JPH11222129A - 鉄道車両用キャリパブレーキ装置 - Google Patents

鉄道車両用キャリパブレーキ装置

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JPH11222129A
JPH11222129A JP2446798A JP2446798A JPH11222129A JP H11222129 A JPH11222129 A JP H11222129A JP 2446798 A JP2446798 A JP 2446798A JP 2446798 A JP2446798 A JP 2446798A JP H11222129 A JPH11222129 A JP H11222129A
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Shigeru Yoshizawa
茂 吉澤
Kazuyuki Sakai
一幸 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄道車両用のフローティング式のキャリパブ
レーキ装置にあって、シリンダ側のアームにとりつけら
れる制輪子の取付構造の改良を図る。 【解決手段】 キャリパブレーキ本体に設けられるシリ
ンダ側のアーム12には、シリンダのピストンにより押
圧されるガイドレール部材300が配設され、反シリン
ダ側のアーム14にはガイドレール部材350が配設さ
れる。制輪子200は、ブレーキパッド210を支持す
る台金部材230の裏側にガイド部材240を有する。
ガイド部材240は、2枚の板材242,244で構成
され、外側の板材244のオーバーハング部244aが
板材でつくられるガイドレール部材300,350の折
り返し部330,380に係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄道車両に装備され
るキャリパブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平8−226469号公報
は、鉄道車両に装備されるキャリパブレーキ装置を開示
する。この種のブレーキ装置は、図10から図13に示
す構成を有する。図10はキャリパブレーキ装置の側面
図、図11は平面図である。全体を符号1で示すキャリ
パブレーキ装置は、車輪5を挾むキャリパ形状の本体1
0を有し、本体10は2本の支持ピン30,32を介し
て支持枠20に対して支持される。支持枠20は、下面
側に設けられる溝22を有し、この溝22を利用してキ
ャリパブレーキ装置全体が車両の台車上に固定される。
【0003】本体10は、車輪を挾む2本のアーム1
2,14を備えるが、第1のアーム12には2個の油圧
シリンダ40が装備される。また、この第1のアーム1
2にはブレーキシューを有する制輪子と車輪にとりつけ
られるロータとの間の隙間を自動的に調整する隙間調整
装置50がとりつけられる。
【0004】第1のアーム12の上端には、上部制輪子
受け部材60が配設される。上部制輪子受け部材60
は、上部アンカピン64を介して制輪子70の上端部を
受ける。上部制輪子受け部材60は、アンカボルト62
を介して第1のアーム12に固定される。第1のアーム
12の下端には、下部制輪子受け部材80が配設され
る。下部制輪子受け部材80は、下部アンカピン84を
介して制輪子70の下端部を受ける。下部制輪子受け部
材80は、アンカボルト82を介して第2のアーム12
に固定される。
【0005】第1のアーム12に対向して配設される第
2のアーム14は制輪子70を押圧するためのシリンダ
を装備しない。そこで、本体10を支持ピン30,32
によって支持ピンの軸線方向に摺動可能とし、フローテ
ィング状態に支持する構造を採用している。第2のアー
ム14も上部制輪子受け部材60a、及び下部制輪子受
け部材を備えて、制輪子70を支持する。
【0006】図12は制輪子70の全体構造を示す説明
図である。制輪子70は、バックプレート72上にブレ
ーキライニング部材のセグメント74を固定手段75に
より固定した構成を有する。図示の実施例にあっては、
4個のセグメント74がとりつけられており、各セグメ
ント74は溝74a等が形成される。バックプレート7
2のセグメント74とは反対側には、ガイドプレート7
6がとりつけられる。このガイドプレート76は制輪子
70をブレーキ本体のアームにとりつけるためのもの
で、両側部には、いわゆるアリ山の断面形状である先端
が広がるテーパ面76aが形成される。ガイドプレート
76の上下端部にはアンカピンが係合するための凹部7
7が形成される。
【0007】図13はキャリパブレーキ本体10に対す
る制輪子70の取付構造を示す説明図である。本体10
の一方のシリンダ側のアーム12に対しては、ピストン
により押圧されるガイドレール部材100がとりつけら
れ、ガイドレール部材100に対して制輪子70のガイ
ドプレート76を挿入することによって制輪子70は支
持される。その後に、アンカブロックをボルト穴92を
利用してアンカブロック取付面90に対して固定し、制
輪子70の下方への脱落を防止する。反シリンダ側のア
ーム14に対しては、アームの内側に形成したアリ溝9
4を利用して制輪子70を直接にとりつける。
【0008】キャリパブレーキ本体は、車両の車輪にと
りつけられるロータを挾む2本のアームを備え、アーム
のロータに対向する面にブレーキパッドを有する制輪子
