JPH11223982A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH11223982A
JPH11223982A JP2548398A JP2548398A JPH11223982A JP H11223982 A JPH11223982 A JP H11223982A JP 2548398 A JP2548398 A JP 2548398A JP 2548398 A JP2548398 A JP 2548398A JP H11223982 A JPH11223982 A JP H11223982A
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JP
Japan
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toner
roll
conductive member
toner carrier
developing device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2548398A
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English (en)
Inventor
Akihiko Noda
明彦 野田
Jun Abe
純 安部
Shota Oba
正太 大場
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11223982A publication Critical patent/JPH11223982A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴーストを防止することができる現像装置を
提供する。 【解決手段】 現像装置10には、トナーロール11に
対向する導電性部材15と、導電性部材に一方の端子が
接続されたコンデンサ19と、その一方の端子に対する
他方の端子に接続された定電圧電源16とが備えられて
おり、コンデンサ19の容量と定電圧電源16の電圧が
所定の容量と所定の電圧に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、プリンター等といった画像形成装置に用いられ、
静電潜像を可視化する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、静電潜像を担持する像担持体
に対し所定の現像領域において対向し、帯電したトナー
を表面に担持して、その現像領域を経由する経路に沿っ
て循環移動するトナー担持体を備え、現像領域において
トナーを静電潜像に付着させて、静電潜像を可視化する
現像装置が知られている。このような現像装置において
トナーを帯電させる方法としては、一般に、現像装置内
でトナーが攪拌されたり搬送されたりしていることを利
用し、搬送経路の途中等に、トナーと摩擦されることで
摩擦帯電を生じやすい物質を配置し、その物質とトナー
との摩擦によってトナーを帯電させる方法が用いられて
いる。このような、摩擦によって帯電したトナーの帯電
量には、ある程度の帯電分布が存在しており、トナーに
は、帯電量が少ない低帯電トナーや、トナー全体の帯電
極性とは逆の帯電極性を有する逆極性トナーが含まれて
いることが多い。低帯電トナーは、トナー担持体から離
れて現像装置内を漂ういわゆるトナークラウドとなりや
すく、このトナークラウドは現像装置の不良原因とな
る。また、逆極性トナーは、像担持体上の、静電潜像部
を除く背景部に引きつけられ、背景部の一様な汚れであ
るいわゆるかぶりを発生させる。
【0003】これらの、トナークラウドやかぶりの発生
を防止するために、従来より、電荷を放出して積極的に
トナーに電荷を付与する帯電装置を追加して、この帯電
装置によってトナーの帯電量を増やす技術が提案されて
いる。図15は、トナーの帯電量の分布を表すグラフで
ある。この図に示されている曲線131,132は、ト
ナーの帯電量分布を示しており、グラフの縦軸はトナー
数、横軸は帯電量である。但し、帯電量が負となる領域
は、逆極性トナーの分布を示している。
【0004】電荷が付与されて帯電量が増加する前のト
ナーの帯電量分布は、図15の左側の曲線131によっ
て表されており、このトナーには、縦軸yよりも左側に
分布している逆極性トナーが含まれており、また、縦軸
yに平行な線nで示される帯電量以下の帯電量を有する
低帯電トナーが多く含まれている。このため、トナーク
ラウドやかぶりが発生しやすい。
【0005】帯電装置によって電荷が付与された後のト
ナーの帯電量分布は、図15の右側の曲線132によっ
て表されており、電荷が付与される前のトナーの帯電量
分布が図の右側方向に移動した形の分布となる。この結
果、逆特性トナーはなくなり、低帯電トナーは少なくな
るので、トナークラウドやかぶりの発生が防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トナーは、
ある程度の粒径分布を有しており、小粒径のトナーは、
図15に示す、縦軸yに平行な線mで示されるある帯電
量以上の帯電量を持つとトナー担持体から離れにくくな
り、現像領域においてトナー担持体表面から剥離されな
くなる。かぶり対策としてトナーに電荷が付与されて、
図15に示す曲線131で表される帯電分布から、曲線
132で表される帯電分布へとシフトすると、縦軸yに
平行な線mで示される帯電量以上の帯電量を有するトナ
ーの割合が増加し、小粒径かつ高帯電のトナーの割合も
増加する。
【0007】小粒径かつ高帯電のトナーの割合が増加す
ると、現像領域を通過した後のトナー担持体表面に、静
電潜像の形と同じ形を有した、小粒径かつ高帯電のトナ
ーによる残像が生じやすくなる。このような残像は、ト
ナー担持体の循環移動に伴って現像領域に再度到達す
る。その結果、前回現像された静電潜像の形と同じ形を
有する像が像担持体上に再度現れるいわゆるゴーストが
