JPH11226308A - 揚砂装置 - Google Patents

揚砂装置

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JPH11226308A
JPH11226308A JP10046258A JP4625898A JPH11226308A JP H11226308 A JPH11226308 A JP H11226308A JP 10046258 A JP10046258 A JP 10046258A JP 4625898 A JP4625898 A JP 4625898A JP H11226308 A JPH11226308 A JP H11226308A
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sand
pump
water
vortex pump
lifting
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Atsuo Hirai
敦夫 平井
Hiroyoshi Kakehashi
裕喜 梯
Takuya Morisawa
卓矢 森澤
Noboru Itani
登 伊谷
Masaharu Shuda
雅晴 習田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揚砂用のポンプに低廉な渦流ポンプを用い
て、揚砂のために必要な水量、特に、清浄水の水量を低
減しながら、効率よく、かつ、安定して揚砂を行うこと
ができるようにした揚砂装置を提供すること。 【解決手段】 揚砂装置を、沈砂池1に形成した集砂留
槽3内において昇降可能に配設した揚砂用の渦流ポンプ
5と、この渦流ポンプ5により吸い上げた揚砂を砂と水
とに分離する砂分離機6と、渦流ポンプ5から砂分離機
6への揚砂行程中に配設した揚砂濃度を検出する揚砂濃
度センサー9と、この揚砂濃度センサー9によって検出
した砂濃度に応じて渦流ポンプ5を昇降駆動する昇降制
御手段7とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揚砂装置に関し、
特に、下水処理場、上水処理場等の沈砂池において、池
底に沈下した沈砂を揚砂するための揚砂装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、下水処理場、上水処理場等には、
流入水に含まれる砂を除去するために沈砂池を設け、沈
砂池の池底に沈下した沈砂を、揚砂装置により揚砂する
ようにしている。この沈砂池は、例えば、図10に示す
ように、沈砂池1の流入側10に細目除塵機2を配設
し、流入水に含まれる粗大ゴミを分離除去した後、細目
除塵機2を通過した砂を沈砂池1の底部に自然沈下させ
るとともに、この沈砂を高圧ポンプ40に接続された複
数段の集砂ノズル41,42,43から高圧水を噴射す
ることにより、沈砂池1の最深部に形成した集砂留槽3
に向けて移送し、集砂留槽3に配設した高圧ポンプ40
に接続されたジェットポンプ4から噴射される上向きの
高圧水によって発生する負圧を利用して集砂留槽3内に
集積された沈砂を水と共に沈砂池1の上方に配設した砂
分離機6に吸い上げ、砂分離機6において、吸い上げた
揚砂を砂と水とに分離し、砂をスクリューコンベアから
なる揚砂移送機61を介してホッパ13へ排出し、一
方、分離水を排水ポンプ12を配設したポンプピット1
1へ排水するように構成している。この場合において、
高圧ポンプ40は、貯水タンクTと接続し、貯水タンク
Tに貯留した水を、必要量、高圧ポンプ40から、バル
ブを介して、集砂ノズル41,42,43及びジェット
ポンプ4に供給できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の沈
