JPH11230111A - 流体圧アクチュエータの飛び出し防止装置 - Google Patents

流体圧アクチュエータの飛び出し防止装置

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Publication number
JPH11230111A
JPH11230111A JP10027336A JP2733698A JPH11230111A JP H11230111 A JPH11230111 A JP H11230111A JP 10027336 A JP10027336 A JP 10027336A JP 2733698 A JP2733698 A JP 2733698A JP H11230111 A JPH11230111 A JP H11230111A
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JP
Japan
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valve
port
pressure
pop
spool
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Application number
JP10027336A
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English (en)
Inventor
Katayuki Endou
方志 遠藤
Yukiya Abe
幸哉 安部
Yukisato Kanesumi
幸聰 金住
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CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が比較的単純にもかかわらず主切換弁の
選択の幅の大きな流体圧アクチュエータの飛び出し防止
装置を提供する。 【解決手段】 飛び出し防止装置1は、流体圧アクチュ
エータ2と主切換弁17との間に設置される。第1弁部
31は、両主流路8,10から分岐する2つの通路5
2,53のうち高圧側を連通させ、それを流れる圧力流
体を出力側に常時出力する。第2弁部32は、飛び出し
防止状態と通常使用状態とに切り換わる。前者の状態で
は、両主流路8,10の二次側領域と第1弁部31の出
力側とが連通され、両主流路8,10の一次及び二次側
領域とがいずれも遮断される。後者の状態では、両主流
路8,10の二次側領域と第1弁部31の出力側との間
が遮断され、両主流路8,10の一次及び二次側領域が
それぞれ連通される。オンレディタイマ部33は、流体
供給開始時点から所定時間経過後にオン状態になり、第
2弁部32を飛び出し防止状態から通常使用状態に切り
換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体圧アクチュエ
ータと主切換弁との間に設置されることで、移動体の駆
動開始時における飛び出しを防止する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】エアシリンダ等の流体圧アクチュエータ
では、シリンダチューブ内に区画される圧力作用室内に
エアがないと、駆動開始時にピストンが飛び出してしま
う場合があることが知られていた。図8には、このよう
なピストンの飛び出しを防止するための従来技術が例示
されている。これと同様の技術は実開平5−87306
号公報にも開示されている。
【0003】図8には、エアシリンダ121、主切換弁
122、元バルブ123、加圧エア供給源124及び飛
び出し防止装置(安全制御弁)125からなるシリンダ
駆動システムが示されている。エアシリンダ121を構
成するシリンダチューブ126内にはピストン127が
収容され、そのピストン127により同チューブ126
内に一対の圧力作用室128,129が区画されてい
る。主切換弁122は、3位置5ポートセンタークロー
ズタイプの電磁弁である。元バルブ123は2位置3ポ
ートの電磁弁(いわゆる3方弁)である。元バルブ12
3のP0 ポートは加圧エア供給源124に接続され、A
0 ポートは主切換弁122のP1 ポートに接続されてい
る。主切換弁122のA1 ポートは第1の主流路130
を介して一方の圧力作用室128に連通し、主切換弁1
22のB1 ポートは第2の主流路131を介して他方の
圧力作用室129に連通している。飛び出し防止装置1
25は、第1制御弁132、ロジック弁133及びオフ
レディタイマとして働くスピードコントローラ134を
備える。ロジック弁133は2位置3ポートタイプのス
プール弁であって、そのP2 ポートは主切換弁122の
P1 ポートに接続されている。第1制御弁132は2位
置5ポートタイプのスプール弁であって、そのP3 ポー
ト及びP4 ポートはロジック弁133側のP3 ポート及
びP4 ポートと各々接続されている。第1制御弁132
のA3 ポートは第1の主流路130に接続され、B3 ポ
ートはP3 ポートは第2の主流路131に接続されてい
る。第1制御弁132には、パイロット圧として、P2
ポートに供給される加圧エアがスピードコントローラ1
34を介して付与される。ロジック弁133には、両主
流路130,131を流れる加圧エアが同じくパイロッ
ト圧として付与される。
【0004】そして、このように構成された従来技術で
は、ロジック弁133のP2 ポートに加圧エアが供給さ
れると、第1制御弁132が残圧除去位置から飛び出し
防止位置に切り換わり、ピストン127の飛び出しが防
止される。A1 ポート及びB1 ポートのいずれか一方で
も所定圧力値に到達すると、ロジック弁133が連通位
置から遮断位置に切り換わる。その後、主切換弁122
を作動位置に切り換えても、ロジック弁133は遮断位
置に保持されるため、エアシリンダ121の通常使用を
行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
技術の構成であると、主切換弁122として使用できる
電磁弁が実質上センタークローズタイプのみに限定され
てしまい、主切換弁122の選択の幅が極めて小さいと
いう欠点があった。また、仮にセンターオープンタイプ
の電磁弁を使用した場合に主流路130,131を経由
してR1 ,R2 ポートからの排気を行うため、さらに別
の機器(電磁弁等)を設けることを余儀なくされ、必然
的に回路全体が複雑になる。
【0006】さらに、このような飛び出し防止装置12
5では、第1制御弁132に加えて、それを動作させる
ために特殊な構造のロジック弁133を必要としてい
た。そして、このことが同装置132の構造複雑化及び
大型化を引き起こす原因となっていた。
【0007】また、従来技術では各機器をつなぐために
設けられる外部配管の数が多く、このことも回路全体を
複雑化させる原因となっていた。本発明は上記の事情に
鑑みてなされたものであり、その目的は、構造が比較的
単純であるにもかかわらず主切換弁の選択の幅の大きな
流体圧アクチュエータの飛び出し防止装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、圧力流体によって駆
動される移動体及びその移動体により区画される一対の
圧力作用室を有する流体圧アクチュエータと、前記一対
の圧力作用室内に前記圧力流体を交互に供給する主切換
弁とをつなぐ一対の主流路上に設置され、前記移動体の
駆動開始時における飛び出しを防止する装置であって、
前記両主流路からそれぞれ分岐する2つの通路のうち相
対的に高圧となる側を連通させて当該高圧側通路を流れ
る圧力流体を出力側に常時出力する第1弁部と、前記両
圧力作用室につながる前記両主流路の二次側領域と前記