発生する。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、ゴーストの発
生を防止することができる現像装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の現像装置は、静電潜像を担持して所定の方向に移動
する像担持体に所定の現像領域において対向するように
配置され、帯電したトナーを表面に担持して現像領域を
経由する搬送経路に沿って所定の移動方向に循環移動す
るトナー担持体、およびトナー担持体と像担持体との間
に振動バイアス電圧を印加するバイアス印加手段を備
え、トナー担持体上のトナーを像担持体上の静電潜像に
移動させて静電潜像を現像する現像装置において、現像
領域よりも、トナー担持体の移動方向下流側においてト
ナー担持体表面に対向するように配置された導電性部材
と、導電性部材に一方の端子が接続された、導電性部材
とトナー担持体との間の電流リークを防止するコンデン
サとを有し、上記一方の端子に対する他方の端子を所定
の電位に保つことによって、トナー担持体と導電性部材
との間に振動電場を形成し、その振動電場によってトナ
ー担持体上のトナーをトナー担持体と導電性部材との間
で往復運動させてそのトナーを除電する除電手段を備え
たことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の現像装置の第1実施形態を
示す図である。この現像装置10には、本発明にいうト
ナー担持体に相当するトナーロール11が備えられてお
り、トナーロール11は、トナー12を表面に担持し
て、図に示す矢印a方向(左回り)に回転移動する。ま
た、トナーロール11は、正に帯電した静電潜像を表面
に担持して図の矢印b方向(右回り)に回転移動する回
転ロールからなる像担持体20の表面に、図の左側にお
いて対向する。
【0011】また、トナーロール11の表面に担持され
たトナー12は、層形成部材13によってトナー層に形
成されるとともに、層形成部材13との摩擦によって負
に帯電される。また、振動電圧電源14によってトナー
ロール11に、交流電圧成分と直流電圧成分とを含んだ
振動電圧の現像バイアス電圧が印加されることによって
トナーロール11と像担持体20との間に現像電場が形
成され、この現像電場によって、トナーロール11上の
トナー12が静電潜像上に移動して付着し、静電潜像が
現像される。
【0012】また、この現像装置10には、図の下側の
位置においてトナーロール11に対向する平板状の導電
性部材15が備えられており、導電性部材15の、トナ
ーロール11に対向する面には鏡面仕上げが施されてい
る。導電性部材15にはコンデンサ19の一方の端子が
接続され、そのコンデンサ19の、上記一方端子に対す
る他方の端子には定電圧電源16が接続されている。定
電圧電源16によって、振動バイアス電圧の直流電圧成
分をキャンセルする電圧が、上記他方の端子に印加さ
れ、その結果、導電性部材15とトナーロール11との
間に交流電場が形成される。また、コンデンサ19の容
量をC、トナーロール11と像担持体20との間に印加
する電圧の平均電圧とその電圧の最大電圧との差をVm
ax、トナーロール11と導電性部材15との間隙を
d、トナーロール11と像担持体20との間隙をds、
真空の誘電率をε0、トナーロール11と導電性部材15
とが対向し合う実効対向面積をSとしたとき、 d<ds かつ C<(ε0 S/d)/{(Vmax/(156+3.1
d×106 )−1} かつ C>ε0 S/(ds−d) なる関係を満たすように容量等が調整されている。
【0013】ここで、実効対向面積とは、本発明にいう
トナー担持体と、本発明にいう導電性部材とが対向し合
っている面積のうち、トナーの除電に実質的に貢献する
面積のことである。トナー担持体および導電性部材がい
ずれも回転ロールである場合には、実効対向面積は、両
者の半径のうちの小さい方の半径×両者の回転軸方向の
長さのうち短い方の長さであり、トナー担持体および導
電性部材のうちの一方が回転ロールであり、他方が平板
である場合には、実効対向面積は、回転ロールの半径方
向に計った平板の幅と、回転ロールの半径とのうち小さ
い方×両者の回転軸方向の長さのうち短い方の長さであ
り、トナー担持体および導電性部材がいずれも平板であ
る場合には、実効対向面積は、両者の幅のうち狭い方の
幅×両者の長さのうち短い方の長さである。
【0014】図1に示す現像装置の場合は、トナーロー
ル11は回転ロールであり導電性部材15は平板であ
り、トナーロール11の半径の方が、導電性部材15
の、図の左右方向の幅よりも大きく、トナーロール11
および導電性部材15の図の奥行き方向の長さは互いに
等しいので、実効対向面積は、導電性部材15の、トナ
ーロール11に対向する面の面積に等しい面積となる。
【0015】上述した容量等の調整によって、トナーロ
ール11と導電性部材15との間に、火花放電による電
流リークを発生させることなく、現像電場よりも強い交
流電場が形成される。すると、現像電場によってトナー
ロール11から剥離されなかった、小粒径かつ高帯電の
トナー12であっても、導電性部材15とトナーロール
11との間に形成された交流電場によってトナーロール
11から剥離され、導電性部材15とトナーロール11
との間を往復運動し、導電性部材15に接触することに
よって導電性部材15に電荷を奪われて除電される。ま
た、導電性部材15とトナーロール11との間に形成さ
れた交流電場は、トナーロール11上のトナー12の一
部分を往復運動させるが、往復運動したトナー12がト
ナーロール11上の他のトナー12に衝突することによ
って、いわばトナー12をほぐす作用が生じる。これら
の作用によって、後述するように、トナーロール11か
らトナー12を掻き落とす際に、トナー12が十分に掻
き落とされることとなる。また、導電性部材15に印加
される定電圧と、現像バイアス電圧の直流成分が互いに
キャンセルし合う電圧であることによって、導電性部材
15とトナーロール11との間には交流電圧が印加され
