JPH1122456A - インターロック管およびそれを使用した自動車排気系用フレキシブルチューブ - Google Patents

インターロック管およびそれを使用した自動車排気系用フレキシブルチューブ

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JPH1122456A
JPH1122456A JP18191697A JP18191697A JPH1122456A JP H1122456 A JPH1122456 A JP H1122456A JP 18191697 A JP18191697 A JP 18191697A JP 18191697 A JP18191697 A JP 18191697A JP H1122456 A JPH1122456 A JP H1122456A
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JP
Japan
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bellows
flexible tube
outer cylinder
pipe
interlock
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Application number
JP18191697A
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English (en)
Inventor
Shinji Sato
伸二 佐藤
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一の成形型を使用しながら引っ張り・圧縮
方向特性を適正にされたインターロック管を使用し、か
つ、小型軽量、低コスト、高変位吸収性、高耐久性とい
う要求性能を全て満足する実用価値の高いフレキシブル
チューブの提供。 【解決手段】 第1,第2排気管に接続され両排気管の
変位を吸収するベローズと、ベローズを覆う外筒と、外
筒と同軸に配置され外筒の端部とサポートカラーとの間
に介装されたコイルバネと、折り曲げ部12,13を先
端側に配置する平坦部14,15が中央反転部16を挟
んで両側に配置するようにS字状断面に形成され、平坦
部14,15の中央反転部16寄り側であって折り曲げ
部12,13に係合した隣接折り曲げ部外底12b,1
3bの後方側に突出する縮み側規制ストッパ17を有す
るインターロック管8を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用排気系の
エンジン側に取り付けられる第1排気管とマフラ側に取
り付けられる第2排気管の相対変位を吸収するベローズ
を有する自動車排気系用フレキシブルチューブおよびそ
れに使用するインターロック管の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車排気系用フレキシブルチュ
ーブとしては、例えば、下記に列挙するようなものが知
られている。
【0003】(1) 実開昭61−187916号公報 この公報に記載のフレキシブルチューブは、図9に示す
ように、排気管に接続されるベローズと、ベローズの外
周に配置されるアウタブレードと、アウタブレードの両
端部に設けられ、アウタブレードとベローズとをスポッ
ト溶接するプロテクタを備えた構成である。
【0004】(2) 実開平2−14418号公報 この公報に記載のフレキシブルチューブは、図10に示
すように、排気管に接続されるベローズと、ベローズの
両端外周にそれぞれ配置されるばね支管と、両ばね支管
の間に架設されるばね材を備えた構成である。
【0005】(3) 実開平4−6523号公報 この公報に記載のフレキシブルチューブは、図11に示
すように、排気管に接続されるベローズと、ベローズの
外周に配置され、一端がベローズに固定されたアウタブ
レードと、アウタブレードの他端部に固定されたクラン
プ材とベローズに固定された円筒体との間に介装された
圧縮スプリングとを備えた構成である。 (4) 特開平6−117243号公報 この公報に記載のフレキシブルチューブは、図12に示
すように排気管に接続されるベローズと、ベローズの外
周に配置され、一端がベローズの一端に固定された第1
アウタカバーと、一端がベローズの他端に固定され他端
がベローズおよび第1アウタカバーの外周に配置された
第2アウタカバーと、第1アウタカバーと第2アウタカ
バーとの間に複数介装されたスプリングとを備えた構成
である。 (5) 実開平3−47421号公報 この公報に記載のフレキシブルチューブは、図13に示
すように、ベローズの外周の全体にワイヤメッシュを介
して円筒形のシェルを設け、サポートカラーとシェルの
折り曲げ部分で形成した迷路構造内にもワイヤメッシュ
を配設した構成となっている。
【0006】また、自動車排気系用フレキシブルチュー
ブに使用される従来のインターロック管としては、例え
ば下記に示すようなものが知られている。
【0007】(6) 実開昭60−34518号公報 この公報に記載の排気管用フレキシブルチューブは、図
14に示すように、チューブ素材を断面略S字状に形成
しフレキシブルチューブの外側に位置する端部と内側に
位置する端部がそれぞれ他の端部とがかみ合い嵌合する
ように折り返し部を有し、その嵌合状態で螺旋状に巻付
け、前記端部同士に他の端部に向けて突出する円弧状の
凸条を成形した構成である。
【0008】(7) 実開昭60−67485号公報 この公報に記載のフレキシブル管は、図15に示すよう
に、帯状板材6をその幅方向にS字状に折り曲げて螺旋
状に巻き、隣接するS字状の内側屈曲部,外側屈曲部同
士を係合させ、その屈曲部先端の係合片同士を断面波状
となるように形成した構成である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動車排気系用フレキシブルチューブにあっては、
それぞれ下記に列挙するような問題がある。
