JPH11229450A - 貯水方法 - Google Patents
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- JPH11229450A JPH11229450A JP4420598A JP4420598A JPH11229450A JP H11229450 A JPH11229450 A JP H11229450A JP 4420598 A JP4420598 A JP 4420598A JP 4420598 A JP4420598 A JP 4420598A JP H11229450 A JPH11229450 A JP H11229450A
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Landscapes
- Sewage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自然環境を保全しつつ効率の良い取水を可能
にすること。 【解決手段】 流水路に沿って注入井戸1を掘削し、流
水路の水を上記注入井戸1を介して地中の貯溜水層Wに
注入する。上記注入井戸1は管の周壁に孔4を設け、導
入した流水路の水を上記管孔4より地中の貯溜水層Wに
注入する。
にすること。 【解決手段】 流水路に沿って注入井戸1を掘削し、流
水路の水を上記注入井戸1を介して地中の貯溜水層Wに
注入する。上記注入井戸1は管の周壁に孔4を設け、導
入した流水路の水を上記管孔4より地中の貯溜水層Wに
注入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は貯水方法に関し、
とくに生活用水あるいは農業用水等の利水を図り、また
環境保全等に貢献する貯水方法に関するものである。
とくに生活用水あるいは農業用水等の利水を図り、また
環境保全等に貢献する貯水方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、青森県十和田市三本木地区の場
合、雨水Rは、本来、透水層Pを通って滞水層Wに貯
り、その一部が地下の地下水路Hを通って用地Fの境界
付近で湧水Wsとして出現する(図6参照)。しかし、
最近では市街地がコンクリート舗装されてきたため、滞
水層Wへの雨水Rの浸透が少なくなり、湧水Wsの出現
は殆んどなくなってきた。このため、用地Fに揚水井戸
21を設け、滞水層Wに僅かに貯る水をこの揚水井戸2
1により汲み上げ飲料水等として用いているのが現状で
ある。しかしながら、滞水層Wは涸渇化のおそれがあ
り、ダム建設の構想が取り沙汰されている。
合、雨水Rは、本来、透水層Pを通って滞水層Wに貯
り、その一部が地下の地下水路Hを通って用地Fの境界
付近で湧水Wsとして出現する(図6参照)。しかし、
最近では市街地がコンクリート舗装されてきたため、滞
水層Wへの雨水Rの浸透が少なくなり、湧水Wsの出現
は殆んどなくなってきた。このため、用地Fに揚水井戸
21を設け、滞水層Wに僅かに貯る水をこの揚水井戸2
1により汲み上げ飲料水等として用いているのが現状で
ある。しかしながら、滞水層Wは涸渇化のおそれがあ
り、ダム建設の構想が取り沙汰されている。
【0003】またこの地区は、図5及び図6に示すよう
に地形に高低差があり、高位地域に農業用水路Aがあ
り、低位地域に奥入瀬川Bが流れている。春になり八甲
田山の融雪水が増加すると、従来は、この融雪水は奥入
瀬川Bへ流れ込みここを通って海へ流出していた。そし
て、融雪水の移動に伴って川が削られて土砂が流出する
ため、これにより下流の海湾に生息する魚貝類が死滅し
てしまっていた。
に地形に高低差があり、高位地域に農業用水路Aがあ
り、低位地域に奥入瀬川Bが流れている。春になり八甲
田山の融雪水が増加すると、従来は、この融雪水は奥入
瀬川Bへ流れ込みここを通って海へ流出していた。そし
て、融雪水の移動に伴って川が削られて土砂が流出する
ため、これにより下流の海湾に生息する魚貝類が死滅し
てしまっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来方法においては次のような欠点があった。まず
利水の源資となる融雪水は、開放系の川を通って流出し
ていくため、移動中にその一部が蒸発するという難があ
る。
うな従来方法においては次のような欠点があった。まず
利水の源資となる融雪水は、開放系の川を通って流出し
ていくため、移動中にその一部が蒸発するという難があ
る。
【0005】また、滞水層Wから過度に取水する場合、
地盤沈下を惹起するという弊害がある。
地盤沈下を惹起するという弊害がある。
【0006】また、涸渇期の貯溜水の使用はポンプアッ
プによるため、手間とコストがかかるという難がある。
プによるため、手間とコストがかかるという難がある。
【0007】さらに上記したように、融雪水の海への流
出は土砂の流出を伴い、これにより下流の海湾に生息す
る魚貝類が死滅するという大なる損失がある。
出は土砂の流出を伴い、これにより下流の海湾に生息す
る魚貝類が死滅するという大なる損失がある。
