JPH11223218A - 静圧スラスト軸受装置 - Google Patents
静圧スラスト軸受装置Info
- Publication number
- JPH11223218A JPH11223218A JP2347398A JP2347398A JPH11223218A JP H11223218 A JPH11223218 A JP H11223218A JP 2347398 A JP2347398 A JP 2347398A JP 2347398 A JP2347398 A JP 2347398A JP H11223218 A JPH11223218 A JP H11223218A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating shaft
- bearing
- end surface
- spherical surface
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転軸の一方側の端面と座部の軸受面とを球
面接合することにより、回転軸側と座部との間に形成さ
れる流体膜が、軸回転潤滑機能と自動調芯潤滑機能の両
機能を備えることができ、更に、回転軸側及び座部との
間に別体の中間部材(軸受部材)を減らして構造の簡素
化を図る。 【解決手段】 回転軸1の一方側の端面と、該端面と対
向して配置される座部15の軸受面との間で流体膜を形
成し、且つ、回転軸1の一方の端面が座部15の軸受面
と平行に維持するための調芯機構が設けられた静圧スラ
スト軸受装置であって、前記回転軸1の一方側の端面は
凸状球面13を有すると共に、前記座部15の軸受面
は、前記凸状球面と適合する凹状球面18に形成されて
いる。
面接合することにより、回転軸側と座部との間に形成さ
れる流体膜が、軸回転潤滑機能と自動調芯潤滑機能の両
機能を備えることができ、更に、回転軸側及び座部との
間に別体の中間部材(軸受部材)を減らして構造の簡素
化を図る。 【解決手段】 回転軸1の一方側の端面と、該端面と対
向して配置される座部15の軸受面との間で流体膜を形
成し、且つ、回転軸1の一方の端面が座部15の軸受面
と平行に維持するための調芯機構が設けられた静圧スラ
スト軸受装置であって、前記回転軸1の一方側の端面は
凸状球面13を有すると共に、前記座部15の軸受面
は、前記凸状球面と適合する凹状球面18に形成されて
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば核融合炉の
電源の回転軸や押出機のスクリュ軸の駆動部側に連続す
る回転軸等を支承するための静圧スラスト軸受装置に関
するものである。
電源の回転軸や押出機のスクリュ軸の駆動部側に連続す
る回転軸等を支承するための静圧スラスト軸受装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば核融合炉の電源の回転軸や押出機
のスクリュ軸の駆動部側に連続する回転軸を支承し、軸
受損失を減少させて駆動動力を小さくする場合等に活用
される静圧スラスト軸受装置として、特開昭53−76
249号公報に開示されたものがある。
のスクリュ軸の駆動部側に連続する回転軸を支承し、軸
受損失を減少させて駆動動力を小さくする場合等に活用
される静圧スラスト軸受装置として、特開昭53−76
249号公報に開示されたものがある。
【0003】同公報に記載の軸受装置は、図3に示す如
く回転軸50の下端面に接合する軸受部材51と、ケー
シング53に取り付けられて前記軸受部材51の下端面
と係合する座部54などから構成される。そして、軸受
部材51の回転軸50と対向する上面には、ポケット5
5が形成され、潤滑ポンプユニット56より高圧の潤滑
油がポケット55に供給され、回転軸50は軸受部材5
1上を浮遊して支持される。
く回転軸50の下端面に接合する軸受部材51と、ケー
シング53に取り付けられて前記軸受部材51の下端面
と係合する座部54などから構成される。そして、軸受
部材51の回転軸50と対向する上面には、ポケット5
5が形成され、潤滑ポンプユニット56より高圧の潤滑
油がポケット55に供給され、回転軸50は軸受部材5
1上を浮遊して支持される。
【0004】回転軸50の下端面と軸受部材51との接
