することが行われている。
【0004】図11は、以上の系列的な洗浄を行うため
の洗浄装置の構成を示す。各工程では、2〜4槽で処理
を行う必要があり、このため、洗浄装置全体では、12
〜16槽の多数の槽が必要であり、洗浄装置が大型化
し、広い設置スペースが必要となっている。
【0005】また、この洗浄装置では、多種類の洗浄液
を用いるため、次の槽への洗浄液の持ち込みがあり、汚
れの持ち込みと同時に洗浄液の濃度が変化し、安定した
洗浄品質とすることができない。さらに、洗浄後の乾燥
における温風乾燥では、乾燥によるシミが発生し易い。
また、IPAやシリコーン系溶剤の蒸気を用いたベーパ
ー乾燥では、引火の危険性が高く、安全性に問題があ
る。加えて、これらの温風乾燥やベーパー乾燥では、8
0℃以上に加熱するため、レンズが耐熱性の小さな材質
によって作製されている場合には、乾燥に適さない問題
を有している。
【0006】以上のような問題を解決して、洗浄装置の
大型化をなくし、少ない槽数で、しかも短時間に洗浄す
るため、従来では、特開平7−144179号公報及び
特開平6−208093号公報の技術が開発されてい
る。
【0007】図12は特開平9−14719号公報に記
載された洗浄装置であり、洗浄液130を貯留するタン
ク100と洗浄を行う洗浄槽110とが管路120によ
って接続されており、洗浄液130はタンク100及び
洗浄槽110との間を循環する。洗浄槽110の内部に
は、回転テーブル140が設けられ、この回転テーブル
140が洗浄槽110の底部に取り付けられているモー
タ150によって回転する。また、洗浄槽110の側壁
には、超音波振動装置160が取り付けられ、この超音
波振動装置160によって洗浄槽110内に超音波を作
用させるようになっている。
【0008】この装置では、被洗浄物170を回転テー
ブル140上に載置し、モータ150の駆動によって回
転テーブル140を回転させながら超音波を作用させて
洗浄を行う。このような回転運動及び超音波の作用によ
って被洗浄物170に付着している汚れが除去されるた
め、少ない槽数及び短時間で洗浄することができる。
【0009】図13は特開平6−208093号公報に
記載された装置である。この装置は、洗浄後のレンズ2
00を乾燥するために用いるものであり、レンズ200
はキャリア210に並べられて洗浄が行われ、その後、
キャリア210に並べられたままでキャリア210と共
に、図13に示す乾燥装置220内に搬送される。
【0010】乾燥装置220は密閉空間となっており、
その底部にはモータ230が設けられている。また、モ
ータ230の駆動によって回転する回転軸240が起立
状に設けられている。回転軸240の上部には、アーム
250が取り付けられており、このアーム250にキャ
リアホルダ260が取り付けられている。
【0011】この装置では、洗浄が終了し、リンスによ
って水が付着しているレンズ200をキャリア210と
共にキャリアホルダ260にセットする。そして、モー
タ230を駆動して回転軸240を回転させることによ
り、キャリアホルダ260を高速回転させる。これによ
り、キャリア210内のレンズ200も高速回転するた
め、レンズ200に付着している水が遠心力によって振
り切られる。これにより、シミのない乾燥が可能とな
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−144179号公報の装置を用い、被洗浄物として
レンズを洗浄する場合、回転方向に向いている光学面に
は液流が強く当たるため、良好に洗浄することができる
が、回転方向の反対側の光学面の洗浄力が小さく、汚れ
が残る。このため、両面の光学面を洗浄する必要がある
レンズには適さない問題がある。また、洗浄に際して、
超音波を作用させているが、レンズは超音波によって微
細な傷(潜傷)が生じ易く、同様にレンズの洗浄に適す
るものではない。
【0013】さらに、回転テーブル140を回転させる
モータ150が洗浄槽110に取り付けられているた
め、複数の洗浄槽や複数の乾燥槽を用いて洗浄する場合
には、それぞれの槽にモータを取り付ける必要がある。
