JPH11228108A - オゾン発生装置 - Google Patents
オゾン発生装置Info
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- JPH11228108A JPH11228108A JP2855998A JP2855998A JPH11228108A JP H11228108 A JPH11228108 A JP H11228108A JP 2855998 A JP2855998 A JP 2855998A JP 2855998 A JP2855998 A JP 2855998A JP H11228108 A JPH11228108 A JP H11228108A
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- discharge
- electrodes
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- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オゾンによる酸化生成物が電極付近に付着堆
積しないオゾン発生装置を提供する。 【解決手段】 電極間に交流高電圧が印加される第1電
極1及び第2電極2を誘電体4内に埋設した電極対10
をフレーム5の開口部21の内周面に複数に配設し、開
口部21の中心を回転軸心として回転する回転体7に複
数の第3電極3が取り付けられている。回転体7はその
回転筒8が軸流ファンの回転部に嵌合されて回転する。
回転体7の回転により第3電極3が各電極対10の第1
電極1と第2電極2とを静電容量的に結合すると、第3
電極3を介して第1電極1と第2電極2との間に放電が
生じ、放電により空気または酸素の一部がオゾン化され
る。
積しないオゾン発生装置を提供する。 【解決手段】 電極間に交流高電圧が印加される第1電
極1及び第2電極2を誘電体4内に埋設した電極対10
をフレーム5の開口部21の内周面に複数に配設し、開
口部21の中心を回転軸心として回転する回転体7に複
数の第3電極3が取り付けられている。回転体7はその
回転筒8が軸流ファンの回転部に嵌合されて回転する。
回転体7の回転により第3電極3が各電極対10の第1
電極1と第2電極2とを静電容量的に結合すると、第3
電極3を介して第1電極1と第2電極2との間に放電が
生じ、放電により空気または酸素の一部がオゾン化され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾンの強酸化作
用を利用して脱臭等の用に供されるオゾン発生装置に関
するものである。
用を利用して脱臭等の用に供されるオゾン発生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】空気又は酸素を原料ガスとしてオゾンを
発生させる方法として無声放電方式が知られている。そ
の基本構造は、図10(a)(b)に示すように、対向
電極41、42の一方又は両方を誘電体43で覆い、対
向電極41、42の間に交流高電圧を印加すると、対向
電極41、42の間のギャップに供給される空気又は酸
素の誘電率は小さいので高い電界が加わり、対向電極4
1、42間には短時間で発生と消滅とを繰り返す多数の
微小放電柱が発生し、この放電による化学作用により空
気又は酸素の一部がオゾン化される。
発生させる方法として無声放電方式が知られている。そ
の基本構造は、図10(a)(b)に示すように、対向
電極41、42の一方又は両方を誘電体43で覆い、対
向電極41、42の間に交流高電圧を印加すると、対向
電極41、42の間のギャップに供給される空気又は酸
素の誘電率は小さいので高い電界が加わり、対向電極4
1、42間には短時間で発生と消滅とを繰り返す多数の
微小放電柱が発生し、この放電による化学作用により空
気又は酸素の一部がオゾン化される。
【0003】上記基本構造を利用したオゾン発生装置と
して、図11(a)(b)(c)に示すような構成が提
案されている。図11(a)に示す構成は、特開昭61
−231573号公報に開示されたもので、誘電体であ
るセラミック材料により形成された基板44内に埋設さ
れた内部電極45と、基板44の表面に形成された外部
電極46との間に電源50から高周波電圧が印加される
ように構成されている。両電極45、46間に高周波電
圧が印加されると、基板44の誘電体層及びエアギャッ
プを横切って電界が発生する。電界は等電位面47に直
交する電気力線48として発生し、外部電極46が内部
電極45より小さいので、等電位面47が図示するよう
に湾曲するため、電界の一部はエアギャップを横切るこ
とになる。このエアギャップに加わる電圧が絶縁破壊電
圧を越えると、エアギャップの絶縁破壊により電気力線
48に沿って放電49が発生し、エアギャップに存在す
る空気又は酸素の一部をオゾン化する。この構成では、
外部電極46を電源50に接続するリードの接続部がオ
ゾンにより酸化されて劣化する問題点がある。
して、図11(a)(b)(c)に示すような構成が提
案されている。図11(a)に示す構成は、特開昭61
−231573号公報に開示されたもので、誘電体であ
るセラミック材料により形成された基板44内に埋設さ
れた内部電極45と、基板44の表面に形成された外部
電極46との間に電源50から高周波電圧が印加される
ように構成されている。両電極45、46間に高周波電
圧が印加されると、基板44の誘電体層及びエアギャッ
プを横切って電界が発生する。電界は等電位面47に直
交する電気力線48として発生し、外部電極46が内部
電極45より小さいので、等電位面47が図示するよう
に湾曲するため、電界の一部はエアギャップを横切るこ
とになる。このエアギャップに加わる電圧が絶縁破壊電
圧を越えると、エアギャップの絶縁破壊により電気力線
48に沿って放電49が発生し、エアギャップに存在す
る空気又は酸素の一部をオゾン化する。この構成では、
外部電極46を電源50に接続するリードの接続部がオ
ゾンにより酸化されて劣化する問題点がある。
【0004】これを改善する構成として、図11(b)
に示すような構成が特開昭62−51463号、特開平
3−190077号等の各公報に開示されている。図示
するように、誘電体によって形成された基板53中に埋
設された一対の内部電極51、52間に電源54から交
番電圧が印加され、基板53上に各内部電極51、52
間を架橋するように中間電極55が配置されている。こ
の中間電極55は各内部電極51、52間を電気容量的
に結合する浮動電極として作用するので、中間電極55
と各内部電極51、52との間に図示するように放電4
9が発生し、エアギャップに存在する空気又は酸素の一
部をオゾン化する。この構成では、中間電極55はオゾ
ン発生領域に位置するので、オゾンによる化学的作用に
侵されて酸化するばかりでなく、放電によるスパッタリ
ングによっても損傷する問題点がある。
に示すような構成が特開昭62−51463号、特開平
3−190077号等の各公報に開示されている。図示
するように、誘電体によって形成された基板53中に埋
設された一対の内部電極51、52間に電源54から交