合面(軸受面)の間に油膜を形成しつつ、減圧しながら
軸受外部へ流出する。流出した油は潤滑ポンプユニット
56に回収され、再び軸受内に供給される。回転軸50
の下端面と軸受部材51の軸受面に形成された油膜によ
って回転軸50の回転摩擦は小さくなり回転軸50の駆
動力が少なくなる。
合面(軸受面)の間に油膜を形成しつつ、減圧しながら
軸受外部へ流出する。流出した油は潤滑ポンプユニット
56に回収され、再び軸受内に供給される。回転軸50
の下端面と軸受部材51の軸受面に形成された油膜によ
って回転軸50の回転摩擦は小さくなり回転軸50の駆
動力が少なくなる。
【0005】かかる静圧軸受装置では、軸受機構を正常
に機能するために、回転軸50の下端面と軸受部材51
の軸受面とは、作動中は常に平行に維持されることが必
要である。そこで、静圧軸受装置は、回転軸50に避け
られない微小振動があっても、回転軸50の下端面と軸
受部材51の軸受面とが常に平行に維持されるようにし
た自動調芯機能を有する。
に機能するために、回転軸50の下端面と軸受部材51
の軸受面とは、作動中は常に平行に維持されることが必
要である。そこで、静圧軸受装置は、回転軸50に避け
られない微小振動があっても、回転軸50の下端面と軸
受部材51の軸受面とが常に平行に維持されるようにし
た自動調芯機能を有する。
【0006】即ち、軸受部材51の下面には凸状球面部
57が形成され、一方、前記座部54の上面には、凸状
球面部57に球面接触する凹状球面部58が形成されて
いる。そして、座部54の中央には、潤滑ポンプユニッ
ト56に接続するポケット61が形成されている。
57が形成され、一方、前記座部54の上面には、凸状
球面部57に球面接触する凹状球面部58が形成されて
いる。そして、座部54の中央には、潤滑ポンプユニッ
ト56に接続するポケット61が形成されている。
【0007】従って、ポケット61内に供給された高圧
の潤滑油は、軸受部材51の凸状球面57と座部54の
凹状球面58との間の球面接触部に滲出し、一定厚さの
油膜を形成する。この結果、軸受部材51と座部54と
の摩擦が防止され、回転軸50の傾き(微小振動)が生
じても、軸受部材51は座部54に対して相対的に微動
するため、自動調芯機能が発揮される。
の潤滑油は、軸受部材51の凸状球面57と座部54の
凹状球面58との間の球面接触部に滲出し、一定厚さの
油膜を形成する。この結果、軸受部材51と座部54と
の摩擦が防止され、回転軸50の傾き(微小振動)が生
じても、軸受部材51は座部54に対して相対的に微動
するため、自動調芯機能が発揮される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の軸受装置の軸受部材51は、潤滑回転機能を持つ油
膜形成面(軸受面)と、自動調芯機能を持つ球面接合面
(凸状球面)とがそれぞれ別個に設けられている。この
ため、自動調芯機能を十分よ発揮させるためには、球面
接合面を潤滑する必要があり、軸回転潤滑用配管と自動
調芯用配管との2本の管路が必要であり、またそれぞれ
の管路に流量制御弁63、64を取り付けなけれなら
ず、静圧軸受装置は複雑な構造になるといった欠点があ
る。
来の軸受装置の軸受部材51は、潤滑回転機能を持つ油
膜形成面(軸受面)と、自動調芯機能を持つ球面接合面
(凸状球面)とがそれぞれ別個に設けられている。この
ため、自動調芯機能を十分よ発揮させるためには、球面
接合面を潤滑する必要があり、軸回転潤滑用配管と自動
調芯用配管との2本の管路が必要であり、またそれぞれ
の管路に流量制御弁63、64を取り付けなけれなら
ず、静圧軸受装置は複雑な構造になるといった欠点があ
る。
【0009】更に、軸受部材51は回転軸51と座部5
4との間に介在される構成であるため、軸受部材51が
座部54から浮き上がらないように工夫が必要となる。
そこで、例えば、皿ばね等によりスラスト方向に予圧を
加えて軸受ユニットを押圧する手段が採用されている
が、この手段は構造が複雑となる欠点がある。
4との間に介在される構成であるため、軸受部材51が
座部54から浮き上がらないように工夫が必要となる。
そこで、例えば、皿ばね等によりスラスト方向に予圧を
加えて軸受ユニットを押圧する手段が採用されている
が、この手段は構造が複雑となる欠点がある。
