JPH11223582A - 燃焼排ガス中の難揮発性有機ハロゲンの分析方法 - Google Patents
燃焼排ガス中の難揮発性有機ハロゲンの分析方法Info
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- JPH11223582A JPH11223582A JP3970598A JP3970598A JPH11223582A JP H11223582 A JPH11223582 A JP H11223582A JP 3970598 A JP3970598 A JP 3970598A JP 3970598 A JP3970598 A JP 3970598A JP H11223582 A JPH11223582 A JP H11223582A
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- organic halogen
- flue gas
- dioxins
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- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】燃焼排ガス中のダイオキシン類の濃度の指標と
して有効に利用することが出来る燃焼排ガス中の難揮発
性有機ハロゲンの簡易で且つ実験室内の汚染を生じない
分析方法を提供する。 【解決手段】煙道内の燃焼排ガスを冷却することなく採
取し、110〜300℃の範囲の略一定温度に保持され
た活性炭カラムに吸引し、次いで、当該活性炭カラムか
ら無機ハロゲン化物を除去した後、当該活性炭を燃焼さ
せ、発生するハロゲン化水素を測定する。
して有効に利用することが出来る燃焼排ガス中の難揮発
性有機ハロゲンの簡易で且つ実験室内の汚染を生じない
分析方法を提供する。 【解決手段】煙道内の燃焼排ガスを冷却することなく採
取し、110〜300℃の範囲の略一定温度に保持され
た活性炭カラムに吸引し、次いで、当該活性炭カラムか
ら無機ハロゲン化物を除去した後、当該活性炭を燃焼さ
せ、発生するハロゲン化水素を測定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼排ガス中の難
揮発性有機有機ハロゲンの分析方法に関するものであ
る。本発明による難揮発性有機ハロゲンの分析値は、燃
焼排ガス中のダイオキシン類の濃度の指標として有効に
利用することが出来る。
揮発性有機有機ハロゲンの分析方法に関するものであ
る。本発明による難揮発性有機ハロゲンの分析値は、燃
焼排ガス中のダイオキシン類の濃度の指標として有効に
利用することが出来る。
【0002】
【従来の技術】都市ゴミや産業廃棄物などを焼却した際
に発生する燃焼排ガス中の有害物質としては、有機ハロ
ゲンの他、猛毒のダイオキシン類が含まれている。特に
ダイオキシン類は、その毒性の強さ故にその排出量の抑
制が世界的な問題となりつつある。ダイオキシン類は、
有機ハロゲンを前駆体として発生するとされているが、
その生成機構の詳細は、複雑であるため、未だ解明され
ていない状況にある。
に発生する燃焼排ガス中の有害物質としては、有機ハロ
ゲンの他、猛毒のダイオキシン類が含まれている。特に
ダイオキシン類は、その毒性の強さ故にその排出量の抑
制が世界的な問題となりつつある。ダイオキシン類は、
有機ハロゲンを前駆体として発生するとされているが、
その生成機構の詳細は、複雑であるため、未だ解明され
ていない状況にある。
【0003】一方、ダイオキシン類の測定方法は、充分
に確立されていないが、現時点の正規法として、氷冷バ
ス中に、2個の水トラップ、空トラップ、XAD−2樹
脂カラム、2個のジエチレングリコールトラップを冷却
バス(氷冷バス等)に順次に配置した捕捉装置により、
燃焼排ガス中のダイオキシン類を捕捉し、溶剤抽出、濃
縮の各操作の後、質量分析によって各成分を同定し、成
分毎に毒性換算を行う方法が知られている。しかしなが
ら、斯かる正規法による場合は、抽出、精製、濃縮操作
および質量分析などに多大の時間(1〜2ケ月)とコス
ト(数十万円)を必要とし、しかも、上記の各操作によ
って環境汚染を惹起するという問題があり、実験室内を
負圧として施設外へのダイオキシン類の漏出防止処置が
必要である。