このため装置全体の構造が複雑となり、小型化すること
ができない。加えて、回転テーブル140が槽内に設け
られているため、洗浄や乾燥を行うためには、回転テー
ブルにレンズを移し替える必要があり、作業が繁雑とな
っている。
【0014】一方、特開平6−208093号公報の装
置によってレンズを乾燥する場合においても、レンズが
並べられているキャリア210を洗浄槽から乾燥装置2
20のキャリアホルダ260に移し替える必要があり、
同様に作業が繁雑となる問題を有している。また、この
乾燥装置220においても、回転のためのモータを個々
に取り付けているため、装置全体としても構造が複雑と
なっている。
【0015】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してなされたものであり、回転によって洗浄するのに際
し、レンズ両面の光学面を良好に洗浄することができる
洗浄方法を提供することを目的とする。また、本発明
は、回転によって洗浄するのに際し、構造が簡単で小型
とすることができると共に、繁雑な作業を不要とした洗
浄装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の洗浄方法は、光学レンズを収納し
たレンズ収納パレットを洗浄液中で回転させながら光学
レンズを洗浄する光学レンズの洗浄方法において、上記
洗浄中に上記レンズ収納パレットの回転方向を一回以上
切り換えることを特徴とする。
【0017】この発明では、レンズ収納パレットの回転
方向を切り換えて洗浄するため、レンズ両面の光学面に
液流が満遍なく当たる。このため、両面の光学面を均一
に、しかも良好に洗浄することができる。
【0018】請求項2の発明の洗浄装置は、洗浄に関す
る処理を行う複数の処理槽と、光学レンズを収納するレ
ンズ収納パレットを保持する保持手段と、この保持手段
を回転させる回転機構を有し、上記複数の処理槽の間で
保持手段を搬送する搬送機構と、を備えていることを特
徴とする。
【0019】この発明では、搬送機構が処理槽の間で保
持手段を搬送すると共に、搬送機構の回転機構が保持手
段を回転させる。この回転によってレンズ収納パレット
が回転するため、回転によるレンズの洗浄が行われる。
このような構造では、個々の処理槽にモータ等の回転機
構を取り付ける必要がなく、構造が簡単で、小型の装置
とすることができる。また、搬送機構の作動によって保
持手段を処理槽間で搬送するため、処理槽間で移動する
際にレンズ収納パレットを保持手段に移し替える必要が
なく、作業性が向上する。
【0020】請求項3の発明は、洗浄液を収容する洗浄
槽と、この洗浄槽に隣接して設けられた乾燥槽と、光学
レンズを収納するレンズ収納パレットを保持する保持手
段と、この保持手段を回転させる回転機構を有し、上記
洗浄槽と乾燥槽との間で保持手段を搬送する搬送機構
と、を備えていることを特徴とする。
【0021】この発明では、搬送機構が洗浄槽と乾燥槽
の間で保持手段を搬送し、搬送機構の回転機構が保持手
段を回転させるため、請求項2の発明と同様に、構造が
簡単で、小型化することができる。特に、この発明で
は、洗浄槽と乾燥槽との間で保持手段を搬送するため、
洗浄と乾燥とを連続的に行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態の洗浄
装置を示す。図2は上記洗浄装置の構成の模式図を示
す。この装置1は、洗浄槽2と、リンス槽3と、乾燥槽
4とが隣接するように順に配置されると共に、これらの
上方には、搬送機構5が配置されることにより構成され
ている。この実施形態において、レンズ12の洗浄及び
乾燥は、レンズ収納パレット11にレンズ12を収納
し、このレンズ収納パレット11を、保持機構である保
持部材10が保持した状態で回転することにより行うも
のである。
【0023】洗浄槽2には洗浄液32が充填され、リン
ス槽3にはリンス液33が充填されている。洗浄液32
としては、界面活性剤や無機アルカリなどの水系洗浄
剤、炭化水素系、エステル系などの非水系洗浄剤或いは
アルコールやグリコールエーテルなどの準水系洗浄剤、