【0010】そこで本発明は、回転軸の一方側の端面と
座部の軸受面とを球面接合することにより、回転軸側と
座部との間に形成される流体膜が、軸回転潤滑機能と自
動調芯潤滑機能の両機能を備えることができ、更に、回
転軸側及び座部との間に別体の中間部材(軸受部材)を
減らして構造の簡素化を図ることを課題とする。
座部の軸受面とを球面接合することにより、回転軸側と
座部との間に形成される流体膜が、軸回転潤滑機能と自
動調芯潤滑機能の両機能を備えることができ、更に、回
転軸側及び座部との間に別体の中間部材(軸受部材)を
減らして構造の簡素化を図ることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの静圧トラスト軸受装置は、回転軸の一方側の端面
と、該端面と対向して配置される座部の軸受面との間で
流体膜を形成し、且つ、回転軸の一方の端面が座部の軸
受面と平行に維持するための調芯機構が設けられた静圧
スラスト軸受装置であって、前記回転軸の一方側の端面
は凸状球面を有すると共に、前記座部の軸受面は、前記
凸状球面と適合する凹状球面に形成されていることにあ
る。
めの静圧トラスト軸受装置は、回転軸の一方側の端面
と、該端面と対向して配置される座部の軸受面との間で
流体膜を形成し、且つ、回転軸の一方の端面が座部の軸
受面と平行に維持するための調芯機構が設けられた静圧
スラスト軸受装置であって、前記回転軸の一方側の端面
は凸状球面を有すると共に、前記座部の軸受面は、前記
凸状球面と適合する凹状球面に形成されていることにあ
る。
【0012】上記の静圧トラスト軸受装置によれば、回
転軸の一方側の端面と、該端面と対向して配置される座
部の軸受面との間で流体膜が形成されるため、回転軸と
座部との間の摩擦が防止され、回転軸は支持される。
転軸の一方側の端面と、該端面と対向して配置される座
部の軸受面との間で流体膜が形成されるため、回転軸と
座部との間の摩擦が防止され、回転軸は支持される。
【0013】しかも、回転軸が回転時に多少撓む場合が
あっても、回転軸の凸状球面は、座部の凹状球面に沿っ
て微動するため、回転軸の凸状球面と座部の凹状球面と
は、常時平行に維持される。この結果、回転軸の自動調
芯機能が発揮され回転軸の回転に支障となることはな
い。
あっても、回転軸の凸状球面は、座部の凹状球面に沿っ
て微動するため、回転軸の凸状球面と座部の凹状球面と
は、常時平行に維持される。この結果、回転軸の自動調
芯機能が発揮され回転軸の回転に支障となることはな
い。
【0014】また、前記回転軸側の凸状球面の半径の中
心は、前記回転軸の撓みの略中心に設定されているのが
好ましく、かかる場合には、更に回転軸の自動調芯機能
が良好なものとなる。
心は、前記回転軸の撓みの略中心に設定されているのが
好ましく、かかる場合には、更に回転軸の自動調芯機能
が良好なものとなる。
【0015】しかも、前記回転軸には、つば部が着脱自
在に設けられ、該つば部に前記凸状球面が形成されてい
るのが好ましく、かかる場合には、回転軸側の凸状球面
の加工及びメンテナンスが容易となる。
在に設けられ、該つば部に前記凸状球面が形成されてい
るのが好ましく、かかる場合には、回転軸側の凸状球面
の加工及びメンテナンスが容易となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照しながら説明する。本発明の静圧スラスト軸受
装置は、図2に示す如く押出機100のスラスト軸受A
として使用される。即ち、押出機100はシリンダ10
1内で回転するスクリュ102によって、粘状物を押し
出すようにしたもので、スクリュ102の回転軸1は、
ラジアル軸受104a,104bによって支承され、さ
らにモータ(図示せず)の高速回転をトルク分配するた
めの歯車105が取り付けられる。回転軸1の一方側に
は後ろ向きの力を受ける前記スラスト軸受Aが取り付け
られる。
面を参照しながら説明する。本発明の静圧スラスト軸受
装置は、図2に示す如く押出機100のスラスト軸受A
として使用される。即ち、押出機100はシリンダ10
1内で回転するスクリュ102によって、粘状物を押し
出すようにしたもので、スクリュ102の回転軸1は、
ラジアル軸受104a,104bによって支承され、さ
