JPH1122410A - 蒸気タービンの湿分分離装置およびその製造方法 - Google Patents

蒸気タービンの湿分分離装置およびその製造方法

Info

Publication number
JPH1122410A
JPH1122410A JP17470097A JP17470097A JPH1122410A JP H1122410 A JPH1122410 A JP H1122410A JP 17470097 A JP17470097 A JP 17470097A JP 17470097 A JP17470097 A JP 17470097A JP H1122410 A JPH1122410 A JP H1122410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
width
long hole
length
turbine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17470097A
Other languages
English (en)
Inventor
Taro Sakamoto
太郎 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP17470097A priority Critical patent/JPH1122410A/ja
Publication of JPH1122410A publication Critical patent/JPH1122410A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ダイヤフラム外輪の外周壁に沿って流れる水膜
を確実に取り除く蒸気タービンの湿分分離装置およびそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、ダイヤフラム外輪21の外周壁20に形成する外周
壁吸込口32を、長孔36と開孔35とで組み合せて形
成したものである。また、本発明に係る蒸気タービンの
湿分分離装置の製造方法は、外周壁吸込口32を備える
ダイヤフラム外輪21、タービンノズル24およびダイ
ヤフラム内輪23を精密鋳造法で作製するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気タービンの湿
分分離装置に係り、特にタービンノズルを支持する外周
壁やタービンノズル自体に吸込口を形成し、タービン駆
動蒸気とドレンとを分離する蒸気タービンの湿分分離装
置および製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力タービン、地熱タービンあるいは
火力タービンの低圧部では、タービン駆動蒸気の温度・
圧力が比較的低いので、膨張仕事中に一部が凝縮してド
レンとなって蒸気通路の内外周壁やタービン動翼に流れ
る。
【0003】蒸気通路の内外周壁やタービン動翼を流れ
るドレンは、やがて比較的粒径の大きい水滴に成長して
タービン動翼の前縁を浸食したり、翼効率を低下させる
原因になっている。
【0004】このような弊害を発生させるドレンを取り
除く手段には、例えば特公昭49−9522号公報で示
す技術が既に公表されている。
【0005】この技術は、図23および図24に示すよ
うに、タービンノズル1の背面2および腹面3に翼吸込
口4,5を形成するとともに、タービンノズル1の両端
を支持するダイヤフラム外輪6およびダイヤフラム内輪
7の内部を空間部8,9として形成し、ダイヤフラム外
輪6の外周壁10に形成する外周壁吸込口11やタービ
ンノズル1に形成する翼吸込口4,5でドレンを吸い込
み、吸い込んだドレンを翼空間部12を介してダイヤフ
ラム外輪6の空間部8に集め、ここから復水器(図示せ
ず)に排出させている。
【0006】この技術によれば、翼吸込口4,5は、比
較的ドレンの集まり易い背面2の前縁13の頂部側や腹
面3の後縁14の頂部側は形成しているので、早目にド
レンを取り除くことができ、隣りのタービン動翼(図示
せず)に与えるドレンによる弊害を低くしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】最近の蒸気タービンプ
ラントは、その出力が増加しており、これに伴ってター
ビン駆動蒸気の流量も増加している。タービン駆動蒸気
の流量が増加している今日、図23および図24で示し
た従来の湿分分離装置では、多量のドレンを取り除くこ
とが既に限界に達しつつある。
【0008】図25は、事業用火力発電所における蒸気
タービンの膨張線図を示すもので、縦軸に比エンタルピ
Iを、また、横軸にエントロピSを示している。図中、
X曲線は乾き度、T曲線は温度、P曲線は圧力をそれぞ
れ示す。また、点Dは最終段落の一つ前の段落(以下、
L−1と記す)のタービンノズルの入口の蒸気状態量、
点EはL−1のタービンノズルの出口の蒸気状態量、点
FはL−1のタービン動翼の出口の蒸気状態量、点Gは
最終段落(以下、L−0と記す)のタービンノズルの出
口の蒸気状態量、点HはL−0のタービン動翼の出口の
蒸気状態量を示す。
【0009】図25は、タービン駆動蒸気が膨張によ
り、その熱エネルギを失う状態を示すものであるが、
今、L−1のタービンノズルに流入するタービン駆動蒸
気が乾き状態であっても、点E〜点Gを通過する間に熱
エネルギを失って湿り状態になる。タービン駆動蒸気
は、L−0のタービン動翼の出口を通過した点Hになる
と、L−1のタービンノズルの入口における乾き状態に
対し、約10%の湿り度[(1−x)の状態をいう]に
なる。
【0010】しかし、タービン駆動蒸気は、湿り状態に
なったからといって、直ちに凝縮を開始するわけではな
く、湿り度3〜5%まで非平衡状態で膨張し、その後に
水滴が生成される。当初の水滴は、図26に示すよう
に、L−1のタービン動翼15から発生し、その粒径が
0.1〜1μmと小さなものである。また、タービン駆
動蒸気が図示の破線で示すように、タービン駆動蒸気流
線Kとしての軌跡を採るのに対し、水滴は図示の実線で
示すように、L−0のダイヤフラム外輪6の外周壁10
に向って水滴流線Lとしての軌跡を採っている。この軌
跡は、L−1のタービン動翼15で発生する遠心力、コ
リオリ力、および蒸気力の総合力の影響を受けてL−0
のダイヤフラム外輪6の外周壁10に向うものと考えら
れる。
【0011】このように水滴流線Lとしての軌跡を採る
水滴は、L−0のタービンノズル1に向う間に成長し、
L−0のタービンノズル1の前縁13に付着し、やがて
水膜Mとして成長する。水膜Mは、発達しながらタービ
ンノズル1の後縁14に達した後、蒸気力により吹き千
切られてタービン駆動蒸気流線Kに混入し、水滴を含む
霧状としてタービン動翼15に流れる。このときの水滴
は、当初に較べ大きくなっており、その粒径が100〜
500μmにもなっている。
【0012】このように大きく成長した水滴は、タービ
ン駆動蒸気流線Kとともにタービン動翼15の前縁16
に衝突し、衝突エネルギによりタービン動翼15の前縁
16にエロージョンを引き起させる原因になっている。
【0013】水滴発生の根源場所ともなるL−1のター
ビンノズルの湿り度を、モデルタービンにより子細に観
察してみると、その湿り度は、図27に示すように、タ
ービンノズル1のダイヤフラム外輪6の外周壁10側が
より高くなっていることが認められる。このため、L−
0のタービンノズル1では、図26で示すように、L−
1のタービン動翼15で生成された0.1〜1.0μm
程度の水滴がタービン駆動蒸気流線Kとともに集めら
れ、水膜Mとなって発達してゆくものと考えられる。
【0014】また、水膜Mは、図28に示すように、タ
ービンノズル1の前縁13から背面2および腹面3に沿
って流れる水膜M1 とダイヤフラム外輪6の外周壁10
に沿って流れる水膜M2 とに分れる。このうち、タービ
ンノズル1の前縁13から背面2および腹面3に沿って
流れる水膜M1 は、翼吸込口4,5により吸い込まれる
ので、その後縁14まで流れないのに対し、ダイヤフラ
ム外輪6の外周壁10に沿って流れる水膜M2 は、外周
壁吸込口11で吸い込まれる際、一部が飛び出し、図示
の実線で示すように、タービンノズル1の背面2を伝わ
って後縁14に流れている。水膜M2 が外周壁吸込口1
