JPH1122335A - 引き戸の封水構造 - Google Patents
引き戸の封水構造Info
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- JPH1122335A JPH1122335A JP19308597A JP19308597A JPH1122335A JP H1122335 A JPH1122335 A JP H1122335A JP 19308597 A JP19308597 A JP 19308597A JP 19308597 A JP19308597 A JP 19308597A JP H1122335 A JPH1122335 A JP H1122335A
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Abstract
に水が浸入することを有効に阻止することができる引き
戸の封水構造を提供する。 【解決手段】 閉塞した複数枚の障子5を平面的に結ん
で構成される下枠3上の防水線により、室内外において
水の浸入を阻止する引き戸の封水構造において、防水線
の外側に位置して下枠3には、防水線から漏洩した水を
排水する排水開口部15bを設け、下枠3の下方には、
排水開口部15bを介して流下する水を排水管路側に導
く排水手段を設けている。
Description
ンダなどへの出入り口に設けられ、いわゆるバリアフリ
ーの思想を取り入れて室内外の段差を小さくした引き戸
の封水構造に関する。
て、特開平9−96115号公報に記載のものが知られ
ている。この封水構造を適用した吊り戸形式の浴室引き
戸は、開口の下枠の上面が浴室側および脱衣室側の床面
と略面一に構成され、浴室側から引き戸に向かって打ち
寄せる水が、下枠と3枚の障子で構成された引違い障子
とによって封水され、脱衣室側へ漏洩しないようになっ
ている。
(上面)と、この摺動面の脱衣室側端部から浴室側へ下
り傾斜で屈曲した排水面と、排水面の下端部と摺動面の
浴室側端部とを連接した鉛直面からなる側壁とにより、
断面略直角三角形状の中空形材で構成されている。摺動
面上には、引違い障子の枚数に応じて、各障子が開閉さ
れる方向に3本のスリットが延設されており、これらの
スリットには、各障子の下端縁部に見付け方向に亘って
延設され、かつ下方に突出した摺動片がそれぞれ差し込
まれている。これにより、各障子は、各スリットに案内
され、摺動面上を開閉方向に摺動するようになってい
る。
た状態において、浴室側から引き戸全体に水が打ち寄せ
た場合には、最も浴室側に配設された障子(浴室障子)
に打ち寄せた水は、摺動片で一旦堰き止められた後、摺
動片と上記スリットとの間隙を介して下枠内に流れ落ち
る。一方、浴室障子に隣接する障子(中間障子)および
この中間障子に隣接し脱衣室側に配設された障子(脱衣
室障子)に打ち寄せた水は、浴室障子および中間障子に
対応したスリットのうち、摺動片が差し込まれていない
部分を介して下枠内に流れ落ちる。そして、下枠内に流
れ落ちた水は、下枠内の排水面上を下って側壁側に流
れ、側壁に連結された排水管を介して浴室側の排水口へ
と排水されるようになっている。
戸では、引き戸に大量の水が打ち寄せた場合には、その
水がスリットを介して下枠内に一気に流れ落ちるため、
その水が側壁の排水管からスムーズに流れないことがあ
る。この場合には、下枠内が流れ落ちた水でいっぱいに
なり、水が逆流して、各スリットから下枠の外部にあふ
れ出してしまう。このため、中間障子および脱衣室障子
が摺動するスリットであって、浴室障子の脱衣室側に位
置する部分からも水があふれ出し、その水が脱衣室側に
流れ出して、脱衣室が水浸しになってしまう。もちろ
ん、下枠の側壁に多数の排水管を設けることにより、水
が逆流することを回避できるものの、側壁に多数の排水
管の連結口を形成したり、それらの連結口にそれぞれ排
水管を取り付けなければならず、引き戸の施工性が悪く
なってしまう。
めになされたものであり、引き戸の施工性を損なうこと
なく、脱衣室側に水が浸入することを有効に阻止するこ
とができる引き戸の封水構造を提供することを目的とす
る。
水構造は、閉塞した複数枚の障子を平面的に結んで構成