【0010】(1) 図9に記載のフレキシブルチューブ
は、アウタブレードの製造バラツキによってフレキシブ
ルチューブのバネ定数が大きく影響され、振動変位の吸
収特性にバラツキが出る。また、ステンレス鋼線を編ん
で作られるアウタブレードが高価である。よって、振動
変位の吸収特性を確保するために採用される山数の多い
ベローズにより大型化し、また、ベローズを保護するた
めに採用されるアウタブレードにより高コスト化を招
く。
【0011】(2) 図10に記載のフレキシブルチューブ
は、ベローズの中央部が外部露出状態となるため、飛び
石等によりベローズが損傷され易く、ベローズ耐久性に
劣る。また、ばね材が外方に大きく突出しているため、
外径の大きなフレキシブルチューブとなる。走行中、外
方に大きく露出状態で突出しているばね材に泥等が付着
した場合、ばね特性が変化し、所望の変位吸収性が得ら
れなくなる。
【0012】(3) 図11に記載のフレキシブルチューブ
は、基本的にはステンレス鋼線を編んで作られるアウタ
ブレードを用いたものであるため、上記(1) の問題点を
有する。加えて、圧縮スプリングにより引っ張り変位に
対する吸収性は高まるが、圧縮変位に対する吸収性の向
上は見込めない。
【0013】(4) 図12に記載のフレキシブルチューブ
は、ベローズの外周に配置される第1・第2両アウタカ
バーの外周に、さらにスプリング径プラスアルファ−の
張り出し部が形成されるため、外径の大きなフレキシブ
ルチューブとなり、取付場所に制約を受け易く、車両の
最低地上高や路面干渉性に悪影響を与える。
【0014】また、スプリングはベローズの周方向に複
数配置されるため、スプリング特性のばらつきによる
悪影響、即ち、曲げ方向のバネ定数に左右あるいは上下
方向で差が生じ、振動吸収力にむらが発生し、また、引
っ張り圧縮荷重が印加された場合にベローズ曲げ方向の
力が掛かることが考えられる。バネ単品のバネ定数
は、相対的に弱い設計となるため、排気系の振動で振ら
れて他部品との干渉音が発生し易くなる。曲げ変形ま
たは剪断変形力の作用する方向によっては、両外筒およ
びベローズに加わる応力に差異が発生するため、耐久性
の点で不利である。
【0015】(5) 図13に記載のフレキシブルチューブ
は、ベローズの変形と同時にワイヤメッシュが弾性変形
するから、フレキシブルチューブのバネ定数は、ベロー
ズのバネ定数にワイヤメッシュのバネ定数を加えたもの
となり、変位量が増大するのに従って大きくなる。特に
ワイヤメッシュが部分変形等をしてベローズの谷に入り
込んだ場合は、圧縮に対してバネ定数が高くなるから製
品にばらつきが生じることがある。また、ワイヤメッシ
ュの分、重量が増えるし、ベローズの熱が外部に開放さ
れにくいことで熱影響を受け、耐久性が低下する等の欠
点がある。
【0016】また、従来の排気管用フレキシブルチュー
ブやフレキシブル管にあっては、次のような問題があ
る。
【0017】(6) 図14に記載の排気管用フレキシブル
チューブは凸条を有するが、これは両端部の鋭い先端の
相手方端部への食い込みを防止して可撓性の維持を行な
うようにしたものであり、また、図15に記載のフレキ
シブル管は断面波条の係合片を有するが、これも屈曲部
の歪み除去による面接触力の増大を防止して所期の伸縮
性や可撓性を維持するのが目的であり、いずれも引っ張
りおよび圧縮方向の規制は図に示したピッチPによって
成されている。このピッチPは製造時に使用する型によ
って限定されてしまうから、この状態では引っ張りおよ
び圧縮方向規制量の変更は困難である。また、この引っ
張りおよび圧縮方向の規制量の異なるものを製造する場
合は、その規制量に適した型をそれぞれ用意しなければ
ならず、不経済である。
【0018】以上のように、それぞれについて一長一短
があり、引っ張りおよび圧縮方向の規制量が自動車排気
系用フレキシブルチューブにマッチするように調整、か
つ経済的に製造されたインターロック管が付属され、ま
た小型軽量、低コスト、高変位吸収性、高耐久性という
自動車排気系用フレキシブルチューブに要求される性能
を全て満足するものではなく、現在最も一般的に採用さ
れている図9に記載のフレキシブルチューブに代わる新
たなフレキシブルチューブの出現が望まれているところ
である。
【0019】本発明が解決しようとする課題は、自動車
用排気系のエンジン側に取り付けられる第1排気管とマ
フラ側に取り付けられる第2排気管の相対変位を吸収す
るベローズを有する自動車排気系用フレキシブルチュー
ブにおいて、引っ張りおよび圧縮方向の規制量がマッチ
するように調整されたインターロック管が使用され、か
つ小型軽量、低コスト、高変位吸収性、高耐久性という
要求性能を全て満足する実用価値の高いフレキシブルチ
ューブを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
(解決手段1)上記課題を達成するため請求項1記載の
発明では、幅方向断面がS字状を成すように帯状部材の
両縁に連続した折り曲げ部を設けると共に螺旋状に巻回
し、その螺旋状態において隣接する折り曲げ部同士を摺
動自在に係合していくことにより筒状に形成したインタ
ーロック管において、前記S字状断面は前記折り曲げ部
を先端側に配置する平坦部が中央反転部を挟んで両側に
配置するように形成され、該平坦部の前記中央反転部寄
り側であって前記折り曲げ部に係合した隣接折り曲げ部
外底後方側に突出する縮み側規制ストッパを有すること
を特徴とする。
【0021】このため、インターロック管は、ピッチP
内において動き代は係合部における折り曲げ部先端と折
り曲げ部内底、および折り曲げ部外底とその後方側に突
出した縮み側規制ストッパによって規制され、インター
ロック管が荷重の作用方向に追従するとき、インターロ
ック管は所定の量(動き代)だけ変位した後は、引っ張
り方向作用時では係合部における折り曲げ部先端と折り
曲げ部内底とが当接し、圧縮方向作用時では折り曲げ部
外底と縮み側規制ストッパとが当接し変位不能となるた
め、この縮み側規制ストッパの設定位置に従った引っ張