1から飛び出し、タービンノズル1の背面2に沿って流
れるのは、二次流れ渦の影響を受けているためと考えら
れる。
【0015】一般に、タービンノズル1は、図29に示
すように、その圧力分布が腹面3で高く、背面2で低く
なっている。このため、タービンノズル1には、図30
に示すように、一方のタービンノズル1aの腹面3から
隣りのタービンノズル1bの背面2に向う上述圧力差に
基づく押圧力Nが発生しており、この押圧力Nによりダ
イヤフラム外輪6の外周壁10に沿って流れるタービン
駆動蒸気に二次流れ渦Oを発生させている。
【0016】二次流れ渦Oの影響を受ける水膜M2 は、
図31に示すように、一方のタービンノズル1aと隣り
のタービンノズル1bとで形成する蒸気通路SPの入口
に一様の流線で流入していても、途中から隣りのタービ
ンノズル1bの背面2に向って偏流している。
【0017】したがって、従来の蒸気タービンの湿分分
離装置では、タービン駆動蒸気STの流量が比較的低い
と、二次流れ渦Oによる影響も少なく、図32で示すよ
うに、ダイヤフラム外輪6の外周壁10に形成する外周
壁吸込口11で水膜M2 を比較的良好に吸い込んでいて
も、最近のように高出力化し、タービン駆動蒸気STの
流量も多量化してくると、二次流れ渦Oの影響も大きく
なり、外周壁吸込口11で一旦、吸い込んだかに見えて
も飛び出してしまい、隣りのタービンノズル1bの背面
2に向って流れ、蒸気とドレンとの分離がもはや限界に
なっていた。特に、外周壁吸込口11での水滴の吸込流
量をモデルタービンにより定量的に観察してみると、
今、隣りのタービンノズル1bの背面2側の端部Rを基
準ゼロとし、また一方のタービンノズル1aの腹面3側
の端部Sを1.0とし、Y方向に向って断面位置P−
P,Q−Qに区分けすると、水滴は、図33に示すよう
に、その分布が断面位置Q−Q、つまり中央の0.5で
一番高く、その水滴量も従来に較べて1.5倍〜3.0
倍に増加している。
【0018】また、断面P−Pにおける水膜M2 は、図
34に示すように、二次流れ渦Oにより偏流したタービ
ン駆動蒸気STを断面位置Q−Qで吸い込んだ後である
から、比較的少なくなっており、このためダイヤフラム
外輪6の外周壁10に形成する外周壁吸込口11でも充
分に吸い込むことができている。
【0019】しかし、断面位置Q−Qにおける水膜M2
は、その水量が上述のとおり、従来の1.5倍〜3.0
倍になっているため、図35に示すように、外周壁吸込
口11での充分な吸込ができなくなり、溢水流になって
いる。
【0020】このように、蒸気タービンの高出力化に伴
ってタービン駆動蒸気の流量が多くなってくると、従来
の技術では、蒸気とドレンとの分離が難しくなり、この
ためにタービン動翼のエロージョン防止が不充分にな
り、新たな技術の改善が求められていた。
【0021】本発明は、上述の事情に基づいてなされた
もので、ダイヤフラム外輪の外周壁に形成する外周壁吸
込口に改善を加えることにより、ドレンとしての水膜を
あますことなく確実に吸い込むことができるようにし
て、タービン動翼のエロージョン防止を図った蒸気ター
ビンの湿分分離装置およびその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係る蒸気タービ
ンの湿分分離装置は、上記目的を達成するために、請求
項1に記載したように、外周壁吸込口を形成するダイヤ
フラム外輪とダイヤフラム内輪との間に、背面および腹
面に翼吸込口を形成したタービンノズルを固設した蒸気
タービンの湿分分離装置において、上記外周壁吸込口
は、一方のタービンノズルの後縁における腹面側から隣
りのタービンノズルの前縁における背面に向って延びる
長孔の中間部分に開孔を形成せしめたものである。
【0023】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、上記目的を達成するために、請求項2に記載したよ
うに、長孔は、スリット状に形成せしめものである。
【0024】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、上記目的を達成するために、請求項3に記載したよ
うに、開孔は、円形状に形成せしめるととに、長孔の全
長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の直径をBと
するとき、上記開孔の上記長孔の全長に対する長さ比B
/Lは、
【数31】B/L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
る開口幅比B/Wは、
【数32】B/W=1.5〜3.0 の範囲に設定したものである。
【0025】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、上記目的を達成するために、請求項4に記載したよ
うに、開孔は、タービン駆動蒸気の後流側に向う半円状
に形成せしめるとともに、長孔の全長をLとし、長孔の
幅をWとし、上記開孔の半径をB1 とするとき、上記開
孔の上記長孔の全長に対する長さ比2B1 /Lは、
【数33】2B1 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
る開口幅比B1 /Wは、
【数34】B1 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したものである。
【0026】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、上記目的を達成するために、請求項5に記載したよ
うに、開孔は、タービン駆動蒸気の上流側に向う半円状
に形成せしめるとともに、長孔の全長をLとし、長孔の
幅をWとし、上記開孔の半径をB1 とするとき、上記開
孔の上記長孔の全長に対する長さ比2B1 /Lは、
【数35】2B1 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
る開口幅比B1 /Wは、
【数36】B1 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したものである。
【0027】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、上記目的を達成するために、請求項6に記載したよ
うに、開孔は、タービン駆動蒸気の上流側および下流側
に向って延びるボックス状に形成せしめるとともに、長
孔の全長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さ
をL1 とし、上記開孔の幅をB2 とするとき、上記開孔
の上記長孔の全長に対する長さ比L1 /Lは、
【数37】L1 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
る開口幅比B2 /Wは、
【数38】B2 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したものである。
【0028】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、上記目的を達成するために、請求項7に記載したよ
うに、開孔は、タービン駆動蒸気の上流側に向って延び
る半割れボックス状に形成せしめるとともに、長孔の全
長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さをL1
とし、上記開孔の幅をB3 とするとき、上記開孔の上記
長孔の全長に対する長さ比L1 /Lは、
【数39】L1 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
る開口幅比B3 /Wは、
【数40】B3 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したものである。
【0029】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、上記目的を達成するために、請求項8に記載したよ
うに、開孔は、タービン駆動蒸気の下流側に向って延び
る半割れボックス状に形成せしめるとともに、長孔の全
長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さをL1