番電圧が印加され、基板53上に各内部電極51、52
間を架橋するように中間電極55が配置されている。こ
の中間電極55は各内部電極51、52間を電気容量的
に結合する浮動電極として作用するので、中間電極55
と各内部電極51、52との間に図示するように放電4
9が発生し、エアギャップに存在する空気又は酸素の一
部をオゾン化する。この構成では、中間電極55はオゾ
ン発生領域に位置するので、オゾンによる化学的作用に
侵されて酸化するばかりでなく、放電によるスパッタリ
ングによっても損傷する問題点がある。
【0005】上記構成の問題点を解決する構成として、
図11(c)に示すように、前記中間電極55に代わる
浮動電極56を誘電体からなる保護層57で覆った構成
が、特開平6−211504号公報に開示されている。
図示するように、誘電体で形成された基板60内に一対
の内部電極58、59を埋設し、基板60の表面に浮動
電極56を保護層57で覆って配設し、内部電極58、
59間に電源61から交流高電圧を印加すると、図示す
るように浮動電極56を通じて放電49が発生し、放電
経路上に存在する空気又は酸素の一部がオゾン化する。
このように浮動電極56が保護層57で覆われているこ
とにより、前記オゾン及びスパッタリングから侵される
ことが防止されるので、オゾン発生のための放電を安定
させることができる。
図11(c)に示すように、前記中間電極55に代わる
浮動電極56を誘電体からなる保護層57で覆った構成
が、特開平6−211504号公報に開示されている。
図示するように、誘電体で形成された基板60内に一対
の内部電極58、59を埋設し、基板60の表面に浮動
電極56を保護層57で覆って配設し、内部電極58、
59間に電源61から交流高電圧を印加すると、図示す
るように浮動電極56を通じて放電49が発生し、放電
経路上に存在する空気又は酸素の一部がオゾン化する。
このように浮動電極56が保護層57で覆われているこ
とにより、前記オゾン及びスパッタリングから侵される
ことが防止されるので、オゾン発生のための放電を安定
させることができる。
【0006】しかし、上記各構成を脱臭装置として利用
した場合に、空気中に含まれる臭気成分がオゾンにより
酸化された酸化生成物が空気中の水分や結露水を吸収し
て電極付近や誘電体に付着堆積する問題点があり、放電
が不安定となりオゾンの発生が阻害されることになる。
この問題点を解決するために、誘電体を加熱するヒータ
を設けて誘電体に付着した酸化生成物を飛散可能な温度
に加熱する構成が特開平6−9203号に開示されてい
る。
した場合に、空気中に含まれる臭気成分がオゾンにより
酸化された酸化生成物が空気中の水分や結露水を吸収し
て電極付近や誘電体に付着堆積する問題点があり、放電
が不安定となりオゾンの発生が阻害されることになる。
この問題点を解決するために、誘電体を加熱するヒータ
を設けて誘電体に付着した酸化生成物を飛散可能な温度
に加熱する構成が特開平6−9203号に開示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、付着し
た酸化生成物を加熱により除去することは容易でなく、
加熱により乾燥させた酸化生成物を除去できるだけの大
きな風圧等の加圧が伴わなければならない。また、ヒー
タを設けることによる熱の発生は、冷蔵庫等の温度上昇
を避けたい場所には設置できないことになり、更に、ヒ
ータの加熱電力により電力消費が増す等の問題点が生じ
てしまう。加熱により酸化生成物を除去できるとして
も、上記構成は比較的大規模な装置構成にしか適用でき
ないことになる。
た酸化生成物を加熱により除去することは容易でなく、
加熱により乾燥させた酸化生成物を除去できるだけの大
きな風圧等の加圧が伴わなければならない。また、ヒー
タを設けることによる熱の発生は、冷蔵庫等の温度上昇
を避けたい場所には設置できないことになり、更に、ヒ
ータの加熱電力により電力消費が増す等の問題点が生じ
てしまう。加熱により酸化生成物を除去できるとして
も、上記構成は比較的大規模な装置構成にしか適用でき
ないことになる。
【0008】付着してしまった酸化生成物を除去するこ
とは困難なので、放電を阻害する場所に酸化生成物が付
着しないようにすることが肝要である。酸化生成物はオ
ゾンが発生する放電経路に多く付着し、放電経路に付着
する酸化生成物はその堆積量が増すほどに放電を不安定
な状態にする。ところが、従来技術になるオゾン発生の
構成においては、放電は一定の場所で発生するので、酸
化生成物が放電に関与する場所に付着堆積することは避
けられない。従って、従来技術によるオゾン発生装置で
は、酸化生成物を除去するための定期的なメンテナンス
や電極部分の交換が避けられず、長期間にわたって無保
守の状態で安定した動作を維持することができなかっ
た。
とは困難なので、放電を阻害する場所に酸化生成物が付
着しないようにすることが肝要である。酸化生成物はオ
ゾンが発生する放電経路に多く付着し、放電経路に付着
する酸化生成物はその堆積量が増すほどに放電を不安定
な状態にする。ところが、従来技術になるオゾン発生の
構成においては、放電は一定の場所で発生するので、酸
化生成物が放電に関与する場所に付着堆積することは避
けられない。従って、従来技術によるオゾン発生装置で
は、酸化生成物を除去するための定期的なメンテナンス
や電極部分の交換が避けられず、長期間にわたって無保
守の状態で安定した動作を維持することができなかっ
た。
【0009】そこで、本願発明者は、放電位置の移動に
より酸化生成物の発生場所を分散させると同時に、発生
した酸化生成物を風圧により拡散させることにより、放
電位置への酸化生成物の付着を防止する放電電極の構成
を創案するに至った。即ち、オゾン発生のための放電が
移動する第3の電極により起動されるように構成するこ
とにより、放電位置が移動すると同時に放電によるオゾ
ン発生が複数場所に分散され、複数場所でのオゾン発生
が断続的になされ、更に、前記第3の電極の移動をファ
ンの回転動作に同調させることにより、発生した酸化生
成物を風圧により拡散させる効果を増大させたものであ
る。
より酸化生成物の発生場所を分散させると同時に、発生
した酸化生成物を風圧により拡散させることにより、放
電位置への酸化生成物の付着を防止する放電電極の構成
を創案するに至った。即ち、オゾン発生のための放電が
移動する第3の電極により起動されるように構成するこ
とにより、放電位置が移動すると同時に放電によるオゾ
ン発生が複数場所に分散され、複数場所でのオゾン発生
が断続的になされ、更に、前記第3の電極の移動をファ
ンの回転動作に同調させることにより、発生した酸化生
成物を風圧により拡散させる効果を増大させたものであ
る。
【0010】この創案に基づく本発明の目的とするとこ
ろは、酸化生成物の付着を防止して長期間にわたり安定
した動作を得ると共に、小型でコンパクトな構成を可能
としたオゾン発生装置を提供することにある。
ろは、酸化生成物の付着を防止して長期間にわたり安定
した動作を得ると共に、小型でコンパクトな構成を可能
としたオゾン発生装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本願の第1発明は、酸素又は空気雰囲気中に配置され
