JPH11227826A - 記録媒体の包装フィルムとその製造方法 - Google Patents
記録媒体の包装フィルムとその製造方法Info
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- JPH11227826A JPH11227826A JP4297598A JP4297598A JPH11227826A JP H11227826 A JPH11227826 A JP H11227826A JP 4297598 A JP4297598 A JP 4297598A JP 4297598 A JP4297598 A JP 4297598A JP H11227826 A JPH11227826 A JP H11227826A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 包装用フィルムのデザイン等の従来の印刷方
式ではフィルムの片面にすべてのデザイン等の印刷を行
うので、印刷の中の一部が変わっただけでも印刷機全体
を停止し印刷版やインキの交換を行わなければならなか
った。その為に生産数量の少ない品種の場合には印刷時
間よりも切り替えにかかる時間の方が長くなる場合など
の問題がある。オーディオカセットやビデオカセットで
は、デザイン自体は同じであるが録音時間長さ表示のみ
の違いで10種類以上になり、総数にすると数百種類に
なっていて、その都度切り替えが必要であり印刷機の稼
働率の低下を招いていた。 【解決手段】 2軸延伸の熱収縮性プラスチックフィル
ムを使用し、包装時内側となるフィルム内面に共通部分
の文字及びデザインをグラビア印刷により多色印刷を施
した後、外側となるフィルム面に前記共通部分と異なる
部分を印刷することを特徴とする記録媒体のフィルム包
装体に使用するフィルムと製造方法。
式ではフィルムの片面にすべてのデザイン等の印刷を行
うので、印刷の中の一部が変わっただけでも印刷機全体
を停止し印刷版やインキの交換を行わなければならなか
った。その為に生産数量の少ない品種の場合には印刷時
間よりも切り替えにかかる時間の方が長くなる場合など
の問題がある。オーディオカセットやビデオカセットで
は、デザイン自体は同じであるが録音時間長さ表示のみ
の違いで10種類以上になり、総数にすると数百種類に
なっていて、その都度切り替えが必要であり印刷機の稼
働率の低下を招いていた。 【解決手段】 2軸延伸の熱収縮性プラスチックフィル
ムを使用し、包装時内側となるフィルム内面に共通部分
の文字及びデザインをグラビア印刷により多色印刷を施
した後、外側となるフィルム面に前記共通部分と異なる
部分を印刷することを特徴とする記録媒体のフィルム包
装体に使用するフィルムと製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】磁気記録媒体や光記録媒体な
どの記録媒体を包装する熱収縮性プラスチックフィルム
(以下フィルム)とその製造方法に関する。
どの記録媒体を包装する熱収縮性プラスチックフィルム
(以下フィルム)とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体や光記録媒体などの記録媒
体を包装する熱収縮性プラスチックフィルムには通常多
色印刷により文字、デザイン等が印刷されている。現行
の方式ではグラビア印刷によって、フィルムの片面に全
ての印刷を行っている。図1〜図2は現行の印刷を施し
た典型的な包装用フィルムを示し、透明な熱収縮性プラ
スチックフィルム1の、テープカセットまたはCDカー
トリッジ等の記録媒体側になる内面に、グラビア印刷に
よって種々の色インキを使用して多数回印刷を行い多色
印刷部2を形成する。図5は従来のグラビア印刷工程の
概要を示す図であり、透明な熱収縮性プラスチックフィ
ルムの原反フィルム9を原反ロール10より繰り出し、
案内ローラ15により順に共通版印刷部A、及び変更版
印刷部Bに送り、フィルム9の上に所定のデザインの印
刷を行う。共通版印刷部Aでは異なった色の印刷版ロー
ル11、12、13、14により順次フィルム10の内
面(カセット側となる面)に多色印刷を施し、変更版印
刷部Bでは印刷すべき種類(カセットの録音時間長等)
に応じて選択した印刷版ロール16、17、18、19
により引き続いて多色印刷が行われ、最後のロール11
状に巻き取る。各印刷ロールは多数個取りのために幅方
向に5個及び周方向に3個の同一のデザイン領域(合計
15個の多面付け)を有する。図示の例は8色を印刷す