とし、上記開孔の幅をB3 とするとき、上記開孔の上記
長孔の全長に対する長さ比L1 /Lは、
【数41】L1 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
る開口幅比B3 /Wは、
【数42】B3 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したものである。
【0030】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、上記目的を達成するために、請求項9に記載したよ
うに、開孔は、タービン駆動蒸気の上流側および下流側
に向って膨出する楕円状に形成せしめるとともに、長孔
の全長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さを
2 とし、上記開孔の幅をB4 とするとき、上記開孔の
上記長孔の全長に対する長さ比L2 /Lは、
【数43】L2 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
る開口幅比B4 /Wは、
【数44】B4 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したものである。
【0031】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、上記目的を達成するために、請求項10に記載した
ように、開孔は、タービン駆動蒸気の上流側および下流
側に向って膨出する長円状に形成せしめるとともに、長
孔の全長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さ
をL3 とし、上記開孔の幅をB5 とするとき、上記開孔
の上記長孔の全長に対する長さ比L3 /Lは、
【数45】L3 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
る開口幅比B5 /Wは、
【数46】B5 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したものである。
【0032】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、上記目的を達成するために、請求項11に記載した
ように、開孔は、タービン駆動蒸気の上流側および下流
側に向って延びる菱形状に形成せしめるとともに、長孔
の全長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さを
4 とし、上記開孔の幅をB6 とするとき、上記開孔の
上記長孔の全長に対する長さ比L4 /Lは、
【数47】L4 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
る開口幅比B6 /Wは、
【数48】B6 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したものである。
【0033】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、上記目的を達成するために、請求項12に記載した
ように、開孔は、タービン駆動蒸気の上流側に向って延
びる断面山形状に形成せしめるとともに、長孔の全長を
Lとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さをL5
し、上記開孔の幅をB7 とするとき、上記開孔の上記長
孔の全長に対する長さ比L5 /Lは、
【数49】L5 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
る開口幅比B7 /Wは、
【数50】B7 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したものである。
【0034】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、上記目的を達成するために、請求項13に記載した
ように、開孔は、タービン駆動蒸気の下流側に向って延
びる断面山形状に形成せしめるとともに、長孔の全長を
Lとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さをL5
し、上記開孔の幅をB7 とするとき、上記開孔の上記長
孔の全長に対する長さ比L5 /Lは、
【数51】L5 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
る開口幅比B7 /Wは、
【数52】B7 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したものである。
【0035】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、上記目的を達成するために、請求項14に記載した
ように、開孔は、タービン駆動蒸気の上流側に向って膨
出する半楕円状に形成せしめるとともに、長孔の全長を
Lとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さをL6
し、上記開孔の幅をB8 とするとき、上記開孔の上記長
孔の全長に対する長さ比L6 /Lは、
【数53】L6 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
る開口幅比B8 /Wは、
【数54】B8 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したものである。
【0036】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、上記目的を達成するために、請求項15に記載した
ように、開孔は、タービン駆動蒸気の下流側に向って膨
出する半楕円状に形成せしめるとともに、長孔の全長を
Lとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さをL6
し、上記開孔の幅をB8 とするとき、上記開孔の上記長
孔の全長に対する長さ比L6 /Lは、
【数55】L6 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
る開口幅比B8 /Wは、
【数56】B8 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したものである。
【0037】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、上記目的を達成するために、請求項16に記載した
ように、開孔は、タービン駆動蒸気の上流側に向って膨
出する半長円状に形成せしめるとともに、長孔の全長を
Lとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さをL7
し、上記開孔の幅をB9 とするとき、上記開孔の上記長
孔の全長に対する長さ比L7 /Lは、
【数57】L7 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
る開口幅比B9 /Wは、
【数58】B9 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したものである。
【0038】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、上記目的を達成するために、請求項17に記載した
ように、開孔は、タービン駆動蒸気の下流側に向って膨
出する半長円状に形成せしめるとともに、長孔の全長を
Lとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さをL7
し、上記開孔の幅をB9 とするとき、上記開孔の上記長
孔の全長に対する長さ比L7 /Lは、
【数59】L7 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
る開口幅比B9 /Wは、
【数60】B9 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したものである。