ることとなる。この結果、導電性部材15にトナー12
が付着することを防止しつつ、効率よくトナー12を往
復運動させることができる。
【0016】また、この現像装置10には、導電性部材
15よりも、トナーロール11の回転移動方向前方に、
供給掻き落としロール17が備えられている。供給掻き
落としロール17は、トナーロール11に当接し、図の
矢印c方向(左回り)に回転しており、供給掻き落とし
ロール17とトナーロール11とが当接する当接位置
で、供給掻き落としロール17によってトナーロール1
1の表面に担持されたトナー12が掻き落とされ、当接
位置の、トナーロール11の回転移動方向すぐ下流側
で、供給掻き落としロール17によってトナーロール1
1表面に新たなトナー12が供給される。導電性部材1
5とトナーロール11との間での往復運動によって、除
電されほぐされたトナー12は、供給掻き落としロール
17によってトナーロール11表面から十分に掻き落と
され、この結果、ゴーストの発生が防止される。
【0017】また、供給掻き落としロール17によって
トナーロール11表面から掻き落とされたトナー12
が、導電性部材15付近に漂っていると、トナーロール
11上のトナー12の除電が阻害される。このため、こ
の現像装置10には、導電性部材15と供給掻き落とし
ロール17との間にシール部材18が備えられており、
シール部材18は、供給掻き落としロール17によって
トナーロール11表面から掻き落とされたトナー12が
導電性部材15付近に漂うことを防止している。
【0018】本実施形態では、導電性部材15が、トナ
ーロール11に対向する平面を有するタイプが採用され
ているが、本発明にいう導電性部材は、端部からの放電
を防止するために、トナー担持体に対向する、平面およ
び凸面のうちのいずれかの面を有するものであればよ
い。導電性部材が凸面を有するタイプについては後述す
る。
【0019】図2は、本発明の現像装置の第2実施形態
を示す図である。この現像装置30は、図2の上方にお
いてトナーロール11に対向するように帯電器31が備
えられている点を除き、図1に示す現像装置10と同様
であり、ゴーストの発生を防止する装置である。帯電器
31によって、以下図3を用いて説明するように、トナ
ーに電荷が付与されて帯電量が増加し、その結果、トナ
ークラウドやかぶりの発生が防止される。
【0020】結局、図2に示す現像装置30は、トナー
クラウド、かぶりおよびゴーストそれぞれの発生をいず
れも防止する装置である。図3は、帯電器を示す詳細図
である。この帯電器31には、供給電極311と、放電
電極312と、網の目状の制御電極313が備えられて
おり、供給電極311および制御電極313は導体であ
り、放電電極312は抵抗体である。また、放電電極3
12には、供給電極311を介して供給電圧314が印
加され、制御電極313には制御電圧315が印加され
る。供給電圧314と制御電圧315との電圧差によっ
て放電電極312と制限電極313との間に電場が形成
され、この電場によって放電電極312から電子が放出
される。放出された電子は、制御電極313の網の目を
通り抜けて図の下方へと向かい、トナーロール11に担
持されているトナー12に当たってトナー12の帯電量
が増加する。これによって、逆極性トナーや低帯電トナ
ーがなくなって、トナークラウドやかぶりが防止され
る。
【0021】また、この帯電器31には、電流制御部3
16が備えられており、供給電極311からの電流が一
定となるように制御されている。これによって、帯電器
31から放出される電荷量が一定となって、トナー12
の帯電量が安定し、かぶりやゴーストを防止する効果も
安定する。図4は、本発明の現像装置の第3実施形態を
示す図である。
【0022】この現像装置40は、導電性部材15が、
以下説明するように、トナーロール11の回転軸111
との距離を一定に保つように固定されたものである点を
除き、図2に示す現像装置30と同様である。この現像
装置40には、絶縁性の支持部材41が備えられてお
り、支持部材41は、導電性部材15に固定されるとと
もに、トナーロール11の回転軸111を回転自在に保
持しており、回転軸111と導電性部材15との距離が
一定に保たれる。このように、回転軸111と導電性部
材15との距離が一定に保たれることによって、トナー
ロール11の表面と、その表面に対向している導電性部
材15の面との距離がほぼ一定に保たれる。その結果、
トナーロール11と導電性部材15との間に形成される
電場の強さが安定し、トナーが安定的に除電される。
【0023】図5は、本発明の現像装置の第4実施形態
を示す図である。この現像装置50を構成する構成部分
のうち、図2に示す現像装置30を構成する構成部分と
同様な構成部分については、同一の符号を付して重複説
明を省略する。ただし、層形成部材については、図5で
は図示が省略されている。この現像装置50には、本発
明にいう導電性部材に相当し、トナーロール11に対向
する凸面を有する導電性部材の一例である導電性ロール
51が備えられており、保持部材52と、バネ53が備
えられている。保持部材52は絶縁性の部材であり、導
電性ロール51を保持するとともにトナーロール11表
面に当接して、導電性ロール51とトナーロール11表
面との距離を一定距離に保っており、図の手前側および
奥側の2箇所に設けられている。また、バネ53は、導
電性ロール51の回転軸511を、トナーロール11へ
向かって付勢する。トナーロール11の回転移動に伴っ
て、保持部材52および導電性ロール51は、図5に示
す矢印d方向(右回り)に回転する。
【0024】また、この現像装置50には、供給掻き落
としロール17よりも、トナーロール11の回転移動方
向前方に、トナー除去部材54が備えられている。この
トナー除去部材54は、保持部材52に対応して、図の
手前側と奥側の2箇所に設けられており、トナーロール
11表面に供給されたトナーを除去する。図6は、図5
に示すトナーロール11および導電性ロール51を図5
の左側から見た図である。
【0025】保持部材52は、導電性ロール51の端部
