JPH11230624A - 電子膨張弁の制御装置及び電子膨張弁の制御方法 - Google Patents

電子膨張弁の制御装置及び電子膨張弁の制御方法

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JPH11230624A
JPH11230624A JP10034497A JP3449798A JPH11230624A JP H11230624 A JPH11230624 A JP H11230624A JP 10034497 A JP10034497 A JP 10034497A JP 3449798 A JP3449798 A JP 3449798A JP H11230624 A JPH11230624 A JP H11230624A
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expansion valve
electronic expansion
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superheat
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Yoshihisa Miyashige
好央 宮重
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Saginomiya Seisakusho Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサエラー時においても、低圧カットある
いは液バックを起こさずに冷凍サイクルの運転を継続す
ることを可能とする。 【解決手段】 予め正常運転時における冷凍庫内の温度
と冷媒の流量を制御するための電子膨張弁の開度の関係
を表す庫内温度−弁開度データを記憶し、冷凍庫内の温
度を検出し、冷凍庫内の温度及び庫内温度−弁開度デー
タに基づいて電子膨張弁の開度を制御するので、冷凍庫
内の温度が検出できれば、正常な運転を継続することが
可能となり、例えば、蒸発器の入口温度センサあるいは
出口温度センサが故障した場合でも低圧カット、液バッ
クなどの減少を生じることなく運転を継続できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子膨張弁の制御
装置及びその制御方法に係り、特に冷凍システムにおい
て、電子膨張弁の制御を行うための電子膨張弁の制御装
置及びその制御方法に関するものである。
【0001】
【従来の技術】冷凍サイクルの冷媒制御を蒸発器入口温
度及び出口温度の差を過熱度として行う場合は、入口温
度センサあるいは出口温度センサがエラー状態となると
制御不能となり、通常の過熱度制御ができなくなる。こ
のため、従来においては、センサエラー時においては電
子膨張弁開度を全閉状態としてシステムを停止するとい
う方法が提案されていた。また、センサエラー時には、
強制的にある一定の開度に電子膨張弁を固定し運転を継
続するといった方法が提案されている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のセンサエラ
ー時の対処方法においては、システムの安全を重視して
電子膨張弁を全閉とした場合には、システムが停止する
ため、冷却物の損傷という事態が発生してしまうという
問題点があった。また、電子膨張弁の開度を一定開度に
固定する方法においては、液バックを起こしてしまい、
コンプレッサを破壊してしまう可能性があるという問題
点があった
【0003】そこで、本発明は、センサエラー時におい
ても、低圧カットあるいは液バックを起こさずに冷凍サ
イクルの運転を継続することが可能な電子膨張弁の制御
装置及び電子膨張弁の制御方法を提供することを課題と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の発明は、検出された冷媒の過熱
度に基づいて冷凍サイクルにおける前記冷媒の流量を調
整する電子膨張弁を制御する電子膨張弁の制御装置にお
いて、予め正常運転時における冷凍庫内の温度と冷媒の
流量を制御するための電子膨張弁の開度の関係を表す庫
内温度−弁開度データを記憶する記憶手段と、前記冷凍
庫内の温度を検出する庫内温度検出手段と、前記冷凍庫
内の温度及び前記庫内温度−弁開度データに基づいて前
記電子膨張弁の開度を制御する弁開度制御手段とを備え
たことを特徴とする電子膨張弁の制御装置に存する。
【0005】請求項1記載の発明によれば、記憶手段
は、予め正常運転時における冷凍庫内の温度と冷媒の流
量を制御するための電子膨張弁の開度の関係を表す庫内
温度−弁開度データを記憶する。一方、庫内温度検出手
段は、冷凍庫内の温度を検出し、弁開度制御手段は、冷
凍庫内の温度及び庫内温度−弁開度データに基づいて電
子膨張弁の開度を制御する。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記庫内温度−弁開度データは、所定の庫
内温度範囲毎の前記電子膨張弁の平均開度を表している
ことを特徴とする電子膨張弁の制御装置に存する。
【0007】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、庫内温度−弁開度データは、
所定の庫内温度範囲毎の電子膨張弁の平均開度を表して
いるので、実際の運転状態の変動の影響を受けることな
