JPH11226726A - 溶融金属排出用下ノズル - Google Patents

溶融金属排出用下ノズル

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JPH11226726A
JPH11226726A JP3623798A JP3623798A JPH11226726A JP H11226726 A JPH11226726 A JP H11226726A JP 3623798 A JP3623798 A JP 3623798A JP 3623798 A JP3623798 A JP 3623798A JP H11226726 A JPH11226726 A JP H11226726A
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Hideaki Kato
英明 加藤
Kiyonori Hara
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Hitoshi Takigawa
整 瀧川
Hiroshi Yamada
洋 山田
Kenichi Mukoyama
賢一 向山
Keiko Okada
恵子 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノズル本体の亀裂を防止し、安全でかつ耐久性
の高い溶融金属排出用下ノズルを提供する。 【解決手段】溶融金属排出用下ノズル1のノズル本体2
に設けられたネック部10を耐熱性カバー3に設けられ
た取付け用の取付段部13よりも流出口6側に設け、ネ
ック部10に押圧力による応力と溶融金属による熱応力
が相乗的して作用しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶融金属排出用下ノ
ズルに係わり、特にノズルの亀裂を防止し耐久性を向上
させた溶融金属排出用下ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】溶融金属排出用下ノズルは、溶融金属排
出装置、例えば取鍋内の溶融金属の排出量を調整するス
ライドゲート装置の下端部に取り付けられ、そのスライ
ドゲート装置から排出される溶融金属の流動を制御する
装置である。
【0003】近年は溶融金属排出用下ノズル、例えば鉄
鋼連続鋳造用下ノズルとしての連続鋳造用下ノズル31
は、図4に示すように、耐火物製で中央部に溶鋼用流路
32を有するノズル本体33にこのノズル本体33を囲
繞する鉄皮34を有するものが用いられている。
【0004】このノズル31を例えばスライドゲート装
置に取り付けるため鉄皮34およびノズル本体33には
取付段部35、36がそれぞれ設けられている。
【0005】この鉄皮34に設けられた取付段部35は
ノズル本体33に設けられた段部36に対してノズル3
1の流出口37側(下側)に設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような構造のノズ
ル31を取付具によりスライドゲート装置の下端部に取
り付ける場合、鉄皮34に設けられた取付段部35を取
付具によりスライドゲート装置方向に常時押圧してスラ
イドゲート装置に取り付ける。従って、鉄皮34の取付
段部35およびこの取付段部35近傍には常時押圧力F
0が作用し、取付段部35に対向してノズル本体34に
設けられた段部36にも押圧力による応力が作用する。
段部36に押圧力による応力が作用すると、形状的に熱
応力に弱い段部36には、溶鋼による熱応力と押圧力に
よる応力の相乗作用で段部36から亀裂Cが生じ、溶鋼
が漏れることがあり、危険であった。
【0007】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、安全でかつ耐久性の高い溶融金属排出用下ノズ
ルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本願請求項1の発明は、両端に溶融金属の流
入口と流出口を有し、流入口から流出口にかけて貫通す
る溶融金属排出用流路を有する耐火物製のノズル本体
と、このノズル本体を囲繞する耐熱性カバーとから構成
される溶融金属排出用下ノズルにおいて、耐熱性カバー
の外周に溶融金属排出用下ノズルを溶融金属排出装置に
取付けるための取付段部を設け、かつ、この取付段部よ
りもノズルの流出口側に、少なくとも取付段部よりもノ
ズルの流入口側に至るまでの間にわたってノズル本体の
外周直径が増大変化し始める環状のネック部をノズル本
体に形成したことを特徴とする溶融金属排出用下ノズル
であることを要旨としている。