に設けられており、トナーロール11の表面のうち、ト
ナーロール11の端部に存在する当接領域122に当接
している。この当接領域122からは、図5に示すトナ
ー除去部材54によってトナーが除去されており、この
ため、トナーロール11に直接保持部材52が当接し、
トナーロール11と導電性ロール51との距離が一定に
保たれる。その結果、図4に示す現像装置40の場合同
様に、トナーロール11と導電性ロール51との間に形
成される電場の強さが安定し、トナーが安定的に除電さ
れる。
【0026】図7は、本発明の現像装置の第5実施形態
を示す図である。この現像装置60は、導電性ロール5
1に付着したトナーを掻き落とす掻き落とし部材61
と、掻き落とされたトナーが溜まるトナー溜め62が備
えられている点を除き、図5に示す現像装置50と同様
である。ただし、定電圧電源、コンデンサ、保持部材、
バネおよびトナー除去部材は、図7では図示を省略し
た。
【0027】トナーは、トナーロール11と導電性ロー
ル51との間で往復運動を行って除電されるが、トナー
の一部は導電性ロール51表面に付着し、除電効果が減
衰する原因となる。掻き落とし部材61は、導電性ロー
ル51表面に、図7の下方において当接することによっ
て、導電性ロール51表面に付着したトナーを掻き落と
し、除電効果を維持する。
【0028】図8は、本発明の現像装置の第6実施形態
を示す図である。この現像装置70を構成する構成部分
のうち、図1に示す現像装置10を構成する構成部分と
同様な構成部分については、同一の符号を付して重複説
明を省略する。この現像装置には、本発明にいう導電性
部材に相当する導電性ロール71が備えられ、導電性ロ
ール71周面に分散配置されてトナーロール11表面に
当接し、トナーロール11表面に担持されたトナーを掻
き落とすとともに導電性ロール71表面とトナーロール
11表面との間隙を一定に保つ、複数の絶縁性突起72
が備えられている。
【0029】導電性ロール71は、図8に示す矢印e方
向(左回り)に回転し、絶縁性突起72がトナーロール
11に当接する位置の、トナーロール11の回転移動方
向すぐ下流側において、トナーロール11表面に新たな
トナーが供給される。また、絶縁性突起72がトナーロ
ールに当接する位置において、トナーロール11と導電
性ロール71との間でトナーが往復運動を行って除電さ
れ、絶縁性突起72によって十分に掻き落とされる。こ
の結果、ゴーストの発生が防止される。
【0030】図9は、図8に示すトナーロール11およ
び導電性ロール71を、図8の下側から見た図である。
絶縁性突起72は、導電性ロール71の周面上に、千鳥
状に配列されており、このように配列されていることに
よって、トナーをトナーロール11の表面から効率よく
掻き落とすことができる。また、導電性ロール71の端
部には、絶縁性のキャップ73が設けられており、導電
性ロール71の端部からの放電が防止されている。
【0031】なお、上記説明した各実施形態において
は、トナーが負に帯電されているが、本発明の現像装置
においては、トナーが正に帯電されてもよい。また、上
記説明した各実施形態においては、供給掻き落としロー
ル等によってトナーの供給および掻き落としが行われて
いるが、本発明にいう担持体表面掻き落とし部材は、ト
ナーの掻き落としのみを行うものであってもよく、本発
明の現像装置は、導電性部材よりも、トナー担持体の移
動方向前方に、トナー担持体表面に担持されたトナーを
掻き落とす担持体表面掻き落とし部材を有するものであ
ればよい。
【0032】また、上記説明した各実施形態において
は、トナーは、トナーロールに静電気力で担持されてい
るが、本発明の現像装置においては、磁性トナーを用
い、トナー担持体上に磁力によってトナーが担持されて
もよい。
【0033】
【実施例】以下、図7に示す現像装置同様の装置を用い
て実験を行なった結果について説明する。実験条件は次
のとおりである。トナーロールは、表面サンドブラスト
処理(Rz=2.5μm)を施したアルミ製であり、直
径30mmであり、周速130mm/secで回転させ
た。また、現像バイアス電圧として、−350Vの直流
成分を有する振動電圧を印加した。
【0034】供給掻き落としロールは、ウレタンフォー
ム製であり、直径16mmであり、周速80mm/se
cで回転させた。像担持体は、直径80mmであり、表
面に有機感光体を塗布し、周速80mm/secで回転
させた。また、トナーロールと像担持体との間の距離は
0.5mmであり、静電潜像部の電位は−200V、背
景部の電位は−500Vに設定した。
【0035】導電性ロールは、鏡面仕上げを施したアル
ミ製であり、直径10mmである。掻き落とし部材およ
びトナー除去部材はポリエステルフィルム製である。層
形成部材は、0.2mm厚のSUS板製であり、トナー
に接する部分には、0.5mm厚ウレタンゴムを貼りつ
けた。帯電器は、セラミック基板上に半導電性ガラスを
塗布して放電電極を形成し、75μm厚ポリイミドで、
放電電極とのスペースを確保して、孔径100μmの孔
が開口率約15%となるように開けられた20μm厚を
有するSUS製の制御電極を設けたものを用いた。帯電
器とトナーロールとの間の距離は3mmである。
【0036】トナーは、平均粒径が約7μmであるポリ
エステル系トナーを用い、負に帯電させた。以下の各実
験では、現像装置を、コピー機に組み込んで実験を行
い、現像装置によって現像された像をコピー用紙上に定
着させた。また、ハーフトーンの文字「H」の後に、一
様なベタ画像が続く印字パターンを用いて印字を行っ
た。また、特に断らない場合には、掻き落とし部材を取
り外すとともに、帯電器の電流制御部を取り外して実験
を行った。
【0037】先ず、第1比較例として、帯電器に電圧を
印加せず、かつ導電性部材を取り除いて印字を行った。
図10は、印字結果を模式的に示す図である。この図に
は、コピー用紙80上に定着された像が表されており、
図に示す矢印f方向が、像担持体の回転方向に対応する
方向である。ハーフトーンの文字81からトナーロール