に確立されていないが、現時点の正規法として、氷冷バ
ス中に、2個の水トラップ、空トラップ、XAD−2樹
脂カラム、2個のジエチレングリコールトラップを冷却
バス(氷冷バス等)に順次に配置した捕捉装置により、
燃焼排ガス中のダイオキシン類を捕捉し、溶剤抽出、濃
縮の各操作の後、質量分析によって各成分を同定し、成
分毎に毒性換算を行う方法が知られている。しかしなが
ら、斯かる正規法による場合は、抽出、精製、濃縮操作
および質量分析などに多大の時間(1〜2ケ月)とコス
ト(数十万円)を必要とし、しかも、上記の各操作によ
って環境汚染を惹起するという問題があり、実験室内を
負圧として施設外へのダイオキシン類の漏出防止処置が
必要である。
【0004】そこで、従来より、上記の正規法を簡略化
した簡易測定法が種々検討され、例えば、第8回廃棄物
学会研究発表会講演論文集第562〜564頁に記載の
方法が知られている。斯かる方法は、簡易ではあるが、
上記第564頁の図7からも明らかな様に精度の点で問
題がある。
した簡易測定法が種々検討され、例えば、第8回廃棄物
学会研究発表会講演論文集第562〜564頁に記載の
方法が知られている。斯かる方法は、簡易ではあるが、
上記第564頁の図7からも明らかな様に精度の点で問
題がある。
【0005】一方、比較的精度の高い方法として、難揮
発性有機ハロゲンとダイオキシン類との相関関係を利用
した方法が知られている(化学物質と環境 1997年
5月号No.23,第11〜13頁)。具体的には、氷
冷バス中に順次配置された水トラップ及びエチレングリ
コールトラップと安全対策用活性炭カラムとを備えた捕
捉装置の上記2個のトラップにより、燃焼排ガス中のダ
イオキシン類を捕捉し、トルエンで抽出後に燃焼法によ
って有機ハロゲン(クロロベンゼン類を含む難揮発性有
機ハロゲン)を測定し、難揮発性有機ハロゲンとダイオ
キシン類との検量線によってダイオキシン類の濃度を推
定する。
発性有機ハロゲンとダイオキシン類との相関関係を利用
した方法が知られている(化学物質と環境 1997年
5月号No.23,第11〜13頁)。具体的には、氷
冷バス中に順次配置された水トラップ及びエチレングリ
コールトラップと安全対策用活性炭カラムとを備えた捕
捉装置の上記2個のトラップにより、燃焼排ガス中のダ
イオキシン類を捕捉し、トルエンで抽出後に燃焼法によ
って有機ハロゲン(クロロベンゼン類を含む難揮発性有
機ハロゲン)を測定し、難揮発性有機ハロゲンとダイオ
キシン類との検量線によってダイオキシン類の濃度を推
定する。
【0006】しかしながら、上記の簡易測定法による場
合、トラップを通過したダイオキシン類については無視
されているため、その測定精度が必ずしも充分とは言え
ない。しかも、トルエン抽出後にエバポレーターによる
濃縮操作が必要であったり、濃縮操作に使用して汚染さ
れた器具の洗浄や測定済みサンプルの保管方法などの安
全対策上の問題があり、環境汚染、特に実験室内の汚染
については全く未解決の状態である。
合、トラップを通過したダイオキシン類については無視
されているため、その測定精度が必ずしも充分とは言え
ない。しかも、トルエン抽出後にエバポレーターによる
濃縮操作が必要であったり、濃縮操作に使用して汚染さ
れた器具の洗浄や測定済みサンプルの保管方法などの安
全対策上の問題があり、環境汚染、特に実験室内の汚染
については全く未解決の状態である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであり、その目的は、燃焼排ガス中の
ダイオキシン類の濃度の指標として有効に利用すること
が出来る燃焼排ガス中の難揮発性有機ハロゲンの簡易で
且つ実験室内の汚染を生じない分析方法を提供すること
にある。
鑑みなされたものであり、その目的は、燃焼排ガス中の
ダイオキシン類の濃度の指標として有効に利用すること
が出来る燃焼排ガス中の難揮発性有機ハロゲンの簡易で
且つ実験室内の汚染を生じない分析方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、難揮発性
有機ハロゲンとダイオキシン類との相関関係を利用した
上記の方法に着目して種々検討を重ねた結果、次の様な
着想を得た。(1)再現性のある分析方法である限り、
上記と異なる別の簡易な方法で分析された難揮発性有機