砂池1においては、沈砂池1の底部に自然沈下した沈砂
を、高圧ポンプ40に接続された複数段の集砂ノズル4
1,42,43から高圧水を噴射することにより集砂留
槽3に移送し、集砂留槽3に集積された沈砂を、ジェッ
トポンプ4から噴射される上向きの高圧水によって砂分
離機6に吸い上げるようにしているので、揚砂のために
大量の水を必要とし、ジェットポンプ4の効率が10%
程度と低く、ジェットポンプ4にて吸い上げる水量の約
2倍の駆動水が必要とされることと相俟って、ジェット
ポンプ4に接続する揚砂用配管44、砂分離機6、ポン
プピット11に配設する排水ポンプ12等を大形化する
必要が生じ、高圧ポンプ40、電力設備等を含む設備の
構築コスト及び維持コストが上昇するという問題点があ
った。また、高圧ポンプ40からジェットポンプ4に供
給する水は、ごみを除去した処理水や、清浄水が必要に
なるという問題点があった。
【0004】本発明は、従来の沈砂池の揚砂装置の有す
る問題点に鑑み、揚砂用のポンプに低廉な渦流ポンプを
用いて、揚砂のために必要な水量、特に、清浄水の水量
を低減しながら、効率よく、かつ、安定して揚砂を行う
ことができるようにした揚砂装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の揚砂装置は、沈砂池に形成した集砂留槽内
において昇降可能に配設した揚砂用の渦流ポンプと、該
渦流ポンプにより吸い上げた揚砂を砂と水とに分離する
砂分離機と、渦流ポンプから砂分離機への揚砂行程中に
配設した揚砂濃度を検出する揚砂濃度センサーと、該揚
砂濃度センサーによって検出した砂濃度に応じて前記渦
流ポンプを昇降駆動する昇降制御手段とからなることを
特徴とする。
【0006】この揚砂装置は、揚砂用のポンプに低廉な
渦流ポンプを用いることにより、揚砂のために必要な水
量、特に、清浄水の水量を低減することができる。ま
た、渦流ポンプから砂分離機への揚砂行程中に配設した
揚砂濃度を検出する揚砂濃度センサーによって検出した
砂濃度に応じて、渦流ポンプを昇降駆動する昇降制御手
段を設けることにより、渦流ポンプを集砂留槽に集積さ
れた沈砂を吸い上げるのに最適な高さ位置に設置するこ
とができる。
【0007】この場合において、昇降制御手段を、揚砂
濃度センサーによって検出した砂濃度に応じて駆動され
る巻取ドラムにより構成し、巻取ドラムに巻収した索条
の巻き出し、巻き取りにより渦流ポンプを昇降駆動する
ように構成することができる。
【0008】これにより、渦流ポンプを昇降駆動を簡易
に、かつ、確実に行うことができる。
【0009】また、昇降制御手段を、所定の時間間隔を
もって間欠的に渦流ポンプを昇降駆動するように構成す
ることができる。この場合、「時間間隔」は、渦流ポン
プと揚砂濃度センサーとの距離に応じて決定するものと
する。
【0010】これにより、渦流ポンプと揚砂濃度センサ
ーとの距離が離れている場合でも、揚砂濃度センサーに
よって検出した砂濃度に応じて、渦流ポンプを集砂留槽
に集積された沈砂を吸い上げるのに最適な高さ位置に安
定して設置することができる。
【0011】さらに、砂分離機を沈砂池の上方に設置
し、分離水を集砂ノズル用水として沈砂池へ供給するよ
うに構成することができる。
【0012】これにより、揚砂のために必要な水量、特
に、清浄水の水量をより一層低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の揚砂装置の実施の
形態を図面に基づいて説明する。
【0014】図1に、本発明の揚砂装置を適用した沈砂
池1の第1実施例を示す。この沈砂池1は、沈砂池1の
流入側10に細目除塵機2を配設し、流入水に含まれる
粗大ゴミを分離除去した後、細目除塵機2を通過した砂