くより確実な弁開度制御が行える。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記冷凍サイクルが所定のサンプリング条
件を満たした運転であるサンプリング条件運転を行って
いるか否かを判別する運転状態判別手段と、前記判別に
基づいて前記冷凍サイクルが前記サンプリング条件運転
を行っている場合に、所定の庫内温度範囲毎に前記電子
膨張弁の開度を予め定めた所定の回数だけサンプリング
する弁開度サンプリング手段と、前記庫内温度範囲毎に
前記サンプリングにおける前記電子膨張弁の平均開度を
算出し、前記庫内温度−弁開度データとして前記記憶手
段に記憶させるデータ演算手段とを備えたことを特徴と
する電子膨張弁の制御装置に存する。
【0009】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、運転状態判別手段は、冷凍サ
イクルが所定のサンプリング条件を満たした運転である
サンプリング条件運転を行っているか否かを判別する。
弁開度サンプリング手段は、判別に基づいて冷凍サイク
ルがサンプリング条件運転を行っている場合に、所定の
庫内温度範囲毎に電子膨張弁の開度を予め定めた所定の
回数だけサンプリングし、データ演算手段は、庫内温度
範囲毎にサンプリングにおける電子膨張弁の平均開度を
算出し、庫内温度−弁開度データとして記憶手段に記憶
させる。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記運転状態判別手段は、前記冷凍サイク
ルの運転開始時においては、前記過熱度が増加方向から
減少方向に転じた時点で前記サンプリング条件運転を行
っていると判別することを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の作用に加えて、運転状態判別手段は、冷凍サ
イクルの運転開始時においては、過熱度が増加方向から
減少方向に転じた時点でサンプリング条件運転を行って
いると判別するので、運転が安定した状態になるまでは
サンプリングを行わない。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項3または請
求項4記載の発明において、前記運転状態判別手段は、
検出された前記過熱度が予め設定した設定過熱度以上の
場合に、前記サンプリング条件運転を行っていると判別
することを特徴としている。
【0013】請求項5記載の発明によれば、請求項3ま
たは請求項4記載の発明の作用に加えて、運転状態判別
手段は、検出された過熱度が予め設定した設定過熱度以
上の場合に、サンプリング条件運転を行っていると判別
するので、確実に運転が安定した状態でサンプリングが
行える。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項3ないし請
求項5のいずれかに記載の発明において、前記運転状態
判別手段は、検出された前記過熱度の減少速度が予め定
めた所定の最大減少速度以上となった場合には、前記サ
ンプリング条件運転を行っていないと判別することを特
徴としている。
【0015】請求項6記載の発明によれば、請求項3な
いし請求項5のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
運転状態判別手段は、検出された過熱度の減少速度が予
め定めた所定の最大減少速度以上となった場合には、サ
ンプリング条件運転を行っていないと判別するので、液
量過多の状態でサンプリングを行うことがない。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記運転状態判別手段は、検出された前記
過熱度が予め設定した設定過熱度未満の状態から前記設
定過熱度以上の状態に移行した後であっても、前記過熱
度が増加方向から減少方向に転じる時点までは、前記サ
ンプリング条件運転を行っていないと判別することを特
徴としている。
【0017】請求項7記載の発明によれば、請求項5記
載の発明の作用に加えて、運転状態判別手段は、検出さ
れた過熱度が予め設定した設定過熱度未満の状態から設
定過熱度以上の状態に移行した後であっても、過熱度が
増加方向から減少方向に転じる時点までは、サンプリン
グ条件運転を行っていないと判別するので、液量不足状
態でサンプリングを行うことがない。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項3ないし請
求項7のいずれかに記載の発明において、前記運転状態
判別手段は、前記弁開度制御手段が運転を停止している
状態では、前記サンプリング条件運転を行っていないと
判別することを特徴としている。
【0019】請求項8記載の発明によれば、請求項3な
いし請求項7のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
運転状態判別手段は、弁開度制御手段が運転を停止して
いる状態では、サンプリング条件運転を行っていないと
判別するので、確実に安定した運転状態でサンプリング
が行える。
【0020】請求項9記載の発明は、請求項3ないし請
求項8のいずれかに記載の発明において、前記運転状態
判別手段は、デフロスト動作中及び前記デフロスト動作
終了から予め設定した所定時間が経過するまでは前記サ
ンプリング条件運転を行っていないと判別することを特
徴としている。
【0021】請求項9記載の発明によれば、請求項3な
いし請求項8のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