される下枠上の防水線により、室内外において水の浸入
を阻止する引き戸の封水構造において、防水線の外側に
位置して下枠には、防水線から漏洩した水を排水する排
水開口部を設け、下枠の下方には、排水開口部を介して
流下する水を排水管路側に導く排水手段を設けたことを
特徴とする。
閉塞した複数枚の障子とによって、下枠上に防水線が構
成され、障子に向かって流れる水(以下、「走り水」と
いう)は、この防水線によって大部分が堰き止められ
る。そして、防水線を越えて漏洩した水は、防水線の外
側に位置して下枠に設けられた排水開口部を介して、下
枠の下方に流れ落ち、排水手段によって排水管路側に導
かれる。したがって、走り水が防水線を越えたとして
も、その漏洩した水は少量であるため、排水開口部を介
して排水手段に流下した水を逆流させることなく、排水
することができ、しかも排水管などを多く設ける必要が
なく、引き戸の施工性を損なうことはない。
における防水線が、両障子の召合せ部分と下枠との間隙
を封止することにより両障子のレール間における見付け
方向からの水の浸入を阻止する複数の堰板で構成されて
おり、複数の堰板間に位置して下枠には、堰板間に浸入
した水を排水手段に導く貫通孔が形成されていることが
好ましい。
合せ部分の防水線は、その召合せ部分と下枠との間隙を
封止する複数の堰板によって、レール間における見付け
方向からの水の浸入を阻止するように構成されているた
め、レール間を流れる水が防水線より外側に漏洩するこ
とを有効に防止することができる。また、堰板間の下枠
の部位には、貫通孔が形成されているため、例え水が一
の堰板を越えて防水線の外側に浸入しようとしても、他
の堰板で阻止され、その水は下枠の貫通孔を介して排水
手段に導かれる。
水線が、各障子と下枠との間隙を封止することにより見
込み方向からの水の浸入を阻止する封水部材で構成され
ており、封水部材は、両障子のレール間にその長手方向
に沿って延設されると共に、隣接する一方の障子の下端
部に水密に摺接する第1摺接片と、他方の障子の下端部
に水密に摺接する第2摺接片とを有することが好まし
い。
を封止し、見込み方向からの水の浸入を阻止する封水部
材によって、各障子の部分における防水線が構成されて
いるため、走り水が各障子に打ち寄せても、防水線の外
側に漏洩することを有効に防止することができる。ま
た、封水部材は、レール間の長手方向に沿って延設され
るため、封水部材を各障子に対応してそれぞれ別個に取
り付ける必要がない。したがって、例えば第1摺接片お
よび第2摺接片の下端部同士を密接させるなどすること
により、レール間に設けられた封水部材の取付部を共用
させることができ、取付作業も簡単に行うことができ
る。さらに、第1摺接片および第2摺接片が隣接する障
子の下端部に水密にそれぞれ摺接しているため、下枠と
障子との間隙から水が漏洩することをより一層有効に阻
止することができる。
接片は、いずれも弾性材からなり、断面略「V」字状に
配設されるとともに、いずれの上端もレールの上端と略
同一高さに位置していることが好ましい。
摺接片および第2摺接片を、レール間に断面略「V」字
状に配設し、しかも両摺接片の上端をレールの上端と略
同一高さに位置するように構成されているため、歩行者
が下枠を踏みつつ出入りすると、「V」字状の封水部材
が踏み潰されて見込み方向に広がり、レール間の間隙が
塞がった状態となる。このため、レールにつま先が引っ
かかったり、不快感を感ずることなく歩行することがで
きる。なお、下枠封水部材は、ゴムや軟質樹脂などで構
成されていることが好ましい。
とは、一体に成形されていることが好ましい。
片との間の封水を考慮する必要がなく、簡単な構成で、
引き戸の封水性をより一層高めることができる。また、
第1摺接片と第2摺接片とを同時に取り付けることがで
きるため、取付作業をより一層簡単に行うことができ
る。
造の引き戸の見込み方向前側の床面に、弾性材からな
り、引き戸に向かって流れる水を堰き止める水返し部材
が立設していることを特徴とする。
側の床面に、水返し部材が立設しているため、この水返
し部材によって走り水が堰き止められ、室内外において
水の浸入を阻止することができる。また、勢いのある走