を沈砂池1の底部に自然沈下させるとともに、この沈砂
を複数段の集砂ノズル41,42,43から水を噴射す
ることにより、沈砂池1の最深部に形成した集砂留槽3
に向けて移送し、集砂留槽3に配設した揚砂用の渦流ポ
ンプ5によって、集砂留槽3内に集積された沈砂を水と
共に沈砂池1の上方に配設した砂分離機6に吸い上げ、
砂分離機6において、吸い上げた揚砂を砂と水とに分離
し、砂を揚砂移送機61を介してホッパ13へ排出し、
一方、分離水をバルブV1,V2,V3,V4を配した
配管14を介して、集砂ノズル41,42,43に供給
し、また、バルブV5を配した配管15を介して、排水
ポンプ12を配設したポンプピット11へ排水するよう
に構成している。
【0015】この場合において、複数段の集砂ノズル4
1,42,43を設けた沈砂池1の底部は、沈砂を沈砂
池1の最深部に形成した集砂留槽3に向けて移送しやす
いように、集砂留槽3に向けて漸次傾斜して形成するよ
うにしている。
【0016】また、渦流ポンプ5は、集砂留槽3内にお
いて昇降可能に配設するとともに、この渦流ポンプ5か
ら砂分離機6への揚砂行程中、例えば、渦流ポンプ5に
接続した揚砂管8に配設した揚砂濃度を検出する揚砂濃
度センサー9によって検出した砂濃度に応じて、昇降制
御手段7を介して渦流ポンプ5を昇降駆動し、渦流ポン
プ5を集砂留槽3に集積された沈砂を吸い上げるのに最
適な高さ位置に設置するようにする。
【0017】本実施例においては、渦流ポンプ5を昇降
駆動する昇降制御手段7として、沈砂池1の固定側に基
端を揺動可能に支持したリンク70の先端に渦流ポンプ
5を取り付け、リンク70の一部に先端を係止した索条
71を、巻取ドラム72に巻収し、索条71の巻き出
し、巻き取りにより、リンク70を介して渦流ポンプ5
を昇降駆動するようにする。この場合、渦流ポンプ5と
砂分離機6とを接続する揚砂管8は、リンク70の揺動
と渦流ポンプ5の昇降に追従して屈曲するフレキシブル
管で以て構成するようにする。
【0018】砂分離機6は、底面が傾斜した砂分離槽6
0の内底面に沿ってスクリューコンベア等の砂移送機6
1を配設するとともに、オーバフロー槽62を形成し、
砂分離槽60において、吸い上げた揚砂を砂と水とに分
離するようにする。そして、砂は、揚砂移送機61を介
してホッパ13へ排出し、トラック等にて搬出するよう
にする。一方、分離水は、オーバフロー槽62及び配管
14,15を介して、配管14,15に配設したバルブ
V1,V2,V3,V4,V5を適宜開閉操作すること
により、排水ポンプ12を配設したポンプピット11の
ほか、その一部を、必要量だけ、沈砂池1の底部に複数
段に設置した集砂ノズル41,42,43へ集砂ノズル
用水として選択的に供給するようにする。この場合、揚
砂装置の運転開始時には、分離水をバルブV1,V2,
V3,V4を配した配管14を介して、集砂ノズル4
1,42,43に供給して集砂ノズル用水として用い、
運転終了に際しては、配管14に配したバルブV1,V
2,V3,V4を閉鎖し、バルブV5を配した配管15
を介して、排水ポンプ12を配設したポンプピット11
へ排水することにより、必要に応じて、運転終了時に沈
砂池1をドライ化(水のない状態)にすることができ
る。これにより、揚砂のために必要な水量、特に、清浄
水の水量をより低減することができる。
【0019】この場合、砂分離機6は、沈砂池1に対し
て、分離水を集砂ノズル用水として利用できる水頭を有
する所定の高さHに設置するようにする。また、分離水
の水圧が不足する場合には、図8に示す本実施例の変形
例のように、貯水タンク16に高圧ポンプ17を接続
し、この高圧ポンプ17からの配管18を集砂ノズル4
1,42,43へ分離水を供給する配管14内に接続し
て、配管14内の水圧を増すようにすることができる。
