JPH11229290A - 耐熱シート - Google Patents
耐熱シートInfo
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- JPH11229290A JPH11229290A JP3556398A JP3556398A JPH11229290A JP H11229290 A JPH11229290 A JP H11229290A JP 3556398 A JP3556398 A JP 3556398A JP 3556398 A JP3556398 A JP 3556398A JP H11229290 A JPH11229290 A JP H11229290A
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- fiber
- component
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 比吸水性、高温における形態安定性、機械的
性能等に優れた耐熱シートを提供する。 【解決手段】 溶融異方性ポリエステル繊維(成分A)
95〜75重量%と、25℃〜150℃において負の線
膨張係数をしめし、かつ分解温度が300℃以上、15
0℃における引張弾性率550g/d以上の耐熱繊維
(成分B)5〜25重量%からなる耐熱シ−ト。
性能等に優れた耐熱シートを提供する。 【解決手段】 溶融異方性ポリエステル繊維(成分A)
95〜75重量%と、25℃〜150℃において負の線
膨張係数をしめし、かつ分解温度が300℃以上、15
0℃における引張弾性率550g/d以上の耐熱繊維
(成分B)5〜25重量%からなる耐熱シ−ト。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融異方性ポリエステ
ル繊維状物からなる耐熱シ−トに関する。
ル繊維状物からなる耐熱シ−トに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ポリマー繊維が耐熱性、非吸湿性等
に優れていることは従来から知られており、該繊維を用
いたシ−トは電気絶縁材、電子部品材料等の分野で広く
使用されている。たとえば特公平6−33595号公報
には、溶融異方性ポリエステルからなるパルプと短繊維
を用いて湿式抄紙し、繊維同志を融着させたシ−トが提
示されている。
に優れていることは従来から知られており、該繊維を用
いたシ−トは電気絶縁材、電子部品材料等の分野で広く
使用されている。たとえば特公平6−33595号公報
には、溶融異方性ポリエステルからなるパルプと短繊維
を用いて湿式抄紙し、繊維同志を融着させたシ−トが提
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
6−33595号公報に提示された溶融異方性ポリエス
テルの液晶ポリマー繊維による耐熱シ−トは、非吸水
性、絶縁性、誘電特性の信頼性等に優れた性能を発揮す
るものの、高温時での収縮弾性が低く樹脂複合材とした
場合に高温時の線膨張係数が高くなる問題があった。近
年の急速な電子機器の高性能化、コンパクト化のなかで
繊維と樹脂の複合材はプリント配線基板用の積層板とし
て重要な役割を果たしているが、マトリックスとなる耐
熱樹脂は一般に50〜150℃の温度域において20〜
200ppm/℃の線膨張係数を示し、高温時に収縮し
やすくなる問題がある。溶融液晶性ポリエステル繊維は
低温においては高い抗張力を示すものの、高温時にはヤ
ング率が低下し、結局、樹脂の膨張を抑制することがで
きず、複合材全体が膨張することとなる。本発明の目的
は、高温時における線膨張係数が低く、かつ優れた抗張
力を示し、しかも低吸湿性で機械的強度に優れた耐熱シ
ートを提供することにある。
6−33595号公報に提示された溶融異方性ポリエス
テルの液晶ポリマー繊維による耐熱シ−トは、非吸水
性、絶縁性、誘電特性の信頼性等に優れた性能を発揮す
るものの、高温時での収縮弾性が低く樹脂複合材とした
場合に高温時の線膨張係数が高くなる問題があった。近