る場合である。なお各印刷版の後には乾燥器が必要であ
るが図では省略してある。印刷の種類を変更したい場合
には印刷版ロール16、17、18、19を他の一組の
印刷版に交換して印刷を実施する必要がある。このよう
に、この工程は例えば印刷すべき分数(カセットの録音
時間長)に何種類かあれば、各種類ごとに異なった印刷
版ロールの組16〜19をセットしてそれぞれ印刷を実
行する必要がある。次いで図6のように、印刷済みの原
反フィルム9をロール11から巻き出してこれを裁断機
(図示せず)により複数(図の例では5本)の小幅フィ
ルム17’に切り出し、小ロール18’の形に巻き取
る。このように、従来の方式ではフィルムの片面にすべ
てのデザイン、文字等の印刷を行うので、印刷の中の一
部が変わっただけでも印刷機全体を停止し切り替え(印
刷版やインキの交換)を行わなければならない。その為
に生産数量の少ない品種の場合には印刷時間よりも切り
替えにかかる時間の方が長い場合などもよく見受けられ
た。オーディオカセットやビデオカセットでは、デザイ
ン自体は同じであるが録音時間長さ表示のみの違いで1
0種類以上になり、総数にすると数百種類になってい
て、その都度切り替えが必要であり印刷機の稼働率の低
下を招いていた。また、図5で説明したようにオーディ
オカセット等の小物の場合は印刷効率を考慮し、1つの
印刷版に多面付けによる印刷を行っているため、小ロッ
ト品の生産時などは、1面分あればよいのに多面印刷を
行っているため必要以上の印刷を行っていた。
体を包装する熱収縮性プラスチックフィルムには通常多
色印刷により文字、デザイン等が印刷されている。現行
の方式ではグラビア印刷によって、フィルムの片面に全
ての印刷を行っている。図1〜図2は現行の印刷を施し
た典型的な包装用フィルムを示し、透明な熱収縮性プラ
スチックフィルム1の、テープカセットまたはCDカー
トリッジ等の記録媒体側になる内面に、グラビア印刷に
よって種々の色インキを使用して多数回印刷を行い多色
印刷部2を形成する。図5は従来のグラビア印刷工程の
概要を示す図であり、透明な熱収縮性プラスチックフィ
ルムの原反フィルム9を原反ロール10より繰り出し、
案内ローラ15により順に共通版印刷部A、及び変更版
印刷部Bに送り、フィルム9の上に所定のデザインの印
刷を行う。共通版印刷部Aでは異なった色の印刷版ロー
ル11、12、13、14により順次フィルム10の内
面(カセット側となる面)に多色印刷を施し、変更版印
刷部Bでは印刷すべき種類(カセットの録音時間長等)
に応じて選択した印刷版ロール16、17、18、19
により引き続いて多色印刷が行われ、最後のロール11
状に巻き取る。各印刷ロールは多数個取りのために幅方
向に5個及び周方向に3個の同一のデザイン領域(合計
15個の多面付け)を有する。図示の例は8色を印刷す
る場合である。なお各印刷版の後には乾燥器が必要であ
るが図では省略してある。印刷の種類を変更したい場合
には印刷版ロール16、17、18、19を他の一組の
印刷版に交換して印刷を実施する必要がある。このよう
に、この工程は例えば印刷すべき分数(カセットの録音
時間長)に何種類かあれば、各種類ごとに異なった印刷
版ロールの組16〜19をセットしてそれぞれ印刷を実
行する必要がある。次いで図6のように、印刷済みの原
反フィルム9をロール11から巻き出してこれを裁断機
(図示せず)により複数(図の例では5本)の小幅フィ
ルム17’に切り出し、小ロール18’の形に巻き取
る。このように、従来の方式ではフィルムの片面にすべ
てのデザイン、文字等の印刷を行うので、印刷の中の一
部が変わっただけでも印刷機全体を停止し切り替え(印
刷版やインキの交換)を行わなければならない。その為
に生産数量の少ない品種の場合には印刷時間よりも切り
替えにかかる時間の方が長い場合などもよく見受けられ
た。オーディオカセットやビデオカセットでは、デザイ
ン自体は同じであるが録音時間長さ表示のみの違いで1
0種類以上になり、総数にすると数百種類になってい
て、その都度切り替えが必要であり印刷機の稼働率の低
下を招いていた。また、図5で説明したようにオーディ
オカセット等の小物の場合は印刷効率を考慮し、1つの
印刷版に多面付けによる印刷を行っているため、小ロッ
ト品の生産時などは、1面分あればよいのに多面印刷を
行っているため必要以上の印刷を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オーディオカセット用
テープを例にとると、2000m長さのフィルム原反に