その他の洗浄剤を適宜使用することができる。リンス液
33は洗浄槽2での洗浄によってレンズ12に付着した
洗浄液を置換するものであり、洗浄槽2で使用されてい
る洗浄剤と相溶性を有したものが選択される。
【0024】搬送機構5は保持部材10を洗浄槽2,リ
ンス槽3及び乾燥槽4の間で搬送するものである。この
搬送装置5は洗浄槽2,リンス槽3及び乾燥槽4の上方
に配置されたレール6と、レール6に取り付けられた移
動部材7と、移動部材7に取り付けられた上下動部材8
と、上下動部材8に取り付けられた回転機構であるモー
タ9とによって構成されている。
【0025】レール6は洗浄槽2,リンス槽3,乾燥槽
4に渡る長さ以上の長さを有して配置されている。移動
部材7はこのレール6の長さ方向に移動可能となってお
り、その駆動によってレール6に沿ってスライド移動す
る。上下動部材8は上下方向に伸びるように移動部材7
に取り付けられており、その駆動によってモータ9を上
下動させる。モータ9は保持部材10を矢印A及びBで
示す正逆方向に回転駆動するものである。このような構
成部材からなる搬送機構5は、レンズ収納パレット11
を保持した保持部材10を回転させると共に、保持部材
10を洗浄槽2,リンス槽3及び乾燥槽4の間で搬送す
るように作用する。
【0026】図3及び図4は、保持部材10に保持され
るレンズ収納パレット11を示す。レンズ収納パレット
11は、レンズ12を保持する一対の第1の挟持板13
及び第2の挟持板14と、これらの挟持板13,14を
締結するビスなどの締結部材17とを有している。
【0027】一対の挟持板13及び14は、金属、プレ
スチックなどによって成形されている。これらの挟持板
13,14は図3に示すように、レンズ12を一列13
個で2列並べるように保持する。挟持板13,14にお
けるそれぞれのレンズ12との対応する部位には、開口
部15が開設されており、この開口部15から洗浄液や
リンス液さらには乾燥のための空気流が内部に流入して
レンズ12と接触することができる。
【0028】また、それぞれの挟持板13,14におけ
る開口部15の奥側には、収納凹部16が形成されてい
る。収納凹部16はレンズ12の外径に対し0.1〜
0.2mm程度大きな内径を有するように形成されてお
り、これによりレンズ12は隙間を有して収納凹部16
内に収納される。このような収納では、収納凹部16と
レンズ12との間に洗浄液が通過できるため、レンズ1
2の外周部分の洗浄が可能となると共に、液切り性も向
上する。また、収納凹部15はレンズ12を個々独立し
て収納するため、レンズ12が相互に接触することがな
く、接触に起因したレンズ12の損傷も防止することが
できる。なお、開口部15はレンズ12の光学面に対応
して開設されており、このため光学面が研磨されていて
も、その洗浄を確実に行うことが可能となっている。
【0029】締結部材17は一対の挟持板13,14に
ねじ込まれることによって挟持板13,14を締結する
ものであり、これにより、挟持板13,14によるレン
ズ12の保持を行うことができる。なお、第2の挟持板
14には第1の挟持板13方向に突出する突起部18が
形成されており、この突起部18が第1の挟持板13に
当接することにより締結部材17による必要以上の締め
付けを防止している。
【0030】図5及び図6は、レンズ収納パレット11
の別の形態を示す。このレンズ収納パレット11では、
上下面に液抜き溝20が形成されている。液抜き溝20
は、横並び状に配列されているレンズ12を横切るよう
に形成されることにより、洗浄液やリンス液の液抜きを
行うものであり、これにより乾燥性が向上し、短時間で
の乾燥が可能となっている。
【0031】図7〜図9は、レンズ収納パレット11を
保持する保持部材10を示し、シャフト21に下保持板
23及び上保持板24が対向するように設けられてい
る。下保持板23は、シャフト21の下端部分に固定さ
れる一方、上保持板24はシャフト21の軸方向に摺動
可能となっている。そして、上保持板24にはロックレ
バー26が設けられており、このロックレバー26を締