【0008】本願発明は上記欠点を解決し、確実で効率
的な取水を図り、かつ、自然環境の保全を図ることを目
的とする。その他の目的は以下の説明より明らかにす
る。
的な取水を図り、かつ、自然環境の保全を図ることを目
的とする。その他の目的は以下の説明より明らかにす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため本願
発明による貯水方法は、水源に沿って注入井戸を掘削
し、水源の水を上記注入井戸を介して地中の滞水層に注
入することを特徴とする。また、請求項1記載の貯水方
法において、上記注入井戸を水源の側方または底部に設
けることを特徴とする。また、請求項1記載の貯水方法
において、上記注入井戸の管の周壁に孔を設け、上記注
入井戸に導入した水源の水を上記管孔より地中の滞水層
に注入することを特徴とする。また、請求項1記載の貯
水方法において、上記注入井戸は透水係数に基づき決め
られるスパンピッチにより水源に沿って掘削することを
特徴とする。また、請求項1記載の貯水方法において、
上記注入井戸を滞水層の水の一部が湧水として出現する
地域に設けることを特徴とする。また、請求項6記載の
貯水方法において、上記注入井戸を高低差のある地形の
高位地域にある水源に沿って設けることを特徴とする。
また、請求項1記載の貯水方法において、滞水層に連通
する揚水井戸を上記注入井戸とは別に設け、上記滞水層
の水を該揚水井戸より取り出すことを特徴とする。ま
た、請求項8記載の貯水方法において、上記注入井戸及
び揚水井戸を滞水層を有する平坦地に設けたことを特徴
とする。
発明による貯水方法は、水源に沿って注入井戸を掘削
し、水源の水を上記注入井戸を介して地中の滞水層に注
入することを特徴とする。また、請求項1記載の貯水方
法において、上記注入井戸を水源の側方または底部に設
けることを特徴とする。また、請求項1記載の貯水方法
において、上記注入井戸の管の周壁に孔を設け、上記注
入井戸に導入した水源の水を上記管孔より地中の滞水層
に注入することを特徴とする。また、請求項1記載の貯
水方法において、上記注入井戸は透水係数に基づき決め
られるスパンピッチにより水源に沿って掘削することを
特徴とする。また、請求項1記載の貯水方法において、
上記注入井戸を滞水層の水の一部が湧水として出現する
地域に設けることを特徴とする。また、請求項6記載の
貯水方法において、上記注入井戸を高低差のある地形の
高位地域にある水源に沿って設けることを特徴とする。
また、請求項1記載の貯水方法において、滞水層に連通
する揚水井戸を上記注入井戸とは別に設け、上記滞水層
の水を該揚水井戸より取り出すことを特徴とする。ま
た、請求項8記載の貯水方法において、上記注入井戸及
び揚水井戸を滞水層を有する平坦地に設けたことを特徴
とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態を示す図面に基
づき本願発明による貯水方法をさらに詳しく説明する。
図1及び図2は青森県十和田市三本木地区を模式的に表
わす。Aは農業用水路、Bは十和田湖(図示省略)に源
を発する奥入瀬川であり、農業用水路Aが高位地域にあ
り、奥入瀬川Bが低位地域に存在する。両者間の地層は
図1の如くなっており、表土をなす透水層Pと粘土等か
らなる不透水層Nの間に粗砂等からなる滞水層Wが形成
されている。農業用水路Aと奥入瀬川Bとの間の奥入瀬
川B側には、水田Fr、畑地Fi、住宅地Fh等の用地
Fが形成されている。Hは滞水層Wに連通する浸透水の
地下水路で、先端を上記用地Fに開口し、そこで湧水W
sを放出する。雨水Rは上記透水層Pを通って滞水層W
に達し、滞水層Wの下層が不透水層Nであるため、滞水
層Wに貯ることになる。
づき本願発明による貯水方法をさらに詳しく説明する。
図1及び図2は青森県十和田市三本木地区を模式的に表
わす。Aは農業用水路、Bは十和田湖(図示省略)に源
を発する奥入瀬川であり、農業用水路Aが高位地域にあ
り、奥入瀬川Bが低位地域に存在する。両者間の地層は
図1の如くなっており、表土をなす透水層Pと粘土等か
らなる不透水層Nの間に粗砂等からなる滞水層Wが形成
されている。農業用水路Aと奥入瀬川Bとの間の奥入瀬
川B側には、水田Fr、畑地Fi、住宅地Fh等の用地
Fが形成されている。Hは滞水層Wに連通する浸透水の
地下水路で、先端を上記用地Fに開口し、そこで湧水W
sを放出する。雨水Rは上記透水層Pを通って滞水層W
に達し、滞水層Wの下層が不透水層Nであるため、滞水
層Wに貯ることになる。
【0011】1は上記農業用水路Aに沿って掘削した注
入井戸である。該注入井戸1は、上記農業用水路Aに沿
って透水係数に基づき決められるスパンピッチ(これは
場所によって異なるが、目安としては例えば約50mお
きである)により設ける。注入井戸1の設置は、まずテ
ストボーリングにより透水試験をする。これにより、透
水係数の高い地層(即ち、滞水層W)の存在の判定を
し、上記地層がどのエリアにつながっているのかを解明
する。しかる後、適所に井戸管3を埋設する。該井戸管