第1弁部の出力側とを連通し、かつ前記両主流路の一次
側領域と二次側領域とをいずれも遮断する飛び出し防止
状態と、前記両主流路の二次側領域と前記第1弁部の出
力側との間を遮断し、かつ前記両主流路の一次側領域と
二次側領域とをそれぞれ連通する通常使用状態とに切り
換わる第2弁部と、流体供給開始時点から所定時間経過
後にオン状態になることで前記第2弁部を前記飛び出し
防止状態から前記通常使用状態に切り換えるとともにそ
れ以降はその状態を保持するオンレディタイマ部とを備
えたことを特徴とする流体圧アクチュエータの飛び出し
防止装置をその要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記第2弁部は、本体ボディ内にスプールが移動可
能に収容された2位置5ポート弁であるとした。請求項
3に記載の発明は、請求項1において、前記第2弁部
は、本体ボディ内にスプールが移動可能に収容されたパ
イロット圧シングル駆動タイプの2位置5ポート弁であ
り、前記オンレディタイマ部は、前記2位置5ポート弁
のパイロットポートに接続されるとともに、前記第1弁
部の出力側の圧力が一定値に到達したときにオン状態に
なって前記スプールを駆動する流体圧式のオンレディタ
イマ部であるとした。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3におい
て、前記流体圧式のオンレディタイマ部は、並列に接続
されたチェック弁と絞り弁とからなるスピードコントロ
ーラと、流体溜まりとを直列に接続してなるとした。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4
のいずれか1項において、前記第2弁部は、前記飛び出
し防止状態のときのノーマル側位置に前記スプールを復
帰させるための付勢手段と、その付勢手段の付勢力を調
整するための調整手段とを備えることとした。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれか1項において、前記第1弁部は、対向して形
成された一対の弁座と、前記両弁座間に往復動可能に配
置されることで前記両弁座と接離する弁体とからなるシ
ャトル弁であるとした。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項6におい
て、前記シャトル弁は前記本体ボディ内の通路に形成さ
れているとした。請求項8に記載の発明は、請求項4乃
至7のいずれか1項において、前記流体溜まりは前記本
体ボディにおけるスプール収容空間の端部に形成され、
前記スピードコントローラはその流体溜まりと前記シャ
トル弁形成部位との間に位置する壁に設けられていると
した。
【0014】請求項9に記載の発明は、請求項3乃至8
のいずれか1項において、前記スプールの少なくとも一
端に、パイロット圧が所定値に到達するまでの間、前記
飛び出し防止状態のときのノーマル側位置に同スプール
を保持するためのデテント機構を設けることとした。
【0015】請求項10に記載の発明は、請求項9にお
いて、前記デテント機構は、前記スプールの端部外周面
に形成された凹部と、その凹部に係脱可能な球体と、そ
の球体を前記凹部に係合させるべく同球体を前記スプー
ルの径方向に付勢する付勢手段とを含むこととした。
【0016】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、流体の供給を開始
する前においては、オンレディタイマ部はまだオフ状態
にあるため、前記第2弁部は飛び出し防止状態になって
いる。圧力流体の供給を開始すると、第1弁部の出力側
と両圧力作用室とが連通され、高圧側となる主流路を流
れる圧力流体が第1弁部及び第2弁部を経由して両圧力
作用室にほぼ同時に流れ込む。その結果、両圧力作用室
内の圧力に差が生じにくくなり、移動体の飛び出しが防
止される。流体供給開始時点から所定時間が経過する
と、オンレディタイマ部がオン状態になることで第2弁
部が通常使用状態に切り換わり、それ以降はその状態が
保持される。このとき、両主流路の二次側領域と第1弁
部の出力側とが遮断される反面、両主流路の一次側領域
と二次側領域とがそれぞれ連通される。従って、一対の
主流路を介して一対の圧力作用室内に圧力流体が交互に
供給されることで、移動体が通常の往復動作を開始す
る。
【0017】本発明の構成であると、第1弁部及びオン
レディタイマ部を用いて第2弁部に所定の動作を行わせ
ているため、従来技術のような特殊な構造のロジック弁
を必要としない。ゆえに、構造が比較的単純な飛び出し
防止装置とすることができる。また、主切換弁として使
用できる電磁弁がセンタークローズタイプのみに限定さ
れることもなく、主切換弁の選択の幅が大きくなる。
【0018】請求項2に記載の発明によると、本体ボデ
ィ内に収容されたスプールが一方側に移動したときに飛
び出し防止状態に切り換わり、他方側に移動したときに
通常使用状態に切り換わる。
【0019】請求項3に記載の発明によると、第1弁部
の出力側の圧力が一定値に到達するまでの間は、オンレ
ディタイマ部はオフ状態であるため、第2弁部のパイロ
ットポートに所定のパイロット圧がかからない。スプー
ルはこのときノーマル側位置に留まる。第1弁部の出力
側の圧力が一定値に到達すると、オンレディタイマ部が
オン状態となる結果、第2弁部のパイロットポートに所
定のパイロット圧がかかる。すると、スプールがノーマ
ル側位置からパイロット加圧側位置へと移動し、第2弁
部が飛び出し防止状態から通常使用状態に切り換わる。
このような流体圧式のオンレディタイマ部であると、例
えば電気式にした場合とは異なりシーケンサによる制御
プログラム等が不要になるため、低コスト化に向いてい
る。
【0020】請求項4に記載の発明によると、流体溜ま
りにはそれと直列に接続されたスピードコントローラを
介して第1弁部の出力側から圧力流体が流入する。圧力
流体の流量は絞り弁により規制されているので、流体溜
まり内の圧力は急激にではなく徐々に上昇する。流体溜
まりへの加圧流体の流入量は、絞り弁の開度を変更する
ことにより調整することが可能である。ある程度時間が
経過して流体溜まり内の圧力が所定値に到達すると、パ
イロット圧の作用によりスプールがノーマル側位置から
パイロット加圧側位置へと移動する。その結果、第2弁
部が飛び出し防止状態から通常使用状態に切り換わる。
絞り弁にはチェック弁が並列に接続されているため、流
体溜まりから流体が排出されるのに要する時間は比較的
短く、第2弁部の応答性に優れたものとなる。
【0021】請求項5に記載の発明によると、付勢手段
の付勢力が働いているため、パイロット圧がなくなった
ときには、スプールがパイロット加圧側位置からノーマ
ル側位置に押し戻される。この場合、調整手段によりそ
の付勢力を調整することが可能であるため、パイロット
圧に見合うだけの適正な付勢力をスプールに働かせるこ
とができる。以上のことにより、スプールを速やかにか
つ確実に復帰させることができ、応答性や信頼性も向上
する。
【0022】請求項6に記載の発明の作用を説明する。
相対的に高圧側となる主流路側に位置するものを第1の
弁座とし、相対的に低圧側となる主流路側に位置するも
のを第2の弁座とすると、弁体は流体圧によって第1の
弁座から第2の弁座へと移動する。その結果、弁体が第
2の弁座に当接して相対的に低圧側となる主流路を遮断
し、相対的に高圧側となる主流路のみを連通させる。よ
って、当該主流路を流れる圧力流体が出力側に常時出力
される。また、このような構造のシャトル弁であると、
極めて単純な構造で実現できるという利点があり、低コ
スト化にも向いている。
【0023】請求項7に記載の発明によると、シャトル
弁を第2弁部の本体ボディ内の通路に形成したことによ