【0039】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置
は、上記目的を達成するために、請求項18に記載した
ように、長孔と開孔とを組み合せて形成する外周壁吸込
口を備えたダイヤフラム外輪、背面および腹面に翼吸込
口を備えたタービンノズルおよびダイヤフラム内輪は、
精密鋳造法で作製した方法である。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る蒸気タービン
の湿分分離装置の実施の形態について、添付図面を参照
して説明する。
【0041】図1は、本発明に係る蒸気タービンの湿分
分離装置の第1実施形態を示す概略縦断面図である。
【0042】蒸気通路SPの外周壁20を構成するダイ
ヤフラム外輪21と蒸気通路SPの内周壁22を構成す
るダイヤフラム内輪23との間には、タービンノズル2
4が溶接や鋳込みなどにより接合固定されている。
【0043】このタービンノズル24には、ドレンが集
中して集まる背面25および腹面26に翼吸込口27,
28が形成され、その内部の空間部29に連通させる構
成になっている。また、ダイヤフラム外輪21およびダ
イヤフラム外輪23は、ともにその内部を空間部30,
31に形成する一方、ダイヤフラム外輪21の外周壁2
0は空間部30に連通させる外周壁吸込口32を形成し
ている。さらに、空間部30は、圧力が低くドレンが排
出し易い、例えば復水器(図示せず)などに直接的また
は間接的に連通している。
【0044】一方、ダイヤフラム外輪21の外周壁20
に形成する外周壁吸込口32は、図2に示すように、一
方のタービンノズル24aの後縁33側における腹面2
6の翼吸込口28に臨む周辺から隣りのタービンノズル
24bの前縁側における背面25の翼吸込口27に臨む
周辺まで延びて形成されている。
【0045】外周壁吸込口32は、その中間部分に円形
状の開孔35を形成する一方、その開孔35の横断面の
両縁から外側に向って延びるスリット状の長孔36を形
成する。この場合、隣りのタービンノズル24b側に向
う長孔36の一方の端部の点Rを基準ゼロに置き、ここ
から一方のタービンノズル24a側に向う長孔36の他
方の端部の点Sまでの距離を無次元化して1.0とする
ときの長孔36の全長をLとし、円形状の開孔35の直
径Bとするとき、その開孔35の長さ比(開孔35の横
断方向の長さ比)は、B/L=0.1〜0.7の範囲に
設定される。また、長孔36の幅をWとするとき、その
開孔35の開口幅比は、B/W=1.5〜3.0の範囲
に設定される。
【0046】このように、外周壁吸込口32は、スリッ
ト状の長孔36と円形状の開孔35とで組み合せて形成
するとともに、開孔35の長さ比をB/L=0.1〜
0.7の範囲に設定する一方、開孔35の開口比をB/
W=1.5〜3.0の範囲に設定したので、図3に示す
ように、一方のタービンノズル24aの腹面26から隣
りのタービンノズル24bの背面25に向う二次流れ渦
により水膜M2 が偏流しても、その水膜M2 をあますこ
となく良好に吸い込むことができる。すなわち、図3で
示した断面位置P−Pにおける長孔36は、モデルター
ビンにより定量的に観察してみると、図4に示すよう
に、タービン駆動蒸気STが二次流れ渦により偏流して
も、水膜M2 を良好に吸い込んでいることが確認され
た。また、図3で示した断面位置Q−Qにおける開孔3
5も、モデルタービンにより定量的に観察してみると、
図5に示すように、水膜M2 を良好に吸い込んでおり、
従来のように、水膜M2 の溢流が見受けられない。
【0047】したがって、本実施形態によれば、ダイヤ
フラム外輪21の外周壁20に形成する外周壁吸込口3
2を、スリット状の長孔36と円形状の開孔35とで組
み合せて形成し、かつその開孔35の長さ比B/Lを、
長孔36の全長Lに対し適正に形成するとともに、その
開孔35の開口幅比B/Wを、長孔35の幅Wよりも大
きくしたので、ダイヤフラム外輪21の外周壁20に沿
って流れる水膜M2 を良好にして確実に吸い込むことが
でき、タービン動翼のエロージョンを従来よりも低く抑
えることができる。
【0048】図6は、本発明に係る蒸気タービンの湿分
分離装置の第2実施形態を示す概略横断面図である。な
お、第1実施形態と同一構成部分または対応する部分に
は同一符号を付す。
【0049】本実施形態は、第1実施形態と同様に、外
周壁吸込口32を、一方のタービンノズル24aの後縁
33側における腹面26の翼吸込口28に臨む周辺から
隣りのタービンノズル24bの前縁34側における背面
25の翼吸込口27に臨む周辺まで延ばして形成したも
のである。
【0050】外周壁吸込口32は、その中間部分に、タ
ービン駆動蒸気STの後流側に向う半円形状の開孔35
を形成する一方、その開孔35の横断面の両縁から外側
に向って延びるスリット状の長孔36を形成する。この
場合、隣りのタービンノズル24b側に向う長孔36の
一方の端部の点Rを基準ゼロに置き、ここから一方のタ
ービンノズル24a側に向う長孔36の他方の端部の点
Sまでの距離を無次元化して1.0とするときの長孔3
6の全長をLとし、半円形状の開孔35の半径B1 とす
るとき、その開孔35の長さ比(開孔35の横断方向の
長さ比)は、2B1 /L=0.1〜0.7の範囲に設定
される。また、長孔36の幅をWとするとき、その開孔
35の開口幅比はB1 /W=1.5〜3.0の範囲に設
定される。なお、多の構成は、第1実施形態と同一であ
るので、その説明を省略する。
【0051】外周壁吸込口32は、上述の寸法形状に形
成し、モデルタービンで定量的に観察したところ、水膜
2 の溢流が認められていない。
【0052】したがって、本実施形態によれば、外周壁
吸込口32を、スリット状の長孔36とタービン駆動蒸
気STの後流側に向う半円形状の開孔35とで組み合せ
て形成し、かつその開孔35の長さ比2B1 /Lを、長
孔36の全長Lに対し比較的小さく形成するとともに、
その開孔35の開口幅比B1 /Wを長孔36の幅Wより
も大きくしたので、ダイヤフラム外輪21の外周壁20
に沿って流れる水膜M2 を良好にして確実に吸い込むこ
とができ、タービン動翼のエロージョンを従来よりも低
く抑えることができる。
【0053】図7は、本発明に係る蒸気タービンの湿分
分離装置の第3実施形態を示す概略横断面図である。な
お、第1実施形態と同一構成部分または対応する部分に
は同一符号を付す。
【0054】本実施形態は、外周壁吸込口32を、スリ
ット状の長孔36とタービン駆動蒸気STの上流側に向
う半円形状の開孔35とで組み合せて形成したものであ
る。この場合、長孔36の全長をLとし、タービン駆動
蒸気STの上流側に向う半円形状の開孔35の半径B1
とするとき、その開孔35の長さ比(開孔35の横断方
向の長さ比)は、2B1 /L=0.1〜0.7の範囲に
設定する。また、長孔36の幅をWとするとき、その開
孔35の開口幅比はB1 /W=1.5〜3.0の範囲に
設定される。なお、外周壁吸込口32を、上述の寸法形
状に形成し、モデルタービンで定量的に観察したとこ
ろ、水膜M2 の溢流は認められていない。
【0055】したがって、本実施形態によれば、ダイヤ
フラム外輪21の外周壁20に沿って流れる水膜M2
外周壁吸込口32で、良好にして確実に吸い込ませてい
るので、タービン動翼のエロージョンを従来よりも低く
抑えることができる。
【0056】図8は、本発明に係る蒸気タービンの湿分
分離装置の第4実施形態を示す概略横断面図である。な
お、第1実施形態と同一構成部分または対応する部分に
は同一符号を付す。
【0057】本実施形態は、外周壁吸込口32を、スリ
ット状の長孔36とタービン駆動蒸気STの上流側およ
び下流側に向って延びるボックス状の開孔35とで組み
合せて形成したものである。この場合、長孔36の全長
をLとし、タービン駆動蒸気STの上流側および下流側
に向うボックス状の開孔35の長さL1 とするとき、そ
の開孔35の長さ比(開孔35の横断方向の長さ比)
は、L1 /L=0.1〜0.7の範囲に設定される。ま
た、長孔36の幅をWとし、その開孔35の幅をB2
するとき、その開孔35の開口幅比はB2 /W=1.5
〜3.0の範囲に設定される。なお、外周壁吸込口32
を、上述の寸法形状に形成し、モデルタービンで定量的