対し、印刷効率を考慮し幅方向に5列の印刷を行ってい
るため製品状態にて2000m長さのロールが5本取れ
る。このため5ロール単位での注文が入ったときには効
率良く生産できるが、1〜4ロールでの注文時には残り
のロールが無駄になり、あるいは在庫として抱え込まな
ければならなかった。また、数百種類のフィルムを製品
の混入などの防止を考慮し保管を行うには、フィルムの
ロス分よりもかなり大きな保管費用の発生が必要であ
り、また、保管しておいたフィルムが必ずしも後に使用
されるとは限らないため資源の無駄が発生した。
テープを例にとると、2000m長さのフィルム原反に
対し、印刷効率を考慮し幅方向に5列の印刷を行ってい
るため製品状態にて2000m長さのロールが5本取れ
る。このため5ロール単位での注文が入ったときには効
率良く生産できるが、1〜4ロールでの注文時には残り
のロールが無駄になり、あるいは在庫として抱え込まな
ければならなかった。また、数百種類のフィルムを製品
の混入などの防止を考慮し保管を行うには、フィルムの
ロス分よりもかなり大きな保管費用の発生が必要であ
り、また、保管しておいたフィルムが必ずしも後に使用
されるとは限らないため資源の無駄が発生した。
【0004】また、数百m印刷を行い5本のロールをつ
なぎ合わせて1本のロールに仕上げる方法もあるが、フ
ィルムのつなぎ目が包装設備で引っかかるなどのトラブ
ルが発生してしまうため、この方法は使用できない。ま
た、数百m印刷を行うにも印刷位置合わせ等で印刷のは
じめと終わりの部分で200〜300mはフィルムのロ
スが発生するため、小ロット時の生産は印刷メーカーに
とっても頭の痛い問題であった。また、ひいてはそのフ
ィルムのロス分が製品のコストアップにつながってい
た。
なぎ合わせて1本のロールに仕上げる方法もあるが、フ
ィルムのつなぎ目が包装設備で引っかかるなどのトラブ
ルが発生してしまうため、この方法は使用できない。ま
た、数百m印刷を行うにも印刷位置合わせ等で印刷のは
じめと終わりの部分で200〜300mはフィルムのロ
スが発生するため、小ロット時の生産は印刷メーカーに
とっても頭の痛い問題であった。また、ひいてはそのフ
ィルムのロス分が製品のコストアップにつながってい
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、デザインなど
の基本デザイン部のみ現行通りフィルム内側に印刷を行
い、POSコード部や分数表示部等の変更が必要な部分
の印刷を別工程にてフィルム外側部分に印刷を行うこと
により、課題を解決する。すなわち本発明は2軸延伸の
熱収縮性プラスチックフィルムと、該フィルムの包装時
内側となる内面にグラビア印刷された白色を含む多色印
刷の共通部分の文字及びデザインの内面印刷部と、前記
フィルムの外面に前記共通部分と異なる部分を黒色を含
む外面印刷部とよりなる記録媒体の包装用フィルムを提
供する。本発明はまた、2軸延伸の熱収縮性プラスチッ
クフィルムを使用し、包装時内側となるフィルム面に共
通部分の文字及びデザインをグラビア印刷により多色印
刷を施した後、外側となるフィルム面に前記共通部分と
異なる部分を黒色を含む濃色インキで印刷することを特
徴とする記録媒体のフィルム包装体に使用するフィルム
の製造方法を提供する。これらの包装用フィルムの内面
印刷部の外面印刷部に重畳する部分は白色で印刷するこ
とが望ましく、これにより外面に印刷される文字等を明
瞭に示すことができる。外面に印刷する文字符号等は黒
色等の目立つ色で印刷することが好ましい。
の基本デザイン部のみ現行通りフィルム内側に印刷を行
い、POSコード部や分数表示部等の変更が必要な部分
の印刷を別工程にてフィルム外側部分に印刷を行うこと
により、課題を解決する。すなわち本発明は2軸延伸の
熱収縮性プラスチックフィルムと、該フィルムの包装時
内側となる内面にグラビア印刷された白色を含む多色印
刷の共通部分の文字及びデザインの内面印刷部と、前記
フィルムの外面に前記共通部分と異なる部分を黒色を含
む外面印刷部とよりなる記録媒体の包装用フィルムを提
供する。本発明はまた、2軸延伸の熱収縮性プラスチッ
クフィルムを使用し、包装時内側となるフィルム面に共
通部分の文字及びデザインをグラビア印刷により多色印
刷を施した後、外側となるフィルム面に前記共通部分と
異なる部分を黒色を含む濃色インキで印刷することを特
徴とする記録媒体のフィルム包装体に使用するフィルム
の製造方法を提供する。これらの包装用フィルムの内面
印刷部の外面印刷部に重畳する部分は白色で印刷するこ
とが望ましく、これにより外面に印刷される文字等を明
