JPH11227643A - 装軌式車両における下転輪の軟式懸架装置 - Google Patents
装軌式車両における下転輪の軟式懸架装置Info
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- JPH11227643A JPH11227643A JP4623398A JP4623398A JPH11227643A JP H11227643 A JPH11227643 A JP H11227643A JP 4623398 A JP4623398 A JP 4623398A JP 4623398 A JP4623398 A JP 4623398A JP H11227643 A JPH11227643 A JP H11227643A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 整地精度を向上するためにコスト低減、及び
スペースを有効利用した下転輪の軟式懸架装置を提供す
る。 【解決手段】 下転輪の軟式懸架装置において、複数の
揺動式下転輪ユニット10のうちのアイドラ2に最も近
接する揺動式下転輪11とアイドラ2との間、あるいは
/および、複数の揺動式下転輪ユニット10のうちのス
プロケット3に最も近接する揺動式下転輪12とスプロ
ケット3との間で、かつ、トラックフレーム1に支持さ
れた単独式アーム部材24,25に軸支された単独式下
転輪21,22を備えた構成としたものである。
スペースを有効利用した下転輪の軟式懸架装置を提供す
る。 【解決手段】 下転輪の軟式懸架装置において、複数の
揺動式下転輪ユニット10のうちのアイドラ2に最も近
接する揺動式下転輪11とアイドラ2との間、あるいは
/および、複数の揺動式下転輪ユニット10のうちのス
プロケット3に最も近接する揺動式下転輪12とスプロ
ケット3との間で、かつ、トラックフレーム1に支持さ
れた単独式アーム部材24,25に軸支された単独式下
転輪21,22を備えた構成としたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装軌式車両におけ
る下転輪の軟式懸架装置に関する。
る下転輪の軟式懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】装軌式車両における下転輪の軟式懸架装
置に関しては、従来より公知の構造として図6、及び図
6のQ部詳細図の図7に示すように、トラックフレーム
1の一端に軸支したアイドラ2と、トラックフレーム1
の他端の近傍に配置したスプロケット3と、アイドラ2
とスプロケット3とに巻装された履帯6と、アイドラ2
とスプロケット3との間で、かつ、トラックフレーム1
に揺動可能に装着された揺動式アーム部材4,5に軸支
された揺動式下転輪11,12と揺動式アーム部材4,
5とトラックフレーム1間の緩衝用弾性部材A,Bを有
する3個の揺動式下転輪ユニット10a ,10b,10
c (総称して10と記す)とを備えた装軌式車両の揺動
式下転輪懸架装置が一般的に用いられている。
置に関しては、従来より公知の構造として図6、及び図
6のQ部詳細図の図7に示すように、トラックフレーム
1の一端に軸支したアイドラ2と、トラックフレーム1
の他端の近傍に配置したスプロケット3と、アイドラ2
とスプロケット3とに巻装された履帯6と、アイドラ2
とスプロケット3との間で、かつ、トラックフレーム1
に揺動可能に装着された揺動式アーム部材4,5に軸支
された揺動式下転輪11,12と揺動式アーム部材4,
5とトラックフレーム1間の緩衝用弾性部材A,Bを有
する3個の揺動式下転輪ユニット10a ,10b,10
c (総称して10と記す)とを備えた装軌式車両の揺動
式下転輪懸架装置が一般的に用いられている。
【0003】従来の揺動式下転輪ユニット10の1例と
して、特開昭55−148663号公報は、図7に示す
ように、トラックフレーム1に設けられた軸ピン7に一
方のアーム部材4と他方のアーム部材5とをそれぞれ揺
動可能に設け、一方のアーム部材4の一端側に揺動式下
転輪11を軸支すると共に、他方のアーム部材5の一端
側に揺動式下転輪12を軸支し、一方のアーム部材4の
他端側の受部8を他方のアーム部材5の転輪取付部9の
上方に位置させると共に、この受部8と転輪取付部9と
の間に弾性部材Aを介装し、他方のアーム部材5の他端
側の受部13を一方のアーム部材4の転輪取付部14の
上方に位置させると共に、この受部13と転輪取付部1
4との間に弾性部材Bを介装している下転輪懸架装置が
開示されている。また、特開昭49−58540号公報
についても軌道式車両の懸架装置の技術が開示されてい
るが説明を省略する。次に、図8に示す各揺動式下転輪
ユニット10a〜10cの緩衝用弾性部材A,Bの配置
において、地面の反力を各揺動式下転輪ユニット10a
〜10cの1個の下転輪で受ける場合の下転輪上下の静
的ばね定数k0 と、各々、2個の下転輪11,12で受
ける場合の静的ばね定数kx との関係を示す図である。
各揺動式下転輪ユニット10a〜10cが図8に示すよ
うなXボギー型である場合には、kx =4k0 で示され
ることが知られている。
して、特開昭55−148663号公報は、図7に示す
ように、トラックフレーム1に設けられた軸ピン7に一
方のアーム部材4と他方のアーム部材5とをそれぞれ揺
動可能に設け、一方のアーム部材4の一端側に揺動式下
転輪11を軸支すると共に、他方のアーム部材5の一端
側に揺動式下転輪12を軸支し、一方のアーム部材4の
他端側の受部8を他方のアーム部材5の転輪取付部9の
上方に位置させると共に、この受部8と転輪取付部9と
の間に弾性部材Aを介装し、他方のアーム部材5の他端
側の受部13を一方のアーム部材4の転輪取付部14の
上方に位置させると共に、この受部13と転輪取付部1
4との間に弾性部材Bを介装している下転輪懸架装置が
開示されている。また、特開昭49−58540号公報