らにモータ(図示せず)の高速回転をトルク分配するた
めの歯車105が取り付けられる。回転軸1の一方側に
は後ろ向きの力を受ける前記スラスト軸受Aが取り付け
られる。
【0017】前記回転軸1の一方側の先端には、図1に
示す如く回転軸1と同一直径のつば部2がボルト9によ
り着脱自在に取り付けられている。即ち、回転軸1の中
心部には凹部3が形成され、該凹部3には、前記つば部
2に突設された嵌合凸部5が相対回転不可能に嵌合され
ている。回転軸1に対してつば部2を相対回転不可能と
する手段は、特に限定されるものではないが、例えば、
図1に仮想線で示す如く回転軸1及びつば部2間にピン
6を挿入しても、あるいは、回転軸1の凹部3及びつば
部2の嵌合凸部5を矩形状等の非円形としても良い。
示す如く回転軸1と同一直径のつば部2がボルト9によ
り着脱自在に取り付けられている。即ち、回転軸1の中
心部には凹部3が形成され、該凹部3には、前記つば部
2に突設された嵌合凸部5が相対回転不可能に嵌合され
ている。回転軸1に対してつば部2を相対回転不可能と
する手段は、特に限定されるものではないが、例えば、
図1に仮想線で示す如く回転軸1及びつば部2間にピン
6を挿入しても、あるいは、回転軸1の凹部3及びつば
部2の嵌合凸部5を矩形状等の非円形としても良い。
【0018】しかも、つば部2の中心には座ぐり凹部7
が形成され、前記ボルト9は、座ぐり凹部7に挿通され
ると共に回転軸1に螺合されることにより、つば部2を
締結固定している。尚、つば部2とボルト5との間に
は、油密用のガスケット10が介在されている。
が形成され、前記ボルト9は、座ぐり凹部7に挿通され
ると共に回転軸1に螺合されることにより、つば部2を
締結固定している。尚、つば部2とボルト5との間に
は、油密用のガスケット10が介在されている。
【0019】また、つば部2の回転軸1の先端面と反対
側の端面には、外側に凸となる凸状球面13が形成され
ている。尚、凸状球面13の曲率半径の中心位置Oは、
図2に示した略ラジアル軸受104a位置に設定されて
いる。凸状球面13の曲率半径の中心位置Oを略ラジア
ル軸受104a位置に設定した理由は、押出機100の
稼働中に、回転軸1は略ラジアル軸受104aを中心に
して撓むことを考慮したためである。
側の端面には、外側に凸となる凸状球面13が形成され
ている。尚、凸状球面13の曲率半径の中心位置Oは、
図2に示した略ラジアル軸受104a位置に設定されて
いる。凸状球面13の曲率半径の中心位置Oを略ラジア
ル軸受104a位置に設定した理由は、押出機100の
稼働中に、回転軸1は略ラジアル軸受104aを中心に
して撓むことを考慮したためである。
【0020】15は座部で、前記押出機100のケーシ
ング14に形成された取付凹部16に嵌合固定されてい
る。座部15をケーシング14に固定させる手段として
は、キー、ピン等の公知の手段が適宜採用される。座部
15の外周には、環状座部21が前記つば部2側に突設
され、環状座部21の端面は、つば部2の凸状球面13
と略同じ曲率半径を有し凸状球面13に適合する凹状球
面18が形成されている。ここで、座部15とつば部2
との間には、潤滑油が溜められる空間(リセス部)23
が形成されている。また、つば部2の凸状球面13と座
部15の凹状球面18との間には、球面接合部としての
ランド部30が形成されている。
ング14に形成された取付凹部16に嵌合固定されてい
る。座部15をケーシング14に固定させる手段として
は、キー、ピン等の公知の手段が適宜採用される。座部
15の外周には、環状座部21が前記つば部2側に突設
され、環状座部21の端面は、つば部2の凸状球面13
と略同じ曲率半径を有し凸状球面13に適合する凹状球
面18が形成されている。ここで、座部15とつば部2
との間には、潤滑油が溜められる空間(リセス部)23
が形成されている。また、つば部2の凸状球面13と座
部15の凹状球面18との間には、球面接合部としての
ランド部30が形成されている。
【0021】前記座部15の中心には貫通孔31が穿設
され、該貫通孔31には前記リセス部23及びランド部
30に潤滑油を供給するための給油管27が、ガスケッ
ト25を介して連結されている。
され、該貫通孔31には前記リセス部23及びランド部
30に潤滑油を供給するための給油管27が、ガスケッ