このとき、図8(B)に示すように、配管14内を流通
する分離水の流れ方向と同方向に配管18から水を吐出
し、配管14内の流速がより高速となるように構成する
ことが望ましい。これにより、分離水の水頭を補い、分
離水を集砂ノズル用水として利用できるものとなる。
【0020】次に、渦流ポンプ5を集砂留槽3に集積さ
れた沈砂を吸い上げるのに最適な高さ位置に設置する昇
降制御手段7を駆動制御する揚砂濃度センサー9につい
て説明する。この揚砂濃度センサー9は、渦流ポンプ5
の位置の砂濃度と、揚砂濃度センサー9によって検出し
た砂濃度のタイムラグを小さくするため、渦流ポンプ5
の近傍位置に配設することが望ましいが、後述のよう
に、昇降制御手段7により、所定の時間間隔をもって間
欠的に渦流ポンプ5を昇降駆動することにより、タイム
ラグの影響をなくすことができる。
【0021】揚砂濃度センサー9としては、種々の方
法、機構を採用することができるが、以下、その一例を
示す。図4に示す揚砂濃度センサー9は、揚砂管8の一
部に、両側の揚砂管8から荷重が伝達されないように絶
縁材81a,81aを介して検出管81を浮遊状態に設
置し、この検出管81に重量センサー91を取り付けて
構成したものである。そして、図4(B)に示すよう
に、重量センサー91により、検出管81内を流動する
砂を含有した水の重量を測定して、砂濃度を検出するよ
うにする。より具体的には、砂の比重は2.6程度であ
り、砂濃度が10%になれば、検知管81内の水の重量
は砂を含有した水に対して約11.6%重くなる。この
ように、検知管81内の水の重量を測定して砂濃度を検
出することができる。
【0022】また、図5に示す検出センサー9は、揚砂
管8の屈曲部、例えば、L字形に形成した屈曲部82に
突設したバーの先端にマグネット9Mを取り付けるとと
もに、このマグネット9Mをコイル9C内に配設して構
成した振動検出計92からなるものである。そして、振
動検出計92により、揚砂管8の屈曲部82内を流動す
る砂を含有した水によって生じる揚砂管8の振動を、励
磁電流として測定して、砂濃度を検出するようにする。
【0023】また、図6に示す揚砂濃度センサー9は、
揚砂管8の屈曲部、例えば、図6(A)に示すように、
L字形に形成した屈曲部82、又は図6(B)に示すよ
うに、U字形に形成した屈曲部82の外周を遮音性のボ
ックス93により囲み、この遮音性のボックス93にて
囲まれた内部にマイクロフォン等の音検出器94を設置
して構成したものである。この場合、揚砂管8の屈曲部
は、音検出器94による測定精度を高めるために鋼管等
の金属製の管部材で以て構成することが望ましい。そし
て、図6(C)、(D)に示すように、音検出器94に
より、揚砂管8の屈曲部82内を流動する砂を含有した
水によって生じる衝突音の大きさ及び周波数を測定し
て、砂を含有した水と砂を含有しない水の周波数特性を
考慮して、砂濃度を検出するようにする。
【0024】また、図7に示す揚砂濃度センサー9は、
図6に示す揚砂濃度センサー9と同様、揚砂管8の屈曲
部、例えば、図7(A)に示すように、L字形に形成し
た屈曲部82の外周を遮音性のボックス93により囲
み、この遮音性のボックス93にて囲まれた内部にマイ
クロフォン等の音検出器94を設置し、さらに、揚砂管
8に設置した流速計95による計測値を補正値として加
えるようにして構成したものである。そして、図7
(C)、(D)に示すように、音検出器94により、揚
砂管8の屈曲部82内を流動する砂を含有した水によっ
て生じる衝突音の大きさ及び周波数を測定して、砂を含
有した水と砂を含有しない水の周波数特性を考慮すると
ともに、揚砂管8に設置した流速計95による計測値を
補正値として加えて、砂濃度を検出するようにする。
【0025】図9に、本発明の揚砂装置を適用した沈砂