年の急速な電子機器の高性能化、コンパクト化のなかで
繊維と樹脂の複合材はプリント配線基板用の積層板とし
て重要な役割を果たしているが、マトリックスとなる耐
熱樹脂は一般に50〜150℃の温度域において20〜
200ppm/℃の線膨張係数を示し、高温時に収縮し
やすくなる問題がある。溶融液晶性ポリエステル繊維は
低温においては高い抗張力を示すものの、高温時にはヤ
ング率が低下し、結局、樹脂の膨張を抑制することがで
きず、複合材全体が膨張することとなる。本発明の目的
は、高温時における線膨張係数が低く、かつ優れた抗張
力を示し、しかも低吸湿性で機械的強度に優れた耐熱シ
ートを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、(1)
溶融異方性ポリエステル繊維(成分A)95〜75重量
%と、25℃〜150℃において負の線膨張係数をしめ
し、かつ分解温度が300℃以上、150℃における引
張弾性率550g/d以上の耐熱繊維(成分B)5〜2
5重量%からなる耐熱シ−ト、(2) 溶融異方性ポリ
エステル繊維(成分A)95〜75重量%及び25℃〜
150℃において負の線膨張係数をしめし、かつ分解温
度が300℃以上、150℃における引張弾性率550
g/d以上の耐熱繊維(成分B)5〜25重量%からな
る耐熱布帛と、繊維総量に対し2〜15重量%の樹脂バ
インダー(成分C)からなる耐熱シ−ト、に関する。
溶融異方性ポリエステル繊維(成分A)95〜75重量
%と、25℃〜150℃において負の線膨張係数をしめ
し、かつ分解温度が300℃以上、150℃における引
張弾性率550g/d以上の耐熱繊維(成分B)5〜2
5重量%からなる耐熱シ−ト、(2) 溶融異方性ポリ
エステル繊維(成分A)95〜75重量%及び25℃〜
150℃において負の線膨張係数をしめし、かつ分解温
度が300℃以上、150℃における引張弾性率550
g/d以上の耐熱繊維(成分B)5〜25重量%からな
る耐熱布帛と、繊維総量に対し2〜15重量%の樹脂バ
インダー(成分C)からなる耐熱シ−ト、に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明にいう溶融異方性とは、溶
融相において光学異方性を示すものである。このような
特性は公知の方法、例えばホットステ−ジにのせた試料
を窒素雰囲気下で昇温加熱し、その透過光を観察するこ
とにより容易に認定することができる。本発明に用いら
れる溶融異方性芳香族ポリエステルは、例えば芳香族ジ
オ−ル、芳香族ジカルボン酸、芳香族ヒドロキシカルボ
ン酸等より得られるポリマ−であり、好適には化1〜化
3に示される反復構成単位の組み合わせからなるポリマ
−が挙げられる。
融相において光学異方性を示すものである。このような
特性は公知の方法、例えばホットステ−ジにのせた試料
を窒素雰囲気下で昇温加熱し、その透過光を観察するこ
とにより容易に認定することができる。本発明に用いら
れる溶融異方性芳香族ポリエステルは、例えば芳香族ジ
オ−ル、芳香族ジカルボン酸、芳香族ヒドロキシカルボ
ン酸等より得られるポリマ−であり、好適には化1〜化
3に示される反復構成単位の組み合わせからなるポリマ
−が挙げられる。
【0006】
【化1】
【0007】
【化2】
【0008】
【化3】
【0009】特に好ましくは、パラヒドロキシ安息香酸
(A)と2−ヒドロキシ6−ナフトエ酸(B)の構成単
位からなる部分が80モル%以上である溶融異方性芳香族
ポリエステルであり、特にAとBの合計量に対するB成
分が5〜45モル%である芳香族ポリエステルが好まし
い。本発明で使用するポリマ−には、本発明の効果を損
なわない範囲内で、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリ
オレフィン、ポリカ−ボネ−ト、ポリアリレ−ト、ポリ
アミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエステルエ
−テルケトン、フッソ樹脂等の熱可塑性ポリマ−を添加
してもよい。また適宜、酸化チタン、カオリン、シリ