瞭に示すことができる。外面に印刷する文字符号等は黒
色等の目立つ色で印刷することが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】まず、フィルムの片面(製品を包
装した時に製品側にくる面)に基本的なデザインのみを
印刷する。前記のようにフィルム原反幅に対し例えば5
列に印刷されており、この状態にてフィルムを保管して
おき、注文が入った時点でこの保管しておいたロールを
切断後に掛け5個に切り離し、その後印刷機に掛け分数
表示やPOSコードなど他の種類のフィルムと変更のあ
る部分の印刷をフィルムの外面側に行う。この時フィル
ム幅も原反幅ではなく切断されているため小さくなって
おり、従って印刷機や印刷版も小型のものですむ。ま
た、絵柄などの精度の必要な印刷や麗美な印刷はすでに
グラビア印刷により片面に印刷されているため、もう一
方の面には分数やPOSコード等の印刷のみでよく、他
の印刷方式(フレキソ印刷やオフセット印刷など)でも
対応が可能となり、それにより印刷版も小型化でき版の
保管も場所を取らずかつ版自体の価格も抑えられる。ま
た、全体が小型化されることにより、切り替え時も楽に
なりかつ時間的にも短くて済むようになる。原反より切
断後残ったフィルムはそのまま保管しておくことにより
次回生産時にまた使用できる。
装した時に製品側にくる面)に基本的なデザインのみを
印刷する。前記のようにフィルム原反幅に対し例えば5
列に印刷されており、この状態にてフィルムを保管して
おき、注文が入った時点でこの保管しておいたロールを
切断後に掛け5個に切り離し、その後印刷機に掛け分数
表示やPOSコードなど他の種類のフィルムと変更のあ
る部分の印刷をフィルムの外面側に行う。この時フィル
ム幅も原反幅ではなく切断されているため小さくなって
おり、従って印刷機や印刷版も小型のものですむ。ま
た、絵柄などの精度の必要な印刷や麗美な印刷はすでに
グラビア印刷により片面に印刷されているため、もう一
方の面には分数やPOSコード等の印刷のみでよく、他
の印刷方式(フレキソ印刷やオフセット印刷など)でも
対応が可能となり、それにより印刷版も小型化でき版の
保管も場所を取らずかつ版自体の価格も抑えられる。ま
た、全体が小型化されることにより、切り替え時も楽に
なりかつ時間的にも短くて済むようになる。原反より切
断後残ったフィルムはそのまま保管しておくことにより
次回生産時にまた使用できる。
【0007】
【実施例】オーディオテープカセットを例にとると、図
3〜4のようにまず2軸延伸の熱収縮性プラスチックフ
ィルム1のカセット側になる片面(製品を包装した時に
製品側にくる内面)に基本的な共通の文字、符号、及び
意匠等のデザインのみを多色印刷して内面印刷部3を形
成する。通常同一品種のものであれば通常録音時間表示
及びPOSコード以外は共通のデザインである。内面印
刷は図5の内面印刷と同様にグラビア印刷により、透明
な熱収縮性プラスチックフィルムの原反フィルムに種類
に関係のない共通のデザインを図5の従来例の共通版印
刷部Aと同様に例えば4個の異なった色の共通印刷版ロ
ールにより順次フィルムの内面(カセット側となる面)
に多色印刷を施し、ロール状に巻き取る。各印刷ロール
は多数個取りのために幅方向に5個及び周方向に3個の
同一のデザイン領域(合計15個の多面付け)を有す
る。この状態で印刷済の原反を保存する。品種が録音時
間別に10種類あれば、現状の方法では10回の切り替
えが必要となるが、本発明の内面印刷では共通部分のみ
の印刷を行うので、本発明の方法によればこの時点での
切り替えはなくて済む。また、切り替えの都度模様あわ
せを行わなくても済むため、印刷開始時及び終了時のフ
ィルムロスがなくなり、フィルムの歩留まりも向上し
(1回の切り替えにつき約200メートルのロスが出る
ため今回の方法を使用することにより1品種印刷の場
合、フィルム原反1本分のロスが防げる)。又、連続生
産することにより品質も安定する。
3〜4のようにまず2軸延伸の熱収縮性プラスチックフ
ィルム1のカセット側になる片面(製品を包装した時に
製品側にくる内面)に基本的な共通の文字、符号、及び
意匠等のデザインのみを多色印刷して内面印刷部3を形
成する。通常同一品種のものであれば通常録音時間表示
及びPOSコード以外は共通のデザインである。内面印
刷は図5の内面印刷と同様にグラビア印刷により、透明
な熱収縮性プラスチックフィルムの原反フィルムに種類
に関係のない共通のデザインを図5の従来例の共通版印
刷部Aと同様に例えば4個の異なった色の共通印刷版ロ