り、シャトル弁を別個に設けた場合に比べて外部配管が
少なくて済む。従って、飛び出し防止装置自体がコンパ
クトになり、かつ回路も全体的に簡単になる。
【0024】請求項8に記載の発明によると、流体溜ま
り及びスピードコントローラを第2弁部と別個に設けた
場合に比べて外部配管が少なくて済む。従って、飛び出
し防止装置自体がコンパクトになり、かつ回路も全体的
に簡単になる。
【0025】請求項9に記載の発明によると、パイロッ
ト圧が所定値に到達するまでの間、デテント機構の作用
によってノーマル側位置にスプールが保持されるため、
スプールがそこから位置ずれすることがない。従って、
流体供給開始から所定時間が経過するまでの間は両圧力
作用室に加圧流体が同時に供給され、確実な飛び出し防
止が図られる。
【0026】請求項10に記載の発明によると、パイロ
ット圧が所定値に到達するまでの間、付勢手段の付勢力
によって凹部に球体が係合した状態となるため、スプー
ルは自身の軸線方向に沿って移動することができない。
従って、スプールは依然としてノーマル側位置に保持さ
れる。パイロット圧が所定値に到達すると、その影響が
付勢力の影響よりも相対的に大きくなる。すると、凹部
から球体が外れて、スプールは自身の軸線方向に沿って
移動することができるようになる。従って、スプールは
ノーマル側位置からパイロット加圧側位置へと移動す
る。また、このように凹部、球体及び付勢手段を含むデ
テント機構であれば、構造が簡単であるため、第2弁部
の本体ボディ内に容易に組み付けることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]以下、本発明
を具体化した実施形態1の飛び出し防止装置を図1,図
2に基づき詳細に説明する。
【0028】図1は、本実施形態のシリンダ駆動システ
ムS1 の全体を示す回路図である。図2は、同システム
S1 に使用される飛び出し防止装置1を示す断面図であ
る。ここで使用されている流体圧アクチュエータは、流
体としての加圧エアを利用して駆動するロッドレスタイ
プのエアシリンダ2(以下、単にロッドレスシリンダ1
と呼ぶ。)である。このロッドレスシリンダ2を構成す
るシリンダチューブ3内には、移動体としてのピストン
4が往復動可能に収容されている。ピストン4は、シリ
ンダチューブ3の内部空間を一対の圧力作用室5,6に
区画する。図1においてピストン4の左端側に位置する
ものを第1の圧力作用室5と呼び、同ピストン4の右端
側に位置するものを第2の圧力作用室6と呼ぶことにす
る。第1の圧力作用室5に連通する第1のポート7に
は、第1の主流路8の二次側領域が接続されている。第
2の圧力作用室6に連通する第2のポート9には、第2
の主流路10の二次側領域が接続されている。前記シリ
ンダチューブ3の上面には、追従体としてのスライダ1
1が移動可能に設けられている。このスライダ11とピ
ストン4とは、シリンダチューブ3の上面に形成された
図示しないスリットを介して互いに連結されている。従
って、第1の主流路8側から加圧エアが供給されると、
第1の圧力作用室5内の圧力が増加し、ピストン4及び
スライダ11が図1の右側方向に一体的に移動する。逆
に第2の主流路10側から加圧エアが供給されると、第
2の圧力作用室6内の圧力が増加し、ピストン4及びス
ライダ11が図1の左側方向に一体的に移動する。
【0029】このシステムS1 は、ロッドレスシリンダ
2に加えて加圧エア供給源16及び主切換弁17をその
構成要素としている。図1においては、3位置5ポート
センターオープンタイプの切換電磁弁が主切換弁17と
して用いられている。この主切換弁17は、A1 ポー
ト、B1 ポート、Pポート、R1 ポート及びR2 ポート
の5つを有している。また、この主切換弁17は、2つ
のソレノイド18A,18B及び2つの復帰ばね19
A,19Bをその両端に備えた、ダブルソレノイドタイ
プになっている。Pポートは加圧エア供給源16に接続
されている。A1 ポートは第1の主流路8の一次側領域
に接続され、B1 ポートは第2の主流路10の一次側領
域に接続されている。R1 ポート及びR2 ポートはとも
にフリーであって、大気圧領域につながっている。
【0030】この主切換弁17は、中立状態、第1切換
状態及び第2切換状態という3つの状態に切り換わるこ
とができる。両方のソレノイド18A,18Bがともに
消磁されている場合、一対の復帰ばね19A,19Bの
付勢力はバランスしていることから、主切換弁17は図
1の左右いずれの方向にも動かない。従って、このとき
主切換弁17は中立状態となる。A1 ポートはR1 ポー
トと連通し、かつB1 ポートはR2 ポートと連通するも
のの、Pポートはどのポートにも連通しない。よって、
この状態では加圧エア供給源16から両主流路8,10
に対して加圧エアが供給されることはない。
【0031】図1の左側に位置するソレノイド18Aの
みが励磁されている場合、主切換弁17は図1の右側に
押圧されてその方向に移動する結果、第1切換状態とな
る。このとき、A1 ポートはPポートと連通し、かつB
1 ポートはR2 ポートと連通するものの、R1 ポートは
どのポートにも連通しなくなる。よって、加圧エア供給
源16側から来る加圧エアが第1の主流路8に対して供
給されるとともに、第2の主流路10側から来る加圧エ
アがR2 ポートから外部に放出される。
【0032】図1の右側に位置するソレノイド18Bの
みが励磁されている場合、主切換弁17は図1の左側に
押圧されてその方向に移動する結果、第2切換状態とな
る。このとき、A1 ポートはR1 ポートと連通し、かつ
B1 ポートはPポートと連通するものの、R2 ポートは
どのポートにも連通しなくなる。よって、加圧エア供給
源16側から来る加圧エアが第2の主流路10に対して
供給されるとともに、第1の主流路8側から来る加圧エ
アがR1 ポートから外部に放出される。
【0033】いわば、上記の主切換弁17は、一対の主
流路8,10を介してロッドレスシリンダ2の一対の圧
力作用室内5,6に圧力エアを交互に供給する役割を果
たしている。なお、前記一対のソレノイド18A,18
Bは、このシステムS1 と別に存在する図示しないシー
ケンサからの所定の駆動信号に基づき駆動される。
【0034】図1に示されるように、第1の主流路8の
二次側領域には第1のスピードコントローラ20が設け
られていて、第2の主流路10の二次側領域には第2の
スピードコントローラ21が設けられている。これらの
スピードコントローラ20,21は、並列に接続された
チェック弁22と絞り弁23とからなる。同チェック弁
22は、ロッドレスシリンダ2内に流入する方向のみ加
圧エアを通過させる。従って、ロッドレスシリンダ2か
ら流出してきた加圧エアは、チェック弁22を通過する
ことができずに絞り弁23を通過する。その際、絞り弁
23の開度に応じてその流量が規制される。ロッドレス
シリンダ2に流入する加圧エアは、チェック弁22を通
過することができるので、その際に絞り弁23による流
量規制を受けることはない。即ち、スピードコントロー
ラ20,21の開度を大きくするとピストン4の移動速
度が速くなり、開度を小さくするとピストン4の移動速
度が遅くなる。
【0035】さらに、このシステムS1 の構成要素であ
る飛び出し防止装置1は、ロッドレスシリンダ2と主切
換弁17とをつなぐ前記一対の主流路8,10上に設置
されている。本実施形態の飛び出し防止装置1は、第1
弁部であるシャトル弁31と、第2弁部であるパイロッ
ト圧シングル駆動タイプの2位置5ポート弁32と、オ
ンレディタイマ部33とを備えている。なお、シャトル
弁31及びオンレディタイマ部33は、いずれも2位置
5ポート弁32の本体ボディ34内の一部に設けられて
いる。
【0036】図2に示されるように、本体ボディ34の
