JPH11221841A - 射出制御方法および電動式射出装置 - Google Patents

射出制御方法および電動式射出装置

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JPH11221841A
JPH11221841A JP2460298A JP2460298A JPH11221841A JP H11221841 A JPH11221841 A JP H11221841A JP 2460298 A JP2460298 A JP 2460298A JP 2460298 A JP2460298 A JP 2460298A JP H11221841 A JPH11221841 A JP H11221841A
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崎 洋 熊
Shigeru Fujita
田 滋 藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出工程中の射出速度パターンと射出力がリ
ンク機構の機構学的特性により決まってしまう問題を解
決し、自由な射出速度パターンの設定および射出力の容
易な調整を実現する。 【解決手段】 ボールネジ機構46の直進運動をトグル
リンク機構30を用いてスクリュ10に伝達し、電動機
40の速度を制御することにより、トグルリンク機構3
0の機構学的特性によって規定される射出速度の変化の
パターンをスクリュ10の射出開始位置に応じて変え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出制御方法およ
び電動式射出装置に係り、特に、トグルリンク機構の機
構的制約によらずに、射出工程における射出速度、射出
力を調整できるようにする射出制御方法および電動式射
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機に使用される電動式射
出装置は、電動機の回転運動をボールネジなどの伝動機
構によって、溶融樹脂を金型内に射出するスクリュや射
出プランジャの直進運動に変換している。
【0003】射出成形では、成形する製品や樹脂の種類
に応じて、射出速度、射出力、射出量などを適切な値に
調整する必要がある。例えば、薄物成形では、樹脂を比
較的高い圧力で高い速度で射出し、厚物成形では低い圧
力で低速で射出するというようにである。
【0004】電動機の出力をボールネジ等で直進運動に
変換する直動式では、直進運動をそのままスクリュや射
出プランジャに伝達しているので、電動機の速度、トル
クを制御することで、射出速度や射出力を制御してい
る。したがって、射出速度や射出力の多様な変化のパタ
ーンに応じるためには、電動機にはできるだけ大容量の
サーボモータが必要とされていた。
【0005】他方、電動機は定速、定トルクで回転させ
て、トグル機構やクランクのようなリンク機構を応用し
て、機械的な手段により射出速度、射出圧力等を一定の
パターンで変化させるようにした電動式射出装置があ
る。このようなリンク機構では、リンクの位置によって
速度、力が変化するという特性を利用して、射出工程に
おいて射出開始直後には速い射出速度で小さな射出力で
射出を開始し、射出工程の進行とともに、射出速度は減
速させながら射出完了時に大きな射出力が得られるとい
うように、一定のパターンの射出速度、射出圧力を容易
に得ることができる。
【0006】ただし、リンク機構の場合、射出速度の変
化のパターンと得られる射出力は、リンクの腕の長さな
どの機械的寸法により一義的に定まり、必要に応じて速
度変化のパターンを変えられないという問題がある。こ
のため、射出速度、射出力を調整できるように改良が加
えられたこの種の電動式射出機構が提案されており、例
えば、特許公報2631576号に開示されているもの
を挙げることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術において、射出速度、射出力を調整する場合、樹
脂の射出量は一定の条件で、射出工程途中の射出速度、
射出力を調整できるにとどまり、リンク機構の機械的寸
法の制約から自由に射出速度パターン、射出力の設定・
調整をすることができない。とりわけ、射出量が異なる
成形で射出ストロークが変わった場合に適切な射出速度
パターンの設定や射出力の調整が困難であった。
【0008】そこで、本発明の目的は、前記従来技術の
有する問題点を解決するもので、射出工程中の射出速度
パターンと射出力がリンク機構の機構学的特性により決
まってしまう問題を解決し、自由な射出速度パターンの
設定および射出力の容易な調整を実現できるようにした