運転状態判別手段は、デフロスト動作中及びデフロスト
動作終了から予め設定した所定時間が経過するまではサ
ンプリング条件運転を行っていないと判別するので、蒸
発器での負荷が増大している状態でサンプリングを行う
ことがない。
【0022】請求項10記載の発明は、請求項1ないし
請求項9のいずれかに記載の発明において、前記冷凍サ
イクルを構成する蒸発器の入口における前記冷媒の温度
である入口温度及び前記蒸発器の出口における前記冷媒
の温度である出口温度に基づいて過熱度を算出する過熱
度算出手段を有し、前記弁開度制御手段は、前記過熱度
算出手段が動作不能状態に至った場合に前記電子膨張弁
の開度を制御することを特徴としている。
【0023】請求項10記載の発明によれば、請求項1
ないし請求項9のいずれかに記載の発明の作用に加え
て、過熱度算出手段は、冷凍サイクルを構成する蒸発器
の入口における冷媒の温度である入口温度及び蒸発器の
出口における冷媒の温度である出口温度に基づいて過熱
度を算出する。一方、弁開度制御手段は、過熱度算出手
段が動作不能状態に至った場合に電子膨張弁の開度を制
御するので、入口温度あるいは出口温度が検出できない
場合でも継続して運転を行うことができる。
【0024】請求項11記載の発明は、請求項1ないし
請求項9のいずれかに記載の発明において、前記冷凍サ
イクルを構成する蒸発器の出口における前記冷媒の温度
である出口温度及び前記出口圧力相当温度に基づいて過
熱度を算出する過熱度算出手段を有し、前記弁開度制御
手段は、前記過熱度算出手段が動作不能状態に至った場
合に前記電子膨張弁の開度を制御することを特徴として
いる。
【0025】請求項11記載の発明によれば、請求項1
ないし請求項9のいずれかに記載の発明の作用に加え
て、過熱度算出手段は、冷凍サイクルを構成する蒸発器
の出口における冷媒の温度である出口温度及び出口圧力
相当温度に基づいて過熱度を算出する。一方、過熱度算
出手段を有し、弁開度制御手段は、過熱度算出手段が動
作不能状態に至った場合に電子膨張弁の開度を制御する
ので、出口温度が検出できない場合でも継続して運転を
行うことができる。
【0026】請求項12記載の発明は、検出された冷媒
の過熱度に基づいて冷凍サイクルにおける前記冷媒の流
量を調整する電子膨張弁を制御する電子膨張弁の制御方
法において、前記冷凍庫内の温度を検出する庫内温度検
出工程と、前記冷凍庫内の温度及び予め記憶した正常運
転時における冷凍庫内の温度と冷媒の流量を制御するた
めの電子膨張弁の開度の関係を表す庫内温度−弁開度デ
ータに基づいて前記電子膨張弁の開度を制御する弁開度
制御工程と、を備えたことを特徴としている。
【0027】請求項12記載の発明によれば、庫内温度
検出工程は、冷凍庫内の温度を検出する。弁開度制御工
程は、冷凍庫内の温度及び予め記憶した正常運転時にお
ける冷凍庫内の温度と冷媒の流量を制御するための電子
膨張弁の開度の関係を表す庫内温度−弁開度データに基
づいて電子膨張弁の開度を制御する。
【0028】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の発明において、前記冷凍サイクルが所定のサンプリン
グ条件を満たした運転であるサンプリング条件運転を行
っているか否かを判別する運転状態判別工程と、前記判
別に基づいて前記冷凍サイクルが前記サンプリング条件
運転を行っている場合に、所定の庫内温度範囲毎に前記
電子膨張弁の開度を予め定めた所定の回数だけサンプリ
ングする弁開度サンプリング工程と、前記庫内温度範囲
毎に前記サンプリングにおける前記電子膨張弁の平均開
度を算出し、前記庫内温度−弁開度データとして記憶す
るデータ演算記憶工程と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0029】請求項13記載の発明によれば、請求項1
2記載の発明の作用に加えて、運転状態判別工程は、冷
凍サイクルが所定のサンプリング条件を満たした運転で
あるサンプリング条件運転を行っているか否かを判別す
る。弁開度サンプリング工程は、判別に基づいて冷凍サ
イクルがサンプリング条件運転を行っている場合に、所
定の庫内温度範囲毎に電子膨張弁の開度を予め定めた所
定の回数だけサンプリングする。データ演算記憶工程
は、庫内温度範囲毎にサンプリングにおける電子膨張弁
の平均開度を算出し、庫内温度−弁開度データとして記
憶する。
【0030】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の発明において、前記運転状態判別工程は、前記冷凍サ
イクルの運転開始時においては、前記過熱度が増加方向
から減少方向に転じた時点で前記サンプリング条件運転
を行っていると判別することを特徴としている。
【0031】請求項14記載の発明によれば、請求項1
3記載の発明の作用に加えて、運転状態判別工程は、冷
凍サイクルの運転開始時においては、過熱度が増加方向
から減少方向に転じた時点でサンプリング条件運転を行
っていると判別するので、運転が安定した状態になるま
ではサンプリングを行わない。
【0032】請求項15記載の発明は、請求項13また
は請求項14記載の発明において、前記運転状態判別工
程は、検出された前記過熱度が予め設定した設定過熱度
以上の場合に、前記サンプリング条件運転を行っている
と判別することを特徴としている。
【0033】請求項15記載の発明によれば、請求項1
3または請求項14記載の発明の作用に加えて、運転状
態判別工程は、検出された過熱度が予め設定した設定過