中心部にはスプール収容空間35が形成されている。ま
た、本体ボディ34の外周面には、第1の外部接続ポー
ト36、第2の外部接続ポート37、第3の外部接続ポ
ート38及び第4の外部接続ポート39が設けられてい
る。第1の外部接続ポート36及び第3の外部接続ポー
ト38は第1の主流路8の一部をなし、第2の外部接続
ポート37及び第4の外部接続ポート39は第2の主流
路10の一部をなしている。なお、これら4つの外部接
続ポート36〜39は、図1では白抜き円により概略的
に示されている。なお、主切換弁である2位置5ポート
弁32は、図1ではA2 ポート、A3 ポート、B2 ポー
ト、B3 ポート及びPポートの5つに加え、パイロット
ポートPtを備えるものとして概略的に示されている。
【0037】図2においてスプール収容空間35には、
前記4つの外部接続ポート36〜39がそれぞれ異なる
位置にて連通している。また、スプール収容空間35内
には、スプール40が自身の軸線方向に沿って摺動可能
に収容されている。なお、同スプール40は、ノーマル
側位置(図1では左側の位置)とパイロット加圧側位置
(図1では右側の位置)という2つの位置の間を移動す
る。図2では、スプール40がノーマル側位置にあるも
のとして描かれている。
【0038】このスプール40は、軸部41の両端にピ
ストン部42,43を設けたものである。軸部41に
は、図2の左側方向から順に第1〜第5のランド(即ち
スプール収容空間35の内壁面と摺接する大径部分)が
形成されている。各ランドの外周面には、シール性向上
のための環状のパッキングが装着されている。
【0039】図2の左側に位置する第1ピストン部42
の右端寄り外周面には、断面略ダルマ状をした環状のパ
ッキング44が装着されている。第1ピストン部42の
左側端面中央には、付勢手段収容凹部45が形成されて
いる。この付勢手段収容凹部45内には、付勢手段とし
てのコイルスプリング46が収容されている。このコイ
ルスプリング46の一端は付勢手段収容凹部45の内底
面に当接し、その他端はスプール収容空間35を仕切る
左側壁の内面に当接している。コイルスプリング46の
ばね力は、常時スプール40を図2の右側方向へ付勢す
るように作用している。よって、このコイルスプリング
46は、スプール40をノーマル側位置に復帰させるた
めの役割を果たしている。また、スプール収容空間35
を仕切る左側壁には第1通路50が設けられていて、そ
れにより第1ピストン部42の左端側にある空間が大気
圧領域と連通されている。
【0040】図2の右側に位置する第2ピストン部43
の左端寄り外周面には断面略ダルマ状をした環状のパッ
キング44が装着され、右端寄り外周面には断面略V字
状の環状のパッキング47が装着されている。第2ピス
トン部43の右端面には凹部48が形成されている。第
2ピストン部43の右端面が存在するスプール収容空間
35の右端領域は、スプール収容空間35におけるそれ
以外の領域に比べて若干大きめに形成されている。そし
て、第2ピストン部43の右端領域には、流体溜まりと
してのエア溜まり49が区画される。
【0041】図2に示されるように、本体ボディ34に
は、さらに第2通路51、第3通路52及び第4通路5
3が形成されている。第1の主流路8の一部をなす第2
通路51は、第1の外部接続ポート36とシャトル弁形
成空間54の下端側とを連通させている。第2の主流路
10の一部をなす第3通路52は、第2の外部接続ポー
ト37とシャトル弁形成空間54の上端側とを連通させ
ている。第4通路53は、実質的にPポートとなる箇所
とシャトル弁形成空間54の出力側(即ち中央部分)と
を連通させている。
【0042】第1弁部であるシャトル弁31は、一対の
弁座55,56と弁体57とからなる。一方の弁座55
はシャトル弁形成空間54の下端側入口に形成され、他
方の弁座56はシャトル弁形成空間54の上端側入口に
形成されている。これらの弁座55,56は所定距離を
隔てて互いに対向して配置されている。ゴム製かつ略円
柱状をした弁体57は、両弁座55,56間に往復動可
能に配置されている。弁体57が最下方位置にあると
き、その弁体57は上端側弁座56から離間する反面、
下端側弁座55と当接して第2通路51とシャトル弁形
成空間54との間を遮断する。このとき、第3通路52
とシャトル弁形成空間54との間、第4通路53とシャ
トル弁形成空間54との間はともに連通した状態とな
る。逆に弁体57が最上方位置にあるとき、その弁体5
7は下端側弁座55から離間する反面、上端側弁座56
と当接して第3通路52とシャトル弁形成空間54との
間を遮断する。このとき、第2通路51とシャトル弁形
成空間54との間、第4通路53とシャトル弁形成空間
54との間は、ともに連通した状態となる。なお、この
ような弁体57は、自身の両端面に作用する加圧エアの
圧力差によって上下いずれかの方向に移動する。下端面
側に作用する圧力のほうが相対的に大きいと弁体57は
上動し、上端面側に作用する圧力のほうが相対的に大き
いと弁体57は下動することになる。つまり、このシャ
トル弁31は、両主流路8,10のうち相対的に高圧と
なる側を連通させて当該主流路8,10を流れる圧力エ
アを出力側(即ち第4通路53との連結部分)に常時出
力する役割を果たしている。
【0043】本実施形態において使用されるオンレディ
タイマ部33は流体圧式であって、スピードコントロー
ラ61とエア溜まり49とを直列に接続することで構成
されている。オンレディタイマ部33は、2位置5ポー
ト弁32のパイロットポート(図1のPt参照)に接続
されるとともに、シャトル弁31の出力側の圧力が一定
値に到達したときにオン状態になりスプール40を駆動
する役割を果たす。
【0044】スピードコントローラ61は、エア溜まり
49とシャトル弁形成部位54との間に位置する右側壁
62に設けられている。スピードコントローラ61は、
チェック弁63と、絞り弁としてのニードル弁64とか
らなる。右側壁62には、前記第4通路53側とエア溜
まり49側とを連通させる透孔が形成されている。
【0045】一方の透孔の右側開口にはニードル弁64
の先端が接離可能に配置されている。ニードル弁64の
外周面にはねじ溝が形成されている。ニードル弁64の
基端部は、回動操作可能となるべく、本体ボディ34に
形成されたねじ孔67を介して装置外部に突出してい
る。ニードル弁64を没入方向に回動操作すると弁開度
は小さくなり、突出方向に回動操作すると逆に弁開度は
大きくなる。
【0046】他方の透孔には、弁体とコイルスプリング
によって構成されるチェック弁63が配設されている。
このチェック弁63は、第4通路53側からエア溜まり
49側に流入する方向にのみ加圧エアの通過を許容す
る。従って、第4通路53側からエア溜まり49側に流
入しようとする加圧エアは、チェック弁63を通過する
ことができずにニードル弁64を通過する。その際、ニ
ードル弁64の開度に応じてその流量が規制され、エア
溜まり49内の圧力は急激にではなく徐々に上昇する。
なお、ニードル弁64の弁開度を大きくした場合、加圧
エアの供給を開始した時点からエア溜まり49内の圧力
(つまりパイロット圧)が一定値、即ちスプール40を
移動させるのに必要な値に到達するまでの所要時間が長
くなる。言い換えると、オンレディタイマ部33がオフ
状態からオン状態になるまでの所要時間が長くなる。そ
れに対して、ニードル弁64の弁開度を小さくした場
合、加圧エア供給開始時点からパイロット圧が一定値に
到達するまでの所要時間が短くなる。言い換えると、オ
ンレディタイマ部33がオフ状態からオン状態になるま
での所要時間が短くなる。
【0047】また、エア溜まり49側から第4通路53
側へ流出しようとする加圧エアは、チェック弁63を通