ト25を介して連結されている。
【0022】給油管27は配管33を介して潤滑ポンプ
ユニット34が接続され、また、潤滑ポンプユニット3
4は配管35を介してランド部30と接続されている。
ユニット34が接続され、また、潤滑ポンプユニット3
4は配管35を介してランド部30と接続されている。
【0023】以上の構成において、押出機100を稼働
させると、潤滑ポンプユニット34は潤滑油を加圧し、
配管33及び供給管27を介してリセス部23内に供給
する。リセス部23内の潤滑油は、ランド部30に滲出
する。このとき、ランド部30に一定厚さの油膜を均等
に形成しつつ、次第に圧力をさげながら軸受外部へと流
出する。
させると、潤滑ポンプユニット34は潤滑油を加圧し、
配管33及び供給管27を介してリセス部23内に供給
する。リセス部23内の潤滑油は、ランド部30に滲出
する。このとき、ランド部30に一定厚さの油膜を均等
に形成しつつ、次第に圧力をさげながら軸受外部へと流
出する。
【0024】従って、つば部2と座部15との間の摩擦
が防止され、回転軸1は円滑に回転する。しかも、押出
機100の稼働中に、回転軸1はラジアル軸受104a
を中心にして撓む場合があるが、回転軸1の撓みの中心
からつば部2の凸状球面13までの長さを、球面半径と
しているので、つば部2はその凸状球面13が座部15
の凹状球面18に沿ってスムースに微動することとな
る。従って、つば部2の凸状球面13と座部15の凹状
球面18とは常時平行な状態が維持され、潤滑油膜が完
全に形成され、軸受機能と共に自動調芯機能も良好に作
用する。
が防止され、回転軸1は円滑に回転する。しかも、押出
機100の稼働中に、回転軸1はラジアル軸受104a
を中心にして撓む場合があるが、回転軸1の撓みの中心
からつば部2の凸状球面13までの長さを、球面半径と
しているので、つば部2はその凸状球面13が座部15
の凹状球面18に沿ってスムースに微動することとな
る。従って、つば部2の凸状球面13と座部15の凹状
球面18とは常時平行な状態が維持され、潤滑油膜が完
全に形成され、軸受機能と共に自動調芯機能も良好に作
用する。
【0025】そして、リセス部30から流出した潤滑油
は、配管35を介して油圧ユニット34に回収されて、
再び前記のサイクルを繰り返す。
は、配管35を介して油圧ユニット34に回収されて、
再び前記のサイクルを繰り返す。
【0026】上記実施の形態のスラスト軸受Aでは、リ
セス部30で焼き付きが生じることがない。また、回転
軸1には、つば部2を着脱自在に設けてユニット化する
ことにより、メンテナンスの際には、つば部2を交換等
するだけで良く、また、つば部2を凸状球面に加工すれ
ば良いので、メンテナンスや加工が容易となる。
セス部30で焼き付きが生じることがない。また、回転
軸1には、つば部2を着脱自在に設けてユニット化する
ことにより、メンテナンスの際には、つば部2を交換等
するだけで良く、また、つば部2を凸状球面に加工すれ
ば良いので、メンテナンスや加工が容易となる。
【0027】本発明は上記実施の形態に限定されるもの
ではなく、必要に応じた設計変更が可能である。例え
ば、回転軸1は必ずしも水平である必要はなく、上下方
向であっても良い。かかる場合には、回転軸1の下端面
につば部2が取り付けられ、つば部2の下方に座部15
が配置されることとなる。
ではなく、必要に応じた設計変更が可能である。例え
ば、回転軸1は必ずしも水平である必要はなく、上下方
向であっても良い。かかる場合には、回転軸1の下端面
につば部2が取り付けられ、つば部2の下方に座部15
が配置されることとなる。
【0028】また、上記実施の形態では、回転軸1に凸
状球面を有するつば部2を設けたが、凸状球面は回転軸
1の端面に直接設けるようにしても良く、かかる場合に
は、更に部品点数を減らすことが可能である。
状球面を有するつば部2を設けたが、凸状球面は回転軸
1の端面に直接設けるようにしても良く、かかる場合に
は、更に部品点数を減らすことが可能である。
【0029】しかも、流体は、潤滑油の採用が望まれる
が、用途に応じて他の液体や空気や窒素等の気体の使用
も可能である。
が、用途に応じて他の液体や空気や窒素等の気体の使用
も可能である。
【0030】
【実施例】上記実施の形態の軸受装置は、粘度200 cSt.