熱度以上の場合に、サンプリング条件運転を行っている
と判別するので、確実に運転が安定した状態でサンプリ
ングが行える。
【0034】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の発明において、前記運転状態判別手段は、検出された
前記過熱度が予め設定した設定過熱度未満の状態から前
記設定過熱度以上の状態に移行した後であっても、前記
過熱度が増加方向から減少方向に転じる時点までは、前
記サンプリング条件運転を行っていないと判別すること
を特徴としている。
【0035】請求項16記載の発明によれば、請求項1
5記載の発明の作用に加えて、運転状態判別手段は、検
出された過熱度が予め設定した設定過熱度未満の状態か
ら設定過熱度以上の状態に移行した後であっても、過熱
度が増加方向から減少方向に転じる時点までは、サンプ
リング条件運転を行っていないと判別するので、液量不
足状態でサンプリングを行うことがない。
【0036】請求項17記載の発明は、請求項13ない
し請求項16のいずれかに記載の発明において、前記運
転状態判別工程は、検出された前記過熱度の減少速度が
予め定めた所定の最大減少速度以上となった場合には、
前記サンプリング条件運転を行っていないと判別するこ
とを特徴としている。
【0037】請求項17記載の発明によれば、請求項1
3ないし請求項16のいずれかに記載の発明の作用に加
えて、運転状態判別工程は、検出された過熱度の減少速
度が予め定めた所定の最大減少速度以上となった場合に
は、サンプリング条件運転を行っていないと判別するの
で、液量過多の状態でサンプリングを行うことがない。
【0038】請求項18記載の発明は、請求項13ない
し請求項17のいずれかに記載の発明において、前記運
転状態判別手段は、デフロスト動作中及び前記デフロス
ト動作終了から予め設定した所定時間が経過するまでは
前記サンプリング条件運転を行っていないと判別するこ
とを特徴としている。
【0039】請求項18記載の発明によれば、請求項1
3ないし請求項17のいずれかに記載の発明の作用に加
えて、運転状態判別手段は、デフロスト動作中及びデフ
ロスト動作終了から予め設定した所定時間が経過するま
ではサンプリング条件運転を行っていないと判別するの
で、蒸発器での負荷が増大している状態でサンプリング
を行うことがない。
【0040】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態について説明する。
【0041】[1] 冷凍システムの概要構成 図1に冷凍システムの概要構成ブロック図を示す。冷凍
システム1は、冷媒を圧縮するためのコンプレッサ2
と、冷媒を凝縮するためのコンデンサ(凝縮器)3と、
冷媒流量を制御するための電子膨張弁4と、冷媒を蒸発
させ、冷凍庫5内を冷却するための蒸発器(エバポレー
タ)6と、を備えて構成されており、コンプレッサ2、
コンデンサ3、電子膨張弁4及びエバポレータ6を配管
7により環状に接続している。
【0042】[2] 冷凍システムの制御系の概要構成 図2に冷凍システム1の制御系の概要構成ブロック図を
示す。冷凍システムの制御系は、冷凍庫5内の温度を検
出して庫内温度検出信号SINを出力する庫内温度センサ
11と、蒸発器6の入口における冷媒の温度を検出し入
口温度検出信号SENを出力する入口温度センサ12と、
蒸発器6の出口における冷媒の温度を検出し出口温度検
出信号SEXを出力する出口温度センサ13と、庫内温度
検出信号SIN、入口温度検出信号SEN及び出口温度検出
信号SEXに基づいて庫内温度データDIN、入口温度デー
タDEN及び出口温度データDEXを生成し出力するセンサ
データ演算部14と、を備えて構成されている。
【0043】さらに制御系は、入口温度データDEN及び
出口温度データDEXに基づいて演算を行い過熱度データ
DSPを出力する過熱度演算部15と、過熱度データDSP
を過熱度設定値データDREFと比較することにより電子
膨張弁4の弁開度に対応する弁開度データDVALを演算
する弁開度演算部16と、弁開度を冷凍庫5内の温度と
関係づけて記憶する庫内温度/弁開度記憶部17と、過
熱度設定データDSP及び予め設定した各種条件に基づい
て弁開度データDVALを庫内温度/弁開度記憶部17に
おいて記憶するか否か、すなわち、弁開度データDVAL
のサンプリングを行うか否かを判別するメモリ条件判断
部18と、庫内温度/弁開度記憶部17に記憶している
弁開度データDVALに基づいて庫内温度txを代表値と
する庫内温度範囲毎に平均弁開度データVAL_ave_txを演
算する平均弁開度演算部19と、入口温度センサ12及
び出口温度センサ13が正常に動作している場合には弁
開度データDVAL及び過熱度データDSPに基づいて電子
膨張弁4の弁開度を制御し、入口温度センサ12あるい
は出口温度センサ13の少なくとも一方がエラー状態に
ある場合には、庫内温度データDIN及び平均弁開度デー
タVAL_ave_txに基づいて弁開度を制御する弁開度制御部
20と、を備えて構成されている。
【0044】[3] 実施形態の動作 次に本実施形態の動作を説明する。この場合において、
予め冷凍システム1を継続的に運転可能な状態に電子膨
張弁4などが調整され、冷凍システム1が稼働されてい
るものとする。ここで、学習機能をスタートさせると、
メモリ条件判断部18は、過熱度データDSPに基づい
て、所定の条件判断を行い、庫内温度データDINに対応
する庫内温度/弁開度記憶部17に対し、サンプリング
を行わせるべく、判別結果信号を出力する。