め付けることにより、上保持板24がシャフト21に固
定される。
【0032】これらの保持板23,24の対向面には、
凹部25(図9では、下保持板23の凹部25のみを示
す。)が形成されている。凹部25は、上下の保持板2
3,24の対向位置を窪ませることによって形成されて
おり、上下の保持板23,24の対向した凹部25にレ
ンズ収納パレット11の上下部分を嵌入させることによ
り、レンズ収納パレット11が起立状態で保持部材10
に保持される。この実施形態において、凹部25は図8
に示すように、円を4等分した等分位置に形成されてお
り、これにより回転の遠心力が均等化するため、保持部
材10ががたつくことなく回転することができる。な
お、4等分位置に限定されることなく、他の等分位置で
あっても良い。
【0033】保持部材10のシャフト21の上端部は、
保持部材10をモータ9(図1参照)に連結するための
連結部22となっており、この連結部22がモータ9に
連結されることによりモータ9の駆動力が伝達されて保
持部材10が回転することができる。この回転は、洗浄
やリンスの際には50rpm程度の回転数で行われ、乾
燥の場合には500〜600rpm程度の回転数で行わ
れるが、これらの回転数は特に限定されるものではな
い。
【0034】このような実施形態によるレンズ12の洗
浄は、以下のようにして行うものである。まず、研磨な
どの処理が終了したレンズ12をレンズ収納パレット1
1に収納した後、レンズ収納パレット11を保持部材1
0に保持させる。そして、保持部材10を搬送機構5の
モータ9に連結することによって保持部材10を吊り下
げ、この吊り下げ状態で上下動部材8によって下降させ
ることにより、図1に示すように、保持部材10を洗浄
槽2内の洗浄液32に浸漬する。
【0035】そして、モータ9を駆動して保持部材10
を回転させる。このときモータ9は、図1の矢印Aで示
す方向に保持部材10を回転させ、その後、矢印Bで示
す逆方向に回転させる。このような回転方向に切り換え
は、1回でも良く、複数回であっても良い。この正逆方
向の回転によって、レンズ12両面の光学面に洗浄液3
2が満遍なく当たることができる。従って、レンズの両
面を均一に、しかも確実に洗浄することができ、レンズ
12に付着しているピッチやワックスを除去することが
できる。
【0036】この洗浄の後、モータ9の駆動を停止し、
上下動部材8によってモータ9及び保持部材10を洗浄
槽2から引き上げる。その後、移動部材7がレール6に
沿って駆動することによりリンス槽3上方に移動し、上
下動部材8の駆動によって保持部材10をリンス液33
に浸漬する。従って、リンス槽3への移動の際に、レン
ズ収容パレット11をキャリアなどの他の保持部材に移
し替える必要がない。そして、リンス槽3内では、洗浄
槽2内と同様に、保持部材10を正逆回転させる。これ
により、レンズ12両面の洗浄液を確実にリンス液と置
換することができる。
【0037】かかるリンスの後、保持部材10をリンス
槽3から引き上げ、移動部材7によって乾燥槽4上方に
移動した後、洗浄槽4内で600rpmなどの高速で回
転させて液切りし、乾燥する。この場合、乾燥槽4を設
けることなく、リンス槽3上方で回転させることにより
乾燥しても良い。このような乾燥では、高速回転によっ
て、レンズ12及びレンズ収納パレット11に付着して
いるリンス液(洗浄液も含む)を強く振り切って液切り
を行うと共に、高速回転による空気の流れによって、レ
ンズ12を短時間で完全に乾燥することができる。
【0038】このような実施形態では、搬送機構5が保
持部材10を回転させるモータ(回転機構)9を備えて
おり、洗浄槽2、リンス槽3及び乾燥槽4にモータなど
の回転機構を個々に取り付ける必要がない。このため、
構造が簡単となり、しかも小型化することができる。ま
た、レンズ収納パレット11を保持した保持部材10を
搬送機構5が洗浄槽2,リンス槽3及び乾燥槽4の間で
移動させるため、槽間の移動の際にレンズ収納パレット
11を槽が備えている専用の保持部材に移し替える必要
がない。このため、簡単な作業となり、作業性が向上す
る。