に観察してみても、水膜M2 の溢流は認められていな
い。
【0058】したがって、本実施形態によれば、ダイヤ
フラム外輪21の外周壁20に沿って流れる水膜M2
外周壁吸込口32で、良好にして確実に吸い込ませてい
るので、タービン動翼のエロージョンを従来よりも低く
抑えることができる。
【0059】図9は、本発明に係る蒸気タービンの湿分
分離装置の第5実施形態を示す概略横断面図である。な
お、第1実施形態と同一構成部分または対応する部分に
は同一符号を付す。
【0060】本実施形態は、外周壁吸込口32を、スリ
ット状の長孔36とタービン駆動蒸気STの上流側に向
って延びる半割れボックス状の開孔35とで組み合せて
形成したものである。この場合、長孔36の全長をLと
し、タービン駆動蒸気STの上流側に向う半割れボック
ス状の開孔35の長さL1 とするとき、その開孔35の
長さ比(開孔35の横断方向の長さ比)は、L1 /L=
0.1〜0.7の範囲に設定される。また、長孔36の
幅をWとし、その開孔35の幅をB3 とするとき、その
開孔35の開口幅比はB3 /W=1.5〜3.0の範囲
に設定される。なお、外周壁吸込口32を、上述の寸法
形状に形成し、モデルタービンで定量的に観察したとこ
ろ、水膜M2 の溢流は認められていない。
【0061】したがって、本実施形態によれば、ダイヤ
フラム外輪21の外周壁20に沿って流れる水膜M2
外周壁吸込口32で、良好にして確実に吸い込ませてい
るので、タービン動翼のエロージョンを従来よりも低く
抑えることができる。
【0062】図10は、本発明に係る蒸気タービンの湿
分分離装置の第6実施形態を示す概略横断面図である。
なお、第1実施形態と同一構成部分または対応する部分
には同一符号を付す。
【0063】本実施形態は、外周壁吸込口32を、スリ
ット状の長孔36とタービン駆動蒸気STの下流側に向
って延びる半割れボックス状の開孔35とで組み合せて
形成したものである。この場合、長孔36の全長をLと
し、タービン駆動蒸気STの下流側に向う半割れボック
ス状の開孔35の長さL1 とするとき、その開孔35の
長さ比(開孔35の横断方向の長さ比)は、L1 /L=
0.1〜0.7の範囲に設定される。また、長孔36の
幅をWとし、その開孔35の幅をB3 とするとき、その
開孔35の開口幅比はB3 /W=1.5〜3.0の範囲
に設定される。なお、外周壁吸込口32を、上述の寸法
形状に形成し、モデルタービンで定量的に観察してみて
も、水膜M2 の溢流は認められていない。
【0064】したがって、本実施形態によれば、ダイヤ
フラム外輪21の外周壁20に沿って流れる水膜M2
外周壁吸込口32で、良好にして確実に吸い込ませてい
るので、タービン動翼のエロージョンを従来よりも低く
抑えることができる。
【0065】図11は、本発明に係る蒸気タービンの湿
分分離装置の第7実施形態を示す概略横断面図である。
なお、第1実施形態と同一構成部分または対応する部分
には同一符号を付す。
【0066】本実施形態は、外周壁吸込口32を、スリ
ット状の長孔36とタービン駆動蒸気STの上流側およ
び下流側に向って膨出する楕円状の開孔35とで組み合
せて形成したものである。この場合、長孔36の全長を
Lとし、タービン駆動蒸気STの上流側および下流側に
膨出する楕円状の開孔35の長さL2 とするとき、その
開孔35の長さ比(開孔35の横断方向の長さ比)は、
2 /L=0.1〜0.7の範囲に設定される。また、
長孔36の幅をWとし、その開孔35の幅をB4 とする
とき、その開孔35の開口幅比はB4 /W=1.5〜
3.0の範囲に設定される。なお、外周壁吸込口32
を、上述の寸法形状に形成し、モデルタービンで定量的
に観察してみても、水膜M2 の溢流は認められていな
い。
【0067】したがって、本実施形態によれば、ダイヤ
フラム外輪21の外周壁20に沿って流れる水膜M2
外周壁吸込口32で、良好にして確実に吸い込ませてい
るので、タービン動翼のエロージョンを従来よりも低く
抑えることができる。
【0068】図12は、本発明に係る蒸気タービンの湿
分分離装置の第8実施形態を示す概略横断面図である。
なお、第1実施形態と同一構成部分または対応する部分
には同一符号を付す。
【0069】本実施形態は、外周壁吸込口32を、スリ
ット状の長孔36とタービン駆動蒸気STの上流側およ
び下流側に向って膨出する長円状の開孔35とで組み合
せて形成したものである。この場合、長孔36の全長を
Lとし、タービン駆動蒸気STの上流側および下流側に
向って膨出する長円状の開孔35の長さL3 とすると
き、その開孔35の長さ比(開孔35の横断方向の長さ
比)は、L3 /L=0.1〜0.7の範囲に設定され
る。また、長孔36の幅をWとし、その開孔35の幅を
5 とするとき、その開孔35の開口幅比はB5 /W=
1.5〜3.0の範囲に設定される。なお、外周壁吸込
口32を、上述の寸法形状に形成し、モデルタービンで
定量的に観察したところ、水膜M2 の溢流は認められて
いない。
【0070】したがって、本実施形態によれば、ダイヤ
フラム外輪21の外周壁20に沿って流れる水膜M2
外周壁吸込口32で、良好にして確実に吸い込ませてい
るので、タービン動翼のエロージョンを従来よりも低く
抑えることができる。
【0071】図13は、本発明に係る蒸気タービンの湿
分分離装置の第9実施形態を示す概略横断面図である。
なお、第1実施形態と同一構成部分または対応する部分
には同一符号を付す。
【0072】本実施形態は、外周壁吸込口32を、スリ
ット状の長孔36とタービン駆動蒸気STの上流側およ
び下流側に向って延びる菱形状の開孔35とで組み合せ
て形成したものである。この場合、長孔36の全長をL
とし、タービン駆動蒸気STの上流側および下流側に向
う菱形状の開孔35の長さL4 とするとき、その開孔3
5の長さ比(開孔35の横断方向の長さ比)は、L4
L=0.1〜0.7の範囲に設定される。また、長孔3
6の幅をWとし、その開孔35の幅をB6 とするとき、
その開孔35の開口幅比はB6 /W=1.5〜3.0の
範囲に設定される。なお、外周壁吸込口32を、上述の
寸法形状に形成し、モデルタービンで定量的に観察して
みても、水膜M2 の溢流は認められていない。
【0073】したがって、本実施形態によれば、ダイヤ
フラム外輪21の外周壁20に沿って流れる水膜M2
外周壁吸込口32で、良好にして確実に吸い込ませてい
るので、タービン動翼のエロージョンを従来よりも低く
抑えることができる。
【0074】図14は、本発明に係る蒸気タービンの湿
分分離装置の第10実施形態を示す概略横断面図であ
る。なお、第1実施形態と同一構成部分または対応する
部分には同一符号を付す。
【0075】本実施形態は、外周壁吸込口32を、スリ
ット状の長孔36とタービン駆動蒸気STの上流側に向
って延びる断面山形状の開孔35とで組み合せて形成し
たものである。この場合、長孔36の全長をLとし、タ
ービン駆動蒸気STの上流側に向う断面山形状の開孔3
5の長さL5 とするとき、その開孔35の長さ比(開孔
35の横断方向の長さ比)は、L5 /L=0.1〜0.
7の範囲に設定される。また、長孔36の幅をWとし、
その開孔35の幅をL5 とするとき、その開孔35の開
口幅比はL5 /W=1.5〜3.0の範囲に設定され
る。なお、外周壁吸込口32を、上述の寸法形状に形成
し、モデルタービンで定量的に観察してみても、水膜M
2 の溢流は認められていない。
【0076】したがって、本実施形態によれば、ダイヤ
フラム外輪21の外周壁20に沿って流れる水膜M2
外周壁吸込口32で、良好にして確実に吸い込ませてい
るので、タービン動翼のエロージョンを従来よりも低く
抑えることができる。
【0077】図15は、本発明に係る蒸気タービンの湿
分分離装置の第11実施形態を示す概略横断面図であ
る。なお、第1実施形態と同一構成部分または対応する
部分には同一符号を付す。
【0078】本実施形態は、外周壁吸込口32を、スリ
ット状の長孔36とタービン駆動蒸気STの下流側に向
って延びる断面山形状の開孔35とで組み合せて形成し
たものである。この場合、長孔36の全長をLとし、タ
ービン駆動蒸気STの下流側に向う断面山形状の開孔3
5の長さL5 とするとき、その開孔35の長さ比(開孔
35の横断方向の長さ比)は、L5 /L=0.1〜0.