【0045】これにより庫内温度/弁開度記憶部17
は、庫内温度データDINと弁開度データDVALをサンプ
リングし、センサエラー時に備えたデータ処理を行う。
ただし、サンプリングは、メモリ条件判断部18の判別
結果信号に基づいて、以下の〜の条件が満たされて
いる場合にのみ行われる。これは、正規の運転状態での
み、データを収集する必要があるからである。
【0046】 運転開始時は、過熱度の変化が増加
方向から減少方向に変化した段階からサンプリングを開
始する。運転が安定した状態になるまではサンプリング
を行わないようにするためである。 過熱度<設定過熱度の状態ではサンプリングしな
い。運転が安定した状態であるとはいえないからであ
る。 過熱度の減少速度が所定速度(例えば、0.5/
10[℃/秒]以上になった場合は、サンプリングを行
わない。液量過多の可能性が高いためである。
【0047】 過熱度が逆転状態(過熱度<設定過
熱度)から復帰(過熱度≧設定過熱度)した場合にはサ
ンプリングは行わない。この場合、当然過熱度は大きく
なるが、しばらくの間は液量不足状態になるためであ
る。そして、過熱度の変化が増加方向から減少方向に変
化した時点からサンプリングを再開する。 膨張弁コントローラが運転停止している場合はサ
ンプリングを行わない。この場合、安定した運転状態で
あるとはいえないからである。 デフロスト後は一時的に蒸発器での負荷が増大す
るため、デフロスト中及びデフロスト終了から所定時間
(例えば、5分間)が経過するまではサンプリングは行
わない。
【0048】[3.1] センサ正常動作時の動作 次に図3の処理フローチャートを参照して入口温度セン
サ及び出口温度センサが正常に動作している場合の冷凍
システムの動作について説明する。
【0049】まず、冷凍システムを稼働すると、学習機
能がスタートし、コントローラは、上記各条件を満たし
ているか否かを判別する(ステップS1) ステップS1の判別において、上記条件を満たしていな
い場合には(ステップS1;No)、メモリ条件判断部
18は、サンプリングを許可しない旨の判別結果信号を
庫内温度/弁開度記憶部17に出力し、庫内温度/弁開
度記憶部17は何も行わず、冷凍システム1の制御系1
0は通常の処理に移行する。ステップS1の判別におい
て、上記条件を満たしている場合には(ステップS1;
Yes)、メモリ条件判断部18は、サンプリングを許
可するための判別結果信号を庫内温度/弁開度記憶部1
7に出力する。
【0050】一方、庫内温度センサ11は、冷凍庫5内
の温度を検出して庫内温度検出信号SINをセンサデータ
演算部14に出力する。センサデータ演算部14は、庫
内温度検出信号SINに基づいて庫内温度検出データDIN
を生成し、庫内温度/弁開度記憶部17に庫内温度検出
データDINを出力する。
【0051】これらの結果、庫内温度/弁開度記憶部1
7は庫内温度データDINが庫内温度t1に相当するもの
である場合には、当該庫内温度t1に対応するサンプリ
ングデータメモリエリアVAL_sum_t1を選択し(ステップ
S2)、現在のサンプリングデータメモリエリアVAL_su
m_t1の値に今回の弁開度データDVALの値を加算する
(ステップS3)。
【0052】より具体的には、図4に示すように、例え
ば、庫内温度データDINが庫内温度−30.6[℃]に
相当するものである場合には、対応するサンプリングデ
ータメモリエリアVAL_sum_-30.5を選択し、現在のサン
プリングデータメモリエリアVAL_sum_-30.5の値に今回
の弁開度データDVALの値を加算することとなる。
【0053】次に前回までのサンプル回数データnの値
に1を加えて今回までのサンプル回数とする(ステップ
S4)。より具体的には、上述の例のように、庫内温度
データDINが庫内温度−30.6[℃]に相当するもの
である場合には、 n’=n’+1 とする。
【0054】続いてサンプリングデータメモリエリアVA
L_sum_t1にステップS3の処理で得られた新たな値を記
憶し、サンプル回数データnに新たなサンプル回数を記
憶する(ステップS5)。次にサンプル回数データnが
サンプル回数数の上限値であるnmaxに至ったか否か、
すなわち、 n=nmax か否かを判別する(ステップS6)。ステップS6の判
別において、サンプル回数データnがサンプル回数の上
限値であるnmax未満である場合には(ステップS6;
No)、すなわち、 n<nmax の場合には、学習処理を終了し、通常処理に移行する。
ステップS6判別において、サンプル回数データnがサ
ンプル回数の上限値であるnmaxに至った場合には、次
式により庫内温度t1が属する庫内温度範囲における弁
開度平均値データVAL_ave_t1を算出する(ステップS
7)。 VAL_ave_t1=VAL_sum_t1/n より具体的には、上述の例のように、庫内温度データD
INが庫内温度−30.6[℃]に相当するものである場
合には、 VAL_ave_-30.5=VAL_sum_-30.5/n’ とする。そして、再度サンプリングを継続すべく、サン
プリング回数データn=0に初期化して(ステップS
8)、学習処理を終了し、通常処理に移行する。
【0055】[3.2] センサエラー時の動作 次に入口温度センサ12あるいは出口温度センサ13の
少なくとも一方についてエラーが発生した場合の冷凍シ
ステムの動作について説明する。入口温度センサ12あ
るいは出口温度センサ13の少なくとも一方についてエ
ラーが発生した場合には、弁開度制御部20は、弁開度