ハロゲンの分析値であっても、前記と同様にダイオキシ
ン類との相関関係に有効に利用することが出来、(2)
ダイオキシン類が含まれた全有機ハロゲンを活性炭カラ
ムに濃縮させ且つその全量を燃焼させて分析に供するな
らば、実験室内のダイオキシン類による汚染問題を一挙
に解決し得る。
有機ハロゲンとダイオキシン類との相関関係を利用した
上記の方法に着目して種々検討を重ねた結果、次の様な
着想を得た。(1)再現性のある分析方法である限り、
上記と異なる別の簡易な方法で分析された難揮発性有機
ハロゲンの分析値であっても、前記と同様にダイオキシ
ン類との相関関係に有効に利用することが出来、(2)
ダイオキシン類が含まれた全有機ハロゲンを活性炭カラ
ムに濃縮させ且つその全量を燃焼させて分析に供するな
らば、実験室内のダイオキシン類による汚染問題を一挙
に解決し得る。
【0009】本発明は、上記の着想に基づき更に検討を
重ねて完成されたものであり、その要旨は、煙道内の燃
焼排ガスを冷却することなく採取し、110〜300℃
の範囲の略一定温度に保持された活性炭カラムに吸引
し、次いで、当該活性炭カラムから無機ハロゲン化物を
除去した後、当該活性炭を燃焼させ、発生するハロゲン
化水素を測定することを特徴とする燃焼排ガス中の難揮
発性有機ハロゲンの分析方法に存する。
重ねて完成されたものであり、その要旨は、煙道内の燃
焼排ガスを冷却することなく採取し、110〜300℃
の範囲の略一定温度に保持された活性炭カラムに吸引
し、次いで、当該活性炭カラムから無機ハロゲン化物を
除去した後、当該活性炭を燃焼させ、発生するハロゲン
化水素を測定することを特徴とする燃焼排ガス中の難揮
発性有機ハロゲンの分析方法に存する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て説明する。図1は、本発明で使用する難揮発性有機ハ
ロゲン捕捉装置の一例の説明図である。
て説明する。図1は、本発明で使用する難揮発性有機ハ
ロゲン捕捉装置の一例の説明図である。
【0011】先ず、本発明で使用する難揮発性有機ハロ
ゲン捕捉装置の構成および機能について説明する。この
捕捉装置は、主として、活性炭カラム(4)と加熱機構
(10)から構成される。図1中、符号(1)は液体媒
体トラップ、(2)は空トラップ、(3)は冷却バス、
(5)はサンプリング管、(6)はポンプ、(7)は流
量計、(8)は積算流量計、(9)は煙道を表す。ま
た、上記の難揮発有機ハロゲン捕捉装置は、煙道(9)
の近傍の屋外に設置される。
ゲン捕捉装置の構成および機能について説明する。この
捕捉装置は、主として、活性炭カラム(4)と加熱機構
(10)から構成される。図1中、符号(1)は液体媒
体トラップ、(2)は空トラップ、(3)は冷却バス、
(5)はサンプリング管、(6)はポンプ、(7)は流
量計、(8)は積算流量計、(9)は煙道を表す。ま
た、上記の難揮発有機ハロゲン捕捉装置は、煙道(9)
の近傍の屋外に設置される。
【0012】煙道(9)の側壁に貫通したサンプリング
管(5)は、適宜の保温手段により、煙道(9)内の燃
焼排ガスを冷却することなく採取し得る様になされてい
る。なお、サンプリングされる燃焼排ガス(サンプルガ
ス)の温度は通常110〜300℃の範囲である。
管(5)は、適宜の保温手段により、煙道(9)内の燃
焼排ガスを冷却することなく採取し得る様になされてい
る。なお、サンプリングされる燃焼排ガス(サンプルガ
ス)の温度は通常110〜300℃の範囲である。
【0013】活性炭カラム(4)は、取り外し可能な構
造のカラムとその内部に充填された活性炭から構成され
る。活性炭としては、塩素含有量の少ない活性炭が使用
される。活性炭炭中の塩素含有量は、20ppm(特に
10ppm)以下が好ましい。また、活性炭の平均粒径
は、圧損を考慮して1〜10mmの範囲が好ましい。活
性炭カラム(1)における活性炭の充填量は、サンプル
ガス中の難揮発性ハロゲンを充分に捕捉し得る量に見合
う量とされる。
造のカラムとその内部に充填された活性炭から構成され
る。活性炭としては、塩素含有量の少ない活性炭が使用
される。活性炭炭中の塩素含有量は、20ppm(特に
10ppm)以下が好ましい。また、活性炭の平均粒径
は、圧損を考慮して1〜10mmの範囲が好ましい。活