り・圧縮方向の変位特性を有する。
【0022】(解決手段2)請求項2記載の発明では、
請求項1記載の平坦部であって前記折り曲げ部に係合し
た隣接折り曲げ部の先端前方側に突出する伸び側規制ス
トッパを設けたことを特徴とする。
【0023】このため、インターロック管は、ピッチP
内において動き代は折り曲げ部先端とその前方側に突出
した伸び側規制ストッパ、および折り曲げ部外底とその
後方側に突出した縮み側規制ストッパによって規制さ
れ、インターロック管が荷重の作用方向に追従すると
き、インターロック管は所定の量(動き代)だけ変位し
た後は、引っ張り方向作用時では折り曲げ部先端と伸び
側規制ストッパとが当接し、圧縮方向作用時では折り曲
げ部外底と縮み側規制ストッパとが当接し変位不能とな
るため、この縮み側規制ストッパと前記伸び側規制スト
ッパの設定位置に従った引っ張り・圧縮方向の変位特性
を有する。
【0024】(解決手段3)請求項3記載の発明では、
第1排気管と第2排気管に両端部が接続され、両排気管
の変位を吸収するベローズと、プレート材により前記ベ
ローズの外周を覆う筒状に形成された外筒と、前記外筒
の他端側から延設され先端部がベローズの他端部に嵌着
固定されたプロテクタと、前記ベローズの一端部に嵌着
固定されたサポートカラーと、前記外筒と同軸上に配置
され一端側が該外筒の自由端部側に固定され他端側が前
記サポートカラーに係止された円筒状のコイルバネと、
前記ベローズの内部に配置され管両端部を前記ベローズ
の両端部に接続固定された請求項1記載のインターロッ
ク管または請求項2記載のインターロック管と、を備え
ている。
【0025】よって、第1排気管と第2排気管とが管軸
方向に変位しフレキシブルチューブに対し外力が作用す
る場合、圧縮荷重と引張荷重はベローズとコイルバネと
の両方に作用する。
【0026】このため、ベローズの板厚を薄くしてベロ
ーズのバネ定数を低く設定してもフレキシブルチューブ
のトータルバネ定数はコイルバネで補うことができ、フ
レキシブルチューブの小型軽量低コスト化が達成され
る。
【0027】第1排気管と第2排気管に管軸方向の変位
を与えるような外力が作用した場合、ベローズとコイル
バネが、荷重の作用方向に追従する圧縮または引っ張り
変形することにより変位が吸収される。尚、コイルバネ
はベローズと同心円の単独バネであって曲げ変形や剪断
変形方向によるバネ定数に差がないため、第1排気管と
第2排気管に曲げ方向や剪断方向の変位を与えるような
外力が作用しても、変形自由度の高いベローズとコイル
バネがその外力の作用方向に係らず均一に荷重の作用方
向に追従して曲げ変形や剪断変形することにより吸収さ
れる。つまり、ベローズとコイルバネとの両方を用いた
変位吸収作用が達成されると共に、曲げ変形や剪断変形
方向によるバネ定数に差がないため、変位および振動吸
収力にムラがなく、耐久性向上が達成される。
【0028】さらに、コイルバネは圧縮荷重にも引張荷
重にも作用し、フレキシブルチューブに加わる外力がベ
ローズとコイルバネに分散されるため、ベローズの荷重
負担が軽減される。
【0029】ベローズとコイルバネが荷重の作用方向に
追従するとき、インターロック管も前記ベローズの変位
に追従し、このインターロック管が所定の量(動き代)
だけ変位した後は、引っ張り方向作用時は係合部におけ
る折り曲げ部先端と折り曲げ部内底とが当接しまたは折
り曲げ部先端と伸び側規制ストッパとが当接し、圧縮作
用時は折り曲げ部外底が縮み側規制ストッパに当接し変
位不能となってベローズにそれ以上の変位を許さず、こ
のようなインターロック管の変位制限作用によってベロ
ーズの変形が防止される。
【0030】また、走行中に石跳ね等があった場合、外
筒による保護作用でベローズ及びコイルバネの変形や損
傷が防止される。
【0031】(解決手段4)請求項4記載の発明では、
第1排気管と第2排気管に両端部が接続され、両排気管
の変位を吸収するベローズと、プレート材により前記ベ
ローズの外周を覆う筒状に形成された外筒と、前記ベロ
ーズの両端部にそれぞれ嵌着固定されたサポートカラー
と、前記外筒の両側で同軸上に配置されそれぞれ一端側
が該外筒の端部に固定され他端側が前記サポートカラー
に係止された円筒状のコイルバネと、前記ベローズの内
部に配置され管両端部を前記ベローズの両端部に接続固
定された請求項1記載のインターロック管または請求項
2記載のインターロック管と、を備えている。
【0032】よって、上記請求項3記載の発明の作用が
得られる他、第1・第2両コイルバネにより外筒が両持
ち状態で完全な弾性支持状態となり、コイルバネの変形
範囲では外筒に応力が作用することがないため、耐久的
にさらに有利である。
【0033】(解決手段5)請求項5記載の発明では、
請求項3または請求項4記載の自動車排気系用フレキシ
ブルチューブにおいて、前記両コイルバネを、小径部の
内径をサポートカラーの外径と略同一に形成し大径部の
外径を外筒の内径と略同一に形成した円錐コイルバネと
したことを特徴とする。
【0034】外筒とサポートカラーとの間に取付けられ
る円錐コイルバネは、小径部側がサポートカラーに、大
径部が外筒に嵌着状態となって安定し、その取付け構造
が簡単となるし取付け作業も容易となる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0036】(実施の形態1)まず、構成を説明する。
【0037】実施の形態1は請求項1,4記載の発明に
対応する。
【0038】図1は実施の形態1の自動車排気系用フレ
キシブルチューブを示す半断面図である。
【0039】図1において、A1はフレキシブルチュー
ブ、1は第1排気管、2は第2排気管、3はベローズ、
4は外筒、6aは第1サポートカラー、6bは第2サポ
ートカラー、7aは第1コイルバネ、7bは第2コイル
バネ、8はインターロック管である。
【0040】前記ベローズ3は、第1排気管1と第2排
気管2に両端部が接続され、両排気管1,2の変位を吸
収するために設けられる。
【0041】このベローズ3の素材としては、厚み0.