た電極間に放電を生じさせることにより、放電による化
学反応によってオゾンを発生させるオゾン発生装置にお
いて、交流高電圧が印加される第1電極及び第2電極を
電極間に放電が生じない間隔にして配設し、この第1電
極及び第2電極に接近するように第3電極を移動させる
ことにより、第1電極と第2電極との間に第3電極を通
じた放電が開始されるように構成されてなることを特徴
とする。
の本願の第1発明は、酸素又は空気雰囲気中に配置され
た電極間に放電を生じさせることにより、放電による化
学反応によってオゾンを発生させるオゾン発生装置にお
いて、交流高電圧が印加される第1電極及び第2電極を
電極間に放電が生じない間隔にして配設し、この第1電
極及び第2電極に接近するように第3電極を移動させる
ことにより、第1電極と第2電極との間に第3電極を通
じた放電が開始されるように構成されてなることを特徴
とする。
【0012】この構成によれば、第1電極及び第2電極
上に第3電極を接近させることにより、第3電極は第1
電極と第2電極とを電気容量的に結合する浮動電極とし
て作用する。従って、第1電極と第2電極との間に印加
された交流高電圧により第3電極と第1電極及び第2電
極との間に電界が発生し、電気力線に沿った多数の放電
が発生し、この放電経路に存在する酸素又は空気の一部
がオゾン化される。第3電極の移動により放電位置も移
動してオゾンによる酸化生成物の付着が分散されると共
に、第3電極の移動による気流により酸化生成物が拡散
されるため、酸化生成物の堆積による放電状態の低下が
防止される。
上に第3電極を接近させることにより、第3電極は第1
電極と第2電極とを電気容量的に結合する浮動電極とし
て作用する。従って、第1電極と第2電極との間に印加
された交流高電圧により第3電極と第1電極及び第2電
極との間に電界が発生し、電気力線に沿った多数の放電
が発生し、この放電経路に存在する酸素又は空気の一部
がオゾン化される。第3電極の移動により放電位置も移
動してオゾンによる酸化生成物の付着が分散されると共
に、第3電極の移動による気流により酸化生成物が拡散
されるため、酸化生成物の堆積による放電状態の低下が
防止される。
【0013】上記構成において、第1電極及び/又は第
2電極を誘電体内に埋設して構成することにより、無声
放電によるオゾン発生が容易になされると共に、オゾン
発生領域に電極表面が露出しないのでオゾンの強酸化作
用による腐食を防止することができる。
2電極を誘電体内に埋設して構成することにより、無声
放電によるオゾン発生が容易になされると共に、オゾン
発生領域に電極表面が露出しないのでオゾンの強酸化作
用による腐食を防止することができる。
【0014】また、第3電極を誘電体内に埋設して構成
することにより、オゾンの強酸化作用により腐食しやす
い材質で第3電極を構成した場合にもオゾンによる腐食
を防止することができる。
することにより、オゾンの強酸化作用により腐食しやす
い材質で第3電極を構成した場合にもオゾンによる腐食
を防止することができる。
【0015】更に、第3電極を回転体上に配設し、この
回転体の回転中心と同心の円周上に第1電極及び第2電
極を固定して構成することにより、回転により第3電極
が第1及び第2電極上に移動したとき放電が発生し、離
れると放電が停止する。
回転体の回転中心と同心の円周上に第1電極及び第2電
極を固定して構成することにより、回転により第3電極
が第1及び第2電極上に移動したとき放電が発生し、離
れると放電が停止する。
【0016】更に、回転体上に第3電極を複数に配設し
て構成することにより、配設する第3電極の数と回転体
の回転数により放電間隔を任意に設定し、オゾンの発生
量を調整することができる。
て構成することにより、配設する第3電極の数と回転体
の回転数により放電間隔を任意に設定し、オゾンの発生
量を調整することができる。
【0017】更に、第1電極及び第2電極を電極間に放
電が生じない間隔に配設した電極対を円周上の複数位置
に固定して構成することにより、回転する第3電極が各
電極対上に順次移動して放電を発生させるので、各電極
対上でオゾン発生がなされる。
電が生じない間隔に配設した電極対を円周上の複数位置
に固定して構成することにより、回転する第3電極が各
電極対上に順次移動して放電を発生させるので、各電極
対上でオゾン発生がなされる。
【0018】更に、回転体上に複数の第3電極を配設す
ると共に、第1電極及び第2電極を電極間に放電が生じ
ない間隔に配設した電極対を円周上の複数位置に固定し
て構成することにより、回転移動する第3電極により放
電を発生させる電極対の組み合わせが間断なく生じてオ
ゾン発生が効率よくなされる。
ると共に、第1電極及び第2電極を電極間に放電が生じ
ない間隔に配設した電極対を円周上の複数位置に固定し
て構成することにより、回転移動する第3電極により放
電を発生させる電極対の組み合わせが間断なく生じてオ
ゾン発生が効率よくなされる。
【0019】更に、第3電極が配設された回転体が軸流
ファンの回転軸と同軸に取り付けられ、この回転体の回
転中心と同心の円周上に第1電極及び第2電極を固定し
て構成することにより、軸流ファンとオゾン発生装置と
を一体的に構成することができ、回転体を回転駆動する
手段を別途に設ける必要がなく、また、ファンによる気
流により発生したオゾンを所望方向に送給することがで
きると同時に、気流によりオゾンによる酸化生成物が拡
散するので放電領域に酸化生成物が堆積することがよる
オゾン発生の低下が効果的に防止される。
ファンの回転軸と同軸に取り付けられ、この回転体の回
転中心と同心の円周上に第1電極及び第2電極を固定し
て構成することにより、軸流ファンとオゾン発生装置と
を一体的に構成することができ、回転体を回転駆動する
手段を別途に設ける必要がなく、また、ファンによる気
流により発生したオゾンを所望方向に送給することがで
きると同時に、気流によりオゾンによる酸化生成物が拡
散するので放電領域に酸化生成物が堆積することがよる
オゾン発生の低下が効果的に防止される。
【0020】また、上記目的を達成するための本願の第
2発明は、ファンによって送給される酸素又は空気雰囲
気中に配置された電極間に放電を生じさせることによ
り、放電による化学反応によってオゾンを発生させるオ
ゾン発生装置において、前記ファンを構成する羽根の回
転中心と同心の円周上に前記羽根に対向させて、交流高
電圧が印加される第1電極及び第2電極を電極間に放電
が生じない間隔にして配設すると共に、前記羽根に導電
体を形成して、この羽根の回転により前記第1電極と第
2電極との間に前記導電体を通じて放電が発生するよう
に構成されてなることを特徴とする。
2発明は、ファンによって送給される酸素又は空気雰囲
気中に配置された電極間に放電を生じさせることによ
り、放電による化学反応によってオゾンを発生させるオ
ゾン発生装置において、前記ファンを構成する羽根の回
転中心と同心の円周上に前記羽根に対向させて、交流高
電圧が印加される第1電極及び第2電極を電極間に放電
が生じない間隔にして配設すると共に、前記羽根に導電
体を形成して、この羽根の回転により前記第1電極と第