データDVAL及び過熱度データDSPに基づく弁開度の制
御を中止し、センサデータ演算部14が出力した庫内温
度データDIN及び当該庫内温度データDINに対応する平
均弁開度データVAL_ave_txに基づいて弁開度を制御する
こととなる。
【0056】より具体的には、弁開度制御部20は、入
口温度センサ12あるいは出口温度センサ13の少なく
とも一方についてエラーが発生した場合には、弁開度デ
ータDVAL及び過熱度データDSPに基づく弁開度の制御
を中止し、例えば、センサデータ演算部14が出力した
庫内温度データDINが−31.2[℃]に相当するもの
である場合には、当該庫内温度データDINに対応する平
均弁開度データVAL_ave_-31.0に基づいて弁開度を制御
することとなる。
【0057】[4] 実施形態の効果 以上の説明のように本実施形態によれば、入口温度セン
サあるいは出口温度センサの動作エラーが発生し、過熱
度を演算できない場合でも、平均弁開度データVAL_ave_
txに基づいて弁開度を制御することにより、低圧カット
あるいは液バックを生じることなく運転を行うことが可
能となる。上記学習処理は一度スタートさせれば特に停
止させる必要はなく、常時ジョブとしてバックグラウン
ドで動作させ、一定サンプル数毎に平均弁開度データVA
L_ave_txを算出することとなる。これは一時的なサンプ
リングでは外気温度の変化あるいは負荷量の増減による
運転状況変化に伴う運転開度の変化に対応できなくなる
おそれがあるからである。
【0058】以上によってサンプリングされたデータか
ら計算された各庫内温度範囲における平均弁開度データ
VAL_ave_txに対応する平均弁開度は、当該庫内温度半に
おいて、必ず過熱度が逆転していない状態のデータであ
るため、入口温度センサ12あるいは出口温度センサ1
3が異常動作状態となっても、低圧カットあるいは液バ
ックを生じることなく運転を行うことが可能となる。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、記憶手段
は、予め正常運転時における冷凍庫内の温度と冷媒の流
量を制御するための電子膨張弁の開度の関係を表す庫内
温度−弁開度データを記憶し、庫内温度検出手段は、冷
凍庫内の温度を検出し、弁開度制御手段は、冷凍庫内の
温度及び庫内温度−弁開度データに基づいて電子膨張弁
の開度を制御するので、冷凍庫内の温度が検出できれ
ば、正常な運転を継続することが可能となり、例えば、
蒸発器の入口温度センサあるいは出口温度センサが故障
した場合でも低圧カット、液バックなどの減少を生じる
ことなく運転を継続できる。
【0060】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、庫内温度−弁開度データは、
所定の庫内温度範囲毎の電子膨張弁の平均開度を表して
いるので、実際の運転状態の変動の影響を受けることな
くより確実な弁開度制御が行える。
【0061】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、運転状態判別手段は、冷凍サ
イクルが所定のサンプリング条件を満たした運転である
サンプリング条件運転を行っているか否かを判別し、弁
開度サンプリング手段は、判別に基づいて冷凍サイクル
がサンプリング条件運転を行っている場合に、所定の庫
内温度範囲毎に電子膨張弁の開度を予め定めた所定の回
数だけサンプリングし、データ演算手段は、庫内温度範
囲毎にサンプリングにおける電子膨張弁の平均開度を算
出し、庫内温度−弁開度データとして記憶手段に記憶さ
せるので、安定した運転状態下でのみ庫内温度−弁開度
データを収集することができ、庫内温度さえ検出できれ
ば、庫内温度−弁開度データに基づいて安定して運転を
継続することができる。
【0062】請求項4ないし請求項9のいずれかに記載
の発明によれば、確実に安定した運転状態下でのみ庫内
温度−弁開度データを収集することができ、ひいては、
庫内温度−弁開度データに基づいて安定して運転を継続
することができる。
【0063】請求項10及び請求項11記載の発明によ
れば、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の発明
の作用に加えて、過熱度算出手段は、冷凍サイクルを構
成する蒸発器の入口における冷媒の温度である入口温度
及び蒸発器の出口における冷媒の温度である出口温度に
基づいて過熱度を算出し、弁開度制御手段は、過熱度算
出手段が動作不能状態に至った場合に電子膨張弁の開度
を制御するので、入口温度あるいは出口温度が検出でき
ない場合でも継続して安定した運転を行うことができ
る。
【0064】請求項12記載の発明によれば、庫内温度
検出工程は、冷凍庫内の温度を検出し、弁開度制御工程
は、冷凍庫内の温度及び予め記憶した正常運転時におけ
る冷凍庫内の温度と冷媒の流量を制御するための電子膨
張弁の開度の関係を表す庫内温度−弁開度データに基づ
いて電子膨張弁の開度を制御するので、冷凍庫内の温度
が検出できれば、正常な運転を継続することが可能とな
り、例えば、蒸発器の入口温度センサあるいは出口温度
センサが故障した場合でも低圧カット、液バックなどの
減少を生じることなく運転を継続できる。
【0065】請求項13記載の発明によれば、請求項1
2記載の発明の作用に加えて、運転状態判別工程は、冷
凍サイクルが所定のサンプリング条件を満たした運転で
あるサンプリング条件運転を行っているか否かを判別
し、弁開度サンプリング工程は、判別に基づいて冷凍サ