2mm(従来は厚み0.3mm)のステンレス薄肉板を
2層重ね合わせた薄肉多層品を使用し、山数を従来より
大幅に削減し(21〜28山→8〜9山)、等価のバネ
定数を得ている。
【0042】前記外筒4は、プレート材によりベローズ
3の略全長に亘る外周を覆う筒状に形成されていて、中
央部で縦2分割された第1カバー4aと第2カバー4b
とを溶接により一体化して構成されている。そして、第
1カバー4aと第2カバー4bの端部を深絞り加工によ
り内側に屈曲することで、第1カバー側バネ固定部40
aと第2カバー側バネ固定部40bが形成されている。
【0043】前記第1サポートカラー6aと第2サポー
トカラー6bは、ベローズ3の両端部にそれぞれ接続
(スポット溶接)されていて、この両サポートカラー6
a,6bには、外筒4の内面に向かう第1サポートカラ
ーバネ固定部60aと第2サポートカラーバネ固定部6
0bが形成されている。
【0044】前記第1コイルバネ7aと第2コイルバネ
7bは、巻き径が一定で管軸に平行配置される円筒コイ
ルバネであり、第1コイルバネ7aは、第1カバー側バ
ネ固定部40aと第1サポートカラーバネ固定部60a
との間に介装され、バネ外側端部を前記第1カバー側バ
ネ固定部40aに溶接にて固定結合させ、バネ内側端部
は第1サポートカラーバネ固定部60aに間接的に支持
固定させた状態で設けられており、また、第2コイルバ
ネ7bは、第2カバー側バネ固定部40bと第2サポー
トカラーバネ固定部60bとの間に介装され、バネ外側
端部を前記第2カバー側バネ固定部40bに溶接にて固
定結合させ、バネ内側端部は第2サポートカラーバネ固
定部60bに間接的に支持固定させている。尚、前記支
持固定する第1,第2両サポートカラーバネ固定部60
a,60bには端部をわずかに軸方向に屈曲させて設け
た第1,第2屈曲部61a,61bが形成されている。
【0045】前記インターロック管8は、図1,図2に
示すように、幅方向断面がS字状を成すように帯状部材
11の両縁に連続した折り曲げ部12,13を設けると
共に螺旋状に巻回し、その螺旋状態において隣接する折
り曲げ部13,12同士を摺動自在に係合していくこと
により前記ベローズ3の内径と略同一の外径を有する筒
状に形成されている。また、前記S字状断面は、前記折
り曲げ部12,13を先端側に配置する平坦部14,1
5が中央反転部16を挟んで両側に配置するように形成
されている。
【0046】この平坦部14,15には、その前記中央
反転部16寄り側に、平坦部一面側を窪ませ内面側に押
し出すことにより、前記折り曲げ部12,13に係合し
た隣接折り曲げ部外底12bの後方内面側に突出した縮
み側規制ストッパ17が設けられている。その縮み側規
制ストッパ17は、一つの平坦部に対し少なくとも螺旋
の一週に1カ所配置される。
【0047】また、前記縮み側規制ストッパ17の成形
は、帯状部材のS字状成形工程と別工程にて行なわれ
る。このため、特性の異なるインターロック管を製造す
る場合でも帯状部材のS字状成形には同一の型が使用さ
れ、ストッパを成形する際、その押し出し位置を替える
ことのみ行なわれる。
【0048】前記係合部分は、ベローズ3が排気管1,
2の変位を吸収する際、ベローズ3の引っ張り・圧縮応
力と曲げ応力と剪断応力の許容範囲内における変位だけ
を許すクリアランス(動き代)が設けられており、この
うち引っ張り方向についてはピッチP内において、折り
曲げ部13の内底13aと折り曲げ部12の先端12c
とのクリアランスaで、また圧縮方向についてはピッチ
P内において、前記隣接折り曲げ部外底12bとその後
方側に突出する縮み側規制ストッパ17とのクリアラン
スbによって規制される。
【0049】前記ピッチP、クリアランスa,bはベロ
ーズ3の仕様によって調整される。そして、このインタ
ーロック管8は、その両端部をベローズ3の両端内部に
それぞれ接続(スポット溶接)されている。
【0050】図3は実施の形態1のフレキシブルチュー
ブが適用された自動車排気系を示す斜視図である。
【0051】図3において、A1はフレキシブルチュー
ブ、Bはエキゾーストパイプ、Cは触媒コンバータ、D
はサブマフラ、Eはメインマフラであり、フレキシブル
チューブA1は、図外のエンジンと触媒コンバータCと
を連結するエキゾーストパイプBの途中に設けられ、エ
ンジンや車体等からの入力による変位を吸収する。
【0052】次に、作用を説明する。
【0053】[バネ定数の設定作用]フレキシブルチュ
ーブA1のバネ定数を設定するに当っては、図4に示す
ように、ベローズ3のバネ定数をK1とし、第1コイルバ
ネ7aと第2コイルバネ7bのバネ定数をK2とすると、
ベローズ3と両コイルバネ7a,7bとが並列配置にな
っているので、フレキシブルチューブバネ定数Kは、下
記の式により表される。
【0054】K=K1+(K2/2) このように、ベローズ3のバネ定数K1と、両コイルバネ
7a,7bのバネ定数K2と、フレキシブルチューブバネ
定数Kのうち2つが明らかであれば残りの1つのバネ定
数は決まる。
【0055】よって、フレキシブルチューブバネ定数K
として良好な変位吸収ができる値に設定する場合、ベロ
ーズ3のバネ定数K1を一定値に設定し、管理しやすく選
択自由度が高い両コイルバネ7a,7bのバネ定数K2を
多数の値の中から選択して決めると、所望のフレキシブ
ルチューブバネ定数Kが得られることになる。
【0056】このように、バネ定数調整代を、ベローズ
3のバネ定数K1の変更によるものではなく両コイルバネ
7a,7bのバネ定数K2の変更に委ねることで、ベロー
ズ3のバネ定数K1を一定値に設定することもができる。
【0057】この結果、実施の形態1のベローズ3のよ
うに、従来よりも薄肉で山数の少ない2層品をベローズ
素材として使用し、ベローズ3のバネ定数K1を低い値の
一定値に設定しても両コイルバネ7a,7bのバネ定数
K2により補うことができ、フレキシブルチューブの小型
軽量低コスト化が図られる。
【0058】[変位吸収作用]エンジンや車体等から第