カ、硫酸バリウム、カ−ボンブラック、顔料、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、光安定剤等を含んでいても良い。
(A)と2−ヒドロキシ6−ナフトエ酸(B)の構成単
位からなる部分が80モル%以上である溶融異方性芳香族
ポリエステルであり、特にAとBの合計量に対するB成
分が5〜45モル%である芳香族ポリエステルが好まし
い。本発明で使用するポリマ−には、本発明の効果を損
なわない範囲内で、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリ
オレフィン、ポリカ−ボネ−ト、ポリアリレ−ト、ポリ
アミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエステルエ
−テルケトン、フッソ樹脂等の熱可塑性ポリマ−を添加
してもよい。また適宜、酸化チタン、カオリン、シリ
カ、硫酸バリウム、カ−ボンブラック、顔料、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、光安定剤等を含んでいても良い。
【0010】成分Aの製造法としては、例えばパラヒド
ロキシ安息香酸単位と2ーヒドロキシー6ーナフトエ酸
単位が73:27のモル比であり、溶融粘度が430ポ
イズ、重合度100程度、DSCによる吸熱ピーク温度
が280℃程度の溶融異方性ポリエステルを140℃で
100時間真空乾燥したものを、ベント付き単軸押出機
に供給しサンド層と金属繊維よりなる平均孔径5μmの
フィルターを通して濾過した後、紡糸口金(0.07m
m、50ホール)から320℃で紡出し、この紡糸原糸
を260〜300℃で熱処理して固相重合を行って、重
合度300程度まで上昇させる方法が挙げられる。しか
しながら、特に繊維の製造方法は限定されない。
ロキシ安息香酸単位と2ーヒドロキシー6ーナフトエ酸
単位が73:27のモル比であり、溶融粘度が430ポ
イズ、重合度100程度、DSCによる吸熱ピーク温度
が280℃程度の溶融異方性ポリエステルを140℃で
100時間真空乾燥したものを、ベント付き単軸押出機
に供給しサンド層と金属繊維よりなる平均孔径5μmの
フィルターを通して濾過した後、紡糸口金(0.07m
m、50ホール)から320℃で紡出し、この紡糸原糸
を260〜300℃で熱処理して固相重合を行って、重
合度300程度まで上昇させる方法が挙げられる。しか
しながら、特に繊維の製造方法は限定されない。
【0011】成分Bは25℃〜150℃において負の線
膨張係数をしめし、かつ分解温度が300℃以上、15
0℃における引張弾性率550g/d以上の耐熱繊維で
あることが必要である。高温における線膨張率が低く、
かつ高いヤング率を有する繊維を用いることにより、た
とえば含浸した樹脂の膨張を抑制することができ、寸法
安定性に優れたプリプレグ等を得ることができる。上記
の範囲をはずれると、成分Bにより膨張への抑制力を充
分に得ることができなくなる。成分Bとしては、たとえ
ばパラアラミド繊維、ポリベンゾオキサゾール(PB
O)繊維などが挙げられ、商品名「ケブラー」、「テク
ノーラ」、「ザイロン」として市販されているものが使
用できる。一般にこのようなアラミド繊維は、一様に吸
水性が高く相対湿度90%、24時間放置状態では2〜
6%の吸水性をしめす。従って、電子材料部品に使用さ
れる時には十分な絶縁性、誘電特性の信頼性が得られ
ず、また、製品加工工程、原料在庫手段にも多大の負荷
がかかる問題が生じる。
膨張係数をしめし、かつ分解温度が300℃以上、15
0℃における引張弾性率550g/d以上の耐熱繊維で
あることが必要である。高温における線膨張率が低く、
かつ高いヤング率を有する繊維を用いることにより、た
とえば含浸した樹脂の膨張を抑制することができ、寸法
安定性に優れたプリプレグ等を得ることができる。上記
の範囲をはずれると、成分Bにより膨張への抑制力を充
分に得ることができなくなる。成分Bとしては、たとえ
ばパラアラミド繊維、ポリベンゾオキサゾール(PB
O)繊維などが挙げられ、商品名「ケブラー」、「テク
ノーラ」、「ザイロン」として市販されているものが使