程度の潤滑油の使用を前提に設計したものである。潤滑
ポンプユニットの能力としては、流量3L/min、油圧70
0kgf/cm2 であるが、定常運転時は500 kgf/cm2 程度で
ある。
程度の潤滑油の使用を前提に設計したものである。潤滑
ポンプユニットの能力としては、流量3L/min、油圧70
0kgf/cm2 であるが、定常運転時は500 kgf/cm2 程度で
ある。
【0031】軸受外形寸法はφ73、ランド径φ62と
して窒化材を用いた。スラスト荷重を30トンかけて軸
回転数を数回転〜数百回転まで変化させて評価試験を行
った結果、軸受剛性、軸受損失、寿命等の評価項目を満
足し、更に軸たわみ角度を±1°与えても特に問題は生
じなかった。このときランド部には常に厚さ数10μm
の油膜が形成されており、軸たわみによって油膜厚の大
きな変動は見られなかったことから自動調芯機能が十分
であると判断できる。
して窒化材を用いた。スラスト荷重を30トンかけて軸
回転数を数回転〜数百回転まで変化させて評価試験を行
った結果、軸受剛性、軸受損失、寿命等の評価項目を満
足し、更に軸たわみ角度を±1°与えても特に問題は生
じなかった。このときランド部には常に厚さ数10μm
の油膜が形成されており、軸たわみによって油膜厚の大
きな変動は見られなかったことから自動調芯機能が十分
であると判断できる。
【0032】軸受部材の材質には、停電などでポンプが
停止してランド部の油膜切れを考慮して、SCM(クロ
ムモリブデン鋼鋼材)やSACM(アルミニウムクロム
モリブデン鋼鋼材)などを使用して、窒化処理などによ
り表面仕上げをしておくことが望ましい。また、油圧ユ
ニットや軸受装置の保護からも適宜箇所にフィルタを設
置しておくのが望ましい。実施例の静圧軸受装置では、
従来技術と比較して、部品点数が減り、構造の簡素化が
可能になったことが材料費、制作費ともに削減すること
が可能であり、装置への組み込みも容易にできる。
停止してランド部の油膜切れを考慮して、SCM(クロ
ムモリブデン鋼鋼材)やSACM(アルミニウムクロム
モリブデン鋼鋼材)などを使用して、窒化処理などによ
り表面仕上げをしておくことが望ましい。また、油圧ユ
ニットや軸受装置の保護からも適宜箇所にフィルタを設
置しておくのが望ましい。実施例の静圧軸受装置では、
従来技術と比較して、部品点数が減り、構造の簡素化が
可能になったことが材料費、制作費ともに削減すること
が可能であり、装置への組み込みも容易にできる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、回転軸の一方側の端面と、該
端面と対向して配置される座部の軸受面との間で流体膜
を形成し、且つ、回転軸の一方の端面が座部の軸受面と
平行に維持するための調芯機構が設けられた静圧スラス
ト軸受装置であって、前記回転軸の一方側の端面は凸状
球面を有すると共に、前記座部の軸受面は、前記凸状球
面と適合する凹状球面に形成されているので、部品点数
が減り構造が簡素化できるため、自動調芯機能を持つ静
圧軸受装置であっても、潤滑自動ユニットを含め、調芯
機能のない静圧軸受装置と同程度の設計工数、製作、組
立費用で製作できる。
端面と対向して配置される座部の軸受面との間で流体膜
を形成し、且つ、回転軸の一方の端面が座部の軸受面と
平行に維持するための調芯機構が設けられた静圧スラス
ト軸受装置であって、前記回転軸の一方側の端面は凸状
球面を有すると共に、前記座部の軸受面は、前記凸状球
面と適合する凹状球面に形成されているので、部品点数
が減り構造が簡素化できるため、自動調芯機能を持つ静
圧軸受装置であっても、潤滑自動ユニットを含め、調芯
機能のない静圧軸受装置と同程度の設計工数、製作、組
立費用で製作できる。
【0034】また、回転軸側の端面と座部の軸受面との
間で、軸回転潤滑と自動調芯潤滑の両機能を発揮するの
で、前記軸回転潤滑構造と自動調芯潤滑構造とをそれぞ
れ別途設けた従来の静圧軸受装置に比し、潤滑部分への
異物の噛み込みや焼き付け防止が容易になる。
間で、軸回転潤滑と自動調芯潤滑の両機能を発揮するの
で、前記軸回転潤滑構造と自動調芯潤滑構造とをそれぞ
れ別途設けた従来の静圧軸受装置に比し、潤滑部分への
異物の噛み込みや焼き付け防止が容易になる。