イクルがサンプリング条件運転を行っている場合に、所
定の庫内温度範囲毎に電子膨張弁の開度を予め定めた所
定の回数だけサンプリングし、データ演算記憶工程は、
庫内温度範囲毎にサンプリングにおける電子膨張弁の平
均開度を算出し、庫内温度−弁開度データとして記憶す
るので、安定した運転状態下でのみ庫内温度−弁開度デ
ータを収集することができ、庫内温度さえ検出できれ
ば、庫内温度−弁開度データに基づいて安定して運転を
継続することができる。
【0066】請求項14ないし請求項18のいずれかに
記載の発明によれば、確実に安定した運転状態下でのみ
庫内温度−弁開度データを収集することができ、ひいて
は、庫内温度−弁開度データに基づいて安定して運転を
継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷凍システムの概要構成ブロック図である。
【図2】冷凍システムの制御系の概要構成ブロック図で
ある。
【図3】センサ正常動作時の動作処理フローチャートで
ある。
【図4】庫内温度/弁開度記憶部内のデータ記憶状態の
説明図である。
【符号の説明】
1 冷凍システム 2 コンプレッサ 3 コンデンサ(凝縮器) 4 電子膨張弁 5 冷凍庫 6 蒸発器(エバポレータ) 7 配管 10 冷凍システムの制御系 11 庫内温度センサ 12 入口温度センサ 13 出口温度センサ 14 センサデータ演算部 15 過熱度演算部 16 弁開度演算部 17 庫内温度/弁開度記憶部 18 メモリ条件判断部 19 平均弁開度演算部 20 弁開度制御部 DIN 庫内温度データ DEN 入口温度データ DEX 出口温度データ DSP 過熱度データ DREF 過熱度設定値データ DVAL 弁開度データ SIN 庫内温度検出信号 SEN 入口温度検出信号 SEX 出口温度検出信号 VAL_ave_tx 平均弁開度データ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出された冷媒の過熱度に基づいて冷凍
    サイクルにおける前記冷媒の流量を調整する電子膨張弁
    を制御する電子膨張弁の制御装置において、 予め正常運転時における冷凍庫内の温度と冷媒の流量を
    制御するための電子膨張弁の開度の関係を表す庫内温度
    −弁開度データを記憶する記憶手段と、 前記冷凍庫内の温度を検出する庫内温度検出手段と、 前記冷凍庫内の温度及び前記庫内温度−弁開度データに
    基づいて前記電子膨張弁の開度を制御する弁開度制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする電子膨張弁の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子膨張弁の制御装置に
    おいて、 前記庫内温度−弁開度データは、所定の庫内温度範囲毎
    の前記電子膨張弁の平均開度を表していることを特徴と
    する電子膨張弁の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電子膨張弁の制御装置に
    おいて、 前記冷凍サイクルが所定のサンプリング条件を満たした
    運転であるサンプリング条件運転を行っているか否かを
    判別する運転状態判別手段と、 前記判別に基づいて前記冷凍サイクルが前記サンプリン
    グ条件運転を行っている場合に、所定の庫内温度範囲毎
    に前記電子膨張弁の開度を予め定めた所定の回数だけサ
    ンプリングする弁開度サンプリング手段と、 前記庫内温度範囲毎に前記サンプリングにおける前記電
    子膨張弁の平均開度を算出し、前記庫内温度−弁開度デ
    ータとして前記記憶手段に記憶させるデータ演算手段
    と、 を備えたことを特徴とする電子膨張弁の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電子膨張弁の制御装置に
    おいて、 前記運転状態判別手段は、前記冷凍サイクルの運転開始
    時においては、前記過熱度が増加方向から減少方向に転
    じた時点で前記サンプリング条件運転を行っていると判
    別することを特徴とする電子膨張弁の制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4記載の電子膨張
    弁の制御装置において、 前記運転状態判別手段は、検出された前記過熱度が予め
    設定した設定過熱度以上の場合に、前記サンプリング条
    件運転を行っていると判別することを特徴とする電子膨
    張弁の制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし請求項5のいずれかに記
    載の電子膨張弁の制御装置において、 前記運転状態判別手段は、検出された前記過熱度の減少
    速度が予め定めた所定の最大減少速度以上となった場合
    には、前記サンプリング条件運転を行っていないと判別
    することを特徴とする電子膨張弁の制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の電子膨張弁の制御装置に
    おいて、 前記運転状態判別手段は、検出された前記過熱度が予め
    設定した設定過熱度未満の状態から前記設定過熱度以上
    の状態に移行した後であっても、前記過熱度が増加方向
    から減少方向に転じる時点までは、前記サンプリング条
    件運転を行っていないと判別することを特徴とする電子