用できる。一般にこのようなアラミド繊維は、一様に吸
水性が高く相対湿度90%、24時間放置状態では2〜
6%の吸水性をしめす。従って、電子材料部品に使用さ
れる時には十分な絶縁性、誘電特性の信頼性が得られ
ず、また、製品加工工程、原料在庫手段にも多大の負荷
がかかる問題が生じる。
【0012】しかしながら、多量の成分Aと少量の成分
Bを併用することによって、吸湿性の問題等が実質的に
生じず、しかも、成分Bが高温時の膨張に対する大きな
抑制力を奏するため、用いる樹脂の膨張係数が比較的高
い場合であっても高温における優れた形態安定性を得る
ことができる。勿論、本発明の効果を損わない範囲であ
れば、成分A,成分B以外の繊維等を配合してもかまわ
ない。シートの吸湿性及び高温における寸法安定性の両
性能において顕著な効果を得るためには、成分A95〜
75重量%、成分B5〜25重量%のシートとする必要
がある。成分Bが5重量%未満であれば、この繊維シー
トと樹脂との複合品の50〜150℃における線膨張係
数αが30〜50ppm/℃程度となって所望の性能が
得られず、逆に成分Bの配合比が25重量%以上になれ
ば、シートの吸湿性が大きくなる。
Bを併用することによって、吸湿性の問題等が実質的に
生じず、しかも、成分Bが高温時の膨張に対する大きな
抑制力を奏するため、用いる樹脂の膨張係数が比較的高
い場合であっても高温における優れた形態安定性を得る
ことができる。勿論、本発明の効果を損わない範囲であ
れば、成分A,成分B以外の繊維等を配合してもかまわ
ない。シートの吸湿性及び高温における寸法安定性の両
性能において顕著な効果を得るためには、成分A95〜
75重量%、成分B5〜25重量%のシートとする必要
がある。成分Bが5重量%未満であれば、この繊維シー
トと樹脂との複合品の50〜150℃における線膨張係
数αが30〜50ppm/℃程度となって所望の性能が
得られず、逆に成分Bの配合比が25重量%以上になれ
ば、シートの吸湿性が大きくなる。
【0013】配合する繊維成分の形態としては、フィラ
メント、カットファイバ−、叩解物(パルプ)等が挙げ
られるが特に限定されるものではなく、用いるシ−ト成
型法、要求性能により適宜繊維状物の形態を選択すれば
よい。配合する繊維の形状は、シート成形法により異な
るが、湿式不織布用であれば、直径0.1〜25μm、
繊維長としては0.5〜15mmの短繊維または/およ
びパルプ状のものが作り易く、乾式不織布であれば、直
径0.1〜25μm、繊維長としては35〜105mm
のクリンプを施された繊維形状であるのが好ましい。
メント、カットファイバ−、叩解物(パルプ)等が挙げ
られるが特に限定されるものではなく、用いるシ−ト成
型法、要求性能により適宜繊維状物の形態を選択すれば
よい。配合する繊維の形状は、シート成形法により異な
るが、湿式不織布用であれば、直径0.1〜25μm、
繊維長としては0.5〜15mmの短繊維または/およ
びパルプ状のものが作り易く、乾式不織布であれば、直
径0.1〜25μm、繊維長としては35〜105mm
のクリンプを施された繊維形状であるのが好ましい。
【0014】また本発明においては樹脂バインダーを用
いてもかまわない。好適に使用できる樹脂バインダーと
しては、繊維シート補強剤としての溶剤系、エマルジョ
ン系のエポキシ、アクリル、ウレタン系等のバインダー
を使用すればいい。
いてもかまわない。好適に使用できる樹脂バインダーと
しては、繊維シート補強剤としての溶剤系、エマルジョ
ン系のエポキシ、アクリル、ウレタン系等のバインダー
を使用すればいい。
【0015】シートの成形法は特に限定されず、たとえ
ば湿式法であれば、上記の湿式用繊維を0.05−0.
2%の水のスラリーとして、通常の紙抄造機で抄造し、
通常のヤンキー式ドライヤーでシート状とするか、もし
くは抄造後繊維シートのバイインダーを吹き付けスルー
ドライヤーで乾燥する等して原紙を作成し、次いで所定
の厚みとするため、150〜290℃のキャレンダー処
理または熱ローラタッチで成形する方法等が挙げられ
る。
ば湿式法であれば、上記の湿式用繊維を0.05−0.