過することができるので、その際にニードル弁64によ
る流量規制を受けることはない。
【0048】オンレディタイマ部33がオフ状態のと
き、エア溜まり49内の圧力は未だ小さく、第2ピスト
ン部43の右端面を図2の左側方向に押圧する力も未だ
小さい。従って、スプール40は、スプール収容空間3
5の内壁面との摺接により受ける摺動抵抗及びコイルス
プリング46のばね力に抗して、左側方向に移動するこ
とができない。ゆえに、スプール40はノーマル側位置
に留まることとなる。
【0049】スプール40がノーマル側位置にあると
き、2位置5ポート弁32は飛び出し防止状態となる。
この状態においては、Pポート、A3 ポート及びB3 ポ
ートの3つが互いに連通する。ゆえに、シャトル弁31
の出力側に接続された第4通路53を流れる加圧エア
は、Pポートである箇所を介して第3及び第4の外部接
続ポート38,39に到ることができる。従って、第1
の圧力作用室5につながる第1の主流路8の二次側領域
と、シャトル弁31の出力側とが連通される。第2の圧
力作用室6につながる第2の主流路10の二次側領域
も、同様にシャトル弁31の出力側に対して連通され
る。
【0050】一方、このときにはA2 ポート及びB3 ポ
ートはともに他のポートに対して連通しなくなる。従っ
て、第1の主流路8の一次側領域と二次側領域の間、そ
して第2の主流路10の一次側領域と二次側領域との間
は、いずれも遮断される。
【0051】また、オンレディタイマ部33がオン状態
になると、エア溜まり49内の圧力が充分大きくなっ
て、第2ピストン部43の右端面を図2の左側方向に押
圧する力が増加する。従って、ノーマル位置側にあった
スプール40は、上記の摺動抵抗及びばね力に抗して移
動し、パイロット加圧位置側に到る。その結果、2位置
5ポート弁32が飛び出し防止状態から通常使用状態に
切り換わる。この状態においては、A2 ポートとA3 ポ
ートとの間、そしてB2 ポートとB3 ポートとの間がそ
れぞれ連通する。
【0052】一方、このときにはPポートは他のポート
に対して連通しなくなる。ゆえに、シャトル弁31の出
力側に接続された第4通路53を流れる加圧エアは、P
ポートである箇所を介して第3及び第4の外部接続ポー
ト38,39に到ることができなくなる。
【0053】なお、オンレディタイマ部33がオフ状態
からオン状態に切り換わった後、所定値以上のパイロッ
ト圧がかかっている限り、そのオン状態は保持される。
よって、飛び出し防止状態から通常使用状態に切り換わ
った後であっても、加圧エアの供給を行なっていればそ
の間中、通常使用状態が保持される。
【0054】次に、本実施形態のシステムS1 の動作に
ついて説明する。加圧エアの供給を開始する前の初期状
態において、主切換弁17は未だ中立状態にある。オン
レディタイマ部33はオフ状態であって、スプール40
はノーマル側位置にあるため、2位置5ポート弁32は
未だ飛び出し防止状態にある。このとき、加圧エア供給
源16から両主流路8,10に対して加圧エアが供給さ
れず、勿論ピストン4は駆動を行わない。
【0055】主切換弁17を第1切換状態にすると、A
1 ポートとPポートとが連通する結果、これらのポート
を介して加圧エアが第1の主流路8の一次側領域に供給
される。なお、第2の主流路10の一次側領域には、こ
のとき加圧エアの供給はなされない。2位置5ポート弁
32のA2 ポートは遮断状態にあるため、第1の主流路
8の一次側領域に供給された加圧エアは、同領域から分
岐する第2通路51を介してシャトル弁31側に流入す
る。
【0056】このとき、第2の主流路10の一次側領域
から分岐する第3通路52側には加圧エアが供給されて
いないため、下端側弁座55のある側が相対的に高圧側
となる一方、上端側弁座56のある側が相対的に低圧側
となる。よって、第2通路51から流入した加圧エア
は、弁体57を押圧してそれを下端側弁座55から離間
させるとともに、出力側である第4通路54から流出す
る。
【0057】2位置5ポート弁32は飛び出し防止状態
にあるので、Pポート、A3 ポート及びB3 ポートは互
いに連通している。ゆえに、第4通路53側に到った加
圧エアは、第3及び第4の外部接続ポート38,39の
両方に流れることができる。そして、第3の外部接続ポ
ート38に到った加圧エアは、第1の主流路8の二次側
領域を経由して第1の圧力作用室5内に流れ込む。第4
の外部接続ポート39に到った加圧エアは、第2の主流
路10の二次側領域を経由して第2の圧力作用室6内に
流れ込む。このように両圧力作用室5,6にほぼ同時に
加圧エアが流れ込む結果、両圧力作用室5,6内の圧力
に差が殆ど生じなくなる。従って、駆動開始時において
ピストン4の両端面に作用する加圧エアの押圧力は相殺
し合うこととなる。ゆえに、加圧エアの供給を開始した
にもかかわらず、ピストン4が不用意に飛び出すような
ことはない。
【0058】加圧エアの供給開始時点から所定時間が経
過するまでの間、オンレディタイマ部33はオフ状態に
なるため、2位置5ポート弁32のパイロットポートP
tには所定のパイロット圧がかからない。スプール40
はこのときノーマル側位置に留まり、飛び出し防止状態
を維持する。従って、両圧力作用室5,6への加圧エア
の供給は続行される。
【0059】加圧エアの供給開始時点から所定時間が経
過すると、オンレディタイマ部33がオン状態になる結
果、2位置5ポート弁32のパイロットポートPtに所
定のパイロット圧がかかるようになる。すると、スプー
ル40がノーマル側位置からパイロット加圧側位置へと
移動し、2位置5ポート弁が飛び出し防止状態から通常
使用状態に切り換わり、それ以降はその状態が保持され
る。
【0060】従って、第1の主流路8の一次側領域に到
った加圧エアは、第1及び第3の外部接続ポート36,
38を通り抜けて同主流路8の二次側領域、さらには第
1の圧力作用室5に流れ込むことができる。よって、ピ
ストン4及びスライダ11が図1の右側方向に移動を開
始する。第2の圧力作用室6内にあるエアは、第2の主
流路10の二次側領域、第4及び第2の外部接続ポート
39,37、同主流路10の一次側領域、主切換弁17
のA2 ポートを経由して、R2 ポートから大気圧領域に
スムーズに放出される。ピストン4及びスライダ11が
右側ストロークエンドに到達した後、主切換弁17を第
1切換状態から第2切換状態に切り換えると、今度は第
2の主流路10の一次側領域に加圧エアが供給されるよ
うになる。従って、第2の主流路10の一次側領域に到
った加圧エアは、第2及び第4の外部接続ポート37,
39を通り抜けて同主流路10の二次側領域、さらには
第2の圧力作用室6に流れ込むことができる。よって、
ピストン4及びスライダ11が図1の左側方向に移動を
開始する。第1の圧力作用室5内にあるエアは、第1の
主流路8の二次側領域、第3及び第1の外部接続ポート
38,36、同主流路8の一次側領域、主切換弁17の
A1 ポートを経由して、R1 ポートから大気圧領域にス
ムーズに放出される。ピストン4及びスライダ11が左
側ストロークエンドに到達したら、主切換弁17は再び
第2切換状態から第1切換状態に切り換えられる。
【0061】このように一対の主流路8,10を介して
一対の圧力作用室内5,6に加圧エアが交互に供給する
ことにより、ピストン4及びスライダ11が通常の往復
動作を行う。
【0062】さて、以下に本実施形態において特徴的な
作用効果を列挙する。 (イ)上記のような飛び出し防止装置1を設けたこのシ
ステムS1 では、シャトル弁31及びオンレディタイマ
部33を用いて、2位置5ポート弁32に所定の動作を
行わせている。よって、図8の従来技術のような特殊な
構造のロジック弁を必要とすることがなく、構造が比較
的単純な飛び出し防止装置1とすることができる。ま