についても軌道式車両の懸架装置の技術が開示されてい
るが説明を省略する。次に、図8に示す各揺動式下転輪
ユニット10a〜10cの緩衝用弾性部材A,Bの配置
において、地面の反力を各揺動式下転輪ユニット10a
〜10cの1個の下転輪で受ける場合の下転輪上下の静
的ばね定数k0 と、各々、2個の下転輪11,12で受
ける場合の静的ばね定数kx との関係を示す図である。
各揺動式下転輪ユニット10a〜10cが図8に示すよ
うなXボギー型である場合には、kx =4k0 で示され
ることが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では次の
問題がある。 (1) 図8において、アイドラ2とスプロケット3間距離
L1 が決まっている場合に、揺動式下転輪ユニット10
の個数が少な目の場合には、アイドラ2に最も近接する
揺動式下転輪ユニット10a の揺動式下転輪11とアイ
ドラ2間距離LE、あるいは、スプロケット3に最も近
接する揺動式下転輪ユニット10c の揺動式下転輪12
とスプロケット3間距離LE が大きくなる。このような
場合は、図6に示すように、地面に対する実接地長L2
が小さくなり、車体が前後方向に不安定となりピッチン
グする。このため、図5に示す本発明の第1実施例と従
来技術の整地精度を比較する図中の線Aに示すようにブ
レード作業機を用いた整地作業時の整地精度が低下す
る。 (2) アイドラ2に最も近接する揺動式下転輪ユニット1
0a の揺動式下転輪11とアイドラ2間距離、あるい
は、スプロケット3に最も近接する揺動式下転輪ユニッ
ト10c の揺動式下転輪12とスプロケット3間距離を
縮小させるために、揺動式下転輪ユニット10を3個の
ままにして実接地長L2 を増加させる方法があるが、こ
れでは隣接する揺動式下転輪ユニット10の揺動式下転
輪間距離LBが大きくなり過ぎる。すなわち、一般にLP
を履帯6のピッチとすると、履帯6の逆ぞりによる振
動を回避するために、揺動式下転輪ユニット10の揺動
式下転輪間距離LA =(1.3〜1.7)LP となるよ
うに設定し、一方、LA +LB=(2.9〜3.1)LP
となるのを避けるように揺動式下転輪を配置する必要
があることが知られており、揺動式下転輪ユニット10
が3個のままでは不可能で揺動式下転輪の数を増加させ
る必要がある。そこで、揺動式下転輪ユニット10のう
ちの1個を追加するのでは、コスト高、及びスペースが
増加する割には車体のピッチング防止等の効果が少な
い。
問題がある。 (1) 図8において、アイドラ2とスプロケット3間距離
L1 が決まっている場合に、揺動式下転輪ユニット10
の個数が少な目の場合には、アイドラ2に最も近接する
揺動式下転輪ユニット10a の揺動式下転輪11とアイ
ドラ2間距離LE、あるいは、スプロケット3に最も近
接する揺動式下転輪ユニット10c の揺動式下転輪12
とスプロケット3間距離LE が大きくなる。このような
場合は、図6に示すように、地面に対する実接地長L2
が小さくなり、車体が前後方向に不安定となりピッチン
グする。このため、図5に示す本発明の第1実施例と従
来技術の整地精度を比較する図中の線Aに示すようにブ
レード作業機を用いた整地作業時の整地精度が低下す
る。 (2) アイドラ2に最も近接する揺動式下転輪ユニット1
0a の揺動式下転輪11とアイドラ2間距離、あるい
は、スプロケット3に最も近接する揺動式下転輪ユニッ
ト10c の揺動式下転輪12とスプロケット3間距離を
縮小させるために、揺動式下転輪ユニット10を3個の
ままにして実接地長L2 を増加させる方法があるが、こ
れでは隣接する揺動式下転輪ユニット10の揺動式下転
輪間距離LBが大きくなり過ぎる。すなわち、一般にLP
を履帯6のピッチとすると、履帯6の逆ぞりによる振
動を回避するために、揺動式下転輪ユニット10の揺動
式下転輪間距離LA =(1.3〜1.7)LP となるよ
うに設定し、一方、LA +LB=(2.9〜3.1)LP
となるのを避けるように揺動式下転輪を配置する必要
があることが知られており、揺動式下転輪ユニット10
が3個のままでは不可能で揺動式下転輪の数を増加させ
る必要がある。そこで、揺動式下転輪ユニット10のう
ちの1個を追加するのでは、コスト高、及びスペースが
増加する割には車体のピッチング防止等の効果が少な
い。
【0005】本発明は上記従来の問題点に着目し、アイ
ドラ(又はスプロケット)と揺動式下転輪ユニットとの
間に単独式下転輪を配置して、スペースを増加させるこ
となく整地精度を効果的に向上するとともに、製作コス
トも低減せしめる装軌式車両における下転輪の軟式懸架
装置を提供することを目的とする。
ドラ(又はスプロケット)と揺動式下転輪ユニットとの
間に単独式下転輪を配置して、スペースを増加させるこ
となく整地精度を効果的に向上するとともに、製作コス
トも低減せしめる装軌式車両における下転輪の軟式懸架
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記の目
的を達成するために、本発明に係る装軌式車両における
下転輪の軟式懸架装置の第1の発明は、トラックフレー
ムの一端に軸支したアイドラと、トラックフレームの他
端の近傍に配置したスプロケットと、アイドラとスプロ
ケットとを巻装する履帯と、アイドラとスプロケットと
の間で、かつ、トラックフレームに揺動可能に装着され
た揺動式アーム部材に軸支された揺動式下転輪および揺
動式アーム部材とトラックフレーム間の緩衝用弾性部材
とを有する複数の揺動式下転輪ユニットとを備えた装軌
式車両における下転輪の軟式懸架装置において、前記複
数の揺動式下転輪ユニッのうちのアイドラに最も近接す
る揺動式下転輪とアイドラとの間、あるいは/および、
前記複数の揺動式下転輪ユニットのうちのスプロケット
に最も近接する揺動式下転輪とスプロケットとの間で、
かつ、トラックフレームに支持された単独式アーム部材
に軸支された1個の単独式下転輪を備えた構成としたも
