JPH11229492A - 鉄筋コンクリート梁構造 - Google Patents
鉄筋コンクリート梁構造Info
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Abstract
分から梁中央側に寄せて最大応力箇所からずらすことに
より、梁を柱側に接続した柱梁境界面に過大応力が作用
するのを防止する。 【解決手段】 鉄筋コンクリート梁10を、端部梁18
と中央部梁20とに分割する。端部梁18を所定長さL
突出させて鉄筋コンクリート柱12に一体に結合する。
端部梁18の先端に中央部梁20端を突き合わせて、こ
れら端部梁18と中央部梁20との間にプレストレスを
導入し、中央部梁20を鉄筋コンクリート柱12から所
定長さL離れた位置で端部梁18に圧着させる。
Description
梁構造に関し、とりわけ、梁のロングスパン化を可能と
する鉄筋コンクリート梁構造に関する。
うに、梁をロングスパン化して有効空間を大きく取るよ
うにした建物が存在する。このようなロングスパン建物
をコンクリート造によって構築しようとすると、自重が
著しく大きくなる鉄筋コンクリート梁では、特開平5−
280092号公報(Int.Cl.E04B 1/22)や特開平9−
53276号公報(Int.Cl.E04B 1/22)に開示されるよ
うに、コンクリート梁内部にPS(プレストレス)鋼線
を埋設してプレストレスコンクリート梁として構成し、
かつ、該PS鋼線を柱に貫通させて柱と梁とが接合され
る境界面にもプレストレスを導入し、もって梁を柱に圧
着させる工法(圧着工法)が用いられる。
従来の鉄筋コンクリート梁構造にあっては、プレストレ
スを導入して圧着工法によりコンクリート梁を柱に接続
する場合、梁端を柱に直接接合するもので、これらの接
合部には鉄筋が掛け渡されること無く、プレストレスを
付加するためのPS鋼線のみが柱と梁に跨って配置され
ている。
部分は柱と梁の接合部であり、詳細には梁が接合される
柱の側面位置であるため、従来の柱梁接合構造のように
梁端を柱に直接接合した場合には、両者の圧着面に最大
応力が作用するようになっている。このため、大地震等
によって大きな揺れが建物に発生した場合には、上記圧
着面に著しく大きな応力が集中することにより柱梁間に
ズレが生じ、場合によっては上記PS鋼線が切断される
おそれがあるという課題があった。
て成されたもので、梁を柱に接続するための圧着面を、
柱側面部分から梁中央側に寄せて最大応力箇所からずら
すことにより、梁を柱側に接続した柱梁境界面に過大応
力が作用するのを防止するようにした鉄筋コンクリート
梁構造を提供することを目的とする。
めに本発明の鉄筋コンクリート梁構造は、柱との間にプ
レストレスを導入して鉄筋コンクリート梁を柱に圧着す
ることにより、これら鉄筋コンクリート梁と柱とを接続
するようにした鉄筋コンクリート梁構造において、鉄筋
コンクリート梁を、柱から所定長さだけ突出する端部梁
と、該端部梁より梁中央側を占める中央部梁とに分割
し、該端部梁を柱に一体に結合するとともに、該端部梁
の先端面に上記中央部梁の端面を突き合わせ、かつ、こ
れら端部梁と中央部梁との間にプレストレスを導入し
て、中央部梁を柱から所定長さ離れた位置で端部梁に圧
着させる構造とする。
ト梁構造にあっては、鉄筋コンクリート梁を端部梁と中
央部梁とに分割し、端部梁を柱に一体に結合した状態
で、この端部梁に中央部梁をプレストレスにより圧着さ
せるので、中央部梁の圧着面は柱から所定長さ、つまり
端部梁の長さだけ離れた位置となる。このため、該圧着
面を最大応力が作用する柱側面から端部梁の長さだけ梁
中央側に寄せることができ、この端部梁の長さ分だけ最
大応力の作用部分から遠ざけて、上記圧着面に作用する
応力を大幅に低減することができる。従って、過大外力
が入力された場合にも、上記圧着面で梁が破断すること
を防止できる。
面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の鉄筋コン
クリート梁構造の一実施形態を示す正面図で、一対の柱
間に鉄筋コンクリート梁が架設された状態を示す。
0は、図1に示すようにロングスパンSを隔てる鉄筋コ
ンクリート柱12間に架設される。該鉄筋コンクリート
柱12は、本実施形態では中空状のPC(プレキャスト
コンクリート)柱型枠14を用いて構築され、該PC柱
型枠14を建て込んだ後、該PC柱型枠14内に柱主筋
16や図外のフープ筋からなる鉄筋籠を挿入し、そし
て、該PC柱型枠14内に生コンクリートを打設するよ
うになっている。
記鉄筋コンクリート梁10が接続されるが、ここで本実
施形態では該鉄筋コンクリート梁10を、上記柱12か
ら所定長さLだけ突出する端部梁18と、該端部梁18
より梁中央側を占める中央部梁20とに分割し、該端部
梁18を所定長さLを突出させて上記鉄筋コンクリート
柱12に一体に結合するとともに、該端部梁18の先端