がとりつけられる。制輪子は摩耗が生じた際には交換さ
れる。このために、制輪子を各アームに対して下側から
挿入するように構成し、アンカブロックで制輪子をアー
ムに固定する構成が採用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この種のブレーキ装置
にあっては、制輪子をキャリパのアームに対して取り付
ける構造として、アーム側にアリ溝を設け、制輪子のガ
イドプレートに形成したアリ山を利用して、制輪子をア
ームに取り付ける構造を採用していた。このアリ山やア
リ溝を加工する手段としては、切削機械を使用して、切
削加工を施す必要がある。そこで本発明は、このアリ
山、アリ溝の切削加工を省略し、プレス加工のみで制輪
子をアームに差し込み、固定する構造を備える鉄道車両
用キャリパブレーキ装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の鉄道車両用キャ
リパとブレーキ装置は、基本的手段として、鉄道車両の
台車に固定される支持枠と、支持枠に対して2本の支持
ピンにより支持ピンの軸線方向に摺動自在に支持される
キャリパブレーキ本体と、キャリパブレーキ本体に設け
られて車両の車輪を挾むシリンダを備える第1のアーム
と、シリンダを備えない第2のアームを有するものであ
る。そして、第1及び第2のアームに装備されるガイド
レール部材は、長尺状の板材でつくられる本体と、本体
の片側に形成される折り返し部を備える。
【0011】ガイドレール部材に差し込まれる制輪子
は、台金部材の表面に設けられるブレーキパッドと、台
金部材の裏面に取り付けられてガイドレール部材の折り
返し部に差し込まれるガイド部材を備える。さらに、ガ
イド部材は台金部材に当接する第1の板材と、第1の板
材に対して片側にオーバーハングして取り付けられる第
2の板材とを備えるものである。
【0012】より具体的な手段として、第1のアームに
装備されるガイドレール部材は、ガイドレール部材の本
体の上端部を折り曲げて形成される制輪子の該組付防止
装置を備え、第2のアームに装備されるガイドレール部
材は、ガイドレール部材の本体の上下端部を折り曲げて
形成されるアンカブロックへの取付部を備えるものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1,図2は、本発明のキャリパ
ブレーキ装置におけるキャリパブレーキ本体に対する制
輪子200の取付構造を示す説明図である。キャリパブ
レーキ本体10の基本的構造は、図10から図13で示
したものと同様であるので、同一の符号を付して説明を
省略する。
【0014】キャリパブレーキ本体10のシリンダ側の
アーム12には、シリンダ側のガイドレール部材300
が配設される。このガイドレール部材300は、隙間調
整装置50のピン部材510に係合されるとともに、油
圧シリンダ40に挿入されたピストン410により押圧
される。そして、このシリンダ側のガイドレール300
に対して、制輪子200が差し込まれて、上下に配設さ
れるアンカピン64,84により固定される。反シリン
ダ側のアーム14には、反シリンダ側のガイドレール部
材350が取り付けられる。この反シリンダ側のガイド
レール350に対しても制輪子200が差し込まれて、
アンカブロック60a,80aにより固定される。
【0015】図3は、制輪子200の詳細な構造を示す
ものである。制輪子200は、セグメント状のブレーキ
ライニング210を裏金220を介して台金部材230
にリベット232により固定された構造を有する。そし
て、この台金部材230に対してガイド部材240がリ
ベット260により固定される。
【0016】ガイド部材240は、2枚の板材242,
244で構成される。台金部材230に当接する第1の
板材242は、幅寸法が第2の板材244に比べて小さ
な寸法に形成してある。そして、第2の板材244は、
第1の板材242に対して、片側にのみオーバーハング
部244aが形成されるように、台金部材230に固定
される。そこで、この第2の板材244のオーバーハン
グ部244aの内側に溝部245が形成される。このオ
ーバーハング部244aは、制輪子200の車輪の内径
側に設けられる。
【0017】図4は、シリンダ側のガイドレール部材3
00の詳細を示す説明図である。シリンダ側のガイドレ
ール部材300は、長尺状の本体310の片側に折り返
し部330を形成したものであって、この折り返し部3
30によって溝部332が設けられる。ガイドレール本
体310の中央部には開口部312が設けられており、
この開口部312を利用して隙間調整装置に係合され
る。ガイドレール本体310の上部には、キャリパブレ
ーキの上部アンカピンに係合する穴316が設けられ、
下部には、下部アンカピンが係合する凹部314が設け
られる。また、ガイドレール本体310の上端には、本
体310の一部を90度折り曲げることにより形成され
る制輪子の誤組付防止装置320が設けられる。
【0018】図5は、反シリンダ側のガイドレール35
0を示す説明図である。ガイドレール350の本体36
0は、板材をプレス加工してつくられるものであって、
片側に折り返し部380が設けられる。折り返し部38
0の内側に溝382が形成される。ガイドレール本体3
60の上下端部は90度に折り曲げられて取付部370
が形成される。取付部370は貫通穴372を有し、ア
ンカボルトによりアーム側に共締めされる。
【0019】図6は、反シリンダ側のアーム14の先端