池1の第2実施例を示す。この沈砂池1は、上記第1実
施例の沈砂池と同様、沈砂池1の流入側10に細目除塵
機2を配設し、流入水に含まれる粗大ゴミを分離除去し
た後、細目除塵機2を通過した砂を沈砂池1の底部に自
然沈下させるとともに、この沈砂を複数段の集砂ノズル
41,42,43から水を噴射することにより、沈砂池
1の最深部に形成した集砂留槽3に向けて移送し、集砂
留槽3に配設した揚砂用の渦流ポンプ5によって、集砂
留槽3内に集積された沈砂を水と共に沈砂池1の上方に
配設した砂分離機6に吸い上げ、砂分離機6において、
吸い上げた揚砂を砂と水とに分離し、砂を揚砂移送機6
1を介してホッパ13へ排出し、一方、分離水をバルブ
V5を配した配管15を介して、排水ポンプ12を配設
したポンプピット11へ排水するように構成している。
【0026】本実施例においては、渦流ポンプ5を昇降
駆動する昇降制御手段7として、沈砂池1の固定側に垂
設したガイドレール74に沿って昇降可能となるように
配設した昇降台75に渦流ポンプ5を取り付けるととも
に、昇降台75に先端を係止した索条77を、巻取ドラ
ム76に巻収し、索条77の巻き出し、巻き取りによ
り、昇降台75を介して渦流ポンプ5を昇降駆動するよ
うにする。この場合、渦流ポンプ5と砂分離機6とを接
続する揚砂管8は、索条77と同じように巻取ドラム7
6に巻収し、索条77の巻き出し、巻き取りに合わせて
巻き出し、巻き取りするように構成する。
【0027】なお、本実施例のその他の構成は、揚砂濃
度センサー9を含め、上記第1実施例の沈砂池と同様で
ある。
【0028】次に、本発明の揚砂装置による揚砂工程を
図2に示すフローチャートに基づいて説明する。このフ
ローチャートは、揚砂濃度センサー9を、渦流ポンプ5
の近傍位置に配設した場合を示す。沈砂池1の揚砂を開
始する場合、渦流ポンプ5は、集砂留槽3内に流入する
砂の中に埋没しないように、集砂留槽3の上方位置(上
端の待機位置)で待機するようにしている。まず、昇降
制御手段7を駆動することにより、渦流ポンプ5を集砂
留槽3の上方位置から、沈砂池1内の上澄水の位置まで
下降させ、渦流ポンプ5を起動し、吸い上げた上澄水を
砂分離機6まで揚水し、分離水をバルブV1,V2,V
3,V4を配した配管14を介して、集砂ノズル41,
42,43に供給して、沈砂池1の底部に自然沈下して
いる沈砂を集砂留槽3に向けて移送し、集積する。次
に、さらに昇降制御手段7を駆動することにより、渦流
ポンプ5を集砂留槽3内に下降させる。ところで、渦流
ポンプ5を起動すると、揚砂濃度センサー9によって、
揚砂管8内を流通する水の砂濃度が検出されるが、これ
により、砂留槽3に集積された沈砂の表面位置に対する
渦流ポンプ5の位置を検知することができる。そして、
揚砂濃度センサー9によって検出した砂濃度に応じて、
昇降制御手段7を駆動することにより、渦流ポンプ5を
集砂留槽3に集積された沈砂を吸い上げるのに最適な高
さ位置に設置するようにする。より具体的には、揚砂濃
度センサー9によって検出した砂濃度が、設定砂濃度
(範囲)と比較して高い場合には、渦流ポンプ5が沈砂
中に埋まっていると判断して、渦流ポンプ5を上昇さ
せ、一方、設定砂濃度(範囲)と比較して低い場合に
は、渦流ポンプ5が沈砂に達していないと判断して、渦
流ポンプ5を下降させ、砂濃度が、設定砂濃度(範囲)
になるようにする。このようにして、揚砂することによ
り、渦流ポンプ5を順次下降させ、渦流ポンプ5が集砂
留槽3の下端(底部)に達すれば、揚砂を完了し、昇降
制御手段7を駆動して渦流ポンプ5を集砂留槽3の上方
位置(上端の待機位置)まで上昇させ、渦流ポンプ5、
昇降制御手段7等を停止するようにする。
【0029】次に、揚砂濃度センサー9を、渦流ポンプ
5から離れた位置に配設した場合には、昇降制御手段7