2電極との間に前記導電体を通じて放電が発生するよう
に構成されてなることを特徴とする。
【0021】この構成によれば、ファン内にオゾン発生
装置を装備することができ、ファンの羽根に形成された
導電体が第1電極及び第2電極上に接近することによ
り、導電体は第1電極と第2電極とを電気容量的に結合
する浮動電極として作用する。
装置を装備することができ、ファンの羽根に形成された
導電体が第1電極及び第2電極上に接近することによ
り、導電体は第1電極と第2電極とを電気容量的に結合
する浮動電極として作用する。
【0022】従って、第1電極と第2電極との間に印加
された交流高電圧により導電体と第1電極及び第2電極
との間に電界が発生し、電気力線に沿った多数の放電が
発生し、この放電によりエアギャップ間に存在する酸素
又は空気の一部がオゾン化される。ファンを回転させる
ことにより複数の羽根それぞれに形成された導電体の移
動により放電位置も移動してオゾンによる酸化生成物の
析出が分散されると共に、ファンの気流により酸化生成
物が拡散されるため、酸化生成物の堆積による放電状態
の低下がより効果的に防止される。また、ファンは軸流
ファンやシロッコファン、クロスフローファン等を採用
することができ、ファンによる気流により発生したオゾ
ンを所望方向に送給することができる。
された交流高電圧により導電体と第1電極及び第2電極
との間に電界が発生し、電気力線に沿った多数の放電が
発生し、この放電によりエアギャップ間に存在する酸素
又は空気の一部がオゾン化される。ファンを回転させる
ことにより複数の羽根それぞれに形成された導電体の移
動により放電位置も移動してオゾンによる酸化生成物の
析出が分散されると共に、ファンの気流により酸化生成
物が拡散されるため、酸化生成物の堆積による放電状態
の低下がより効果的に防止される。また、ファンは軸流
ファンやシロッコファン、クロスフローファン等を採用
することができ、ファンによる気流により発生したオゾ
ンを所望方向に送給することができる。
【0023】上記構成において、第1電極及び/又は第
2電極を誘電体内に埋設して構成することにより、無声
放電によるオゾン発生が容易となり、オゾンの強酸化作
用による電極の腐食を防止することができる。
2電極を誘電体内に埋設して構成することにより、無声
放電によるオゾン発生が容易となり、オゾンの強酸化作
用による電極の腐食を防止することができる。
【0024】また、羽根を導電体により形成することに
より、羽根自体が第1電極と第2電極とを電気容量的に
結合する浮動電極として作用するので、簡単な構造でフ
ァン内にオゾン発生装置を構成することができる。
より、羽根自体が第1電極と第2電極とを電気容量的に
結合する浮動電極として作用するので、簡単な構造でフ
ァン内にオゾン発生装置を構成することができる。
【0025】更に、羽根の第1電極及び第2電極に対向
する位置に導電体を形成して構成することができ、樹脂
成形による羽根を用いても、その端部に導電体をメタラ
イズ技術等により形成することにより羽根を導電体とし
て利用することができる。
する位置に導電体を形成して構成することができ、樹脂
成形による羽根を用いても、その端部に導電体をメタラ
イズ技術等により形成することにより羽根を導電体とし
て利用することができる。
【0026】更に、第1電極及び第2電極を電極間に放
電が生じない間隔に配設した電極対を円周上の複数位置
に固定して構成することにより、複数の羽根に形成され
た導電体と、複数の電極対とにより、放電を発生させる
導電体と電極対との組み合わせが間断なく生じてオゾン
発生が効率よくなされる。
電が生じない間隔に配設した電極対を円周上の複数位置
に固定して構成することにより、複数の羽根に形成され
た導電体と、複数の電極対とにより、放電を発生させる
導電体と電極対との組み合わせが間断なく生じてオゾン
発生が効率よくなされる。
【0027】更に、リング状に形成された第1電極及び
第2電極が、羽根の回転軸方向に電極間に放電が生じな
い間隔にして固定した構成とすることにより、円周上の
全ての位置で羽根の導電体を介した電極間の放電が発生
するので、オゾン発生を高効率化させることができる。
第2電極が、羽根の回転軸方向に電極間に放電が生じな
い間隔にして固定した構成とすることにより、円周上の
全ての位置で羽根の導電体を介した電極間の放電が発生
するので、オゾン発生を高効率化させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の一実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
の一実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0029】図1は、本発明の第1の実施形態に係るオ
ゾン発生装置の構成を示すもので、軸流ファンに取り付
けてファン付きオゾン発生装置として構成したものであ
る。
ゾン発生装置の構成を示すもので、軸流ファンに取り付
けてファン付きオゾン発生装置として構成したものであ
る。
【0030】図1(a)に示すように、樹脂成形により
形成されたフレーム5は、その中央に回転体7を収容す
る開口部21が形成され、この開口部21は前記回転体
7の回転中心と同心の円形に形成されている。前記開口
部21の内周面の4か所には、それぞれ電極対10がフ
レーム5に密着させて取り付けられている。この電極対
10は、セラミック(誘電体)4内に第1電極1と第2
電極2とを電極間に印加される交流高電圧により放電し
ない間隔にして配設されている。図示省略しているが4
か所の各第1電極1、同じく4か所の第2電極2は、そ
れぞれフレーム5内で接続されて外部に引き出され、図
外の交流高電圧電源に接続され、各電極対10それぞれ
の第1電極1と第2電極2との間に交流高電圧が印加さ
れる。
形成されたフレーム5は、その中央に回転体7を収容す
る開口部21が形成され、この開口部21は前記回転体
7の回転中心と同心の円形に形成されている。前記開口
部21の内周面の4か所には、それぞれ電極対10がフ
レーム5に密着させて取り付けられている。この電極対
10は、セラミック(誘電体)4内に第1電極1と第2
電極2とを電極間に印加される交流高電圧により放電し
ない間隔にして配設されている。図示省略しているが4
か所の各第1電極1、同じく4か所の第2電極2は、そ
れぞれフレーム5内で接続されて外部に引き出され、図
外の交流高電圧電源に接続され、各電極対10それぞれ
の第1電極1と第2電極2との間に交流高電圧が印加さ
れる。
【0031】前記回転体7は、円筒形の回転筒8の3か
所から半径方向に派生するアーム9の先端にそれぞれ第
3電極3を取り付けて構成されている。図1(b)は同
図(a)におけるA−A線矢視断面を示しており、第3
電極3は回転移動することにより、開口部21の内周面
に取り付けられた第1電極1及び第2電極2と対面する
ように形成されている。回転体7は、図2に示すよう
に、軸流ファンBの回転部11に回転筒8を嵌合させる
ことにより、軸流ファンBの回転に伴って回転する。ま
た、フレーム5は軸流ファンBの所定位置への取り付け
時に取付孔6に挿入されるネジにより軸流ファンBに一