の構造を示し、反シリンダ側のガイドレールの取付面9
1が設けられる。この取付面91とガイドレールの本体
360が当接され、アンカボルト穴92に螺合されるア
ンカボルトによって、本体360は反シリンダ側のアー
ム14に固定される。
【0020】図7〜図9は、本発明による制輪子の誤組
付防止機能の説明図である。図7は、シリンダ側のガイ
ドレール部材300に対して、制輪子200が正規の状
態に組み付けられた状態を示す。ガイドレール本体31
0の折り曲げ部330が形成する溝部332に、制輪子
200のガイド部材240を構成するガイドプレート2
44のオーバーハング部244aが正しく差し込まれて
いる。
【0021】図8は、制輪子200の上下を逆にして、
ガイドレール部材300に差し込む状態を示す。この状
態にあっては、制輪子200のガイド部材のオーバーハ
ング部244aは、ガイドレール部材300の折り返し
部330の溝部332に差し込まれない。この姿勢にあ
っては、ガイドレール本体310の溝314と制輪子2
00の台金部材230の溝250の位相が一致せず、ア
ンカピンを差し込むことができない。したがって、制輪
子200の誤組付は防止される。
【0022】図9は、ガイドレール部材300に対して
制輪子200を斜めに組み付けようとした状態を示す。
この状態にあっては、制輪子200の台金部材230が
ガイドレール部材の本体310の上端に設けた誤組付防
止装置320と干渉する。そこで、ガイドレール本体3
10の溝314と制輪子200の台金部材230の溝2
50の位相にずれが発生し、下側アンカピンを差し込む
ことができない。したがって、制輪子200の誤組付が
防止される。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように、鉄道車両のブレ
ーキ装置等に使用されるキャリパブレーキ装置にあっ
て、キャリパ本体へ取付けられるブレーキパッドセグメ
ントを備えた制輪子の取付構造を改良したものであっ
て、制輪子の交換時の組付作業の簡素化と誤組付の防止
を図るものである。キャリパブレーキの構成部品の設計
変更を最少限に押え、コストダウンを図るとともに、従
来の部品を活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す説明図。
【図2】本発明の実施例を示す説明図。
【図3】制輪子の構造を示す説明図。
【図4】シリンダ側の制輪子を保持するガイドレールの
説明図。
【図5】反シリンダ側の制輪子を保持するガイドレール
の説明図。
【図6】反シリンダ側のガイドレールの取付構造を示す
説明図。
【図7】本発明の制輪子の誤組付防止構造を示す説明
図。
【図8】本発明の制輪子の誤組付防止構造を示す説明
図。
【図9】本発明の制輪子の誤組付防止構造を示す説明
図。
【図10】鉄道車両用キャリパブレーキ装置の側面図。
【図11】鉄道車両用キャリパブレーキ装置の平面図。
【図12】従来の制輪子の説明図。
【図13】従来の制輪子の取付構造を示す説明図。
【符号の説明】
1 鉄道車両用キャリパブレーキ装置 10 キャリパブレーキ本体 12 シリンダ側アーム 14 シリンダ側アーム 20 支持枠 30 上部支持ピン 32 下部支持ピン 40 油圧シリンダ 50 隙間調整装置 60 上部アンカブロック 64 上部アンカピン 70 制輪子 80 下部アンカブロック 82 下部アンカボルト 84 下部アンカピン 200 制輪子 300 シリンダ側のガイドレール 350 反シリンダ側のガイドレール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道車両の台車に固定される支持枠と、
    支持枠に対して2本の支持ピンにより支持ピンの軸線方
    向に摺動自在に支持されるキャリパブレーキ本体と、キ
    ャリパブレーキ本体に設けられて車両の車輪を挾むシリ
    ンダを備える第1のアームと、シリンダを備えない第2
    のアームを有する鉄道車両用キャリパブレーキ装置であ
    って、 第1及び第2のアームに装備されるガイドレール部材
    は、長尺状の板材でつくられる本体と、本体の片側に形
    成される折り返し部を備え、 ガイドレール部材に差し込まれる制輪子は、台金部材の
    表面に設けられるブレーキパッドと、台金部材の裏面に
    取り付けられてガイドレール部材の折り返し部に差し込
    まれるガイド部材を備え、ガイド部材は台金部材に当接
    する第1の板材と、第1の板材に対して片側にオーバー
    ハングして取り付けられる第2の板材とを備える鉄道車
    両用キャリパブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 第1のアームに装備されるガイドレール
    部材は、ガイドレール部材の本体の上端部を折り曲げて
    形成される制輪子の誤組付防止装置を備える請求項1記
    載の鉄道車両用キャリパブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 第2のアームに装備されるガイドレール
    部材は、ガイドレール部材の本体の上下端部を折り曲げ
    て形成されるアンカブロックへの取付部を備える請求項
    1記載の鉄道車両用キャリパブレーキ装置。
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