た、本実施形態の構成であると、主切換弁17として使
用できる電磁弁がセンタークローズタイプのみに限定さ
れることもなく、主切換弁17の選択の幅が確実に大き
くなる。その理由は次の通りである。即ち、図8の従来
装置は両主流路に並列に設けられていて、各主流路は各
圧力作用室にそれぞれ直接連通している。よって、主切
換弁をセンタークローズタイプとしないと、各主流路を
介して常に直接的に各圧力作用室に加圧エアが供給され
てしまう。それに対して本実施形態のものは両主流路
8,10にいわば直列に設けられており、各主流路が各
圧力作用室に直接連通しているわけではないので、その
ような問題は生じない。それゆえ、主切換弁17として
図1のようなセンターオープンタイプを選択することが
可能となっている。
【0063】(ロ)流体圧式のオンレディタイマ部33
を用いた本実施形態によると、例えば電気式のオンレデ
ィタイマ部を用いた場合とは異なりシーケンサによる制
御プログラム等が不要になる。このため、低コスト化に
向いている。
【0064】(ハ)この実施形態では、エア溜まり49
への加圧エアの流入量をニードル弁64の弁開度の変更
により調整することが可能なため、飛び出し防止を図る
べき時間を任意に設定することができる。また、ニード
ル弁64にはチェック弁63が並列に接続されているた
め、エアがエア溜まり49から短時間で排出される。従
って、主切換弁17を中立状態に切り換えれば、コイル
スプリング46のばね力によりスプール40が速やかに
ノーマル側位置に復帰する。ゆえに、応答性に優れた2
位置5ポート弁32とすることができる。
【0065】(ニ)この実施形態では第1弁体としてシ
ャトル弁31を採用している。ゆえに、極めて単純な構
造で第1弁体を実現できるという利点があり、飛び出し
防止装置1の低コスト化にも貢献する。
【0066】(ホ)この実施形態では、シャトル弁31
に加えてエア溜まり49及びスピードコントローラ61
を2位置5ポート弁32の本体ボディ34内に形成して
いる。従って、これらのもの31,49,61を2位置
5ポート弁32と別個に設けた場合に比べて、確実に外
部配管が少なくて済む。従って、飛び出し防止装置1自
体がコンパクトになり、かつ回路も全体的に簡単にな
る。 [第2の実施形態]次に、実施形態2の飛び出し防止装
置71を用いたシリンダ駆動システムS1を図3に基づ
いて説明する。ここでは、実施形態1との相違点を中心
に述べ、共通点については同一部材番号を付すのみとし
てその説明を省略する。
【0067】図3(b)にて概略的に示されるように、
この飛び出し防止装置71は、いわゆるデテント機構7
2をスプール40の片側に備えている。図3(a)に示
されるように、スプール40の第2ピストン部43の外
周面における複数箇所には、凹部73が形成されてい
る。一方、凹部73がある位置の近傍には、球体74及
び付勢手段としてのコイルスプリング75が配置されて
いる。なお、球体74及びコイルスプリング75は、第
2のピストン部43の外周部に位置する保持体76によ
り、所定箇所において脱落不能となるように保持される
ことができる。コイルスプリング75は球体74をスプ
ール40の径方向に常時押圧している。従って、球体7
4の存在する位置にスプール40の凹部73が移動した
場合、その凹部73に球体74の約半分が係合して、同
スプール40が自身の軸線方向に沿って移動不能な状態
に保持されるように設計されている。本実施形態ではス
プール40がノーマル側位置にあるときにちょうど球体
74が凹部73に係合し、それ以外のときに球体74が
凹部73から外れる。
【0068】スプール40がノーマル側位置にあると
き、パイロット圧が所定値に到達するまでの間は、デテ
ント機構72の作用によってその位置にスプール40が
依然として保持される。パイロット圧が所定値に到達す
ると、その影響がコイルスプリング75のバネ力の影響
よりも相対的に大きくなる。すると、凹部73から球体
74が外れて、スプール40は自身の軸線方向に沿って
移動することができるようになる。従って、スプール4
0はノーマル側位置からパイロット加圧側位置へと移動
し、飛び出し防止状態から通常使用状態に切り換わる。
【0069】勿論、コイルスプリング46のばね力は常
時働いているため、パイロット圧がなくなったときに
は、スプール40がパイロット加圧側位置からノーマル
側位置に速やかに押し戻される。
【0070】その他この飛び出し防止装置71では、第
1通路50の代わりに、第1ピストン部42が収容され
ている領域と第4通路53とを連通する第5通路77が
形成されている。
【0071】さて、以下に本実施形態において特徴的な
作用効果を列挙する。 (イ)本実施形態も実施形態1の基本構成を具備してい
ることから、実施形態1にて列挙した作用効果イ〜ホを
奏する。
【0072】(ロ)この飛び出し防止装置71には上記
のデテント機構72が設けられているため、加圧エアの
供給開始から所定時間が経過するまでの間、スプール4
0がノーマル側位置から不用意に位置ずれすることがな
い。従って、一定の期間、両圧力作用室5,6に加圧エ
アが同時に供給され、これにより確実な飛び出し防止を
図ることができる。
【0073】(ハ)本実施形態では凹部73、球体7
4、コイルスプリング75等を含むデテント機構72を
用いている。よって、比較的構造が簡単なもので足り、
本体ボディ内34に容易に組み付けることができる。
【0074】(ニ)なお、図3(c)にて概略的に示さ
れる本実施形態の変形例の飛び出し防止装置71Aのよ
うに、上記のデテント機構72をスプール40の両端に
設けた構成を採用することもできる。このようにする
と、若干構造が複雑になる反面、より確実な飛び出し防
止を図ることができる。 [第3の実施形態]次に、実施形態3の飛び出し防止装
置81を用いたシリンダ駆動システムS1を図4に基づ
いて説明する。ここでも、実施形態1との相違点を中心
に述べ、共通点については同一部材番号を付すのみとし
てその説明を省略する。
【0075】図4(b)にて概略的に示されるように、
この実施形態の飛び出し防止装置81は、付勢手段とし
てのコイルスプリング46のばね力を調整する調整手段
としての調整ねじ82を備えている。
【0076】図4(a)に示されるように、前記調整ね
じ82は、本体ボディ34の左端面に透設されたねじ孔
83内に挿通されている。ねじ孔83の内壁面にはシー
ルパッキング86が設置されている。この調整ねじ82
は、外周面にねじ溝が形成されている軸部分の外端側に
操作部84を備え、かつ軸部分の内端側にスプリング当
接部85を備えたものである。軸部分はねじ孔83に回
動可能に挿通されている。なお、調整ねじ82の操作部
84は、本体ボディ34の一端に突設されているため、
外部操作することが可能となっている。
【0077】調整ねじ82の回動によりスプリング当接
部85を図4(a)の右側方向に移動させた場合、コイ
ルスプリング46の圧縮度合いが大きくなり、その結果
としてばね力が強くなる。逆にスプリング当接部85を
図4(a)の左側方向に移動させた場合、コイルスプリ
ング46の圧縮度合いが小さくなり、その結果としてば
ね力が弱くなる。
【0078】さて、以下に本実施形態において特徴的な
作用効果を列挙する。 (イ)本実施形態も実施形態1の基本構成を具備してい
ることから、実施形態1にて列挙した作用効果イ〜ホを
奏する。
【0079】(ロ)本実施形態の飛び出し防止装置81
では、パイロット圧の無印加時には、コイルスプリング
46のばね力によりスプール40がパイロット加圧側位
置からノーマル側位置に押し戻される。この場合、ばね
力は調整ねじ82により調整可能であるため、パイロッ
ト圧に見合うだけの適正なばね力をスプール40に働か
せることができる。以上のことにより、スプール40を