ールにより順次フィルムの内面(カセット側となる面)
に多色印刷を施し、ロール状に巻き取る。各印刷ロール
は多数個取りのために幅方向に5個及び周方向に3個の
同一のデザイン領域(合計15個の多面付け)を有す
る。この状態で印刷済の原反を保存する。品種が録音時
間別に10種類あれば、現状の方法では10回の切り替
えが必要となるが、本発明の内面印刷では共通部分のみ
の印刷を行うので、本発明の方法によればこの時点での
切り替えはなくて済む。また、切り替えの都度模様あわ
せを行わなくても済むため、印刷開始時及び終了時のフ
ィルムロスがなくなり、フィルムの歩留まりも向上し
(1回の切り替えにつき約200メートルのロスが出る
ため今回の方法を使用することにより1品種印刷の場
合、フィルム原反1本分のロスが防げる)。又、連続生
産することにより品質も安定する。
【0008】その後、注文が入った時点でこの保管して
おいた内面印刷済のロールを切断機に掛けて所定の幅に
図6に示したと同様な方法で切断する。切断機により所
定寸法に切断された内面印刷を行ったフィルム1は、図
7に示したようにロール20から繰り出して小径の異な
った色の印刷版ロール25、26、27を有する小型の
印刷機にかけ、フィルム1の内面印刷部3とは反対面に
印刷を行い外面印刷部4を形成し、ロール30として巻
き取る。最終製品形態ではこの印刷が表面に来るため、
インキの剥がれ落ちなどに考慮しなければいけないが、
現在では多種の表刷り用インキ(ポリプロピレンフィル
ム使用時は、主にニトロセルロース/ポリアミド樹脂を
固着剤として使用)が市場に出回っており、又、以前に
比べるとインキの対摩耗性も格段に向上しており、特殊
インキの開発などは必要なく行える。この状態で模様の
位置あわせは、予め印刷されているレジスターマーク等
にて行うため位置ズレの心配はない。なおこれらの包装
用フィルムの内面印刷部の外面印刷部に重畳する部分は
白色で印刷することが好ましく、これにより外面に印刷
される文字等を明瞭に示すことができる。外面に印刷す
る文字符号等は黒色等の目立つ色で印刷することが好ま
しい。
おいた内面印刷済のロールを切断機に掛けて所定の幅に
図6に示したと同様な方法で切断する。切断機により所
定寸法に切断された内面印刷を行ったフィルム1は、図
7に示したようにロール20から繰り出して小径の異な
った色の印刷版ロール25、26、27を有する小型の
印刷機にかけ、フィルム1の内面印刷部3とは反対面に
印刷を行い外面印刷部4を形成し、ロール30として巻
き取る。最終製品形態ではこの印刷が表面に来るため、
インキの剥がれ落ちなどに考慮しなければいけないが、
現在では多種の表刷り用インキ(ポリプロピレンフィル
ム使用時は、主にニトロセルロース/ポリアミド樹脂を
固着剤として使用)が市場に出回っており、又、以前に
比べるとインキの対摩耗性も格段に向上しており、特殊
インキの開発などは必要なく行える。この状態で模様の
位置あわせは、予め印刷されているレジスターマーク等
にて行うため位置ズレの心配はない。なおこれらの包装
用フィルムの内面印刷部の外面印刷部に重畳する部分は
白色で印刷することが好ましく、これにより外面に印刷
される文字等を明瞭に示すことができる。外面に印刷す
る文字符号等は黒色等の目立つ色で印刷することが好ま
しい。
【0009】フィルム幅も切断され小さくなっており、
印刷色も2〜3色でよく、色の重ね合わせなどの難しい
印刷も不要なため、印刷方法もグラビア印刷に限らず他
の印刷方法にて行うことも可能であり、印刷設備も小型
のものでよい。また、印刷版も小型のものでよいため、
印刷版の保管や管理も楽になり、印刷版の価格も抑えら
れる。また、この時点で必要な数量のみ印刷することに
より、フィルムのロスを極力防ぐことができる等、様々
なメリットがある。
印刷色も2〜3色でよく、色の重ね合わせなどの難しい
印刷も不要なため、印刷方法もグラビア印刷に限らず他
の印刷方法にて行うことも可能であり、印刷設備も小型
のものでよい。また、印刷版も小型のものでよいため、
印刷版の保管や管理も楽になり、印刷版の価格も抑えら
れる。また、この時点で必要な数量のみ印刷することに
より、フィルムのロスを極力防ぐことができる等、様々
なメリットがある。
【0010】本発明の効果は以上で明らかであるが、従
来例との違いを具体的に数値で示す。8色印刷を10種
類(各長さ1000m)用意するものとし、所要時間を
試算する。 必要な版ロール数:現行の場合分数表示部分の印刷は6
面に施されており、主面(面積の大きい表裏面)ではグ