2%の水のスラリーとして、通常の紙抄造機で抄造し、
通常のヤンキー式ドライヤーでシート状とするか、もし
くは抄造後繊維シートのバイインダーを吹き付けスルー
ドライヤーで乾燥する等して原紙を作成し、次いで所定
の厚みとするため、150〜290℃のキャレンダー処
理または熱ローラタッチで成形する方法等が挙げられ
る。
【0016】乾式法であれば上記の乾式用繊維を通常の
カード機に通し、例えば水流絡合やニードルパンチして
ラップを作成し上記バインダーを吹き付け原反を作成
し、次いで所定の厚みとするため、150〜290℃の
キャレンダー処理または熱ローラタッチで成形する方法
等が挙げられる。
カード機に通し、例えば水流絡合やニードルパンチして
ラップを作成し上記バインダーを吹き付け原反を作成
し、次いで所定の厚みとするため、150〜290℃の
キャレンダー処理または熱ローラタッチで成形する方法
等が挙げられる。
【0017】本発明の耐熱シートは、溶融異方性芳香族
ポリエステル繊維と高温時の形態安定な繊維との複合し
た優れた性能を持ち、すなわち高強力高弾性率、非吸湿
性、耐熱性、耐薬品性等の性能を十分に発揮し、さらに
高温での形態安定性に優れたいるため様々な分野で用い
ることができる。例えば産業資材用途等で広く用いら
れ、特にブレ−キライニング、クラッチフェ−シング、
軸受け等の摩耗材、パッキング材、ガスケット材、フィ
ルタ−,研磨材、絶縁紙、耐熱紙、スピ−カ−コ−ン、
ワイピングクロス、樹脂強化剤等に好適である。特に電
気絶縁用途に適している。
ポリエステル繊維と高温時の形態安定な繊維との複合し
た優れた性能を持ち、すなわち高強力高弾性率、非吸湿
性、耐熱性、耐薬品性等の性能を十分に発揮し、さらに
高温での形態安定性に優れたいるため様々な分野で用い
ることができる。例えば産業資材用途等で広く用いら
れ、特にブレ−キライニング、クラッチフェ−シング、
軸受け等の摩耗材、パッキング材、ガスケット材、フィ
ルタ−,研磨材、絶縁紙、耐熱紙、スピ−カ−コ−ン、
ワイピングクロス、樹脂強化剤等に好適である。特に電
気絶縁用途に適している。
【0018】また樹脂を含浸してプリプレグとした場合
に顕著な効果が得られる。プリプレグの製造方法は特に
限定されないが、例えば70g/m2、厚み0.100
mm程度の紙を作成し,これにエポキシ樹脂を約50重
量%含浸することによりプリプレグが得られる。さら
に、このプリプレグに厚さ18μm程度の銅箔をプレス
成形して積層板とすることも可能である。
に顕著な効果が得られる。プリプレグの製造方法は特に
限定されないが、例えば70g/m2、厚み0.100
mm程度の紙を作成し,これにエポキシ樹脂を約50重
量%含浸することによりプリプレグが得られる。さら
に、このプリプレグに厚さ18μm程度の銅箔をプレス
成形して積層板とすることも可能である。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明は何等実施例に限定されるものではない。
が、本発明は何等実施例に限定されるものではない。
【0020】[融点 ℃]DSC(例えばMettler 社製
TA3000)装置にサンプルを10〜20mgとり、アルミ製パン
へ封入した後、窒素を50cc/min流し、昇温速度20℃/min
で測定したとき、吸熱ピ−ク温度の頂点を表す温度を融
点(Tm)として測定する。1st-run で明確な吸熱ピ−
クを現れない場合は、50℃/minの昇温温度で、予想され
る吸熱ピ−ク温度より50℃以上高い温度で3分程度加熱
し完全に溶融した後、80℃/minで50℃まで冷却し、しか
るのち20℃/minの昇温速度で測定した値を用いる。
TA3000)装置にサンプルを10〜20mgとり、アルミ製パン
へ封入した後、窒素を50cc/min流し、昇温速度20℃/min
で測定したとき、吸熱ピ−ク温度の頂点を表す温度を融
点(Tm)として測定する。1st-run で明確な吸熱ピ−
クを現れない場合は、50℃/minの昇温温度で、予想され
る吸熱ピ−ク温度より50℃以上高い温度で3分程度加熱
し完全に溶融した後、80℃/minで50℃まで冷却し、しか
るのち20℃/minの昇温速度で測定した値を用いる。
【0021】[分解温度 ℃]熱量分析法にて、急激に
重量低下する温度を分解温度とした。 [目付 g/m2、厚さmm、密度g/cm3]ぞれぞれJIS
P−8124、JIS P−8116により測定した。
密度は目付、厚さから算出。 [線膨張係数]繊維、及び積層板の線膨張係数は、理学
電機(株)製微小定荷重熱膨張計を用いて、50〜15
0℃の線膨張率温度曲線を測定し、該曲線から線膨張係
数(α)を求めた。
重量低下する温度を分解温度とした。 [目付 g/m2、厚さmm、密度g/cm3]ぞれぞれJIS