一回転分後ろ側のベタ画像82上に、文字81の形と同
じ形を有し、画像が薄くなるゴースト83が弱く発生し
た。また、背景部84にはかぶりが発生した。
【0038】層形成部材を通過した直後のトナーを解析
したところ、平均帯電量は6.1μC/gであり、逆極
性トナーが7wt%存在しており、トナーの平均粒径は
7.2μmであった。また、現像領域を通過した後のト
ナーロール上には、ハーフトーンの文字「H」の像が明
瞭に残っており、この像を形成しているトナーを解析し
たところ、平均帯電量は10.1μC/g、平均粒径は
6.5μmであり、小粒径かつ高帯電のトナーの割合が
多いことがわかった。
【0039】第2比較例として、帯電器の供給電極に−
1.5kV、制御電極に−500Vの電圧を印加し、上
述した実験条件のうち、背景部の電位を−500Vから
−550Vに変更し、現像バイアス電圧の直流成分を−
350Vから−400Vに変更して、導電性ロールを取
り除いて印字を行ったところ、強いゴーストが発生した
が、かぶりは発生しなかった。帯電器とトナーロールと
の間を通過した直後のトナーを解析したところ、平均帯
電量は10.5μC/gであり第1比較例および第1実
施例の場合よりも高帯電側にシフトしていることがわか
った。また、逆極性トナーは0.7wt%に減少した。
また、トナーの平均粒径は7.3μmであった。さら
に、現像領域を通過した後のトナーロール上には、ハー
フトーンの文字「H」の像が明瞭に残っており、この像
を形成しているトナーを解析したところ、平均帯電量は
15.7μC/g、平均粒径は5.9μmであり、小粒
径かつ高帯電のトナーの割合が、第1比較例の場合より
も多いことがわかった。
【0040】次に、高温高湿環境(28℃85%RH)
の下で、第2比較例に、トナーロールと導電性ロールと
の間隙を保持部材により0.1mm若しくは0.3mm
に設定して導電性ロールを取り付け、定電圧電源の電圧
を−400Vに設定した場合の実験結果について説明す
る。図11は、間隙が0.1mmである場合の実験結果
を示すグラフである。
【0041】この図の横軸は、現像バイアスの交流成分
の振幅を示しており、縦軸は、導電性ロールに接続され
たコンデンサの容量を示している。この図に示されてい
る×印は火花放電が生じたことを表しており、二重丸は
ゴーストが消滅したことを表している。この図に示す曲
線91は、導電性ロールに接続されたコンデンサの容量
をC、現像バイアスの交流成分の振幅をVmax、トナ
ーロールと導電性ロールとの間隙をd、トナーロールと
像担持体との間隙をds、真空の誘電率をε0 、トナー
ロールと導電性ロールとが対向し合う実効対向面積をS
としたときの、 C=(ε0 S/d)/{(Vmax/(156+3.1
d×106 )−1} なる関係を満たすコンデンサ容量を示しており、この関
係は、トナーロールと導電性ロールとの間で火花放電が
生じるか否かの境界を示している。
【0042】また、この図に示す、横軸に平行な3本の
直線92,93,94のうち、一番下の直線92は、C
=ε0 S/(ds−d)なる関係を満たすコンデンサ容
量を示しており、この容量のコンデンサが導電性ロール
に接続されている場合には、トナーロールと導電性ロー
ルとの間には、現像電場の強さと同じ強さを有する電場
が形成される。直線92は、C=1.5ε0 S/(ds
−1.5d)なる関係を満たすコンデンサ容量を示し、
直線93は、C=2.0ε0 S/(ds−2.0d)な
る関係を満たすコンデンサ容量を示しており、これらの
容量を有するコンデンサが導電性ロールに接続されてい
る場合には、トナーロールと導電性ロールとの間には、
それぞれ現像電場の強さの1.5倍および2倍の強さを
有する電場が形成される。
【0043】1.0×10-9Fの容量を有するコンデン
サを導電性ロールに接続し、振幅が1000Vである交
流成分を有する現像バイアス電圧を印加した第3比較例
および、1.0×10-9Fの容量を有するコンデンサを
導電性ロールに接続し、振幅が1400Vである交流成
分を有する現像バイアス電圧を印加した第4比較例は図
に×印で示されており、曲線91で示されるコンデンサ
容量よりも大きなコンデンサ容量を有しているので火花
放電が生じ、トナーは除電されなかった。
【0044】1.0×10-10 Fの容量を有するコンデ
ンサを導電性ロールに接続し、振幅が1000Vである
交流成分を有する現像バイアス電圧を印加した第1実施
例は図に二重丸で示されており、曲線91で示されるコ
ンデンサ容量よりも小さく、直線94で示されるコンデ
ンサ容量よりも大きなコンデンサ容量を有しているの
で、火花放電が生じることなく、現像電圧の強さの2倍
以上の強さを有する電場がトナーロールと導電性ロール
との間に形成され、その結果ゴーストが消滅した。この
とき、導電性ロールとトナーロールと間を通過した直後
のトナーの帯電量を測定したところ、1.1μC/gに
除電されたことが分かった。
【0045】図12は、間隙が0.3mmである場合の
実験結果を示すグラフである。図11同様に、図12の
横軸は、現像バイアスの交流成分の振幅を示しており、
縦軸は、導電性ロールに接続されたコンデンサの容量を
示している。図12に示されている×印は火花放電が生
じたことを表しており、二重丸はゴーストが消滅したこ
とを表しており、三角印はゴーストがやや消滅したこと
を表している。
【0046】図12に示す曲線95は、図11に示す曲
線91同様に、トナーロールと導電性ロールとの間で火
花放電が生じるか否かの境界を示す C=(ε0 S/d)/{(Vmax/(156+3.1
d×106 )−1} なる関係を満たすコンデンサ容量を示している。また、
この図に示す、横軸に平行な2本の直線96,97は、
それぞれC=ε 0 S/(ds−d)なる関係を満たすコ
ンデンサ容量、およびC=1.5ε0 S/(ds−1.
5d)なる関係を満たすコンデンサ容量を示しており、
これらの容量を有するコンデンサが導電性ロールに接続
されている場合には、トナーロールと導電性ロールとの
間には、それぞれ現像電場の強さの1.0倍および1.