面に上記中央部梁20の端面を突き合わせ、かつ、これ
ら端部梁18と中央部梁20との間にプレストレスを導
入して、中央部梁20を鉄筋コンクリート柱12から所
定長さL離れた位置で端部梁18に圧着させることによ
り、鉄筋コンクリート梁10を構築するようになってい
る。
れるプレキャスト製の鉄筋コンクリート梁が用いられ、
上記鉄筋コンクリート柱12の柱主筋16を連続して端
部梁18に貫通することにより、端部梁18と鉄筋コン
クリート柱12とは一体に結合される。
側に、上記鉄筋コンクリート柱12と一直線となるよう
に上方階の鉄筋コンクリート柱24が構築される。更
に、上記端部梁18内には、プレストレスを導入するP
S鋼材としての2次ケーブル26が、該端部梁18の長
さ方向を貫通して配索される。この2次ケーブル26の
配索には、上記端部梁18内に予め図外の端部側シース
管を埋設しておき、この端部側シース管内に挿通する手
法を採用することができる。
プレキャストにより鉄筋コンクリート梁として製作され
たものを現場に搬入して取り付けるようになっており、
該中央部梁20はプレキャストされる際にPC鋼材とし
ての一次ケーブル28が長さ方向に沿って埋設され、そ
して、該一次ケーブル28にプレストレスを導入してプ
レストレスト鉄筋コンクリート梁として構成される。ま
た、上記一次ケーブル28に導入されるプレストレス
は、ポストテンションまたはプリテンションのいずれで
も良い。
18に埋設された端部側シース管と連続する図外の中央
側シース管を埋設しておき、これら中央側シース管およ
び端部側シース管に連続して上記2次ケーブル26を挿
通することにより、該2次ケーブル26は端部梁18と
中央部梁20とに跨って配索されるようになっている。
aの端部には、上記端部梁18に埋設された端部側シー
ス管と連続し、かつ、梁中央側に向かって上方に湾曲し
て、該中央部梁20aの上面に露出する図外の引き出し
シース管を埋設しておき、これら引き出しシース管へ連
続して上記2次ケーブル26を挿通するようになってい
る。
構造にあっては、鉄筋コンクリート梁10を構築する
際、まず、端部梁18を鉄筋コンクリート柱12と一体
に構築して、この端部梁18を柱側面12aから所定長
さLだけ突出させておく。そして、中央部梁20を現場
に搬入して、この中央部梁20の両端部を支保工等で仮
支持しつつ上記端部梁18間に、それぞれの端面どうし
を突き合わせつつ設置する。
から一対の端部梁18とこれらに挟まれた中央部梁20
とに跨って上記2次ケーブル26を配索し、該2次ケー
ブル26の両端部をスパン外の中央部梁20aの上面か
ら突出させ、そして、該2次ケーブル26に張力をかけ
て両端部をスパン外の中央部梁20aに固定する。従っ
て、このように2次ケーブル26に張力をかけることに
より、端部梁18と中央部梁20の端部間にプレストレ
スが導入されて、中央部梁20の梁端が端部梁18に圧
着されて互いに結合される。このように端部梁18と中
央部梁20とが結合された後は上記支保工を撤去するこ
とができる。
って、プレストレスが導入されることになる。
リート梁構造にあっては、鉄筋コンクリート梁10を端
部梁18と中央部梁20とに分割し、端部梁18を柱側
面12aから所定長さLだけ突出させるようにして鉄筋
コンクリート柱12に一体に結合しておき、この端部梁
18間に中央部梁20を配置するようになっている。そ
して、これら端部梁18と中央部梁20とは、これら両
者間に跨って配索される2次ケーブル26にプレストレ
スを導入することにより、端部梁18と中央部梁20と
を圧着させて結合するようになっている。
鉄筋コンクリート柱12から所定長さL、つまり端部梁
18の突出長さLだけ離れた位置となるため、該圧着面
Pを最大応力が作用する柱側面12aから端部梁18の
長さLだけ梁中央側に寄せることができる。このため、
この端部梁の長さL分だけ最大応力の作用部分から遠ざ
けて、上記圧着面Pに作用する応力を大幅に低減するこ
とができる。従って、過大外力が建物に入力された場合
にも、上記圧着面Pに入力される荷重を低減して2次ケ
ーブル26が破断されるのを防止することができ、耐振
安全性を高めることができる。
梁端、つまり端部梁18が鉄筋コンクリート柱12に結
合される部分の剛性を低下して降伏ヒンジ部分を形成し
ておくことにより、過大外力が入力された場合にはこの
降伏ヒンジ部分により大きく応力集中させて、上記圧着
面Pで梁10が降伏することをさらに確実に防止するこ
とができる。
び上記中央部梁20にプレストレスを導入する2次ケー
ブル26および一次ケーブル28を配索して、これら端
部梁18および中央部梁20をプレストレスト鉄筋コン
クリート梁として構成したので、梁をロングスパン化し
た場合にも、端部梁18および中央部梁20が大断面と
なるのを避けて、自重が過大となったり、自重によりひ
び割れが発生したりという不具合が発生するのを防止す