り水が水返し部材を越えて引き戸に打ち寄せる場合であ
っても、その勢いを水返し部材によって弱化させること
ができるため、走り水が封水構造の引き戸に勢いよく打
ち寄せることを回避することができ、引き戸の封水性を
高めることができる。さらに、水返し部材は、弾性材で
構成されているため、歩行者が出入りする際に踏み潰さ
れ、つま先が引っかかったりすることがない。
ることが好ましい。
るには、床面上をせり上がらなければならないため、走
り水の勢いをより一層弱化させることができる。これに
より、引き戸の封水性をより一層高めることができる。
発明の一実施形態に係る引き戸の封水構造を適用した浴
室引き戸について説明する。この浴室引き戸は、いわゆ
るバリアフリーを考慮したユニットバスの開口に設けら
れるものであり、脱衣室側の床面に対し、引き戸の下枠
の上端面と浴室側の床面とが、略面一に構成されてい
る。図1は、浴室引き戸を浴室側から示す正面図であ
る。この図に示すように、浴室引き戸1は、開口の縁部
に組み付けられた上枠2、下枠3および両側枠4,4か
らなる枠体に、3枚の障子5(5a,5b,5c)から
なる引違い障子を組み込んで構成されている。
も上框6、下框7および左右の竪框8,8(8a,8
b)で四周が框組みされ、その内側にすりガラスなどの
パネル9を組み込んで構成されている。図2に示すよう
に、各障子5の召合せ框となる竪框8、具体的には右側
の障子5aの左側竪框8、中央の障子5bの左右両竪框
8,8および左側の障子5cの右側竪框8には、いずれ
も召合せ側に横断面「J」字状の掛止片11が長手方向
(上下方向)に延設されている。これにより、障子5a
を閉塞する方向(図2の右方向)に移動させると、障子
5aの掛止片11が障子5bの掛止片11に係合して、
障子5bも閉塞する方向に移動し、引き戸1が閉塞され
る。逆に、引き戸1を開放する場合には、障子5aを開
放する方向(図2の左方向)に移動させると、障子5a
の下框7に設けられたストッパー7aが障子5bの竪框
8に当接して、障子5bも開放する方向に移動し、引き
戸1が開放される。
その長手方向に沿ってシール部材が収容されており、引
き戸1を閉塞した場合、すなわち掛止片11同士が係合
した場合に、その先端部がシール部材に当接する。これ
により、引き戸1を閉塞した場合に、竪框8,8間から
水が漏洩しないようになっている。
障子5aの戸先側および左側の障子5cの戸尻側の竪框
8a,8bは、開口部の側枠4,4にはまり込むととも
に、シール部材を介して当接し、これらの竪框8a,8
bと側枠4,4との間隙を封止して、これらの間隙から
水が漏洩しないようになっている。なお、障子5aの戸
先側の竪框8aには、開閉のためのハンドル12が取り
付けられており、このハンドル12は、高齢者や車椅子
の人でも操作し易いように、大きく形成されるととも
に、比較的低い位置に設けられている。
b,5cも障子5aと同様に切断)である。この図に示
すように、障子5a,5b,5cの上框6は、上部が開
口した断面略「コ」字状に構成されており、上枠2から
垂下した上レール2a,2b,2cにそれぞれ係合して
いる。一方、各障子5の下框7は、下部が開口した断面
略「コ」字状に構成され、その上部には、浴室空間と脱
衣室空間とを連通して換気するガラリ10が設けられて
いる。また、下框7の下端部の内側には、開閉の際に、
下枠3上を転動する複数の戸車13が収納されている。
図である。同図に示すように、下枠3は、各障子5の戸
車13が転動する3本のレール14(14a,14b,
14c)を備えたレールプレート15と、このレールプ
レート15の見込み方向の前後および中央を下から支持
する支持プレート16とにより、二重構造で構成されて
いる。
ル14a,14b,14cが見付け方向に沿って、相互
に平行に延設されている。また、各レール14間、すな
わちレール14aとレール14bとの間、およびレール
14bとレール14cとの間には、浴室側の水が下框7
の下端とレールプレート15との見込み方向の間隙を通
過して脱衣室側へ漏洩することを防止する封水部材2
1,21がそれぞれ延設されている。
弾性材からなり、浴室側へ斜め上方に傾斜した第1摺接
片21aと、脱衣室側へ斜め上方に傾斜した第2摺接片
