JPH11223044A - 免震装置上での柱の構築方法と、仮設水平拘束材付免震装置 - Google Patents

免震装置上での柱の構築方法と、仮設水平拘束材付免震装置

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JPH11223044A
JPH11223044A JP2816398A JP2816398A JPH11223044A JP H11223044 A JPH11223044 A JP H11223044A JP 2816398 A JP2816398 A JP 2816398A JP 2816398 A JP2816398 A JP 2816398A JP H11223044 A JPH11223044 A JP H11223044A
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忠良 赤石
Shigeru Tano
茂 田野
Masanori Yoshida
昌則 吉田
Eiji Tada
栄二 多田
Kenichi Wada
賢一 和田
Kazuhiro Yoshida
和弘 吉田
Akira Saji
昭 佐治
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、建築構造物の免震装置を設ける際
に、当該免震装置と建築構造物の柱、特に鉄骨柱との建
方に係る構築方法に関し、免震装置の水平移動を拘束し
て直接免震装置の上で柱の建方をして、コストの低減と
工期短縮ができ信頼性の高いものとすることが課題であ
る。 【解決手段】免震装置上に柱を建方する際に、免震装置
の水平方向の移動を拘束するとともに着脱自在な仮設水
平拘束材7が設けられた免震装置1を基礎8上に構築
し、その後に、前記免震装置1の上に柱を建方する免震
装置上での柱の構築方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築構造物の免震
装置を設ける際に、当該免震装置と建築構造物の柱、特
に鉄骨柱との建方に係る構築方法と、その方法に使用す
る水平移動が拘束された免震装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、免震装置を有する例えば、鉄骨造
の建築構造物を構築する際には、基礎上に免震装置をク
レーンなどで運搬してセットした後に、支保工を組み型
枠を組み立てて、該型枠の一部を張り出させて前記免震
装置に当接させ、当該免震装置が水平方向に移動しない
ように固定し、そして、梁付鉄骨柱をクレーン等で免震
装置上に搬入し、1階床梁の躯体が出来てから前記型枠
を解体して、免震装置の水平移動を自由にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、免震装
置の水平移動を型枠等で拘束するには、その組立及び撤
去に手間が掛かり、多数の免震装置に施工するので工期
の長期化となる不都合がある。
【0004】そこで、鉄骨柱を建方する場合に、該鉄骨
柱が比較的軽量であるので直接免震装置の上に建方する
ことが出来れば、工期短縮となって便宜であるが、この
鉄骨柱の建方が終了するまでの間、免震装置が水平方向
に移動してしまうと、建方の基準位置が動くとこになり
不都合となる。かかる場合に、コストと工期の面から簡
易な方法で免震装置の水平移動を拘束することが従来の
課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る免震装置上
での柱の構築方法の上記課題を解決するための要旨は、
免震装置上に柱を建方する際に、免震装置の水平方向の
移動を拘束するとともに着脱自在な仮設水平拘束材が設
けられた免震装置を基礎上に構築し、その後に、前記免
震装置の上に柱を建方することである。
【0006】本発明に係る仮設水平拘束材付免震装置の
要旨は、弾性板と金属板とを交互に積層した積層体でな
る免震装置において、該免震装置の水平状態における前
記積層体の上下両端面に設けられる上部平板及び下部平
板と、前記積層体の周囲で前記上部・下部の両平板間に
固定し仮設される着脱自在な複数の仮設水平拘束材とを
有して構成されることである。
【0007】本発明に係る免震装置上での柱の構築方法
と仮設水平拘束材付免震装置とによれば、免震装置の水
平方向の移動が拘束されて位置ズレのおそれがなくな
り、該免震装置上に直接鉄骨柱などの柱を建方すること
ができる。そして、一階床梁の躯体が完了した後に、仮
設水平拘束材をボルトの取り外しにより容易に撤去する
ことができる。なお、柱の建方作業中に地震があった場
合でも、仮設水平拘束材によって免震装置の水平移動が