のである。
的を達成するために、本発明に係る装軌式車両における
下転輪の軟式懸架装置の第1の発明は、トラックフレー
ムの一端に軸支したアイドラと、トラックフレームの他
端の近傍に配置したスプロケットと、アイドラとスプロ
ケットとを巻装する履帯と、アイドラとスプロケットと
の間で、かつ、トラックフレームに揺動可能に装着され
た揺動式アーム部材に軸支された揺動式下転輪および揺
動式アーム部材とトラックフレーム間の緩衝用弾性部材
とを有する複数の揺動式下転輪ユニットとを備えた装軌
式車両における下転輪の軟式懸架装置において、前記複
数の揺動式下転輪ユニッのうちのアイドラに最も近接す
る揺動式下転輪とアイドラとの間、あるいは/および、
前記複数の揺動式下転輪ユニットのうちのスプロケット
に最も近接する揺動式下転輪とスプロケットとの間で、
かつ、トラックフレームに支持された単独式アーム部材
に軸支された1個の単独式下転輪を備えた構成としたも
のである。
【0007】第1の発明の構成によれば、アイドラとス
プロケット間距離L1 が決まっている場合に、作業時に
有効に働く接地長(実接地長L3 という)が、アイドラ
に最も近接する揺動式下転輪ユニットの揺動中心、ある
いは/および、スプロケットに最も近接する揺動式下転
輪ユニットの揺動中心と単独式下転輪間距離ΔLだけ増
大する。このため、車体のピッチングが減少して整地性
が向上すると共に、乗り心地性も向上する。また、揺動
式下転輪ユニットをもう1つ増加する場合に比べてコス
トおよびスペースを有効に低減できる。
プロケット間距離L1 が決まっている場合に、作業時に
有効に働く接地長(実接地長L3 という)が、アイドラ
に最も近接する揺動式下転輪ユニットの揺動中心、ある
いは/および、スプロケットに最も近接する揺動式下転
輪ユニットの揺動中心と単独式下転輪間距離ΔLだけ増
大する。このため、車体のピッチングが減少して整地性
が向上すると共に、乗り心地性も向上する。また、揺動
式下転輪ユニットをもう1つ増加する場合に比べてコス
トおよびスペースを有効に低減できる。
【0008】第2の発明に係る装軌式車両における下転
輪の軟式懸架装置は、第1の発明の構成において、単独
式アーム部材の一端はトラックフレームに揺動支点G1,
G2で上下に揺動可能に支持され、単独式アーム部材と
トラックフレームとの他の当接部には弾性部材を備えた
構成としたものである。
輪の軟式懸架装置は、第1の発明の構成において、単独
式アーム部材の一端はトラックフレームに揺動支点G1,
G2で上下に揺動可能に支持され、単独式アーム部材と
トラックフレームとの他の当接部には弾性部材を備えた
構成としたものである。
【0009】第2の発明の構成によれば、車両がアイド
ラ側あるいはスプロケット側を進行方向として平坦地や
凹凸地面を走行し、アイドラあるいはスプロケットが一
時的に地面に対して浮いた状態となっても、各下転輪の
うちの最先端部、あるいは最後端部に配置される単独式
下転輪は、トラックフレームとの当接部間の弾性部材の
反発作用により履帯を確実に支えて図2,図4に示すよ
うに実接地長さL3 を維持して車体のピッチングを低減
する。また、単独式アーム部材とトラックフレームとの
当接部の弾性部材により、履帯が地面の凸部に乗り上げ
るときの衝撃を低減する。このように、車体のピッチン
グが低減されるため、図5に示す本発明の第1実施例と
従来技術の整地精度を比較する図中の線B(テスト
1),線C(テスト2)で示すように整地精度が向上す
る。さらに、履帯が地面の凸部に乗り上げるときの衝撃
を緩和するためオペレータの乗心地性が向上する。
ラ側あるいはスプロケット側を進行方向として平坦地や
凹凸地面を走行し、アイドラあるいはスプロケットが一
時的に地面に対して浮いた状態となっても、各下転輪の
うちの最先端部、あるいは最後端部に配置される単独式
下転輪は、トラックフレームとの当接部間の弾性部材の
反発作用により履帯を確実に支えて図2,図4に示すよ
うに実接地長さL3 を維持して車体のピッチングを低減
する。また、単独式アーム部材とトラックフレームとの
当接部の弾性部材により、履帯が地面の凸部に乗り上げ
るときの衝撃を低減する。このように、車体のピッチン
グが低減されるため、図5に示す本発明の第1実施例と
従来技術の整地精度を比較する図中の線B(テスト
1),線C(テスト2)で示すように整地精度が向上す
る。さらに、履帯が地面の凸部に乗り上げるときの衝撃
を緩和するためオペレータの乗心地性が向上する。
【0010】第3の発明に係る装軌式車両における下転
輪の軟式懸架装置は、第2の発明ににおいて、単独式下
転輪の軸支点は、単独式アーム部材の揺動支点の真下よ
りアイドラと反対側、あるいは/および、単独式アーム
部材の揺動支点の真下よりスプロケットと反対側に配置
される構成としたものである。
輪の軟式懸架装置は、第2の発明ににおいて、単独式下
転輪の軸支点は、単独式アーム部材の揺動支点の真下よ
りアイドラと反対側、あるいは/および、単独式アーム
部材の揺動支点の真下よりスプロケットと反対側に配置
される構成としたものである。
【0011】第3の発明の構成によれば、車両がアイド
ラ側あるいはスプロケツト側を進行方向として走行し、
履帯が地面の凸部に乗り上げて移動する場合は、各下転
輪のうちの最初に地面より押上げる衝撃を受ける単独式
下転輪は、履帯と相対移動する方向側の上方に揺動変位
することになり、実接地長を確保しながらスムーズに衝
撃を緩和することができる。このため、オペレータの乗
心地が更に向上する。
ラ側あるいはスプロケツト側を進行方向として走行し、
履帯が地面の凸部に乗り上げて移動する場合は、各下転
輪のうちの最初に地面より押上げる衝撃を受ける単独式
下転輪は、履帯と相対移動する方向側の上方に揺動変位
することになり、実接地長を確保しながらスムーズに衝
撃を緩和することができる。このため、オペレータの乗
心地が更に向上する。
【0012】第4の発明に係る装軌式車両における下転