5倍の強さを有する電場が形成される。
【0047】1.0×10-9Fの容量を有するコンデン
サを導電性ロールに接続し、振幅が1200Vである交
流成分を有する現像バイアス電圧を印加した第5比較例
および、1.0×10-9Fの容量を有するコンデンサを
導電性ロールに接続し、振幅が1400Vである交流成
分を有する現像バイアス電圧を印加した第6比較例は図
に×印で示されており、曲線95で示されるコンデンサ
容量よりも大きなコンデンサ容量を有しているので火花
放電が生じ、トナーは除電されなかった。
【0048】1.0×10-9Fの容量を有するコンデン
サを導電性ロールに接続し、振幅が1000Vである交
流成分を有する現像バイアス電圧を印加した第2実施例
は、図に二重丸で示されており、曲線95で示されるコ
ンデンサ容量よりも小さく、直線97で示されるコンデ
ンサ容量よりも大きいコンデンサ容量を有しているので
火花放電が生じることなく、現像電場の強さの1.5倍
以上の強さを有する電場がトナーロールと導電性ロール
との間に形成され、その結果ゴーストが消滅した。
【0049】1.0×10-10 Fの容量を有するコンデ
ンサを導電性ロールに接続し、振幅が1000Vである
交流成分を有する現像バイアス電圧を印加した第3実施
例、1.0×10-10 Fの容量を有するコンデンサを導
電性ロールに接続し、振幅が1200Vである交流成分
を有する現像バイアス電圧を印加した第4実施例、およ
び1.0×10-10 Fの容量を有するコンデンサを導電
性ロールに接続し、振幅が1400Vである交流成分を
有する現像バイアス電圧を印加した第5実施例は、図に
三角印で示されており、曲線95で示されるコンデンサ
容量よりも小さく、直線96で示されるコンデンサ容量
よりも大きいコンデンサ容量を有しているので火花放電
が生じることなく、現像電場の強さ以上の強さを有する
電場がトナーロールと導電性ロールとの間に形成され、
その結果ゴーストがやや消滅した。
【0050】図11および図12に示した実験結果か
ら、 C<(ε0 S/d)/{(Vmax/(156+3.1
d×106 )−1} かつ C>ε0 S/(ds−d) なる関係を満たすコンデンサ容量を有するコンデンサが
導電性ロールに接続されるとゴースト消滅効果が得られ
ることがわかった。ただし、トナーロールと導電性ロー
ルとの間に、現像電場の強さ以上の強さを有する電場を
形成するためには、トナーロールと導電性ロールとの間
隙は、トナーロールと像担持体との間隙よりも狭くなけ
ればならない。
【0051】第3実施例の実験条件のうち、供給掻き落
としロールの直径を16mmから15mmに変更した第
6実施例、および17mmに変更した第7実施例を用い
て印字を行ったところ、第6実施例ではゴーストが濃く
なり、第7実施例ではゴーストが消滅した。この結果か
ら、供給掻き落としロールによって十分にトナーを掻き
落とすことによって、ゴースト消滅効果が高くなること
が分かった。
【0052】次に、第1実施例を用いて1000枚のプ
リント実験を行ったところ、最後までかぶりおよびゴー
ストが発生しなかった。また、第1実施例の実験条件の
うち、導電性ロールへの印加電圧を−400Vから−3
00Vに変更した第8実施例について1000枚のプリ
ント実験を行ったところ、1、2枚プリントしたところ
で導電性ロールにトナーが付着して導電性ロールが被覆
され、除電効果が小さくなり、その結果、かぶりは発生
しなかったが、ゴースト消滅効果が弱くなった。また、
第1実施例の実験条件のうち、導電性ロールへの印加電
圧を−400Vから−500Vに変更した第9実施例に
ついて1000枚のプリント実験を行ったところ、ゴー
スト消滅効果は徐々に減衰し、1000枚後には、第8
実施例の場合と同等になった。これは、逆極性トナーが
徐々に導電性ロールに付着し、徐々に導電性ロールが被
覆されたことによると思われる。これらのプリント実験
の結果から、導電性ロールとトナーロールとの間には、
直流成分のない交流電圧のみを印加するのが望ましいこ
とがわかった。
【0053】次に、第7実施例を用いて、高温多湿環境
(28℃85%RH)、低温低湿環境(10℃30%R
H)および常温常湿環境(22℃55%RH)それぞれ
の下で、この順番で2000枚ごとに動作環境を切り替
えながら10000枚のプリント実験を行ったところ、
動作環境によって、かぶりが発生したりゴーストが発生
したりした。かぶりが生じた時にはゴーストは発生せ
ず、ゴーストが生じた時にはかぶりは発生しなかった。
これは、帯電器に用いた抵抗体の抵抗が動作環境に従っ
て変化し、その結果、逆極性トナーの量や高帯電トナー
のレベルが変化したことによると考えられる。そこで、
第7実施例の帯電器に電流制御部を取り付けて上記同様
のプリント実験を行ったところ、トナー帯電量が安定
し、最後までかぶりおよびゴーストが発生しなかった。
また、第7実施例の導電性ロールに掻き落とし部材を取
付けて上記同様のプリント実験を行った場合にも、最後
までかぶりおよびゴーストが発生しなかった。これは、
トナーによる導電性ロール表面の被覆が排除され、除電
効果が最後まで保持されたことによると考えられる。
【0054】なお、上記では、ハーフトーンの文字
「H」の後に、一様なベタ画像が続く印字パターンを用
いた実験結果について説明したが、ベタの文字「H」の
後に、一様なハーフトーン画像が続く印字パターンを用
いた実験も行った。図13は、この場合に生じるゴース