ることができる。
したように端部梁18と中央部梁20とに分割されるの
で、これら端部梁18および中央部梁20等の各構成部
材を軽量化することができ、特に長尺となる中央部梁2
0をプレキャスト化して工場から現場に搬入する場合に
も、その搬送を容易にすることができる。
リート梁構造にあっては、鉄筋コンクリート梁を端部梁
と中央部梁とに分割し、端部梁を柱に一体に結合した状
態で、この端部梁に中央部梁をプレストレスにより圧着
させるようにしたので、このときの圧着面を最大応力が
作用する柱側面から上記端部梁の突出長さだけ梁中央側
に寄せることができる。つまり、上記圧着面を上記端部
梁が柱から突出する分だけ最大応力の作用部分から遠ざ
けて、該圧着面に作用する応力を大幅に低減することが
できるため、過大外力が入力された場合にも梁が上記圧
着面で破断することを防止することができる。
中央部梁とに分割されるので、この梁をロングスパン化
した場合にも端部梁および中央部梁を軽量な部材として
製造することができるという優れた効果を奏する。
を示す要部の正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 柱との間にプレストレスを導入して鉄筋
コンクリート梁を柱に圧着することにより、これら鉄筋
コンクリート梁と柱とを接続するようにした鉄筋コンク
リート梁構造において、 鉄筋コンクリート梁を、柱から所定長さだけ突出する端
部梁と、該端部梁より梁中央側を占める中央部梁とに分
割し、該端部梁を柱に一体に結合するとともに、該端部
梁の先端面に上記中央部梁の端面を突き合わせ、かつ、
これら端部梁と中央部梁との間にプレストレスを導入し
て、中央部梁を柱から所定長さ離れた位置で端部梁に圧
着させたことを特徴とする鉄筋コンクリート梁構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03465698A JP3879229B2 (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 鉄筋コンクリート梁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03465698A JP3879229B2 (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 鉄筋コンクリート梁構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11229492A true JPH11229492A (ja) | 1999-08-24 |
| JP3879229B2 JP3879229B2 (ja) | 2007-02-07 |
Family
ID=12420495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03465698A Expired - Fee Related JP3879229B2 (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 鉄筋コンクリート梁構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3879229B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004316322A (ja) * | 2003-04-18 | 2004-11-11 | Takenaka Komuten Co Ltd | プレキャストコンクリート部材による柱梁躯体構築工法 |
| JP2010265692A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Takenaka Komuten Co Ltd | 構造体 |
-
1998
- 1998-02-17 JP JP03465698A patent/JP3879229B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004316322A (ja) * | 2003-04-18 | 2004-11-11 | Takenaka Komuten Co Ltd | プレキャストコンクリート部材による柱梁躯体構築工法 |
| JP2010265692A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Takenaka Komuten Co Ltd | 構造体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3879229B2 (ja) | 2007-02-07 |
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