3の周壁には多数の線状の孔4からなる注入ストレーナ
5を設ける。該注入ストレーナ5の穿設部位は滞水層W
の位置に相当する部分とする。上記注入井戸1は、導水
管6により塵埃を除去するフィルタ装置7に連結し、さ
らに注入水量をコントロールするコントロールバルブ9
を介して、注水管11により農業用水路Aに連結する。
また、上記注入井戸1内にはパイプ12からなる監視装
置13を挿設し、これにより注入された水の水位を測定
する。
入井戸である。該注入井戸1は、上記農業用水路Aに沿
って透水係数に基づき決められるスパンピッチ(これは
場所によって異なるが、目安としては例えば約50mお
きである)により設ける。注入井戸1の設置は、まずテ
ストボーリングにより透水試験をする。これにより、透
水係数の高い地層(即ち、滞水層W)の存在の判定を
し、上記地層がどのエリアにつながっているのかを解明
する。しかる後、適所に井戸管3を埋設する。該井戸管
3の周壁には多数の線状の孔4からなる注入ストレーナ
5を設ける。該注入ストレーナ5の穿設部位は滞水層W
の位置に相当する部分とする。上記注入井戸1は、導水
管6により塵埃を除去するフィルタ装置7に連結し、さ
らに注入水量をコントロールするコントロールバルブ9
を介して、注水管11により農業用水路Aに連結する。
また、上記注入井戸1内にはパイプ12からなる監視装
置13を挿設し、これにより注入された水の水位を測定
する。
【0012】21は用地Fの奥入瀬川B側に設けた揚水
井戸であり、従来より掘削されているものである。該揚
水井戸21の設置は、テストボーリングにより揚水係数
の高い地層(即ち、滞水層W)の存在と揚水量を調べ、
しかる後適所に井戸管23を埋設して行なう。該井戸管
23の周壁には多数の線状の孔24からなる集水ストレ
ーナ25を設ける。該集水ストレーナ25の穿設部位は
滞水層Wの位置に相当する部分とする。27は水を吸み
上げる駆動ポンプである。29は各揚水井戸21を連結
する送水管である。
井戸であり、従来より掘削されているものである。該揚
水井戸21の設置は、テストボーリングにより揚水係数
の高い地層(即ち、滞水層W)の存在と揚水量を調べ、
しかる後適所に井戸管23を埋設して行なう。該井戸管
23の周壁には多数の線状の孔24からなる集水ストレ
ーナ25を設ける。該集水ストレーナ25の穿設部位は
滞水層Wの位置に相当する部分とする。27は水を吸み
上げる駆動ポンプである。29は各揚水井戸21を連結
する送水管である。
【0013】なお、図中矢印は水の移動方向、WLは滞
水層Wの水位である。
水層Wの水位である。
【0014】この地区においては、農繁期となる毎年4
月20日頃より十和田湖(図上、農業用水路Aのさらに
左側に位置するが省略する)の水を農業用水路Aへ放流
し、9月20日頃よりは奥入瀬川Bへ放流している。つ
まり、農閑期(農繁期以外の時期をいい、ここでは毎年
9月21日頃より4月19日頃とする)には、従来農業
用水路Aは使用されず遊休施設となっていた。したがっ
て、春になり八甲田山の融雪水が増加した場合、従来は
前述の通り、この融雪水を奥入瀬川Bへ流していたので
ある。しかしながら、本実施の形態においては農閑期に
も農業用水路Aに水を放流する。つまり遊休施設を活用
し、農業用水路Aには通年にわたり水を流すことにな
る。農業用水路Aに放流された水は導水管6によりフィ
ルタ装置7に導入され、そこで塵埃を除去された後、注
入井戸1に注入されることになる。そして、この水を井
戸管3の注入ストレーナ5の孔4より滞水層Wに注入す
る。この注入量は、注入井戸1内の監視装置13により
監視、測定しており、地上に延長したパイプ12から水
が溢れ出さない限り注入余力があると判断し、注水をし
続けることになる。
月20日頃より十和田湖(図上、農業用水路Aのさらに
左側に位置するが省略する)の水を農業用水路Aへ放流
し、9月20日頃よりは奥入瀬川Bへ放流している。つ
まり、農閑期(農繁期以外の時期をいい、ここでは毎年
9月21日頃より4月19日頃とする)には、従来農業
用水路Aは使用されず遊休施設となっていた。したがっ
て、春になり八甲田山の融雪水が増加した場合、従来は
前述の通り、この融雪水を奥入瀬川Bへ流していたので
ある。しかしながら、本実施の形態においては農閑期に
も農業用水路Aに水を放流する。つまり遊休施設を活用
し、農業用水路Aには通年にわたり水を流すことにな
る。農業用水路Aに放流された水は導水管6によりフィ
ルタ装置7に導入され、そこで塵埃を除去された後、注
入井戸1に注入されることになる。そして、この水を井
戸管3の注入ストレーナ5の孔4より滞水層Wに注入す
る。この注入量は、注入井戸1内の監視装置13により
監視、測定しており、地上に延長したパイプ12から水
が溢れ出さない限り注入余力があると判断し、注水をし
続けることになる。
【0015】かくして既存設備である農業用水路Aに放
流される水が自然の地層である滞水層Wに貯えられ、涸
渇期の水の需要に応じられることになる。つまり、この
地区においては滞水層Wに注入された水は、一部が地下
水路Hを通って用地Fの境界付近で湧水Wsとして出現