速やかにかつ確実に復帰させることができ、応答性や信
頼性も確実に向上する。
【0080】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ことはなく、例えば次のような別の形態に変更すること
が可能である。 ◎ 図5の別例に示されるような別例の飛び出し防止装
置91としてもよい。この装置91は、オンレディタイ
マ部33を持たない反面、絞り弁92を備えている。こ
の絞り弁92は、シャトル弁31の出力側と2位置5ポ
ート弁32のPポートとの間、具体的には第4通路53
の途上に設けられ、そこにおいて当該部分を通過する加
圧エアの流量を調整する役割を果たしている。絞り弁9
2と2位置5ポート弁32とをつなぐ通路上から得たエ
ア圧は、2位置5ポート弁32のパイロットポートPt
に付与されている。従って、エア供給開始時点から所定
時間経過後にオン状態になり、2位置5ポート弁32が
飛び出し防止状態から通常使用状態に切り換わり、それ
以降はその状態が保持されるようになっている。なお、
オン状態になるまでの時間は、絞り弁92の開度を適宜
変更することにより調整することができる。
【0081】◎ 図6の別例に示されるような別例の飛
び出し防止装置101としてもよい。この装置101
は、オンレディタイマ部33を持たない反面、絞り弁9
2及びシャトル弁104を備えている。絞り弁92はシ
ャトル弁31の出力側と2位置5ポート弁32との間に
設けられている。第3の外部接続ポート38からは第6
通路102が分岐し、第4の外部接続ポート39からは
第7通路103が分岐している。シャトル弁104の入
力側の一端は第6通路102に接続され、入力側の他端
は第7通路103に接続されている。前記シャトル弁1
04の出力側は、第8通路105を介して2位置5ポー
ト弁32の一方のパイロットポートPtに接続されてい
る。つまり、各実施形態では2位置5ポート弁32Aの
通過前位置にパイロット圧の供給元があるのに対し、こ
の別例では2位置5ポート弁32Aの通過後位置にパイ
ロット圧の供給元がある点が異なる。他方のパイロット
ポートPtには、第9通路106を介してシャトル弁3
1の出力側のエア圧が付与される。このような構成であ
ると、絞り弁92があることから、第3及び第4の外部
接続ポート38,39を流れる加圧エアの圧力は、急激
には高くならず徐々に高くなる。よって、所定期間の間
は第6及び第7通路102,103におけるエア圧も依
然として小さく、パイロットポートPtにはスプール4
0を移動させるに足りる力は加わらない。所定期間経過
後には第6及び第7通路102,103におけるエア圧
が充分に高くなり、スプール40がノーマル側位置から
パイロット加圧側位置に移動する。
【0082】◎ 図7の別例に示されるような別例の飛
び出し防止装置111のように構成してもよい。ここで
は2位置5ポート弁32に代えて一対の2位置3ポート
弁112,113を組み合わせて用いることで、それら
112,113に同等の切り換え動作を行わせている。
なお、オンレディタイマ部33Aは、一対の2位置3ポ
ート弁112,113に対応すべくエア溜まり49を2
つ備えている。
【0083】なお、負荷が一方向であってエアシリンダ
の設置向きがあらかじめ決まっているような場合(例え
ばリフタのような場合)には、一方の2位置3ポート弁
112を例えばノーマルクローズの2位置2ポート弁
(いわゆる2方弁)に変更すること等も可能である。
【0084】◎ 流体圧式のオンレディタイマ部33,
33Aに代えてその他のタイプ(例えば電気式)のオン
レディタイマ部を採用することも可能である。電気式と
した場合について具体的に説明すると、シャトル弁53
の出力側とパイロットポートPtとをつなぐ通路にタイ
マ用電磁弁を設け、当初その電磁弁のソレノイドをオフ
にして通路を遮断しておく。タイマ用電磁弁のソレノイ
ドは、シーケンサからの駆動信号に基づいてオンオフ動
作する。なお、主切換弁17のソレノイド18A,18
Bを駆動する駆動信号を発してから所定期間後にタイマ
用電磁弁に駆動信号を発するような制御プログラムをあ
らかじめシーケンサに持たせておく。
【0085】◎ 流体圧式のオンレディタイマ部33,
33Aとして、絞り弁64とエア溜まり49とを直列に
接続してなるもの、即ちチェック弁63のないものを採
用してもよい。
【0086】◎ シャトル弁31以外のものを第1弁部
として用いることも可能である。 ◎ 主切換弁17は3位置5ポートセンターオープンタ
イプの切換電磁弁以外のタイプに変更することが可能で
ある。例えば、ノーマルオープンまたはノーマルクロー
ズタイプの2位置5ポート弁、センタークローズタイプ
の3位置5ポート弁、ノーマルオープンまたはノーマル
クローズタイプの4位置5ポート弁、2位置3ポート弁
の2個使い等が考えられる。
【0087】◎ 第1弁部であるシャトル弁31及びオ
ンレディタイマ部33,33Aは、第2弁部である2位
置5ポート弁32,32A,71等の本体ボディ34内
に構成されるばかりでなく、本体ボディ34と別個に構
成されていてもよい。
【0088】◎ 流体圧アクチュエータはロッドレスシ
リンダ2に限定されず、ロッドを持つエアシリンダであ
っても勿論よい。また、直線運動を行うアクチュエータ
に限定されず、例えば揺動アクチュエータ等でもよい。
【0089】ここで、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される
技術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項1において、前記第2弁部は、本体ボデ
ィ内にスプールを移動可能に収容した2位置3ポート弁
を2個組み合わせたものであることを特徴とする流体圧
アクチュエータの飛び出し防止装置。この構成であって
も、構造が比較的単純であるにもかかわらず主切換弁の
選択の幅の大きな流体圧アクチュエータの飛び出し防止
装置とすることができる。
【0090】(2) 請求項1または2において、前記
オンレディタイマ部は、電気式のオンレディタイマ部で
あることを特徴とする流体圧アクチュエータの飛び出し
防止装置。
【0091】(3) 請求項5乃至10のいずれか1つ
において、前記調整手段は外部操作可能となるべく前記
本体ボディの一端に突設されていることを特徴とする流
体圧アクチュエータの飛び出し防止装置。この構成であ
ると、装置の分解・組立を伴うことなく付勢手段の付勢
力を調整することができる。
【0092】(4) 請求項1乃至10のいずれか1つ
において、前記主切換弁は3位置5ポートセンターオー
プンタイプの切換電磁弁であることを特徴とする流体圧
アクチュエータの飛び出し防止装置。
【0093】(5) 流体圧アクチュエータと、主切換
弁である3位置5ポートセンターオープンタイプの切換
電磁弁と、請求項1乃至11のいずれか1つに記載の飛
び出し防止装置とを構成要素とする流体圧アクチュエー
タ駆動システム。このようなものであると、構造が比較
的単純かつ主切換弁の選択の幅が大きく、しかも流体圧
アクチュエータの飛び出しを確実に防止できるシステム
を提供できる。
【0094】(6) 請求項2において、前記オンレデ
ィタイマ部を省略する代わりに、前記第1弁部の出力側
と前記2位置5ポート弁のとの間に絞り弁を設け、かつ
その絞り弁と前記2位置5ポート弁とをつなぐ通路上か
ら得た流体圧を前記2位置5ポート弁のパイロットポー
トに付与することにより、流体供給開始時点から所定時
間経過後にオン状態になることで前記2位置5ポート弁
を前記飛び出し防止状態から前記通常使用状態に切り換
えるとともにそれ以降はその状態を保持させるように構
成したことを特徴とする流体圧アクチュエータの飛び出
し防止装置。
【0095】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜10に