トを模式的に示す図である。図10同様に図11にも、
コピー用紙80上に定着された像が表されており、図に
示す矢印f方向が、像担持体の回転方向に対応する方向
である。上述した第1比較例や第2比較例において、ベ
タの文字101からトナーロール一回転分後ろ側のハー
フトーン画像102上に、文字101の形と同じ形を有
し、画像が濃くなるゴースト103が発生した。また、
上記の各実施例を用いた実験の結果、上記同様のゴース
ト消滅効果が見られた。
【0055】以下、図8に示す現像装置同様の装置を用
いて実験を行なった結果について説明する。実験条件は
次のとおりである。導電性ロールは、ウレタンフォーム
の表面にSUSの薄板を貼り付けたものを用い、直径1
6mmであり、周速80mm/secで回転させた。
【0056】絶縁性突起は、直径0.5mmのポリイミ
ド製であり、高さは0.2mmまたは0.3mmであ
り、ピッチ1mmで配置した。トナーロール、像担持
体、層形成部材、帯電器、およびトナーについての実験
条件は、上述した、図7に示す現像装置同様の装置を用
いた実験における実験条件と同様である。
【0057】以下の各実験では、ハーフトーンの文字
「H」の後に、一様なベタ画像が続く印字パターン、お
よびベタの文字「H」の後に、一様なハーフトーン画像
が続く印字パターンを用いて印字を行った。また、特に
断らない場合には、帯電器の電流制御部を取り外して実
験を行った。先ず、第7比較例として、帯電器に電圧を
印加せず、かつ導電性ロールにトナーロールの電圧と同
じ電圧を印加して印字を行ったところ、ハーフトーンの
文字の後に続くベタ画像上に弱いゴーストが発生し、ベ
タの文字の後に続くハーフトーン画像上に強いゴースト
が発生した。また、背景部にはかぶりが生じた。
【0058】また、第8比較例として、帯電器の供給電
極に−1.5kV、制御電極に−500Vの電圧を印加
し、上述した実験条件のうち、背景部の電位を−500
Vから−550Vに変更し、現像バイアス電圧の直流成
分を−350Vから−400Vに変更し、導電性ロール
にトナーロールの電圧と同じ電圧を印加して印字を行っ
たところ、かぶりは生じなかったが、ハーフトーンの文
字の後に続くベタ画像上、およびベタの文字の後に続く
ハーフトーン画像上に強いゴーストが発生した。
【0059】次に、高温高湿環境(28℃85%RH)
の下で、第8比較例に、高さ0.2mmの絶縁性突起を
配置した導電性ロール、もしくは高さ0.3mmの絶縁
性突起を配置した導電性ロールを取り付け、定電圧電源
の電圧を−400Vに設定して実験を行った。絶縁性突
起の高さが0.3mmである場合の実験結果は、図12
を用いて説明した実験結果と全く同様の実験結果が得ら
れた。
【0060】図14は、絶縁性突起の高さが0.2mm
である場合の実験結果を示すグラフである。図11同様
に、図14の横軸は、現像バイアスの交流成分の振幅を
示しており、縦軸は、導電性ロールに接続されたコンデ
ンサの容量を示している。図14に示されている×印は
火花放電が生じたことを表しており、丸印はゴーストが
目立たなくなったことを表している。
【0061】図14に示す曲線121は、図11に示す
曲線91同様に、トナーロールと導電性ロールとの間で
火花放電が生じるか否かの境界を示す C=(ε0 S/d)/{(Vmax/(156+3.1
d×106 )−1} なる関係を満たすコンデンサ容量を示している。また、
この図に示す、横軸に平行な3本の直線122,12
3,124は、それぞれC=ε0 S/(ds−d)なる
関係を満たすコンデンサ容量、C=1.5ε0 S/(d
s−1.5d)、およびC=2.0ε0 S/(ds−
2.0d)なる関係を満たすコンデンサ容量を示してお
り、これらの容量を有するコンデンサが導電性ロールに
接続されている場合には、トナーロールと導電性ロール
との間には、それぞれ現像電場の強さの1.0倍、1.
5倍および2.0倍の強さを有する電場が形成される。
【0062】1.0×10-9Fの容量を有するコンデン
サを導電性ロールに接続し、振幅が1000Vである交
流成分を有する現像バイアス電圧を印加した第9比較
例、1.0×10-9Fの容量を有するコンデンサを導電
性ロールに接続し、振幅が1400Vである交流成分を
有する現像バイアス電圧を印加した第10比較例、およ
び1.0×10-10 Fの容量を有するコンデンサを導電
性ロールに接続し、振幅が1400Vである交流成分を
有する現像バイアス電圧を印加した第11比較例は図に
×印で示されており、曲線91で示されるコンデンサ容
量よりも大きなコンデンサ容量を有しているので火花放
電が生じ、トナーは除電されなかった。
【0063】1.0×10-10 Fの容量を有するコンデ
ンサを導電性ロールに接続し、振幅が1000Vである
交流成分を有する現像バイアス電圧を印加した第10実
施例、および1.0×10-10 Fの容量を有するコンデ
ンサを導電性ロールに接続し、振幅が1200Vである
交流成分を有する現像バイアス電圧を印加した第11実
施例は図に丸印で示されており、曲線121で示される
コンデンサ容量よりも小さく、直線123で示されるコ
ンデンサ容量とほぼ等しいコンデンサ容量を有している
ので、火花放電が生じることなく、現像電圧の強さの約
1.5倍の強さを有する電場がトナーロールと導電性ロ
ールとの間に形成され、その結果ゴーストが目立たなく
なった。このとき、導電性ロールとトナーロールと間を
通過した直後のトナーの帯電量を測定したところ、1.