【0039】さらに、回転の切り換えによってレンズを
確実に洗浄することができ、超音波を併用する必要がな
い。従って、超音波洗浄によるダメージである潜傷がレ
ンズに生じないため、レンズを良好な状態で洗浄するこ
とができる。加えて、回転によって乾燥するため、液溜
まりが発生することがなく、乾燥シミが残ることがなく
なる。さらに、回転力で振り切って乾燥するため、加熱
して乾燥させる必要がない。このため、耐熱性の小さな
材質からなるレンズであっても、ダメージを与えずに乾
燥することができる。
【0040】
【実施例】(実施例1)研磨時に使用した貼り付け用の
ピッチやワックスが付着したレンズを、図3及び図4示
すレンズ収納パレット11に収納し、このパレット11
をシャフト21を中心にした4等分位置となるように保
持部材10に保持させた。そして、保持部材10を50
rpm以上の回転数で洗浄槽2内で回転させることによ
り洗浄を行った。
【0041】リンス槽3では、第1槽目と同一の清浄な
洗浄液を入れ、すすぎ(リンス)を行った。乾燥槽4で
は、保持部材10を500rpm以上の回転数で回転さ
せて液切り乾燥を行った。
【0042】この実施例では、レンズ貼り付け用ピッチ
K1、K3(九重電気(株)製)が付着した研磨完了後
の直径(φ)5mmの凸レンズを洗浄した。すなわち、
レンズ12をレンズ収納パレット10に22ケ入れ、洗
浄槽2内での回転速度を変えて洗浄評価した。洗浄液と
しては、エステル類及び炭化水素からなる非水系洗浄液
(商品名「EE−4120」(オリンパス光学工業
(株)製))を用いた。洗浄液の液温は50℃とした。
回転速度による洗浄結果を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】表1から、洗浄時の回転速度を100rp
m以上にすると2分程度の短時間で洗浄することがで
き、一般的に用いられている超音波洗浄と同等以上の洗
浄力とすることができる。回転速度を更に大きくするこ
とにより、液流による物理力の効果が増大するため、短
時間で効率的に洗浄ができる。また、50rpmの速度
でも洗浄時間を延長するにより、洗浄することが可能で
ある。洗浄半ばで回転を反転させることにより、レンズ
の両面に液流が均一に当たり、レンズの一部に汚れが残
留することなく洗浄することができた。同時に洗浄時間
を短縮することができた。
【0045】(実施例2)この実施例では、乾燥の回転
速度を変化させて、各種洗浄液の乾燥性の評価を行っ
た。洗浄装置は実施例1と同様である。洗浄液は実施例
1で用いたEE−4120とノルマルパラフィン系洗浄
液(商品名「NSクリーン100」(日鉱石油化学
(株)製))を用いた。乾燥性を評価した結果を表2に
示す。また各洗浄液の主な物性値を表3に示す。
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】表2から、沸点の低い洗浄液であるNSク
リーン100は、表2のいずれの条件でも容易に乾燥す
ることができた。沸点の高い洗浄液EE−4120は7
00rpmの回転速度において、レンズ12は乾燥して
いたが、レンズ収納パレット11の隙間に洗浄液の残り
が確認された。しかし、800rpmに回転速度を上げ
ることによって、完全に乾燥することができた。
【0049】これに対し、図5及び図6に示す液抜き溝
20(溝幅0.5mm)を形成したレンズ収納パレット
11によって乾燥した場合には、600rpmの回転速
度でも乾燥することができた。
【0050】(実施例3)乾燥槽4の前槽であるリンス
槽3内に洗浄液を充填し、その液温を変化させて洗浄し
た場合の乾燥性を評価した。乾燥前にレンズが温められ
ていることも乾燥性に影響するためである。洗浄液とし
ては、実施の形態2で行った結果から、乾燥性が最も悪
かったEE−4120を用い、液温を40〜60℃に変
化させて乾燥性を評価した。結果を表4に示す。
【0051】
【表4】
【0052】表4から、液温が高い程及び回転速度が大
きい程、良好な乾燥性となっている。従って、EE−4
120のように沸点が高く、乾燥性が悪い洗浄液でも実
用条件範囲内で乾燥することができる。