21bと、これらの摺接片21a,21bの下端部を支
持するとともに、レール14間に延設された取付部15
aに係合する係合部21cとにより、一体に成形されて
いる。封水部材21の上部は、第1摺接片21aおよび
第2摺接片21bにより、断面略「V」字状に構成さ
れ、第1摺接片21aおよび第2摺接片21bの上端部
は、隣接した障子5,5の下框7,7の浴室側および脱
衣室側の下端部にそれぞれ水密に摺接している。これに
より、各障子5の下框7とレールプレート15との見込
み方向の間隙が封止されている。
および第2摺接片21bの上端が、レール14の上端と
略同一高さとなるように配設されている。このため、歩
行者が浴室に出入りする場合に、下枠3上に足をのせる
と、「V」字状の封水部材21が踏み潰されて見込み方
向に広がり、この封水部材21によってレール14間の
間隙が塞がれた状態となる。したがって、歩行者が浴室
に出入りする場合に、レール14につま先が引っかかっ
たり、足の裏がレール14,14間に食い込むことによ
る不快感を感ずることはない。
は、上記封水部材21の第1摺接片21aが省略された
形状の封水部材22が延設される一方、脱衣室側の縁部
は、脱衣室の床面にねじ止めされている。そして、この
封水部材22の摺接片22aは、上記封水部材21の第
2摺接片21bと同様に、障子5aの下框7の下端部に
浴室側から摺接している。このように構成された封水部
材22は、障子5aに走り水が打ち寄せると、その水圧
によって摺接片22aが下框7に押し付けられて密着
し、より一層封水性が高くなる。なお、このように、封
水部材の摺接片が走り水によって下框7に密着するの
は、上記封水部材21,21の第2摺接片21bも同様
である。
框7の下端部は、封水部材21,21,22によって封
水され、これにより、下枠3上に3本の段違いの防水線
が構成されている。
框8の下端部回りを示す拡大断面図(障子5b,5cの
召合せ框8,8も同様に切断)である。この図および図
2に示すように、レールプレート15上のレール14,
14間であって、閉塞した各障子5の竪框8の下方に
は、レール14間を流れる水を堰き止める堰板23,2
3がそれぞれ設けられている。
どで構成され、例えば図6(a)に示すように、左右両
側に配設された凸形状の堰止め部24,24と、これら
の堰止め部24,24の下端部を連結する支持部25
と、堰止め部24と同一形状に形成されるとともに、堰
止め部24,24間に相互に間隙を存して配設された複
数の補助板24aとにより構成されている。また、支持
部25の中央部には、上下に貫通した長孔25aが形成
されている。
に限らず、図6(b)、(c)に示すような形状のもの
であってもよい。図6(b)に示す堰板23は、堰止め
部24,24の上端が上支持部27で連結されており、
この上支持部27の中央部には、長孔27aが形成され
ている。一方、図6(c)に示す堰板23は、堰止め部
24,24の下端が支持部25で連結されており、図6
(a)の堰板23において、補助板24aを省略した場
合とほぼ同様の形状に形成されている。
障子5の召合せ框8,8の下方に位置する封水部材2
1,21の取付部15a,15aを切除し、その部分に
上記形状の堰板23,23を接着やビス止めなどによっ
て固定して、各障子5の召合せ框8の下端部とレールプ
レート15との見付け方向の間隙を封止している。すな
わち、堰板23の支持部25がレールプレート15上に
おけるレール14,14間の部位に密着固定するととも
に、堰止め部24,24および補助板24aの外側縁部
が各障子5の召合せ框8の下端および側部に摺接してい
る。また、取付部15aの切除された部分に臨む封水部
材21の端部は、堰板23の堰止め部24の表面に密接
している。これにより、堰板23,23および上記の封
水部材21,21によって、防水線が一連なりとなり、
この防水線により、レールプレート15と各障子5との
見込み方向および見付け方向の間隙を封止している。
ルプレート15におけるレール14aの浴室側の位置で
あって、障子5aの召合せ框8の下方にも、堰板26が
取り付けられている。この堰板26は、堰止め部が矩形
状に形成されており、レールプレート15の浴室側縁部