する。この湧水化は約3〜4ヶ月かかるので、9月に注
入井戸1より滞水層Wに注入した水は、12月から次の
年の1月頃に湧水Wsとして利用できることになり、4
月に滞水層Wに注水した水は7月から8月頃に湧水Ws
として利用できることになる。換言すれば、用地Fにお
いて湧水Wsが出る頃はこれを利用しているのである
が、湧水Wsが涸渇した時期においても滞水層Wには十
分な量の水が注入されているので、これを揚水井戸21
により適宜に吸み上げ用いることができるのである。つ
まり、この地区では通年にわたり自然の地層である滞水
層Wに貯えられた水を利用することができるのである。
流される水が自然の地層である滞水層Wに貯えられ、涸
渇期の水の需要に応じられることになる。つまり、この
地区においては滞水層Wに注入された水は、一部が地下
水路Hを通って用地Fの境界付近で湧水Wsとして出現
する。この湧水化は約3〜4ヶ月かかるので、9月に注
入井戸1より滞水層Wに注入した水は、12月から次の
年の1月頃に湧水Wsとして利用できることになり、4
月に滞水層Wに注水した水は7月から8月頃に湧水Ws
として利用できることになる。換言すれば、用地Fにお
いて湧水Wsが出る頃はこれを利用しているのである
が、湧水Wsが涸渇した時期においても滞水層Wには十
分な量の水が注入されているので、これを揚水井戸21
により適宜に吸み上げ用いることができるのである。つ
まり、この地区では通年にわたり自然の地層である滞水
層Wに貯えられた水を利用することができるのである。
【0016】本実施の形態によれば、農閑期に遊休施設
となる農業用水路Aを用い、かつ自然の地形を利用して
貯水するため、低コストであり、またメンテナンスフリ
ーである。そして、保水される水は滞水層Wを下降して
いく間に各地層により浄化され、かつミネラル分を補給
されるため、水質が良好となる。したがって、かかる良
質な水を飲料水等の生活用水として用いれば健康に良
い。また農業用水として用いれば収穫の量も質も向上す
ることが期待される。しかも農業用水路Aや揚水井戸2
1といった既存設備を利用しておりダムの建設という別
途の施設を要しないので、重複投資を回避することがで
き、またダム建設による環境破壊を防止する効果があ
る。このような農閑期に遊休施設となる農業用水路Aと
注水余力のある滞水層Wの存在は我国にはかなりあるも
のと推測されており、このようなところでは本願発明を
すべて適用することができる。
となる農業用水路Aを用い、かつ自然の地形を利用して
貯水するため、低コストであり、またメンテナンスフリ
ーである。そして、保水される水は滞水層Wを下降して
いく間に各地層により浄化され、かつミネラル分を補給
されるため、水質が良好となる。したがって、かかる良
質な水を飲料水等の生活用水として用いれば健康に良
い。また農業用水として用いれば収穫の量も質も向上す
ることが期待される。しかも農業用水路Aや揚水井戸2
1といった既存設備を利用しておりダムの建設という別
途の施設を要しないので、重複投資を回避することがで
き、またダム建設による環境破壊を防止する効果があ
る。このような農閑期に遊休施設となる農業用水路Aと
注水余力のある滞水層Wの存在は我国にはかなりあるも
のと推測されており、このようなところでは本願発明を
すべて適用することができる。
【0017】また、滞水層Wは地中深くに存在するた
め、水が移動中に蒸発することがない。したがって、従
来のような開放系の水の移動に比べ、保水効果が飛躍的
に向上する。
め、水が移動中に蒸発することがない。したがって、従
来のような開放系の水の移動に比べ、保水効果が飛躍的
に向上する。
【0018】また、融雪水は農業用水路Aにより流出す
ることが期待されるため、海への流出が可及的に減少す
るから、下流域や海湾への土砂の流出が減少し、魚貝類
等への悪影響を排除することができる。かかる効果は漁
業等他の産業への重大な利益をもたらす。
ることが期待されるため、海への流出が可及的に減少す
るから、下流域や海湾への土砂の流出が減少し、魚貝類
等への悪影響を排除することができる。かかる効果は漁
業等他の産業への重大な利益をもたらす。
【0019】また、滞水層Wには十分な水が注入される
ため、湧水涸渇期の取水程度では地盤沈下を惹起するこ
とがない。
ため、湧水涸渇期の取水程度では地盤沈下を惹起するこ
とがない。
【0020】また、農繁期(4月〜9月)以外には活用
されない農業用水路Aを用いて所期の効果を奏するもの
であるから、コスト上有利である。
されない農業用水路Aを用いて所期の効果を奏するもの
であるから、コスト上有利である。
【0021】本願発明は上記実施の形態に限定されな
い。例えば、湧水Wsの量が通年にわたって十分な地層
の場合は揚水井戸21を設けることを要しない。
い。例えば、湧水Wsの量が通年にわたって十分な地層
の場合は揚水井戸21を設けることを要しない。
【0022】また、本願発明は図3及び図4に示すよう
に、平坦地の潅漑にも適用することができる。
に、平坦地の潅漑にも適用することができる。
【0023】また、適用場所によっては河川等の氾濫防