体的に固定される。
所から半径方向に派生するアーム9の先端にそれぞれ第
3電極3を取り付けて構成されている。図1(b)は同
図(a)におけるA−A線矢視断面を示しており、第3
電極3は回転移動することにより、開口部21の内周面
に取り付けられた第1電極1及び第2電極2と対面する
ように形成されている。回転体7は、図2に示すよう
に、軸流ファンBの回転部11に回転筒8を嵌合させる
ことにより、軸流ファンBの回転に伴って回転する。ま
た、フレーム5は軸流ファンBの所定位置への取り付け
時に取付孔6に挿入されるネジにより軸流ファンBに一
体的に固定される。
【0032】前記各電極対10の第1電極1と第2電極
2との間は、それらの間に印加される交流高電圧によっ
て放電しない間隔に離して配設されているが、図3に示
すように、回転体7の回転によって第3電極3が第1電
極1及び第2電極2上に移動してくると、第3電極3は
第1電極1と第2電極2とを電気容量的に結合する浮動
電極として作用するので、第1電極1と第2電極2との
間に印加された交流高電圧により第3電極3と第1電極
1及び第2電極2との間に電界による電気力線に沿った
多数の放電が発生し、この放電により放電経路に存在す
る酸素又は空気の一部がオゾン化される。第3電極は移
動しているので、これに伴って放電位置も移動して第3
電極3による第1電極1と第2電極2との間の結合がな
くなったところで放電は停止する。第1電極1と第2電
極2とを一体化した電極対10は4か所に取り付けら
れ、第3電極3は3か所に設けられているので、回転体
7の回転によりいずれかの位置で放電によるオゾン発生
がなされることになる。
2との間は、それらの間に印加される交流高電圧によっ
て放電しない間隔に離して配設されているが、図3に示
すように、回転体7の回転によって第3電極3が第1電
極1及び第2電極2上に移動してくると、第3電極3は
第1電極1と第2電極2とを電気容量的に結合する浮動
電極として作用するので、第1電極1と第2電極2との
間に印加された交流高電圧により第3電極3と第1電極
1及び第2電極2との間に電界による電気力線に沿った
多数の放電が発生し、この放電により放電経路に存在す
る酸素又は空気の一部がオゾン化される。第3電極は移
動しているので、これに伴って放電位置も移動して第3
電極3による第1電極1と第2電極2との間の結合がな
くなったところで放電は停止する。第1電極1と第2電
極2とを一体化した電極対10は4か所に取り付けら
れ、第3電極3は3か所に設けられているので、回転体
7の回転によりいずれかの位置で放電によるオゾン発生
がなされることになる。
【0033】このように第3電極3の回転移動により放
電位置は移動し、放電による発生するオゾンの発生位置
も移動するので、オゾンによる酸化生成物の発生も分散
され、更に、軸流ファンBによる送風がなされているの
で、酸化生成物は拡散される。従って、従来構成におい
て示したような固定電極によるオゾン発生で電極付近に
酸化生成物が堆積する現象は防止され、この酸化生成物
の堆積によるオゾン発生機能の低下も防止される。
電位置は移動し、放電による発生するオゾンの発生位置
も移動するので、オゾンによる酸化生成物の発生も分散
され、更に、軸流ファンBによる送風がなされているの
で、酸化生成物は拡散される。従って、従来構成におい
て示したような固定電極によるオゾン発生で電極付近に
酸化生成物が堆積する現象は防止され、この酸化生成物
の堆積によるオゾン発生機能の低下も防止される。
【0034】上記構成においては、オゾン発生装置Aを
軸流ファンBに一体化した構成例を示したが、オゾン発
生装置Aに回転体7の回転駆動手段を設けて構成するこ
ともできる。また、電極対10または第3電極3の設置
数は任意数に設定することができる。更に、第3電極3
を誘電体の保護被覆で覆って、オゾンによる酸化や放電
により発生する粒子からのスパッタリングから防御する
ように構成することもできる。更に、第3電極3の移動
は必ずしも回転移動によらず、振り子状の往復移動ある
いは平行移動であってもよく、オゾン発生を適用する装
置の機能や状態に応じて任意に構成することができる。
軸流ファンBに一体化した構成例を示したが、オゾン発
生装置Aに回転体7の回転駆動手段を設けて構成するこ
ともできる。また、電極対10または第3電極3の設置
数は任意数に設定することができる。更に、第3電極3
を誘電体の保護被覆で覆って、オゾンによる酸化や放電
により発生する粒子からのスパッタリングから防御する
ように構成することもできる。更に、第3電極3の移動
は必ずしも回転移動によらず、振り子状の往復移動ある
いは平行移動であってもよく、オゾン発生を適用する装
置の機能や状態に応じて任意に構成することができる。
【0035】次に、本発明の第2の実施形態に係るオゾ
ン発生装置について、図4を参照して説明する。尚、上
記第1の実施形態の構成と共通する要素には同一の符号
を付して、その説明は省略する。
ン発生装置について、図4を参照して説明する。尚、上
記第1の実施形態の構成と共通する要素には同一の符号
を付して、その説明は省略する。
【0036】本実施形態は、第1の実施形態の構成にお
ける電極対10内での電極配置を変化させたもので、本
実施形態における電極対30の構成では、図示するよう
に、第1電極1または第2電極2のいずれか一方(図4
に示す構成では、第1電極1)をセラミック(誘電体)
31から表面が露出するようにして取り付けられてい
る。
ける電極対10内での電極配置を変化させたもので、本
実施形態における電極対30の構成では、図示するよう
に、第1電極1または第2電極2のいずれか一方(図4
に示す構成では、第1電極1)をセラミック(誘電体)
31から表面が露出するようにして取り付けられてい
る。
【0037】このように第1電極1または第2電極2を
セラミック31から露出させることにより、第3電極3
を介した放電が生じやすくなるため、より低い電圧によ
り動作させ得るオゾン発生装置を構成することができ
る。
セラミック31から露出させることにより、第3電極3
を介した放電が生じやすくなるため、より低い電圧によ
り動作させ得るオゾン発生装置を構成することができ
る。
【0038】続いて、本発明の第3の実施形態に係るオ
ゾン発生装置について、図5を参照して説明する。
ゾン発生装置について、図5を参照して説明する。
【0039】図5において、第2の実施形態に係るオゾ
ン発生装置Dは、軸流ファンにオゾン発生の構成を内蔵
させたもので、外見上は軸流ファンであり、ここからオ
ゾンが含まれた空気又は酸素が排気されるように構成さ
れている。フレーム13の中央部には回転部16及び羽
根14を収容する開口部17が形成され、この回転部1
6は、図5(b)に示すように、フレーム13の一方側
に形成された支持部19によってモータ18が保持さ
れ、このモータ18の回転軸に複数の羽根14が設けら
れた回転部16が取り付けられている。これらの構成に
より、モータ18を回転駆動することによって回転部1
6が回転し、軸流ファンとして機能する。
ン発生装置Dは、軸流ファンにオゾン発生の構成を内蔵
させたもので、外見上は軸流ファンであり、ここからオ