    膨張弁の制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項3ないし請求項7のいずれかに記
    載の電子膨張弁の制御装置において、 前記運転状態判別手段は、前記弁開度制御手段が運転を
    停止している状態では、前記サンプリング条件運転を行
    っていないと判別することを特徴とする電子膨張弁の制
    御装置。
  9. 【請求項9】 請求項3ないし請求項8のいずれかに記
    載の電子膨張弁の制御装置において、 前記運転状態判別手段は、デフロスト動作中及び前記デ
    フロスト動作終了から予め設定した所定時間が経過する
    までは前記サンプリング条件運転を行っていないと判別
    することを特徴とする電子膨張弁の制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれかに
    記載の電子膨張弁の制御装置において、 前記冷凍サイクルを構成する蒸発器の入口における前記
    冷媒の温度である入口温度及び前記蒸発器の出口におけ
    る前記冷媒の温度である出口温度に基づいて過熱度を算
    出する過熱度算出手段を有し、 前記弁開度制御手段は、前記過熱度算出手段が動作不能
    状態に至った場合に前記電子膨張弁の開度を制御するこ
    とを特徴とする電子膨張弁の制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項9のいずれかに
    記載の電子膨張弁の制御装置において、 前記冷凍サイクルを構成する蒸発器の出口における前記
    冷媒の温度である出口温度及び前記出口圧力相当温度に
    基づいて過熱度を算出する過熱度算出手段を有有し、 前記弁開度制御手段は、前記過熱度算出手段が動作不能
    状態に至った場合に前記電子膨張弁の開度を制御するこ
    とを特徴とする電子膨張弁の制御装置。
  12. 【請求項12】 検出された冷媒の過熱度に基づいて冷
    凍サイクルにおける前記冷媒の流量を調整する電子膨張
    弁を制御する電子膨張弁の制御方法において、 前記冷凍庫内の温度を検出する庫内温度検出工程と、 前記冷凍庫内の温度及び予め記憶した正常運転時におけ
    る冷凍庫内の温度と冷媒の流量を制御するための電子膨
    張弁の開度の関係を表す庫内温度−弁開度データに基づ
    いて前記電子膨張弁の開度を制御する弁開度制御工程
    と、 を備えたことを特徴とする電子膨張弁の制御方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の電子膨張弁の制御方
    法において、 前記冷凍サイクルが所定のサンプリング条件を満たした
    運転であるサンプリング条件運転を行っているか否かを
    判別する運転状態判別工程と、 前記判別に基づいて前記冷凍サイクルが前記サンプリン
    グ条件運転を行っている場合に、所定の庫内温度範囲毎
    に前記電子膨張弁の開度を予め定めた所定の回数だけサ
    ンプリングする弁開度サンプリング工程と、 前記庫内温度範囲毎に前記サンプリングにおける前記電
    子膨張弁の平均開度を算出し、前記庫内温度−弁開度デ
    ータとして記憶するデータ演算記憶工程と、 を備えたことを特徴とする電子膨張弁の制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の電子膨張弁の制御方
    法において、 前記運転状態判別工程は、前記冷凍サイクルの運転開始
    時においては、前記過熱度が増加方向から減少方向に転
    じた時点で前記サンプリング条件運転を行っていると判
    別することを特徴とする電子膨張弁の制御方法。
  15. 【請求項15】 請求項13または請求項14記載の電
    子膨張弁の制御方法において、 前記運転状態判別工程は、検出された前記過熱度が予め
    設定した設定過熱度以上の場合に、前記サンプリング条
    件運転を行っていると判別することを特徴とする電子膨
    張弁の制御方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の電子膨張弁の制御方
    法において、 前記運転状態判別手段は、検出された前記過熱度が予め
    設定した設定過熱度未満の状態から前記設定過熱度以上
    の状態に移行した後であっても、前記過熱度が増加方向
    から減少方向に転じる時点までは、前記サンプリング条
    件運転を行っていないと判別することを特徴とする電子
    膨張弁の制御方法。
  17. 【請求項17】 請求項13ないし請求項16のいずれ
    かに記載の電子膨張弁の制御方法において、 前記運転状態判別工程は、検出された前記過熱度の減少
    速度が予め定めた所定の最大減少速度以上となった場合
    には、前記サンプリング条件運転を行っていないと判別
    することを特徴とする電子膨張弁の制御方法。
  18. 【請求項18】 請求項13ないし請求項17のいずれ
    かに記載の電子膨張弁の制御方法において、 前記運転状態判別手段は、デフロスト動作中及び前記デ
    フロスト動作終了から予め設定した所定時間が経過する
    までは前記サンプリング条件運転を行っていないと判別
    することを特徴とする電子膨張弁の制御方法。 【0001】
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