抑制され、震度3〜4程度では特に問題は生じないもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1乃至図2に示すように、仮設水平拘
束材付免震装置1は、ゴム等の材質の弾性板と鋼製板等
の金属板とを交互に積層した積層体2と、その上下に設
けられるプレート3,4と、該プレート3,4の上,下
に設けられる一回り大きな形状の上部平板と下部平板と
であるベースプレート5,6と、前記積層体2の周囲に
複数個(例えば、4個)設けられる山形で所要幅の鋼製
板でなる仮設水平拘束材7とから、構成されている。
【0009】前記仮設水平拘束材付免震装置1における
積層体2及びプレート3,4は、既に公知の免震装置の
ものと同様であるので、説明を省略する。そして、前記
ベースプレート6は、図3乃至図4に示すように、鋼製
で円形の平板体であり、重量は約500kg程度であ
る。
【0010】更に、位置調整用部材9等や、免震装置の
プレート4との固定のためのボルト孔及び袋ナット10
が所要数設けられ、仮設水平拘束材7との連結固定を図
るボルト孔及び袋ナット11が所要数設けられている。
【0011】前記ベースプレート5は、図1乃至図2に
示すように、免震装置の上部に載置されるもので、位置
調整用部材9がないことを除いて、前記ベースプレート
6とほぼ同様の構成である。
【0012】前記仮設水平拘束材7は、図5に示すよう
に、所要幅の鋼製板等の金属板を山形に屈曲させ、各平
端面にボルト孔7aを設けてなるものである。また、図
5(ハ)に示すように、免震装置のプレート3又は4の
周囲を囲むようにして(図2参照)、平面視において略
ハ字になっている。
【0013】上記の構成である仮設水平拘束材付免震装
置1の上での柱を建方する構築手順は、図6に示すよう
に、免震装置用フレームや頭部補強筋をセットした柱下
位置の基礎8に、ベースプレート6をクレーン等の搬入
手段で搬入し、位置調整用部材9で当該ベースプレート
6の水平位置等を調節し、これを前記基礎8上に配筋さ
れた補強筋等の鉄筋等に固定せしめる。
【0014】そして、基礎8に型枠を設置した後にコン
クリートを打設して打ち継ぎし、ベースプレート6と基
礎8とを一体に形成する。なお、前記コンクリートの打
設の際には、コンクリートの充填を密にするため、ベー
スペレート6の貫通孔6a(図3参照)からこれに接続
される打設導入孔を有するホッパーでコンクリートを打
ち込み、更に、前記貫通孔6aから突き棒を突いて、前
記コンクリートの密な充填を図って施工するものであ
る。
【0015】次に、前記ベースプレート6の上に、積層
体2とプレート3,4とでなる免震装置本体1aをクレ
ーンで搬入し、位置決めマーク等を合わせて高精度に設
置する。
【0016】そして、ボルト12でプレート4の各ボル
ト用貫通孔に挿通させベースプレート6の各袋ナット1
0に各々(例えば、12箇所)所定のトルクで締結し
て、免震装置本体1aを固定する。
【0017】その後、上部のベースプレート5をクレー
ン等で前記プレート3の上に搬入し、載置する。そし
て、当該ベースプレート5とプレート3とをボルト・ナ
ットで所定のトルクにて締結する。
【0018】次に、仮設水平拘束材7を、免新装置本体
1aの積層体2の周囲に、かつ、接触による傷つきがな
いようにプレート3,4の側端面の外側で、ベースプレ
ート5,6の間に架設するようにし、4箇所に配設し、
そして、ボルトを仮設水平拘束材7の上下部にあるボル
ト孔7aに各々挿通させ各袋ナット11に締結して、着
脱自在に取り付ける。こうして、仮設水平拘束材付免震
装置1が形成される。
【0019】この仮設水平拘束材7によって、ベースプ
レート5,6が固定され、水平方向の移動が拘束される
ことで、免震装置本体1aの水平移動が防止される。
【0020】その後、図7に示すように、梁付鉄骨柱1
3をクレーンで搬入し、鉄骨鉄筋コンクリート柱用の配
筋をしたり養生したりして、仮設水平拘束材付免震装置
1の上において、下部型枠支保工を利用し仮受しながら
柱の建方を施工する。
【0021】鉄骨柱13の建方中は、前記仮設水平拘束
材7によって免震装置本体1aの水平方向の移動が防止
されているので、基準位置がずれるおそれもない。
【0022】そして、鉄骨鉄筋コンクリート柱の建方及
び配筋が完了してコンクリートを打設して1階のSRC
造の床梁ができた後、コンクリート強度が発現した段階
で、前記仮設水平拘束材7を仮固定しているボルトを緩
めて取り外し、更に、4個の仮設水平拘束材7をそれぞ
れ取り外す。この後は、免震装置本体1aが免震として
の作用を発揮する。最終的にはベースプレート5,6間
に防火用の耐火帯を装備する。
【0023】このように、主にS造またはSRC造にお