ゾンが含まれた空気又は酸素が排気されるように構成さ
れている。フレーム13の中央部には回転部16及び羽
根14を収容する開口部17が形成され、この回転部1
6は、図5(b)に示すように、フレーム13の一方側
に形成された支持部19によってモータ18が保持さ
れ、このモータ18の回転軸に複数の羽根14が設けら
れた回転部16が取り付けられている。これらの構成に
より、モータ18を回転駆動することによって回転部1
6が回転し、軸流ファンとして機能する。
【0040】前記開口部17は、回転部16の回転中心
と同心の円形に形成され、その内周部には4か所に電極
対10を設けた円筒体20が嵌入固定される。前記電極
対10は、第1電極1と第2電極2とをセラミック4内
に埋設して構成され、第1電極1と第2電極2との間は
電極間に印加される交流高電圧が放電しない間隔に配設
されている。また、前記羽根14それぞれの先端部には
導電体15が形成され、この導電体15及び前記電極対
10は、電極対10の第1電極1と第2電極2との間に
交流高電圧が印加され、回転部16が回転駆動されるこ
とにより、オゾン発生装置として機能する。
と同心の円形に形成され、その内周部には4か所に電極
対10を設けた円筒体20が嵌入固定される。前記電極
対10は、第1電極1と第2電極2とをセラミック4内
に埋設して構成され、第1電極1と第2電極2との間は
電極間に印加される交流高電圧が放電しない間隔に配設
されている。また、前記羽根14それぞれの先端部には
導電体15が形成され、この導電体15及び前記電極対
10は、電極対10の第1電極1と第2電極2との間に
交流高電圧が印加され、回転部16が回転駆動されるこ
とにより、オゾン発生装置として機能する。
【0041】上記構成において、各電極対10の第1電
極1と第2電極2との間に交流高電圧を印加し、モータ
18により回転部16を回転させると、回転移動する羽
根14の先端部に形成された導電体15が、図6に示す
ように、第1電極1と第2電極2とに対向する位置に移
動したとき、導電体15は第1電極1と第2電極2とを
電気容量的に結合する浮動電極として作用する。このよ
うに導電体15により第1電極1と第2電極2とが電気
容量的に結合されると、第1電極1と第2電極2との間
に印加された交流高電圧により導電体15と第1電極1
及び第2電極2との間に電界による電気力線に沿った多
数の放電が発生し、この放電により放電経路に存在する
酸素又は空気の一部がオゾン化される。導電体15は移
動しているので、これに伴って放電位置も移動して導電
体15による第1電極1と第2電極2との間の結合がな
くなったところで放電は停止する。第1電極1と第2電
極2とを一体化した電極対10は4か所に取り付けら
れ、導電体15は羽根14の数だけ設けられているの
で、回転部16の回転によりいずれかの位置で放電によ
るオゾン発生がなされることになる。
極1と第2電極2との間に交流高電圧を印加し、モータ
18により回転部16を回転させると、回転移動する羽
根14の先端部に形成された導電体15が、図6に示す
ように、第1電極1と第2電極2とに対向する位置に移
動したとき、導電体15は第1電極1と第2電極2とを
電気容量的に結合する浮動電極として作用する。このよ
うに導電体15により第1電極1と第2電極2とが電気
容量的に結合されると、第1電極1と第2電極2との間
に印加された交流高電圧により導電体15と第1電極1
及び第2電極2との間に電界による電気力線に沿った多
数の放電が発生し、この放電により放電経路に存在する
酸素又は空気の一部がオゾン化される。導電体15は移
動しているので、これに伴って放電位置も移動して導電
体15による第1電極1と第2電極2との間の結合がな
くなったところで放電は停止する。第1電極1と第2電
極2とを一体化した電極対10は4か所に取り付けら
れ、導電体15は羽根14の数だけ設けられているの
で、回転部16の回転によりいずれかの位置で放電によ
るオゾン発生がなされることになる。
【0042】軸流ファンの羽根14は、回転軸心から半
径方向に見ると、図6に示すように捻りが加えられてお
り、回転部16の回転により矢印方向に移動するので、
第1電極1と第2電極2との間を静電容量的に結合する
位置は放電開始時から放電終了時まで変動し、放電位置
が移動するのでオゾンの発生位置も分散され、同時に羽
根14の回転移動による送風がなされるため、オゾンに
よる酸化生成物は分散発生し且つ拡散され、電極付近に
酸化生成物が付着堆積してオゾン発生が阻害されること
がない。
径方向に見ると、図6に示すように捻りが加えられてお
り、回転部16の回転により矢印方向に移動するので、
第1電極1と第2電極2との間を静電容量的に結合する
位置は放電開始時から放電終了時まで変動し、放電位置
が移動するのでオゾンの発生位置も分散され、同時に羽
根14の回転移動による送風がなされるため、オゾンに
よる酸化生成物は分散発生し且つ拡散され、電極付近に
酸化生成物が付着堆積してオゾン発生が阻害されること
がない。
【0043】上記構成においては、樹脂成形等の手段に
より絶縁体で形成された羽根14の先端に導電体15を
設けた構成を示したが、羽根14の全体を導電体で形成
することによっても同様の作用効果を得ることができ
る。また、電極対10の設置数は任意数に設定すること
ができ、羽根14に選択的に導電体15を設けて構成す
ることもできる。
より絶縁体で形成された羽根14の先端に導電体15を
設けた構成を示したが、羽根14の全体を導電体で形成
することによっても同様の作用効果を得ることができ
る。また、電極対10の設置数は任意数に設定すること
ができ、羽根14に選択的に導電体15を設けて構成す
ることもできる。
【0044】続いて、本発明の第4の実施形態に係るオ
ゾン発生装置の構成について説明する。図7において、
第4の実施形態に係るオゾン発生装置Eは、第3の実施
形態の構成と同様に、フレーム13の中央部には回転部
16及び羽根14を収容した開口部17が形成され、モ
ータ18を回転駆動することによって回転部16が回転
し、軸流ファンとして機能する。
ゾン発生装置の構成について説明する。図7において、
第4の実施形態に係るオゾン発生装置Eは、第3の実施
形態の構成と同様に、フレーム13の中央部には回転部
16及び羽根14を収容した開口部17が形成され、モ
ータ18を回転駆動することによって回転部16が回転
し、軸流ファンとして機能する。
【0045】前記開口部17は、回転部16の回転中心
と同心の円形に形成され、その内周部には、円筒形状に
形成された円筒体35が嵌入固定されている。この円筒
体35は、リング状に形成された第1電極33及び第2
電極34が、図7(b)に示すように、回転部16の回
転軸方向に電極間で放電しない間隔に配置して円筒形に
形成されたセラミック36内に埋設されて構成されてい
る。前記第1電極33と第2電極34との間に交流高電
圧が印加され、前記羽根14それぞれの先端部には導電
体15が形成され、回転部16が回転駆動されることに
より、オゾン発生装置として機能する。
と同心の円形に形成され、その内周部には、円筒形状に
形成された円筒体35が嵌入固定されている。この円筒
体35は、リング状に形成された第1電極33及び第2