と障子5aとの見付け方向の間隙を封止している。
23,23,26を固定した部位には、図5に示すよう
に、貫通孔15bがそれぞれ形成されている。このた
め、レール14間を流れる水が、堰板23,23,26
の上端を越えようとしても、その際に下方、すなわち支
持部25側へ流れ落ち、支持部25の長孔25aおよび
レールプレート15の貫通孔15bを介して、下枠3の
下方へ流れ落ちるようになっている。
5と支持プレート16とにより構成された下枠3は、浴
室床面28に連なり、脱衣室側の縁部が凹部状に形成さ
れたユニットバスの防水パン29上に配設されている。
また、レールプレート15における防水線の脱衣室側の
部位には、図2に示すように、1枚の障子5に対し2、
3個の貫通孔(排水開口部)15cが設けられている。
そして、防水線を越えて脱衣室側に漏洩したレールプレ
ート15上の水は、排水開口部15cおよび支持プレー
ト16の貫通孔16aを介して下方に流れ落ち、防水パ
ン29などによって構成された排水手段によって、図外
のユニットバスの排水管路に導かれるようになってい
る。
形例について説明する。図7は、封水部材が下枠3の
他、障子5の下框7にも設けられた場合の下枠回りを示
す拡大断面図である。図7(a)に示すように、下框7
の浴室側の下端部には、下枠3の封水部材22に部分的
に重なり合う封水部材31が延設されている。この封水
部材31は、下枠3の封水部材21,22と同様に、弾
性材で構成されており、その先端部31aは、斜め下方
に傾斜するとともに、封水部材22の摺接片22aに上
から軽く接触している。
1が設けられた浴室引き戸1では、走り水が障子5に打
ち寄せると、図7(b)に示すように、封水部材31の
先端部31aが水圧によって脱衣室側に湾曲し、封水部
材22の摺接片22aに密着した状態となる。これによ
り、下枠3と障子5の下框7との間隙をより一層確実に
封止することができる。また、封水部材31に水圧がか
からない場合には、両封水部材22,31は、図7
(a)に示すように、相互に軽く接触しているだけであ
るので、開閉の際における封水部材22と封水部材31
とによる摩擦はほとんどなく、幼児や高齢者であって
も、障子5を容易に開閉することが可能である。
レール14aの戸先側を下り傾斜にして、障子5aを閉
塞した場合に、障子5a全体が下がるいわゆるグラビテ
ィタイプの引き戸に適用してもよい。この場合には、図
8に示すように、障子5aを閉塞した際に、障子5a全
体が下がるとともに、封水部材31も下がり、その先端
部31aが封水部材22の摺接片22aに密着した状態
となる。これにより、障子5aを閉塞した場合における
封水性をより一層高めることができる。なお、上記の変
形例では、浴室側の障子5aのみについて説明したが、
他の障子5b,5cに適用可能であることは、いうまで
もない。
封水部材21,21,22および堰板23,23,26
を設けることにより、下枠3上に防水線を構成し、かつ
この防水線の脱衣室側における下枠3の部位に複数の排
水開口部15cを設けているので、引き戸1に打ち寄せ
る走り水の大部分を防水線によって堰き止めることがで
き、防水線を越えて脱衣室側に漏洩した水を、排水開口
部15cを介して排水することができる。この漏洩した
水は少量であるため、排水開口部15cを介し排水手段
に流れ落ちても、逆流して排水開口部15cからあふれ
出してしまうことはない。また、排水手段によって排水
する水は、少量であるため、排水手段に連結する排水管
などを多くする必要がなく、引き戸1の施工性を損なう
ことはない。
形態に係る引き戸の封水構造について説明する。本実施
形態の封水構造は、浴室引き戸の見込み方向前側、すな
わち浴室側の床面が二重構造となっており、その床面に
水返し部材が設けられたものである。図9に示す浴室引
き戸40は、上記実施形態と同様に、下枠3に封水部材
21(22)が設けられており、浴室の下床面41の下
枠3の近傍には、前下がりに傾斜した水返しプレート4
2が設けられている。
が下床面41に接する一方、後端部42bが下枠3の浴
室側の縁部に取り付けられた支持金具43の上端部に嵌
合して支持されている。また、水返しプレート42の下