により、所定の時間間隔をもって間欠的に渦流ポンプ5
を昇降駆動することにより、タイムラグの影響をなくす
ことができるが、この揚砂工程を図3に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。沈砂池1の揚砂を開始する場
合、渦流ポンプ5は、集砂留槽3内に流入する砂の中に
埋没しないように、集砂留槽3の上方位置(上端の待機
位置)で待機するようにしている。まず、昇降制御手段
7を駆動することにより、渦流ポンプ5を集砂留槽3の
上方位置から、沈砂池1内の上澄水の位置まで下降さ
せ、渦流ポンプ5を起動し、吸い上げた上澄水を砂分離
機6まで揚水し、分離水をバルブV1,V2,V3,V
4を配した配管14を介して、集砂ノズル41,42,
43に供給して、沈砂池1の底部に自然沈下している沈
砂を集砂留槽3に向けて移送し、集積する。次に、さら
に昇降制御手段7を駆動することにより、渦流ポンプ5
を集砂留槽3内に一定時間(又は距離)下降させる。と
ころで、渦流ポンプ5を起動すると、揚砂濃度センサー
9によって、揚砂管8内を流通する水の砂濃度が検出さ
れるが、これにより、砂留槽3に集積された沈砂の表面
位置に対する渦流ポンプ5の位置を検知することができ
る。そして、揚砂濃度センサー9によって検出した砂濃
度に応じて、昇降制御手段7を駆動することにより、渦
流ポンプ5を集砂留槽3に集積された沈砂を吸い上げる
のに最適な高さ位置に設置するようにする。より具体的
には、揚砂濃度センサー9によって検出した砂濃度が、
設定砂濃度(範囲)と比較して高い場合には、渦流ポン
プ5が沈砂中に埋まっていると判断して、渦流ポンプ5
を一定時間(又は距離)上昇させ、一方、設定砂濃度
(範囲)と比較して低い場合には、渦流ポンプ5が沈砂
に達していないと判断して、渦流ポンプ5を一定時間
(又は距離)下降させ、砂濃度が、設定砂濃度(範囲)
になるようにする。この場合、揚砂濃度センサー9が、
渦流ポンプ5から離れた位置に配設されていると、渦流
ポンプ5の位置の砂濃度と、揚砂濃度センサー9によっ
て検出した砂濃度のタイムラグがあるため、一定時間の
待ち時間を設定する、すなわち、昇降制御手段7によ
り、所定の時間間隔をもって間欠的に渦流ポンプ5を昇
降駆動することにより、タイムラグの影響をなくすこと
ができる。このようにして、揚砂することにより、渦流
ポンプ5を順次下降させ、渦流ポンプ5が集砂留槽3の
下端(底部)に達すれば、揚砂を完了し、昇降制御手段
7を駆動して渦流ポンプ5を集砂留槽3の上方位置(上
端の待機位置)まで上昇させ、渦流ポンプ5、昇降制御
手段7等を停止するようにする。
【0030】
【発明の効果】本発明の揚砂装置によれば、揚砂用のポ
ンプに低廉な渦流ポンプを用いることにより、揚砂のた
めに必要な水量、特に、清浄水の水量を低減することが
でき、これにより、渦流ポンプに接続する揚砂用配管、
砂分離機、ポンプピットに配設する排水ポンプ等を大形
化する必要がなく、高圧ポンプ、電力設備等を含む設備
の構築コスト及び維持コストを低廉にできる。また、渦
流ポンプから砂分離機への揚砂行程中に配設した揚砂濃
度を検出する揚砂濃度センサーによって検出した砂濃度
に応じて、渦流ポンプを昇降駆動する昇降制御手段を設
けることにより、渦流ポンプを集砂留槽に集積された沈
砂を吸い上げるのに最適な高さ位置に設置することがで
き、これにより、効率よく、かつ、安定して揚砂を行う
ことができる。
【0031】また、昇降制御手段を、揚砂濃度センサー
によって検出した砂濃度に応じて駆動される巻取ドラム
により構成し、巻取ドラムに巻収した索条の巻き出し、
巻き取りにより渦流ポンプを昇降駆動するように構成す
ることにより、渦流ポンプを昇降駆動を簡易に、かつ、
確実に行うことができる。
【0032】また、昇降制御手段を、所定の時間間隔を