射出制御方法および電動式射出装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、電動機の回転運動をボールネジ機構に
より直進運動に変換して射出プランジャまたはスクリュ
を前進させ溶融樹脂を射出する射出方法において、前記
ボールネジ機構の直進運動をトグルリンク機構を用いて
前記射出プランジャまたはスクリュに伝達し、前記電動
機の速度を制御することにより、前記トグルリンク機構
の機構学的特性によって規定される射出速度の変化のパ
ターンを前記射出プランジャまたはスクリュの射出開始
位置に応じて変えることを特徴とするものである。
【0010】また、本発明は、最大射出ストロークにお
ける最大の射出速度を基準に、前記最大射出速度に対す
る所定の比率で、任意の位置を射出開始位置とする射出
速度変化パターンにおける射出開始時の射出速度を設定
するようにしたことを特徴とする。
【0011】本発明によれば、射出量が変わると射出ス
トロークが変化するが、トグルリンク機構の機構的制約
を受けずに射出速度の変化パターンを射出ストロークに
合わせて変えることができるので、射出量が少なくても
高速な射出充填が可能となる。
【0012】また、本発明では、前記トグルリンク機構
の一部にリンク長さを可変なリンク部を組み込み、リン
ク長さを調整することにより、射出速度を増減させて必
要な射出力を得ることができる。
【0013】これによれば、金型の構造によって同じ射
出ストロークでも射出開始当初からより大きな射出力が
必要な場合に、リンク長さを調整することで、必要な射
出力を得ることができる。
【0014】本発明は、電動機の回転運動をボールネジ
機構により直進運動に変換して射出プランジャまたはス
クリュを前進させ溶融樹脂を射出する射出方法におい
て、前記ボールネジ機構の直進運動をトグルリンク機構
を用いて前記射出プランジャまたはスクリュに伝達し、
前記トグルリンク機構の機構学的特性によって規定され
る射出速度の変化パターンとは無関係に、射出速度を位
置の関数とする任意のパターンを設定し、前記設定した
射出速度パターンにしたがうように前記電動機の速度を
制御することを特徴とする。
【0015】また、本発明は、電動機の回転運動をボー
ルネジ機構により直進運動に変換して射出プランジャま
たはスクリュを前進させる射出動作を行う電動式射出装
置において、前記ボールネジ機構の直進運動を前記射出
プランジャまたはスクリュに伝達するトグルリンク機構
を設け、前記トグルリンク機構を構成するリンク部にそ
のリンク長さを調整する長さ調節装置を設けたことを特
徴とするものである。
【0016】本発明の好適な実施形態によれば、前記長
さ調節装置は、ねじれ方向が左右異なる雄ねじが分断部
にそれぞれ形成されたリンク部材と、前記雄ねじにそれ
ぞれ螺合する左右異なる雌ねじが両端部に形成された歯
車付きソケットと、前記歯車付きソケットを回転駆動す
る電動機と、を備える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、添付の図面を参照しながら説明する。図1は、本発
明をスクリュインライン式の射出装置に適用した実施形
態による電動式射出装置を示す。10は、スクリュを示
す。このスクリュ10は樹脂の可塑化、計量とともに、
射出プランジャとしても働くスクリュである。スクリュ
10は、バレル11に回転自在でかつ軸方向に前進後退
可能なように挿入されている。バレル11の外周部に
は、バレル11を加熱するためのヒータ12が設けられ
ている。成形材料の樹脂は、ホッパ13からバレル11
内部に投入され、スクリュー10の回転によって可塑化
される。
【0018】14は、スクリュ10の回転駆動部を示
す。スクリュ10は、継手15を介して駆動軸16と連
結されている。ハウジング17内部には、駆動軸16を
回転自在に支持するラジアル軸受18と、射出力の反力
を受けるスラスト軸受19が内蔵されている。また、こ
のハウジング17は、ベース20の上面を移動自在に設
けられた移動プレート21の前面側に取り付けられてい
る。
【0019】22は、駆動軸16を駆動する電動機を示
す。この電動機22の出力軸には、歯車23が取り付け
られ、この歯車23に駆動軸16に設けられている歯車
24が噛み合っている。したがって、電動機16の回転
動力は、歯車23、24を介して減速されて駆動軸16
に伝達されるようになっている。
【0020】ベース20上ではスクリュ側と反スクリュ
側の端には、それぞれフロントプレート25とリアプレ
ート26が固定されている。このフロントプレート25
とリアプレート26の間には、移動プレート21の移動
を案内するガイドバー27が平行に架け渡されている。
【0021】トグルリンク機構30は、移動プレート2
1と、固定プレートとしてのリアプレート26との間を