輪の軟式懸架装置は、第1〜3の発明の構成のうちの少
なくとも一つにおいて、単独式下転輪の軸支点は、トラ
ックフレームの前後方向で、アイドラに最も近接する揺
動式下転輪の軸支点とアイドラの軸支点とのほぼ中間、
あるいは/および、スプロケットに最も近接する揺動式
下転輪の軸支点とスプロケットの軸支点とのほぼ中間に
位置することを特徴とする。
輪の軟式懸架装置は、第1〜3の発明の構成のうちの少
なくとも一つにおいて、単独式下転輪の軸支点は、トラ
ックフレームの前後方向で、アイドラに最も近接する揺
動式下転輪の軸支点とアイドラの軸支点とのほぼ中間、
あるいは/および、スプロケットに最も近接する揺動式
下転輪の軸支点とスプロケットの軸支点とのほぼ中間に
位置することを特徴とする。
【0013】第4の発明の構成によれば、アイドラに最
も近接する揺動式下転輪とアイドラ、あるいは/およ
び、スプロケットに最も近接する揺動式下転輪とスプロ
ケットに作用する力が均等化される。このため、アイド
ラに最も近接する揺動式下転輪とアイドラ、あるいは/
および、スプロケットに最も近接する揺動式下転輪とス
プロケットのいずれか一方に過大な力が作用することが
ないため部品の耐久性が向上する。
も近接する揺動式下転輪とアイドラ、あるいは/およ
び、スプロケットに最も近接する揺動式下転輪とスプロ
ケットに作用する力が均等化される。このため、アイド
ラに最も近接する揺動式下転輪とアイドラ、あるいは/
および、スプロケットに最も近接する揺動式下転輪とス
プロケットのいずれか一方に過大な力が作用することが
ないため部品の耐久性が向上する。
【0014】第5の発明に係る装軌式車両における下転
輪の軟式懸架装置は、第2〜4の発明の構成のうちの少
なくとも一つにおいて、単独式下転輪の上下揺動方向の
静的ばね定数を、アイドラに最も近接する揺動式下転輪
の上下方向の静的ばね定数、あるいは/ およびスプロケ
ットに最も近接する揺動式下転輪の上下方向の静的ばね
定数より、大きくする構成としたものである。
輪の軟式懸架装置は、第2〜4の発明の構成のうちの少
なくとも一つにおいて、単独式下転輪の上下揺動方向の
静的ばね定数を、アイドラに最も近接する揺動式下転輪
の上下方向の静的ばね定数、あるいは/ およびスプロケ
ットに最も近接する揺動式下転輪の上下方向の静的ばね
定数より、大きくする構成としたものである。
【0015】第5の発明の構成によれば、車両がアイド
ラ側あるいはスプロケット側を進行方向として平坦地や
凹凸地面を走行し、アイドラあるいはスプロケットが一
時的に地面に対して浮いた状態となっても、各下転輪の
うちの最先端部、あるいは最後端部に配置される単独式
下転輪は、隣接する揺動式下転輪よりも、上下の静的ば
ね定数を大きくしてあるので、履帯を介して地面に対し
て、反発力が大きいために単独式下転輪の真下の履帯を
確実に支えて実接地長を確保することができる。このた
め、車体のピッチング、および振動や衝撃がより緩和さ
れるので、ブレードによる整地性およびオペレータの乗
心地性が向上する。
ラ側あるいはスプロケット側を進行方向として平坦地や
凹凸地面を走行し、アイドラあるいはスプロケットが一
時的に地面に対して浮いた状態となっても、各下転輪の
うちの最先端部、あるいは最後端部に配置される単独式
下転輪は、隣接する揺動式下転輪よりも、上下の静的ば
ね定数を大きくしてあるので、履帯を介して地面に対し
て、反発力が大きいために単独式下転輪の真下の履帯を
確実に支えて実接地長を確保することができる。このた
め、車体のピッチング、および振動や衝撃がより緩和さ
れるので、ブレードによる整地性およびオペレータの乗
心地性が向上する。
【0016】第6の発明に係る装軌式車両における下転
輪の軟式懸架装置は、第2〜5の発明の構成のうちの少
なくとも一つにおいて、単独式下転輪のセット高さ位置
を調整する位置調整手段を備える構成としたものであ
る。
輪の軟式懸架装置は、第2〜5の発明の構成のうちの少
なくとも一つにおいて、単独式下転輪のセット高さ位置
を調整する位置調整手段を備える構成としたものであ
る。
【0017】第6の発明によれば、単独式下転輪の高さ
位置は位置調整手段により調整される。このため、接地
量、離昇量の変更が容易になる。即ち、整地性を向上さ
せるために接地量を減少させたり、乗り心地性を向上さ
せるために接地量を増大させる調整が容易となる。
位置は位置調整手段により調整される。このため、接地
量、離昇量の変更が容易になる。即ち、整地性を向上さ
せるために接地量を減少させたり、乗り心地性を向上さ
せるために接地量を増大させる調整が容易となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1〜5を参照しながら本
発明の実施例を説明する。なお、以下の説明では、従来
技術と同様な部材には同一符号を付してその説明を省略
する。
発明の実施例を説明する。なお、以下の説明では、従来
技術と同様な部材には同一符号を付してその説明を省略
する。
【0019】本発明に係る下転輪の軟式懸架装置を搭載
した装軌式車両を図1により説明すする。装軌式車両の
トラックフレーム1の一端に軸支したアイドラ2と、ト
ラックフレーム1の他端に軸支したスプロケット3とに
は履帯6が巻装されている。アイドラ2とスプロケット
3との間には、図6〜図8に示す従来の技術と同様な揺
動式下転輪ユニット10a 〜10c の揺動式下転輪1
1,12と、図2〜図4に示す本発明の単独式下転輪2
1,22(図1には開示せず)とにより履帯6を支持し
ている。
した装軌式車両を図1により説明すする。装軌式車両の
トラックフレーム1の一端に軸支したアイドラ2と、ト
ラックフレーム1の他端に軸支したスプロケット3とに
は履帯6が巻装されている。アイドラ2とスプロケット
3との間には、図6〜図8に示す従来の技術と同様な揺
動式下転輪ユニット10a 〜10c の揺動式下転輪1
1,12と、図2〜図4に示す本発明の単独式下転輪2