1排気管1と第2排気管2に変位を与えるような荷重が
入力された時の変位吸収作用について説明する。
【0059】変位荷重のうち圧縮荷重が作用した場合に
は、ベローズ3は圧縮され第1,第2コイルバネ7a,
7bは引っ張り方向に伸長されて両排気管1,2が圧縮
変位する。つまり、図4示すように、圧縮荷重が作用す
ると、ベローズ取付スパンL1がΔLだけ短くなり、コ
イルバネ取付スパンL2はそれぞれΔL/2だけ長くな
る。そして、このベローズ3の圧縮時は、インターロッ
ク管8における折り曲げ部同士の係合部であってそれぞ
れ折り曲げ部外底12b,13bと縮み側規制ストッパ
17,17同士が接触状態となることにより、ベローズ
3のそれ以上の変位を阻止することになる。
【0060】変位荷重のうち引張荷重が作用した場合に
は、ベローズ3は引っ張られ第1,第2コイルバネ7
a,7bは圧縮方向に短縮されて両排気管1,2が引張
変位する。つまり、図4に示すように、引張荷重が作用
すると、ベローズ取付スパンL1がΔLだけ長くなり、
コイルバネ取付スパンL2はそれぞれΔL/2だけ短く
なる。そして、このベローズ3の引っ張り時はインター
ロック管8も引っ張られ、このインターロック管8にお
ける折り曲げ部同士の係合部であってそれぞれ折り曲げ
部先端12c,13cと内底12a,13a同士が接触
状態となることにより、ベローズ3のそれ以上の変位を
阻止することになる。
【0061】すなわち、ベローズ3の伸縮と、引っ張り
と圧縮の両方で同じバネ特性が発揮される第1,第2コ
イルバネ7a,7bにより、管軸方向に振動的に引っ張
りと圧縮が繰り返される変位がベローズ3の許容応力の
範囲内で整然と吸収されることになる。
【0062】また、第1排気管1と第2排気管2には、
管軸方向以外にも曲げ方向や剪断方向の変位を与えるよ
うな外力が作用し、ベローズ3が曲げあるいは剪断方向
の変位を受ける時インターロック管8も曲げあるいは剪
断方向の変位を受け、その結合部分の剪断方向クリアラ
ンスによる範囲内で変位することになる。すなわち、こ
の場合にも、変形自由度の高いベローズ3と両コイルバ
ネ7a,7bおよびインターロック管が、荷重の作用方
向に追従して曲げ変形や剪断変形することにより曲げ変
位や剪断変位がベローズ3の許容応力の範囲内で整然と
吸収される。
【0063】[ベローズ耐久性確保作用]ベローズ3の
耐久性は、後述するように、荷重負担の分担と、伸び切
りの防止と、飛び石等からの保護とにより確保される。
【0064】フレキシブルチューブA1に加わる外力
は、ベローズ3に加わる力と、両コイルバネ7a,7b
に加わる力とに分散されるため、ベローズ3の荷重負担
が軽減される。
【0065】ベローズ3は、インターロック管8の変位
制限作用によって常に許容応力の範囲内だけの変位に制
限されることから、ベローズ3の変形が防止され更に耐
久性が向上する。また、引張荷重に対しては第1,第2
コイルバネ7a,7bが圧縮されるため、過大な引張荷
重が作用する時には第1,第2コイルバネ7a,7bの
隣接する素線の密着が変位規制ストッパとなり、二重の
変形防止策となる。
【0066】フレキシブルチューブA1は車両の底部に
露出して配置されるため、車両走行中にタイヤにより石
等を跳ねるような場合、この跳ね石等がフレキシブルチ
ューブA1に衝突することがあるが、走行中に跳ね石等
があった場合、ベローズ3の全外周を覆う外筒4による
保護作用でベローズ3の変形や損傷が防止される。尚、
外筒4は、第1,第2コイルバネ7a,7bの外周も覆
う配置であるので、跳ね石等に対し第1,第2コイルバ
ネ7a,7bの変形や損傷も防止される。
【0067】次に、効果を説明する。
【0068】(1)本実施の形態1では、第1排気管1
と第2排気管2に両端部が接続され、両排気管1,2の
変位を吸収するベローズ3と、プレート材により前記ベ
ローズ3の外周を覆う筒状に形成された外筒4と、前記
ベローズ3の両端部にそれぞれ嵌着固定されたサポート
カラー6aとサポートカラー6bと、前記外筒4の両側
で同軸上に配置されそれぞれ一端側が該外筒4の端部に
固定され他端側が前記サポートカラー6a,6bに係止
された円筒状のコイルバネ7a,7bと、幅方向断面が
S字状を成すように帯状部材11の両縁に連続した折り
曲げ部12,13を設けると共に螺旋状に巻回し、その
螺旋状態において隣接する折り曲げ部13,12同士を
摺動自在に係合していくことにより筒状に形成され、前
記S字状断面は前記折り曲げ部12,13を先端側に配
置する平坦部14,15が中央反転部16を挟んで両側
に配置するように形成され、該平坦部14,15の前記
中央反転部16寄り側であって前記折り曲げ部12,1
3に係合した隣接折り曲げ部外底12b,13bの後方
側に突出する縮み側規制ストッパ17を有し前記ベロー
ズ3の内部に配置され管両端部を前記ベローズ3の両端
部に接続固定されたインターロック管8と、を備えた構
成としたため、小型軽量、低コスト、高変位吸収性、高
耐久性という要求性能を全て満足する実用価値の高いフ
レキシブルチューブA1を提供することができる。
【0069】(2)また、ベローズ3が外力によって変
位する時、インターロック管8もベローズ3の変位に追
従し、このインターロック管8が、ベローズ3の許容応
力の範囲内で設定された量、つまり、引っ張り方向のク
リアランスaと圧縮方向のクリアランスbと曲げ,剪断
方向のクリアランスだけ変位した後は変位不能となって
ベローズ3にそれ以上の変位を許さず、常に、このイン
ターロック管8の変位制限作用によってベローズ3の変
形が防止されるから、更に耐久性が向上する。インター
ロック管8をベローズ3の内部に設けることにより、山
数の低減したベローズ3とそれを可能にしたコイルバネ
7a,7bとの共同作用を保護すると共に、異音防止効
果を有し、更に従来のインナーブレードよりベローズ温
度上昇防止効果が優れている。
【0070】(3)このインターロック管8の引っ張り
・圧縮方向の変位量は、折り曲げ部12,13の深さに
対し平坦部14,15へのストッパ成形位置によって様