連結するように設けられている。トグルリンク機構30
は、リンク31、リンク32からなるトグルリンクと、
リンク32のリンク長さを調整する長さ調整装置34と
から構成されている。
【0022】リンク31の一端部は、ピン35を介して
移動プレート21の背面部に回動自在に連結され、この
リンク31の他端部は、ピン36を介してリンク32の
一端部およびボールネジ38の先端部の連結部材37と
連結されている。リンク32の他端部は、ピン39を介
してリアプレート26の前面部に回動自在に連結されて
いる。
【0023】トグルリンクを構成するリンク31、32
の連結部に接続されている前記ボールネジ38は、電動
機40の駆動軸の回転運動を直進運動に変えてトグルリ
ンクに伝達するボールネジ機構46を構成するようにな
っている。歯車ケース41は、電動機40の回転を減速
して伝達する歯車42、43とナット44を収納するケ
ースで、ベース20に対して揺動自在にピン45を介し
て取り付けられている。ナット44は、ボールネジ38
に螺合しており、ボールネジ38を上下方向に前進・後
退させる。したがって、電動機40に駆動されて、ボー
ルネジ38が図1において下方に前進すると、リンク3
1、32からなるトグルリンクが伸びてスクリュを10
を前進させる射出動作を行うなうようになっている。他
方、ボールネジ38が図1において上方に後退すると、
トグルリンクは折れ畳んで計量動作を行うようになって
いる。電動機40には、サーボモータが用いられ、図示
しない数値制御装置によって、所定の射出速度変化パタ
ーンに従って射出速度が変化するように、精密な位置、
速度のフィードバック制御が行われる。
【0024】次に、図2は、トグルリンクのリンク長さ
を調節する長さ調節装置34の構造を示す図である。ト
グルリンクの一部を構成するリンク32は、リンク部材
32a、32bに分断されており、このうちリンク部材
32aの分断部には、右ネジの雄ねじ50aが形成さ
れ、他方のリンク部材32の分断部には、左ねじの雄ね
じ50bが形成されている。これらのリンク部材32
a、32bは、ソケット51により連結されるもので、
この円筒状のソケット51の両端部の内径部には、それ
ぞれ逆ネジの雌ねじ、すなわち、右ネジの雄ねじ50a
が螺合する雌ねじ52a、左ネジの雄ねじ50bが螺合
する雌ねじ52bが形成されている。
【0025】このようなソケット51の外周部には、リ
ングギア53が固定されており、このリングギア53に
は、電動機56に連結しているピニオン54が噛み合っ
ている。この場合、電動機56により駆動されてソケッ
ト51が正転すると、リンク部材32a、32bは、離
間する方向に移動しリンク32全体としてのリンク長さ
が伸び、ソケット51が逆転すると、リンク32全体と
しての長さが短くなるようになっている。また、リンク
長さの伸縮量は、直接または間接的に図示しない検出手
段によって検出される。電動機56は、検出量が目標値
に一致するように図示されない数値制御装置によって位
置制御される。
【0026】次に、以上のような電動式射出装置により
実施する射出制御方法について説明する。図3は、射出
工程におけるスクリュ10の位置と射出速度すなわちス
クリュ10の前進速度との関係を示す図である。図4
は、図1の電動式射出装置の主要部を模式的に図示した
図である。
【0027】ボールネジ38の直進運動をトグルリンク
機構30に伝達してスクリュ10を前進させると、リン
ク31、32の腕の長さ、トグルリンク機構30を駆動
する電動機40の回転数などから決まるトグルリンク機
構30の機構学特性は、スクリュ10が前進するにした
がって変化する射出速度Vcの変化を一定のパターンに
規定する。図3では、射出終了時のスクリュ10の位置
を原点0にとっている。
【0028】この図3において、曲線60は、電動機4
0を一定の回転数で回転させ、この射出装置における最
大の射出ストロークS1の場合での射出速度Vcの変化
パターンを示す。この曲線60のように、射出速度Vc
は、射出開始位置x1で最大となり、射出工程の進行と
ともに減少する。射出工程が終了に近づくと、射出速度
Vcは、極く低速になる反面、射出力は急激に増大す
る。これがトグルリンク機構30の特性である。
【0029】このような射出速度Vcの変化は、一般的
に、溶融樹脂を高速で充填し、確実に充填を完了させる
射出工程では好ましい。しかし、溶融樹脂の射出量は、
製品によって変わるものである。例えば、射出ストロー
クがS2であるところの射出量の少ない射出工程では、
射出開始位置が、例えばx2に変化しても、トグルリン
ク機構30の特性から、電動機40の回転数が同じであ
れば、射出速度Vcの変化は変わらず曲線60のように
変化する。ただ、射出開始位置x2における射出速度が
Vc2に減少する。