止(治水)を図るために本願発明を用いることも考えら
れる。
止(治水)を図るために本願発明を用いることも考えら
れる。
【0024】さらに、上記実施の形態では注入井戸1を
水源に対し側方に設けたが、注入井戸1を水源の底部に
設けてもよい。
水源に対し側方に設けたが、注入井戸1を水源の底部に
設けてもよい。
【0025】なお、本願発明において、水源とは、水
路、川等の流れる水の通路だけでなく、池、沼、湖等を
総称する。また、不透水層Nとは透水係数の小なる難透
水層及び透水係数が0である非透水層を指称する。
路、川等の流れる水の通路だけでなく、池、沼、湖等を
総称する。また、不透水層Nとは透水係数の小なる難透
水層及び透水係数が0である非透水層を指称する。
【0026】なお、便宜上、同効の部材、部分には同一
の符号を付し、その説明を省略する。
の符号を付し、その説明を省略する。
【0027】
【発明の効果】このように本願発明によれば、自然環境
を保全しつつ確実で効率の良い取水が可能となる。
を保全しつつ確実で効率の良い取水が可能となる。
【図1】本願発明による貯水方法の実施の形態を説明す
る模式図で、平面からみた図である。
る模式図で、平面からみた図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】本願発明による貯水方法の他の実施の形態を説
明する模式図で、平面からみた図である。
明する模式図で、平面からみた図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】従来方法を説明するために用いた模式図で平面
からみた図である。
からみた図である。
【図6】従来方法を説明するために用いた模式図で正面
の断面図である。
の断面図である。
1 注入井戸 3 井戸管 4 孔 5 注入ストレーナ 6 導水管 7 フィルタ装置 9 コントロールバルブ 11 注水管 12 パイプ 13 監視装置 21 揚水井戸 23 井戸管 24 孔 25 集水ストレーナ 27 駆動ポンプ 29 送水管 A 農業用水路 B 奥入瀬川 F 用地 Fr 水田 Fi 畑地 P 透水層 N 不透水層 W 滞水層 Ws 湧水 H 地下水路 R 雨水
Claims (9)
- 【請求項1】 水源に沿って注入井戸を掘削し、水源の
水を上記注入井戸を介して地中の滞水層に注入すること
を特徴とする貯水方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の貯水方法において、上記
注入井戸を水源の側方に設けることを特徴とする貯水方
法。 - 【請求項3】 請求項1記載の貯水方法において、上記
注入井戸を水源の底部に設けることを特徴とする貯水方
法。 - 【請求項4】 請求項1記載の貯水方法において、上記
注入井戸の管の周壁に孔を設け、上記注入井戸に導入し
た水源の水を上記管孔より地中の滞水層に注入すること
を特徴とする貯水方法。 - 【請求項5】 請求項1記載の貯水方法において、上記
注入井戸は透水係数に基づき決められるスパンピッチに
より水源に沿って掘削することを特徴とする貯水方法。 - 【請求項6】 請求項1記載の貯水方法において、上記
注入井戸を滞水層の水の一部が湧水として出現する地域
に設けることを特徴とする貯水方法。 - 【請求項7】 請求項6記載の貯水方法において、上記
注入井戸を高低差のある地形の高位地域にある水源に沿
って設けることを特徴とする貯水方法。 - 【請求項8】 請求項1記載の貯水方法において、滞水
層に連通する揚水井戸を上記注入井戸とは別に設け、上
記滞水層の水を該揚水井戸より取り出すことを特徴とす
る貯水方法。 - 【請求項9】 請求項8記載の貯水方法において、上記
注入井戸及び揚水井戸を滞水層を有する平坦地に設けた
ことを特徴とする貯水方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4420598A JPH11229450A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 貯水方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4420598A JPH11229450A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 貯水方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11229450A true JPH11229450A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12685069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4420598A Pending JPH11229450A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 貯水方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11229450A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7096959B2 (en) * | 2004-02-10 | 2006-08-29 | Mcdonald Shane D | System and method for providing a renewable source of spring water for human consumption |