電極34が、図7(b)に示すように、回転部16の回
転軸方向に電極間で放電しない間隔に配置して円筒形に
形成されたセラミック36内に埋設されて構成されてい
る。前記第1電極33と第2電極34との間に交流高電
圧が印加され、前記羽根14それぞれの先端部には導電
体15が形成され、回転部16が回転駆動されることに
より、オゾン発生装置として機能する。
【0046】上記構成において、第1電極33と第2電
極34との間に交流高電圧を印加し、モータ18により
回転部16を回転させると、回転移動する羽根14の先
端部に形成された導電体15は、図8に示すように、リ
ング状に連続する第1電極33と第2電極34とに常に
対向し、導電体15は第1電極33と第2電極34とを
電気容量的に結合する浮動電極として作用する。このよ
うに導電体15により第1電極33と第2電極34とが
電気容量的に結合されると、第1電極33と第2電極3
4との間に印加された交流高電圧により導電体15と第
1電極33及び第2電極34との間に電界による電気力
線に沿った多数の放電が発生し、この放電により放電経
路に存在する酸素又は空気の一部がオゾン化される。
極34との間に交流高電圧を印加し、モータ18により
回転部16を回転させると、回転移動する羽根14の先
端部に形成された導電体15は、図8に示すように、リ
ング状に連続する第1電極33と第2電極34とに常に
対向し、導電体15は第1電極33と第2電極34とを
電気容量的に結合する浮動電極として作用する。このよ
うに導電体15により第1電極33と第2電極34とが
電気容量的に結合されると、第1電極33と第2電極3
4との間に印加された交流高電圧により導電体15と第
1電極33及び第2電極34との間に電界による電気力
線に沿った多数の放電が発生し、この放電により放電経
路に存在する酸素又は空気の一部がオゾン化される。
【0047】この構成では、複数の羽根14上に設けら
れた複数の導電体15と第1電極33及び第2電極34
とは、羽根14が回転する全周にわたって対向している
ので、常に導電体15を介した第1電極33と第2電極
34との間の放電が生じて、放電によるオゾン発生も常
になされることになる。従って、オゾン発生を高効率で
行うことができる。
れた複数の導電体15と第1電極33及び第2電極34
とは、羽根14が回転する全周にわたって対向している
ので、常に導電体15を介した第1電極33と第2電極
34との間の放電が生じて、放電によるオゾン発生も常
になされることになる。従って、オゾン発生を高効率で
行うことができる。
【0048】上記第3及び第4の実施形態の構成におい
ては、樹脂成形等の手段により絶縁体で形成された羽根
14の先端に導電体15を設けた構成を示したが、羽根
14の全体を導電体で形成することによっても同様の作
用効果を得ることができる。
ては、樹脂成形等の手段により絶縁体で形成された羽根
14の先端に導電体15を設けた構成を示したが、羽根
14の全体を導電体で形成することによっても同様の作
用効果を得ることができる。
【0049】また、電極対10の設置数は任意数に設定
することができ、羽根14に選択的に導電体15を設け
て構成することもできる。
することができ、羽根14に選択的に導電体15を設け
て構成することもできる。
【0050】以上説明した各実施形態のオゾン発生装置
は、比較的小さな容積の密閉空間内の脱臭、殺菌等の目
的に使用するのに適しており、例えば、冷蔵庫内に装備
して庫内の脱臭に利用することができる。このような目
的に使用する場合、オゾン発生装置から放出される空気
中にオゾンが残存していないことが望ましく、オゾン分
解触媒を通して放出する。オゾンはその濃度が高い場合
に呼吸器系に悪影響を与えるので、前記冷蔵庫に設置す
るような場合には、図9(a)に示すように、軸流ファ
ンBで吸気した冷蔵庫内の空気をオゾン発生装置Aまた
はCを通して脱臭、殺菌し、オゾン分解触媒Fを通して
再び冷蔵庫内に放出する。また、図9(b)に示すよう
に、軸流ファンと一体化されたオゾン発生装置Dまたは
Eにより冷蔵庫内の空気を吸気して脱臭、殺菌し、オゾ
ン分解触媒Fを通して再び冷蔵庫内に放出する。このよ
うに冷蔵庫内の空気が循環されることにより、オゾンに
より効果的に脱臭、殺菌等の作用がなされるが、庫内に
は人体に悪影響を及ぼす濃度のオゾンが残存せず、オゾ
ンによる影響やその特有の臭いを感じさせることなく脱
臭、殺菌等の作用を実行させることができる。
は、比較的小さな容積の密閉空間内の脱臭、殺菌等の目
的に使用するのに適しており、例えば、冷蔵庫内に装備
して庫内の脱臭に利用することができる。このような目
的に使用する場合、オゾン発生装置から放出される空気
中にオゾンが残存していないことが望ましく、オゾン分
解触媒を通して放出する。オゾンはその濃度が高い場合
に呼吸器系に悪影響を与えるので、前記冷蔵庫に設置す
るような場合には、図9(a)に示すように、軸流ファ
ンBで吸気した冷蔵庫内の空気をオゾン発生装置Aまた
はCを通して脱臭、殺菌し、オゾン分解触媒Fを通して
再び冷蔵庫内に放出する。また、図9(b)に示すよう
に、軸流ファンと一体化されたオゾン発生装置Dまたは
Eにより冷蔵庫内の空気を吸気して脱臭、殺菌し、オゾ
ン分解触媒Fを通して再び冷蔵庫内に放出する。このよ
うに冷蔵庫内の空気が循環されることにより、オゾンに
より効果的に脱臭、殺菌等の作用がなされるが、庫内に
は人体に悪影響を及ぼす濃度のオゾンが残存せず、オゾ
ンによる影響やその特有の臭いを感じさせることなく脱
臭、殺菌等の作用を実行させることができる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば、オゾ
ンによる酸化生成物が電極付近に付着堆積しないので、
放電によるオゾン発生を長期にわたり安定して持続させ
ることができる。また、送風ファンと一体化して構成さ
れるので、酸化生成物を拡散させて付着が防止できると
同時に、広範囲にオゾンを分布させることができる。
ンによる酸化生成物が電極付近に付着堆積しないので、
放電によるオゾン発生を長期にわたり安定して持続させ
ることができる。また、送風ファンと一体化して構成さ
れるので、酸化生成物を拡散させて付着が防止できると
同時に、広範囲にオゾンを分布させることができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係るオゾン発生装置
の構成を示す(a)は平面図、(b)はそのA−A線矢
視断面図である。
の構成を示す(a)は平面図、(b)はそのA−A線矢
視断面図である。
【図2】第1の実施形態に係るオゾン発生装置を軸流フ
ァンと一体化させた状態を示す断面図である。
ァンと一体化させた状態を示す断面図である。
【図3】第1電極及び第2電極と第3電極との間の放電
発生を説明する説明図である。
発生を説明する説明図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るオゾン発生装置
の構成を示す平面図である。
の構成を示す平面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係るオゾン発生装置