側には、支持脚45,45が設けられており、水返しプ
レート42を下側から支持している。さらに、水返しプ
レート42の上面には、引き戸40の間口と略同程度の
長さに形成された2つの水返し部材44,44が立設さ
れている。各水返し部材44は、上記第1実施形態の封
水部材21,22と同様の弾性材からなり、内部が中空
になっている。また、水返し部材44の上端部は、浴室
側に向いており、この部分が水返しとなる。
が浴室床面に配設されている場合には、走り水が引き戸
40に向かって打ち寄せてきても、水返しプレート42
の傾斜によって、その勢いを弱化させ、加えて水返し部
材44,44によって、堰き止めたり、あるいはその流
れを逆方向に押し戻すことにより、走り水が引き戸40
に到達することを阻止することができる。また、走り水
が水返し部材44の上を超えて引き戸40に打ち寄せる
場合であっても、その勢いを弱化させ、引き戸40の封
水を補助することができる。なお、これらの水返し部材
44,44は、歩行の際のスリップ止めとしても機能さ
せることが可能である。
2が前下がりに傾斜して配設されているが、下床面41
と下枠3の上端とが面一である場合には、下床面41上
に水返し部材44を直接設けてもよい。この場合であっ
ても、走り水の勢いを弱化させることが可能である。
き戸における封水構造について説明したが、同様の封水
構造は、ベランダなどへの出入り口に設けられる引き戸
にも適用できることはいうまでもない。
封水構造によれば、下枠と閉塞した複数枚の障子の下端
とによって、下枠上に防水線が構成され、障子に向かっ
て流れる水の大部分が防水線によって堰き止められる。
そして、防水線を越えて漏洩した少量の水のみが、防水
線の外側に設けられた排水開口部を介して、下枠の下方
の排水手段によって排水される。このように、排水開口
部を介して排水される水は、少量であるため、従来のよ
うに、下枠の下方に流れ落ちた水が逆流して、排水開口
部からあふれ出してしまうことがなく、室内外において
水の浸入を有効に阻止することができる。しかも、排水
管路が少なくても、排水開口部から流れ落ちた水を十分
排水することが可能であるから、引き戸の施工性を損な
うこともない。
れば、引き戸の見込み方向前側の床面に、水返し部材が
立設されているため、水が引き戸に向かって勢いよく流
れてきても、その水返し部材によって、堰き止められ、
あるいは水返し部材を越える場合であっても、水の勢い
を弱化させることができる。これにより、引き戸の封水
を補助することができ、引き戸の封水性を高めることが
できる。
適用した浴室引き戸を浴室内側から示す正面図である。
常状態、(b)は封水部材に水圧がかかった状態を示す
断面図である。
を適用した浴室引き戸を示す断面図である。
15 レールプレート、21a 第1摺接片、21b
第2摺接片、22 封水部材、23 堰板、42水返し
プレート、44 水返し部材
Claims (7)
- 【請求項1】 閉塞した複数枚の障子を平面的に結んで
構成される下枠上の防水線により、室内外において水の
浸入を阻止する引き戸の封水構造において、 前記防水線の外側に位置して前記下枠には、当該防水線
から漏洩した水を排水する排水開口部を設け、 前記下枠の下方には、前記排水開口部を介して流下する
水を排水管路側に導く排水手段を設けたことを特徴とす
る引き戸の封水構造。 - 【請求項2】 隣接する前記障子同士の召合せ部分にお
ける防水線が、前記両障子の召合せ部分と前記下枠との
間隙を封止することにより前記両障子のレール間におけ
る見付け方向からの水の浸入を阻止する複数の堰板で構
成されており、 前記複数の堰板間に位置して前記下枠には、当該堰板間
に浸入した水を前記排水手段に導く貫通孔が形成されて
いることを特徴とする請求項1に記載の引き戸の封水構
造。 - 【請求項3】 前記各障子の部分における防水線が、当
該各障子と前記下枠との間隙を封止することにより見込
み方向からの水の浸入を阻止する封水部材で構成されて
おり、 前記封水部材は、前記両障子のレール間にその長手方向
に沿って延設されると共に、隣接する一方の前記障子の
下端部に水密に摺接する第1摺接片と、他方の前記障子
の下端部に水密に摺接する第2摺接片とを有することを