々な値に設定できるから、帯状部材11のS字状成形を
同一の型で成しても、様々な特性のインターロック管が
簡単に経済的に得られる。
【0071】(4)第1コイルバネ7aと第2コイルバ
ネ7bとを、巻き径が一定で管軸に平行配置される円筒
コイルバネとしたため、コイルバネの標準化ができる
し、コイルバネ単体として製造販売されている既製のバ
ネを用いることができる。
【0072】(実施の形態2)まず、構成を説明する。
【0073】図5は請求項1,3記載の発明に対応する
実施の形態2の自動車排気系用フレキシブルチューブA
2を示す半断面図である。
【0074】この実施の形態2のフレキシブルチューブ
A2は、前記実施の形態1のフレキシブルチューブA1
が一対の第1・第2コイルバネ7a,7bで外筒4を両
持ち状に支持したのに対し、一方のコイルバネを省略
し、外筒4を1つのコイルバネ7で片持ち状に支持した
点で実施の形態1と異なる。
【0075】この一方のコイルバネの省略に伴い、コイ
ルバネ7で支持されていない方の外筒4の端部は、ベロ
ーズ3の一端に小径部5aが固定された異径円筒状プロ
テクタ5の大径部5b内に装着され、スポット溶接によ
り接続固定されている。
【0076】尚、他の構成は実施の形態1と同様である
ので説明を省略する。
【0077】次に、バネ定数の設定作用において、フレ
キシブルチューブバネ定数Kは、下記の式により表され
る。
【0078】K=K1+K2 従って、実施の形態1と同様に、ベローズ3のバネ定数
K1と、コイルバネ7のバネ定数K2と、フレキシブルチュ
ーブバネ定数Kのうち2つが明らかであれば残りの1つ
のバネ定数は決まることになる。
【0079】この結果、実施の形態1と同様に、従来よ
りも薄肉で山数の少ない2層品をベローズ素材として使
用し、ベローズ3のバネ定数K1を低い値の一定値に設定
してもコイルバネ7のバネ定数K2により補うことがで
き、フレキシブルチューブの小型軽量低コスト化が図ら
れる。
【0080】次に、効果を説明する。
【0081】実施の形態2にあっては、実施の形態1の
(1)〜(4)の効果に、下記の効果が加えられる。
【0082】(5)一方のコイルバネの省略により、部
品点数が削減され、部品コストを低減することができ
る。
【0083】(実施の形態3)まず、構成を説明する。
【0084】図6は請求項1,4,5記載の発明に対応
する実施の形態3の自動車排気系用フレキシブルチュー
ブA3を示す半断面図である。
【0085】この実施の形態3のフレキシブルチューブ
A3は、第1コイルバネ7aと第2コイルバネ7bとし
て、一端側(内側)の巻き径がプロテクタ外径とほぼ一
致し、他端側(外側)の巻き径が外筒内径とほぼ一致す
る円錐コイルバネを使用した点で実施の形態1と異な
る。
【0086】このコイルバネ変更に伴い,外筒4は2分
割することのない一体の円筒材を用い、前記実施の形態
1における外筒4の両端部に形成された第1カバー側バ
ネ固定部40aと第2カバー側バネ固定部40bに相当
する部分には、端部をわずかに内側に屈曲させた第1・
第2屈曲部41a,41bを設け、さらに外筒4の内周
面側にスポット溶接により固定されていて前記第1・第
2屈曲部41a,41bにコイルバネ7a,7bの大径
側端部を押圧固定する固定部材42a,42bとを設け
ている。また、第1サポートカラーバネ固定部60aと
第2サポートカラーバネ固定部60b相当する部分に
は、第1・第2サポートカラー6a,6bの端部をわず
かに外側に屈曲させた屈曲部62a,62bと、それぞ
れサポートカラー6a,6bの外周面にスポット溶接に
より固定されていて前記屈曲部62a,62bにコイル
バネ7a,7bの小径側端部を固定する第1・第2固定
部材63a,63bとを設けている。
【0087】尚、他の構成は実施の形態1と同様であ
り、作用についても実施の形態1と同様であるので説明
を省略する。
【0088】次に、効果を説明する。
【0089】実施の形態3にあっては、実施の形態1の
(1)〜(3)の効果に、下記の効果が加えられる。
【0090】(6)第1コイルバネ7aと第2コイルバ
ネ7bとを、小径側端部がサポートカラー外径部に嵌着
し、大径側端部が外筒内径部に嵌着する円錐コイルバネ
としたため、簡単な構造で安定した取付け構造にでき、
外筒製作も容易となり、フレキシブルチューブA3の製
造コストを低く抑えることができる。
【0091】(実施の形態4)まず、構成を説明する。
【0092】図7は請求項1,3、5記載の発明に対応
する実施の形態4の自動車排気系用フレキシブルチュー
ブA4を示す半断面図である。
【0093】この実施の形態4のフレキシブルチューブ
A4は、前記実施の形態3のフレキシブルチューブA3
が一対の第1・第2コイルバネ7a,7bで外筒4を両
持ち状に支持したのに対し、一方のコイルバネを省略
し、外筒4を1つのコイルバネ7で片持ち状に支持した
点で実施の形態3と異なる。
【0094】この一方のコイルバネの省略に伴い、コイ
ルバネ7で支持されていない方の外筒4の端部は、ベロ
ーズ3の一端に小径部5aが固定された異径円筒状プロ
テクタ5の大径部5b内に装着され、スポット溶接によ
り接続固定されている。
【0095】尚、他の構成は実施の形態3と同様であ
り、作用についても実施の形態3とほぼ同様であるので
説明を省略する。
【0096】次に、効果を説明する。
【0097】実施の形態4にあっては、実施の形態1の
(1)〜(3),実施の形態3の(6)の効果に、下記
の効果が加えられる。
【0098】(7)前記(5)と同様の効果、即ち、一
方のコイルバネの省略により、部品点数が削減され、部
品コストを低減することができる。
【0099】(実施の形態5)まず、構成を説明する。
【0100】図8は請求項2記載の発明に対応する実施
の形態5のインターロック管8aの一部を示す断面図で
ある。
【0101】この実施の形態5のインターロック管8a
は、前記実施の形態1のインターロック管8が引っ張り
方向作用時に係合部における折り曲げ部先端と折り曲げ