ラデーション印刷部にもかかるため、平均4色の版の交
換が必要となる。つまり4色は共通版(4版)、4色は
変更版(4色版×10種類=40版)となり、合計で4
4版が必要である。いずれの版も同一の寸法である(幅
方向に5面、円周方向に3面の合計15面)。一方、本
発明では内面の共通部分として8色印刷(8版)が必要
であり、外面は2色の変更版(2色×10種類=20
版)となり、合計で28版が必要である。変更版はフィ
ルムの切断後に適用されるため現行の版の1/5幅であ
り、周方向には現行の版の1/3の長さでよい。 版ロールの価格:共通版の価格と変更版の価格を6:1
であると仮定すると、版のコストは現行と本発明では上
記の例で264:68となり、版のコストは大きく低下
する。 版ロールの保管面積:共通版の直径を160mm程度と
すると、版ロールを立てて保管するとして現行では44
本の版で1.1m2 を要する。これに対して本発明では
変更版の直径が60mm程度となるので28本の版で約
0.25m2 、すなわち現行の約1/4で済む。 所要印刷時間:各種類が1000mの原反フィルムに印
刷されるとすると、1種類あたり約10分の印刷時間を
要する。また変更版4色を含む8色印刷に10分×10
種類=100分の印刷時間を要するが、各版の交換に約
5分/本を要するので4本づつ10回交換すると5分×
4本×10回=200分であり、合計で約300分を要
する。これに対して本発明では内面の共通部分の印刷に
10分×2回=20分要し、外面の印刷に10分(2色
同時)×10種類=100分要するが、表面印刷のため
の版交換に約4分/本要するので、4分×2本×10回
=80分かかり、合計で200分要する。よって本発明
は現行の約2/3の印刷時間ですむ。 切替え時の印刷ロス:約200mがロスになるので、現
行では200m×5面分×10回がロスになり、本発明
では200m×1面分×10回がロスになるので有利で
ある。
来例との違いを具体的に数値で示す。8色印刷を10種
類(各長さ1000m)用意するものとし、所要時間を
試算する。 必要な版ロール数:現行の場合分数表示部分の印刷は6
面に施されており、主面(面積の大きい表裏面)ではグ
ラデーション印刷部にもかかるため、平均4色の版の交
換が必要となる。つまり4色は共通版(4版)、4色は
変更版(4色版×10種類=40版)となり、合計で4
4版が必要である。いずれの版も同一の寸法である(幅
方向に5面、円周方向に3面の合計15面)。一方、本
発明では内面の共通部分として8色印刷(8版)が必要
であり、外面は2色の変更版(2色×10種類=20
版)となり、合計で28版が必要である。変更版はフィ
ルムの切断後に適用されるため現行の版の1/5幅であ
り、周方向には現行の版の1/3の長さでよい。 版ロールの価格:共通版の価格と変更版の価格を6:1
であると仮定すると、版のコストは現行と本発明では上
記の例で264:68となり、版のコストは大きく低下
する。 版ロールの保管面積:共通版の直径を160mm程度と
すると、版ロールを立てて保管するとして現行では44
本の版で1.1m2 を要する。これに対して本発明では
変更版の直径が60mm程度となるので28本の版で約
0.25m2 、すなわち現行の約1/4で済む。 所要印刷時間:各種類が1000mの原反フィルムに印
刷されるとすると、1種類あたり約10分の印刷時間を
要する。また変更版4色を含む8色印刷に10分×10
種類=100分の印刷時間を要するが、各版の交換に約
5分/本を要するので4本づつ10回交換すると5分×
4本×10回=200分であり、合計で約300分を要
する。これに対して本発明では内面の共通部分の印刷に
10分×2回=20分要し、外面の印刷に10分(2色
同時)×10種類=100分要するが、表面印刷のため
の版交換に約4分/本要するので、4分×2本×10回
=80分かかり、合計で200分要する。よって本発明
は現行の約2/3の印刷時間ですむ。 切替え時の印刷ロス:約200mがロスになるので、現
行では200m×5面分×10回がロスになり、本発明
では200m×1面分×10回がロスになるので有利で
ある。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明では、原反印刷時の
切り替え回数が大幅に減少するため、印刷機の稼働率が
大幅に改善される。設備稼働率が上がることにより印刷
のバラツキが少なくなり、品質が安定する。原反印刷時
の切り替え回数が大幅に減少するため、印刷時のフィル