【0053】以上の説明から本発明は、以下の発明を包
含するものである。
【0054】(1) 被洗浄物であるレンズを専用のレ
ンズ収納パレットに収納し、このレンズ収納パレットを
洗浄液中で回転させながらつ洗浄することを特徴とする
レンズの洗浄方法。
【0055】この方法では、回転によって発生した洗浄
液の液流によってレンズを清浄に洗浄することができ
る。
【0056】(2) 専用のレンズ収納パレットに収納
した洗浄後のレンズを、レンズ収納パレットを回転させ
て乾燥することを特徴とするレンズの乾燥方法。
【0057】この方法では、回転の遠心力によって液切
れさせるため、加熱することなく、しかも乾燥シミが発
生することなく乾燥することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、回転方向を切り換えて洗浄するため、レンズ両
面の光学面に液流が満遍なく当たり、レンズ両面の光学
面を均一に、しかも良好に洗浄することができる。
【0059】請求項2の発明によれば、搬送機構が処理
槽の間で保持手段を搬送すると共に、搬送機構の回転機
構が保持手段を回転させるため、個々の処理槽に回転機
構を取り付ける必要がなく、構造が簡単で、小型の装置
とすることができる。また、搬送機構が保持手段を処理
槽間で搬送するため、処理槽間で移動する際にレンズ収
納パレットを移し替える必要がなく、作業性が向上す
る。
【0060】請求項3の発明によれば、構造が簡単で、
小型化することができると共に、洗浄槽と乾燥槽との間
で保持手段を搬送するため、洗浄と乾燥とを連続的に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の洗浄装置の断面図であ
る。
【図2】一実施形態の洗浄装置の構成を示す模式図であ
る。
【図3】レンズ収納パレットの正面図である。
【図4】図3のC−C線におけるレンズ収納パレットの
部分断面図である。
【図5】別のレンズ収納パレットの正面図である。
【図6】図5のD−D線における部分断面図である。
【図7】保持部材の正面図である。
【図8】保持部材に対するレンズ収納パレットの配置を
示す平面図である。
【図9】保持部材の斜視図である。
【図10】レンズを洗浄する一般的な洗浄工程のフロー
チャートである。
【図11】レンズを洗浄する一般的な洗浄装置の構成を
示す模式図である。
【図12】従来の洗浄装置の断面図である。
【図13】従来に乾燥装置の部分破断斜視図である。
【符号の説明】
1 洗浄装置 2 洗浄槽 3 リンス槽 4 乾燥槽 5 搬送機構 7 移動部材 8 上下動部材 9 モータ 10 保持部材 11 レンズ収納パレット 12 レンズ A B 回転方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学レンズを収納したレンズ収納パレッ
    トを洗浄液中で回転させながら光学レンズを洗浄する光
    学レンズの洗浄方法において、上記洗浄中に上記レンズ
    収納パレットの回転方向を一回以上切り換えることを特
    徴とする光学レンズの洗浄方法。
  2. 【請求項2】 洗浄に関する処理を行う複数の処理槽
    と、 光学レンズを収納するレンズ収納パレットを保持する保
    持手段と、 この保持手段を回転させる回転機構を有し、上記複数の
    処理槽の間で保持手段を搬送する搬送機構と、を備えて
    いることを特徴とする洗浄装置。
  3. 【請求項3】 洗浄液を収容する洗浄槽と、 この洗浄槽に隣接して設けられた乾燥槽と、 光学レンズを収納するレンズ収納パレットを保持する保
    持手段と、 この保持手段を回転させる回転機構を有し、上記洗浄槽
    と乾燥槽との間で保持手段を搬送する搬送機構と、を備
    えていることを特徴とする洗浄装置。
JP2445798A 1998-02-05 1998-02-05 回転による光学レンズの洗浄方法及び洗浄装置 Pending JPH11221531A (ja)

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