【0030】本来、射出開始位置では高速な射出速度が
要求されるところ、このような射出速度の低下は好まし
くない。そこで、射出量の違いから射出開始位置が変わ
っても、次のようにして、射出速度Vcの変化パターン
を曲線62、64のように変えることにより、射出開始
位置における高速な射出速度Vc1を確保する。
【0031】曲線62は、射出開始位置がx2で射出ス
トロークS2の場合の射出速度変化パターンの例で、曲
線64は、射出開始位置がx3で射出ストロークがさら
に短いS3になった場合の射出速度変化パターンであ
る。
【0032】図4のトグルリンク機構30において、 L1 : リンク32の腕の長さ L2 : リンク31の腕の長さ α : リンク32とスクリュ10の軸線のなす角 β : リンク31とスクリュ10の軸線のなす角 γ : ボールネジ38と、リンク32の速度vの方向
とのなす角 VE : ボールネジ38の前進速度 とすると、スクリュ10の速度、すなわち、射出速度V
cは、次の式で与えられる。
【0033】
【数1】 射出ストロークがS2として決められると、射出開始位
置x2におけるリンク31、32およびボールネジ38
の位置は一対一に対応するから、α、β、γの値も定ま
る。射出開始位置x2での射出速度をVc1にするための
ボールネジ38の速度VEは、(1)式から計算するこ
とができる。従って、電動機40の速度を図示しない数
値制御装置により制御し、この求めた速度でボールネジ
38を移動させて射出工程を開始すれば、射出速度Vc
の変化は、曲線62のようになる。射出ストロークがS
3の場合もまったく同様である。
【0034】このようにして、射出量の変わった射出工
程では、曲線62、64で表される射出速度の変化パタ
ーンに従うように射出工程が進行する。このため、トグ
ルリンク機構の機構的制約を受けずに射出速度の変化パ
ターンを射出ストロークに合わせて変えることができる
ので、射出量が少なくても高速な射出充填が可能とな
る。
【0035】なお、以上は、最大ストロークS1におけ
る最大射出速度Vc1を基準に、射出ストロークが変わ
っても同じ射出速度を維持するように射出速度変化パタ
ーンを変えた例であるが、最大射出速度Vc1を基準に
所定の比率、例えば、95パーセントの射出速度という
ようなパターンにするようにしてもよい。これは製品に
よって自由に設定できる。
【0036】ところで、射出力は、トグルリンク機構3
0の特性から、図3において、射出速度Vcとは反比例
するようにして曲線66のように変化する。一般に、射
出成形では、射出開始当初は、金型内に樹脂が未充填の
ために樹脂流動に対する抵抗が小さいので、射出開始時
の射出力は小さく、射出完了時に大きな射出力が要求さ
れる。金型の構造によっては、同じ射出ストロークでも
射出開始当初からより大きな射出力が必要な場合があ
る。このような場合には、トグルリンク機構30のリン
ク32の長さを変えることにより、次のようにして、必
要な射出力を得ることができる。
【0037】図3において、例えば、射出ストロークが
S1の場合を例にすると、66が射出力の変化を示す曲
線である。射出開始時の射出力はP1であるとする。そ
こで、射出力をこれよれも大きくしたい場合には、図2
において、長さ調節装置34の電動機56によりソケッ
ト51を駆動し、リンク部材32a、32bを所定量だ
け互いに接近せしめる。これにより、リンク32全体の
長さが短くなる。トグルリンク機構30のリンク32の
腕長さが短くなると、機構学的特性が変化し、その速度
変化パターンは、例えば、曲線68のようになる。この
ときの射出力の変化は、曲線70のように変化するた
め、射出開始時には、P1よりも大きな射出力P2を得る
ことができる。なお、リンク32の長さを長くすると、
逆に射出力を小さくすることができる。
【0038】次に、図5は、図3とは異なる射出速度変
化設定のパターンを示す。図5(a)は、射出開始後
は、最大の射出速度を一定に保って射出工程を進行さ
せ、射出工程が完了に近づくにつれて段階的に射出速度
を落としていく射出速度変化パターンの例である。図5
(b)は、低速で射出を開始した後、射出速度を上げ、
完了に近づくと段階的に射出速度を下げていくパターン
の例である。
【0039】これらの射出速度変化パターンは、トグル
リンク機構30の特性とは無関係に予め設定されるもの
で、射出速度を位置の関数として成形品の形状等、成形
条件に応じて設定される。実際の射出工程では、前述の
(1)式の関係に基づき、設定された射出速度変化パタ
ーンに従って射出速度が変化するように、図示しない数
値制御装置は、電動機40の位置制御、速度制御を実行
する。
【0040】以上、本発明について、スクリュインライ
ン式の射出装置に本発明を適用した実施形態を挙げて説