9μC/gに除電されたことが分かった。
【0064】これらの実験結果からも、 C<(ε0 S/d)/{(Vmax/(156+3.1
d×106 )−1} かつ C>ε0 S/(ds−d) なる関係を満たすコンデンサ容量を有するコンデンサが
導電性ロールに接続されるとゴースト消滅効果が得られ
ることがわかった。
【0065】次に、第8比較例に、高さ0.3mmの絶
縁性突起が配置された導電性ロールを取り付け、定電圧
電源の電圧を−400Vに設定した第12実施例につい
て1000枚のプリントテストを行ったところ、最後ま
でかぶりおよびゴーストが発生しなかった。また、第1
2実施例の実験条件のうち、導電性ロールへの印加電圧
を−400Vから−300Vに変更した第13実施例
と、第12実施例の実験条件のうち、導電性ロールへの
印加電圧を−400Vから−500Vに変更した第14
実施例について1000枚のプリント実験を行ったとこ
ろ、上述した、第8実施例および第9実施例における実
験結果と同様の実験結果が得られた。
【0066】さらに、第12実施例を用いて、高温多湿
環境(28°C85%RH)、低温低湿環境(10°C
30%RH)および常温常湿環境(22°C55%R
H)それぞれの下で、この順番で2000枚ごとに動作
環境を切り替えながら10000枚のプリント実験を行
ったところ、動作環境によって、かぶりが発生したりゴ
ーストが発生したりした。また、第12実施例の帯電器
に電流制御部を取り付けて同様のプリント実験を行った
ところ、トナー帯電量が安定し、最後までかぶりおよび
ゴーストが発生しなかった。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現像装置
によれば、ゴーストを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置の第1実施形態を示す図であ
る。
【図2】本発明の現像装置の第2実施形態を示す図であ
る。
【図3】帯電器を示す詳細図である。
【図4】本発明の現像装置の第3実施形態を示す図であ
る。
【図5】本発明の現像装置の第4実施形態を示す図であ
る。
【図6】図5に示すトナーロールおよび導電性ロールを
図5の左側から見た図である。
【図7】本発明の現像装置の第5実施形態を示す図であ
る。
【図8】本発明の現像装置の第6実施形態を示す図であ
る。
【図9】図8に示すトナーロールおよび導電性ロール
を、図8の下側から見た図である。
【図10】ハーフトーンの文字「H」に続くベタ画像上
に発生するゴーストを示す模式図である。
【図11】トナーロールと導電性ロールとの間隙が0.
1mmである場合の実験結果を示すグラフである。
【図12】トナーロールと導電性ロールとの間隙が0.
3mmである場合の実験結果を示すグラフである。
【図13】ベタの文字「H」に続くハーフトーン画像上
に発生するゴーストを示す模式図である。
【図14】絶縁性突起の高さが0.2mmである場合の
実験結果を示すグラフである。
【図15】トナーの帯電量の分布を表すグラフである
【符号の説明】
10,30,40,50,60,70 現像装置 11 トナーロール 12 トナー 15 導電性部材 17 供給掻き落としロール 18 シール部材 20 像担持体 31 帯電器 41 支持部材 51 導電性ロール 52 保持部材 61 掻き落とし部材 71 導電性ロール 72 絶縁性突起

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を担持して所定の方向に移動す
    る像担持体に所定の現像領域において対向するように配
    置され、帯電したトナーを表面に担持して該現像領域を
    経由する搬送経路に沿って所定の移動方向に循環移動す
    るトナー担持体、および前記トナー担持体と前記像担持
    体との間に振動バイアス電圧を印加するバイアス印加手
    段を備え、該トナー担持体上のトナーを前記像担持体上
    の静電潜像に移動させて該静電潜像を現像する現像装置
    において、 前記現像領域よりも前記移動方向下流側において前記ト
    ナー担持体表面に対向するように配置された導電性部材
    と、前記導電性部材に一方の端子が接続された、該導電
    性部材と前記トナー担持体との間の電流リーク防止用の
    コンデンサとを有し、前記一方の端子に対する他方の端
    子を所定の電位に保つことによって、前記トナー担持体
    と前記導電性部材との間に振動電場を形成し、該振動電
    場によって該トナー担持体上のトナーを該トナー担持体
    と該導電性部材との間で往復運動させて除電する除電手
    段を備えたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記コンデンサの容量をC、前記トナー
    担持体と前記像担持体との間に印加される電圧の平均電
    圧と該電圧の最大電圧との差をVmax、前記トナー担
    持体と前記導電性部材との間隙をd、前記トナー担持体
    と前記像担持体との間隙をds、真空の誘電率をε0
    前記トナー担持体と前記導電性部材とが対向し合う実効
    対向面積をSとしたとき、 d<ds かつ C<(ε0 S/d)/{(Vmax/(156+3.1
    d×106 )−1} かつ C>ε0 S/(ds−d) なる関係を満たすものであることを特徴とする請求項1
    記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記導電性部材を保持するとともに前記
    トナー担持体表面に当接して、該導電性部材と該トナー
    担持体表面との距離を一定距離に保つ絶縁性部材を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記トナー担持体が回転ロールからなり
    前記導電性部材が前記回転ロールの回転軸との距離を一
    定に保つように固定されたものであることを特徴とする
    請求項1記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記導電性部材が回転ロールからなり、
    該回転ロールに付着したトナーを掻き落とす部材表面掻
    き落とし部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    現像装置。
  6. 【請求項6】 前記導電性部材が、前記トナー担持体に
    対向する、平面および凸面のうちのいずれかの面を有す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の現像装
    置。
  7. 【請求項7】 前記導電性部材よりも前記移動方向下流
    側に、前記トナー担持体表面に担持されたトナーを掻き
    落とす担持体表面掻き落とし部材を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の現像装置。
  8. 【請求項8】 前記導電性部材が回転ロールからなり、
    該回転ロールが、該回転ロール周面に分散配置されて前
    記トナー担持体表面に当接し、前記トナー担持体表面に
    担持されたトナーを掻き落とすとともに該導電性部材表
    面と該トナー担持体表面との間隙を一定に保つ、複数の
    絶縁性突起を備えたものであることを特徴とする請求項
    1記載の現像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007316200A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Bando Chem Ind Ltd 導電性ローラ
CN100456159C (zh) * 2004-11-12 2009-01-28 三星电子株式会社 显影单元驱动装置和具有该显影单元驱动装置的成像装置

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