7の範囲に設定される。また、長孔36の幅をWとし、
その開孔35の幅をB7 とするとき、その開孔35の開
口幅比はB7 /W=1.5〜3.0の範囲に設定され
る。なお、外周壁吸込口32を、上述の寸法形状に形成
し、モデルタービンで定量的に観察してみても、水膜M
2 の溢流は認められていない。
【0079】したがって、本実施形態によれば、ダイヤ
フラム外輪21の外周壁20に沿って流れる水膜M2
外周壁吸込口32で、良好にして確実に吸い込ませてい
るので、タービン動翼のエロージョンを従来よりも低く
抑えることができる。
【0080】図16は、本発明に係る蒸気タービンの湿
分分離装置の第12実施形態を示す概略横断面図であ
る。なお、第1実施形態と同一構成部分または対応する
部分には同一符号を付す。
【0081】本実施形態は、外周壁吸込口32を、スリ
ット状の長孔36とタービン駆動蒸気STの上流側に向
って膨出する半楕円状の開孔35とで組み合せて形成し
たものである。この場合、長孔36の全長をLとし、タ
ービン駆動蒸気STの上流側に膨出する半楕円状の開孔
35の長さL6 とするとき、その開孔35の長さ比(開
孔35の横断方向の長さ比)は、L6 /L=0.1〜
0.7の範囲に設定される。また、長孔36の幅をWと
し、その開孔35の幅をB8 とするとき、その開孔35
の開口幅比はB8 /W=1.5〜3.0の範囲に設定さ
れる。なお、外周壁吸込口32を、上述の寸法形状に形
成し、モデルタービンで定量的に観察してみても、水膜
2 の溢流は認められていない。
【0082】したがって、本実施形態によれば、ダイヤ
フラム外輪21の外周壁20に沿って流れる水膜M2
外周壁吸込口32で、良好にして確実に吸い込ませてい
るので、タービン動翼のエロージョンを従来よりも低く
抑えることができる。
【0083】図17は、本発明に係る蒸気タービンの湿
分分離装置の第13実施形態を示す概略横断面図であ
る。なお、第1実施形態と同一構成部分または対応する
部分には同一符号を付す。
【0084】本実施形態は、外周壁吸込口32を、スリ
ット状の長孔36とタービン駆動蒸気STの下流側に向
って膨出する半楕円状の開孔35とで組み合せて形成し
たものである。この場合、長孔36の全長をLとし、タ
ービン駆動蒸気STの下流側に膨出する半楕円状の開孔
35の長さL6 とするとき、その開孔35の長さ比(開
孔35の横断方向の長さ比)は、L6 /L=0.1〜
0.7の範囲に設定される。また、長孔36の幅をWと
し、その開孔35の幅をB8 とするとき、その開孔35
の開口幅比はB8 /W=1.5〜3.0の範囲に設定さ
れる。なお、外周壁吸込口32を、上述の寸法形状に形
成し、モデルタービンで定量的に観察してみても、水膜
2 の溢流は認められていない。
【0085】したがって、本実施形態によれば、ダイヤ
フラム外輪21の外周壁20に沿って流れる水膜M2
外周壁吸込口32で、良好にして確実に吸い込ませてい
るので、タービン動翼のエロージョンを従来よりも低く
抑えることができる。
【0086】図18は、本発明に係る蒸気タービンの湿
分分離装置の第14実施形態を示す概略横断面図であ
る。なお、第1実施形態と同一構成部分または対応する
部分には同一符号を付す。
【0087】本実施形態は、外周壁吸込口32を、スリ
ット状の長孔36とタービン駆動蒸気STの上流側に膨
出する半長円状の開孔35とで組み合せて形成したもの
である。この場合、長孔36の全長をLとし、タービン
駆動蒸気STの上流側に膨出する半長円状の開孔35の
長さL7 とするとき、その開孔35の長さ比(開孔35
の横断方向の長さ比)は、L7 /L=0.1〜0.7の
範囲に設定される。また、長孔36の幅をWとし、その
開孔35の幅をB9 とするとき、その開孔35の開口幅
比はB9 /W=1.5〜3.0の範囲に設定される。な
お、外周壁吸込口32を、上述の寸法形状に形成し、モ
デルタービンで定量的に観察してみても、水膜M2 の溢
流は認められていない。
【0088】したがって、本実施形態によれば、ダイヤ
フラム外輪21の外周壁20に沿って流れる水膜M2
外周壁吸込口32で、良好にして確実に吸い込ませてい
るので、タービン動翼のエロージョンを従来よりも低く
抑えることができる。
【0089】図19は、本発明に係る蒸気タービンの湿
分分離装置の第15実施形態を示す概略横断面図であ
る。なお、第1実施形態と同一構成部分または対応する
部分には同一符号を付す。
【0090】本実施形態は、外周壁吸込口32を、スリ
ット状の長孔36とタービン駆動蒸気STの下流側に膨
出する半長円状の開孔35とで組み合せて形成したもの
である。この場合、長孔36の全長をLとし、タービン
駆動蒸気STの下流側に膨出する半長円状の開孔35の
長さL7 とするとき、その開孔35の長さ比(開孔35
の横断方向の長さ比)は、L7 /L=0.1〜0.7の
範囲に設定される。また、長孔36の幅をWとし、その
開孔35の幅をB9 とするとき、その開孔35の開口幅
比はB9 /W=1.5〜3.0の範囲に設定される。な
お、外周壁吸込口32を、上述の寸法形状に形成し、モ
デルタービンで定量的に観察してみても、水膜M2 の溢
流は認められていない。
【0091】したがって、本実施形態によれば、ダイヤ
フラム外輪21の外周壁20に沿って流れる水膜M2
外周壁吸込口32で、良好にして確実に吸い込ませてい
るので、タービン動翼のエロージョンを従来よりも低く
抑えることができる。
【0092】次に、本発明に係る蒸気タービンの湿分分
離装置の製造方法についての実施形態を説明する。
【0093】本実施形態に係る製造方法は、図20に示
すように、長孔36と開孔35とで組み合せた外周壁吸
込口32を備えたダイヤフラム外輪21と背面25およ
び腹面26のそれぞれに翼吸込口27,28を備えたタ
ービンノズル24と、ダイヤフラム内輪23とを精密鋳
造法により作製し、次にタービンノズル24に、ダイヤ
フラム外輪21およびダイヤフラム内輪23を溶接等に
より固設するようになっている。なお、長孔36と開孔
35とで組み合せた外周壁吸込口32を備えたダイヤフ
ラム外輪21と、背面25および腹面26のそれぞれに
翼吸込口27,28を備えたタービンノズル24と、ダ
イヤフラム内輪23とを精密鋳造法により作製する場
合、図21に示すように、個々に作製した後、タービン
ノズル24にダイヤフラム外輪21およびダイヤフラム
内輪23を溶接等で固設してもよい。また、長孔36と
開孔35とで組み合せた外周壁吸込口32を備えたダイ
ヤフラム外輪21は、図22に示すように、帯状に形成
し、精密鋳造法により作製してもよい。
【0094】このように、本実施形態に係る製造方法で
は、ダイヤフラム外輪21、タービンノズル24、ダイ
ヤフラム内輪23を精密鋳造法で作製したので、出来上
り寸法・形状の正確な品質的に優れた蒸気タービンの湿
分分離装置を実現することができ、タービン動翼のエロ
ージョンを従来よりも低く抑えることができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明のとおり、本発明に係る蒸気タ
ービンの湿分分離装置は、ダイヤフラム外輪に形成する
外周壁吸込口を、長孔と開孔とで組み合せて形成し、そ
の開孔を長孔に対し、適正な寸法・形状にして形成した
ので、ダイヤフラム外輪の外周壁に沿って流れる水膜を
良好にして確実に吸い込むことができ、タービン動翼の
エロージョンを従来よりも低く抑えることができる。
【0096】また、本発明に係る蒸気タービンの湿分分
離装置の製造方法は、ダイヤフラム外輪、タービンノズ
ル、ダイヤフラム内輪を精密鋳造法で作製したので、出
来上り寸法・形状の正確な品質的に優れた蒸気タービン
の湿分分離装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の第
1実施形態を示す概略縦断面図。
【図2】図1のB−B矢視方向から切断した蒸気タービ
ンの湿分分離装置の概略横断面図。
【図3】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置にお
ける外周壁吸込口で水膜の吸込を説明する図。
【図4】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置にお
ける長孔で水膜の吸込を説明する図。
【図5】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置にお
ける開孔で水膜の吸込を説明する図。
【図6】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の第
2実施形態を示す概略横断面図。
【図7】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の第
3実施形態を示す概略横断面図。
【図8】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の第
4実施形態を示す概略横断面図。
【図9】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の第
5実施形態を示す概略横断面図。
【図10】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の
第6実施形態を示す概略横断面図。
【図11】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の
第7実施形態を示す概略横断面図。
【図12】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の
第8実施形態を示す概略横断面図。
【図13】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の
第9実施形態を示す概略横断面図。
【図14】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の
第10実施形態を示す概略横断面図。
【図15】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の
第11実施形態を示す概略横断面図。
【図16】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の
第12実施形態を示す概略横断面図。
【図17】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の
第13実施形態を示す概略横断面図。
【図18】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の
第14実施形態を示す概略横断面図。