P−8124、JIS P−8116により測定した。
密度は目付、厚さから算出。 [線膨張係数]繊維、及び積層板の線膨張係数は、理学
電機(株)製微小定荷重熱膨張計を用いて、50〜15
0℃の線膨張率温度曲線を測定し、該曲線から線膨張係
数(α)を求めた。
【0022】[吸水率]各繊維、各シートの105℃で
24時間乾燥後の重量をベースにして、相対湿度90%
で24時間放置後測定重量を測定して算出した。
24時間乾燥後の重量をベースにして、相対湿度90%
で24時間放置後測定重量を測定して算出した。
【0023】[誘電率]各シートの誘電率はJIS C
2151に準じて、前処理(65%、23℃)し測定。
周波数は1GHzで測定した。
2151に準じて、前処理(65%、23℃)し測定。
周波数は1GHzで測定した。
【0024】[短繊維、長繊維]各繊維を繊維長5mm
にカットしたものを用いた。 [パルプ状物]溶融異方性芳香族ポリエステル及び易ア
ルカリ減量性ポリエステルとを50:50の重量比で押出機
で溶融混練してノズル径2mmの口金より引取り、ペレ
ッタイザ−を用いてペレット化した(平均直径1mm、
長さ2〜3mm)。このペレットを沸騰している40g
/lの水酸化ナトリウム溶液に20分間浸漬した後に、
酢酸で中和及び水で30分洗浄して得られたパルプ状物
を用いた。このパルプ状物は、溶融異方性芳香族ポリエ
ステルからなるものである。得られたパルプ状物を走査
型電子顕微鏡で観察したところ、パルプ状物は実質的に
枝分かれを有しておらず、平均直径は約1.5μm(0.5
〜6μ)、パルプ長は2〜3mm前後であった。
にカットしたものを用いた。 [パルプ状物]溶融異方性芳香族ポリエステル及び易ア
ルカリ減量性ポリエステルとを50:50の重量比で押出機
で溶融混練してノズル径2mmの口金より引取り、ペレ
ッタイザ−を用いてペレット化した(平均直径1mm、
長さ2〜3mm)。このペレットを沸騰している40g
/lの水酸化ナトリウム溶液に20分間浸漬した後に、
酢酸で中和及び水で30分洗浄して得られたパルプ状物
を用いた。このパルプ状物は、溶融異方性芳香族ポリエ
ステルからなるものである。得られたパルプ状物を走査
型電子顕微鏡で観察したところ、パルプ状物は実質的に
枝分かれを有しておらず、平均直径は約1.5μm(0.5
〜6μ)、パルプ長は2〜3mm前後であった。
【0025】[実施例1]表1に記載の液晶ポリエステ
ル繊維(2.5デニール×5mm)75重量%とパラア
ミド繊維(1.5デニール×4mm)25重量%を混合
して水に分散し、0.1重量%スラリーを製造し、通常
の傾斜短網抄造機にて抄紙し、バインダーを吹付けた
後、スル―ドライヤーにて乾燥して原反を作成し、それ
を温度230℃、線圧100kg/cmにてキャレンダ
ー処理して約70g/m2、厚さ0.1mmの基材を作
成した。その基材にFR−4用のエポキシ樹脂(エピコ
ート5045B80を125部、ジシアンジアミド4
部、2―メチル4エチルイミダゾール0.2部をMEK
にて希釈したもの)を含浸し、160℃3分でBステー
ジとし、170℃、1.5時間プレスして積層板とし
た。結果を表2に示す。
ル繊維(2.5デニール×5mm)75重量%とパラア
ミド繊維(1.5デニール×4mm)25重量%を混合
して水に分散し、0.1重量%スラリーを製造し、通常
の傾斜短網抄造機にて抄紙し、バインダーを吹付けた
後、スル―ドライヤーにて乾燥して原反を作成し、それ
を温度230℃、線圧100kg/cmにてキャレンダ
ー処理して約70g/m2、厚さ0.1mmの基材を作
成した。その基材にFR−4用のエポキシ樹脂(エピコ
ート5045B80を125部、ジシアンジアミド4
部、2―メチル4エチルイミダゾール0.2部をMEK
にて希釈したもの)を含浸し、160℃3分でBステー
ジとし、170℃、1.5時間プレスして積層板とし
た。結果を表2に示す。
【0026】[実施例2〜4、比較例1、2]表1に記
載の配合となるように成分A(成分Aのうち20重量%
は液晶ポリエステルパルプ)及び成分Bを水に分散させ
て実施例1と同様にスラリーを製造し、丸網抄造機、ヤ
ンキードライヤーにて原反を作成した。これはヤンキー
ドライヤーは樹脂バインダーのかわりにパルプが配合さ
れている系で好適であるためである。得られた原反を実
施例1と同様にキャレンダーをかけて約70g/m2、
厚さ0.1mmの基材を作成し、実施例1と同様に積層
板を製造した。本発明の耐熱シート及び該耐熱シートを
用いて得られた積層板は、水分率が低く、かつ成分Bに
より高温時における膨張が抑制されているため線膨張係
数の低いものであった。一方、比較例1は、積層板の線
膨張係数が高く高温における寸法安定性の低いものであ