1,22(図1には開示せず)とにより履帯6を支持し
ている。
【0020】本発明に係る下転輪の軟式懸架装置の第1
実施例を図2により説明する。なお、揺動式下転輪ユニ
ット10(10a 〜10c )の詳細については、図7に
示す従来の技術と同様のため説明を省略する。複数の揺
動式下転輪ユニット10(10a 〜10c )のうちのア
イドラ2に最も近接する揺動式下転輪11とアイドラ2
との間には、トラックフレーム1に揺動支点G1 回りに
揺動可能に支持された単独式アーム部材24に軸支した
単独式下転輪21が配置されている。単独式アーム部材
24とトラックフレーム1との当接部には、単独式アー
ム部材24とトラックフレーム1それぞれに弾性部材C
が設置されている。単独式下転輪21の軸支点は、単独
式アーム部材24の揺動支点G1 の真下よりアイドラ2
と反対側に配置されるとともに、トラックフレーム1の
前後方向で、アイドラ2に最も近接する揺動式下転輪1
1の軸支点とアイドラ2の軸支点との中間に位置するよ
うに配置されている。揺動支点G1 と単独式下転輪21
の軸支点とを通る直線は、履帯6の長手方向に対してほ
ぼ45度以下になるように設置されている。前記単独式
下転輪21の弾性部材Cの上下揺動方向の静的ばね定数
を、アイドラ2に最も近接する揺動式下転輪11の弾性
部材上下方向の静的ばね定数、あるいは/ およびスプロ
ケット3に最も近接する揺動式下転輪12の弾性部材上
下方向の静的ばね定数より大きくしてある。更に、図3
に示すように、単独式アーム部材24と弾性部材Cとの
間には単独式下転輪21のセット高さ位置を調整する位
置調整手段26を備えている。
実施例を図2により説明する。なお、揺動式下転輪ユニ
ット10(10a 〜10c )の詳細については、図7に
示す従来の技術と同様のため説明を省略する。複数の揺
動式下転輪ユニット10(10a 〜10c )のうちのア
イドラ2に最も近接する揺動式下転輪11とアイドラ2
との間には、トラックフレーム1に揺動支点G1 回りに
揺動可能に支持された単独式アーム部材24に軸支した
単独式下転輪21が配置されている。単独式アーム部材
24とトラックフレーム1との当接部には、単独式アー
ム部材24とトラックフレーム1それぞれに弾性部材C
が設置されている。単独式下転輪21の軸支点は、単独
式アーム部材24の揺動支点G1 の真下よりアイドラ2
と反対側に配置されるとともに、トラックフレーム1の
前後方向で、アイドラ2に最も近接する揺動式下転輪1
1の軸支点とアイドラ2の軸支点との中間に位置するよ
うに配置されている。揺動支点G1 と単独式下転輪21
の軸支点とを通る直線は、履帯6の長手方向に対してほ
ぼ45度以下になるように設置されている。前記単独式
下転輪21の弾性部材Cの上下揺動方向の静的ばね定数
を、アイドラ2に最も近接する揺動式下転輪11の弾性
部材上下方向の静的ばね定数、あるいは/ およびスプロ
ケット3に最も近接する揺動式下転輪12の弾性部材上
下方向の静的ばね定数より大きくしてある。更に、図3
に示すように、単独式アーム部材24と弾性部材Cとの
間には単独式下転輪21のセット高さ位置を調整する位
置調整手段26を備えている。
【0021】次に、図2の第1実施例の作動を説明す
る。アイドラ2とスプロケット3間距離L1 が決まって
いる場合に、作業時に有効に働く実接地長L3 は、従来
の技術における実接地長L2 に比べて、アイドラ2に最
も近接する揺動式下転輪ユニット10a の揺動中心と単
独式下転輪21の軸支点間距離ΔLだけ増大する。した
がって、車体のピッチングが減少して整地性が向上する
と共に、乗心地性も向上する。また、揺動式下転輪ユニ
ットをもう1つ増加する場合に比べてコスト低減および
スペースを有効に利用することができる。
る。アイドラ2とスプロケット3間距離L1 が決まって
いる場合に、作業時に有効に働く実接地長L3 は、従来
の技術における実接地長L2 に比べて、アイドラ2に最
も近接する揺動式下転輪ユニット10a の揺動中心と単
独式下転輪21の軸支点間距離ΔLだけ増大する。した
がって、車体のピッチングが減少して整地性が向上する
と共に、乗心地性も向上する。また、揺動式下転輪ユニ
ットをもう1つ増加する場合に比べてコスト低減および
スペースを有効に利用することができる。
【0022】また、車両がアイドラ2側あるいはスプロ
ケット3側を進行方向として平坦地や凹凸地面を走行
し、アイドラ2あるいはスプロケット3が一時的に地面
に対して浮いた状態となっても、各下転輪のうちの最先
端部、あるいは最後端部に配置される単独式下転輪2
1,22は、トラックフレーム1との当接部間の弾性部
材Cの反発作用により履帯6を確実に支えて図2,図4
に示すように実接地長さL3 を維持して車体のピッチン
グを低減する。さらに、単独式アーム部材24,25と
トラックフレーム1との当接部の弾性部材Cにより履帯
が地面の凸部に乗り上げるときの衝撃を緩和する。この
ように、車体のピッチングが低減されるため、図5に示
す本発明の第1実施例と従来技術の整地精度を比較する
図中の線B(テスト1),線C(テスト2)で示すよう
に整地精度が向上する。
ケット3側を進行方向として平坦地や凹凸地面を走行
し、アイドラ2あるいはスプロケット3が一時的に地面
に対して浮いた状態となっても、各下転輪のうちの最先
端部、あるいは最後端部に配置される単独式下転輪2
1,22は、トラックフレーム1との当接部間の弾性部
材Cの反発作用により履帯6を確実に支えて図2,図4
に示すように実接地長さL3 を維持して車体のピッチン
グを低減する。さらに、単独式アーム部材24,25と
トラックフレーム1との当接部の弾性部材Cにより履帯
が地面の凸部に乗り上げるときの衝撃を緩和する。この
ように、車体のピッチングが低減されるため、図5に示
す本発明の第1実施例と従来技術の整地精度を比較する
図中の線B(テスト1),線C(テスト2)で示すよう
に整地精度が向上する。