【図19】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の
第15実施形態を示す概略横断面図。
【図20】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の
製造方法において、タービンノズルの組立状態を示す斜
視図。
【図21】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の
製造方法において、タービンノズルの分解状態を示す斜
視図。
【図22】本発明に係る蒸気タービンの湿分分離装置の
製造方法において、タービンノズルに帯状のダイヤフラ
ム外輪を適用する分解斜視図。
【図23】従来の蒸気タービンの湿分分離装置を示す概
略縦断面図。
【図24】図23のA−A矢視方向から切断した蒸気タ
ービンの湿分分離装置の概略横断面図。
【図25】上記の状態量を表わしたI−S線図。
【図26】従来のタービン駆動蒸気流線および水滴流線
の軌跡を説明する図。
【図27】従来のタービンノズル高さとタービン駆動蒸
気の湿り度との関係を示すグラフ。
【図28】従来のタービン駆動蒸気における水膜の挙動
を説明する図。
【図29】タービンノズルの圧力分布を説明する図。
【図30】一方のタービンノズルの腹面から隣りのター
ビンノズルの背面に向って二次流れ渦が発生することを
説明する図。
【図31】一方のタービンノズルと隣りのタービンノズ
ルとで形成する蒸気通路を通過するタービン駆動蒸気が
二次流れにより偏流することを説明する図。
【図32】従来の蒸気タービンの湿分分離装置におい
て、水膜が外周壁吸込口に吸い込まれることを説明する
図。
【図33】従来の蒸気タービンの湿分分離装置におい
て、外周壁吸込口が吸い込む水滴の分布を示すグラフ。
【図34】図32の断面位置P−Pにおいて、外周壁吸
込口が水膜を吸い込むことを説明する図。
【図35】図32の断面位置Q−Qにおいて、外周壁吸
込口が水膜を吸い込むことを説明する図。
【符号の説明】
1 タービンノズル 2 背面 3 腹面 4,5 翼吸込口 6 ダイヤフラム外輪 7 ダイヤフラム内輪 8,9 空間部 10 外周壁 11 外周壁吸込口 12 翼空間部 13 前縁 14 後縁 15 タービン動翼 16 前縁 20 外周壁 21 ダイヤフラム外輪 22 内周壁 23 ダイヤフラム内輪 24 タービンノズル 25 背面 26 腹面 27,28 翼吸込口 29,30,31 空間部 32 外周壁吸込口 33 後縁 34 前縁 35 開孔 36 長孔

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周壁吸込口を形成するダイヤフラム外
    輪とダイヤフラム内輪との間に、背面および腹面に翼吸
    込口を形成したタービンノズルを固設した蒸気タービン
    の湿分分離装置において、上記外周壁吸込口は、一方の
    タービンノズルの後縁における腹面側から隣りのタービ
    ンノズルの前縁における背面に向って延びる長孔の中間
    部分に開孔を形成せしめたことを特徴とする蒸気タービ
    ンの湿分分離装置。
  2. 【請求項2】 長孔は、スリット状に形成せしめたこと
    を特徴とする請求項1記載の蒸気タービンの湿分分離装
    置。
  3. 【請求項3】 開孔は、円形状に形成せしめるととに、
    長孔の全長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の直
    径をBとするとき、上記開孔の上記長孔の全長に対する
    長さ比B/Lは、 【数1】B/L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
    る開口幅比B/Wは、 【数2】B/W=1.5〜3.0 の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の蒸気
    タービンの湿分分離装置。
  4. 【請求項4】 開孔は、タービン駆動蒸気の後流側に向
    う半円状に形成せしめるとともに、長孔の全長をLと
    し、長孔の幅をWとし、上記開孔の半径をB1とすると
    き、上記開孔の上記長孔の全長に対する長さ比2B1
    Lは、 【数3】2B1 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
    る開口幅比B1 /Wは、 【数4】B1 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の蒸気
    タービンの湿分分離装置。
  5. 【請求項5】 開孔は、タービン駆動蒸気の上流側に向
    う半円状に形成せしめるとともに、長孔の全長をLと
    し、長孔の幅をWとし、上記開孔の半径をB1とすると
    き、上記開孔の上記長孔の全長に対する長さ比2B1
    Lは、 【数5】2B1 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
    る開口幅比B1 /Wは、 【数6】B1 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の蒸気
    タービンの湿分分離装置。
  6. 【請求項6】 開孔は、タービン駆動蒸気の上流側およ
    び下流側に向って延びるボックス状に形成せしめるとと
    もに、長孔の全長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開
    孔の長さをL1 とし、上記開孔の幅をB2 とするとき、
    上記開孔の上記長孔の全長に対する長さ比L1 /Lは、 【数7】L1 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
    る開口幅比B2 /Wは、 【数8】B2 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の蒸気
    タービンの湿分分離装置。
  7. 【請求項7】 開孔は、タービン駆動蒸気の上流側に向
    って延びる半割れボックス状に形成せしめるとともに、
    長孔の全長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長
    さをL1 とし、上記開孔の幅をB3 とするとき、上記開
    孔の上記長孔の全長に対する長さ比L1 /Lは、 【数9】L1 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
    る開口幅比B3 /Wは、 【数10】B3 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の蒸気
    タービンの湿分分離装置。
  8. 【請求項8】 開孔は、タービン駆動蒸気の下流側に向
    って延びる半割れボックス状に形成せしめるとともに、
    長孔の全長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長
    さをL1 とし、上記開孔の幅をB3 とするとき、上記開
    孔の上記長孔の全長に対する長さ比L1 /Lは、 【数11】L1 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
    る開口幅比B3 /Wは、 【数12】B3 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の蒸気
    タービンの湿分分離装置。
  9. 【請求項9】 開孔は、タービン駆動蒸気の上流側およ
    び下流側に向って膨出する楕円状に形成せしめるととも
    に、長孔の全長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔
    の長さをL2 とし、上記開孔の幅をB4 とするとき、上
    記開孔の上記長孔の全長に対する長さ比L2 /Lは、 【数13】L2 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
    る開口幅比B4 /Wは、 【数14】B4 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の蒸気
    タービンの湿分分離装置。
  10. 【請求項10】 開孔は、タービン駆動蒸気の上流側お
    よび下流側に向って膨出する長円状に形成せしめるとと
    もに、長孔の全長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開
    孔の長さをL3 とし、上記開孔の幅をB5 とするとき、
    上記開孔の上記長孔の全長に対する長さ比L3 /Lは、 【数15】L3 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
    る開口幅比B5 /Wは、 【数16】B5 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の蒸気
    タービンの湿分分離装置。
  11. 【請求項11】 開孔は、タービン駆動蒸気の上流側お
    よび下流側に向って延びる菱形状に形成せしめるととも
    に、長孔の全長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔
    の長さをL4 とし、上記開孔の幅をB6 とするとき、上
    記開孔の上記長孔の全長に対する長さ比L4 /Lは、 【数17】L4 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
    る開口幅比B6 /Wは、 【数18】B6 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の蒸気
    タービンの湿分分離装置。
  12. 【請求項12】 開孔は、タービン駆動蒸気の上流側に
    向って延びる断面山形状に形成せしめるとともに、長孔
    の全長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さを
    5 とし、上記開孔の幅をB7 とするとき、上記開孔の
    上記長孔の全長に対する長さ比L5 /Lは、 【数19】L5 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
    る開口幅比B7 /Wは、 【数20】B7 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の蒸気