り、比較例2は、アラミド繊維を多量に配合しているた
めに、吸湿率が高く、電気絶縁紙等として不適なもので
あった
載の配合となるように成分A(成分Aのうち20重量%
は液晶ポリエステルパルプ)及び成分Bを水に分散させ
て実施例1と同様にスラリーを製造し、丸網抄造機、ヤ
ンキードライヤーにて原反を作成した。これはヤンキー
ドライヤーは樹脂バインダーのかわりにパルプが配合さ
れている系で好適であるためである。得られた原反を実
施例1と同様にキャレンダーをかけて約70g/m2、
厚さ0.1mmの基材を作成し、実施例1と同様に積層
板を製造した。本発明の耐熱シート及び該耐熱シートを
用いて得られた積層板は、水分率が低く、かつ成分Bに
より高温時における膨張が抑制されているため線膨張係
数の低いものであった。一方、比較例1は、積層板の線
膨張係数が高く高温における寸法安定性の低いものであ
り、比較例2は、アラミド繊維を多量に配合しているた
めに、吸湿率が高く、電気絶縁紙等として不適なもので
あった
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
Claims (2)
- 【請求項1】 溶融異方性ポリエステル繊維(成分A)
95〜75重量%と、25℃〜150℃において負の線
膨張係数をしめし、かつ分解温度300℃以上、150
℃における引張弾性率550g/d以上の耐熱繊維(成
分B)5〜25重量%からなる耐熱シ−ト。 - 【請求項2】 溶融異方性ポリエステル繊維(成分A)
95〜75重量%及び25℃〜150℃において負の線
膨張係数をしめし、かつ分解温度が300℃以上、15
0℃における引張弾性率550g/d以上の耐熱繊維
(成分B)5〜25重量%からなる耐熱布帛と、繊維総
量に対し2〜15重量%の樹脂バインダー(成分C)か
らなる耐熱シ−ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3556398A JPH11229290A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 耐熱シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3556398A JPH11229290A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 耐熱シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11229290A true JPH11229290A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12445226
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3556398A Pending JPH11229290A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 耐熱シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11229290A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002327392A (ja) * | 2001-04-26 | 2002-11-15 | Sumitomo Chem Co Ltd | 低吸湿紙及びその製造方法 |
| JP2011127252A (ja) * | 2009-12-18 | 2011-06-30 | Kuraray Co Ltd | 耐熱性難燃紙 |
-
1998
- 1998-02-18 JP JP3556398A patent/JPH11229290A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002327392A (ja) * | 2001-04-26 | 2002-11-15 | Sumitomo Chem Co Ltd | 低吸湿紙及びその製造方法 |
| JP2011127252A (ja) * | 2009-12-18 | 2011-06-30 | Kuraray Co Ltd | 耐熱性難燃紙 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040226 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040302 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040727 |