の構成を示す(a)は平面図、(b)はそのD−D線矢
視断面図である。
の構成を示す(a)は平面図、(b)はそのD−D線矢
視断面図である。
【図6】第1電極及び第2電極と導電体との間の放電発
生を説明する説明図である。
生を説明する説明図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係るオゾン発生装置
の構成を示す(a)は平面図、(b)はそのE−E線矢
視断面図である。
の構成を示す(a)は平面図、(b)はそのE−E線矢
視断面図である。
【図8】第1電極及び第2電極と導電体との間の放電発
生を説明する説明図である。
生を説明する説明図である。
【図9】(a)は第1または第2の実施形態に係るオゾ
ン発生装置、(b)は第3または第4の実施形態に係る
オゾン発生装置の使用構成の例を示す概略構成図であ
る。
ン発生装置、(b)は第3または第4の実施形態に係る
オゾン発生装置の使用構成の例を示す概略構成図であ
る。
【図10】無声放電方式の基本構成(a)(b)を示す
模式図である。
模式図である。
【図11】従来技術によるオゾン発生装置の電極構成を
(a)(b)(c)の3態様で示す断面構成図である。
(a)(b)(c)の3態様で示す断面構成図である。
A、C、D、E オゾン発生装置 B 軸流ファン 1、33 第1電極 2、34 第2電極 3 第3電極 4、31、36 セラミック(誘電体) 7 回転体 10、30 電極対 12、14 羽根 15 導電体 17、21 開口部
Claims (14)
- 【請求項1】 酸素又は空気雰囲気中に配置された電極
間に放電を生じさせることにより、放電による化学反応
によってオゾンを発生させるオゾン発生装置において、 交流高電圧が印加される第1電極及び第2電極を電極間
に放電が生じない間隔にして配設し、この第1電極及び
第2電極に接近するように第3電極を移動させることに
より、第1電極と第2電極との間に第3電極を通じた放
電が開始されるように構成されてなることを特徴とする
オゾン発生装置。 - 【請求項2】 第1電極及び/又は第2電極を誘電体内
に埋設した請求項1記載のオゾン発生装置。 - 【請求項3】 第3電極を誘電体内に埋設した請求項1
記載のオゾン発生装置。 - 【請求項4】 第3電極が回転体上に配設され、この回
転体の回転中心と同心の円周上に第1電極及び第2電極
が固定されてなる請求項1〜3いずれか一項に記載のオ
ゾン発生装置。 - 【請求項5】 回転体上に第3電極が複数に配設されて
なる請求項1〜4いずれか一項に記載のオゾン発生装
置。 - 【請求項6】 第1電極及び第2電極を電極間に放電が
生じない間隔に配設した電極対が円周上の複数位置に固
定されてなる請求項1〜5いずれか一項に記載のオゾン
発生装置。 - 【請求項7】 回転体上に複数の第3電極を配設すると
共に、第1電極及び第2電極を電極間に放電が生じない
間隔に配設した電極対が円周上の複数位置に固定されて
なる請求項1〜6いずれか一項に記載のオゾン発生装
置。 - 【請求項8】 第3電極が配設された回転体が軸流ファ
ンの回転軸と同軸に取り付けられ、この回転体の回転中
心と同心の円周上に第1電極及び第2電極が固定されて
なる請求項1〜7いずれか一項に記載のオゾン発生装
置。 - 【請求項9】 ファンによって送給される酸素又は空気
雰囲気中に配置された電極間に放電を生じさせることに
より、放電による化学反応によってオゾンを発生させる
オゾン発生装置において、 前記ファンを構成する羽根の回転中心と同心の円周上に
前記羽根に対向させて、交流高電圧が印加される第1電
極及び第2電極を電極間に放電が生じない間隔にして配
設すると共に、前記羽根に導電体を形成して、この羽根
の回転により前記第1電極と第2電極との間に前記導電
体を通じて放電が発生するように構成されてなることを
特徴とするオゾン発生装置。 - 【請求項10】 第1電極及び/又は第2電極を誘電体
内に埋設した請求項9記載のオゾン発生装置。 - 【請求項11】 羽根が導電体により形成されてなる請
求項9記載のオゾン発生装置。 - 【請求項12】 羽根の第1電極及び第2電極に対向す
る位置に導電体が形成されてなる請求項9記載のオゾン
発生装置。 - 【請求項13】 第1電極及び第2電極を電極間に放電
が生じない間隔に配設した電極対が円周上の複数位置に
固定されてなる請求項9〜12いずれか一項に記載のオ
ゾン発生装置。 - 【請求項14】 リング状に形成された第1電極及び第
2電極が、羽根の回転軸方向に電極間に放電が生じない
間隔にして固定されてなる請求項9〜13いずれか一項
に記載のオゾン発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2855998A JPH11228108A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | オゾン発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2855998A JPH11228108A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | オゾン発生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11228108A true JPH11228108A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12252013
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2855998A Pending JPH11228108A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | オゾン発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11228108A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030062547A (ko) * | 2002-01-17 | 2003-07-28 | 주식회사 정토에너지 | 와류 임펠러형 오존발생장치 |
| JP2023007607A (ja) * | 2021-07-02 | 2023-01-19 | 日本特殊陶業株式会社 | オゾン発生体及びオゾン発生器 |
-
1998
- 1998-02-10 JP JP2855998A patent/JPH11228108A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030062547A (ko) * | 2002-01-17 | 2003-07-28 | 주식회사 정토에너지 | 와류 임펠러형 오존발생장치 |
| JP2023007607A (ja) * | 2021-07-02 | 2023-01-19 | 日本特殊陶業株式会社 | オゾン発生体及びオゾン発生器 |
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