部内底とを当接させるのに対し、前記縮み側規制ストッ
パ17を設けた平坦部14,15であって前記折り曲げ
部12,13に係合した隣接折り曲げ部13,12の先
端前方側に突出する伸び側規制ストッパ18を設け、イ
ンターロック管8aが引っ張り方向に変位をするとき、
折り曲げ部先端12c,13cと前記伸び側規制ストッ
パ18とを当接させることにより、引っ張り方向の伸び
を規制させるようにした点で実施の形態1と異なる。
【0102】前記伸び側規制ストッパ18も帯状部材の
S字状成形とは別工程で成形され、この伸び側規制スト
ッパ18から縮み側規制ストッパ17までのピッチPに
よってこのインターロック管8aの変位量が定まるの
で、前記ピッチPを変えることによってその特性が自由
に変えられるようになる。
【0103】尚、他の構成は実施の形態1のインターロ
ック管8と同様であり、また、これをフレキシブルチュ
ーブへ装着した状態も前記実施の形態1〜4と同様であ
るので、説明を省略する。
【0104】次に、効果を説明する。
【0105】実施の形態5にあっては、実施の形態1の
(2)の効果に、下記の効果が加えられる。
【0106】(8)前記実施の形態1の(3)と同様の
効果、即ち、インターロック管8aの変位量は平坦部1
4,15への縮み側規制ストッパ17と伸び側規制スト
ッパ18の形成位置のみで規制できるから、帯状部材の
S字状成形を同一の型で成しても、様々な特性のインタ
ーロック管を得ることができる。
【0107】(他の実施の形態)実施の形態では、外筒
と第1排気管断面形状が円形であるフレキシブルチュー
ブの例を示したが、楕円形のフレキシブルチューブにお
いても同様の作用効果が得られる。
【0108】縮み側規制ストッパ17あるいは伸び側規
制ストッパ18の螺旋一周に配置する個数などは任意に
設定することができる。
【0109】
【発明の効果】請求項1記載の自動車排気系用フレキシ
ブルチューブにあっては、幅方向断面がS字状を成すよ
うに帯状部材の両縁に連続した折り曲げ部を設けると共
に螺旋状に巻回し、その螺旋状態において隣接する折り
曲げ部同士を摺動自在に係合していくことにより筒状に
形成したインターロック管において、前記S字状断面は
前記折り曲げ部を先端側に配置する平坦部が中央反転部
を挟んで両側に配置するように形成され、該平坦部の前
記中央反転部寄り側であって前記折り曲げ部に係合した
隣接折り曲げ部外底の後方側に突出する縮み側規制スト
ッパを有する構成としたため、インターロック管の製造
時に帯状部材のS字状成形を同一の型で成しても、折り
曲げ部の深さに対し平坦部の所定位置に小さなストッパ
を設けるだけで様々な特性のインターロック管を得るこ
とができる。請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の平坦部であって前記折り曲げ部に係合した隣接折
り曲げ部の先端前方側に突出する伸び側規制ストッパを
設けた構成としたため、インターロック管の製造時に帯
状部材のS字状成形を同一の型で成しても、折り曲げ部
の深さに拘らず平坦部の所定位置に小さなストッパを一
対ずつ設けるだけで様々な特性のインターロック管を得
ることができる。
【0110】請求項3記載の発明にあっては、第1排気
管と第2排気管に両端部が接続され、両排気管の変位を
吸収するベローズと、プレート材により前記ベローズの
外周を覆う筒状に形成された外筒と、前記外筒の他端側
から延設され先端部がベローズの他端部に嵌着固定され
たプロテクタと、前記ベローズの一端部に嵌着固定され
たサポートカラーと、前記外筒と同軸上に配置され一端
側が該外筒の自由端部側に固定され他端側が前記サポー
トカラーに係止された円筒状のコイルバネと、前記ベロ
ーズの内部に配置され管両端部を前記ベローズの両端部
に接続固定された請求項1記載のインターロック管また
は請求項2記載のインターロック管と、を備えている構
成としたため、適用するコイルバネを標準化できるし、
コイルバネ単体として製造販売されている既製のバネを
用いることができる上、ベローズは、インターロック管
の変位制限作用によって常に許容応力の範囲内だけの変
位に制限されることから、ベローズの耐久性を更に向上
させることができ、小型軽量、低コスト、高変位吸収
性、高耐久性という要求性能を全て満足する実用価値の
高いフレキシブルチューブを提供することができるとい
う効果が得られる。
【0111】請求項4記載の発明にあっては、第1排気
管と第2排気管に両端部が接続され、両排気管の変位を
吸収するベローズと、プレート材により前記ベローズの
外周を覆う筒状に形成された外筒と、前記ベローズの両
端部にそれぞれ嵌着固定されたサポートカラーと、前記
外筒の両側で同軸上に配置されそれぞれ一端側が該外筒
の端部に固定され他端側が前記サポートカラーに係止さ
れた円筒状のコイルバネと、前記ベローズの内部に配置
され管両端部を前記ベローズの両端部に接続固定された
請求項1記載のインターロック管または請求項2記載の
インターロック管と、を備えている構成としたため、上
記効果に加え、部品点数を少なくした実用価値の高いフ
レキシブルチューブを提供することができるという効果
が得られる。
【0112】請求項5記載の発明にあっては、請求項3
または請求項4記載の自動車排気系用フレキシブルチュ
ーブにおいて、前記円筒状のコイルバネを、小径部の内
径をサポートカラーの外径と略同一に形成し大径部の外
径を外筒の内径と略同一に形成した円錐コイルバネとし
た構成としたため、請求項3または4記載の効果に加
え、深絞り加工によるバネ固定部の形成を要さず、フレ
キシブルチューブの製造コストを低く抑えることができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の自動車排気系用フレキ
シブルチューブを示す半断面図である。
【図2】図1のPにて示す範囲の拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1のフレキシブルチューブ