性炭カラム(1)における活性炭の充填量は、サンプル
ガス中の難揮発性ハロゲンを充分に捕捉し得る量に見合
う量とされる。
【0014】また、活性炭の充填形式は、一段形式また
は多段形式の何れであってもよい。多段形式にした場合
は、各段毎に難揮発性ハロゲンを分析し、同一濃度にな
った前段と比較することにより、活性炭カラム(1)か
らの難揮発性ハロゲンの漏洩がなかったこと、すなわ
ち、活性炭カラム(1)に充填した活性炭量がサンプル
ガス中の難揮発性ハロゲンを充分に捕捉し得る量に見合
う量であったことの確認を行うことが出来る。
は多段形式の何れであってもよい。多段形式にした場合
は、各段毎に難揮発性ハロゲンを分析し、同一濃度にな
った前段と比較することにより、活性炭カラム(1)か
らの難揮発性ハロゲンの漏洩がなかったこと、すなわ
ち、活性炭カラム(1)に充填した活性炭量がサンプル
ガス中の難揮発性ハロゲンを充分に捕捉し得る量に見合
う量であったことの確認を行うことが出来る。
【0015】更に、上記の多段形式による場合は、活性
炭由来の塩素量を測定することも出来る。すなわち、難
揮発性ハロゲン濃度が同一となった次の段における塩素
量は、燃焼排ガスに由来するものではないため、活性炭
由来の塩素量と見做すことが出来る。斯かる活性炭由来
の塩素量の測定は、後述する全有機ハロゲン分析におい
て、燃焼排ガス中の真の難揮発性ハロゲン量を算出する
補正に利用することが出来る。換言すれば、活性炭のロ
ットによって異なる塩素含量を補正することが出来る。
炭由来の塩素量を測定することも出来る。すなわち、難
揮発性ハロゲン濃度が同一となった次の段における塩素
量は、燃焼排ガスに由来するものではないため、活性炭
由来の塩素量と見做すことが出来る。斯かる活性炭由来
の塩素量の測定は、後述する全有機ハロゲン分析におい
て、燃焼排ガス中の真の難揮発性ハロゲン量を算出する
補正に利用することが出来る。換言すれば、活性炭のロ
ットによって異なる塩素含量を補正することが出来る。
【0016】本発明において、活性炭カラム(1)は、
加熱機構(10)により、110〜300℃の範囲の略
一定温度(好ましくは±5℃)に保持されていることが
重要である。このことにより、本発明においては、ダイ
オキシン類との相関関係が認められている難揮発性有機
ハロゲンとして、クロロベンゼンを初め、特に、ダイオ
キシン類を含めた高沸成分を確実に捕捉することが出来
る。この際、燃焼排ガス中の水分は、活性炭カラム
(1)内で結露することなく当該活性炭カラムを通過す
る。その結果、活性炭カラム(1)においては、表面の
水膜形成が防止されるため、固形成分(微粒子)の捕捉
と共に発揮されるガス成分の吸着能が高く維持される。
加熱機構(10)により、110〜300℃の範囲の略
一定温度(好ましくは±5℃)に保持されていることが
重要である。このことにより、本発明においては、ダイ
オキシン類との相関関係が認められている難揮発性有機
ハロゲンとして、クロロベンゼンを初め、特に、ダイオ
キシン類を含めた高沸成分を確実に捕捉することが出来
る。この際、燃焼排ガス中の水分は、活性炭カラム
(1)内で結露することなく当該活性炭カラムを通過す
る。その結果、活性炭カラム(1)においては、表面の
水膜形成が防止されるため、固形成分(微粒子)の捕捉
と共に発揮されるガス成分の吸着能が高く維持される。
【0017】液体媒体トラップ(1)及び空トラップ
(2)は、冷却バス(3)中に配置される。これらは、
後述のポンプ(6)保護のために使用される任意の設備
である。液体媒体トラップ(1)の媒体としては、水や
エチレングリコール等が使用され、冷却バス(3)の冷
却媒体としては、液体媒体トラップ(1)の媒体を固化
させない様な適宜の媒体(例えば氷水など)が使用され
る。また、液体媒体トラップ(1)内への導入配管の先
端は媒体中に位置されている。
(2)は、冷却バス(3)中に配置される。これらは、
後述のポンプ(6)保護のために使用される任意の設備
である。液体媒体トラップ(1)の媒体としては、水や
エチレングリコール等が使用され、冷却バス(3)の冷
却媒体としては、液体媒体トラップ(1)の媒体を固化
させない様な適宜の媒体(例えば氷水など)が使用され
る。また、液体媒体トラップ(1)内への導入配管の先
端は媒体中に位置されている。
【0018】ポンプ(6)は、活性炭カラム(4)にサ