特徴とする請求項1または2に記載の引き戸の封水構
造。 - 【請求項4】 前記第1摺接片および前記第2摺接片
は、いずれも弾性材からなり、断面略「V」字状に配設
されるとともに、いずれの上端も前記レールの上端と略
同一高さに位置していることを特徴とする請求項3に記
載の引き戸の封水構造。 - 【請求項5】 前記第1摺接片と前記第2摺接片とは、
一体に成形されていることを特徴とする請求項3または
4に記載の引き戸の封水構造。 - 【請求項6】 封水構造の引き戸の見込み方向前側の床
面に、弾性材からなり、当該引き戸に向かって流れる水
を堰き止める水返し部材が立設していることを特徴とす
る引き戸の封水構造。 - 【請求項7】 前記床面は、前下がりに傾斜しているこ
とを特徴とする請求項6に記載の引き戸の封水構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19308597A JP3455068B2 (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 引き戸の封水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19308597A JP3455068B2 (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 引き戸の封水構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1122335A true JPH1122335A (ja) | 1999-01-26 |
| JP3455068B2 JP3455068B2 (ja) | 2003-10-06 |
Family
ID=16301985
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19308597A Expired - Fee Related JP3455068B2 (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 引き戸の封水構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3455068B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007120105A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Sankyo Tateyama Aluminium Inc | 引違いサッシ |
| JP2007291661A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Shin Nikkei Co Ltd | 多角形窓 |
| JP2008127747A (ja) * | 2006-11-16 | 2008-06-05 | Ykk Ap株式会社 | 浴室引戸 |
-
1997
- 1997-07-03 JP JP19308597A patent/JP3455068B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007120105A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Sankyo Tateyama Aluminium Inc | 引違いサッシ |
| JP2007291661A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Shin Nikkei Co Ltd | 多角形窓 |
| JP2008127747A (ja) * | 2006-11-16 | 2008-06-05 | Ykk Ap株式会社 | 浴室引戸 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3455068B2 (ja) | 2003-10-06 |
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