もって間欠的に渦流ポンプを昇降駆動するように構成す
ることにより、渦流ポンプと揚砂濃度センサーとの距離
が離れている場合でも、揚砂濃度センサーによって検出
した砂濃度に応じて、渦流ポンプを集砂留槽に集積され
た沈砂を吸い上げるのに最適な高さ位置に安定して設置
することができる。
【0033】さらに、砂分離機を沈砂池の上方に設置
し、分離水を集砂ノズル用水として沈砂池へ供給するよ
うに構成することにより、揚砂のために必要な水量、特
に、清浄水の水量をより一層低減することができ、これ
により、渦流ポンプに接続する揚砂用配管、砂分離機、
ポンプピットに配設する排水ポンプ等を大形化する必要
がなく、高圧ポンプ、電力設備等を含む設備の構築コス
ト及び維持コストを低廉にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の揚砂装置を適用した沈砂池の第1実施
例を示す説明図である。
【図2】本発明の揚砂装置による揚砂工程のフローチャ
ートである。
【図3】本発明の揚砂装置による揚砂工程のフローチャ
ートである。
【図4】揚砂濃度センサーの一例を示す説明図である。
【図5】揚砂濃度センサーの一例を示す説明図である。
【図6】揚砂濃度センサーの一例を示す説明図である。
【図7】揚砂濃度センサーの一例を示す説明図である。
【図8】集砂ノズル用水の加速装置の説明図である。
【図9】本発明の揚砂装置を適用した沈砂池の第2実施
例を示す説明図である。
【図10】従来の揚砂装置を備えた沈砂池を示す説明図
である。
【符号の説明】 1 沈砂池 14 配管 15 配管 16 貯水タンク 17 ポンプ 2 細目除塵機 3 集砂留槽 41,42,43 集砂ノズル 5 渦流ポンプ 6 砂分離機 60 砂分離槽 61 砂移送機 62 オーバフロー槽 7 昇降制御手段 8 揚砂管 82 屈曲部 9 揚砂濃度センサー V1,V2,V3,V4,V5 バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊谷 登 兵庫県尼崎市下坂部3丁目11番1号 日立 機電工業株式会社内 (72)発明者 習田 雅晴 兵庫県尼崎市下坂部3丁目11番1号 日立 機電工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 沈砂池に形成した集砂留槽内において昇
    降可能に配設した揚砂用の渦流ポンプと、該渦流ポンプ
    により吸い上げた揚砂を砂と水とに分離する砂分離機
    と、渦流ポンプから砂分離機への揚砂行程中に配設した
    揚砂濃度を検出する揚砂濃度センサーと、該揚砂濃度セ
    ンサーによって検出した砂濃度に応じて前記渦流ポンプ
    を昇降駆動する昇降制御手段とからなることを特徴とす
    る揚砂装置。
  2. 【請求項2】 昇降制御手段を、揚砂濃度センサーによ
    って検出した砂濃度に応じて駆動される巻取ドラムによ
    り構成し、巻取ドラムに巻収した索条の巻き出し、巻き
    取りにより渦流ポンプを昇降駆動するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の揚砂装置。
  3. 【請求項3】 昇降制御手段を、所定の時間間隔をもっ
    て間欠的に渦流ポンプを昇降駆動するようにしたことを
    特徴とする請求項1又は2記載の揚砂装置。
  4. 【請求項4】 砂分離機を沈砂池の上方に設置し、分離
    水を集砂ノズル用水として沈砂池へ供給するようにした
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の揚砂装置。
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