ンプルガスを吸引するために使用され、流量計(7)
は、活性炭カラム(4)における等速吸引の確認のため
に使用される。積算流量計(8)は、難揮発性有機ハロ
ゲンの燃焼排ガス中の濃度を算出するために使用され
る。
ンプルガスを吸引するために使用され、流量計(7)
は、活性炭カラム(4)における等速吸引の確認のため
に使用される。積算流量計(8)は、難揮発性有機ハロ
ゲンの燃焼排ガス中の濃度を算出するために使用され
る。
【0019】なお、上記の難揮発性有機ハロゲン捕捉装
置に使用される活性炭カラム(1)の一例の内径は約1
5mm、活性炭の粒径範囲は1.0〜1.7mm、活性
炭充填量の一例は約0.5g/1カラムである。
置に使用される活性炭カラム(1)の一例の内径は約1
5mm、活性炭の粒径範囲は1.0〜1.7mm、活性
炭充填量の一例は約0.5g/1カラムである。
【0020】次に、本発明の難揮発性有機ハロゲンの分
析方法について説明する。本発明においては、上記の捕
捉装置を使用して燃焼排ガスを処理し、活性炭カラム
(1)から無機ハロゲン化物を除去した後、当該活性炭
を燃焼させ、発生するハロゲン化水素を測定する。従っ
て、本発明においては抽出液の濃縮などの操作を必要と
しない。
析方法について説明する。本発明においては、上記の捕
捉装置を使用して燃焼排ガスを処理し、活性炭カラム
(1)から無機ハロゲン化物を除去した後、当該活性炭
を燃焼させ、発生するハロゲン化水素を測定する。従っ
て、本発明においては抽出液の濃縮などの操作を必要と
しない。
【0021】活性炭カラムから無機ハロゲン化物を除去
した後、当該活性炭を燃焼させ、発生するハロゲン化水
素を測定して全有機ハロゲン(活性炭カラムに捕捉され
たクロロベンゼン等の難揮発性有機ハロゲン)を測定す
る方法自体は、公知であり、例えば、三菱化学による
「全有機ハロゲン分析システム」が知られている。この
システムは、米国EPAの公定法 No9020に準拠
したものであり、「TOX−100」や「TOX−10
Σ」の商品名で市販されている。この市販システムによ
る場合、全有機ハロゲンの測定は次の表に示す(1)〜
(4)のステップによって行われる。
した後、当該活性炭を燃焼させ、発生するハロゲン化水
素を測定して全有機ハロゲン(活性炭カラムに捕捉され
たクロロベンゼン等の難揮発性有機ハロゲン)を測定す
る方法自体は、公知であり、例えば、三菱化学による
「全有機ハロゲン分析システム」が知られている。この
システムは、米国EPAの公定法 No9020に準拠
したものであり、「TOX−100」や「TOX−10
Σ」の商品名で市販されている。この市販システムによ
る場合、全有機ハロゲンの測定は次の表に示す(1)〜
(4)のステップによって行われる。
【0022】
【表1】(1)活性炭カラムに硝酸塩溶液(約1重量
%)を通して無機ハロゲン化物を除去する。 (2)活性炭カラムから取り出した活性炭をボートに押
出し、ボートを燃焼管内に挿入し、活性炭を酸素気流中
で燃焼させる。これにより、全有機ハロゲンはハロゲン
化水素に変換される。 (3)生成したハロゲン化水素を滴定セルに導き、電量
的に発生した銀イオンにより自動滴定する。 (4)滴定に要した電気量より、ファラデーの法則に基
づきハロゲン量(塩素換算値)がデジタル表示される。
%)を通して無機ハロゲン化物を除去する。 (2)活性炭カラムから取り出した活性炭をボートに押
出し、ボートを燃焼管内に挿入し、活性炭を酸素気流中
で燃焼させる。これにより、全有機ハロゲンはハロゲン
化水素に変換される。 (3)生成したハロゲン化水素を滴定セルに導き、電量
的に発生した銀イオンにより自動滴定する。 (4)滴定に要した電気量より、ファラデーの法則に基
づきハロゲン量(塩素換算値)がデジタル表示される。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
【0024】実施例1 下記表2に記載の仕様を備えた図1に示す全有機ハロゲ
ン捕捉装置を使用し、ゴミ焼却炉の120℃の排ガスを
サンプリングし、その中の全有機ハロゲンを分析した。
ン捕捉装置を使用し、ゴミ焼却炉の120℃の排ガスを
サンプリングし、その中の全有機ハロゲンを分析した。
【0025】
【表2】
【0026】先ず、燃焼排ガスを13L/min(S.