【0023】さらにまた、単独式アーム部材24とトラ
ックフレーム1との当接部の弾性部材Cにより履帯6が
地面の凸部に乗り上げるときの衝撃を緩和するととも
に、地面から単独式下転輪21に押上力が作用すると、
単独式下転輪21は、弾性部材Cの撓み量だけ押上力と
反対方向に移動するため、履帯6が地面の凸部に乗り上
げるときの衝撃を緩和する効果が大きい。
ックフレーム1との当接部の弾性部材Cにより履帯6が
地面の凸部に乗り上げるときの衝撃を緩和するととも
に、地面から単独式下転輪21に押上力が作用すると、
単独式下転輪21は、弾性部材Cの撓み量だけ押上力と
反対方向に移動するため、履帯6が地面の凸部に乗り上
げるときの衝撃を緩和する効果が大きい。
【0024】また、単独式下転輪21の軸支点は、アイ
ドラ2に最も近接する揺動式下転輪11の軸支点とアイ
ドラ2の軸支点とのほぼ中間に位置するため、アイドラ
2に最も近接する揺動式下転輪11とアイドラ2に作用
する力が均等化されていずれか一方に過大な力が作用す
ることがない。したがって、アイドラに最も近接する揺
動式下転輪11とアイドラ2、あるいは/および、スプ
ロケットに最も近接する揺動式下転輪12とスプロケッ
ト3のいずれか一方に過大な力が作用することがないた
め部品の耐久性が向上する。
ドラ2に最も近接する揺動式下転輪11の軸支点とアイ
ドラ2の軸支点とのほぼ中間に位置するため、アイドラ
2に最も近接する揺動式下転輪11とアイドラ2に作用
する力が均等化されていずれか一方に過大な力が作用す
ることがない。したがって、アイドラに最も近接する揺
動式下転輪11とアイドラ2、あるいは/および、スプ
ロケットに最も近接する揺動式下転輪12とスプロケッ
ト3のいずれか一方に過大な力が作用することがないた
め部品の耐久性が向上する。
【0025】さらに、単独式下転輪21,22の弾性部
材Cの上下揺動方向の静的ばね定数を、アイドラ2に最
も近接する揺動式下転輪11の弾性部材上下方向の静的
ばね定数、あるいは/ およびスプロケット3に最も近接
する揺動式下転輪12の弾性部材上下方向の静的ばね定
数より大きくしてある。この場合、図8で説明した揺動
式下転輪ユニット10a〜10cの緩衝用弾性部材A,
Bの配置において、地面の反力を各揺動式下転輪ユニッ
ト10a〜10cの1個の下転輪で受ける場合の下転輪
上下の静的ばね定数k0 と、各々、2個の下転輪11,
12で受ける場合の静的ばね定数kx との関係を示して
おり、図8に示すように、Xボギー型の揺動式下転輪ユ
ニット10a〜10cのときは、kx =4k0 で示され
る。したがって、前記単独式下転輪21,22の静的ば
ね定数kSの最適値は、kS=(1.2〜1.5)k0 が好
適である。これにより、車両がアイドラ側あるいはスプ
ロケット側を進行方向として平坦地や凹凸地面を走行
し、アイドラあるいはスプロケットが一時的に地面に対
して浮いた状態となっても、各下転輪のうちの最先端
部、あるいは最後端部に配置される単独式下転輪は、隣
接する揺動式下転輪よりも、上下の静的ばね定数を大き
くしてあるので、履帯を介して地面に対して、反発力が
大きいために単独式下転輪の真下の履帯を確実に支えて
実接地長を確保することができる。このため、車体のピ
ッチング、および振動や衝撃がより緩和されるので、ブ
レードによる整地性およびオペレータの乗心地性が向上
する。
材Cの上下揺動方向の静的ばね定数を、アイドラ2に最
も近接する揺動式下転輪11の弾性部材上下方向の静的
ばね定数、あるいは/ およびスプロケット3に最も近接
する揺動式下転輪12の弾性部材上下方向の静的ばね定
数より大きくしてある。この場合、図8で説明した揺動
式下転輪ユニット10a〜10cの緩衝用弾性部材A,
Bの配置において、地面の反力を各揺動式下転輪ユニッ
ト10a〜10cの1個の下転輪で受ける場合の下転輪
上下の静的ばね定数k0 と、各々、2個の下転輪11,
12で受ける場合の静的ばね定数kx との関係を示して
おり、図8に示すように、Xボギー型の揺動式下転輪ユ
ニット10a〜10cのときは、kx =4k0 で示され
る。したがって、前記単独式下転輪21,22の静的ば
ね定数kSの最適値は、kS=(1.2〜1.5)k0 が好
適である。これにより、車両がアイドラ側あるいはスプ
ロケット側を進行方向として平坦地や凹凸地面を走行
し、アイドラあるいはスプロケットが一時的に地面に対
して浮いた状態となっても、各下転輪のうちの最先端
部、あるいは最後端部に配置される単独式下転輪は、隣
接する揺動式下転輪よりも、上下の静的ばね定数を大き
くしてあるので、履帯を介して地面に対して、反発力が
大きいために単独式下転輪の真下の履帯を確実に支えて
実接地長を確保することができる。このため、車体のピ
ッチング、および振動や衝撃がより緩和されるので、ブ
レードによる整地性およびオペレータの乗心地性が向上
する。
【0026】さらにまた、位置調整手段26により単独
式下転輪21のセット高さ位置を調整すれば、容易に接
地量を減少させて整地性を向上させたり、接地量を増大
させて乗り心地性を向上させることができる。また、揺
動支点G1 と単独式下転輪21の軸支点とを通る直線
は、履帯6の長手方向に対して45度以下であるため、
単独式下転輪21の上下移動による履帯6との車両前後
方向におけるすべりが減少する。
式下転輪21のセット高さ位置を調整すれば、容易に接
地量を減少させて整地性を向上させたり、接地量を増大
させて乗り心地性を向上させることができる。また、揺
動支点G1 と単独式下転輪21の軸支点とを通る直線
は、履帯6の長手方向に対して45度以下であるため、
単独式下転輪21の上下移動による履帯6との車両前後
方向におけるすべりが減少する。
【0027】図4により本発明に係る下転輪の軟式懸架
装置の第2実施例を説明する。図2に示す第1実施例で
はアイドラ2に最も近接する揺動式下転輪11とアイド
ラ2との間に、単独式アーム部材24に軸支した単独式