ムロスが低減する。原反を切断後印刷を行うことによ
り、印刷版も小さくなるため、保管場所も少なくて済
む。また、切り替え時の負担も軽減される。上記のロス
が減少することにより、製品コストダウンにもつなが
る。
切り替え回数が大幅に減少するため、印刷機の稼働率が
大幅に改善される。設備稼働率が上がることにより印刷
のバラツキが少なくなり、品質が安定する。原反印刷時
の切り替え回数が大幅に減少するため、印刷時のフィル
ムロスが低減する。原反を切断後印刷を行うことによ
り、印刷版も小さくなるため、保管場所も少なくて済
む。また、切り替え時の負担も軽減される。上記のロス
が減少することにより、製品コストダウンにもつなが
る。
【図1】図1は現行製品の正面図である。
【図2】同断面図である。
【図3】図2は本発明の製品の正面図である。
【図4】同断面図である。
【図5】従来の裏面(内面)印刷工程を示す図である。
【図6】従来のフィルム切断工程を示す図である。
【図7】本発明の表面(外面)印刷工程を示す図であ
る。
る。
1 フィルム 2 多色印刷部 3 内面印刷部 4 外面印刷部 5、6、7 印刷版ロール 8 案内ロール 9 原反フィルム 11、12、13、14 共通印刷版ロール 16、17、18、19 変更印刷版ロール 25、26、27 小径印刷版ロール 20 内面印刷済のロール 30 内面及び外面印刷済のロール
Claims (2)
- 【請求項1】 2軸延伸の熱収縮性プラスチックフィル
ムと、該フィルムの包装時内側となる内面にグラビア印
刷された多色印刷の共通部分の文字及びデザインの内面
印刷部と、前記フィルムの外面に前記共通部分と異なる
特定部分の外面印刷部とよりなる記録媒体の包装用フィ
ルム。 - 【請求項2】 2軸延伸の熱収縮性プラスチックフィル
ムを使用し、包装時内側となるフィルム内面に共通部分
の文字及びデザインをグラビア印刷により多色印刷を施
した後、外側となるフィルム面に前記共通部分と異なる
部分を印刷することを特徴とする記録媒体のフィルム包
装体に使用するフィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4297598A JPH11227826A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | 記録媒体の包装フィルムとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4297598A JPH11227826A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | 記録媒体の包装フィルムとその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11227826A true JPH11227826A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12651053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4297598A Withdrawn JPH11227826A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | 記録媒体の包装フィルムとその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11227826A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008056277A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Dainippon Printing Co Ltd | 種子用包材および種子用袋 |
-
1998
- 1998-02-10 JP JP4297598A patent/JPH11227826A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008056277A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Dainippon Printing Co Ltd | 種子用包材および種子用袋 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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