【0035】しかも、前記回転軸側の凸状球面の半径の
中心は、前記回転軸の撓みの略中心に設定されている場
合には、更に回転軸の自動調芯機能を良好なものとする
ことができる。
中心は、前記回転軸の撓みの略中心に設定されている場
合には、更に回転軸の自動調芯機能を良好なものとする
ことができる。
【0036】更に、前記回転軸には、つば部が着脱自在
に設けられ、該つば部に前記凸状球面が形成されている
場合には、回転軸側の凸状球面の加工及びメンテナンス
が容易となる利点がある。
に設けられ、該つば部に前記凸状球面が形成されている
場合には、回転軸側の凸状球面の加工及びメンテナンス
が容易となる利点がある。
【図1】本発明に係る静圧スラスト軸受装置の断面図で
ある。
ある。
【図2】静圧スラスト軸受装置を使用する押出機の概略
平面図である。
平面図である。
【図3】従来の静圧スラスト軸受装置の断面図である。
1 回転軸 2 つば部 15 座部 13 凸状球面 18 凹状球面
Claims (3)
- 【請求項1】 回転軸の一方側の端面と、該端面と対向
して配置される座部の軸受面との間で流体膜を形成し、
且つ、回転軸の一方の端面が座部の軸受面と平行に維持
するための調芯機構が設けられた静圧スラスト軸受装置
であって、前記回転軸の一方側の端面は凸状球面を有す
ると共に、前記座部の軸受面は、前記凸状球面と適合す
る凹状球面に形成されていることを特徴とする静圧スラ
スト軸受装置。 - 【請求項2】 前記回転軸側の凸状球面の半径の中心
は、前記回転軸の撓みの略中心に設定されている請求項
1に記載の静圧スラスト軸受装置。 - 【請求項3】 前記回転軸には、つば部が着脱自在に設
けられ、該つば部に前記凸状球面が形成されている請求
項1または2に記載の静圧スラスト軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2347398A JPH11223218A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 静圧スラスト軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2347398A JPH11223218A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 静圧スラスト軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11223218A true JPH11223218A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12111511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2347398A Pending JPH11223218A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 静圧スラスト軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11223218A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113446313A (zh) * | 2021-06-18 | 2021-09-28 | 东方电气集团东方汽轮机有限公司 | 一种带球面定位键的推力轴承 |
| US12435757B1 (en) | 2024-07-30 | 2025-10-07 | Jiangsu Zhenjiang New Energy Equipment Co., Ltd. | Wind power main-shaft sliding bearing with bidirectional stresses and wind power generation system |
| WO2026025667A1 (en) * | 2024-07-30 | 2026-02-05 | Jiangsu Zhenjiang New Energy Equipment Co., Ltd. | Wind power main-shaft sliding bearing with bidirectional stresses and wind power generation system |