下転輪21を配置したが、第2実施例では複数の揺動式
下転輪ユニット10(10a 〜10c )のうちのスプロ
ケット3に最も近接する揺動式下転輪12とスプロケッ
ト3との間に、トラックフレーム1に揺動支点G2 回り
に揺動可能に支持された単独式アーム部材25に軸支し
た単独式下転輪22が配置されている。その他の構成お
よび作用については第1実施例と同様のため説明を省略
する。なお、第1実施例では車体がアイドラ2側から進
行する場合、即ち車体が前進するときに有効であるが、
第2実施例では車体がスプロケット3側から進行する場
合、即ち車体が後進するときに有効である。また、第1
実施例と第2実施例とを併用してもよく、この場合には
車体の前後進両方向に有効となる。
装置の第2実施例を説明する。図2に示す第1実施例で
はアイドラ2に最も近接する揺動式下転輪11とアイド
ラ2との間に、単独式アーム部材24に軸支した単独式
下転輪21を配置したが、第2実施例では複数の揺動式
下転輪ユニット10(10a 〜10c )のうちのスプロ
ケット3に最も近接する揺動式下転輪12とスプロケッ
ト3との間に、トラックフレーム1に揺動支点G2 回り
に揺動可能に支持された単独式アーム部材25に軸支し
た単独式下転輪22が配置されている。その他の構成お
よび作用については第1実施例と同様のため説明を省略
する。なお、第1実施例では車体がアイドラ2側から進
行する場合、即ち車体が前進するときに有効であるが、
第2実施例では車体がスプロケット3側から進行する場
合、即ち車体が後進するときに有効である。また、第1
実施例と第2実施例とを併用してもよく、この場合には
車体の前後進両方向に有効となる。
【0028】図5は、図2に示す第1実施例と従来の技
術との、砂地平坦部での整地精度を比較する図で、横軸
に整地作業距離を示し、縦軸に整地精度(凹凸の差の比
率)を示してある。線Aで示した従来の技術では車体の
ピッチングにより整地作業時の整地精度(凹凸の差の比
率)は、整地作業距離17mの点で最大となり、これを
比率1.0として示してある。これに比較して、線Bで
示す第1実施例における弾性部材Cのばね定数ks =k
1 (=0.5k0 )では、整地精度(凹凸の差の比率)
の最大値が整地作業距離20mの点で約0.62とな
り、整地精度は従来の技術より改善されている。また、
線Cで示す第1実施例における弾性部材Cのばね定数k
s =k2 ( =1.25k0 ) では、整地精度(凹凸の差
の比率)の最大値が整地作業距離12mの点で約0.2
7となり、整地精度は従来の技術より顕著に改善された
ことが分かる。このように、単独式の揺動式下転輪2
1,22を支持する弾性部材Cのばね定数は大きい方が
整地精度の向上に効果があった。
術との、砂地平坦部での整地精度を比較する図で、横軸
に整地作業距離を示し、縦軸に整地精度(凹凸の差の比
率)を示してある。線Aで示した従来の技術では車体の
ピッチングにより整地作業時の整地精度(凹凸の差の比
率)は、整地作業距離17mの点で最大となり、これを
比率1.0として示してある。これに比較して、線Bで
示す第1実施例における弾性部材Cのばね定数ks =k
1 (=0.5k0 )では、整地精度(凹凸の差の比率)
の最大値が整地作業距離20mの点で約0.62とな
り、整地精度は従来の技術より改善されている。また、
線Cで示す第1実施例における弾性部材Cのばね定数k
s =k2 ( =1.25k0 ) では、整地精度(凹凸の差
の比率)の最大値が整地作業距離12mの点で約0.2
7となり、整地精度は従来の技術より顕著に改善された
ことが分かる。このように、単独式の揺動式下転輪2
1,22を支持する弾性部材Cのばね定数は大きい方が
整地精度の向上に効果があった。
【図1】本発明に係る下転輪の軟式懸架装置を装着した
装軌式車両の側面図である。
装軌式車両の側面図である。
【図2】本発明に係る下転輪の軟式懸架装置の第1実施
例を示す図である。
例を示す図である。
【図3】図2のP部詳細図である。
【図4】本発明に係る下転輪の軟式懸架装置の第2実施
例を示す図である。
例を示す図である。
【図5】図2に示す第1実施例と従来の技術との整地精
度を比較する図である。
度を比較する図である。
【図6】従来の技術を示す図である。
【図7】図6のQ部詳細図である。
【図8】Xボギー型下転輪の上下方向の静的ばね定数を
示す図である。
示す図である。
1…トラックフレーム、2…アイドラ、3…スプロケッ
ト、4…一方のアーム部材、5…他方のアーム部材、6
…履帯、7…軸ピン、8,13…受部、9,14…転輪
取付部、10,10a ,10b,10c …揺動式下転輪
ユニット、11,12…揺動式下転輪、21,22…単
独式下転輪、24,25…単独式アーム部材、26…位
置調整手段、A,B…弾性部材、C…弾性部材。
ト、4…一方のアーム部材、5…他方のアーム部材、6
…履帯、7…軸ピン、8,13…受部、9,14…転輪
取付部、10,10a ,10b,10c …揺動式下転輪
ユニット、11,12…揺動式下転輪、21,22…単
独式下転輪、24,25…単独式アーム部材、26…位
置調整手段、A,B…弾性部材、C…弾性部材。
Claims (6)
- 【請求項1】 トラックフレームの一端に軸支したアイ
ドラと、トラックフレームの他端の近傍に配置したスプ
ロケットと、アイドラとスプロケットとを巻装する履帯
と、アイドラとスプロケットとの間で、かつ、トラック
フレームに揺動可能に装着された揺動式アーム部材に軸
支された揺動式下転輪および揺動式アーム部材とトラッ
クフレーム間の緩衝用弾性部材とを有する複数の揺動式
下転輪ユニットとを備えた装軌式車両における下転輪の
軟式懸架装置において、 前記複数の揺動式下転輪ユニット(10)のうちのアイドラ
(2) に最も近接する揺動式下転輪(11)とアイドラ(2) と
の間、あるいは/および、前記複数の揺動式下転輪ユニ
ット(10)のうちのスプロケット(3) に最も近接する揺動