【0009】本願請求項2の発明は、ノズル本体の環状
のネック部が、環状のネック部より流出口側のノズル本
体の外周と環状のネック部から流入口側のノズル本体の
外周の傾斜の違いによる変曲点により形成したことを特
徴とする請求項1に記載の溶融金属排出用下ノズルであ
ることを要旨としている。
【0010】本願請求項3の発明は、耐熱性カバーを鉄
皮であり、取付段部がノズル本体の軸方向に対し垂直な
方向の環状面を有するように形成されていることを特徴
とする請求項2に記載の溶融金属排出用下ノズルである
ことを要旨としている。
【0011】本願請求項4の発明は、取付段部の流出口
側に、対応する部位のノズル本体の外周と同一のテーパ
を有するテーパ部を連接したことを特徴とする請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載の溶融金属排出用下ノズ
ルであることを要旨としている。
【0012】
【発明の実施の形態】 以下、本発明に係わる溶融金属
排出用ノズルの実施の形態および実施状況について添付
図面に基づき説明する。
【0013】図1に示されるような本発明に係わる溶融
金属排出用下ノズル1は、耐火物製のノズル本体2とこ
のノズル本体2を囲繞する耐熱性カバー、例えば鉄皮3
とから構成されている。
【0014】ノズル本体2には中央部に軸方向に貫通し
て延びる溶融金属排出用流路4が設けられ、この溶融金
属排出用流路4には流入口5と流出口6が設けられてい
る。さらに、ノズル本体2は円筒状で、ノズル本体2の
外周形状は直胴部7とこの直胴部7の端部を起点8と
し、この起点8から先細になるようなテーパ部9を有
し、このテーパ部9の終点、すなわち変曲点10aから
さらに異なる勾配を有する本体主部11を有して先細の
形状になっている。
【0015】本体主部11の勾配はテーパ部9の勾配よ
りも小さく形成されおり、変曲点10aには凹状の環状
のネック部10が形成される。なお、ここで本体主部1
1の勾配が0、すなわちネック部10から延伸する本体
主部11は垂直線に沿い、外径寸法が同一の円筒状であ
ってもよい。
【0016】一方、鉄皮3はノズル本体2の直胴部7に
平行な内壁面を有する直胴部12を有し、さらにこの直
胴部12の端部にはノズル本体2のネック部10より入
り口5側に位置して環状の取付段部13が設けられ、さ
らにこの取付段部13から延伸し勾配を有する鉄皮主部
14が形成されている。なお、この鉄皮主部14も勾配
を有さず、円筒状であってもよい。
【0017】上述した取付段部13に対向するようにノ
ズル本体2のテーパ部9が形成されており、起点8は取
付段部13より流入口5側(上側)に位置するように、
変曲点10、すなわちネック部10は取付段部13より
流出口6側(下側)に離間距離Lを有して位置するよう
に形成されている。なお、ノズル本体2と鉄皮3間に形
成される空隙にはモルタル15が充填される。
【0018】本発明に係わる溶融金属排出用下ノズル1
は以上のような構造になっているから、図2に示される
ように溶融金属排出装置、例えばスライドゲート装置2
0に組み込むには、スライドゲート装置20に回動自在
に設けられた取付装置21の取付具22により、鉄皮3
の取付段部13をスライドゲート装置20方向に押圧し
て行う。このとき、取付具22はスプリング23により
常時スライドゲート装置20方向に押圧されており、取
付具22により取付段部13は常時押圧されノズル1は
確実にスライドゲート装置20に保持される。
【0019】取付段部13が取付具22によって常時押
圧されるがこの押圧力による応力は直接ノズル本体2の
ネック部10には作用しない。
【0020】従って、このような状態でスライドゲート
装置20を介して溶融金属排出用下ノズル1に溶融金属
が流されても、ノズル本体2のネック部10には溶融金
属による熱応力しか作用せず、ノズル本体2で形状上応
力に対して最も弱いネック部10から亀裂を生じること
がない。
【0021】以上要するに本発明に係わる溶融金属排出
用下ノズル1はノズル本体2に設けられたネック部10
を鉄皮3に設けられた取付段部13よりも流出口6側
(下側)に設けたので、ネック部10には押圧力による
応力と溶融金属による熱応力が相乗的して作用すること
がなく、ネック部10に亀裂が発生することもなく、耐
久性の長い溶融金属排出用下ノズル1が得られる。
【0022】次に他の実施形態について説明する。
【0023】さらに、耐熱性カバーとしての鉄皮24に
はノズル本体25のテーパ部26のほぼ中間部に対向し
ての取付段部27を位置させ、さらにこの取付段部27
からノズル本体25のネック部28方向に向い、かつ応