-
1998
- 1998-02-04 JP JP2347398A patent/JPH11223218A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113446313A (zh) * | 2021-06-18 | 2021-09-28 | 东方电气集团东方汽轮机有限公司 | 一种带球面定位键的推力轴承 |
| US12435757B1 (en) | 2024-07-30 | 2025-10-07 | Jiangsu Zhenjiang New Energy Equipment Co., Ltd. | Wind power main-shaft sliding bearing with bidirectional stresses and wind power generation system |
| WO2026025667A1 (en) * | 2024-07-30 | 2026-02-05 | Jiangsu Zhenjiang New Energy Equipment Co., Ltd. | Wind power main-shaft sliding bearing with bidirectional stresses and wind power generation system |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100518630B1 (ko) | 과급기용 일체형 베어링 시스템 | |
| US10859113B2 (en) | Bearing arrangement for fluid machinery application | |
| KR102014210B1 (ko) | 터보차저 | |
| US20180073553A1 (en) | Hydrodynamic Plain Bearing and Exhaust-Gas-Driven Turbocharger | |
| US20060133709A1 (en) | Bearing unit | |
| CN104632879A (zh) | 用于流体机械应用的轴承单元 | |
| JP4837342B2 (ja) | 熱交換流体を導くための回転ユニオン | |
| US12065940B2 (en) | Exhaust gas turbocharger having a hydrodynamic plain bearing or a hydrodynamic plain bearing | |
| JPS63314372A (ja) | 水車の水潤滑軸受装置 | |
| US5867906A (en) | Bushing construction for precision-fit pivot assemblies | |
| JPH11223218A (ja) | 静圧スラスト軸受装置 | |
| CN112460137A (zh) | 一种介液自冷静压环保型滑动轴承 | |
| JP7538248B2 (ja) | 特に風力タービンのロータハブ用の流体膜軸受 | |
| JP4423803B2 (ja) | 横軸型ポンプ | |
| EP1203894B1 (en) | Bearing cooling device | |
| JPH09217687A (ja) | 回転ポンプ | |
| JP4089209B2 (ja) | 両吸込み渦巻きポンプ | |
| CN112283331B (zh) | 油路密封结构和齿轮箱 | |
| CN114233772B (zh) | 一种适用高转速的同步自动离合器供油滑环 | |
| JP2010007805A (ja) | パッド型軸受装置及び横軸水車 | |
| WO1995016128A1 (en) | Hydraulic piston engine | |
| KR20040053385A (ko) | 베벨 기어 변속장치 | |
| CN110219972B (zh) | 一种液体导流构件 | |
| US6810771B1 (en) | Overdrive piston retainer | |
| CN223215605U (zh) | 一种止推滑动轴承装置 |