ける1階(最下階のこと)の鉄骨柱、その他木製柱,P
C柱などの柱の建方が終了するまでの間、免震装置の積
層体2が仮設水平拘束材7によって水平方向に移動しな
いようにすることで、前記柱を直接に免震装置の上に載
置して建方することが可能となったものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る免震
装置上での柱の構築方法は、免震装置上に柱を建方する
際に、免震装置の水平方向の移動を拘束するとともに着
脱自在な仮設水平拘束材が設けられた免震装置を基礎上
に構築し、その後に、前記免震装置の上に柱を建方する
ことなので、従来方法に比較して手間が掛からずコスト
低減となり、また、仮設水平拘束材の着脱も容易で水平
方向の移動を拘束させることの信頼性も高くなるという
優れた効果を奏するものである。
【0025】本発明に係る仮設水平拘束材付免震装置
は、積層体でなる免震装置において、該免震装置の水平
状態における前記積層体の上下両端面に設けられる上部
平板及び下部平板と、前記積層体の周囲で前記上部・下
部の両平板間に固定し仮設される着脱自在な複数の仮設
水平拘束材とを有して構成されるので、積層体の水平方
向の移動が防止され、免震装置の上で直接的に柱の建方
を施工することが可能となるという優れた効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る仮設水平拘束材付免震装置の使用
状態の正面図である。
【図2】同本発明に係る仮設水平拘束材付免震装置の上
部における、一部を破断した平面図である。
【図3】同本発明に係る仮設水平拘束材付免震装置にお
ける、下部のベースプレート6の平面図である。
【図4】図3におけるA−A線に沿った断面図である。
【図5】本発明に係る仮設水平拘束材付免震装置の仮設
水平拘束材の、正面図(イ)、側面図(ロ)、平面図
(ハ)である。
【図6】本発明に係る免震装置上での柱の構築方法を説
明する説明図である。
【図7】同本発明に係る免震装置上での柱の構築方法を
説明する説明図である。
【符号の説明】
1 仮設水平拘束材付免震装置、1a 免震装置本体、
2 積層体、3,4 プレート、5,6 ベースプレー
ト、6a 貫通孔、7 仮設水平拘束材、7a ボルト
孔、8 基礎、9 位置調整用部材、10 袋ナット、
11 袋ナット、12 ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 栄二 札幌市中央区北3条東2−2 戸田建設株 式会社札幌支店内 (72)発明者 和田 賢一 札幌市中央区北3条東2−2 戸田建設株 式会社札幌支店内 (72)発明者 吉田 和弘 札幌市中央区北3条東2−2 戸田建設株 式会社札幌支店内 (72)発明者 佐治 昭 東京都中央区京橋1−7−1 戸田建設株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 免震装置上に柱を建方する際に、免震装
    置の水平方向の移動を拘束するとともに着脱自在な仮設
    水平拘束材が設けられた免震装置を基礎上に構築し、そ
    の後に、前記免震装置の上に柱を建方すること、 を特徴とする免震装置上での柱の構築方法。
  2. 【請求項2】 弾性板と金属板とを交互に積層した積層
    体でなる免震装置において、 該免震装置の水平状態における前記積層体の上下両端面
    に設けられる上部平板及び下部平板と、 前記積層体の周囲で前記上部・下部の両平板間に固定し
    仮設される着脱自在な複数の仮設水平拘束材とを有して
    構成されること、 を特徴とする仮設水平拘束材付免震装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016524665A (ja) * 2013-05-02 2016-08-18 モメンタ エス エイMomenta S.A. プレハブ施工システムにおける部材仮固定システムおよび据付方法
JP2016211651A (ja) * 2015-05-08 2016-12-15 株式会社ブリヂストン すべり支承の仮固定治具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016524665A (ja) * 2013-05-02 2016-08-18 モメンタ エス エイMomenta S.A. プレハブ施工システムにおける部材仮固定システムおよび据付方法
JP2016211651A (ja) * 2015-05-08 2016-12-15 株式会社ブリヂストン すべり支承の仮固定治具

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