| RU2569035C1 (ru) * | 2014-08-26 | 2015-11-20 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Кубанский государственный аграрный университет" | Способ регулирования запасов подземных вод |
| RU2618336C1 (ru) * | 2016-06-20 | 2017-05-03 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Кубанский государственный аграрный университет" | Способ регулирования накоплений подземных вод |
| RU2621268C1 (ru) * | 2016-06-20 | 2017-06-01 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Кубанский государственный аграрный университет" | Устройство для регулирования запасов пресных вод |
| RU2621359C1 (ru) * | 2016-06-20 | 2017-06-02 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Кубанский государственный аграрный университет" | Устройство для регулирования накоплений подземных вод |
| RU2681884C1 (ru) * | 2018-02-06 | 2019-03-13 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Кубанский государственный аграрный университет имени И.Т. Трубилина" | Устройство для регулирования стока атмосферных осадков |
| US20200198895A1 (en) * | 2017-09-14 | 2020-06-25 | Next Tier Agribusiness, Llc | System and Method for Storing Water in an Underground Reservoir and Managing the Same |
| RU2726889C1 (ru) * | 2019-07-19 | 2020-07-16 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Кубанский государственный аграрный университет имени И.Т. Трубилина" | Способ регулирования объема грунтовых вод в подземном водохранилище через деформационный шов-водовыпуск |
| RU2726890C1 (ru) * | 2019-07-19 | 2020-07-16 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Кубанский государственный аграрный университет имени И.Т. Трубилина" | Способ регулирования пропуска грунтовых вод через деформационный шов-водовыпуск |
| RU2741081C1 (ru) * | 2020-07-17 | 2021-01-22 | Андрей Андреевич Степкин | Способ увеличения производительности водозабора подземных вод |
-
1998
- 1998-02-12 JP JP4420598A patent/JPH11229450A/ja active Pending
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