明したが、本発明は、スクリュプリプラタイプやプラン
ジャタイプの射出装置のように、射出プランジャの前進
により樹脂を射出する射出装置にも適用することができ
る。この場合には、トグルリンク機構を射出プランジャ
に連結するようにすればよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、射出工程中の射出速度の変化パターンと射出
力がリンク機構の機構的制約によって決まってしまう問
題を解決し、自由な射出パターンの設定および射出力の
容易な調整を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電動式射出装置の一実施形態を示
す断面図。
【図2】トグルリンク機構のリンクの長さを調整する調
整装置の構成を示す断面図。
【図3】射出工程におけるスクリュの位置と射出速度お
よび射出力の変化を示す図。
【図4】図1の電動式射出装置の要部を模式的に表した
図。
【図5】他の実施形態による射出速度の変化の設定パタ
ーンを示す図。
【符号の説明】
10 スクリュ 11 バレル 16 駆動軸 21 移動プレート 22 電動機 27 ガイドバー 30 トグルリンク機構 34 長さ調整装置 38 ボールネジ 40 電動機 44 ナット 46 ボールネジ機構 51 ソケット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機の回転運動をボールネジ機構により
    直進運動に変換して射出プランジャまたはスクリュを前
    進させ溶融樹脂を射出する射出方法において、 前記ボールネジ機構の直進運動をトグルリンク機構を用
    いて前記射出プランジャまたはスクリュに伝達し、 前記電動機の速度を制御することにより、前記トグルリ
    ンク機構の機構学的特性によって規定される射出速度の
    変化のパターンを前記射出プランジャまたはスクリュの
    射出開始位置に応じて変えることを特徴とする射出制御
    方法。
  2. 【請求項2】最大射出ストロークにおける最大の射出速
    度を基準に、前記最大射出速度に対する所定の比率で、
    任意の位置を射出開始位置とする射出速度変化パターン
    における射出開始時の射出速度を設定するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の射出制御方法。
  3. 【請求項3】前記トグルリンク機構の一部にリンク長さ
    を可変なリンク部を組み込み、リンク長さを調整するこ
    とにより、射出速度を増減させて必要な射出力を得るこ
    とを特徴とする請求項1に記載の射出制御方法。
  4. 【請求項4】電動機の回転運動をボールネジ機構により
    直進運動に変換して射出プランジャまたはスクリュを前
    進させ溶融樹脂を射出する射出方法において、 前記ボールネジ機構の直進運動をトグルリンク機構を用
    いて前記射出プランジャまたはスクリュに伝達し、 前記トグルリンク機構の機構学的特性によって規定され
    る射出速度の変化パターンとは無関係に、射出速度を位
    置の関数とする任意のパターンを設定し、 前記設定した射出速度パターンにしたがうように前記電
    動機の速度を制御することを特徴とする射出制御方法。
  5. 【請求項5】電動機の回転運動をボールネジ機構により
    直進運動に変換して射出プランジャまたはスクリュを前
    進させる射出動作を行う電動式射出装置において、 前記ボールネジ機構の直進運動を前記射出プランジャま
    たはスクリュに伝達するトグルリンク機構を設け、前記
    トグルリンク機構を構成するリンク部にそのリンク長さ
    を調整する長さ調節装置を設けたことを特徴とする電動
    式射出装置。
  6. 【請求項6】前記長さ調節装置は、ねじれ方向が左右異
    なる雄ねじが分断部にそれぞれ形成されたリンク部と、 前記雄ねじにそれぞれ螺合する左右異なる雌ねじが両端
    部に形成された歯車付きソケットと、 前記歯車付きソケットを回転駆動する電動機と、を備え
    ることを特徴とする請求項5に記載の電動式射出装置。
  7. 【請求項7】前記トグルリンク機構の機構学的特性によ
    って規定される射出速度の変化のパターンを前記射出プ
    ランジャまたはスクリュの射出開始位置に応じて変えら
    れるように、前記電動機の速度を制御する制御手段をさ
    らに備えることを特徴とする請求項5または6に記載の
    電動式射出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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