が適用された自動車排気系を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1の自動車排気系用フレキ
シブルチューブのバネ吸収作用説明図である。
【図5】本発明の実施の形態2の自動車排気系用フレキ
シブルチューブを示す半断面図である。
【図6】本発明の実施の形態3の自動車排気系用フレキ
シブルチューブを示す半断面図である。
【図7】本発明の実施の形態4の自動車排気系用フレキ
シブルチューブを示す半断面図である。
【図8】本発明の実施の形態5のインターロック管の一
部を示す拡大断面図である。
【図9】従来例1の自動車排気系用フレキシブルチュー
ブを示す半断面図である。
【図10】従来例2の自動車排気系用フレキシブルチュ
ーブを示す正面図(イ)及び側面図(ロ)である。
【図11】従来例3の自動車排気系用フレキシブルチュ
ーブを示す半断面図である。
【図12】従来例4の自動車排気系用フレキシブルチュ
ーブを示す半断面図である。
【図13】従来例5の自動車排気系用フレキシブルチュ
ーブを示す半断面図である。
【図14】従来例6の自動車排気系用フレキシブルチュ
ーブに使用されるインターロック管の一部を示す断面図
である。
【図15】従来例7の自動車排気系用フレキシブルチュ
ーブに使用されるインターロック管の一部を示す断面図
である。
【符号の説明】
A1〜A4 フレキシブルチューブ 1 第1排気管 2 第2排気管 3 ベローズ 4 外筒 5 プロテクタ 6,6a,6b サポートカラー 7,7a,7b コイルバネ 8,8a インターロック管 11 帯状部材 12,13 折り曲げ部 12a,13a 内底 12b,13b 外底 12c,13c 先端 14,15 平坦部 16 中央反転部 17 縮み側規制ストッパ 18 伸び側規制ストッパ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅方向断面がS字状を成すように帯状部
    材(11)の両縁に連続した折り曲げ部(12),(1
    3)を設けると共に螺旋状に巻回し、その螺旋状態にお
    いて隣接する折り曲げ部(13),(12)同士を摺動
    自在に係合していくことにより筒状に形成したインター
    ロック管において、 前記S字状断面は前記折り曲げ部(12),(13)を
    先端側に配置する平坦部(14),(15)が中央反転
    部(16)を挟んで両側に配置するように形成され、該
    平坦部(14),(15)の前記中央反転部(16)寄
    り側であって前記折り曲げ部(12),(13)に係合
    した隣接折り曲げ部外底の後方側に突出する縮み側規制
    ストッパ(17)を有することを特徴とするインターロ
    ック管。
  2. 【請求項2】 前記平坦部(14),(15)であって
    前記折り曲げ部(12)、(13)に係合した隣接折り
    曲げ部(13),(12)の先端前方側に突出する伸び
    側規制ストッパ(18)を設けたことを特徴とする請求
    項1記載のインターロック管。
  3. 【請求項3】 第1排気管(1)と第2排気管(2)に
    両端部が接続され、両排気管(1),(2)の変位を吸
    収するベローズ(3)と、 プレート材により前記ベローズ(3)の外周を覆う筒状
    に形成された外筒(4)と、 前記外筒(4)の他端側から延設され先端部がベローズ
    (3)の他端部に嵌着固定されたプロテクタ(5)と、 前記ベローズ(3)の一端部に嵌着固定されたサポート
    カラー(6)と、 前記外筒(4)と同軸上に配置され一端側が該外筒
    (4)の自由端部側に固定され他端側が前記サポートカ
    ラー(6)に係止された円筒状のコイルバネ(7)と、 前記ベローズ(3)の内部に配置され管両端部を前記ベ
    ローズ(3)の両端部に接続固定された請求項1記載の
    インターロック管(8)または請求項2記載のインター
    ロック管(8a)と、を備えていることを特徴とする自
    動車排気系用フレキシブルチューブ。
  4. 【請求項4】 第1排気管(1)と第2排気管(2)に
    両端部が接続され、両排気管(1),(2)の変位を吸
    収するベローズ(3)と、 プレート材により前記ベローズ(3)の外周を覆う筒状
    に形成された外筒(4)と、 前記ベローズ(3)の両端部にそれぞれ嵌着固定された
    サポートカラー(6a)とサポートカラー(6b)と、 前記外筒(4)の両側で同軸上に配置されそれぞれ一端
    側が該外筒(4)の端部に固定され他端側が前記サポー
    トカラー(6a),(6b)に係止された円筒状のコイ
    ルバネ(7a),(7b)と、 前記ベローズ(3)の内部に配置され管両端部を前記ベ
    ローズ(3)の両端部に接続固定された請求項1記載の
    インターロック管(8)または請求項2記載のインター
    ロック管(8a)と、を備えていることを特徴とする自
    動車排気系用フレキシブルチューブ。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4記載の自動車排
    気系用フレキシブルチューブにおいて、 前記円筒状のコイルバネ(7)またはコイルバネ(7
    a),(7b)に代え、小径部の内径をサポートカラー
    (6)またはサポートカラー(6a),(6b)の外径
    と略同一に形成し大径部の外径を外筒(4)の内径と略
    同一に形成した円錐コイルバネとしたことを特徴とする
    自動車排気系用フレキシブルチューブ。
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JP2003285360A (ja) * 2002-03-28 2003-10-07 Furukawa Electric Co Ltd:The 可撓性複合管の製造方法及び製造装置
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