式下転輪(12)とスプロケット(3) との間で、かつ、トラ
ックフレーム(1) に支持された単独式アーム部材(24,2
5) に軸支された1個の単独式下転輪(21,22) を備える
ことを特徴とする装軌式車両における下転輪の軟式懸架
装置。 - 【請求項2】 請求項1において、単独式アーム部材(2
4,25) の一端はトラックフレーム(1) に揺動支点(G1,G
2) で上下に揺動可能に支持され、単独式アーム部材(2
4,25) とトラックフレーム(1) との他の当接部には弾性
部材(C) を備えることを特徴とする装軌式車両における
下転輪の軟式懸架装置。 - 【請求項3】 請求項2において、単独式下転輪(21,2
2) の軸支点は、単独式アーム部材(24)の揺動支点(G1)
の真下よりアイドラ(2) と反対側、あるいは/および、
単独式アーム部材(25)の揺動支点(G2)の真下よりスプロ
ケット(3) と反対側に配置されることを特徴とする装軌
式車両における下転輪の軟式懸架装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3の少なくとも一つにおい
て、単独式下転輪(21,22) の軸支点は、トラックフレー
ム(1) の前後方向で、アイドラ(2) に最も近接する揺動
式下転輪(11)の軸支点とアイドラ(2) の軸支点とのほぼ
中間、あるいは/および、スプロケット(3) に最も近接
する揺動式下転輪(12)の軸支点とスプロケット(3) の軸
支点とのほぼ中間に位置することを特徴とする装軌式車
両における下転輪の軟式懸架装置。 - 【請求項5】 請求項2〜4の少なくとも一つにおい
て、単独式下転輪(21,22) の上下揺動方向の静的ばね定
数を、アイドラ(2) に最も近接する揺動式下転輪(11)の
上下方向の静的ばね定数、あるいは/ およびスプロケッ
ト(3) に最も近接する揺動式下転輪(12)の上下方向の静
的ばね定数より、大きくすることを特徴とする装軌式車
両における下転輪の軟式懸架装置。 - 【請求項6】 請求項2〜5の少なくとも一つにおい
て、単独式下転輪(21,22) のセット高さ位置を調整する
位置調整手段(26)を備えることを特徴とする装軌式車両
における下転輪の軟式懸架装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4623398A JPH11227643A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | 装軌式車両における下転輪の軟式懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4623398A JPH11227643A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | 装軌式車両における下転輪の軟式懸架装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11227643A true JPH11227643A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12741410
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4623398A Pending JPH11227643A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | 装軌式車両における下転輪の軟式懸架装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11227643A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005225485A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Komatsu Ltd | 装軌車両の走行装置 |
| JP2007001377A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Komatsu Ltd | 装軌車両 |
| CN110775175A (zh) * | 2019-11-15 | 2020-02-11 | 北京邮电大学 | 一种增强型克里斯蒂悬挂系统 |
-
1998
- 1998-02-10 JP JP4623398A patent/JPH11227643A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005225485A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Komatsu Ltd | 装軌車両の走行装置 |
| JP2007001377A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Komatsu Ltd | 装軌車両 |
| CN110775175A (zh) * | 2019-11-15 | 2020-02-11 | 北京邮电大学 | 一种增强型克里斯蒂悬挂系统 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060110 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
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| A521 | Written amendment |
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| A02 | Decision of refusal |
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