    タービンの湿分分離装置。
  13. 【請求項13】 開孔は、タービン駆動蒸気の下流側に
    向って延びる断面山形状に形成せしめるとともに、長孔
    の全長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さを
    5 とし、上記開孔の幅をB7 とするとき、上記開孔の
    上記長孔の全長に対する長さ比L5 /Lは、 【数21】L5 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
    る開口幅比B7 /Wは、 【数22】B7 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の蒸気
    タービンの湿分分離装置。
  14. 【請求項14】 開孔は、タービン駆動蒸気の上流側に
    向って膨出する半楕円状に形成せしめるとともに、長孔
    の全長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さを
    6 とし、上記開孔の幅をB8 とするとき、上記開孔の
    上記長孔の全長に対する長さ比L6 /Lは、 【数23】L6 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
    る開口幅比B8 /Wは、 【数24】B8 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の蒸気
    タービンの湿分分離装置。
  15. 【請求項15】 開孔は、タービン駆動蒸気の下流側に
    向って膨出する半楕円状に形成せしめるとともに、長孔
    の全長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さを
    6 とし、上記開孔の幅をB8 とするとき、上記開孔の
    上記長孔の全長に対する長さ比L6 /Lは、 【数25】L6 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
    る開口幅比B8 /Wは、 【数26】B8 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の蒸気
    タービンの湿分分離装置。
  16. 【請求項16】 開孔は、タービン駆動蒸気の上流側に
    向って膨出する半長円状に形成せしめるとともに、長孔
    の全長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さを
    7 とし、上記開孔の幅をB9 とするとき、上記開孔の
    上記長孔の全長に対する長さ比L7 /Lは、 【数27】L7 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
    る開口幅比B9 /Wは、 【数28】B9 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の蒸気
    タービンの湿分分離装置。
  17. 【請求項17】 開孔は、タービン駆動蒸気の下流側に
    向って膨出する半長円状に形成せしめるとともに、長孔
    の全長をLとし、長孔の幅をWとし、上記開孔の長さを
    7 とし、上記開孔の幅をB9 とするとき、上記開孔の
    上記長孔の全長に対する長さ比L7 /Lは、 【数29】L7 /L=0.1〜0.7 の範囲に設定する一方、上記開孔の上記長孔の幅に対す
    る開口幅比B9 /Wは、 【数30】B9 /W=1.5〜3.0 の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の蒸気
    タービンの湿分分離装置。
  18. 【請求項18】 長孔と開孔とを組み合せて形成する外
    周壁吸込口を備えたダイヤフラム外輪、背面および腹面
    に翼吸込口を備えたタービンノズルおよびダイヤフラム
    内輪は、精密鋳造法で作製したことを特徴とする蒸気タ
    ービンの湿分分離装置の製造方法。
JP17470097A 1997-06-30 1997-06-30 蒸気タービンの湿分分離装置およびその製造方法 Pending JPH1122410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17470097A JPH1122410A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 蒸気タービンの湿分分離装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17470097A JPH1122410A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 蒸気タービンの湿分分離装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1122410A true JPH1122410A (ja) 1999-01-26

Family

ID=15983147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17470097A Pending JPH1122410A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 蒸気タービンの湿分分離装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1122410A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103161512A (zh) * 2011-12-12 2013-06-19 诺沃皮尼奥内有限公司 蒸汽涡轮、叶片和方法
CN103628929A (zh) * 2012-07-30 2014-03-12 株式会社日立制作所 蒸汽轮机以及蒸汽轮机的静翼
JP2016011625A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 三菱日立パワーシステムズ株式会社 静翼及び静翼ユニット、蒸気タービン
US9399929B2 (en) 2010-10-19 2016-07-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Steam turbine plant
US9458739B2 (en) 2010-10-19 2016-10-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Steam turbine plant
JPWO2022113570A1 (ja) * 2020-11-25 2022-06-02
JP2025134213A (ja) * 2024-03-04 2025-09-17 三菱重工業株式会社 静翼セグメント、及びこれを備える蒸気タービン

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9399929B2 (en) 2010-10-19 2016-07-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Steam turbine plant
US9458739B2 (en) 2010-10-19 2016-10-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Steam turbine plant
CN103161512A (zh) * 2011-12-12 2013-06-19 诺沃皮尼奥内有限公司 蒸汽涡轮、叶片和方法
CN103628929A (zh) * 2012-07-30 2014-03-12 株式会社日立制作所 蒸汽轮机以及蒸汽轮机的静翼
JP2016011625A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 三菱日立パワーシステムズ株式会社 静翼及び静翼ユニット、蒸気タービン
JPWO2022113570A1 (ja) * 2020-11-25 2022-06-02
US12270302B2 (en) 2020-11-25 2025-04-08 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Turbine
JP2025134213A (ja) * 2024-03-04 2025-09-17 三菱重工業株式会社 静翼セグメント、及びこれを備える蒸気タービン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009138540A (ja) 蒸気タービンおよび蒸気タービン段落の湿分除去構造
JP5824208B2 (ja) 部品に対するエロージョンの影響を低減させるためのシステム
JP4094010B2 (ja) 扇形後縁涙滴配列
JP3192854B2 (ja) タービン冷却翼
JP2008064087A (ja) ダスト孔ドーム式ブレード
KR20010109466A (ko) 가스 터빈용 터빈 베인 세그먼트 및 스테이터 베인 세그먼트
JPH09507549A (ja) ガスタービンのエアフォイル
CN115414732A (zh) 撞击式水气分离器
JPH11200814A (ja) 軸流タービンの排気装置
JP2004124751A (ja) 蒸気タービンの湿分分離装置
CN101135251A (zh) 蒸汽涡轮发动机内脱湿系统
JPS594410A (ja) 高速水分離装置
JPH1122410A (ja) 蒸気タービンの湿分分離装置およびその製造方法
JP2014040803A (ja) 蒸気タービンの静翼構造及び蒸気タービン
JP2013148039A (ja) 蒸気タービン
JP2013124561A (ja) 蒸気タービン
JPH04228807A (ja) タービン段
JP2753237B2 (ja) 蒸気タービンの静翼構造
JP2007309235A (ja) タービン翼
JP2001090506A (ja) 静翼及び蒸気タービン
US5507621A (en) Cooling air cooled gas turbine aerofoil
JP2005113696A (ja) 蒸気タービンの湿分分離構造
JP3950308B2 (ja) 蒸気タービン内湿分除去装置
JP2723334B2 (ja) 蒸気タービンノズルの水滴除去装置
JP2015068184A (ja) 蒸気タービン動翼、及びそれを用いた蒸気タービン