記載の発明によれば、構造が比較的単純であるにもかか
わらず主切換弁の選択の幅の大きな流体圧アクチュエー
タの飛び出し防止装置を提供することができる。
【0096】請求項3に記載の発明によれば、例えば電
気式とした場合に比べて低コスト化を図ることができ
る。請求項4に記載の発明によれば、飛び出し防止を図
るべき時間を任意に設定することができ、かつ第2弁部
の応答性に優れたものとすることができる。
【0097】請求項5に記載の発明によれば、スプール
を速やかにかつ確実に復帰させることができ、応答性や
信頼性を向上させることができる。請求項6に記載の発
明によれば、シャトル弁は極めて単純な構造で実現可能
であるため、低コスト化を図ることができる。
【0098】請求項7,8に記載の発明によれば、飛び
出し防止装置自体がコンパクトになり、かつ回路も全体
的に簡単になる。請求項9に記載の発明によれば、確実
な飛び出し防止を図ることができる。
【0099】請求項10に記載の発明によれば、構造が
簡単なデテント機構となるため、それを第2弁部の本体
ボディ内に容易に組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施形態1のロッドレスシ
リンダの飛び出し防止装置を用いたシステムの回路図。
【図2】実施形態1の飛び出し防止装置の断面図。
【図3】(a)は実施形態2の飛び出し防止装置の断面
図、(b)は同装置を表わす記号、(c)はデテント機
構をスプールの両端に備えた同装置の変形例を表わす記
号。
【図4】(a)は実施形態3の飛び出し防止装置の断面
図、(b)は同装置を表わす記号。
【図5】別例の飛び出し防止装置を用いたシステムの回
路図。
【図6】別例の飛び出し防止装置を説明するための回路
図。
【図7】別例の飛び出し防止装置を説明するための回路
図。
【図8】従来例のエアシリンダの飛び出し防止装置を用
いたシステムの回路図。
【符号の説明】
1,71,71A,81,91,101,111…飛び
出し防止装置、2…流体圧アクチュエータとしてのロッ
ドレスタイプのエアシリンダ、4…移動体としてのピス
トン、5,6…圧力作用室、8,10…主流路、17…
主切換弁、31…第1弁部としてのシャトル弁、32,
32A…第2弁部としての2位置5ポート弁、33,3
3A…オンレディタイマ部、34…本体ボディ、35…
スプール収容空間、40…スプール、46…付勢手段と
してのスプリング、49…流体溜まりとしてのエア溜ま
り、55,56…弁座、57…弁体、61…スピードコ
ントローラ、62…壁、63…チェック弁、64…絞り
弁としてのニードル弁、72…デテント機構、73…デ
テント機構を構成する凹部、74…デテント機構を構成
する球体、75…デテント機構を構成する付勢手段とし
てのコイルスプリング、82…調整手段としての調整ね
じ、Pt…パイロットポート。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力流体によって駆動される移動体及びそ
    の移動体により区画される一対の圧力作用室を有する流
    体圧アクチュエータと、前記一対の圧力作用室内に前記
    圧力流体を交互に供給する主切換弁とをつなぐ一対の主
    流路上に設置され、前記移動体の駆動開始時における飛
    び出しを防止する装置であって、 前記両主流路からそれぞれ分岐する2つの通路のうち相
    対的に高圧となる側を連通させて当該高圧側通路を流れ
    る圧力流体を出力側に常時出力する第1弁部と、 前記両圧力作用室につながる前記両主流路の二次側領域
    と前記第1弁部の出力側とを連通し、かつ前記両主流路
    の一次側領域と二次側領域とをいずれも遮断する飛び出
    し防止状態と、前記両主流路の二次側領域と前記第1弁
    部の出力側との間を遮断し、かつ前記両主流路の一次側
    領域と二次側領域とをそれぞれ連通する通常使用状態と
    に切り換わる第2弁部と、 流体供給開始時点から所定時間経過後にオン状態になる
    ことで前記第2弁部を前記飛び出し防止状態から前記通
    常使用状態に切り換えるとともにそれ以降はその状態を
    保持するオンレディタイマ部とを備えたことを特徴とす
    る流体圧アクチュエータの飛び出し防止装置。
  2. 【請求項2】前記第2弁部は、本体ボディ内にスプール
    が移動可能に収容された2位置5ポート弁であることを
    特徴とする請求項1に記載の流体圧アクチュエータの飛
    び出し防止装置。
  3. 【請求項3】前記第2弁部は、本体ボディ内にスプール
    が移動可能に収容されたパイロット圧シングル駆動タイ
    プの2位置5ポート弁であり、前記オンレディタイマ部
    は、前記2位置5ポート弁のパイロットポートに接続さ
    れるとともに、前記第1弁部の出力側の圧力が一定値に
    到達したときにオン状態になって前記スプールを駆動す
    る流体圧式のオンレディタイマ部であることを特徴とす
    る請求項1に記載の流体圧アクチュエータの飛び出し防
    止装置。
  4. 【請求項4】前記流体圧式のオンレディタイマ部は、並
    列に接続されたチェック弁と絞り弁とからなるスピード
    コントローラと、流体溜まりとを直列に接続してなるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の流体圧アクチュエータ
    の飛び出し防止装置。
  5. 【請求項5】前記第2弁部は、前記飛び出し防止状態の
    ときのノーマル側位置に前記スプールを復帰させるため
    の付勢手段と、その付勢手段の付勢力を調整するための
    調整手段とを備えることを特徴とする請求項2乃至4の
    いずれか1項に記載の流体圧アクチュエータの飛び出し
    防止装置。
  6. 【請求項6】前記第1弁部は、対向して形成された一対
    の弁座と、前記両弁座間に往復動可能に配置されること
    で前記両弁座と接離する弁体とからなるシャトル弁であ
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記
    載の流体圧アクチュエータの飛び出し防止装置。
  7. 【請求項7】前記シャトル弁は前記本体ボディ内の通路
    に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の流
    体圧アクチュエータの飛び出し防止装置。
  8. 【請求項8】前記流体溜まりは前記本体ボディにおける
    スプール収容空間の端部に形成され、前記スピードコン
    トローラはその流体溜まりと前記シャトル弁形成部位と
    の間に位置する壁に設けられていることを特徴とする請
    求項4乃至7のいずれか1項に記載の流体圧アクチュエ
    ータの飛び出し防止装置。
  9. 【請求項9】前記スプールの少なくとも一端に、パイロ
    ット圧が所定値に到達するまでの間、前記飛び出し防止
    状態のときのノーマル側位置に同スプールを保持するた
    めのデテント機構を設けたことを特徴とする請求項3乃
    至8のいずれか1項に記載の流体圧アクチュエータの飛
    び出し防止装置。
  10. 【請求項10】前記デテント機構は、前記スプールの端
    部外周面に形成された凹部と、その凹部に係脱可能な球
    体と、その球体を前記凹部に係合させるべく同球体を前
    記スプールの径方向に付勢する付勢手段とを含むことを
    特徴とする請求項9に記載の流体圧アクチュエータの飛
    び出し防止装置。
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