T.P)でポンプ(2)により等速吸引して0.5Nm
3サンプリングした。次いで、活性炭カラム(4)を取
り外し、1重量%のKNO 3水溶液を通して無機ハロゲ
ン化物を除去した。その後、ダイアインスツルメンツ製
「TOX−100」により、連結された各カラム毎に難揮
発性有機ハロゲン(塩素換算値)を測定した。結果を表
3に示す。
T.P)でポンプ(2)により等速吸引して0.5Nm
3サンプリングした。次いで、活性炭カラム(4)を取
り外し、1重量%のKNO 3水溶液を通して無機ハロゲ
ン化物を除去した。その後、ダイアインスツルメンツ製
「TOX−100」により、連結された各カラム毎に難揮
発性有機ハロゲン(塩素換算値)を測定した。結果を表
3に示す。
【0027】
【表3】
【0028】表3に示す結果より、4段目および5段目
の活性炭カラムの難揮発性有機ハロゲンは元々活性炭自
身に含まれていたものであることが判る。そこで、燃焼
排ガス中の難揮発性有機ハロゲン量(μg-Cl/N
m3)は次の様に計算することが出来る。 {(156.3+47.4+11.2)-3.3×3}×
2=410(μg-Cl/Nm3)
の活性炭カラムの難揮発性有機ハロゲンは元々活性炭自
身に含まれていたものであることが判る。そこで、燃焼
排ガス中の難揮発性有機ハロゲン量(μg-Cl/N
m3)は次の様に計算することが出来る。 {(156.3+47.4+11.2)-3.3×3}×
2=410(μg-Cl/Nm3)
【0029】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、燃焼排ガ
ス中のダイオキシン類の濃度の指標として有効に利用す
ることが出来る燃焼排ガス中の難揮発性有機ハロゲンの
簡易な分析方法が提供される。更に、本発明によれば、
実験室内が猛毒のダイオキシン類で汚染されず、実験室
内を負圧にする等の設備投資も不要であり、通常の実験
室内で分析を行うことが出来るため、工業的に多大の利
益を得ることが出来る。
ス中のダイオキシン類の濃度の指標として有効に利用す
ることが出来る燃焼排ガス中の難揮発性有機ハロゲンの
簡易な分析方法が提供される。更に、本発明によれば、
実験室内が猛毒のダイオキシン類で汚染されず、実験室
内を負圧にする等の設備投資も不要であり、通常の実験
室内で分析を行うことが出来るため、工業的に多大の利
益を得ることが出来る。
【図1】本発明で使用する難揮発性有機ハロゲン捕捉装
置の一例の説明図
置の一例の説明図
1:液体媒体トラップ 2:空トラップ 3:冷却バス 4:活性炭カラム 5:サンプリング管 6:ポンプ 7:流量計 8:積算流量計 9:煙道 10:加熱機構
Claims (1)
- 【請求項1】 煙道内の燃焼排ガスを冷却することなく
採取し、110〜300℃の範囲の略一定温度に保持さ
れた活性炭カラムに吸引し、次いで、当該活性炭カラム
から無機ハロゲン化物を除去した後、当該活性炭を燃焼
させ、発生するハロゲン化水素を測定することを特徴と
する燃焼排ガス中の難揮発性有機ハロゲンの分析方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3970598A JPH11223582A (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 燃焼排ガス中の難揮発性有機ハロゲンの分析方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3970598A JPH11223582A (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 燃焼排ガス中の難揮発性有機ハロゲンの分析方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11223582A true JPH11223582A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12560434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3970598A Pending JPH11223582A (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 燃焼排ガス中の難揮発性有機ハロゲンの分析方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11223582A (ja) |
-
1998
- 1998-02-05 JP JP3970598A patent/JPH11223582A/ja active Pending
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