力分散用のテーパ部、例えばテーパ部26にほぼ平行な
テーパ部29を形成する。
【0024】鉄皮24に応力分散用のテーパ部29を設
けることにより、取付具により鉄皮24を介してノズル
本体25にかかる応力は分散されノズル本体25のネッ
ク部28以外での亀裂発生が一層効果的に防止される。
【0025】以上は、本発明の具体例を説明するもので
あり、本発明の範囲が、この実施の形態の説明により限
定されるものではない。
【0026】
【発明の効果】本発明に係わる溶融金属排出用下ノズル
によれば、ノズル本体のネック部からの亀裂の発生を的
確に防止でき、安全で耐久性の長い溶融金属排出用下ノ
ズルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる連続鋳造用下ノズルの縦断面図
である。
【図2】本発明に係わる連続鋳造用下ノズルをスライド
ゲート装置に組み込んだ状態を示す断面図。
【図3】本発明に係わる連続鋳造用下ノズルの他の実施
の形態の要部を示す断面図。
【図4】従来連続鋳造用下ノズルを示す断面図。
【符号の説明】
1 溶融金属排出用下ノズル 2 ノズル本体 3 耐熱性カバー 4 溶融金属排出用流路 5 流入口 6 流出口 7 直胴部 8 起点 9 テーパ部 10 環状のネック部 10a 変曲点 11 本体主部 12 直胴部 13 取付段部 14 鉄皮主部 15 モルタル 20 スライドゲート装置 21 取付装置 22 取付具 23 スプリング 24 鉄皮 25 ノズル本体 26 テーパ部 27 取付段部 28 ネック部 29 テーパ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 洋 愛知県刈谷市小垣江町南藤1番地 東芝セ ラミックス株式会社刈谷製造所内 (72)発明者 向山 賢一 愛知県刈谷市小垣江町南藤1番地 東芝セ ラミックス株式会社刈谷製造所内 (72)発明者 岡田 恵子 愛知県刈谷市小垣江町南藤1番地 東芝セ ラミックス株式会社刈谷製造所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に溶融金属の流入口と流出口を有
    し、流入口から流出口にかけて貫通する溶融金属排出用
    流路を有する耐火物製のノズル本体と、このノズル本体
    を囲繞する耐熱性カバーとから構成される溶融金属排出
    用下ノズルにおいて、耐熱性カバーの外周に溶融金属排
    出用下ノズルを溶融金属排出装置に取付けるための取付
    段部を設け、かつ、この取付段部よりもノズルの流出口
    側に、少なくとも取付段部よりもノズルの流入口側に至
    るまでの間にわたってノズル本体の外周直径が増大変化
    し始める環状のネック部をノズル本体に形成したことを
    特徴とする溶融金属排出用下ノズル。
  2. 【請求項2】 ノズル本体の環状のネック部が、環状の
    ネック部より流出口側のノズル本体の外周と環状のネッ
    ク部から流入口側のノズル本体の外周の傾斜の違いによ
    る変曲点により形成したことを特徴とする請求項1に記
    載の溶融金属排出用下ノズル。
  3. 【請求項3】 耐熱性カバーを鉄皮であり、取付段部が
    ノズル本体の軸方向に対し垂直な方向の環状面を有する
    ように形成されていることを特徴とする請求項2に記載
    の溶融金属排出用下ノズル。
  4. 【請求項4】 取付段部の流出口側に、対応する部位の
    ノズル本体の外周と同一のテーパを有するテーパ部を連
    接したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載の溶融金属排出用下ノズル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002011566A (ja) * 2000-06-29 2002-01-15 Kawasaki Refract Co Ltd 溶融金属注入用ノズル
JP2006515803A (ja) * 2003-01-20 2006-06-08 ベスビウス グループ ソシエテ アノニム 注入ノズル、注入ノズルの押し付け装置及び鋳造装置
JP2009255120A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Shinagawa Refract Co Ltd 連続鋳造用浸漬ノズル
JP2018108605A (ja) * 2017-01-04 2018-07-12 Jfeスチール株式会社 耐火物ノズル

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